①恋人にお願いされて、Lカップ爆乳美女である彼女の母親を抱いて孕ませ種付け交尾をする話 (Pixiv Fanbox)
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仙崎葉月にとって、彼は「娘の彼氏」に過ぎなかった。
男性へのトラウマがある自分とは違い、随分と社交的で明るく、人付き合いが豊富な娘の仙崎六花――の、彼氏。それが葉月にとっての彼であるのだ。
自分がどれほどに豊満な肉付きをしているか、葉月は自覚している。
「男を誘惑するような肉付き」や「そんな身体をしていたら襲われても仕方ない」や「レイプされたと言うけど、相手を殺すほどの抵抗をしなかったのは、即ち合意の上だったんだろ?」と偏見を抱かれてしまうような、無駄に大きな乳房に、臀部だ。
敏腕弁護士である葉月にとっては、それらの肉付きは嫌悪すべき存在であった。
ブラジャーで乳房をギチギチに締め付けて、スーツを着用しても――それは、圧倒的肥満の男性が肉付きを隠せないのと同じ。大きな乳房が胸元を膨らませることは避けられず――それは男達にとって、見くびられてしまうものであるのだ。
性被害にあった女性の事件のみを担当する、個人事務所だ。そうなれば当然、周囲の視線も良いものばかりではない。股間をギンギンに膨らませながら、”出るところに出れば、一発でアウトな発言”をしてくる彼ら。弁護士として独立をした頃は苦悩もあったが――、一人娘である仙崎六花を育てる必要があったのだ。今となっては開き直って、その発言を録音することによって、交渉を有利に進めることも出来ているのだが――
とにかく、仙崎葉月にとって男性は嫌悪する存在であったのだ。
理性的な思考よりも、股間の勃起を優先する愚かな存在。
女性に「いやだ、やめて」と拒絶をされても、股間が勃起している限り、彼らは日本語が通用しなくなってしまうのだ。悲惨な性犯罪の被害者を担当していく内に、葉月の男嫌いは、彼女自身でも気が付かないほどの根深いところで深まっていく。娘である仙崎六花はそれを心配している様子であったが――彼女が大学生になるほど、年を取ってしまったのだ。まともな恋愛経験もない自分は、このまま男嫌いであればいいと、葉月は半ば諦めていたのだが――
”彼”は――
そんな彼女の心に、いとも容易く入り込んできたのだ。
娘である六花の彼氏は、最初、”頼りない男”だと思っていた。
母親同士の付き合いがあった、幼稚園時代からの幼馴染み。「良い子」だとは思っていた。自由に、時には大人に反抗をする六花とは違い、大人に従うタイプの良い子だ。それが自分の子であれば、少し心配を抱くこともあったのだろうが――娘の親友であれば、彼の価値観を否定することは出来ない。好意は抱いていたが「将来、もしも娘と結婚するのならば、もう少したくましくなってほしいな」とは思う程度の存在であったが――
葉月から見た自分の娘は「傍若無人で、結婚すれば男を尻に敷くタイプ」であると思っていたのだ。
彼には頼りがいがなくても優しさがあれば、良い夫婦関係を築けるのだろうと思っていたのだが――
『あぐ……っ♡んおおおお……っ♡おおっ♡ほぉ……っ♡おっご……っ♡んぎゅ~……っ♡
あああ゛~……っ♡イぐっ♡イっぢゃう……っ♡んおおお……っ♡ほぉ……あ――っぐっ♡♡♡』
”びぐびぐびぐ~っ♡びっぐんっ♡びゅぐっ♡”
『ほぉ……んおお……っ♡んぎゅっ♡』
”にゅ~~…………っぽんっ♡”
『はぁ……はぁ……っ♡キミのちんぽ、やっば……っ♡
……んっ♡舐めろって……っ♡
ザーメンとマン汁まみれのおちんぽ……舐めさせるとか……っ♡ふぅ♡ふぅ♡
…………っ♡』
”んれぇ……っ♡れるれるれる……っ♡れろぉ~……っ♡”
仙崎葉月は――
娘のスマートフォンから、そのハメ撮り動画を見つけてしまったのだ。
クソみたいな男に捕まって、娘を孕まされて、逃げられた仙崎葉月にとって――
娘のプライバシー侵害というのは、肯定されるものだ。
自分に似て、男好きする豊満な肢体を持った六花。自分を賢いと思っている節があるそれは――悪い男達にとっては、性的興奮を助長するものにすぎないのだ。性被害専門の弁護士として様々な案件に目を通してきた葉月にとっては、娘を守ることは何よりも優先されているので、彼女に内緒でGPSアプリを入れていたし、スマートフォンの内容も筒抜けであったのだが――
そこに、ハメ撮り動画が存在していたのだ。
身体がカアと熱くなり、葉月は激しい動揺をした。
これが仮に「六花の彼氏が娘を脅迫して、彼女を強引にレイプしている」とあらば――葉月は、それが正常な男女関係であったとしても苦言を呈して、二人を別れさせようと考えたに違いない。
だが――
『ねぇ……っ♡お尻の穴、舐めてもいい?
え~?いいでしょ~?さっきお風呂場で綺麗にしたじゃ~ん♪
……ねっ、ねっ、パイズリもするよ♡アナル舐めパイズリしたいなぁ~っ♡キミのお尻の穴にぃ……っ♡私の、仙崎六花のなっが~いベロをいっぱいベロベロしてぇ……っ♡ママ譲りの爆乳で♡おちんぽむぎゅ~って挟んであげるんだよぉ♡
気持ちいいよぉ♡最高だよぉ~っ♡ねっ♡ねっ♡お願いします♡彼氏様♡ご主人様♡六花にぃ、ご主人様のお尻の穴舐めさせて?アナル舐めパイズリしながらぁ、キミのずっしり重たい金玉にぃ♡お鼻ぐりぐり~ってされるの好きじゃんか~っ♡
ねっ♡ねっ♡いいよね♡それ終わったらもっかいえっちしようね~っ♡』
そこに存在するのは――
娘がまるで、淫らな娼婦のように彼におねだりをする姿であった。
性経験が一度しかない葉月にとっては、そこに存在するものは信じがたい代物。
仕事柄アダルトビデオを目にすることはあったし、騙されて出演させられた彼女達を弁護することもあった。プライベートのハメ撮り動画を、リベンジポルノとして流出させられた被害者の場合は「こんなに仲睦まじくいたのに、別れてしまった途端に動画を全世界に晒すなんて――やはり、男というのは最低な生き物だ」という確信を深めることも出来たのだ。
それなのに、六花は幸せそうに――
目の前の雄に、従順に屈服しているのだ。
”六花さんのお母さん、何か手伝うことはありますか?”と、優しそうな笑みを浮かべていた彼の姿を葉月は思い出す。暴漢に襲われたとき、雄としては頼りなさそうな彼は――しかし「良い旦那になるのだろうな」と思う存在。それなのに、一糸まとわぬ彼の全裸は、身体がしっかりと引き締まっていて、腹筋がうっすらと割れているのだ。
最初は困惑していた様子だが、六花が激しいプレイを望んでいると考えてからは、彼は娘を強引に陵辱するばかり。全裸の六花に土下座をさせて、足を舐めさせたり――ケダモノのような咆哮で喘ぐ彼女を、寝バックでハメ潰したり――最後は仰向けになって、潰れた蛙のようになった彼女の首を絞めながら”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡”と、激しい破裂音を響かせて腰を叩きつけていくのだ。
性犯罪によって苦しんでいる被害者の、セカンドレイプになってしまうことを無視すれば――
裁判において、絶対に勝てないはずはないような証拠品だ。
だが、それは飽くまで、互いが非合意であった場合。三脚にスマートフォンを立てて撮影している以上は、プレイ後のピロートークも収録されており――
『ねえ、六花。苦しくなかった?』
『ううん……ってか、もっと激しいのしてほしいwおもちゃとか興味ない?……あと、アナルとか……♡』
と、六花の方からおねだりをしているところまで、映っているのだ。
自分の娘が、恋人に、非合意で激しい陵辱をされていたのならばともかく――彼女はむしろ、加害者として、優しい彼氏を強引なケダモノにさせているのだ。法律の話は置いておいて、一人の母親として、説教をするのならば彼氏にではなく娘になるのだ。
だから、そこにあるのは「証拠の動画」ではなく「恋人同士のラブラブいちゃいちゃ合意ハメ撮り動画」であり――
仙崎葉月は――
”くちゅり……っ♡”
「はぁ……はぁ……んんん……っ♡」
その動画を見て、子宮を疼かせてしまったのだ。
自慰行為に浸ることもあるが、それは飽くまで、身体の熱を鎮めるためだ。
ローターを購入したのは、自慰行為への興味ではなく「さっさと済ませるためには、道具を使った方がいいから」という知見に過ぎない。目を瞑り、秘部を弄るそれは生理現象の一部に過ぎない。人間である以上、小尿が出るように、大便を催すように、性欲を処理する必要があるだけだと思い――可能な限り心を無にして、それを手っ取り早く済ませていたのだが――
『んれぇ~……っ♡じゅるるるるっ♡あむあむっ♡むっちゅ~……っ♡
えへぇ♡
あんだけ出したのに……っ♡金玉重すぎっしょw彼氏様……っ♡』
目の前で、彼の睾丸に顔面を埋めながら蹲踞の体勢を取り――
恍惚に浸って、膣をくちゅくちゅとイジっている娘に、葉月はどうしようもなく興奮してしまったのだ。
「娘の彼氏とのハメ撮り動画を覗き見して、自慰行為に浸る」という最低な行為も、身体の疼きを鎮めるためならば正当化される。今までにない自慰行為を経験して、彼女は正気に戻り、その動画を削除しようとするのだが――どうしたところで、理性が本能を上回るようには出来ていないのだ。自身のスマートフォンに動画を移した後、彼女は何度もそれで、自らの熟れた肢体を慰めるばかりであった。
――――
「というわけでね?
スマホに入れていたハメ撮り動画で、ママがめっちゃオナってるんだよね……
責任、取ってくんない?」
あなたの目の前には今、仙崎六花が座っている。
エナジードリンクの入った缶ジュースに、ストローを挿して飲んでいる彼女。口紅を塗らずとも、薔薇色の血色は艶やかであるのだが――「お酒をストローで飲むと早めに酔いが回るのだから、エナジードリンクも同じだ」という謎の理屈を掲げて、わざわざ細めのストローを常備しているのだ。
「いやぁ~、それにしてもびっくりだよね。うん、位置情報アプリ入れられてるのも、監視されてるのも知ってたよ?バカじゃないんだから
……でもまぁ、ママには迷惑かけてきたし、それで安心してくれんならいいかな~って思ってて……
本当に大事なことは、逆にそれで隠しやすくなったし……
でもさぁ、まさかハメ撮り動画でオナニーするとはねぇ……
うちのママ、知ってるでしょ?クソみたいな男に引っかかって、捨てられて……私を孕んじゃって……
だから父親の顔も知らないんだよね
あっ、悲しい話じゃないから、そんな顔しないで?
そりゃまあさ、ママ的にはトラウマかもしれないし、私だってブスでガチャ歯で太りやすくてバカだったら怒ったよ?
でもまぁ……ほらっ、見てみなよ♪
キミには到底不釣り合いなくらいに、可愛くて歯並び綺麗でスタイル良くて、頭がいいんだからさっ♪
遺伝子ガチャ引かされたこと自体は不服だけど、SSR引けちゃったならあんまり不満もないしねぇ……ほんっと、ママ次第なんだよ
ママの男嫌い直すために、『いい男がママのこと押し倒さないかな~』とかも考えたんだけど……中々上手くいかないんだよねぇ。まず、家に男を絶対に呼ばないし。せめてレズに走ってくれるならさ?それでもまあいいんだけど……それすらないからなぁ~……
ママ可愛いじゃん?おっぱい大きいじゃん?
……だってさぁ、あんなおっぱいデカくて美人な弁護士、普通ちんぽおっきくするでしょ?
キミだってそうでしょ?
……いやいや、そこは否定しなくていいから。私よりもママを優先するなら怒るけどぉ、ママのことをえっちだと思わない男がいないのはさ、娘なんだから知ってるし……
んでぇ、ちょっと考えたんだけどさぁ……
キミ、ママとセックスしたくない?」
彼女は――
仙崎六花は、大学の学食でそれを堂々と口にするのだ。
ガヤガヤと混雑をしている学食において、本来ならば、誰かと誰かがくだらない会話をしても耳に入ることはない。スパイ映画で頻繁に目にする「本当に聞かれたくない情報は、あえて人混みの中で話すべきだ」と似ているものかもしれない。
だがそれは、スパイが飽くまで一般人を演じていればの話であり――
あなたの目の前にいる仙崎六花は、男達の注目の的であるのだ。
彼女の肢体は、圧倒的に雄好みをする、極上のスタイルをしている。
セーター越しにもわかる豊満な乳房の膨らみは、彼女の母親である仙崎葉月譲りのもの。街中を共に歩けば、大勢のスカウト達が彼女を放っておかない。それは主に、グラビアアイドルであったり、AV女優であったり怪しい物であるのは――
その肉付きがあまりにも淫靡であるからだろう。
長い黒髪に、気の強そうな目つきに、170センチ近い身長というのは――
大勢の男達にとって「ああいう女を、チンポでアヘアヘ言わせたらたまらねえだろうな~w」という代物であるのだ。
講義を受けている際に、退屈そうに肘を突きながら、ぼうっと黒板を眺めている横顔ですら――男達を虜にする美少女顔であるのが、仙崎六花という存在であるのだ。肌寒い時期にセーターを着用していても、彼女は母親とは違い、肌の露出を好む性質がある。淫らな曲線美を描く肩を丸出しにして、下半身は短いスカートで、ムチムチに分厚い太腿を大きく露わにしているのだ。
周囲の男達に聞き耳を立てるな、という方が無理な話であり――
彼女の言葉に、周囲は”ざわっ”っと動揺をするのだ。
「……勿論、冗談だけどね」
と、彼女はあなたに告げてから――
じいっと、あなたを見つめてくる。
あなたが仙崎六花の彼氏になれたのは、偶然に過ぎない。
女手一つで娘を育てている敏腕女弁護士というのは、どうやら、周囲の女性達にとっては好奇の目で見られる対象であるらしい。
人間というものは、自分が劣っていることを簡単には認められない存在。世界が公正であることを望むのは良いが、「公正に作られている」と考えれば話はおかしくなる。仙崎葉月は、同級生の母親達にとっては噂話の格好の的。今でこそ、彼女の事務所も軌道に乗り、仕事にも余裕が出てきているが――当時はまだ駆け出しであり、忙しく、ママ友同士の駆け引きをしている余裕もなかったのだ。
仙崎六花はその余波をくって、周囲から少し敬遠される存在であり――
一方であなたは、そんな事情をまるで知るよしもなかったのだ。
放任主義であったあなたの母親は、ママ友付き合いにおいてもまた、面倒なことは一切放置するタイプであった。どうしたことか、それが仙崎葉月と相性が良かったのだろう。あなたの母は、あなたが中学生に上がる頃に逝去するのだが――
それでも、仙崎家との付き合いは続いており――
だから、いつの間にか仙崎六花の幼馴染になっており――
”なし崩し的”に、あなたは彼女の恋人にさせられていたのだ。
あなたの人間的な魅力が長けていれば、六花が惚れたのだと自信を持つことも出来た。彼女は実際『私は誰でもいいとは言わないよ?キミが優しいから好きになったの』とは言ってくれるが、それを信じてはいない。「誰でもいいところに、たまたま、そばにあなたがいた」というのが、彼女の恋人になれた理由だと自覚しており――閑話休題。
とにかく、あなたは六花には到底不釣り合いな存在なのだ。
彼女は声を潜めて、周囲には聞こえないように囁いてくる。
「変なおじさんとかに狙われてるしさぁ、ママもさっさと、セカンドヴァージン捨てちゃわないとでしょ?
だから、キミに頼みたいんだけど……キミはどう?
うちのママ、結構エロいと思うんだけどな~っ♪」
六花はどこまでも、簡単に言葉を紡いでくる。
頭の血管が千切れるほど、胃に潰瘍が出来るほど、懊悩の末に浮かんだ救済策ではなく――どこまでいっても、彼女にとっては軽い理屈に過ぎないのだろう。
仙崎六花という存在は、彼女の母の賢さを遥かに超越した――どこか、神がかった雰囲気があるのだ。
IQテストでは異常に高い数値を叩き出し、高校時代の模試では全国一位を取るような存在。「家から通えて、ついでにキミと同じ大学がいいから」という理由で、そこそこ止まりの大学を選んではいるのだが、彼女は紛うことなき天才美少女であり、あなたの尺度で測ろうとするのが土台無理な話であるのだ。
だが――
”~~~~っ”
あなたは、それを拒まなければいけない立場なのだ。
「仙崎六花があなたの愛情を確認するために、わざと浮気の斡旋をしてきて、それを断ることで彼女への忠誠を誓う」という――さながら、戦国時代の逸話にありそうな理屈ではないと直感で理解していた。それでも、結局あなたは仙崎六花のことが大好きな身であるのだ。健全な男の子として、それはそうと――
それはそうと「そりゃまあ、葉月さんとセックス出来るなら幸せだけど」「彼女のママが爆乳美人弁護士で、熟れた身体を持て余しているなら、未来の娘婿として救済すべきだ」「頭の良くて、乳のデカい、美女の母娘丼というのは――果たして倫理観を抜きにして、一匹の雄猿になった場合、拒む方が不誠実だろう」と考えるものであるのだ。
だから、あなたは首を横に振るのだが――
「うん、そうだね、キミは簡単にはうんとは言わないよねぇ
いやはや、したいのはわかっているよ?男の子だもん♪キミのスマホの中のAV……ああっ、知らない振りはするよ?武士の情け。でもでも……男の子の性欲はちゃんと理解しているからさ……
……ねえ?
これ、見て……?」
仙崎六花というのは――
繰り返すが、天才美少女なのだ。
古代中国の科挙という逸話を聞く度に、圧倒よりも先に「ああ、きっと昔にも六花のような、人智の及ばぬ天才がいたのだろうな」と感じさせられていたのだ。彼女がそれを提案した以上、あなたは既に、お釈迦様の掌の上であるのだ。
あなたの逃げ道を潰すのは、たったの一手であり――
彼女がかざしたスマホの中には――
『んあ……っ♡ふぅ……ふぅ……んんんん……っ♡』
「盗撮カメラだよ?まさか自宅のトイレにあるとは思わないから、そりゃ無防備だよねぇ……っ♪
ねぇ?ママらしくない?私が大学行ってるんだからさ、寝室で堂々とオナればいいのに……っ♡
おトイレに隠れて、私とキミのハメ撮り動画見ながらぁ……っ♡
ローターで無様にオナってるの……かわいそうじゃない?」
仙崎葉月の、自慰行為の姿が映っているのだ。
盗撮AVで頻繁に目にするような、上から撮影された動画だ。
プールや温泉の更衣室ならばともかく、彼女もまた、自宅のトイレで警戒することなど一切ないのだろう。「工事の人を招き入れたわけでもないのに、家のトイレにカメラがあるかもしれない……っ!」と警戒しながら生きていくのは、頭のお薬の処方が必要になっていくのだ。
下半身を丸出しにして、クリトリスにローターをあてながら――
彼女は、あなたと六花のハメ撮り動画を眺めているのだ。
口を半開きにして、涎を垂らしながら――自身の膣にローターを押し当てる彼女。「んん……っ♡あ、ふぅ♡ふぅん……っ♡」と嬌声を噛み殺しながら、下半身をビクビクと弾ませるのだ。
誰に見られているとも思わずに、自慰行為に耽れば、それが無様になるのは当然だ。
あなただってきっと、部屋のPCの前で「六花とのセックスも気持ちいいけど、たまにはオナニーしたい気分もあるんだよな~」と上機嫌になりながら、下半身を丸出しにして、利き手でペニスをイジっているところを盗撮されれば――それはどうしようもなく無様で哀れな姿になるに違いないのだ。
だから、あなたの憧れとも呼べる仙崎葉月がどれほどに無様であっても、軽蔑することはないのだが――
「……ねぇ?
性欲旺盛なママを助けてあげられるの……キミだけなんだけど、どうする?」
仙崎葉月の自慰行為の映像を前に――
あなたの股間は、ムクムクと興奮をしてしまうのだ。
彼女の母親にはどこか、尊敬に近い感情を持っていた。
仕事が忙しく、帰宅が夜遅くなるので、あなたは六花の家に入り浸っていた。
どれほどに賢くても、彼女は退屈を持て余すことを嫌っていたのだ。あなたを半ばおもちゃにしていたのだが――閑話休題。とにかく、仙崎葉月というのは「親友のめちゃくちゃ美人な母親」と言うことで、あなたには畏怖に近い感情がわき上がっていたのだ。
ファンタジー系の児童文学における女神様というのは――
きっと葉月のような存在なのだろう、と幼心ながらに思っていたのだ。
どこか神聖な雰囲気を持ち、絶対に汚してはならない存在。家に持ち帰った仕事で、PCと向き合っているときは真剣な表情であるのに――あなた達を見つけると、穏和な笑みを浮かべてくる存在だ。もしもあなたに、初恋があるとするならば――それは六花ではなく、葉月なのだろう。ああ、彼女には死んでも言えないが――自分の初めてのオナニーのオカズは、実は仙崎葉月であったことをあなたは思い返しており――
「ママが嫌だって言うなら、このことは全部忘れていいから……ふふっ♪
ねぇ?
キミがお酒に酔ったら……すっごく大変だって、ママに告げ口しちゃったんだ♪
キミはお酒一杯で簡単にベロベロになっちゃって……私というものがありながら、他の女の子にも手を出そうとするヤリチンの男の子……っ♪女の子ならなんでもいいんだって♡穴ならなんでもいいんだって♡私としては、キミが性犯罪者にならなければいいからね♪相手が合意の上なら浮気しても別にいいんだけど、いやはや、非合意の相手をレイプしないか不安だよ……♡
――という設定だからね?
ふふっ♪今夜、うちにきてよ?
私はサークルで遅くなるらしいから……ママと二人きり……
何事もなければ……それでいいから、ね?」
仙崎六花の言葉に――
あなたは、強い拒絶をすることが出来なかったのだ。
自身の愛しい恋人を裏切って、他の誰かと関係を持つことは最初から考えていなかった。
スーパーモデル級の極上の美少女は――しかし倒錯的で、背徳に満ちた交尾を嬉々として行うのだ。時にはあなたを前に全裸土下座をして、足の指先を舐めしゃぶったり、尻穴に舌をぐりぐりとねじ込むくせに――時にはあなたを拘束して、乳首責め&オイルマッサージで雄潮を噴かせるまで亀頭を虐めてくる、気まぐれな少女であるのだ。彼女との性経験というのは、他のどんな娘よりも快楽に満ちあふれている。仮にソープに行きたいと思えば、その旨を六花に告げるだけで、あなたはマット付きラブホに招待されて、ローションまみれのにゅるにゅる爆乳泡踊りで遊ぶことが出来るのだ。
だが、六花の方から”それ”を提案してくれば話は別であるし――
何よりあなたは、あの仙崎葉月が、そんなことをするはずはないと思っていたのだ。
敏腕女弁護士である彼女は、娘を女手一つで育てた”女傑”とも呼べる存在。例えばあなたがイケメンヤリチン俳優であり、浅黒く焼けた肌で彼女に迫り、壁ドンをして、顎クイをして、耳元で膣を濡らすロートーンボイスで囁ければ話は別だが――
あなたという雄は至って普通の、何の取り柄もない、凡庸な存在に過ぎないのだ。
六花曰く「キミは女の子イジメの才能がある……ヤリチン様になれる存在だねぇ♪」という高評価であるが――あなたが彼女以外のメスを知らないように、彼女もまた、あなた以外の雄を知らないのだ。過剰な評価であるとは思っていたし、少なくとも――あなたを小学生の頃から知っている、仙崎葉月が、あなたという男に発情するとも思っていなかったのだ。
だから――
あなたはその日、当然のように仙崎家を訪れた。
「あら、ようこそ♪
……六花は帰ってくるのが遅れるらしいから、先にご飯食べていてだって……♪」
仙崎葉月は――
見目麗しい、極上の美女と呼べる存在だ。
若さを見せるための茶髪がかった髪であり、切れ長の瞳は娘の六花を彷彿とさせるもの。弁護士業に勤しんでいるときの彼女は、切れ者の才女の雰囲気を漂わせているが――、一人の母親として、娘の彼氏を迎える彼女は、穏やかでまんまるな雰囲気を漂わせているのだ。
当初は気苦労もあったのだろうが、一人娘は大学生になり、既に大学院進学も視野に入れているのだ。請け負う仕事の量も減らして、今はすっかりと余裕がある様子。熟女と呼ぶにはまだ若いが、しかし、小娘と呼ぶにはすっかりと熟れすぎた肉体の美女は――
はっきり言って「全然抱ける」を通り越して「めちゃくちゃヤりたい」と思う代物だ。
勿論、あなたには愛しい恋人がいるので、普段はそんなことを考える余地もないのだが――
今は、その張本人から「チャンスがあったらヤってΟK」という許可が出ているのだ。
「ちんちんが勃たなかったり、ママが、まあ、ないと思うけど、あんまりにも女として残念だったらヤらなくてもいいけど――もしそうじゃなくて、私に悪いから~とかで抱かないなら、別れるから」と、六花から付け加えられた条件もあるのだ。
目の前にいる葉月を、抱いてもいい女だと考えると――
途端に、あなたの股間には強い熱が灯ってくるのだ。
小学生の頃に、一緒にお風呂に入ったことが何度かある。当時の自分は愚かで「女の人のおっぱいは、あんまりじっと見てはいけない」と心の底から信じていたので、可能な限り目を逸らしていたのだ。遡ること十年以上前は、張りがしっかりと残っていた彼女の爆乳。十年の時が経てばきっと、最高の揉み心地になるのだろうなと――あなたは不遜にも、恋人の母が、衣服越しに浮かび上がらせる乳房のシルエットに感じてしまうのだ。
勿論――
その欲情が、結実に至ることは無いと思っていた
葉月にとって、あなたと六花は仲睦まじい恋人であるのだ。
家族ぐるみの関係性であり、今更、それを踏み壊すことはないのだ。
葉月に用意された夕食は、あなたの舌にも合うもの。互いに食卓を囲み、食器を洗い、さてと、少し落ち着いてリビングのソファに腰掛けたところで――
「……ねえ?
実は、いただきもののワインがあるんだけど……」
彼女は――
あなたの隣に腰掛けて、あなたを見つめてくるのだ。
「結構お高めのワインなんだけど……ほら、私はあんまりワインは飲まないし……あの子もお酒を飲まないでしょ?だからと言って、捨てちゃうのも勿体ないし……
あの……
もしよかったら……飲んでくれないかしら……っ♡」
あなたの憧れの存在であった、恋人の母親は――
あなたが酒に酔ったらどうなるか理解した上で、ワインを勧めてくるのだった。
――――
仙崎葉月にとって、娘の彼氏の酒癖というのは懸念事項であった。
性犯罪専門の弁護士にとっては「お酒のせいで、つい、前後不覚になって」という言い訳は唾棄すべき、最低の代物であると自覚していた。アルコールは脳細胞を破壊する力がある。合法であるのは「違法にした場合、危険なアルコールが世の中に出回って、人々をより蝕むから」という理由でもあるのだ。
いずれは娘婿になる彼が、酒席で問題を犯せばどうなることか。
娘である六花は自由な価値観を持っているので、浮気や不倫ならば許すだろうが――問題は強姦だ。酒に酔った彼が、望まない相手を押し倒してレイプしたとき――自分はそれを庇うのではなく、糾弾する立場に立たざるを得ないわけだ。悪いのは彼の本性ではなく、危険薬物のアルコールであるとは理解しているが――それでも、いずれ義母になる立場として、葉月はそれを絶対に避けなければいけない立場であり――
だから葉月は、彼を酔い潰させようと思ったのだ。
六花の言葉だけで「一生、断酒をしなさい」「でなければ、娘との結婚は認めません」と断じることは、弁護士としてではなく、人としてすることが出来ない。然らば、実際に彼と飲んでみて、酒癖を確かめることが第一。もしも――もしも、あり得ないことだが、仮に、恋人の母である自分に手を出してくるようならば、そのときばかりは断酒を命令する他にないと思っていたのだが――
”さわさわ……っ♡なでなで……っ♡しゅりしゅり♡もみもみっ♡むっにゅ……っ♡”
彼は――
葉月の肩に腕を回して、その身体を優しく愛撫してくるのだ。
「ん……っ♡ねぇ、本当に……マッサージ、なの?
……気持ちいいけど、んん……っ♡なんだか、手付きが……っ♡少し、やらしくて……っ♡
んっ、きゅ……っ♡あっ♡ちょ、ちょっと……っ♡」
マッサージという名目の手付きを、最初は受け入れざるを得なかった。
「いい歳をこいて、何を勘違いしているのだ」と――娘の彼氏に軽蔑されるのを、葉月は怖れたのかも知れない。時間はあっても、整体に行くことはどこか億劫で後回しにしていたツケが溜まり――彼の手付きに葉月は「んんっ♡あっ♡」と思わず声を漏らしてしまう。
女手一つで、女の子を育て上げた仙崎葉月にとって――
その男の手付きは、果たして何年ぶりに味わうものかもわからない。
子を孕んだ際の性行為から、二十年以上、男性経験を断ってきたのだ。
勿論、女手一つで子供を育て上げるに際して、大勢の男を頼ってきたし――彼らからのアプローチもあった。幼稚園の同級生の父親や、小学校の際の担任や、あるいは弁護依頼を受けた痴漢冤罪の男性が――自分と”良い雰囲気”を作り上げたいと思っていたのは理解している。デートと呼んでも差し支えのない接待を受けて、レストランでお酒を飲んで、その勇気があれば、押し倒されてもおかしくはなかったのだが――
仙崎葉月はそれらから、全て、逃げてきたのだ。
あるいは、初体験での失敗がトラウマになっていたのかもしれない。多少は名の知れた弁護士になり、講演依頼を受けることもある。若い子達には「失敗を繰り返すことは怖いが、再度前に進まなければならない」「一度の失敗で足踏みして、二度目に挑むことを怖れるのは最も愚かである」と偉そうに語っていながら――葉月は全く矛盾する行動を取っており――
だから――
娘の彼氏から感じる、雄としての力強さに――
”きゅん……っ♡きゅんきゅん……っ♡”
と、子宮を思わず疼かせてしまうのだ。
学割を使って、スポーツジムに通っている彼の身体は――とても硬く、強く、引き締まっている。彼がそんなことをするはずはないと理解しているが――それでも、仮に彼に襲われてしまえば、葉月は肉体的な抵抗をすることが不可能であるのだ。異性を相手にするとき、密室に共にいてはならず、信頼出来ない飲み物を口にせず――”万が一”が訪れた際にはワンタップで警察に通報できる準備を怠ってはならないと自負していた。
”男好きする豊満な肉体”、”性犯罪を担当するのは、その話で興奮するからだろう”、”どうせその身体を使って、加害者家族や検察やマスコミと寝て、有利な情報を引き出しているのだろう”と揶揄される自らの肉体。好きで淫らに育ったわけではないのだが、好奇の視線は十代の頃にすっかりと慣れてしまった。初体験での失敗の後は、二度と、同じミスを犯さないようにと思い――自らの身体の価値をしっかりと理解した上で、暴漢達を前に隙を見せないと決意していたのだが――
”さわさわ……っ♡むにゅ……っ♡もみもみもみ……っ♡”
「はぁ……はぁ……っ♡んんん……っ♡
あ……くぅ~……っ♡そこ……っ♡んん……っ♡はぁ、んんん……っ♡」
娘の彼氏であるはずの、酒癖の悪い雄を前に――
仙崎葉月は、まるでそれを望むかのように受け入れてしまったのだ。
強引に拒絶をすれば「ちょっと、勘違いしすぎでしょおばさんw」「いやぁ~、性欲旺盛なおばさんは想像力が豊かだw」「あんな可愛くて若い彼女がいるのに、おばさんにちょっかいかけるわけないでしょw」と言われてしまうそれが怖かったのかもしれない。
いや――それらの全ても言い訳であるのかもしれず――
葉月の頭の中には――
小さなスマートフォンの画面に映し出された、ハメ撮り動画が残っているのだ。
しっかりとしていて、適当な男に弄ばれることがなさそうな自分の娘が――彼の睾丸に何度も何度もキスの雨を降らしたり、肛門に舌を這わせながらじゅるじゅると淫靡な水音を鳴らしている光景。自分がそれをするというのは、彼女にとっては考えられないことだが――同時に、子宮が本能的に疼いてしまうのも、止められはしないものであるのだ。
最初はマッサージということで、彼は肩や二の腕や背中を触っていたのだが――
徐々にその手付きは、彼女の身体の”芯”へと近づいてくる。
寝間着にも使っているラフな格好は、肩を出した代物であり――娘である六花が、自分の為にプレゼントしてくれたものだ。「まるで、寝所ではしたなく旦那を誘う妻のような衣装だな」とは思ったものの、誘う相手がいない以上は、素直にそれを着用していたのだが――
嗚呼、あるいはそれすらも、今の彼にとっては「お母さんが先に誘ったんじゃないですか」という言い訳になるのかもしれない。
性犯罪は加害者が絶対的に悪いし、被害者に罪はないが――
同時に、弁護士としてではなく一人の母親として「でも、勘違いした男性が犯罪を覚悟で襲ってくる以上、自分の身は自分で守らないといけない」と考えてしまうのだ。
それなのに、今の私は彼を勘違いさせている。酒に酔った彼が正気になれば――どうなっていくのか。今の葉月には想像すら付かないのだ。
それなのに――彼の大きな手に――
女性には存在しない、ゴツゴツとした硬さに弄ばれるばかりで――
だから――
”さわ……っ♡”
「あ……っ♡」
彼の手が――
内腿を撫でてきても、葉月は抵抗をすることが出来ないのだ。
長年、メスとしての機能を放棄してきたそこに――現役バリバリの、強い雄が手を伸ばしてくるのだ。これが居酒屋であり、隣が同業の青年であれば強く拒めるのだが――今の仙崎葉月にとっては、乾いた大地に降り注ぐ雨のように、全てが受け入れられていくものであるのだ。「もしも、お義母さんが強く拒めばやめよう」と彼は考えていたのかもしれないが――
「…………っ♡」
葉月は――
抵抗せずに、ごくりと唾を飲み込むだけだ。
それは彼にとって、スタートを告げる号砲であり――
”さわさわ……っ♡”と内腿を撫でる手は、力強さを増していく。
肩に回した腕は、葉月の胸元を”こしょこしょ……っ♡しゅり……なでなで……っ♡”と、触れるか触れないかの距離で愛撫していくのだ。
電車の中の痴漢が「いや、これは偶然触れただけだが」「自意識過剰にもほどがあるんじゃないか?」と言い逃れをするような、卑劣な手付き。本来であれば、弁護士としてそこに激昂をすべきであっても――衝動に身を任せて怒りを抱くには、余りにも歳を取り過ぎた。しかも――怒った後で彼がどうなるか、今の葉月には容易に想像が付くのだ。恋人の母親を”女”として見て、襲おうとしたことを彼は悔いるだろう。優しい心を持った男の子だ。そのまま、六花との関係も断ってしまえば母親としては失格であり――
いや――
それらは全て、後付けの言い訳だ。
今の葉月の心を占めるのは――
「全部、彼のせいにしたい」という感情であるのだ。
シラフの彼は流石に、自分を襲ったりはしないだろう。だが、今の彼は酒に酔っている。事後に葉月が寛大な態度を見せて「あなたに迂闊にワインを飲ませた私にも責任があるから、今日のことは悪い夢だと思って――、六花には内緒にしましょう?」という態度を取ることも出来るのだ。
そう思ってしまえば、葉月は、二十年ぶりに感じる雄の逞しさに抗うことが出来ない。
ワンピース型の寝間着であり、彼は布地をたくし上げて――
”ぬちゅり……っ♡”と、ショーツ越しの秘部を撫でてくるのだ。
幼い頃の、ぼーっとしている印象ばかりが強かったが――今の彼は、仙崎六花という飄々とした美少女を、ベッドの上で組み伏せて屈服させる程度には強い雄であるのだ。少し、体勢が苦しくて身体を動かそうとするのだが――”ぐっ”と力を込めて、彼は葉月が逃げないように拘束をしているのだ。
彼の硬い身体に、太い腕に、分厚い胸板に――
今の葉月は、身体を火照らせてしまうばかりなのだ。
本気で抵抗をしても、物理的に逃げることが不可能であると――自覚をしてしまう。大声を出せば、彼はあるいは、正気に戻ってくれるのかもしれない。正気に戻れば、この状況は終わってしまうのだ。だから――葉月は唇を噛み「んぎゅ……っ♡ふぅ♡んぐ……っ♡ぁ……っ♡ん……きゅぅ……ん♡」と嬌声を押し殺すばかりだ。
彼の手が、胸元に触れてくる。
さわさわと撫でる手付きは、腋から横乳へと移動して――そして、乳房へと向かってくるのだ。就寝前のナイトブラは着用しているが――それでも、分厚い布地を隔てた先にある指で、乳首が刺激されてしまうのだ。娘に授乳をして以来、ほとんど、触れたことがない性感帯だ。たまに行う自慰行為の際も、下半身ばかりを触るので――
だから、胸への刺激はきっと、十数年ぶりになるわけで――
「んん……っ♡あっ♡はぁ……っ♡んきゅ……っ♡
だめ、よ……っ♡だめ、だから……っ♡」
葉月はそのまま上体を曲げて、快楽に悶えるばかりだ。
彼は葉月に覆い被さるようにして、乳房と秘部を愛撫している。あるいは娘である六花も、同様の性感帯なのだろうかと葉月は考える。身長は同じくらいで、肉付きも近いのだ。彼女のブラジャーを間違えて着用して仕事に出たとき、「なんだか今日は、少し身体の調子が悪いな」と考えて、家に帰ってから「ああ……娘の下着だったから締め付けが強かったのか……」と理解をする程度――の誤差に過ぎないのだ。
身体の形状が似ている以上、性感帯もきっと同じなのだろう。
自分の娘が彼とイチャイチャしている光景を想像する。こうして、彼の家でソファに座りながら映画でも見て――どちらからともなく、お互いの身体を求め始めるのだろう。今の自分は、彼を酒に酔わせて、それを行ってもらっている状況。弁護士としては絶対に許しておけないそれを――「でも、仕方ないことだから」と言い訳をする卑劣さに反吐が出るが――
”お母さん……っ
何カップあるんですか……っ?”
彼が耳元で囁く言葉に――
葉月は”びくんっ♡”と肉体を弾ませてしまうのだ。
セクハラ混じりに、中年男性達にそれを聞かれることはある。
最初の頃は強い軽蔑を感じていたが、今となっては慣れたものだ。「ああ、この人間を信頼することは絶対にやめておこう」と内心では決意しながらも、さらっと受け流すことが出来るのだが――
”ごくり……っ♡”
今の葉月は――
彼の質問に、生唾を飲み込んでしまうのだ。
「答えてもいいのだろうか?」という疑問は残念ながら、ほとんど湧いていない。
それよりも問題は、ネットでまれに見る「男の子は、大きすぎるのは逆に嫌がる」という言説だ。
彼の性癖というものは、葉月には理解が出来ない。自分の娘が、性的に奔放であるのは理解していても――それに付き合わされる彼が、何を望んでいるのかはわからないのだ。自分の娘の大きな胸が、彼の許容できる限度であった場合――大きすぎる自分の胸を軽蔑してしまうのではないかと思うと――
恐怖と、同時に仄暗い興奮を感じて――
「ええと、その……変だと思わないかしら……?
……Lカップ、だったと思うわ……っ♡
前に測ったときは、110センチくらいの……っ♡そ、その……っ♡
やっぱり……大きすぎるかしら……?」
葉月は、彼に素直に答えてしまうのだ。
三センチと一カップ、鯖を呼んだ答えであったのだが――どうやらそれは、彼の琴線に触れた様子。”110……L……やっべぇ……六花よりもでけぇ……”と漏れた声に、本来ならば母親として怒るべきなのだろうが――
「そ、そうかしら……?
大きいの……嫌いじゃない……?」
今の葉月は、女としての悦びが勝ってしまうのだ。
”脱がせますね”と耳元で囁かれれば、葉月はもう、抵抗をすることが出来ない。
ソファに押し倒されて、彼の手によってワンピースを脱がされてしまう。目の前にいるのは、経験の少ない童貞男子というわけではないのだ。いや――娘以外の恋人がいなかったとしても、彼は性的経験に関しては、葉月を遥かに凌駕しているのだ。目の前にいるのがヤリチン男子であると思うと、葉月は、被害者となる女性の気持ちが理解出来てしまう。酔いから冷めれば大変なことになるとわかっていても――それが真実の愛でないとしても――
本能で、居心地の良さを求めてしまうのだ。
ふかふかで暖かいお布団に包まれて、睡魔が襲ってくれば「ああ、食べ終わった後の食器、水を張っておかないと後で大変に……」と思っても抵抗が出来ないのと近いのかもしれない。仕事の関係で会う男達に、そうして強引に迫られても嫌悪感しか抱かないが――やはり、あのハメ撮り動画が大きかったのだろうと葉月は確信をする。決して愚かではなく、望まない性交渉をするような性格ではない自分の娘が――目の前の雄には、従順な雌として屈服している光景だ。このまま、酒に酔った彼が、自らの肉棒の勃起を鎮めたいと本能のままに動けば――
それだけで葉月は、自分が今後一生得られない幸福を味わえるとわかってしまうのだ。
「……あっ♡」
”しゅるしゅる……っ♡”と、衣服を剥がれて――
「……へ、変じゃないかしら……?
ごめんなさい、その……言い訳するわけじゃないけど……
娘を産んだ後……誰かに見せるつもりもなかったから……
あんまり、綺麗な身体じゃないけど……っ♡」
仙崎葉月は、下着姿を娘の恋人に晒すのだ。
言葉では謙遜をしたが「万が一があったとき」のために、彼女は事前に風呂場で、むだ毛の処理を丹念に行っていた。それでも、彼女の言葉は本心だ。娘を一人産んでから二十年が経っているので”産後”は身体のラインが崩れる言い訳にはならないが――
しかし、誰かに見せるために特別な鍛錬を積んでいたわけでもないのだ。
それでも、ジムに通っている彼女の身体は、年齢を感じさせない程度にはしっかりと引き締まっている。
「仙崎さん家は、母親しかいないから」と言われないように、娘の食生活には気を配ってきた。弁護士という仕事柄、収入面においては、夫婦二馬力の家庭にも劣っていないという自負はあったのだ。栄養学を勉強して気を使った料理を作っていたし、時間がないときも、管理栄養士の資格を持った家事代行に食事作ってもらっていたのだ。
その甲斐もあってか――あるいは、彼女自身の才能であるのか――
娘の仙崎六花は、トップモデルやグラビアアイドルを凌駕するような最高の肢体をしているのだ。
母親としては、もう少し太ってお肉を付けてもらった方が安心をするのだが――それを言うべきではないと理解していた。
そして――
繰り返すが、仙崎葉月の身体は娘に近いものであるのだ。
彼にとっては「大学生の娘がいる年齢の、経産婦が、まるでトップ女優のように最高のボンキュッボンをしている」という事実だ。欲情が滾ったのか――彼はブラジャーで締め付けられた谷間に、顔面を埋めてくる。勝負下着というわけではないが、自分が所有している下着の中で、見られても最も”マシ”なものは選んでいるのだ。レースが付いた黒のブラジャー越しの谷間に、彼が鼻を埋めてくる。男性経験のほとんどない葉月であり――娘の六花も早熟であったので、早い段階で甘えてこなくなったのだ。彼が自分よりも体躯の大きな雄であったとしても、感覚的には子供でもある以上は――
そうして甘えられることに、葉月の子宮はきゅんきゅんと疼いてしまうのだ。
だが同時に――彼の手は葉月の下半身へと伸びていく。
経験豊富な彼にとっての懸念事項は「二十年近く、男を断ってきた女というのは――果たして経産婦として扱うべきか、生娘のように触れるべきか」というものなのかもしれない。
仙崎葉月は、彼の手を受け入れるばかりであり――
”ぬちゅ……っ♡ぬちぬち……っ♡くちゅり……っ♡ぬちぬちぬちぬち……っ♡”
彼は――
下着の中に指を突っ込んで、秘部を責め立ててくるのだ。
二十年ぶりに感じる男のテクニックは――しかし、彼女が全く未経験の代物。自分の分身とも言うべき、娘である仙崎六花で、彼は数多の性経験を済ませているのだ。
時折、嫌々のように自慰行為を済ませるだけの葉月とは、経験値もまるで違い――
「んんん……っ♡あっ♡……くぅ、んん……っ♡ふぅ……ふぅ……んきゅ……っ♡」
葉月は――
彼の手付きに、嬌声を噛み殺すばかりだ。
二十年近く、男性経験がなかったというのに――どうやら彼女の身体は、まだ、女としての悦びを忘れてはいないらしい。息子同然のように扱っていた、幼い少年が――今は一匹のオスとして、葉月の膣を責め立ててくるのだ。クリトリスを、触れるか触れないかの距離で”つん♡つんっ♡”と撫で回してくるくせに――膣肉をほぐすように、強引に指でかき回してくるのだ。
大きな乳房をしているのが――豊満な臀部を持っているのが――果たして、優秀な雌であると葉月は思っていない。しかし、こと繁殖本能において、それは軽視してはならないものであるのだ。”子を孕む為の母胎としての才能”に関して、葉月は自らを疑ったことはなく――彼の強引な手マンによって、彼女の膣肉は簡単に愛液を溢れさせてしまう。
閉経まではまだまだ時間もある。そこまでの年齢ではない。頭では理解しているが――
葉月の肉体はどうやら、彼が、自分の人生における最後の雄であると理解してしまうのだ。
彼は片手で手マンをしながら、もう反対の手で葉月の胸を揉みしだく。
男達に下衆な視線を向けられたり、セクハラのような発言をされたり、あるいは慢性的な肩凝りとそれによる偏頭痛に悩まされる度に忌々しく思っていた、113センチのMカップだが――
「んん……っ♡あっ♡はぁ……っ♡……んんんっ♡ちょ、っと……っ♡その、触り方……っ♡あっ♡ごめんなさい……っ♡声、出ちゃって……っ♡」
彼の大きな掌で揉みしだかれると――
葉月の子宮は”きゅんっ♡”と疼いてしまうのだ。
彼の手が葉月の背中に回る。三段ホックのブラジャーはきっと、童貞男子であれば困惑するのだろうが――彼は娘の六花で、既に何度も経験済みであるのだろう。恥ずかしながら葉月は、”それ”が外されるまで気が付かず――
「あ……っ♡」
自身の乳房を剥き出しにされて――
そこでようやく、気が付くのだ。
乳輪が大きく、乳首の色は沈着している。娘のように艶やかで、ピチピチな乳房とは違うのだ。一人の娘を母乳で育て上げた、誇らしいとも思えるそれも――目の前の雄と性行為を行っていれば「幻滅されたら、どうしよう」と不安を抱いてしまうものであるのだが――
”葉月さん……
めちゃくちゃエロいです……っ”
彼は葉月の耳元で囁いて――
そのまま、乳首に舌を這わせてくるのだ。
幼子が母乳を飲むために、必死に唇で吸い付いてくるのとはまるで違う――女性の性感を高める為の、艶めかしい舌使い。舌先で乳首をコロコロと転がされる快楽に、葉月は身悶えしながら身体をよじらせるばかりだ。
自身の身体の、一%にも満たない、数センチの突起を舌先で舐められるだけで――彼女の下腹部には、痺れにも近い快楽が生じるのだ。性経験が少ない葉月ならば、簡単に顎が疲れてしまうのだろうが――目の前の雄は、まるで違う。六花はスパルタな部分があり、彼の受験勉強に厳しく付き合っていたのを思い出す。彼のテクニックは、六花に”仕込まれた”ものであるのだろうが――
自分の娘が、自らを満足させるために仕込んだそれに――
「んにゃ……っ♡あっ♡はぁ……んんん……っ♡
んきゅ……っ♡ふぅ♡んんん……っ♡あっ♡あん……っ♡」
葉月は悶えてしまうばかりなのだ。
彼はやがて、乳首から唇を離して――体勢を変える。
「あ……っ♡」
葉月の下半身へと、彼の手が伸びてくるのだ。
ショーツの裾を掴み、それを降ろそうとしてくる彼に――
”ばっ!”
「…………っ♡」
葉月は――
咄嗟の反応で、その手を押さえ込んでしまうのだ。
嫌なわけが――あるはずもない。
娘の彼氏に襲われて、全身を愛撫されて、乳首を舐められながら膣を濡らしてしまったのだ。ここまできて、我慢をするというわけにはいかない。
理解をしていても、本能は別だ。
「……三つ、お願いがあるの……っ♡」
葉月は上目遣いで彼を見つめながら、言葉を囁くばかり。
二十歳若ければ、小娘のように媚びた態度を取ることに躊躇はなかっただろう。だが――今の彼女は、大学生の娘を持つ母親なのだ。娘の彼氏に、媚びを売り、おねだりをするという屈辱も、今は背徳感を煽るスパイスにすぎない。
「一つは……あの子には、六花には内緒にすること……♡今日のことは、全部……お酒のせいだから……っ♡あの子には、内緒にしてあげるし……あなたも、内緒にしてあげてちょうだい……っ♡
二つ目は……♡お酒は、その……飲むなとは言わないけど、あの子と二人きりのときだけ……節度のある飲み方だけにしてちょうだい……っ♡
……み、三つ目は……っ♡」
仙崎葉月は――
”この関係は、今日だけのこと”と言うつもりであった。
彼の欲望に火を付けてしまったのは自分。「お酒を飲んだら、彼は見境のない性欲猿になる」と娘から聞いていて――「と言っても、大したことはないだろう」と高をくくって酒を勧めたのも自分。弁護士としての葉月はきっと、自らの罪を弁護することは出来るが――母親としての葉月と――
そして、女としての仙崎葉月は別物だ。
彼の愛撫を許して、乳を吸わせて――そこまで行ってから「やっぱり、恥ずかしいからいやよ」と拒むことが許されないと葉月は知っているのだ。だから、せめてもの譲歩として一晩だけの関係にしようと思っていたのだが――
「…………♡
なんでも、ないわ……っ♡
条件は、二つだけ……だから……っ♡」
その一言は――
彼女という雌にとっては、どうしても口に出せない言葉であるのだ。
大学生の母親として――性犯罪を扱う弁護士として――適当な男を漁って性欲を満足させるわけにはいかない。自分の身体が、女として”上玉”すぎるのも葉月にとっては不幸だ。紳士的な態度で、互いに性欲処理をするだけの関係を求めているのに――相手は常に、鼻の下を伸ばしながら、スーツ越しの爆乳をジロジロと視姦してくるのだ。「嗚呼、この男は一度関係を持ったら、本気になって迫ってくるのだろう」と感じてしまえば、仙崎葉月はその男との肉体関係を持つことは出来ないのだ。
目の前にいる彼が自分に夢中になれば――
火照った身体の熱を、冷ましてくれるのではないかと思うと――
”ずるずる……っ♡”
「……んっ♡
変じゃない……かしら……っ♡」
娘の彼氏が、自らのショーツを剥ぎ取ってくるそれも――
彼女にとっては、簡単に受け入れてしまえるものなのだ。
彼は鼻息を荒げながら、葉月の膣を見つめてくる。
目の玉がひん剥かれそうなほどに、大きく見開かれた視線であり――
それは彼女の背骨を、ピンと伸ばすものであるのだ。
「……あの、六花のと……比べたらいやよ……?
二十年近く前でも……子供を産んだお腹なんだから……っ♡あの子の、若いのと比べたら……っ♡少し、ショックかもしれないけれど……っ♡ええと、えっと……っ♡
入れちゃえば……きっと、気にならないからね……?」
その言葉が、口から衝いて出た瞬間に――
葉月は”かぁ……っ♡”と赤面をしてしまう。
ぐじょぐじょに濡れた膣を、自分の娘の同級生に見られている時点で恥じらいも何もないのだが――「性欲が暴走してしまった娘の彼氏を、性犯罪者にさせないために」と「それに乗じて、自らの欲求不満を解消するため」では、彼女の中ではまるで別物であり――
”びぐびぐ……っ♡”
彼もどうやら、葉月の言葉を聞き逃してはくれなかったようだ。
ズボン越しでもわかるほどに、肉棒がビグンと弾む。
自身の熟れた秘部を見つめて、目の前の雄が興奮をしていることに――「この穴に挿入して、腰を振りたい」と思ってもらえることに――葉月は否応なしに発情してしまうのだ。
どれほどの時間が経過したのかはわからない。
「膣が乾いてしまいそうなほどに長く」と表現をするには、余りにも、愛液が溢れすぎている。見られれば見られるほどに、むしろ、興奮は増していくばかり。
彼はやがて膣から視線を離して、ズボンを脱いでいく。
洋画や海外ドラマは好きであったが、アカデミー賞の主演男優賞を受賞した男優のヌード姿にはあまり、好ましいと思う感情はなかった。「ああ、ここで女性客や、あるいは同性愛者の男性を興奮させたいのだな」という媚びの売り方に、むしろ、少し萎えた感情を抱いていたのだが――
”かちゃかちゃ……っ”とベルトを外して、ズボンを脱いでいく、目の前のストリップショーに――
葉月は”♡”をたっぷりと含ませた、荒い吐息を漏らすばかりなのだ。
そうして、露わになった彼の肉棒は――
”ごくり……っ♡”
「ふぅ……ふぅ……っ♡
ご、ごめんなさい……っ♡はじめて、ってわけじゃないけど……ちゃんと間近に見るのは、久しぶりで……っ♡
だから……ええっと……♡
入るのかしら……私の中に、そんな大きいのが……っ♡」
葉月の想定を遥かに超えた――
”剛直”とでも呼ぶべき、大きな肉棒であるのだ。
おへそに触れそうなほどに反り返った、逞しくて強靱な肉棒。小さな頃に、六花と彼と一緒にお風呂に入ったことはある。皮も剥けておらず、小さく粗末なそれは”象さん”と形容をするのが理解出来るほどに、可愛らしい代物であったのだ。本物の母親でもないので、皮を剥いて洗うべきだと教えるのはやめておいたのだが――
今、目の前にある仮性包茎の大きな逸物に――
葉月の子宮は”きゅん……っ♡”と疼きを得てしまうのだ。
「娘の彼氏の勃起チンポを前に、内腿をモジモジと擦り合わせて、身体を疼かせている」という状況であっても――最早、仙崎葉月に恥を感じていられる余裕はない。
自身の顔の前で、堂々と突き出た肉棒を、葉月はスマホ越しに何度も見ていた。
自身がお腹を痛めて産み、女手一つで苦労をしながら育ててきた愛しい娘。彼女のためならば、比喩表現でなしに、自分の命を捨てても構わないと思っている仙崎六花が――その肉棒にアヘアヘと喘がされて、だいしゅきホールドで射精を懇願している光景だ。きっとそれが、男親であれば怒りで脳の血管がブチ切れるのだろうが――、そのセックスを六花側が望んでやっているとあらば、葉月にとっては事情が違うのだ。聡明で賢く、少なくとも、学生時代の成績では自分を遥かに上回っている娘が――肉棒を前にすれば、理性を忘れた一匹の獣になるという事実。娘と肉付きが似ている自分ならば、きっと、簡単にハメ潰されてしまうのだろうという肉棒が――
目の前でギンギンに隆起した状態で、存在しているのだ。
「えっと……っ♡ふぅ……んん……っ♡
どう、すればいいのかしら……っ♡
ごめんなさい……っ♡あの……っ♡私、こういうことするの……っ♡二十年ぶりくらいだから……っ♡
……リードしてくれないかしら、あなたの方で……っ♡
あなたの命令なら……従うから……ねっ?」
葉月は目の前の肉棒越しに、上目遣いの媚びた視線を浮かべて――
娘の彼氏を相手に、媚びへつらう態度を見せつけながら、勃起した肉棒を見つめている。
彼に促されるままに、葉月は肉棒に手を触れる。「ん……っ♡熱くて……硬くて……っ♡ふぅ……んんん……っ♡」と、思わず声が漏れてしまうのは――男を悦ばせるための演技ではなく、彼女の本心だ。
女としての性欲は昂ぶり、相手には困らずとも――強い理性によってそれを拒み続けてきたのだ。カラカラに乾いたスポンジが、いとも容易く水滴を吸収するように――今の葉月は、雌としての本能に突き動かされている。喉の奥から唾液が溢れてきて、彼女は、涎をこぼすことを我慢できない。
ギンギンに勃起して硬い肉棒は、女の身体では絶対に感じられない存在だ。
あるいは一人娘が一人息子であれば、もう少し、心の準備も出来ていたのかも知れないが――今の葉月にとってそれは、二十年ぶりに感じる雄の逸物であるのだ。彼の竿部分をゆっくりとシゴくのは、最早、「このくらいが気持ちいいのか、それとも痛いのか」ということを覚えていないから。娘の膣内で抽送されて、淫水焼けして少し浅黒くなった肉棒は――血管が浮き出そうなほどに、最大まで勃起している。
「……私で、興奮して……こんなに硬くなってくれたの……?
ん……っ♡もう、やめてってば……っ♡おばさんなんだから……っ♡
そんな、お世辞言われても……恥ずかしいだけだもの……っ♡
……これ、触ればいいの?
……あの、ええとね……前の旦那のも、ちゃんと触ったこと、ないから……っ♡
だから……痛かったら、ごめんなさい……っ♡」
葉月は彼に促されるままに、睾丸に手を伸ばす。
二十年前の一晩を思い出すのには、あまりにも時間が経ちすぎていた。
生体知識として知っている陰嚢は「柔らかくて、ふにふにしていて、男の子の弱点である」というものだが――今は、肉棒の勃起に引っ張られて、袋の部分がパンパンに張り詰められているのだ。指先で優しく触れると――内側にコリコリとした感触が、二つ、存在する。女の子を孕ませるために、ここで精子を作っているのだと思うと――それを、自分のようなおばさんに触らせて、彼が肉棒を硬くしているのだと思うと――葉月はもう、止まらなくなるのだ。
そのまま、葉月は彼の肉棒を愛撫し続ける。
娘のように性に積極的になり、愛しい恋人の性感帯を探り続けて、熟練のテクニックを得る――というそれとは、まるで違う代物であるのだ。下手くそな手付きはきっと「処女の方がマシ」と言われるものであるのだろう。それでも目の前の彼は、不満を一つ口にすることなく、葉月を優しい視線で見つめてくれる。「自分がおちんぽを撫で回すことを、彼は受け入れてくれる」「睾丸を触っても、彼は拒絶しないで許してくれる」というそれだけで、目の前の雄に好意を抱くことがどれほどに愚かか理解していても――
葉月は、少しも止まることはないのだ。
「ねえ……これ……
咥えてみてもいいかしら……っ♡
……うんっ♡その、ね……?六花みたいに、上手には出来ないと思うの……っ♡
前の旦那とも、興味はあったけど、していないから……っ♡
だから……ええと……っ♡
色々と……あなたに、仕込んで欲しいの……っ♡
もう、こんな歳だから……今後、あなた以外とそういう関係にはならないだろうし……あっ!違うのよ?その、責任を取れとか言ってるんじゃなくて……
どうせ、するなら……
あなたに満足して欲しいから……っ♡」
葉月の言葉に、彼は優しく頷き――
”……あむっ♡”
葉月は――
目の前の雄の剛直を、口に咥えるのだ。
顎が外れてしまうのではないかと感じるほどに、大きな亀頭を咥えて――
そのまま、舌を動かしていく。
口の中に広がる、濃厚な雄の味。女性の汗や体液とはまるで異なる――どこか、しょっぱさを感じさせる肉棒の味なのだ。亀頭の先っちょから、小尿や精液が溢れることは知っている。少なくとも、周囲の男達の股間から生えた肉棒をしゃぶりたいと思ったことは、一度もないのだが――目の前にいる彼は別だ。やけどしそうなほどに熱を帯びた陰茎を咥えて、美味しくないけど、彼を満足させるためには仕方ないと思うそれにすら――葉月は、強い興奮を湧き上がらせる。
彼を誘う前に、スマホで「初めてでも成功するセックステク」というサイトを見ていたのは――
きっと自分が、こうなることを望んでいたからかもしれないと葉月は考える。
口の中いっぱいに広がる、濃厚な雄の味。歯を立てないように唇で覆って――それだけで、今の彼女には精一杯であるのだ。頭部を動かして、肉棒を抽送する余裕などあるはずもなく――舌先をもごもごと動かすのみだ。
ハメ撮り動画の中で、六花は、喉の奥深くまで肉棒を咥え込んでいた。
自身の娘が邪悪な男に調教されているのならば、そこには深い怒りと嫌悪が沸き上がるのだが――何度も繰り返すが、それは性に奔放な娘による、逆調教とも呼ぶべきものなのだ。目の前にある肉棒は、言ってしまえば、娘が愛用している肉バイブに過ぎない。それも――あの聡明な娘が、どはまりしてしまうほど優秀な雄の逸物であるのだ。
やがて彼は、葉月の頭を優しく撫でてくる。
”じわぁ……っ♡”と瞳が潤ってくるのは、あるいは、長年の間誰にも甘えることが出来なかった故かもしれない。ダメだ、泣いてはダメだ――と思い、葉月は、自身の頭に添えられた彼の手を握り返す。上目遣いで彼を見つめて、一度瞬きをして、”肯定”の意を示すのだ。「おばさんのテクじゃ気持ち良く出来ないから、少し強引でもいいから」という意図が伝わったのか――それとも、彼が暴走したのかはわからないが――
彼は、葉月の頭を掴んで――
”どちゅん……っ♡”
「――んぼぉ……っ♡おご……っ♡ん、ぶぅ♡おおおお゛っ♡」
”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡ぐぶっ♡ぶじゅっ♡じゅぶっ♡ぶびゅっ♡ぶぼ……っ♡”
強引に腰を叩きつけてくるのだ。
イラマチオと呼ぶそれは、葉月の、性経験の少ない喉では簡単に受け入れられないもの。
喉の奥を直接小突かれるそれに、少なからず嘔吐感も沸き上がってしまうのだ。
それでも――彼の前で無様な醜態をさらすことは耐えられないと――
今更だと笑われても、大人の意地が存在するのだ。
必死に我慢をしながら、彼の抽送を受け入れていく。
瞳から涙がこぼれるのも、きっと、喉の奥を直接小突かれることへの息苦しさによる生理現象だと――彼は理解をしてくれるに違いない。いい年をこいたおばさんのプライドのために、彼の肉棒を便利に使っているそれに、罪悪感もあるのだが――
やがて彼は、身体を”ぶるるっ♡”と震わせれば、それで十分すぎるのだ。
彼を早漏だと笑うことはなく――むしろ「こんなおばさんの身体で、すぐに興奮をしてくれるなんて嬉しい……っ♡」と、年齢に相応しくない乙女のような感情が葉月にはわき上がるのだ。彼の求めに応じて、葉月は腰に両腕を回す。喉奥を貫かれても、苦しいだけで死にはしないのだ――と、開き直ってしまえば、そこにいるのは一匹の雌犬に過ぎない。彼の肉棒は、先端を”ぷくぅ♡”と膨らませて、鈴口を開き、そうして――
”びゅるるるるる~っ♡びゅるるるっ♡びゅっぐんっ♡どっびゅんっ♡びゅるるる~っ♡”
”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡びゅるるるるっ♡どぴゅどぴゅっ♡びゅるる~っ♡”
”びゅくんっ♡どぴゅっ♡びゅ~っ♡びゅるるるるっ♡びゅっくんっ♡”
”…………っ♡♡♡”
「――――ん、ぼぉ…………っ♡」
彼は葉月の喉奥に、精液を解き放っていくのだ。
頭部を鷲掴みにする掌には、力が込められて、青筋が”ぴきぴき……っ”と浮かび上がるほどだ。”ああ、しぬ、ころされる……っ♡”と本能で感じ取るほどの力強さに――葉月はうっとりと膣肉を濡らして、マン汁を”ぼと……ぼと……っ♡”と溢れさせるばかり。「とは言えど?自分は大人だし?本気の本気で抵抗をすれば止めることは出来るだろう」という楽観が――まるで愚かなバカ女の発想であるのだと突きつけられる、雄の凶悪とも呼べる性欲に――
”ぬ~~~――っぽんっ♡”
「げほっ♡ぜほ……っ♡えほえほっ♡……はぁ゛っ♡あぐぅ……っ♡」
葉月は後悔一つ浮かべることもなく――
恍惚に浸った顔で、目の前の雄を見上げるばかりなのだ。
喉の奥に直接精液は流し込まれたが、逆流して暴発した分が、口元や鼻の穴からあふれ出している。とてつもなく無様な姿であり、しかも彼は、射精直後の俗に言う”賢者モード”であるのだ。この無様な姿に、肉棒が萎えてしまっても文句は言えない。不貞がバレたときに、娘に幻滅される自分もリスクを背負っているが――
それ以上に、幼馴染の恋人と破局を迎える彼の方が、ずっとずっと危険な立場であるのだ。
酔いが覚めてしまっても、おかしくはないのだが――
”ぎんぎん……っ♡”
彼の肉棒は――
射精直後であるというのにも関わらず、逞しくそそり立っているのだ。
思わず見惚れてしまって、内腿を擦りつけてしまう――逞しい肉棒。どんな無様な醜態であっても、惚れた相手であれば好ましく思うそれが――目の前の彼の感情なのかもしれない。仮説を頼りに、葉月は飲み込みきれずに溢れた精液を指で掬い、それを舌で舐め取る。青臭い雄の、苦い精液を舌で味わうと――それだけで女としての本能が疼いてしまうのだ。女子中高生の小娘であれば、きっと、ごっくんと飲み込むことは考えられないのだろうが――今の葉月は、恋人の母親として彼を興奮させる必要があるのだ。少しも躊躇をすることはなく、精液を飲み込むと――彼の肉棒は”びっくんっ♡”と弾んでくれる。だから、彼にとっての自分は「恋人の母親が男日照りで同情した」とか「娘と中々ヤる機会がなく、性欲が溜まって誰でも良かった」とか、そういった存在ではなく――しっかりと発情に値する、エロい雌であるのだと思うと――
年甲斐もなく、仙崎葉月の乙女心は昂ぶるばかりであった。