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 部屋の空気が変わったのは、直後のことだった。

 あなたは元々一般人であり、巻き込まれた存在であり、魔術のことはほとんど詳しくない。最低限の知識はあるのだが、付け焼き刃でどうこう出来るほどに甘い世界でもないのだ。「自分が使うことよりも、使われたときにどうすべきかを考えるべきだ」と言われており──

 本来ならば、油断をせずに部屋を飛び出すべきであったのだ。 

 カルデア内は安全──とは言え、それはあくまで”比較的”という言葉が付くもの。敵対勢力がその気になれば、カルデアの内に忍び込むことは簡単であるし──ぐだぐだな時空になれば、そもそもどんな防御魔術も無意味であるし──さらには、人理を救うために協力しているはずなのに、あなたに害をなすようなサーヴァントも少なからず存在しているのだ。

 だからあなたは常に気を張って、異変が起きれば、即座に自分の身の安全を確保しなければいけなかったのだが──


「マ、マスター!?……う、動けません……っ♡」


 今から──

 コルデーにお掃除フェラをしてもらう、という場面ではどうすることも出来なかったのだ。

 コルデーのお掃除フェラというものは、ナイチンゲールのように事務的で、淡々と、しかし愛情がたっぷりに込められたものではない。あなたの肉棒に顔を寄せて、すんすんと臭いを嗅ぎ──肉棒にギリギリ触れない一ミリの距離で、下をれろれろと動かしたり──ちゅっ♡ちゅ~っ♡っと、肉棒へと甘い口付けを落とすだけの、生意気な態度を見せてくるものなのだ。

 膣の中から白濁とした精液を垂れ流して”俺様に支配された雌猫のくせに、生意気な態度で挑発しやがって”とあなたの興奮を煽るそれは、勿論、あなたの大好物であるのだ。「小さいままお掃除フェラをしてしまえば、洗い残しがあるかもしれないので、ギンギンに勃起させてから舌で汚れを舐めとるべきですよ♡」という彼女の言葉は、一理を感じさせるものであったので、受け入れていたのだが──


「部屋の空間が……まるで、魔術で支配されているかのようで……っ!マスター……警戒してください……っ!」


 そんな状況で、油断をするなという方が無理な話であるのだ。 

 

 深刻な状況ではなく、ぐだぐだなものであればいいな──と、あなたは心の底から願う。

 部屋の外に何か、人影を感じる。

 ああ──そこから入ってくるのが、シリアスな空気をぶち壊すちびノブであればどれほど良いかと思っていると──


”ぷしゅぅ”と、自動ドアが開いて──


「……申し訳ありません、先輩……


 驚かせてしまいましたか?」


 眼鏡をかけた美少女が、部屋に脚を踏み入れてくるのだ。


 彼女は”超”が付くほどの美少女だ。 


 艶やかな紫色の前髪は長く、視線を隠せるほどだ。普段の彼女が無言で紅茶を飲んでいると、「まるで、お淑やかで清純な文学少女のようだな」と思えるのに──あなたを見つけた瞬間に、ぱぁっと明るい表情を浮かべて、大型犬のように「先輩♪先輩♪」と声をかけてくるのだ。パーカーを羽織っているので身体のラインは隠れているが──それでも、胸元の豊満な膨らみを隠しきることは出来ない。

 あなたが今までに過ごしていた、平和な世界にこの美少女がいればどうなったことか。

 制服姿の彼女はきっと、数多の男子生徒達の精液を搾り取るに違いない。

 大勢の男達にとって彼女の身体は、どうしようもないほどに欲情の対象であるのだ。眼鏡をかけて、大人しく、内気な態度であるのも男の子にとっては興奮の対象。制服のブラウスを持ち上げる胸元の膨らみを持ち、容姿も”超絶美少女”で、常に、なんだか良い匂いを漂わせている彼女は──

「ナンパは千回断られても一回だけ成功すればいい」や「振られる後悔よりも、告白できない後悔の方が大きい」や「彼女のような美少女は告白慣れしているので、振られたところで大したダメージを感じる必要はない」と言った──

 ヤリチンの、女の子の事情を考えないクソみてえな理屈の被害者となってしまうに違いない。

 あなたは仮に、彼女と同級生でも告白はしなかっただろうが──それは”あまりにも勝ち目がないから”というものであり、彼女から告白されれば一も二もなく頷いたに違いない。今でこそ、あなたは110センチ超えの爆乳美女達とのハーレムを築けているが──普通の男子高校生にとっては”Cカップあれば十分巨乳”、”寄せてあげて、胸に谷間が出来れば満足”という代物であるのだ。それが──制服越しでもしっかりとわかる膨らみとあらば、我慢をしろという方が無理な話。推定Eカップのその乳房に邪な感情を抱き、妄想に耽るのが当然なのだ。

 あなたも、コルデーと初体験に至るまでは、彼女に淡い恋心を抱いていた。

 もちろんそれは、圧倒的な性欲の前には簡単に吹き消されるような代物。コルデーという美少女の肉体を好き放題に弄ぶ権利がある中で、彼女に固執していられるほど、あなたという雄の恋心は強くないのだ。未だに彼女への好感度は、少しも下がることはないが──いつでもどこでも、あなたが望めば、アナル舐めパイズリで精液を搾り取ってくれる美少女というのは──あまりにも、相手が悪すぎるのだ。


「す、すみません……驚いてしまいましたよね?


 コルデーさんも、すみません、驚かせるつもりはなかったのですが……ええと、その……


 先輩にどうしても、その……伝えたいことがありまして……」


 彼女は──


 マシュ・キリエライトは、後ろに手を組みながらあなたに告げてくるのだ。


 胸元を強調するようなポーズであり、あなたの視線は否応なく、そこに吸い寄せられる。

 コルデーや三蔵の爆乳に比べると遙かに劣るが──結局のところ、男の子はイリヤやジャックやアビゲイルの未成熟な胸元にすら興奮をするように作られているのだ。どれほどに圧倒的な、肉の海に溺れる爆乳妻を持っていたとしても、あなたの視線は本能的にマシュの胸元に吸い寄せられていき──


「…………っ!」


 マシュはそれに気がついて──

”す……っ”と、胸元を腕で隠すのだ。

 以前のあなたならば、そんな無礼な視線を送ることは出来なかった。

 童貞男子であった頃はむしろ、露骨なまでに胸元から視線をそらして──しかし、彼女たちの美少女顔を見ることも出来ず、顔からも視線を逸らしていたのだ。ブーディカや三蔵から「話をするときは、ちゃんと相手の目を見ないと失礼だ」と言われたときは──”てめえらが童貞男子を欲情させる、爆乳をぶらぶら見せつけてるのがだめなんだろうが”と逆ギレをしそうになったこともあるほどに、あなたは臆病であったのだが──

 今のあなたは、コルデー達に開発されて、すっかりとヤリチンさんになっているのだ。

 だが勿論、性根にあるのは童貞根性であるので、マシュに胸元を隠されてあなたは落ち込むが──


「…………あっ♡」


 マシュは──

 めざとく、それに気がついたらしい。

 今度はまた、恥ずかしそうに唇を噛みながらも、両手を後ろに組んで乳房の膨らみを強調してくる。

 先ほどの、無自覚で自然体なポーズをとっていたときと違い──まるで、あなたに捧げるように自身の胸元を見せつけてくるのだ。雄としてはたまらない喜びであり、あなたの肉棒は──


”ぎん……っ!ぎんっ!”


「……先輩?


 コルデーさんとの……交尾中に、本当に申し訳ありません……っ♡」


 マシュを前に、最大硬度で屹立してしまうのだ。

 扉に鍵をかけて、コルデーと濃厚交尾に耽るそれは、誰にも咎める権利がない代物。

 生前に旦那がいたサーヴァントですら、カルデアは第二の人生だと割り切っているのだ。風紀の乱れだご禁制だと怒る者はいても、少なくともマシュにはそれを咎める権利があるはずもなく──だから彼女は、顔を赤らめるだけなのだ。

 マシュはそのまま、踵を返すのだと思っていた。

 彼女が今、部屋にとどまっているのは──あまりの状況に”面食らっている”からだと思っていたのだ。

 マシュ・キリエライトというのは、性に奔放なサーヴァント達とは違い、まるで試験管の中で育てられたかのように汚れを知らない存在であるのだ。目の前にちんちんが”ぼろんっ”と突き出されても「…………?」という態度をとりそうな少女であり──

 そんな彼女が──


「……先輩?


 ……私、知っていたんですよ?


 ……はいっ、先輩が……コルデーさんや三蔵さん、スカサハさん、ナイチンゲールさん……そして、ランサー・アルトリアさんと関係を持っていること……っ」


 あなたを見つめて、はっきりと宣言してくるのだ。

 部屋に唐突に魔術の結界が張られたそれと、マシュの来訪は無関係の二つだと思っていたのだが──どうやら、繋がりがあるらしい。全体像は未だに把握できていないので、あなたはマシュの言葉を待とうとするのだが──


”プツッ”


 と、部屋の中に通信が割り込んでくるのだ。


「いや~、ごめんねマスター♪説明が遅れちゃって……」


 小さな少女が、中空に浮かんだ画面に映り込んでくる。

 幼い少女のような外見ではあるが──彼女の中身は歴としたド天才であるわけだ。

 情緒は未成熟な部分はあるが、知識は十分すぎるほどに豊富であるわけで──

 だから彼女──


 ダヴィンチちゃんは、あなたのハーレムを邪魔することはなかったし──


「私としてはね?別にいいと思うんだよ♪マスターが重労働なのは知っているし……何より、精神をケアするというのは簡単な話じゃないからね~♪刺激の強いお薬を使って、マスターの精神を無理矢理落ち着かせるよりは……♪」


 ダヴィンチはあなたのハーレムを、むしろ推進する側に立っていたのだ。


 コルデーとナイチンゲールの霊基をいじって、乳房を大きく膨らませた彼女は──きっとあなたが望めば、自らもロリ巨乳となってあなたを楽しませてくれるに違いない。天才の彼女は通常の人間社会ならば、それを肯定してはくれないだろうが──カルデアの中というのは、元より、法も国家も存在しない無法地帯であるのだ。


「好き放題に爆乳ハーレムを作って……っ♪ついでに、マスターに好意を持っているサーヴァント達の欲求不満も解消させてあげた方がいい、と思ったんだけどさ~♪あははっ♪


 マシュにばれちゃった♪」


 ダヴィンチは”てへぺろ♪”と言わんばかりに、舌を突き出して頭をコツンと叩き──


「あっちゃ~……」


 と、コルデーは間の抜けた声を響かせてくるのだ。


「先輩?ダヴィンチちゃんのことを怒らないであげてくださいね?


 ……勿論、コルデーさんたちのことも……


 ……仕方ないと、思うんです……


 先輩は人理を救うために……たった一人で、その責任を背負っているわけですよね?私達は先輩のことを手助け出来ても、先輩と代わってあげることは出来ないわけですから……


 先輩が、それを求めるのならば……


 おっぱ……そ、その……乳房が発達した女性達との性交渉で、抱えた重荷を降ろすことが出来るのならば……私は、絶対に否定しません!軽蔑もしないですし、嘲笑もしません!


 ……私が先輩に抱いている感情は……少しも変わりませんから……っ!」


 マシュはあなたの目を見つめて──

 しっかりと、力強く断言をしてくるのだ。

 根底にあるのは現実逃避や、あるいは現実と戦うための助走というものではなく──

 ただ単純に、爆乳美少女から色仕掛けによる誘惑を受けただけのこと。

 童貞男子高校生ならば、あなたの判断に「いや、それは当然のことだ」「俺だって、お前と同じ立場ならそうしただろう」「というか羨ましすぎるだろ、ブチ殺すぞ」と理解を示してくれたのだろうが──マシュ・キリエライトに、童貞高校生の機微を理解しろという方が、土台無理な話であるのだ。

 彼女の誤解を解くべきか、それとも、受け入れて誤魔化すべきかと考えていると──


「いやはや、マスター?私だってね?ただ単純に、『マシュにばれた!仕方ない!全部言っちゃおう!』なんてことはしないよ?ふふっ、この天才を見くびってもらったら困るな~っ♪


 ……当然、マスターのメリットになることを提案したんだよ♪


 私としては、誰か一人を特別扱いなんて出来ない立場だけど……それでも、マスターとマシュが幸せであってくれるなら、それに越したことはないからね~♪ふふ……っ


 マシュ、心の準備はいいかな?」


「……はいっ!


 ダヴィンチちゃん、よろしくお願いします!!」


 マシュとダヴィンチが、何やら会話をしているのだ。

 あなたには理解できない会話、というのは──

 すなわち、あなたへのサプライズということなのだろう。

 仮にセックス中の部屋に乱入してきたのがマシュではなく、頼光や清姫やモルガンであれば、それは”壮絶な討ち入り”を意味するのだが──マシュはあなたの弱さや性欲を、全て受け止めてくれたのだ。

 そうだ──それならばどうして、マシュは、と考える間もなく──


”ぐにゃぁ~~……っ”


 と、目の前の空間が歪んでいくのだ。

 股間を丸出しにして、肉棒をギンギンに隆起させて、隣には素っ裸のコルデーがいる状態だが──あなたは緊張に身構える。絶対的にシリアスとは無縁な状態ではあるのだが、あなたは、人理を救う唯一の可能性として油断をしてはならないのだ。

 だが──

 それが自分の身に、危害を及ぼすことはないと理解をしたのは、直後のことであり──


”──ぼよんっ♡きゅっ♡ぼい~~~んっ♡”


「うっわ……っ♡


 マシュさん……その身体は……?」


「申し訳ありません、先輩、コルデーさん、今までお二方を……そして、カルデア中の皆さんを騙していたことを謝罪します……


 私は……


 マシュ・キリエライトは……この身体をしているんです……っ!」


 マシュの身体は──


 どうしようもなく、乳と尻がデカくなっているのだ。


 マシュ・キリエライトという美少女は元々、ボンキュッボンと優れた肢体をしていた。

 シャツを押し上げるような豊満な胸元と、戦闘態勢ではあなたを前屈みにする大きな臀部。健康的にもりもりと食事をしても、そのエネルギーをしっかりと消費する鍛練を積んでおり──あなたが今まで暮らしていた世界では、グラビアアイドルとしてトップランカーになれるような最上級の肢体であったのだが──


「いかがでしょうか、先輩……?


 ダヴィンチちゃんに協力していただいて……この身体になることが出来たのですが……っ♡


 先輩に……気に入っていただけたでしょうか……?」


 目の前にいる、マシュ・キリエライトの身体は──

 どうしようもないほどに、淫らで、雄の肉棒を煽ることだけを考えた肢体であるのだ。


「ふっふっふ~♪私はね、マスターくん?マシュの幸せを願っているんだよ?……勿論、マスターがコルデーと関係を持ったときにたきつければ、マシュは二番手として君の恋人になれただろうけど……


 コルデーの爆乳を前にすると、どうしても霞んでしまうだろう?」


「先輩がいけないわけではないのですよ?……男心はそういうものだと聞いていますから……っ♡片方の恋人が、バスト120センチ近くあって……♡もう片方の私は、精々Eカップ程度……っ♡優しい先輩はきっと、私のことも、コルデーさんのことも平等に扱ってくれるとは思いますが……


 そこに生じる興奮は……まるで違いますよね?」


「……マスター?誤魔化さなくてもいいですよ?マスターが巨乳大好きのおっぱい星人であること、みんな知っていますから♡……マスター?それは何も恥ずかしいことではありませんよ?女の子だって、筋肉フェチとか、高身長の彼氏がいいとか、時には、ふくらはぎがカチカチの男子がいいとか……っ♡様々な性癖やフェチがあるんですから……っ♡


 マスターがぁ……っ♡おっぱいの大きい女の子大好きで……っ♡私達の、最低110センチからの爆乳を鷲掴みにして……腰をへこへこするのが性癖であってもぉ……っ♡


 それは……何一つ、恥ずかしいことではありませんから♪」


 ダヴィンチと、マシュと、コルデーが──

 それぞれ順番に、あなたに話しかけてくる。

 以前のあなたは、たった一人であっても、視線を合わせて会話をすることが困難であったのに──今は全裸で、勃起ちんぽを見られながらでも、平然を保つことが出来るのだ。

 先ほどからマシュの視線はずっと、あなたの股間の肉棒に向けられている。

 多くの美女達を抱いて、貪り食ってきた股間の逸物は、淫水焼けをして色が濃くなっているのだ。スカサハや三蔵と言った、強く気高い美女でさえ──その肉棒を膣肉に”にゅっぷり♡”と埋められて、乱暴に腰を振られれば快楽にどうしようもなく、乱れてしまうのだ。

 マシュがあなたの肉棒を見てくるのならば、あなたもマシュの乳房を見ていいというわけであり──

 服の布地が爆乳に押し上げられて、おへそが丸出しになっているマシュに、あなたは釘付けになってしまう。


「この天才の頭脳を発揮して作った、豊乳用のサプリメント……実はね、コルデー達に与えたのは副産物だったんだよ……っ♪


 元々は……生身の人間用に作ったのさ♪


 いやぁ~、本当なら失敗作だったかもしれないねぇ♪胸のサイズに悩む女の子っていうのは、1カップ……多くて2カップ増えれば大満足だろ?でもでも……私が天才過ぎるが故に、圧倒的に胸が大きくなってしまってねぇ……っ♡


 何せ……マシュ・キリエライトだよ?


 カルデア職員からも人気があって……っ♡彼女がマスターと同じ、平和な日本にいたらどうなるだろうねぇ?少し内気な態度で人見知りはするくせに……一度親しくなってしまえば、明るい笑顔を浮かべる大型犬の美少女……っ♡


 少なくともぉ……メスとしての才能は、十分すぎるわけだ♪」


「先輩?気にしないでくださいね?これは……私が自分の意思で選んだんです……っ♡私は、その……他の英霊の方々と違って、メスとしての才能がなくて……っ♡この身体に成長するまでずいぶんと時間を要してしまいましたが……っ♡


 毎日毎日……っ♡乳房と臀部の形が最高に綺麗になるように、ストレッチや運動をして、食事制限もして……天才のダヴィンチちゃんに協力してもらって……っ♡作り上げた……この身体……っ♡


 今は……先輩だけのものですから、ね?」


 マシュはあなたに告げた後で──


”しゅるしゅる……っ♡”と、その場で衣服を脱ぎ捨てていくのだ。


 それが脱衣所の盗撮カメラであれば、あなたは脳みそが焼き切れそうなほどの興奮を抱いただろう。

 マシュの素肌というのは、誰にでも簡単に見せることが許されるものではない。

 あなたが辛く苦しい、命の危険がある旅路を乗り切ることが出来たのも──思えば、マシュという最上級の美少女が隣にいて、彼女の身体を拝むことが出来たからかもしれない。レイシフト先でデミ・サーヴァントである彼女は、腋や太腿の素肌を丸出しにして、大きな乳房と臀部を強調するドスケベな格好をしていたのだ。勿論、普段のあなたはマシュを前にしてそんな欲情を露わにすることはないが──性欲というのは、食欲や睡眠欲に並ぶ三大欲求の一つであるのだ。お腹がすいたときのように──眠たくて仕方がないときのように──性欲が昂ぶったときは、マシュの身体を見て邪な感情を抱いていたわけで──

 だからきっと、あなたの脳みそも、ぶっ飛ぶほどの興奮を抱くと思っていたのだが──


”ぱさ……っ♡”


「先輩……?


 私の裸は……いかがでしょうか?


 先輩を興奮させることが出来ているでしょうか?」


 あなたはマシュの身体を前にして──

 まるで、美術品を眺めているような錯覚に陥るのだ。

 美術館に並んでいる大理石の彫像を彷彿とさせるような──マシュ・キリエライトの全裸。どれほどに大きな傷を負っても、彼女の身体はデミサーヴァントになれば修復することが出来るのだ。シミ一つない真っ白な肌に──アンバランスなほど圧倒的な爆乳と、ムチムチの安産型で、でかすぎるのに張りがあるから、キュッと上を向いている臀部があるわけで──

 先端の桃色の小ぶりな乳首に、あなたは思わず”ごきゅりっ♡”と唾を飲み込んでしまい──


「わぁ……っ♡


 マシュさん……綺麗……っ♡」


 コルデーも同様に、唾を飲み込んでくるのだ。


「……先輩?


 私の胸……触ってみたいですか?」


 マシュは──

”つんっ♡”と、自身の乳房を指先で優しく触る。

 巨乳を超えた爆乳──すらも圧倒的に超えた”ド爆乳”とでも呼ぶべき存在感。マシュはあなたに「触ってみたいか」と尋ねただけであるのに──コルデーやナイチンゲールといった、爆乳美少女達を妻にしているあなたは「おいおい、俺様のおっぱいをお前が気軽に触ってるんじゃねえよ」と脳が錯乱を起こしてしまうのだ。

 マシュの乳房をマシュが触って、何もおかしな話はないのだが──あなたの中の雄は、自身のお嫁さんがお嫁さんを弄ぶそれを許容しないのだ。彼女たちが乳を揉みしだき合い、手マンをし合い、舌を絡ませあいながらあなたに視線を送ると、憤った肉棒がビンビンに隆起するのと同じだ。

 

「先輩?以前も……私の胸を、見ていましたよね?


 ……ふふっ♡気が付いていましたよ?……今よりもずっと小さかった頃から……先輩の視線が熱心に、胸に絡みついてきていたの……っ♡


 先輩?


 女の子は胸をジロジロ見られるの、好きではないんですよ?


 胸元にぶら下がったお肉は……っ♪女の子にとっては、コンプレックスと背中合わせですから♡小さくてもコンプレックスですけど、大きくても困りもので……っ♡カルデアの職員さんや、特異点で現地住人の方に胸を見られながら話しかけられると、思わず、反射的に庇ってしまいそうになりますが……


 思い出してください、先輩……っ♡


 私は……先輩の前で、いつも無防備に胸を揺らしていたの……っ♡


 ……わざと、ですよ?


 ヘタレで、童貞で……っ♡ゴーサインを出しても、押し倒してくれない先輩のことを誘惑するために……


 わざと、おっぱいを見せつけていたんです……っ♡」


 マシュは──

 ベッドの上に乗り、あなたの隣に腰掛けてくる。

 先ほどまで身体を重ね合わせていたコルデーは、女の子座りのままであり──きっと部屋にかけられた魔術のせいで、身動きが取れないのだろう。だが、あなたは違う。自分の意思で今、マシュの前から逃げ出すことが出来ないのだ。

 目の前にあるマシュの乳房は、圧倒的な存在感を誇っている。 

 彼女達のバストサイズというものは、あなたにはまるで理解が出来ないサイズ感になっている。それぞれの美少女が皆一様に、ウエストは内臓が詰まっているか心配になるほどにくびれていて──肩幅も小さく、身体も細く、華奢で簡単に折れてしまいそうなのに──

 人間としては欠陥であるが、しかし、雌としては最高の武器である爆乳を胸元からぶら下げているのだ。

 三階建ての建物と、五階建てのビル程度であれば、見上げることで簡単に違いがわかっても──、110階と120階建てのビルの違いというのは、わかるはずもない。マシュのバストサイズはあまりにも規格外であり──だから、コルデーやアルトリア達と比べて上か下かすらも、あなたにはわからないまま──


「……先輩?


 ……触ってみてはいかがですか?


 あれほど触りたくて……揉みたくて……舐めてみたくて……っ♡私の胸をジロジロと見ていたんですよね……♪寝たふりをしている、私の胸……っ♡呼吸の度に上下するおっぱい……っ♡……触っても良かったのに……触ることすらしてくれない、臆病で、へたれで……よわよわ男子の先輩……?


 ……マシュのマシュマロおっぱいは……


 全部……先輩のものですよ……っ♡」


 マシュはあなたの耳元で、誘惑を注ぎ込んでくるのだ。

 本当ならば、あなたはそこで断るべきであったのだ。

 あなたにとってマシュは特別な存在であるのだ。サーヴァントの極上の美女達とは当然、釣り合いが取れないと思っていても──マシュだけは「頑張れば、マシュと結ばれる未来があるかも」と思わせてくれる存在なのだ。(勿論そんなものはなく、マシュと自分は圧倒的に不釣り合いなのだが、気分の問題だ)あなたが平和な日常に戻ったとき、隣にマシュがいてくれればいいなというそれは──夢物語ではなく、地に足が付いた現実的な話。あなたはマシュに惚れられるように努力をせねばならないわけで──全てが終わった後で「先輩?……私、先輩と一緒にいてもいいですか?」と言ってもらわないといけないわけで──

 嗚呼──

 圧倒的爆乳を前に、鼻の下を伸ばして、ちんぽを勃起している姿など絶対に見せつけてはいけないのに──


”むっぎゅ~~~~~っ♡♡♡♡♡”


「んんんんん~……っ♡♡♡」


 あなたは──


「……先輩♡


 私の……乳揉み処女……♡


 先輩のヤリチンお手手でもらってくださって……ありがとうございます……っ♡」


 マシュの乳房を、鷲掴みにしているのだ。

 途端にあなたの脳味噌を襲うのは、圧倒的な情報量だ。

 童貞男子だった頃は想像すらもしていなかったが──彼女達の圧倒的な爆乳には、それぞれに違った揉み心地がある。芯が詰まっておらず、どこまでも指が埋まる極上の軟らかさがあれば──あなたの愛撫に反発するような張りで指の腹を押し返してきて、揉みしだく心地よさに浸らせてくれる巨乳もあるのだ。乳肉の表皮も、すべすべで滑るような肌触りがあれば、もっちりと指に吸い付いてくる心地よさもある。彼女達はそれぞれ一人一人が、乳輪のザラザラや、乳首の硬さに至るまで同じ乳房はないのだと──

 あなたは、その身に刻み込まれており──


”もみゅっ♡ふにっ♡むっにゅ~っ♡むにむにっ♡もみもみ……っ♡”


「んん……っ♡先輩……っ♡いかがですか……っ♡私の乳房は……っ♡巨乳大好き……おっぱい星人の先輩が満足するような代物でしょうか……?


 はいっ♡先輩……いやらしく育った後輩おっぱい……っ♡お好きなだけ、お使いくださいませ……っ♡この乳房は……先輩に愛してもらうためだけに、存在しているのです……っ♡んんっ♡……せ、先輩……?もっと、激しくても、いいですよ……っ♡……映像で、こっそり見せていただきましたから……っ♡欲情のままに、コルデーさんを押し倒すように……っ♡獣欲のままに、三蔵さんを抱きしめるように……っ♡


 不肖……マシュ・キリエライトの乳房も……っ♡


 たくさん♡たくさん♡いじめてくださいませ……っ♡」


 マシュの乳房は──

 控えめに言って、最高すぎるものなのだ。

 コルデーやナイチンゲールのような非戦闘型のサーヴァントの乳房は柔らかく、どこまでも指が沈み込むものであり──三蔵やスカサハは武芸者らしく、しっかりと張りがあって反発していた。アルトリアのように、その両方を兼ね備えている彼女の乳房はずっしりと重たく──それはまるで、体積からは想像も出来ないほどに火薬の詰め込まれた爆弾を彷彿とさせる代物であり──

 そのどれが一番ということを、あなたは決めることが出来なかった。

 パイズリ──という一点においても、その日の気分で「ゆっくりだらだら、温泉に浸かるようなパイズリがしたい」と「激しく強く、灼熱の炎に身を焦がれるようなパイズリがしたい」と違う結論に至るのだ。顔面をデカパイで覆ってもらい、おっぱいアイマスクをするならばコルデーとナイチンゲールだし──怪我から回復して握力を戻すために、ゴムボールを握るように乳房を鷲掴むならば三蔵とスカサハだし──顔面におっぱいビンタをしてもらうのならば、アルトリアであるのだ。それぞれが違った山の頂であり、どれか一つを決めることは出来ないのだが──


「……はいっ♡先輩……っ♡


 他の方々は……皆様、自前の大きさですが……っ♡


 私は先輩のために……♡ダヴィンチちゃんに身体を育ててもらったのです……っ♡


 先輩の身体の情報は隅々まで、カルデアが握っていますから……っ♡先輩の握力や、先輩の手の形……っ♡先輩の舌の味蕾の数で、どんな味が美味しいと思うのか……っ♡それはまるで、超一流のシェフが料理をするように……っ♡


 天才ダヴィンチちゃんによって……育て上げられた、私の後輩おっぱい……っ♡


 先輩の一番になれなければ……嘘だとは思いませんか?」


 マシュの乳房は──

 その全ての魅力を、兼ね備えているのだ。

 しっかりとした張りを兼ね備えているのに、指を埋めればどこまでも肉に沈んでいく。ずっしりと重たい乳房は正面から鷲掴み、揉みしだくだけで、あなたの手首に心地の良い疲労を与えてくるのだ。すべすべな肌の触り心地は、しかし揉みしだくごとに雄に媚びるように、もっちりと肌に吸い付いていく。ちゅぱちゅぱと吸い付くのにも、掌でコリコリと味わうのにも、爪でカリカリと引っかくにも最高の大きさである桃色の乳首は──

 きっと、何らかの芸術的要素を兼ね備えているのだろう。

 ダヴィンチちゃんはカルデアの天才技術者である前に、世界に名を残す天才芸術家であるのだ。マシュの身体はきっと、黄金比によって形成をされているのだろう。あなたが乳房を揉みしだくだけで、マシュは顔を真っ赤にして、上目遣いであなたを見つめてくる。我慢が出来ないのだろう、唇の端から涎をポタポタと垂らしながら舌をだらんと突き出してくる敏感な感度は──

 男の子にとって、たまらない存在であるのだ。

 あなたは夢中になって、マシュの乳房を揉みしだく。


「わぁ……マシュさん、いいなぁ……っ♡」


「ごめんなさい、コルデーさん……っ♡んん……っ♡後で、必ずお返ししますから……っ♡


 少しだけ……先輩をお借りしてもよろしいでしょうか……っ♡」


 思わず感嘆の声を漏らしたコルデーに──

 マシュは、涙に潤んだ瞳で見つめながら答える。

「ひゃ、ひゃいっ!」とコルデーが声を上擦らせて返答をするのは──そこにある色気が、性別を問わずに人を虜にする代物だから、なのだろう。コルデー達の愛を疑ったことはないが──マシュの愛は、敢えて言うのならば”ヤンデレ”に近しいものがあるのだろう。霊基を弄ることで自由に身体を改造できるサーヴァント達とは違い──不可逆の、あなた専用の爆乳に改造したそれは、たまらない興奮があり──


「……先輩♡


 私のおっぱいの大きさ……気になりますか……?」


 マシュは──

 あなたをじいっと見つめながら、尋ねてくるのだ。

 片メカクレの彼女の瞳が、あなたの心を吸い込んでくる。”こく、こくっ”と思わず反射的に、二度頷いてしまう。男の子というのは、女の子のバストサイズを耳にするだけでも──肉棒を隆起して、自慰行為のオカズにすることが出来るのだ。ここでマシュのバストサイズを聞いてしまえば──あなたはもう二度と、彼女と今までの関係に戻れないとわかっていながらに──

 それはまるで、悪魔の誘惑に従うようにあなたはうなずき──


”ちらっ”


 と、マシュはコルデーを見つめるのだ。

 浮気相手の全裸コルデーを見つめる、正妻のマシュ・キリエライト──のような雰囲気だが、実際は違う。マシュもコルデーもきっと、あなたが大勢の美少女達とハーレムを築く関係性を許してくれるのだろう。だからその視線の意図が、好意であるのか、それとも対抗心であるのかはわからないが──

 敵意でないことだけは間違いなく──


「……先輩?貧乳でごめんなさい……っ♡


 私……っ♡


 たったの……120センチOカップなんです……っ♡」


 マシュは──

 あなたの耳元で、ぽそぽそと囁いてくるのだ。

”びゅるるるるる~っ♡”と射精してしまいそうになるのを、肛門をぎゅ~っと締めて、尿道の根元を窄めて、歯を食いしばりながらあなたは耐える。”射精キャンセル”というのは、心臓がバクバク弾むほどに身体への負担が大きいのだ。普段のあなたならば、衝動に身を任せて精液を吐き出してしまうのだが──マシュの前では格好を付けたくなるのが、男の子という生き物なのだ。


「申し訳ありません♡コルデーさんが121センチのOカップですので……っ♡


 貧乳、ですよね……っ♡


 たったの120センチ……♡たったのOカップ……っ♡先輩……っ♡


 ですが……これには深い理由があるのです……っ♡


 ダヴィンチちゃんが測定した……っ♡私が一番バランスが良く……っ♡大理石の彫像が、人々の心を鷲掴みに出来るような……っ♡そのサイズが120センチのOカップ……っ♡


 これより1センチでも大きくなってしまえば……っ♡


 それは……媚肉たっぷりで雄を誘惑して……チンイラ勃起を誘発する雌情婦……っ♡


 デカパイどたぷん♡で先輩を誘惑する……肉オナホになるよりも……っ♡


 先輩の……本当のお嫁さんになりたいのです……っ♡」


 マシュはあなたの耳元で、淫語を囁いてくる。

 すぐ隣に、121センチOカップのコルデーが存在していて──彼女の身体を”チンイラ勃起を誘発する雌情婦”とまで言っているのだ。普段のマシュはサーヴァント達に底知れぬ敬意を持っているのだが──

 あなたの勃起の前では、そんなことはどうでもいいのだろう。 

 たまにはっちゃけることもあるが、基本的には冷静であり、大人しいマシュの口から放たれる淫語の数々は──あなたの”ギャップ”を刺激するものだ。120センチOカップというそれに、あなたの脳味噌はぐちゃぐちゃにかき混ぜられる。あなたは勿論、全てが終わった後、ハーレム妻達をどうにか受肉させてお持ち帰りして全ての面倒を見るつもりだが──現実的に、それが無理な可能性も多々あるとは理解している。

 だが──マシュは違うのだ。

 彼女は全てが終わった後の世界で、当然のように生きていかなければいけない存在であるのだ。

 それなのに──彼女の胸元は、120センチのOカップ。以前のEカップですら、圧倒的な存在感を示して男達を二度見させる力があったのに──Oカップともなれば、それを放置する男なぞいるはずもない。すれ違う男達全てに獣欲を向けられて、視姦されて、脳内でオナペットにされる人生が待ち受けているのに──

 マシュは──

 あなたの一時の興奮のために、その身を捧げてくれているのだ。

 男の子としてたまらない興奮に身悶えしながら、歯を食いしばって射精を我慢していると──


「……先輩?


 こちら……ウエストも触っていただけますか?」


 マシュはあなたの手を引いて──

 自身の、くびれた腹部をあなたに触らせてくるのだ。


「ウエストは58センチ……っ♡先輩?いかがでしょうか?その……男性は、ある程度ふくよかな肉付きの方が、抱き心地が良いと教わっているのです……っ♡その点、私のウエストは失格でしょうか……っ♡」


 内臓が詰まっているか心配になるほどに、細く、くびれたウエスト。

 初めてマシュと出会ったとき、あなたは当然のように彼女の胸に魅せられた。

 あの頃はまだ、カルデアのサーヴァント達と出会ってもいなかったのだ。睡眠から目覚めると、胸元にしっかりと膨らみのある美少女が話しかけてきて──健全な男子高校生として、そこで胸を見なければ嘘になったのだが──

 それからすぐに、彼女の身体は華奢で細いのだということを理解させられたのだ。

 レイシフト先の戦闘では、彼女はあなたを遥かに凌駕した圧倒的な力を持っているが──それは彼女の身体の内側の、筋肉から発せられるものではない。デミ・サーヴァントとしての力であり、マシュ・キリエライトという少女自体は、あなたが強く抱きしめれば簡単にへし折れてしまいそうな細さであるのだ。 

 胸と尻が大きく豊満で、太腿もムチムチだから勘違いしそうになるが──そのウエストは、紛れもなく不健康と呼べる代物。普段からマシュが、食堂でもりもりご飯を食べているところを見ているから問題はないが──その知識がなければ「最近の若い女の子は、過激なダイエットで不健康になっているのだな」と偏見を持ってしまうほどであり──


「でも、言い訳させていただけますか?先輩……っ♡


 私の身体……っ♡


 食べても食べても……脂肪が、別の所にいってしまうのです……っ♡」


 マシュは──

 自らの太腿に、あなたの手を這わせて答えてくるのだ。

 すべすべでムチムチな太腿は──くびれたウエストとは正反対に、健康的な肉付きを感じさせる代物。マシュは日々、激しい鍛錬を積んでいるのだ。余分なセルライトがたっぷりと詰まった質の悪い脂肪とは違い──健康的で、力強い張りを感じさせる肉付き。低反発枕を彷彿とさせるそれはきっと、膝枕をすれば、どこまでも底のない熟睡に肉体を沈み込ませてくれるのだろう。


「先輩……っ♡


 お尻、触ってみたいですか……?


 ふふっ♪気が付いていますよ?お尻への視線……っ♡


 レイシフト先では、私が前に出て戦うことが多いので……っ♡


 突き出されたお尻が……ジロジロ見られていること……っ♡


 簡単に気が付いちゃうんですよ?女の子は視線に敏感ですから……っ♡


 ……責めているわけじゃありませんよ?先輩……っ♡


 ですが……


 見ているだけで……満足ですか……?」


 マシュは──

 あなたの手を引いて、自身の臀部に押しつけてくるのだ。

 先ほどのウエストや太腿は、そのすべすべを触っているだけでも十分に満足できたが──

 臀部のメインディッシュは、受け身では絶対に味わうことが出来ないのだ。

 マシュがあなたと同じ高校に通っていて、電車通学をしていたら──きっと、痴漢からすれば格好の餌食であるに違いない。眼鏡を掛けて、前髪で視線を隠している内気な少女。今でこそ彼女は、様々な旅路や交流を得て明るく活発な性格になっているが──当初の彼女はもっと暗く、自身の臀部が撫でられることをさほど気にしないような性質であったのだ。痴漢にとってそんなものは、肉食動物の前に肉塊を置かれるのと同じほどの据え膳であり──

 違った世界線ではきっと、痴漢に好き勝手に弄ばれているマシュの臀部を──


”ぐっに~~~っ♡♡♡”


「んんん……っ♡」


 あなたは、鷲掴みにするのだ。

「んきゅっ♡んみゅ……っ♡」とマシュは唇の端から、嬌声を響かせてくる。

 カルデアで生まれ育った彼女にとって、満員電車は本来無縁のものであり、そんな感情を抱くことすらおかしいのだが──あなたは「マシュが痴漢に遭えば、彼女はこうして、乱れた声を上げながら雄に媚びるのか」と思ってしまい、肉棒がどうしようもなく憤ってしまうのだ。彼女の尻は、あなたの掌で収めるにはどうしようもないほどに大きく、媚肉がたっぷりと詰まっているのだ。尻を揉みしだく度に、肉棒が”びゅくんっ♡びくんっ♡”と弾むそれが──マシュには、嬉しくてたまらなかったのだろう。

 彼女はあなたと正面から向き合いながら、あなたの耳元に顔を寄せて──


「……ヒップは……109センチの安産型ですよ……先輩……っ♡


 ダヴィンチちゃんに一度、検査してもらったんです……っ♡私の身体もそうですけど……っ♡先輩のことも……っ♡ほらっ♡先輩の精子……入手するの、あまりにも簡単じゃないですか?あれだけ沢山、毎日のように吐き出していれば当然ですよ……っ♡


 ふふっ♪


 子供が作れるかどうかの……検査ですよ……っ♡」


 マシュは、蠱惑的な囁きを注ぎ込んでくるのだ。

 何もしていない状況で、普通に囁かれたとしても脳味噌がトロトロであるのに──あなたはマシュの安産型の、109センチのヒップを鷲掴みにしているのだ。まだ膣肉に触れてすらいないのに「ああ、ちんぽを入れたら絶対に気持ちいいんだろうな」「後ろから腰を振れば、デカケツがクッションになってぱちゅんぱちゅんと淫らな音が響くのだろうな」と理解させてくれる、極上の代物だ。


「……ご安心ください、先輩……っ♡


 先輩の精子も……♡そして、私の子宮も……っ♡


 赤ちゃんを作ること……無事に出来るんですよ……っ♡」


 マシュはあなたの耳元で囁いて──

”ぎゅっ♡”と、軽く優しく、あなたを抱擁してくる。

 肛門を必死に引き締めなければ、それだけで容易く射精してしまいそうな響きであり──

 歯の根がガチガチと震えるほどに食いしばって、あなたは暴発を堪える。

 このままでは──


「……どうしました、先輩?


 赤ちゃん……作りたいのですか……っ?」


 あなたはマシュを前に、我慢し続けることは出来なくなる。

 他のサーヴァント達もいずれ孕ませるつもりではいるが──それは全てを解決した後の、ご褒美のようなものであると思っていた。あなたが無事に人理を救って、元の平和な生活に戻ったときには、イベント毎に手に入る聖杯を使って彼女達を受肉させて、日本に連れ帰って、ハーレム漬けの日々を送るくらい正統な報酬である──と、自らを鼓舞して、あなたはやる気を出していたのだ。

 だが──

 マシュは違う。

 彼女は現段階で既に、あなたの子を孕む準備が整っているのだ。

 全裸になってあなたに見つめられながら、乳も腹も太腿も尻も全て、あなたに捧げているマシュ・キリエライト。ギンギンに隆起した肉棒を、彼女のぬるぬるでとろとろで、ほかほかの膣肉にぶち込んで、腰をヘコヘコと振って、本能のままに精液を吐き出せば──マシュのお腹はみっともないほどに雌をアピールする、ボテ腹になってしまうのだ。今はまだ道の半ばであり──それが絶対にしてはいけないことだと、あなたは理解している。

 そして──

「してはいけないこと」というのは、大概が、雄にとって激しい興奮を導く代物であるのだ。


「マ、マシュさん!?流石にそれは……っ」


 と──

 口を挟んできたのは、コルデーだ。

 未だに身動きの自由は取れないようで、彼女は全裸のままあなたのベッドの上にいる。

 これは信じられない話だが──「121センチOカップの、全裸極上フランス美少女があなたのベッドの上にいる」というのに、今のあなたはマシュの色気に呑まれて、その存在を忘れていたのだ。

 あなたが”ごくり……っ♡”と唾を飲んでしまうのは──

 あなたにとって、逆3Pハーレムセックスが、夢ではないからだ。

 正妻適正の高そうなマシュとコルデーによる極上泡踊りというのは、想像するだけでもちんぽが弾むものだが──


「すみません、コルデーさん……っ♡


 少しだけ……先輩をお借りしますね……っ♡」


 と、マシュが囁くと同時に──


”しゅばっ”


 と──


 コルデーの姿が、その場から消えるのだ。


 ここにいるのが悪意のある敵か、あるいは敵か味方かわからない存在ならば話は別だが──マシュ・キリエライトは、ある意味、カルデア内であなたが最も信頼できる相手なのだ。それが魔術によるものなのか、別のサーヴァントによるものなのか、あるいは「あなたは催眠を掛けられていて、既にここは特異点の中であるので、自由自在にサーヴァントを強制帰還させられる」であるのか──

 判断は付かないが、理由はどうでもよいのだ。


「二人きりですね……先輩……っ♡」


 マシュは──


 熱っぽい吐息で、あなたを見つめてくる。


 童貞気質が抜けないあなたにとって、彼女達の誘惑というものは、簡単に頷くことが出来ないもの。三蔵が修行中に「お弟子!煩悩を断つ為に全裸になって座禅を組むわよ!」と言ってきたり、スカサハが「ふむ?身体の動きを確かめるためには、乳輪丸出しの食い込み極小マイクロビキニを着るのが当然だが?」と言ってきても──あなたは、それが「ああ、なるほど、彼女達は『ち、ちがっ♡そんなつもりじゃ♡』という、自分に責任のないマスターレイプえっちがしたいのだな」と発想をすることが出来ないのだ。結局、「これだけ誘惑しているのに手を出してこない、女の子に恥をかかせる、鈍感臆病マスターにはお仕置きが必要なようだ」とあなたを押し倒してくるのだが──閑話休題。

 童貞根性がこびりついたあなたにとって、自分から女の子を押し倒すと言うのは──

 それこそ、コルデー級の誘い受けの技術がなければ難しいのだ。

 だから、マシュは──


「先輩……?


 私も……ハーレムの一員に加えていただけないでしょうか……?」


 自らの極上の媚肉に──

「レイプOK]の焼き印を押そうとしてくるのだ。


「正妻ではなくても構いませんよ?……その、先輩の交尾の動画は見せてもらっているので……っ♡


 性欲旺盛な……媚肉たっぷりのエロ雌を五人同時に相手にしても……っ♡全員をハメ潰してしまう、凶悪な雄様……っ♡私のような……っ♡処女の身体で……勝てるとは思いませんから……っ♡


 ……そうですよ、先輩……♡


 マシュ・キリエライトに……男性経験はありませんよ……っ♡


 ですが、ご安心ください……っ♡先輩のことを好きになってから……っ♡毎夜のように、先輩との行為を懸想して……っ♡自慰行為に浸っておりましたから……っ♡はいっ♡レイシフト先の特異点でも、危険がない場合は……っ♡夜な夜な、先輩のことを考えて……っ♡膣を触り、クリトリスを弄り……っ♡先輩にレイプされる妄想に耽りながら……っ♡


 処女おまんこ……っ♡たっぷりとほぐして参りました……っ♡


 いかがですか?先輩?



 ……私の身体は、興奮しないでしょうか……?


 120センチOカップ……っ♡109センチの安産型ヒップ……っ♡膣の具合も……ダヴィンチちゃんに調整してもらおうと思ったのですが……っ♡


 必要……ないんですって……っ♡


 マシュは……元々、最高のおまんこをしてるから……っ♡


 締め付けも最高でぇ……っ♡ミミズ千匹♡数の子天井♡女の子のおまんこを褒める沢山の言葉が……ぜ~んぶ当てはまる……最高すぎるおまんこなので……っ♡


 先輩のおちんぽ……っ♡


 きっと……ご満足いただけると思いますが……っ♡」


 マシュがあなたの耳元でぽそぽそと囁く言葉は、熟練の娼婦のような代物。

 雄に徹底的に媚びる彼女の言葉は、普段の明るいマシュが絶対に口にしないような代物。あなたは今、隣にいるのが相棒にして最初のサーヴァントであるマシュ・キリエライトではなく──雄に媚びる風俗嬢のように錯覚してしまうのだ。


「先輩……っ♡


 ハーレムに……入れてくださいますか……?


 私の”はじめて”……もらっていただけますか?」


 マシュが懇願する言葉に──


”~~~~っ!!”


「…………はいっ♡


 ありがとうございます……先輩っ♡」


 あなたがまさか、断れるはずもないのだ。


「えっと……先輩?……最初はどうすればいいのでしょうか?


 ……はいっ♡知識としては一通り覚えていますけれど……っ♡


 どうすればいいのかわからないので……教えてくださいね……っ♡」


 マシュは顎をくいっとあげて──

 唇を突き出して、瞳を瞑るのだ。

 マシュの初体験というものは、緊張でガチガチで、眼をぎゅ~っと瞑りながら唇をたこのように突き出す光景を想像していたのだが──

 彼女の内側に眠る極上の雌は、どうやら、容易く正解を導き出してくれるらしい。

 マシュのキス待ち顔は、普段ならば「妨害が入って全部ぐだぐだになる」というものだが──

 今、あなたと彼女は二人きりであるわけで──

 マシュに顔を近づけて、そのまま──


”……ちゅっ♡”


 と、あなたは唇を重ねる。

 五人の美少女サーヴァント達と、あなたは普段から濃厚な交尾に耽っているのだ。童貞根性を発揮していいはずはないし、同じ立場で「いや~、俺、女の子には慣れてないんだよねw」という態度を露わにする男がいれば、暴力を以て矯正する必要があると思っていたのだが──


「……ふふっ♡先輩……っ♡


 キスって……すごいですね……っ♡


 こんなに……幸せな気持ちになれるんですね……っ♡」


 嬉しそうに微笑むマシュを前に、童貞にならない男がいるはずもなく──


”ぶっちゅ~~~っ♡♡♡”


「んんん……っ!?」


 あなたは、マシュと乱暴に唇を重ね合わせる。

 あなたの舌肉は、大勢の美少女達の舌を貪ってきたのに対して──マシュは、唇を重ねるだけのバードキスで、キスを理解した気になっている乙女であるのだ。圧倒的な経験値の差によって、あなたの舌は常にマシュの口腔を貪っているのに──彼女は眼を白黒させるだけで、舌を押し返すことも出来ないのだ。

 マシュほどの極上のメスであれば、いずれ、キスだけであなたを射精に導くことも出来るように成長するのだろうが──今の彼女は、最初の村を出て間もない、レベル1の勇者であるのだ。か弱いマシュを味わうのは今しかないと思いながら──あなたは彼女の口腔に、舌を這いずり回していく。マシュは自身の歯茎や、舌の裏側を舐め回される感触を知らなかったのだろう。賢い彼女は困惑をしながらも、あなたに勝てるはずがないと知っているのだ。今は一刻も早く、あなたの舌技を吸収することこそが恩返しであるとでも言いたげに──あなたの舌をたっぷりと受け入れてきて──


 あなたは──


”ふにゅ……っ♡”


「んみゅ……っ♡ん、きゅ……っ♡」


 マシュの乳房に、手を這わせていく。

 彼女達のような爆乳美少女には共通していることだが──

 胸が大きすぎて、簡単にキスをすることすら出来ないのだ。

 帽子のツバがぶつかったり、眼鏡のフレームがカチャッとぶつかるのと同じであり──マシュの胸元には、120センチOカップの肉塊がぶら下がっているのだ。バストサイズの計測は、乳房の先端から背中までをぐるりと一周するので、胸元にぶら下がった媚肉が単純に120センチあるというわけではないが──Oカップというのは、単純計算で45センチ分の媚肉がぶら下がっているというわけだ。普通のカップルがいちゃいちゃラブラブしながら、密着してキスをする──ということが、マシュ・キリエライトには出来ない。彼女の背中に手を回して、その身体を”むっぎゅ~っ♡”と力強く抱き寄せて、雄の硬い胸板でふにふにやわやわのデカパイを押し潰す必要があるのだ。

 だが、今のあなたの両手はマシュの乳房を愛撫するので忙しく──

 マシュもまた、深く濃厚な口付けをするには、乳がデカすぎると察したのだろう。

 彼女はあなたの首に両腕を回して──


”むっぎゅ~~~っ♡”


「…………っ♡♡♡」


 と、あなたを力強く抱きしめてくるのだ。

 自身の胸板と、マシュのデカパイの間であなたのお手手は押し潰されていくのだが──

 マシュのマシュマロおっぱいは、雄の身体を傷つけるようには出来ていないのだ。

 あなたはマシュと舌を絡め合わせて、彼女と甘い唾液を交換し合いながら──

 マシュの極上のデカパイを、揉みしだいていくのだ。

 あなたという雄は──少なくとも、極上の爆乳を揉みしだいた経験は、世界の雄の中でもトップクラスに位置するに違いない。人権を無視できるような大金持ちならば、大勢の娼婦達に豊胸手術を施して爆乳ハーレムを作れるのかもしれないが──それは、どこまでいっても偽物に過ぎないのだ。

 コルデーや三蔵のような美少女は、たった一人でも世界を変えられる存在だ。

 だからこそ彼女達は”英霊”になり、サーヴァントとしてカルデアに召喚されているのだ。その美貌と色気によって、国を自在に操った妲己のように──たった一人で城や国を崩すことが出来る傾国の美女のように──彼女達がその気になって、娼婦に身をやつして、国のお偉いさんに色仕掛けをすれば、不可能なんて何もないのだ。大金持ちが、自慢の金で美女達を好き放題に出来るとするならば──彼女達は、その資本主義のルールを崩せるような圧倒的な上位存在であり──

 一方であなたは、そんな極上の美女から身を捧げられている立場だ。

 最初がコルデーであったのはきっと、あなたにとっては僥倖であったのだろう。コルデーは自らの性感帯や弱点、感じてしまう乳の揉み方を、僅かとして隠すことなく開示してくるのだ。女の子にとって自分の弱点を明かすことは、きっと、良いことではないはずなのに──あなたという雄の自尊心を満たすために、彼女は、自らの身体の取扱説明書を与えてくれた。その上で沢山の経験を積めば──あなたにとっては、Oカップの爆乳というのは少しも臆することなく揉みしだいて、快楽を与えることが出来るもの。熟練の娼婦が、初体験の男を天国へ連れて行けるのと同じようなものであり──


「んきゅ……っ♡んにゃ……っ♡ふぅ♡ふ、きゅ……っ♡先輩……っ♡んはぁ♡んぐ……っ♡こ、これぇ……♡


 ちょっと……だ、だめ♡だめ、です……っ♡


 気持ち良すぎて……っ♡こえ♡こえ……我慢、できにゃい……っ♡」


 あなたの手付きに──

 マシュは簡単に、喘ぎ声を響かせてくるのだ。

 スペンス乳腺をフェザータッチでくすぐり、乳首の周りを焦らすようになぞってやり、繊細なガラス細工を扱うように丁寧に──しかし、粘土を弄くるように乱暴に乳肉を揉みしだいてやる。マシュはどうやら、少しマゾっけがあるらしい。あなた専用なのか、誰に対してもなのかはまだわからないが──自身の乳肉が揉みしだかれて、弄ばれているその状況に、顔を赤くして恥じらいを感じているのだ。

どうしてマシュはそんなに胸の感度が良いのかと尋ねると──

 

「……は、はいっ♡……ダヴィンチちゃんに身体を成長させてもらったときに……か、感度も調整したから……です……っ♡」


 返ってきたのは、その言葉だ。

 乳房というのは、今でこそコルデーやスカサハもそれを愛撫されるだけで絶頂に導かれる性感帯だが──何も開発をしていない状況で、揉んで、あんあんと喘ぎ声を奏でるほどではない。乳首をカリカリと引っかいたり、羽根箒でなぞられたりすれば快楽があっても──胸を揉むだけで激しい快楽に襲われるのには、開発経験が必要なわけであり──

 マシュは、それをダヴィンチのせいにしようとしてくるのだ。 

 あるいは──

 あなたがアルトリアを相手にしていなければ、それを信じたのかもしれない。

 気高く誇り高き獅子王様は──本来ならば”それ”は絶対にやらないような女であるのだ。だが──そこに、あなたという雄がいれば話は別だ。自身と同等の極上の美女達が快楽に悶えて、雌として産まれてきた意味を教えられている状況を目の当たりにして──彼女の身体は火照ってしまったのだろう。「お腹が減れば食事をする」や「眠たくなれば布団に入る」と同じように、三大欲求の最後の一つを処理するには”それ”をする他になく──


「ち、ちがいます……っ♡普段から……なんて……んんん……っ♡


 んみゃっ♡んきゅ……っ♡せん、ぱい……っ♡ほんとに……っ♡信じて、ください……っ♡やっ♡んん……っ♡全部……全部、ダヴィンチちゃんのしわざで……っ♡私のせいじゃ……っ♡」


 アルトリアが、チクオナ大好きの変態マゾであったように──

 マシュもそうであると、あなたは見当を付けたのだ。

「自慰行為の際に乳首を触って気持ち良くなる」というそれは、本来ならば何も恥ずかしくない行為だ。自慰において、多種多様の快楽を求めることが恥じらいならば──男の子なぞ、この世界で生きてはいけないのだ。あなたも、自ら積極的に開発したことはないが興味はあったし──コルデーに耳を舐められて、乳首をカリカリされながら手コキをされると、女の子のように淫らに悶えてしまうのだ。

 だが──

 狭い世界で生きてきたマシュには、その辺りの機微はわからないのだろう。

 性的行為というのは人間の人生において密接な代物であるのに──書物において「乳首でオナニーするのは普通のことであり、何ら恥じ入ることではない」と擁護されることは滅多にない。臭い物に蓋という判断はおかしなものではなく、普通の人間は自分で興味を持って深みに脚を踏み入れるだけなのだが──カルデアという異常な空間で生まれ育って、常に監視の眼に晒されていたマシュにとって──

 こっそり乳首でオナニーをしているというのは、命の危機であったとしても口にしたくはないらしい。

 困ったのはあなたの方だ。マシュの歪んだ性的観念を矯正するつもりはないが──マシュの口から、それを聞きたくてたまらないのだ。掌から溢れるほどの、大量の媚肉を揉みしだいて──ザラザラのお手手に、すべすべの乳皮が心地よくて──乳を愛撫されるだけで、股間が触れているベッドのシーツにシミを作ってしまう淫らなエロ雌の口から──それを聞きたいのだ。 

 だから、少し考えてから──


「……えっ?」


 あなたは──


”正直に話せば、ご褒美にパイズリしてもいいぞ”


 と、マシュに告げるのだ。

 本来ならば、それはまるで取引になっていないもの。

 漫画やアニメで、傲慢な悪党が「お前の全てを捧げれば、俺様の奴隷になることを許してやろう」と言い出すようなものであるのだが──


「……ふぅ♡ふぅ……んん……っ♡」


 マシュは──

 涙目になった瞳と、唇を噛みしめた表情で、あなたを見つめてくるのだ。

 マシュの内側に眠っているマゾに賭けたのだが──どうやら、目論見は正解であったらしい。マシュは今、一対一のラブラブカップルえっちをするのではなく──ハーレムの主様に、寵愛を頂くために儀式のような交尾をしているのだ。パイズリというのはきっと、彼女にとっては到底あり得ない変態交尾の一つ。「あ、あの……先輩?その……私の勝手なお願いで申し訳ないですし……もしもお嫌ならば言って欲しいのですが……パ、パパパ……パイズリ、を、してみたいのですが……?」と上目遣いで、心の底から申し訳なさそうな涙目で懇願してくるのがマシュ・キリエライトであり──


「……し、してました……っ♡」


 彼女は──


”パイズリをしたいから”という理由で、自身の最大の恥部を露わに公開してくるのだ。


「胸で……乳房で、乳首で……っ♡自慰行為をしていました……っ♡……せ、先輩に揉みしだかれること、と……っ♡あ、あと……先輩ではない……魔物や魔獣に、襲われることを妄想して……っ♡胸を、揉んで、撫でて、カリカリして……っ♡


 オナニー……して、いました……っ♡


 せ、性感帯は……っ♡ここ、ですっ♡乳首の、周りの……っ♡乳輪の、色が濃くなっている部分で……っ♡んん……っ♡下乳も、敏感なので……っ♡さわさわ♡さわさわ♡くすぐられるように、いじられたら……っ♡声、我慢できないです……っ♡強く揉まれるのは……好き、ではないです……っ♡痛いので、嫌ですけど……っ♡先輩が本気で、胸を鷲掴みにしてきて……っ♡あっ♡あっ♡私逃げられないんだ♡先輩のおもちゃにされてるんだって思うと……っ♡痛いのすら、気持ち良くて……っ♡


 だ……だから……っ♡


 先輩にされるなら……大体全部……気持ちいいと思います……っ♡」


 マシュは──

 今にも消え入りそうなほどに、か細い声で宣言してくるのだ。 

 彼女にとってそれは、自身の痴態をさらけ出す行為であるのだろうが──

 男の子としてはたまらなく興奮をする代物であり──


「……先輩?


 ……あの、正直に……言いましたので……っ♡


 パイズリ……してもよろしいでしょうか……?」


 彼女は──

 あなたの肉棒を、優しく撫でてくるのだ。

 五日間、大勢の美少女サーヴァント達に搾り取られた挙げ句──

 つい先刻まで、コルデーの媚肉を貪っていたのだ。

 本来ならば金玉は空っぽになっているはずなのだが──マシュ・キリエライトという、120センチOカップ美少女のパイズリおねだりで、興奮をしない男がいるはずもない。”あっ、俺は今、命を燃やしているな”と感じながら、肉棒をギンギンに隆起させて──


「……失礼します、先輩……っ♡」


 あなたはベッドの縁へと腰掛けて──


 マシュは跪き、床へと膝を付けるのだ。


 どっかりと大股に開いた間に──

 マシュがちょこんと座り、あなたの肉棒と視線を合わせてくるのだ。

 普段、あなたよりも身長の低いマシュを見下ろすだけでも「あっ、俺ってマシュより背が高いんだ」という事実に、ちょっとした興奮を抱くのが健全な男の子であるのに──

 全裸のマシュが正座になって、あなたの肉棒と視線の高さを合わせてくる状況だ。


「……まずは自由にすればいいのですね?……はいっ♡かしこまりました……っ♡


 先輩?


 不肖マシュ・キリエライト……こうした……性的ご奉仕の知識はありましても、経験の方は皆無ですので……っ♡


 先輩のお望みの奉仕……たっぷりと刻み込んでください……っ♡」


 マシュはあなたを見つめて、宣言をしてから──

”ふぅ~っ♡”と、肉棒の先端に吐息を吹きかけてくる。


 一度、あなたは両手に怪我を負ったことがある。

 軽微なものであり、安静にしていればすぐに治ると言われたのだが──両手が使えないというのは、想像以上の不便がある。そのときにマシュは、あなたの介助を申し出てくれて──熱々のスープをスプーンで掬い”ふぅ~……ふぅ~……っ”と吐息を吹きかけて、冷ましてくれたことがあったのだ。圧倒的な母性を前に、思わず感涙してしまいそうなほどであり──それ以来、「マシュにいつか子供が産まれれば、そうして、母性をたっぷりと見せつけるのだろうか」と思ってはいたのだが──


”ふぅ~……っ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ~~~……っ♡”


 彼女は、その母性をあなたの肉棒に捧げるように──

 熱を帯びた剛直に、吐息を吹きかけてくるのだ。

 肉棒の熱は表面を覆っているのではなく、鋼鉄の芯から生み出されるものだ。表面温度を一時的に下げても何の意味もないのだが──肉棒を前にしているマシュに、冷静な判断を求めることは酷であるらしい。

”ちゅっ♡ちゅ~……っ♡”と彼女は、あなたの肉棒の先端に口付けをしてくる。

 マシュの唇が──あなたの股間から突き出た、穢れた肉棒に触れてくるのだ。自身の逸物であるからこそ、あなたはそこに溜まった汚れを理解している。トイレの度に、先端からは小尿をジョボジョボと吐き出して──夜な夜な、自慰行為で精液をびゅるびゅると放出していたのだ。汗で蒸れた股間がどれほどに汚れて、悪臭を放つのかは、他ならぬ自分自身が一番理解している。股間をボリボリと無造作に掻いたお手手で、マシュのような神聖な存在に触れてはいけないと──理解しているのに──


”ちゅっ♡あむっ……むちゅ~っ♡ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅ~……っ♡”


 マシュは何度も何度も、あなたの肉棒に口付けの雨を降らせてくるのだ。

 全てが初体験であり、舌を絡め合わせる妖艶なディープキスは出来ないが──故に彼女は、唇が触れ合うだけのバードキスで、最大に興奮させる術を理解しているらしい。あなたの肉棒に何度も接吻を繰り返すだけで、あなたは、どうしようもないほどにマシュの虜になってしまうのだ。彼女のぎこちないご奉仕も──それが”はじめて”であると思うと、あなたにとってはたまらないもの。五人の美少女達による代わりばんこの6Pハーレムパイズリでも平気なのに──

 まだ、マシュのパイズリが始まってすらいないのに、あなたはもう夢中になっているのだ。

 そのままマシュは、何度も何度もキスを繰り返して──

 やがて、彼女の唇と、あなたの亀頭の間に我慢汁の橋が架かった頃に──


「……先輩♡


 こちらで……失礼しますね……っ♡


 私の……マシュ・キリエライトの120センチOカップ……っ♡


 先輩に捧げるために大きくなったパイズリオナホで……っ♡ご奉仕させていただきます……っ♡」


 マシュは自身の120センチOカップを”どたぷん……っ♡”と持ち上げて──


”にゅぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「んんん……っ♡


 先輩……いかがですか……っ♡


 私の胸は……先輩のペニスを、気持ち良く出来ているでしょうか……?」


 あなたの肉棒を、その爆乳で挟み込んでくるのだ。

 途端にあなたには──射精欲が怒濤の勢いで押し寄せてくる。 

 足の指を”ぴ~んっ!”と伸ばして、射精を我慢するのだが──マシュの爆乳は雄の精液を搾り取るための”性器”として、極上の役割を果たしているのだ。圧倒的に大きく、そしてずっしりと果肉が詰まった質量で──しかも、マシュのすべすべもちもちのデカパイに肉棒を挟み込まれるのだ。まるで膣を彷彿とさせるように、あなたの肉幹の凸凹に吸い付いてくる爆乳は──歯を食いしばって、必死に耐えなければ暴発してしまうものであり──


「……先輩?


 このまま……シゴけばいいのでしょうか……?」


 マシュは──


”ずちゅっ♡どちゅっ♡にゅぷぷぷぷ~っ♡ぶちゅっ♡ぐぶっ♡じゅっぷっ♡”


 両側から”ぎゅぎゅ~っ♡”と乳圧をかけて、パイズリを始めるのだ。

 マシュは爆乳を両腕で抱え込みながら──上半身を激しく上下に動かして、あなたの肉棒をシゴきあげてくるのだ。それは──あなたには絶対に勝つことが出来ない、極上のパイズリご奉仕。必死に耐えようとしても──マシュの乳肉による愛情たっぷりのパイズリご奉仕には勝てるはずもないのだ。

「パイズリは気持ち良くない」という言説は、童貞だった頃から何度も耳にしてきたが──それはきっと、マシュ・キリエライトにパイズリをしてもらうことが出来ない雄共の、負け犬の遠吠えのようなものだろう。マシュにとってのあなたは、文字どおりの命の恩人であり──そして同時に、大好きでたまらない人だ。彼女の爆乳はまだ日が浅く、クーパー靱帯はピチピチに健全な状態を保っている。そして──マシュはそれを全て、あなたに捧げるつもりでいるらしい。乳房の形が歪んでしまうのではないか、と危惧するほどの圧倒的な力を込めて──「ああ♡ああ♡先輩が気持ち良くなっている♡」と喜びで瞳を涙に潤わせて──あなたの肉棒を、120センチOカップという、一切を灰燼に帰す破壊力で包み込んでいるのだ。


「先輩……っ♡


 気持ちいいのですか?


 はいっ♡……先輩が気持ちいいのなら……それが一番です♡……先輩♡後輩のおっぱいはいかがですか……っ♡先輩のためだけに……っ♡ここまで大きくなってしまったんですよ……っ♡


 こんなに大きな胸では……っ♡


 きっと、おっぱい星人の先輩以外には……っ♡愛してもらえないと思いますが……っ♡


 責任……取っていただけますか……っ?


 ……ふふっ♪拘束する気も、束縛する気もありませんよ?……私は、他の皆さんみたいに、何か特別に優れているものがあるわけではありませんし……っ♡先輩が……他の方々とのハーレムを求めるのならば……っ♡


 この、マシュ・キリエライトを……っ♡

 

 先輩のハーレムの末席においていただけるだけで……たまらない幸福なのです……っ♡


 先輩がお使いになりたいときは……っ♡24時間、365日、いつでも求めてくださいね……っ♡大きくなりすぎたうし乳……っ♡化け物おっぱい……っ♡先輩専用のパイズリオナホ……♡お好きなときにお求めくださって構いませんから……っ♡


 ……勿論、これからも……っ♡


 カルデアの中でも……特異点の旅先でも……っ♡あっ♡先輩?……先輩だけには……っ♡私のマイルームの鍵を渡しておきますね……っ♡はいっ♡就寝中でも、シャワー中でも……トイレ中でも……っ♡


 ムラムラしたら……いつでも仰ってくださいね?


 マシュ・キリエライト……っ♡


 全身全霊を尽くして……っ♡先輩にご奉仕致しますから……っ♡」


 マシュはあなたを上目遣いで見つめながら──

 男の子が欲しくてたまらない言葉を、吐いてくるのだ。

 性的経験が皆無であっても──彼女は様々な書物から知識を得ているのだ。物語の多くは「読者が悦ぶため」に紡がれている。直接、官能小説に目を通すことはなくても、知識の応用で淫語を口にすることは容易であるらしく──

 だからマシュは、あなたを悦ばせてくるのだ。

 困ったのはあなたの方であり──

 今、あなたはマシュのパイズリ奉仕で暴発しそうなのを必死に我慢していたのだ。

 互いの性経験の数は、あなたが圧倒的に上回っているのに──マシュは、雌としてのポテンシャルの高さだけで、あなたに勝利をしようとしてきている状況。雄としては簡単に射精しては、それは沽券に関わるものであり、一分一秒でも長く我慢をせねばならないのだが──

 マシュはその「我慢しなくてはいけない」というルールごと、変えてしまおうとしているのだ。

 いつどこでも、四六時中マシュを襲って精子を吐き出していいと言われれば──あなたには我慢をする理由が何もなくなるのだ。就寝中のマシュに夜這いをかけて、顔面に精子をぶっかけても──シャワー中のマシュに背後から抱きついて、素股で肉棒をシゴいても──トイレ中のマシュの放尿を眺めてから、彼女にフェラチオで抜いてもらい、その顔面に射精後特有の尿意をぶっかけても──

 あなたは全てを、受け入れてもらうことが出来るのだ。

 ともすればそれは、絶対的な拒絶よりも男の子にとっては驚異的なものだ。あなたが暴発射精を我慢する理由は、欠片としてなくなってしまう。「どんなに惨めで、無様で、情けない格好を見せつけても──マシュは受け入れてくれる」というのは、最早呪いにも近いものであり──

 あなたは、歯を食いしばって我慢しようとするのだが──


「びゅっびゅ~っ♡びゅるびゅる~っ♡先輩♡かっこいいお射精……見せていただけますか?強靱な雄が……っ♡弱っちい雌のおっぱいに……精液をびゅるびゅる~と注ぎ込んでマーキングする姿……っ♡かっこいい雄がぁ……っ♪私のこと……本気で孕ませる気で……っ♡ザーメンびゅるびゅる~って吐き出す姿……っ♡見せてください♡先輩のかっこいいところ♡びゅっびゅ~っ♡びゅるびゅる~っ♡びゅ~っ♡びゅ~っ♡気持ちいいですよ~、先輩……っ♡」


 マシュは明確に、あなたにとどめを刺しに来るのだ。

 未成年のあなたにはわからないが──それはまるで、飲み会におけるコールのようなものであり、拒絶をすれば「空気が読めない人間」として扱われるのだ。びゅるびゅる、びゅるびゅるとマシュが囁いてくるそれは──男の子が本能的に勝てなくなる代物。そもそもあなたの今の我慢も、繁殖活動においては全く無意味であり、かつ真逆の方向性であるのだ。極上の美少女を前にすれば、種を付ける為に一刻でも早く精液を解き放つ必要があるわけであり──

 だから、我慢する理由がないとわかれば、もうどうすることも出来ない。

 肛門に全力で力を込めて、尿道の根元を引き締めたところで──マシュのデカパイを汚したいと、あなたの内側の雄が叫んでいるのだ。肉棒の付け根の部分の熱と衝動は、ぎゅうぎゅうに狭まった尿道をかき分けて遡上していき──もう、あなたも我慢をすることが出来ない。最早、苦痛にも似た快楽に身を任せて尿道を解放すると──

 マシュを孕ませたいと思っている数億匹の精子達がそこを駆け上がっていき──

 最後に、マシュが”ぎゅ~っ♡”と乳圧を高めると同時に──


”びゅるびゅるびゅる~っ♡びゅ~っ♡びゅるるる~っ♡びゅくびゅくっ♡びゅ~っ♡”


”どぴゅどぴゅっ♡びゅるるるう~っ♡びゅっくんっ♡どぴゅどぴゅっ♡びゅ~っ♡”


”びゅぐ……っ♡びゅるるる~っ♡びゅるるるっ♡びゅくんっ♡ぶびゅ~っ♡”


「…………っ♡♡♡」


 あなたは、マシュの乳内に精液をぶちまけていくのだ。

 金玉の中が空っぽになるようなそれは──マシュの乳圧が窮屈すぎて、あなたの精液が搾り上げられていくからだ。彼女の全身は雄の欲情を煽ることに特化した、媚肉がまとわりついている。あなたが射精欲に悶えている間──マシュはその顔を、じい~っと見つめてくる。極上の美少女が涙に潤んだ瞳で、あなたの射精顔を受け入れてくるそれは──きっと、三流のブスの膣肉よりも遥かに気持ちいいものなのだろう。本能には従うことしか出来ず、あなたは、マシュの上目遣いを「尿道に残った精液を絞り出すためのお掃除フェラ」のように扱いながら、最後の一滴までを吐き出していき──


「……ふふっ♪先輩……流石にお疲れでしょうか……?」


 マシュは優しく、あなたに語りかけてくる。


 普段ならば、あなたはマシュには絶対に負けなかっただろう。

 彼女の身体がどれほどに極上の媚肉で武装されていても──あなたという雄は、それと同等の美少女達を五人同時に相手するほどの胆力があるのだ。戦闘に置いては「片方がノーリスクで相手を責め続ける手段」なんてあるはずもないが──性行為において、それは無限の選択肢があるのだ。マシュの膣肉を指でほじくりまわしたり、彼女のクリトリスを執拗に吸い続けたり、あるいは拘束したマシュの視覚と聴覚を奪って、脱水症状寸前になるまで拘束バイブローター責めをすることも出来るのだ。

 あなたの金玉が空っぽになっても、マシュの乳房を揉みしだき、乳首を責め続けながら回復を待てばいいだけなのだが──


「はい……っ♪構いませんよ、先輩……っ♡一度の射精で限界を迎えてしまっても……私は少しも軽蔑はしませんし……っ♡


 先輩は……これで五日連続……濃厚な交尾に耽っているのですから……っ♡


 私の身体で……休んでください……っ♡」


 あなたは五日間、極上の美少女サーヴァント達に搾り取られているのだ。

 金玉が空っぽ──という表現を通り越して、人間の生命力を前借りしているような精力であり──マシュはそれを危惧していたのかもしれない。

 射精直後のあなたをベッドに押し倒して──

 あなたを抱きしめながら、すぐに布団を被せてくるのだ。


「ふふっ♪先輩……っ♡


 私の身体……抱き枕にしていいんですよ……っ♡


 はいっ♪眠たければ眠って……お腹が空いたら食べて……っ♡ムラムラしたら……私の身体を使って発散してくださいね?……先輩のメンタルケアも、後輩のお仕事ですから……っ♡


 ほら……っ♡先輩……?


 コルデーさん達にするみたいに……っ♡


 私にも……ぎゅうーってしてください……っ♡」


 マシュはあなたの耳元で、ぽそぽそと囁いてくるのだ。

 互いに一糸まとわぬ全裸となれば──あなたの身体とマシュの身体の対比が、これ以上ないほどに顕著になるのだ。男の子としてゴツゴツの身体は傷だらけであり──、一方で、多少の傷は魔力供給によって治ってしまうマシュの身体は、極上の触り心地をしている。健全な女の子にとっては心配事の、ニキビや、肌のシミや、乳の垂れというのは──デミ・サーヴァントになっているマシュにとっては「ダメージ」として処理されてしまうのだ。どれほどに乳房を揺らしてクーパー靱帯を虐めたとしても、カルデアの生み出す魔力ですぐに修復されてしまう以上、マシュはどうあっても、その極上の身体を維持されてしまうのだ。「何もケアをせず、暴飲暴食を繰り返していれば、肉体は簡単に醜くなってしまう」のと──まるで正反対とでも言えばいいのだろうか。マシュの美しさは重力が反転している世界にあるので──「特別なことは何もしなくても、美しさの階段を”転がり上がってしまう”から勝手に美少女になってしまう」というそれは男の子にとっては垂涎なものであり──

 マシュのすべすべな脚が、あなたの毛むくじゃらの脚に絡みつき──

 マシュのぷにやわの爆乳が、あなたの硬い胸板に押しつけられてくるのだ。

 五日間で三桁に達する射精を終えた肉棒は、すっかりと疲労を訴えており──マシュはそれを、自らの”素股”で受け入れてくれるのだ。肉棒が少し硬くなって、誤って挿入されてしまえば──マシュの”はじめて”を簡単に奪えるというそれは、あなたにとっては緊張にたまらないものだが──


「よしよし……っ♡よしよし……っ♡ぎゅ~……っ♡


 大丈夫ですよ、先輩……っ♡


 私が……マシュ・キリエライトが、先輩のことを守ってあげますからね……っ♡


 ぐっすり眠ってください……先輩……っ♡」


 マシュはあなたを抱きしめて、その頭を撫でてくるのだ。

 最早記憶にも残っていないほど昔、深層心理に刻み込まれた、母親に撫でられていた赤子の頃を彷彿とさせるものであり──あなたはすぐに、意識を微睡みに追いやってしまう。乳房にびゅるびゅると吐き出されたあなたの精液も──彼女はそれを魔力として、吸収してしまうようだ。すべすべの乳房を顔面に向けられると、あなたが耐えられるはずもなく──「は~い……っ♡マシュママのぉ……マシュマロおっぱいですよぉ……先輩……っ♡」と囁かれるままに、あなたは先端の乳首をちゅぱちゅぱと吸ってしまう。自身の唾液が乾いた後に、どれだけの悪臭を放つか──というのを、あなたは存分に理解しているのだ。それでも本能に抗うことが出来ないので、マシュの乳首をチュパチュパと吸いながらマーキングをしていき──

 やがて、そのまま眠りに落ちた。

Comments

TR

マシュつっよ…。最高でした!

ねむまる

いまさらだけどEカップで精々とかすげえ環境だな……

カツ

マシュつっよ、エロシコ力高すぎて狂う!?

バレット

英霊とは違う生身の身体をマスターの為にドスケベボディへ改造するの背徳的過ぎてヤバヤバです! マシュお嫁さんにした過ぎる…身も心もここまで捧げられたら大好きになっちゃうって。

谷澤晴夫

先輩のために身体をエロく改造しちゃうマシュが最高でした。 こんだけエロいのに、ウブ感じ更にマシュのエロさを上げてるのに、マゾまでついてくるのはエロすぎて最高です。

wws2jsh7

ありがとうございます!マシュ、絶対えっちが上手い