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 あなたの右耳には、イヤホンが装着されている。

 流れてくるのは、カラオケボックスの音だ。

 部屋の外から漏れ聞こえてくる、重低音のカラオケの小さな音は――さながら、あなた自身がそこにいるかのような錯覚に陥るもの。ASMRとでも言うのだろうか。高音質のマイクで音声を収録したようであり――


『いかがですかぁ……旦那様……っ♡


 これから大鳳……寝取られてきちゃいま~す♪


 うふふっ♡実は……お相手の方は……旦那様も知っている方なのですよ?


 ヒントは……大鳳と旦那様の結婚式に来てくださった方です……♪


 本当はカメラで収録したいと思ったのですがぁ……っ♡向こうもケッコンしている身で……大鳳と浮気不倫セックスをするに当たって映像は残したくない、とのことで……っ♡


 こうして……音声のみになりますが……』


「許していただけますよね……旦那様……?」


 ソファに座る、あなたの膝の上には――

 大鳳が、胸元のざっくり開かれた赤いドレスに、対面座位の体位で座っているのだ。

 

 大鳳は、あなたの為に寝取られてきてくれたのだ。

 昨夜は一晩、大鳳がいない家であなたは心臓が潰れそうなほどの後悔をして――

 同時に、嘔吐を催しそうなほどの興奮と背徳感に浸っていたのだ。

 あなたのことが大好きすぎる大鳳は、一泊二日の出張であっても決して許容はしてくれず――出張に付いてきて、同じホテルに泊まりたがるほど。普通の男ならば「お嫁さんが美人過ぎて、悪い虫が付きそうなので、自分が不在の内に浮気や不倫をするのではないか」と心配をすべきなのだが――こと大鳳に関しては「大鳳は絶対に旦那様以外には抱かれないので、むしろ、旦那様が仕事の付き合いや気の迷いでえっちなお店に行くのではないか」ということを心配しているのだ。

 だから基本的に、あなたと大鳳が離ればなれになることは、互いのトイレ以外では滅多になく――


「旦那様のお食事も用意せず……っ♡お風呂も準備せず……っ♡いつもの夜伽も忘れて……♡大鳳は既婚者の友人と徹夜でカラオケ……っ♡ああっ、万死に値する罪ですが……っ♡


 旦那様のお望みとあらば……仕方ありませんよね……っ♡」


『大鳳のお願いを聞いてくださってぇ……っ♡これより、大鳳と変態的で……ドスケベで……♡寝取られマゾの旦那様が満足するようなぁ……エッロ~い交尾をしてくださる既婚者の方……っ♡万が一の顔バレもお嫌ということで……っ♡こうして、音声だけになってしまいましたが……


 旦那様は……これで、十分にお喜びいただけますよね?』


 昨夜あなたは一人で、大鳳のいない夜を過ごした。

 あなたが家で待っている間に、カラオケボックスで、結婚式にも参加していた既婚者の相手と浮気交尾をしてきたというそれは――あなたの興奮を煽るには、十分すぎる代物。大鳳という存在は決して、あなた以外の雄に媚びてはならないというのに――彼女が他の男に忠誠を誓ったのだと考えると、あなたの中にはムクムクと、火傷しそうなほどの熱が沸き上がってくるのだ。

 右耳にはイヤホン越しの大鳳の囁きがあり――


「旦那様……?


 最初は……接吻からしたのですよ?」


 左耳には、大鳳の生の囁き声が存在しているのだ。

 朝帰りをしてきた大好きなお嫁さんが――

 全身から漂わせているのは、あなたの知らない場所の香りだ。

 タバコの臭いはきっと、カラオケボックスのそれが移ったのだろう。あなたは大鳳と一秒でも長く、幸せな人生を過ごしたいので喫煙の習慣はなく――なので、ただのそれだけの匂いでも、肉棒が”びゅぐんっ♡”と弾むほどの興奮を煽ってくるのだ。


「大鳳の唇……旦那様以外の殿方に捧げたことはないのですよ?……いいえっ♡いずれ出会う愛しい運命の相手のために……っ♡同性は元より、犬や猫の唇ですら拒んできたのですが……っ♡


 その唇でぇ……っ♡


 大鳳は……ドスケベなキスをしたのですよ……っ♡」


 大鳳はあなたの膝の上に座りながら――

 正面からあなたを見つめて、唇を見せつけてくるのだ。

 彼女のぷにぷにな唇は――ともすれば、少し腫れぼったいとでも言えるのかもしれない。

 勿論それは、欠点の話ではない。唇にコラーゲンを注射する必要もなく、真っ赤で艶やかな口紅で色味を補強する必要もない。大鳳の唇はただ、無色のリップクリームで保湿するだけで、雄を魅了するには万全すぎるほどの光沢を放っているのだ。

 あなただけに捧げられたその唇が、どれほどに気持ちいいのかは十分に知っている。

 初体験の際、あなたは大鳳に押し倒されて――その唇で、全身に口付けを落とされたのだ。「あなたの身体に汚いところはない」と、恋人に口で言うのは簡単だが――口で表現をすることは中々難しい。だが――大鳳の唇で、あなたの肛門に”ぶっちゅ~っ♡”とキスをされながら同じ台詞を言われれば、雄としては絶対に信じる他にないのだ。

 大鳳がどれだけ雄を喜ばせる手練手管に通じていても、あなたの肉棒を勃起させて、射精を導いて、後始末をするのには数分を要する。高校の昼休み程度にまとまった時間があれば、いくらでも楽しみ放題だが――、十分にも満たない、授業と授業の合間の短い時間では、誰にも見つからない場所を探すだけでも一苦労であるのだ。その点――接吻であれば、一秒もあれば十分。大鳳はあなたを喜ばせるために、一秒の隙が見つかる度にあなたを抱きしめて、その唇を奪ってきた。大鳳は頭が良いので、授業を受けずとも簡単に試験で満点を取ることが出来る美少女であり――だから、授業を受けている五十分間は、彼女にとってあなたの性欲の熟成の時間だと思っていたのだろう。たっぷりと隙を見計らって、キスをすればするほど――その後であなたとの交尾は激しく、苛烈なものになるのだ。元々キス魔の素質もある大鳳に、大義名分が加われば鬼に金棒であり――”万”を超える回数の口付けを一年間で注ぎ込まれれば、大鳳の唇に夢中になるなという方が無理な話であり――


 その唇が――


 他の雄に捧げられたとあらば、あなたが正気を保っていられるはずもない。


「ふふっ♪旦那様?嘘だと思っていますわね?……そうですよねぇ♡大鳳が旦那様のことどれだけ大好きか……っ♡他ならぬ旦那様が一番お詳しいはず……っ♡旦那様の命令であってもぉ、旦那様しゅきしゅきな大鳳が……そんなことをするはずがない……っと♡


 思うのも当然のことですがぁ……


 大鳳は……


 ちゃ~んと……旦那様以外の方と……接吻をしてきましたわ♡」


 大鳳があなたに囁くと同時に――


”むっちゅ~~~っ♡”


”んちゅっ♡ぶちゅっ♡ちゅ~っ♡んれぇ……っ♡れるれるれる……っ♡んちゅっ♡ちゅ~っ♡”


「うふふ……っ♡ほ~ら……っ♡


 あっちの大鳳が……っ♡濃厚な接吻に夢中になっているの……おわかりですか?旦那様……っ♡」


 イヤホン越しの大鳳が――

 濃厚な接吻の音を、響かせてくるのだ。

 大鳳はあなたが耳元で囁かれると、興奮するということを知っている。

 ASMRの動画投稿者が常に工夫を欠かさずに、視聴者を楽しませるのと同様に――

 大鳳も様々な技法で音を鳴らして、あなたを楽しませてくれていた。

 だからこそ、わかるのだが――


「うふふっ♪他の方にはわからなくても……他ならぬ旦那様には……おわかりですよね……っ♡


 大鳳が……♡


 本気の本気で……誰かと、ガチの口付けをしているのだ……と♡」


 彼女が響かせてくる音は――

 粘膜同士の接触に他ならないのだ。

 大鳳が耳元で、舌を突き出して唾液をにちゅにちゅと鳴らすエアキスを行ってきたり――あるいは自身の指を二本咥えてしゃぶりあげる、指フェラを行って挑発をしてくることは多々あっても――実際に唇同士が触れ合うキスの音は、まるで別物であるのだ。あるいはあなたが、大鳳に初めて誘惑される童貞男子であれば話は別だが――他ならぬあなた自身は、この世界で唯一、大鳳と接吻をし続けることが許された男であるのだ。直接にキスをしているときの水音だけではなく、それを映像に残して、ハメ撮り鑑賞をしながら交尾に耽ることもあったので――


 だから、理解が出来るのだ。


 これは――


 冗談や嘘ではなく、本気のキス音なのだ――と。


 相手が誰であるかは、あなたには理解が出来るはずもない。声を聞いたところで、よほど親しい相手ではない限り、イヤホン越しに音声だけで相手を認識することなど出来るはずもない。その上で――彼はどうやら、本気で身バレを怖れているらしい。当然だ。「大鳳に浮気セックスを誘われて、そのまま大鳳を自分の妻に出来る」とあらば、彼らは少しの躊躇もなく全力を出すのだろうが――「寝取られマゾの旦那のおこぼれで、大鳳と一晩を共にする」というのは、人生を台無しにすることは出来ないもの。彼の結婚相手にバレてしまえば、旦那の同意の上云々という理屈は関係なく、ただの不貞として扱われる。大鳳とセックスをした上で、元の妻との関係も保つことが、顔も名前も、それどころか声すら知らない間男にとっては大事なことであり――

 だから、僅かに漏れ聞こえてくるのは、相手が唾を飲んだり、唇をちゅぱちゅぱと鳴らす音だけなのだ。

 あるいは大鳳が――

 めちゃくちゃに上手な演技で、一人芝居をしているだけなのかもしれない。

 あなたにはどう考えても「粘膜同士が接触し合っているし、唇同士がむちゅむちゅとなっているし、キスをしていないわけがないだろう」としか聞こえないのだが――大鳳という極上の美女が、あなたの矮小な常識の中で収まるはずもないのだ。大鳳に寝取られて欲しいと頼んだのはあなた自身なのに、あなたは、大鳳が嘘を吐いているという一縷の望みに期待をしてしまう。その矛盾がおかしいとは言えない程度には――大鳳という美女は、あまりにも雌として優れているのだが――


「旦那様……っ♡


 こちらの大鳳も……お忘れなく……っ♡」


 あなたの”目の前の大鳳”が――


”むっちゅ~~~っ♡”と、あなたに唇を重ねてくるのだ。


 両腕を首に回して、股間をぐりぐりと押しつけながら――

 あなたに密着をして、大鳳は舌を唇に挿入してくる。

 普段の彼女は、クレッシェンドが記された楽譜のように、徐々に盛り上がるような愛撫を好んでいるのだが――今日の彼女は、初っぱなからラストスパートであり――


「んちゅっ♡れろっ♡んれんれんれ……っ♡そうですわよ……旦那様……っ♡」


『ちゅ~……っ♡んぢゅっ♡ぢゅるるるるっ♡ぶっちゅ~っ♡んれんれんれ……っ♡れるれるれる……っ♡』


「こうやってぇ……♡


 旦那様以外の方に……キスをしたのですよ……っ♡」


 それは――

 大鳳が、イヤホン越しに行っているキスと同じであるのだ。

 乱暴に、互いの唇を重ね合わせて貪り合うようなキスは、普段のあなたと大鳳においては「セックスの最後の方で、互いに言葉も忘れて、獣のように激しくまぐわうとき」に行うものであるのだ。いつもとは違う濃厚な接吻は――逆説的に、これが性行為の佳境であるとあなたの身体を勘違いさせて、肉棒が激しく強く昂ぶっていく。 

 両腕を首に回して、強く抱きしめ合いながらのキスは――


「おわかりですか……旦那様……っ♡


 優しい優しい旦那様ではぁ……ぜ~ったいに出来ない……乱暴なキス……っ♡」


『んちゅっ♡んれぇ……♡これ、しゅき……っ♡弱っちい旦那様じゃ出来ない……っ♡激しくて、強くて……っ♡大鳳を俺様のものにするんだ~って……っ♡熱に溢れた……乱暴な、んっ♡レイプみたいなキス……っ♡好き♡好き♡……これ好きですわぁ……っ♡』


 あなたではない雄の香りを、ぷんぷんと漂わせているのだ。

 自分から頼んだプレイのはずなのに――あなたはもう、既に「これは大鳳の上手すぎる演技」「どこからどう聞いても、本物のキスにしか聞こえないが、きっと上手く誤魔化しているのだろう」「大鳳が寝取られるはずはない」と、全く正反対の感情がわき上がってくるのだ。いや――あるいはそれは、正常な反応であるのかもしれない。寝取られが好きだから興奮するのではなく――寝取られが嫌いで、大鳳が奪われたくなくて、大好きな彼女が他の男と濃厚な口付けに浸っている姿が辛くてたまらないからなのだ。


「……どうなさいました、旦那様……?


 おちんぽ……凄いことになっていますが……?」


 あなたは、めちゃくちゃに興奮しているのだ。


 大鳳の腹部にぐりぐりと肉棒を挟み込まれて、あなたは快楽に身悶えする。『やんっ♡んんっ♡いけないのですよ……っ♡これは大鳳の旦那様が……命令して、やっているだけの寝取らせプレイ……っ♡大鳳の許可もなく……乱暴に乳を鷲掴みにして、ぐにぐにと揉みしだいては……っ♡』と耳元で囁かれて、目の前では大鳳がニヤニヤと笑みを浮かべているのだ。彼女の胸元の豊満な乳房を、あなたに見せつけながら――愛しい旦那様を見下してくる表情。普段あなたに傅くことを至上の幸福として、それがプレイであっても、全裸土下座をするだけで膣からぷしゃっと潮を噴けるほどの、極上のマゾメスが――

 他の雄に乳を揉まれたことを、挑発してくるのだ。


”むっぎゅ~~~っ♡♡♡”


「んんんん……っ♡んぐ……っ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡勿論、いいのですよ……旦那様……っ♡


 優しい優しい旦那様が……♡い~っぱい囁いて、理性をぷっつんしないとやってくれない……っ♡


 果実をもぎ取るようなぁ……っ♡凶悪で……意地悪で……♡激しくすれば雌が喜ぶと思っている、勘違いヤリチンくんのような手付きで……おっぱいを揉みしだくこと……っ♡


 だって……っ♡


 大鳳……もう既に、経験済みですもの……っ♡」


 あなたは大鳳の乳房を、全力で鷲掴みにする。

 彼女のそれは、普段のあなたでは絶対に乱暴に扱うことが出来ないもの。

 既に説明をしたが――大鳳の乳は、あなた一人の所有物ではなく、この世界における重要文化財のような代物であるのだ。本来であれば美術館に飾られて、大勢の人間から観察されて、彼らの脳内に刻み込まれるべきである芸術品を――あなたはぐにぐに~っと、手指が赴くままに揉みしだくのだ。


「んんっ♡旦那様ぁ……っ♡


 まだ……弱っちいですわ♡」


『んおおおお……っ♡おおおっ♡んほぉ……っ♡んぐっ♡んんん~っ♡あああ゛~っ♡んおっ♡乳首コリコリ……んほぉ……っ♡おおおお~……っ♡だめっ♡だめですわっ♡そんなこと、されだらぁ゛♡旦那じゃ、満足できなぐ……おおおおお~っ♡』


 耳元に流れ込んでくる大鳳の喘ぎ声は――

 普段のあなたが、絶対に聞くことの出来ないものだ。

 下品なオホ声喘ぎというものは、大鳳という極上の美女においては滅多に出せるものではない。あるいは彼女の膣を遥かに凌駕した巨根を、テクニック抜群のヤリチンが持っていて、更には大鳳に違法薬物による媚薬でも盛らなければ聞くことが出来ないものを――


「そうですわ……旦那様……っ♡


 旦那様みたいなぁ……♡大鳳一筋……♡大鳳以外の女の子なんて欠片も知らない……弱っちい雄様と違って……っ♡


 あちらの方は……っ♡大鳳の……いいえ♪


 雌の弱点を……か~んぺきに熟知しているのですよ……っ♡」


 イヤホン越しの彼は、簡単に鳴らすことが出来るのだ。

 素人では音を出すことすら難しい金管楽器も、熟練の演奏者が吹けば艶やかな音色を鳴らすことが出来るように――あなたの粗末な逸物では絶対に響かせることの出来ない、激しい嬌声が耳元で響いているのだ。


「ご安心ください♡旦那様♡……この大鳳、いくらなんでも、そんな簡単に旦那様以外に心を許したりはしませんよ?……うふふっ♡それは勿論……逞しく大きな肉棒で、膣の中をどっちゅどっちゅとかき混ぜられて……っ♡雌としての幸せを、骨身に刻み込まれてしまえば話は別ですが……っ♡乳房への愛撫を……しかも、十分や二十分繰り返された程度で……旦那様がぜ~ったいに出させることの出来ない……下品なオホ声♡響かせるほどに大鳳は淫らではございませんよ……っ♡


 うふふ……っ♡おわかりですよね……旦那様……♡


 媚薬を……盛られてしまったのですよ……っ♡」


 大鳳が囁く言葉に――

 肉棒の先端から、我慢汁が”とぷ……っ♡”と漏れ出す。

「媚薬でも盛らなければ、大鳳はここまで乱れないだろう」と――「実際に媚薬を盛られて、ここまで乱れている」というのは全く別の話。前者ならば、あなたは大鳳の掌で踊ることが出来たのだ。寝取られる気はないが、あなたを満足させたいと口走る彼女はきっと、様々な嘘寝取られで煽ってくれたのだろうが――


「うふふっ♪本当は……口付けなんてする気はなかったんですよ?大鳳にとってぇ……どう考えたところで、愛しい旦那様以外への口付けなんて……浮気に他なりませんから……♡


 でもでもぉ……っ♡

 

 媚薬を盛られて……身体の感度、最大まで昂ぶっちゃって……っ♡


 旦那様ならご存じですよねぇ?大鳳の身体がどれほどに淫らで……どれほどに制御が付かないか……っ♪雄に媚びることに特化したこの淫らな身体に……媚薬を盛られて……圧倒的な快楽を注ぎ込まれるのですよ♡大鳳以外の雌を一匹も知らない、弱っちい雄の旦那様と違って……っ♡あわよくば、本気の本気で大鳳を快楽落ちさせたいお相手……っ♡一晩限りという約束でも、大鳳の身体は別物ですし……っ♡優しい寝取られマゾの旦那様がぁ……っ♡その声色を……その感触を……聞いてしまえば、触れてしまえば、もう二度と元に戻れなくなって……


 また、寝取ってくださいと……土下座してお願いするほどに……っ♡


 大鳳のことを完堕ちさせちゃえば……いいだけなんですから……♡


 ねぇ?旦那様?おわかりですよね?……この口付けの音、嘘や演技ではないと……っ♡はいっ♡そうですわ♡旦那様の前で嘘は吐けませんもの……っ♡大鳳の目を見てくださいませ、旦那様……っ♡


 この音はぁ……♡いつもの……大鳳の一人芝居ではなく……♡


 本物の接吻の音だと……旦那様への愛に誓って、宣言させていただきます♡


 はいっ♡接吻……人と人が唇を重ね合わせて、時には舌を絡め合わせて……♡互いに唾液を行き来させる……っ♡心の底から惚れ合っている愛しき恋仲の相手にしか行ってはいけない……っ♡ガチ恋相手専用のエロエロディープキスを~……♡


 大鳳は……旦那様以外の相手としているのですわ……っ♡


 し・か・もぉ~……うふふっ♡


 旦那様はきっと……考えていたのでしょうがぁ……♡


 これは……大鳳が旦那様との逢瀬をこっそり録音していたわけではなく……


 明確に……はっきりと……


 旦那様以外のお相手と……カラオケボックスで、ラブラブディープキスをしている音ですわ……っ♡」


 大鳳が吐き出す言葉は――

 今のあなたの脳味噌が、ドロドロに蕩けていくものだ。

 彼女の全身が密着して、彼女とラブラブに舌を絡め合わせて――それでもあなたは、大鳳の過去の経験を聞いて、嘔吐感にも似た絶望を味わっているのだ。普通の異性を相手にして、過去に性経験があるからと言って嫉妬をしたりするのとは――まるで違う。

 あなた以外の雄には絶対に靡くことのない大鳳が――

 少しでも、他の雄に本気になったという事実は――

 あなたの脳細胞を、粉々に破壊し尽くす情報であるのだ。


「ご安心くださいませ、旦那様……っ♡お薬の効果が抜けた後の大鳳は、旦那様一筋……っ♡当たり前ですわ?今、目の前にいる大鳳はぁ……旦那様のことが大好きで、旦那様以外とえっちするなんてぜ~ったい嫌な女の子……っ♡


 で・す・がぁ……っ♡


 イヤホン越しの大鳳が……♡


 媚薬を服用して……前後不覚になり……っ♡


 乳を揉みしだかれながらオホ声を響かせているのも事実なのですわ……っ♡」


 大鳳はあなたに囁いてから――

”むっぎゅ~~~っ♡”と、力強く抱きしめてくる。

 性的快楽を目的とした刺激ではなく、単純に、大鳳の愛情たっぷりのハグで暴発射精をしてしまうのは――それは雄としての、どうしようもない敗北だ。初体験のあの夜ならばともかく、今のあなたは大鳳をお嫁さんにして、幾度となく身体を重ね合わせているのだ。だから、大鳳の全力で抱きしめられて、彼女の腹肉で肉棒を押し潰されても――歯の根がカチカチと震えるほどに歯を食いしばり、全身が筋断裂しそうなほどに力を込めるだけで、容易く耐えることが出来るのだ。


「うふふっ♪本当はこれで暴発させるつもりだったのですが……っ♡


 流石は大鳳の愛しい旦那様♡この程度では射精なさらないのですね……っ♡


 かっこよくて逞しい……♡大鳳の旦那様に相応しい雄ですわ……っ♡」


 大鳳はあなたの耳元で囁いてから――

”するり……っ♡”と、あなたの膝の上から降りていく。

 彼女の密着が離れるというのは――

 あるいは、自身の生命の喪失よりも遥かに大きな問題であるのだが――


「うふふ……っ♡」


”しゅりしゅり……っ♡”


「こちらのおちんぽも……逞しく、大きくそそり立っておりますね……っ♡」


 大鳳はあなたの正面に跪き、スウェット越しの股間を撫で回してくるのだ。

 いつか大鳳との間に子供が出来たときに、親子三人で座れるように大きなソファを買おうと言われたそこで――大股を開き、深く腰掛けながら、目の前には跪いているお嫁さんの大鳳がいるのだ。彼女はあなたの股間を、その掌でズボン越しに優しく撫で回してくる。直接触られれば、大鳳の保湿が保たれてすべすべぷにぷにのお手手で簡単に陥落をしてしまうが、布地を隔てていると、それはただの感触に過ぎないのだ。少なくとも、イヤホン越しの間男が射精をしていないのに、自分が敗北をしてはならないと考えていると――

 大鳳は、あなたのズボン越しのテントに鼻を近づけて――


”すんすん……っ♡す~……っ♡ふがふが……すはすは……っ♡”


「んはぁ……っ♡旦那様のおちんぽ……♡とても良い香りがしますね……っ♡


 大鳳のことをい~っぱいいじめる気の……♡かっこいい雄の香り……っ♡」


『ん……っ♡臭い、ですわ……っ♡あなたのおちんぽ……っ♡……旦那様とは比べものにならないほど……っ♡吐き気を催す、最低の香り……んっ♡……すぅ~……っ♡ふがふがっ♡す~……っ♡すんすんっ♡すはすは……っ♡』


 大鳳は、あなたの肉棒を嗅いでくるのだ。

 これは昨夜、彼女が間男にした行為を再現しているのだろう。 

 大鳳という雌は、強めの匂いフェチな部分がある。とは言えどそれは、ブランド物の限定品の香水をありがたがるような話ではなく、あなたという雄に限った話。あなたが例えば「大鳳が運動をした直後の、汗ばんだ腋の香り」であるとか「学校の行事で長時間の講演を受けて、椅子に座り続けていたので、汗で蒸れたデカ尻の谷間の匂い」であるとか、そうしたものに激しく興奮をするのと同様の話。大鳳の匂いフェチはあなた専用の話であり、だからいつも、無洗ちんぽの包皮を剥いて、その内側の匂いを大鳳に嗅がれるだけで激しい興奮を感じるのだが――


「旦那様♡ご安心くださいませ……っ♡旦那様のおちんぽの香りが……っ♡大鳳は一番お好きなのですよ?ほらっ♡遺伝子的に相性が良い相手は、匂いが好ましく感じると言うではないですか……っ♡つまり大鳳が、あなた様の雄の匂いを良好に感じるというのは……身体の相性が抜群ということ……っ♡


 大鳳はぁ……♡


 遺伝子レベルで、旦那様のことを愛しているのですよ……っ♡」


『ん……っ♡くっさぁ……っ♡ふぅ♡ふがふが……っ♡すぅ~っ♡んはぁ……っ♡ほんっと、くっさいですね……っ♡あなた様のおちんぽ……っ♡旦那様の、いい匂いと違って……っ♡んっ♡チンカスもべっとり溜まって……っ♡はぁ……はぁ♡好きなわけ、ないじゃないですか……っ♡


 他の雌の匂いが染みこんだ……っ♡はぁ♡はぁ♡……んんっ♡ヤリチンおちんぽの匂い……っ♡旦那様のと違って……っ♡愛液焼けして、濃い色になっているおちんぽ……っ♡大きさは……んっ♡旦那様のより……ずっとずっと上ですが……っ♡ご存じですか?大事なのは大きさではなく、愛情で……あっ♡


 ……んっ♡


 まだ……大きくなるのですか……?』


”…………ごきゅりっ♡”


 と、生唾を飲む音が耳元で響いてくる。

 例えばあなたに、大鳳と同じだけ大好きな、しかし貧相な身体つきをした恋人がいたとして――

 飲み会でたまたま隣の席に座っただけの大鳳に色仕掛けをされれば、きっと、勝つことは不可能なのだ。

 心がその架空の恋人に向いていても、大鳳の身体を前に理性を保つというのは雄として不可能な話。恋人や婚約者や配偶者や運命の相手がいようが――そんな関係は関係なく、雄の繁殖欲求を煽るからこそ”極上の雌”と呼ばれるわけであり――

 

「旦那様……♡


 ズボン、降ろしますね……っ♡


”ずるるるる~っ♡”


 ふふっ♡旦那様のバッキバキのおちんぽ……っ♡大鳳が寝取られているのを聞きながら、興奮なさったのですか?……ああっ♡とても逞しくてかっこよいですわ♡流石は大鳳の旦那様♡……サイズは、まあ、そこまでではありませんが……っ♡大事なのは愛情の有無ですよ♡雌というのは、大きさよりも……愛情があるかどうかの方が、ず~っと大事なのですから……っ♡」


『んあ……っ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡お、大きすぎます……っ♡大鳳の顔よりも、ずっと、大きくて……っ♡う、うるさいですわ……っ♡……そう、ですっ♡旦那様のより、ずっとずっと大きくて……っ♡血管がビキビキに浮き出て……カリ首も、んっ♡すっごい高くて……っ♡


 すぅ~……っ♡すはすはっ♡んん……っ♡雌のマン汁が染みついた……っ♡凶悪な、雄の匂い……っ♡勘違いなさらないでくださいね……っ♡


 旦那様より……ちんぽが、ずっと優れているからって……っ♡


 大鳳は……負けたり致しませんから……っ♡」


 大鳳は――

 その間男に、どうやら心底から発情しているらしい。

 雄にとって、チンポを嗅がれて「いい匂い」と言われるよりも「くっさぁ……っ♡すんすんっ♡んはぁ……くさすぎ……っ♡」と言われる方が嬉しいというのは、大鳳には難しい話なのだろう。目の前の大鳳は目を瞑り、両手を床に突き、ぷにぷにのほっぺたであなたの睾丸に頬ずりをしてくるのだが――あなたはイヤホン越しの、彼女が嫌がりながらも夢中になっているちん嗅ぎに夢中だ。互いに互いのことが大好きなあなたでは絶対に経験が出来ない――大鳳が嫌がりながらも、強靱な雄の濃厚な臭いにトロトロにされている音声。大鳳という極上の美少女を、肉棒に刺激を与えるためのオナホ代わりに使う寝取られASMR鑑賞のようなものであり――


「んれぇ……っ♡」


 大鳳があなたの肉棒に舌を這わせてくると――

 あなたは、ビクンと腰を弾ませるばかりなのだ。


「旦那様のおちんぽ……っ♡はいっ♡大鳳はとても大好きですよ?大きさなんて、莫大な愛情の前には霞んでしまうもの……っ♡何度も何度も……旦那様には、この身を捧げてお教えしているはずですが……っ♡


 大きさよりも大事なものが……い~っぱいあるのですよ……っ♡


 んれんれ……っ♡んちゅ~っ♡ちゅっ♡ちゅっ♡あむあむあむ……っ♡ちゅ~っ♡れろれろれろ……っ♡」


 大鳳のフェラチオは、愛情がたっぷりに詰まった代物だ。

 自身の性器というものは、他ならぬ自分自身でも汚いと思う代物。先端から小尿や精液が発射される上に、一日洗わないだけでも噎せ返るような雄の香りが漂ってくるのだ。勿論、それ自体を恥だと思ったことはない。「ちんちんが常に清潔な人間などいない」というのは、重力や四季と同じ、自然の摂理であるのだが――

 あなたが大鳳の膣ならば、三日洗っていなくても余裕で顔を埋めてクンニが出来るのと同じように――


「んちゅっ♡ちゅ~……っ♡旦那様……っ♡昨夜は、射精をなさらなかったんですか?久しぶりに大鳳がお家にいなくて……♡旦那様の大好きなぁ♡寝取られAVを見ながら自慰行為に耽るチャンスでしたのに……っ♡


 そんなに……んれんれんれ……っ♡


 大鳳の寝取られ報告……楽しみでしたのね……っ♡」


 大鳳にとってあなたの肉棒には、僅かな汚れも存在しない神聖なものであるらしい。

 先端が包皮に包まれた仮性包茎であり、全長も大したことは無い。「自身の肉棒にコンプレックスを持たない人間の方が少ない」とは理解をしているが、それでもあなたのそれは、日本人の平均サイズよりも小さなものであり――美容整形のサイトを眺めなければいけないほどの大問題であったのだが――

 大鳳はそれに、愛情たっぷりに舌を這わせてくるのだ。

 普段のあなたは、それだけで容易くコンプレックスを氷解させることが出来る。

 どれほどに大きな、女泣かせの逸物を生やして三流の雌を片っ端から食い散らかしたところで――超一流の、大鳳一人からの愛情を受け取ることが出来れば、それに勝る幸福はないのだ。「小さい方がフェラチオしやすい」「竿も玉も一緒に咥え込んで、口の中でもぐもぐされるのお好きですよね?」という大鳳の言葉には、ほんの僅かも負け惜しみによる虚勢が存在していないのだ。

 だから、普段のラブラブ純愛お嫁さんセックスならば、あなたはそれで十分すぎるほどに満足していたのだが――


『じゅるるるる~っ♡ぶぢゅっ♡ぐぶっ♡じゅぶぶぶぶ~っ♡ぶぼぼぼっ♡ぐぶっ♡


 んぐ……っ♡ぶはぁ……っ♡大きいだけですわ、こんなの……っ♡愛情がなければ、こんなの……少しだって気持ち良くありませんもの……っ♡


 んぢゅっ♡ちゅ~……っ♡本当にうるさい人……っ♡旦那様の命令じゃなければ……こんなこと、絶対にしませんから……っ♡ぶぢゅぢゅ~っ♡じゅるるるるるっ♡』


 耳元で響いてくる、大鳳があなたには絶対に見せない顔に――

 心臓がバクバクと、激しく弾んでいくのだ。

 猫を被っているという表現は不適切であり――大鳳にとっては、あなたの前で見せる表情こそが素顔であるのだ。極上の美貌と肢体を持ち、少しでも気を許せば、恩を仇で返されるのが大鳳という美少女。どれほどに遠回りをしても、人気のない夜道を歩くことが許されない人生を生きてきた彼女にとっては、あなたの前でこそ仮面を外して、素顔を見せられるわけであり――

 そうして、あなたではない相手の肉棒を怒りながらしゃぶっている声色は、あなたがベッドで絶対に聞くことが出来ない代物だ。


「旦那様?……意地悪な方ですね♡大鳳がこうして……んちゅっ♡んれぇ……っ♡旦那様のず~っしり重たい睾丸を舌で舐めて……っ♡んちゅっ♡ちゅ~っ♡先っちょから溢れている我慢汁をちゅっちゅっと吸い取って……っ♡……んれぇ~……っ♡れるれるれる……っ♡んれんれ……っ♡大鳳のことをいつも気持ち良くしてくださる竿の部分を……♡裏筋を、い~っぱい舐めてるというのに……っ♡


 イヤホン越しに寝取られている音声をオカズにして……っ♡


 大鳳をお口オナホ扱いだなんて……っ♡」


『ん……っ♡旦那様と比較するだなんて、そんなこと……っ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡


 は、はい……っ♡


 旦那様より……ずっとずっと、大きいですわ……っ♡


 一回り……?いえ、二回りは……っ♡あなたのが、大きいだけです……っ♡大鳳の顔よりも大きい……っ♡ふぅ♡ふぐっ♡何なら、普通に挿入する方が難しいような巨根……っ♡……へぇ?セックスレスなのですか?……当たり前じゃないですか♡こんな大きくて、逞しくて……んっ♡


 ……ごきゅりっ♡


 女の子のおまんこ、強引に割り広げて……っ♡おまんこの弱点、全部潰しながら……っ♡ぶじゅぶじゅ♡ぐじゅぐじゅ♡ハメ潰せばそれでいいと思っているだけのおちんぽなんて……っ♡


 んちゅ♡んん……っ♡んれぇ……っ♡れるれるれる……っ♡味も最低ですわね……っ♡臭いも……っ♡洗っていないのですか?……ふんっ、この大鳳のことを甘く見ないでください……っ♡いくら、んっ♡どれほどに凶悪な雄の匂いで……っ♡すぅ~……っ♡すはすは……っ♡雌を気持ち良くしてきた証拠の、マン汁が染みこんだ……凶悪おちんぽだからって……っ♡


 子宮を、疼かせて……腰をヘコつかせるなんて……っ♡


 そんなこと……んっ♡あるわけ……ないじゃないですか……っ♡』


 大鳳が他の雄の巨根に、うっとりと夢中になっているのを聞きながら――

 大鳳によるフェラチオ奉仕を受けているというのが、あなたの状況だ。

 射精欲がギュンギュンに沸き上がってくるのは、果たしてイヤホン越しの大鳳と、眼前の大鳳、どちらの手柄であるのか。大鳳と出会う前の自慰行為では、自身の利き手や、あるいは気まぐれで買ったオナホールに気を使うことはなかった。利き手に保湿クリームを塗ったり、オナホールのケアを万全に行えばその快楽を増やすことは出来たのかもしれないが――そんな物に気を使うならば、オカズの方を増やすことに傾倒するのが男の子という生き物だ。目の前にいる大鳳も、あなたにとってはそれと同じ。彼女の頭に無意識に手を置き、自身の股間側へと力を込めているそれも――気が付いたのは、途中からだ。

 あなたは今、イヤホン越しの寝取られている大鳳に心を奪われており――

 目の前にいる本物の大鳳が、ただのオナホールにしか思えずに――


”じゅるるるるる~っ♡ぐぶぐぶっ♡ぶじゅるるるっ♡じゅぶぶぶっ♡ぶぼっ♡ぐぶっ♡”

 

 彼女の激しい吸いつきに――


『んじゅるるるるるっ♡ぐぶぶぶっ♡ぶじゅっ♡じゅぶっ♡ぶぶぶぶ……っ♡んぐっ♡んじゅ……っ♡』


 耳元で響いてくる水音に、あなたはどうしようもなく悶えるばかりだ。

 射精をしたいという欲求は、ある一定のラインを超えるとどうしようもなくオーバーフローしてしまう。食事を摂らないでいると空腹に鈍痛を覚えるが――それを乗り切ってしまえば、むしろ”お腹が減らない”となるものと同じなのかもしれない。マラソンのランナーズハイのように、今のあなたは大鳳にどれだけ肉棒を吸われたところで、射精を出来る気がしなく――


『んふふ……っ♡旦那様……っ♡身体をビクビクと弾ませて……っ♡


 大鳳が他の男のおちんぽをしゃぶっている姿に……っ♡


 そんなに……興奮なさっているのですか……?』


 大鳳は――

”あなたの耳元”で、囁いてくるのだ。

 いつの間にか、自分の左耳にもイヤホンが装着されていたことに気が付く。

 カラオケボックスでの大鳳と、目の前にいる大鳳と――そして、もう一人の大鳳があなたの左耳越しに囁いてくるのだ。漏れ聞こえてくるカラオケの声や、空調の音が混ざらないそれはきっと、本当の意味でのASMR的な収録を施したに違いない。 

 大鳳は――

 あなた一人の為に、三人に分身をしてくれるのだ。


「旦那様ぁ……♡いかがなさいました……っ♡」


『大鳳に囁かれて……興奮しているのですよね……?』


「うふふ……っ♡こうしてぇ……おちんぽを舐められながら……っ♡大鳳の唇が、舌が……っ♡他の男の雄の象徴に這いずり回った姿……っ♡妄想すると……興奮するのですよね……っ♡」


『おちんぽの先っちょからは、おしっこがじょぼじょぼ……っ♡精液がどぴゅどぴゅ……っ♡汗をかいたら、汚れが恥垢として溜まってとっても汚らしいのですが……っ♡


 大鳳の舌でぇ……その汚れを舐め舐め……っ♡


 汗臭くて、雄臭くて……っ♡他の雌を相手にしている、旦那様の知らない方のおちんぽをじゅるじゅると舐めしゃぶっているのですよ……っ♡ああっ、勿論旦那様……っ♡


 大鳳はぁ……愛が一番♡


 大きさは大事じゃないなんて言ってますけどぉ……っ♡」


「大鳳は……旦那様のおちんぽが一番大好きですよ……っ♡」

『おちんぽはぁ……大きくなければ、雄として失格ですから……っ♡』


 右耳では引き続き、大鳳があなたの肉棒をしゃぶっており――

 目の前の大鳳と、左耳の大鳳があなたを挑発してくるのだ。

 普通の人間の脳味噌では、同時に二つの物事を処理することですら難解であるのに――今のあなたは、大鳳に快楽漬けにされて、脳味噌をトロトロに蕩かされている状態だ。

 あなたの肉体には、しっかりと快楽が蓄積している。

 尿道にオモチャをぶっさされて、物理的に射精を阻害されることと――あるいは似ているのかもしれない。オーバーフローした快楽ではいつまで経っても射精に到達することは出来ないというのは、大罪を犯した人間への拷問と同じだ。あなたは涙目になって、大鳳を見つめる。あなたのことが大好きなお嫁さんへと、無様に、情けなく、「お願いだから射精させてくだざい゛……っ!」という懇願を向けるのだ。雄としては最低な行為に、大鳳の百年の愛が冷めてもおかしくはないのだが――「…………っ♡」と、大鳳はあなたに優しくも蠱惑的な笑みを浮かべるばかり。あなたに存在するのは「大鳳に愛される権利」だけであり――例えどれだけ無様に醜く、大鳳を罵倒したとしても、それはペットのハムスターが噛みつく行為と同じであるのだ。大鳳にとっては「自分ほどの存在が大好きな旦那様をトロトロにするために、わざわざ他の男のチンポをしゃぶってやったんだから、その程度は当然」とでも言わんばかりであり――


「……うふふっ♡旦那様~……っ♡」


『最後はこちらで……射精したいのですね……?』


 大鳳は――

 あなたの肉棒から口を離して、自身の乳房を指さす。

 大鳳の圧倒的な巨乳に、性的興奮を抱かない男はいないだろう。

 小さな体躯の貧乳が好きなロリコン男子であっても、それは飽くまで好みの話。大きな乳房が好きだというのは、人間の本能のようなもの。種を後世に残すことを遺伝子にインプットされていて、時折バグを起こす存在もいるが――

 そういった例外を除いて、大鳳の乳房というものは誰しもが性的興奮を引き起こすもの。

 街中ですれ違ったときに、カップルの彼氏が大鳳の乳房を振り返って二度見して――それを女性側が怒れないのは――

 彼女達もまた、大鳳の胸を見てしまうほどには魅力的だからであり――

 ブラジャーと、透けブラ防止のインナーと、シャツと、セーターと、コートを隔てていたとしても――

 彼女の乳房はあまりにも大きすぎて、その形を大々的に主張をするのだ。

 彼女の衣服に立体裁断で乳袋を作るのは、乳房を強調するためではなく――むしろ、その正反対。既製品の衣服では大鳳の乳房が大きすぎて、引っ張り上げられた布地のせいでヘソが露わになってしまうので――仕方なく、乳房の部分の布地を増やす他にないのだ。

 大鳳の乳房にどれだけ狂ってきたのか、あなた自身も理解が出来ない。

 大鳳に告白――というより、逆レイプされる前から大鳳の乳房で幾度となく自慰行為は重ねてきた。幼馴染という関係性である以上、大鳳の無防備な乳房を見る機会は他の男よりも圧倒的に多かったのだ。彼女の乳房に直接触れる行為は、市中引き回しの上で斬首されるべき罪なのだが――それで妄想をするだけならば罪にはならず――嗚呼――

 どれだけ繰り返しても、生涯で決して飽きる日が訪れない――


「旦那様……っ♡」


『大鳳のパイズリでぇ……びゅっびゅ~っと……お精子を吐き出してくださいませ……っ♡』


”ぬっぷ~~~っ♡”


 それが、大鳳の爆乳であるのだ。

 あなたの肉棒をいとも容易く挟み込み――大鳳は両側から乳房を押さえ込んで、乳圧を高めてくる。普通の男子ならば簡単に射精に導けるそれは――幾度となく大鳳と乳交尾を繰り返してきたあなたですら、例外ではない。現状は快楽がオーバーフローして、肉体が射精の仕方すら忘れるほどに蕩けているから、耐えているように見えるだけで――

 大鳳の乳房に肉棒を挟み込まれて、勝てる雄など存在しないのだ。


「それじゃあ……旦那様……♡いきますわね……っ♡」


『ぱ~んぱんっ♡ぱんぱんっ♡いかがですかぁ♡大鳳のおっぱいでぇ♡規則正しいパンパン♡ヘコヘコ♡おちんぽがい~っぱい気持ち良くなるこれぇ……♡旦那様が一番好きなやつですよね?……当然わかってますよぉ♡旦那様のヘコヘコ♡いつも大鳳の身体で受け止めているのですからぁ♡パンパン♡ヘコヘコ♡ほらほらっ♡旦那様~っ♡気持ちいいのなら、我慢なさらなくていいのですよ~っ♡』


 大鳳が耳元で囁く言葉は、当然ながら生中継ではなく収録であり――

 あなたはここに至るまで全て、大鳳の掌の上で踊らされているのだ。

 大鳳にとってそれは――あまりにも簡単なゲームプランなのだろう。

 あなたのような凡人の行動は、彼女にはきっと全てがお見通しであるに違いない。

 思い返せば初体験のときから、あなたの両親を遠ざけて、あなたが泣いても喚いても絶対に童貞を守り切れない状況を作り上げて――

 既成事実を手に入れたのが大鳳という美少女なのだ。

 大鳳の乳房で肉棒を挟み込まれて――


”ぬっぢゅっ♡どちゅっ♡ばちゅんっ♡ぐぶぶぶっ♡ぶじゅるるるっ♡”


 と、あなたは乳肉で肉棒をシゴかれる。


 いや――正確にはシゴくというよりも”押し潰される”と形容をした方がいいのかもしれない。あなたの肉棒は大鳳の圧倒的な爆乳を前にして、いとも容易く飲み込まれてしまうサイズ感でしかないのだ。それは――ほとんどの男達が同じことだから、今更コンプレックスにもならない。巨根への憧れは当然のようにあっても、「女性の膣が裂けてしまうので、挿入することすら難しいサイズ感」というものは、男にとっては必要のないものであり――

 大鳳の乳房で肉棒をシゴくには、その程度のサイズは必要なわけであり――


「うふふ……っ♡その通りですわ……旦那様……っ♡」


『彼のおちんぽは……大鳳のデカパイでシゴける大きさなのですよ……っ♡』


 大鳳は――

 どうやら、あなたの思考までをコントロールしているらしい。 

 彼女に任せればきっと、あなたは骨身の随に至るまで「寝取られ大嫌い!純愛最高!」という価値観に塗り替えられるのだろうが――大鳳は飽くまで、素材の味を活かしたいらしい。あなたの肉棒を爆乳で押し潰してきながら――


”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡ぶじゅっ♡ぐぶっ♡にゅぷぷぷぷ~っ♡”


「うふふ……っ♡いかがですか、旦那様……っ♡」


『大鳳のぉ……旦那様にはぜ~ったい出来ない、本気のパイズリご奉仕は……っ♡』


 あなたの脳味噌に、パイズリの音を響かせてくるのだ。

 彼女の圧倒的な爆乳でシゴけるサイズ感は、あなたの比にもならないものだが――大鳳の膣肉はきっと、容易に咥え込むことが出来るのだろう。極上の雌が優れた容姿をして、豊満な肢体をしているのは――優秀な遺伝子を取り込むためであるのだ。「身体の相性が悪いから子を孕めない」、などということが絶対にあり得ないのが、大鳳の身体つきであり――


『そうですわ……旦那様……


 旦那様の小さな肉棒と違って……彼……いいえ、ご主人様のおちんぽは……っ♡


 と~っても逞しいのですよ……っ♡


 大鳳、勘違いしておりましたわ♡愛があればそれでいいなんて……っ♡粗チンの旦那様を相手にして、騙されていましたが……っ♡大事なのはおちんぽの大きさ……っ♡雌のことを押し倒して♡征服して♡腰をヘコヘコするだけで……っ♡か~んたんに気持ち良く出来ちゃうのがぁ……おちんぽの大きさで……っ♡


 旦那様みたいな粗チンではぁ……っ♡女の子、満足できないのですよ……っ♡』


「旦那様♡嘘ですわ♡大鳳は旦那様のおちんぽがだ~いすき♡一番大事なのは大きさではなくて、愛情だと何度言えばわかるのですか?大鳳の身体がぁ……っ♡子宮が……っ♡旦那様の子を産みたいと降りてくれば、それでいいだけの話……っ♡ほらほらっ♡旦那様♡いかがですかぁ♡大鳳のデカパイ……っ♡


 130センチの……Rカップ……っ♡」


 大鳳の囁きによって、あなたは限界寸前だ。

 射精を我慢しようと必死に歯を食いしばっても、大鳳という最上級の雌が極上の奉仕を行ってきて、まさかそれに勝てるように雄は出来ていないのだ。大鳳がバストサイズとカップ数を露わにするというのは、あなたにとってはとどめのようなもの。幾度となくその数値を耳にしても、あなたの精神は容易く壊れてしまうのだ。日本のメーカーでそのサイズは取り扱われておらず――しかし、海外のメーカーであっても「ギチギチに乳房を押さえつける、数カップ小さいサイズならギリギリ」というものであり――、一時期などは、乳牛が乳房に炎症を起こさないようにつける当て布のようなもので、本気で乳房を覆っていたのが大鳳という存在であり――

 彼女の130センチRカップに、あなたは勝てるはずもないのだ。 

 耳元から響くのは、雄のぶっとくて長い肉棒をシゴきあげる水音だが――あなたの肉棒は、大鳳の130センチRカップの中に簡単に埋まってしまう。腰を振ることすら出来ずに、舌をだらしなく伸ばしているだけなのだが――耳元で大鳳が”じゅるるるるるる~っ♡あむっ♡ぶっちゅ~っ♡れろれろれろ……っ♡”と濃厚に口付けを交わしているのだ。VRでAVを眺めているときに――ASMRのエロ音声作品を聞いているときに――思わず、舌を中空に伸ばして、キスをしている気分に浸るのと同じように――あなたは舌を突き出してしまう。雄としては最低の無様すぎるポーズであるのに、大鳳は少しもあなたを軽蔑することはなく――


「ん~っ♡んちゅっ♡むっちゅ~っ♡ちゅっ♡ちゅっ♡れろれろれろ……っ♡」


 と、あなたに向けてエアキスを見せつけてくるのだ。

 大鳳の真っ赤で長いベロ肉が、中空を舐め回す舌使い。

 互いに舌肉の粘膜は触れていなくても、同じ空間を舐め回すというのは――それはもう、ほとんどディープキスと呼べるに違いない。大鳳は楽しそうにあなたへと、キス顔を見せつけてくる。普段の上品な雰囲気の彼女からは、想像も出来ないような――下品で無様に、鼻の下を伸ばしたキス面。乳がデカすぎる大鳳は、上体を伸ばせば「ラブラブパイズリ&ディープキス」が出来るはずなのに――それをしてくることはない。「やだやだやだ!なんでパイズリしながらディープキスしてくれないの!!」とあなたの肉棒が怒っているそれは、持ち主である自分自身ですら、どれほどに愚劣で無様なのかは理解していても、本能の話であり耐えることが出来ず――


”~~~~~っ”


 だからあなたは――


「あらっ?……うふふっ♡旦那様はとっても好き者ですわね……っ♡


 大鳳に甘やかされたいんじゃなくて……っ♡


 最後の最後まで……いじめられたいだなんて……っ♡」


 大鳳に、もっと意地悪をしてとおねだりをするのだ。

 あなたにとってサドとマゾというのは――「朝食はご飯とパンのどちらが良いか」程度の違いでしかない。状況と気分によって違うのは当然の話であり、大鳳はどちらのあなたも十分に満足させてくれる。両手両足の自由を奪ってヒト犬状態になっている大鳳も――ボンテージを着て鞭を持ち、ピンヒールであなたの背中をぐりぐりと踏み潰してくる大鳳も――どちらもあなたにとっては最上級の興奮を与えてくれるのだ。

 あなたのおねだりに、大鳳は――


「旦那様ぁ……っ♡


 大鳳……まだ、パイズリしていないのですよ……?」


 甘く蕩けるような声で、囁いてくるのだ。


「パイズリ……ご存じですか、旦那様?パイズリというのはぁ……っ♡文字どおり、おっぱいでおちんぽ様をずりずりするだけなのですが……っ♡


 大鳳……まだ、一度として……


 旦那様のおちんぽ様をシゴいていませんよ?


 大鳳の130センチRカップの中に……むっぎゅ~と押し潰されて……っ♡そこでゆさゆさ♡もみもみ♡揺さぶられながら、揉みしだかれているだけ……っ♡


 旦那様がはじめて……大鳳を押し倒したあの日の……っ♡


 よわっちい暴発射精とおんなじですわね……っ♡


 おまんこを気持ち良くするためにぃ♡ヤリチン様がぱ~んぱん♡へこへこ♡腰を叩きつけるのではなく……っ♡おちんぽが気持ち良くなるためだけにぃ♡ギチギチのおまんこのあっさ~いところで、腰をかくかくするだけ……っ♡おまんこのひだひだに密着されてぇ……前後に揺さぶるだけの……っ♡女の子がぜ~んぜん気持ち良くない……さいってーの……情けない童貞ピストン……っ♡


 あれとぉ……おんなじですわよ、旦那様……っ♡


 やんやんっ♡大鳳はぁ、確かに旦那様のことが好きですわ♡他の方と関係を持っても、大鳳の気持ちは少しも変わりませんわ♡この大鳳が本気で誰かを好きになるなんてあり得ないこと……その気持ちを舐めていただいては困りますが……


 逆に言えばぁ~……


 大鳳が他の誰かとセックスをしても……っ♡


 旦那様以外の雄と性欲処理の交尾をしても……平気ということですわね……っ♡」


 大鳳はあなたを見つめながら――

 ニヤニヤと、いたずらっ子のような笑みを浮かべてくる。

 耳元で響いているのは『どちゅんっ♡ばちゅんっ♡ぐぶぶぶっ♡にゅっぷ~っ♡ぬぷっ♡ぶちゅっ♡』と、汗だくで我慢汁まみれのデカパイで、肉棒をシゴきあげる淫らな水音と――『じゅるるるる~っ♡ぶちゅっ♡れろれろれろっ♡あむっ♡むっちゅ~っ♡』と唇を重ね合わせる、下品な水音だ。昔見た映画で、二十四時間爆音を流し続けることで精神を削る拷問というのがあったが――あるいはそれと、似ているのかもしれない。大鳳という極上の美女が放つ淫らな水音を聞かされ続ければ、脳味噌は桃色一色になる。「ちんぽから精液を吐き出すこと」以外の全てがくだらないと洗脳されてしまえば、あなたはもう二度と大鳳に勝つことは出来なくなるのだ。

 大鳳は自身の乳房を両側からぐにぐにと、こねくり回すばかり。

 大鳳との初体験はあなたにとっては、あまりにも無様な代物で思い返すことすら恥ずかしいのだ。大鳳に誘惑されて彼女を押し倒したはいいものの――自分よりも圧倒的に格上の存在である、大鳳をレイプしていいとは考えてもいなかったのだ。更には――「あらっ♡違いますわ……っ♡もっと下ですわ……っ♡」と、大鳳に入れる穴の位置までを教えられて――肉棒を挿入すると気持ちよさのあまり、腰を前後に叩きつけることも出来ず、彼女の膣の浅い部分でゆさゆさと腰をくねらせている内に、びゅるびゅると暴発射精をぶちまけたわけであり――


「旦那様~……っ♡

 

 ゆさゆさ♡ゆさゆさ♡大鳳のおっぱいおまんこの中でぇ……っ♡おちんぽ……揉み潰されるの……大好きですわよねぇ……っ♡」


 それを彷彿とさせる、大鳳のパイズリに限界寸前なのだ。

 脚の爪先をピーンと伸ばして、全身に力を込めて、歯を食いしばりながらあなたは射精を我慢する。射精障害を引き起こすから、足ピンオナニーをしてはいけないという知識はあっても――命を削る覚悟がなければ、まさか大鳳に勝てるはずもないのだ。だが――あなたが普段「今日は旦那様にいじめられたい気分ですわ……♡」と大鳳が言ってきて、大鳳を責めるときに――彼女の乳首をカリカリしたり、指を膣にズボズボと埋めながら手マンをしたり、ピンクローターをクリトリスに固定させて潮をぶちまけさせるときに「我慢しても無駄だ」「そうやって快楽を我慢している姿を見せられると、余計に滾るんだ」「大好きで大好きでたまらない大鳳が、イきたくないと歯を食いしばっていても、肉体は無慈悲にもイき散らかすのがたまらない」という感情を抱くのと同じだ。大鳳にとっては、あなたの我慢を見せつけられると、それをぶち壊したくてたまらないらしく――


「旦那様ぁ……?


 これからはぁ……旦那様のおちんぽが小さくてお粗末なこと……っ♡申し訳なく思わなくていいのですよ……っ♡」


 大鳳は、あなたが一番嫌がる言葉を――

 あなたのおねだり通りに、吐き出してくるのだ。


「他の方に濃厚な接吻を交わして……っ♡フェラチオをして……っ♡パイズリをしても、その間、大鳳の心は少しも旦那様から移りはしなかった……っ♡おわかりですか、旦那様?大鳳は既に……肉体関係なんて超越した愛情を旦那様に向けているわけでぇ……っ♡


 それはつまり……


 これからは……っ♡肉体の昂ぶりは、他の殿方で満たせばいいということ……っ♡


 大鳳のおまんこにぶち込まれるのはぁ、ヤリチン様のぶっといおちんぽであり……っ♡


 大鳳がお口でしゃぶるのはぁ♡旦那様みたいな粗末なおちんぽではないのですよ……っ♡


 うふふっ♡ご安心ください旦那様♡旦那様からいただいたこのケッコン指輪、絶対に外すことはございませんし……っ♡行為の最中も、旦那様以外に気をやることはありませんから……っ♡


 ただ……少しだけ……っ♡


 旦那様公認でぇ……♡ヤリチン様と浮気セックスをするだけ……っ♡


 大鳳の身体がぁ……他の誰かに奪われてしまうだけ……っ♡


 それがお望みなのですよね……っ♡


 寝取られマゾの旦那様……っ♡」


 大鳳の言葉に、あなたの精巣からは精液がびゅぐびゅぐと沸き上がってくる。

 あなたが、大鳳が寝取られて欲しいと思ったのは――

”寝取られが好き”だからではなく”寝取られが嫌い”だからなのだ。

 大好きなお嫁さんである大鳳が他の男に寝取られる姿を想像すると――彼女の柔肌に他の男の手が這いずり回り、舐めしゃぶられ、彼女の膣肉にあなた以外の雄の逸物が挿入されて、白濁とした精液で膣内が満たされる姿を妄想すると――あなたの脳細胞は粉々に破壊されるのだ。それが最大の性的快楽になるために、あなたの性癖は大鳳が寝取られる姿を望んではいたのだが、あなた自身は大鳳が奪われるのは絶対に嫌であり――


”大鳳……っ!大鳳……っ!”


 と、最早彼女の名前を呼ぶことしか出来ないのだ。

 前屈みになり、自分よりもずっと華奢でか細い美少女にしがみつきながら、あなたは彼女の名前を連呼する。無様な姿に大鳳が幻滅しても、それは当然の摂理だ。あなたにとっての大鳳は、全財産にのみならず、その命までを捧げてもまだまだ釣り合いが取れない美女であるのに――大鳳にとってのあなたは、その他大勢の有象無象に過ぎないのだ。あなたがどれだけ大鳳のことを愛して、大好きで、捨てられたくなくても――その事情は大鳳には一切関係ないという格差であるのだが――


「……うふふっ♡旦那様……っ♡


 そんなに大鳳のことが大好きなのですか……っ?


 大鳳が寝取られたら……っ♡他の男に奪われたら……っ♡そんなに嫌なのですか……?全く、仕方ありませんね……っ♡


 でもでも……いいんですよぉ、旦那様……っ♡


 大鳳は旦那様のことをお慕いしておりますから……っ♡


 旦那様の寝取られマゾ性癖ごと……受け止めて差し上げますわ……っ♡」


 大鳳はあなたに囁いて――


”すっ♡”と、あなたに両手を伸ばしてくる。


 反射的に”がしっ!”とあなたは、その手を握りしめる。

 彼女の両手と恋人繋ぎをするだけで、あなたは「初めてのデートで手を握るよりも先に、大鳳の処女膜をぶちぶちと破ったのだ」という事実を思い出して興奮をしてしまう。それは今も同じであり、肉棒の根元に強い刺激が響いてくる。尿道の根元をどれだけ締め付けたところで限界はあるのだが――大鳳の130センチRカップの爆乳で、両側から締め付けられて、物理的に塞がれていれば射精は出来なかったのだ。

 だが――

 大鳳は今、あなたと両手を恋人繋ぎで結んでいる。

 片乳数キロはある大鳳の胸元の肉果実というのは、圧倒的な体積と質量を誇っているので、両手を離したところでパイズリ状態が解けるということはない。俗に言う「ノーハンドパイズリ」というそれは、男の子が一度は夢に見るようなもの。風俗における、巨乳とは名ばかりのデブ女を相手にしては絶対に出来ないものであり――

 大鳳はそれを、いとも容易くあなたに捧げてくれるのだ。

 指と指を絡める恋人繋ぎをしながら、大鳳のノーハンドパイズリで圧迫も弱まり――最早、あなたの射精を我慢するものは何もなくなる。視線で♡を飛ばしながら、あなたを見つめてくる大鳳は――決して油断をしない性質であるのだ。最早あなたは死体も同然であるのに、彼女は、床に転がった死体の頭を念入りに撃つタイプであるので――


”むっちゅ~~~っ♡♡♡”


 と、上体を伸ばして唇をすぼめて――

 キスを懇願してくれば、もう終わりだ。

 あなたも上体を屈めて、大鳳と唇を重ね合わせる。「恋人繋ぎノーハンドパイズリ&ラブラブディープキス」で射精をするなと言われるならば――むしろ、首を刎ねられた方がずっとマシだ。あなたの肉棒の根元から熱い精液が沸き上がってきて、その射精を邪魔するものは何もない。大鳳の乳房の中で肉棒がびゅぐびゅぐと脈動をして、あなたはそのまま――


”びゅるるるる~っ♡びゅぐびゅぐっ♡びゅるるるる~っ♡どびゅどびゅ♡びゅっびゅ~っ♡”


”びゅ~っ♡びゅるるるる~っ♡びゅくんっ♡どぴゅっ♡びゅるびゅる~っ♡びゅっびゅ~っ♡”


”びゅ~っ♡びゅ~っ♡……びゅっくんっ♡どぴゅっ♡びゅるるるる~っ♡”


”…………っ♡♡♡”


「…………っ♡」


 大鳳の乳内へと精液を解き放っていった。

 魂がまるごと引っこ抜かれるような射精であり――あなたは舌をだらんと突き出して、涎をボタボタと垂らしながら精液を吐き捨てていく。「外部からの刺激によって、肉棒の感度を高めて、精液を解き放つ」という点では、利き手を使った自慰行為も、大鳳のパイズリご奉仕も本来は変わらないはずなのに――あなたが吐き出した精液は、今までの人生のどんな射精よりも気持ちがよいものであるのだ。

 きっと、この直後に心臓麻痺で命を落とす腹上死が出来るのならば――

 それは世界で最も心地が良い死であるのだろう。

 だがあなたは、大鳳と一晩限りの関係性をあてがわれた間男ではなく――明日も明後日も、なんならこの後すぐにでも、大鳳の膣肉を貪る権利のある彼女の”旦那”であるのだ。死んでいられるはずもなく、どうにか、尿道に残った最後の一滴までを大鳳の乳房に吐き出していく。彼女と舌を絡め合わせて、お手手をつなぎ合わせて、全身がビクビクと痙攣するほどに力を込めて――

 そうして、金玉を空っぽにすると――


”…………ちゅぱっ♡”


『旦那様……っ♡


 とてもかっこいい射精でしたわ……っ♡」


 大鳳は――

 あなたから唇を離して、上目遣いで見つめてくるのだ。

 彼女の表情には、本気の熱がこもっている。

 嘘や演技ではすることが出来ない(と思っているだけで、実際にはあなた程度の矮小な小虫は、大鳳が嘘や演技をしていても見抜くことは出来ないのだが)表情であり――大鳳は目の前の雄の射精に、心の底からの心酔を捧げているらしい。手繋ぎノーハンドパイズリに情けなく、びゅるびゅると精子を吐き出すそれすらも――かっこいいと、逞しいと、肯定をされるのだ。受付で大金を支払って、金銭契約を締結した上で、心のこもっていない声で風俗嬢に雄としての自尊心を高められるだけでも――頭の悪い雄猿は肉棒をビキビキに滾らせるわけで――


「あらら?どうなさったのですか、旦那様……っ♡


 ……くすくすっ♪何度も申し上げている通り……っ♡


 大鳳の”一番”は……旦那様に揺るぎはないのですよ……♡」


 大鳳は自身の胸元を”ぐい~っ♡”と割り広げて――

 130センチRカップの谷間を、あなたに見せつけてくるのだ。

 彼女のすべすべで小さなお手手では、その乳肉を持ち上げるだけでも一苦労なのだろう。たわわに実った肉果実の間に、あなたの精液の橋がべっとりと架かる光景。大鳳に異常な愛情を捧げている男達にとっては、それが夫婦の交尾であっても関係はなく、きっと、あなたへの殺意を隠せなくなる代物であるに違いない。

 大鳳はそのまま、あなたの肉棒を――


「……いただきます、旦那様……♡


 んあ……っ♡」


”ぱくっ♡”と、一口で咥え込むのだ。

 あなたの肉棒は、普段から決して大きいとは言えない代物。

 射精直後の肉棒は、鉄の芯を失ってへにゃへにゃのふにゃふにゃに小さく縮こまる。それ自体を恥ずかしいと思わないのは、生理現象だからだ。膀胱に小尿が溜まるように、空腹ではお腹がぐるぐると鳴るように、それは人間として産まれて避けることが出来ない生理現象。むしろ普段から肉棒が小さいあなたにとっては、そうして、「小さいのが当然だから」と言い訳が出来る状況はありがたいものであったのだが――


「んふふ……っ♡だんなさまぁ……っ♡


 おっきいおちんぽには出来ない……んちゅっ♡ちゅ~……っ♡れろれろれろ……っ♡


 だんなさませんよーごほうし……っ♡いかがれふか……っ♡」


 大鳳は――

 あなたの肉棒を、一口で咥え込んでくるのだ。

 陰茎だけではなく、睾丸までをまるごと一口で咥え込んで――しかも更に、幾分かの余裕まで湛えている大鳳の丸呑みフェラチオご奉仕。彼女の口の中で舌がもごもごと動かされる度に、あなたの睾丸が刺激されてしまうのだ。口の中でまるごと暖められるそれは――蛇の捕食を彷彿とさせるもの。雄が生きていく上で最大の弱点として、股間で無防備にぶら下げているそれを大鳳の口でくわえられて――

 彼女の気まぐれで、あなたの肉棒は簡単に噛み千切られてしまうのだ。

 本来ならば、そこには緊迫感が存在するはずだ。

 目の前の彼女は強引にハイエースで拉致をして、攫ってきた女というわけではないのだ。互いに完全合意の上で、ラブラブな性行為に至っているだけだが――それでも、肉棒を口に咥えている以上、万が一ということはある。いくら顎の細い華奢な大鳳であっても、ウインナーやソーセージを噛み千切ることなど容易に出来るのだ。全身がぷにぷにの柔らかで、どこを枕にしても痛くないような大鳳の身体の中でも、彼女の歯にはしっかりとした硬さがある――というのに――


「…………っ♡♡♡」


 あなたには、母の腕の中で眠るような安心感があるのだ。

「万が一に力の弾みを間違えたとしても、大鳳が自分を害することは絶対にない」という確信を抱けるからこそ――大鳳に股間をまるごと咥えられても、あなたは興奮を昂ぶらせるばかりだ。大きな肉棒を持って生まれた男には、逆に絶対に出来ない丸呑みフェラチオであり――大鳳は口元をもごもごと動かして、暖かくどろどろの唾液で肉棒を愛してくれる。金玉にギトギトにこびりついた肌の脂も、大鳳の涎ジャグジーでとろとろに溶かしてくれるという状況。先ほどのパイズリ射精で、金玉を空っぽになるまで精液を搾り出されたというのにも関わらず――自分でも驚くほどに、簡単に肉棒は再隆起して――


「…………ぷはぁ♡」


 大鳳は、あなたの肉棒から口を離して――

 勃起した肉棒を、うっとりと見つめている。

 彼女が相手にした間男の、凶悪で強靱な肉棒とはまるで異なり――

 あなたのそれは大鳳には不釣り合いな逸物だ。

 自らの股間が粗末であることのコンプレックスと付き合っているのは、他ならぬ自分自身。だから、理解が出来るのだ。この肉棒が相応しいのは、金で買った風俗嬢が関の山であり――大鳳のような、ワールドクラスの極上の美女の前に突き出されてはいけないのだと――

 わかってはいるのだが――


「旦那ふぁま……っ♡見へへくらはいまふぇ……っ♡」


 大鳳は、その現実を塗り替えたいようで――

 あなたに向けて、口を”んあ~っ♡”と開けてくるのだ。

 先ほどから唾液が分泌されても、大鳳がそれを喉に流し込むことはなく――まるで温泉のように、彼女の口の中にはほかほかの涎が溢れているのだ。あなたの睾丸の脂や、肉棒の汚れや、あるいは抜け落ちた陰毛が浮かんでいるそれは、本来ならば「今すぐペッしなさい!ペッ!」と言わなければならないものだが――

 大鳳は陶酔した瞳で、あなたを見つめてきて――


”ご…………っきゅんっ♡”


 と、喉を鳴らしてそれを飲み込んでいくのだ。

 再度口を”んあ~っ♡”と開けると、まるで手品でも見ているかのように、そこは空っぽであるのだ。大鳳のような美女に、汗で蒸れた足を舐められるとき、そこにあるのは「足を舐められるくすぐったさ」ではなく「大鳳のように最上級の美女が、自分のように下賤な雄の足を舐めていること」への背徳感であるのだ。あなたの身体から吐き出された汚れを、さながら、甘露の蜜でも飲むかのように大鳳が受け止めてくれたという事実に肉棒が再隆起しないはずもなく――


「うふふ……っ♡旦那様ぁ……っ♡


 純愛ラブラブセックスこそが至高だと……おわかりいただけましたか……?


 大鳳を寝取らせてぇ……他の雄とまぐわう音声を聞きながら……っ♡なっさけな~くおちんぽを勃起させるのではなく……っ♡大鳳のような雌を徹底的にはめ潰してっ♡王者として君臨することこそが雄の幸せであると……っ♡


 ご理解、してしまったようですわねぇ……っ♡」


 大鳳は勃起したあなたの肉棒に――

”すりすり……っ♡”と、頬ずりをしてくるのだ。

 射精直後の敏感な肉棒が、大鳳のすべすべでぷにぷにな頬に擦られると、あなたの肉棒は容易く降参をしてしまう。「クッソ、この生意気な女が……っ!」と肉棒が意気込んでも、大鳳が”ふぅ~っ♡”と肉棒に優しく息を吹きかけるだけで、あなたは簡単に負けてしまうのだ。金玉の中は空っぽであっても、気力でどうにか勃起しているだけであり――


『旦那様……?


 大鳳……実は、膣に精液を注ぎ込まれてしまったのです……っ♡」


 大鳳は――

 あなたに、とどめを刺しに来るのだ。


「実はそこで音声は途切れておりまして……っ♡……旦那様を裏切って、寝取られる姿を大鳳……どうしてもお聞かせしたくはなかったのですわ……っ♡……愛しい愛しい旦那様以外の精を……♡大鳳が腹の中で受け止めるそれ……っ♡いくら旦那様のおねだりでも、この大鳳、聞かせるわけにはいきませんから……っ♡


 ……ですがぁ♡


 嘘では……ないのですよ?」


 大鳳は立ち上がり――

 衣服と下着を脱いで、一糸まとわぬ姿になる。

 乳房の間に精液が染みこんだ状況で、あなたの前で、全裸になっている大鳳という美少女に――肉棒が歓喜の余りに”びゅぐんっ♡びぐんっ♡”と弾んでいる。パイズリで一発、精液をぶっこ抜かれていなければ、あなたはきっとそれだけでびゅくびゅくと”お漏らし”をしたに違いない。

 大鳳のなだらかな恥丘には――

”ぺたりっ♡”と、シールで前張りがされている。

 普段のあなたが見ることのないそれは、あなたにとって大鳳は「おまんこをくぱぁして、中身を見せつけてもいい相手だから」という理由だ。普段からは感じられない非日常な代物。先ほど、あなたは大鳳の本気のキス音を聞かされているのだ。偽物のシリコンや、あるいは一人芝居や、もしくは睡眠中のあなたを相手にしたものとはまるで違う――「大鳳が、本気の本気で他の誰かと濃厚ディープキスをした音」を聞かされているのだ。今更「実は全部が嘘で大鳳が汚されていない」という事実を疑うはずもないのに――


「……旦那様?


 ……この前張り、剥がしていただけますか?」


 あなたは――

 震える手で、大鳳の前張りに手を伸ばすのだ。

 わかっている――ここで前張りを剥がさずにうやむやにしてしまえば、あなたの脳味噌は都合の良い嘘だけを食べて生きながらえることが出来るのだ。自分で大鳳に懇願しておきながら「実は寝取られていないのだ」という嘘に甘えることも出来ると――

 理解はしていても――


”ぺり……っ♡ぺりぺりぺり……っ♡”


「…………っ♡♡♡」


 あなたは大鳳の前張りを、剥がしていき――


”どろぉ……っ♡”


「うふふ……っ♡いかがですか、旦那様……っ♡


 大鳳がぁ……


 た・ね・づ・け♡


 ……されてしまった証拠ですわ……っ♡」


 大鳳の膣口からは、白濁とした体液が溢れていくのだ。

 あなたはもう、それを見た瞬間に我慢できずに――

 大鳳の身体をソファへと押し倒していく。

「きゃあっ!?」と彼女は驚きながらも、しかし、ある程度は予想をしていたらしい。期待に瞳を爛々と輝かせながら、胸元で手を組んで「やんやんっ♡旦那様ぁ♡激しいですわぁ♡」とあなたを煽る、ぶりっこのような態度を取ってくるのだ。


 大鳳というのは――

 どうしようもないほど、クソバカな女だ。


 彼女の容姿と肢体があれば、世界中の男から気に入ったつがいを一匹選ぶことが出来るのだ。例えその相手が妻帯者であっても、男の子には性欲がある以上「今の奥様と別れていただけるのならば……♡大鳳のこの身体、お好きにしても良いのですのよ……?」と迫られれば、そこで逆らえる人間はこの世に一人もいないに違いない。イケメン俳優も、今をときめく若手アイドルも、あるいは若きIT長者であっても誰でも好きに選ぶことが出来るのに――

 大鳳は、あなたという凡庸な雄を選んでしまっているのだ。

 だから、クソバカだと言えるのだ。

 少なくともあなたは、自分に大鳳と同じ選択肢があったとして、間違いなく自分なんかを選んだりはしないだろう。クソバカな彼女にとっては、肉体の交わりというものの優先順位は低いのだ。身体よりも心の繋がりこそが大事であり、寝取られマゾの恋人を満たすために他の男と繋がり、精を注ぎ込まれたとしても平気なようだが――


”にゅぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「んん……っ♡あっ♡……入ってきましたわ……っ♡」


 あなたにとっては、まるで違うのだ。

 大鳳の膣内へと、あなたはギンギンに隆起した肉棒を挿入する。

 いつものあなたの肉棒では、大鳳の喉から響く嬌声は演技に近いものであるのだが――

「んぐ……っ♡んあっ♡」と彼女はどうやら、本気で感じているらしい。

 大鳳がどれだけの演技派セクシー女優であっても――その身体に浮かべる鳥肌までコントロールすることは出来ないのだ。徹底的な愛撫や前戯に、玩具を加えて、ようやく至る快楽を――今、彼女は挿入だけで感じているらしい。大鳳もどうやら、寝取られ報告をしている内に気持ち良くなっていたようだ。それは彼女自身の素質であるのか――それとも、大好きな恋人が自分の囁きで悦んでいることへの興奮であるのか。あなたには判断が付かないが、肝心なのは彼女の感度が最大まで昂ぶっているという事実であり――


”どちゅっ♡にゅぶっ♡ぶちゅんっ♡どちゅどちゅっ♡にゅぷぷぷ~っ♡”


「んんん……っ♡んあっ♡旦那様……っ♡どうなさったのですか……っ♡大鳳はぁ、旦那様が大好き、なのですよ♡……本当ですわ♡好き♡好き♡旦那様だ~いすき……っ♡


 たとえ……他の男の精子を……子宮で受け止めたところで……っ♡


 旦那様が一番なのは……変わりませんわ……っ♡」


 大鳳は――

 他の雄の精液で、ぬるぬるになった膣肉であなたを受け入れるのだ。

 昨夜、他の男に精液を注がれて、そこからずっと前張りをしていたに違いない。

 大鳳の膣肉はきっと、他の雄の形に広げられたのだろうが――元々が極上すぎる、窮屈な締め付けをした美女であるのだ。あなたの肉棒を抱きしめてくる感触に代わりはなく、ただ、ぬるぬるでぬめぬめで、少しでも勃起を緩めればちんぽが抜けてしまいそうなほどの心地よさであるのだ。他の雄の精液を、潤滑油の代わりに使っているというそれは、どんな感情で受け入れればいいのだろうか。腰を叩きつける度に、大鳳は短く嬌声を響かせてくる。


「うふふっ♡旦那様ぁ~♡どうなさいました……っ♡


 まさかぁ……嫉妬、なさったのですか?


 やんやんっ♡大鳳だってぇ♡本当ならぜ~ったい、他の雄に抱かれたりはしませんよ?……大鳳が大好きなのは……この身を捧げても良いと思ったのは……っ♡愛しい愛しい旦那様一人だけ……っ♡後にも先にも……大鳳の全ては旦那様の所有物ですがぁ……っ♡


 その旦那様が寝取られマゾだった場合……っ♡


 他の男に貸し出されるとあらば……っ♡所有物の立場の大鳳が逆らえると思いますかぁ~?


 くすくすっ♡


 ……そうですわね、旦那様……っ♡


 すっご~く……気持ち良かったですわ♡


 旦那様の小さくお粗末なおちんぽ様じゃなくてぇ……っ♡雌を虐めることに特化した……ぶっとくてなっが~いおちんぽ……っ♡カリ首も高くてぇ♡色も、マン汁焼けしてどす黒くて……っ♡なんでも聞くところによるとぉ……っ♡お嫁さんとはあんまりセックスできてないそうですよ……っ♡


 うふふっ♡違いますわぁ~……っ♡


 気持ち良すぎて……っ♡セックスが出来ないということもあるんですよ……っ♡


 ああっ♪旦那様にはおわかりではないですよね♡……そうですわ♡大鳳、旦那様との交尾はだ~い好きですけどぉ……っ♡夜中までパコパコしても、翌朝にはすっかりと元気に目覚めることが出来ますわ……っ♡で・もぉ……っ♡本当は、雄と雌の交尾というのはちょっとした重労働なのですよ?


 彼のチンポはぁ……あまりにも強すぎて……っ♡


 休日の前じゃないとセックスが出来ないほど……っ♡


 大鳳のおまんこもぉ♡入れられた瞬間にわかってしまったのですわ……っ♡あっ♡あっ♡大鳳の運命の人だって♡勿論、大鳳の心は旦那様のものですがぁ……♡


 大鳳の身体は……っ♡


 大鳳の雌は……これが運命の相手だと理解してしまうのです……っ♡


 長くてぶっといおちんぽで……♡おまんこのお肉をかきわけられて……っ♡お優しい旦那様とは違ってぇ♡意地悪な腰使いで、まんこの弱いところどちゅどちゅ擦ってきて……っ♡うふふっ♡旦那様ぁ?彼が音声をカットした理由……本当に、お嫁さんバレが怖かったからとか……っ♡もしくは、大鳳が聞かれたくなかったから、だと思いますかぁ……?


 ……大鳳……途中から夢中になりすぎてぇ……♡


 彼の名前を……何度も何度も呼んでしまいましたの……っ♡


 仕方ないですわよねぇ♡大鳳のことを一夜限りでは諦めきれない……っ♡この極上の雌をセフレにしてぇ♡毎晩毎晩ヤりまくりてぇ……♡寝取られマゾの旦那から大鳳のことを寝取って……っ♡俺様の女にしてぇ~……っと♡


 思うことは……当然なのですよ、旦那様……っ♡


 大鳳もまた、気持ち良くなりすぎて……っ♡彼に名前を呼んで欲しいと乞われれば、逆らえないんですもの……っ♡うふふっ♡そうですわね♡大鳳は旦那様と運良く幼馴染として、この世に生まれ落ちましたが……っ♡もしもそうでなければ……っ♡旦那様と遠い場所、あるいは違う時代に産まれていれば……っ♡


 きっと……目の前の彼の妻にされていたのだ、と思うと……っ♡


 無碍にすることなど出来るはずもありませんわ……っ♡


 四肢を絡めるだいしゅきホールド……っ♡大鳳のおまんこがどちゅどちゅ削られてぇ♡さいっこうに気持ち良くて……っ♡彼の名前を何度も囁いて、好き♡好き♡大好き♡愛してる♡と……っ♡うふふっ♡旦那様♡ご安心ください♡それは性行為を盛り上げるための嘘……っ♡大鳳の大好きは旦那様だけのものですがぁ……っ♡


 少なくとも……


 旦那様ではぜ~ったいに味わえない快楽でしたわね……っ♡」


 大鳳はあなたの耳元で囁きながら――

 あなたの乳首を、カリカリと引っかいてくる。

 普通の女や、あるいは後背位であれば問題ないのだろうが――大鳳を押し倒しての正常位というのは、彼女の130センチRカップが、さながらクッションのような役割を持って邪魔してくるのだ。腰を叩きつけようとしても、彼女の乳肉があなたの胸板で押し潰されて――それはそれでまた、官能的な触り心地があるのだ。ウエストがくびれて細く、手首も強く握れば簡単に折れてしまいそうなほどに華奢なのに――

 雄を誘惑する、極上の媚肉がたっぷりと詰まった肉布団が――

 あなたではない雄との交尾を、悦んでいるのだ。

 嫉妬欲はムクムクと沸き上がり、あなたは何度も何度も大鳳の身体に肉棒を叩きつけていく。いつもならばとっくに射精をしているだろう。「吐き出す」というよりは「搾り取られる」という表現の方が適切の、大鳳の極上すぎる膣肉の搾精だが――

 今のあなたは必死に、それを耐えている。

 先ほど大鳳の爆乳で射精をして、肉棒に余裕が出来たことと――何より、他の男に負けたくないという強い意思が、あなたの肉棒を奮い立たせているのだ。あなたの腰振りも、射精の我慢も、大鳳を我が物にした間男に比べればあまりにも弱っちいものであるに違いない。普通の女――どころか、超一流のモデルやグラドルが、どれほどに努力をしたところで大鳳の足下にも及ばないのと同じだ。「人間は産まれながらにして平等」であるとか「努力に勝る才能なし」であるとか――そうした綺麗事が、くだらない生ゴミに思える程度には、大鳳という存在は圧倒的に大きいのだ。

 だが――


「ああ……っ♡旦那様♡お射精を我慢なさっているのですね……っ♡大鳳の身体でぇ……♡いつもは情けなく♡簡単に♡びゅるびゅる~っと精子を吐き出してしまうのに……っ♡


 負けたくない……っ♡大鳳を寝取る間男なんかに、負けて溜まるかと……っ♡


 お射精を必死に我慢しているお顔……っ♡ああっ♡ああっ♡……たまりませんわ、旦那様……っ♡」


 大鳳にとっては、あなたのその我慢自体がたまらなく愛おしいらしい。

 膣肉がぎゅうぎゅうと肉棒を締め付けてきて、あなたは、全身に力を込めて射精を我慢しようとする。肉棒の大きさも、雄としての格も、生まれ持っての才能をひっくり返すことは出来なくても――せめて、目の前の大鳳を満足させたいのだ。

 歯を食いしばって必死に射精を我慢するのだが――


 大鳳は――


「旦那様……♡


 いいこと、教えてさしあげましょうか……?」


 もう、それだけで十分に満たされたらしい。

 後から聞いた話だが、彼女にとってのこれはあなたの性癖を矯正するものであったらしい。

 大好きな旦那様に精神安定薬を静脈注射して、意識朦朧としているあなたに催眠をかけて、寝取られ性癖を改善させる――というのは、大鳳にとってどうしようもなくなったときの最終手段だ。言うことを聞かない猿であれば、暴力によって躾をする他にないが――大鳳は「殴ったこちらも痛いのですよ」を口にすることが世界で唯一許される、圧倒的な慈愛の持ち主であるのだ。


「今日の大鳳……


 安全日かどうか……おわかりですか?」


 大鳳の言葉に――

 心臓がきゅ~っと縮まる感覚を得る。

 それは――最初からずっと、考えないようにしていた。

 あなたにとって大鳳の生理周期というのは、自分自身の誕生日よりも遥かに優先して覚えなければいけないものであり――同時に男の子に産まれて、生理への正確な理解というのは生半可なものではない。書籍やネットの知識を得ることは出来ても、それは「自分自身のちんぽは、自分自身が一番知っている」と同じであり、あまりにも個人差が大きすぎる物であるのだ。大鳳の生理は比較的重たいものであり――また、あなたのことが大好きすぎる彼女は、あなたが気を使わないようにと気丈に振る舞ってくる。あなたもまた、大鳳に気を使わせたくはないのだ。互いに水面下での戦いが繰り広げられているので、あなたは生理周期を把握しようとするし――大鳳はそれをずらすために、わざわざピルを飲んだりもしているわけであり――

 だから――


「うふふっ♡旦那様……そうですわよね♡……昨日が安全日だと思ったから……っ♡お腹の中に卵がなければ、物理的に絶対に寝取られることはないと思ったから……っ♡余裕をぶっこけたのですよね……っ?ラブラブディープキスをして……っ♡だいしゅきホールドをして……っ♡子宮に精子をびゅるびゅる~っと注ぎ込まれても……っ♡安全日である限りは、それは肉バイブを使ったオナニーと同じ……っ♡膣の中に注ぎ込まれた、優秀な雄の濃厚な精液も……っ♡


 ただの汗やおしっこのような体液と、何も変わりませんもの……っ♡


 ですがですがぁ……っ♡


 危険日なら……全てが別、ですわよね?」


 大鳳が昨日、危険日だと主張するならば――

 それは、世界の何よりも優先される言葉であるのだ。

 彼女がいずれ、あなたへの興味を本気で失ったとしても「いいえ?大鳳が浮気をするはずはありませんわ」と一言告げれば、あなたは数ヶ月連続で開催される”同窓会”への参加を認めて、彼女を送り出す他にないのだ。昨日の大鳳は安全日であるはずだし、そもそも彼女がピルを飲んでいるはずだという、あなたの常識は大鳳の気まぐれで容易く塗り潰されるわけで――


「旦那様ぁ……っ♡


 今……大鳳のお腹の中の卵……取られてしまったかもしれませんよ……っ♡


 やんやんっ♡旦那様♡だめですよ♡だ~めっ♡射精びゅっびゅ~って注ぎ込んではだめで~す……っ♡


 旦那様がぁ……っ♡本気で、大鳳のことを孕ませたいと思ってしまえば……っ♡危険日の大鳳に中出ししちゃえば……っ♡


 託卵……っ♡されてしまいますわよ……っ♡


 旦那様のだ~い嫌いな……託卵……っ♡」


 彼女の言葉に――

 あなたは、もう限界だ。

 腰を激しく叩きつけて、全身をびぐびぐと震わせる。肉体の全神経が、股間から突き出た粗末な肉棒に集中しているかのようであり――大鳳の膣ひだの一枚一枚の感触まで如実に感じ取れるのだ。大鳳の足はだいしゅきホールドで背中に回されているわけではなく――あなたの脚に絡みついてくるのだ。腰振りを邪魔しない代わりに、しかし、決して逃がしてくれずに”ぎゅ~っ♡”と、すべすべの脚を、あなたのすね毛だらけの、男性ホルモン丸出しの脚に絡めてくるのだ。肌触りの良い絹布に触れたときに、いやらしさが沸き上がるのと同じように――あなたは大鳳の全身のもちもちに、すべすべに、ひたすらに夢中にさせられてしまうのだ。


「うふふっ♡旦那様♡そんなお顔をなさらないでくださいませ……っ♡大鳳の柔らかなお肉に包まれて……っ♡130センチRカップをクッションの代わりにしてぇ……っ♡


 さいっこ~に気持ちいい交尾をしているのですよ……っ♡


 性癖というものは人それぞれ……っ♡大鳳は旦那様のことを愛していますから♡中身が……どうしようもないほどに、ヘタレで、弱っちい、寝取られマゾでも受け入れますわ……っ♡


 だから……旦那様の身体にお聞きしているのです……っ♡


 大鳳のことを寝取られたまま……っ♡弱っちいお射精で……アリバイ交尾したいですかぁ……っ♡


 おちんぽの先っちょは浅いところで……っ♡大鳳のおまんこに、精液を流し込むだけが目的のアリバイセックス♡いいのですよ、旦那様♡これから大鳳が毎夜毎晩、浮気セックスでお出かけをして……っ♡旦那様はそれを妄想して、シコシコ♡シコシコ♡一人で悲しくてなっさけな~いオナニーをしても……構いませんがぁ……


 ですが旦那様……っ♡


 大鳳の身体はぁ……♡


 寝取られマゾオナニーよりも……♡よ~っぽど気持ち良く使う方法があるのですがぁ……?」


 大鳳が耳元で囁いてくる言葉は、劇薬だ。

 それは――「大多数の男の子は、乳がデカくて尻が大きい女を好む」であるとか、あるいは「大多数の男の子は、可愛い女の子が好きだ」であるとか――男の子の性癖の根源を刺激する内容であるのだ。あなたがどれほどに寝取られマゾであっても、それはただの性的嗜好だ。「体操服えっちは、ブルマよりハーフパンツにするべきだ」や「可愛い女の子の水着はビキニよりも、あえてフリルがついて谷間が隠れたものにすべきだ」と何も変わりはしないもの。「大鳳という極上の美女を妻に出来たから、たまには、いつもと違う寝取らせも味わいたいな~」程度のものであり――


”はぁ……はぁ……っ♡”


「……うふふっ♡旦那様……


 息を荒げて……どうなさったのですか?」


 大鳳はあなたの、雄としての根源を愛撫してくるのだ。


「そうですわよねぇ♡旦那様♡寝取られマゾとして情けなくシコシコオナニーするよりもぉ……♡


 大鳳の身体で……っ♡純愛ラブラブ交尾をした方がぜ~ったいに幸せですもの……っ♡


 おちんぽをおまんこの一番奥……っ♡旦那様専用の子宮口にぐりぐり~っと押しつけて……っ♡一番奥でびゅるびゅる~っ♡毎夜毎晩、大鳳とのラブラブしゅきしゅき交尾……っ♡130センチRカップを鷲掴みにしてぇ……♡大鳳におちんぽと金玉を同時にしゃぶらせてぇ……っ♡旦那様に絶対服従……っ♡脚の爪先にキスしろと命令すれば、汗ばんだ指の谷間に舌をベロベロ這わせて舐めしゃぶる……っ♡旦那様のことしゅきしゅきだ~いしゅきなお嫁さんとぉ……っ♡


 ラブラブ濃厚交尾をする方が……♡幸せに決まっていますものねぇ……っ♡


 くすくすっ♡旦那様ぁ?大鳳は旦那様を責めてはおりませんよ?毎日毎日豪勢なフルコースを食べていれば、たまには粗末なお茶漬けが食べたくなるもの……っ♡旦那様が寝取られ性癖に目覚めるというのはぁ……♡大鳳とあまりにも脂ぎって……濃厚で……っ♡ドスケベすぎる純愛交尾をしまくった反動なのですから♡大鳳も共犯のようなもの……っ♡


 で・す・の・でぇ……♡


 旦那様……お選びくださいませ……っ♡


 大鳳のことを本気で、これからも寝取らせて……っ♡毎夜毎晩、寂しいシコシコオナニーをするのか……っ♡


 それともぉ……っ♡


 大鳳とラブラブ交尾に励んで♡子作り生セックスをしまくって♡たまにぃ~……本当にたまに、気まぐれで、大鳳に寝取られマゾの欲求を満足させてもらうだけの……っ♡ラブラブお嫁さん純愛交尾……っ♡


 どちらがいいか……っ♡旦那様がお決めしていいのですよ♡


 ……ああっ♡勿論、返事は言葉ではなく……


 旦那様のお射精で……っ♡お願いしますわ……っ♡


 寝取られマゾの旦那様はぁ……顔も知らない誰かに寝取られた大鳳への……っ♡託卵アリバイセックス用のお射精で……っ♡


 純愛大好き……っ♡大鳳だ~い好きな旦那様はぁ……っ♡


 本気の本気の子作り射精……っ♡


 大鳳を寝取ったクソ男から……♡奪い返すような……っ♡赤ちゃんのぜ~ったい出来ちゃうお射精を……♡注いでくださいませ……旦那様♡」


 大鳳は――

 あなたの唇に”ちゅっ♡”と短いキスをして――それで限界だ。

 大鳳を手に入れる前のあなたが妄想をしていたのは、彼女とのラブラブな性行為であり――そして同時に、大鳳が他の男とまぐわっている妄想であるのだ。だが――「他の男まぐわっている妄想」をしているとき、あなたは間男や彼氏側に感情移入をするのではなく「ボクの大鳳が奪われること」に強い興奮を抱いていたわけであり――

 大鳳とのラブラブ純愛交尾というのは、大前提の話であるのだ。

 あなたが生粋の、どうしようもなく、寝取られ以外では興奮しない本格的な性癖異常者であれば良かったのだが――あなたは大鳳とのラブラブな交尾で、たまらなく興奮をする雄であるのだ。大鳳が三つ指を突きながら頭を下げて、全裸であなたに挨拶をして、濡れそぼった秘所を”くぱぁ♡”と見せつけてくれば、肉棒はギンギンに滾るような――

 大鳳に「フフッ、面白い男……っ♪」と思ってもらうことすら出来ないような、どうしようもない一般人であり――


”ぬちゅちゅちゅ~~~っ♡♡♡”


「んんんん……っ♡」


 あなたは激しく、大鳳に腰を叩きつけていく。

 大鳳が他の男に奪われたという事実が――それを命令したのが過去の自分自身であるというのに、あなたは許せずに憤っているのだ。他の男と口付けをしたり、乳を揉まれたり、パイズリをする程度ならばともかく――危険日の子宮の卵は、全て、あなただけが独占をする権利があるものなのだ。普段とは違い、あなたは圧倒的に逞しく、強い雄のピストンで大鳳の膣肉をえぐっていく。情けない暴発射精をしても、大鳳の子宮が一杯になるまで精液で埋めてやればいいだけなのだと、あなたは自分自身を奮い立たせる。「射精をしたくない」と思って、暴発を怖れて、情けなく腰を振っていては弱いピストンしか出来ないが――開き直ってしまえば、あなたの粗末な逸物であっても大鳳のことを満足させられるらしい。顔中に脂汗を浮かべて、あなたが激しく腰を振って――その顔からこぼれ落ちた汗を、彼女は嬉しそうに舌で舐め取るのだ。前傾姿勢になることで結合部が深くなり、最大まで勃起した肉棒と、興奮で降りてきた子宮が”むちゅっ♡ちゅ~っ♡”と何度も濃厚なディープキスを交わして――


「旦那様♡良いのですか♡大鳳のことを孕ませてしまって……っ♡うふふっ♡今まではぁ、大鳳に気を使って、孕ませてくださいませんでしたよね♡……はいっ♡男の子が産まれればいいですけどぉ♡女の子が産まれれば……っ♡それは大鳳のライバルなのですよ?……当たり前ではないですか♡大鳳はぁ……♡遺伝子レベルで♡この身体の数兆個の細胞の一つ一つが……っ♡旦那様のことを大好きでたまらないのです♡その子供ならばきっと、大鳳と同じように……っ♡小学生の内からGカップになり……っ♡旦那様の子種を狙ってしまうような、悪い子に育ってしまうでしょうねぇ……っ♡


 旦那様?大鳳は旦那様と二人きりの時間が大好きですわ♡……お優しい旦那様はぁ……っ♡大鳳の気持ちを尊重して……っ♡子作りは、もう少し二人だけの時間を堪能してから、と仰ってくれましたが……っ♡


 女の子は……っ♡


 旦那様が思うよりも……ずっと愚かで、バカなのですよ……っ♡


 お優しい旦那様が大鳳のことを気遣ってくれる優しさよりもぉ……っ♡


 雌は……優秀な雄に支配されたいと感じてしまうのですよ♡


 やだと言っても、ダメと拒んでも……っ♡強引に組み伏せて、押し倒されて、レイプされたい……っ♡そう感じるのが、雌という生き物なのですわ♡……ああっ、勿論、嫌いな相手ではそんなことはありませんわよ♡大鳳、好きでもない相手に押し倒されるなんてぜ~ったい嫌ですがぁ……っ♡


 大好きな大好きな旦那様……っ♡


 大鳳がいやだと拒んでも……っ♡無理やりレイプしてくださるのならば……っ♡


 それが一番の幸せなのですわ……っ♡


 ……うふふっ♡孕ませたいのですね♡射精したいのですね♡危険日の大鳳の膣内にぃ……っ♡精液びゅるびゅる~っと吐き出して……っ♡孕ませたいのですね♡はいっ♡旦那様♡初めて旦那様を好きだと自覚したあの日より……っ♡大鳳の身体は全て旦那様の所有物なのですから……っ♡

 

 ……孕ませてくださいませ♡旦那様……っ♡


 んん……っ♡んあっ♡はいっ♡はいっ♡旦那様♡がんばれ♡がんばれ♡がんばって大鳳のことを孕ませてくださいませ♡びゅっびゅ~っ♡びゅるびゅる~っ♡旦那様ぁ♡大鳳のボテ腹を見ても、嫌いにならないでくださいね♡大鳳のピンク色の乳首がぁ♡黒く沈着しちゃって……っ♡母乳をびゅっびゅ~って吐き出すようになってもぉ♡受け止めてくださいね♡……うふふっ♡興奮、なさっているのですね♡はいっ♡いいですわよ♡旦那様♡びゅっびゅ~っ♡びゅるびゅる~っ♡がんばれ~っ♡がんばれ~っ♡旦那様のかっこいい射精見たいぞ~っ♡好き♡好きですわ♡旦那様♡旦那様……っ♡


 大鳳のこと……寝取り返してくださいませ♡旦那様……んんんん~っ♡」


”びゅるるるるる~っ♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるるる~っ♡”


”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡びゅるるる~っ♡びゅ~っ♡どぴゅっ♡びゅるるる~っ♡”


”びゅぐびゅぐっ♡どぴゅっ♡びゅるるるる~っ♡びゅっくんっ♡どぴゅどぴゅっ♡”


”…………っ♡♡♡”


「んんん……っ♡んあ……っ♡旦那様の精液が……大鳳のおまんこの中でどくどく♡びゅるびゅる♡……旦那様……いいですわ♡最後の一滴までぇ……大鳳の身体に体重を預けて……絞り出してくださいませ♡……はいっ♡むっぎゅ~っ♡大鳳の身体をお布団の代わりにしてぇ……♡さいっこ~に気持ちいい、射精後の余韻に浸ってくださいませ……うふふっ♡」


 あなたは大鳳の膣内へと、射精した。

 普段の自慰行為や、あるいは大鳳との交尾による射精とはまるで意味合いが違う――彼女を本気で孕ませるのだと、強い決意を注ぎ込んだ吐精であるのだ。精液の質からまるで違うのが、尿道を通過するときのゾクゾクであなたにはわかる。大鳳の子宮口と、あなたの鈴口でラブラブなディープキスをしながら――どっぷり、ねっとり、最高に気持ちいい射精を吐き出していくのだ。魂が引き抜かれるような快楽にだらしなく、大鳳の身体へと倒れ込むのだが――流石は全身、雄を悦ばせる媚肉に包まれている極上の美女なのだ。あなたの体重も簡単に受け止めて、大鳳は優しく、腰と頭をなでなでと撫でてくれる。

 射精直後の放心を――大鳳の”なでなで”で受け止められるのは、男の子がダメになる代物。自分のちんぽにひたすら気持ちいいだけの膣内射精を「大好きな旦那様が、大鳳の為に頑張ってくださったこと」という扱いで、頭を撫でられて、ダメになるなという方が無理な話だ。そのままとろとろに捕食されて、眠りに就きそうになるのだが――


「旦那様……っ♡


 どこからどこまでが……真実だったと思いますか……?」


 大鳳は――

 微睡んでいるあなたに、尋ねてくるのだ。


「……まあっ♪……うふふっ♡途中までは本当だと思っていましたか?そうですよねぇ……♡苦肉の策とは言え、最後の中出しセックスの部分の音声を丸々カットすれば、流石にバレてしまいますよねぇ……っ♡


 最初の……ラブラブなキス音は、オモチャや一人芝居では出せない音ですから……っ♡


 そこまでは信じていただけても……やはりその後は……今後の課題ですわね♪


 ……えっ?ああっ、勿論……中出しされた精液というのは嘘ですわ♪……うふふっ♡今はジョークグッズとしてぇ、精液そっくりのお汁が、通販で買える時代ですのよ……っ♡


 で・す・がぁ~……っ♡


 旦那様……大鳳のことを少し、見くびりすぎではありませんか?


 ……大鳳が……


 本当に、好きではない殿方に……唇だけならば許すとお思いですか……?」

 大鳳は――


”じゅるるるるる~っ♡むっちゅ~っ♡れろれろっ♡あむあむっ♡むっちゅ~っ♡”


”じゅるるるるる~っ♥ちゅ~っ♥んれんれんれ……っ♥れるれるれる……っ♥”


 あなたに、スマートフォンの画面を見せつける。

 濃厚な接吻音を響かせるそれは、彼女一人では絶対に出せない代物。

 だからあなたは、迷うことなく「他の誰かとキスをしているのだ」と理解が出来たのだが――

 そこに映っているのは、大鳳と――


「ご存じですよね、旦那様……っ♡大鳳と旦那様の結婚式にも招待いたしましたもの……っ♡


 はいっ♡赤城さん……ですわっ♪」


 黒髪が艶やかな、極上の美女であるのだ。

 大鳳がケッコン式で招待をした大勢の美女の中の一人である――という程度の知識しか、あなたは持っていない。一度見たら絶対に忘れることが出来ない、高身長で、スタイルが良い、極上の美女という存在感は――

 隣に大鳳がいることで、容易く希釈をされるのだ。

「大鳳の友人としては知っているけど、どういう関係性かは知らない」程度のものであったのだが――


「実は赤城さんの旦那様は……っ♡女の子同士の交尾に激しく興奮するだとかで……っ♪相談を受けていたのですよ?彼女の姉妹の加賀さんとだけでは、物足りず……っ♡


 他の女がいないか……と、思っていたところに白羽の矢が止まりましたの……っ♡


 あちらは女の子同士のラブラブな交尾が見たい……っ♡一方で旦那様は、大鳳に寝取られて欲しい……っ♡一挙両得、というものではございませんか?……まぁ、女の子同士の接吻というのは、思うところもありましたが……っ♡


 大鳳も赤城さんも……共に、自身の旦那様が大好きで大好きでたまらない身……っ♡


 奇しくも……心が揺れ動かねば、それは浮気にはならないのですよ?


 うふふっ♡旦那様?いかがでしたか?……大鳳がぁ、演技とはいえ♡ご主人様のためとはいえ♡他の殿方と濃厚な接吻交尾に耽っていれば……心中穏やかではないでしょうが……っ♡


 女の子同士のキスならば……っ♡


 興奮、するのですよね……っ♡」


 大鳳は――

 赤城と、濃厚な接吻音を響かせていたのだ。

 その後のちん嗅ぎやフェラチオ、パイズリ等はバイブを使えば事足りたのだろう。あなたの脳味噌は「大鳳が本気で、他のやつとキスをしている」という事実に屈辱を抱いていたのだ。そこでドロドロにされた脳味噌では、細かい嘘に気が付くはずもないと――

 最初から最後まで、大鳳の掌の上であったのだが――


「――あ、あらっ?どうなさったのですか旦那様?……ふぇっ?い、いえ、赤城さんとはそういう関係ではなく――ひゃあっ!?ちょ、ちょっと、どうして怒ってらっしゃるのですか?……んんっ♡んみゅっ♡んれんれんれ……っ♡んちゅ……っ♡旦那様ぁ……っ♡仕方ないですわよねねぇ……♡赤城さんとて、仮に同性であっても知らない方と口付けはしたくないので……っ♡大鳳が……っ♡するほかになく……っ♡


 んもぉ……っ♡旦那様……?


 大鳳のキス顔が……他の雄に見られるというだけで興奮するほど、独占欲が強い方なのに……っ♡


 どうして……寝取られマゾになってしまったのでしょうか♡


 くすくすっ♪構いませんよ旦那様……っ♡大鳳は旦那様のことが大好きですから♡弱っちいところも、かっこ悪いところも……っ♡寝取られ大好きなくせに、大鳳が寝取られて欲しくない無様なところも……っ♡全部まとめて、受け止めてさしあげますので……っ♡


 旦那様?


 純愛こそが至上最強であると……旦那様の身体にた~っぷりと刻み込んで差し上げますので♡はいっ♡旦那様♡それでは……他の雄に、キスシーンを見せつけてしまった……っ♡淫らで尻軽な妻に……っ♡


 た~っぷりと……キスハメ交尾でお仕置きしてくださいませ……っ♡」


 大鳳は、あなたに唇を”むいっ♡”と突き出してくる。

 まるで子供が蛸のものまねをするときに、見せつけるようなポーズであるのだが――大鳳という最上級の美女による”唇むいっ♡”は、男の子には絶対に抗がえない光景であるのだ。吸盤が如き姿は、文字どおり吸引力が凄まじく、あなたは大鳳の唇に吸い込まれていき――何度も何度も、彼女と唇を重ね合わせる。愛しい旦那様の寝取られ性癖を拒絶するのではなく、受け止めた上で治療するという、ともすれば独善的な大鳳の愛情は――膣内に肉棒を”にゅぷぷぷぷ~っ♡”と埋めた瞬間に、あなたはどうでも良くなるのだ。女王様大鳳が本気で男を調教すれば、マゾ豚にすることは出来るし――奴隷大鳳が本気で男に隷属すれば、ご主人様に仕立て上げることも容易であるのだ。大鳳があなたの寝取られマゾを”治療”していく最中で、どのような過程を辿るのかは知らないが――あなたが幸せになることだけは、彼女の愛情がある限りは間違いないのだ。今後に待ち受けている、あなた一人の身では食べきれないほどの甘ったるい愛情への不安や恐怖は――肉棒を、極上美女のお嫁さんおまんこで包み込まれている間は、何も考えずに済むのだ。「ほらほら~っ♡旦那様……っ♡この程度の口付けでは……赤城さんには勝てませんよ……っ♡」と、擬似的に百合のチン負けを体験させようとしてくる彼女に、まさか勝てるはずもなく――だからあなたは空っぽになるまで腰を振り続けて、空っぽになっても、大鳳に搾り尽くされる一方であった。


Comments

谷澤晴夫

大鳳からのヒリヒリするような寝取られ煽り最高でした。

カツ

先生のNTR煽りは最高だぜ

春巻/Harumaki

マイク先生の書く寝取らせ報告、マジで大好きです… 純愛としてもNTRとしても読めて、そのどちらでもめちゃくちゃ抜ける。 一粒で2度美味しいどころじゃないですよ… これからも寝取らせ報告もの、たくさん書いてくださると嬉しいです! 応援してます!

熊琴

途中マジで「やだぁ……大鳳取られちゃやだぁ……」ってなっさけない気持ちになれた上にちゃんと寝取られないでくれたから本当に最高