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「うん?そっちは雨かい?シミュレーターではほとんど晴れの予定だったんだけど……まあ、雨の無人島も風情があっていいじゃないか♪」


 あなたは今、カルデアとの通信を行っている。

 カルデアから監視されていないとは言っても、何か問題が起きて困るのはあなたも同じだ。一日一回の定期連絡は、本当に「何も問題がないですよ」で終わるような代物。三日目までは、特筆すべきことが何もなかったし――

 四日目の今日も、たまたま雨が降っていたので、ダヴィンチちゃんと世間話をしただけだ。

 南国の無人島でバカンスをするために、温暖で晴れの多い気候を選んだのだが――砂漠でも雨が降るように、世の中に絶対は存在しないのだ。朝から大雨が降っているのだが、雨に濡れてはいけないという理屈は「室内において、濡れた身体で歩き回ると拭き掃除が面倒だから」であり――


「いや~、それにしても雨でびしょびしょじゃないかマスター♪」


 今のあなたは、雨に濡れることを怖れずに済むのだ。 

 雨の中で傘を差さずに踊る自由のように――雨が降っているからと言って、傘やカッパを用意する必要はなく、そのままずぶ濡れになればいいだけ。マンモスを狩っていた時代のように、本能を重視した生活はあなたのストレスを圧倒的に減らす代物であり――


「カイニスもマスターのことをよろしく頼むよ~、彼に何かがあったら大問題だからね~」


「おう、任せておけよ♪まあ、保安要員としてヤれることはヤっておくからよ……っ♪」


 カイニスもまた――


 鎧の姿で、雨にびしょ濡れであるのだ。


 あなたとカイニスはポリネシアンセックスの為に、南国の無人島で全裸で生活をしていた。

 それで感度が昂ぶるのかどうかはわからないが、普段、衣服を着用して生活をしているのとはまるで異なり――あなたは肉棒を、カイニスはデカパイをぶらぶらとぶら下げて生活するのは、非日常を煽ってくるのだ。まるで本当に無人島で遭難をしているかのような代物であり――ポリネシアンセックスの最終日に向けて、興奮を高めていたのだが――

 それはそうと――


「んっ?どうしたんだい二人とも?……あっ♪安心しておきたまえ♪マシュやジャンヌ・オルタや、その他大勢、厄介事になりそうな彼女達には内緒にしておくから♪」


「はぁ!?そ、そんな関係になるわけねえだろ馬鹿野郎!!」


 カルデアとの通信の際には、ちゃんと服を着る必要があるのだ。

 通信が切れて、また無人島に二人だけになると――あなたは衣服を脱ぎ始める。

 雨に濡れてびちょびちょになった服は、脱衣をするだけでも一苦労。今の現状はまるで、テレワークのウェブ会議で上だけスーツを着ているような光景だなと思いながら――同時に、家の中であっても全裸にはならないだろうなと思って――


「なあ、マスター……


 オレは脱いじゃだめなのかよ?」


 あなたが全裸になっても――

 カイニスは、未だに鎧姿のままであるのだ。

 水着霊基とは違い、通常のランサー霊基の格好であり――カイニスは不満げな様子を見せている。三日間は、あなたが一人でカルデアとの通信に対応したのだ。黒ビキニのカイニスというのは、カルデアにいるサーヴァント達が勘違いをしても(いや、実際に勘違いではないのだが)おかしくない存在だ。清姫や源頼光や静謐のハサンが、強引にシミュレーターの中に侵入してくるリスクを考えると一人で対応することにメリットがあり――、四日間一度も顔を出さないと、カイニスがサボってると思われるのではないかと思い、鎧姿で対応してもらっただけであり――

 だから――


 現状は、全てが偶然であったのだ。


 大雨が土砂降りであるのも、カイニスが鎧姿であるのも全てが偶然であるのだが――


「……はぁ?雨に濡れたオレがいいのか?……ん~っと、あれか?雨も滴るいい男的なことか?それなら――って、違うのかよ」


 今の彼女は――

 あなたの肉棒を、ギンギンに隆起させる代物だ。

 カイニスの鎧姿は元々、乳房の谷間やおへそ、ウエストのくびれを露出させた物であり――下半身もムチムチの太腿が晒け出ている代物。男の子としては全身を覆う甲冑が理想的なのだが――カイニスのそれは、動きの利便性を追求した代物。「動きにくい代わりに、防御力を高める」というよりは――「防御力を多少下げてでも、動きやすさを増やして、避ければそれでいい」という代物であり――


「……はぁ!?雨に濡れた犬がいいって……どういうことだよてめえ……っ!」


 あなたの言葉に――

 カイニスは一瞬で、怒りを露わにするのだ。

 だからあなたは、誤解を解くように丁寧に説明する。


 前提として、男の子は雨で濡れる美少女が大好きなのだ。


 それは勿論、シチュエーションとしての良さもある。雨に濡れてブラジャーが透けている美少女と、田舎のバス停で二人きりだったり――急なにわか雨であるために自然に「うちで雨宿りしていく?」と提案して、両親の居ない家で二人きりであったり――というシチュエーションの良さだ。男の子にとって、雨に濡れた美少女というのは、一瞬で100個はシチュエーションが浮かび上がるほどの最高の代物であり――

 それと同時に、雨で濡れた美少女単体も大好きなのだ。

 雨で全身がびしょ濡れになると身体が蒸れてしまい、男の子の場合は悪臭が漂うようになる。雨で濡れた靴下を強引に脱いだときの気持ち悪さは、誰しもが経験済みだろう。だがそれは――こと、極上の美少女においては話が別。「雨でびしょびしょに濡れた靴下や、タイツや、ブーツの下にある素足」を晒したときに――「うっお……舐めしゃぶりてぇ……っ♡この蒸れ蒸れの脚でちんぽシゴいてほしい……っ♡」と思える美少女の場合は、雨で濡れていること自体が多大な価値となるのだ。

 雨で蒸れた悪臭が、フェロモンとなって、無限に嗅ぎたくなる美少女の話であり――カイニスは、特にその傾向が顕著だ。ボリュームが多くてモフモフとした白髪に、頭部に付いている獣の耳。黒髪がサラサラと艶やかな美少女では味わうことが出来ない、獣のような匂いだ。雨で濡れて蒸れることによって、濃厚なフェロモンを漂わせるそれは――頭皮に直接鼻を埋めて、匂いを嗅いで、ちんぽこをパキらせたくなるものであり――

 それは雨に濡れた犬が、悪臭でありながらも癖になる匂いを放つように――

 カイニスもまた、雨に濡れていることで最上級の匂いを放っているのだ。

 黒ビキニで雨に濡れるだけでは、プールや海に入るのと何も変わらない。飽くまで普段の鎧の姿だから興奮をするのだ。それに――そもそも自分を襲って、性癖を植え付けたのは、雨の日に自分を襲ったカイニスではないかと、あなたが激しく強く主張をすると――


「わ、わかったから……っ♡もういいってば……っ♡あ、あと……オレ以外の奴に絶対にそういうこと言うなよ……♡頭おかしいと思われるからな……っ♡」


 カイニスも、理解を示してくれたらしい。


「……じゃあ、脱がせていいぞ……っ♡


 ……こういうのって普通、下着とかで言うんじゃねえの……?」


 彼女は両手を横に広げて――

 あなたに、鎧を脱がす権利を与えてくるのだ。

 童貞の男の子にとっては、ブラジャーのホックを外すことですら一苦労であるのに――カイニスが着用しているゴテゴテとした鎧は、どうやって着用するのかすらわからないのだ。あなたは案の定苦戦をして「おいおいマスター♪鎧を脱がせることも出来ねえのか~?」とカイニスは上機嫌。忘れがちだが――今日はポリネシアンセックスの四日目であり――

 鎧を脱がせた先には、最高の快楽が待ち受けているのだ。

 あなたが唾を”ごきゅんっ”と飲み込むことで――カイニスも、自分の状況を理解したのだろう。途端に頬を赤らめて、あなたを上目遣いで見つめてくる。ネグリジェやセクシーなパジャマを脱がせてるのとは違い、鎧を脱がせているのだ。カイニスの手甲を外すと、そこは既にぬるぬると汗ばんでいる。剣道部男子の防具ならば、鼻がひん曲がるほどの悪臭であるのかもしれないが――そこにあるのは、カイニスという極上の美少女の手腕なのだ。あなたは舌を這わせて、カイニスの指先まで舐めしゃぶっていく。「おっ♡おお……っ♡」と彼女は未知の感触に、頭部の耳をピーンと立てて、ぞわぞわと鳥肌を浮かべていくが――それは決して、嫌な感触ではなかったらしい。

 鎧を着ても隠れているわけではないが、雨で肌がぴったりとくっつき、その分だけ蒸れた脇汗を堪能してから――あなたは下半身へと腕を伸ばす。ブーツのような脚甲の中で、雨に蒸れたカイニスの生足。ベロベロと舐めしゃぶると、流石に彼女も羞恥が上回るのだろう。「変態……今のお前、本気で気持ち悪いからな……っ!」と怒りを露わにするのだが――

 脚の爪先まで褐色肌の、カイニスの生足を前に理性を保てるわけがないのだ。

 誰が悪いと言えば、一週間に加えて、ポリネシアンセックスの四日分禁欲を命令しているカイニスの方だ。今のあなたは肉棒がギンギンに隆起して、脳味噌を性欲が支配しているのだ。責任転嫁をして自己正当化することくらい、朝飯前であり――


「ったく……何がいいんだよ……♡」


 あなたが顔を上げると――

 カイニスは全裸になり、あなたに向けて脚を上げているのだ。 

 カルデアには大勢のイケメン英霊サーヴァントがいるのだが――その誰に口説かれても頷くことのない、恋愛情緒は小学生以下のカイニスの膣肉が――丸出しになっている光景。瞳を少し潤わせて、あなたに脚を舐められている光景であり――あなたの方の興奮は、ひたすらに昂ぶるばかり。ギンギンに隆起した肉棒にカイニスも気が付いたのだろう。


「……おいっ♡


 四日目はな……性器への愛撫が解禁され――うおっ!?」


 彼女はあなたを挑発するつもりで――

 脚を上げた状態で、舐められながら、言葉を口にしようとしたのだが――


”がば……っ♡”


「ちょ、ちょっと待ててめぇ!……んんっ♡んきゃっ♡だ、だめだ……っ♡イかせるのは……ぜってえだめ、だからな……っ♡」


 あなたはとっくに、我慢の限界を迎えているのだ。

 カイニスを押し倒すようにして、彼女の秘部に手を伸ばす。

 勿論、カイニスの方が圧倒的に強い存在であるのだ。あなたが英霊であり、これが不意打ちであれば押し倒すことは出来るのかもしれないが――あなたは普通の人間であり、カイニスを正面から押し倒したのだ。彼女はどうやら「変態のあなたに押し倒されて、手も足も出ないから、仕方な~くヤられてしまう」というのがお気に入りであるので――


”ぐちゅっ♡ぬち……っ♡ぬちゅっ♡ぬっちゃ……っ♡ぬちゅぬちゅぬちゅ……っ♡”


「やめ、やめろ……っ♡ころすぞてめぇ……っ♡んんん……っ♡あんっ♡やめ、やめて……っていってんだろ……っ!」


”どがっ!”


 調子に乗ってカイニスの膣をかき混ぜようとすると――

 アクロバティックな体位で、顎を蹴られてしまうのだ。

 それはまるで人間が掌の上で、ハムスターを持ち上げたり、愛撫したりすることが出来るように――圧倒的な戦力差があるが故に行うことの出来る、僅かとして痛みの存在しない蹴りであるのだ。ノーパン――どころか、全裸の美少女から顎に、少しも痛くない蹴りを入れられるというそれは、あなたに新たなフェチを目覚めさせる代物であり――


「ったく、調子に乗ってんじゃねえよマスター……っ♡


 オレがクソザコなの知ってんだろ?お前の指で乱暴にヤられたら簡単にイかされちまうし……イっちまったらこれまでの我慢が全部台無しに……って、誰がクソザコだこら……っ!」


 カイニスは一人で大騒ぎをしている。

 ポリネシアンセックス四日目ではなく、互いに全裸ではなかったら、それは楽しい一幕なのだろうが――今のあなたは、カイニスのおふざけに付き合っている余裕はないわけで――


”くちゅり……っ♡”


「んあ……っ♡……そうだよ、ヤればできんじゃねえか……っ♡いいか、オレのクソザコまんこ……っ♡乱暴に扱うなよ……っ♡イったら……全部、全部台無しなんだからな……っ♡」


 あなたはようやく、カイニスの膣に指を這わせるのだ。

 ほんの僅かに触れただけでも――カイニスの膣はねばねば、ねとねととしており、指先には膣との間に糸が引いている。

 彼女の名誉のために言わせてもらうが――普段のカイニスの愛液は、サラサラとしているのだ。激しく運動をして、全身から汗をかき、汗腺に余計な老廃物が詰まる隙もない美少女。カイニスは嫌がるのだが、あなたが強引にクンニをすると――雌のフェロモンがたっぷりと詰まったマン汁は、あなたの喉を無限に潤わせてくれるのだ。あなたは自分が、奉仕をするのが好きな存在だとは思っていないが――それでも、カイニスの膣肉だけは話は別だ。彼女のムチムチの褐色太腿で顔面を挟み込まれながら膣に舌を這わせるというそれは、ほんの僅かとして飽きが来ない代物だ。

 普段のカイニスは、あなたの手マンで簡単に絶頂を迎える。

 あなたも同様に、カイニスの愛情たっぷりラブラブ手コキには絶対に勝てない身であるのだ。103センチJカップの豊満な乳房を押しつけられながら、カイニスにキス顔を見せつけられて、肉棒を愛情たっぷりにシゴかれれば――、一分も我慢することが出来ない。だからカイニスのまん肉が、どれほどに雑魚で、いとも容易くイき散らかしたところで小馬鹿にする気はないのだが――


”とんとんとんとん……っ♡とんとんとん……っ♡”


「んきゅ……っ♡ふぅ♡んん……っ♡あああ……っ♡これ……♡やば、い……かも……っ?……わかんねぇ……っ♡」


 カイニスは――

 膣肉を人差し指で、トントンと叩かれるだけでも快楽に悶えてしまうのだ。

 普段の彼女はどちらかというと低音気味で、ドスの利いた声をしているのだが――今は人差し指で膣肉をトントンと叩かれて、甘えるような、甲高い嬌声を響かせてくるのだ。普段のカイニスからは絶対に聞くことの出来ない、雌猫の媚声。膣肉を肉棒でかき混ぜて欲しいがあまりに、ねばねばで、一度肉棒を咥え込んだら絶対に離さないであろう愛液の糸を引いている雌というのは――少なくとも、雄の立場からしたら絶対的な被捕食者であり――


「んんん……っ♡あっ♡んんっ♡とんとん、やめろ……っ♡それ、やばい……っ♡よわい、からぁ……っ♡んっ♡あっ♡……て、てめぇ……っ♡オレのことばっかり、おもちゃにしやがって……


 こんにゃろ……っ♡」


”むんず……っ♡”


 カイニスは――


 あなたの肉棒を、乱暴に鷲掴みにしてくるのだ。


 それは「神霊カイニスとしての乱暴」ではなく「極上の媚体を持ち、簡単にイき散らかす、セックスが最高に上手い最上級の美女による乱暴」であり――痛みはほんの僅かとして存在しない。カイニスはあなたの肉棒を、優しく撫でてくる。普段の自慰行為の際は、弱い快楽では射精をすることなど出来ない。強く握りしめる皮オナは、将来、射精障害になるかもしれないと言われて、脅えながら――しかし、気持ちよさを追求する力強さを追求していたのだが――


”さわさわ……っ♡ぐにぐにっ♡むにゅっ……っ♡しこしこしこ……っ♡”


「あ~?どうした、てめぇ……っ♡んっ♡


 ……オレのこと、あんだけいじめてくれたくせに……っ♡


 自分がいじめられた途端、弱気じゃねえか……っ♡」


 カイニスはどうやら、本能でそれを理解しているらしい。

 男の子の肉棒が射精をしない限界ギリギリの手付きで、あなたの肉棒を愛撫してくるのだ。全身が引き締まっていて、力強いくせに――神霊サーヴァント特有の回復力のおかげで、掌の傷やマメは怪我として処理されてすべすべだ。普通の女の子がハンドクリームを一日三回塗って、保湿ケアをして、ようやく手に入れられるすべすべを――カイニスという極上の美女は天然で持っているという事実。そのくせ、今はランサー霊基であるので、槍状のそれの扱い方ならばお手の物なのだろう。あなたの肉棒は激しい快楽を得ているのに「射精に足る臨界点」を超えることがなく、ひたすらに悶えるばかり。カイニスがあなたの肉棒を、もう少し強く握ってくれて、肉棒の先端から根元まで一往復するだけで射精をするのに――

 いつまで経っても、永遠に、そこに到達することがないのだ。

 カイニスも同様に「膣内に指を挿入されて、くりっ♡とGスポを引っ掻いてくれればいいのに」と思っているのかもしれない。互いに相手のことが大好きすぎるが故に、絶対に絶頂に導かれることのない相互快楽ご奉仕。あなたもカイニスも互いに涙目になりながら、性器を触って、そこから溢れてくるネバネバの体液に糸を引かせているのだ。


「ん……っ♡てめえの我慢汁まみれの手で……っ♡オレのまんこに手マンしたら……孕んじまうかもしれねえな……っ♡……ははっ♡わーってるって♡オレたちサーヴァントは、お前の子を孕めねえもんな……っ♪……あ~っ?……興奮するのかよてめえ、無責任中出しし放題だ~って……っ♪」


 カイニスはあなたの鼻先に、顔を近づけて――

 最高の美少女顔を見せつけてくるのだ。

 あるいはもう少し、焦らされることなく禁欲をしていれば、あなたはカイニスの顔だけで射精をしたのかもしれない。飢餓状態の肉体では、少しの食事を詰め込むだけで死に追い込まれてしまうのだ。だが――今のあなたは違う。さながら点滴や流動食で、最低限、生命を持続するに値する快楽だけは注ぎ込まれているのだ。空腹であり、それが満たされることがないのに――死ぬことが出来ないというのはきっと、ふーやーちゃんや始皇帝の時代の拷問にあるのだろうなと、そんなことを考えながら――


「おら……っ♡ベロ、出しやがれ……っ♡」


 あなたはカイニスに促されるままに――

”んべ~っ♡”とベロ肉を突き出すのだ。


 あなたは周囲のヤリチン男子とは、まるで違う存在。

 

 中世や古代においては、命というものはいつ、どのタイミングで儚く散るのかわからないもの。後悔を残すことがないように、自身の肉欲を素直に発散させるのは当然のものであり、「隣に美女が座れば、今夜絶対に同じベッドで眠れるように、必死で口説くのだ」という理屈はわかるのだが――

 平和で飽食な現代日本に産まれたあなたには、まるで無縁の価値観であるのだ。

 インターネットも発達しており、様々な性の情報が溢れている。傭兵や海賊の時代ならば「明日、童貞のまま死ぬかもしれないんだぜ?」と娼館を奢ってもらえるのかもしれないが――平和な現代日本においては、余りにも多くの選択肢が広がっているのだ。ネットでえっちなお店を調べて、しかし高校生男子だからと行く度胸もなく、更には多種多様な性風俗のお店を調べて――そのうちに飽きて――また今度でいいやとなるのは、健全な童貞男子高校生としては当然のものであり――

 だから――


「……抵抗すんなよ、おい……っ♡」


 カイニスがあなたの頭をがしっと掴んで――


”じゅるるるるる~っ♡れろれろれろ……っ♡むっちゅ~っ♡はむはむはむ……っ♡”


「んん……っ♡ちんぽ擦りつけてくんなよ……っ♡射精、しちまうからな……っ♡明日から、なら……っ♡いくらでも、ディープキス素股してやっから……っ♡


 今日はまだ……我慢しろよ……?」


 あなたに舌を絡めながら、優しく囁いてくるのだ。

 マシュやコルデーやアナスタシアと、仮に、あなたの都合のいい妄想通りに相思相愛であったとしても――彼女達と肉体関係を結ぶのに、あなたは年単位の時間を要したに違いない。互いに相手のことを大事に思っている場合は、軽々にセックスを行うことは出来ないのだ。互いの気持ちを確かめ合って、互いの初めてを交換し合いたいとムードを作って、それでようやく――であるのに――

 カイニスはあなたを、容易く逆レイプしてくるのだ。

「それは女の子に優しいのではなく、自分が傷つきたくないだけでは?」と恋愛マスターの女性に言われると、反省するのではなく、開き直って「いや、相手を傷つけない方が上等な生き物でしょう」と主張をするのが童貞こじらせ男子であるのだ。カイニスは――童貞男子の気持ちなんて、考えるだけ無駄であると理解をしてくれている。「男の子はみんな、おっぱいが大きい女に逆レされたら喜ぶ生き物だろう」と理解をして割り切ってくれるというのは――

 真実の意味で、身体の相性が抜群と呼ぶに相応しいのかもしれない。

 カイニスの真っ赤で長い舌が、あなたの口腔を這いずり回っている。歯磨きの際にうっかりと怠りがちな、前歯の裏や、歯茎の隙間や、舌の裏側に至るまでを――カイニスはその舌で這いずり回してくるのだ。彼女はキスをするのが大好きな生き物。だが――同時に、純愛ラブラブちゅっちゅをすると、すぐに照れて嫌がるので――ベロチューをする建前が必要なわけであり――


「おらおら……っ♡オレのベロで、てめぇの歯を磨いてやっからな……っ♡あっ♡こ~ら……っ♡逃げんな♡いいんだよオレは、病気にならねえから……っ♡でも……お前は、別だろ?……うっせえ、カルデアの保安要員なんだから、仕方ねえだろ……っ♡」


 カイニスは滑稽な理屈を付けて、ベロベロと舌を舐めしゃぶってくるのだ。

 催眠アプリを使って常識改変された女の子が、異常な理屈を口走りながら舌を絡め合わせてくるのは大好物だが――当然ながら、カイニスのような美少女が、催眠アプリを使わずに――ディープキスを正当化する言葉を口走ってくるのは、たまらないものがあるのだ。互いの性器を愛撫する手付きは、徐々に弱々しくなる。不可思議なことではあるのだが――174センチと高身長で、自分達より圧倒的に大きな魔物に怯むことなく、彼女と共にいれば世界中のどんな敵でも怖くなくなる最強美少女であっても――舌と舌を絡め合わせてキスをすれば、まんこが簡単にイきそうなほどに、弱々しくなってしまうものらしい。

 あなたの肉棒も、またすぐに限界を迎える。

 カイニスとのベロチュー手コキというのは、男の子が絶対に勝てない代物であるのだ。ノーハンドでも射精しそうな快楽に溺れてしまえば、二度と立ち上がれなくなる自覚があったので――


”ぐぐぐぐ……っ!”


 あなたは――


 どうにか、力強くその場で立ち上がる。


 一度へたり込んでしまえば、もう二度と戻れなくなると言う実感は存在している。精一杯に虚勢を張っているだけであり、これが戦場であればカイニスは一瞬で見抜いたのだろうが――

 ビーチに張ったテントの中、大雨がパタパタとテントを打ち付けていれば話は別だ。


「すげえな、お前……っ♡あれだけオレがいじめてやったのに……っ♡まだ、立ち上がれんのかよ……っ♡」


 カイニスは、恍惚に浸った瞳であなたを見上げている。

 彼女は女扱いされることを嫌がるが――今は本能的に、正座よりも股間部分を広げた”女の子座り”をしているのだ。彼女の上目遣いで、自身の肉棒を見上げられるというのは、また違った興奮が存在する。ペットの飼い犬にそうするように、あなたは白髪を撫でてやり、頭部の耳を軽くマッサージする。カイニスはそれが気持ち良かったのだろう。ぽおっと熱を帯びた視線は、ただのそれだけで、あなたを射精まで導くような代物。

 カイニスはそのまま、あなたの下半身に顔を近づけて――


”すんすんっ♡ふがふが……っ♡す~……っ♡ふはぁ……っ♡すんすんすん……っ♡”


「ふがふが……っ♡んあっ♡すっげえくせえな、マスターの金玉……っ♡脂ぎっていて……っ♡雄の匂い、やばくて……っ♡てめぇ、オレになんてもの嗅がせてんだよ……っ♡金玉の臭い嗅がせて、ご満悦とか……っ♡変態にも、ほどがあんだろ……畜生……っ♡」


 あなたの陰嚢に、ぴったりと鼻を寄せてくるのだ。

 ポリネシアンセックスのために、南の島で全裸生活をしていると――睾丸部分はとても清々しく、涼しさを感じさせてくるのだ。普段は、ボトムスと下着の中で窮屈に押し込められて、熱を帯びているのが金玉だ。なのに全裸になれば、当然のことではあるがそこから熱気は吐き出されていく。金玉というのは熱に弱い存在であるので、排熱器官としては十分すぎるほどの役割を果たしているのだ。

 社会のルールに縛られて、衣服を着用するからこそ人間は人間たり得るのだ。それなのに、あなたは全裸で南の島を闊歩しており――それは果たして猿と、何が違うと言うのだろうか。カイニスはあなたの金玉にピタリと鼻をつけて、ふごふごと、鼻の穴を広げて匂いを嗅いでいる。ずっしりと重たい金玉は、十日以上の禁欲で我慢した精液が詰まっているからだ。あなたは、カイニスの顔面を金玉置き場として使っている。四肢を拘束されて、魔力を制限されて、処刑待ちのカイニスが相手であっても――首を動かして、口だけで金玉を噛み千切られるに違いない。なのにあなたの金玉を、顔面に置かれて――


「ふぅ~……っ♡ぶふぅ♡ううう……っ♡うぐ……っ♡んはぁ♡じゅるるるるる……っ♡ちゅ~っ♡むちゅ♡ふちゅっ♡んみゅみゅみゅ……っ♡」


 カイニスは嬉しそうに、あなたの睾丸に頬ずりをしてくるのだ。

 陰嚢の袋にキスマークが残りそうなほど、力強い接吻を交わしてきて――全身引き締まった筋肉だらけのくせに、ぷにぷにで柔らかなほっぺたで睾丸に頬ずりをしてくるのだ。

 今日は朝から雨であり、いくら全裸生活をしていたところで、金玉の裏側には濃厚な湿気が漂っている。肉棒の痒みに、本能のままパンツに手を突っ込んで、ボリボリと引っ掻いた後で――それが自らの汚れであっても「うっわ、汚え」となるのが、自身の金玉の裏っ側であるのだ。それなのにカイニスは――あなたの金玉の裏側に、高い鼻先をぐりぐりと押し込んでくる。立ち小便をした際に、尿道の根元に残った残尿を吐き出すために、ズボン越しに玉裏を押すようなそれを――カイニスの鼻で代わりにやってもらえるという贅沢。睾丸というのは痛みには敏感であるが、快楽には鈍感な器官であるのだ。これが肉棒にやられていれば、禁欲で高まった分も考慮して、二桁回数は射精しているのであろうが――

 あなたはただひたすらに、我慢汁を鈴口からとぷとぷと溢れ流すばかりであり――


「……は?攻守交代って……んっ♡まぁいいけどよ……っ♡


 で、どうすんだ?……四つん這いになんのか?オレが?……んっ♡別に、いいけどよ……っ♡この状態からオレに出来ることなんて――ちょっ!?ちょっと待て!?どこ嗅いでんだてめぇ……っ!やっ♡んん……っ♡


 そこは……尻の穴だ、ぼけ……っ♡」


 あなたはお礼として、カイニスを四つん這いにさせてやり――


 彼女の尻穴に、鼻先を産めるのだ。


 サーヴァントというものは、本来は食事を必要としない存在だ。

 勿論、彼ら彼女らには味覚があるし、生前の行動パターン的にも食事をしないと違和感があるらしい。だからカルデアの食堂は毎日賑わっているし、エミヤなどはそこでの仕事に強いやりがいを感じているようだが――

 サーヴァントは、その食事を魔力として変換しているのだ。

 経口摂取の魔力は、カルデアの圧倒的な電力によって得られるものに比べて微々たるものだが――それでも、食事を必要としない身であっても、食事をしたくなる気持ちは十分にわかるのだ。食堂は混んでいても、トイレが混むことは滅多にないのがカルデアの不思議な光景の一つであり――あなたも今までそれに、何か違和感を抱いたことはなかったのだが――

 食事をしても、排泄をする必要がないというのは――


 即ち、彼女達の肛門は非常に清潔が保たれているということだ。

 

 アナルセックスをするに際して、丁寧に調教と開発を繰り返して、事前に肛門に浣腸をして、必死に我慢をして、トイレで空っぽにした後でお湯でもう一度肛門を洗い流して――という通常であれば当然のように行う手間を、サーヴァントは省くことが出来るという事実。「コルデーやアナスタシアやブーディカのデカケツを鷲掴みにして、アナルにちんぽをぶち込み放題」というそれは――響きだけでも、童貞男子が射精してしまいそうなものであり――


”す~っ♡ふがふがふがっ♡すはすはっ♡すぅ~っ♡んお……っ♡ふがぁ……っ♡”


「やめろっ!てめぇ、マジでふざけん……にゃっ♡んみゅっ♡……んおっ♡ほぉ♡」


 あなたはカイニスの肛門の匂いを、嗅いでやるのだ。

 濃厚で熱にこもって、フェロモンがたっぷりと詰まった香りがするのは――それは彼女の尻肉が大きすぎるが故に、尻たぶの中で熟成されて蒸されているから、なのだろう。腋や胸の下に、熱気と汗が溜まるのと同じ原理であるので、本来であれば何も恥ずかしくはないはずだ。生理現象というのは、幼い小学生であればともかく、大人になれば「自身の思考に関係なく、肉体が勝手にそうなってしまうから生理現象と呼ぶのだ」と理解が出来るのだ。肛門が熱を帯びて、蒸されない人間は存在しないわけであり、理屈であれば恥ずかしがる理由はないのだが――


「んんん……っ♡はぁ♡はぁ♡……な、何がいいんだよ、オレのケツ穴嗅いで……っ♡てめぇ、犬かよ……っ♡」


”ふがふがっ♡すぅ~っ♡すはすはっ♡すぅ~っ♡ふが~……っ♡”


 カイニスの尻穴を嗅ぐというのは、理屈ではないのだ。

 大きな臀部を四つん這いで突き出して、あなたに捧げているカイニス。膣肉は既にすっかりと濡れていて、とろとろであり――人差し指を押し当てると”にゅるん……っ♡”といとも容易く第一関節を咥え込まれてしまう。それはカイニスの膣肉が潤滑性に長けているから――というよりは、最早吸引力の話になるのだろう。雄の肉棒を吸い込むような、極上の膣肉であり――だがそれは、決して触れてはならないのだ。彼女のとろとろでぬめぬめな、極上まん肉を鑑賞して、おかずにしながらアナルクンニを行っていく。カイニスもやがて、尻穴がとろとろにほぐされて我慢が出来なくなったのだろう。


「なぁ、マスター……っ♪マジで、これで終わりだ……っ♡……無理、だから……っ♡今日はもう……オレ、我慢できなくなるから……な?……なっ?いいだろ……っ?」


 カイニスはあなたを押し倒して――

 瞳にぷるぷると涙を浮かべて、懇願をしてくるのだ。

 男の子の征服欲と優越感を徹底的に肯定するような表情であり――あなたはまるで、王様にでもなった気分だ。カイニスはあなたを全身で抱きしめてくる。互いの性器は最大まで昂ぶっており、ほんの僅かな摩擦でも、簡単に絶頂を導かれてしまいそうなのだ。カイニスに抱きしめられたまま、あなたはその熱を必死に我慢する。それはまるで――夜中の空腹を我慢するために、無理やりにでも眠るようなものであり――昼日中からあなたは、全裸のカイニスの、全身鳥肌が立った極上の媚体を抱き枕にして眠ることになるのだ。最初は反発をしようと思ったのだが”たぱたぱたぱ”とテントの屋根には、大量の雨粒が打ち付けているし――何より、雨の日で湿ったカイニスの肌触りと体臭というのは、男の子の本能的に抗がえない魅力があるのだ。じっとりと汗ばんだカイニスの身体を抱きしめて、彼女の匂いを嗅ぎ――カイニスもまた、あなたを抱きしめて匂いを嗅ぐ。休日の昼間から惰眠を貪るようなそれを、カイニスを抱き枕にして行うことが出来るのだ。あなたの理性は蕩けていき――気が付けば、眠っていた。



――――



”もみもみもみ♡むっにゅ~っ♡むにむにっ♡ぐにぐにっ♡ぬっち~っ♡ぬちゅぬちゅ……っ♡”


「んん……っ♡てめぇ、オレのおっぱいそんなに好きなのか……?……怒ってねえよ、お前が好きなら……んっ♡このずっしり重たくて……無駄に肩が凝っちまう、103センチJカップ……っ♪無駄じゃねえんだなって感じるしよぉ……っ♡


 あっ♡……掌におっぱい載せてたぷたぷ……っ♡お前、それほんっと好きだよなぁ……っ♡オレのおっぱいがぷるぷる揺れて♡ずっしり重たいのが大好きなのか?……変態♡へ~んたいっ♡……どうしようもない奴だなぁ、お前は……っ♡オレくらい器がデカい奴じゃないと、付き合いきれないじゃねえの……?


 ……ははっ♡そんな顔すんなよっ♡……キスしてえのか?ああっ、いいぜ♪これで……ポリネシアンセックスはラストなんだから……っ♪お前の好きなように命令しろよ……っ♡お前の望みなら……♡ケツ穴だって舐めしゃぶってやっからよ……っ♡


 んっ♡それじゃ……キス、するぞ……?」


”じゅるるるるっ♡れろれろれろ……っ♡むっちゅ~っ♡んちゅっ♡ちゅっ♡”


「んふふ……っ♡よかったなぁ、マスター……っ♪でっけえ乳を掌で鷲掴みにして、弄びながら……っ♡ベロとベロを絡める、すっげえエロいベロチュー……っ♪くくっ♡モードレッドの野郎に見せたら、あいつ失神するんじゃねえか……?」


 カイニスは今――


 上機嫌で、あなたと濃厚な前戯に浸っている。


 夜のテントの中で、光源はランタンの光だけだ。

 テントの外から響くのは、寄せては返す波の音だけ。雨はすっかりと止んでおり、夜空には満天の星空が広がっているのだが――あなたもカイニスも、互いの肉欲を解消することしか脳味噌にないのだ。夜のビーチで全裸になり、白砂に寝転がって星空を見上げているのは五分も持たず――どちらからともなく盛り出して、手をつなぎ合わせて、舌を絡め合わせて――そのままテントの中へと潜り込んで、肉体を重ね合わせたのだ。

 何しろ、今日はポリネシアンセックスの最終日だ。


『最終日だからって、いきなり入れていいわけじゃねえからな?今まで通りに互いの身体を愛撫して快感を高めてから……オ、オレの提案じゃなくて、ポリネシアンセックスがそうなってるんだから仕方ねえだろ……っ!


 オレが決めていいなら……ん……っ♡


 もう……我慢なんてさせねえよバーカ……っ♪』


 カイニスの言葉通りに、あなた達は互いの身体を愛撫し合っている。

 昨日までは肉棒が激しく敏感であり、ほんの少しの快楽でも容易く射精してしまいそうだったのだが――今日の肉棒はどこまでいけども、射精する兆候というのは見えてこない。ゴールが見えていない状態での長距離走というのは気だるく、やる気がなく、脚を止めてしまいたくなるのだが――、一度ゴールテープが見えてしまえば、『あのゴールをくぐれば、この苦痛から逃れられるのだ」と、俄然やる気が湧いてくるのだ。

 目の前に射精が待ち受けているとあらば、あなたの肉棒は、カイニスの手や乳房で射精をするわけにはいかないのだ。だからこその余裕なのだが――それがカイニスには気に入らなかったのだろう。自身が裸体を晒せば、あなたの肉棒はお猿さんになるのが彼女の理想であり――あの手この手で、カイニスはあなたを挑発してくる。腕を頭の後ろで組んで、腋の窪みをさらけ出したり――長くすらっと伸びた脚を何度も組みかえて、雌の色気を挑発してきたり――あなたの顔面の前に大迫力のデカケツを押しつけて、とろとろの雌の匂いを嗅がせてきて――

 カイニスは、それでも屈しないあなたに敗北をしたかったのだろうが――


「あ……っ♡こらっ♡てめぇ……っ♡激しいのは禁止だって言っただろ……っ♡優しく愛撫して……んっ♡快感を持続させるんだって言ったのに……ったく、しょうがねえ奴だなぁ……っ♡」


 あなたはそれで、簡単に敗北をしてしまうのだ。

 互いの身体を激しく愛撫し合って、どれだけの時間が経過しただろうか。

 カイニスは一時間程度の前戯だと説明はしていたが――無人島には当然ながら、時計と呼べるものは存在しない。陽が昇れば目を覚まして、陽が沈んで眠たくなれば眠るというそれは、野生の本能に従った代物。極度の緊張状態において、ストレスを溜めていたあなたのメンタルを回復させて行く代物ではあったのだが――


「……あっ?……わかんねぇけど……っ♡


 ……もう、一時間は経ってるかもしんねえな……っ♡


 ……んっ、そうだな♡ポリネシアンセックスが五日目になったら……っ♡挿入解禁で……っ♡24時過ぎたらいいけど……っ♡


 ……時計ねえから、わかんねえな……っ♡」


”ざざーんっ”


 と、カイニスの言葉にツッコミを入れるように、波の音だけが静かに響くのだ。

 まるでギャグ漫画の一幕のような光景だが――今のあなた達には、そんな余裕はない。互いの身体から発せられる熱気で、モワモワと熱を帯びているテント内で、あなた達は無言で見つめ合うのだ。どちらからそれを口にするのか――というのは大した問題ではない。元より合意の上で、それを行っているのだ。互いに相手が口にしたときに『お~い、我慢できなかったのかよ♪』と煽ることはないのだが――

 それでも、自分の口からそれを言うのは羞恥が勝り――

 先に我慢が出来なくなったのはカイニスの方であり――


「……するか?」


 彼女は、あなたに尋ねてくるのだ。

 たった三文字の言葉であってもそれは――飼い犬における「さんぽ」よりも遥かに幸せな言葉であるのだ。あなたは激しく縦に頷き、カイニスはあぐら姿勢のあなたの上に、跨がってくる。彼女のご希望は対面座位であるのだろう。あの誇り高き、強く、気高いカイニスが――、103センチJカップのデカパイをむにむにと押し付け合いながら、密着ラブラブちゅっちゅセックスをしたがっているという事実は、あなたには耐えがたい代物であり――


「……入れるぞ?」


 カイニスは――


”ぬ……っちゅりっ♡”と、自身の膣口に亀頭を触れさせる。


 普段のカイニスとのセックスでは”くちゅり♡”くらいの水音でしかないのだが――

 互いに、我慢と禁欲をたっぷりと重ねているのだ。

 お互いの性器は、自身が存在する意味をきっと忘れているのだろう。カイニスとの初体験は、互いの欲望のままに身を重ね合わせたので――お互いに出来なかった、処女と童貞卒業の、不安にまみれた臆病セックスを――これから、擬似的に体験できるという事実。肉棒が膣口に触れるだけで、あなたは気が触れそうなほどの快楽が走り、腰が弾み――彼女もまた、”びぐびぐっ♡”と肩を震わせるのだ。

 カイニスはどうやら、そこから腰を下ろす度胸がないようだ。 

 目の前に居るのがマシュ・キリエライトやジャンヌ・オルタであり、彼女達が初体験ならばその気持ちは十分にわかる。処女喪失とは簡単に言うが、彼女達が十数年守り続けてきた処女膜というのは、内臓の一部であるのだ。あなたはカルデアのせいで数多の大怪我を負い、治療を受けてきたので多少は度胸も付いたのだが――それでも、最初の頃は内視鏡手術を受けるのですら怖くてしょうがなかったわけであり――

 マシュやジャンヌオルタならば、その気持ちは十分にわかるのだが――


「はぁ!?び、ビビってるわけねえだろ!?このオレが!このカイニスが!……お、お前とのセックスで……っ♡お前のちんぽ入れて……っ♡頭おかしくなりそうなくらい気持ち良くなるんじゃねえかって……ビビってるわけねえだろバカが……っ♡」


 カイニスは――

 あなたのちんぽが、気持ち良すぎることに脅えているのだ。

「あなたのちんぽが、気持ち良すぎることに脅えている」という表現は、男の子の夢のような代物だなと考えながら――あなたは、カイニスの尻に手を伸ばしてやる。彼女は最初、身体をビクっと弾ませながらも――すぐに、あなたの意図に気が付いたのだろう。それはまるで、処女雌をリードするヤリチン雄のような態度であるのだが――カイニスには、その方がよかったらしい。彼女は一度、あなたにキスをしてから――


”……こくりっ♡”


 と、小さく頷くので――


”にゅぷぷぷぷぷぷぷ~~~~~~っ♡♡♡♡”


「おおおお……っ♡ほぉ……っ♡ん……ぉ……っ♡ふぅ……ぉぉぉぉおお……っ♡」


 あなたは――

 

 ようやく、カイニスの膣肉に肉棒を挿入するのだ。


 この一瞬の為に、十日以上も禁欲に耐えて我慢をしていたのだと実感をして――挿入直後に暴発射精をしそうになるのを、必死に耐える。あなたが我慢をするのと同時に、カイニスもまた、背骨を貫くような痺れを堪えているらしい。「ほぉ……っ♡んお……っ♡」と低音ボイスを響かせながら、彼女は全身であなたにしがみついてくる。『マスター、急ぐからオレの背中に掴まってろよ?離すんじゃねえぞ……あとっ、舌噛むな――っよ!』と、レイシフト先の特異点では、あなたをしがみつかせることはあったのだが――

 カイニスがあなたにしがみつくというのは、おそらく、初めてのことだろう。


「んお……っ♡ほぉ♡おお……っ♡んぎゅ……っ♡ふぅ♡ふぅ♡オレのまんこ……っ♡これ、どうなってんだ……っ♡はぁ……んん……っ♡マスターのちんぽの、かたち……っ♡やばい……っ♡やばいくらいに、わかりすぎちゃって……っ♡おおお゛……っ♡」


 カイニスの膣肉は、あなたの肉棒にぴったりと密着している。 

 勿論それは、今までも同様であり、カイニスとの身体の相性は抜群であったのだが――ポリネシアンセックスを経験した後ではきっと、今までのセックスが物足りなさを感じるほどには、密着具合が違うのだ。以前のは、単純にあなたの肉棒の形とカイニスに膣肉の形がぴったりと、凸凹の関係のように収まっていただけなのだが――今のカイニスの膣肉は、ひだひだをあなたの肉棒に密着させて、ほんの僅かの距離が生まれることも拒否するかのように、あなたの雄を抱きしめてくるのだ。

 十日以上の禁欲によって、徹底的に焦らされた身体。

 飢餓状態の肉体は、摂取された栄養を少しも余すことなく肉体に甘言すると聞いたことがある。

 カイニスは、今、自分の膣内を産めている肉棒を絶対に逃がすことがないようにと――

 極上のまん肉を全て使って、あなたに媚びているようだ。

”おっ、おっ、お……っ”とあなたは、死にかけのオットセイのような声を漏らして射精を必死に我慢する。絶対に気持ちいいことは間違いないと理解しているのだが――この快楽が癖になってしまえば、あなたは、これからも禁欲を余儀なくされるのだ。二度とこんな遊びをしてたまるか。ムラムラしたらカイニスの股を開いて、勃起した肉棒を挿入させる――自堕落で、適当で、四畳半同棲カップルのような汗だく交尾こそが正解であるのだと――

 あなたはポリネシアンセックスに負けないように、必死に歯を食いしばるのだが――


”ぬ……っち……っ♡ぬちゅぬちゅ……っ♡ぶぷ……っ♡ぐちゅ……っ♡”


「ほ……っ♡ほぉ……っ♡これ……おおぉ゛♡……マジで、やべえ……かも……っ♡」


 カイニスの膣肉は――

 あまりにもほぐれきって、気持ち良すぎるのだ。

 骨抜きにされると言う表現があるが、カイニスの膣肉はまさしくその状態だ。あなたの肉棒を捕食して、じっくりと酸で溶かす食虫植物のような心地。勿論、実際にはそんなことはないのだが――カイニスの軟らかな膣肉が肉棒に吸いつき、包み込んでくるそれに、あなたは腰を動かせなくなるのだ。


 そのまま――


”ざざ~ん……っ”


「…………っ♡♡♡」


”ぬちぬち……っ♡ぬちゅ……っ♡ぬ…………っち~……っ♡”


 三十分ほど、経過したのだ。

 寄せては返す波の音だけが響いて、テント内であなたとカイニスは無言のままだ。

 互いの身体がピタリと密着しているので、互いの右胸に、相手の鼓動がバクバクと弾んでいる音が響いてくる。一言でも言葉を口にすれば、今、二人が味わっている――ポリネシアンセックスの快楽があふれ出しそうで、あなたもカイニスも何も話せずに、ひたすら見つめ合うだけなのだ。

 挿入をしてから互いに腰を振っていないのに――

 不思議と、快楽は増していくばかりなのだ。

 カイニスがあれほどまでにポリネシアンセックスに固執していた理由が、今のあなたにはよくわかる。肉棒を膣肉に挿入した後で、動けないというのに、瞬間的な絶頂が連続して続いていくのだ。精嚢から精液が尿道を通過して、鈴口から吐き出るというそれだけが絶頂ではないのだと――今、あなたはカイニスによって理解をさせられている。アナルを使ったメスイキよりも、あるいは激しい快楽であるのかもしれない。あなたはカイニスの身体に、カイニスはあなたの身体に、互いにしがみつき――やがて――


「……なぁ……


 ちゅー……させろ……っ♡」


 カイニスがあなたの唇に”ちゅ~っ♡”とキスをすると同時に――


”びぐびぐびぐびぐ~~~っ♡♡♡”


 互いの身体に、激しい快楽が襲いかかってくるのだ。

 唇が触れ合うキスだけで、全身がおかしくなってしまいそうなポリネシアンセックス。互いの身体から発汗している量は、何か、人体がバグでも引き起こしたかのようであり――あなたもカイニスも、瞳孔を開きながら見つめ合うばかり。

 このまま――最高の射精をしたいのだと、あなたは考えるのだが――

 そのきっかけが、思いつかないのだ。

 互いの肉棒と膣肉を最高感度まで昂ぶらせておきながら、普通に腰を振って射精してしまえば、それはノーマルセックスと何が違うというのか。あなたはカイニスに、その旨を伝える。”射精はしたいが、普通の射精では嫌なので――、一番気持ち良くて、脳味噌が蕩けちゃって、この快楽に二度と逆らえなくなるようなすっごいのがいい”という懇願。男の子にとって都合のよすぎる言葉であり、普段のカイニスならば「ふざけんなばーか」と一蹴に付されるものだが――


「ふぅ……っ♡ふぅ……っ♡んなこと……急に、言われても……っ♡オレだって……♡割と、マジで、限界ギリギリなんだぞ……っ♡」


 カイニスはあなたの耳元で、弱々しく囁くばかりだ。

 カイニスという強く逞しく、最高に頼りになるサーヴァントが――あなたの股間から突き出た十数センチの肉棒を、膣肉ににゅっぷりと埋めるだけで、いとも容易く腰砕けになってしまう状況。甘えて媚びるような嬌声が耳元で囁かれて、それだけで、射精をしてしまいそうになり――あなたはカイニスの媚肉にしがみつく。しっかりと優れた体幹を持っている美少女は、あなたの甘えた態度に、ほんの僅かな揺らぎもなく受け入れてくれるのだが――

 そこで彼女は、あなたが最も喜ぶ行為を理解したのだろう。

 唇をぴったりと、あなたの耳に押しつけてきて――


「なぁ、マスター……っ♪


 オレ……お前のこと好きだぜ……っ♡」


 あなたの耳元で――

 ハスキーで、しかし甘々な声色を注ぎ込んでくるのだ。

”あっ、やばい、これは戻れなくなる”と直感的に理解をしたのも束の間、身震いをするあなたの肉体を前に、カイニスは全てを察したのだろう。

 ペロリと一度、舌舐めずりをしてから――

 再度、耳元に顔を近づけて――


「嘘じゃねえって、本当にお前のこと好きなんだぜ……?


 最初の頃は、弱っちくて貧弱なもやし野郎だと思っていたけどよぉ……っ♡結構、男気もあって、覚悟も決まっていて……っ♡お前のこと、見直してたんだぜ……?


 それがぁ……っ♡こんなぶっといちんぽで♡オレのまんこのこと♡調教してくるヤリチンな雄だったらよぉ……っ♡好きにならねえわけがねえだろ……?


 なぁ?カイニスはお前が好きだぞ?神霊のカイニス様は、弱っちい人間のお前のことがだ~い好きだ♡お前はどうだ?マスターはオレのこと好きか?褐色103センチJカップでぇ♡お前のちんぽた~っぷり甘やかしてくれる、オレ様のこと好きか?


 なぁ?好きって言えよ♡


 恥ずかしいってなんだよ♡オレだって恥ずかしいけど、言ってやってるんだぜ♡


 好き♡好き♡マスターだ~い好き……っ♡ひひっ♡恥ずかしがってるお前の方がぁ♡恥ずかしいんだぜ~?


 ……なぁ、マスター……?


 オレに赤ちゃん、産ませてぇか?


 ははっ♡こ~んなに気持ちいい、ポリネシアンセックスでぇ♡まんこも♡子宮も♡お前にぜ~んぶ屈服してるんだぜ?


 ……中に出されたら……ぜ~ったい孕んじまうなぁ♡


 あれ?ちんぽビクついてるぞ?……そんなにオレのこと孕ませてぇのか?……ああっ♡いいぜっ♡マスターの赤ちゃんだったら産んでやるよ♡ほらほらっ♡神霊カイニス様の子宮にぃ♡亀頭ぴ~ったり押しつけてぇ♡びゅるびゅる~♡びゅっびゅ~っ♡中出し射精していいんだぜ~っ♡


 オレのおまんこにびゅっびゅ~っ♡カイニスのまんこの中にぃ♡ちんぽから出てきたきったねえ精子びゅっびゅ~っ♡お~ら……っ♡精子出せっ♡精子だ~せっ♡オレのまんこ……♡子宮……っ♡てめえのきったねえ精子で埋めちまえ……っ♡」


 カイニスは脚を背中に絡めて、あなたにしがみつきながら――

 あなたの睾丸を、両手の指で優しく握りしめてくるのだ。

 103センチJカップという爆乳を胸板に押しつけながら、睾丸を握りしめて精子をカツアゲしてくるカイニスに――勝てる男がいるはずもない。この割れた腹筋の内側には、子を孕むための子宮があり――その中の卵に、あなたの種が”ちゅっぷん……っ♡”と入り込めば受精して、着床すれば――あなたの子を孕んだボテ腹がお目にかかれるわけだ。

 腰をほんの僅かとして動かしておらず、カツアゲ金玉搾りと耳元トロトロ甘々生ASMRの囁きしか存在しないのだが――あなたという雄を屈服させるには、十分すぎる代物であるのだ。腹の奥底から精液が沸き上がり、尿道の根元を引き締めて耐えていたのだが――カイニスの、妊娠懇願生ASMRを前に、我慢は出来ない。”どくどくどく……っ♡”と尿道を遡上していく精液は、そのまま、カイニスの子宮口にぴったりと押しつけられた鈴口を目指して――やがて――


”びゅるるるるるる~っ♡どびゅどびゅどびゅ♡びゅるるるる~っ♡”


”びゅぐびゅぐっ♡びゅるるる~っ♡びゅ~っ♡どっぴゅんっ♡どぷどぷ……っ♡”


”びゅぐ……っ♡ぶちゅっ♡どぴゅっ♡……ぶびゅるるるるる……っ♡”


”…………っ♡♡♡”


 あなたはカイニスの膣奥へと、精液を吐き出していった。

 肉棒が脈動して膣壁を擦り――更には子宮口へと精液が”びゅるるるる~っ♡”とぶちまけられるだけの感触で――カイニスも絶頂に至ったらしい。「ぉぉぉおおお……っ♡んっ、ほぉ……っ゛♡」と低音の絶頂声と同時に、全身をびぐびぐと弾ませる。射精回数には限度のある男と違って、絶頂回数には限度のないカイニスにとっては――長く続くその絶頂は、永遠にも感じられるのだろう。ようやく快楽の波から抜け出た頃には、涙と鼻水と涎で顔面は体液でべちょべちょ。勿論、それはカイニスという極上の褐色美少女の体液であるのだ。あなたが忌避する理由はなく、まるで飼い主のことを大好きなペットの犬がそうするように、カイニスの顔面をひたすらに舐め回してやる。彼女は嬉しそうに身悶えした後で、あなたの顔をペロペロと舐め回してきて――


「……なぁ?


 オレ……サーヴァントだから孕めないって知ってたか……?」


 あなたの耳元で、意地悪な言葉を囁いてくるのだ。


「お前、本当にバカだな……っ♡オレのことを本気で孕ませようと思ったのか……?……ったく♡どうしようもねえ……ちゅっ♡んちゅっ♡クソバカマスターじゃねえか……っ♡」


 あなたの頬に何度も何度も、カイニスはキスの雨を降らせてくる。「なぁ……♡オレが何回言っても、お前は信じられねえだろ?……だったら、本当に孕まないかどうか、試してみるか……?」とカイニスは蠱惑的に耳元で囁いてきて――あなたは、それでおしまいだ。ポリネシアンセックスでカイニスと繋がっている状況であり、さっきの射精は「十日以上の禁欲で溜まった精液を全部吐き出したかと思えるほどに濃厚なもの」であったのに――肉棒は隆起して、精液は再充填されていくのだ。カイニスと見つめ合ったまま、あなたは腰を少しずつ、ゆっくりと動かしていき――推定、深夜0時から始まったセックスは陽が昇っても終わることはなく――あなたとカイニスはそのまま、互いの身体の境目も曖昧なまま、乱れて、媚肉を貪り合った。



――――



「……やりすぎたな、反省してるんだぜ?……一応、なっ♡」


 金玉の中身を空っぽにされたあなたは、青空の砂浜で、全裸になって大の字で空を見上げている。

 ポリネシアンセックスというのは精神的な充足感が強いものだが――それと同時に、事後の喪失感も激しく大きいらしい。普段の適当な自慰行為の、賢者タイムですら、男の子はまるで別人のようになるのだ。それが――、十日間の禁欲明けで、カイニスと淫らに乱れ合った後では、あなたに僅かとして体力が残っているはずもなく――


「それにしてもだらしねえなぁ?オレのこと、孕ませるんじゃなかったのかよ♪……まぁ、サーヴァントだから孕めねえけどな、くくっ♪」


 一方でカイニスは、まだまだ元気満々なのだ。

 カルデアから魔力補充を受けている彼女は、当然ながら回復も早いのだろう。昨日、テントの中ではカイニスはトロトロにさせられて「わか、わがりまぢだぁ……っ♡お前の、子供……孕む、がらぁ゛……っ♡」と情けなく屈服をさせられていたのに――喉元過ぎればなんとやら、だ。

 黒ビキニであぐらをかき、あなたの隣で、ニヤニヤと見下ろしてくるカイニス。

 青空をバックにした爽やかさは、清涼飲料水のCMにでも出演出来そうなほどであり――あなたは思わず、その姿に見取れてしまう。「この女は昨日、自分のちんぽで前後不覚になるほど乱れて、今も子宮の内側にはあなたの精液がちゃぽちゃぽと溜まっている」という事実は、男の子の背骨に痺れのような興奮を走らせるもの。「この女に種付けしたんだ……っ♡」という興奮が、あなたの肉棒を硬くさせて――


「……ったく♡しょうがねえなぁマスター……っ♪


 休暇はあと二日か?……じゃあ、普通のセックスやるか……っ♪お前のだ~い好きなぁ♡ラブラブな青姦……っ♡ダラダラだらしなく、何の捻りもなく♡オレのまんこでお前のちんぽをシゴくだけの普通のセックスしてやっからよぉ~っ♡」


 カイニスは――


 自身の股間を枕にして、あなたの頭部を撫でながら笑みを浮かべるのだ。

 頭を両手でわしゃわしゃと撫でてくるのは、まるで飼い主がペットにやるような手付きだ。男の子としてバカにされているそれも――カイニスの103センチJカップ黒ビキニが見下ろしてくれば、勝てるはずもない。それでもあなたの肉棒は、まだ半勃起状態であり――


「なぁ、マスター?知ってるか?オレも噂で聞いた程度なんだがよぉ……っ♡


 なんでも閻魔亭ってところではぁ……っ♡


 オレ達サーヴァントも……っ♡実質的な受肉状態になるんだってよ……っ♡


 ……ってことはぁ……?」


 彼女の言葉の続きで、最大硬度に隆起をする。

 精根尽き果ててた状態で青空を見上げていたはずなのに――「浴衣姿のカイニスが、デカパイをチラチラ見せびらかしてくる姿」や「混浴露天風呂で、大勢の男達の前でカイニスの身体を見せつける」や「畳の上に敷いた布団で、カイニスを押し倒して、その媚肉を貪って種付け射精をすること」を想像すると、男の子というのは笑えるほど単純に回復をするらしい。あなたは目の前の黒ビキニのカイニスを、その場で押し倒してやる。「おお~?マスターのくせに、やる気じゃねえか……っ♡」とニヤニヤ笑みを浮かべながら舌舐めずりをしてくる、生意気美少女を徹底的に屈服させてやらねばならないと――あなたは勃起した肉棒をカイニスの身体にずりずりと擦りつけながら、真っ赤でぷにぷに、柔らかな唇を強引に奪った。

Comments

谷澤晴夫

自分でクソザコまんこって言っちゃうカイニス最高です。ここまで我慢させられてついにの解禁は最高でした。甘々で好き好き言っちゃう所も良いし、最後の閻魔亭の事を言うのも、カイニスの魅力が最高に出てて良かったです。

wws2jsh7

ありがとうございます!カイニス、ほんと何やっても元がエロだから全部エロ、強い

カツ

ついに解禁くそ雑魚まんこなのにドスケベで強過ぎるぜカイニス