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”ぐびぐびぐび……っ”


「ぷっは~♪やっぱり熱い夏は、キンキンに冷えた酸素コーラだね~♪……んふふ~♪あんた、やらしい目で見すぎじゃな~い?アタシらが酸素コーラ飲んでるの見て……えっちな妄想してるんじゃないでしょうね~♪」


”くぴくぴ……っ♥ごく……っ♥”


「ふふっ♪気にすることはないよ♪キミにいやらしい目で見られても私達は気にすることはないし……♪それに、ね?……他の誰かからなら、不快に感じる視線でも……キミからの視線なら、私達は嬉しいんだよ?」


「ボルチモアは甘いな~……♪んふふぅ♡どーしたの?……あんたの彼女が二人ともぉ、あっつ~い夏に制服姿で……っ♡汗染みちゃって、ブラジャー透けちゃいそうで……興奮してるの?」


「インナー履いているから透けることはないと思うけれど……ふふっ♪そうだよね……♡キミは私達が高校生のときから、心配していたよね?……この大きくなってしまった乳房……♪制服越しでも膨らみがわかって……男子生徒を正気ではいられなくする巨乳……っ♪ブレマートン?……私達の愛しい彼は、どうやら、この胸をやらしい目で見ているらしいよ?」


「あはっ♪あんたさぁ……♡な~んでそんなお顔してるの?……こ・れっ♪アタシとボルチモアのおっきいおっぱい……♪触れない男子ならぁ、そりゃ、悲しいかもだけどぉ……


 あんたは……これ、触り放題なんだよ?」


「街中だからって、気にしなくていいからね?


 私もブレマートンも……♡全てを、キミに捧げているんだから……♪」


 あなたは今――


 公園のベンチで、制服姿の美少女二人に挟み込まれている。


 賑やかな公園は休日ということもあり、大勢の人々があなた達の前を行き交いしている。

 そして彼らは――

 露骨なまでに、あなたの両側を挟み込んでいる美女に視線を向ける。

 極上の美女であっても、ジロジロと見ては失礼になる――と、彼らの多くは当たり前の理解をしているのだろう。だがそうした本能とは無関係に、思わず目を引いてしまう存在が二人の美女だ。ルーブル美術館でモナリザを見るとき――あるいはアカデミア美術館でダビデ像を見るとき、それを前にして足を止めてしまうのと同じこと。神様からの多大な寵愛を受けて、人の子を虜にするようにデザインされて生み出された極上の美少女二人を前にすれば、男の子は理性も体面もなく”二度見”をしてしまうのだ。

 彼女達は、今、あなたにピッタリと密着している。

 真夏の暑い日であり、ただ呼吸をしているだけでもムワっとした熱が肺一杯に広がっていくのだ。それなのに、二人用のベンチに今は三人、密着しながら窮屈に座っている。隣の美少女達はたっぷりと汗をかいているが、そこにいるのは「今、ブラジャーが透けないように着用しているインナーを脱いで、キツく絞って汗を抽出したとしても、ごきゅごきゅと喉を鳴らしながら飲み干せる」という美少女達なのだ。あなたには僅かとして不快感は存在せず、むしろ、二人の美少女があなたの汗臭さに辟易とするのではないかと心配になるのだが――


”すんすん……っ♡す~……っ♡すはすは……っ♡”


”くんくん……っ♥す~……っ♥すはぁ……っ♥”


「ん~?……あんた、汗の匂いやっばいねぇ……っ♪アタシらだからいいけどさぁ、こういう匂い……っ♡他の女子に嗅がせたら絶対だめだからね……?」


「ふふっ♪浮気をする心配はしていないけれど……他の女の子がどう思うかはわからないからね♪キミ、ユニオンの女子達からも評判がいいんだよ?」


 二人の美少女は――

 あなたの耳の裏と、首筋の臭いを嗅いでくるのだ。

 汗で汚れた部分は、自身の指で拭った後に匂いを嗅いだとしても不快を感じる代物。それなのに、彼女達はそれがまるで”愛おしく香ばしい、良好な香り”であるかのように扱ってくるのだ。

 男の子としての汚れを肯定されるというのは――あなたにとって、たまらない優越感を抱いてしまう代物。自分という人間は何かが特別に優れているわけではなく、ただ生まれと、タイミングが良かっただけの人間だと理解しているのだ。10億ドルの宝くじに当選した人間は、信仰心による毎日の敬虔なお祈りや、休日をボランティアで潰す善行を神に認められて――というわけではない。たまたま運が良かっただけの話を、まるで自分の実力だと思い込んでしまえば、その先に待ち受けるのは破滅であり――

 だから、あなたは二人に匂いを嗅がれながらも自戒していたのだが――


”むにゅ……っ♡”


”どたぷん……っ♥”


「ん~?……わかってるよねぇ、あんた……♪」


「当ててるんだよ……♥っと、いうやつかな……♪」


 二人の美少女が――


 制服姿で、あなたの二の腕に汗ばんだデカパイを押しつけてくれば――

 もう、どうすることも出来ないのだ。


 そこにいるのは現役女子高生ではない。

 彼女達が仮に現役女子高生であり「学生は、休日に外出をするに際しても制服を着るべきだから」と主張しているのならば、あなたはまだ少し耐えられたのだろうが――

 JK制服姿の二人は、大学生であるのだ。

 まだ未成年であるのでお酒は飲めずに、酸素コーラを飲んでいるのだが――大学生の二人が、わざわざ高校時代の制服を取り出して、それを着用して、街中でデートをしているのだ。男の子にとっては、途方もない優越感を引き起こしてくれるもの。彼女達は自身の格好に恥辱を感じながらも――あなたという雄の肉棒を、今までよりも一割硬くするためだけに、それを身にまとって街中でデートをしてくれるのだ。

 自身のプライドと羞恥心を、あなたのちんぽの為に捧げてくれる二人の献身的な態度に――


「……ちょっと~♪……なんで硬くなってるのさぁ、もう……♡」


「ふふっ♪……いいんだよ?キミが命令してくれれば……っ♥私達は街中でも……っ♥」


”すりすり……っ♡しゅりしゅり……っ♥なでなで♡ぐにぐに……っ♥”


 あなたの肉棒は、簡単に隆起してしまい――

 二人の美少女は、ズボン越しに勃起を撫でてくるのだ。

 すべすべでぷにぷにで、しかしすらっと指の長い掌が――あなたの肉棒を、ズボン越しに優しく、激しく、撫で回してくるのだ。彼女達はあなたの射精を幾度となく経験しているので、その肉棒がどうすれば暴発するのか、完璧に理解をしている。「もう射精して気持ち良くなりたい」とあなたの肉棒と本能が訴えかけても、二人の美少女は決してあなたに射精をさせてくれないわけで――


”にやぁ……っ♡”


”にこ……っ♥”


 と、あなたに優しく笑みを浮かべてくるのだ。

 あなたが一言命令すれば――

 彼女達は街中であっても、あなたの肉棒を外気に晒して、口で咥えてくれるのかもしれない。

 あなたはこの極上の美少女二人と同棲生活を送っているのだ。2LDKのマンションであるために、あなたの部屋は存在しない。それはつまり――「あなたは、どこにいてもいい」という意味だ。二人の部屋に、いつ何時でも、無条件に脚を踏み入れていいし――好きなときに、好きな部屋のベッドで眠ってもいい。あなたは王様であり、二人の美少女は家臣であるのだ。あなたの肉棒が思いつく全てのセクハラを彼女達に行っても、二人は受け入れて、それどころか、あなたの想像を超えるようなご奉仕を行ってくれる状況であり――

 あなたは、この二人の身体を好き放題に弄べる権利を持っているのだ。

 制服越しにもわかる汗ばんだデカパイを鷲掴みにしてもいい。気が強いわけではないが「自分達の身体はあなたのもの」「だから、この身体に許可なく触れる痴漢を許してはいけない」という考えで、尻を撫でる男達の手首を捻りあげて、警察に突き出すことを躊躇しない美少女二人の――尻を、鷲掴みにして、揉みしだいて、顔面を埋めて――顔を両側からデカケツサンドイッチでプレスしてもらうことも出来る。クソ熱い真夏の太陽に照らされて、汗ばんだ肉体を、腋の窪みも、臍も、肛門も全て彼女達に舐めさせた後で――腹の中の子宮に、生の肉棒をにゅっぷりと挿入して、子宮口に亀頭を密着させて子種をびゅるびゅる♡どぴゅどぴゅ♥と注ぎ込むことが出来るのに――


「……やっらし~♪」


「見過ぎだよ、キミ……っ♥」


 二人の美少女は――

 あなたの肉棒をカリカリと、ズボン越しに爪で引っ掻いてくるだけなのだ。

 デカパイをむにゅむにゅと押しつけて、亀頭を引っ掻いて――

 それでも、ここが街中である以上は、あなたは二人を押し倒すことが出来ない。

 それを理解しているのは、あなた自身よりも、付き合いが長い彼女達なのだろう。あなたが絶対に、そうした暴挙に出ないという強い信頼を持っているからこそのからかいであり――彼女達は、あなたの反応を窺いながら肉棒を優しくいぢめてくるのだ。

”ふぅ~っ♡””ふぅ~っ♥”とあなたの耳元に熱っぽい吐息を吹きかけて、極上の美少女顔で見つめてくる二人。片方はオシャレが好きなので、爪にはネイルが塗られていて――片方は運動が好きなので、邪魔にならないように短く切り揃えられている。タイプは違っても、彼女達はどちらも極上の美少女。互いに違う山であっても、標高が同じであるような極上の美少女達であり――


「それじゃあ……そろそろ……っ♡」


「ホテル、行こうか……?」


 二人の美少女は、あなたに囁きかけて――

 あなたの手を、恋人繋ぎで握りしめてくるのだ。

 あなたという凡庸な男には、到底不釣り合いな極上の美少女二人が相手であるのだ。

 周囲の男達は、きっと、宝くじで”億”を当てた男が、超高級風俗の二輪車プレイで、同伴デートを楽しんでいると思うに違いない。だが――当然のことではあるが、あなたの隣の二人の美少女は男達が絶対に手を出すことの出来ない極上の存在。彼女達が仮に、金銭面で窮したとしても「一回、普通にお茶をするだけ」で二桁万円は軽く稼げるのだ。このレベルの極上の美少女は、例えば他国の、政策を決めることが出来る立場の政府高官にハニートラップとして差し出されれば――「中に出したいなら、ユニオンに有利な政策を実現させて」と懇願されれば――

 男達は国を売るほかに泣く、そこに抗がう術はないのだ。

 民主主義が未成熟だった、強き者や、王族貴族が圧倒的な権力を持っている時代の傾城・傾国とはまるで意味合いが違う。彼女達が悪意を持って反政府組織に加入すれば、世界をズタズタに引き裂くことが出来る美貌を持っている美少女達であり――

 どんな大金を積んだところで、彼女達の合意がなければ抱くことは不可能であり――


 それなのにあなたは――


「ホテルに着いたら……あんたが欲しがってた……っ♪」


「私達の寝取られ囁き手コキ……っ♪たっぷり与えてあげるからね……っ♥」


 傾国の美少女の二人に、両側から挟み込まれて――

 恋人繋ぎで、ラブホテルへと向かっているのだ。

 それはまるで、彼女達の同級生の童貞男子が夢で見るような光景であり――と思うと同時に、あなたの心臓はバクバクと弾んでいく。もしかして、これは夢ではないのか――と。

 ネイルが施された手から感じる、緊張でじっとりと汗ばんだ手汗も――短く切り揃えられた深爪から感じられる、興奮と昂揚による手繋ぎの力強さも――現実にしか感じられないが、その全てが夢であるのならば話は別だ。圧倒的な違和感すらも、違和感として受け取ることが出来ないのが夢という代物。目が覚めた後で、あなたの隣で恋人繋ぎをしながら、二の腕にデカパイを押しつけて媚び媚びのアピールをしている媚雌二匹が、実は既に他の男の妻となり、子を孕んでいるとあらば――

 きっと、目を覚ましたあなたは自死を選んでしまうわけで――

 だから――

 どうしてこうなったのかを、思い出していた。



――――



「お・ま・た・せ♪ユニオンから来たブレマートンよ!よろしく~♪あっ、そうそう!名前誕生日好きなもの!良かったら教えてくれない?」


「やあ、私は通りすがりの小学生、ボルチモアだ……っと、冗談はここまでにして♪ボルチモアだよ、キミ、よろしく♪」


 赤髪と黒髪、二人の美少女と出会ったのは、あなたが小学生のときだった。

 大人の事情は知らないし、未だに聞いてはいないのだが――

 ユニオン出身の二人は、様々な理由によって重桜へ住むことになったらしい。

 あなたは父親が重桜の関係者であったので、ユニオンの彼女達との最初の友達になるように親から命令されていた。いや――正確には命令と言うよりも「二人とも慣れない異国の地で心配だろうから、お前がお父さんの代わりに、気を配ってやれよ」程度の言葉であったのだが、あなたは父親を尊敬していたので、彼女達と積極的に交流を図って仲良くなって――


「ね~えっ♪今度さぁ、新作のクワトロベリーパンケーキが出るらしいんだけどぉ~♪食べに行かない?……もちろん、アタシとボルチモアとあんたの三人で♪」


「ねえ、今度テニスの大会に出ることになったんだけど……キミさえよければ、応援に来てくれないかな?……うんっ♪ブレマートンと一緒に♪二人がいてくれれば、私は負けないから……っ!」


 彼女達が高校に上がる頃には――

 極上の美少女達は、すっかりと周囲の注目の的となっていたのだ。

 いや、正確には小学生高学年頃から、なのだろう。

 性欲が芽生える前の幼いクソガキというものは、女の子を選ぶ基準が「カワイさ」だけでしかないのだ。それと同時に「好きな子には意地悪をして、気を引いて、注目をしてもらいたい」という――人間と猿の境目である稚拙な幼児性も持っている。彼女達からすれば、ユニオン出身の自分達に意地悪をしてきたくせに、性欲が芽生えた途端に、ちんぽを勃起しながら下心丸出しで口説いてくる男達は――

 最早、恐怖と呼ぶほかにないのだろう。

 小学生高学年の時には、二人はすっかりと背が高くなり、胸元も痛々しいほどに膨らんでいた。乳腺がパンパンに張り詰めているCカップとDカップであり、真っ白な肌に、極上の容姿を持っている二匹の媚雌というのは――男達の遵法意識を曖昧にする代物。罪を犯さない限りは、絶対に抱くことが出来ない――成長過程の、しかし、未だ未成熟な極上美少女二人は大人も子供も関係なく、股間にちんぽを生やして産まれてきた以上は本能的に夢中になってしまう代物なのだ。

 中学生にもなればその胸元にぶら下がった二個一対の果実は、GカップとHカップという圧倒的なサイズ感を誇っている。男の子達はもう、制服越しの乳を前にしていれば正気を保つことは出来ない。普通の美女ならば、男性恐怖症を抱いて女子グループと行動を共にするのだろうが――

 彼女達のその色香は、女子までも狂わせてしまうのだ。

 あなたはその点、幸運なのか不幸なのかはわからなかったが――

 二人の極上の美少女と、幼い頃から行動を共にしていたのだ。 

 それはまるで、忍者が木を植えて、芽が出たら飛び越して、それを毎日繰り返すことで――やがて、巨大な木々すらも飛び越す跳躍力を得る修行のようなもの。忍者のそれは嘘だが、あなたが得た耐性は本当だ。二人の美少女と出会った頃は幼く、性欲もなく、ちんちんを棒に擦りつけるとムズムズして気持ちいい程度しか理解していなかったわけであり――

 そんな年齢から彼女達と接するあなたには、多少の耐性が付いていたのだ。

 男達には当然のように獣欲にまみれた視線を向けられて、しかし女性達を相手にしても安寧の場所があるはずのない、極上の美少女二人。そうなれば彼女達は「互いと、そしてあなただけが信頼のおける相手だ」と考えるようになるのだ。あなたは勿論、二人の痴態や裸体を妄想して、猿のようにシコシコと懸想はしていたのだが――それを表に出すことはほとんどなかった。彼女達と会話をするときに、胸を見るのではなく、しかし視線を逸らすのではなく、まっすぐと眼を見つめるだけで――彼女達はあなたに好感を抱いてくれるわけで(簡単に言うが、それは百年の修行を積んだ高僧ですら難しい話だ)――

 だから――


「ねえ……あんたさぁ?」


「私とブレマートン……どちらを選ぶんだい?」


 あなたは、二人に聞かれたとき――


「……アタシとボルチモアで話したんだよね……あんたが多分、アタシ達の両方のことが好きでさ……」


「どちらが告白しても、きっとキミは……先に告白されたから、で受けてくれるんだろうね……♪」


「でも、アタシ達も抜け駆けは出来ないから……」


「どっちを選ぶのか……キミに、決めて欲しいんだ……♥」


 返答に窮するほかに、なかったのだ。


 あなたの自室で、高校生になった二人の美少女は薄着をしている。

 高校三年生にもなった彼女達の肉体というのは――圧倒的な破壊力を誇っている。

 窓の外からは蝉がジージーと、気が狂いそうなほどの鳴き声を奏でている。たった一週間の生命で地表に這い出てきて、交尾相手を探すために、彼らは短い命を削っているのだ。

 あなたの目の前には、二人の美少女がいて――

 彼女達は、あなたの恋人になってやってもいいと言っているのだ。


「ねえ……あんたの好きな方を選んでよ♪……アタシを選ばなくてもさ、文句は言わないよ?そりゃ、普通の女子に奪られるのは嫌だけど、さ?


 ……ボルチモアに奪られるなら……諦めも付くからさ……」


 桃がかった赤髪をツインテールにした美少女は、部屋着の上から薄手のパーカーを羽織っている。身体を冷やすことには敏感であるが、胸元のチャックが開いているので――Tシャツ越しの、圧倒的な爆乳がその存在感をつまびらかにしているのだ。 あなたが着古した、黒の大きめのTシャツ。あなたですら元々大きめに感じていたXLは――その少女にとっては、あまりにもぶかぶかであるのだ。腕を少しあげるだけで、シャツの袖がたるんで――内側に存在する、彼女の腋を見せつけてくる。余念なく、むだ毛を丹念に処理しているのだろう。すべすべの腋肉というのは、あなたが思わず生唾を飲んでしまうものであり――

 彼女は――

 ブレマートンは髪色とは違い、真っ赤に燃ゆる瞳の色であなたを見つめているのだ。


「どちらを選んでも恨みっこなしだと、約束したんだよ?……まあ、その……私はブレマートンと違って、色気や可愛さがないから不利だとは思うけど……


 ブレマートンに負けるんなら、私も納得できるからね……っ」


 もう一人の美少女は黒髪であり、灰色のタンクトップにショートパンツという格好。

 そこが彼女自身の自室であり、他に何者も介在しないのであれば正しい格好なのかもしれないが――そこは、健全な高校生男子であるあなたの部屋なのだ。どこかボーイッシュな雰囲気のある彼女は、運動が大好きで、明るく社交的な性格をしている。だが――

 その身体に付いている媚肉というのは、圧倒的に極上の雌の代物をしているのだ。

 長い脚にムチムチの太腿。いくら食べても太らないと言い、お腹はうっすらと腹筋が割れているほどだが――全体的には、エロい雌の肉をたっぷりムチムチとまとわりつかせているのだ。頭頂部にぴょんと伸びたアホ毛。学校中の女子を虜にして、小学四年生のときから八年連続で「バレンタインデーに、学校で一番多くのチョコをもらった生徒」になっているのが彼女――

 ボルチモアという美少女であるのだ。


「ねえ、あんたは……アタシ、ブレマートンと」


「私、ボルチモア……どちらを選ぶのかな?」


「どっちを選んでも、文句は言わないから……」


「恨みっこなし、というやつだよ?」


 ブレマートンとボルチモア――

 二人の美少女は、どこか正反対の存在だ。

 長い髪をツインテールに結んで、ファッション雑誌を愛読して、大勢の生徒達の悩み相談にも乗っているギャル風のブレマートンと――髪を短く切りそろえて、身体を動かすことが大好きで、単純明快にかっこいい王子様系女子のボルチモア。どちらも共に「男の子がいっちばん好きな美少女」ということには変わりはないが、タイプはまるで違う存在であり――

 そんな彼女達が、あなたに選択を迫っているのだ。


 あなたは本来ならば――


 簡単に、その返答を口にすべきであったのだろう。


「餌を食べるか、水を飲むか、悩んだ末に何も出来ずに餓死をする鈍重なロバ」を愚か者だと笑うことが出来ないのは――まさしく、今のあなたの状況だ。

 二人の美少女があなたに好感を抱いていたのは、今日まで、”勘違い”だと思っていた。

 彼女達は自身の身体に邪な感情を抱く男達に、あまり、良くはない感情を持っていたが――優秀なメスである二人は、社交的な態度でその悪感情を表に出すことは滅多になかったのだ。だから、あなたへと向けている態度がそれと同じではない、なんてことを証明することは出来ない。ブレマートンとボルチモアという極上の美少女と、幼馴染であり、あなたの部屋に頻繁に遊びに来たとしても――

 その全てが勘違いである可能性は、十分にあったのだ。

 男の子というのは、極上の美少女との仲睦まじい時間を「更に発展させるリターン」と「告白して『い、いや、そんなつもりじゃないんだけど』と振られるリスク」を天秤にかけたときに――圧倒的に、後者を怖れる存在であるのだ。ブレマートンとボルチモアがあなたの部屋に遊びに来て、ブレマートンに手相を見てもらったり、ボルチモアにマッサージをさせられた後で――彼女達の残り香と匂いを嗅ぎながら、シコシコと自慰行為に浸れるだけで、男の子としては十分に幸せすぎるのだ。

 あるいは彼女達がもう少しブスで、性格が悪く、乳も小さければ、いつか彼女達が他の男と結ばれたときに「NTRやんけ~!」と言えたのかもしれないが――

 そこにいるのは、本来、あなたが幼馴染であることすらおこがましい極上の美少女達であるのだ。

 今、彼女達の幼馴染の座に納まっている時点であなたには最高の幸運であり――

 それ以上を望めば、太陽に身を焦がされる大罪であると――

 わかって、いたはずなのに――


「……ね~え?どっちにするのぉ?……あはっ♪そうだよねぇ♪あんた、優柔不断だから~、決められないよねぇ~?」


「ふふっ♪本当は私達で譲り合えればよかったんだけどね……っ♥私もブレマートンも……キミのことが、本当に大好きなんだ……♥話し合いで解決する問題じゃないんだよ……♪」


「ほら……っ♪ねえ?アタシのこのおっぱい……っ♡いっつも見てるよねぇ?彼氏になれば触り放題♡揉み放題♡……当たり前でしょ~?アタシィ……♡彼氏出来たら、結構尽くすタイプなんだけど……っ♡」


「わ、私だって!え、ええと……その……お、お尻!キミの大好きなお尻で、ええと……♥いくらでも、その……♥して、あげるから……ねっ?……太腿も、好きにしていいよ……?」


 二人の美少女に迫られて――

 頭の中が、真っ白になるのだ。

 あなたが彼女達の幼馴染であるので「ブレマートンの色仕掛けはハッタリであり、乳を鷲掴みにすれば”ピギャー!?”と慌てるだろう」ということや「ボルチモアはあなたの顔面を大きなお尻で踏み潰して、最初は恥ずかしがるだろうが、あなたが喜ぶとしればノリノリで尻を振ってくるだろう」ということはわかっているのだが――

 結局、あなたは自分自身のことが理解できていない。

 ブレマートンと、ボルチモアのどちらが好きか――

 あなたは、自分自身の中に明確な答えが出ていないのだ。

「今日はどっちかというと責めて欲しい気分だな」というときはブレマートンを選び「どっちかというと責めたい気分だな」というときはボルチモアを選ぶという、ただそれだけの話だ。二人のどちらかが抜け駆けして告白をしてくれば、あなたは迷うことがなかっただろう。どちらか一人でも手にすることが出来れば、世界の支配者と同等の征服感を得られる美少女達だ。世界の支配者になって、彼女達の親族や身内や、それこそあなたを脅迫したとしても――「ブレマートンと手繋ぎラブラブベロチューえっち」や「ボルチモアの全力ハグの汗だく密着ラブラブ素股えっち」は体験が出来ない代物であり――

 あなたは、どちらか一つを選ばなければいけないわけで――


 だから――


「……えっ?」


「……聞き間違え、なのかな?」


 あなたは――


”どちらも選ばない”と、言葉を口にしたのだ。

 理屈としては全く筋が通らない話であり――

 ブレマートンとボルチモアは、眼を丸くして、きょとんと驚いている様子。

 あなたが「彼女達は僕のことが好きかもしれない!」と抱いた感情が、勘違いであると疑うことは当然であっても――彼女達が「あなたは私(アタシ)のことが大好きなのだろう」というそれは、疑う余地すらもないほどに丸出しなものであるのだ。

 二人はきっと、あなたの告白を待っていて――

 しかし、高校三年生の夏になっても告白されることはなく、焦った末に、このような瞬間を招いているのだろう。

 どちらか一人を選ぶことは、彼女達にとっては当然のように想定されていても――

 どちらも選ばない、というのは、まるで理外の外なのだ。


「……もしかして、さ?アタシら以外に彼女いるの?……いるなら、言って?何もしないから……ただ、見ておきたいの……アタシとボルチモアの幼馴染の、あんたの彼氏に相応しいのか」


「……私達はね?キミの恋路を邪魔するつもりはないよ?キミが本当に、心の底から……私とブレマートンよりも好きな女性がいるのなら、止める気はないけど……うんっ、私も、その娘と一度会ってみないことには……え?」


「彼女いないの?……好きな人がいるとか?……そ、それも違うの?


 ……え~、わけわかんないんだけど……」


「こ、混乱しているよ……


 それなら、どうして私達を選んでくれないんだい?」


 二人は困惑した表情を浮かべるので――

 あなたは、今の感情を二人に吐露する。


 あなたにとって、今、最も恐ろしいことは――


「二人のどちらかを彼女にする」ではなく「二人のどちらかを失うこと」であるのだ。


 それはとても情けない話だが、あなたはブレマートンとボルチモアと、三人による幼馴染の関係を居心地良く過ごしていたのだ。

 ブレマートンもボルチモアも最上級の美少女であり、あなたとは到底不釣り合いな存在。今、二人はユニオンから重桜に来た際のトラウマや人間関係の構築失敗で、極端に自信を喪失している状態。二人のそうした感情に付け入って、二人の彼氏になるのは絶対に嫌だし――何より、そのトラウマが溶けて、他の男達と比較されたときに――

 あなたは絶対に、勝てるはずがないのだ。

 ブレマートンとボルチモアは、めちゃくちゃ可愛い美少女。顔面だけでも最強過ぎるのに、相手を思いやる性格にまで長けている。めちゃくちゃ付き合いたいし、めちゃくちゃ結婚したいし、めちゃくちゃセックスして孕ませたいが――

 彼女達は、この世界にいる数十億人の女の子の内、一位と二位であり――

 あなたは一方で、数十億人の男の子の内の数十億位であるのだ。 

 いずれ他の優秀な男達と比較したときに――あるいは、彼女達がユニオンの男達に口説かれたときに――あなたが二人の彼女に相応しくないと、二人はわかってしまうだろう。

 それはブレマートンとボルチモアの、どちらかを彼女にしたときにのみ存在する損失だ。

 最初からブレマートンとボルチモアと付き合わなければ――、二人が誰かと結婚をしても(それはそれで、めちゃくちゃ辛いが)精神性は平衡を保たれる。だが、どちらかを選んでしまえば「自分は片方を振った上に、もう片方に振られることになる」というわけで――それは、自分自身の生命よりも重大な問題になるのだ。

 中学生の時に、男子達に襲われたブレマートンを助けたときも――高校一年生のときに、媚薬を盛られたボルチモアを救出したときも――命の危機は感じていたが、それ以上のものは感じなかった。仮に二人を救う最中で暴漢に襲われて命を落としても、二人の心の中に永遠に残ることが出来れば、あなたの人生においてはこれ以上ない”上がり”であるのだ。

 だが――

 ボルチモアとブレマートンを、どちらも一度は手の中に収めた上で、するりとこぼした後の世界で生きていくよりは――

 自分は、間違いなく自死を選ぶわけであり――

 その自死は、二人にとっては「昔、ちょっと付き合いがあった幼馴染が死んだ」で処理されるわけで――

 あなたは、それが耐えられないのだと――


「え~っと……」


「なんと言えばいいのだろうか……」


 あなたは、ブレマートンとボルチモアに吐露するのだ。

 途中、感情が昂ぶって涙をボロボロとこぼしてしまったのだが――

 その情けない姿は「上手くいけば、二人を自分のものに出来る男」だけが、不甲斐ないと感じていい代物だ。あなたは元々、自分がそういう人間であると自覚している。ブレマートンやボルチモアのような、いずれ、世界を動かすであろう極上の美少女二人とは不釣り合いだと思っていたからこそ、分を弁えた上で、今までの人生をどうにかやってこれたわけで――


 二人は、あなたに困惑の表情を浮かべているのだ。

 

 あなたはそれが「元々情けなくて、弱っちくて、どうしようもない幼馴染であることは知っていたが――想像以上に終わっているなこいつ」という表情だと思ったのだが――


「ねぇ、ボルチモア?ごにょごにょごにょ……」


「ひそひそひそ……そうだね、ブレマートン……」


 二人は何かを、相談している様子。

 あなたは刑の執行を待つ囚人のように、大人しく二人の反応を待っている。

「じゃあ、あなたの思惑通りに付き合うのはやめるよ」と二人に言われれば、それはあなたにとって妥協点であるのだ。だから、どんな結末を迎えても大丈夫だと、自分自身に言い訳をしながら待っていたのだが――


”どさっ”


 気が付いたときには、あなたはベッドに押し倒されて天井を見上げており――


「……ねぇ?ボルチモアと話したんだけどさ……」


「……他の娘となら、少し嫌だよ?……でも、ブレマートンが非常に魅力的で、可愛らしくて……私が勝てない相手なのは理解しているからさ……」


「こっちの台詞だよ!……ボルチモアみたいに元気で活発で、すっごく可愛い女の子……私が太刀打ちできないの……知ってるからさ……」


「……二人一緒に、付き合おっ♡」

「二人で一緒というのは、どうかな♥」


 ブレマートンとボルチモアは――

 あなたを押し倒して、両耳に囁いてくるのだ。

 一瞬、視界がバチバチと点滅して、脳味噌の中がグツグツと沸騰しているのは――多分、物理的に脳味噌の、余り重要ではない血管が二、三本切れたのだろう。だが、そんなことはどうでもいいほどには、二人の囁きがあなたには重たすぎて――


「あんたさぁ……♡そうやって、自分一人でかっこつけたがるけど~……♡アタシ達の感情、ガン無視してるよね……っ♡……本気の本気で好きで……子供産んであげたいと思っていない男に……こんなこと言わないってのぶぁ~か……っ♡」


「私達は本気なんだよ?それを……キミの勝手なネガティブ思考で袖にされて、許せるわけがないだろう?……ああっ、そうだね、怒っているんだ♥か弱い婦女子が生意気なことを言うから、力尽くで押し倒す男の子のように……怒っているんだよ……っ♥」


 あなたは二人に押し倒されて――

 少しも、抵抗をすることが出来ないのだ。

 ボルチモアは抜群の運動神経を持っている。ブレマートンは運動こそ苦手だが、それでも、ムチムチの媚肉の下には体幹のしっかりとした肉体がある。勿論、彼女達は花盛りの女子高生であるのだ。あなたが彼女達を本気で押し倒してレイプをするのならば、二対一でも負けるつもりはないと思っていたのだが――


”むっにゅ~~っ♡♡♡”


”むちっ♥ぷにゅっ♥もちもち……っ♥”


 極上の媚肉がムチムチにまとわりついた、美少女二人に――

 押し倒されて、それを撥ね除けることなど出来るはずがないのだ。


「3Pだよ3P……っ♪アタシとボルチモアと、そしてあんた……っ♡3人でさいっこ~に気持ちいいことしたらぁ……っ♡アタシらに相応しくないとか考える、その臆病な童貞男子の頭……っ♡どろどろに溶かすこと出来るでしょ?」


「私達が他の男に簡単になびくと思っている……♥寝取られマゾの臆病なキミにも退場してもらう必要があるね……っ♥私達は、例え天地がひっくり返っても、キミ以外の男には靡かないと……っ♥キミの本能が信じられるまで……徹底的に陵辱してあげるからね……っ♥」


 あなたはどうにか、二人の結論を翻意させようと思考を巡らせる。

 彼女達が今、冷静な状態でいられないことは理解しているのだ。

 極上の美少女は、100万人の男達の告白を断っても、たった一人の自分の告白は絶対に断られない存在。あなたが二人の告白を断ったのは、二人が嫌いだからではなく――むしろ、二人のことを神様の如く崇めているからだ。大好きで、大好きで、大好きで仕方ないからこそ、二人の本当の幸せが何かを考えたときに――自分が介在することはないからこその、答えだったのだが――

 当然のように――


 二人は、その場で上着を脱いでいくのだ。


 ブレマートンはパーカーの下のぶかぶかの黒シャツを――ボルチモアは灰色のタンクトップを脱いでいく。あなたはそのとき思考を巡らせて、どうにか二人を言葉で説得は出来ないかと考えていたが――

”ぶるんっ♡””どたぷんっ♥”と揺れるおっぱいを前に、冷静でいられるはずはない。

 ブレマートンの桃色のブラジャーと、ボルチモアのスカイブルーのブラジャーを見せられるだけで、あなたはもう勝てるはずもないのに――、二人はまるで「それも邪魔だ」と言わんばかりに、あなたを焦らすような手付きすらなく、いとも容易くブラジャーを外してベッドの下に放り投げるのだ。ブラジャー越しの、ブレマートンとボルチモアのデカパイというのは、あなたが24時間は堪能できる代物だ。柔らかく豊満なデカパイがブラジャーで窮屈に締め付けられて、揉みしだけばきっと硬さを感じるのだろう。彼女達の胸元にぶら下がった果実は、天使の羽根が生えて、物理法則から解き放たれた代物ではない。内側までたっぷりと果肉が詰まっており、地球上の重力から逃れることは出来ない豊満な果実であり――

 クーパー靱帯へのイジメを避けるために、二人は圧倒的なデカブラを着用しているのだ。

 スイカやメロンを簡単にすっぽりと包み込めそうなサイズ感は――あなたの顔面程度、容易く咥え込むのだろう。先ほどまであれだけ、理性を保って、ブレマートンとボルチモアを失いたくないと思っていたのに――今、あなたはそのデカブラをマスク代わりにして、深呼吸をしたくてたまらなくなり――


「ちょっと~……♪アタシらのおっぱいを目の前にしてさぁ~♪」


「私達のブラジャーにご執心なんて……失礼じゃないかな?」


 そんなデカブラが、最早どうでもよくなるほどに――


”ど……ったぷんっ♡”


”ど……っぷんっ♥”


「ち・な・み・に~♪アタシが、116センチNカップ♪」


「私が……113センチのMカップだよ……っ♥」


 二人の美少女は、圧倒的な爆乳を見せつけてくるのだ。

 ブレマートンは少し生意気な豊満な釣り鐘型であり――ボルチモアは、母性をたっぷりと感じさせるお椀型の爆乳であるのだ。勿論、どちらも最上級の乳房であることに変わりはない。その日の気分で、まるで違った心地を与えてくれるであろう極上のデカパイ。先端の桃色乳首は、圧倒的な爆乳には不釣り合いなほどに小振りだ。哺乳瓶の飲み口となるその乳首が小さいのに、ミルクタンクである乳房は圧倒的にデカすぎる爆乳。きっと彼女達が子を孕み、赤子に母乳を与えて、その子がお腹いっぱいになったとしても――びゅるびゅると母乳は溢れ出続けて、最終的には彼女達の旦那になる男が吸い尽くす他にないのだろう。

 二人のおっぱいを――

 ブレマートンの116センチ釣り鐘型Nカップと、ボルチモアの113センチMカップを前にして、あなたの理性が保てるはずはない。

 思考を巡らせようとしても「今二人が自分のことを好きでもおっぱい、もしおっぱい達に捨てられたらおっぱい、あなたは自分のおっぱいをおっぱいすることに~~~」と、彼女達のデカパイが思考を遮ってくるのだ。

 巨乳を眼前にして、男の子が冷静で居られるはずもなく――


”ぎし……っ♡♥”


 二人の美少女は――

 あなたを押し倒した状態で、覆い被さろうとしているのだ。

 精通もまだな未成熟なショタであれば、あなたはこの状況がわからずに本能で恐怖するだけなのだろうが――あなたにはそれが、AV越しの知識であっても十分に理解が出来ているのだ。”やばい””まずい””これをされたら、抵抗が出来なくなる”とわかっていても――あなたの下半身は、抵抗を許可しないのだ。天井の電灯を遮る、ブレマートンの116センチNカップとボルチモアのMカップ。それがゆっくりと落ちてきても、あなたは少しも抵抗することが出来ず――

 やがて、そのままあなたの顔面に――


「む…………っ♡」


「ぎゅ~~~っ♥♥」


 二人は、その圧倒的な爆乳を押しつけてくるのだ。

 そのときのあなたの感情を、どのように表現すればいいだろうか。

 彼女達の爆乳を、あなたは横目で何度も伺ってきた。

 知らない男を前にすると、二人は警戒心をしっかりと高めてはくれるが――その反動として、無警戒が許される自宅内などでは油断をたっぷりと露わにしているのだ。「だって幼馴染だし、今更変な感情を抱いたり、襲ったりはしてこないでしょ?w」と言うそれは、男の子の性欲を徹底的に舐め腐ったものではあるのだが――お風呂上がりの彼女達がバスタオル一枚でウロウロして、棒アイスを咥えながら脚を組んでスマートフォンを眺める光景が、一生使えるオカズであるのであなたも苦情を口にすることはなく――

 それを眺めて、妄想していた脳内の感触よりも――


”むっにゅ~っ♡♥”と、圧倒的な柔らかさを誇っているのだ。


 あなたの顔面の凹凸にぴったりと密着するようなその乳肉は――圧倒的な質量を持って、あなたを押し潰してくるのだ。甘いミルクの香りの奥には、二匹の雌の汗ばんだ匂いが漂っている。彼女達のような極上の美女は時折、勘違いをしそうになるが――ご飯を食べたら、うんちをしなくてはいけない存在なのだ。スカトロ趣味の話ではなく、それは代謝の話。彼女達はおとぎ話の中から飛び出たヒロインではなく、親の都合でユニオンから重桜陣営に引っ越しをしなければいけなかった存在の普通の人間であり――

 当然、その腹の中にはあなたの子を孕む卵と、揺りかごとなる子宮が存在するのだ。

 彼女達のような極上の美少女の場合は、トイレでおしっこをする光景だけでも、大多数の男の子達の自慰行為のおかずになるのだ。二人の美少女の圧倒的に豊満で大きな果実は、あなたの顔面を覆い潰す。柔らかな乳肉の肌触りが、あなたの鼻の頭に浮かんだ脂を綺麗に拭い去ってくれるのだ。ブレマートンのNカップと、ボルチモアのMカップを、あぶらとり紙の代わりに使うという男の子に産まれて最大の贅沢であり――

 二人のデカパイの柔らかさと、質量と、香りと、肌触りと――


「あ~……っ♪やらしい顔してるぅ♡よちよ~ちっ♡ママ達のおっぱいがそんなに気持ち良かったんでちゅか~っ♪」


「こーらっ、ブレマートン♪男の子を赤ちゃん扱いしてはいけないよ?彼にもプライドが……ん……っ♥……ないのかな?それとも……僕ちゃんは、赤ちゃん扱いされるの……気持ちいいのかな……♥」


 圧倒的な情報量を前にして――

 あなたの脳味噌は、パンクしそうなのだ。

 コリコリとした乳首があなたの顔の一部に触れて――その奥にある圧倒的に大きく巨大な肉塊が、あなたの顔面を押し潰してくる。二人の美少女はあなたを窒息させるために、後頭部に両手を伸ばして拘束してくるのだ。圧倒的に柔らかいスライム乳は、あなたの顔面の輪郭にぴったりと吸い付いてくるが――それでも一応は、彼女達のそれは”乳”であるのだ。あなたはふがふが、ふがふがと不様に口を動かして、鼻の穴を大きく広げて、酸素を吸引することが出来るが――


「んん……っ♡あっ♡もぉ~……っ♡やらしい赤ちゃんでちゅね~っ♡」


「んきゅ……っ♥ふぅ♡んんっ♥す、すまない♥敏感なんだ、私……っ♥」


 二人の美少女の乳房に、あなたの唾液や鼻水がまぶされるということでもあるのだ。

 床屋で髭を剃ってもらうに際して、顔に蒸しタオルを押し当てられるようなそれを――ブレマートンとボルチモアの、ほかほかの蒸し暑いデカパイで行ってもらっている事実。あなたの肺に広がる全ての酸素は、彼女達のデカパイフィルターを経由して送られた媚薬のようなものだ。二人の美少女は、あなたの頭を優しく撫でながら、その不様な醜態も受け入れてくれる。

 狭い教室の中に、所狭しと学習机を置いている以上、教室では様々なアクシデントが起きる。

 勿論、彼らがそれを目的にしていれば、もっと露骨な動きになったに違いない。「偶然の事故」ではなく「事故を装った性犯罪」であれば彼女達は、他の女性のためにもその罪を糾弾せねばならないのだが――

 心優しい二人には、偶然の事故を怒ることなぞ出来るはずもなく――

 だから――

 ふざけ合っていた男子がのけぞった際に、ブレマートンのおっぱいに肘をかすめても――

 扉の向こうにボルチモアがいることに気が付かなかった男子が、彼女と胸をぶつけ合っても――

 あなたは「大丈夫だって♪気にしないで♪」と笑みを浮かべる彼女達を眺めて、醜い嫉妬の炎に全身を焼き焦がす他になかったのだ。

 それがあなただけの勝手な意識過剰であれば、まだ救われたのだが――男子達にとって、ブラジャーとインナーと制服越しであっても、ブレマートンとボルチモアの乳房に触れるというのは圧倒的な自慢になるのだ。彼らは生涯「極上の、一流AV女優の痴態を眺めてシコシコするより――高校時代のあの日、あの瞬間を思い出して自慰行為に耽った方が気持ちいい」という経験を手に入れるのだ。それだけでも、あなたにはNTRに近い感情がわき上がるのだが――

 今――


 あなたは、ブレマートンとボルチモアの生乳に押し潰されているのだ。


 あなたの知らないところで彼女達の経験がない限りは――おそらく、ブラジャーを外した先の生乳を揉ませた異性は、あなたが初めてであるのだろう。きっと、彼女達の親ですら触ることが出来ない、第二次成長期を迎えた後のデカパイであり――

 そんなものに押し潰されて、嫉妬も何もあったものではない。 

 脳味噌が蕩けるという言葉は、比喩表現だけの話じゃない。デカ乳マスクを通して手に入れた酸素が、あなたの脳味噌を働かせているのならば――

 その欲望に勝てるはずもなく――


 だから――


「ねっ、ボルチモア……そろそろ……」


「うんっ♪そうだね……♥下半身……失礼するよ?」

 

 二人の美少女がデカパイを、あなたの顔面から持ち上げて――

 唾液と鼻水の残滓が、糸を引いてねばぁ~っ♡♥と伸びたとき、あなたは死にも近い喪失感を得たのだ。

 最初からそれを手に入れることが出来ない、彼女達の周囲の男達ではない。「へぇ~、世の中にはこんなにおっぱいが大きくて可愛い美少女がいるんだ~、よし今夜はこの娘達でシコろう」と、ネット掲示板の「えちえちの実を食べた全身えっちのユニオン現役JK美少女さん、発見されるwwww」というスレッドでブレマートンとボルチモアの、高校野球応援のチアガール姿を知る男達でもない。あなたは彼女達二人の生乳を顔面に押しつけられて、べっとりと体液でマーキングをする権利がある男であり、それを実行した後で――

 その権利を、奪われたのだ。

 雄としては圧倒的な敗北と言えるだろう。ブレマートンとボルチモアという極上の美少女のデカパイを、手の中に収めた上で、あなたはまだ一揉みも出来ていないのだ。彼女達がブラジャーを着け直して、その場を立ち去るというのならば――

 あなたは自死すらも選択肢に入るのだろうが――


”するするする……っ♡♥”


「んわ……っ♡すんすん……っ♡汗の匂いやっばぁ~……っ♡おしっこの、アンモニアの匂いも……っ♡ひゃっ!?……こ、これ……我慢汁ってやつ?……うっわ、すっご……っ♡真っ白で……泡立ってる……っ♡」


「これがキミのペニスなんだね……?……うんっ、うん……っ♥そ、その……♥驚いてはいるけど……思っていたよりは、冷静でいられるね……っ♥……ネットで見たのと、あまり変わらないし……ひゃっ!?……び、びくってした……♥」


 二人は――

 あなたのズボンとパンツを、一気に脱がせていくのだ。

”その先”に行くことを躊躇しない二人の選択肢であり――デカパイフェロモンで骨抜きにされてしまったあなたが、まさか抵抗できるはずもない。

 そのまま肉棒を外気に晒すと――

 ギンギンに隆起したあなたの逸物が、二人を睨み付けるのだ。 


 あなたは自身の股間の肉棒に、自信を持ったことはない。


 勿論、仮に30センチ級の主砲を持っていたとしても、今度は「女性にとってサイズはあまり関係ない」「大きすぎると、むしろ苦痛なだけで最悪」という流言飛語に踊らされるに違いない。自身の股間のコンプレックスを解消するには、それを使って女性を絶頂に導くほかになく――童貞であるあなたには、本来ならば絶対に不可能な代物なのだが――

 先端が包皮に包まれた、仮性包茎に二人は――


”さわ……っ♡なでなで……っ♡”


”ぬちぬち……っ♥にちゃにちゃ……っ♥”


「うっわ……っ♡あっつくて……火傷しちゃいそう……っ♡これぇ~……♡アタシと、ボルチモアのお腹の中に入れたくて……っ♡勃起してるの?……ねぇ、答えてよ……っ♡」


「私達の身体で、キミがこんなに興奮していたとはね……っ♥うん?痛くはないかな?……ふふっ♥なんでも言ってくれて構わないよ……っ♥私達は何分……っ♥男性のコレに触るのは、はじめてなんだから……っ♥」


 愛情をたっぷりにこめた手付きで、撫で回してくるのだ。

 自分自身ですらも、あなたはその汚れを許容はしていない。

 自慰行為の際に手に付いた我慢汁は「きったね」と思うような代物であるのだ。それなのに、ブレマートンのすべすべでネイルが施された指と――ボルチモアの、テニスのラケットを握って軽くマメが出来た掌が、あなたの肉棒を優しく撫で回してくる。あるいは彼女達が娼婦であり、慣れた手付きで、あなたの快楽ギリギリを責めてきていればまだマシだったのかもしれないが――


「ねぇ、本当に痛くない?……さっきから、苦しそうな声出てるけど……?……そっか♡アタシ達のお手手が気持ち良すぎてぇ……声、出ちゃうんだぁ~♪……にひひっ♡じゃあ、しょうがないにゃあ~っ♪優しいブレマートンさんはぁ……♡あんたのおちんぽ……っ♡いっぱい撫でてあげる……っ♡」


「気持ちいいのかな?本当に?……んっ♥その切なそうなお顔……っ♥キミは卑怯だね……っ♥私達が、その顔に絶対勝てないと知っているくせに……っ♥……うんっ♥暴発?射精?しちゃってもいいよ……っ♥キミがどれだけ弱っちいそーろーさんでも……っ♥私とブレマートンだけは……未来永劫、キミに失望なんてしないからね……っ♥」


 二人の手付きは、あまりにもぎこちなく弱々しいものだ。

 あなたが仮に、今すぐ二人の乳房を揉んでいいよと差し出されれば――

 きっと、あなたは弱っちい手付きになってしまうだろう。

 繊細なガラス細工に触れる際のような、臆病な手付き。彼女達の乳房に痛みを与えることだけは絶対に許されないのだ。あなたの臆病は「二人の乳を揉んで痛くするかもしれないくらいなら、気持ち良くさせることが出来なくてもいい」を肯定する代物であり――

 二人があなたの肉棒に手淫を施すのも、同様の理屈なのだろう。 

 ブレマートンもボルチモアも極上の美少女であり、彼女達の肉体に性欲を抱かない雄はいなくとも――彼女達の男性経験は全くの皆無であるのだ。あなたの肉棒を撫で回す手付きは、遠く、射精には及ばない代物。二人の極上の雌に抱きつかれて、甘ったるいフェロモンで脳味噌をトロトロに蕩かせていくのに――


”ぬっち……っ♡ぬちゅぬちゅ……っ♥ぬちゃぬちゃ♡ぬちぬち……っ♥”


「ほれほれ~♪アタシ達の手コキでぇ……♡トロトロになっちゃえ~っ♡」


「ふふっ♪キミの可愛い声……っ♥もっと、聞かせてくれないかな……っ♥」


 二人のか弱い手コキでは、あなたは永遠に射精することが出来ないのだ。

 もしもこれが、尋問の為の拷問であるのならば成功と呼べるのだろうが――、ブレマートンとボルチモアは、あなたを喜ばせるためにそれを行っているのだ。幸いなことに、二人の美少女は天才的なセックスセンスを持っている。あなたの顔を窺いながら、手付きに少しずつ激しさを増していく。それはまるで、艦砲射撃を行った後で、着弾点から角度を修正して精度を高めていくようなものであり――あと、五分もすれば二人はきっと、あなたの肉棒の限界すれすれを攻められるようになるのだろうが――


「……んふふ~っ♪ねぇ、アタシ達さぁ……まだ、キスしたことないんだよね~っ♡」


「そうだよ?……物心の付かない幼い頃は覚えていないけれど……っ♥少なくとも、記憶にある限りではたった一度も……私達は、この唇を捧げたことがないね♥」


 二人の美少女は、その先を求めているのだ。


「だってさぁ~……♪アタシ達のことだ~いすきな幼馴染がいると思ってたしぃ?いつ告白してくるんだろ~ってずーっと思っててぇ……♡それなのに、他の男子とキスすることなんで出来ないからさぁ~♡」


「でも……その愛しい幼馴染くんは、私達二人の唇をいらないと言うんだよ?113センチMカップの私と……116センチNカップのブレマートン……っ♥この胸を揉みしだきながら、舌と舌を絡め合わせて……♥唾液を交換し合う淫靡な接吻を……いらないと、拒否をするわけさ……っ♪」


 彼女達は――

 あなたの肉棒に顔を近づけながら、囁いてくる。

 彼女達の唇から吹きかけられる息だけでも――あなたはもう、背骨がゾクゾクと痺れて、射精してしまいそうな快楽に悶えるのだ。あなたを横目で見つめてくる、蠱惑的な表情。駅前の大きなビルの看板に大々的に掲載されたとしても――苦情は来ずに、むしろ、それを撤去する行為に苦情が来そうなほどの極上美少女顔。

 そんな彼女達が流し目であなたを見つめてきて――


「……ねぇ?……アタシ達のファーストキスがいらないならぁ~……っ♡」


「簡単に捨てちゃっても……いいというわけだよね?」


 彼女達は、あなたの肉棒を挟み込み――

”ふぅ~っ♡♥”と一度、息を吹きかけた後で――


”むっちゅ~~~~~~っ♡♡♡♥♥♥”


”あむっ♡むちゅ♥はむはむ……っ♥ちゅっ♡んむちゅ……っ♥”


 二人の美少女が――

 あなたの肉棒を挟んで、口付けを交わしているのだ。

 唇をたこのように窄めて、唇の表面積を触れさせる代物ではなく――

 大きく口を開いて、互いに重ね合わせるような、濃厚な捕食のような姿勢であり――

 その中心にいるあなたの亀頭は、簡単に食べられてしまうのだ。

 それが「ブレマートン(ボルチモア)でファーストキスを捨てた」という意味合いなのか、それとも「あなたの肉棒でファーストキスを捨てた」という意趣なのか――

 あるいは両方であるのか。

 あなたには判断が付かないが――


”あむあむあむ……っ♡んれぇ……っ♥ちゅっ♡んちゅ~……っ♥”


「んっふっふ~……っ♡ボルチモア……っ♡キス……うまひゅぎ……っ♡」


「ブレマートンこひょ……っ♥んちゅっ♥ちゅ~……っ♥あはっ♥しょっぱ……っ♥」


 あなたの肉棒が二人の唇に挟み込まれている、というのだけが事実であり――

 そんなもの、男の子に産まれて耐えられるわけがないのだ。

 二人のぷにぷにの唇。あなたがそれを望めば、彼女達のファーストキスを二人とも奪うことが出来たのだ。それなのに――今、彼女達はあなたの肉棒を挟んで、仲睦まじい恋人が、場所も弁えずにするような濃厚な接吻を交わしている。”百合の間に男を挟んではいけない”という理屈はきっと、極上の美少女二人に挟み込まれることが出来ない男達が、情けない遠吠えと共に口にしている理屈だ。ブレマートンとボルチモアのレズキスの間にちんぽを挟む快楽に勝てるのならば、そんなものは男と呼ぶことは出来ず――

 だから、あなたも即座に肉体が敗北してしまう。

 彼女達の色仕掛けとおっぱいプレスに加えて、肉棒に優しくトロ甘とぷとぷ撫で撫で手コキを与えられて――とどめに、彼女達のちんぽ挟みレズディープキスを喰らわされるのだ。あなたの精神は、むしろ、よく耐えたのだと自らを褒めてやる代物であり――

 彼女達の奉仕に、そのまま――


”びゅるるるるるる~っ♡びゅるるるるっ♥どびゅどびゅ♡びゅるるる~っ♥”


”びゅ~っ♡びゅっくんっ♥どぴゅどぴゅっ♥びゅ~っ♡びゅるるる~っ♡♥”


”びゅっくんっ♡……どぴゅっ♥……びゅるるる♡……びゅ~……っくんっ♥”


”…………っ♡♥♡♥♡♥”


「――きゃあっ!?」


「んん……っ♥」


 あなたは、射精をしてしまった。

 二人の美少女があなたのカリ首にキスをしていた為に、先端は無防備であり――鈴口から吐き出される精子は、まるで噴水のように噴射されていく。天井まで届くような――と言うと流石に誇張しすぎだが、気持ちの上ではそれくらいは容易にあるのだ。吐き出された精液は、彼女達の顔面や髪にびゅるびゅるとぶちまけられていく。昨夜も、ブレマートンとボルチモアのことを考えながら三回オナニーをしたが――それはそうと、今、あなたの肉棒から吐き出された精子は、人生で経験したこともないほどの圧倒的な量を誇っているのだ。


「うっわ……っ♡髪にかかったんだけど~、最悪~♡」


「ふふ……っ♪ブレマートンは髪が長いから、大変そうだね……っ♥」


 二人の美少女は不満を口にしながらも――

 しかし、その声色には”♪”が付いているのだ。

 彼女達が絶頂した際に吐き出される潮が、あなたの顔面にぶちまけられたところで――あなたは、ほんの僅かも不快感を抱くことはないだろう。二人の美少女にとっても、理屈は同じであるのだ。「女の子は髪に精液がかかると不機嫌になる」という理屈は、この二人には通用しない。顔面をキャンバスにして、左官屋の如く顔に化粧を塗りたくる女とはまるで違い――簡単なナチュラルメイクだけでも、圧倒的な存在感を誇る美少女達であるのだ。

 ブレマートンとボルチモアは、互いの顔面と頭髪を精液まみれにしていて――

 本来であれば、それはすぐに拭き取るべきなのだ。

 自身の陰毛に精液が絡んだ経験があるので、肉棒から吐き出されたそれが、どれほどに厄介なのかは十分に知っている。二人の美少女を即座にお風呂にぶち込むのが、あなたのやるべきことなのだが――

 彼女達にとって、今、自分のやるべきことは――


”ぺろぺろぺろ……っ♡はむはむ……っ♡ちゅ~っ♡れろれろ……っ♡”


”んむ……っ♥ちゅっ♥むちゅ~……っ♡ちゅぱちゅぱ……っ♥ちゅるちゅる……っ♥”


「んはぁ……っ♡あんたのちんぽ……すぅ~……っ♡んふふぅ♡ちょっと汗臭いよ~……っ?……ん~?どうしたのぉ?このブレマートンに……金玉……んれぇ♡れろれろ……っ♡舐められるの……好きなんだぁ……っ♡」


「キミは、お尻の穴には興味があるかな?……あっ、違うよ♪私たちのは、その……まだ開発してないから遊べないけど……っ♥キミはお尻の穴を舐められることに興味があるかな、だよ……っ♥……キミが望むなら、私達は別に……っ♥」


 精液塗れになったあなたの肉棒を、舌で舐めて綺麗にすることなのだ。

 射精直後の敏感な肉棒に、二人の真っ赤で長い舌が絡みついてくるのだ。たっぷりと唾液にまみれて、でろでろのソレは――しかし、しっかりとした質量であなたの肉棒を舐め回してくる。射精直後であっても、肉棒が隆起するのはいとも容易いこと。彼女達はそれを口にしてはいないが――ここから、あなたは簡単に3P出来るチャンスが幾つも転がっているのだ。「二人の幸せのために、自分はどちらとも付き合わない~」なぞという綺麗事は――なま乳を丸出しの極上美少女二人による誘惑に、まさか勝てるはずもなく――


「ねぇ……どっちで童貞を捨てたい?」


「こっちも、恨みっこなしだよ?キミも……付き合うならどっちかは言えなくても……っ♥どっちで童貞を捨てたいか言うのは、簡単だろう?」


「アタシね~、いっぱい予習してきたから……っ♡気持ち良くする自信はあるよ?……勿論、処女だからぁ~、下手くそかもしんないけど……っ♡あんたはぁ……処女とえっちできるんならぁ♡下手くそでも興奮するんでしょ?」


「ふむっ♥自信がないなら私はどうかな?……ほらっ、私はスポーツが好きだからね、激しい運動で処女膜が破れているかもしれないよ?痛みがない分、激しく動けるだろうし……っ♥それに……っ♥もし、処女膜が残っていたら……っ♥その分、お得じゃないかな……っ♥」


「ね~えっ、優柔不断なオス猿く~ん……っ♡」


「ボルチモアとブレマートン……どっちで童貞を捨てるんだい……?」


 二人の美少女が、なま乳を押しつけながら囁いてきて、あなたは完敗を喫してしまったのだ。

 三人での関係性を築くことへのリスクや、彼女達に失望される恐れや、そもそも一人を選べないことへの優柔不断などは――全て、116センチNカップのブレマートンと、113センチMカップのボルチモアと3Pセックスを出来る状況の前では、いとも容易く吹き飛ばされる倫理観であるのだ。あなたは彼女達の言葉に、上手に返答をすることは出来ない。どちらを選んだとしても、あなたの中には上下関係を作ってしまいそうなのだ。どちらも等しく一番大事であるというそれは――しかし、彼女達に取っては嬉しい言葉だったのだろう。「じゃあさ~……じゃんけんで決めるとか?」「あっ、それはいいね♥……キミの初体験の相手はぁ……っ♥私達にじゃんけんで決めさせるんだ♥」「じゃんけんで勝った方のおまんこでぇ♡童貞卒業するんだよ~♡最高に興奮しない?」「ああっ、ブレマートン……っ♥愛しい彼のはじめてだ♪例え親友のキミでも譲る気はないからね……っ♪」「こっちの台詞だって~っ♡んじゃんじゃ♡あんたはそこでぼーっと見てていいからね♪」「私とブレマートンが……」「あんたの童貞、どっちが奪うか決めるためのじゃんけん……っ♡」「それじゃ……♥」「じゃーんけんぽん……っ♡」「あーいこでしょっ♥」と二人が目の前で繰り広げている光景が、自身の死に際に見る都合の夢ではないかと、あなたは疑ってしまう。頬を抓って確かめようと思ったのだが、二人の汗ばんだ乳房によって両手は拘束されており――だから、そこを”ぎゅっ♡♥”と抓ってやると「きゃんっ♡」「んあっ♥」と二人の美少女は甘い嬌声を響かせて、あなたはもう何も考えることは出来ず――

 一つだけ言える確かなことは――

「どちらで童貞を捨てたか」なぞということが些細な出来事に思えるほどに――

 あなたは、この世のものとは思えないほどに幸せな快楽を二人に注ぎ込まれてしまったのだ。




Comments

谷澤晴夫

この二人を彼女にするなんて優越感がすごいですね。しかも、童貞を捨てるのをこの二人のジャンケンできめるとか、贅沢で最高です。来週の展開もエロそうで楽しみです。

wws2jsh7

ありがとうございます!選べないのを武器にできるのはほんとえっちい

カツ

男の子が好きな強いシチュが詰まっている