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※古手川唯ゆるNTRシリーズ | マイク・O #pixiv https://www.pixiv.net/novel/series/1535936

これの続きですが繋がりはほとんどないので単体で読めます

要するに古手川の彼氏になったあなたの話です



「んん……っ♡あっ、こら♡どこ触って……やっ♡校長も、猿山くんも……♡やめて、ってばぁ……んんっ♡」


「おひょひょ~♪こんなにえっちな声を出しながら否定しても、説得力がないですなぁ~♪」


「そうだぜぇ、古手川?俺達は別に、やらしいことしてるんじゃないぜ?虫刺されに薬塗ってやってるだけだろ~?」


「んんん……っ♡あっ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡太腿、だから……っ♡自分で濡れる、からぁ……♡」


「それはいけませんなぁ~♪これはワシらが魔物を討伐して、稼いだお金で手に入れた薬……♪」


「無駄に塗られても困るからなぁ♪俺達の手で古手川の太腿に塗るのが当然だろ~?」


「んんん……っ♡あっ♡おねがい……やめ、やめて……♡見ないで……っ♡」


「おひょひょ~♪悪く思わないでほしいですなぁ♪なんせ、ララちゃんが作ったRPGの世界……ただの虫刺されじゃなくて、毒の状態異常を治すためなのですから……おひょひょ♪」


「そうだぜ~?俺達は古手川のために……ごくりっ♡助けてやってるんだからなぁ♪恨むんなら、ララちゃんを恨んでくれよ……っ♪」


「んんんんんん~……っ♡」


 あなたの目の前では、今――

 

 恋人である古手川唯が、太腿に薬を塗られている。


 壺に入っている薬は粘度が高い軟膏のようなものであり――古手川唯の真っ白な太腿に、二人の男が手を這いずり回している。恋人であるあなただけが触ることの許される、古手川唯の真っ白な太腿。彼女のパーソナルスペースは広く、電車の中で隣に男性が座るだけでも、良い顔はしないのだ。勿論それは――ブスが過剰反応をして、善良な会社員を痴漢に仕立て上げるのとは意味合いが違う。古手川唯という極上の美少女は、常に、数多の男達にその肢体を狙われている。満員電車の中で男が密着したとき――その彼がどれだけ善良な人間でも、ムラムラと性欲を催すことは仕方がないのだし――古手川の髪の匂いを嗅いで、我慢できなくなって、その尻を撫でてしまうリスクは――

 少なくとも古手川唯という美少女にとって、少しも考えすぎではないのだ。

 彼女が男達と距離を取っているのは、彼らを犯罪者としない為には必要なこと。古手川唯と二人きりになり、押し倒しても助けが来ない状況で、邪な感情を抱く男は大勢居るのだ。彼らは決して根っからの悪人ではなく――出来心によって、凶行に及ぶだけの話。勿論、だからといってその罪が減刑されることはないが――唯が気をつけることで、世の中から性犯罪者が少しでも減るのならば、彼女は風紀委員としてそれを実行するわけで――

 そんな、彼女が――


「んんんん……っ♡んあ……っ♡ふぅ♡んみゅ……っ♡」


「ぬふふ~♪毒が浄化されるのは、気持ちいいのですか~?いけませんなぁ♪そんな声を聞かされては、ワシらも勘違いをしてしまうというもの……」


「そうだぜぇ、古手川……?ダメージを喰らう毒状態が治るんなら、めちゃくちゃ気持ちいいんだろうけどよぉ~……♪俺達も勘違いしちゃうぜぇ……?」


 今は校長と猿山ケンイチに、太腿を撫で回されているのだ。

 でっぷりと太って、低身長で、醜い容姿の校長と――

 性欲過多で、猿顔で、性欲の前には倫理を屁とも思わない猿山ケンイチというのは――

 考え得る限り、最悪の二人と呼べるだろう。

 古手川唯は先ほどの戦闘で、蜂型モンスターに刺されてしまった。

 毒のスリップダメージを治すためであり――、二人の男が手に入れた毒消しを、太腿に塗りたくっている状態。あなただけが膝枕することを許されているのが、古手川唯の太腿だ。彼女のすべすべで、もちもちで、あなたが寝ぼけて涎を垂らしても「もう……仕方ないんだから……♡」と、彼女に頭を撫でて許してもらえる、その太腿が――


”にゅるにゅるにゅる~っ♡ぬちぬちぬちっ♡ぬっちゅっ♡ぬちぬち……っ♡”


 今は、猿山と校長の二人に愛撫されまくっているのだ。

 真っ白な太腿の上に、クリーム色の軟膏が塗りたくられている。「戦闘時に動きやすいように」という名目だが――彼女の下半身の布地には、大きなスリットがついていて、隙間から手を挿し込み放題であるのだ。これが治療であると信じているのは、この場には誰一人いないだろう。彼女のショーツ付近の内腿にも、二匹の雄共は手を伸ばして愛撫を施していく。古手川は甘い嬌声を響かせて、それに悶えるばかり。彼らがその気になってレイプをすれば――古手川とあなたには、それに対抗する術など一つもない。だが同時に――彼らも、そこまで非道になることは出来ないのだろう。合意の上であれば、どれだけ睨まれても、殺意を浮かべられても合法ではあるが――力に飽かせて押し倒せば、その先に待ち受けているのは「寝ている間に刺されて殺されるかもしれない」という恐怖であり――それならば互いに「相手が古手川唯をレイプしようとしたときに、自分が助けて、合法的に惚れさせればいい」という結論に至るのは当然のことだ。

 あなたは――


 古手川唯が太腿を愛撫される光景を、ただ、眺めるばかりだ。


 唯は時折、あなたに視線を送って助けを求めている。

 だが――彼女は頭が悪く、膣で物事を考えるバカ女とはまるで一線を画すのだ。

 この状況ではあなたにはどうすることも出来ないし――また、感情にまかせてあなたが二人に逆らうことで、更なる窮地に陥るとも理解している。あなたに主人公補正があれば、感情のままに突っ込んでも、空から隕石が降ってきてハッピーエンドになるのだろうが――自分の幸運は、古手川唯を恋人に出来た時点で尽きていると理解しているのだ。

 だからあなたは、目の前で恋人の古手川唯が弄ばれるのを眺めるほかになく――


「んんん……っ♡ああっ♡も、もう……いいでしょ……んんんん……っ♡」


「おお~?イきましたかなぁ?」


「古手川ぁ~……太腿だけでイくとか、随分と”ハレンチ”だなぁ……♪」


 古手川唯は、太腿への愛撫だけで軽い絶頂を迎えるのであった。


 どうしてこうなったのか――

 あなたは屈辱に悶えながら、それを考えていた。



――――



「全く……学校にゲームを持ち込むなんて、猿山くんったら本当にだらしないわね……」


 風紀委員の古手川唯は、生徒達への持ち物検査を執り行う立場にある。

 風紀委員室で彼女が手にしているのは、一枚のゲームディスクだ。

 猿山ケンイチが結城リトに手渡そうとしていたそれは――少なくとも学校に来る上では、必要のない私物だ。規則として彼女はそれを没収したわけだが――


「えへへ~、ごめんね唯♪私の発明品を試してみたいって言われてさぁ~♪」


 ララ・サタリン・デビルークはペロッと舌を出して、可愛らしい態度で謝罪をしてくるのだ。

 彼女の話を要約すると――

 ララ・サタリン・デビルークは、ゲームの中に入れる発明品を作り上げたらしい。

 以前は誤作動を起こしてしまった代物を改良したわけであり――猿山ケンイチが、自らの身体を実験台にすることを申し出たのだ。ゲームの世界に入れるというそれは、多少のリスクがあった上でも、男の子にとっては夢のようなもの。だから猿山は学校にゲームを持ってきたわけで、そこにはララの責任もあるのだ――

 というのが彼女の弁であり――


 本来ならば、意味も何もわからなかっただろう。


 昔のあなたならば、そんな非現実的な話は、電波な少女のオカルト理論としか受け取れなかった。だが――デビルーク星のお姫様が地球にやってきて、彩南高校に入学したので、あなたはそんな滑稽な与太話を信じる他にないのだ。恋人である古手川唯と二人きりの時間を邪魔されるそれに、少しだけ嫌な気持ちは感じていたが――ララ・サタリン・デビルークという桃色の髪の美少女は、見ているだけで目の保養になる存在だ。唯が焼きもちを焼かないように、隙を見計らって彼女を眺めていたのだが――


「あっ!?もしかして、君も体験してみたいの!?」


 ララ・サタリン・デビルークは――

 あなたのその視線を、羨望だと思い込んだのだろう。

 彼女は――


 この学校で、数多のトラブルを起こしている存在だ。


 あなたが直接的な被害を喰らったことは少ないし――その数回も、「全校生徒が被害を喰らうので、自分もそのうちの一人だった」というだけの話。この世界に主人公がいるのならば、天真爛漫な彼女か、あるいは彼女と行動を共にしている結城リトだと思っていたのだが――


「そっかそっか~♪しょうがないなぁ、特別だよぉ?」


 どうやら――

 ララという厄災は、彩南高校生徒に平等に降りかかってくるらしい。


「待って、ちょ、ちょっと――」


「古手川ぁ~……俺のゲーム返してくれよぉ~」


「うひょひょ~?……んっ?」


 彼女の発明品が起動されると同時に――

 あなたと古手川唯――そして、風紀委員室にやってきた猿山ケンイチと、偶然廊下を通りすがった校長は、ゲームの中に閉じ込められたのだ。



――――



 あなた達が閉じ込められたのは、RPGゲームの世界だ。

 勇者がいて、モンスターがいて、魔王がいるという古典的なそれは――故に決して廃れることがないもの。猿山ケンイチは、最初はそうした普通のゲームを体験した後で、R-18のゲームに入りたかったようだが――全ては後の祭りだ。

 案の定、このゲームをクリアしない限り、外には出ることが出来ないらしい。

 外の時間がどうなっているのかは知らないが――おそらく、ゲーム内の時間とはリンクしないのだろう。いや――そう思わなければやってられない、というのもある。


『うおおお~、俺が勇者かよ~♪』


『うひょひょ~♪ワシも勇者様ですぞ~♪』


『こういうゲームって……勇者が二人もいるものなの?』


 猿山ケンイチと校長は、二人共が世界を救う勇者だ。

 ゲームの中に入れると言っても、全てが再現されるわけではないらしい。勇者になりたい、主人公になりたい、自分こそが世界の中心に相応しい――と、心の底から思っている猿山と校長は、この世界では最強の勇者であり――


『いやぁ~……お、お前には似合ってると思うぜ(笑)』


『ご安心くだされ♪生徒の安全は、この勇者のワシが守ってみせますぞ~♪』


 自分が主人公だと思えない、モブのようなあなたには――

 必然、それに相応しい「花屋」が役柄になってしまうのだ。

 戦闘には到底向かないそれは、大したユニークアビリティも持っていない。これがなろう小説の世界観ならば、外れスキルも解釈次第でチートスキルになるのだろうが――そんなうまい話は、少なくとも古典的なゲームの世界には存在せず――


『だ、大丈夫よ!戦えなくても安心して?私が守るから……ねっ?』


 あなたは――

 武闘家の古手川唯に、慰められてしまうのだ。

 髪をお団子状に結んだ彼女の格好は――何とも淫らで、ハレンチな代物。水色を基調とした武闘家の格好は、当然ながら動きやすさが優先されるのだ。腕の部分は腋が丸出しになっており、下半身も股間部分を隠しているだけで――動きやすいスリットは、最早、「切れ込みというより、ただの前掛けになっているのでは?」と思わせるほどであり――


『う、うひょひょ~……♪これはたまりませんなぁ……♪』


『古手川ぁ……お前が一番ハレンチな格好じゃねえか~……♪』


 校長と猿山は――

 古手川唯の、ハレンチ武闘家衣装にニヤニヤと笑みを浮かべるのだ。

 あなたのメンタルは、グズグズに削れていく。

 自身の恋人である古手川唯が、制服越しに、バスト88センチFカップを視姦されるだけでも腹立たしくてたまらないのだ。それだというのに――今の彼女は「いや、これは見ない方が失礼だろう」というようなハレンチ武闘家の格好をしている。丸出しになった太腿は、臀部の部分までを容易に露出させている。下着が見えないのは――きっと、Tバックだからだ。流石にノーパン武闘家なわけがないとは思うのだが――猿山ケンイチと校長が勇者になるこの世界では、それもなくはないわけで――


『……あなた、本当にハレンチね……♪』


 二人きりになったときに、古手川唯にそれを尋ねたときに――

 耳元で囁かれる興奮は、あなたが唯の恋人であるということを自覚させてくれるものであり――


『……ほら、ちゃんと履いてるから……♪』


 彼女が武闘着の前掛けをめくって――あなたに、Tバックの下着を見せてくれるので――

 だから、この先どんなことがあっても、古手川唯を信じるのだと決意を固めた。




―――― 



「それじゃあ……今日は私が見張りの当番だから……みんなは先に寝ていてちょうだい」


 次の街へと向かう途中の野営で、唯にそう言われて――

 あなた達一同は、大人しく就寝することとした。

 本来ならば女性の彼女を、一人で見張りにさせることはいけないのだろうが――

 校長と猿山ケンイチに、そうしたレディファーストの精神を期待してはいけない。

 勿論、あなたも彼らを批判するが、根っことしては同一の存在だ。花屋であるあなたは、戦闘能力は一切存在しないし――他の三人のように、危機察知のスキルも持ってはいない。あなたが唯と一緒に見張りについていたところで、戦力的な期待は一つも出来ないし――逆に、あなたが代わりに一人で見張りをしたところで、悪者の暗殺者でもいれば、あなたは僅かな抵抗も出来ずに殺されてしまうだろう。

 だから、あなたは大人しく眠りに就いたのだが――


 そこがゲームの世界であることを、あなたは忘れていたのだ。

 あ

 なたは、そこで長い夢を見ることになる。


 ゲーム特有の「本来キャラクターが、そこには存在しないはずなので得られない情報を――夢を見たという形で、プレイヤーに教える」という夢なのだろうが――今、あなたはゲームの世界の中に存在するわけで、何も矛盾はしていない。


 夢の中で、あなたは寝ている自分を見下ろしている。

 まるで幽体離脱でもしているような気分だ。

 校長と猿山は「互いに抜け駆けしないように」と見張り合っていたのだが――


「ふごごごご~……


 うっひょっひょ~……唯ちゃんは、ワシのものですぞ~……っ♪」


 ぐっすりと眠りこけている校長は、猿山の不在に気が付いていない。

 そしてそれは、眠っているあなたも同様だ。

 本来ならば今すぐ目を覚まして、気が付かなければいけないのだが――あなたは今、夢の中で目を覚ましているのだ。自分の頬を抓っても、少しもダメージは存在しない。ならばと、木の幹に頭を打ち付けようとするのだが――当然ながらこれもまたすり抜けるばかり。夢の中のあなたは、現実世界に何か一つとして痕跡を残すことは出来ないのだ。もしやこれは、眠りの度にこうして、夢を見るのではないかと思いながら――


 あなたは、目的の場所へと向かう。


 最初から、危惧していなかったと言えば嘘になる。

 野営中に深夜、古手川唯が見張りで一人になるのだ。

 あなたは自分が善良な人間であるとは思わないが――しかし、嫌がる女の子を無理やり押し倒すよりは、妄想の自慰行為で満足をした方がいいと思っているタイプの人間だ。女の子に恩を与えたところで、その代価を求めるような行為はしたくない。その結果、相手が自分に惚れてくれるのならばいいが――相手を惚れさせるために善行を積むという行為は、どうしても性に合わず――

 唯は「そんなところが、あなたの魅力なのよ?」と言ってくれていたので、自分の臆病なところも自信を持てたのだが――


「いや~……古手川、俺達二人きりだなぁ……?」


「……それで、何の用かしら……猿山くん」


 男の子がみんな、そんな奥手な存在ではないのだ。

 二人きりになるチャンスがあれば積極的にそれを狙い、多少、強引に脅迫して押し倒しても、気持ち良く出来ればそれでいいと思っている男の子。法律を守って女の子を襲わないのではなく、「バレなければ法律で裁けないだろう」と堂々と主張をするような、卑劣な男は――

 しかし、古手川唯という美少女を前にしたときに、あまりにも大量に存在するのだ。

 猿山ケンイチというのも、その一人だ。

 勇者の衣装に身を包んだ彼は、見張りをしている古手川唯の隣へと腰掛ける。

 切り株へと座った彼女に――ピタリと、肩と肩が触れ合う至近距離だ。

 電車の中でそんなことをされれば、「痴漢行為」には認定されかねないギリギリの距離感だが――


「いやぁ~……別にな?俺はいいんだぜ?俺は強い勇者様なんだからよぉ~……戦えないアイツを守るために戦ってやっても、別に、ぜ~んぜんいいんだけどぉ……


 ちょっとくらい見返りがあっても……いいと思うんだよなぁ~……♪」


 猿山ケンイチは――

 圧倒的な性欲を振りかざして、その距離に存在しているのだ。

 猿山は唯の腰に腕を回して――彼女はビクッと身体を弾ませる。

 普段ならば「ハレンチなーっ!」と殴り飛ばすような距離感であっても――

 猿山ケンイチは、自分達を守ってくれる勇者様であり――


「……こんな状況なんだから、助け合いとか考えないのかしら……?」


「いやいや、考えてるぜ~?だから文句も言わず守ってやってるだろ~?……むしろ、助けてくれないのは古手川の方だろ~?」


 唯は、彼にセクハラをされても抵抗が出来ないのだ。

 花屋のあなたが戦力にならないのは当然のことだが――武闘家唯もまた、勇者である猿山や校長に比べると圧倒的にか弱い存在であるのだ。少なくともこの世界が、魔王を退治するRPGである限り、あなたと唯が二人旅をして世界を完結させるには、年単位の時間がかかるだろう。

 いや――時間だけならば、まだいいのだが――

 この世界で死んだとき、どのような処理がされるのかわからないのだ。

 もしも、ゲームオーバーと同時にゲームの世界の外に放り出されて、風紀委員室のララに「あれ~?一瞬で死んじゃったね~」と言われるのならば、それは問題がないし――真っ先に飛び降りて死んでやるのだが――

 ゲームオーバーと同時に、自分達の生命も終了する可能性が存在するのだ。

 勿論、ララの発明品でそんなことは起きないとは思っているが――彼女の発明品が、暴走する可能性は十分にある。「99%大丈夫だろうし、試しに死んでみっか」と自らの首を刎ねる度胸は、流石にない。死後の世界に天国が待ち受けている宗教観であっても、簡単に、自らの命を絶つことなど出来るはずもないのだ。

 現状で、あなたと唯が無事に生存するためには――


「おっひょ~……っ♪これ、これやっべぇ~……っ♪古手川の太腿……すべすべで、もちもちで……♡うおお~……俺、これ触りたかったんだよなぁ~……♪」


「ん……っ♡本当に、あなたに従ったら……私と彼を、助けてくれるのよね……っ♪」


「ああ、当たり前だろ~?あいつはおまけだが……古手川、お前は俺が守ってやるからなぁ~……♪勇者の俺様に任せとけよ~……っ♪」


 勇者である猿山ケンイチに太腿を撫でられても――

 唯は、それを受け入れるに他ないのだ。


 あなたの中には、グツグツとマグマのような怒りが滾っているが――


 夢の中で冷静も保たれているので”仕方がないな”とも、簡単に理解が出来る。


 それは、あなたの不甲斐なさを肯定するものではなく――猿山ケンイチの性欲を、肯定する代物だ。気の強そうな雰囲気を漂わせている古手川唯は、痴漢をする上で絶対的に危険な存在。西連寺春菜のような優等生や、籾岡里紗のように遊んでいそうな少女であれば、満員電車で尻を触っても逃れる術はあるかもしれない。春菜が恐怖に脅えて、声すら出せない可能性や――あるいは里紗が手首を掴んで「五万円でいーよ?」と言ってくる可能性は十分にあるのだが――

 古手川唯という少女には、その希望すら存在しないのだ。

 痴漢をする男は「捕まってもいいから触りたい」ではなく「触りたいけど捕まりたくない」という考えなのだ。古手川唯というのは、男の子の獣欲を本能的に煽るくせに、きっちりと罰を与える犯罪的な身体。彼女を前にしなければ、男達は痴漢をしなかったと考えると――本当の意味で犯罪をこの世に生み出している女であり――

 学校内で仮に尻を触られようものなら、それが事故やラッキースケベやトラブルでない限り、彼女は泣き寝入りをしないだろう。

 教師に訴えて、風紀委員会で査問にかけて、相手を停学に追い込むことを少しも躊躇しないに違いない。男子生徒にとって、古手川唯の肢体というのはオナペットにするのが精一杯の存在。どれほどに極上で豊満であっても、お尻を撫でただけで人生が終わることは誰も望まない。仮に、最後まで中出しレイプを完遂できるのならば、退学になってもトントンかもしれないが――そんなリスクを背負うくらいならば、繰り返すが、金でヤらせてくれそうな籾岡里紗や、土下座をすれば胸くらいは揉ませてくれそうな西連寺春菜に赴くのが普通の男子の習性だ。

 猿山ケンイチも、それと同様であったに違いない。

 隠し撮り写真で「古手川が体操着の下に手を突っ込んで、汗拭きシートでおっぱいの下を拭いている」や「スク水で水泳の授業を受けている際に、お尻に食い込んだ水着をくいっと直している」という光景で自慰行為に耽ることは出来ても、沸き上がるリビドーを彼女の身体にぶつけることは出来ない。今までに溜まっていた鬱憤というものは、きっと、容易にシコネタを提供してくれるララや籾岡とは比べものにならないのだろう。

 だから――


”むっにゅ~~~っ♡むにむにむにっ♡むにゅむにゅ♡もみもみもみ……っ♡”


「おおおおおお~♪おっほぉ♪これが、古手川のおっぱい……うおっ、やっべぇ……♪俺、古手川の乳揉んでるんだぜ……っ♪あの古手川の……あの風紀委員長様の乳……っ♡」


「んん……っ♡あっ♡ふぅ……んんっ♡本当に……約束、守ってよね……♡」


「あー、守る守る、なぁ古手川……ここ乳首か……?」


「ん……っ♡あっ♡ちょ、ちょっと……乱暴はやめて……っ♡」


「うっわ、マジかよ……っ♪あのハレンチ嫌い女が……俺に乳首コリコリされて、気持ち良くなってんのかよ……っ♪」


 猿山ケンイチは――

 古手川唯を膝の上に載せて、背後から乳を鷲掴みにするのだ。 

 武闘家の衣装は、彼女の胸元に乳袋を作っている。

 少し動くだけでも、彼女の柔らかな乳肉はふるふると揺れるのに――今の彼女は、武闘家で激しく動き回るのだ。ハイキックを魔物に繰り出そうものならば、その豊満な下半身が丸見えになってしまう。下着のラインが浮き出ないように、Tバックこそ履いてはいるが――「Tバックを履いてるから、回し蹴りで股間が見えても恥ずかしくない」というのは、男の子にとっては全裸よりも興奮するものなのだ。

 古手川唯と旅をして、性欲がムクムクと昂ぶって――

 卑劣な脅迫によって、乳を揉みしだいても文句を言われない状況。

 あなたも古手川唯の恋人としては怒りを感じるが――健全な男の子として、猿山ケンイチを否定できるほど、絶対的な正義感を持っている善人ではないのだ。それはあるいは、ここが夢の世界であり「ワンチャン、これは全部が夢で、猿山もぐっすりと寝こけているので――自分が勝手に怒っているだけ」という可能性も多分にあるわけで――

 だが――


「んんん……っ♡はぁ♡……んんんん……っ♡」


「いひひ~っ♪どうだぁ、古手川……俺の乳揉みはぁ……っ♪AV見て練習したんだぜ~?AV男優とかヤリチンホストが書いてる、セックスのハウツー本も買ってるからよぉ~……♪」


”夢の中の猿山”は、鼻の下を伸ばした不様な猿顔を見せているので――

 あなたはそれが辛くて、奥歯が割れそうなほどの力強さで歯を食いしばる。

 古手川唯の乳を乱暴に揉みしだくそれは――恋人であるあなたには絶対に出来ない触り方だ。唯の身体はとても敏感で淫乱ではあるが――それはそうと、彼女は変態的なセックスというものを嫌う。あなたが触れるか触れないかの位置でフェザータッチを繰り返して、くすぐったいもどかしさを与えて――我慢できなくなった彼女が「ねぇ?もう少し、強くしてもいいわよ」と許可を出して――そこでようやく、あなたは唯の胸を揉むことが許されるのだが――

 唯をレイプしている猿山は、そんなことを考えなくてもいいのだ。


「うっお……♪これがあの古手川の胸……風紀委員で、ハレンチ嫌いな古手川の胸かよ……っ♪すっげぇ~……現実に戻ったら、俺、あいつらに自慢しねえと……♪」


「……さいってー……」


 猿山の乱暴な手付きに、唯は徐々に息を荒げていく。

 極上の美少女というのは、どれほどまでに乱暴に愛撫をされたとしても――そもそもが、肉体に宿る防衛本能がまるで違うのだ。彼女のような極上の美少女が避けなければならないのは、他の雄の子を孕むことではなく――自身の膣が裂傷しないようにすること。子宮が壊れないようにすること。そのためには、嫌いな雄に押し倒されても、簡単に膣が濡れてしまうことが自己防衛のためであり――

 

「んん……っ♡あっ♡んんっ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡」


「どうしたぁ、古手川……?」


”むにゅむにゅっ♡もみもみっ♡むっにゅ~っ♡むにむにむに……っ♡”


「俺の乳揉みが上手すぎて、声出ちゃうのか~?じゃあしょうがねえだろぉ?もっとカワイイ声……むひひっ♪聞かせてくれよ……♪」


「誰が……んんん……っ♡」


 猿山に乱暴に胸を揉まれるだけで――

 唯は、簡単に嬌声を響かせてしまうのだ。

 あなたでは絶対に出来ないのが、猿山の乳揉みだ。

 彼女の恋人として悔しい話ではあるが――「嫌悪感」というのは女性にとって、性的興奮を膨らませる最強のスパイスになるらしい。大嫌いな相手に身体を触られたときの、全身のゾクゾクの鳥肌というのは、両思いによる純愛では到達が出来ない代物。臭いものを余計に嗅ぎたくなるように――辛いものに脳味噌が灼かれるように――猿山ケンイチの乳揉みというのは、古手川唯という極上の美少女の防衛本能を限界まで引き出させる代物。「この醜い猿のような男にレイプされて、膣が壊れて、子が孕めない身体になってはいけない」と――極上が故の本能が刺激されて――

 乳首が隆起して、膣が濡れて、全身には鳥肌が浮かんでいるのだ。

 それは猿山ケンイチにとっては「誰に触られても快楽で乱れる淫乱」と判断出来るものだ。彼は布地の上から、唯の乳首をカリカリと引っ掻いてやる。あなたとの純愛で、あなたが舌先で彼女の乳首を口に含んだとき――唯は甘い吐息を漏らすのが精一杯なのだが――大嫌いな男が、いずれ自身の産んだ赤子に母乳を与えるための授乳器官を弄んでいる状況では、唯の身体は自らを保護せねばならないのだ。乳首を硬くして、ダメージから守るように、血流を集中させて体積を膨らませれば――より敏感になっていくのは、当然のことだ。

 猿山はそのまま、夢中で胸を揉みしだいていたが――


「なあ、古手川……


 俺、直接触りてえなぁ……♪」


 彼は、目の前の女に拒否権が存在しないことに気が付いたようだ。

 古手川はその言葉に”ビクッ”と肩を弾ませるが――どのみち彼女は、拒絶を出来ない立場にある。「猿山と校長に見捨てられれば、自分とあなたが死んでしまう」というのは――「死んでも嫌な要求」以外は簡単に飲み込むという証拠。彼女は少し躊躇っていた様子だが「おいおい、早くしねえと夜が明けて、あいつらが起きてきちまうぜ~?」と脅されて、どうすることも出来ないのだろう。

”しゅるるるる……っ♡”と、衣服を脱ぎ捨てて――


「うっひょ~~~♪……たまんねえなぁ……おい♪」


「ほら……っ♡これで、満足でしょ……っ♡」


 猿山の前に、裸体を見せつけていくのだ。

 古手川唯の乳房というのは、驚異的な破壊力を誇っている。

 グラビアアイドルやAV女優が、腋を切開してシリコンパックを挿入して、偽りのバストを形成するのとは違う。

 彼女の乳房に含まれているのは、純度100%の媚肉だ。

 雄を誘惑するために、天然で大きくなった極上の爆乳。制服やスク水越しの膨らみですら、男の子を狂わせるには十分すぎる存在であるのに――


「うっお……乳真っ白だなぁ、おいおい……っ♪」


 彼女の肌は、まさしく”美白”と形容をするのに相応しいのだ。

 ともすれば不健康にも思えるほど白く透き通った、釣り鐘型の極上のデカパイ。ララやルンが宇宙を代表する美少女であるとするならば、唯は地球を代表する極上の美少女。彼女のような美女を自分のものにすることが出来るのならば――宇宙中の男達が黙っていないだろう。

 猿山ケンイチは、そんな極上のデカパイを――


”むっにゅ~っ♪もにもにもに……っ♡むにゅむにゅっ♡むにむにむに……っ♡”


「うおおおお~……♪古手川ぁ……俺、生きててよかったよぉ~……」


「…………っ♡」


 極上の生乳を、揉みしだくことが出来るのだ。

 猿山は鼻息を荒げて唯の乳を揉みしだき――彼女はそこに、確かな快楽を感じている。

 ビンビンに隆起した乳首を指ではじかれて――スペンス乳腺をすりすりとなぞられて――下乳をカリカリと引っかかれて、甘い声を漏らしているのだ。

 古手川唯の生乳が――恋人であるあなただけが堪能していいそれが、猿山ケンイチという猿顔の雄に陵辱されている光景。夢の中でも性欲が滾るようで、あなたの肉棒は硬く隆起してくる。「うっひょ~……♪古手川の生乳……美味そうだなぁ~……っ♪」と猿山は顔を近づけて、乳首から数センチ離れた位置で、舌をベロベロと動かす。舌苔がたっぷりと載って、粘度の高い唾液によってデロデロになったベロ肉に「エア乳舐め」をされて、唯は肩を弾ませながら快楽に悶えるが――


「……お~い、古手川ぁ……


 勇者の俺様に守ってほしいんだよなぁ……?」


 猿山は――

 ニヤニヤと笑みを浮かべながら、唯に囁くのだ。

 彼女も、そこで理解をしたのだろう。

 屈辱に唇をグッと噛むが――どれほどの恥辱を受けたところで「猿山と校長に見捨てられて、野垂れ死にする」という未来に比べれば、全ては許容範囲であるのだ。

 彼女は、ようやく口を開いて――


「ゆ……勇者、猿山様……♡


 どうか……私のおっぱい……吸って、ください……っ♡


 彼女が懇願をすると同時に――


”じゅるるるるるるるる~~~っ♡♡♡”


「んんんん……っ♡」


 猿山は、唯の乳房を舐めしゃぶっていくのだ。

 彼女の豊満な乳房に、自身の唾液をベロベロとマーキングしていくような醜悪な光景に――あなたは猿山に殺意を抱くが、今の自分に、何か一つとして出来ることはないのだ。唯の乳首に吸いつき、甘噛みをして――豊満な乳房を両方掴んで、先端を近づけて、二つの乳首を一口に咥え込む猿山。「古手川唯というハレンチなことが嫌いなのに、そのくせ、自分が最もハレンチな爆乳ドスケベボディをしている女を彼女にしたときに――その乳房にやりたかったこと」を、猿山は現実のものとさせているのだ。

 童貞男子高校生が、古手川唯の乳を前にやりたかったことを、全て実現させられている興奮。

 あなたは悔しさと同時に、激しい興奮を感じる。

 当然ではあるが、あなたも唯の乳を揉んで、舐めて、吸った経験があるのだ。初めて彼女の乳に触れたあの日の興奮を脳内で彷彿とさせて――今、それをしているのが自分ではないという鬱勃起。感情を高温で沸騰させて、即座に冷水で冷却するような状態。心がパキンと割れてしまいそうなものであるが――


”かちゃかちゃかちゃ……”


「ひひ……っ♪古手川ぁ……なっ、なっ、いいよなぁ……?」


 先に我慢が出来なくなったのは、猿山の方だ。

 彼はズボンを脱いで、唯の前に”ボロン”と肉棒を突きだしてくる。

 先端が包皮で包まれた仮性包茎は――

 

 今、圧倒的に大きなサイズをしている。


 唯が「……っ♡」と思わず、唾を飲んでしまうそれは――

 男の子にとっても、淫乱な女の子にとっても、理想とするような圧倒的なサイズ感と形と色をしていて――

 だからこれが、ゲームの世界の中であることをあなたは思い出すのだ。

 猿山ケンイチや校長のような男が、巨大な魔物をチート能力が如きパワーで一刀両断できるのだ。それは即ち、彼らの肉体がこのゲーム世界によって改変されているということであり――

 ペニスの形やサイズが変わるのも、当然であると言えるのだ。 

 これが「実は猿山は元々、女泣かせの理想的な巨根を持っていて、あなたの負け惜しみが妄想を引き起こしている」であれば――その方がよかったのだ。猿山ケンイチの股間の逸物は、この世界においてどんな雌でも絶対に抗うことが出来ない、理想的な形なのだろう。元々この世界は、Rー18エロゲーでハーレムをしようとしていた彼が、その前哨戦に用意したものだ。あなたはゲームの世界に飛ばされるとき、自分が主人公になることすら考えられなかったが――猿山ケンイチは、自分のペニスすらも主人公になれるようにと覚悟していただけの話であり――


「ま、待って……猿山くん……


 こ、声がね、我慢できないから……?


 そんなの挿れられたら……声、我慢できないし……みんな起きてきちゃうわよ……?」


 唯は――

 猿山に上目遣いで、囁いていくのだ。

 勿論、彼女にとってそれは挿入を避けるための詭弁であるのだが――「うーん……それもそうだなぁ♪」と猿山はニヤニヤ笑みを浮かべて、肯定をする。彼の頭の中にあるのは、アダルトゲームやアダルトビデオと同じで”段階を踏む”というものだろう。良質な交響曲や面白い映画が、最初からクライマックスではないように――前戯を沢山済ませた後で、本番挿入をしたいのだ。

 何故なら――

 この世界において、古手川唯とのセックスを邪魔する存在は何もないから、だ。


「じゃあ、古手川……♪

 

 そのおっぱいで……ほらっ、挟んでくれよ……っ♡」


 猿山は唯の乳房を指さして、彼女に命じる。


「……わ、わかったわ……っ♡」


 唯はこの状況で、猿山の命令を拒絶することは出来ない。

 ハレンチなことを嫌う彼女には、本来、フェラチオどころか手コキですらさせるのは難しいのだろうが――今、彼女は猿山の命令に服従せざるを得ないのだ。彼女は、猿山の肉棒の先端に一度小さくキスをする。「ほらほら……俺のこと興奮させてくれよ~?気持ち良くなかったら、みんなにバレてもいいから無理やり挿入しちゃうぞ~」と脅されたが故なのか――それとも、理想的な巨大な逸物を前に、彼女の雌の本能が屈しているのか。あなたには判別が付かないが――


”にゅぷぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「おっひょ~~~♪」


 古手川唯にパイズリされる気持ちよさというのは――

 他ならぬ、恋人のあなた自身が一番知っているのだ。

 唯に初めてパイズリをさせるとき、彼女は臆病な態度を見せて、あなたのことを異常性癖者の変態であると罵ってきた。清潔で純情なセックスを尊ぶ彼女にとって、女性の乳房というのは赤子への神聖な授乳器官であるのだ。愛の結晶である幼子に母乳を飲ませるための乳房を、セックス遊びに使うということに、彼女は最後まで拒否反応を示していたのだが――

 他方で、関係を何度も持った後では、唯はノリノリでパイズリを行ってくれるのだ。

 彼女は変態行為を口では嫌いと言うが――強引にそれを命じられると、膣を濡らして、ノリノリで喜んでくれる性質であるのだ。一見、周囲に対して当たりが強そうな態度を取っているのは――彼女の内側に秘めた、マゾヒズムの裏返し。唯はあなたを上目遣いで眺めながら、反応を窺ってパイズリを行ってくれる。パイズリは気持ち良くないという評判を、ネットではよく見かけるが――それは、現役JK爆乳美少女とラブラブカップルになれなかった男達の、負け惜しみに違いないのだ。古手川唯は「膣を用いることのない射精は、危険日や生理中でも行えるし、感染症のリスクを負わないオーラルセックス」であると気に入ってくれて――


 だから猿山は――


「うっお……♪これ、やっばぁ……すぐ、射精しそうだ……っ♪」


 古手川唯の、経験豊富のパイズリ交尾を――

 ほとんど童貞の肉体で、味わうことが出来ているのだ。


 あなたがどれだけ理想を夢に見ても、ララ・サタリン・デビルークの、宇宙規模の技術ではないと経験出来ない――「経験豊富な唯のパイズリご奉仕を初体験する」というそれが――

 猿山ケンイチは、簡単に堪能している状況。

 嫉妬をするなと言う方が無理な話であり――


”にちゅにちゅ……っ♡ぬちゅっ♡ぬち……っ♡ぬっちゅ~っ♡ぬちぬち……っ♡”


「おっ♪おっ♪これ、やっべ……っ♪こ、古手川……ちょっと、パイズリ緩めて……」


「ふん……っ♡猿山くんが……してほしいって言ったんでしょ……?」


「くっ……こ、こいつ……っ♪」


 古手川唯は猿山ケンイチに――

 情熱的で、愛情たっぷりで、乳圧をギチギチにかけたパイズリを行っていくのだ。

 猿山の肉棒が、男の理想的とする巨根であるというのは――即ち、唯のデカパイでシゴきやすくなるということだ。彼女の乳房の間には、たっぷりの熱がこもっている。今日は一日中旅を続けて、汗をかいているのだ。天然の体液ローションによって、ぬちゃぬちゃと淫らな音が響いてきて――


「……んっ♡猿山くんのおちんちん……すごい、匂い……っ♡」


 彼女は――

 胸元から沸き上がる、猿山の雄の匂いに瞳をトロンとさせる。 

 汗をかいているのは猿山も同じであり――、一日中たっぷりと溜まった汚れを、今、唯のデカパイスポンジで綺麗にしてもらっている状況なのだ。こみ上げてくる雄の香りは、古手川唯のような極上の美少女にとって、絶対に耐えられない存在。猿山ケンイチという雄の容姿が、女性を惹き付けて遺伝子を残すことに向いていなくても――彼の下半身は別なのだ。雌を誘蛾する魔性のフェロモンを持っている彼の雄の香りに――


「んん……っ♡ふぅ♡んんん……っ♡」


「お……っ♪っひょ……♪やばぁ……やっべえ……っ♪」


 古手川唯のパイズリ奉仕は、勢いを増していき――

 猿山は不様な顔で、舌を突き出しながら快楽に悶えている。

 唯はそれが、自分を卑劣な方法で脅迫している猿山への、仕返しになると考えたのかもしれない。自身の極上のデカパイで、愛情たっぷりに乳圧を高めてパイズリをするそれが仕返しになるはずもないのだが――発情状態の頭の悪いエロ雌が、そんなことに気が付くはずもない。猿山が不様な顔で気持ち良くなっている光景を見て――まるで勝ち誇ったような表情を浮かべる雌。第三者のあなたからすれば、大声で叫んでやめてほしい代物だが――夢の中のあなたには、何も干渉することが出来ない。

 古手川唯の胸元に付いた、巨大な肉果実が何度も何度も猿山の陰茎をシゴいていく。

 彼もやがて射精が近づいたのだろう。「おっ、おっ、イきそ……っ♪」と上擦った声をあげていくと、唯の乳コキもラストスパート。あなたと結婚をして、あなたの子供を産む気が満々で――いつか、あなたとの間に子が産まれたときに、哺乳瓶として捧げるその乳房で――彼女は激しいパイズリを行っているのだ。猿山は最後に、「古手川、お前、バスト何カップだよ……?」と尋ねる。唯はその質問の意図が一瞬、理解できない様子。「男の子は女の子のバストサイズに興味津々であり、ブラジャーのタグに書かれたアルファベットに大興奮する」という男心は、潔癖な古手川唯にわかるはずもないのだ。「えっと……88の、Fカップだけど……っ♡」と彼女が素直に説明すると――そこで、猿山の限界が訪れる。「おっ、おっ」と、トドかオットセイのような上擦った鳴き声の後で――

 猿山は、唯の乳房を”がっし~っ♡”と鷲掴みにして――


「――きゃあっ!?」


”びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるるるるる~っ♡びゅるるるるっ♡”


”どびゅどびゅ~っ♡びゅるるる~っ♡びゅくびゅく♡びゅ~っ♡どっぴゅんっ♡”


”びゅるるるる……っ♡びゅくびゅくっ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるる~っ♡”


”…………っ♡♡♡”


「おおお~、やっべぇ……っ♡88センチFカップやっべぇ~……風紀委員長のハレンチおっぱい、デカパイパイズリやっべぇ……腰抜けそぉ~……♡」


「ん……っ♡ハレンチな言い方、やめてくれないかしら……」


 猿山は唯の爆乳へと、射精をしていった。

 どくどくどくと、肉棒が激しく脈動して――先端からは勢いの良い射精が吐き出されていく。唯の乳内でにゅっぷりと埋まっているのに、その乳肉を押し上げるような射精だ。普

 通の男と言うのは、古手川唯の、片乳2キロ弱の肉塊が跳ね上がる射精など出来るはずもないが――猿山ケンイチはチート勇者主人公であり、彼が理想とする射精を実現させる程度、お茶の子さいさいであるのだ。激しい射精が唯の乳の谷間で、一分ほど続いていたのだろうか。勿論それは、この世界における”補正”があってのものだが――


「なあ、古手川……♪俺の射精どうだったよ……?」


「ん……っ♡わ、わからないけど……すごかったんじゃないの……?」


 猿山は、鼻の穴をフガフガと広げて――

 顔面の猿度を更に高めて、ご満悦の表情を浮かべるのだ。

 古手川唯という極上の美少女を前にして、しかも、猿山ケンイチの肉棒も睾丸も強化されている状況。あなたは仮に、自分が同じ立場であっても、ララや西連寺や籾岡を相手に同様の行為を行わないとは思っているが――それでも、たった一度の射精でまさか、満足が出来るはずもないのだ。彼女達のような極上美少女と、それが棚ぼたであっても関係性を持ったとき――金玉が空っぽになるまで、その媚肉で精液を解き放たなければ満足は出来ない。猿山ケンイチも同様であり「こ、古手川ぁ……っ♪次は俺の金玉舐めてくれよ……っ♪」と、にちゃにちゃと汚い唾液を唯の顔面に垂らしながら――彼は、極上美少女ハレンチ風紀委員とのラブラブな逢瀬を満喫した。

Comments

akiratoalice

更新お疲れ様です!風紀委員って余計エロく感じますよね。

谷澤晴夫

脅されて、性処理を強要されるのエロいですね。猿山の雄に魅力を感じてる唯が最高でした。