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「フフーン、このカワイイボクとデートが出来るだなんて!先輩は幸せ者ですねぇ♪も~っと感謝していいんですよぉ♪このボクが!輿水幸子が!カワイく産まれてきたことに!……ちょ、ちょっとぉ!無視しないでくださいよ先輩!!」


 あなたは今――

 幼馴染の美少女と”デート”に来ている。

 騒がしい彼女を見ていると、あなたは後悔に襲われる。

 自分一人でこっそり来れば良かったかな、と思いながらも――


 あなたは、ショッピングモールの特設ステージで踊っているアイドルを眺めて――


「……んっ?どうしたんですか?……ああ♪カワイイボクに見取れちゃう気持ちはわかりますけど、折角なんだから、今だけはアイドル見た方がいいと思いますよ♪フフーン♪ボクのカワイさは年中無休ですからねっ♪」


 隣にいる美少女と、その差を見比べていた。



――――



 事の発端は、近所のショッピングモールのHPを眺めていたときだ。


 山梨の田舎に産まれたあなたにとって、毎日の日々は退屈もいいところ。

 スマートフォン越しに流れてくる、都会の煌びやかな流行のスイーツや飲み物への憧れが、あなたの胸中には存在している。あなたが住んでいるのは、人里離れた山奥に数件の古民家が点在していて――というものではない。チェーン店はいくらでもある――逆に言えば、チェーン店くらいしか存在しない地方都市。同じプランナーによって創り上げられたデザイン都市が、その外見や機能が似通うのとは意味合いが違う。個性を潰して、最大多数の幸福を追求した結果に出来上がった、日本中にどこにでもある地方都市というのは――都会の人間が喧噪を離れるときにすら、選ばないような土地ということだ。

 昭和初期の時代ならば、田舎にも文学性があったのかもしれない。だがインターネットが発達して、誰しもがスマートフォンを手にしている時代なのだから話は別だ。どんなところに生まれ落ちても、必ずや不満は訪れる。スマートフォン越しには、網膜が焼けるほどにキラキラした情報が溢れているが――正反対もそうだ。悲惨なニュースや家庭の話題を聞く度に、自分は田舎に産まれたというマイナスの分だけ、幸せな家庭に生まれたからトントンなわけで――

 端的に言うと――

 あなたは、閉塞感に包み込まれていたのだ。

「田舎に産まれて不幸だ」と嘆いて喚く権利すら剥奪されているのが、現代だ。

 不幸自慢を武器にして戦いに挑んだ際に、あなたには勝てる余地すらない。都会でないと出来ないことがある」という時代ならば、一生懸命勉強して、山梨で一番の進学校に入り、東京の大学に行きたい――という欲求もあったのだろうが、この現代社会においてそんなものは存在しない。横にだらだらと伸びた中央本線に乗って二時間ほど経てば、日帰りで新宿に行き来出来る身では、愚痴を言うことすら許されておらず――


 だからあなたは、ショッピングモールのイベントを調べていた。


 山梨ではかなり大きめのそこには、週末ごとに大きなイベントが開催されている。東京に行ってわざわざお笑いやロックのライブを見に行くほど熱心ではないが――しかし、向こうから足を運ぶのならば”まあ、見てやってもいいか”という、地方県民のプライドを満たすための催しもの。あなたは自分が一生、この田舎で過ごしていくと思っていたので、それの予行演習のつもりでいたのだが――

 モールに、アイドルがやってくるという情報を見た瞬間に――


「――アイドル!?アイドルがやってくるんですか!?勿論、ボクも行きますよ!ああ、オシャレしていかないと……っ!ボクがアイドルのプロデューサーにスカウトされたら、先輩が保証人の欄に名前を書いてくださいね!!」


 と――

 あなたは思わず、幼馴染の少女に電話をしていたのだ。

”しまった”と気が付いたのは、彼女がうるささを増してからの話だ。

 電話越しに鳴り響く彼女のキャンキャンと喚く声は――しかし、ほんの僅かな不快感すら感じさせない。あなたは彼女と家族ぐるみの幼馴染であり――、一歳年上の立場。彼女のことを”女”や”異性”として意識したことはなく、むしろ、”小型犬のペット”として実感していた。

 確かに可愛らしく、賑やかで、人前に臆することはない存在だが――

 しかし、それだけだと思っていた。

 例えば彼女が山梨の市役所に勤めて、山梨市のローカルアイドルとして土日に活動するならば、あなたは十分に相応しいと思っていた。垂れ目がちで愛嬌のある容姿に、賑やかで騒がしい性格は人前に立つのに向いているが――

 ただの、それだけなのだ。

 スマートフォン越しに眺める景色だけが、あなたにとって世界の全てであり――その世界にいるのは、極上の美少女や美少年ばかりなのだ。彼女のように「ボクは世界で一番カワイイですよ、なぜなら、ボクは世界で一番カワイイからです♪」と主張している少女が、毎年何万人と上京して――その中から、たった一握りだけが成功を収められる世界が、芸能界であるのだ。

 彼女がアイドル志望であり――いつか上京して、東京でカワイイアイドルになるのだと語ったところで――

 あなたは、責任感でそれを引き留める他にないのだ。

「それじゃあ、今度の日曜日、一緒に見に行こう」と約束を取り付けて、彼女がやかましく吠えるのを打ち切った後で――あなたはベッドに入り、スマートフォンで件のアイドルを調べる。「アイドルのフェスなどでは名前を見たことはあるが、なんて読むのかわからない」という存在であり――それでも、MVを三曲見た程度でも、一般人とは圧倒的に違う存在であるとわかるのだ。幼馴染の彼女は確かにカワイイし、それは間違いがないが――、飽くまで、一つの学校の中でのカワイさであるのだ。彼女が本物のアイドルを見て自信喪失するならば――それはそれで、決して、彼女の不幸にはならないはずだと考えながら――

 あなたは――

 輿水幸子とのお出かけ(デートではない)を考えて、眠りに就いた。



――――



「~~~~~~♪」


「おお~……っ♪やっぱり、本物のアイドルってカワイイですねぇ……まぁ?ボクの方がカワイイですけど?……歌やダンスは、確かにボクは足下にも及びませんけど!でも!カワイイボクならレッスンを積めばあの程度はきっと……た、多分!出来ますよ!……うん、出来ます、ボクはカワイイので!」


 ショッピングモールにやってきたアイドル達というのは――

 紛れもなく、「めちゃくちゃ美少女」であった。

 いつか、幸子に夢を諦めさせる日が来たときに備えて調べていたのだが――日本には、約5000の高校があり、10000の中学校があり、20000の小学校があるのだ。Uー18に区切ったとしても「学校で一番可愛い女の子」は、単純計算で35000人はいるわけで――、一方で毎年、デビューして大成功を納めたと言えるアイドルは、数十人にも満たないだろう。

 輿水幸子という存在は間違いなく可愛い。

 自分が幼馴染だから、それは一番よく知っているが――

 それはそうと、幸子と同じ考えを持った「ボクが一番カワイイ」という女子が毎年何千何万人と上京して、夢を潰しているわけだ。

「山梨にわざわざプロデューサーが足を運んで、スカウトしてくるような逸材」であるならばともかく――このクソ田舎ですら目立ってナンバーワンになれないで、アイドルで成功するなんて無理な話だと――

 あなたは、今日、この瞬間までずっと思っていたのだ。

 正直なことを言うと、それは今でも間違いではなかったと思っている。

 あなたが幸子のことを「どうでもいい存在」「違うクラスのカワイイ女の子」として見ていれば、無責任に頑張れと応援しただろうが――家族ぐるみの、一つ年下の幼馴染は、兄弟姉妹のいないあなたにとっては血の繋がりと同等の感情を持っているのだ。幸子はカワイイのだし、この田舎で普通に過ごしていれば、絶対に良い縁談をもらえるだろうし――それで満足すればいいではないかと思っていたのだが――


「……どうしたんですか?ボーッとして?


 ……あっ!もしかして具合悪いんですか!だったらあっち、ねっ?あっちのベンチで休みましょう!ボクのことは気にしなくていいですから!……もぉ~、先輩……体調悪いのに無理するのが、一番迷惑になるんですよ!!」


 端的に言って――

 ステージ上のアイドルと、輿水幸子のどっちが可愛いかを問われたとき――


「いや、どう考えても幸子の方が、圧倒的に可愛いだろう」――


 と、思ってしまったのだ。


 不安そうに、あなたを下から見上げている”超絶美少女”。

 髪の毛が横側にピンと跳ねているのは、彼女の我が儘で強情なくせっ毛のせいだ。子供らしさを感じさせるそれは、142センチの低身長と相まって、あなたにはいつまでも「幼い妹のような存在」を感じさせる。小学五年生と同レベルの身長である、中学二年生の少女。そんな彼女が――


 アイドルよりも”カワイイ”と気が付けば、もう終わりだ。


 本当は、薄々気が付いていたのか――”ということにして”で、自分の盲目を自己正当化したいのか。あなたにはわからない。輿水幸子は不安げに、あなたを見上げている。一度気が付いてしまえば終わりなそれは、まるでネット小説でありふれた怪異のような存在だが――

 輿水幸子は、実際にカワイイのだから仕方がないのだ。

 大勢のアイドルは顔をキャンパスにして、その上に、こてで漆喰を塗りたくるような化粧を施すのだ。MVやPVはカメラワークや照明の位置を調整して、更に余計な部分はフォトショップで加工する。テレビに出たときの”あんまり可愛くないな”という事実は、誰かから聞いた「テレビはみんな可愛いから、比較しちゃうだけで、一般人の中に紛れ込ませれば圧倒的だよ」という情報でかき消されていくだけであり――


「あの~……?本当にどうしちゃったんですか?


 まさか……今更、カワイイボクの魅力に気が付いたんですか?」


 幸子の言葉は――

 今、ステージ上で、華やかなステップとキャッチーなメロディを奏でている彼女達のそれを、圧倒的に凌駕するものであったのだ。

 ああ、あまりにも陳腐な発想だが――

「こういう子がアイドルになるのか」と、あなたは十五年の人生でようやく、理解をしたのだ。


――――



 ショッピングモールでのライブから、丁度一週間が経過した。 

 輿水幸子は、あれからも特に変わった様子は見せていない。

 彼女は学校の中ではどちらかというと、大人しい性格であるのだ。

 仲のいい友達の前では自分を素直に出せるが、それ以外の人の前では、あの生意気な態度はなりを潜めて、おとなしくノートの清書をしているのだ。一学年年下であるため、あなたが彼女を校内で見かけるのは、たまにしかない。それでも、友達同士で仲良くやっている姿を見る限りでは、彼女には何の変哲もなく――

 一方であなたは、自責の念と後悔と喪失感で一杯なのだ。

 テレビドラマで頻繁に演出される「モノの価値を理解して折らず、足を引っ張っているだけなのに善意を気取って、主人公に論破された後でも自分の罪を自覚しない――見てるだけでイライラするヴィラン」が――

 あなた自身の人生であると、理解してしまったのだ。

 自分が主人公であると思ったことは一度もないが、それでも、「自分は主人公にもヴィランにも無害な、モブ程度の存在」だと思っていたのだ。その思考すらもおこがましい、最悪の人間であったということが、あなたには耐えがたい代物。いつか幸子がアイドルとしてデビューして、十数年後に引退して、自伝を出したときに――「あの山梨の田舎ではボクの足を引っ張る人しかいなくて、幼馴染のお兄ちゃんに否定され続けていた」と語っていれば――あなたはその罪を、死を持って贖う他にないわけだが――


「むぅ~……!先輩……?ボク、なにか変なことしましたか……?」


 今――


 あなたの部屋で、幸子は寝転がっているのだ。


 健康的な男子の当然として、ベッドのシーツを替えるのは月に一回程度であり――

 それも、母親に言われて渋々であるのだ最後にシーツを取り替えたのが、いつなのかは思い出せない。

 ――そして思い出せないということは、最近ではないということだ。

 漫画やアニメの中で、美少女が主人公のベッドに座ったり寝転がったりするのを見る度に、あなたはシーツを頻繁に替えなければいけないと思い――同時に「自分にはそういう対象になる恋人はいないのだし、彼女が出来てから考えればいいのだ」と現実を見ることも出来ていた。

 勿論、幸子が遊びにくることは頻繁にあった。

 中学進学してからは機会が少なくなっていたが――それでも小学生のときの”ほとんど毎日”が異常なだけで、今でも十分すぎるほど、彼女はあなたの家に入り浸っている。幸子がベッドで寝転がっても、今まで、あなたは自分の汗臭さを意識したことはなかった。幸子が冗談めかして「すんすん……汗臭いですよ~、先輩?不潔だとモテないですよ~?」と言ってきても「健全な男子中学生の部屋はそういうものだ」と簡単に、軽口で返すことは出来ていた。「文句があるなら寝転がるのを辞めなさい」と、UFOキャッチャーのアームのように幸子の脇腹を掴めば「きゃ~♪セクハラですよぉ!」と怒られるのも定番の流れになっていた。だから今日も、あなたはベッドでファッション雑誌を読みながら寝転がっている幸子に、そうすればよかったのだが――


「……先輩?先週の日曜……アイドル見に行ってから、ずっと具合悪そうじゃないですか?大丈夫ですか?」


 あなたのベッドで寝転がっている彼女は――

”人気アイドルよりもカワイイ美少女”であるのだ。

 平日に学校を仮病で休んで、電車に往復四時間ほど揺られて――

 あなたは東京に赴き、346プロダクションのライブを見に行った。

 アイドルが圧倒的に多い事務所であり、定期公演と称して、一つのライブ会場で毎日毎日誰かがライブをしているのだ。あなたが手に入れたチケットは、交通費も総額含めると”万”を越すものであり――中学三年生の財布的には大ダメージだったが――


 そこにいたのは、346プロダクションのトップ層とも呼べるアイドルだ。


 五人で組まれたユニットは、それぞれが大人気アイドル。テレビで見ない日がないほどであり――「アイドルとしての成功」というボーダーラインを、最大まで引き上げたときが、彼女達のレベルになるのだろう。テレビCMを何本も受けて、駅前の巨大看板に顔面だけを載せても、少しも景観が落ち込むことはなく――むしろ撤去する際には、地元住民から反対署名が提出されるほどであり――

 あなたは、そのライブを見て――


「……ん?どうしたんですか?ボクの顔をまじまじと見て……あっ!やっぱり!やっぱり先輩も、ようやく、ボクのカワイさを理解したんですか!?いやあ!これはめでたいことですよ♪」


 輿水幸子が――

 トップアイドルと遜色ない存在であると、理解してしまったのだ。

 カラオケでの歌も、お遊びでのダンスも――まだまだトップアイドルには満たないが、それらは全て、レッスンを積むことで解消されるに違いない。トップアイドルというのは「明確に定義された一つの理想」があるわけではない。例えば幸子の、少し垂れ目で愛嬌があって可愛らしい顔立ちは、LiPPSの城ヶ崎美嘉や速水奏とは美しさの比較にならないだろう。だが――逆に可愛らしさで言えば、どうだろうか。女子中高生から憧れとして見られるのは、城ヶ崎や速水であっても――彼女達が”妹にしたい”と思うのは、間違いなく輿水幸子であるのだ。

 アイドルというのは、一つの決まった山に登る時間や手際を競うのではなく――

 それぞれが別々の山の頂上で「この山が一番いいですよ」とアピールをする仕事であるのだ。

 幸子は少なくとも「容姿がもう少し良ければなあ」という不当な扱いを受けることは、絶対にないに違いない。あるいは彼女が東京で生まれて、休みの日に原宿や渋谷に頻繁に繰り出していれば、どんなに節穴スカウトでもいずれは魅力に気が付いたのだろうが――この山梨においては、そんなものが期待出来るはずもない。たまたま、テレビや雑誌のロケで来たアイドルとプロデューサーが、魅力に気が付いて、名刺を渡して――という奇跡的な話は、おとぎ話の中にしか存在しないのだ。

 幸子は、東京で開催されるアイドルオーディションに参加したがっていたが――未成年の、しかも中学二年生の女の子が親の同意なしで許されるはずもない。彼女の親は柔軟な思考をしていて、幸子の望む未来を叶えてあげようとはしているが――それはそうと「高校に進学してからでも遅くはない」というのは、否定のしようがないド正論。彼女が唯一逃げ場として求めていた、同好の士である幼馴染のあなたですら――「そういうのは、義務教育を終えてから考えよう」と結論を保留にしていたので――幸子は、抱えている莫大なアイドルへの願望を、未だに夢のままにしていたのだが――


「お~い……先輩?どうしたんですかぁ?」


 あなたは、今、幸子にそれを問われたら――

「今すぐアイドルオーディションを受けるべきだ」としか、言えないのだ。

 今まで、自分が幸子を謀ってきたことは”嘘”ではなく”認識と見解の相違”でしかなかったのだ。あなたは本心から、幸子の幸せを願った上で言葉を口にしていた。だが――346プロダクションのトップアイドルと同等の美しさを、目の前の美少女が持っている場合はどうすればいいのか。輿水幸子がオーディションを受けて、然るべき審美眼を持つプロデューサーがいれば、特待生として、東京で寮生活を余儀なくされるに違いなく――

 土日の度に、幸子が遊びに来る束の間の平和が――

 あなたから、奪われるというわけであり――


”むっにぃ~~~っ♪”


「!?」


「どうしたんですかぁ?カワイイボクがお部屋にいるのに、ボク以外のことに心をやるなんて……いくら幼馴染の先輩でも、失礼すぎますよ?カワイイボクがお部屋にいるんだから、カワイイボクのことだけを考えないとっ!」


 幸子は――

 俯いたあなたの下に潜り込み、頬を無理やり鷲掴みにしてくる。

 小さな掌から漂う体温に――あなたの理性は、一瞬で弾けそうになる。

 まつ毛が長く――顔が小さく――

 身体から漂うのは、甘い花の香り。

 背の低さで誤魔化されそうになるが、輿水幸子は中学二年生の女の子。

 去年、あなたが幸子と同い年だったときに――同級生が一人、妊娠して転校したという話を聞いたことがあった。クラスも違う上に、全校集会で周知されたわけでもない、文字どおりの風の噂。それでも、あなたは「もう、子供を孕んだり産んだり出来る身体なんだな」という曖昧な実感だけは、確実に得たわけであり――


「…………?」


 幸子は――

 もう、立派な”女”なわけであり――


「――きゃあっ!?」


”どさっ”


 あなたは、幸子をその場に押し倒した。

 自分自身でも、今、何をやっているかはよくわかっていない。

 輿水幸子という、一つ年下の幼馴染に性的欲求を感じたことはないと思っていたが――あなたの”眼”は、輿水幸子の魅力に気がつけない、役立たずの盲目の節穴であるのだ。「本当は薄々気がついていたのだが」と言えば、自分の無知蒙昧が全て許されると思っている傲慢な精神性。だが――言い訳をするのならば、その日、その瞬間まで幸子をオカズにオナニーをしたことはなく――

 あるいは、だから幸子もあなたには懐いていたのかもしれない。

 大人びた大人になりたいと背伸びをする一方で、彼女の子供の精神性は、汚い性欲を持った男達を許容することはないだろう。大勢の男達にとって輿水幸子は、チビであっても、極上の美少女であるのだ。「性格には少し難があって、キャンキャンうるさい」としても――「数年経てば、テレビ越しに眺める他にない極上の美少女」が相手であれば、恋人にするにはあまりにも十分すぎるもの。今よりも背が高くなり、髪が伸びて、胸の膨らみが大きくなった女優アイドル輿水幸子(20)の初体験を、中学時代に奪ったのが自分であると語れば――この片田舎においては、永遠にヒエラルキーの頂点を保てるに違いないのだ。

 あなたは幸子を押し倒して、どうしたいのか理解していなかった。

 机に突っ伏して寝ているときに、身体がビクっとするのと同じで――そう、これは反射的な行動であるのだ。輿水幸子という最上級の美少女が無防備に、あなたのあぐらの隙間に入り込んで――下から見上げているのだ。両親は買い物に出かけているので、今日は夜まで帰ってこないだろう。あなたは今、幸子のことを押し倒して、なんでも出来るわけで――


 だから――


 土下座をすれば許してもらえるだろうか、と、冷や汗をだらだらかいていた。


 目の前の幸子は、制服を着用している。

 学生は基本的に制服を着て外出するように――という学校の校則は、誰も律儀には守っていない代物。幸子だって、遠出をするときはオシャレをしているが――あなたの家に来るときは、制服が丁度いいと思っているのだろう。そこにいるのが、例えば私服の彼女で、肩口からブラ紐が見えていれば、理性は簡単に壊れたのだろうが――

 制服姿の彼女を前に、あなたの本能は一瞬で冷めていくのだ。 

 自身の股間で膨れ上がった爛れた獣欲は、幸子がそれを望まない場合には、絶対に破裂させてはならない代物。

 彼女をここで強姦すれば、あなたは全てを失うと知っているのだ。あなたはどちらかというと、慎重な人間であるので――むしろ「幸子を押し倒した」という事実の方がイレギュラーなのだ。素直に謝罪をするか、それとも「いや、ゴキブリがいて、幸子、あれ、嫌いだから」としどろもどろに言い訳をするのか。どちらが、今後の人生に不利益をもたらさないかと考えていると――


「……ボクのこと、押し倒したいくらいに……カワイイと思ってくれてたんですか……?」


 幸子は――

 あなたの頬に、すっと手を伸ばしてくる。

 理性が簡単に蕩けていくのは、目の前の幸子の表情が妖艶だからだ。

 普段の彼女は自信満々に「ボクはカワイイ」しか考えていない、少しアホっぽい顔面をしているのだが――あなたに押し倒されて、涙目を浮かべている彼女の表情は、あなたの嗜虐心をゾクゾクとくすぐってくる代物。順序が逆になったが、輿水幸子というのは日本のトップアイドルになれる才能を秘めていて――あなたの目の前にある顔面は、つまりそういうものなのだ。小学五年生の平均身長と同じ、142センチというちびっ子美少女も、押し倒して、彼女の上半身と顔しか見られない状況では少しもデメリットにはならない。そもそもあなたは、佐々木千枝や赤城みりあのことを、「よくない眼」で見ることが可能なのだ。その上で――幸子の身体は初潮から数年が経ち、しっかりと子を孕む準備が出来ているわけで――

 幸子が――

 幸子が嫌がらないといけないのに、とあなたは、責任を転嫁してしまいそうになる。

 歯を食いしばって我慢をしようとしても――”すりすり……っ♡”と幸子は優しく、あなたの頬を撫でてくれるのだ。まるでこれは、両思いのカップルではないかと思いながら――

 あなたは――


”ガンッッッ!!!”


「――ええっ!?」


 ベッドの枠に、全力で額を打ち付ける。

 グズグズに蕩けた理性というのは、頭の悪い犬と同じなので――

 徹底的な痛みで躾をしてやる必要があるのだ。

 あなたはそのまま三度、ベッドの木枠に額を叩きつける。痛みというものは、人間の血の気を引かせて、理性を取り戻させる効果があるのだ。海綿体に血流が回って、股間が痛いくらいに勃起していたあなたには、丁度いい鎮静効果だ。幸子はあなたの突然の奇行に困惑していたようなので――


”ごめんなさい”


 と、あなたは幸子に頭を下げて、謝罪をする。

 自分のような人間が幸子と対等の立場にあってはならないので――

 

 彼女をベッドに座らせて、あなたは床に座り、土下座をするのだ。


 あなたのその謝罪が、どこを着地点としているのかは自分にもわからない。

「今日をなかったことにして、元通りの関係に戻りたい」であるのか「親にはどうか内緒にしてほしい」であるのか――それとも「出来れば幸子が優しさを発揮して、目の前の土下座している年上に憐憫の情を抱いて、ヤらせてくれないか」であるのか。あなたはここ一週間の間で、これ以上ないほどに自分自身に幻滅している。「薄々気づいていたが」を建前にすれば、全てが許されると思っている最悪性まで理解しているので――

 開き直ってしまえば、もう、無敵であるのだ。

 あなたの目の前には、幸子の生足がある。

 細くて小さくて、力を込めれば折れてしまいそうな足首。

 彼女が頭を踏んづけてきて、罵倒をしてくれれば、それはどれほど楽だろうかと思っていると――


「……ボク、結構……男子に告白されてるんですよ?」


 幸子は――

 上体を屈めて、頭を撫でながら囁いてくる。


「クラスでたまに話す男子とかもですけど……別のクラスだったり、先輩だったり後輩だったり、話したこともない男子もボクに告白してくるんですよね……あっ!勿論わかってますよ!ボクはなんと言ってもカワイイですからね!カワイイボクを独占したいのは、至って普通の気持ちで、否定する気はないんですけど……


 ……でも


 ボク、自分がえっちな目で見られるのは……好きじゃないんですよね……っ


 えっちなことは、その……えっと、考えたこと、ないわけじゃないんですけど……ボク、まだ14歳だし……そういうの早いかな~って……


 クラスの女子は、よく話してますけど……


 ……ボク、話したこともない男子と……そういうこと、するのは嫌で……


 それに、ボクはカワイイですから!?カワイイボクは将来アイドルになって、みんなの光になるので!彼氏がいた経験は邪魔になると……思って、いたんですけど……


 最近……


 先輩の部屋に来る度に……思ってたんですよね……


 ボクがベッドで寝転がっても……お膝の上に座っても……ボクが一生懸命、胸チラで誘惑しても……


 この人は……ボクのこと、えっちな目で見てくれないんだって……


 ……それが、ボク、すっごく悔しくて……


 ……フフーン♪


 でも……


 先輩も男の子なんですねぇ~……♪」


 幸子は――

 嬉しそうに、わしゃわしゃと頭を撫でてくる。

 大型犬を前にした幼子のように、少しの遠慮もなく、乱暴に髪をくしゃくしゃにしてくる彼女。あなたは土下座をしながら、幸子の言葉の着地点がどこにあるのかを必死に考えている。彼女がここから急転直下して、あなたを断罪してくる可能性も存分にあるわけで――耳が熱くなり、背中に汗をかき、呼吸すらも窮屈になるのだが――


「ねっ、先輩……


 顔、あげてください……っ♪」


 彼女に許可をされて――

 あなたが上を見上げると――


「……ボクの”ここ”……見たいですか……?」


 幸子は――

 自身のスカートの裾を摘まみながら、あなたに尋ねてくるのだ。

 校則をきっちりと守り、膝よりも長い位置でスカートを履いている彼女。ベッドに座っても、軽率にパンチラをすることはないが――彼女は脚を少し開いて、スカートを摘まんでにやにやと笑みを浮かべているのだ。お行儀のいい彼女は普段から、両足をぴったりと閉じて、背筋をピンと伸ばしているのに――今はまるで、妖艶な娼婦か、あるいはギャルビッチ物AV女優のような態度を見せつけてくるわけで――


”ごくり……っ♡”


 と、唾を飲むのが精一杯だ。

 幸子はそれで、答えとしては十分だと理解したのだろう。

 自身のスカートをゆっくり、緩慢な速度で持ち上げていく。

 それがあなたを焦らすためなのか、あるいは彼女自身の恥じらいが残っているのか、あなたには理解が出来ない。一週間前、あのアイドルのステージを見るまで、妹どころか小型犬のペットのような存在だと想っていた彼女に――


「……んっ♡先輩……ボクの”ここ”……そんなに見たかったんですねぇ……♪


 ふふーんっ♪ボクはカワイイですから……仕方ないですよねぇ……っ♪」


 あなたは今、翻弄されているのだ。

 そのまま幸子がスカートをたくし上げていくと、真っ先に見えるのは彼女の太腿だ。

 幸子がハーフパンツやホットパンツを履くのは頻繁にあったし、あなたもそれを目にはしていたが――そこに大した感情は抱いていなかった。細くてすらっとした足首だな、程度の感想であり――元々身長が低い彼女が、どれだけ理想的な肢体をしていたところで、たかがしれていたのだ。

 だが――

 彼女の太腿は、あなたが困惑する程度には太く、媚肉がたっぷりと詰まっているのだ。

 シミ一つない真っ白な極上の生足は――、十時愛梨や鷹富士茄子の水着グラビアを彷彿とさせるもの。彼女達も男好きする極上の肢体で、既製品の水着がパンパンに張り詰めるほどのデカケツをしておきながら――足首は細く、きゅっと締まっていたのだ。輿水幸子というのは、もうすっかり子を孕む準備が出来ているメスなのだと――あなたは、反射的に理解をする。彼女の身体は「胸が小さく、背が低いだけの大人」であり――そのムチムチな太腿で首を絡め取られて、絞められて、彼女の股間に抱きかかえられれば、あなたは絶命を避けられないのだ。

 下半身が、にわかに熱を帯びているのがわかる。

 幸子はあなたの妹でもなければ――「ボクはカワイイ」しか考えていない、頭の悪いペットの飼い犬でもないのだ。彼女は背が低く、胸が小さく、顔立ちが愛らしいだけの――普通の14歳の少女。赤ちゃんはキャベツ畑で獲れるとも、コウノドリが運んでくるとも考えていない――しっかりと性教育を受けて、知的好奇心と性的興味でスマホで検索をして「雄のギンギンにそそり立ったペニスを、膣内で咥え込んで、腰を振って快楽を昂ぶらせて、排卵日の膣に精液を注ぎ込むことで受精する」と理解が出来ているわけであり――

 幸子があなたを誘惑してくることは、何も、おかしな話ではないのだ。

 つい先ほどまで、あなたは幸子のことをエロい目で見ていたことを、土下座で謝罪せねばならなかったのに――今は幸子の、真っ白でむちむちで、ソックスの上に乗った媚肉に夢中になっているのだ。彼女はあなたの視線を感じて、息が荒くなっている。逆の立場で――自分よりも身体が大きく、自分よりも年上で、頼りになるお姉さんが――男の子の筋肉に夢中になっていれば、きっと、あなたも今の幸子くらい息が荒くなるに違いない。

 そうして――

 幸子は、最後までスカートをめくり――


「……ふふ~ん……♪どうですか、ボクのショーツは……んっ♡……な、なんか言ったらどうですか?……ボクも、んっ♡……これ……勝負下着、なんですけど……一応……っ♡」


 彼女は――

 あなたに、黒のショーツを見せつけてくるのだ。

 股間が、どうしようもないほどに痛くなっている。

 幸子とは家族ぐるみの幼馴染の付き合いであり――小学校中学年になるまで、一緒にお風呂に入っていた。流石に彼女がブラジャーを着用し始めてからは、あなたの方から断っていたのだが(最初の二週間ほど、幸子はわかりやすく拗ねていた)――

 彼女がお風呂に入っている間、歯磨きをする必要があり――

 そのときに偶然、あなたは、幸子の下着を見てしまったのだ。 

 熊さんパンツと、灰色の地味なスポブラというそれは――まるで妹の下着を見るようなものであり、あなたに特別な感情をもたらすことはなかった。あなたが脱衣所にいることを知って、風呂場の中から「ふぎゃー!ボクの下着見ないでください!!」と怒っている幸子の態度からは、色気も何も感じ取れなかったのだが――


「……あっ♪お好きなんですね、こういうの……♡


 それなら、よかったです……っ♪」


 今の幸子が履いている、黒のスケスケショーツというのは――

 しっかりと子供を孕む準備が出来た、雌の着用する代物であったのだ。

 エロ漫画やAVで定番である「ずっとガキだと思っていた幼馴染が、いつの間にか豊満な雌になっていた」というあれは――幸子の身体が豊満ではなくても、成立する代物であるらしい。

 土下座で謝罪をしなけれなばらないあなたは――


「先輩……ベッドの上、来てください……っ♪」


 幸子の言葉で”赦し”を得るのだ。

 いつもの「ふぎゃー!」や「うぎゃー!」と言う雰囲気から察せられるのとは違う――彼女の大人びて妖艶な態度。「女子の方が大人になるのは早い」という理屈は知っていたし、クラスの女子も、中三男子のあなたよりも圧倒的に大人びて感じられていたが――

 輿水幸子は、今、えっちなお姉さんが如き包容力であなたを受け入れている。

 幸子と正面から向かい合うと、彼女の小ささを理解してしまう。

 あなたは男子中学生として、至って平均的な体躯をしている。

 特に太っているわけでも、痩せているわけでもない。筋肉が付いているわけでもなければ、背も特別に高くない――中肉中背な存在。ニュースで強盗犯の身長などが公開される度に、「自分のような体型は、警察が一番困るのだろうな」とぼんやり考えていたのだが――

 輿水幸子という美少女は、際立って小さくか細い存在だ。

 クラスの女子が二重顎を弛ませていても、あなたは、他人の容姿を否定できる存在ではない。だが――幸子は顎を引いても、そこに余分な肉が浮かび上がることはない。彼女は小食気味ではあるし、体育の授業も真面目に受けているが――そういう話ではない。普通の人間がどれだけ美しくなる努力をしたところで、「凡人よりちょっと可愛い」でしかないように――圧倒的な”カワイイの才能”を持っている輿水幸子というのは、普通の生活をしているだけでも、勝手に美しい美少女になってしまうのだ。

 幸子の肩に手をやると、彼女が小さく震えているのがわかる。


「……脱がせたいんですか?ボクの制服……脱がせて……えっちなことしたいんですか?


 ……いいですよ、先輩なら……っ♪


 あっ!でも、ボク……誰にでも、その……こういうこと、させるわけじゃないですからね……?先輩のこと、まあ、嫌いじゃないし……えっちなことして、女性ホルモンが出て、カワイくなれるんなら……拒む理由、ないだけですし……っ♡」


 彼女は途端に饒舌になり、あなたから視線を逸らしてくる。

 緊張をすると無口で無言になるのが、普通の人間なのだろうが――輿水幸子というのはむしろ、ペラペラと舌が過剰に回り出すタイプだ。芸能活動をしていく上では、それはきっと、彼女にとって強い武器になるのだろう。無口で無言になってしまえば、周りの人間もどうすることが出来ないが――ふぎゃふぎゃとテンパりながらも騒がしくしていれば、それはバラエティ番組などではいかようにも調理方法があるわけで――

 そんな姿にすら、今のあなたは――

 幸子の、未来の大アイドルの姿を想像してしまうのだ。

 あなたは彼女の幸せを応援している立場であると――ずっと、自分自身に言い聞かせてきた。幸子が東京に出てアイドルになることが、彼女の幸せにはならないと思っていたから否定しただけで――幸子が、トップアイドルと同等のカワイさを秘めているのならば、背中を押すのが道理だ。

 だからあなたは、今、ここで幸子を汚してはならないと知っている。

 アイドルは処女でなくてはいけないのだ。そうでなくても――アイドルに相応しい男に抱かれなければならないのだ。あなたという、どこにでもいる凡人のモブ男子が幸子を襲うのは、彼女の価値を著しく落とすことであると――頭では理解をしているのに――


”しゅるるるる……っ♡”


「あ…………っ♡」


 あなたの手は――

 幸子の身体に伸びて、彼女の制服を脱がせていく。

 冷静な思考というものを阻害しているのは――幸子の誘惑であるのだと、あなたは言い訳を羅列していく。股間でギンギンに張り詰めて、下着の中で窮屈を訴えている肉棒が、据え膳を差し出されて我慢できるはずもない。あなたがラブコメ漫画の主人公であれば「こんなことをしてはいけない」「君はアイドルになるんだから」と説得をすることも出来るだろうが――あなたは、それをただ読んでいるだけの、どこにでもいる一般男子であるのだ。”幸子がカワイすぎるから、悪いんだぞ”と――あなたはその言葉を口にしてから、自分の発言の意味を理解する。背筋に冷たいものが走り、幸子に軽蔑されるのではないかと――不安になり、心臓がバクンと弾むのだが――


「フフーン……♪……それなら、仕方ないですね……っ♪」


 幸子は――

 嬉しそうに笑みを浮かべて、あなたの頭を撫でてくるのだ。

 彼女の制服を脱がせる間、幸子はあなたの頭を優しく撫でてくる。

 ペニスを撫でられるよりも、接吻を交わすよりも――あなたの行動が全て、肯定されるような手付き。自分よりも年下で、142センチしかないちびっ子に頭を撫でられるというその敗北感が「ああ、負けてもいいのだ」と感じさせてくれるのだから、無敵だ。

 幸子の制服を、あなたはもたもたと手間取りながら脱がせていく。

 自慰行為の際の妄想では、346プロダクションの高垣楓や和久井留美ですら、あなたはリードをして片手でブラのホックを外していけたのだが――現実は違う。避妊具の正しい付け方すらわかっていない、平均的な童貞男子中学生にとって、女子の制服というものは難解な知恵の輪も同然。本来ならば、その不様に顔を真っ赤に染めて、恥ずかしくなり、逃げ出してもおかしくはないのだが――


”なでなで……っ♡さわさわっ♡ぐりぐりぐり……っ♡”


 繰り返すが、あなたは幸子に頭を撫でられているのだ。

 お風呂から上がってドライヤーをかけた直後ですら、脂ぎったベトベトを感じるのは、あなたの代謝が良いからだ。それが今では、幸子の誘惑によって激しく発汗をしている。全身が汗だくになった状況でのあなたの頭髪は、親族でなければその汚さを許容できないはずなのに――

 幸子に愛情たっぷりに、頭を撫でられながら、見つめられているのだ。

 不様な敗北すらも許容されてしまえば、男の子には物理的に負けることが出来なくなる。実際は数分にも満たなかったのだろうが、体感としては永遠ほどに幸子の制服と格闘して――


「あ……っ♡……目つき、えっちですね……っ♡カワイイボクのこと……えっちなボクだと思っていたんですか?……ふふーんっ♪いいですよ?……ボク、先輩になら……えっちに見られても……っ♡」


 幸子の制服を脱がせると――


 彼女は、上下に大人びた黒の下着を着用しているのだ。


 あなたの下着は、母親が衣料品量販店で、3枚990円(税込み)で買ってきたくたびれたトランクスだ。これが東京でベンチャーIT企業の社長をしている男ならば、不釣り合いなのかもしれないが――あなたは普通の中学生であり、「下着を見せる恋人」すら存在しないのだ。そしてそれは――田舎の中学生においては、大多数が同じもの。「セックスの前に下着姿になり、繊細な愛撫やトークを施して――」というのは、アダルトビデオか官能要素の強い映画の世界だけの話。性欲が暴走しているお猿さんにとっては、下着なんて、セックスの為には邪魔でしかないものであるはずなのに――


「……あっ、これですか?……通販で買ったんですよ?ほらっ、ボクは身体が細いですからね……♪普通のお店では……ボクに似合って、カワイイ下着がないので……♪」


 輿水幸子は――

 大人びた雰囲気の黒の下着で、あなたを誘惑しているのだ。

 十時愛梨や及川雫が、ネットのインタビュー記事で「通常のランジェリーショップでは身体に合ったサイズがないから、通販で特注してもらっている」と語るだけで――男の子というのは、自慰行為をすることが出来る存在なのだ。14歳でありながら、小学五年生と同等サイズである輿水幸子は――逆方向に貧相であるということであり――

 本来ならば、興奮も何もなかったのだが――


「どうしたんですか?……あっ♡


 ……まさか、ボク程度の膨らみで……


 興奮、しちゃってるんですか……?」


 輿水幸子の胸部は――

 しっかりと、乳房の膨らみを持っているのだ。

 腋から乳房にかけてのスペンス乳腺に、彼女はたっぷりと柔らかな媚肉を抱えている。同じ14歳の神崎蘭子や久川颯のように、乳房の谷間が出来てパイズリが出来るほど――ではないが、しっかりと、彼女の乳房には媚肉の膨らみが浮かび上がっている。これが仮にグラビア写真集越しの景色であれば「スレンダーとは名ばかりで、要するに貧乳だろう」とあなたの歪んだ性癖は一蹴するだろう。スマートフォン越しに「巨乳 裸」と検索をすれば、世界80億人に繋がることが出来るのだ。歪んだ認知が、あなたにおっぱい評論家として、高いハードルを押しつけてきているのだが――

 目の前にあるおっぱいは――

 しかも、幼馴染の超絶美少女の膨らみは、あなたにとっては別格なのだ。

”ばっ♡”と、あなたは幸子の胸に手を伸ばす。「んきゃ……っ♡」と彼女は、驚きながらも否定はしない。彼女にとって「あなたが暴走して、おっぱいに触ってくる」というのは、決して忌むべきものではなく――むしろ、幸福を感じられるのだろう。あなたにとって、幸子の胸はこれからの成長性も含めて”巨乳”であっても――彼女は、彼女自身のそれが小さく、少なくとも雄を誘惑するには足りないと自覚しているのだ。だからこそ、あなたが「触っていい?」と尋ねる礼儀すらなく、幸子のちっぱいに夢中になっていても喜ばしいことであり――


「んん……っ♡あっ♡……ボクの、おっぱい……好き、なんですか……?……ふふーんっ♪あんまり、大きくはないですけど……っ♡カワイイボクの、カワイイおっぱいですからね……っ♡んん……っ♡あっ♡ちょ、ちょっと……手付き、やらしいですよ……っ♡」


 あなたは”ふ~っ!ふー……っ!”と鼻息を荒げて、幸子の胸を揉みしだいていく。

 ブラジャー越しの乳房と言うのは、本来であるならば「人生で触ってきた全ての物体よりも柔らかい」と形容してはならないはずだ。だが――あなたの脳味噌は、幸子のおっぱいを触れているという興奮に、本来は存在しない感触を掌に感じさせている。黒のブラジャーがどれだけ高価な品かは知らないが――それでも、決して安くはないであろう肌触り。そのブラジャーが型崩れすることが――


「……先輩?ブラジャー越しで、満足ですか……?」


 幸子は、気にくわなかったのだろう。

 彼女は背中に手を回して、自身のブラジャーを外すと――


”ぽろん……っ♡”


「……ほらっ♡先輩しか見ちゃいけない……ボクのおっぱい……♡


 74センチBカップですよ……っ♪」


 幸子の慎ましく、しかし、しっかりと膨らみのある乳房が露出してきて――


”どさっ♡”


「きゃっ……んんっ!?」


”じゅるるるるる~っ♡むちゅ~っ♡れろれろれろっ♡はむちゅっ♡ちゅ~っ♡”


「んんん……っ♡あっ♡せ、先輩……♡汗、くさいから……舐めちゃ、んんっ♡だめっ♡あっ♡やぁ……っ♡しゃ、シャワー、浴びさせてください……っ♡いくら、カワイイボクでも……んんっ♡舐められるの、ふきゅっ♡恥ずかしくて……んんんん~っ♡」


 あなたは幸子を押し倒して――

 彼女の真っ白な膨らみに、顔面を埋めていく。

”どたぷんっ♡”と、数キロ単位の、スイカやメロンや子供用のボーリング玉を彷彿とさせる爆乳ではないが――しかし、頬に伝わる柔らかさは、間違いなく”幸子のおっぱい”であるのだ。慎ましい乳房に相応しく、彼女の乳首は小振りの桃色。あるいは大人になれば、もっと見苦しい大粒になるのかもしれないが――今の彼女の身体は「乳首の色すら、完璧」という最高の代物だ。舌を這わせると、幸子は「くふ……っ♡んきゅ……っ♡」と、快楽とくすぐりが半々の喘ぎ声を漏らしてくる。彼女が自慰行為をしているとしても、きっと、自分の胸を触ることはないのだろう。唾液でネトネトになった舌肉が、彼女の胸を這いずり回るのは、まるで触手に愛撫されているような感触に違いない。

 幸子の肌というのは、あなたにとってあまりにも美味しいお肉だ。

 童貞だったあなたは、今、自分が何をしているのかも理解が出来ない。本能のままに幸子をベッドに押し倒して、彼女の胸を舐めしゃぶっているのだ。ちゅぱちゅぱと唇を窄めて、幸子の乳首にむしゃぶりついて――”じゅじゅじゅ~っ♡”と柔らかな肉に吸い付いて、キスマークを残していくのだ。

 彼女が本気で抵抗をしても、獣欲で理性が乗っ取られた今のあなたは、お構いなしであるのに――

「んん……っ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡」と幸子は甘い声を漏らすだけで、あなたを拒絶してこない。

 それどころか――”なでなで……っ♡”とあなたの頭を撫でて、全てを肯定してくれるのだ。年下であり、背が低く、幼馴染の幸子の頭をあなたは頻繁に撫でてきた。テレビで「頭ポンポンは女子が気持ち悪いと思っていますよ」と報じられたときは、流石にやめていたのだが――それから一週間ほど、幸子は露骨に不安そうになっていたので、あなたは「兄妹のような関係であれば、話は別だ」と脳内で解釈をしていたのだが――

 きっと幸子は、それが大好きなのだろう。

 いつもは、あなたが屈まなければ、彼女は頭を撫でることが出来ないのに――

「年上のお兄さん」が、幸子のおっぱいに夢中になって顔を寄せている間は、彼女は頭を撫で放題なのだ。

 自身の変態性を発露して、その全てを肯定として受け止められるのは――女の子版の”バブみを感じる”というものなのだろうか。あなたは幸子の乳房をちゅぱちゅぱと堪能しながら――


”すりすり……っ♡”


「……あっ♡先輩……えっち、ですよ……っ♡そこはぁ……んんっ♡はぁ……んきゅ……っ♡え、えっと……


 やじゃ……ないですけどぉ……っ♡」


 彼女の股間へと、あなたは手を伸ばしていくのだ。

 健全な童貞男子として、スマートフォン越しに無修正の性器を見たことは多々ある。

 だがそれは――実感としては薄いものだ。

 どれだけの映像を見て手淫に耽ったところで、実在性は疑わしくあったのに――

 幸子の下着越しに”むにゅっ♡”と指を押し込むだけで――


「……あっ♡」


 あなたは、彼女に膣肉が存在することを理解してしまうのだ。

 輿水幸子という、いつも自信満々な表情で、ペットの犬のような可愛らしい少女が――、一人の人間の雌として、股間に、肉棒を咥え込む為の穴があるという事実。あなたの肉棒を挿入したときに、めちゃくちゃ気持ち良くて、精液を搾り取るための穴があるという事実。知ってはいても、理解していなかったと気が付くのは――幸子の下着越しに手を突っ込んで、そこに存在する、熱々でぬめぬめで、ぬるぬるのどろどろ粘液に触れるからだ。

 彼女は骨格と筋肉と脂肪だけで成立している存在ではなく――しっかりと内臓を持っている美少女なのだ。腹や胸を撫でれば、その内側に脈動をドクドクと感じる。幸子の下腹部には子宮が存在して、初潮から数年が経った現状では、あなたの子を孕むことが出来る――立派な、雌であるわけで――


 ああ――


 あなたよりもずっと早く、彼女の周りの男子は気が付いていたのだろう。


 輿水幸子に告白をするというのは、賑やかで騒がしい幸子を恋人にして、楽しい毎日を過ごす――という意味ではない。彼女のか細く、小さく、華奢な身体を自分のものにするという意味であるのだ。他の男達はずっと前から、幸子のことを性の対象として見ていたのだろう。幸子の股間に付いている、「おちんぽを入れると、めっちゃ気持ち良く精液を搾り取ってくれる穴」を目当てにしていたのだろう。幸子が告白を断ってきたことに、あなたは、ほんの僅かとして関与していないし――むしろアイドルを諦めさせようとしていたあなたは、幸子が処女を守ることを邪魔していた立場なのだ。自責の念と後悔が湧き上がってくるが――肉棒がギンギンに隆起している状態では、それすらも獣欲を煽る背徳感だ。


”くちゅくちゅ……っ♡ぬちゅっ♡にちゅにちゅ……っ♡ぬち……っ♡ぬちゅっ♡”


「んんんん……っ♡あっ♡ふぅ♡……んん……っ♡は、はい……っ♡そこが、クリトリス、ですよ……んんっ♡ボクの、んっ♡よわい、とこでぇ……っ♡……ふぅ♡ふきゅ……っ♡いじわる……せんぱい、さいてー……っ♡


 ……そ、そうです……♡


 ボク……そこを、さわって……んっ♡


 オナニー……してたんですよ……っ♡


 ……おかず、とか……ききますかふつー……っ♡せんぱい……んんっ♡ほんっと、きちくですよねぇ……♡かわいいボクに、そんな……恥ずかしいこと……ふぅ♡ふぅんっ♡……んんっ♡


 ……せ……


 せんぱいに……おしたおされるの……想像、してました……っ♡


 んん……っ♡わ、わるいですか……っ♡ぼくだって、んんっ♡おんなのこで、せーよく♡……ある、んですから……っ♡すきなひとと……んっ♡するの、もうそうして……♡だめなわけ……ない、じゃないですかぁ……っ♡」


 幸子は――

 あなたに秘部を愛撫されながら、今にも泣き出しそうな声色だ。

 前戯というのはAVを見ているあなたにとって、真っ先にスキップする代物だ。セックスが上手くなるための教本として、アダルトビデオを見ているのではなく――自身の自慰行為の為に、それを視聴しているのだ。だから、あなたの手マンや愛撫はぎこちなく、稚拙で、下手くそな代物であり――


「……んんん……っ♡せんぱい……っ♡もぉ♡ぼく……げんかい、ちかくて……ふぅ♡ふきゅ……っ♡」


 輿水幸子という美少女は――

 あなたの下手くそな愛撫に、本気の嬌声を響かせてくれるのだ。

 幸子がどれだけ知識がなくても、あなたの仮性包茎の肉棒を優しく撫で回せば、あなたは我慢汁をトロトロと垂れ流して快楽に悶えるのと――あるいは同じであるのかもしれない。輿水幸子という少女は、雄から与えられる快楽がどれだけ微弱で脆くても、簡単に淫らに乱れてくれて――雄の肉棒を受け入れる準備が出来るのだ。彼女の容姿が麗しく、”超絶カワイイ”というのが、子を孕むためであるのならば――そこには、少しの矛盾も存在しない。極上の超絶美少女がいとも容易く濡れるのは、膣を保護するため。それは植物や昆虫が種を残すのと同じ。輿水幸子は極上の美少女顔で、雄を誘惑して、より優秀な遺伝子を集める能力に長けているわけで――

 一言で言えば、彼女は”極度の淫乱”ということだ。

 つい一週間前までは、あなたは幸子のことをいやらしく性的な目で見てはならないと思っていたのに――幸子の74センチBカップに顔を埋めて、舐めしゃぶりながら、膣肉を愛撫していると――

 股間は一刻も早く、彼女の膣内で暴発をしたいと暴れ出してくるのだ。

 どれだけの時間、幸子に愛撫をしていたのかはわからない。

 最初は臆病で弱っちい手付きだが――「痛がらないということは、もう少し強くしても大丈夫だろう」を――幾度か繰り返しても、幸子の膣肉は全てを受け止めてくれるのだ。キリがないと思い、あなたは幸子の胸から顔を離して――


「あ……っ♡


 ……ボクの、大事なとこ……見ちゃうんですね……っ♡」


 幸子の下半身に手を伸ばして、彼女の下着を脱がせると――


”にゅる……っ♡”


「……は、はいっ♡濡れてます……っ♡先輩の手付きが……じゃなくて!ボクがカワイすぎて!先輩が我慢できなくなっちゃったからですけどね……っ!」


 幸子の下半身は、ぬるぬるのぬめぬめに濡れている。

 窮屈な筋のような膣肉は、幼い頃に、彼女とお風呂に入ったときに見たものと大差はないが――幸子の下半身にはむっちりと肉がついている。シミ一つなく真っ白な幸子のお尻は、きっと、彼女が両親から愛されて、ずっと保湿ケアをする習慣があるからなのだろう。アダルトビデオの女優が、尻にファンデーションを塗って作り上げたそれよりも――圧倒的に綺麗で、美白で、むちむちな尻肉。電車の中で痴漢をして捕まる男のニュースを見る度に「なんでわざわざ尻を触るんだろうか」「尻を触るというのは、人生を棒に振るほどの価値があるものなのだろうか」と疑問に思っていたのだが――

 輿水幸子の尻を見た瞬間に、これを自分のものに出来るのならば、躊躇はしないのだろうなと思い――


”ずるるるるる……っ”


「あ……っ♡……先輩の、おちんちんですか……?……んっ♡よ、よくわからないです……っ♡ボク、男の人の……先輩の、それも、子供だったときのしか……見たことないので……っ♡」


 あなたはズボンを脱いで、肉棒を外気に晒す。

 きっと、アイドル級の美少女に相応しい男というのは、凜々しく、雄々しくそそり勃った逸物をしているのだろうが――


「……えっと……♡その、素敵だと思いますよ……?


 サイズとか、よくわからないですけど……♡ボクで興奮して、大きくなったってだけで、先輩のおちんちんは偉いですから……♪」


 あなたの肉棒は、至って平均的なものだ。

 ちんちんのサイズ感というのは、男の子に産まれて、気にするなと言う方が無理な話。

 定規を根元まで押し込んで計測しても――あなたのそれは、ネットで調べた平均値よりも少し下回る程度。中学生の身であるあなたが、親に事情を話して、お金をもらって、陰茎のサイズを大きくしたり真珠を埋めたりすることは出来ない。「ペニスのサイズは重要視しない」「大事なのはテクニックだ」と言う理屈の信奉者になって、自分自身を慰めるに他なかったのだが――

 輿水幸子という――

 142センチの、小さな少女を前にすれば、あなたの逸物は十分に”巨根”であるのだ。

 あなたのよりも肉棒が大きければ、彼女の膣肉はいくらぐじょぐじょに濡れていても、裂けて痛みを訴えるに違いない。小さな彼女には、あなたの小さめのペニスで十分であるというのは――


「……ボクたち……♡


 身体の相性がいいって言うんでしょうか……♡」


 幸子にとっても、幸運であったらしい。

 あなたは”くちゅりっ♡”と幸子の膣に、亀頭を触れさせる。

 あの幼馴染の輿水幸子の股間に――”ちんぽを入れたらめっっっっちゃ気持ちいい穴”が付いているという事実。幸子は少しも抵抗せず”ふぅ♡ふぅ♡”と息を荒げながら、あなたの肉棒を見つめている。涙で潤んだ瞳であり――彼女の身体はポカポカに発熱している。雄の逸物を受け入れる準備が出来上がっている、極上の雌を前に――

 もう、それ以上耐えることは出来ずに――


「……はいっ♡きてください……っ♡」


 幸子に促されるがままに、あなたは――


”にゅぷぷぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「んぐぐぐぐぐ……っ♡んあ……っ♡ふぅ♡……ふ、きゅっ♡……んああ……っ♡んんん……っ♡だいじょ……う、ぶっ♡ですよ……っ♡ぼく、はぁ♡かわいい、ので……んんんっ♡」


 あなたは、自身の肉棒を幸子の膣内に挿入していく。

 痛みと苦悶に訴える声を幸子はあげるが――

 あなたは少しの容赦もなく、彼女の膣内に肉棒を埋めるのだ。

 勿論それは「破瓜の痛みは当然あるので、それなら、一瞬で終わらせた方がいい」という考えのもの。予防接種の注射と同じようなそれだが――


「ふぅ……んんっ♡だいじょうぶ、ですよ……っ♡せんぱいが……んんっ♡いじわるで、んはぁ♡ぼくの、はじめて……うばったわけじゃなくて……っ♡やさしい、から……っ♡なんですよね……っ♡」


 幸子は、あなたを理解して――

 あなたの頭を優しく撫でてくるのだ。

 小さな幸子の窮屈な膣肉に、ペニスを挿入している状態で――あなたは、彼女に頭を撫でられるのだ。いつもは幸子をペットの大型犬のように思っているのに――今はまるで、あなたが頭の悪い飼い犬扱いだ。輿水幸子という美少女が、いつかアイドルデビューすれば、数千万人のファンに希釈して平等に分け与える愛情を――

 あなたは今、原液で注ぎ込まれているのだ。

 輿水幸子の処女膜を、自身の股間から突き出た十数センチの肉棒でぶち破って――

 幸子は痛みで狂いそうなほどなのに、涙目で、あなたの頭を撫でて労ってくれる状況だ。

 彼女のとろんとして、垂れ目気味の瞳に見つめられて――あなたは、我慢が出来ない。

 顔を近づけると幸子も”それ”を察して、最初は拒もうと首を曲げた。だが――すぐに、自分が”それ”を拒む必要がないと気が付いたのだろう。処女膜を破るだけならば、若さ故の過ちとして、いつかアイドルデビューしてもファンは許してくれるだろう。だが――”それ”は、アイドル志望の彼女にとっては、本来ならば絶対許されないものであり――

 それでも、なお――


「……はいっ♡先輩……っ♡


 カワイイボクのファーストキス……どうぞ……っ♡」


”ちゅ……っ♡”


 幸子は、あなたの唇を受け入れてくれるのだ。

 唇と唇が触れ合っては離れるだけの、優しく、言い方を悪くすれば”ヘタレ”なバードキスであり――幸子のぷにぷにの唇は、あなたのかさかさな唇に吸い付いてくる。目の前にあるのは、トップアイドルになれるはずの極上美少女顔。幸子の唇に何度もキスをして、今度は、幸子の方からキスをして欲しいと囁く。正常位の体位であり、あなたが上にいるのだ。上から下に降りるのは簡単だが――下から上にキスをするのは、重力に逆らう必要があり――


”ちゅっ♡むちゅ……っ♡ちゅっ♡ちゅっ♡……はぷっ♡むちゅ……っ♡”


 幸子は――

 あなたの頬に両手を伸ばして、愛情たっぷりのキスを捧げてくるのだ。

 彼女の瞳に映っているものが何なのか、今のあなたは理解が出来ていない。だが――幸子の手付きにはたっぷりの愛情が込められていて、あなたの理性も簡単に蕩けていきそうになる。

 肉棒は、もうずっと射精をしてしまいそうだ。

 挿入直後から腰は動かしていないが、幸子の膣肉はあなたの肉棒をぬめぬめの膣ひだで受け入れてくるし――何より、あなたは今、この場で暴発射精をすれば――

「輿水幸子に膣内射精」をすることが出来るのだ。

 彼女に告白をしてくる数多の男子が、鼻の下を伸ばして、下心を丸出しにしながら懸想しているそれを――あなたは今、肛門の力をふと緩めて、尿道を広げるだけで実現が出来るという事実。幸子の膣内で自身の肉棒が暴れて、白濁とした精液を――オナティッシュの代わりに、アイドル級美少女輿水幸子のおまんこに吐き出せるという事実。健全な男子中学生として、今、我慢が出来ているのは奇跡的なもの。幸子の前で恥ずかしいところを見せたくない、という不様な我慢であり――


「……ベロ……出してください……っ♡ボク……ベロの、チューしてみたいです……っ♡ねっ、先輩……っ♡いいですよね……っ♡カワイイボクと……ベロチュー出来るの……幸せですよね……っ♡」


 幸子は、あなたの男心なんてまるで解さずに――

 小さくて真っ赤なベロを突きだして、あなたを挑発してくるのだ。


”じゅるるるるるっ♡むっちゅ~っ♡れろれろれろ……っ♡じゅるるるっ♡はむっ♡むちゅっ♡”


「んん……っ♡んみゅっ♡このボクのカワイさに……お猿さんになっちゃいましたか、先輩……んちゅっ♡んれぇ……♡……ふぁいっ♡よだれ……のめばいいんですね……ん……っ♡んん……っ♡」


”つつつ~っ♡んれぇ……っ♡れるれるれる……っ♡”


「んふふ……っ♡んぐっ♡ぐぶぐぶ……っ♡んあ~……っ♡よだれれ、いっぱいれふよぉ……っ♡んっ……んん……っ♡ごきゅんっ♡…………ぷはぁ♡……はい、先輩……っ♡先輩は、えっちで、変態なお猿さんなので……っ♡飼い主のボクが、しっかり、面倒を見てあげますからね……っ♡ボク以外にこんなことしちゃ、絶対だめですからね……んちゅっ♡んれぇ……っ♡」


 あなたは――

 幸子と舌を根元でくるくると絡め合わせる、濃厚なディープキスに耽る。

 自身の唾液というものは、うたた寝して机にこぼれたときに「うっわ、きたね」と思う代物だ。ティッシュでただ拭くだけでは足りずに、アルコール除菌をしたくなる代物であり――

 あなたはそれを、幸子の小さな口に目がけて流し込んでいくのだ。

 両親から愛された証拠の、整った歯列に真っ白な歯が生えそろった口であり――そこに口の中で泡立てて、ねっとりとした唾液を流し込んでいくのは、さながら陵辱AVの一幕だ。これがアダルトビデオならば、幸子は抵抗できない状態でも、首を嫌々と振って逃げ出そうとするのだろうが――彼女はうっとりとあなたを見上げながら、口を開けて――白く泡立った唾液を飲み込んでいく。それどころか、喉を鳴らして飲み込んだ後で、口を開けて”おかわり”を催促してくるのだ。

 彼女がアイドルになっていれば、きっと、その妖艶な雰囲気で男達を虜にしたに違いない。

 普段、バラエティ番組に出ているときは、小型犬のようにキャンキャンと吠えている彼女が――グラビアやイメージビデオでは、男を誘惑するような妖艶な雰囲気を醸し出すのだ。「カワイイ容姿」や「小さな身体」で、幸子を妹のように思っている男達に――「淫らな娼婦のような雰囲気」をぶつけてしまえば、そこで勝てるはずはない。あなたが今、幸子の身体を愛撫しながら――142センチの小さな身長に――バスト74センチBカップの小さな乳房に――虜にされてしまうように――

 輿水幸子という美少女は、数多の男達のハートを鷲掴みにするのだろう。


「んちゅっ♡んれぇ……っ♡どうしたんですか、先輩……っ♡この、カワイイボクと、んっ♡えっちしてるのに……っ♡よそ見とは……いい度胸ですね……っ♡」


 あなたには当然、葛藤と罪悪感が存在している。

 周囲の逆風や悪天候にも負けずに、大輪を咲かせようとしている輿水幸子を――無慈悲に手折るような罪悪感だ。だが――何度も繰り返すとおり、今、幸子の膣肉にはあなたの肉棒が埋まっている。決して巨根と呼べるようなものではなく、銭湯や温泉では、どちらかと言うとコンプレックスとの戦いになる自身のそれが――幸子の膣肉をぎゅうぎゅうに圧迫しているという事実。あなたが幸子の手に、自身の手を伸ばすと――彼女はいとも容易く、それを恋人繋ぎで握り返してくる。彼女が迷子にならないように、手を繋いだことはあったが――恋人として手を繋いだ経験はないというのに――

 あなたは今、暴発させることで――

 幸子に膣内射精が出来るというのだ。


「んん……っ♡あっ♡ボクの身体……お好き、ですか……?んっ♡ボク、心配だったんですよ……?おっぱい、小さいし……っ♡背も、低いから……っ♡先輩の、んっ♡性癖じゃ、ないんじゃないかなって……っ♡……でもぉ……♡


 先輩が……ボクみたいな、ちっちゃい女の子に興奮するロリコンさんで……っ♡


 ボク……嬉しいですよ……っ♪


 はいっ♡先輩……っ♡


 ボクの身体でよければ……♡いっぱい……いっぱい、さわってください……んみゅ……っ♡」


 あなたは幸子の全身に、愛撫を施していく。

 彼女の輪郭を確かめるような手付きは――幸子が今、破瓜の直後で痛みに悶えているからだ。雄を誘惑して、獣欲をたきつけて――自身の膣で遺伝子を搾り取る極上の美少女は、遥かに感じやすく出来ているが――

 それはそうと、身体の内側で、幸子が14年間守り続けてきた膜が破られているのだ。

 平然としていられるはずもなく、彼女が粘っこく発汗しているそれは、興奮と快楽だけではないのだろう。「極上の美少女というのは、痛みに耐える脂汗ですら、甘酸っぱく美味しく見えるのだな」という発見を得ながら――あなたは幸子の身体を愛撫してやる。

 彼女の華奢な肩幅に――可憐な窪みの腋に――細くくびれた脇腹に――小さく慎ましいおへそのくぼみに――ムチムチに肉が詰まった太腿に――そのくせ、細く綺麗な足首に――

 あなたは、手を這わせていく。

 普段の幸子ならば『くすぐったいですよぉ~♪』と冗談にしてくれるのだろうが――膣内に肉棒を埋められて、全裸であなたと性行為をしている最中に、そんな余裕はないらしい。全身から激しく汗を流しながら「んん……っ♡くっ、ふぅ♡」と、一々、あなたの肉棒に響くような嬌声を奏でてくる。幸子の胸と臀部に手を伸ばすと――あなたは、全てを手に入れた男になれるのだ。あなたが介在しない世界では、きっとトップアイドルの一人になっているはずの美少女が――今、この片田舎の、あなたのベッドの上で乱れている光景。互いの体液で、ベッドのシーツはぐちょぐちょに濡れているが――「洗濯するときに、親にバレないように寝小便をしたと言い訳をする」というそれが少しも恥ずかしくないくらいには――贅沢な光景であり――


「……ふぁい……っ♡先輩……っ♡


 少し……んんっ♡やさしく、してくれる……なら……っ♡


 うごいても……いいですよ……っ♡」


 幸子が――

 あなたの耳元で、囁いてくるので――限界だ。


”ぬっち……っ♡ぬちゅぬちゅ……っ♡にち……っ♡ぬっちぃ~……っ♡”


 あなたは緩慢な速度で――彼女が痛みを感じないように、腰を振っていく。

「自分の股間から突き出て、排尿と自慰行為にしか使わないおちんぽが――幸子のおまんこの中で、おまんこひだに吸い付かれながら、ぬちぬちとピストン運動をしている」という事実は――意識してしまえば、射精が我慢できなくなるので、気にしないようにする。蒸し暑い夏の日のマラソンのように――思考を空っぽにしなければ、耐えられずに「もういいか」となってしまうわけであり――

 輿水幸子に、膣内射精を吐き出したくてたまらないのと同時に――

 あなたは、幸子に早漏であると小馬鹿にされたくはないのだ。


「んんんん……っ♡あっ♡はぁ……んぎゅ……っ♡はいっ♡だいじょうぶ、です……っ♡しかたない、ですよね……っ♡ボクは、んんっ♡カワイイ、ので……っ♡カワイイボクに、んっ♡おあずけ、されるの……っ♡


 わんちゃんは……いやですもんねぇ……♡」


 それなのに――

 幸子はあなたの頭を撫でて、受け入れてくるのだ。

 男を堕落させる能力に関しては――きっと、幸子は図抜けているに違いない。あなたが情けなく、幸子の膣内でお漏らしをしたとしても、彼女は頭を撫でて受け入れてくれるに違いない。”ママ……っ”と冗談のつもりで呟いてみると、幸子は嬉しそうに”ふふーんっ♪”と笑い「は~い……っ♪カワイイママですよぉ~……っ♡」とあなたを、甘やかしてくる。男をだめにする才能があるなと思いながらも――


”ぬちぬち……っ♡ぬちゅぬちゅっ♡にっちゅ……っ♡ぬち……っ♡”


「んああ……っ♡んっ♡ふぅ♡ふぅ♡カワイイ、ボクはぁ♡さすがですねぇ……♡はつたいけんで、んん……っ♡いたい、のにぃ♡きもちいいのも、んんっ♡わかっちゃう、なんてぇ……♡ふふっ♡さすがは、んんっ♡ボクですね……っ♡」


 あなたは腰を振って、幸子の膣内に肉棒を抽送する。

 彼女の生意気な態度が「ボクが生意気な態度を取るので、そのお仕置きをするという”てい”ならば、遠慮しなくていいですよね」という策略であるのか――それとも、生粋の生意気な態度であるのかは判別が付かない。だが――膣内に肉棒をにゅっぷりと埋めて、極上の美少女と唾液を交換し合っている雄というのは、最低に頭が悪いことだけは事実だ。幸子の膣内に精液を吐き出したい、と肉棒がムクムク膨らんで、興奮を増していく。彼女の膣肉は、先ほどから小刻みにあなたの肉棒を締め付けている。それが絶頂が近い証拠なのか、ただの生理現象であるのかはわからないが――汗だくになった幸子が頬を赤らめて、唇の端からはずっと涎が垂れているのだ。全身が体液まみれになった美少女は、きっと、イきそうなのだろうと勝手に考えて――


”ぬちちちちちち……っ♡”


「んおおお……っ♡」


 あなたは肉棒の先端を、幸子の膣奥へと擦りつけていく。

 おそらくそこが子宮口であり――その奥には、彼女が子を孕むのに際して必要な”子宮”があるのだろう。あなたの興奮はピークに達している。逸物のサイズはセックスにおいて、さほど重要視されない――というのは、女性側の勝手な言い分。あなたが触れてきた男性向けのエロでは、肉棒の大きさというのは、RPGゲームにおける武器のレベルと同じくらい重要なもの。大きさこそが正義であったのだが――

 輿水幸子という、142センチの小さく、愛らしく――

 あなたが抱きしめれば、すっぽりと胸の内に収まってしまう美少女にとっては――


「ふぁい……っ♡ボク……っも♡なんか♡きちゃう……♡きちゃい、ます……っ♡ふぅ♡ふきゅっ♡さ、さすが……ぼく、ですねぇ……♡はじめてで、んんっ♡いき、そう、なんて……っ♡」


 あなたの肉棒は「根元まで挿入すれば、子宮口とぴったり触れ合う巨根」であるのだ。

 幸子がまだ成長期を迎えて、身長を伸ばして胸を膨らませるつもりが満々であるように――あなたもまた、自身の逸物の成長が止まったとは思っていない。だから、人生で初めて「これ以上、ちんちんが大きくならなければいいのにな」と考えながら腰を振っていると――


「はぁ♡はぁ♡……えっ?……んんっ♡いい、ですよ……っ♡ボクの、なかに……んんっ♡出して、んきゅ……っ♡」


 あなたの射精欲は、限界を迎えている。

 普段の自慰行為よりも何百倍の快楽が――今、目の前の幸子から与えられているのだ。

 利き手で義務的にやるそれとは違い、輿水幸子の生おまんこで、肉棒をぬちぬちとシゴかれている事実。アイドルになっていれば、シンデレラガール総選挙で好成績を残せること間違いなしの美少女を――自室の、あなたの汗臭いベッドの上で押し倒して、組み伏せて、正常位で腰を振っている状況だ。幸子のファーストキスも、処女膜も――それどころか、彼女の胸や腋や首筋の”はじめて”も全部奪っている状況。世界で唯一、幸子の肛門の桃色を知っている雄が自分であるという事実が、激しい万能感と優越感を与えてくるわけで――

 今すぐ、射精をしたくてたまらないのだ。

 シコティッシュを相手にした義務的な射精とは違い――輿水幸子の膣内に、自身の遺伝子を吐き出すという事実。排卵日の幸子の子宮に注ぎ込まれれば――彼女の腹の中で受精と着床を起こして、十月十日を経た後で、14歳のママが発生するのだ。小さな彼女が、そのお腹をボテ腹に膨らませている姿を想像すると――昏い興奮がぐらぐらと沸き上がる。

 幸子があなたを受け入れているのは――

 つまり、そういう意味だと思っていたのだが――


「……ふぇっ?……あっ♡んん……っ♡た、多分……?だいじょうぶな……ひ、ですよ……っ♡」


 幸子は――

 あなたの耳元で、小さく囁いてくる。

 背筋に冷たいものが走るのは――あなた自身でも、理解が出来ない感情だ。

 幸子が孕んでしまうことへのリスクに、肉体が萎縮しているのか――それとも、幸子を孕ませられる可能性へと、激しい興奮をしているのか。あなたにはわからないのだが――


「あっ♡んんっ♡だいじょうぶ、です……っ♡はじめては♡んんっ♡ゴム、ないほうが……よかった、ですし……っ♡


 あふたーぴる……もらって、きますから……っ♡びょういんで……っ♡」


 幸子は――

 それが当然とでも言うように、耳元で囁いてくるのだ。

 健全な男の子にとっては、ピルもアフターピルも違いは”なんとなく”でしかわからない。事前に計画性を持って服用すれば、中出しし放題の”ピル”と――中出しをしてしまった後に急遽服用すればいい”アフターピル”、程度の理解しかないわけで――

 それに比べて、幸子は女子特有の性教育への理解があるわけだ。

 輿水幸子という美少女が、自分よりもセックスについての見識が深いという事実は――あなたに複雑な興奮を招いてくる。妹のように思っていた彼女が、すっかりと大人であることによる、ギャップへの興奮であるかはわからないが――

「膣内射精してもいいですよ」と許可をされることは、男の子にとっては重要なことなのだ。

”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡”とあなたのピストンは最高潮を迎えていく。幸子の腰を鷲掴みにして、細いくびれに手を回して――あなたは彼女の子宮口を叩きつけていくのだ。処女を喪失したばかりの少女には、絶対に行ってはいけない乱暴であるのだが――「んぉ♡んん……っ♡んぐっ♡ふぎゅっ♡」と幸子の喉から響いてくるのは、低音の嬌声だ。子宮口に亀頭を叩きつける度に、彼女が浮かべるのは”カワイイ幸子”ではなく――快楽に悶える、ブサイクな顔であるのだ。勿論、幸子は元が良すぎるので――唾液と鼻水と汗にまみれたブサイク顔ですらカワイイという問題はあるのだが――彼女は、それを見られたくないのだろう。真っ赤な舌を伸ばしてくるので、あなたもそれを受け入れて――


”むっちゅ~~~~っ♡♡♡”


”れろれろれろ♡じゅるるるっ♡ちゅ~っ♡はぷっ♡むちゅぅっ♡”


「んんんっ♡せんぱい♡せんぱいっ♡ぼく、もぉ♡いっちゃ、い、ますぅ……っ♡んんっ♡あぁっ♡せんぱいも、ふぅ♡ふぎゅ♡いっしょ、いっしょが……いい、です……っ♡」


 幸子のブサイクな顔を見ないように――

 顔を近づけて、舌と舌を絡めるディープキスに耽ってやる。

 快楽に悶えている幸子の歪んだ表情を見ているだけでも、睾丸には精子がギュンギュンと充填されていくが――愛情たっぷりのディープキスで、互いの顔が見えないほどに近づき――「幸子のカワイすぎる顔を、敢えて無視する」という贅沢はその比ではない。あなたが幸子の歯茎の裏に舌を這わせると、彼女はあなたの頬を裏側から舐めてくる。あなたが幸子の舌を、唇を窄めて吸ってやると――彼女は甘い唾液で、あなたの鼻の穴を舐めてくる。唇同士を使った接吻は――当然のことながら、肉棒を膣に抽送しながら行っているのだ。やがて、あなたが幸子の身体を”ぎゅぎゅぎゅ~っ♡”と力強く抱きしめてやると、絶頂を迎えたのだろう。彼女の膣肉が、あなたの肉棒を”ぎゅ~っ♡”と抱きしめてくる。輿水幸子という美少女のおまんこに、雄の肉棒から搾精する機能が付いているという事実が――あなたには何よりも強い興奮を引き起こす。幸子はあなたにしがみついてくるので――あなたも、亀頭を膣の最奥にぐりぐりとねじこみながら――やがて――


”びゅるるるるる~っ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるるる~っ♡”


”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡どびゅどびゅ♡びゅるるっ♡”


”びゅ~っ♡びゅくるるる……っ♡びゅ……っ♡びゅるるる……~っ♡”


”…………っ♡”


「んあ……っ♡んぐっ♡ふぅ♡ふぎゅ……っ♡あ……っ♡せんぱい……ちゅー……ぼく、ちゅーが……んちゅっ♡んれんれ……っ♡んっみゅ……っ♡」


 あなたは、幸子の膣内へと精液を注ぎ込んでいく。

 自慰行為の際の妄想というのは当然であるが、妄想の射精に至る遥か手前に、現実の射精がやってくる。あなたは今、輿水幸子という一歳年下の美少女を組み伏せながら――彼女の膣内に精液をびゅくびゅくと吐き出しているのだ。彼女の窮屈な膣肉に抱きしめられながら、肉棒がどくどくと脈動しているという状況。妄想の中でも、おこがましくて出来ないそれが現実なわけで――


”じゅるるるるるっ♡はむはむっ♡むちゅ~っ♡れろれろれろ……っ♡”


 幸子は――

 甘えるように、あなたにキスを懇願してくるのだ。

 舌と舌を根元で絡め合わせるキスは――性欲過多の男子中学生が知ってはならぬ快楽だ、と、本能で理解をする。幸子があなたのことを好きでいるのならば――この程度のキスは、彼女は四六時中あなたに施してくれるに違いない。学校の中でも、家の中でも、どこでもとあらば――トップアイドル級の美少女と、いつでもどこでもキスが出来るとあらば――あなたがお猿さんになることは、絶対に避けられないのだ。全裸になり、あなたの肉棒を膣内に咥えこんだまま――だいしゅきホールドで、濃厚なベロチューを懇願してくる幸子の姿に我慢が出来ず――


”むくむくむく……っ♡”


「あっ♡


 ……先輩のえっち♡」


 幸子に囁かれると同時に、あなたの肉棒はギンギンに隆起して――

 とっくに崩壊した理性でまさか、耐えられるはずもなく――

 あなたはそのまま何度も何度も幸子の膣内へと肉棒を叩きつけて、欲望のままに精液を吐き出していった。

Comments

谷澤晴夫

正直、幸子ってギャグキャラだと思ってエロいのかと懐疑的だったんです。でも、最高に幼馴染を可愛さに気付き、性の対象として見る過程が個人的にすごい良かったです。 幸子のおもしろキャラの側面がエロになると、落差でエロさを加速させて最高でした。 頭を撫でるシーンで、まさか幸子に母性を感じるとは思いましたが、雰囲気を盛り上げてくれて最高でした。

wws2jsh7

ありがとうございます!普段コメディがメインな女の子が実は超絶美少女だと気が付かされるの、健康にいい

seidenhou56

幸子のカワイイところ、優しいところ、妖艶なところがすごく出てて大変素晴らしいと思います。 最近ではふぎゃーみたいな感じですけど、一番最初はスカートちらりみたいなエッチさだったのですよね。 ぶっ刺さりました。

wws2jsh7

ありがとうございます!メスガキ幸子、絶対需要がある