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「はぁ……はぁ……撒いたかしら?……ああ~、疲れた……明らかに霊基に影響があるわね……マスター、大丈夫?」


 あなたと彼女は、今――

 暴漢らしき男達から、必死に逃げ惑っていた。

 本来であれば、その場で不様な逃走劇をする必要はないのだ。 

 あなたという男は、スカサハやレオニダスの過激な鍛錬によってある程度の力を有している。それは一対一の格闘技においては――日本チャンピオンとまでは行かないが、それでも、街の喧嘩自慢程度なら倒せるレベルになっているのだ。勿論、あなた達を襲おうとしてきた男達は集団でいたのだ。達人でない限りは、多勢に無勢に勝てるはずはなく、最も優秀な護身術は「一目散に逃げること」なのだが――


「ふぅ……それにしても、戦えないのがこんなに辛いなんてね……マスター?次は電車に乗るけど大丈夫?……あ、あはは……私は、大丈夫じゃないかも……さっきからジロジロ見られてるし……もぉ~……なんでバーサーカーの霊基なのよ~……」


 あなたの隣に居る美少女は、控えめに言って最強の存在なのだ。

 日本人ならば、名前を知らない人間は皆無とも呼べる伝説の剣豪。

 現代のスポーツ化した剣道とは違い、彼女が生きていた時代の剣というのは「戦で生き残るためのもの」であるのだ。吉岡一門の百人切りというのは、漫画の知識ではあるがあなたでも知っているもの。そんな彼女が――、サーヴァントでもない、ちょっとした喧嘩自慢の男達に絡まれれば、仮に無手であっても負けるはずがないのだが――


「んん~……そうね、ダヴィンチちゃんの言った通り、まだまだ不完全みたい……これはやっぱり……ミッション、こなしてかないとダメなのかな~……憂鬱だな~……あっ!マスター?君が悪いわけじゃないからね?……でも、はぁ……こんな特異点を作った奴に出くわしたら、一発殴るけど、許してね?」


 今の彼女は――


 バーサーカー・宮本武蔵の霊基は絶不調状態であるのだ。


 あなたの目の前には、競泳水着姿の美女が立っている。

 プールを題材にしたレジャー施設のカジノですら、あなたは、彼女の姿を直視することが出来なかったのだ。「水着姿の女の子は、ジロジロと見なければ違法ではない」と思考が理解をしていても――あなたの目の前に居たのは、極上の美女であるのだ。あなたが過ごしていた日本では、決して出会うことが出来ないような最上級の美女。AVショップのパッケージならば、あるいはフォトショップで加工された同サイズに出会えるかもしれない。乳房の大きさというのは、手術をすればいくらでも膨らませることが出来る。腋の下を切開して、そこからシリコンバッグを入れる豊胸手術を受ければ、1メートルを容易に超える乳房は実現できるのだろうが――

 それは天然物の爆乳とは、まるで意味合いが異なるのだ。

 さらに、AV女優の彼女達は小金持ちになれば、自身のストレスを発散させるために欲求に逆らわなくなるだろう。それが悪い、というつもりはないが――しかし、不摂生な生活リズムや食生活において、腹に脂肪が付いて、二重顎になるというのは――単純な話で、自慰行為のオカズとしてはよろしくはない。勿論、刑部姫の肢体こそが至高であると声高らかに主張する人間もいるし、あなたも気分によっては、彼女のちょっと摘まめるくらいのお腹の脂肪が好きなこともあるが――閑話休題。 

 あなたの隣の宮本武蔵には、そうした余分な駄肉が一切ついていないのだ。

 サーヴァントは体型変化しない、という理屈に加えて――彼女は常日頃から、激しく厳しい鍛錬を行っている。お腹はうっすらと腹筋が割れていて、顎をどれだけ引いても二重顎になることはない。股間に食い込むような競泳水着は露出が大きく、彼女の太腿や手足は丸出しであるのだが――「引き締まった身体の女は、腋の窪みが大きい」というのは――あなたに、新たなフェチを植え付けてくる代物であるのだ。


「それにしても……もぉ~……路上でこんなの、恥ずかしすぎるわよ~……!」


 彼女は今――

 競泳水着で、街中に立っている。

 サーヴァント達は「一度、マスターが住んでいた国に行ってみたい」という言葉を頻繁に口にしていた。それが「こう言っとけば失敗はないだろう」という社交辞令であるのか、それとも彼ら彼女らの本心であるのかは判断が付かないが――武蔵も同様のことを言っていたのは覚えている。だからこそ、仮にそれが特異点であっても、あなたが住んでいた現代日本を再現してるのは幸いだったのだろうが――


「うう……さっきから、コートを羽織っても勝手に消えちゃうし……ジロジロ見られるし~……マスター?私ね?本当は君を守らなきゃいけない立場なんだけど……


 私のこと……守ってくれる……?」


 今の宮本武蔵は――

 路上で、競泳水着を着用しているのだ。

 現代日本であれば即座に通報されて、事情聴取と言うことになるのだろうが――この場は特異点であるので、先ほどから警官の姿を見ていない。あなた達を襲ってきた、街にたむろしている不良というのも、思えば漫画やドラマのような”典型的”であった気がする。ただ――同時に、「不良という物は、街中で企画物AVが如く競泳水着コスプレをしている極上の美女がいれば、襲いかかってくる」という事実があるやもしれぬわけで――

 あなたは、この状況を全く飲み込むことが出来ず――


「……うんっ、ありがとうマスター……♪


 とりあえず……それじゃあ……


 ミッション通り……電車に乗ろっか……?」


 だから、どうしてこうなったのかを思い出していた。



――――



「マスター、起きて!起~き~て~!


 ……もう、マシュちゃんから聞いてたけど、本当に寝ぼすけさんなんだから……」


 あなたが目を覚ますと――


 そこは、現代日本の路上であった。


 どこかのラブホ街の一角であるのだろう。見覚えがない景色ではあるが、同時に、日本中の駅前にはそうした街並みが無限にありそうだ。大勢の人々は、あなた達をジロジロと眺めてくる。昼日中から路上で寝ている男と、競泳水着の美女の組み合わせだ。ドラマやAVのゲリラ撮影だとしても、あまりにも突飛すぎる状況は、彼らの理解に及ばない。どうにか視線を避けるために、武蔵に抱きかかえられて裏路地に逃げ込んだところで――


「先輩……!声が聞こえていますか……先輩……!?」


 カルデアからの通信が、ようやく届いたのだ。

 画面越しにあなたを心配している、マシュ・キリエライト。

 彼女は今にも泣き出しそうに瞳を潤わせているが、モニターの反対に居る限りは職員であるのだ。手の甲で瞳を拭って、少し涙が混じった鼻声で、気丈に振る舞う姿にあなたは胸がズキズキと痛む。

 マシュの説明を要約すると――


 あなたはいつの間にかカルデアから姿を消していたらしい。


 最初は誘拐や拉致やBBを考えたそうだが――すぐに、あなたと宮本武蔵が二人だけでレイシフトしていることが判明した。微少特異点であり、他のサーヴァント達がレイシフトしようとしても拒絶される状況。何らかの意思が関わっていることは確実だが、それは考えたところでどうしようもない。

 マシュは、あなたを守れないことを恥だと思っているようだが――

 あなたにとっては、実は、さほど動揺する状況でもないのだ。 

 今までに幾度となく修羅場をくぐってきた、歴戦の経験が安心をさせているのか。それとも、単純に鈍感になり、危機的状況でも深刻さを感じていないだけなのか。自分自身のことは、上手に判断が出来ないのだが――


「大丈夫よマシュちゃん!お姉さんに任せなさい♪


 私が居る限り、マスターには怪我一つ負わせないから!」


「武蔵さん……っ!」


 あなたの隣で――

 宮本武蔵が断言をすれば、何も心配はいらないのだ。

 これが戦闘力としては期待できない、コルデーやマタハリと二人きりであれば、あなたも幾ばくかの危機を感じたに違いない。だが――隣に居るのは、カルデア内でもトップクラスの実力を誇る美少女であるのだ。バーサーカーであるため、多少、脳味噌が緩い心配はあるのだが――敢えて懸念事項をあげるならば、その程度だ。

 とりあえず、いつも通りに乗りきれると思っていたのだが――


「……それじゃあ、みんな……


 席を外してくれるかな?」


 画面の向こうでダヴィンチちゃんが――

 どこか深刻そうに、眉を下げて告げてくるのだ。

 カルデア職員達は、その言葉に席を立っていき――残されたのは彼女一人だ。聞かれたくない発言をする、ということは「聞かれたくないような、よくないことが待っている」という事実だ。緊張に身構えていると――


「その特異点を解析した結果、マスター達に告げなきゃ行けないことが二つあるんだよ


 一つは、サーヴァント、バーサーカー・宮本武蔵の霊基が非常に制限されているという点だ。これはまあ、正直なところあんまり心配していないんだよ。その特異点による極端な枷がはめられているというのは、つまり、”その特異点では戦闘の必要がない”ということだからね。戦いの舞台がないというのは、カルデアとしても安心なんだ。


 そして、もう一つ……


 ……これから先、バーサーカー・宮本武蔵は……


 男達に何をされても耐えなくちゃいけないんだ」


「……耐える?どういうこと?」


「う~ん、説明が難しいんだけど……


 ……きっとこれから、君は寝取られそうになるんだ」


「……寝取られ?」


「男達にセクハラをされたり、襲われたり……いわゆる、恋仲以外の関係にされてはいけないことばかり、されると思うんだけど……それを抵抗せずに、受け入れること……


 セクハラされまくることで解決に繋がるんだよ


 マスターも同じだよ?……出来ることなら、君は興奮をした方がいいね。目の前で可愛い女の子が、他の男達に好き放題にされているのを見て、興奮して、欲情して、雄としての情けなさに打ちのめされてほしいんだ」


 ダヴィンチが告げた言葉に――


 あなたと武蔵は目を丸くして、見合わせるばかりだ。


 あなたは、武蔵にただならぬ感情を抱いていた。

 サーヴァントというのは影法師の存在であると理解している。いずれ別れがくる相手に、本気の恋心を抱いてはならないとも知っている。だが――

 一匹の雄としては、あなたは宮本武蔵のことをどうしようもなく愛しているのだ。

 仮に聖杯の力を使って、彼女を受肉させて持ち帰れるのならば。

 あなたは保管庫にある大量の聖杯を、一つくらい盗むことは簡単に出来る。

 一方で、武蔵もあなたに、憎からずの思いを感じているはずだ。

 勿論これは、童貞男子であるあなたの偏見も多分に含まれている思考だ。混雑する食堂で、あなたは隣に座られるだけで――あなたはその異性を意識してしまう。「ああ、マシュは多分、自分に惚れているな」と思うのは一日に数回はあり――その度に頭を振って「それは童貞がよくやる勘違いだ」と自分自身に言って聞かせるのだが――

 それでも、あなたの感覚的には、武蔵に告白をした場合ワンチャンはあると思っていて――

 だから――


 もしこれが、両片思いの状況であるのならば――


 ダヴィンチの提案は、到底、受け入れがたい物だが――


「うう~ん……理由はあるんだけどね、これはトップシークレットだ。カルデア内でも知っているのは私だけだよ。言えない理由がある、としか説明できないんだけど……


 嘘は一つもないし、君達には負担をかけると思うけど……


 どうか、信じてくれないかな?」


 ダヴィンチの言葉に、あなた達は納得する他にないのだ。

 目が覚めたら、特異点に放り込まれている状況であり――更に武蔵は「う~ん、ダヴィンチちゃんの言うとおり……いつもの100分の1の力も出ないかも……」と、それでもあなたよりも圧倒的上な、俊敏な動きを見せつけてくるのだ。

 何がどうなっているのか、状況を把握しなければならないと思っていると――


「んっ?……あっ、これ見て、マスター」


 武蔵は自身の競泳水着の胸元から――

 一枚のカードを、取り出すのだ。


「ミッション1、電車に乗れ」とだけ書かれた、一枚の紙切れ。


 最初はそうした、お色気的なマジックなのかと思ったが――武蔵も困惑している様子なので、だから、この特異点を作り出した何物かによる指示なのだと察する。武蔵は「むむむ……これ、どういう意味?」と首を傾げてくるが――あなたは健全な男の子であるのだ。先ほどダヴィンチちゃんに言われた「セクハラを拒否するな」という言葉と「電車」を組み合わせれば、どうなるかはある程度想像が付く。

 目の前に居る、あなたのことが大好きでたまらない宮本武蔵が――

 この競泳水着姿で電車に乗るというのだ。

 下半身では、肉棒が硬く隆起している。あなたはその場に蹲ると、武蔵はそれが体調不良だと思ったのだろう。「ちょ、ちょっとマスター!?大丈夫!?」と心配をしてきて――その心配にすら、あなたの興奮はムクムクと湧き上がってくる。そうしていると「おいおい、見ろよ痴女がいるぜっ」「お姉ちゃ~ん、俺等と遊ばねえ~?」と見るからに柄の悪い男達が、声をかけてくる。これが本物の現代日本であれば、負けるはずもないのだが――場所は特異点であり、彼らは立派なエネミーであるのだ。弱体化した武蔵と、勃起して動けないあなたの二人では勝ち目がなく――

 だからほうぼうの体で逃げ出すのが精一杯だった。



――――



「んっ……これが満員電車ってやつなのね……?……ううう~、ジロジロ見られてるし……っ!せ、せめて……セイバーのときの私にして欲しいのですが……」


 あなたと宮本武蔵は今、満員電車によって揺られている。

 通勤通学時の山手線のような圧倒的混雑具合によって、今、あなたは壁際に押しつけられている。本来ならば武蔵を守るために、彼女に壁ドンでもしながら、他の男に指一本触れさせないようにしたいのだが――


「あ、あはは……っ♪大丈夫だから、マスター……


 それしかないって言うんなら……この武蔵ちゃん、精一杯頑張って役割を果たしますので!ええっ!


 ……だ、だからね……心配しないで……?」


 この特異点では、宮本武蔵はセクハラされるように出来ているのだ。

 元々満員電車の混雑というのは、それ自体が一つの人格でも持っているのかと思うこともあるほどだが――この状況においては、宮本武蔵は痴漢されるために、壁を背にすることは出来ず――

 同時にあなたは、彼女を痴漢から守るために壁ドンをすることが出来ないように、分断をされているのだ。

 混雑に押し潰されて、彼女の胸が先ほどからあなたの胸板に押しつけられている。

 競泳水着というのは本来、身体の形が浮き出ないように窮屈に締め付けられているのだ。

 男の子にとっては巨乳美女の水着姿というものは眼福だが――実際の競泳選手にとって、胸の大きさというものは死活問題。バスケ選手は身長が高い方が有利であるように、逆に競馬の騎手は背の低い方が得をするように――「胸が小さい方が、水中での抵抗が少なくなって有利である」という理屈が当然のように存在しているのだ。だからこそ、競泳水着は全身をキツく締め付けて、抵抗を僅かでも減らそうと苦心しているのだが――


「あっ♪……ごめんね、マスター……さっきから当たってるよね?……痛くない?……い、痛くはないか……柔らかいもんね……苦しくない?……んっ、そっか……」


 宮本武蔵というのは――

 あまりにも、規格外の爆乳をしているのだ。

 胸元に二つぶら下がっている、圧倒的に巨大な肉饅頭。「その爆乳で剣豪は無理でしょ(笑)」とレイシフト先で笑われたとき、あなたはその発言に憤慨しても、(いやまあ、言いたいことはわかるよ)と内心で感じてしまうのだ。

 それが今、満員電車であなたに押しつけられている状況。

 競泳水着は「いや、自分の仕事はちゃんと果たしていますよ」と言い訳をするように、彼女の豊満な肉饅頭をギチギチに抑えつけている。別の再臨衣装で、彼女の乳房がどれだけ自由に、豊満に揺れているのか、あなたは十分に理解しているのだ。他の女サーヴァントから、冗談めかして胸を揉まれる姿を目にしたことはあるし――彼女達の長く細い指が、どこまでも埋まるスライム乳とも呼べる軟乳を思い返して、その日の夜のあなたは、ちんちんの皮がすり切れて出血するまで激しい自慰行為に浸ったのだが――


”ど……ったぷんっ♡”


 それが今、あなたの胸元に押しつけられていて――


「――ひゃっ♡」


 宮本武蔵は――

 案の定、素っ頓狂な声をあげてしまうのだ。

 混雑した満員電車であるが、あなたは視線を動かす自由があり――


”さわさわ……っ♡しゅりしゅり♡もっみ~っ♡ぐにゅっ♡ぐにぐにっ♡”


 宮本武蔵の尻に、男の手が這いずり回っているのだ。

「あっ♡やだ……っ♡」と彼女は嬌声を響かせながら、男達から逃れるように腰を振るが――それはまるで、痴漢の催促をするように淫靡な腰使いであるのだ。満員電車の中では逃げ出すことが出来ないし――何よりこれは、この特異点を解消するために必要なことであるのだ。

 それでも――


「マスター……あ、あんまり見ないで……っ」


 彼女は恥ずかしそうに、瞳を潤わせてあなたを見つめてくる。 

 男達の手は徐々に増えて、今は三本の手が彼女の尻を撫で回している。

 あなたが一度はやってみたかったそれが、堂々と行われているのだ。

 武蔵は自分の身体が極上であることを理解しているが、気にしている様子を見せることは滅多にない。あなたの前でも簡単に、その乳房や臀部を見せつけてくるのだ。男友達のような距離感は、モードレッドのように身体の起伏や女っ気が薄く、更にはエロい目で見ていることがバレたら殺されそうな美女ですら、あなたにムラムラと邪な欲望を抱かせるのだ。それなのに、宮本武蔵という美女は、あなたの手が尻に伸びたとしても簡単に許してくれるのだろう。「今日は暑いから」という理由で水着を着用して、スプーンを落としたと屈んで尻を向けてくるときなどは――「いやこれ、誘っているから、逆に襲わないと失礼だろう」と思ってしまうほどであり――

 どんな状況でも、触ることの出来なかった宮本武蔵の豊満な尻肉が――


”むっに~っ♡むにゅむにゅっ♡もみもみっ♡しゅりしゅりしゅり……っ♡”


「んん……っ♡あっ♡やぁ……っ♡ちがっ♡マスター……くすぐったい、だけ……だからぁ……んんっ♡ふぅ♡ふぅ♡感じてなんか……んあ……っ♡」


 他の男達に揉みしだかれて、彼女は嬌声を響かせているのだ。

「人気のない夜道をミニスカートで歩いていたから、襲われても仕方がない」という理屈は、男性であるあなたでもおかしいと思うもの。だが――「混雑している満員電車で、爆乳スレンダーな美女が競泳水着姿で乗ってきている」というのは、「いやこれ、誘っているから、逆に襲わないと失礼だろう」と思うのも当然の話だ。AVか何かの撮影であると男達は思うだろうし――そこで尻に手を伸ばして、捕まったところで、裁判になれば「これはハニートラップだ、囮捜査だ」と声高々に主張することが出来るに違いない。宮本武蔵が競泳水着姿で満員電車に乗るというのは、つまりはそういうことであり――


”ぐに……っ♡ぬちゅっ♡ぬちぬちぬち……っ♡むっにゅ~っ♡”


「んあ……っ♡やっ、どこ触って……んんっ♡引っ張るなぁ……♡く、食い込ませちゃ、だめ……っ♡やっ♡広げないで……っ♡んんん……っ♡ふぅ♡ふきゅ~……っ♡」


 あなたは――

 目の前で彼女が「ハイレグ気味になっている競泳水着の股間部の布を、引っ張られたり、逆に食い込まされたりして、水着の上から湿った膣肉をぐい~っと人差し指と親指で広げられて喘いでいる光景」を眺めても、文句の一つも言うことは出来ないのだ。

 最初の頃は、競泳水着の独特の肌触りが”しゅりしゅり”という音を響かせていたのだが――今は、彼女が全身の体温を上げて発汗することで、何の音も響かせてこない。肌にぴったりと密着して、代わりに”ぬっち……っ♡にちゅっ♡”と淫靡で、股間に響く水音が鳴り響いてくる。

 あの宮本武蔵の下半身には、当然ではあるが膣肉が付いているのだ。

 カルデアのサーヴァント達は、服装に無頓着な存在が多い。なので彼女達の膣を、偶然目にすることも多々あるのだが――それはあくまで、身体の内臓の一部のようにしか感じられないのだ。どれだけ近い距離に膣が存在しても、そこに性器を入れる関係性にならなければ意味がない。芸術的な身体を持っている彼女達の膣というのは、偶然目にしても、まるで「美術館の彫像で、乳首や性器が丸出しでも反応をしてはいけない」というような枷をあてがわれている気分になり――

 一方で――


「んあ……っ♡んきゅっ♡んはぁ♡んんんんん……♡」


 と、快楽を感じている武蔵の膣というのは、まさしく性器であるのだ。

 健全な男の子なので、インターネットを駆使して無修正のAVを視聴したことはある。女性の下半身についている、ともすれば、少しグロテスクとも感じられる膣肉。最初に眺めているときは、恐怖すら感じたのに――男優と行為に至り、膣に肉棒が抽送されて、結合部から白い泡がぐぶぐぶと立ってくれば興奮をするようになるのだ。男の子は現金なものだな――と感じていたが、今、あなたの目の前に居る彼女も同様であるのだ。

 宮本武蔵は、あなたの頼れるサーヴァントであると同時に――

 下半身に、あの無修正AVと同じ性器を持っているのだ。

 彼らが競泳水着を引っ張ることで、武蔵の下半身が露わになる瞬間がある。目の前で、彼女が他の男に痴漢されているのに――あなたの下半身はギンギンに隆起して、瞳は血眼になって見開かれている。彼らの手は、武蔵の太腿を撫で回してきて「んん……っ♡あっ♡だめ……っ♡」と武蔵は甘い嬌声を、あなたの耳元で響かせてくる。あなたが壁を背にして、彼女に壁ドンをされている状況。本来であれば、あなただけが堪能できる甘い嬌声を――他の男の手によって奏でられている状況に――


「なんで……んっ♡マスター……おっきくなってるの……っ♡」


 あなたの肉棒は、どうしようもなく鬱勃起をしてしまう。

 しわくちゃな手や脂ぎった手が、武蔵の真っ白で引き締まった太腿を撫で回すのだ。彼らはあるいは、自身の掌や指を舐めしゃぶり、唾液をたっぷりとまぶしているのだろう。

 マーキングをするように、武蔵の下半身を撫で回す彼らの掌に――

 あなたの肉棒は硬く隆起して――


”むっぎゅ~~~~っ♡♡♡”


「んんんん~~~っ♡♡♡」


 彼女の乳房が、背後から”むぎゅ~っ♡”と鷲掴みにされると、限界だ。

 肉棒はギンギンに勃起して、ズボンと下着の布地が窮屈に痛みを訴えている。

 競泳水着越しの武蔵の乳房は、大きく突出して目立っているが――それでも、ぎゅうぎゅうのギチギチに締め付けられているのだ。男の掌にどうにか収まるサイズ感であるが、同時に、指の谷間からは乳肉があふれ出す程度。それを背後から乱暴にむぎゅっ、ぐにっと鷲掴みにして弄んでいる光景は――

 あなたの脳細胞を、粉々に破壊するものだ。

 その可能性が、殆ど存在しないことを理解した上で、あなたはいつも武蔵とのベッドインをシミュレーションしていた。いや――自慰行為の際の妄想というのは浮気性であり、大勢のサーヴァント達とその日がくることを考えて、どうすればいいのかを常に考えていたのだ。健全な男の子としては当然の行為であり、少しもそれに恥じらいを抱くことはなく、もしも責任があるのならば人間に性欲を与えた神様的な存在だと思っていたのだが――

 あなたの妄想では、武蔵の乳は丁寧に、優しく、フェザータッチで愛撫していたのに――

 目の前の男は”むっぎゅ~っ♡”と、手の甲に青筋が浮かぶほどに力を込めているのだ。

 それでいて、武蔵の喉から放たれるのは痛みへの悲鳴ではなく、快楽を感じる嬌声の「んあ……っ♡ふきゅっ♡ふぅ♡んんっ♡」という甘い声色だ。彼女はサドというよりは、マゾっけの方が強そうだなと思っていたのだが――どうやら、自身を性的満足させるための優しい愛撫よりも、雄が掌を満足させるための力強い愛撫の方が興奮をするらしい。力強い乳揉みの衝撃を逃すために、下半身をくねくねと振るそれは――童貞のあなたにとっては、生唾が湧き上がる代物であり。


「んん……っ♡ふぅ♡ふぅ♡……マスター?私が……んんっ♡これだけ、痴漢されてるのに……っ♡弄ばれてるのに……


 な~んで勃起してるの……君……っ」


 武蔵は――

 あなたの耳元で、ぽそっと囁いてくる。

 今のあなたは、彼女が寝取られている状況にたまらない興奮を抱いている。

 いつもは画面越しでAV女優が男優とセックスしているのを「ああ、どうして自分の女が」と思い込んで寝取られ欲を満たしていたのだ。それが今は――あなたの目の前で、あなたの愛しい美少女が、尻も、太腿も、胸も男達に弄ばれているのだ。下半身の水着の布地をずらして――男達は、武蔵の膣肉を指で優しく愛撫している。あなたが知る限りでは、目の前の武蔵に性経験は存在しない。サーヴァントの身では、そこに処女膜があるのかどうか、勿論知る術もないのだが――男達の丁寧で繊細な愛撫から察するに、きっと、彼女には処女膜があり――

 それを奪うのが、あなたではないという事実に――


「…………変態っ♡」


 あなたの脳味噌は、焼き切れそうなほどの興奮を抱く。

 武蔵は”しゅりしゅり……っ♡”とあなたの下半身を、優しく撫で回してくる。

 今度は、鼻息が荒くなるのはあなたの方だ。「お前らやめろ、この女は俺様のものだ」と武蔵の腰を抱き寄せて、彼女を守ることが出来た人間だけがご褒美に味わえるそれを――


「……わかってるから、マスター……っ♪これ、拒んじゃだめなのよね……んんっ♡ふぅ♡ふきゅ♡んん……っ♡お尻いっぱい撫で回されても……っ♡太腿に、おじさんの涎まぶされても……っ♡おっぱい鷲掴みにされて……あっ♡んんっ♡」


”にゅるるるるる~っ♡”


「ふぅ♡ふきゅ……っ♡後ろから、んんっ♡素股されてもぉ……♡拒んだらダメなのよね……っ♡ええっ、わかっていますとも……っ♡マスターを護衛する、たった一人のサーヴァントとして……っ♡完璧に、責務を全うしますから……ねっ♡


 だから……マスターも……


 一杯気持ち良くなって……脳味噌、壊しちゃお……っ♡」


 武蔵は――

 あなたの下半身に手を伸ばして、ズボンを脱がせてくるのだ。

 最愛の美少女が、他の男に弄ばれて――今は、素股までされているのだ。彼女の腰に男の両腕ががっちりと回されて、今、武蔵は尻を突き出す体位になっている。あるいはあと少し早く、あなたが勇気を出していれば、それはあなただけが得られた幸運であるのかもしれない。彼女は美少年や美少女が好きで、時折変態的になることもあるが――基本的には、あなたへの好意を隠さない美少女であるのだ。あなたが告白していれば、武蔵は受けてくれたかもしれないし――そうでなくても、一夜の思い出を築くことは出来たのかもしれない。宮本武蔵は爆乳ばかりに視線が行くが、強靱で豊満な下半身というのも強い魅力を秘めている。彼女が尻を突き出したときの、丸くて大きな臀部の、圧迫感や存在感というものは――思わず、生唾を飲み込んでしまうものなのだが――


”ぬちゅっ♡どちゅっ♡にゅぷぷぷ~っ♡ばちゅんっ♡ぶちゅんっ♡”


「んんん……っ♡はぁ♡んんっ♡こすれて、んっ♡あっ♡ふぅ♡ふきゅっ♡ちがっ♡ちがうから、マスター……っ♡感じてるわけじゃ……んんんん……っ♡ふきゅっ♡あっ♡だめ……ちくび、ふぅ♡んんん……っ♡」


 あなたは――

 目の前で武蔵がセクハラされる光景を、眺める他にないのだ。 

 彼女はあなたの肉棒を取り出して、外気に晒してくる。

 ここが本物の電車の中であれば、困るのだが――特異点のそれは、現代日本によく似せて作られただけ。あるいは特異点自体が、セクハラをするための舞台として作られているのかもしれない。「本物の電車」と「AV用の電車セット」くらいの違いがあれば、電車の中でペニスを露出しても問題ないはずで(そもそも、競泳水着姿の巨乳美女が電車に乗っている時点で、治安は崩壊しているようなものだが)――


”ぼろん……っ♡”


「……えっ


 これ……おっきくなってるの……?」


 あなたが露出したペニスに――

 武蔵は、動揺を隠せない様子だ。

 そしてそれは――あなたも同様だ。

 自身の逸物というのは長々、繁々と眺める代物ではないが、しかし自慰行為の度に対面しているのだ。

 あなたの逸物は――

 今、明らかに小さくなっている。

 それは武蔵が寝取られたことで、雄として失格の烙印を押されて――というような感傷的な話ではなく、物理的な話だ。特異点において、「ありえないなんて、ありえない」と、とっくに理解はしているのだ。あなたの股間の自慢の逸物が、明らかにサイズダウンしてもおかしな話ではなく――”違う、普段はもっと大きいんだよ”と言うと「大丈夫……信じてるって……♪」と武蔵は、明らかに違うニュアンスであなたの”強がり”を認めてくれている。

 喧々囂々と議論を繰り返したところで、「だって、目の前にあるペニスは小さいよ」という事実によって、あなたの粗チンは認めざるを得なくなるのだ。

 本来よりも、二回りは小さなそれは、あるいは小学生男子と同等のサイズなのかもしれない。イリヤやクロエのように小さな、小学生女子と同等の体躯ならば問題ないのかもしれないが――あなたの目の前で今、素股をされて、尻に股間を打ち付けられながら太腿を陵辱されている美女を満足させるには――到底、不釣り合いな代物であり――


”ちこちこ……っ♡にちゅっ♡ぬちぬち……っ♡”


「んん……っ♡ごめんね、マスター……っ♡気持ち良くするから……んきゅ……っ♡」


 武蔵は――

 あなたに慈愛の視線を送りながら、ペニスをシゴいてくる。

 手コキというよりは、先端をつまんでシコシコとするシゴく愛撫だ。

 男の子のプライドをぐちゃぐちゃにするようなそれに、あなたは腰が抜けそうなほどの快楽を感じてしまう。この特異点が作り物であっても、場所は電車の中であり、周囲には大勢の男達がいるのだ。AVの作りものであっても、興奮をするというのに――

 大勢が居る満員電車の中で――

 武蔵に、粗チンを哀れまれているのだ。

”本当に、普段はもっと大きいんだって”と告げても彼女は「うんっ、うん……っ♡わかってるよ、マスター……っ♡」とあなたの雄の自尊心を満たすための、誤魔化しの笑みを浮かべるのだ。その笑顔が――素股をされて、尻を揉まれて、乳房を鷲掴みにされている状況においては、あなたの下半身を否応なしに興奮させてくる。乳首をコリコリ、カリカリと引っ掻きながら、背後の男は気持ちよさそうに腰を叩きつけている。満員電車である上に武蔵が顔を近づけてくるので、背後の男の姿は見えないが”ぱちゅんっ♡どちゅんっ♡”と激しい破裂音と同時に、武蔵の乳房がぶるぶると揺れるので、あなたにはそれだけで十分だ。


”にちゅっ♡ぬちぬちぬち……っ♡ぐちゅっ♡ぬっちゅ~っ♡”


 彼女の手コキは――

 控えめに言って、”めちゃくちゃ上手”なものだ。

 思えば、カルデア内においても彼女より剣の扱いが上手なサーヴァントは存在しないのかもしれない。同率一位の可能性はあっても、二位以下に甘んじることが絶対にないのが、目の前にいる爆乳美少女おっぱい大剣豪であるのだ。あなたの肉棒の感度が激しく昂ぶっているのは、果たして状況による興奮なのか、それとも特異点の影響なのかは判断が付かない。武蔵は、あなたの肉棒をつまみながら優しくシゴき、小指を包皮の内側に挿入して、ぐりぐりと亀頭を撫で回してくる。仮性包茎の粗末な逸物に、愛情たっぷりにご奉仕している彼女は――


「ふぅ♡んんん……っ♡あっ♡やばっ♡んぐぐぐ……っ♡ふぅ♡ふっ♡ちが、ちがうからね、マスター……っ♡イっちゃっても、んんっ♡ただの、生理現象、だからぁ……っ♡愛情、とか、んんっ♡そんなの、まったく、全然、ないんだからぁ……っ♡」


 乳首を”カリカリカリカリ……っ♡”と競泳水着越しに引っかかれて、絶頂寸前だ。

 いつの間にか、彼女の身体を這いずり回る手が増えている。

 周りの男達は、目の前の女を「痴漢OKのドスケベ痴女」だと思っているのだろう。

 電車内で競泳水着を着て、痴漢されても一切の抵抗を見せない女がいれば、そう思わない男の方が不自然だ。あなたの目の前で、競泳水着越しの乳房を揉み込まれながら「んきゅっ♡んはぁ♡んん……っ♡」と甘い嬌声を響かせている雌は、後々の逮捕が待ち受けていたとしても、射精を一発吐き出せれば勝ちと呼べる存在であるのだ。彼女が快楽を感じて、嬌声に艶が混じっていく度に、手コキの勢いは激しくなっていく。元々あなたの今の逸物は、背が高く、脚の長い、極上の雌を満足させられる存在ではないのだ。「早漏」と馬鹿にされそうなほどの感度の高さは、目の前で、望まぬ快楽に表情を歪めている武蔵のそれをオカズにしているから。あなたであれば「武蔵のことが大事だから、彼女が痛がるようなことはしたくない」と思って絶対に出来ない――

 強引に、乱暴で、クソマゾドスケベ女だけが喘いでしまう乳揉みをされている光景に、耐えきれず――

 武蔵もまた、同様であったのだろう。

(あなたの想像が正しければ)という注釈が付くが、彼女はきっと、あなたに好意を抱いている。そんな彼女が、今、あなたの前で恥辱にも似た姿を見せているのだ。顔を耳まで真っ赤に染めながら、乱暴に身体を愛撫されて、快楽を感じている光景。武蔵はあなたに、顔を近づけてくる。全身を他の男に汚されていても、どうか、それだけは手に入れたいらしく――

 あなたに顔を近づけて、鼻息が触れる距離で――


”ぐぐぐぐ……っ♡”


「んんんん……っ!?」


 武蔵は、痴漢男の一人に上体を抱き寄せられて――


”じゅるるるる~っ♡ぶっちゅ~っ♡むちゅっ♡ぶちゅっ♡ぐぶぶ……っ♡”


「んんん……っ♡んちゅっ♡んれぇ……っ♡んはぁ♡んぐぐぐ……っ♡んちゅっ♡んれぇ……っ♡」


 その男と、濃密な口付けをするのだ。

 強引に頬を鷲掴みにされることで、口を無理やり開けさせられて――舌をねじ込まれていく武蔵。中年男性らしき彼は、左手の薬指に指輪を填めている。家に帰れば家族が待っている普通の男性ですら、痴漢に仕立て上げてしまう――文字どおりの犯罪的な美少女であり、あなたは目の前の彼女の唇が、中年男性の汚い涎でぐちゃぐちゃに汚されて――


”びぐびぐびぐ~っ♡”


 頭が壊れてしまいそうなほどの、激しい快楽を感じるのだ。

 知らない男性の臭い涎と、濃密なキスをされながら全身を撫で回されて――やがて先に、武蔵が絶頂を迎える。「んんんんん……っ♡んお……っ♡」と、普段の甲高い声色からは想像も付かないほどの低音で、武蔵は全身を激しくはずませる。それと同時に、あなたの肉棒を根元まで”ぎゅ~っ♡”と押し込んでくるので――限界を迎えて――


”びゅるるるるるる~っ♡びゅるるるるるっ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅっ♡”


”びゅ~っ♡びゅるびゅるっ♡びゅるるる~っ♡びゅるるるっ♡”


”びゅくびゅくっ♡びゅ~っ♡びゅるるるる……っ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡”


”…………っ♡♡♡”


 武蔵の競泳水着の下腹部に、あなたは精液を吐き出していく。 

 人生で最大級の快楽は、脳味噌を粉々にすり潰して下半身に落ちて、それを鈴口から吐き出させるようなものだが――それでもあなたの射精は弱く、勢いがないもの。一方で、素股をしている男は勢いよく”びゅるるるるるるる~っ♡”と吐き出していく。同じ男であっても、思わず、尊敬と畏敬を抱いてしまうような光景。立ち小便の勢いの良し悪しで、男としての質を比較するのは馬鹿げた話だと思っていたが――少なくとも射精においては、自分よりも遥かに強く逞しい雄を前に、あなたは敗北感を抱いてしまうわけで――


「ふぅ……んん……っ♡気持ち良かった、マスター……?


 ……んっ♡なら、よかった……っ♡」


 それでも武蔵は、あなたを気遣うような言葉を吐いてくるのだ。

 絶頂を迎えた彼女の身体から、男達の手は引き下がり――「次は、○○~、○○~」と電車の到着を告げるアナウンスが鳴り響く。プレイが終わるまでアナウンスがなかったのも、駅名が上手に聞き取れないのも、全てはここがセクハラ特異点だから、なのだろう。

 残ったのは、満員電車の中で競泳水着を着て――

 全身を愛撫されて、発情した雌猫が一匹だけだ。

 身体中にたっぷりと汗をかいて、競泳水着にはたっぷりと精液が染みこんでいる。下半身がぐじょぐじょになり、内腿が濡れているのは、男達の我慢汁だけが原因ではないだろう。吸水性能に長けている競泳水着ですら、カバーしきれないほどの体液を彼女は吐き出したということであり――あなたの下半身には、暗い欲望がムクムクと湧き上がってくる。

 そんな、情けない寝取られマゾのあなたに――


「……ねぇ、マスター?


 私、君のことが好きだよ?」


 武蔵は、耳元で優しく囁いてくる。


「……んっ♡なんか、今の内に言っておきたくて……これも特異点のせいかもね、たはは……っ♪


 ……大丈夫だから、ね?


 どんなに気持ち良くても……女の子を、最低にいじめる特異点だとしても……


 私、絶対に負けないから……っ♪


 武蔵ちゃんは……マスター、一筋なので……っ♡」


 彼女の吐きだした言葉に――

 あなたが襲って、押し倒してやれればどれだけ良かっただろうか。

 駅に電車が到着して、あなたと武蔵はどちらからともなく降車する。彼女の競泳水着の尻の部分に、いつの間にかカードが差し込まれていた。「ミッション2、指定された住所に行け」とだけ書かれたそれに、あなた達は従う他にないのだ。

 本来ならば、この場で武蔵を男子トイレに連れ込んでお楽しみをする権利もあるのだろう。

 彼女はあなたを心配させないため――という名目で、自身の感情を吐露してくれた。

 女心というのは、あなたには難しい話ではあるが――童貞男子の男心というのは、女性であれば、武蔵のような鈍感な少女でも容易にくみ取れたに違いない。両思いであることが判明すれば、あなた達を阻む物は何もないのに――武蔵の唇以外の”はじめて”を、全部自分が独占できるのに――とわかっても、あなたは彼女に、その一言を切り出すことが出来ない。それが「この特異点は武蔵を辱めるためのものであり、あなたの幸福は認められていないから」であるのか――それとも単純に、あなたの内側の寝取られマゾがもっと酷い結末を求めているのか。答えのほどはわからないが、口に出せない以上は仕方なく――「ほらっ、どうしたのマスター?」と、先ほどまで受けた仕打ちを気にさせないように、頑張って作り笑いを浮かべている武蔵の下に――あなたは、小走りで駆け寄っていった。



――――



「大丈夫だからね、マスター……っ♪どんな相手でも、武蔵ちゃんは負けないので……っ!」


 マスターは今、カメラマンとなって私を撮影している。

 ソファに座った私は背後を振り返り、壁から吊り下げられている「そのおっぱいで剣豪は無理でしょ(笑)おっぱい大剣豪ちゃんは最強AV男優とのセックスでも勝てるのか!?日本刀よりもちんぽを握っている方が似合うよ(笑)愛しの恋人の前で寝取られ浮気セックス12時間!!」という看板は、「よくもまあ、ここまで的確に私を怒らせることが出来るものだな」と、むしろ尊敬のような感情を抱くほどだ。

 ミッションのカードに書かれた行き先は、この一室であり――

 部屋の中には、企画書というものが置かれていた。

 私とマスターはこの状況において、何か一つとして特異点に逆らう拒否権は与えられていないのだ。先ほどの電車の中で私が抵抗をしなかったのも、この世界は”それ”がルールだからだ。決して、気持ち良すぎて逃げられなかったわけでは――いやまあ、少しはそういう面もありましたが――ないのだ。

 私はソファに腰掛けながら、その男優とやらが来るのを待っていて――

 そうすると、カメラの向こうのマスターと視線が合うのだ。

 今の私は霊基を強制的に変更されて、星条旗を模したビキニを着用している。

 浮かれ気分で、プールサイドのカジノを攻略している最中は、大した意識をすることもなかった。マスターの周りには、私に負けず劣らずの過激な水着を着た美少女達がいたのだ。それに、その――マスターが私に、そうした、邪な感情を抱いているとは当時の私も考えていなかったので――だから平気に、動き回ることが出来たのだが――

 密室の中の二人きりで、星条旗ビキニというのは話が違うのだ。

 普段着用しているサラシや、あるいはブラジャーと言った乳を覆う布よりも、圧倒的に面積が少ないのだ。水辺で着用するから水着と言うのであり、部屋の中で着用するものは下着でしかないのだ。今更、私は心臓がバクバクと弾む。マスターの股間で、逸物が勃起しているのがわかる。私が懸想していたよりも、その、少し――明らかに小さいサイズ。「いや、普段はもっと大きいんだ」「これは特異点の影響で」と言っていた彼のそれが、男の子として普通の負け惜しみなのか、それとも事実なのかはわからない。だから私には「大丈夫だってマスター♪大切なのは大きさじゃなくて……愛情なんだから……っ!」と言うことしか出来ない。マスターがどう思っているのかは知らないけれど、私は、彼のその小さくて粗末な逸物でも愛する覚悟は出来ており――

 そうこうしていると――


”がちゃっ”


 と、扉が開いて――


「ハーイ♪ワーオ……ムサシちゃん、かわいいねー……♪」


「最強AV男優」である彼が、部屋に入ってくる。

 彼は私の隣のソファに、ぼすんと勢いよく腰掛けてくる。

 その一瞬で「あっ、ちょっと好きになれないタイプだな」と私は直感的に感じる。無礼で粗野で、相手への敬意が欠けている彼は、マスターとは正反対な存在。勿論それでも「そうした常識性の欠落と引き換えに、圧倒的な剣の腕を誇っている」というのならば、逆に”あり”かもしれないが――

 特異点の影響で弱くなっている私でも、一目瞭然で、彼が強くないことは感じ取れるのだ。

 軽薄な態度で、私の肩に腕を回してくる男。「マイネームイズボブね、よろしくねームサシちゃん……今日何するか聞いてるのー?……安心してよ、俺上手だから……そうそう、そこの彼氏くんよりも満足させるよ~」と、彼は日本語に精通している様子。発音の抑揚には違和感があり、英語も混ざった胡散臭さはあるが、日常会話に問題はないのだろう。元からそういう人間であるのか、それとも特異点の影響で翻訳されているのか――それとも「本来は日本語が堪能だが、黒人AV男優として求められる役割を全うしているだけ」なのか、私にはわからないが――

 彼は――

 黒人で筋骨隆々の彼は、とても上手な日本語を話すのだ。

 全身が分厚く、ゴムのような弾力すら感じさせる筋肉。勿論それは、戦いに特化した身体という意味ではないが――身体の中に流れている血が、日本人とは圧倒的に違うのだろう。身体が大きくならず、故に、日本刀でしのぎを削るような戦いを選んだ国民性とは違い――分厚い鎧を着込んで、大きな剣で叩き潰すことを選んでいるのだ。私は勿論、サーヴァントではありますし、なんといっても剣において負けるつもりはないのだけれど――

 例えばマスターが彼と、素手で喧嘩をした場合は――

 きっと、マスターが負けてしまうのだ。

 私の心臓は、それを認識した瞬間にバクバクと弾む。

 普段の戦いならば、絶対に負ける要素はないのだ。本当に嫌なことがあれば、私とマスターには”ちゃぶ台を返す”という選択肢がある。勿論「AV撮影をぐちゃぐちゃにした責任と違約金の為に、もっと過激なことをしろと命令される」という道筋もあるかもしれないが――

 とりあえず、目の前の一瞬を切り抜けることは余裕であるのに――


「オー……ムサシちゃん、ベリーベリー可愛いね~……おっぱいも……うっお、でっかぁ……」


 今の私は――

 彼に肩越しに、胸を鷲掴みにされても抵抗が出来ないのだ。

 特異点の影響で霊基が脆くなり、普段の力をまるで出せない私と――タイマンの喧嘩をした際に、目の前の黒人の彼にマスターが勝てないという事実。ここで暴れても、私には何もメリットはない。ダヴィンチちゃんの言っていた「大人しく従うことが最良」というそれは、まるで信仰や宗教のように私の頭の中を縛り付けている。分厚く大きな掌で、私は右乳を鷲掴みにされる。左側に座った彼の、生暖かい吐息が側頭部に触れる。不快感を抱きながらも、私に出来ることはAV撮影を全うすることだけであり「あ、あはは……そうかしら……?」と、曖昧な返答をするだけだ。

 カメラの向こうで――

 マスターが、逸物を更に大きくさせているのがわかる。

 愛しい人が寝取られることへの興奮、というのは、知識としては理解している。

 だが――

 大好きなマスターが寝取られマゾであるという事実は、私の脳味噌をぐちゃぐちゃにするもの。

 本来であれば、マスターではない男に胸を揉まれたくはないのだ。

 カルデアの女性サーヴァントは、その、まあ色々と自由奔放な娘が多い。スキンシップの一環として、私の胸を背後から揉みしだいてくる娘もいる。それが、周囲に女性しかいない状況でじゃれているのならば、私としても美少女は大好きなので問題はないのだけど――

 マスターがそこにいると、話は別なのだ。

”乙女”と呼べる存在とは、まるで正反対の位置に自分がいることを重々承知した上で、私は、自分の”性”が彼に知られてしまうのは嫌なのだ。理屈の問題ではない。「好きな人の前で、恥ずかしいところを見られたくない」というのは、人に産まれて決して抗がえない本能のようなものであるのだが――


”もみもみっ♡ぐにぐにっ♡むっにゅ~っ♡むちぃっ♡むっにゅ~っ♡”


「オオ~……ムサシちゃんのおっぱい、すっごいデッカいね~……っ♪掌に収まらないくらい……俺の手も結構大きいんだけど……いやはや、ムサシちゃんのおっぱい……今までに抱いてきたどんなジャパニーズよりもデッカいよ~……♪」


「あ、あはは……ありがとうございます……っ♡」


 今――

 黒人のボブに胸を揉まれて、マスターは間違いなく興奮をしているのだ。

 最低であると罵って断罪が出来ないのは、惚れた弱みとも呼べるものだし――純愛大好きだった場合の彼が「歯が割れるほどの力強さで、精神的苦痛に、歯を食いしばって我慢している」よりも遥かにマシだからだ。ボブは私の乳房を乱暴に、強引に揉みしだいてくる。胸が性感帯であるのは、優しくて繊細な愛撫をされるからだと思っていたのだが――ボブがグニグニと、まるでゴム鞠でも揉みしだくかのように力を込めるだけで、私の身体の内側からは熱が沸々と湧き上がってくるのだ。

 ブーメランパンツを履いたボブは、既に肉棒をギンギンに勃起させている。

 それは――少なくとも、先ほど見たマスターの逸物が「赤ちゃんのおちんぽ」に思えてしまうほどには大きくて、逞しい逸物だ。異人さんは逸物と睾丸まで真っ黒なのだな、と、私は初めてみる存在に心臓をバクバクと弾ませる。

 そんな私の反応も、彼には簡単にお見通しなのだろう。

 私の腕を”むんずっ♡”と掴み――

 自身の逸物を、私の手に押しつけてくるのだ。


「ほらほら……ミーのディックも触ってよムサシちゃん……っ♪どうだい?結構自信があるんだぜ?今まで何百本もAVに出てきたけど……俺のこれにハマって、セフレになる女も大勢居るんだぜ……?日本人のちんぽとは、全然違うだろ?……おい、ムサシちゃん……♡今までお前が味わってきた男達が、アジアの黄色い猿にしか思えなくなるくらい……俺のペニスで楽しませてやるからよ……っ♡」


 私の耳元で、タバコ臭い吐息を吹きかけながら――

 彼は私に、自身の逸物を触らせてくる。


(うっわ……でっか)というのが、真っ先に抱いた感想だ。


 それは美術館の芸術品や、数千年前の建造物を前にしたときに抱く感想と同じであり――私は彼の真っ黒な逸物に、思わず、反射的に唾を飲み込んでしまう。男性の逸物というのは、女性の膣の中に挿入されて、抽送されて、射精するために神様か、仏様か、あるいは何らかの自然現象によって作り出された代物だ。それなのに彼の逸物は――マスターの逸物よりも三周りは大きく、長さもまるで違う。三十センチ、は有にあるのかもしれない。私は当然ではあるが、自身の股間に開いている穴とは産まれたときからの付き合いだ。男性と身体を重ね合わせた経験はないが、それでも、自分の身体のことならば自分が一番知っているわけで――

 目の前の逸物に――

(これ、やばいかも……っ♡)と、思考よりも先に子宮が反応してしまうのだ。

 きっと私は、目尻がトロンと落ちて、彼の逸物に釘付けになっているに違いない。

 ボブの手が力を抜いても、私は「いや、これは無理やりさせられているから」と言い訳をしながら、ブーメランパンツ越しの彼の逸物を撫で回す。硬くて、大きくて、逞しいそれは――形だけを取り繕った張り方とはまるで違う。身体の中に流れる血で、筋肉や骨格が変わるのだから、逸物の形が違うのも当然の話だ。差別的な問題ではなく、純然たる事実であり――


”…………ごくりっ♡”


 先ほどのマスターが見せてくれた、あの小さな逸物では――

 口が裂けても”いや、この黒人チンポよりも、愛情のある粗チンセックスの方が気持ちいい”とは言えないのだ。


「ほらっ、ムサシちゃん……口開けて、口……っ♡ベロもべ~っと出して……うっお、真っ赤で健康的なベロだね~……っ♡あ~、キス顔やっば……っ♡爆乳大剣豪がぁ、これから……本気のキスしちゃうんだよ?ムサシちゃんがぁ、黄色い猿ではもう満足できないぐらい、本気でぶっ潰すからなぁ……覚悟しろよぉ、サムライ気取りのバカプッシーが……っ♪」


 私はボブの命令に従って、口を大きく開けて――


”じゅるるるるるる~っ♡れろれろれろっ♡むちゅ~っ♡ちゅっ♡ぶちゅ~っ♡”


”れろれろれろっ♡ずぞぞぞぞ~っ♡じゅるっ♡はむっ♡おい、もっとベロ出せ……んじゅるる……っ♡”


「んんん……っ♡んちゅっ♡んっ♡ふぅ♡むちゅ~……っ♡んれぇ……れちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡むっちゅ~っ♡」


 ボブと濃密な、舌を混じり合わせる接吻交尾に励むのだ。

 タバコのヤニの味が絡むキスは、本来ならば不快を感じる代物なのだが――

 彼に胸を揉みしだかれて、ペニスを撫でるように命令されて、私の身体にはすっかりと火が灯ってしまっている。

 マスターは私とボブのキスを見ながら、前屈みになり興奮しているだけ。誰にも助けを求められない状況で、自分よりも弱いはずの男に――今、強引に組み伏せられている状況。屈辱とも呼べるそれは、歪んだ興奮を招いて――

 私の子宮は疼き、膣が濡れてしまっているのだ。

 ボブはそのまま、私の全身を愛撫しながらキスをしてくる。

 胸を揉む力も、膣を水着越しに押してくるそれも――全部が全部、本来ならば不快でたまらない代物。だが――「マスターのことは好きだけど、生殖行為の相手としてはそんなに惹かれない」のと同様に――私は目の前のボブが、大嫌いで仕方ない男であっても――


”あ……っ♡この人の逸物が欲しい……っ♡”


 と、私の中の雌の本能が疼いてしまうのだ。

 唾棄したくなるほどに、どうしようもない本能であっても――それがあるからこそ、人間は世界中の至る所で繁殖が出来たのだ。食欲には逆らえないように、睡眠欲には勝てないように――私は、私の性欲には勝てないわけで――


「ど、どうかお願いしますボブ様……っ♡私に……新免武蔵守藤原信玄に……ボブ様の、優秀な黒人精子を……注ぎ込んでいただけないでしょうか……♡」


 私は――

 ソファから降りて、彼の前に土下座をして懇願するのだ。

 三つ指を突きながら、額を地面に擦りつける土下座。礼儀作法としては間違っているのだが――それでも、目の前のボブがそれを一番喜ぶのだから仕方ない。尻を高く突き上げるのは「私は、頭よりも子宮が高い位置にあり、下半身で物を考えるバカ女です」という意思表示であり――彼はそれが気に入ってくれたのだろう。私の頭をぐりぐりと足の裏で、力強く、それでも優しく踏みにじりながら「しょうがねえなぁ~」と、わざとらしく煽ってくる。

 マスターはきっと、私の臀部を撮影しているはずだ。

 彼がもう少しグイグイ、童貞丸出しの態度を取らずに近寄ってくれば、私は身体の関係を結ぶつもりでいた。勿論、「いや~……マスター、童貞なところも可愛いなぁ♪」と思いながら、彼を弄んでいた私にも責任の一端はある。私が寝取られている姿を見ながら興奮している変態だが――私も、マスターに「膣肉が濡れてしまって、水着にシミが出来ている姿」を見られて興奮しているのだから、変態同士でお似合いだ。尻を高く突き上げて、フリフリと左右に振りながらボブの足の指を舐めさせられて――

 やがて、ボブも我慢の限界が来たのだろう。


「ムサシちゃん、俺のパンツを脱がせてくれよ……っ♪これからムサシちゃんを愛して、女にしてやる俺のペニスだ……っ♪たっぷり愛情が伝わるように、ご奉仕してくれよ……?」


「は、はい……っ♡かしこまりました……っ♡」


 私は彼に命じられるがままに、下着に手を伸ばす。

 鼠蹊部に食い込むようなブーメランパンツというのは、女性におけるビキニ水着と同じで、身体に自信を持っていなければ到底着用が出来ないはずだが――ボブに関しては、その心配をする必要は欠片もないのだろう。日本人の平均――どころか、黒人達と比較しても圧倒的に大きな逸物であるのだ。アジア人の特徴である鉄杭のような硬さではなく、僅かに柔らかさも含んでいるが――それは故に、膣肉の柔軟性と相性がいいということ。いずれ子を孕めば、子供を子宮からひり出す穴っぽこに置いては――彼のように少し柔らかめの30センチ砲が、最も優秀ということであり――

 私は下着から肉棒を引き抜く際に”べちんっ♡”と、顔面を叩かれてしまった。

 逸物で顔面をビンタされるそれに――この特異点で脆くなった霊基が絡んで――


「おいおい、俺のちんぽで鼻血を出してるぞこのジャップw」


「え、えへへ……っ♡申し訳ありません……っ♡」


 私は、彼のおちんぽビンタで鼻血を出してしまうのだ。

 流血をしても、ヘラヘラと媚びるような笑みを浮かべるしか出来ない私。マスターの方を振り向くことは出来ないが、彼はきっと、今、たまらなく興奮をしているに違いない。パンツを下ろした後で、私はボブの逸物を正面から見つめることになる。天井を穿つ角度でそそり立った、30センチの逸物。黒々と光ったそれは、天井の照明に照らされて神々しくも思えて――”ごきゅり♡”と、生唾を飲み込んでしまう。

 特異点によって私の身体が、淫らに改造されているだけ――と思いながらも、あるいは、私の本性が暴かれただけであるのかもしれない。淫乱であることは、何も恥ずかしいことではないと、他人からの相談ならば簡単に答えられるが――自分の子宮が、愛しいマスターよりも、目の前のボブの逸物に疼いてしまっていることは耐えがたい。


「おらっ、クソジャップ……っ♡さっさと俺様のペニスを楽しませてみろよw」と彼は、足で私の膣をぐりぐりと押し込んでくる。乱暴に弄ばれるそれは、演技の一環であるのか、彼が本性を晒しただけなのか。判断は付かないが――私が乱暴に、足の親指で膣をぐりぐりされて、気持ちいいと思ってしまったのは事実だ。


「は、はい……っ♡ボブ様、失礼します……っ♡」


 私は――

 彼の逸物へと、顔を寄せていく。

”すん、すん……っ♡”と鼻を鳴らして匂いを嗅ぐと――びっくりするほどの無臭であるのだ。よく見れば、彼の逸物には一切の陰毛がなく、それどころか股間部分のむだ毛も存在していないのだ。

 それを理解した瞬間に――

”どすん……っ♡”と、私の子宮が疼いてしまう。

 それはまるで、名刀と呼ばれる日本刀に一切の無駄が排除されているように――目の前の逸物が、女体を満足させることに特化した代物であるのだと、私が本能的に理解をしてしまうのだ。彼が言っていた「この逸物で、大勢のAV女優をセフレにしている」という言葉は、決して嘘や強がりではなく、純然たる事実であるのだ。溢れてくる生唾を飲み込むのが間に合わず――気が付けば、唇の端からそれが漏れていた。愛しのマスターの目の前で、私は30センチの黒々とした巨根に空腰を振ってしまっているのだが――

 その逸物を――肉棒を前にしている間は――

 私はマスターのことを、忘れてしまうのだ。


「ボ、ボブ様……っ♡どうか……しゃぶらせていただけないでしょうか……っ♡」


「しょうがねえなぁ、ムサシちゃんは淫乱ビッチなんだから……っ♪」


「え、えへへ……っ♡はいっ♡新免武蔵は、淫乱ビッチで……っ♡おっきいペニスが、だ、大好きなので……っ♡」


「ふぅん、ほらさっさとしゃぶれや……っ♡」


「は、はい……♡ありがとうございます……っ♡」


”ちゅ……っ♡”


 私は――

 ボブに侮辱されながら、彼のペニスに口付けをする。

 未だにマスターとは、接吻の一つもしたことがないのに――彼の大きく、カリ首の高い亀頭へと口付けをするのだ。口を開けてペニスを咥え込もうとすると、大きすぎるそれに、私の顎は限界まで稼働することになる。口淫というのは、当然ながら経験はないのだ。口で咥えて、先っちょをちろちろと舐めるだけだが――ボブは自身の逸物に自信があるので、それで満足をしてくれたらしい。「おぼこでは、咥えるのが精一杯」というそれは彼の自尊心を高めるものらしく――

 私の頭を、彼は優しく撫でてくる。

 私はと言うと、今、限界ギリギリのラインで彷徨っている。

 彼から頭を撫でられたとき、本来ならば私は(気安く触るな……っ!)と怒りを露わにしなければいけない立場だ。私の愛しい人は唯一人、マスターだけであり――彼がどれほどに、情けない寝取られマゾであっても、私が愛していれば関係ないのだが――

(あっ……嬉しい……♡)

 と、頭を撫でられながら、私の本能が感じてしまったのだ。

 それはきっと、いずれ、マスターと肉体関係を持ち、私の子宮で彼の精子を受け止めて、お掃除フェラをしている最中に頭を撫でられて――初めて抱く感情なのだ。それなのに、私は今、ボブに頭を撫でられて明確な悦びを感じている。「頭を撫でる」という行為は、幼子ではない限りは、恋仲の相手にしかされることはない。大きくザラザラとした掌で、私の髪を乱暴にぐしゃぐしゃとかき混ぜるその手付きが――

 私の雌の本能は、どうやら、たまらなく大好きであるらしい。

「ほらっ、ムサシちゃん……金玉もしっかり頼むぜ……♪」と彼に言われて、私は大きな陰嚢にご奉仕をしていく。”ちゅっ♡ちゅっ♡”と何度も何度も、彼の睾丸に口付けを交わしていくのだ。マスターとはまだ、唇が触れ合うだけのキスもしたことがないのに――”むちゅっ♡ちゅ~っ♡れろれろれろ……っ♡はむっ♡ちゅぷっ♡”と私は、ボブの睾丸へと唇を捧げていく。

「ムサシちゃんのことを孕ませるスペルマだぜ?丁寧に……愛情たっぷりに舐めてくれよ……っ♪」とボブは、私の頭を撫でながら囁いてくる。先ほどまでの乱暴で、日本人を見下すような言葉を散々聞いているのに――まるで、閨で睦言を囁くような甘い声色を奏でられると、私という雌は簡単に子宮を疼かせてしまうのだ。マスターみたいな童貞男子が、おっぱいの大きい女の子の一挙一動にビクビクとするそれが――あるいは、私という処女にとってのボブであるのかもしれない。今はもう、とにかく、目の前のそれを満足させたいとしか考えずに――黒々と光って、ずっしりと重たい睾丸を愛情たっぷりに舐め回して――

 やがて彼の睾丸が、ふやけてしまうほどに涎まみれになったところで――


「それじゃあ……そろそろ、入れるとするか……っ♪」


 私は――

 ボブにいとも容易く抱きかかえられて、膝の上に置かれる。

 最初はあれほど嫌で嫌でしょうがなかったのに――今、目の前に居るのは私の唇を奪い、乳房を揉みしだき、股間を愛撫して――何度も何度も、執拗に肉棒を奉仕させた雄であるのだ。彼は私を膝の上に載せて、カメラに正面から向き直させる。目の前に居るマスターは、ズボンに大きなシミを作っている。きっともう、何度も何度も射精をしたのだろう。星条旗ビキニを着て、黒人の陰茎と睾丸を舐め回す私の、大きな尻を眺めて――何度も何度も――

 頭の中で浮かんだ考えは、身体にゾクゾクとした興奮を引き起こしてくる。

 これから私は――

 そんなことが、まるで序章のように感じられる行為をするのに。


「……こ、これより……っ♡ボブ様に、私の処女を奪っていただこうと思います……っ♡け、剣豪気取りの、バカ女は……♡ボブ様の、黒人チンポには絶対に勝てないと……♡宣言、させていただきます……っ♡ぼ、ボブ様♡どうか♡このおっぱい大剣豪に♡ボブ様のサムライソード、挿入していただけないでしょうか……っ♡」


 頭の中に浮かんだ言葉を、私はそのまま口にしていく。

 特異点の影響だ――絶対に特異点の影響だ、と私は自分自身に言い聞かせていく。

 本来の私ならば、絶対に口に出さない言葉だ――と内心で負け惜しみをするが、マスターはそれを信じてくれず、私が本心から屈服したと思っているのだろう。何度も何度も腰を弾ませているのは、きっと、私のことを想っているからだ。ボブに愛情たっぷりのご奉仕をした上で「信じてくれ」なんて言えた義理でもないが――それでも、心の中で少し不満が湧き上がり――


「ヘイ、ムサシちゃん……っ♪そこの男とはボーイフレンドなんだろ?……俺のペニスとそいつのちんぽ……どっちが上だい?」


 ボブから尋ねられた、意地悪な質問に――


「ボ、ボブ様の方が……圧倒的に上、です……っ♡マスターのは……んっ♡ぜ、全然……大きくない、粗チンで……っ♡正直、満足できる気はしません……っ♡私は、こんな……大きくて、逞しくて……っ♡雌を虐めることが大好きな……凶悪な逸物が好きで……っ♡ボ、ボブ様……っ♡どうか、これからも私のことを……愛していただけないでしょうか……?」


「オーケー、週一のセフレでなら愛してやるよ……っ♪」


「わっ♡う、嬉しいです……っ♡ありがとうございます、ボブ様……っ♡」


「オラッ、キスするぞ……顔をこっちに向けろ……っ♡」


 私は――

 ボブに命じられるがままに、正面から彼と抱き合う。

 この特異点においては、命令に従順になる他にないのだ――というのはきっと、言い訳になるのだろう。目の前のボブは、唇を突き出してくる。普段ならばギョッとするようなそれも、私の身体が火照ってスイッチが入ってしまえば、もう止まることはない。”にゅるるるる~っ♡”と彼の口の中に舌をねじ込んで、私はそれをかき混ぜていく。先ほどの電車の中でファーストキスを奪われてから――これは、人生で二人目のキスなのだ。それなのに私の身体は、すっかりと接吻に順応した様子であり――

 舌と舌を根元で絡め合いながら、濃厚に唾液を交換し合って――


”くちゅり……っ♡”


 ボブは私の腰を浮かせて、亀頭を膣口にあてがってくる。

 カルデアにいたときは、なんとなくボンヤリと「いつかマスターとお別れの日がくるから、その前日辺りに、一回くらい関係を持つんじゃないかな」と想っていたのだが――私の処女膜は今、ボブのペニスを前に風前の灯火であるのだ。それだというのに、私の中にあるのは絶望ではなく、仄暗い興奮だ。マスターを裏切ると同時に――これから先の出来事は、寝取られマゾの彼を喜ばせるためのものであるのだ。自分の中で言い訳が成立してしまうと、歯止めは利かないとわかっているのに――


「おらっ、さっさと入れろよ……」


 と、ボブに言われるがままに――


”にゅぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「んんんんん……っ♡んぐ……ん、っぎゅ~……っ♡」


「オオオオ~…………これは、最高だなぁ……♪」


 私は腰を落として、ボブの逸物を膣に挿入した。

 身体の内側から、脳味噌を刺すような痛みと衝撃が響いてくる。

 ある程度の戦闘には慣れているのだが、それらはほとんどが、身体の外側から痛みを感じる代物だ。中国武術の八頸を喰らったような、身体の内側からの痛みは――どれほどの戦いを繰り返したところで、慣れるようなものではない。

 幸い、と呼ぶべきか。私は激しい運動を繰り返していたので、膣肉も柔軟に動いており――それで痛みが、多少は和らいだのかもしれない。処女膜はきっと、いつの間にか破れていたのだろう。流血もほとんどないのだが――それは、私だけが知っている論理であり、情けなく撮影しているマスターにとっては”処女喪失”であるに違いない。


”にゅぷっ♡ぶちゅっ♡ぐぶぶぶっ♡にゅっぷ~っ♡ぬちぬちっ♡ぬちゅっ♡”


「おおお~、たまらんなぁ♪やっぱり、ジャップの女のまんこはどれだけ味わっても最高だよ……♪」


「は、はい……っ♡ありがとう、ございます……っ♡」


「おらおら、もっと俺のことを楽しませろ……っ♪」


”べちんっ♡ばちんっ♡”


 彼は私の臀部を、激しくひっぱたいてくる。

 愛情があるSMプレイとは意味合いが違い――私の腰の振りが甘い、と、体罰のように尻を叩いてくるボブ。私の臀部が引き締まっていても、結局の所、そこに存在するのは子を孕むために必要な脂肪なのだ。尻を叩かれると、媚肉が波打つのがわかる。私の肌は弱い方なので、きっと、大きな紅葉が咲いているに違いない。今、マスターがどんな気持ちでその光景を眺めているかを考えると――ぞくぞくと、全身に鳥肌が浮かんでくる。

「オー……ラブユー♡ファックミー♡」と私は、彼の耳元で媚びるように囁いていく。

 以前のラスベガスで僅かに学んだ単語程度しかないのだが――ボブはそれが、想像以上に興奮したらしい。その国の言語を覚えたければ、現地で恋人を作ればいいと何かで聞いたことがあるが――「オー……プリーズ♪カモンカモン♡」と私が囁く度に――


「オ~……たまらん……っ♪」


 ボブは上機嫌になって、腰を振っていくのだ。

 私はもう、彼にしがみつくような体位を取っている。

 初めての交尾であるというのに、私の身体はすっかりと快楽を感じて、膣からは愛液がどぼどぼと溢れている。ソファにシミを作ってしまうほどであり――彼は私の尻たぶを鷲掴みにして、全身を激しく動かしてくる。どれほどに激しい痛みであっても、私が戦意を失うことはなく――私のことを殺せる相手は自分よりも上の達人か、あるいは超人であると思っていたのだが――


”ぬちゅっ♡どちゅんっ♡ばちゅっ♡にゅぷぷぷ~っ♡ぬっちっ♡ぬちゅっ♡”


「んおおおお……っ♡んあっ♡んぎゅっ♡ふぅ♡ふぅ♡……ああっ♡むちゅっ♡んちゅ~~っ♡れろれろれろっ♡ちゅっ♡……オー、イエース♡ラブユー……♡ファックミー……♡」


「へへへ、安心しろよムサシちゃん……っ♡俺がちゃんと、お前に英語を仕込んでやるからよ……っ♡」


 ボブは嬉しそうに、私の耳元で囁いてくる。

 自分のことをお淑やかな大和撫子だと思ったことはないのだが――私のことをよく知らない彼にとっては、従順な巨乳の日本女でしかないのだ。ボブは私とのキスをしながら、力強く抱きしめてくる。長年の稽古や戦いを経験しているからわかるのだが――彼のそれは、遊びの女を相手にしているものではない。本気の本気で、私のことを孕ませるという意思を感じられる、濃密な情欲が入り交じったもの。初めてのセックスで、そんな大量の愛を注ぎ込まれながら――彼の30センチのペニスで腹の中をかき分けられているのだ。子宮を突き上げられる度に、私の頭の中はトロトロに蕩けてしまう。時折、目の前にいるのが最愛の人ではなく、ただのAV男優だと気が付くのだが――それも、口の中に舌をねじ込まれて、濃厚に唾液を絡め合わせればすぐに消えてしまう。

 一度だけ、マスターの方を振り返ると――


”びゅるるるるる~っ♡”


 丁度、射精をした瞬間だったのだろう。

 股間には手を触れていないというのに、彼は下半身をビクビクと弾ませている。

 自分の愛しい女が、黒人男性の巨大な逸物に喘がされて、寝取られている光景を眺めて――ノーハンド射精をしているらしい。雄としては最低なその姿だが――私の背筋にはゾクゾクと、興奮が湧き上がる。「ああ、マスターくんはなんて情けないんだ」と、仄暗い感情を堪能していると――


”ぐいっ♡”


「俺だけを見ろ……オイ……っ!」


 私は――

 ボブに力強く抱き寄せられて、唇を奪われる。

 目の前にいる優秀な雄が――私に嫉妬をして、本気で、私のことを手に入れようと独占欲を剥き出しにしているのだ。街中で口説かれても、決してついていくことはないだろうが――今、私は子宮口に30センチの巨大な逸物を叩きつけられて、脳味噌がトロトロに蕩けている。子宮で物事を考える頭の悪い雌に、今の自分がなっているという事実。彼の大きく分厚い身体に、四肢を絡めてしがみつき――やがて、彼も射精が近づいてくるのだろう。私の膣の中でビクビク、ドクドクと脈動をしている逸物。最後に「プリーズ……マイベイビー……♡」と彼の耳元で囁くと、それが良かったのだろう。私の意思とは無関係に、膣肉が”ぎゅぎゅぎゅ~っ♡”と肉棒を締め付けていく。それから自分が、絶頂をしたのだと気が付き――遅れてから、全身に激しい快楽が響いていく。四肢の末端まで痺れるような快楽に、溜息を吐こうとすると――ボブに唇を重ねられて、私は、絶頂後の余韻に浸る吐息までを彼に捧げて――


”びゅるるるるるるる~~~っ♡♡♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるる~っ♡”


”びゅくびゅく♡びゅるるる~っ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡どびゅっ♡”


”びゅるびゅるっ♡びゅくんっ♡びゅ~っ♡どぴゅっ♡びゅるる~っ♡”


”…………っ♡♡♡”


 彼は――


「ウオオオ……たまらん……」


 私の身体の中で、たっぷりと精液を解き放ってくる。

 自分という存在が、そうして、雄の精液を搾り取ることが出来るようになっていると――恥ずかしながら、今更に理解をするのだ。身体の内側でびくびく、どくどくと脈動をする感触。ブーディカや巴御前は、これを当然のように経験しているのだろうか、なんてことを考えながら――私は、彼と濃厚で濃密なキスを繰り返す。どうやら彼は、一度の射精で終わらせてくれるつもりはないらしい。視線だけで上を見上げると「そのおっぱいで剣豪は無理でしょ(笑)おっぱい大剣豪ちゃんは最強AV男優とのセックスでも勝てるのか!?日本刀よりもちんぽを握っている方が似合うよ(笑)愛しの恋人の前で寝取られ浮気セックス12時間!!」と書かれた看板に視線が合う。これから12時間、ボブはきっと、私のことを犯し尽くす気だろう。この後、マスターと結ばれることがあったとしても――彼の30センチの逸物で開発されて、かき分けられた膣穴は、そこにほんの僅かな快楽も感じないのか――いや、あるいはサーヴァントという身であるのだから、膣も問題なく元通りになるのか。判断は付かないが、今確かなことは――私の膣内でまた、ボブの逸物が大きくなっていること。「今夜は寝かせないからな、マイハニー」と囁かれて、私の子宮は”きゅんっ♡”と熱を帯びて疼くのだ。自分自身が淫乱なのかはわからないが――全てを特異点のせいにして、言い訳をする準備は出来ている。「オーケー……ダーリン……っ♡」と囁くと、彼は乱暴に私をソファに押し倒して、組み伏せてくるので――だから、愛しのマスターに見守られながら、何度も何度も、私はボブに犯されてしまった。

Comments

谷澤晴夫

黒人の圧倒的なパワーで蹂躙されちゃう武蔵ちゃん、大変エロかったです。片言の英語で喘ぐところが特に良かったです。

wws2jsh7

ありがとうございます!武蔵ちゃんほんとエロい…好き…

バレット

前半も後半も、雑魚オスのマスター君と他の強オスの対比がNTR感を強化してて良いですね。 大切な処女をオナホ扱いしてくる強オスに捧げて、マスター君の粗チンじゃ気持ち良くなれないサイズに拡張しちゃうところ好きです。

wws2jsh7

ありがとうございます!武蔵ちゃん絶対窮屈だからねいっぱい広げないとね

yamada

水着武蔵ちゃんNTRは夏バテに効く。 もう永遠にNTRてて欲しい(暴論)