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「なるほど……当世風に言うと……


 あなた様は……童貞さん、なのですね……?」


 私――

 紫式部は、今――


 大勢のカメラに囲まれながら、ベッドの上で正座をしております。


 カメラの背後には大勢の男性がいて――ニヤニヤと、私に下衆な笑みを浮かべてきます。

 これが宮中の出来事であれば、私も不快感を抱くのですが――如何せん、現状は”アダルトビデオ”の撮影。殿方の肉棒に私がご奉仕をして――その痴態を録画して、数多の殿方の寂しい夜を慰めるための代物なのですから、仕方が無いと割り切っております。

 私の目の前では、彼もまた正座で私を見つめ返しております。 

 嗚呼――

 どうしてこうなったのか、と私は回顧いたします。



――――



「お金が必要だ」と、私に告げたのは愛しい彼でした。

 魔術のことを欠片も知らずとも――ただひたすらに、鍛錬をした肉体のみで魔物を倒してしまう、逞しく優秀な雄。私の生前の平安時代では決して出会えないような――しかも、女性を立てるという価値観まで持っている、最高の殿方。嗚呼――人妻の身でありながら、私は激しく愛されてしまい――彼に”メロメロ”になってしまい、この身を捧げると誓うまで絶頂させると宣言をされて、弄ばれて、彼の虜になってしまいましたが――閑話休題。

 私は現代に召喚されて、数多の書物を求めました。

 日常生活の知識や、現代において不自由をしない程度の常識は与えられていましたが――しかし、多くの書物の内容は、実際に目を通さないと得られないのです。しかも、私が生きていた時代の「手書きの、一冊の本を回し読みする時代」とは遥かに異なり――活版印刷を経た世界では、そこらの街の本屋ですら、一生を掛けても読み切れないほどの活字が並んでいるのです。

 嗚呼――

 マスターである文香様のご厚意に甘えるがままに、書物を買い漁ったのが私の失態でした。

 優しい文香様は内緒にしていたようですが――鷺沢家に送られる仕送りだけでは、購入できる本の量には限界があるのです。図書館なる施設を使おうにも――そもそも、文香様が貸し出し限度まで本を借りているのです。彼女が借りている本にも、興味を惹かれるのですが――読書の趣味というのは、各々が抱えている業とも呼べる代物。確かに興味はあるのですが「今、最も読みたい本」とは僅かに異なるので、妥協をするわけにもいかず――しかし、この世界では「住民票」がなければ図書館で本を借りることも出来ないわけで――

 悩んでいた私に――


 彼は”AV出演”を紹介してくださったのです。


 嗚呼――文香様は、激しく動揺しておりました。

 私も最初は、言葉の意味がわからなかったのですが――

 聞き終わる頃には顔を真っ赤にして、激しく動揺するばかり。

 殿方との性行為を脳内で妄想しながら、秘所に手を伸ばし自らを慰めることはありましたが――それを更に先鋭化させて、実際に、他者の交尾を眺めながら手淫に耽るというそれは、目から鱗とでも呼ぶべき代物。

 紫式部こと、藤原香子の時代には「写真」と呼べるものはありませんでした。

 この顔と身体がアダルトビデオに出演したとしても、それを結びつける人間がいるはずもありません。更には――彼もまた、どうやら大金が欲しかった様子。勿論、それは悪質な詐欺師や女衒のように、私の身体を弄ぶという意味ではありません。「本人が、それをアリとするなら、実際問題一番効率がいい」という提案であり――

 嗚呼――


 私の心は、そこで揺れてしまったのです。


 性行為への忌避感、というものはさほどありません。いえ、正確には――現代の書物を貪るように読み耽られる権利の代わりに、身体を差し出すのであれば――差し引き、私の中では読書への好奇心が勝るのです。現代において、幼い頃から無限の蔵書が与えられた文香さんとの価値観の相違。彼女もあるいは、私と同じ時代に産まれていれば――同じような考えになるのでしょう。互いに書物を読みふけり、多種多様な価値観があることを理解していたので、否定し合うことはありませんでした。

 何より――

 私はいつ、この世界から立ち去るともわからぬのです。

 こうしている数秒後に、私は、どこかの陣営からの超遠距離狙撃でこめかみを撃ち抜かれるのやもしれない身。後悔だけは残したくないと思っており――何より――

 その、お恥ずかしい話ですが――


「男優は、愛しい彼は一人だけ」という条件には、抗がうことは出来なかったのです。



――――



『は、はい……っ♪藤原香子、二十五歳……


 普段は……丸の内でOLをしております……♥』


 私の目の前で、彼は――

「今日、初めて筆下ろしをしてもらう童貞さん」を演じています。

 勿論、彼は童貞ではなく――それどころか、私と文香さんのことを一晩中貪り尽くし、きゃんきゃんと子犬のように鳴かせて、腰を抜かさせて、布団の上で潰れた蛙のようになるまでたっぷりと虐めてくる悪質な”ヤリチン様”でございます。ですが――今の彼は、とにかく童貞さんです。私の身体で興奮をして、肉棒をたっぷりと隆起させながら、今か今かと待ちわびている童貞さんなのです。

 私が着用しているのは「OLの事務服」と呼ばれるものです。

 どうやら、勤めている会社毎に制服があるらしく――世の中には、それらの”フェチ”と呼ばれる方もいるのだとか。「見る人が見れば、どの大企業か一発でわかる」と言われて、毎回違った事務服を着用しているのですが――肝心なのはそこではなく――

 今の私は――

 筆下ろし企画に応募した童貞さんの筆下ろしをする――

 助平で、破廉恥で、淫乱な事務員女の役を演じているのです。


『……AVに出ようと思ったのは、その……お恥ずかしい話ですが、お金がなくて……


 ……セックス?……あっ……せ、性交の経験ですか……?あ、あまり多くはない方で……あっ、はい……


 ……自慰行為は……手淫……指で、していたので……


 ローター……?というものは、まだ、使ったことはないです……♥』


 私は、正座をしている彼の太腿にそっと手を伸ばします。

”びくっ”と激しく弾むのは、彼が童貞さんの演技をしているからでしょう。格闘家というものに、演技の能力が必要なのかはわかりません。「パフォーマンスで、事前の記者会見ではバチバチでいがみ合っている方が盛り上がる」というのは彼の詞で、私には理解が出来ませんでしたが――

 それでも――

 目の前の彼は、ついつい虐めたくなる童貞さんの雰囲気を醸し出しているのです。


「緊張なさらないでください……っ♥」


 私は彼の手を握りしめて、瞳を見つめます。

 視力が悪いわけではないのですが、眼鏡を掛けているのは”身バレ防止”のためです。認識阻害の魔術を掛けているので、普段の私と偶然遭遇をした一般人の方は「いやあ、AV女優の藤原香子とよく似ているなぁ」と思うのが限度。本人だと認識されると面倒でも「AV女優に似ているなぁ、ってだけで声をかける奴はいない」というのが彼の説明であり、無知で無力な私はそれを信じるばかりなのですが――


「……私は……これで、五本目の出演ですから……っ♥


 頼りないかもしれませんが……私に……


 お姉さんに、先導させてください……っ♥」


 目の前でビクビクと震えている”童貞さん”に――

 私は、正面からぎゅ~っと彼を抱きしめます。

 筋骨隆々とした分厚い身体。私が生きていた時代では絶対にあり得ない、現代の栄養学やスポーツ学、肉体科学を突き詰めた先に存在する身体。自分よりも大きく、強い対戦相手――時には複数であったり、刃物を持っている相手ですら――善戦すらさせずに、瞬殺する凶暴なこの肉体に――


「あ……っ♥興奮して頂けましたか……?お姉さんの身体で……っ♥」


 私は――

 どうしようもなく、劣情を催してしまうのです。

 事務服越しに、彼の熱が伝わってきます。いつもは私のことを弄び、魔力供給の為にたっぷりと精液を注ぎ込んでくる優秀な雄様。最近では、私の肛門に指や舌をねじ込んできて――「嗚呼、こちらの穴も、たっぷりとほぐされた後は使われてしまうのですね……♥」と感じて――しかし、抵抗もせずに受け入れてしまうほどなのに――

 今の彼は、私になすすべなく弄ばれる童貞さんの役割なのです。

 雄の身体に抱きつくだけで”男日照りの、藤原香子25歳”はたまらなく劣情を催してしまうのです。短いスカートと、黒のタイツの内側で――下着に”じゅん……っ♥”とシミを作る光景すらも、今の私はカメラに捉えられているのです。

 彼は私を抱き返して、何もせずに見つめるまま。


「……いかがなさいますか?……異性との接吻は、未経験なのですよね……?……女の子の……ぷにぷにで、柔らかで……はもはもと貪れば、天上にも昇る心地の……至福の快楽を得られる……濃厚な接吻……


 お姉さんに捧げるのと……


 お姉さんに奪われるのは、どちらがお好みでしょうか……?」


 彼は、私の唇をじいっと見つめます。

 普段の彼は、私の容姿を徹底的に褒め称えてきます。

 その、実は凄く恥ずかしいのですが――彼に「顔の良さ」を褒め称えられると興奮をするのも事実。わかっております。この感情が、その、自惚れた馬鹿女の反応であることは。ですが――どうしても、最愛の殿方から「顔面が最強すぎる」「日本の歴史で一番美しい女」「ああ~、この顔見てるだけで濃いのが金玉で作られてくの実感するわぁ……」等と煽られてしまえば、どうしても、雌としては幸福を感じてしまうのです。

 彼は、私の唇に顔を近づけてきて――


「……ふふっ♪構いませんよ、童貞さん……っ♥


 お姉さんのこと……満足させてくださいね……っ♥」


”むっちゅ……っ♥”と――

 私に、唇を重ね合わせてきます。

 勿論――彼は、私と文香様をいじめるのが大好きなヤリチン様です。

 私達が調子に乗って、彼を責めすぎてしまえば――兵糧攻めとして、接吻を禁止するのです。私達はどれだけ愛されても、やはり、接吻がなければ愛を感じられない愚かな存在。膣肉をほじくられて、子宮口をコンコンとノックされても――「絶頂しながら、だいしゅきホールドで、子宮に精液びゅるびゅる流し込まれながらラブラブねっとりベロチュー」をされなければ、捨てられてしまうのではないかと不安になるのです。薬物中毒者の自伝に書かれていた、禁断症状のようなものですが――私と文香様にとって、最愛の彼に接吻をしていただくというのはそういう意味で――

 彼は――

 童貞さんになりきって、臆病な接吻をしてくるのです。

 嗚呼――私には、それがたまりません。

 彼の頬を優しく撫でて、唇を重ね合わせるだけのキスを堪能します。童貞さんの雰囲気が丸出しな、臆病なベロ肉。これから「舌を根元でくるくると絡め合わせて――唾液を交換し合う濃厚接吻交尾」が、前菜にして前戯にしか感じ取れなくなるほど、激しい行為に至るというのに――接吻を恥ずかしがるというのは、本当に、童貞さんを感じさせるのです。

 私は――

 過去に戻って、童貞だった頃の彼を抱くことは出来ません。

 格闘家である彼は、早い段階で童貞を喪失したのだとか。嗚呼――私には、その女性が憎くてたまりません。それは文香様も同様の様子であり――私と彼女は、彼の童貞を奪った女へと沸々と怒りを蓄えているというのに――


「どうしました……?


 ……ああっ♪勘違いしてはなりませんよ……♥


 接吻というのは……互いの舌と舌を……絡め合わせるのです……っ♥


 でろでろで……どろどろの……生暖かい唾液を交換し合って……っ♥雌を発情させることを……接吻、と呼ぶのですよ……?先ほどのは児戯……文字どおり、子供の遊びです……っ♥


 それとも……あなた様は……


 香子のこと……エッロ~いベロキスで……はつじょーさせたくないのですか……?」


 今、目の前に居る童貞時代の彼を抱ける興奮に――

 私は、どうしようもなく興奮しているのです。


”じゅるるるるっ♥れろれろれろ……っ♥ちゅぅ♥むっちゅ~……っ♥”


「んれぇ~……っ♥もう少し……舌を出してください……っ♥もっと……もっとです……んべーっと……お行儀が悪く……♥ママに怒られてしまうくらい……べーっと……ふふっ♥


 んぷ……っ♥


 んじゅじゅじゅ~……っ♥じゅるるるるっ♥れろれろ♥んぶぶるるる……むちゅ……っ♥


 ……ぷはぁ♥


 ふふ……っ♥突き出した舌に……唇を窄めて、吸い付く……♥

 

 ベロフェラ……と呼ぶそうですが……


 香子のベロフェラ……いかがでしたか……?」


 今の彼は、私にされるがままなのです。

 嗚呼――まさしく、初体験時の彼を相手にしているような興奮。

 このまま彼をベッドに押し倒して、貪り尽くしたいところなのですが――

 それは、与えられた台本とは違うので――


「……少し……身体が火照ってきてしまいました……


 脱がせて……いただけますか……?」


 私はベッドに尻餅をついて――

 彼に、自身の自由の権利を全て、明け渡します。


「……んっ♥……手慣れているのですね……?


 ……ふふっ♪童貞というのは、実は嘘だったりして……っ♥」


 彼は、勿論――童貞ではありません。

 私の目の前で、文香様の膣肉に何度も肉棒を挿入して――射精直後に、全く萎えないそれを私の膣内にねじ込んで、ハメハメ遊びをた~っぷりと堪能したのです。他の誰が童貞だと疑っても、他ならぬ、私と文香様にだけはそれを疑うことは出来ません。

 しかし――

 彼は、その独占欲が故に――

「AV女優・藤原香子25歳」を他の殿方に抱かせるのを嫌がるのです。

 勿論――その、私のような存在が恥ずかしがると、何を”カマトト”ぶっているのだと叱られそうですが――私だって、別に、誰彼構わずに股を開くような安っぽい売女ではありません。その必要があるのならば、躊躇いはしませんが――

 愛しい彼ではない殿方とは、交尾をしたいとは思わないのです。

 だから――「藤原香子」を抱くことが出来るAV男優様は、彼だけ。

”インターネット”では、既にそのことはバレているようです。彼には常にモザイクをかけていますが――その強靱な身体つきは同じなのです。幸いなことに、格闘家としての彼と、「藤原香子の男」が同一視されることはないようですが――

 毎回毎回、別人の振りをしながら私を抱く彼を、彼らは複雑な感情で見ているようです。

「藤原香子の身体を好き勝手に出来るなんて許せない」という嫉妬の声があれば――「経緯はどうであれ、これほどまでに極上の美女を独り占めしないでくれるのは神様の仕業」という感謝の声もあるらしいです。彼はどうやら、その感想を眺めながら、私と文香さんに肉棒をしゃぶらせるのが大好きなご様子。私達二人に彼の足指を舐めしゃぶらせながら――絶対に手が届くことのない殿方達の声を聞くのは、彼曰く「金玉にすっげえクる」のだそうです。

 案の定、彼も童貞さんの演技を忘れて、私の事務服を脱がせて行きます。

 濃厚に舌を絡ませあいながら――私のことを蹂躙する手付き。

 目つきは険しく――草食獣を前にした、飢えた肉食獣を彷彿とさせられます。数多のカメラに撮影されながら、事務服を脱がされていくOLさん。「幸運な童貞くんに藤原香子25歳を一晩プレゼント♪筆下ろしからの濃厚交尾♡極上美女に手ほどきされた童貞くんが最後はバックからガン突きで潮を噴かせちゃいます♪ほぼノーカット全12時間」の撮影であるというのに――開始してから十分も経たずに私は受け身になってしまいそうで、どうにか、抵抗をしようとするのですが――


”ぎり……っ!”


 と――

 彼が手首に、ほんの僅かの力を込めるだけで、私は無抵抗になってしまうのです。

 彼という優秀な雄にとって、一分の力すらも込めてはいないのでしょうが――それだけで、文筆業としては命である、私の手首は粉砕されかねないのです。紫式部という存在にとっては、心臓を直接鷲掴みにされるよりも遥かに恐ろしい代物。勿論、彼にはほんの僅かもそんな意図は存在しないのでしょうが――

 彼がその気になれば――

 戦闘に不向きなキャスターで現界した私には、一切の抵抗が出来ないのです。

 彼は私の事務服を脱がせて――その肢体を露わにさせてきます。私の身体がいやらしく、男好きする代物だと実感させられて行き――彼はそこに、激しい興奮を催している様子。上下の黒の下着は、文香様のものを借りましたが――彼女のよりも大きな私の乳房は、窮屈に締め付けられているのです。

 地味なOLさんが、事務服の下には黒の煽情的なエロ下着。

 どうやら、殿方はそういったものに、たまらない性的興奮を催す様子。


「……はいっ♥香子のことを……好きにしてください……っ♥」


 私は彼のことを抱きしめ返して――

 下半身で、俗に言う”蟹挟み”をして抱きしめます。

 四十八手は知識としては知っていても、実戦の経験はほとんどありません。目の前にいる彼は――色々な意味で、年下の男の子。それでも私より性経験が豊富で――

 あっさりと、下着姿になった私は全身を愛撫されるのです。

 これが「童貞筆下ろしもの」だということを、彼は忘れているのでしょうか。あるいは「シチュがどれだけ破綻しても、結局紫式部の身体がエロすぎるから大丈夫」と考えているのでしょうか。どちらにせよ――今の私は、彼に愛撫されるだけの存在。

 指先が触れるか触れないかの距離で、汗ばんだ乳房を――さながら、くすぐられるように撫でられます。私の下半身を下着越しに、少し乱暴にぐりぐりと指で押し込んでくる手付き。私の弱点を全て理解した上で――彼は、隠すこともなく貪ろうとしてくるのです。「あ……んんっ♥童貞さんのくせに……生意気、ですよ……っ♥」と必死になって抵抗をしようとするのですが――両腕を高く上げさせられて”んべろぉ~……んっ♥”と腋を舐められると、私はただのそれだけで、全身を激しく震わせながら――快楽に悶えてしまうのです。

 それから、どれほどの時間が経過したでしょうか。


”さわさわ……っ♥くにくにっ♥もみっ♥ぐに~っ♥ぺろぺろっ♥れろれろっ♥むっちゅ~っ♥ちゅぱちゅぱっ♥”


「んはぁ……んん……っ♥だ、だめです……っ♥んんっ♥どーてーさんの……んきゅっ♥ふでおろし、なのにぃ……っ♥あっ♥そこ、やだぁ……っ♥い、いんかく……んんっ♥くり、くりちゃん、だめ……っ♥あっ♥んんっ♥いじわる……しないで、ください……っ♥」


 彼は――

 私の身体を、徹底的に虐め尽くしてくるのです。

 ベッドに押し倒された私は、両腕を頭の後ろで組んでいます。縄も手枷もないのですが――彼に一言「頭の後ろで両手を組んでいろ」と命令をされたので、もう、逆らうことが出来ないのです。嗚呼――これはこれで「童貞さんですら、簡単に食べ尽くすことが出来る淫乱OL・藤原香子25歳」として官能的なのかもしれません。私の全身には、激しい鳥肌が浮かび上がっています。彼から与えられる手付きの全てには、快楽が纏わり付いているのに――未だに、絶頂という最後の一線だけは越えさせてもらえないのです。

 下着の中に手を突っ込まれて、陰核の皮をめくられて――それ以上されずに、皮を元に戻されます。ブラジャーの内側に乱暴に手を突っ込まれて、胸を揉みしだかれて「か……香子の、淫乱な……109センチLカップ……っ♥どうか……童貞さんの……おもちゃにしてください……っ♥」と言わされても――乳首を引っ掻かれることはないのです。

 嗚呼――

 私は、どうしようもなく発情しているのです。

 全身をもじもじと、欲求不満を発散させるようにくねらせて――愛液の滴る内腿は、擦りつけるだけでにちゅにちゅと淫らな水音を響かせるのです。私という一匹の雌が、これほどまでに敏感で、弱い生き物だとは想定すらしていませんでしたが――

 彼の執拗な愛撫に、私は――


「……お願いします……っ♥


 香子を……あなたの女にしてください……っ♥」


 本心から、それを宣言するのです。

 彼は私の一言を待っていたようで――

 ようやく、私の下着を脱がせてきます。

 緩慢な手付きは、感度が最大まで昂ぶった私を焦らすような代物。

 その脱衣の時間も、私の興奮は鎮まることはなく――むしろ、増す一方。

 私は――

 その裸体を、カメラに収められていきます。

 モザイクは付くと言われましたが――それは表向きの話。彼は「おたくのプロダクションが、無修正映像を横流しにしていることは知っている」「それに文句を言うわけじゃない」「こっちは合意の上で流させてやるから、その分だけ契約金を上乗せしろ」と交渉をしていたので――

 私の裸体は、一切のぼかしなしで大勢の殿方に届けられるのです。

 彼はカメラに向けて、私の股を開かせます。充血して、真っ赤になった膣肉。雄の肉棒が欲しいのだと、おねだりをするようにクパクパとしているそれは――自身の身体の一部であることが信じられないほどに、制御が出来ません。

 月のない夜にだけ、大胆になれた自分の記憶が――果たして真実であるのかどうかも、今の私には理解が出来ません。女陰をカメラにたっぷりと収められてから――

 彼は、私に覆い被さってきます。

「正常位」という詞は、誰が定めたのでしょうか。

「弱っちい雌は、雄に覆い被さられて、好き勝手に腰を振られて貪られるのが”正常”である」という――なんとも傲慢で、身勝手な内容であり――


「……は、はい……っ♥


 えーぶいは……もう……引退、しますから……っ♥


 香子を……あなたの……妻としてください……っ♥」


 その言葉に、彼は――


”にゅぷぷぷぷぷ~…………っ♥♥♥”


「んん……っ♥あっ♥ひゃぁ……っ♥ふっ♥ふっ♥……ぅううん……っ♥」


 私の膣内に、肉棒を挿入してきます。

 本来であれば、私の身体はそれを一度は拒まなければならないのですが――徹底的な全身愛撫で、最大まで発情してしまった身にございます。私の膣はいとも容易く、ほんの僅かな抵抗もなく彼の肉棒を最奥まで咥え入れて――


「はぁ……んぎゅ……っ♥ふっ♥ふっ♥……ううう゛~……っ♥」


 脚の指をピーンと伸ばして、私は絶頂を堪えます。

 彼は先ほどまで、あれほどに意地悪で悪辣な手付きで私を虐め尽くしてきたのに――今は優しく、私の頭を撫でてくるのです。肉棒をにゅっぷりと根元まで挿入して、私の肉体は激しく壊されることを待ち望んでいるのに――

 身動きを止めて、膣肉に彼の形を教え込んでくるのです。

 がっついてきて、媚肉を貪ることしか考えていない童貞くんには決して出来ない――”ベッドヤクザ”の仕打ちです。先ほどまではあれだけ、止めて欲しかった快楽が――実際に止められると、私の下半身は激しく疼いて、それを待ち望んでしまうのです。

 それでも彼は、私の頭を優しく撫でるばかり。

 頬に触れて、唇を奪い――優しく、恋人同士の時間を無言のまま堪能させるのです。強制的に私の自由を奪い、感度を最大まで高めて、知性のある人間ではなく一匹の雌犬にまで叩き落としてから――その快楽を奪い取るという手法。いえ――敢えて、手口と言いましょうか。股間に、雄の逸物を受け入れる穴っぽこを持って生まれて――この快楽に耐えられる雌など、いるはずがないのです。

 腹の奥に彼の肉棒が馴染んでいき、膣内にぬっぷりと逸物が入っているはずなのに「早く、逸物が欲しい」と私の膣は訴えかけてくるのです。それでも――まだ、彼はお預け状態。腹の内側が切なくなり「あの……」「そろそろ……」「もう……十分ですので……」と私は彼の耳元で囁きますが――

 彼は、まだまだ私を焦らす気なのです。

「あっ、壊される……♥」と確信を抱いたのは、丁度そのころです。

 腹の奥の切なさに、私はもう、涙をボロボロとこぼしながら彼を見つめます。「セックスが大好きな、淫乱OL25歳」のはずが――まるで子犬のように、彼の慈悲を懇願するしかない姿。その全てがカメラに収められたとあらば――私がこれ以上、AVに出演できるはずもありません。

 元より、最初から「五本だけ」と決めておりました。

 私は自分の肢体に、さほど価値があるとは考えていなかったのですが――どうやらAV業界というものでは、私のように「胸と尻が極端に大きく、雄を誘惑するように肥沃に育った、ドスケベ感度の雌猫」というものは高値で取引がされるようです。デビュー作から五本の間に与えられた契約金は――、三人で仲良く山分けをしたとしても、私と文香様が生涯読書をしていく上で、お金の心配をせずに済む代物。勿論、私はいずれこの世界を去らねばならない身ですが――それでも、文香様に何かを残せるのならば、それに越したことはないのです。

 一方で、それに絶望を感じているのはAV会社の方々でしょう。

 多額の契約金というのは――即ち、それを支払ってもなお余りある利益が存在する、という意味です。私がヘソを曲げて、「やっぱりやめた」と言えば――彼らは絶望する立場。「五本だけの契約」をどうにか翻意させられないかと、あの手この手で私達に甘言を投げかけてきますが――

 私とて――


”にゅ~…………っぷんっ♥ぬちゅ……っ♥にち……っ♥ぬ……っちんっ♥”


「んん……っ♥あ゛~……っ♥はぐ……っ♥ふぅ……ふぅ……んん……っ♥」


 別に、彼との濃厚交尾を他者に見せつけたいわけではないのです。

 最初はさほど、恥じらいもありませんでしたが――大勢の殿方とカメラに囲まれて、愛しい人と抱き合い――そうして、彼に一方的に貪られていくのです。私の羞恥は徐々に膨らみ――やがて、その羞恥プレイに興奮を抱いてしまうほど。五本目の今ともなると、その興奮は最大まで膨らみ――更には私は彼にたっぷりと焦らされて、弄ばれているのです。

 サーヴァントとして現界して、文香様を守る以上――

 数多の試練を乗り越える覚悟でいました。

 別陣営に捕まれば、過酷な拷問を受けるのやもしれぬとも考えていました。ですが――何の背景もない、一般の殿方に心を奪われて――今、私は自身の全ての権利を奪われているのです。太くて大きな肉棒を腹の中に埋め込まれて――子宮口を、コンコンとノックされる感触。彼は私をいたぶるように、緩やかな腰使いしかしません。もっと激しく――私の膣と、つぷつぷに立った膣ひだを使って、肉幹をシゴいてくれれば、それでいいのに――”それだけは絶対にしてたまるか”というように、私のことを焦らしてきて――

 限界が、訪れました。


「おね……がいします……っ♥


 AVは……引退、します……♥あなたの……んんっ♥あなた様の……妻として……♥子を孕み……全てを……受け止めます……からぁ……♥


 どうか……


 香子のことを……孕ませてください……っ♥」


 彼の耳元でぽそぽそと囁く言葉に――


”――どっちゅんっ♥♥♥”


「~~~~~~!!♥♥♥♥♥」


 彼もまた、限界を迎えたのでしょう。

 根元までにゅっぷりと埋まっていた肉棒を、亀頭の先端が離れる寸前まで腰を引いてから――”どちゅんっ♥”と、私の最奥に逸物を突き立ててくるのです。「杭打ちピストン」というそれは――彼が大好きで、私には絶対に耐えられない代物。強靱な肉体を持った雄が、私や文香様のように「尻がめちゃくちゃデカくて、本気ピストンをしても、淫らな尻肉で吸収できる女」にだけ出来る性行為であり――


「んあ゛っ♥おっ♥ほぉ~……っ♥んぎゅぎゅっ♥ふひっ♥あぎゅ~っ゛♥あ゛っ♥だめっ♥ごわ……ごわれ……るぅ゛……っ♥」


 私の喉からは、断末魔にも似た悲鳴が上がります。

 殿方を興奮させる為の、可愛らしく、小動物の鳴き声にも似た響きではなく――腹の奥底から響く、私が本気で助けを求める声。ああ――文香様がいれば「発情した豚の鳴き声」とでも形容をするのでしょう。野生の本能のままに、彼に子宮をコンコンと小突かれて――私は、今日何度目かの限界を迎えます。

 両手両足を”ぎゅ~っ♥”と彼の背中に絡めます。私が下になっている体位ですが――振り落とされないように、そうするのが私の精一杯。そして同時に、彼もまた射精が近いのでしょう。私の膣の中でぷくぅ♥と亀頭が膨らむ感触があります。

 何度も何度も彼には、甘くてドロドロになる、雌としての本能的な快楽を教えられていたので――絶頂をすることも出来ない、生き地獄を過ごしていました。ですが――彼の激しい、本気で、私を孕ませる気が満々の抽送で――最後に、膣肉が”ぎゅぎゅぎゅ~~~っ♥♥♥”と彼の逸物を締め付けます。「~~~~~!」と、私の言葉にならない声がカメラに収められていきます。藤原香子という一人のAV女優が――人間を辞めて、一匹の雌となる姿。背中に大量の鳥肌が立ち、背骨には痺れるような快楽が走り――私の脳天から爪先までを、稲妻が駆け抜けていきます。そして――彼もその締め付けで、限界だったのでしょう。私の身体の骨が軋みそうなほどに、力強く全身を抱きしめて――そして――


”びゅるるるる~~っ♥♥♥びゅるるるるるっ♥どびゅどびゅ♥びゅびゅ~っ♥”


”びゅくびゅく~っ♥びゅ~……っ♥どびゅどびゅ~♥びゅるる~っ♥”


”びゅ~……っ♥びゅっくんっ♥びゅるびゅる……っ♥どぴゅっ……♥”


”………………っ♥”


「んぎゅ~……っ♥ふぅ……んんっ♥はぁ……んんっ♥


 ……はぁ……はぁ……♥


 ……気持ち良かったですか……香子のおまんこは……っ♥」


 彼は――

 私の膣内に、びゅるびゅると精液を解き放っていきます。

 衆人環視の下で――私は彼に覆い被さられて、避妊具もなしに――膣の最奥にびゅるびゅると精液を注ぎ込まれていくのです。AVの販売サイトが仮に閉鎖されても――「これほどまでに極上の美女の映像は、人間の歴史が終わるまで残るのだ」と彼は言っていました。私にとっては、冗談の類いだと思っていたのですが――ああ、思えば千年も前の書物ですら、未だに時を超えて親しまれているのです。私が彼に膣内射精をされて――この雄の妻になるのだと、宣言している姿が歴史に残らないという道理は何もなく――

 私は――


”ぶるるるる……っ♥♥”


 身震いするほどの、強い背徳を感じてしまうのです。

 既に肉体は、濃厚交尾を終えた後の満足感を抱いているのですが――彼は、肉棒を引き抜いて私の顔の前にそれを突きだしてきます。一度の射精を終えて半勃起状態であるにも関わらず――私という雌を、蹂躙して陵辱することが可能な大きさと硬さ。鼻を近づけると、彼の雄の匂いと私の雌の匂いが混ざり合ったそれに、頭がクラクラとしてしまいますが――”ぺちゃ……っ♥れろれろれろ……っ♥”と、私は彼が求めるままにお掃除口淫を行います。そうして肉棒を咥えながら、これが「幸運な童貞くんに藤原香子25歳を一晩プレゼント♪筆下ろしからの濃厚交尾♡極上美女に手ほどきされた童貞くんが最後はバックからガン突きで潮を噴かせちゃいます♪ほぼノーカット全12時間」の撮影であることを思いだして――私はまだまだ、彼に鳴かされてしまうのだと、理解しています。嗚呼――私という一匹の雌は、そこに絶望ではなく、激しく深い興奮を感じてしまうのです。やがて、お掃除フェラを終えると彼の剛直はまた昂ぶり――藤原香子25歳を、自分の妻にする準備を終えるのです。私は一切の抵抗が無意味だと悟り、せめて、優しく彼に食べてもらうために――大股を開き、涙に潤んだ瞳で、彼を見つめるばかりでした。



――――



 詳しい事情は知らないが――

 聖杯戦争は、一時停戦となったらしい。

 あなたは彼女達と行動を共にして、襲いかかってくる他陣営の刺客を撥ね除けることしか考えていなかった。血湧き肉躍る戦いは、リングに囲まれた世界での退屈な試合とはまるで違う。一手誤れば――自身の首が跳ね飛ばされるやもしれぬという、激しい昂揚感。

 命がけの戦いはあなたの望むところであったのだが――

 聖杯戦争自体は、あなたの知らないところで様々な駆け引きが行われていたらしい。

 あなたでも知っている有栖川グループのお嬢様と、髪の長い武人風の超絶美女である”ランサー”の、マスターとサーヴァントによる停戦の提案。鷺沢文香と紫式部――並びに、他の陣営もそれを受け入れたらしく――


 だから今のあなたは、退屈を持て余していたのだ。


「おいおい……しっかり戦ってくれよ?俺に勝てないのはともかく……多少は試合が伸びないと、スポンサーに怒られちまうんだよwなんせ、ゴールデンの特番で生中継だからなぁ……視聴率30%は堅いとか言われてるし……まっ、最後は精々派手に血まみれでKOされてくれよ……?」


 と――

 あなたとの対戦前に、挑発をしてきた対戦相手が唯一の望みだった。

 日本中に名前を知られているスターであり――性格が最悪で女癖も悪いというのは、あなたにとっては望むところ。品行方正で性格が良ければ格闘技は強いというわけではなく――何においても勝利を優先するという態度は、あなたにとって好感すら持てる代物。「絶対に負けたくないので、勝てない相手には挑まず――だから、地下格闘技団体で最強を気取っている奴を成敗する」というスタイルだからこそ、あなたもこの対戦カードを組んでもらえたわけで――

 だから、激しく興奮をしていたのだ。

 楽屋に挨拶にきて、鷺沢文香と紫式部に色目を使い――「俺の彼女も賭けるからよぉw負けたら抱かせてくれよw」とあなたに挑発をしてくるのも――きっと、本心ではなくあなたを煽るための演技なのだろう。(文香は「あれは……本気の視線です……」と言っていたが)あなたは地下格闘技団体「炎獄」の王者として、遥か格上の対戦相手にどれだけ苦戦するのかと、ワクワク、胸を膨らませていたのだが――


”かん、かん、かーん”


 と、終戦を告げるゴングが鳴り響き――


 いとも容易く、あなたは対戦相手の絶対王者をぶちのめしていた。


 彼の名誉の為に言わせてもらうが――

 彼は、今まであなたが対戦してきた中で一番強かったのだ。

「練習はしない」「それは雑魚のやること」「俺は最強なんだから、遊んでいてもいい。文句があるなら俺を倒してみろ」というその態度は、きっとマスメディア用の上っ面なのだと――あなたは彼のフットワークから感じていたのだ。毎日の鍛錬と努力によって積み重ねられた、鋭く切れのある動き。あるいはあなたも、半年前の自分ならば苦戦を強いられたのかもしれないが――

 あなたは、鷺沢文香と紫式部に襲いかかる刺客を何体も何体も打ち倒していたのだ。

 その度に、極上の黒髪美少女二人との濃密3Pが待ち受けていたのだ。あなたの足指を二人は舐めしゃぶり、尻の穴と睾丸を2人に舐めさせることも出来るという、雄としては最上級のご奉仕。極上の美女の104センチKカップと109センチLカップによるWパイズリが待ち受けていれば――男としては、命がけの戦いに身を投じる理由となるのだ。

 勿論、その試合はキャスター・紫式部による能力補正は何もない。

 相手が卑怯な手を使ってくるのならばともかく――

 対等の試合は、対等でやるのが礼儀だ。

 だから、あなたも苦戦するとは思っていたのだが――


 どうやら、あなたは自分が思っている以上に強くなりすぎてしまったらしい。


 バトル漫画でしか聞いたことがない台詞を、まさか自分自身で吐くことになるとはな――と思いながら、あなたはインタビューに答える。アリーナの大きなビジョンにはあなたの顔が映し出されている。ライトは眼が痛くなるほどに眩く――インタビューをしているアナウンサーは、これは筋書きになかったのだろう。困惑した様子で、当たり障りのない質問を続けている。 

 あなた自身も――

 一ラウンド、ワンパンKOは想定していなかったのだ。

 もう少し粘って時間を掛けた方が、フロックや”出会い頭”と呼ばれずに済みそうだなと考えていると――


「……おめでとうございます……♡」


「とても……精悍でしたよ……っ♥」


 鷺沢文香と紫式部が――

 ラウンドガールの姿で、あなたの背後に立っているのだ。

 あなたが普段から彼女達を喜ばせるために、様々な策を練っているように――彼女達もまた、あなたを満足させようと考えていたのだろう。仮に戦いに苦戦したときに、二人の美女がラウンドガールとしてリングの上に立てば。あなたという雄は「絶対に負けられない」「勝ったらご褒美だ」と奮い立ち――また激しく拳を振るえるのだと、二人は皮算用していたのだろう。

 こうなってくると、結局一ラウンドで終わってしまったことが――様々な関係者へと申し訳なくなってくる。視聴率30%で、ファイトマネーは億を超える金額が、勝者総取り。それでこの結末は怒られかねないなと思い――だから、スポンサーを喜ばせる必要があるわけで――


「――きゃっ♡」


 あなたは――

 鷺沢文香の腰を、抱き寄せてやり――


”もみっ♡ぐにぃ♡むっちゅ~っ♡”


「んんん……っ!?」


 彼女の乳房を鷲掴みにしながら――

 その唇を、乱暴に奪ってやる。

 絶対王者は世界に憎まれなければいけないというのが、対戦相手の彼のやり方だった。視聴者からすれば、ラウンドガールのアルバイトをしている、どこかの事務所所属のグラビアアイドルが――ただ、喧嘩がちょっと強いだけの馬鹿男に強引にキスされている状況であり――

 文香は眼を白黒させていたが――


「…………っ♥」


 紫式部は、聡明に理解したのだろう。

 周囲のどよめきとは裏腹に、彼女はピタリとあなたに密着してきて――あなたは、紫式部の腰を抱いて、同様に”じゅるるるる~っ♥むっちゅ~っ♥”と濃厚に舌を絡めてやる。二人の汗ばんだ腋の下から腕を伸ばして、豊満な乳房を持ち上げてやる。

 日本中の男からの、嫉妬と怨嗟の声が聞こえてくる。

 ちょっと喧嘩が強いだけの男が――黒髪が長く、読書が趣味の極上のデカパイ美少女二人の唇を奪い――乳房を揉みしだき――そのまま、控え室への廊下を歩いて行くのだ。そこで何が行われているのか――というものは、想像する必要すらないだろう。ましてや――そこに存在するのは、武力をちらつかせた脅迫による陵辱ではない。二人の美少女はこの後、事情を聞かれても「合意の上」「私達は自分から望んでこの関係をしている」と、本心から告げるわけで――

 この国では、鷺沢文香と紫式部と3Pして、彼女達に睾丸と肛門を舐めさせたところで――犯罪にはならないのだ。

 圧倒的な法の不整備だなと感じながらも、あなたは二人の美少女の乳を揉みしだく。控え室に戻ってくる頃には――もしかして、選択肢を間違えたかもしれないと思ったが――そもそも、対戦相手をぶちのめして、アドレナリンがドバドバに出ている試合直後にあなたを誘惑してくる文香と紫式部が悪いのだ。責任転嫁をして、あなたは二人の身体を抱き寄せて、そのまま貪ってやりたくあったが――流石に、そうするわけには行かなかったので――

 だから、あなた達は試合直後の火照りを鎮めるためにホテルへと向かった。



――



「あのラウンドガールの娘の詳細教えて欲しい……乳デカすぎだろ……」


「周りの髪染めてる奴らがブスに見えるくらい、黒髪が最高に映えてたな……」


「グラビアか何かだろ?誰か事務所特定出来ないの?」


「あ~!あの会場に俺がいたら絶対に押し倒してレイプできたのにwどんだけ強かろうが、観客全員で挑めば負けねえだろw」


「【悲報】えちえちの実を食べたラウンドガール嬢、完全に雌の顔を晒してしまう」


 試合後のネットの話題は――

 鷺沢文香と紫式部が、独占していた。

 格闘技ファンにとっては「伝説の一夜」となるような試合だったかもしれないが――そもそも、日本人の男の大多数は格闘技にほんの僅かな興味も持っておらず――

 同時に「今夜のオナネタ」に興味を持っていない男も、ほとんどいないのだ。

 股間に肉棒を一本生やして産まれただけで――男という生き物は、思考回路のほとんど全てが性欲に費やされていくのだ。真面目に勉強をして良い大学に行くのも――、一流企業に就職してバリバリ働くのも――結局は、より良い嫁を手に入れる為の競争にすぎないのだ。

 あなたが試合直後に、ランドガールの鷺沢文香と紫式部を抱き寄せて、乳を鷲掴みにして、舌を濃厚に絡めるディープキスを見せつけた映像は――

 既に、日本中に拡散されていた。

 試合を見ていた者は元より――試合を見ていなかった者も、動画サイトで流れてくるそれを眼にしては、あれやこれやと語り出すのだ。それらに難色を示している人間もいたが――同じ立場で、それが出来るとなったときに、我慢が出来ないことは目の前の二人の美女で知っているのだ。勤続三十五年、真面目に働いてきて、浮気もせず、子供二人を大学に通わせているおじさまですら――真夏の満員電車で、薄着の鷺沢文香が目の前にいれば胸を鷲掴みにしてしまうのだ。飽くまで冷静を気取って「子供達の情操教育に~」という、反論出来ない大義名分を振りかざしながらも――内心は血反吐を吐くような嫉妬を感じている彼らの欲望。彼らには絶対出来ないことが、自分には出来るのだと――あなたは、暗い優越感を抱く。

「どうせ訴えてこないだろう」と、匿名掲示板で欲望を吐き出す彼らの書き込み。「あの極上の美女が、どこかの事務所に所属していないか」と必死に探しているのだ。文香はSNSをやっていないし――紫式部に至っては、そもそもが異例の存在。彼らが決して辿り着くことはないと理解しているのだが――それでも、股間の肉棒をギンギンに隆起させて、二人の水着姿を見たいと男達が必死に、不様に、抗っている姿は――あなたの優越感を何よりも高めてくれるのだ。

 そして、今――


”じゅるるるる……っ♡あむあむっ♡れろれろ……ちゅ~っ♡”


”むちゅっ♥はぷはぷ……っ♥ちゅっ♥れぇ~……むちゅ……っ♥ちゅっ♥ちゅっ♥”


 高級ホテルのベッドで、大股を開き横たわるあなたの足を――

 鷺沢文香と紫式部が、ベロベロと舐めしゃぶっているのだ。


「んちゅ……っ♡れぇ……♡いかがですか……っ♡私と式部さんの舌使いは……あなた様を、ご満足させられるでしょうか……っ♡」


「んれぇ~……れるれるれる……っ♥ふふっ♥足の指を……こうして、吸われて……っ♥指の谷間に舌を這わされるの……♥くすぐったくて快感なのですね……?」


「あ……っ♡それでは私は……んれぇ~……っ♡こうして……足の裏を舐めさせていただければ……んちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」


 二人の美少女は、あなたの足を丁寧に舐めてくる。

 試合が終わった直後のあなたの身体は――

 一ラウンドKOだが、当然のように激しい汗をかいている。

 二人の美女の腰を抱きながら、宿泊先のホテルへと向かったのだ。ファイトマネーが入ることを確信していたし──紫式部のAV出演で、手元には大金があったのだ。せっかくならばと奮発をして、高級ホテルの上層階を選んだのだ。そして道中──週刊誌の記者がホテル前で待ち伏せをしており、あなたに二人の関係を尋ねてくる。改めて考えてみると――あなた側から説明できる言葉は、何もない。聖杯戦争とやらは、一般人にとって秘匿としなければいけない代物。出会いが説明できなければ、あなたから言えることは何も無く――なので、この関係を二人に説明してもらおうとすると――


「……わ、私達は……っ♡」


「彼の……妻のような存在です……っ♥」


 と――

 文香と紫式部は、顔を真っ赤に赤らめながら大胆に発言をするのだ。

「これから……このホテルで、彼の子を孕ませてもらうつもりです……♡」「試合に勝ったら、と言う約束だったので……っ♥」「は、排卵日です……っ♡彼に愛してもらいたくて……♡」「それでは……あの、もうよろしいでしょうか……?」「これから……彼との愛しい時間が待ち受けているので……っ♡」「もう……我慢が出来ないのです……っ♥」と、二人の美少女は流し目で週刊誌の記者に宣言をする。どこからどこまでが本気で――どこからどこまでが、あなたを喜ばせる”プレイ”であるのかはわからない。週刊誌の記者は、男性として産まれてきたのが不運だった。文香と紫式部の宣言を聞きながら、彼は前屈みになるばかり。仮にICレコーダーで音声を記録していたとしても――バスト104センチKカップと、バスト109センチLカップの極上美少女がそんな発言をしたと報じれば――世間的に袋だたきになるのは、あなたよりもその週刊誌に違いない。あなたたちが一言否定するだけで、「いや、流石に嘘にもほどがあるだろ」「男の妄想を詰め込むにも限界があるだろ」と叩かれる立場にあるのだ。

 だが――

 あなたは、彼女達の「孕ませられる宣言」で興奮が最大まで昂ぶっている。

 股間の逸物は隆起していて――ラブホテルのベッドに寝転がりながら、二人に足の指を舐めしゃぶらせている間も興奮は留まる所を知らない。文香と紫式部は――足の指に舌を這わせながら、上目遣いであなたを見つめてくる。先ほどまでのラウンドガールの格好で、あなたの隆起した肉棒を物欲しそうに見つめてくるのだ。ローションよりも粘度のある唾液で、足をベタベタにされながら――

 やがて、あなたも我慢の限界が訪れる。


「あ……っ♡はいっ、かしこまりました……


 式部さんもご一緒に……っ♡」


「はい……承知致しました……っ♥


 私と文香様の身体で……っ♥」


 あなたの提案に、二人は二つ返事で肯定を返す。

 彼女達のお目当ては、あなたの屹立した肉棒だ。

 寝そべったあなたの逸物は、天上を穿つ角度でそそり立っている。試合直後に、二人の極上の美女による誘惑で最大硬度まで昂ぶらされているのだ。彼女達のようなか細い美少女を、簡単にぶち殺すことが出来そうな――凶悪な逸物。普段のあなたであれば、二人の美少女は「私が幸福にしてみせる」と言わんばかりに、愛情たっぷりに、甘々で蕩々なご奉仕をしてくるのだが――目の前に存在する”凶悪”に――


「……あなた様の大好きな……♡」


「私と文香様による……Wパイズリ……っ♥」


 更に、今まで以上の”甘々で蕩々”が必要だと感じたのだろう。

 二人は豊満な乳房で、あなたの肉棒を”むぎゅっ♡♥”と両側から挟み込む。

 彼女達の胸元にぶら下がっている、豊満で極上な肉饅頭。A5ランクの和牛や、大間に揚がった天然本マグロよりも遥かにグラム単価が高く、その価値がある極上の媚肉。読書が大好きな彼女達が「読書の邪魔になる」と思っているほどの104センチKカップと109センチLカップであり――


”ぬちゅ……っ♡♥にちゅにちゅ♡♥にゅっぷんっ♡♥ぶちゅっ♡♥ぐぶっ♡♥”


「ん……っ♡試合の後だから、でしょうか……っ♡汗の臭いが……とても濃厚で……ふぅ、ん……♡とても……興奮してしまいます……っ♡」


「いつでも……びゅるびゅると、お射精して頂いて構いませんからね……っ♥私と文香様の……豊満な乳房は、そのためにあるのですから……っ♥」


 あなたは、二人のWパイズリで簡単に骨抜きにされてしまう。

「パイズリは気持ち良くない」と、インターネットでは定番の話として語られていたが――あなたは、それも無理がないと思っていた。貧乳の風俗嬢に安いオプション料金を払って、適当に、胸の間に肉棒を挟み込むだけのパイズリ。通常の男が出来るのはそれだけであり――それですら、男達の間では勇者として語り継がれる代物なのだ。

 それなのに――

”むっぎゅ~~~っ♡♥”と、文香と紫式部は自身の豊満な乳房で、最大の圧力を捧げてくれるのだ。

 彼女達はあなたが喜んでくれるのならば、乳房の形が崩れても少しも惜しくはないのだろう。普通の女であれば、それに痛みを抱くのかもしれないが――鷺沢文香と紫式部という極上の雌は、乳首を乱暴に抓られても、それだけで膣を濡らして、肉棒を受け入れる準備が出来る女なのだ。乳房の形が乱暴にぐにぐにと歪むそれだけでも――激しい興奮と快楽を感じているらしく――

「ん……っ♡」「あ……っ♥」と、あなたの下腹部に響く嬌声を奏でてくるのだ。

”にゅっちゅ♡””ばっちゅんっ♥”と下品な水音で、あなたの肉棒は更に興奮を増していく。彼女達は、自身の乳房を押しつけてあなたの肉棒を”シゴいて”いるのだ。汗ばんだ二人の身体は、吸い付くような肌触りをしていて――それは、乳房も例外ではない。一滴のローションも必要とせずに、Wパイズリが出来る極上のデカパイであり――そこに”んれぇ~……っ♡””ぷっ♥ぷっ♥”と二人の美少女は、潤滑油の代わりに自身の唾液を追加していくのだ。彼女達が胸を揉まれて、ベロチューされている姿が全国中継されて――男達が妄想しているそれを、あなただけが独占できるという興奮。彼女達の唇は、そのキスのために100万円を払っても惜しくない男が大勢居るだろうに――それは許されず、あなたの肉棒に唾液ローションを垂れ流すことは認められているのだ。口の中でぐぶぐぶと泡立てて、れぇ~♡と垂らす姿を見られて、恥ずかしかったのだろう。文香と紫式部は上目遣いにあなたを見つめながら、Wパイズリの勢いを増していき――

 あなたは、射精寸前だ。

 文香の104センチKカップというものは、無限に揉んでいたくなる代物だ。

 彼女は読書に熱中をすると、あなたが大声で名前を呼んで肩を揺さぶらなければ、意識を取り戻すことはない。「お外では何をされるかわからないので、読書への没頭は浅めで済ませているが――自宅やリラックスできる場所では、深く没頭したい。だがそれは、聖杯戦争に巻き込まれてからは叶わなくなり――そして、あなたと出会ったことで、あなたと共にいる時間ならば叶うのだ」と――文香はうっとりと陶酔に浸っていて――

 そうして、読書に深く熱中している文香の乳房というのは、最高の柔らかさを感じるのだ。

 最初は、読書中の美少女に無断で乳を揉むことは背徳感があったのだが――徐々にあなたも、文香がそれを許してくれるタイミングを察せるようになったのだ。彼女が一度読んだことをある本を、再読しているときは――最早、それのお誘いだと言っても過言ではない。彼女の身体を持ち上げて、膝の上にのせて――服の下から乳房を鷲掴みにするのだ。彼女のうなじに顔を埋めて、黒髪の匂いをすんすんと嗅ぎながら――ブラジャーのホックを外す辺りで文香はそれに気が付く。だが――あなたが悪戯をしたいと知っているので、抵抗をすることはない。ブラを外されて、生乳を揉みしだかれ、快楽を感じて「きゅ……ふぅ……♡」と、声を漏らす辺りが――あなたにとって一番気持ちいいところなのだ。彼女の極上の、スライムのような軟乳があなたの掌に合わせて形を変える。硬く勃起した乳首をコリコリと指先で愛撫してやると、文香は肩をふるわせて――彼女が本を”パタン”と閉じても、それを無視して胸を愛撫してやると――文香は最後、半泣きになりながら「意地悪……しないでください……っ♡」と慈悲を懇願してくるので――

 無茶苦茶になるのが、極上の文香っぱいだ。

 一方で、紫式部の109センチLカップというのは――

 彼女に正面から、頭を下げて「乳を揉ませてください」とお願いをするときに最大の魅力が発揮される。

 元々、あなたと彼女は魔力供給だけの関係。文香は聖杯戦争が終わってもこの世界に残り続けるが――紫式部は、「まだ、先のことは何も考えていませんが」と前置きした上で、そうではないと知っているのだ。

 だからこそ、正面から乳を揉むことに価値があるのだ。

 生前は人妻であった紫式部。彼女は、あなたが「乳を揉ませてくれないから、戦うのを辞める」と言う卑劣漢ではないことを知っている。だからこそ――故に、紫式部には乳を揉ませない理由がないのだ。あなたという一般人が命がけで戦っているのに――「なんとなくの貞操観念」で乳揉みを拒絶することは、心優しい紫式部に出来るはずもない。

 魔力で作られた服を、一瞬で脱衣するのではなく――、一枚一枚、目の前でストリップをして脱いでいってもらう。彼女は、常に文香への背徳感を抱いているのだろう。文香があなたにベタ惚れであることを理解しているのだから、徹底的に拒んで「うわーん、文香~、紫式部におっぱい揉ませてもらえないから代わりに揉ませて~」と泣き叫ばせるのが、サーヴァントである紫式部の役割だと理解していても――

 あなたが土下座をして頼めば、彼女はこくりと頷く他にないのだ。

 途中からは頭を下げずとも、あなたがスマートフォンを置いて紫式部を見れば――彼女は、無言のまま服を脱ぎ始める関係になっていた。さて、そんな紫式部の乳房は――当然ではあるが、圧倒的な存在感がある。目の前にある媚肉饅頭は、サッカーボールやバスケットボールを彷彿とさせる代物。男に弄ばれた経験が、異常に少ないのだろう。クーパー靱帯は、彼女の乳首が上を向くレベルの新古品であり――あなたが先端を摘まみ、持ち上げると「ああっ、脂肪というのも水分なのだな」と感じさせるかのように、媚肉が一緒に持ち上げられるのだ。

 あなたは正面から、紫式部のデカパイを眺める。

 エロスの塊であるくせに、乳輪も乳首も小さいのだ。「乳輪が大きい女は感度が敏感」という話が嘘であるのは知っているが――どうやら「乳輪が小さい女は、乳首だけでイく才能がある」というのは事実であるらしい。最初は嫌々と言った態度であるくせに、あなたが乳輪をカリカリと引っ掻き、乳首をこねくりまわし、乳肉を焦らしていると――

「あの……揉まないのでしょうか……♥」と――

 前髪の御簾越しに、彼女は上目遣いを捧げてくるのだ。

 正面から”むっぎゅ~っ♥”と鷲掴みにすれば、手首が疲れるほどの圧倒的な重量と体積。極上の媚肉は、指が埋まる力強さであっても、欠片として痛みを抱くことはないのだ。”文香様”を裏切っている背徳感で、じわぁと瞳を潤わせながらも――愛しいあなたに乳房を揉まれて、子宮が疼いて、自身の両手を絡ませ合いながら慈愛に満ちた視線を向けてくるのだ。旦那のいる爆乳美女が――あなたの乳揉みに夢中になって、子宮を疼かせて「じゃあ、揉んだから帰っていいよ」と言うと――泣き出しそうになる姿に勝てるものがあるはずもなく――

 そんな、鷺沢文香と紫式部の最上級の乳房が――

 あなたの肉棒を、両側からむぎゅむぎゅと挟み込んでくるのだ。

 やがてあなたも限界を迎えて、足を爪先までピンと伸ばす。遅漏になったとしても――極上の美少女二人を前にすると、雄は射精障害とは無縁になるのだ。

 最高に気持ちいい快楽を求めるのだが――


”ぴた……っ♡♥”


「……ふふっ♪どうなさいましたか……?」


「……射精……出来ると思いましたか……?」


 二匹の雌猫は――

 愚かにも、あなたへと”寸止め”を行ってくるのだ。

 自身とあなたの間にある、圧倒的な立場の差が理解出来ていないのだろう。彼女達は乳圧を高める手を止めて、あなたの肉棒におっぱいを押しつけてくるばかり。先ほどまでの、肉棒を挟み込み、快楽を注ぎ込むポーズとは異なり――上体だけを動かして、乳の質量で押し潰してくる体位。気持ちはいいのだが――当然のように、射精までは至らない。

 あなたという雄は――

 鷺沢文香と紫式部の爆乳に、敗北しかけるのだ。

 二匹の雌はニヤニヤと笑みを浮かべている。今日の試合で最強を証明したあなたに、パイズリのおねだりをさせる――と、目的が一致しているのだろう。


「まさか……パイズリして欲しいのですか……?私と式部さんのおっぱいで……っ♡104センチKカップの……ふみふみっぱいと……♡109センチLカップの……しきぶっぱいで……っ♡にちゅにちゅ♡ぬちゅぬちゅ♡さいっこ~に気持ちいい……パイズリお射精……ぶっこきたいのですかぁ……?」


「ふふっ♪からかってはいけませんよ、文香様……っ♥優秀で逞しい雄様の手にかかれば……私や文香様なんて、簡単に食べられてしまうのですよ……っ♥あれほどまでに格好良く……優秀な雄を見せつけてくれた彼が……


 まさか……パイズリびゅーびゅーのおねだり……するはずがございません……っ♥」


「ふふっ♡そうですね……♡逞しい殿方は、私達のような……乳がデカいだけのパイズリ娼婦に命令をすることはあっても……♡まるで、愛しい恋人にするような”おねだり”は無縁ですからね……っ♡失礼しました、あなた様……っ♡最強の雄様であるあなた様を……見くびって、舐め腐って、愚弄してしまったこと……謝罪してお詫び申し上げます……っ♡」


「はいっ♥私も失礼しました……っ♥パイズリびゅっびゅ~したいよ~……♥なぁんて……とても情けないお顔で……おねだりをしているように見えて……っ♥この……デカデカ乳房……っ♥雄を誘惑して、ちんぽこ苛立たせる以外に悉皆の意味を持たない乳房で……パイズリびゅ~びゅ~してほしいのだと……っ♡小馬鹿にしていたこと……謝罪申し上げます……っ♥」


 極上の雌二匹は――

 両手の動きを止めて、上体だけで乳房を押しつけてくる。

 雄を小馬鹿にしたその口調は――試合後の格闘家にすれば、顔面をぶん殴られて血まみれになってもおかしくない代物。勿論、二人は極上の美女であるので、脳内でドバドバに放出されるアドレナリンは全て――股間の睾丸に落ちて、精液をぎゅるぎゅると製造させていく。

 目の前の二匹の雌の挑発に――

 あなたは、どんな反応をすればいいのかと考える。

 勿論、本来であるのならばあなたは「男らしい姿」を二人に見せるべきだ。ヤリでマンモスを狩っていた時代から――雌が惚れるのは、力強く、逞しく、狩猟で最も成果を上げてくる優秀な雄なのだろう。彼女達は今、自身の「鷺沢文香」や「紫式部」といった名前の、人間が作り出した社会性を取っ払って――、二匹の雌として、獣のようにまぐわいたいのだろう。あなたを挑発してくる態度には――当然、雄として逞しく接するべきであり――


”ぐいっ!”


「あ……っ♡」


「んん……いった……っ♥」


 あなたは、二人の髪を掴んでやる。

 彼女達のサラサラで、絹糸のような黒髪は――あなたは何度も触ってきたし、弄んできたし――髪コキをしてもらっているのだ。二人の美少女の許容範囲は知っているので、わざと、そこから一歩飛び出た力強さで髪を掴んで頭を持ち上げてやる。二人の美少女は、あなたのその力強さに驚きながらも――「……っ♡」「……あっ♥」と、瞳に熱が帯びていき、たまらなく発情しているようだ。

 最愛のあなたから、これから、陵辱されるのだと理解をしたらしく――

 あなたが一言、先ほどまでの淫語をまるで無視して――


”お仕置きしてやるから、さっさとイかせろ”


 と告げると、彼女達は――


「……はぃ……♡」


「承知しました……っ♥」


”ぬち……っ♡♥ぬちゅっ♡♥どちゅっ♡♥ばちゅんっ♡にゅぶっ♡ぶっちゅ~っ♡♥”


 あなたの肉棒に、両側から乳圧をかけてくるのだ。

 先ほどまでのあなたを挑発して、煽って、陰嚢の中で精子をグツグツと煮込ませて――あなたを欲情させる代物とはまるで違う。彼女達は、あなたが告げた「お仕置き」が欲しくてたまらないのだろう。早く、早くとせかすように――その爆乳を押しつけて、あなたの肉棒をシゴいてくる。あなたはそれを危惧していたのだが――彼女達は極上の美少女で、最上級のデカパイをしているのだ。顔面だけならば世界規模に通用するハリウッド女優の上位互換でも「身体がエロすぎて、現代においては色々と炎上のリスクがあるから」と拒絶されそうな――ポルノ女優になるために産まれてきたような極上の雌。雄の欲情を昂ぶらせて、精液を搾り取ることに最大まで特化したその肉体が――搾精のような手付きで乳房を押しつけてくるのだ。104センチKカップと109センチLカップに挟み込まれて――あなたも限界を迎える。足の指先をぴ~んと最大まで伸ばしきった辺りで――、二人の美少女は射精の予兆を感じ取ったのだろう。笑みを浮かべて、あなたを見つめて――


「じ~~~~~っ♡♥」


 と、声に出してくるのだ。

 二人の前髪の下に隠れた視線で見据えられて――あなたも限界を迎える。

 肉棒の激しい脈動は、二人の窮屈な乳肉に抑え込まれて、自由になることはない。それすらもあなたには心地よく――押し潰されて狭くなった尿道は、水道ホースのように激しい勢いで精液を――


”びゅるるるるる~っ♡♥びゅるるるっ♡♥どびゅどびゅ♡♥びゅ~っ♡♥”


”びゅくびゅく~っ♡♥びゅ~っ♡♥びゅっくんっ♡♥どびゅ~っ♡♥”


”びゅるるるる……っ♡♥びゅ~っ♡♥びゅく……♡♥……びゅ……っ♡♥”


”…………っ♡♥”


 あなたは、二人の乳房に吐き出していく。

 彼女達の乳房は、あなたの肉棒を埋めるだけの長さと深さを兼ね備えているのだが――Wパイズリということもあるし、何より、二人は”それ”を味わいたかったのだろう。亀頭の先端が乳房から露出して――勢いの良い精液が、二人の美少女の美しすぎる顔面を汚していく。普通の女ならば、顔にかかれば化粧ごと落とさなくてはならないので、嫌がるのだが――鷺沢文香と紫式部は、4Kで全国中継されるラウンドガールでも、すっぴんで通用する顔面の良さを持っているのだ。例えば彼女達がアイドルとしてデビューすれば――その瞬間に、シンデレラガールになれるような逸材であり――

 あなたは、そんな二人の顔面を自身の白濁で汚してやるのだ。 

 試合前は体重測定があり――あなたは自身の自然体の階級で参加していたのだが、それでも、念には念をと数日前から彼女達との肉体接触を避けていた。鷺沢文香と紫式部を、遠巻きに眺めるしか出来ない立場であればともかく――あなたは、二人の美少女にアナル舐めパイズリをさせることが出来る立場なのだ。どんな拷問よりも苦しい時間を経て、睾丸は激しく熟成されて――今日、ようやくそれが解き放たれたわけで――

 さながら、半固形状のゼリーのように二人の顔面は白濁まみれになるのだ。

 二人はこの後、どんな”お仕置き”が待ち受けているのか――気が気でないのだろう。

 内腿を擦り合わせながら、精液塗れの顔面をあなたに捧げている。

 なのであなたは、二人の手を引いてやる。

 彼女達を連れ込むのはお風呂場であり――

 あなたが命令をすると――


「……わ、私……鷺沢文香と……」


「私……紫式部が……あなた様のことを挑発してしまったこと……」


「「深く……お詫び申し上げます……♡♥」」


 鷺沢文香と紫式部は――

 あなたに、土下座で謝罪をしてくるのだ。

 二人の黒髪が、風呂場のタイルにふぁさっと広がっている。二人の美少女は、この後に待ち受けている内容は予測できなくても「わざわざ風呂場に行く、ということは、汚れるようなことをする」とは理解しているのだろう。

 射精直後のあなたの肉棒は、下を向いている。

 先端から、吐き出しきれなかった精液がぷくぅ、と風船を作っている不様な光景も、土下座をしている彼女達には見えないのだ。自身が忠誠を誓い、屈服を宣言し、決して逆らってはいけない圧倒的な立場の差を誤った二匹の雌にはお仕置きをしてやる必要があるので――

 あなたは肉幹を掴み、彼女達の頭部に照準を定めて――


”じょぼじょぼじょぼじょぼ~~っ♡”


「…………っ♡♡♡」


「ふぅ…………っ♥♥♥」


 二人の頭部へと目がけて、立ち小便を引っかけてやる。

 射精直後の肉棒には尿意が溜まっており――更には、土下座をしている黒髪美少女二人の頭へと、それをぶっかけることが出来るのだ。あなたの膀胱がパンパンに張り詰めるほどの量の小便が、勢いよく、二人の頭部に吐き捨てられていく。彼女達は腰を浮かせて、身震いをしながらも――これが”お仕置き”だと理解をしているのだろう。あなたはやがて、膀胱が空っぽになる。二人の頭から、もわっと湯気が立ちそうなほどの熱。真っ黄色の濃い小便に頭部を汚されて――


「…………っ♡」


「んん…………っ♥」


 彼女達は――

 どうやら、それで軽い絶頂を迎えてしまったらしい。

 あなたはと言うと――普通の男が、小便器や草むらに吐き出すことしか出来ない放尿を、文香と紫式部の頭に引っかけているのだ。何百年も前の物語の「カツラを作るために、美少女の長い黒髪は高く売れるのだ」という描写がよく理解出来ていなかったあなたでも――文香と紫式部の黒髪には、直感的に、同じ量の純金よりも遥かに高い価値を感じているのだ。そして――それに真っ黄色で、ほかほかな小尿をぶっかけるという背徳感。世界中の四十億人近い雄の中で、あなただけに許された特権に対する優越感に――肉棒はすぐに隆起してしまった。



――――



「それでは……失礼しますね……っ♥」


 二人の美少女がシャワーを浴びて、身体と髪の汚れをゴシゴシと洗い落とした後――

 彼女達は、あなたの為にソーププレイを提案してきた。

 そのホテルが、マットプレイ用の部屋を用意していることは知っていたのだ。通常のホテルよりも、遥かに広いお風呂場。部屋の料金は高いが――それにしても、高級ソープで鷺沢文香と紫式部級の極上美女によるマットプレイNS二輪車を要求すれば、部屋代の百倍は請求されてもおかしくないのだ。あなたは本能のままに、マットにうつ伏せになり――ローションまみれになった彼女達の身体で、ご奉仕を受ける。胸元に突いた大きな肉饅頭を、泡スポンジの代わりにして――彼女達は、あなたの背中を這いずり回るのだ。

 運動が苦手な二人であっても、ローションの潤滑性があれば、自由自在にあなたの身体を這いずり回ることが出来る。あなたの尻肉を割り広げて、肛門に乳首をキスさせたり――あるいは、自身の股間の陰毛をボディタオル代わりにして、反転した肢体であなたのうなじを洗ってきたりするのだ。それらの快楽が――まるで「序章」であったかのようになる衝撃が、待ち受けており――


 仰向けになった肉棒の上で――

 式部が、中腰になりながらがに股をしているのだ。


 彼女のすらっと長い脚は――太腿部分になると、途端にムチムチと豊満な肉付きをしているのだ。両手を頭の後ろで組んだそれは、あまりにも不様すぎる代物。それでも――紫式部は極上の美少女であり、あなたはこの先に待ち受ける快楽に、挿入前から既に射精してしまいそうだ。


「……ランサー陣営……っ♪有栖川夏葉様と……スカサハ様から教わったのです……っ♡


 ……スクワット騎乗位……と呼ぶのだそうですよ……っ♡


 雌が……殿方の為に、品性を投げ捨てて……ひたすらに媚びを売る……♡雌豚と化して雄に媚びる……とっても幸福で……ラブラブで……さいっこ~に気持ちいい……おまんこピストン……♡


 たっぷりと……堪能してくださいね……っ♡」


 文香はあなたに添い寝しながら、耳元で囁いてくる。

 とは言えど――ローションまみれの肉体で、乳房をたぷたぷと押しつけてきながら――あなたの太腿を股間で挟み込んでくるのだ。鷺沢文香の極上まんこ肉を手マンして、反対側では104センチKカップの肉饅頭を揉みしだき――雄としての欲望を堪能しながら、ただ寝転がっているだけで、肉棒を気持ち良くしてもらえる興奮。据え膳から上げ膳まで、全てを行ってもらえる最高の幸福を堪能して――


「それでは……失礼します……

 

 超人気AV女優……藤原香子のおまんこで……


 がに股へこへこ……スクワット騎乗位……させていただきますね……♥」


”にゅ………………っぷぷぷぷぷ~~~っ♥♥♥”


 と――

 紫式部は腰を落として、あなたの肉棒を挿入してくる。

「あ……っぐぅ~……っ♥」と、彼女が腹の底に響く低音を奏でてくるのは――

 それが、いつもの挿入とはまるで違うからだろう。

 ギンギンに屹立したあなたの逸物は、最大の硬度と膨張を示している。普段、紫式部は大股を開き、寝転がり、あなたを受け入れる立場であるし――騎乗位の際も、あなたに体重を預けながら肉棒を挿入するのだが――

 がに股スクワット騎乗位というのは――

 あなたの肉棒と、紫式部の膣肉しか接触する部位がないのだ。 

 普段、紫式部はぶっとい太腿であなたにしがみつき、地面で重力を受け止めているのだが――今、彼女の肢体を支えているのは足の爪先だけだ。ローションでヌルヌルの足下は、更に慎重が必要であり――通常よりも遥かに、下半身の筋肉を使うに違いない。あなたならば平気でスクワットをこなせるが――目の前に居るのは、文に親しみ、詞に焦がれ、ひとの想いに寄り添う文学系キャスターなのだ。

 それでも――


”ぬちゅ……っ♥どちゅんっ♥ばちゅっ♥にゅぶっ♥ぐぶぶぶっ♥ぶちゅっ♥ばちゅんっ♥”


「うっ♥ふぅ……っ♥いか、がでしょうか……っ♥私のおまんこは、んんっ♥腹筋を、ふぅ♥締めて、んっ♥しまりを、よく、するように……っ♥夏葉様と、スカサハ様から……教わったのです、がぁ……っ♥」


 紫式部は、一生懸命腰を振って――

 あなたの肉棒を、ピストンしてくれるのだ。

 普段の騎乗位は、互いの下半身全体が密着するが――つま先立ちのがに股スクワット騎乗位は、互いの性器しか密着することがない。そのため――あなたの下半身には、いつもよりも鋭い刺激が響いている。紫式部の膣肉の感触が――膣ひだのぬめぬめが、いつもより理解が出来るような気がする。マットプレイに使ったローションも、文字どおりの潤滑油としてあなた達の下半身を満足させていき――

 結合部からは、淫らに白い泡がぐぶぐぶと立っている。


「ふふっ♪いかがですか、あなた様……っ♡式部さんによる……本気の搾精騎乗位……っ♡本物の旦那様にすら、してあげなかった……っ♡


 あなた様だけが独占できる……さいっこ~に気持ちいい……濃厚交尾ですよ……っ♡」


 文香はあなたの耳元で、ノリノリに囁いてくる。

 彼女達は文学系美少女であるので、普段のセックスは「官能的な交尾」というのが多いのだ。互いに肌を密着させて、汗をかき、瞳を見つめ合わせながら――唇をはもはもと重ね合わせて、二匹のナメクジが一匹になるように、溶け合うような交尾であり――

 一方で彼女達は、あなたと「スポーツセックス」が体験したいのだろう。

 ワンナイトのノリで、男と女が後腐れ無く混ざり合う交尾。「顔にかけるのは絶対NGね」と女がいい、ラブホテルで休憩を終えた後に、シャワーを浴びても髪は洗わずに出て行くような代物。文香と紫式部は極上の美少女であるために、彼女達を前にすると男は雄犬に変貌して――その子宮に子種を注ぎ込んで、自分のつがいにしたいと想ってしまうのだ。そういう意味では、彼女達は不運だなと感じながら――

 

「がんばれっ♡がんばれっ♡へこへこ♡へこへこ♡ふふ……っ♡気持ちいいでしょうか……っ♡式部さんのおまんこで……ぬちゅぬちゅ……♡ぬちゅぬちゅ……♡あなた様の逞しい逸物がぁ……おまんこに……にゅっぷ~……っ♡はい、食べられちゃいました~っ♡」


「んんっ♥ふぅ♥んきゅっ♥くぅ~……ふぅ……んんん……っ♥」


 あなたは――

 文香の軽快な囁きと、紫式部の膣責めを堪能する。

 下半身を密着させる騎乗位とは違い、紫式部の膣の動き自体は単調なのだが――「大人の魔性の魅力」を感じさせる極上の美女が、乳をぶるんぶるんと揺らしながら、がに股で腰をヘコヘコとしているのだ。どれほどに極上のIVやAVよりも、網膜を通って脳味噌を興奮させる刺激であり――

 あなたはやがて、射精間近になるのだが――


「んんん~…………っ♥あっ……はぁ……んきゅ……♥


 はぁ……はぁ……ふぅ……♥


 申し訳ございません……あなた様……っ♥」


 紫式部は――

 ペタン、とあなたに跨がったまま、座り込むのだ。

 彼女の身体が、サーヴァントになって多少は強化されたところで――根底にあるのは、平安時代の文学美少女であるのだ。「いえ……流石でしたよ、式部さん……っ♡私では……この十分の一も出来ませんから……っ♡」と文香は慰みの言葉を口にする。 

 貧弱な文学美少女達が、あなたのために、その肉体を酷使してくれたとあらば――


”ぐいっ!”


「――きゃあっ!?」


 あなたは、その恩に答える必要があるので――

 紫式部の身体を持ち上げて、立ち上がるのだ。


「んんん~っ♥こ、これ……っ♥ふかいとこ、ふぅ、んん♥突き刺さって……はぁ……んぐぐぐ……っ♥うっ♥んきゅ~っ♥」


「わ、わぁ……すごい……っ♡」


 紫式部の太腿に腕を回して、尻を鷲掴みにして――

 あなたは”駅弁”の体位を取るのだ。

 正面から彼女と向き合っての駅弁ポーズに――紫式部は、即座に危機を感じてあなたにしがみついてくる。109センチLカップの肉饅頭が、あなたの胸板で押し潰される。彼女があなたの首に両腕を回せば、体重の支えが出来るので――


”じゅぶっ♥ばちゅんっ♥どちゅっ♥にゅぶっ♥ぶちゅっ♥ぐびゅっ♥ぷぴっ♥”


「んんっ♥ふぅ……っ♥あっ♥はぁ……んんっ♥は、はいっ♥これ、すき……です……っ♥逞しくて……力強くて……っ♥すき……すきです……だいすき♥あいしてます♥おしたい……しておりま――すっ!?」


 あなたは――

 紫式部と駅弁で結合したまま、スクワットをしてやる。

 元より、彼女達の身体は「内臓が本当に詰まっているのだろうか」と心配になるほどに軽いのだ。恋人繋ぎをしながらまぐわえば、手首が折れてしまうのではないかと不安になるほど。足下がローションでぬるぬるであり、下半身にはいつも以上の力を込めなければならないが――

 あなたという雄は、その程度では「万が一の事故」すら心配する必要なく、スクワットが出来るのだ。

 むしろ、紫式部の体重と、足下の不安定さが丁度いい刺激を感じさせてくれる。紫式部の身体全体をオナホール扱いして――腕と股間を使って、彼女の膣肉をガツガツとピストンしていくのだ。先ほどのがに股腰ヘコ、スクワット騎乗位で、紫式部は快感を十分すぎるほどに貪っていた。そこに――四肢の自由を奪われて、激しいピストンを叩き込まれていくのだ。膣肉がぎゅ~っと肉棒を締め付けてきて、今にも決壊してしまいそうなほど。「んんん~っ♥あぐっ♥ううっ♥んんん~っ♥」と紫式部は最後に一度、激しく、絶頂と共にあなたの肉棒を締め付けてくる。可能であれば、彼女が発狂するまで膣奥責めをしてやりたくもあったのだが――”れっろぉ~……っ♡”と、文香があなたの下半身に近づき、肛門に舌を這わせてくるのだ。極上の美少女の顔面を、あなた専用のスケベ椅子にする贅沢に、我慢が出来るはずもなく――尿道の根元を緩めて――


”びゅるるるる~~~っ♥びゅるるるっ♥どびゅどびゅ♥びゅ~っ♥びゅっくんっ♥”


”びゅるるる~っ♥びゅ~……っ♥びゅくんっ♥どびゅっ♥びゅびゅ~っ♥”


”どぴゅどぴゅ…………びゅくっ♥…………びゅくんっ♥…………っ♥♥♥”


 あなたは、紫式部の膣内に精液を解き放っていく。

 普段は窮屈な締め付けで、膣の中で肉棒の自由はないのだが――肉棒は最大硬度であり、彼女の膣は極上の絶頂によって、ぬるぬるのどろどろにほぐれているのだ。更に、そこにローションの潤滑性も加われば、あなたの脈動を阻むものは何もない。紫式部の膣内で肉棒は激しく暴れ回り――あなたは、舌を突き出しながらその快楽に悶えるばかり。最後の一滴までを吐き出したところで――あなたは、紫式部を抱きしめたまま床に座り、寝転がってやる。紫式部はもう、あなたという雄の強靱さに感情が爆発してしまったのだろう。肉棒を結合させたまま、あなたに覆い被さってくる。彼女の身長よりも長い黒髪で、あなたの視界は覆われる。すっかりと発情顔をさらして、瞳にハートを浮かべる極上の美女による――抱きつき濃厚ベロチューを貪るのだ。文香は、自分が仲間はずれになっていると想ったのだろう。あなたの腕を掴み、指先をペロペロと舐めてくるのが可愛らしくて――だからあなたは、彼女のことも抱き寄せてやる。二人の美少女が、性欲を超越した、圧倒的な愛情による濃厚なベロチューは――湯船に肩まで浸からずとものぼせてしまいそうな代物であり、だから、あなたは夢中になってそれを堪能した。



――――



「お待たせ致しました……あなた様……っ♡」


「あの……似合っているでしょうか……?」


 お風呂場でマットプレイを堪能した後には――

 当然、彼女達のお色直しが待っている。

 二人の美少女は最上級の肢体と、極上のオーラを漂わせているので、似合わないコスプレ衣装は欠片として存在しない。着物や浴衣、くノ一と言った和装から――バニーガールやシスター、星条旗ビキニと言った洋風な格好までお手の物。チャイナドレスやアオザイを着せても――元の素材がいいので、何をしても最上級の興奮が保証されているのだ。

 あなたはその度に、コスプレ衣装が汗と精液でドロドロになるまで欲望を満たしていたのだが――

 試合直後に火照った身体には――


「高級娼婦……コールガールと、言うのですよね……?」


「ふふっ♪あなた様専用の……淫らな娼婦……気に入って頂けたなら良いのですが……♥」


 彼女達の、美しいドレスが最高に似合っているのだ。

 ハリウッド映画や、海外ドラマでしか見ることがないような――内側が透けて、彼女達の裸体を晒している簡素なドレス。キャミソールにも近いそれは――、文香と紫式部の濡れた黒髪があれば、破壊力は抜群。普段、あなたがムラムラとしてラブホテルに入れば、彼女達は事後のシャワーで髪を濡らさないように気をつける。長い黒髪は、二時間の休憩では乾かし切ることが出来ないのだ。だからこそ――、髪を濡らすというのは、お泊まりをするという実感を湧かせてくれる代物であり――

 ベッドに腰掛けるあなたに、二人は抱きついて――


”はむ……っ♡ちゅるるるっ♡れろれろれろ……むっちゅ~っ♡”


”あむあむあむっ♥ちゅ~っ♥ちゅっ♥ちゅっ♥ちゅぷ……れぽれぽれぽ……っ♥”


 あなたの口に、濃密に舌を重ね合わせてくる。

 ぷにぷにな唇と、真っ赤で長く、暖かなベロ肉。極上の雌二匹の唾液は、乾いた後にも悪臭ではなく華のような香りを漂わせてくる。彼女達の身体を形成する37兆個の細胞の一つ一つは――どうやら、徹底的に雄に媚びるように出来ているらしい。あなたの肉棒はギンギンに隆起して――彼女達は、それを手でさわさわと撫でてくる。お風呂上がりのすべすべのお手手。高級ホテルに設置されたシャンプーとボディソープは、あなたが使っても大した匂いではないのに――それを二人の美少女が身に纏った途端に、脳味噌を直接刺激する甘い香りになるのだから不思議だ。


「……文香様……どうぞ……っ♥」


 二人の美少女は、順番を決めていたのだろう。

 公園で、遊具を前に子供達が行儀良くするように――鷺沢文香は「ありがとうございます、式部さん……っ♥」と小さく囁き、あなたの膝の上に跨がってくる。

 彼女は――

 鷺沢文香というのは、どうしようもないほどの美少女だ。

 碧色の瞳の由来を聞いたことはなかったが――生まれつきであることは間違いが無い。純和風を感じさせる最高に、さらさらで艶やかな黒髪に――あなたの心までを見透かしてくるような瞳であり――

 先ほどまで濃厚な交尾に浸っていたのに――


「…………っ♡♡」


 あなたは、男子中学生に戻ったかのように、照れてしまうのだ。

 目の前にいる彼女は、同級生のはずだ。同い年のはずだ。少なくとも、格闘家として結果を残しているあなたの方が社会経験は上のはずだ。それなのに――文香の瞳に見つめられると、とっくに忘れていたはずの”照れ”を感じてしまい――


「……あのっ♪


 ……今日は……排卵日なのですよ……♡」


 鷺沢文香の一言に――


「…………わぁ♥」


 あなたの肉棒は、一瞬で隆起してしまう。


「申し訳ございません……っ♡本当は、夏葉さんとスカサハさんに教わったように……っ♡体幹を使い、腹筋で締め付けて……最高の交尾でご奉仕致したかったのですが……っ♡


 ……な、何分……体力に乏しいもので……っ♡


 ですので……こうして……


 密着し合って……混ざり合って……


 一つになるような……濃厚交尾に耽っても……よろしいでしょうか……っ♡」


 文香は――

 あなたの耳元で、ぽそぽそと囁いてくる。

 雄に産まれて、絶対に逆らうことが出来ないような――本能に直接刺激を与えてくる、彼女の言葉。文香は腰を浮かせて、あなたの肉棒に”くちゅり……っ♡”と膣肉を触れさせる。先ほどお風呂場で、身体を綺麗にしてきたはずなのに――

 彼女の下半身は、粘度が高くぬるぬるの愛液で汚れているのだ。

 あなたは何もせずに、文香を見守るばかり。

 読書が大好きで、人付き合いが希薄で――大学の図書館の片隅で、本を読んでいるのが最高に似合う美少女。初めて彼女を見かけたときは、あなたは、こんな関係になることを想像すらしていなかった。文香はあなたの肉棒に片手を這わせて、照準を合わせる。亀頭の先っちょが膣肉に咥え込まれて――逃げ場がなくなると、彼女はそれがしたかったのだろう。

 あなたの首に両腕を回して、抱きしめながら――


”ぬ…………っぷぷぷぷぷ~~~~っ♡♡♡”


「んん…………っ♡♡♡」


「ふふっ♪全部入りましたね……文香様……っ♡」


 あなたの肉棒を、根元までにゅっぷりと咥え込んでいく。

 文香は、それだけで何度か絶頂に達したのだろう。

 下半身をぐいぐいと動かしながら――ピストンを必要としない、ナメクジのようなスローセックス。ポリネシアンセックスが五日掛けて行うそれを――鷺沢文香という雌は、どうやら、たったの数十分で体験することが出来るらしい。絶頂の度に、あなたの肉棒をきゅうきゅうと膣肉が締め付けてくる。互いの表皮が、性器の一番敏感な箇所にでもなったかのように――触れ合うだけで、脳にバチバチと電流が走っていくのだ。

 あなたたちはそのまま、深く呼吸をしあって夢中になるが――


『……ああ~……好き♡好き♡好き好き好き♡大好き♡』


 と――


 どこからともなく、声が聞こえるのだ。

 幻聴だと誤魔化すには、あまりにも大きな声。

 目の前で文香は、あなたを見つめたまま表情を変えない。

 じいっと瞳を見据えて――

 たまに唇を重ね合わせては、離し、それを繰り返すばかり。

 不思議に思っていると――


「……申し訳ございません、あなた様……っ♥


 私の泰山解説祭が……漏れてしまっている様子で……♥」


 紫式部は――

 恥ずかしそうに、嬉しそうにあなたに囁いてくる。

 泰山解説祭とは、紫式部が持っている魔術であるらしい。

 小難しい理屈はわからないが――要約するに「目の前の人間の心の声が聞こえてくる」「しかし、心の声を暴露されている人間には聞こえない」という二点だ。

 鷺沢文香の心の声は、あなたと紫式部には聞こえるのだが――


「わ……私の心の中身が……ま、丸見えなのですか……?」


『うう……っ♡恥ずかしいです……で、でも……この好きって想いが伝わるなら……それもいいかもしれません……」


 鷺沢文香にだけは、聞こえないのだ。

 ちょっとした羞恥プレイのような代物であり、文香は顔を真っ赤にして恥ずかしがっているが――内心は、そうではないのだろう。彼女は、自己アピールというものが苦手な性質。他者をぐいぐいと押しのけて、自分の感情や思考を発露できるタイプではなく――押しのけられて、逃げ出して、読書の世界に没頭するようになった美少女なのだ。

 そんな彼女が、顔を茹で蛸のように真っ赤にしながら――


『好きです……好き♡好き♡普段は、恥ずかしくて言えないけど……♡好きです♡愛しています♡式部さんよりも、ずっと、ずっと私の方が好きです♡はぁ……んんっ♡好き……もう……あれだけ、本を読んで、語彙力を鍛えてきたはずなのに……好き以外の言葉が、何も出てこない……好き……好き……っ♡』


 心の声で、あなたに熱心なプロポーズをしてくるのだ。

 あなたは文香を抱き寄せて、その頭を撫でてやる。


「あ……っ♡……んんっ♡これ……好き、です……っ♡」


 文香はあなたの首筋に顔を埋めながら、熱っぽい吐息と共に、愛情を吐き出す。

 サラサラの髪の毛を手櫛でほどきながら――鷺沢文香の、すべすべで、柔らかく、もちもちな肌を密着させるのだ。あなたの筋骨隆々とした、彼女達のような文系の雌が一瞬で濡れてしまうそれも――あるいは、今日のこの日のために作り上げたのではないかと、錯覚してしまうほど。

 あなたは文香の髪を優しく撫でながら、耳元で――

”どうしてほしいのか”と尋ねる。

 文香は一瞬、唾をごくりと飲み込むが――

 そこで吐き出す言葉は用意していたのだろう。

 あなたの身体を、一際強く抱きしめる。

 104センチKカップが、胸元でむにゅむにゅと押し潰される。股間の肉棒は激しく隆起して、彼女のすべすべの肌に擦りつけられる。繁殖欲を最大まで煽られた状態で、彼女は囁いてくる。


「優しく……お姫様のように、愛してはいただけないでしょうか……っ♡」


 あなたの耳元で”ぽそりっ♡”と囁くのだ。


「昔、絵本で憧れた白馬の王子様と……♡それを愛するお姫様のように……っ♡ベッドの上で……優しく抱き留めて……♡私のことを……愛して頂けないでしょうか……♡


 私のことを……


 あなた様の物語の……ヒロインにしてほしいのです……っ♡」


 文香の声色に、あなたの脳味噌はトロトロになってしまいそうだ。

 肉欲を解消させるための、濃厚交尾ではなく――心と心を繋がり合わせて、両手を恋人繋ぎで絡めて――互いの間に生じる、一ミリメートルの空白も拒むような密着ベロキスセックスがしたいのだという文香の囁きは――

 それが彼女の本心であれば、迷うことなく励めたのだが――


『……式部さんばかりずるいです……っ♡あんなに激しく……いっぱいいぢめてもらえて……っ♡私もいじめてほしいです……っ♡このエッロ~い身体に生まれてきた意味が……♡あなた専用のパコパコオナホペット……っ♡性処理玩具にあるのだと……理解させて欲しいのです……っ』


 紫式部の泰山解説祭が――

 文香の本心を、露わにしてくれるのだ。

 彼女は今、あなたと抱き合いながら――シミ一つ無いくびれた背中をなぞられて、ビクビクと悶えている。あるいは彼女の唇から発せられた言葉に、嘘はないのかもしれない。だが泰山解説祭が漏らした彼女の言葉は――彼女自身でも、決して口に出せない本心であるわけで――


「私のことを……優しく……愛おしく、抱いてください……♡」


『式部さんより……ず~っと激しく……いじめてください……っ♡』


 あなたは――


”がばっ!”


「――きゃっ!?」


 鷺沢文香の本心を、愛でてやることに決めた。


「まぁ……♥逞しい殿方ですね、本当に……ふふっ♥」


 あなたは今、ベッドに腰掛けた状態で文香と対面座位をしていた。

 彼女の尻と太腿に手を伸ばして、身体ごと持ち上げてやり――肉棒を引き抜く。

 腕力だけで、文香の身体を持ち上げなければならないのだが――そこにいるのは、身長162センチでも体重が45キロの、内臓が詰まっているのか心配になるほどに軽い美少女なのだ。文香は――自身の尻肉に指が深く埋まり、身体を持ち上げられるだけでも達してしまったのだろう。身体をビクビクと震わせているので――

”ぐるりっ”と、彼女の身体を反転させて――


”にゅ…………っぷぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”


「んんんん…………っ!?」


 あなたは――

 再度、文香の膣肉に肉棒を挿入した。

 先ほどまでの対面座位を一転させた――背面駅弁とでも言うのだろうか。

 彼女の背中と向き合いながら、あなたは駅弁で文香の膣内に肉棒を挿入してやる。

 正面で向き合えば、彼女達はその長い腕と脚の四肢を、あなたの背中と首に絡めて体重を分散してくるのだが――背面駅弁というのは、彼女の両足を抱き留めて、両腕はフリーになっているのだ。45キロという体重は、文香をおんぶや抱っこする際には全く問題ないが――「45キロの肉塊」として見たときには、ずっしりとした重量感を感じさせるのだ。

 勿論、あなたの両腕は文香の身体を支えているので、自由になることはない。彼女の膣とあなたの肉棒の間にある距離を埋めるために――腕を下げて、膝を曲げて中腰の態勢。あなたにとってそれらは「ちょっと苦しいかも」程度であり、大した負担ではないのだが――


「あ……っ♡はぁ……んん……っ♡こ……これ、はぁ……♡」


 鷺沢文香にとって――

 それは、あまりにも規格外の行為であったのだろう。

 彼女の貧弱な細腕では、天地がひっくり返ったとしても絶対に出来ない行為であり――物語の中においても、巨大なオークや怪物が美少女を貪るときにしか使われないような体位だ。あるいは文香の歳が10個下で、子供の身体であれば話は別かもしれないが――鷺沢文香は、今年の春に高校を卒業している身。成人というのは一人前の大人という意味であり――

 ファンタジー物の官能小説で妄想しながら、慰めるだけだったそれを―― 

 現実に、あなたに行われているのだ。


「……はいっ♥承知しております、あなた様……っ♥


 それでは……こちらへどうぞ……っ♥」


 紫式部は全てを理解しているようで”ガラガラ”と、窓を開けてくる。

 通常のホテルは、上層階から転落防止で窓が開かないようになっているが――高級ホテルの最上階であるので、バルコニーから見える夜景を自慢したいのだろう。高い柵は付いているので、乗り越えなければ転落する心配はない。文香には知らせていないが――先ほど、二人が着替えているときに部屋の案内を見たら「柵を乗り越えようとして力が加われば、即座に転落防止システムが作動して警報が鳴る」となっていたので――あなたの心配は「万が一、力が加わればこのドスケベ3Pを見られて恥ずかしいな」程度ではあるのだが――

”びゅうびゅう”と激しく風が吹いているそれに――


「んぎゅ……っ♡ふぅ♡ふぅ……んんんっ♡あっ♡ああ゛~っ♡だめ……だめ、です……っ♡おちて、しまいます……っ♡やめ……これ……んんん……っ♡」


 鷺沢文香は――

 脚の爪先をぴ~んと伸ばしながら、絶頂するのだ。

 膣に肉棒を――しかも、0・01ミリの避妊具なしで生の挿入をしているのだ。あなたの肉棒は、彼女の膣の伸縮を如実に感じ取ることが出来る。ホテルの最上階のバルコニーから――夜景を一望して、世界一の美女をハメ潰しているという興奮。あなたがほんの少し、力を込めて彼女を放り投げれば――文香は、それだけで簡単に絶命してしまうのだ。

 鷺沢文香がマゾだというのは、ずっと前から知っていた。

 裸であなたとスキンシップを取っているとき、彼女は、自身の子宮を下腹部越しに押し込まれる度に良い反応を見せていた。あなたが彼女を抱き枕にして、すべすべな肌と最高の髪の香りを堪能しながら眠っているとき――力を込めて、文香の身動きが出来ないようにしてやると、彼女は尻をモゾモゾと動かしてくるのだ。文香が好んでいる古い文学というのは――当然ではあるが、男性作家の方が圧倒的に多い存在。現代のポリティカルコレクトネスや多様性をまるで無視した「女は、男に股を開くために存在している」とでも言いたげな男尊女卑の世界観。文香は分別がある存在なので、その価値観に影響されることはないだろうが――”性癖”は別だ。幼い頃から教わってきた、男には絶対に勝てず、自身の媚肉は雄に食べてもらうためにあるのだという、19年間溜めに溜めてきた鬱憤と抑圧を――


”びぐびぐびぐびぐ~~~っ♡♡♡”


「ふぅ……っ♡あっ♡あくっ♡あっ♡また……イっちゃ……っ♡ふっ♡うう~っ♡」


 あなたに解放されて、半べそをかきながら喜んでいるのだ。


「ふふっ♪当世風に言えば……パパラッチ、と呼ぶのですよね……?下の階では……私達がいつ出てくるのか、今か今かと待ちわびている記者様も大勢居るはず……っ♥彼らが……張り込みに疲れて、気まぐれに月を眺めようと上を向いてしまえば……っ♥


 大学で真面目な勉強をするはずが……っ♥都会の……強く、賢く……逞しい恋人様に愛してもらっている……


 文香様のこの痴態が……見つかってしまうのですね……っ♥」


 紫式部はあなた――と言うよりも、文香の耳元に囁きを注ぎ込んでいく。

 あなたは全国生中継されている場面で、極上の美女に狼藉を果たしたのだ。今更失うものはないが――文香は違う。親族に見られても、まだ「無理やりされただけ」と言い訳をすることも出来たはずなのに――

 あなたという一匹の雄の、つがいの雌にされているそれに――


「あっ♡また……んんん~……っ♡ふきゅっ♡あっ♡だ、だめですっ♡で、でちゃう……でちゃう、ので……んんっ♡お、おねがいします……♡かわやに……おと、おといれ……いかせてください……っ♡」


 膣肉を”ぎゅうぎゅう♡”と締め付けながら、反応しているのだ。

 あなたが、文香の104センチKカップや、紫式部の109センチLカップを眼前にしたとき、一も二もなくそこに視線を惹き付けられて、鷲掴みにしたくなり、腰をヘコヘコと振ってしまう本能的な魅力が――鷺沢文香と紫式部の身体から発せられてるのだ。そして――、二人の美少女にとって、愛しいあなたというのはそういう存在だ。あなたを気持ち良くするために――今にも腰が砕けてしまいそうなのに、文香は精一杯に膣肉を締め付けて、あなたをもてなしてくれる、

 あなたはそのまま、激しいピストンを叩き込んでいく。

”ばちゅんっ♡にゅぶっ♡ぶちゅんっ♡”と――肉棒の亀頭が、膣肉から離れる寸前まで引き抜いて――”ど……ちゅんっ♡”と最奥にそれを叩きつけていくのだ。膝がガクガクと震えるのは疲れではなく、あなたの快楽がピークを迎えているから。やがて文香は、激しい絶頂を迎える準備が出来たらしい。下半身をビクビクと、痙攣させるように弾ませている。「あっ♡だめ……っ♡でちゃい……ます……っ♡」と、命乞いのようにきゅうきゅう鳴いている声色も――普段のあなたならば、聞き取ってやれたのだろうが――今はそんな余裕もなく――

 やがて彼女が「んんんん~っ♡」と、噛み殺しきれない絶頂を漏らして――

”びぐびぐびぐ~っ♡”と膣肉を締め付けてくるので――


”びゅるるるるる~っ♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅ~っ♡”


”びゅぐびゅぐっ♡びゅ~っ♡びゅっくんっ♡どぴゅっ♡びゅ~っ♡”


”びゅるるる……っ♡びゅくん……っ♡びゅ~……びゅるる……っ♡”


”…………っ♡”


「ふふっ♪……逞しく、かっこいいお射精でしたよ……あなた様……っ♥」


 あなたは、文香の膣内に精液を解き放っていく。

 尿道をびゅるびゅるびゅると駆け上がっていく精子は――半固形状のゼリーのように、それだけであなたの腰が抜けそうなほどの快楽を響かせてくるのだ。乳がデカく、体重が軽く、肌がサラサラで雌のフェロモンがむわむわと詰まった髪の匂いを嗅がせてくれる文香なのだ。普段であれば、持ち上げたまま無限にスクワットが出来たとしても――極上の雌が本気で、あなたの子を孕むつもりで膣肉を締め付けて、精液を搾り取ってきているのだ。あなたも下半身が限界を迎えるのだが――


”ぷしゃ……っ♡じょぼじょぼじょぼ~っ♡”


「ああ……っ♡」


 文香は――

 朦朧とした意識の中で、失禁を垂れ流すのだ。

 膀胱に小尿が溜まり、尿意を催したとしても――大の大人であれば、それを簡単に我慢することが出来るのだ。大渋滞にはまった高速道路の真っ只中であればともかく――大の大人が、ホテルの一室で小便を漏らすことなどあってはいけない。文香の下半身が、さながら、幼児と同じ程度まで力が入らないということだ。彼女の股間から吐き出されたおしっこは、バルコニーの柵を通り越して――遥か階下の地面へとばらまかれていく。夜のことであり、そこは道路にも面していない。「スキャンダルを求めて、不法侵入をしているパパラッチ」にしかかからないだろう、と考えながら――風が強く身体が冷えたので、あなたは、文香の身体を抱きかかえたままホテルの室内に戻ってやった。



――――



”にちゅっ♡ばちゅんっ♡どちゅっ♡ぐぶっ♡ぶちゅっ♡にゅっぷ~っ♡”


「あなた様……?……有栖川夏葉さんが……お会いしたいと仰っているのですが……?」


”ぬぷっ♥ぷちゅんっ♥ばちゅばちゅ♥にゅっぷ~っ♥ぐぶぶっ♥ぶちゅっ♥”


「スカサハ様も、あなた様に興味があり……一度手合わせしてみたいそうで……っ♥……それと交換条件に、その……こちらの性技を教わったのですが……っ♥」


 あなたは今――

 ホテルのベッドに寝転がりながら――

 鷺沢文香と紫式部による、お掃除Wパイズリを堪能している。 

 あなたという雄は、通常であれば一晩中――月が昇り、やがて沈むまで彼女達の媚肉を制覇することが出来た。極上の雌は、攻めに回ればあなたの金玉を空っぽにしてくるのだが――受けに回れば、あなたの人差し指一本で腰を弾ませて絶頂するのだ。自身の股間と相談しながら、彼女達を満足させることを考えて行為に及んでいたのだが――

”へにゃ……っ♡♥”と、あなたの肉棒は半勃起状態であるのだ。

 流石に今日ははしゃぎすぎた、とあなたは自戒する。二人の膣肉からは”こぽぉ……♡♥”と、あなたが注ぎ込んだ白濁が漏れている。彼女達の身体に、合わせて二桁の射精を注ぎ込んだのだ。金玉が空っぽになるのは当然のことであり――

 だから、今日はこれで終わりだと──

 あなたはティッシュの代わりに文香の104センチKカップと、紫式部の109センチLカップで肉棒を綺麗にしてもらっていたのだが――


「……夏葉さんは……私の話を聞いて、どうやら、その……♡あなた様に興味を抱いたそうです……っ♡……逞しく、強く……っ♡雄としては最強の殿方……っ♡そうです……ね……っ♡世界中のどのようなボディガードを相手にしても、あなた様に勝てるとは到底思えません……っ♡ましてや……ここは日本で、重火器の携帯も許可されていませんから……っ♡


 ……だから……夏葉さんに告げたのです……♡


 仮に……彼がその気になれば……っ♡


 夏葉さんは……なすすべなく、レイプされてしまうのだと……っ♡


 勿論……法を無視すれば、刃物程度であれば護衛の方々に持たせられるでしょう……っ♡ですが……あなた様が、刃物を持った複数の方と試合を組まれて……圧勝した動画を見せれば、そこで彼女も……理解してしまったのです……っ♡


 あなた様は……


 世界で唯一……有栖川夏葉を……レイプ出来る雄なのだと……っ♡」


「スカサハ様も同様でございますよ……?あなた様は……少なくとも、この地球上において最も強い雄であることに間違いはないでしょう……っ♥ああっ♥歴史を紐解いていったとしても、肩を並べられる神域に至れるのは……僅か数人程度……っ♥


 そのあなたに……私が、キャスターとして……


 スカサハ様をレイプできるように……大量の魔術をかけるのです……っ♥


 ああっ♥勿論……勝てるかどうかはわかりませんよ……?あちらは最強のランサー……サーヴァント……っ♥ですが……同時に、あなたが勝てるやもしれぬわけで……っ♥


 ふふっ♪


 まさか……聖杯戦争で、自分をレイプして……雌として孕ませる気が満々の殿方に出会えるとは……


 ……おわかりですか、あなた様……?


 あなた様がお望みならば……♥スカサハ様を……自身の妻として娶ることが出来るのですよ……っ♥」


 二人の美少女は――

 スマートフォンに映った、有栖川夏葉とスカサハをあなたに見せつけながら、Wパイズリで挑発をしてくるのだ。

「休戦協定」を結ぶ際に、主導していた二人の美少女。有栖川家のご令嬢と――最強のランサーは、どちらも引き締まった身体に豊満な乳房をしている。文香や紫式部とは違ったタイプの美少女であり――あなたの肉棒に、ビンビンに響く極上の肢体。プライドが高そうな美少女達が、あなたの前に跪き――四つん這いになりながら、肉棒に舌を這わしていく光景は、雄にとって本能的に興奮を煽るものであり――

 極上の美女二匹を――

 あなたは、手に入れるチャンスを与えられているのだ。

 それ以外にも――他の陣営の写真もスマートフォンには映っている。彼女達が「万が一、休戦協定を抜け駆けする陣営があれば、残りの陣営でそいつらを叩き潰す」という協定を結んでいたので――全陣営の写真が残っているのだ。

 彼女達は――

 あなたが日常では滅多に見ることがない、極上の美少女。

「美しすぎると、容姿を売って金にする必要すらないのだ」と理解をさせられてしまう――アイドルやモデルよりも、遥かに上の美しさを湛えている美少女達。

 まるで、風俗のカタログでも見ているかのようなそれに――


”むくむくむく……っ♡♥”


「あ……っ♡」


「ふふ……っ♪」


 あなたの肉棒は、激しく隆起してしまう。


「ふふっ♡しょうがないお人ですね……っ♡私と式部さんだけでは……物足りないのですか……っ♡」


「これほどまでに素晴らしい快楽を教えられてしまえば……彼女達もきっと……逆らえないと想いますよ……っ♥」


 二人の美少女は、あなたの勃起した剛直にWパイズリをしながら頬ずりをする。

 黒髪の極上美少女が、ぷにぷにほっぺを肉棒の先端に擦りつけてくるのだ。あなたという雄が想像しうる限りの全ての幸福を――バスト104センチKカップの鷺沢文香と、バスト109センチLカップの紫式部で実現させることが出来るのだ。あなたが指示すると――「はい……っ♡」と、文香があなたの股間の上に跨がってきて――「それでは、こちらを失礼致します……っ♥」と紫式部が、あなたの頭を膝枕で抱き寄せながら、乳首を吸わせてくるので――極上のエロ雌二匹による快楽を、あなたは、日が昇るまでたっぷりと楽しんだ。

Comments

カツ

書きたい言いたい事はたくさんあり。たくさんありすぎてどう表現していいかわかりません 最高の小説をありがとうございます。

yuha

3話に至る長編お疲れ様でした…! 文香と紫式部という誰が書いてもドスケベにしかならないからこそ逆に難しい題材を、ここまで見事に調理するのはもう本当に流石の一言です! ありとあらゆる優越感を味わえると言わんばかりの、極上の美女達を好きにし放題という男としてこれ以上ないであろう酒池肉林…これはもうマイク・Oさんにしか書けない代物だと思います…! 個人的にラウンドガールの2人を見せびらかす所がめっちゃ優越感あってお気に入りです…! 毎度素晴らしい作品を見せて頂きありがとうございます!!

wws2jsh7

ありがとうございます!最高だったら嬉しいです!

wws2jsh7

ありがとうございます!日本中に見せつけちゃうのいいですよね……海外の無断転載とかで何千万回とか再生されちゃっててもいい……元がエロいからなにしても美味い……

Anonymous

最高でした! 有栖川とスカサハの続きのお話、とても楽しみにしております!!

谷澤晴夫

童貞を手ほどきする紫式部が、その心の内と事実からの言っている事のギャップがエロくて良かったです。専属AV女優という最高の見せつけも最高でした。その後の試合に勝った後の、強い雄が雌を貪るという弱肉強食の最高の表現も良かったです。 文香の孕ませも良かったですけど、紫式部のAV女優引退宣言からの妻になるも最高でした。 夏葉とスカサハ以外のマスターとサーヴァントもすごい楽しみです。

wws2jsh7

ありがとうございます…!自分の女を戯れにAVに出して自分で娶る最大の贅沢…!

ねむまる

しれっと夏葉っぽいのとスカサハらしきペアがいて妄想が捗る。 OL式部さん素人モノAVどこ……ここ?

wws2jsh7

うう…式部さん絶対ノリノリでAVしてくれる…図書館でえっちしようね

モブ店員01

なるほど……、ほか作品のキャラとクロスしたエロSSもまた良きものだとは……。素晴らしい!

wws2jsh7

ありがとうございます!好きなものを詰め合わせればいい!

潜天降下

最強すぎる……泰山解説のギャップ最高だし、Wパイズリも圧倒的な刺激でした……エロすぎる…… そして主人公君が好きです……雄らしいけど良い塩梅にヒロインを立ててくれるところ好き…… 今回も読み応え最高でした! ありがとうございました!

wws2jsh7

ありがとうございます!パワーの詰め合わせセットです!

akiratoalice

これをシリーズ化できませんか?大変だと思いますが有葉×スカサハ以外他のクラスのペアなんかも。 アイデアが素晴らしいのでこのペアだけで終わってほしくないです!