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「お~っほっほ♪ララ!今日こそどちらがクイーンに相応しいか決めましょう!」


「よ~し!勝負だね!負けないぞー!」


 今日も今日とて――

 彩南高校では、平和な光景が広がっている。

 金髪縦ロールの、見るからにお嬢様風の雰囲気が漂っている美少女が――ピンク髪の、人間離れした美しい少女に勝負を挑んでいるのだ。どちらもベクトルは違えど、最上級に極上の美少女。同じ電車の中で偶然、一目見るだけでも一生の記憶に残ることは間違いが無く――高校が同じであれば、大多数の平凡な人生の人間にとっては「あの彼女と、俺は高校が同じだったんだぜ」と、安居酒屋で自慢をすることが出来るような存在であり――


 金髪縦ロールの美少女、天条院沙姫が――

 ピンク髪の美少女、ララ・サタリン・デビルークに勝負を挑んでいるのだ。


 今日は何の勝負をしているのか――と、猿山は渡り廊下からそれを眺めている。

 普通の女の子ならば、沙姫の挑戦は面倒くさがるものであっても――好奇心旺盛のララにとっては、たまらなく楽しい日常であるらしい。二人の少女は――そこに至る経緯はわからないが、何故か設置されたリンボーダンスを前に、上体をのけぞらせながら勝負を競っているのだ。

 勿論――

 それは「ギャグ漫画の世界に迷い込んだか?」と思わせる代物だが――

 そこにいるのが、極上のエロ雌であることは猿山が一番知っているのだ。

 彼女達はそれぞれ、80センチ後半に近いバストサイズを誇っている。制服の上からでも膨らみが感じられるそれは、しかし、自堕落なブスとは違い、ウエストがくびれて尻の大きな――いわゆる「ボンキュッボン」というもの。

 美しすぎる容姿の、極上の美少女達が――

 リンボーダンスでバトルをしているのは――

 それは、ギャグ漫画ではなくエロ漫画の文脈なのだ。

 自分の他にも――大勢の男子生徒が二人を眺めていることに猿山は気が付く。制服越しのリンボーダンスであっても、上体を仰け反らせば乳房は大きく強調されるのだ。ララ・サタリン・デビルークは学校一のオナペット。肌の露出やパンチラへの羞恥心が薄い上に、男の性欲を詳しく理解していないのだ。男子生徒の顔の前に尻を突き出したり、髪の匂いを振りまいたり、体育の授業では激しい乳揺れを披露するような女であり――そんな彼女の、柔軟性抜群なリンボーダンスは今後一生のシコネタに使えるものであり――


「ほらほらっ、どうかしら!この私の柔軟性……あなたに勝つために、毎日お風呂上がりに柔軟の特訓してたんですのよ!」


 天条院沙姫も、これまた極上のオナペットなのだ。

 猿山にとっては一学年上の先輩であり、あまり接点もなかったのだが――

 それにしても、デビルーク三姉妹がやってくる前の一番のオナペットと言えば、上級生の彼女――いや、”彼女達”だった。

 高慢ちきな振る舞いと、お嬢様らしい言葉遣いは、普通ならば勘違い地雷女の特徴であるのだが――


 天条院沙姫は、本物のお嬢様であるのだ。


 毎日、リムジンで登下校をして――新校舎の建て替え費もポンと出せるほどの、最上級の上級国民。性欲の強い男達であっても「流石にレイプした後に、山や海に埋められては釣り合いが取れない」と思うほどであり――その上で、彼女は超が付くほどのお姫様気質。自分に相応しい、まだ見ぬ白馬の王子様に――授業中でも頬杖を突いて、青空を眺めて、思いを馳せるような少女であり――

 そんな彼女は「脳内でレイプして、シコるときのオカズに使う」でしか接点を持てない存在だったのだ。

 中庭では、リンボーダンスが徐々にポールを低くしていく。ララが身体を大きく沈み込ませて、仰け反ると――彼女のおへそが”ちらっ♡”と露出する。健康的にくびれたウエストであるのに――でっかい乳房が、制服をパツパツにさせて強調してきて、ああ、くそ――

 これは今夜、お仕置きしてやらないとなと猿山が考えていると――


「……ケンイチ様♡品定め中ですか?」


 猿山の後ろから――


「ふふ……っ♪構いませんよ?あそこで無防備に……男子達にオナネタ提供しまくってる……無自覚エロ女……っ♡デカパイゆっさゆっさしながらぁ♡男の子に媚びてる……私の愚姉ですが……♡ケンイチ様のお望みとあらば……姉妹丼、お召し上がりください……っ♡」


 モモ・ベリア・デビルークが――

 慎ましい乳房を”むにゅんっ♡”と、猿山の背中に押しつけてくるのだ。

 極上の美少女の彼女は、自分の姉を差し出しながら、こっそりとご相伴に預かろうとしているらしい。抜け目のないところが可愛いなと思って、腰に手を回して抱きしめてやる。攻撃力は最強のくせに、守備力皆無の彼女は「ふぇっ♡」と間の抜けた声を響かせて、頬を赤らめるのだが――


「……もしや♡ケンイチ様?


 ……天条院沙姫さんが、お好みですか?」


 彼女は――

 猿山の正妻候補として、ハーレムを作り上げる気が満々なのだ。

 大勢の極上の美少女を、「猿山ケンイチハーレム計画」と称して、猿山の妻にしようとしているモモ。勿論、猿山はその計画にノリノリであり、手当たり次第に極上の美少女と美女を口説き落として、肉棒をハメて、自分に絶対服従の女にさせているのだが――


「なるほど……っ♡確かに天条院さんは、ハーレム外でしたね……っ♪でも……それもいいかもしれません……っ♡


 ご存じの通り……天条院家は、世界的な大企業を数多所有している大金持ち……っ♪勿論、私だってデビルーク星のお姫様ですし~……っ♡ティアーユ先生も、御門先生も♡持ってるだけで大金を生み出す科学技術の特許、ぜ~んぶケンイチ様に捧げる気満々ですが……


 ……それはそうと♡


 地球上のお金持ちの女の子……


 一人くらい、お財布要因としてキープしておくのもありですよね~っ♡


 金髪縦ロールの典型的なお嬢様気質……っ♡自分以外の男はぁ、み~んな犬や猫くらいに思ってる♡お姉様みたいなぁ、遺伝子から全然違う超優秀な雌を相手にしても……彩南校クイーンの座を守ろうとしている……


 ……実は、まあまあ乳のデッカ~いお嬢様……っ♡


 一匹くらい……飼っておくのもいいですね……っ♡」


 モモは猿山の耳元で、ぽそぽそと囁く。

 断言するが、猿山はそこまで考えていなかった。

 ただ、彩南高校の中心的な存在の二人が、中庭でなんかやってたからボーッと見てた――くらいでしかないのだが――

 モモの囁きを聞いていると、海綿体に血流が集中してくるのだ。

 遠巻きに眺めて、オナペット扱いをすることしか出来なかった美少女。おだてて、褒めて、祭り上げれば、水着グラビアくらいは簡単に晒してくれる天条院沙姫は――


 デビルーク三姉妹に出会う前までの定番のオナペットであり――


 それを――

 手に入れることが、出来るのだ。


 モモの頭の中には、既に計略が出来上がっているのだろう。彼女達がどれだけ優秀な雌であり、途方もない財産を持っていたとしても――それは、地球上では使いにくいものだ。宇宙の適当な星の金山から、大量の金塊を掘り出したところで、地球で換金するには一手間も二手間もいるのだ。それが――天条院沙姫のような、圧倒的な金持ち女をハーレムに入れれば困難もなくなる上に――「あの天条院沙姫の彼氏」という肩書きまで手に入るわけで――


「どうしました?ケンイチ様?……ああ、なるほど……っ♪


 二人の従者も……ぺろりと食べてしまいたいんですね……?」


 ふざけたリンボーダンスの催し物ではあるが――

 天条院沙姫の二人の付き人は、真顔でそれに付き合っている。

 沙姫が突拍子もない行動を取るのは、今に始まったことではない。彼女の従順な従者である二人の黒髪美少女は、それが当然とでも言った面持ちで、リンボーダンスのハードルを更に下げている「ちょ、ちょっと凛!綾!これは下げすぎではないこと!?」と沙姫は不満を露わにするが――


「申し訳ございません沙姫様……ですが」


「お二人ともクリアしていますし……」


 二人の黒髪美少女は、雇い主の言葉に平気で逆らうのだ。 

 勿論、いざという瞬間は二人の付き人は、沙姫を優先するだろう。だが――普段は飽くまで、仲の良い三人の幼馴染のような関係性。猿山にとってそれは――ハーレムプレイをしたときに、大きなメリットとなる代物であり――

 だから――

 天条院沙姫の付き人である、黒髪ポニテの武闘派剣道少女九条凛と――

 隠れ美人の丸眼鏡少女である、ストレートな黒髪の藤崎綾も──

 ついでに、落としておきたい存在なのだ。


「ご安心ください、ケンイチ様……っ♡お膳立ては私がやっておきますから……っ♡ケンイチ様は、チャンスさえあれば……エッロ~い女を口説いて、おちんぽハメハメすればいいだけ……っ♡いえいえっ♡もちろん……


 ご褒美、いただけるんですよね……?」


 モモは耳元で囁き――

 それから、猿山の下半身をすりすりと撫でてくる。


「ええ~?これくらい平気だよ~♪」


「くっ……!ララ!負けませんわよ!」


 二人の少女はなおもリンボーダンス勝負を続けるので――

 猿山はそれを見限って、モモの腰を抱き寄せてやる。

「あ……っ♡」と甘い嬌声を響かせて――彼女は、一瞬で雌の表情を浮かべる。モモを男子トイレに連れ込んでやり、彼女の媚肉をたっぷりと貪り――

 それから、天条院沙姫と、九条凛と、藤崎綾を落とす作戦を練った。



――――



「あ、あの……本当に私がいいんですか?……い、いえいえ!その……沙姫様とか、凛ならわかるんですけど……私が好きって……あの、言われたことがなくて……」


 猿山ケンイチは、今――

 カラオケルームで、藤崎綾を口説いている。

 丸眼鏡は度数が高く、瞳を隠す野暮ったい代物だ。

 勿論、猿山自身は眼鏡が大好きだ。古手川唯に眼鏡をかけさせて、年上の家庭教師ごっこプレイをしたり――籾岡里紗と、清楚風美少女が実は淫乱ビッチプレイをしたり――そもそも、ティアーユ・ルナティークの眼鏡にぶっかけたりするのはたまらない興奮なのだが――

 藤崎綾の眼鏡は、何とも、彼女の魅力を半減させる効果があるのだ。

 視線が隠れる丸眼鏡をかけると、藤崎綾という存在は美少女揃いの彩南高校においてはモブもいいところ。口説き落とすにしても、極上の美少女が大勢いるのだ。古手川唯やララ・サタリン・デビルークや、西蓮寺春菜がいる学校において「適当なモブ女で童貞を捨てる」というのは、男にとっては選択しにくいものであり――

 更に彼女は、天条院沙姫の取り巻きだ。

 綾を口説こうものなら、沙姫に眼を付けられて、どんな仕打ちを受けるか――

 考えてしまうと――

 藤崎綾を口説くことは、超絶美少女級の困難であるのだ。 


 とは言えど――


 それは、眼鏡を外した綾の顔を知らないバカどもの発想だ。


「い、いえいえ!迷惑じゃないです!……た、ただですね?その……男の子と、二人きりでカラオケって……私、初めての経験なので……


 ……でも、沙姫様からは……


 ちゃんと……おもてなしするように、言われていて……」


 モモ・ベリア・デビルークは――

 天条院沙姫に「猿山ケンイチが、藤崎綾に惚れている」と吹き込んだのだ。

 彼女は九条凛に警戒されているので、敢えて、結城美柑を介してその情報を吹き込んだのだ。「猿山ケンイチは、私の兄の親友で、顔はまあ、その、そこまでだけど……でも、中身はすっごい優しい男の子で――藤崎綾さんのことが好きだ」というそれは、あながち、全てが嘘と言うわけでもなく――

 結城美柑や、ナナやメア達が天条院家で一日使用人体験をする間――

 猿山ケンイチは、藤崎綾をレンタルすることが出来たのだ。

 天条院沙姫は、自分の付き人が信頼できる男と交際するのならば、それを不満に思ったりはしない人間。九条凛は直感で怪しさを感じ取り、引き留めたらしいのだが――

 藤崎綾は、あまりにも口説かれてこなかった人生なので――

 だから無警戒に、猿山が運んできたジュースに口を付けるのだ。


「あ、あの……美柑さんから聞いたんですけど……


 ……私のことが好きって、本当ですか?」


 藤崎綾は、今――

 自分の身体が火照っていることに、気が付いていないのだ。

 それは無意識のうちに、目の前の雄への好感度が高まっているから――と、綾の身体は判断することだろう。モモが調達した、特製の媚薬。ただの一滴でも、目の前の雄への性欲と好感度が堪えきれなくなるそれを、ほんの十滴程度ジュースに注いでやったのだ。

 綾は元々、猿山への好感度は少しもなかったはずだ。

 それが――この数十分のカラオケの間に、激しい動悸と鼓動が「あれ?これは、この肉体は猿山ケンイチのことが好きなのではないか?」と考えるらしい。そうなれば、後は猿山のものだ。距離を縮めて、互いの太腿と肩をピタリと触れ合わせる。

 本来ならば、綾も逃げるはずなのだが――

 極上のナイスバディ女が身体を近づけて、谷間を見せつけて太腿を撫でてくれば、猿山も逃げるどころか”うっひょ~っ♪”と鼻息を荒げるように――


「……あ、あの……私は、その……」


 藤崎綾にとっても――

 今の猿山ケンイチは、拒むことが出来ない存在なのだ。

 天条院沙姫といれば、男に絡まれることはない。九条凛といれば、近寄ってくる男は彼女が撥ねのける。ある意味では、自由奔放な沙姫よりも、よっぽど過保護に育てられた綾。「幼いときにいじめられていた彼女は、沙姫に助けられて、すっかりと依存するようになった」というのは、モモの調査によって手に入れた情報だが――

 自分の意志をはっきりと告げることが出来ない女というのは――

 男に貪られるために存在していると言っても、過言ではないのだ。

 毎日リムジンで登下校をしているから、考えたこともないだろう。この女が電車内にいれば、どうなることか。痴漢というのは当然だが、正面から顔を見据えることはない。野暮ったくて度数がきつすぎる丸眼鏡は、本来ならば「痴漢避け」としてわざと着用すべき代物なのだが――

 眼鏡をかけていても、藤崎綾の後ろ姿は超絶美少女なのだ。

 いや――黒髪ストレートの美しさを考慮に入れると、あるいは西蓮寺春菜や籾岡里紗よりも、遥かに「痴漢を惹き付ける後ろ姿」であるのかもしれない。気の弱い彼女は、案の定痴漢のターゲットにされるだろう。窓に反射する顔を見て「うっわ、なんだこの眼鏡女……地味だなあ」と思いながらも――男は、彼女の胸元の膨らみに視線を向けるのだ。確かに、爆乳や巨乳と呼ぶほどではないが――しっかりと制服越しに膨らみを主張して、揉みしだくことが出来て、寄せて挟めばパイズリも可能になる81センチDカップ。総合的に見ると合格点に他ならず、男は背後から藤崎綾の肉体を貪ることだろう。

 彼女は、痴漢に対して抗議の声を上げることが出来ない性質だ。

「実際に遭遇したら、意外と恐怖で声を上げられない」という、古手川唯や籾岡里紗のそれとは、根本的に違う――

 所謂「痴漢に舐められる」という体質だ。

「この女ならば強引にやっても、声を上げられて捕まることはないだろう」と痴漢は藤崎綾の尻を揉みしだくだろう。普通の女が相手ならば、手首を掴まれて「この人痴漢です!」と言われて、掌の繊維片を確かめれば一発でゲームセットになる代物。最初は鞄の隅っこや、膝などで偶然を装いながら少しずつ反応を伺うのだが――

 藤崎綾を相手に、そんな面倒くさいことは勿体ないのだ。 

 強引に尻を鷲掴みにして、綾の乳房を揉みしだくだろう。顔は微妙でも、おっぱいはまあまあで、何よりも現役JK。漂ってくる花のアロマは、さぞかし良い家の出であるに違いない。こういった箱入り娘を手に入れる千載一遇の好機だ。痴漢の目的は「通勤ラッシュで優越感を満たすために、女の尻を撫でる」から――「この電車の中で尻を揉み、胸を鷲掴みにして、目撃者ですら『ここまで抵抗しないなら合意の上のバカップルでは?』と思うような、都合の良すぎる女は絶対にお持ち帰りするのだ」と決意を定めて――

 少し荒い口調と、ドスの利いた声色で囁けば――

 後は、綾はラブホテルに連れ込まれるのだ。


 ――というのは


「ひゃ……っ♡わた、私……っ♡違います……♡そ、そんなえっちじゃ……んんっ♡」


 猿山ケンイチが――

 藤崎綾の耳元で囁いたストーリーだ。

「へえ、リムジンで登下校してるんだ」「電車とか乗らないの?」「あーでも、電車に乗ったら痴漢に合うかもね」から――後は流れで、猿山は耳元でそれを囁くのだ。極上の美少女達が、雄の肉棒を挑発するための生ASMRを何度も聞いてきて、あるいは猿山自身も脚本家としての能力が上がったのかもしれない。極上の雌達を何度も抱いてきた雄は、雌を口説くのに必要十分な肉体になるのかもしれないと考えながら――


「んん……っ♡あっ♡はぁ……っ♡」


 猿山は、藤崎綾の腰を抱いてやる。

 彼女は拒絶の反応を見せず、眼鏡越しの視線で猿山を見つめ返す。

 冷静にじいっと顔を見られると、この勝負は不利だ。あるいは、結城リト程度の容姿があれば話は別なのだが、そうではない。モモやララは「え~?すっごいかっこいいけどなぁ……っ♡」と何度も何度も頬にキスをしてくれるので、つい、浮かれ気分で勘違いしそうになるのだが――


”すちゃっ”


「あ……っ」


 猿山は、綾の眼鏡を外してやる。

 瞳が見えなくなるほどの、圧倒的に度数が高い眼鏡を掛けている彼女は”超”が付くほどの近眼。

 そして――


「あ、あの……眼鏡、返してください……それなかったら、何も見えなくて……んんっ♡」


 藤崎綾は――


 眼鏡を外すと、めちゃくちゃ美少女なのだ。


 昭和の漫画のような構図だが、実際に綾は眼鏡を外すと、瞳が大きく可愛らしい顔立ちをしているのだ。眼鏡がないだけで、藤崎綾は一気に、それこそ天条院沙姫や九条凛と同レベルの美少女になるわけで――


 そんな女が、痴漢されてラブホに連れて行かれたらどうなることか。

 

 丸眼鏡の地味女が相手だから、ラブホで軽くパコって、運が良ければ脅迫して何度も肉体関係を結ぶ程度で済ませられたのだ。それが、ラブホに入ってベッドに押し倒して、怪我をしたら危ないからと眼鏡を外したら、そこにあるのは藤崎綾の美少女顔なのだ。

 発情した雄に耐えろと言う方が、無理な話であり――

 彼は綾の耳元で、脅迫を口走るだろう。

 そこにいるのは、適当な男ではない。痴漢で脅迫した女を肉便器にする常習犯だ。綾のような弱っちい雌は簡単に攻略出来るだろう。自分一人なら耐えられても、天条院沙姫と九条凛を引き合いに出されたらどうだ?彼女達に危害を加えると言われればどうだ?勿論、天条院家は強い。事後に、制裁と復讐を果たすことは出来るが――事前も阻止出来るのか?天条院沙姫と、九条凛が、レイプ魔に襲われて処女を奪われてしまえば――それはお前の責任だぞと――

 痴漢は、藤崎綾の耳元で囁き続けるのだ。

 地味な丸眼鏡女だと思ったら、一皮剥けた先にあるのは極上の美少女。

 この女を自分の肉奴隷にするために、男は法律を犯すことも恐れずに脅迫を繰り返せば――


 果たして、綾は撥ね除けられるのか――と。


「あ……っ♡あっ♡はぁ……んんっ♡」


 猿山が囁いた言葉に――

 藤崎綾は、もう、限界寸前だ。

 裸眼では、猿山の顔も輪郭程度しか認識出来ないことだろう。彼女の腰を抱き寄せて、猿山は顔を近づける。抵抗出来ないドキドキも、火照った身体も濡れた膣も――綾にとって全ては「猿山ケンイチと、細胞レベルで相性がいいから」という理屈であり――


”…………ちゅっ♡”


 と、猿山が唇を重ねても、綾は否定をしないのだ。

 それが「否定できないから」ではなく「否定しないから」だと気が付くのは、猿山が幾度となく美少女達と媚肉を混じり合わせているからだ。普通の男なら、そこの一手を間違えて、天条院家に殺されてしまうのだろうが――猿山は、自分の判断に圧倒的な自信がある。何度も何度も、綾の唇に、自分の唇を重ねてやる。


「ちゅっ♡むちゅ……っ♡あむっ♡……べ、べろですか……んべ……んっ!?れろれろれろ……っ♡ちゅるるっ♡はむっ♡むちゅ~…………ちゅぷっ♡ちゅっ♡」


 一学年下の男子高校生に――

 藤崎綾は、簡単に弄ばれているのだ。

 彼女が幸いにも、今日まで処女を守ってこられたのは、ただの偶然に違いない。

 運命に感謝をしながら、猿山は綾の秘部に手を伸ばす。

 童貞の男子高校生が、ヤリマンギャルとセックスをするときに、一切の主導権を握れないのと同様に――綾も同じだ。口の中に舌がねじ込まれて、這いずり回っている状況。生半可な、口ばかりの「やだやだ」が吐き出せないのならば、強引に猿山を撥ね除けて拒絶せねばならないのだが――彼女にはそれが出来ない。

 綾の下着は、シンプルに白で地味な代物。

 久々の処女に――


 猿山は、激しい興奮を抱いている。


 元々、天条院家の三人の内で、藤崎綾に抱いていた感情というのは大して大きくはなかった。最も巨大な標的である天条院沙姫と、黒髪ポニテ武道美少女の九条凛に比べて、藤崎綾というのは幾らでも代替の効く存在だと思っていたのだが――


「あ……っ♡んんっ♡あの、猿山、くん……っ♡やさ、やさしく……して、ください……っ♡」


 いとも容易く、スナック感覚で処女を散らせる女というのは――

 猿山にとって、まるで、自分がヤリチンになったような錯覚を得られるのだ。

 いや、勿論ちんぽが乾かないと言う意味ではヤリチンなのだが――そうではない。極上の美少女に媚薬を飲ませて、ぐいぐい口説いていき、半ば乱暴ではあるが”合意の上”で、カラオケボックスで処女を奪うというのは――

 猿山が昔憧れていた、ヤリチンの仕草なのだ。

 ショーツの中に指を突っ込んでやると、綾の秘部はすっかりと濡れて、ほぐれている。モモが仕込んだ媚薬の効果が強いのだろう。処女であっても、快楽を感じてよがるほどのそれは、多少強引な手マンであっても――


「あっ♡んんっ♡そこ……気持ちいい、です……っ♡あっ♡だめっ♡だめです、猿山くん……っ♡」


 綾は、快楽を感じているのだ。

 自分の猿顔に、綾は夢中になって舌を絡めてキスをしてくれる。近眼の美少女というのはたまらないな、と考えながら、猿山はズボンを脱ぐ。グロテスクな肉棒が詳細に見えないのは、処女の綾には好都合。猿山は彼女の手に肉棒を握らせて、軽く上下にシゴかせる。「うわ……あっつ……っ♡」「なんだか、ベトベトしてます……っ♡」「あっ♡ぬるぬるしてきた……っ♡」と、藤崎綾にはその全てが新鮮であったのだろう。仮性包茎の肉棒を手コキさせて、勃起を維持させて――


「――きゃっ!?」


 猿山は――

 藤崎綾を、ソファに押し倒した。

 普通の女ならば、例え媚薬の効果があったとしても、こんな簡単に口説き落とすことは出来ないだろう。だが――目の前にいる女は、腕で顔を隠しながらも拒絶をすることはない。なので猿山は――”顔を見せてくれ””綾の顔、可愛いんだから”と囁いてやる。出会ってまだ一時間も経っていない男が相手であるのだ。「勘違いするなレイプ魔」と、金玉を蹴り飛ばして、カラオケボックスから逃げ出してもおかしくないのに――


”す……っ♡”


「あ、あの……私、はじめてなので……優しくしてください……っ♡」


 綾は――

 どこまでも雄に、都合の良い精神性をしているのだ。


 猿山の興奮は最高潮に達して、”くちゅり……っ♡”と綾の秘部に亀頭を触れさせる。少しも抵抗をしないのは、逆に興を削ぐものだなと――世界一贅沢なことを考えながら、腰を前に突きだして――


”にゅ…………っぷぷぷぷ~っ♡ぶちゅっ♡ぐちゅっ♡”


「あぐ……っ♡あっ♡はぁ……んんん~……っ♡」


 藤崎綾の処女膜を、ぶちぶちと破っていくのだ。

 痛みと快感に悶えて、綾は瞳に涙を浮かべている。

「天条院沙姫の取り巻きA]というだけでも、猿山には激しい興奮をもたらしてくれるのだ。それなのに、眼鏡を外した彼女は正統派美少女。モモの言葉を借りるなら「猿山様に出会うまで、私達が処女を守っていられたのは運命」というものであり――


「あ……っ♡んっ♡はいっ♡だいじょうぶ……ですっ♡ちょっと、んっ♡くるしいけど……うごいて、ください……っ♡」


 藤崎綾が処女であり続けたのは――

 猿山ケンイチが、その膜をぶち破るためなのだ。

 猿山は、腰を前後に抽送する。何人もの極上の美少女の、処女膜をぶちぶちと破ってきたのだ。綾の頭を撫でて、反対側の手では彼女の身体を愛撫してやる。豊満と呼ぶほどではないが、しかし、しっかりと谷間が作られて、揉むことが出来る81センチDカップ。毎日毎日、贅沢な食事ばかりをしている政治家が、時にはお茶漬けがしみじみと染みるように――

 豊満な巨乳や、あるいは日本では違法となるつるぺたを相手にしていると、何でもない「丁度いい」が心地よいのだ。

 綾の身体は、モモの媚薬で感度が最大まで高められている。無地の地味な白のブラジャーを、猿山は片手で脱がせてやる。彼女は猿山とキスをしながら、少しも「あれ?猿山くんって私のこと好きなんだよね?なのに、なんでホックを片手で外せるの?」という思いを馳せることはないようだ。

「こんなに押しに弱い女は、自分が保護をしてやらねばならない」と、痴漢やレイプ魔ですら思いかねない魔性の女だ。猿山は、露わになった綾の乳房を愛撫してやる。極上の揉み心地というわけではなく「普通のおっぱい」ではあるのだが、それすらも猿山には心地がいいのだ。

 確かにそこには、媚薬が十滴介在しているが――

 藤崎綾が、猿山に心を許しているのは本人の素質なのだ。 

 自分が、宇宙人達の最強サポートがなくても、一匹の雄として優秀になった気分。勿論、失敗は死に繋がるかもしれないので、油断はしないが――綾をレイプしているときくらいは、有頂天になることも許されるのだ。

 何より――

 この女は、天条院家攻略の糸口になるのだ。

「沙姫をレイプさせるため」に、沙姫と二人きりにさせることはなくても「沙姫にだけ大事な話があるから」と口説きまくれば、彼女は簡単にそれを許すことだろう。九条凛という最強の護衛は、デビルーク人の援護があっても崩すのは困難。ララなどは一度対峙した際に、弱点の尻尾に振動リングを投擲されてなすすべなく敗北した経験もあるのだ。

 だからこそ――

 この女に、自分の意志で沙姫を差し出させることが出来れば――


”ばちゅんっ♡にゅっちゅ~っ♡ぱんぱんっ♡にゅぶっ♡ぶぐぐ……っ♡”


「あっ♡あっ♡猿山くん♡わたし……んんっ♡くるっ♡きちゃ、きちゃいます……っ♡あっ♡おねがい、しますっ♡もっと、ゆるめて……♡いっちゃう、からぁ……っ♡」


 年下の自分にも敬語を使うような、弱っちい雌は猿山にとって大好物。

 腰を激しく前後に抽送して、ピストンを叩きつけてやる。”おい、口を開けてベロを出せ”と命令すれば――彼女はすっかりと猿山に屈服して、言われた通りに舌を伸ばすのだ。口の中でぐぶぐぶと泡立てた唾液を”つつ~っ”と流し込んでやり、それをよく噛んで飲めと命令をする。カラオケボックスや新歓コンパで、罠にハマッた女をレイプする陵辱AVの意味が、今ようやく理解出来て――猿山は自尊心をくすぐられながら――

 最後に一度、綾の両乳首を”ぎゅ~っ♡”と抓ってやる。 

 普通の女ならば痛みで、反射的にビンタしかねないのだが――モモの媚薬でとろとろに蕩けている上に、極上の美少女は生粋の淫乱だと、猿山は数多の性経験から理解しているのだ。全力のピストンと、乳首の愛撫で「んんん~っ♡♡」と綾は絶頂を迎えて、猿山は――


”びゅるるるるる~~っ♡♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅっ♡びゅ~っ♡”


”びゅくびゅく~っ♡びゅ~っ♡どびゅどびゅ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡”


”どびゅ~っ♡……びゅくんっ♡びゅるるっ♡……びゅ……っ♡”


”…………っ♡♡♡”


 藤崎綾の膣内に、射精をしたのだ。

 避妊具の必要の有無を尋ねるどころか――彼女が危険日かどうかも知らないのだ。

 だが「アフターピルを飲ませればいいだろ」と、女体を気遣わずに、自身の肉棒の快楽のみを追究するのが――

 その日に出会った女を、その日の内に貪る、ヤリチンの手練手管なのだ。

 「あっ♡はぁ……っ♡んんっ!?あっ♡ちょっと♡まって♡」と、絶頂後の余韻に浸っていた綾を無視して、猿山は何度も何度も激しく腰を打ち付ける。彼女が天条院沙姫と共に過ごした十数年を、たった一日で塗り替えるには多少の無理も必要だと思いながら――

 猿山は、綾がやがて意識を失い、気絶するまで肉棒を叩きつけてやった。



――――


「ふふっ♪ケンイチ様……っ♡流石ですね……っ♡」


 モモ・ベリア・デビルークは――

 今、猿山ケンイチの肉棒を手でシゴいている。

 カラオケボックスの中で、藤崎綾は素っ裸で意識を失っている。膣からはドロドロと精液が垂れてきていて、ソファを汚す光景。モモが召喚した植物は女体の体液を大好物としていて、それが勝手に掃除をしてくれるので――


「初めての女の子に、あ~んな激しいえっち……っ♡そして、女の子が気を失うまで、い~っぱいパンパンしても……っ♡まだまだ満たされない性欲……っ♡ハーレムの主として……っ♡こんなに相応しい殿方……銀河中を探してもいませんよ……っ♡」


 猿山は――

 綾には出し切れなかった性欲を、モモに処理させているのだ。

 おこぼれをもらえる彼女は、上機嫌に猿山の耳を舐めている。膣を使えば、彼女もまた、綾と同じようにうつ伏せになり、膣から精液を垂らしているだらしない姿になることを知っている。猿山を満足させるには、最低でも熟練のハーレム嫁が三人は必要だと彼女は理解していて――

 だから”ハメ潰されること”も含めて、彼女の希望なのだ。

 手や口や乳房のオーラルセックスでどれだけ搾り取れるか、という勝負も楽しみではあるのだが――


「……ケンイチ様?


 天条院沙姫さん……どうやって落とす気ですか?」


 モモは――

 ハーレムの参謀として、猿山に囁きかけてくるのだ。

「綾を攻略して、天条院家に招待してもらい、隙を見て媚薬を盛る」と猿山は答えてやる。実際、デビルークの技術力によるチートアイテムがあれば、それは絶対に失敗しないのだろうが――


「……ふふっ♪だめですよぉ♡ケンイチ様?だめだめですっ♡」


 モモは、猿山の耳元で甘い吐息を囁くのだ。

 彼女の尻尾を”むぎゅ~っ♡”と抓ってやると「あひゃっ!?ら、らめっ♡らめれふっ♡」とモモは涎を垂らして、一瞬で発情モードに入る。瞳にハートマークを浮かべて、荒い呼吸で膣を濡らして、肉棒を挿入してもらわないと子宮の疼きが取れない状況だ。優秀で最強のデビルーク星人の雌は、尻尾が発情スイッチになっている。強い彼女達は、普通にしていれば子孫が残せないので、他星人との子を孕むために発情スイッチをぶら下げているわけで――

 その程度の低脳な、種族まるごとオナホ雌の分際でよくもバカにしてくれたなとお仕置きしてやるのだが――


「だめ……だめれすよぉ……っ♡ケンイチ様がぁ♡おんなじこと、繰り返すの、だめですっ♡……私に、考えが、ありまひゅからぁ……っ♡あの♡あの♡プライドたっか~い、お嬢様のぉ♡天条院沙姫とぉ……ラブラブえっち、する、ほーほーぉ……♡だか、らぁ……♡せいこうしたらぁ……ごほうび、くださいね……けんいちさま……っ♡」


 モモは喜びながら、猿山の上に跨がり膣を肉棒に擦りつけてくる。

 発情した雌顔を晒しながら、猿山に唇を重ねて――そして、許可も出していないのに”ぬぷぷぷぷっ♡”と肉棒を挿入してくるモモ・ベリア・デビルーク。これはお仕置きが必要だなと、尻尾を強めにシゴきながら、彼女が卵子を”ぽこんっ♡”と生み出すのを感じて、それから、何度も何度も、綾では出し切れなかった分の精液を射精した。



――――



「ほらほらっ♥どうかしら……っ♥ララなんかよりも、私の方がよっぽど色気があって……ふふっ♥大人っぽいんじゃないの?……あらっ♪どうしたのかしら?視線を逸らして……っ♥童貞さんには、少し、刺激が強かったかしら……っ♥」


 天条院沙姫は今、自宅のソファに水着姿で――


 猿山ケンイチの太腿に乗りながら、ケーキを口に運んでいるのだ。


 どうしてこうなったのかと――

 そればかりを、猿山は考えた。



――――



「そうですね……沙姫様は、ララさんに敵対心を露わにしていますね……っ♡なにせ、彩南校クイーンであったのに、宇宙から本物のお姫様が来て……心中穏やかではないようで……あっ!でも!私たちに八つ当たりとかはないですからねっ!本当にお優しい人なので……」


 カラオケボックスで、ようやく回復した藤崎綾から――

 猿山とモモは、沙姫の情報を仕入れていた。

 モモの巧みな話術と、反則気味の精神攪乱アロマをぶち込めば、彼女はいとも容易く猿山のハーレム入りを受け入れるようになった。沙姫や凛とは違い、自分という女には魅力が無いと思い込んでいる女。度数が高くて、瞳が見えないほどに歪曲した丸眼鏡を外せば美少女であるのに――それに気が付かず、自らを安売りしてハーレムに簡単に入る女には――

 ブチ切れてやり、腰が抜けるまで中出し十連発をぶちかましてやるのが礼儀なのだが――

 モモに先ほど、六発ほど膣内射精をしたので、猿山も僅かに落ち着いている。


 天条院沙姫は、自分自身に絶対的な自信を持っている。


 あの美しすぎる容姿に、最上級の家柄を持っているのだ。

 男を手玉に取る能力に長けた彼女が、増長し、自惚れるのは必然もいいところであり――

 そんな折に、宇宙からデビルーク三姉妹が現れたのだ。

 元より彩南高校というのは、絶世の美少女があまりにも多すぎる。入学試験の面接に、顔面審査があるという都市伝説もあるほどだ。「男は不細工、女は美少女が加点される」という噂。「豊富な学食メニューや、安すぎる授業料や、優秀な生徒への奨学金授与」という、地域の高校生ならば絶対に通いたいそれに、校長が私財を投じているという噂と混ぜ合わせれば――奇妙な信憑性が生まれる代物だが――

 天条院沙姫は、日本で最も顔面偏差値が高い高校で、頂点に君臨していたのだ。

 とは言えど、それは西蓮寺春菜や古手川唯や、籾岡里紗が覇権争いに興味を示していないだけであるのだが――閑話休題。とにかく、天条院沙姫は自分が一番でないと気が済まない少女であり――

 そんなときに、ララ・サタリン・デビルークと出会ったのだ。

 宇宙中の雄が肉棒を憤らせながら、プロポーズをするような極上のお姫様。それでいて、誰彼構わない気安さを持っていて、更には自身の豊満な乳房や臀部を、惜しげもなくズリネタとして提供してくれるのだ。沙姫のような自己顕示欲と承認欲求が強い女にとって、ララは目の上のたんこぶであり――


「……なるほどっ♡んっ♡だからぁ……沙姫さんは、ララさんの弱み……握りたいんですね……っ♡」


「沙姫様、すっごくいい人なんですけど……んんっ♡でも、ちょっと……負けず嫌いすぎて……あっ♡」


 猿山は――

 モモと綾の会話を聞きながら、二人の乳房を揉んでやる。 

 カラオケボックスで大股を開き、二人の美少女を隣に侍らせて、乳房を揉むのだ。真面目な会話をしている二人は、しかし、猿山の所業に不満の一つも漏らさない。むしろ「自分達はとっくに限界で、二回のカラオケ時間の延長を迎えたのに――それでも、未だに萎えることのない肉棒」を前に、舌舐めずりをするように――猿山の肉棒を撫で回してくるのだ。


「……ふふっ♪ケンイチ様?私、いいこと考えました……」


「いいこと?って……モモさん?」


「……ケンイチ様?


 ……私や、お姉様や……ハーレムのみんなのこと裏切って……っ


 ……天条院沙姫さんに、寝取られてきてください……っ♡」



――――



「ほらっ♥どうかしら……?うちの専属パティシエに作らせたケーキよ?……はい、あーんっ♥……どうかしら?ララはこんなサービス、してくださるかしら?」


 天条院沙姫は、モモに何を吹き込まれたのだろうか。

 策士であり、賢く、更にはララと血縁であるモモ・ベリア・デビルークと――

 彼女自身が最も信頼している付き人の、藤崎綾による波状攻撃。

 二人の少女達に囁かれれば「カラスは白い」と本気で思うに違いなく――


 沙姫は「ララの大好きなのは猿山ケンイチであり、彼を奪われてしまえば、沙姫に勝てるはずもないと吹聴している」と信じているのだ。


 まるで頭の悪いその内容は――しかしボンキュッボンの、最上級ボディを持った金髪縦ロールお嬢様が簡単に信じ込む内容であるらしい。

「猿山ケンイチは、女の子の水着が大好きであり――特に、ビキニなんて見せたら、名前通りのお猿さんになっちゃう」というのが、モモが吹き込んだ情報だ。

 だから沙姫は、今、豪邸の自室で猿山に水着姿で接待をしている。

 彩南高校の学校祭、彩南祭でララに勝つために――

 彼女は、一般男子生徒への色仕掛けも辞さなかったのだ。 

 淫らなコスプレで、胸元の谷間にケーキを挟み込み――それを雄に、直接食べさせてでも、ララに勝ちたいという強い対抗心を持っているのだ。その男子生徒が「金髪縦ロールの最上級お嬢様の色仕掛け」でしかシコれなくなる弊害も気にすることはない沙姫にとっては――


「ふふっ♪お口の周りにケーキがついているわよ……もうっ♥……んちゅ♥ぺろぺろ♥れろ~……っ♥」


 猿山ケンイチという雄に、ビキニ姿で接待をして――

 口元のクリームを舌で舐め取ることくらい、朝飯前なのだ。

 ララ・サタリン・デビルークがベタ惚れをして、振り向いてもらうためにあの手この手を尽くし、「もし、私より先に沙姫がケンイチを落とせたら――もう、一生沙姫様に敵わないよ~っ♪一生服従を誓っちゃうよ~」とまで言わせているのが、沙姫の目の前にいる冴えない男なのだ。彼は簡単な色仕掛けで、すぐに肉棒を隆起させて、目の前の自分に夢中になっている。沙姫にとっては、こんなに簡単な話もないのだ。


「あらっ?ズボンに何か入っているわよ?……ふふふっ♥どうしたのかしら?……あらっ♥私ね?すっごいお金持ちでぇ~……♥見ての通り、おっぱい大きいでしょ?だからぁ♥屋敷に入る前に、ボディチェックお願いしてるんだけどぉ~……


 ……ポケットの中のぉ、硬くて、大きいマグナム……っ♥


 この天条院沙姫直々に……ボディチェックしてあげないと……っ♥」


 沙姫は、猿山の股間を撫で回してくる。

 健全な男子高校生の股間というのは――

 健全な女子高生にとっては、世界で最も汚らしい存在のはずだ。

 ズボン越しでもはっきりと膨らみを主張しているそれに――しかし沙姫は、愛情たっぷりの手付きで撫で回してくる。性経験がない処女の身で、色仕掛けをするというのは、笑いそうになったのだが――しかしどうして、沙姫のそれは熟練の色気を持っているのだ。

 あるいは、天条院家の娘として、房中術も多少は仕込まれているのだろうか。

 彼女の父親は、沙姫を溺愛しているようで、本人が自由恋愛をしたいと言えば認めるだろうが――それはそうとして、「特にそういう相手に出会わない」となれば、最高の結婚相手を見つけることに尽力するだろうし――

 そうなったとき――


 金髪縦ロールの、高慢ちきで、自分が一番だと思っているお嬢様が――

 処女の身でありながら、男を喜ばせる手練手管に精通しているのは――


 男にとって、絶対に抗がえない興奮があるのだ。


 ただでさえ高価な宝石である天条院沙姫の価値を、更に高めるための房中術か。ズボン越しに、爪で肉棒をカリカリと引っ掻いて挑発してくる沙姫は、およそ、何も知らない生娘であるとは考えられない。


「ねぇ?猿山ケンイチ……っ♥


 ……あなた、ララにも好かれてるみたいだけど……っ♥


 ……どうかしら?


 この私の……天条院沙姫の、下僕になるのは……っ♥」


 沙姫は猿山の耳元に顔を寄せて――

”ふぅ……っ♥”と、熱い吐息を吹きかける。

 極上の雌猫は、その肉体美を形成するために、果たして何億円が費やされたのだろうか。少しも悪臭の漂わない、むしろ、甘い桃の香りを彷彿とさせる熱を――

 何度も何度も、耳元に囁きかけるのだ。

「黙っていれば美少女」という言葉もあるが、天条院沙姫とは、普段の声高らかに「お~っほっほっ♪」と叫んでいる印象が強いだけだ。そこに存在するのは紛れもなく、地球代表と呼ばれる美少女。猿山は作戦も忘れて、沙姫の言葉に頷きそうになる。天条院沙姫の下僕になり、顔を足で踏んでもらえるのは、二流の女とのラブラブ種付けセックスを遥かに超えた快楽であることに間違いはないのだ。

 だが、猿山は――


”ふるふる……っ!”


 と、首を横に振る。


「……っ!」


 一瞬、動揺を露わにしたのは沙姫の方だ。

 彼女はそれこそ彩南高男子生徒人気は、ララに負けてはいるものの――それは決して、沙姫の魅力が薄いからではないのだ。ララが圧倒的に、文字どおり人間とは次元が違うだけの話。「天条院沙姫から、告白をされて、断れる男子生徒は一人もいない」というのは、基本的には事実だ。金色の闇と殺し屋”クロ”の戦いを、人間の眼では追えない――程度の差でしかない話であり――


「あらっ?私が言った意味が、わからなかったのかしら……っ♪この天条院沙姫がぁ……あなたのこと、下僕にしてやってもいいって言っているんですのよ?」


 天条院沙姫は――

 猿山の拒絶に、動揺を示しているのだ。

 勿論、猿山は下僕の体位からでも、彼女の足をペロペロと舐めて快楽を感じさせて――徐々に上にあがり「ボク、バカ犬だからわかりましぇ~んw」とおどけながら、バター犬としての役割を果たす自信はあった。

 だが――

 それは、モモと綾が話していたとおりの展開であり――


 猿山は――


”沙姫様のおっぱいを揉みたいですっ!”と答えるのだ。


「お……っ!?おっぱい!?……そ、それ……揉んだら……私の下僕になってくれるのかしら?」


”それは、まだ、揉んでみないとなんとも”と猿山は言葉を濁す。


 猿山は飽くまで、ララにも好かれているという立場だ。

 沙姫が自分の魅力がララより上であると思っていても──

「ヤらせてくれない沙姫」と「ヤらせてくれるララ」であれば、ララの方が上に行くのは当然のことだと、沙姫は理解しているのだろう。

 下僕として「飼ってやろう」と思っていた猿山から――

 恋人にしか許されない、乳揉みを提案されるのだ。

 拒絶をすることは容易であるし、言質を取るまで粘ることも簡単だが――”値切り交渉”というのは、沙姫のような女にとっては不向きもいいところであり――


「……わ、わかったわ……っ♥


 あなたの……好きにして頂戴……っ♥」


 天条院沙姫は、猿山の上で両手を背後に回して――


”どたぷんっ♥”と、豊満な乳房を捧げてくるのだ。


”がばっ♥”と鷲掴みにすると「ひゃんっ♥」と、沙姫は甘い声色を響かせる。

 豊満で、たっぷりと媚肉が詰まった、84センチのEカップ。御門涼子やティアーユ・ルナティークのような、大人の女の爆乳と比較すると物足りないのだが――

 女子高校生にしては、沙姫は十分すぎるほどに巨乳なのだ。 

 柔らかな肉饅頭は二つ、猿山の掌の中に収まってくる。すべすべな肌は、吸い付いてくるような触り心地。毎日毎日、彼女はお風呂を欠かさないのだろう。「身体をタオルでゴシゴシと洗う」というそれすらも、沙姫は自分の手でする必要はないのだ。富める者は貧しき者に、富と仕事を配分する義務がある。天条院沙姫の付き人の中には、彼女のお風呂で身体を洗い、入浴後は身体を拭き、髪を乾かし、お着替えをさせるという仕事だけの人間もいるほどであり――

 その極上の触り心地の乳房を――


「んっ♡あっ♡はぁ……っ♡か、感じてなんかないわよっ!……んきゅ~……っ♡」


 猿山ケンイチは――

 シコりまくった、高校生男子の掌で揉みしだくのだ。

 いつもは利き手でシゴいているが、ネットで見た「利き手の反対側を氷で冷やしてシゴけば、女に手コキされている気分になる」を信じて、反対側の手でオナニーをすることもあり──結局、両手ともに精液が染みこんでいるのが、一般的な健全男子高校生だ。デビルーク三姉妹と出会い、極上の雌の避妊具なし生まんこに中出しし放題になってからは別だが、猿山の掌は高校生男子の肉棒と精液がずっしりと染みこんだものであり――


”ぷにゅ♥ふにっ♥ぐにゅぐにゅ♥もみもみ♥たぷんっ♥ふにゅっ♥”


「ん……っ♥猿山ケンイチ……こ、これ……っ♥はじめて……じゃ、ないの……?」


 そんな掌が、天条院家のご令嬢の乳房を鷲掴みにしているのだ。

 揉むのに疲れるほどに大きくはないが――

 しかし、掌が余らない程度にはたっぷりの巨乳が、84センチのEカップだ。

 天条院沙姫は、極上の美少女。天条院家の跡継ぎというだけでも、大勢の男達は彼女に惹かれるのに――そこにある顔立ちは、自分が世界で一番美しいことを疑わない顔面であるのだ。「あの高慢ちきな巨乳美少女とどうにか結婚すれば、天条院沙姫を孕ませ放題」とあらば、大勢の男達は自分の強さをアピールするだろう。それは腕力であるのか、経済力であるのか、シンプルに雄としての力であるのかはわからないが――地球上の社交パーティにでも赴こうものならば、彼女は肩書きの分だけララとは段違いにモテモテであるわけで――

 だから――


「んんっ♥ふぅ……う、んんっ♥♥……あっ♥あっ♥……んぐ……っ♥」


 猿山ケンイチという、猿顔の雄に乳を揉まれて――

 気持ち良くなっている自分自信に、恥じらいがあるのだろう。

 猿山は沙姫の乳房をビキニ越しに、たっぷりと揉みしだいてやる。彼女の下半身は徐々に濡れているようだ。自慰行為に耽る際に、胸に触れず、それを性感帯としていない女であっても――猿山の経験の数と深さは、およそ生娘が耐えられる代物ではないのだ。

 大きく丸みを帯びた乳房が、ビキニの布と紐で窮屈に締め付けられている状況。

 彼女の下乳を、下からカリカリと引っ掻いてやる。”とろ火で、じっくりことこと煮込むように”という弱い引っ掻き具合。腋から乳房に掛けてのスペンス乳腺はふかふかのふにふにであり――更に、猿山は沙姫の腋までくすぐってやる。「くすぐったい」というのは、即ち性感帯の裏返し。沙姫は唇を噛んで、嬌声を押し殺そうとしているのだが――

 極上の雌特攻の雄となった、今の猿山ケンイチに勝てるはずもないのだ。

 あるいは、強引に「まんこに指を突っ込まれる」とされれば、沙姫も声を荒げることが出来ただろう。

「一番厄介なのは、九条凛」という藤崎綾の指摘通りに、今、彼女は結城美柑を使って買い物に遠ざけているのだ。だが――どこでどんなトラブルが起きるのかはわからない。万が一、この屋敷に彼女が戻ってきて――更に、沙姫が大声で助けを求めれば。監視しているモモよりも早く動いて、猿山の首の骨をへし折りかねないわけであり――

 だから、じわじわ、じんわり、「え?だって、沙姫様が触っていいって言ったよ」という言い訳が崩れない程度に、沙姫の乳房を愛撫していくのだが――


「ふぅ~……っ♥んんっ♥ああ~……っ♥これ……これぇ……っ♥ち、ちがう……わよ……っ♥お、おっぱい、さわる、なんて……っ♥したこと、んんっ♥ない、のにぃ…………あっ!?」


”しゅるり……っ♥”


 と、猿山は沙姫のビキニを脱がせるのだ。

 彼女が感じている快楽は、想像以上であり――

 更には、沙姫が自分の掌で興奮をして、水着にシミを作るまでまんこをぐちょ濡れにしているのは、我慢が出来ないものがあった。

 天条院沙姫は、ララ達に出会うまでの猿山の定番オナペット。「お~っほっほ♪」と声高らかに、リムジンで学校に乗り付けている頭の悪さも――シコるに際しては、全てが加点要素なのだ。脳内では、そのリムジンに同乗して、天条院沙姫にちんぽをしゃぶらせながら、藤崎綾と九条凛の取り巻きにオレンジジュースを口移しで飲ませてもらうことも可能であり――あの頃はもっぱら、シコっても罪悪感のない”天条院先輩”でエロいことを考えていたのだが――

「昔からのオナネタ」というのは、男にとって特別な優越感があるのだ。

 空から降ってきた美少女達とは異なる、積み重ねた欲望の石油。火を付ければ大炎上する性欲は、沙姫の生乳を露わにしたところでピークを迎える。真っ白な肌に、”ぷりんっ♥”とした桃色の乳首に――猿山は思わず――


”じゅるるるるる~~っ♥ぶぼっ♥ぐぷっ♥ぶっちゅ~っ♥はむはむっ♥”


「きゃあっ!?……んんん~……っ♥あっ♥あっ♥……んんん~っ♥ちが、う、わよ♥だめっ♥おっぱい、たべないで……っ♥」


 天条院沙姫の生乳に、むしゃぶりつくのだ。

 クソ、こいつら――極上の美少女は、おっぱいまで甘いのかと、猿山は憤りながら――

 すぐに、先ほど彼女に食べさせられたケーキの余韻だと気が付く。

 口を限界まで大きく開けた、醜悪な猿に乳房を貪られて悲鳴を上げながらも――

 沙姫は、そこに激しい快楽を感じているのだ。

 彼女が面食いであるという情報は、綾から聞いている。

 とは言えど、それは並の代物ではない。「顔が銀河級にかっこいいのは大前提で――その上で、どんな地球人よりも強く――更には、そう、例えば脱輪した車を一人で持ち上げて、笑顔を浮かべながら『名乗るほどではありませんよ』と言って立ち去るような爽やかさ」を持っている男であれば――という、圧倒的な代物だ。

 勿論、そんな男が地球上に存在するはずもない。

 普通の少女であれば、小学生の内に夢から覚めるのだが――天条院沙姫という女の頬をひっぱたいて、白馬の王子様がいないことを告げられる人間はいるはずもなく――

 だから――

 沙姫にとっての猿山ケンイチは、ゴブリンやオークに近しい存在であり――

 そんな醜い男に、今、たっぷりと乳房を貪られているのだ。

 乳首を吸われて、軽く甘噛みをされて――逃げようにも、腰を抱き寄せられているのだ。「ただ、男に生まれたというだけ」で猿山が持っている筋力は、沙姫がなりふり構わず抵抗をしたところで、絶対に撥ね除けられないもの。

 高慢ちきのお嬢様は、一皮剥けばクソマゾであるとモモが言っていた。

 強くて高いプライドは、全てが、自分の防御の弱さを隠すためのもの。強引に押し倒してレイプしちゃえば、沙姫さんは簡単に落ちちゃいますよとモモが言っていたので――

 それを信じて、猿山は――


”くちゅり……っ♥”


 と、沙姫の秘部に手を伸ばす。

「んんっ!?」と、沙姫はどうにか逃げだそうとするのだが――逃げれば逃げるほど、猿山の力は激しくなるのだ。正面から抱きかかえられて、彼女の華奢な骨格が軋むほどの力を込められてしまえば、沙姫に抵抗が出来るはずもなく――”こしこし♥ごしごし♥”と猿山は、沙姫の秘部を水着越しに愛撫してやる。


「あ……っ♥はぁ♥んんっ♥だめ、だめよ……っ♥あっ♥んんっ♥それ……んきゅ~……っ♥あっ♥いっちゃう♥からぁ♥だめっ♥だめ~……っ♥」


 沙姫は最早、猿山の身体に体重を預けている。

 目の前にいるのが、自分の好みとはまるで違う猿顔の男子であることも忘れて――胸を吸われて、秘部を愛撫される快楽にうっとりと浸っているのだ。猿山の首に両腕を回して、抱きついてくる距離感は、恋人よりも近しい存在。積年の性欲を積もらせた、オナペット兼最上級の金持ち金髪縦ロール美少女にしがみつかれて、猿山の指使いは更に激しくなる。数多の美少女達を、何度も何度も深い絶頂に導いてきた指使いだ。沙姫も案の定、水着越しにも浮かび上がるほどに隆起したクリトリスを弾かれるのをとどめにして――


「んんっ♥ああっ♥いく♥いっちゃ……うううう~~~っ♥」


”びくびくびく~~っ♥♥びく……びぐんっ♥”


「はぁ……はぁ……♥んんっ♥……あっ、はむっ♥ちゅる……っ♥れろれろれろ……はっ!?」


 深い絶頂を迎えて、全身を激しく痙攣させたのだ。

 乳房から唇を離した猿山は――その流れのまま、呆けている沙姫の唇を奪ってやる。一年前までは想像したこともなかった、あの「天条院先輩」のファーストキスだ。むちゅむちゅと、敢えて、たこのように唇を窄めてやると――沙姫は最初、絶頂の余韻のままにキスを返してくるのだ。だが、すぐに目の前の男が、面食いの自分が求める白馬の王子様でないことに気が付き、唇を離すのだが――


「――ひゃっ!?こ、これ……おち、おちんち……な、なにを出しているの!早くしまいなさい!」


 猿山がズボンとパンツを脱いで露わにした――

 仮性包茎の肉棒に、沙姫は唾を飲み込んでしまうのだ。

 そこに存在するのが、童貞のちんぽであれば、沙姫は平静を取り戻して人を呼ぶだろう。

 乳房を丸出しにして、水着にはシミを浮かべている、絶頂直後の沙姫が悲鳴をあげれば――

 猿山には勝ち目の一つも存在しない。

 だが――


「……わ、わぁ……っ♥な、なななな、なんでしまわないの……っ♥」


 猿山ケンイチの肉棒は――

 余りにも多く、極上の雌を貪ってきたのだ。

 ララやモモや涼子は、発明品や植物知識や医療知識を使って、猿山の肉棒を強く逞しく成長させていくのだ。銀河大戦で数多の血を吸った魔剣ブラクティスに妖気が付与されるように――美少女の処女膜を破り続けてきた猿山の肉棒は、同じサイズや形でも童貞のそれとはまるで違い――


「…………っ♥」


”ごくりっ♥”と、沙姫に生唾を飲ませてしまう代物なのだ。

 イケメンの粗チンよりは――不細工な猿顔の、凶悪ちんぽの方が圧倒的に逆らえないに違いない。猿山は、沙姫の水着を脱がせてやる。吸水性能に長けている水着は、沙姫の愛液でぐちょぐちょに濡れている。床に放り投げてやると”べちゃ♥”と水音を響かせて、沙姫は赤面。

 彼女の秘部は――すっかりと、濡れている。

 自分よりも年上の彼女は、彩南高校の三年生。それでいて、秘部はモモやナナのように秘裂の薄い、子供のような膣をしているのだ。丁寧に整った陰毛は、見せる相手がいなくても、身だしなみとして毎日揃えているのだろう。髪の色と同じ、金色の陰毛にたまらず”はむっ♥”と秘部を口に咥えてやる。「きゃあっ!?」と沙姫は悲鳴を上げながらも――しかし、今度の抵抗は弱々しい代物。腰を抱き寄せる猿山の手には、力がほとんど入っておらず、それどころか――猿山が何度か手を離しても、沙姫は逃げようとしないのだ。

 年上の金髪縦ロールお嬢様の、子供まんこにクンニをして、クリトリスを舌で弾いてやり――

 更には、彼女のふわふわな陰毛もむしゃむしゃと唇で食べて――

 どれほどの時間が、経過したのだろうか。

 普通の女の膣とはまるで異なり、天条院沙姫の秘部からは常に甘ったるい匂いが漂っている。本来ならば老廃物や排泄物で汚れるそこも――彼女は、普段から摂取している食物は一般人とはまるで違うのだ。栄養たっぷりの料理を、三つ星シェフに調理してもらい――その肥沃な媚体を作り上げているのならば、処理しきれなかった栄養が老廃物となり膣から溢れて、極上のドリンクバーを堪能させてくれるのかもしれない。クンニを嫌がる男でも、沙姫の秘部ならば顎がぶっ壊れるまで舐められるだろうと思い――


 ようやく、口を離すと――


「はぁ……はぁ……っ♥」


”ぽた……っ♥ぼとぼと……っ♥”


 沙姫は――

 瞳に涙を浮かべて、猿山を見下しているのだ。

 涎まみれの秘部からは――明らかに猿山のものとは違う、彼女自身の体液がぽとぽとと滴り、雫となって猿山の肉棒を濡らす。涎を垂らした彼女はどうすればいいのか、わからないのだろう。普通の美少女が普通にやるような、男とのセックスを経験したことがない彼女。余りにも美しすぎる上に、最上級国民とでも形容すべき肩書きを持った女は、雄に媚びる方法を知らないわけであり――

 だから――


”ぎし……っ!”


”今から、レイプするからな”


 と──

 沙姫を押し倒して、耳元で囁いてやる。

 普段の気丈な彼女ならば、猿山の股間に蹴りを入れたことだろう。

 藤崎綾のように、痴漢に出会っても恐怖で抵抗が出来ない存在ではない。「ここで痴漢を野放しにすれば、これからも多くの女性が電車に乗る度に恐怖を抱くのだ」と、ともすれば逃げる痴漢を追って、駅のホームで大立ち回りをするかもしれないような女が――


「ひゃ……ひゃい……っ♥」


 今――

 猿山ケンイチに、レイプされることを受け入れているのだ。

 天条院家の彼女が、自分から腰を落とせば、それは自分の家を差し出すことになるのだが――猿山が、性欲のままにレイプをする分には、彼女の家柄は一切関係ないのだ。「女の子とえっちするときはね?女の子の逃げ道をなくすの……えっち出来ない理由が、一つもなくなったらぁ……食べられない女の子なんていないのよ?」と、御門涼子に囁かれていたことを思い出す。

 沙姫は、息を荒げて猿山を見つめている。

 秘部に”くちゅりっ♥”と肉棒が押し当てられて、猿山は腰を前に突き出し――


”にゅ…………ぷぷぷぷ……ぶちっ♥ぶちぶち~……っ♥”


「あぐ……っ♥あっ♥はぁ……んんん~…………っ♥♥」


 あの――


 あの天条院沙姫の処女膜を、破ったのだ。

 雄としての優越感は最大まで高められて――猿山は、”どちゅんっ♥ばちゅんっ♥”と激しく腰を叩きつけていく。モモからもらった媚薬は、こっそりと金玉の裏に隠しもっている。処女であっても痛みを感じずに喘げるようになるそれを、服用させてやるべきかと考えるのだが――


「あっ♥んんん~……っ♥はぁ♥ふぅ♥だい、じょうぶよ……っ♥わたしの、ことはぁ……んんっ♥きに、しないで……こし、ふっても……っ♥」


 天条院沙姫は――

 痛みに耐えながらも、猿山のことを気遣ってくるのだ。

 高貴な者には、その責任が伴うのか――猿山は彼女の耳元で「背中に爪を立てると楽になるぞ」と囁いてやる。彼女達のような極上の美少女から与えられる、鈍い快楽は雄にとっての勲章のようなものだが――沙姫は、両手両足を猿山に絡めて、背中に爪を立てる。長い爪はネイルが施されたものであり、多少の痛みはあるのだが――

 天条院沙姫の処女膜を破って、抱きしめられながら――

 避妊具なしの、濃厚ねっとり交尾に耽っているのだ。

 童貞だった時代の自慰行為の妄想でも「いやいや、天条院はそういう女ではない」と、深く没頭するために、軌道修正しなければいけないのが「だいしゅきホールド」であったのに――


”じゅるるるっ♥はむはむっ♥むちゅ~っ♥れろれろっ♥ちゅっ♥ちゅっ♥”


 天条院沙姫は――

 濃厚に舌を絡め合わせて、処女卒業を受け入れているのだ。

 165センチと、女性にしては長身の沙姫。男達は、その長い脚の爪先を舐めさせていただくために、全裸土下座で尻を振ることすら躊躇しないのに――それを猿山の背中に絡め合わせて、沙姫は痛みに耐えているのだ。

 猿山を見つめて、うっとりと、快楽に耽っているお嬢様。

 彼女の身体をレイプ出来る男は、この世に一人として存在しないのだ。

 沙姫はあるいは、強引に貪られる瞬間を待ち望んでいたのかもしれない。優秀な雄というのは、単純な腕力や、財力や、顔の良さではない。「九条凛が邪魔でレイプ出来ないのならば――その九条凛を、沙姫の下から遠ざけることが出来る雄としての強さ」が、何よりも優秀な条件であり――

 沙姫は、本能的に猿山の雄の逞しさに惹かれているのだろう。

「童貞男子が、超絶にセックスの上手い女を前にしたとき」を反転させたのが――あるいは、今の沙姫かもしれない。「あの天条院沙姫が、ヤリチン男子にがっついて、泡立った唾液を流し込まれても――舌を伸ばして、雛鳥のように、甘露に飲み込んでいく」という光景は――彼女の父親や九条凛が見れば、卒倒しかねない代物だ。


「は、はいっ♥わたし……んんっ♥これ、のぞんでいたのかも……っ♥こうやって……ごういんに♥んっ♥らんぼうに……っ♥され、るのぉ……っ♥あっ♥あっ♥ごむ、つけてないの?だめ、だめよ……っ♥ごむ、はぁ……んんっ♥」


 沙姫は猿山の中出しを拒絶しようとしているのだが――

 レイプされている雌に、それを拒む権利はないのだ。

 猿山は唇を重ねてやり、沙姫と舌を絡め合わせる。それと同時に――金玉の裏をごしごしと、指で擦る。雄自身ですら汚いと思えるそれだが、しかし、目的は塗り込んだ媚薬だ。液体状であり、皮膚に塗布するそれは、男には何の影響もないのだが――雌の脳味噌から、幸せになる脳内物質を大量に溢れさせる代物。経口摂取でもいいので、本来は「あの超絶お嬢様の天条院沙姫に、金玉をべろべろと舐めしゃぶらせて発情させる」を目的としていたのだが――

 あなたは、それを沙姫の鼻に近づけて――


「あ……っ♥」


 金玉の裏の匂いを、嗅がせるのだ。

 持ち主である男にとっては不快なそれも――

 例えばララの腋や、唯のへそ、春菜の尻の穴であれば無限に嗅げるのと同義であり、優秀な異性のフェロモンがたっぷり詰まった臭いというのは、欲情と興奮を煽る代物なのだ。

 モモの媚薬の効果は即効性であり、瞳を丸くして――沙姫の脳味噌にはバチバチと電撃が走るのだろう。「あ……あ……っ♥」と、足の爪先をぴーんと伸ばし、全身に鳥肌を浮かべて――

 沙姫の秘部は、水気を更に増していくのだ。

 地球人の常識では考えられない「後遺症も副作用も何もなく、ただひたすらに、雌の快楽を増幅させるだけの自然成分由来の媚薬」に感謝をしながら、猿山は更に激しく肉棒を突き立てる。”ばちゅんっ♥にゅっぷっ♥ぶちゅっ♥ぐぶっ♥”と既に、沙姫との秘部では泡が浮かんでいる。


 猿山は沙姫の耳元で――


”俺の妻になってほしい”と、囁く。


「あ、あなたの……?だめ……だめよっ♥あなた……なにを、かんがえているんですの……っ?わたしは……んっ♥てんじょういんけを、つぐ……っ♥あととり、で……っ♥」


”うるせえ、地球のちっぽけな一企業なんて知るか――お前は、俺のハーレムの一員になるんだ。ほら、さっさと宣言しろっ。それが嫌なら、もうセックスやめるぞ?いいのか?お前が社交パーティで出会ってきた、肩書きを自慢するだけのしょうもない雄どもとは違うぞ?俺様よりも気持ち良くなれる雄なんて、この世に一人もいないぞ?ほら、早く宣言しろ、俺様の女になるって、天条院沙姫は、猿山様ハーレム計画に賛同しますって、言え、言え”


 猿山は何度も何度も、沙姫の子宮口に肉棒を叩きつけていく。

 彼女が自慰行為の中ですら、想像したことのない、最早暴力にも似た圧倒的な快楽を刻み込んでやるのだ。彼女の子宮を腹の上から何度も何度も、愛撫してやる。天条院沙姫という、高慢な女を屈服させるための囁きに――


「はぁ……♥だめ……だめ、なのにぃ……っ♥」


 沙姫は――

 これ以上無いほどに、うっとりとしているのだ。

 いつか自分の人生は、親が決められた相手と退屈な政略結婚をさせられるだけだと――

 深窓の令嬢は授業中、窓外の青空を眺めて嘆いていたのだろう。

 普通の女が、普通の男と適当に恋愛をして、セックスして、結婚するという――

 普通の幸せが絶対に存在しない女にとって――

 白馬の王子様を求めるのは、夢見がちなメンヘラバカ女ではなく、切実な問題であって――


”ごちゅんっ♥”


「お――っ♥」


 猿山に子宮口を小突かれて──

 沙姫は、陥落してしまったのだ。

 お上品なお嬢様の口から漏れてはいけない「おっ♥おおっ♥おほぉ~……っ♥」という下品なオホ声と”ぶじゅるっ♥ぐぶっ♥ぶぴゅっ♥”と、詰まりの悪い排水溝が鳴らすような水音。猿山は何度も何度も、沙姫の子宮をノックしてやる。ほら、ほら、お前が待ち望んでいた、運命の王子様は俺様だぞ――お前の家柄も、肩書きも、天条院という名字も全て無視して、俺様は沙姫という女を求めているんだぞ――と、彼女の雌の本能に刻み込んでやるのだ。

 沙姫が、それを拒めるような性質ならば――

 彼女の身体は、男好きするメスとしてボンキュッボンの肢体をしていないのだろう。

 薄く弱い肌は、猿山の指の痣を簡単に残していく。

 自分が支配されているそれに、沙姫はやがて――


「わ……わかった♥おっ♥わかり、ましたわ♥なる♥なります、からぁ♥さるやま、けんいちの♥はーれむ、のっ♥およめさんに、なるっ♥なる、からぁ~……っ♥」


 足を爪先までピ~ンっと伸ばして、宣言をするのだ。

”むっちゅ~~~っ♥”と、猿山は沙姫に唇を重ねる。

「よく言えたね」と、幼児や飼い犬を褒めてやるように、彼女の頭を撫でてやる。

 金髪縦ロールのお嬢様が、今、自分のハーレム妻になることを宣言したのだ。愛情たっぷりに撫でられるその手付きに――沙姫は、どうしても弱いのだろう。多忙な父親とは滅多に会えず、他人に甘えることも苦手な少女が――そうして、優秀すぎる雄に全てを受け止めてもらえるのだ。彼女は絶頂間近、腰をくい♥くい♥と猿山の股間に押しつけてくる。避妊具なしの膣内射精を受け入れることが、天条院家にどういう意味をもたらすのか理解した上での種乞いだ。クソ、可愛すぎるだろ――と、猿山は亀頭を子宮口にぐりぐりと押しつけてやる。やがて、彼女は深い絶頂を迎えて「んんんん~~~っ♥♥♥」と嬌声を鳴り響かせて、膣が肉棒を”ぎゅ~っ♥”と締め付けてくるので、そこで限界を迎えて――


”びゅるるるるる~~~っ♥びゅるるるっ♥どびゅどびゅ♥びゅ~っ♥”


”びゅくびゅくっ♥びゅ~っ♥びゅっくんっ♥どびゅっ♥びゅ~っ♥びゅるるっ♥”


”びゅ~……っ♥……びゅくっ♥……どびゅっ♥……びゅるるる……っ♥”


”…………っ♥♥♥”


 猿山は――

”どく……びゅるる……っ♥”と、沙姫の膣内に精液を解き放った。

 宇宙のお姫様や、同級生の美少女を孕ませるのとは、また違った意味合いを持つのが――憧れのオナペットへの射精だ。あの頃は遠巻きに眺めることしか出来なかった、年上のお嬢様が――猿山の頭を慈しむように優しく撫でている状況。84センチのEカップに顔を埋めると、そこには柔らかな花の香りに紛れて、自身の乾いた唾液の悪臭が漂っている。猿山は、亀頭をぐりぐりと子宮口に擦りつけて、一滴でも多くの精液が、彼女の卵に到達できるように腰を振ると――沙姫にはそれがたまらなく、愛おしかったのだろう。猿山の額にキスをして、それから――


「それで……


 私は、ハーレムで何番目なのかしら……?」


 と――

 猿山の耳元で、囁いてくるのだ。

 あるいは――

 モモ・ベリア・デビルークは事前に説明していたのかもしれない。

 猿山ケンイチを頂点として、宇宙中の絶世の美少女を孕ませまくるハーレム計画。宇宙貿易には置いてけぼりの、未開の星の地球で天条院家が天下を取ったところで、そんなものは沙姫の大嫌いな「井の中の蛙」に過ぎないのだ。「やがては、宇宙を支配する王様になるケンイチ様のハーレム妻なら、仮に十番目であっても――天条院家には、相応しすぎる結婚相手ですよ」とモモに囁かれていたのかはわからないが――

 天条院沙姫は、ハーレムにノリノリであるのだ。

 モモに問いたださねばわからないことだが――


「……あらっ♪凄いのね、あなた……っ♥


 あんなにいっぱい出したのに……また元気になっちゃって……っ♥」


 猿山の肉棒は――

 これ以上ないほどに、硬く隆起をしてくるのだ。

「政略結婚」で、顔も知らない男と結婚することを、半ば受け止めていた彼女にとって――こうした「自由恋愛」は、たまらなく運命的なものなのだろう。「顔が良ければ、多分、沙姫様は一目惚れして恋に落ちると思います」と綾が言っていたことを思い出す。天条院家に乗り込み、肉棒で沙姫を支配して――更には、行く末は銀河を統べる王となる雄のハーレム妻と言うのは、沙姫の本能にとっては極上の雄であるようで――だから、沙姫は裏表も何もなく、本気で自分を好きになったのだと、頬にキスをされながら猿山は考えて――

 とにかく、今は気が済むまで、憧れのオナペットであった天条院沙姫の膣内に精液を吐き出そうと――そればかりを考えた。


Comments

熊琴

良きです

カツ

最高です。後編も楽しみにしています。

谷澤晴夫

地味を武器にした藤崎綾を堕とすシチュが、最高にエロかったです。カラオケで媚薬でやってしまう、最高のヤリチン仕種で興奮しました。 天条院沙姫への胸への責めからの、レイプ宣言からの挿入も良かったですし、最後のハーレム入りを宣言させるのもエロくて良かったです。

wws2jsh7

ありがとうございます!今回シチュに悩んだのですが、自分なりに良いもの出せました!