③ToLOVEるの御門涼子がエロトラップダンジョンに放り込まれる話 (Pixiv Fanbox)
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2021-09-03 09:00:00
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2022-06
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あなたside
御門涼子が、ミイラ型のモンスターに襲われる光景──
あなたにとっては、一生涯のオカズになる代物だ。
エロトラップダンジョンという性癖は、自分から好んで選ぶようなものではない。あなたの射精回数と夜の時間が無限であれば、いつかは選ぶのかもしれないが──一日に数回の自慰行為に耽れば、もう、「早く寝ないと、明日の朝が辛い」という時間になるのだ。だから、自慰行為はもっぱらお気に入りの、御門涼子の盗撮プロマイドを使った定番のシチュであり──
彼女が、エロトラップダンジョンにハマるというのは、後回しにしてきた代物だ。
だが──
それが今、現実のものとなったのだ。
あなたの昂揚は激しく、心臓はバクバクと暴れていた。
御門涼子が、あのミイラに犯されてしまえば──あのプライドの高い彼女が、子供のように泣きじゃくり──異形の怪物の子を孕めば。御門涼子の、モデルとグラビアアイドルを足して、二で割ることのないような──”ちんぽの遊園地”とでも言うような肢体が、子を孕んだメスとして歪な姿になれば──どれほど、興奮をするかと──
思いながらも──
あなたは、いつの間にかダンジョンから生えていた──
天使の彫像を手に取り、走り出し──
”がつんっ!”と、ミイラの後頭部を殴りつけた。
通常のダンジョンならば、それは一ダメージも与えることが出来ず──
彼を激昂させて、その場で、即座に首を捻り殺されるだろう。
メスヒロインに絶望を与えるためだけの──「どんな抵抗も無意味だ」「お前はメスで良かったな」「俺様のちんぽを受け入れることだけが、この場を生き延びる唯一の方法だ」という舞台設定を理解させるための、モブのように、儚く命を散らして終わりだったのだが──
「おおおぉぉ……」と、ミイラはダメージを受けて、その場に倒れ込む。
あなたには、今、確固たる意思が存在していた。
御門涼子の手を引きながら、あなたは走り出す。
目的は、先ほど通過した部屋。
今のあなたの意思は、ダンジョンの他のモンスターの邪魔を受けない代物ではあるのだが──それでも、ここに招待されて、今頃、どこかでエロトラップの餌食になっているララや西蓮寺と遭遇をすると厄介なのだ。
「ちょ、ちょっと待って……足……平気なの……?」
と、御門涼子が息を荒げて、あなたに尋ねたのは──
目的の部屋を、目前にしてのことだ。
御門涼子は、この異常空間に巻き込まれた一般人であり──先ほど、あれだけ執拗な愛撫と素股で快楽を叩き込まれてきたのだ。足腰が立たないのは、当然のことであり──だから、お、お姫様抱っこでも……と、あなたはこの状況下で、まるで少年のような感情を抱くのだが──
返答のために、御門を向くと──
「────」
彼女は──
今、一糸まとわぬ全裸なのだ。
「本当は別に、恥ずかしいところなんてないけど──それはそうと、異性の前で気安く見せてはいけない」とでも言いたげに、自身の乳房と秘部を腕で隠している彼女。日本人──いや、地球人離れした体躯は、まるで、美術館に飾られている「生涯を童貞で終えて、脳内でエロい妄想の自家中毒を引き起こした芸術家が──生涯の最後に、誰からの評価も気にせず、自分の欲望の赴くままに作り上げた彫刻」のような美しさを湛えており──
あなたは、ただ、息を呑んで見惚れるばかり。
御門涼子がビッシリと、臨戦態勢の白衣を着込んでいる姿を見るのが──彼女が脱ぎ捨てた白衣に顔を埋めて匂いを嗅ぐのが──人生で最大の幸福だと、つい、数時間前まで思っていたあなたには、御門涼子の全裸というものは劇物もいいところ。「畜生、なんでこの状況で、恥ずかしがって背筋を曲げるのではなく──堂々と立って、私の身体には何も恥ずべきところなんてない、みたいな態度を取っているんだ」とあなたは理不尽な怒りまでわき上がるが──
ここで、疑われてはいけないので、立ち止まり──
あなたは、御門涼子の足を手当てしようとするが──
「……いいえっ、私は大丈夫よ……?
あいつら、私に危害を加えるつもりはなかったみたいだから……」
──彼女は、あなたの言葉を否定して──
「……足、痛かったから、保健室にきたんでしょ?」」
御門涼子は──
一糸まとわぬ全裸でありながら、養護教諭としてあなたを心配するのだ。
最初は「……足?」と疑問を抱いたのだが──
言葉の意味を理解して、即座に、足首がズキズキと痛みを訴えてくる。
触ると、いつもの一・五倍ほどに膨らみ──火傷しそうなほどの熱を帯びている。
先ほどまでは、御門涼子の痴態と──それを助け出すことに頭がいっぱいだった。全裸の御門涼子がモンスターに襲われているとき、脳細胞の全ては「エッロ……」にのみ働くので、だから──脳内物質がドバドバと放出されて、致命傷を受けたとしても、痛みを欠片として感じることはなかったのだろう。
それでも──
痛い、と気が付いてしまえば、逃れる術は存在しない。
足首にジクジクと走る痛み。それは所詮、脳が引き起こした電気信号に過ぎなく──故に、頭が割れそうな頭痛に、あなたは歯を食いしばる。息をするのも苦しくなるような激しい痛みであり──この状態で、よく、今まで走れてきたものだなと、自分自身に感心を抱いていると──
「……んっ」
御門涼子は──
あなたのワイシャツを、脱がせてくる。
ぷちぷちと、ボタンを外すためには両手を使う必要があり──
彼女の裸体が、あなたの眼前に晒されるのだ。
──見てはいけない、と知っている。
目の前に存在するのはハプニングであり──紳士を気取る限りは、御門涼子のぷっくりと少し大きめな桃色乳首も──大人の節度を持って、しかし、普通の女よりはずっと経験豊富な極上の膣肉も──見てはいけないと、知っているのだ。
それでも──
”じ~~~っ”と、穴が空きそうなほど激しく──
あなたは、眼をひん剥いてそれを視姦する。
「……あんまり、ジロジロ見るものじゃないのよ……?」
御門は、あなたのワイシャツを脱がせながら苦言を呈すが──
しかし、それがどうしようもないと、知っているのだろう。
御門涼子がもう少し二流のブスであれば──あなたは、”ワンチャン”を感じ取って視線を逸らすだろう。女体が不意に全裸になったときに、眼を逸らして紳士を気取り、好感度を稼ぐことで──
彼女と恋仲になれる可能性が増える、二流のブスの場合は、それが得策なのだが──
超一級品の美女を相手に、たったその程度の好感度を稼いだところで──
あなたは、全財産を貢いだところで、その手すらも握れないのだ。
それならば、肉体と本能は「今のうちに見ておかなきゃ損」だと思ってしまい──あなたの視線は釘付け。そもそも、人間が自分の意思とは関係なく、視線を逸らせないからこそ「見惚れる」と言うのだ。御門涼子は極上のメスとしてこの世に生を受けてきた頃から──「童貞の、女の子と遊んだこともなさそうな高校生男子に、全裸をジロジロと見られる」程度の屈辱は延々と受け続けてきて──今更、この程度では動揺することもないらしい。だから、あなたに注意をしながらも──からかうような口調で、余裕綽々の流し目なのだ。
彼女はあなたのワイシャツを脱がせて──
「……んっ」
”びりびり~”と、それを破る。
三枚で数千円の安物ではあるが──毎日着用しているからこそ、それが、簡単に破れる代物ではないことを知っている。それでも──御門涼子は「実はワイシャツっていうのは、こうすれば簡単に破れるんだよ」というような裏技を使うこともなく、単純な腕力だけでシャツを引き裂き──
「ほら……動かないで……じっとして……?」
あなたの足首に──
即席の包帯を、巻き付けてくるのだ。
繰り返すが、今の彼女は全裸。
95センチのHカップという豊満な果実が、重力に従って下を向いている状況。あなたの足を抱きかかえながら、包帯を巻いてくるそれは──直接、ペニスを奉仕されるよりも遥かに倒錯感の働くエロスだ。
養護教諭としては、テーピングは初歩中の初歩なのだろう。あなたの足にきつく包帯を巻き付けて「……ほら、立ってみて」と促されると──
痛みはまだ残るが、それでも、先ほどよりはずっと楽に歩けるようになった。
「んっ……よかったわね……っ♡」
御門涼子は、嬉しそうにあなたに囁きかける。
いつものように、余裕綽々の大人の立場からの上から目線ではなく──
どこか、そう──
まるで、親友にでも語りかけるような、優しい口調だ。
先ほどのエロトラップが、御門涼子の”SAN値”を削ったのならば、ここがゲームの世界であることに納得もいく。傷心状態の女が一番、落としやすいというのはギャルゲーで得た知識。あなたにもう少し、経験というものがあれば──こんなダンジョンを利用せずとも、彼女と結ばれる方法があったのかもしれないが──
あなたは──
”ぐいっ”と、御門涼子の手を引いて、目的の部屋へと向かった。
────
「ここがゲームの世界である以上、クリアをすれば、きっと元に戻れるはずだ」
というのが、あなたが御門涼子に下した説明。
幸いであったのは、彼女が地球の文化であるPCゲームに疎かったこと。
いや──この「エロトラップダンジョン」というのは、性欲旺盛な男の一部の年代しか知らないだろうし──その上で、知っている人間は変態と呼ばれるごく僅かに絞られるのだが──
とにかく、彼女は──
「自分を窮地から助けてくれたあなたの言葉」を、疑うことはなかったのだ。
なので──
「……本当に、ここなの?」
あなたは、花畑の部屋へと御門涼子を連れ込んだ。
唇のような形の花弁の花が、大量に咲き誇る一室。
”エロトラップダンジョン、というのは──
一度、ゲームオーバーになってからが本番だ”
「……詳しくはわからないけど、チュートリアル……みたいなこと、なのかしら?」
御門の言葉に、あなたは縦に頷く。
先ほどの、徘徊しているミイラ型のモンスターや触手型モンスターというのは、回避をしようと思えば簡単だ。
やがて、迷路の中で四方を囲まれるかもしれないが──眺めのいい通路に、平時は動きの遅いモンスター達だ。よっぽどの油断をしない限りは、拘束されることもないのだが──
罠、というのは別の問題。
御門涼子はここでゲームオーバーを何度も繰り返して──
その度に、立ち上がってダンジョンを攻略していかなければいけない。
元々、プレイヤーが女性の痴態を見たいがためにだけ存在するのが、このエロトラップダンジョンだ。命の危険はなく、犯し尽くされた後はスタート地点に戻されるだけだから──
そのためには、この部屋で一度ゲームオーバーにならなければ──
ゲームのシステムとして、攻略するためのヒントは出てこない。
「……なんだか、凄く荒唐無稽に聞こえるけど……?」
御門涼子の疑問は、至極当然のもの。
あなたが先ほど、身を挺してエロトラップモンスターから助けたから良かったものの──あなたが猿山ケンイチであれば、御門は、僅かな信頼も抱くことはなく──まるで、スパイ物のハリウッド映画の一幕のように、あなたを罠だらけの部屋の中に放り込んで、それから、断末魔を聞きながら踵を返したのだろうが──
「……でも
元々……ここが、そういう場所なのよね……
猿山くんみたいな男の子が好きな……女の子に酷いことをする場所……っ」
あなたの説明には──
一切の嘘が、介在していなかった。
都合良く、開示せずに伏せている情報もあるが──
エロトラップダンジョンの攻略のためには、そうせざるを得ないというのも、また事実。
この部屋を通り抜けることで、上か下かはわからないが──次の階層に向かうことが出来るのだ。それならば──、一回は、この部屋に捕まることは規定事項と言えるだろう。
なので──
「……絶対、脱出しましょうね……?」
御門涼子は──
一面の花畑へと、足を踏み入れていった。
──それは、とても静かなもの。
風もない空間で、花々は静かに揺れている。
御門には説明をしていないが──あなたにはある程度の想像がついている。
エロトラップダンジョンに精通していなくても──唇の形を彷彿とさせる花々が咲き誇っている、陽光の当たらない、一面の花畑だ。逆に、それ以外に何があるのかと聞き返したくなるようなものだが──経験豊富な雄が次に望むことはわかっても、彼女は”いい女”であるが故に、非モテ男子が好むエロゲーの世界の常識は所持していないのだろう。
御門は、今、全裸で花畑を進んでいるのだ。
何事もない、というのが、最大の恐怖だ。
何の脈絡もなく、足下がパカッと開いて、落とし穴が奈落の底に招待をしてくるかもしれないのだ。いっそ、わかりやすく巨大なオークが待ち受けている方が、精神的には楽なのかもしれない。恥ずかしがるから、恥ずかしいのだ──とでも言わんばかりに、御門涼子は全裸で、乳首も秘部も隠すことなく花畑を征き──それはまるで、芸術性が高く難解な、監督の自己陶酔によって作られた映画のラストシーンのようだな、とあなたは呑気に思う。
呑気、でいられるのは──
このエロトラップダンジョンに、「失敗」はあっても「不発」は存在しないからだ。
円形の部屋の中心──
御門涼子が、全力でダッシュをしても──
外には逃れられない、丁度、ど真ん中の位置にきて──
”がばっ!!”
「~~~きゃあっ!?」
部屋中の花が──
一気に立ち上がり、それから、御門涼子の身体に集まっていく。
──唇型のモンスターの「リップス」だと、猿山が上機嫌に語っていたのは知っている。
このエロトラップダンジョンは、そもそも、彼が持ち主で、やりこんで、「このゲームをリトに渡すことで、なんやかんやでララちゃんにも伝わり──そこで巻き起こされるトラブルにおこぼれをもらえないか」と、わざわざ結城リトにゲームを手渡そうと──
彼は、保健室を訪れたのだ。
実際、今、ここではないどこかで──
結城リトは、自身のハーレム要因を相手に、ハレンチな行為に耽っているのだろう。
あなたには関係の無いこと。御門涼子が全裸でいる状況では、ララや西蓮寺の裸や痴態は──いやまあ、当然、勃起はするしヤりたいとは思うが──精神を、心底から狂わせることはないのだ。
とにかく──
今、御門涼子は唇型のモンスターに全身を取り囲まれている。
──リップスというのは、唇お化けだ。
唇だからリップス、という安直な名前は──しかし、肉棒をシゴきながらマウスをクリックするプレイヤーには、丁度いい代物。彼らは、普段は花の姿に擬態をしているが──極上のメスが近寄った瞬間は、別。
それはまるで、地雷でも踏むように──
「んっ♡やぁ……っ♡ちょ。ちょっと♡どこ、吸ってるのよ……んんっ♡むちゅ~っ♡れろっ♡ちゅぷっ……♡」
”ぶっちゅ~~~~っ♡”
”れろれろれろれろ……っ♡びちゅっ♡ぶっちゅっ♡”
”じゅっぷ~っ♡ちゅぱっ!♡ちゅぶっ♡!ぶっちゅ~っ♡”
爆発的に女体に襲いかかり、その全身を包囲するのだ。
エロトラップダンジョンのモンスターには、生物としての理屈は適用されない。
たかが、ゲームの世界だ。
それでも──
「理屈がある方が、確実にシコれる」という人間は多いようであり──
食虫植物のような「リップス」は、メスのエナジーをドレインして──栄養に変えていくのだ。
個体の維持コストは最小限に抑えて──「待ち構えて、狩りをする」という方式。一度でも罠に引っかかれば、二度と、その罠にはまるメスはいないだろう。ここでゲームオーバーを迎えれば、次にこの部屋の前に立てば「よし、火をつけて焼き払おう」と思うはずであり──そうすることでフラグが立ち、どこかの宝箱でガソリンとライターが手に入るのかも知れない。
敗北を繰り返しながらも、折れない心が求められるエロトラップダンジョンにおいて──
これは、通過せねばならない負けフラグだ──
いや──っ
と、いうのは嘘で──
『リップスがエナジーをドレインすると、どうなるかわかるか……?
……発情、するんだよ……っ!
まんこをぐっちゃぐちゃに濡らして……ちんぽを欲しくてしょうがないメス猿になって……治療するには、ちんぽぶち込んで、精液を注ぎ込むしかねえんだ……w
勿論、本来なら、それはダンジョンのモンスターの役目だ。共生って言うのか?リップス自体は、エナジーをドレインすることが目的だからな……そこで獲物を弱らせることで、他のモンスターは狩りを出来るし……だから、リップスの世話をするようになるんだけど……
……そのモンスターが俺でも……別に構わないだろ?
……ザーメン注がなきゃ狂っちまうんだから……人助けだしなぁ……(ニチャァ』
今は亡き、猿山ケンイチの説明を思い出すのだ。
エロトラップダンジョンには多種多様な性癖が詰め込まれているのならば──最もメジャーである「美女が、冴えない雄に犯される」というのも当然、入っているはずだろう。あなたのような凡人では、百万回の人生を繰り返しても、お近づきになることが出来ない御門涼子という最上級の雌が──
あなたのような凡人に犯されることこそ、このダンジョンの醍醐味なのだ。
あなたは、固唾を呑んで御門涼子が犯される光景を眺める。
「くっ……やめ……なさい……っ♡あっ♡んん~っ♡こ、こらっ♡そこ、だめ……っ♡」
御門涼子は、今、全裸の格好で全身を「リップス」に吸い付かれている。
「裸の美女がスラム街を歩くような」というスラングがあるが、それが実際に起きているのが、眼前の光景だ。
あなたは気の効かない高校生のフリをして、御門に自分の服やズボンを着せなかったのだが──それが、功を奏したらしい。衣服越しに吸い付かれても、影響は薄いのだろうが──直接、柔肌に吸い付かれれば、御門涼子は抵抗をすることが出来ない。
先ほどのミイラ型モンスターが、ぷんぷんと漂わせてる悪臭とは違い──
この花園には、甘い香りが漂っている。
鼻腔から胸焼けしてしまいそうなほど──糖度が濃く、高密度な香り。あなたは、やけに喉が渇いて──喉を鳴らして、唾をごくりと飲み込む。媚薬効果というのは、雌にのみならず──そこで共生をする雄にも、関係あるのかもしれない。彼らの蜜を啜りながら、喉を潤して──御門涼子に蜜を垂れ流させることで、そこに生じるのはウィンウィンの関係だ。
「んん~……っ♡あっ♡んんっ♡あは……っ♡やっ♡んんっ♡だめ……ぇ……っ♡」
御門涼子の秘部に──
唇型のモンスターが、べとりと吸い付く。
「雌のエナジーを吸い取ることに特化した生物」というのは、先ほどのミイラ型のモンスターとはまた違った執着心を持っているらしい。唇型の花弁には、油分がテカテカに光っていて──それは、御門涼子の肢体をマーキングしていく。
ミイラのような醜悪なモンスターは、まるでアダルトビデオの一幕だが──
こちらはもっと、ファンタジーに寄っているもの。
彼女の身体を覆うマーキングは、まるで、真っ赤な口紅の跡だ。「ヒロインが、女もイケるオカマに調教をされる」というシチュに一部の人間が興奮をする理由が、よくわかる。そこにマーキングされた唇が、女のそれを模したものであっても──あなたの勃起は、先ほどから留まる所を知らないのだから。
たった一枚の皮膚を隔てた向こう側にある、御門涼子のエネルギーの根源が欲しいのだろう。彼らの目当ては「内部に近づきやすい、肌の薄い部分で──それは腋や内腿といった、俗に言う「性感帯」の箇所へと向かっていく。
御門涼子が全裸で両腕をあげながら──汗とフェロモンがむわむわと溜まり──鼻を埋めて深呼吸をすれば、バッキバキに肉棒が屹立する腋に吸い付かれている。「くすぐったい」は性感帯であるのだとわからせるように──ベッドの中で、大人の愛を語り合いながら愛撫すれば、太腿を擦り併せて膣を濡らすはずの内股や脇腹に吸い付かれている。内臓器官から直接吸い付くのが、あるいは最も効率がいいのかもしれない。御門涼子のデカすぎる尻肉──先ほど歩いている間も、彼女の尻を後ろから眺めて、それがぷりんぷりんと左右に振れる度に、あなたの正気はガリゴリと削られていき、今すぐそこに顔を埋めたくてしょうがなくなったのだが──「リップス」は、その願望を実現させるように、唇を尻の谷間に埋めているのだ。肉厚すぎて、子供を何人産んでも平気そうな彼女のデカ尻の間に、唇のような花弁を尖らせて、ねじ込み──”ぢゅっぷ~~~♡♡♡”と下品な吸いつき音を響かせている光景。世界を征服した雄でないと出来ないような、その贅沢をしているのが自分ではないということに──あなたは、憤りを感じて──
”ざくっ”
と──
一歩、その花園に踏み込んだ。
猿山ケンイチの考察が間違っていれば──
あるいは、あなたに覚悟がなければ──
一発で、その命を落とすことは間違いがない。
「何度も罠にかかりながらも、前に進んでもらわないと困る」な、エロトラップダンジョンの餌食の雌ではないのだ。あなたの敗北は、即座に死に直結するのだが──
それでも、大量のリップス達はあなたに見向きもしない。
「あ゛……っ♡……んん~~……っ♡あっ♡はぁ~……んんっ゛♡あ゛っ♡おね、がいっ゛♡もう……やめでぇ……っ゛♡」
距離を縮めると、御門涼子の痴態が鮮明になる。
ベッドの上では絶対に見せない・聞かせない、唾液をだらだらと溢れさせながら、腹の奥底に響く喘ぎ声を奏でているのだ。足の指が、千切れるのではないかと心配になるほど、大きく割り広げながらの絶頂は──
雌として生まれてきた幸福を、世界で一番享受しているという証拠。
あなたは──
”ぼろんっ”と、肉棒を露わにする。
猿山ケンイチから聞いてきた情報は、全てが真実。
彼女が医者であるのも、幸いだった。
膣内に精液を注ぎ込まれた途端に、全身を襲う媚薬エナジードレインの症状が沈静化されれば、御門涼子も信じてくれるだろう。「この状態の雌を救うには、雄が肉棒を挿入する必要があり──それが嫌なら、ミイラに頼むけどいいの?」という状況下において──
あなたは、大手を振って御門涼子をレイプ出来るのだ。
思えば──
これが、あなたの待ち望んでいた光景だ。
猿山ケンイチを醜いと、見下すことすら、本来は憚られる行為。
彼は自分を強姦者だと割り切っていたが──
自分は、それすらも出来ずに、エロトラップダンジョンの恩恵を受けているだけなのだが──
”ぐいっ♡”と、御門涼子の顔の前に肉棒を差し出すと──
”…………すんすんっ♡ふがっ♡す~……っ♡……けほっ♡げほげほ……っ♡すん……っ♡すんすん……っ♡”
彼女は──
先端が包皮に包まれた、あなたの仮性包茎を愛おしそうに嗅いでいくのだ。
違法な薬物を鼻から吸引することで苦痛を忘れて、脳内を快楽で満たす、映画やドラマのシーンのように──
御門涼子は、鼻先に突き出されたあなたの肉棒に、ふがふがと鼻を鳴らすのだ。
学校で一日をきっちり過ごして、最後は体育の授業まであったので──当然ではあるが、あなたの肉棒は清潔とはまるで無縁の代物。
金玉の裏側は汗でべっとりとへばりついて、気持ち悪く──恥垢も亀頭にべたべた張り付いて、およそ、持ち主の自分ですら気分が悪くなるような代物なのだが──
”す~っ♡ふがっ♡すんすんっ♡おねがい……もっと……ぉ……♡すんすん~っ♡す~っ♡”
御門涼子は、それを嗅ぐことで気分が楽になるのだろう。
発情とは簡単に言ったが──膣に肉棒を挿入しないと発狂してしまいそうになる、というのは理解が出来ないほどの快楽だ。「ムラムラして、なんとなくシコりてえな」と思うことは日常であっても──「あー死ぬ!今すぐオナニーしないと、発狂して死ぬ!!」と思う瞬間は、あなたには一度も経験が無く──そんなものが今の御門涼子の状態で、あなたの肉棒だけが命綱だと思うと──
たまらない興奮を抱いて、あなたは、彼女の顔面に──
”ぐぐぐ~っ♡”と、自身の股間を押しつけた。
御門涼子は寝転がっている姿勢。
リップス達がまるで、ベッドのように彼女の背中を持ち上げているので──
あなたは、そこでシックスナインの体位を取ることが出来るのだ。
”彼ら”は、飽くまで、雌のエナジーをドレインすることだけが目的。
あなたという存在は敵ではなく──むしろ、その体液を溢れさせてくれるのだから──味方であるのだ。エロトラップダンジョンというのは、雌を恥辱にかけることに特化した空間。あなたが舌を這わせて、御門の媚肉を舐めてやると──リップスどもは、あなたのそれを許可するように、距離を置いてくる。
御門涼子の膣肉は、ぬるぬるのとろとろ。
今までに食べてきた全ての柔らかな食べ物の──どれよりも、柔らかな舌触り。ベロ肉のぬめぬめを遥かに凌駕した潤滑性は、はっきり言って、舌で舐めるだけで一苦労だ。
ぐじょぐじょのどろどろに発情した雌の膣肉というものは──これほどまで、食べにくいものなのか。
あなたは、御門の膣に”ぷっ♡””ぷぷっ♡”と、唾を吐きかけてやる。アダルトビデオで、粗暴を演じる男優がするような、即席のローション。童貞のあなたには、そのメリットが理解出来なかったのだが──御門は、自分のまんこに唾を吐き捨てられるのがたまらなかったのだろう。あなたの金玉の裏側に、熱い鼻息を吹きかけながら──下半身をビクビクと弾ませる。
御門涼子の膣に指を挿入して──内腿を舐めてやる。
既に他のモンスターにマーキングをされた後だが──
その上から、上書きするようなキスマークだ。
AVとエロゲーだけが性知識の情報源の、童貞男子に出来ることなぞたかが知れているが──あなたは本能のままに、脚が長すぎる女の、肉厚まんこをむしゃぶりつくしてやる。
それと同時に、下半身は彼女の顔面に叩きつける。
エロトラップダンジョンのプレイヤーが悦ぶのは、ベッドの上で愛を語らいながら肌を重ねる代物ではなく──脚の長い美女が、醜い雄にその媚肉を貪られる光景だ。下半身の質量が、股間を通じて顔面にぶつかるのは、決して心地良いはずではないのに──足の裏まで、唇お化けに吸い付かれて快楽を得ている御門涼子には──その、雄の激しさがたまらなく愛おしいのだろう。思えば、このリップス達というのは性別的には雌なのだろうか──いや、そもそも生殖器がないのならばそこを区別することがナンセンスなのか──等と考えながらも、雌だと仮定して──
大勢の雌のレズプレイの色香に惑わされた状態では、直接、金玉の裏の匂いを嗅がされるというのは──あまりにも刺激が強いのだろう。
顔面に金玉とちんぽを擦りつけるそれは──まるで、寝起きに頭が働かずに、朝勃ちしたペニスを布団や抱き枕にぐりぐりと押しつけながら「なんか、じんわり気持ちいい」を感じる、男子中学生のような仕草。その最大の違いは──そこにあるのが、御門涼子の顔面だという事実。普段の気丈な彼女ならば、あなたの金玉袋を噛み千切ってでも、屈辱からは逃れるのだろうが──今の彼女にとっては、あなたの雄のフェロモンは、気が狂いそうなほどの快楽から救ってくれる唯一の処方箋なのだ。御門涼子が鼻フックをするように、鼻の穴を広げながら、金玉の裏の臭いを嗅ぎ──顔面を我慢汁まみれにして──豚っ鼻をふがふが、ふごふごと鳴らしながら嗅いでいるという姿に──あなたは、我慢の限界。
「ふぇっ……?あっ……んん……っ♡」
御門涼子の膣肉のふやけ方が、あなたの唾液か──
彼女自身の愛液かも、判別が付かなくなった頃に──
あなたは、身体を再度反転させて──
正常位の体位で、御門涼子を見下ろす。
つい数時間前までは、椅子の背もたれにかかった白衣の匂いを嗅ぐだけで至福を感じて──それを一生涯の思い出にしながら、自慰行為のオカズにして──バレるのではないかと、怯えながらベッドの下に震えて隠れていたのに──
今──
あなたは、御門涼子で童貞を捨てられそうなのだ。
亀頭を秘部に擦りつけようとするが、陰唇というものは、モザイク越しでは想像できないほどに広がっていて、大きい。初体験から挿入を完璧にこなせられる種類の人間だとは、思っていなかったし、初めてのバイト代か奨学金を握りしめて、風俗に走って、自分の母よりも年上の女で脱童貞を果たすような存在だと思っていたので──そこで、リードしてもらえればいいやと思っていたのだが──
今、あなたは自分の意思で腰を突き出さなければいけないのだ。
アダルトビデオの男優やエロゲーの主人公が、台本に則って行動をするのとは意味合いがまるで違う。あれ?おかしいな?と、腰を突き出して、ぬるぬるの肉棒で秘部をぬめらせるのは、童貞が丸出しのこっぱずかしい姿。他の誰かならともかく、御門涼子を前にそんな無様は晒したくないのだが──
焦れば焦るほどに、肉棒はぬめぬめと滑るばかりで──
それを──
「んっ……♡」
”ぐいっ♡”
御門涼子は、”焦らされている”と判断をしたのだろう。
彼女は、あなたの肉棒を掴んで──
それから、自身の秘部の入り口に──”つぷっ♡”と挿入をした。
「あっ……♡はぁ……んん……っ♡」
彼女は今、正常な判断能力を損なっている。
一面の花畑と見紛う──唇お化けに、全身のエナジーを吸収された上、媚薬で発情をさせられているのだ。NTR物の頭の悪いヒロインが「これは緊急避難のためだから」と自分に言い訳をして──雄の肉棒にむしゃぶりつくのと、同じ代物。人妻でも彼氏持ちでもないのならば、その抵抗感は更に薄いのだろうと思いながら──
今、肉欲に疼く身体を鎮めるためならば、彼女は方法を厭わないほどに──
子宮に、熱を帯びているのだ。
外敵を拒むかのようにぬめぬめな愛液を垂れ流しているそこは──しかし、亀頭を挿入してしまうと”ぎゅ~っ♡”と、窮屈すぎる締め付けを見せてくる。「先っぽだけ」でも、射精してしまいそうなほどの至上の快楽を感じながら──あなたは、腰を前に突き出して──
”にゅぷぷぷぷ~~~♡♡♡♡”
「あっ……んん~……っ♡……はぁ……っ♡んん……っ♡く、ぅ……っ♡」
御門涼子の膣に、肉棒を挿入した。
気が──
狂ってしまいそうなほどに、気持ちがいい。
彼女の愛液は、人体が膣に挿入しやすくなるように吐き出す、ローションのような分泌液のはずなのに──あなたの肉棒は、まるで溶けてしまいそうな心地に到るのだ。どろどろにほぐれた膣肉に、ぞりぞりと吸い付いてくる膣圧。腰を動かす度に、膣ひだが肉棒に絡みついてきて──あなたの背筋には、くすぐったいような痺れが走り──思わず、「おぉぉ……っ」と恍惚の咆哮を漏らしながら、身震いをした。
そして──
”びゅるるるるる~~~っ♡どぴゅっ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡びゅぷっ♡どぶっ♡”
「…………んんっ……♡」
あなたは──
御門の膣に、挿入と同時に射精をした。
普段ならば──
情けなくて、死にたくなるほどの喪失感に襲われたことだろう。
だが──
”じゅ~っ♡ぶちゅっ♡ちゅぱっ♡ぶっちゅ~……っ♡むちゅっ♡ぢゅちゅ~……っ♡”
あなたは──
御門涼子の乳に顔を埋めながら、そこにキスマークを残していく。
周囲のリップスも、あなたに触発されるように御門の全身にキスマークを残していき──「あ゛あ゛あ゛~……っ♡」と、最早断末魔のような、色気も何もない──雌の本能が破壊されている証拠の、喘ぎ声を奏でるばかり。男におけるローションガーゼのように、絶対に逆らえない快楽なのだろうかと考えながら──自分が腰を打ち付ける度に、御門が快楽に悶えるという優越感に浸り、あなたは、彼女の乳房をべろべろと舐め回していく。
彼女が普段、相手にするような──大人の男との、大人の情交とはまるで異なる──
「童貞高校生男子」の性欲を剥き出し、露わにしていく激しいセックス。
乳房を甘噛みしても、受け入れてくれるハリと──歯形が残ってしまう、矛盾した二律背反を手に入れた爆乳であり──歯を立てると、まるで自分が本物の肉食獣になった気分だ。
あなたは、今、エロトラップダンジョンのモンスター。
ここが保健室で「憧れの先生と、放課後にこっそり個人指導」をしているのならば、挿入即射精は自殺物の恥ずかしさではあるのだが──あなたが気持ちよくなるのではなく、御門に快楽を与えるならば──恥じるのは、勃起が出来なくなってからだ。この迷宮のせいなのか、自分が元々そういった嗜虐性を秘めていたのか──考えるのだが、結論はどうしても「御門涼子がエロすぎるから悪い」なのだ。
「んんっ……♡あっ♡だ、め……っ♡んっ♡やめ、て……っ♡」
自分から肉棒を掴んで、挿入をさせたくせに──
御門涼子は、言葉であなたを拒んでくる。
絶対に逃がさないように、長すぎる──海外のファッションショーで、ランウェイを闊歩できそうなほど長すぎる脚を、だいしゅきホールドで絡めてくるくせに──あなたのピストンを拒むように、しかし、性欲を煽るように耳元で、艶艶な命乞いをしてくるのだ。
童貞の下手くそ単調ピストンであっても、エロトラップダンジョンで感度を最大まで高められた雌には、十分に効果覿面であるらしい。彼女の両腕は、リップスに絡め取られて上を向いているので──あなたは、その腋の窪みに顔面を埋めてやる。同級生の女子の体育後の汗の匂いは、制汗スプレーによって、鼻が痛くなる化学的に合成された複数の柑橘系の香りだが──御門涼子のそれは、違う。同じ女が嗅げば、悪臭だと思うかもしれないが──雄が嗅げば、肉棒をどこまでも硬く隆起させる、甘酸っぱい香りなのだ。
あなたよりも10歳以上は年上の、大人の余裕と色香がたっぷりの女であるが故の──濃厚なフェロモン。最も、孕みやすい年頃の女はこれくらいだと、何かの雑誌で読んだことを思い出しながら──あなたは、腋に顔を埋めての深呼吸。しょうがない。性欲を濃厚に煮詰めて、金玉でぐつぐつと最上級の精液を作らなければ──御門涼子はこの場をしのぎきることが出来ない。「この雌は俺様のものだから、おこぼれの体液やエナジーはくれてやるが──それだけだぞ、クソ唇ども」と──主導権を見せつけることが必要だ──
と、言い訳をすれば、この天才女医は、白痴のようにあなたの言葉を信奉することだろう。
御門涼子の乳を鷲掴みにして──手すりの代わりにして、腰を振ることが出来るという贅沢。最大量の愛液と、一発目の、ゼリーのように半固形状になった精液が混ざり合った膣内が泡立って──最高級のちんぽケースで肉棒を保温されながら、勃起を再度誘発されるという贅沢。御門涼子には白衣姿だけではなく、チャイナドレスや競泳水着、それこそ彩南高校の制服なども似合うのだろうと思っていたが──
全裸の彼女が──
あなたに両腕を伸ばして、舌を突き出してくるというのは──宇宙で最大の贅沢だと言えるだろう。
勿論それが「リップスに唇を吸われると、気が狂いそうなほどの快楽だから──それならば、童貞男子の下手くそなベロテクの方がいい」という打算だということはわかっているが──それにしても、御門涼子が本気でベロキスをねだるその顔に、正気を保っていられる男はいない。あなたは彼女の唇の中に舌をねじ込み──唾液をぐぶぐぶと泡立てて、絡め合わせていく。全身の快楽から逃れるように、舌使いに必死な御門涼子が──ベッドの上ではすることのない、本気で、雄を搾り取るためのベロテクを見せると思うと──そこにあるのは、まるで一匹の蛇。経験の少ないあなたはすぐに虜にされるもので──だから──
この雌を、絶対に自分のものにするのだと、激しく腰を打ち付けていく。
挿入直後の情けない暴発射精のおかげで、御門涼子の最上級の膣肉にもあなたは耐えられる。”おっ♡おほっ♡”と、猿山ケンイチや校長が喘ぐときのような、情けない声色も──”にゅるり♡”と舌を絡め取られて、御門涼子の肺の中へと吸い込まれていくのだ。
互いに汗をかき──リップスの唾液(蜜、と言うべきだろうか)がローションの代わりになり、二匹のナメクジが一匹に吸収されていく。あなたの肉棒はとっくに”バカ”になっていて、射精の予兆というものがわからない。100年腰を振り続けても、永遠に「射精直前の気持ちよさ」が続く気もするし──もう既に、パッキンが壊れた蛇口のように、絶え間なく精液を吐き出している気もする。いや──あるいは、御門涼子の最上級の粘液まみれの膣内は、あなたの肉棒をすっかりと溶かしてしまっているのかもしれない。
──荒唐無稽な妄想が吐き出てくるほどの心地よさに、あなたは耐えきれず──
”ぐぐぐ……っ♡”
と、御門涼子の子宮口に亀頭を押しつける。
彼女はそこで、あなたの意図を察したのだろうが──
自分を組み伏せてくる雄が、乳を鷲掴みにする本気の力で、全ての抵抗が無意味だと悟ったのだろう。
舌を根元でくるくると絡める濃厚な接吻を止めると、互いの唇の間には、唾液の橋がつつ~っと架かる。
御門涼子には、今のあなたが最愛のつがいの雄に思えているのかも知れない。
性欲に支配された脳味噌を小馬鹿に出来ないのは、他ならない雄であるあなたが一番知っている。彼女は、あなたの首をぐいっと抱き寄せる。華奢な細腕だと思っていたが──有無を言わさない力強さであり──あなたは、肉棒を根元まで、肉厚の御門涼子の膣に挿入して、ぐりぐりと押しつけながら──
「──出してっ♡」
彼女に、耳元で一言、囁かれると同時に──
”びゅるるるる~~~っ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅっ♡びゅくっ♡びゅるるっ♡”
”びゅくんっ♡どびゅっ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡びゅるるるっ♡”
”……びゅっくんっ♡びゅ~っ♡……どびゅっ♡びゅるる……っ♡びゅく……っ♡”
「んんん~~~…………っ♡♡♡♡♡”」
御門涼子の膣内に──精液を、吐き出していった。
高身長で脚が長く、力の強い女が──今は両腕をあなたの首、両足をあなたの背中に絡め合わせながら、互いの股間の距離を0に縮めるように抱き寄せてきているのだ。あなたの肉棒の脈動は激しく──それが、御門涼子の窮屈に締め付ける膣の中で暴れていく。汗をかけばかくほど──興奮をすればするほど、噎せ返るような雌の匂いが漂うそれは、女子高生では決して出すことの出来ない色香であり──彼女を征服したという優越感に浸りながら、あなたは、肉棒を何度もびくびくと脈動をさせて──やがて、周囲の花々が御門のエナジーを十分に吸収して満足した頃に、ようやく肉棒を引き抜くと──あなたの雄の形に征服された膣から、”どぽぉ……♡”と白濁の精液が垂れてきた。
────
「なるほど……さっきのは、緊急避難だったというわけね……?」
あなたの前を歩く御門涼子は、いつもの白衣姿だ。
先ほどまで、全裸で迷宮を歩くという──露出物のような格好をしていたというのに。
その膣はあなたの肉棒を咥え入れて、子宮に精液を注ぎ込まれて──
顔面には、あなたの金玉の裏の脂が未だに残っているというのに──
彼女は余裕綽々、といった様子で──
しかし同時に、少し不機嫌気味だ。
あの後──
意識を失った御門の肩を抱いて進むと、上昇するための階段があった。
二階に昇ると──そこは、スタート地点と同じようなもの。振り返ると、昇ってきた階段が消えるというのは、ゲームの世界ではないと許されない現象だが──今のあなたには、それは違和感なく受け入れることが出来た。
やがて眼を冷ました御門に、用意されていた白衣を着せて──
そして、エロトラップダンジョンは次の階層に入った、ということだ。
「……わかったわ、信じてあげる……私、精神科医の資格も持ってるから……嘘、言われてもわかるからね?」
御門涼子はどうやら、あなたの言葉に疑問を抱きながらも信じてくれたらしい。
あなたの言葉には──、嘘は存在しない。
エロトラップダンジョンが、何度も敗北を繰り返しながら前に進むことも──リップスの媚薬の疼きを止めるには肉棒が必要なことも──そこに、どれだけの邪悪な欲望が介在していても──
あなたは、嘘を吐いてはいないのだ。
「嘘が見抜ける」というのが真実かブラフか、それこそ、嘘が見抜けないあなたにはわからないのだが──
ここは、エロトラップダンジョンなのだ。
彼女のぷりぷりと揺れる尻を眺めながら、肉棒を隆起させて後ろを付いていくあなたは──まさしく、モンスターと呼ぶに相応しいだろう。このゲームの説明は、今は亡き猿山ケンイチからたっぷりと聞かされていた。彼も草葉の陰で、悦んでくれるだろうと思いながら──あなたは、舌なめずりをして──おそらく、この回に存在するであろうマネキン化トラップと、クリ責め刷毛水車と、乳首ねぶり母乳スライムを使ってどうやって御門涼子を調理してやろうかと──そればかりを考えた。