Home Artists Posts Import Register

Content

 ラブホテルの廊下には、絨毯が敷かれている。  子供の頃からずっと、幹線道路沿いに位置するそのラブホテルは知っていた。  看板に書かれていた、2時間数千円で、人工温泉が付いていて炭酸浴が出来てカラオケも完備で映画も見放題──という、心を弾ませるワードの数々。何も知らなかった小学生のころ、無邪気に両親に尋ねたときに、困った顔をされて、歯切れの悪い返答を返されたが──  今となっては、あなたにもその意図はわかる。  中学生にもなると、背伸びしたがりの同級生が初体験を語り──同時に、騙る。名前も顔も思い出せない友人未満の彼が、年上の彼女と初体験をしたと語ったとき──廊下はコツコツと、ハイヒールの足音を響かせたと言っていたが──それは背伸びした嘘だったのだなと、少しだけ寂しく思う。  ──世界で一番、贅沢だと思う。 「ふふっ……今日は大丈夫な日だからね……きらーんっ♥」 「ふぇっ!?あ、あの……私も……大丈夫な日だから、その……?」 「……中出し……しほ~だいだよ……っ♥」 「……げ、現役グラドルとぉ……人気女優にぃ……う、ううっ……由比ちゃん、恥ずかしいよぉ……っ♡」 「耐えるのじゃ……紗奈ちゃん……っ♥」  あなたの両側には今──  日本で一二を争うような美少女がいるのだ。  あなたの手は、二人の腰に回されている。  同級生の女子の肉付きを、決して否定することはしない。  彼女達にとって、自分の容姿というのは惚れた男を一人満足させられれば済む代物。相手が高嶺の花(男でもそう呼ぶのだろうか)であれば話は別だが──性欲が旺盛な男子高校生だ。35点の女が相手であっても「ん~……ま、まあ……乳でかいし……」くらいで、二つ返事で告白をOKして、金を貢ぎ、浮気も許して──そして、ポイ捨てをされた後によりを戻さないかと言われても、駄犬のように尻尾を振ってくるのだ。  だが──  それはそうと、同級生の女子というものは中々、性的に見ることが難しかった。  いや、それは見る目が肥えすぎていたというだけの話。  あなたの心の中にあるのは、小学生のときに転校していった美少女。  内気で臆病で、あなたがいなければ何も出来ないような彼女だったが──  思えば、自分の中の女性の容姿のハードルがそこに設定されてから──  同級生の女子というものに、どうしたところで興奮出来なくなったのだ。  わかっている。容姿というものは、下からのアングルで撮影すれば絶対に醜く見えるものだ。顎を”ぐいっ”と引いて、下からカメラで撮影をすれば、二重顎が目立つのは当然のこと。極度の食事制限に、毎日の激しいレッスンを繰り返すか──あるいは、適度に肢体に媚肉は付くのに、乳と尻にばかり集中する天性の雌としての才能を持っていなければ──、二重顎程度、仕方がないもので、あなただって自分の立場を棚から下ろせば、土下座をして謝罪せねばいけないものだが──  あなたが、今、腰を抱き寄せている二人の美少女。 「ねっ……ドキドキしてきた?……えへへっ♡  私はね……もう……ずっと、ドキドキしてるよ……?」  右側の美少女は華奢で細い、黒髪の美少女だ。 「清楚」という言葉に服を着せて歩かせれば、こんな容姿になるのだろう──と、あなたは直感的に感じる。キャリアが浅いのに、容姿の美しさと天性の才能だけで──大規模なテレビドラマの主演の座を奪い取った彼女。最近読んだ週刊誌では「今、最も可愛い女優は」「最も妹にしたい」「最も妻にしたい」「最もヤりたい──」と、様々な項目の一位を手に入れている──完全無欠の美少女で──   「ふふっ……現役JKの人気アイドル二人とラブホテル……  お殿様~……おやめくだされ~……♥」  左側の美少女は肉付きの良い、巨乳の茶髪美少女だ。  冗談めかした口調の軽口だが、抑揚がないために──初対面の人間には、変人だと思われるタイプ。目尻がとろんと垂れている表情は、どこか、動物のような可愛らしさを湛えているが──それは、瞬間に感じるインスピレーションというだけ。子犬や子猫のように無防備で無害を演じるのに──その肢体は、制服越しでは隠しきれないほどの豊満な乳房と臀部をしているのだ。去年、最も週刊誌にグラビアが載ったグラドルランキングで一位に輝き──グラドル総選挙でも、一位に輝いた──今、日本中の男が最も「AV落ちして、大勢の男の前で股を開いて、がっつりとレイプされる姿を見たい」と思われている──初出演の契約金に、億単位の金額が用意されることは間違いない──雄が好む最上級の雌で── 「あっ……451号室……ここかな?」 「”シコい”だって……運命……♥」  二人の美少女は──  やがて、目的の部屋の前で泊まる。  あなたには当然、未経験の代物。  ホテルの部屋というものは、中学の修学旅行以来に体験をするもの。  だが──、  二人の美少女にとっては、ホテルで宿泊するというのは──冠に「ラブ」が付かない場合は、日常茶飯事なのだろう。しかも──巨乳の方の彼女は未成年でありながら、ベッドシーンのある大人向け映画(彼女自体のベッドシーンはない)で、ラブホテルの一室で堂々たる演技をしていたので──  既に、ラブホテルは体験しているのかもしれない。  二人がカードキーで、扉を開けて、部屋に入り── ”ばたんっ”と扉が閉まり──  直後── ”むっちゅ~~~っ♥♥ちゅ~っ♥ちゅっ♥ちゅっ♥” ”はむっ……♡ちゅっ♡……あむっ♡……れるれる……っ♡”  あなたは──  二人の美少女に抱きしめられて──キスをされる。  顔が良すぎる二人の美少女が──  今、あなたの顔面に、睫毛が触れる位置で──  舌を精一杯に伸ばして、あなたの唇を狙ってくるのだ。  二人合わせても、あなたの頭蓋より小さいのではないかと疑うほど、極上の美少女二人によるディープキス。あなたの唇という狭い領土に──茶髪の美少女は積極的に激しく──黒髪の美少女は臆病ながらも積極的に優しく、キスを繰り返していく。  まるで、双子の幼子兄弟が、お菓子や積み木を奪い合うように──主導権を握ろうとしてくる舌使い。あなたが舌を”んべ~っ”と伸ばすと──「待ってました」と言わんばかりに、彼女達は、あなたの舌肉に吸い付いていき、激しく領土争いをしてくる。  隣の席──程度の距離でも、彼女達の柔らかな花のアロマは漂ってくるのだ。  ドラッグストアで安物の制汗スプレーを買っている女子とはまるで違う──デパートの化粧品売り場で高級品を買って、領収書を全部事務所につければ清算してもらえる──あるいは、事務所から自由に使えるクレジットカードを渡されているような少女達の香りなのだ。先ほどから、隣を歩いているだけでも気が狂いそうだったのに──密着して、舌を絡め合わせてキスをしていれば──最早、正気を保てるはずもない。  彼女達の前では紳士を気取ろうとしていたのに──  あなたの仮面はいとも容易く、剥がされて── ”むにゅっ♡” ”もにっ♥” 「あんっ♡」 「ん……っ♥」  あなたは──  二人の臀部に手を伸ばして、そこに指を埋めてやる。  制服のスカート越しであるために、本来ならば柔らかさは薄いのだろうが──尻が大きすぎるが故に、何もしていなくても、スカートを押し上げるような質量と体積を持っている彼女達だ。スカートが皺になる力で指を押し込めば、掌には圧倒的な柔らかさが広がっていく。  そこにあるのは──彼女達と同じ車両に乗った「毎日、不平不満を口にせずに40年無遅刻無欠勤を続けている、妻とのセックスレスがもう何十年かもわからない──後、一ヶ月で平穏無事に定年退職が待ち受けている中年男性が──その美しさに、我を忘れて──思わず、反射的に手を伸ばしてしまう臀部」という──罪を犯すつもりのなかった男を痴漢にしてしまうなら、まさしく「犯罪的にエロい臀部」であり──  あなたは、それを乱暴に揉みしだくことが出来ているのだ。  しかも、美少女二人のディープキスのおまけ付き。  二人の少女は、最初こそキスの時の鼻息を恥ずかしがっていたが──それに遠慮をして、おずおずと舌を伸ばして、生ぬるい絡み方をする方が嫌らしい。鼻息をふんすと荒げて、背伸びをしながら、あなたに抱きついて──「こっちに」「もっとこっちに」と、あなたの愛を独占するように求めてくるので── ”しゅるりっ♥♡”と、あなたはスカートの中に手を入れてやる。  極上の美少女二人の生パンを撫で回すという感触──  あなたの、3枚1000円の安物とはまるで違う、一枚でサラリーマンの一ヶ月分の月収が吹き飛ぶような高級品が、そこにあるのだ。  指の腹を撫でる、心地の良いシルクの触り心地は──  普通の少女にやれば、悲鳴と共に通報が飛ぶ代物なのだが──  二人は、目尻をとろんと落としながら── 「……すけべ♥」 「……えっち♡」  あなたをからかうように、蠱惑的な言葉を吐き、唇をとがらせて──  それから、服を脱ぐ時間も勿体ない、と言わんばかりにキスを繰り返しながら──  三人で、ベッドへと倒れ込んだ。 ──── 「お願い!私の彼氏になってください!」  紫之宮紗奈には──彼氏役が必要だった。  恋染紅葉という大作ドラマの主演を張るに際して──  彼女は、監督から男性経験の少なさを揶揄されたらしい。  実体験から演技の幅を広げる、というのはいかにも昭和的な価値観だなと思いながらも──役者でも監督でも演出家でもないあなたは、紗奈が納得する限りは何もくちばしを挟むことは出来ない。大勢の男達に、騒動か暴動のように囲まれた彼女の手を引いて、逃げ出して──  そうして、あなたは告白をされたのだ。  最上級の美少女アイドルの彼氏役──という立場。 「荷が重いから」で逃げ出しそうにはなったが──彼女が、どこかの馬の骨に次にこの告白をして──強引に、レイプされないとも限らない。あなたのような一凡人は、世界を変える美少女の為にその人生を捧げて奉仕する必要がある。あなたが必死に性欲を我慢しながら、彼氏役を全うすれば──  紫之宮紗奈は、いつか出会う、彼女に相応しい男に捧げるための貞操を守ることが出来るのだ。 「紫之宮紗奈の貞操を守るため」に、あなたが人生を捧げるのは──  多分、あなたがこの世に生まれた意味なのだろう。  そうして──  二つ返事で、彼女の恋人役を受け入れた後で── 「七里由比です……いえーい……っ♥」  あなたは──  幼馴染の、七里由比に再会を果たしたのだ。  小学三年生の頃に転校していった──内気で、臆病で、ちょっと変わった少女。  周囲の男子にからかわれていたのを、あなたが守ったというそれは──あなたにとっては「よおし、彼女にいいところを見せて、いっちょ惚れさせてやろう」なぞという打算などではなく──「そういうの、気にくわないから」で行動を起こしたものであるので──    だから、全く申し訳ないことに、記憶の片隅にもなかったのだ。  七里由比が──自分に惚れている理由など。  あなた側の視点からすれば、取るに足らない出来事。それを彼女は白馬の王子様と捉えた様子だが──そうして、「あなたが本気で忘れるくらい、些細な出来事として善行を積んだ」というのも、惚れた相手の行動であれば愛おしく思えるらしい。七里由比という極上ボディのグラビアアイドルに、あなたは逆に口説かれる立場。あと一週間、タイミングが違えば──あなたは由比の告白を受け取り、彼女のGかHカップの爆乳を揉みしだき、舐めて、吸い──およそ、童貞男子高校生が考え得る限りの酒池肉林を堪能して「僕の彼女は、現役JKで同じクラスの人気グラビアアイドルなんだぞ、本当だぞ」と言い張ることも出来たのだが──  運命の悪戯に翻弄されて、あなたは由比の好意に応えることが出来なかった。 「由比のような極上の美少女と付き合うには──あなたは、彼女に何かをしてやった記憶がない」というのは大前提。彼女を惚れさせるために策を弄して、それが成功した報酬としての告白ならば素直に受け取ったのだが──あまりにも日常の一幕に過ぎないそれは、三日前の夕食が何であったのかも記憶が曖昧なあなたには、あまりにも荷が重く──  そして── 「紫之宮紗奈を、あなたのような凡人に振られた女」  ──にしてはいけないという、使命感に襲われたのだ。  二人との奇妙な関係は繰り広げられて、海へ行ったり、祭りに行ったり──  日々を繰り返して、やがて── 「私と……付き合ってください……っ」  七里由比に、改めて、告白をされて──  あなたは── 「────」  返答をすることが、出来なかったのだ。  その場で断ることが出来れば──「俺は紫之宮紗奈が好きだから」と返すことが出来れば。あなたはまるでラブコメ漫画の主人公だ。紆余曲折を得て、様々なヒロインの好意を弄び──最後は一人に絞る、あまりにも男らしく──同時に、柔軟性に欠けて頭の悪い、最大多数の人間を不幸に突き落とす悪魔の主人公だ。  だが、あなたには断ることも出来ない。  そのときに抱えた感情に、悪意を大量にデコレーションするならば「このごっくんボディを目の前に、キープもしないのは、あまりにも勿体ない」であるのだが──  普通に答えるのならば「頭の中が真っ白で、どちらもあなたは欲しくてたまらず──それは、餌と水のどちらを先にすればいいのかわからず、餓死をする鈍重なロバ」のような感覚なのだが── 「……ねっ?  ……私は……三人でも……いいけど……?」  七里由比が──口にした、言葉。  あなたが読んできたようなラブコメ漫画では、絶対的にタブーである──  しかし、日本という小さな島国の、「真実の愛は、秩序を維持する法律の前では踏みにじられるべき」という価値観の政治家が勝手に決めた法律さえ無視すれば──  それが、一番幸せであるという──  三人でのハーレム、だ。  勿論──紫之宮紗奈がそれを拒む可能性は大いにあるのだが──  七里由比にとっては、それはそれで、あなたを独占できるのだから構わないのだろう。  与えられる愛情が二分の一になったとしても──小学生のときからずっと、愛し続けて、その人のために美しくなろうと毎日、お風呂の後はバストアップエクササイズをしてきたような相手だ。二分の一しか手に入れることが出来なくても──その男からの愛を受けられない世界で生きるならば、死んだ方がましなのだろう。  だから──  あなたは、七里由比と一緒に、紫之宮紗奈にその感情を打ち明けた。  自分は──  由比も紗奈も、同じだけ愛している。  どちらかを選ぶことなんて出来なくて──  これが、どれだけ最低なことを言っているのか理解しているが──  二人、揃って──俺のものになってほしい、と。  勿論、普通ならば飛んでくるのは九割の確率でビンタで──  残りの一割は、グーパンだ。  だが── 「……いいよっ、わかった……っ♡」  紫之宮紗奈は──  あろうことか、そのハーレム宣言を受け入れたのだ。  あなたとしては、半ば諦めるための”踏ん切り”として口に出した告白であったのだが──例えばあなたが、由比に出会っていない世界線で紗奈から「他にも好きな俳優さんが出来たんだけど、あなたのことも好きだから──、二夫一妻でもいい?」と聞かれれば──あなたは、「じゃああなたはいらない」と言われるのが怖くて、否応なしに頷かざるを得ないのと同じで──  あなたが、紫之宮紗奈という華奢な美少女に抱く恋心と、性欲と、”温泉旅館の畳の布団の上で初めてを経験したい”──と、抱く感情が──  それがそっくりそのまま、紗奈があなたに抱いた感情なのだ。  どれほどにおかしなことを言っているのかは、自覚がある。  紫之宮紗奈と七里由比は──  そのときから、あなたの恋人となったのだ。 ──── ”にちゅっ♡ぬちゅっ♡にっちゃ♡にちゅ……っ♡ちゅぷ……っ♡”  今、あなたはベッドに仰向けで寝転がっている。  ラブホテルのベッドで、あなたの上半身は七里由比の身体を、まるで座椅子のようにしているのだ。あなたのヘッドレストにあるのは──彼女の爆乳。七里由比の爆乳を枕にする、というだけで、男の子ならば残り全ての寿命を悪魔に捧げる価値があるというのに── 「んっ……どうかな……?あんまり……んっ♡由比ちゃんみたいに、大きくないけど……  挟めるくらいはあるからね……っ?」    紫之宮紗奈が、あなたの肉棒にパイズリを施しているのだ。  グラビアアイドルとして、コンビニの雑誌棚に姿を見ない日がないほどの売れっ子の由比に比べて、紫之宮紗奈の身体はどこか控えめ。勿論、”清楚”という言葉には身体の起伏が派手でないことが前提条件になるし──乳の大小では、紫之宮紗奈という最上級の美少女の価値が上下することはないが──  それにしたって、こと”パイズリ”においては、紗奈が由比に遅れを取るのは当然ということ。  だが──  日本一のグラドルと比較するから、話がおかしいのだ。  あなたの目の前にいるのは、恋染紅葉というドラマで大成功を果たして──  今シーズンだけで二つ、来シーズンは三つのドラマと映画の主要キャストを張っている──  大女優、紫之宮紗奈なのだ。  国民アカデミー賞の主演女優賞を最年少で受賞して、三つの新聞と七つの雑誌と十二個のネットメディアで、今、最も人気の女優として大賞に輝いた女の子であり──それこそ、モデルでもグラビアでも活躍をして、テレビCMで見ない日のない清楚美少女が── 「んふふっ……♡んっ♡よいしょ♡パイズリって、気持ちいいね……っ♡……えっちな、気持ちいいじゃないけど……おっぱいの、奥の、心臓ね……すっごく暖かくなって……優しい気持ちになるんだ……っ♡……唾液……垂らせばいいのかな……んっ……」 ”つつ~……っ♡……ぱちゅんっ♡にちゅ……っ♡”  今は──  あなたの肉棒を前に跪いて、その乳房に肉棒を挟んでいるのだ。  パイズリという行為は、女性側には一切のメリットが存在しない代物。  性行為というのが、雌が雄の子種で孕み、子孫を繁栄させるためのものであるとするならば──「射精すならこっち」を行わないパイズリというものは──  ただひたすらに、雄のムラムラを解消させるために──  雌の最も大事な部分を捧げさせる、優越感を満たすためだけの行為だ。  それでも──  これはあなたの命令ではなく、紗奈自身が提案したもの。   あなたがおっぱい星人(いや、おっぱい星人でない男など、ちんちんを生やして産まれてきた以上存在しないのだが)であることを知った彼女は、いつも、由比ばかりがパイズリをしていることをコンプレックスに思っていたらしい。今日のそれは、彼女があなたに「パイズリをしたい」と頭を下げたもので──ああっ──  あの紫之宮紗奈に──  日本が誇る、現役JKの大女優に「パイズリをしたい」と頭を下げさせるとは、なんという背徳的な響きだろうか。 「よ~ちよち……パイズリ……気持ちいいでちゅねぇ……っ♥」  からかうような言葉面ではあるが──  抑揚の薄い彼女の口調では、どこか催眠音声のような気配もあり──  あなたは、由比に頭を撫でられながら、乳房で顔を覆われる。  二人の美少女は、ともに性格がいい。阿呆ではないので、客観的に自分達が周囲の高校生女子の何万倍も優れた顔立ちをしていると知っているが──  しかし同時に、その何万倍同士の頂上決戦──  男子高校生の永遠の疑問の「紫之宮紗奈と七里由比はどっちが上か」という議論では──互いに、相手が上だと思っているのだ。  ネットメディアやまとめブログが頻繁に対立を煽るそれは──本当に、50対50という奇跡的な比率を誇っている。アンケートに答えた人間によって、当然、極小の偏りは産まれるのだが──数十万票のアンケートが、丁度、末尾一桁に到るまでぴったり同票という奇跡まで起きたこともあるほどだ。   七里由比にとっては、自分の乳房は強力な武器であるが──紫之宮紗奈の、着痩せするがしっかりと膨らみがあり、あなたの肉棒を挟み込む程度のサイズ感のあるEカップも十分に、鍛えられた名刀としての切れ味があり──夢中になられては困ると判断をしたのだろう。  自身の乳房であなたの顔を覆い──それから、乳首を口に含ませる。  ぷっくらと、少し大きめの乳首はガチガチに屹立しており──哺乳瓶の飲み口のように、吸いやすい。いつか、あなたが子を孕ませた後で──出産した赤子を育てるため──あなたとの遺伝子まぜまぜ交尾を行い、あなたという優秀な雄の血を後世に残すために──  母乳を与えるときに特化した乳首は、性行為においても優秀だ。   「おいちいでちゅか……♥ふふ……っ♥赤ちゃんプレイ……好きなんだね……かわいい……っ♥」 「あ~あ……っ♡お顔、トロトロになっちゃって……んっ♡おーい……紫之宮紗奈のおっぱいはぁ……きみ専用の……パイズリオナホじゃないんだぞ~っ♡」 「……人気グラドル……七里由比のぉ……96センチJカップも……きみの哺乳瓶じゃないぞぉ~……っ♥まだ……まだ、母乳出ないんだぞ~……っ♥」  二人はあなたに囁きかけて、興奮を煽ってくる。  平均的な童貞高校生男子ならば「紫之宮紗奈」と「七里由比」という、テストの答案用紙の名前欄に書かれた文字だけでも射精をすることが可能であるのに──  あなたは、今──  七里由比の96センチJカップに顔面をぱふぱふと挟みこまれながら、紫之宮紗奈の84センチEカップにパイズリをされているのだ。  普段の二人の可愛らしい口調とは異なり──まるで、エロ漫画のサキュバスのように蠱惑的な口調であなたをからかってくる二人。あなたの精神はぐずぐずに蕩けさせられて、由比の乳首にちゅぱちゅぱと吸いつきながら、脚の爪先をぴ~んと伸ばす。あるいは──世界規模の大金持ちであり、七里由比を、次回の、総制作費数百億円の超大作ハリウッド映画の主演にさせる代わりに──と、枕営業を持ちかけられる男はいるのかもしれないし──あなたと再会を果たさなかったり、あるいは、幼少期にあなたと出会わない人生を過ごせば、彼女に枕営業を持ちかけて──あなたの為のお風呂上がりのバストアップマッサージを欠かした、89センチGカップの七里由比の、乳に顔を埋められる大富豪のエロ親父はいたのかもしれないが── 「よしよし……っ♥いっぱい吸っていいんでちゅよ……っ♥……ふふ……っ♥」  七里由比から──  まるで、赤ちゃんを甘やかすような言葉遣いで──うなじと頭を、優しく撫でてもらえるという男は──  数多のパラレルワールドの中にも、あなた一人しか存在しないと確信を持てる。 「んっ……♡いいなぁ、由比ちゃん……っ♡私の……おっぱいもぉ……おちんちん、気持ちよくする……オナ、オナホールみたいに使ってぇ~……っ♡」  ノリノリで蠱惑的な演技をかます由比に比べて──  紫之宮紗奈は、どこか、照れを隠せない。  恋染紅葉というドラマで大ヒットをぶちかまして──現代、顔だけではなく、シンプルに演技力だけでも業界のトップに立てると評されている紫之宮紗奈が──  そうして、恥ずかしがって言葉をトチるNG撮影というのは──  あなただけが堪能できる、最大の贅沢だ。   「ふふ……っ♥赤ちゃんは、おっきいおっぱいが好きでちゅよね~……んっ……♥  ……ねっ……私も……パイズリしていい?」  七里由比は、普段から言葉に抑揚がなく、突拍子もない行動を取ることが多いので──  魔性のグラビアアイドルとして、赤ちゃんプレイもキャラに沿っていたのだが──  彼女は、紗奈のパイズリに嫉妬をしたのだろう。  繰り返すが──七里由比と紫之宮紗奈は、容姿においてはどちらも、向いているベクトルは違えど100点満点であることには違いは無い。となると、後は好みの問題であるのだが──男性受けする七里由比と、女性受けする紫之宮紗奈のその最大の違いは──  彼女達の、胸部の膨らみだろう。  紫之宮紗奈も、十分すぎるほど胸のサイズ感はあるのだ。あなたと交際を始めた当初は、自分で触ることは全くなく、鈍感であったのに──徐々に開発をされて、今では、キスを繰り返しながらスペンス乳腺を愛撫されて、乳首を強く抓られるだけで絶頂が出来るのだ。まだ若く、僅かに芯の硬さが残る乳房をたっぷりと揉みほぐして──快楽と共に、彼女の脳味噌が女性ホルモンをドバドバと放出したことで作られた、84センチEカップだが── 「……んっ♡……由比ちゃんも、パイズリしたい?」 「チェンジ……♥次、私……っ♥」  七里由比の96センチJカップは──  そんなほのぼのした、付き合い立てのバカップルエピソードを遥かに超越した質量を誇っているのだ。  由比派と紗奈派が議論をかわすときに、由比派が最大の武器として誇っている96センチJカップ。制服越しでも胸の膨らみは露わであり──体操服やスクール水着に着替えると、彼らはグラビア雑誌の衣装と見比べながら、その肢体を網膜に焼き付けて──、一生涯使えるオナネタにしようとしているのだ。  特におっぱい星人でない男であったとしても──同級生の、その乳を持っている少女がいれば、改易せざるを得ない爆乳の彼女が──  今、あなたの下半身に回り込み── ”どたぷんっ♥” 「わっ……すっご……っ♡」  あなたの肉棒を、乳房の間に挟み込むのだ。  紗奈のパイズリによって、あなたの肉棒は限界を迎えていたのだが──それでも、先端が僅かに露出するので精一杯。「女子を代表する巨乳」と呼べる紗奈と、「芸能界を代表する爆乳」と呼ばれる由比の違い。単純に愛でるだけならば、美乳側に路線を敷いている紗奈のそれも極上ではあるのだが──こと、パイズリにおいては、質量と体積は快楽に直結するのだ。 ”に…………っっちゅ……っ♥”  由比が、あなたの股間の根元に自身の乳房を置くだけで──あなたは、もう、射精寸前。 「七里由比のパイズリ」というのは、その光景を妄想した自慰行為ですら──適当な女とのセックスを遥かに超えた快楽と満足感を生み出す、現代兵器のような代物。「七里由比がエロすぎるから、子供に悪影響だろ!」と言われるのはただの、見当違いのクレームだが──「うちの子供が七里由比でシコりすぎて、彼女を作ろうともしないし、学業にも悪影響が出ている」と言われれば──それは、子供に真っ当な道筋を歩んで欲しい女親の切なる訴えなのだ。  七里由比の乳を前にして、シコるなという方が男には無理な話。  漫画でもアニメでも「かっこいい主人公様は、乳がでっかい女に惚れられてモテモテ」というのが正義だと、男の子は植え付けられて生きてきたのだ。トップグラビアアイドルの乳を目の前にして──それが一発退学物であったとしても──「人生の終わり」と引き換えに、七里由比の乳を揉めるならばトータルで勝利だと思う人間は大勢いることだろう。  そうして── ”だぷんっ♥ばちゅんっ♥じゅ……ぷっ♥ばちっ♥ぱんっ♥ぱちゅっ♥” 「どう……?気持ちよく……出来てる……っ?」  七里由比は、くいっと小首を傾げて可愛らしく、あなたに尋ねてくるのだ。  舌を突き出して、脚の爪先をピンと伸ばして──最早、言葉にならない息を漏らすしか出来ないあなたを前にすれば、そんな疑問は抱くはずもないのだが──  彼女は、あなたの口からそれを言わせたいのだろう。  紗奈のときとはまるで違う反応は、単純に、「パイズリテクが同じでも、使っている乳の材質が──由比のそれはオリハルコンよりも貴重で高価な代物であるからの違いなのだが── 「あ~……私の時より……えっちな顔してる……っ♡」  紗奈は、それが悔しかったのだろう。  舌を突き出して、だらしなく喘ぐしか出来ないあなたの顔を──  彼女は”つつ~っ♡”と、指でなぞってくる。  輪郭を確認するようなその指使いは、普段のあなたが、性交前の前戯で彼女達に行うような指使い。「互いに楽しんでセックスを盛り上げよう!」というような、抱きしめ合ってキスを繰り返す代物ではなく──「今日はぐちゃぐちゃになるまで、いじめ倒してやるからな」という、一方的な陵辱の際に行うような前戯だ。 「くすぐり」が快楽をもたらすような、繊細なフェザータッチによる指使いは──  あなたではなく、紗奈が行っている代物。  乳を丸出しにして、汗と我慢汁まみれにしているというのに──紗奈の色気が溢れる表情に、あなたは見惚れてしまう。日本中の男性を虜にする、トップ女優の顔面が目の前で──彼女の唇から眼が離せない。ナチュラルメイクでありながらも、肌つやが良すぎて、蠱惑的な唇が近づいていき──あなたは、絶体絶命の距離で肉食獣と遭遇したとき、逃げるという無駄な抵抗を行わない草食獣のように──彼女に、ただ、身を委ねて──そして── ”むちゅ……っ♡”  紫之宮紗奈に、唇を奪われた。 ”ちゅ……っ♡れろ……っ♡はむ……んっ……むちゅ……っ♡”  七里由比の情熱的なキスと比べて──紗奈のそれは、とてもスローリーだ。  だがそれは、下手くそという意味ではない。  あなたの頬に両手を支えて──”眼を開けていろ”と、瞳で命令をしてくる接吻。舌の根元と根元を絡めて、くるくると舐め回すのだが──それは全て、あなたの口の中にねじこまれた舌で、行われているのだ。  ベロキスというものは、相手の口の中で行う分には問題ないのだが──自分の口の中でされる分には、途端に動きにくくなり、主導権を明け渡すことになる。普段ならば、互いの間に唾液の水たまりがぼとぼとと溢れるようなキスをするのだが──今日の紗奈は、自身の唾液を全て、あなたに飲み干してほしいようだ。番宣での食レポでは、美味しさよりも上品さが求められる人気女優の彼女が──今は、大きく口を開いて、蛇のようにあなたを捕食してくるのだ。   ”ぱんっ♥ぱちゅんっ♥にゅっぷっ♥ばちゅんっ♥にゅぶっ♥ぶちゅっ♥” 「む~……私が……パイズリしてるのに……っ♥」  七里由比のパイズリは──  この状況では、紫之宮紗奈とのセックスを盛り上げるための「オナホ」に過ぎないのだ。  乳を使って勝てないのならば、相手の乳を使って勝つというそれは──魔性の女を銀幕で演じるに際して、途方もない武器になることだろう。あなたは考えながら──と、言うのは嘘。紫之宮紗奈に口の中を侵略されている状態で、思考を紡げるはずはなく──  ただ、翻弄されるばかりだが──  やがて── ”にゅるるる……っ♡れろぉ……むちゅ………………ぷはっ♡”  紫之宮紗奈が、口を離して──  あなたは、息を荒げながら肩で呼吸をして── 「……ねっ、由比ちゃん?」 「奇遇だな、ふっふっふ……私も……同じこと、考えてた……かも?」  二人の少女は、あなたの下半身に回り込み── ”にゅぷ……っ♥” ”ぱふっ♪♡” 「ほらほら……っ♡人気女優と人気グラドルの……っ♡」 「Wパイズリ……好き、でしょ……?」 ”にちゅっ♥ぶちゅっ♡ぱちゅんっ♥にゅっぷっ♡ぶちゅっ♥じゅぷっ♡”  あなたの肉棒は──  紫之宮紗奈と、七里由比の乳房に両側から挟み込まれる。  もう一度、繰り返すが──  紫之宮紗奈と七里由比に、Wパイズリをしてもらっているのだ。  今、日本の男子中高生がシコネタ、オナペットにしている女の一位と二位の、そのデカパイが奉仕しているのは──あなたの肉棒。普段は汗をかき、パンツの中で熱を帯びて、蒸れて、悪臭を放ち──銭湯に入る前はわざわざ見栄剥きをせねばならない──恥垢が溜まりがちな、仮性包茎の──どこにでも偏在する、「街中をすれ違っただけのあの男」と何一つ変わらない、平均的なちんぽであり──  そんな代物に、二人は乳房を押しつけてくるのだ。 「パイズリは気持ちよくない、Wパイズリは風俗でやってもらったけど──視覚的には興奮しても、実際はたいしたことがない」というネットニュースが、少し、バズっていた時期があった。「パイズリは、言うほど気持ちよくない」という──エロ年増の童貞中高生男子の間では、最早、アメリカの首都よりも常識的な知識であるのだが──  それが、風俗嬢の張りが失われて垂れた乳房による、適当なパイズリであるからだ──と、断言を出来るのは──  あなたが手にしている、Wパイズリの快楽があまりにも刺激的すぎるからだ。  由比の96センチJカップが、紗奈の84センチEカップを押し潰していく光景。初めて紗奈の乳を揉んだときは「世界に、これほどまでに柔らかい物体が存在するのか」と──ミルクが詰まった肉饅頭のような食感に夢中になっていたのだが、由比の乳房を揉んだ後では衝撃は再度、塗り替えられた。紗奈のEカップすらも、「少し硬め」だと印象を残すような、由比のデカパイが──  紗奈の乳房を壁にして、押し潰してくるのだ。  二人の美少女は、常に、撮影のスケジュールが組まれている。  今日のラブホテルは、二人と二人のマネージャーが必死になって日程を調整したから、奇跡的に成立はしているのだが──土日は当然のように撮影が入り、平日も午前や午後は丸々、学校にいないことは当然で──、一時間単位で”単位”を調整しなければいけないのが、彼女達であり──「ソープ嬢って時給に換算すれば、一時間で数万円ももらえるのか、すげえな……」という、男子高校生がネットの風俗サイトを見て抱く感情を──  遥かに凌駕して、CM撮影は一時間で数千万円から数億円を動かすのが──紫之宮紗奈と、七里由比であり──  そんな極上の美少女二人が──  撮影に使う、自身の乳房が型崩れしてもいいと──  あなたの肉棒に、両側から精一杯に圧力をかけてくるのだ。  パイズリに最も重要である「乳圧」を最大まで高めれば、そこに気持ちよさが存在しないはずもない。二人の汗はいつもさらさらであり、健康的に、どこか柑橘系を感じさせる匂いをしているのだが──発情している時は、汗の粘度が”どろぉ♥♡”と濃くなり、臭いも、噎せ返るように濃厚に甘い、雌の匂いを漂わせてくるのだ。全身が雄に奉仕することに特化した──美男と美女が優秀な遺伝子を組み合わせ続けて、品種改良のように生み出された極上の美少女二人が──最大の乳圧でご奉仕Wパイズリを行ってくるのだ。  あなたの肉棒の形に、肉饅頭の形は自由自在に変えられていく。  あなたのカリ首の形にフィットするように、押しつけられる乳肉。あなたの恥垢を綺麗に拭き取っていく、さらさらな触り心地。彼女達が毎日、風呂上がりに、保湿のために自身の乳房にも化粧水を塗り込んでいく姿を想像すると、興奮が止まらないのに──湯船のお湯よりも、ぴったりとあなたの肉棒に形を変えて密着する乳奉仕に、あなたは、最早、舌を突き出すのみなのだが──今度は、由比のデカパイも、紗奈のベロ肉も存在せず──最高級アイドル二人からの、愛情たっぷりラブラブ密着乳圧MAXのWパイズリ奉仕を受けながら、孤独に泣き出しそうになるという──  最大の贅沢と絶望感に陶酔していると── 「んっ……寂しそうなお顔……っ♥」 「ふふっ……ほんと、贅沢さんなんだから……っ♡」  二人は── ”むぎゅ……っ♥” ”ぎゅ~……っ♡”  と──  あなたの手を、恋人繋ぎで握りしめてくる。  授業中にノートを取る、ペンを握る、その指を見るだけで──男の子ならば、二桁回数の自慰行為は出来るというのに──彼女達の掌は、あなたに五指を根元で絡めてくるのだ。両手を合わせて十本の指は、単純な計算で言うと──その恋人繋ぎだけで、100回の自慰行為を遥かに凌駕した快楽ということで──そんな支離滅裂な計算をしてしまうのは、きっと、あなたの脳味噌がどこまでも”バカ”になっているからなのだろう。  二人のパイズリは、最大速度を迎えて、あなたは歯を食いしばるばかり。  あなたのことが大好きな二人は、あなたが早漏射精をしたとしても「んっ……気持ちよく出来たんだ……よかった……っ♡」と紗奈は悦んでくれるし──「あ……っ♥ねっ……中に出してもいいよ……っ♥今日……大丈夫な日……っ♥」と由比は発情をしてくれる。そもそも、二人の単独のパイズリを我慢した時点で──それは男子高校生にとって全国模試単独一位や全国IH優勝を遥かに凌駕した栄光なのだが──  それはそうと、簡単に射精したくないと思うのも男の子の意地だ。  歯を食いしばって、彼女達との恋人繋ぎに”ぎゅ~っ♥♡と力を込める。あなたのそれは、二人にとってはどこまでも、愛しさに他ならないのだろう。乳圧を更に強めて”たら~っ♥””ちゅる……っ♡”と、口元から唾液を垂らしていく。彼女達がファストフード店で、口に付いたポテトの塩っ気とケチャップを拭った、そのちり紙ですら、真偽不明ならば一枚五千円で、ソースがあれば数万円単位でやりとりされそうなのに──賢者の石よりも遥かに高価で貴重な唾液を──彼女達はあなたのちん先に垂れ流していき──ああっ──普通の男子高校生ならば、唇から唾液を垂らした後に、”つつ~っ♥”と引かれた唾液の糸だけで射精をしてしまうことだろう。  二人の暖かな唾液は、海藻を基に作られたローションを遥かに凌駕した気持ちよさがあり──乳房の速度は更に速まっていく。「乳は、所詮は水なのだな」と感じるのは、彼女達の乳が当たる度に”ばちゅんっ♥ちゃぷっ♡”と淫らな破裂音が響き渡るから。億を超える契約金を提示しても、自身の乳輪すら見せつけることのない二人の美少女が──「おっぱい丸出し」にして、乳をぶつけ合うという幸せに耐えきれず──あなたが、二人の手を”ぎゅ~っ♥♡♥♡”と握って、尿道の根元を限界まで締め付けて、あ゛あ゛ぁ゛と断末魔のような唸り声で、射精を我慢してると── ”別に、幻滅しないから──”と ”射精してくれた方が……嬉しい──”と  言わんばかりに、二人は自分達の乳房からはみ出た、あなたの亀頭に── ”ちゅっ♡” ”むちゅっ♥”  と、口付けを落として──そこで限界。 ”びゅるるるる~~~っ♥♡♥♡びゅるるるっ♥♡どびゅどびゅっ♥♡びゅるるっ♥♡” ”びゅくびゅくっ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♥どびゅっ♡……びゅ~っ♥……びゅっくんっ♡” ”びゅる……っ♥……びゅくんっ♡……とぷ……っ♥……どくどくっ♡” ”…………♥♡♥♡♥♡” 「きゃ──っ!?……んっ……いっぱい出たね……っ♡気持ちよかった……?」 「わっ──!?……んんっ♥おっぱいの中……どくどく……きみ、えっちだね……っ♥」  あなたは──  紫之宮紗奈と七里由比のWパイズリで、射精した。  腰骨がまるごと引っこ抜かれそうなほどの快楽であり──あなたの下半身は、ほとんど痙攣と同じように弾む。普通の人間が自慰行為の妄想でしか出来ないそれが──夢や幻でないと断言できるのは、あなたの股間に走る快楽が本物だからだ。二人は──”ぬぽぉ……っ♥♡”と谷間から肉棒を引き抜く。あなたのそれは、限界を超える勢いと量の射精をしたのだ。肉棒の内側に埋めていた鉄芯は損なわれて、”くたぁ♥♡”と柔らかく、頭を垂れる。裸の雌を前に、非勃起ちんぽを見せつけるというのは、男が考え得る限り最大の屈辱ではあるのだが── 「うわぁ……っ♡いっぱい出たね……っ♡」 「こういうときは……こう、言うんだよね……?」 「……おっぱい、孕ませる気ですか?……ご主人様……っ♡」 「ご主人様……ダメメイドの由比に……お掃除を命令してくださいませ……っ♥」  乳を丸出しにした、素っ裸の二人なのに──  あなたの眼には、今、二人の頭の上のヘッドレストが──間違いなく見えている。  乳の谷間を割り広げて、そこにべっとりとマーキングされた精液を見せつけてくる二人。紗奈の乳の間に架かるザーメンブリッジは、粘度を持ったあなたの精液だから耐えられるのだが──乳がデカすぎる由比では、そうすることは出来ない。どれだけネバネバの特濃こくまろ精液であっても──ザーメンブリッジが成立する限界距離があり──由比の乳は、その限界を超えていた。ザーメンブリッジが崩落して、ベッドのシーツを汚していく光景は──ただの橋よりも遥かに興奮する代物であり──  二人は── ”ぺろ……っ♡れろ……っ♡はむ……っ♡むちゅ……っ♡” ”あむっ♥れろれろ……っ♥じゅるる~……っ♥ぴちゃ……はむ……っ♥”  互いの谷間に──  顔を埋めて、舌を這わせていくのだ。  子猫同士が行う、毛繕いのグルーミングのような光景ではあるのだが──そこにいるのは、むだ毛の一本も許さない、プロ意識の高い女優とグラドルなのだ。あなたが命令すれば、脇毛を伸ばして、剃毛用にまん毛を伸ばしてくれるのだが──普段のケアは、同級生女子の数百倍は施している彼女達。美少女二匹が、メイドから──猫耳メイドへと変化して、互いの胸の谷間を舐め合うのだ。  まるで、甘露の蜂蜜でも舐め取っているような光景なのだが──  そこにあるのは、あなたの数億匹の精虫がうじゃうじゃと這いずり回っている、白濁のザーメンなのだ。  今日のラブホのために、何日も溜めてきた特濃ザーメンは、半固形状のゼリーのようにぷるぷると震えていて──紗奈は舌を伸ばして舐め取り──由比は唇を尖らせて、吸い付いていく。紫之宮紗奈と七里由比のデカパイは、あなた一人が、世界中で揉むことも舐めることも吸うことも許された存在であり──以前(冗談めかしてだが)二人に、自分達の胸をあなたに捧げる旨を契約書に書かせて、サインとして”パイ拓”を残させたのだが──  その乳房を舐めているのが、あなたの恋人同士であったとしても──  あなた専用のデカパイが、舐められ、吸われ、唾液でびちょびちょにされてキスマークを残されるのは──  それは、NTRと呼んで差し支えがないのだ。  二人の子猫が、胸の谷間を舐め合って「きゃっ……♡由比ちゃん……くすぐったいよ……っ♡」「ふっふっふ……っ♥美少女のおっぱいは甘露よのう……っ♥」と、スキンシップを取っている最中──あなたは、へたれた肉棒を晒しながら、蚊帳の外。勿論、そこに愛情が存在しなければ、あなたは生涯の勃起不全に陥るかもしれないが──”ちら……っ♡””ちらっ♥”と、二人は──合間に、あなたへの視線を送ってくるのだ。子猫のような態度とは裏腹に──捕食者として獲物を狙う、豹や獅子に近い視線は──これが、あなたの肉棒を隆起させるための行動だと理解しているから。勃起した肉棒に組み伏せられれば、どれだけの痴態を晒すか。普段から、理解していないはずもないのに、男を侮って勃起を促してくるのだ。「がんばれ♡がんばれ♡」「ファイト……♥ファーイト……♥」と、ちん勃起を催促するチアスクぽんぽんコキのときにも、最後はハメ潰されて終わると、同じことを繰り返したのに──学習しないその姿は、まさしく、あなたのペットとしての飼い猫に相応しい馬鹿さ加減であり── ”ばっき~~~んっ♥♡♥♡” 「あは……っ♡ほんと……えっちだね……っ♡」 「おやめくだされ~……お代官様~……っ♥」  二人の美少女は、あなたの肉棒が再度、硬く隆起したのを眺めて──  嬉しそうに微笑み、それから、顔を近づけてくる。  セックスがどれほど上手くても、性的知識は「あなたが教え込んだことが全て」な美少女達。「勃起した肉棒に顔を寄せて、すんすんと匂いを嗅ぎ──ちん先に何度もキスを繰り返して、それから、まずは射精という重労働をこなしてくれた金玉に、お礼のキスと舌舐めをする」というお掃除フェラも──彼女達の中では、恋人同士がキスをするのと同じくらい、当然の代物であるのだ。もしも、この二人が他の雄に奪われる日がくれば──死にたくなるような代物だが、奪われない限りはどれほどに、どすけべで淫乱なご奉仕を教え込んでも、ただ、嬉しいだけ。あるいは──、二人の美少女はとっくに、ネットで正しい性知識を知っているのかも知れないが──上目遣いであなたを見つめながら、右玉と左玉を仲良く交互にキスして、舐めて、吸い付いて──頬に含んで、舌先でキャンディのように転がしてるのが「嘘だってとっくに気がついてるのにwまだ騙されてると思ってる……ぶぁ~かっ♥」という意味合いであっても、男としては満足すぎるので、だから、あなたは二人の美少女による熱心なお掃除フェラを、何一つとして心残りなく、堪能した。

Comments

Anonymous

恋染紅葉。 週刊ジャンプでの連載期間は短かったのですが、ヒロイン達が可愛く魅力的であったため今でも記憶に残っている作品です。 そんな恋染紅葉の紫之宮紗奈と七草由比という極上の美少女達による愛情たっぷりのWパイズリご奉仕。非常にエロティックでありながら、恋染紅葉というラブコメ特有の甘酸っぱさも感じられました。作品の世界観やヒロイン達の魅力を損なわず、それでいて大変官能的な作品に仕上げているマイク・Oさんの文章力の高さに脱帽です。

wws2jsh7

ありがとうございます!ドスケベえっちなヒロイン達ですよね……

谷澤晴夫

一流の女優と一流のグラドルのパイズリとか最高じゃないですか!相変わらず、女性の身体の描写が上手い!

wws2jsh7

ありがとうございます!wパイズリいいですね、夢とロマン…