④シャルロット・コルデーに唆されて玄奘三蔵と閻魔亭孕ませ温泉旅行をした後、スカサハも逆バニーで種付けする話 (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-07-09 09:00:00
Imported:
2022-06
Content
三蔵side
温泉を上がって、廊下を歩いて行く途中――
お弟子が、あたしの後ろ姿をじろじろと見ているのは、気がついていた。
いつもの優しくて、煩悩と戦っているお弟子とはまるで正反対の――カルデア職員とか、レイシフト先で出会う農民と同じような視線。「あ~、いい女だ~、ヤりてぇ~」と下品に向けられる、性欲を少しも我慢しない視線は――普段ならば、ありがたいお説教の一つもしてやるんだけど――
あたしは、自分がさっき、何をしていたのか――
記憶に、し~っかりと残しちゃっているのだ。
いや、違う。
勿論、自分がそんなことしたとは未だに信じられないけど――事実は事実。
あたしは――
お弟子と舌を絡めあいながら、お弟子の陰茎をシゴきあげて、射精させたのだ。
お弟子にとってみれば「いや、完全に同意の上でしょ?」という理屈が成り立つ。その煩悩は、あたしが膨らませたものであり――「いやいや、ベロチュー手コキにあんだけノリノリな女が、今更エロい目で見るなはまかり通らないでしょ」と言われれば――あたしには、反論する方法がないのだ。
お弟子がそれを言わないのは幸いだったなと思いながら――
あたしは、今、お風呂上がりの浴衣に袖を通している。
日本の文化の一つであり、バスローブのような格好だが――あたしに用意されたものは、その――ちょっとばかり、窮屈なやつ。これもまた、お弟子が自分の興奮のために、わざと用意したのならば怒らなきゃいけないけど「ちゅちゅん……もうしわけございまちぇん……当閻魔亭で用意しているのは、あくまで、普通の体躯用の浴衣だけで……」と、紅閻魔ちゃんから暗に「お前の乳と尻がでかすぎるんだから、仕方ないでち」と言われてしまえば――おもてなしのおこぼれを受けている、あたしには、何も言う権利はない。
お尻の形がくっきりと浮き出る上に、紅閻魔ちゃん曰く「脚が長すぎでち、普通の女の子はもっと脚が短いから、そんな、娼婦みたいな格好になる予定はなかったでち」と言われるほどに――あたしの脚が、浴衣の隙間から露出してしまう。
真っ白で肉付きのいい太腿。旅路で出会った男達が興奮しているのは知っていたが――まさか、お弟子までとは。あたしは溜息を吐きたくなるが――グッと、堪える。背後のお弟子からしたら「尻の谷間が見えそうなほど、くっきりと窮屈な浴衣に浮かび上がって――生足をちらちらと見せびらかしながら、尻を振って歩いている女」に欲情してはいけないというのは――とんだ、罠もいいところだ。
あたしは――
その場に、脚を止める。
ここで、コルデーちゃんとスカサハさんがいればよかったのに――
彼女達が、マスターの欲情したそれを鎮めながらともに歩いていたら――あたしは被害者だ。お弟子が自分の性欲を鎮めるために、オカズとして使われた被害者。「こら~っ!」とお弟子を怒る権利があり、更には、お弟子が欲情している責任も取らなくていいのだが――
先に部屋に行ってしまった二人に、頼ることは出来ない。
お弟子は今、前屈みになって廊下を歩いている。
股間の逸物は、興奮をしたら硬く隆起をしてしまうのだ。あるいは、二人がいれば彼は「いや?悪いのはお前らだが?」と開き直れたかもしれないが――
二人きりだと、お弟子は先ほどまでの勢いを損なっているのだ。
悪いのは多分、あの二人。
魔羅に誘惑されるお釈迦様と同じで、その誘惑を撥ね除けるには、十分な修行が必要なのだ。今、あたしの目の前にいるお弟子は――いつものように、おどおど、臆病なお弟子。女の子と話しているときは、胸を見ないように視線を逸らして――そのくせ、誰もいないマイルームでは、霊体化されたサーヴァントに見守られているとも知らずに――おっぱいの大きな女の子で、自慰行為に耽るえっちなお弟子。
身体を許すつもりはないけど――
それでも、勃起したおちんちんが痛すぎて、歩くのも精一杯なほどの罰を受けなくちゃいけないことは、していない。
あたしが足を止めると、お弟子も足を止める。
ううっ――ここで、悦んであたしにおちんちんを擦りつけてくるお猿さんなら、お説教出来たのに。あたしの葛藤を知ってか知らずか、彼は立ち止まり、あたしとの間には一定の距離。最近は、少しずつ、女の子を前にしても自信をつけた振る舞いをして、相手の目を見て話を出来るようになってきたのに――その態度は、初めて出会った頃のお弟子に戻っちゃった気分。
だから――
”すすすっ”と、あたしがお弟子に近寄らなきゃいけないのだ。
お弟子の隣に立つと、彼の逞しさを感じてしまう。
まあ、悟空よりも頼もしいなんてことはないけれど――沢山の修羅場をくぐり抜けて、厳しい鍛錬を積んでいるのだ。お弟子と同い年の男子と考えると――それは、世界中で一番、と言っても過言ではないくらいには、まあ、逞しい、のかもしれない。
少なくとも――
あたしみたいに、胸や太腿や尻に、いっぱい脂肪を付けている女とは比べものにならないくらいには――逞しい、雄を感じてしまうのだ。
ううっ――お弟子の身体なんて、今までは別に気にしなかったくせに――
と、あたしは自分自身を罵倒するが――
そうして、自分を責めて悦に浸っていられるほどに――
お弟子の股間にも、余裕はないらしい。
「……ねっ、お弟子?
ちょっとくらいなら……いいから、ね?」
あたしは――
お弟子の腕を掴んで、自身の腰に回す。
女陰が大好きな、どすけべな、家柄に恵まれただけで自分の魅力があると勘違いした男にされれば――力一杯の掌底を食らわせるのだが、今、それを主導しているのはあたしの方。お弟子は、ここに至っても、あたしの腰を掴もうとしない。学んだ知識では「フォークダンスで、女子と手を繋ぐことが恥ずかしい男子のようなもの」というらしいが――今のお弟子は、それなのだろう。
考えると――
少しだけ、ムカムカしてきた。
先ほどの温泉でのお弟子は、雄としての本性を露わにしていたのに――
今のお弟子は、表面上を取り繕って紳士を気取っているのだ。
あたしは、お弟子の煩悩を制御したいわけであって――
「煩悩の隠し方を上手くさせたい」というわけではないのだ。
だから――
煩悩があるなら、ちゃんとそれを、全部露わにしてくれないと――
あたしだって、お弟子への修行計画を立てられないのだ。
お弟子をちゃんとした、立派な男の子にするためだ――お弟子があたしの何に興奮して、陰茎を硬くして、煩悩を膨らませるのかを把握しないと――
なんて、自分に言い訳をしながら――
”ちらっ♡♥”
あたしは、胸元を少し開けて、お弟子に谷間を見せつける。
”ふぅ……っ♡♥ふっ……♡♥”と、お弟子の鼻息が――熱く、あたしの谷間に降りかかってくる。
お弟子の股間を、あたしは”ぎゅっ♡♥”と浴衣越しに握ってやる。
修行中に偶然、見てしまったときの、萎びたそれとはまるで違って――天を穿つ角度で、大きく膨張をしている逸物は――先端の我慢汁が浴衣に触れて、そこに、じんわりと染みを作っている。
「ねっ、お弟子……?お部屋まで、我慢するのよ?……我慢したら……あたしが、なんとかしてあげるから……あっ……んん……っ♡
……ねぇ、お弟子……?
……接吻、したいの?
……だ、だめよ!だめに決まってるでしょ!接吻なんて……あっ……お、お弟子ぃ……その顔、だめぇ……反則ぅ……
……う、ううっ……
そんな……悲しそうな顔……しないでよ……っ」
(コルデーちゃん、早く帰ってきて!)と――
あたしの頭の中には、もう、それだけだ。
お弟子を誑かして、堕落の道に誘い込んだことはこの際、不問にする。
あたしは接吻出来ないけど、コルデーちゃんがお弟子とえっちなことをする分には、この際、見逃す。
じゃないと――
あたしにキスを断られて、今にも泣き出しそうなお弟子の顔に――
あたしは、耐えられなくなるのだ。
ううっ――違う――接吻は、別に、えっちなわけじゃない。親と子の愛情表現。今の時代では、スキンシップの挨拶として、他人同士でもする人たちがいるのだ。お弟子からすれば、それは握手やハグを断られたようなものかもしれない――なんて、考えれば考えるほど――
あたしの思考は、お弟子との”それ”を肯定していくばかり。
お弟子がこんなに苦しんでいるのは、あたしの性。
あたしがなんとかしてあげるのは、師匠として当然の役割。
そうだ――師匠と、弟子だ。例えば師匠は、弟子が成長をすれば褒める言葉をかけるだろう。頭を撫でてやるだろう。それは当然の役割。しからば――キスならば――性欲が介在して、手コキをしながら舌を絡めるキスをするならばともかく――唇を触れ合わせるだけならばセーフでないか――
と――
「……お弟子……
一回だけ……だからね……
廊下……だから……誰か、くるか――きゃっ!?」
”はむっ♡♥むちゅっ♡♥ちゅ~っ……♡♥あむあむ……っ♡♥むちゅ……れろっ♡♥”
お弟子は――
あたしの合意を手に入れて、夢中になってキスをしてくる。
あたしの腰を抱き寄せて、胸を鷲掴みにしながら――あたしが硬く結んだ唇を、ベロベロと舐めてくるお弟子。ううっ――悪いお弟子に、戻っちゃった……と、あたしは少しだけ、後悔をする。あたしの歯列や歯茎をベロベロと舐め回して、受け入れてくれるまで絶対に諦めないというような、執拗な舌使い。受け入れる他にない、と思って――あたしは、顎の力を緩めてやる。お弟子の舌が、情熱的にあたしの口の中を這いずり周りながら――乱暴に、胸と尻を揉んでくる状況。本来ならば、あたしは陵辱被害者のように、そこには「不快」以外の感情を抱いてはならないとわかっているのだが――
お弟子に求められて、気持ちいいと思ってしまったんだから――どうすることも、出来ずに、ただ、お弟子の気が済むまで――雀の従業員に見つかるまで――お弟子と抱き合って、彼の気が済むまで、貪られた。