杜野凛世の男性事情③ (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-07-16 09:00:00
Imported:
2022-06
Content
凛世は、もう、限界を迎えていました。
社長様から与えられる多大な愛の――
その、百分の一もプロデューサーさまからはいただけていません。
いえ、凛世は知っています。愛というのは見返りを求めてはいけないと。プロデューサーさまに恋をした感情を、簡単に”尻軽びっち”のものにしてはいけない、と。
報われないから恋をしない、というのならば、凛世は最初から――実家に決められたお見合い相手と、適当な結婚をすると決めていました。
それを振り切って――
鳥取から単身上京をして――アイドルになると決めたのに――
プロデューサーさまが振り向かないから、という理由で、他の男に乗り換えてはいけない――と――
頭では、凛世はわかっているのです。
アイドルに手を出さないのは、プロデューサーとして当然のこと。そういう意味では――凛世というものがありながら、簡単に、夏葉さんや冬優子さんにデレデレと鼻の下を伸ばして――時には「大丈夫?おっぱい揉む?」と聞かれて愛依さんの乳房を揉みしだいたり――「大きなお尻を見てると、ストレス軽減するらしいわよ!」と夏葉さんの臀部に顔を埋めたりする――社長様が、おかしいだけのこと。
嗚呼――ですが――
凛世も、そろそろ、待つのに疲れてしまいました。
社長様から教えていただいた”悩殺てくにっく”というものは、図らずも共演者や撮影スタッフの方には効果的であったようです。「小さなお姫様」として扱われていた以前と違って――「獣欲を吐き出す対象」と見られている状況。くすぐったいような心地よさがあり、嗚呼、これが「乳の豊満な女」が普段から見ている景色なのか、と、凛世は思い至り――
それから――
プロデューサーさまが、その「乳の豊満な女」である──
恋鐘さんや千雪さんのアプローチを躱しきる殿方だと、気がつきました。
凛世のアプローチも、彼にはどこ吹く風。
薄着で乳房と腋と臍を晒していると「ほら、風邪引くぞ」と凛世に上着をかけてくれます。
嗚呼――
それは、あるいは以前の凛世ならば乙女として悦びを抱いたのかも知れませんが――
本気で――
本気で、プロデューサーさまに雌として見てもらいたい状況では――
焦らされるのにも、限度があるのです。
承知しています。凛世の頭の中に浮かんでいる、不埒な妄想。「嗚呼、諦めてしまえば楽なのではないか」「”尻軽びっち”のように、社長様に鞍替えをすればいいのでは」「彼はきっと、凛世がこの恋心を告げたその日に――凛世の、穴という穴を犯し尽くしてくれるのでしょう」というそれは――凛世の”あいでんてぃてぃ”に関わるものであり――
絶対に、覆されてはいけないのですが――
嗚呼、プロデューサーさま――
凛世は――いつまで、お待ちになればいいのでしょうか?
――――
”えっ!?明日から残業してもいいんですか!?”
凛世はその日、社長室に呼び出されました。
理由はわからずに赴き、そのまま、デスクの下に隠れているように命じられました。凛世は、仕えるべき男性に尽くす女性が理想です。真の大和撫子ならば、殿方の命に疑問符を浮かべることがあってはいけません。
ですが――
凛世は、まだ未熟な身であるが故に、彼に尋ねたのです。
「凛世は一体、何から隠れるのか」と。
”これから――
プロデューサーが、社長室に来る”と。
社長様の言葉に、凛世は、最早逆らう余地もありません。
座布団を一枚敷いて、机の下で正座をしながら――
応接用のソファで、社長様とプロデューサーさまの会話に聞き耳を立てます。
広い空間。時折、夏葉さんや咲耶さんが、頬を赤らめて、時には頭を打ちながら慌ててこの空間から出てくる理由。凛世は最早、あの頃の、穢れを知らない乙女ではありません。
凛世は――
目の前の椅子に、視線が釘付けになってしまいます。
普段からここに座っている社長様。お仕事が忙しくて、シャワーで汗を流す時間すら取れない社長様。プロデューサーさまのワーカーホリックを指摘する割りには――本人も中々、自分を省みない仕事っぷりの社長様――
凛世の目の前には、彼の幻影が存在するのです。
ああっ――なるほど。
座った凛世の目の前が、彼の陰茎の高さなのでしょう。
凛世は、デスクの下から首を伸ばして、彼が座っている椅子に頬ずりをします。すんすんと臭いを嗅ぐと、若干、染みこんでいる汗の臭い。これが、社長様のものであると思うと――
”きゅんっ♥”
「あ…………っ」
凛世の下腹部が、熱に火照るのです。
これは、凛世の性欲によるもの。
凛世の感情によるものではありません。
よりによって――
プロデューサーさまがお目見えの瞬間――
社長様の椅子の、座面に顔を埋めて発情するほど――
凛世は、頭の悪い雌猿ではないのです。
”まずは、月10時間までの残業……?いえいえっ!十分です!それで大丈夫そうなら、徐々に増やしていってもらえるんですよね!?いやぁ、よかったぁ~……”
社長様とプロデューサーさまのお話は、どうやら、プロデューサーさまの労働時間についてのこと。
二十数人のアイドルのプロデュースを、たった一人でこなしていたプロデューサーさまは――はっきり言って、過労死寸前でした。今、元283プロ組の25人には、合計で100人以上のプロデューサーとマネージャーがついているのです。100対1と考えると、その凄まじさは凛世でも簡単に理解が出来て――その上、凛世達がどれだけ言葉を尽くしたとしても「アイドルの為に死ねるのならば本望だ」と言わんばかりに、労働を続ける彼を――
最初に止めてくれた瞬間から――
思えば、凛世は社長様に好感を抱いたのでした。
凛世達のプロデュースのため、と言われれば、プロデューサーさまを止める言葉はございませんが――
それでも――
本当に凛世達のことを思うのならば、心配を掛けさせないで欲しい――
と、思うのはワガママなのでしょうか。
考えれば考えるほど――
彼の瞳に、凛世達は「アイドル」としてしか、映っていないのです。
いえ、プロデューサーさまに「最高に輝けるアイドル」として見出してもらったことへの感謝は忘れていません。凛世が――おかしい、の、です。
アイドルとプロデューサーが結ばれたいと、考える方が――
ですが――
それなら――
プロデューサーであっても「担当」という肩書きが外れた、今ならばどうでしょうか?
プロデューサーさまが凛世の求愛をかわすのは、「理性が保てないから」であるならば。
実は、内心は熱く煮えたぎっているのに、「プロデューサーとアイドル」という関係に未だに引きずられているのならば。
もう――
プロデューサーさまを押し倒しても、彼は、拒まない段階に来ているとするならば。
社長様は、雑談を終えてから――
”ところで――
凛世について、どう思う?”
と、彼に尋ねました。
凛世の鼓動が、”ばくんっ”と大きく弾みます。
”杜野凛世は最高の美少女だと思う。彼女がアイドルになっていなければ――鳥取の呉服屋の次女であれば――年齢や立場の差を考えずに、俺は彼女に求婚を申し出ただろう。自分が、大手アイドル事務所の社長であるという立場を全て活かして――恐喝も脅迫も、刑法すれすれのことも――いや、相手が拒むのならば、刑法を犯してでも凛世を手に入れたいと思うし――
彼女が、アイドルを辞める日がくれば――
その年齢差も何もかも無視して、凛世に求婚を申し出るだろう。
だが、キミはどうだ?
凛世は――間違いなく、キミのことを好いている。
キミがその愛情に答えて――アイドルを辞めた凛世の告白に、応じるならば――俺は身を引くが――
さあ、どうする?”
社長様の言葉は――
離れた距離にいる凛世でも、身体中が熱くなる代物です。
嗚呼――
彼は、凛世の為にという建前の下に――
今、凛世に愛の告白をしたのです。
二人の好ましい男性が、凛世を巡って舌戦を繰り広げているというのは――さながら、少女漫画のような世界。凛世は両親に、深く謝罪をします。二人の男性の恋心を虜にしてしまう、魔性の少女に育ってしまって申し訳ございません――と。
勿論、それは冗談みたいなものですが――
”ばくばくっ”と、凛世の鼓動が激しくなり――
今にも、口から心臓が飛び出てしまいそうなのは事実にございます。
この数瞬を経た後に――凛世の人生は、今までと大きく変わるのです。プロデューサーさまの言葉が、凛世の愛を受け止めるものなのか――それとも、袖にするものなのか。凛世は、固唾を飲んでその瞬間を見守るのですが――
プロデューサーさまは――
”ははっ――
冗談、やめてくださいよ”
と――
凛世が捧げてきたその想いを――
全て、冗談であると――、一笑に付したのです。
「勘違いが二つあって、一つは、凛世は別に自分のことを好きではない。もう一つは――凛世は、まだ子供。誰かを好きになったとしても、それは”恋に恋をしている”というもの。勿論、凛世が大人になって、分別が付くようになってから告白されたら、そのとき初めて考えますけど――こっちから、凛世にどうこうって感情はなくて――ああ、勘違いしないでくださいね。俺は、アイドルとプロデューサーの恋愛は、同意なら別にいいと思いますけど――
ただ――
凛世が俺を好きだってのは、勘違いだと思いますよ(笑)」
プロデューサーさまが紡ぐ言葉が――
凛世の五体を、ズタズタに引き裂いてくのです。
考えてみれば、それは、当然のこと。
プロデューサーさまが「世界屈指の鈍感」であると、凛世は、今まで目を逸らしてきました。
プロデューサーさまが凛世の本当の想いに気がつけば違う――
勿論、それが無残な敗北であるかも知れないので、問いただすことは出来ない――と。
ですが――
違った、のです。
プロデューサーさまは、最初から、凛世の気持ちを気がついた上で――
それが、”子供の勘違い”だと理解していたのです。
なるほど。なるほど。凛世や甘奈さんの誘惑を簡単に撥ね除けたのは「ドキドキすることもないから」なのでしょう。とんだ道化にございます。凛世は一人で、勘違いして、空回りをしていた馬鹿な少女。「相手の気持ちに気がつかないなんて、鈍感な殿方だ」なぞ、どの口で言えたのでしょうか。
凛世が――
凛世が一番、彼の気持ちをわかっていなかったのに。
ぐちゃぐちゃに心が引き裂かれた凛世は、腰が抜けて、立ち上がることも出来ません。
”……残業を許すと言った話は、なしだ”と社長様が、凛世の代わりに怒ってくださったのがせめてもの救い。”ええっ!?べ、別に俺は……社長が凛世に告白してもなんとも思いませんよ!?”とプロデューサーさまは未だに、凛世の気持ちを踏みにじって――嗚呼、あの頃はあれだけ聞きたかったプロデューサーさまの言葉も、今の凛世には耳を塞ぐことでしか、耐えられない代物なのです。
やがて――
プロデューサーさまが「残業は今まで通り禁止、定時に帰宅しろ」と言われて、退室をして――
凛世の下に、足音が近づいてきます。
と、言うのは、凛世がそのとき何も見えていなかったからです。
積み重ねてきた想いの全てが、凛世の空回りだと知らされて。ぐちゃぐちゃに引き裂かれた感情は、今、凛世の喉から嗚咽しか漏らすことがありません。プロデューサーさまがいなくなるまで、よく耐えたと自分を褒めてやっても――
社長様に、会わせる顔がないのも事実です。
目の前に、社長様が立っていることがわかります。凛世は「一人にしてください」と言葉にしたつもりですが、喉が引きつって、言葉が上手く出てきません。嗚呼――プロデューサーさまであれば、そこで気を使って、一人にする時間をくださるのですが――
”ぐいっ!”
と――
社長様は、凛世の腕を掴んで引き起こすのです。
凛世が顔を覆う腕を奪って――彼は、凛世と視線を合わせてきます。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃに汚れた顔。
アイドルが絶対、人前では見せてはいけない顔であり――
彼は――
”ぎゅ~~~っ♥♥♥”
「はぅ…………っ♥」
凛世のことを――
骨が折れそうなほど、力強く抱きしめてくれるのです。
肺の酸素が強制的に排出されるような、力強い抱擁。プロデューサーさまには、ついぞ、してもらうことが出来なかった恋人同士のそれに――凛世の下腹部は、更に、熱を高めていきます。髪をぐしゃぐしゃにされても、頭をわしわしと撫でられても――嗚呼――
失恋直後の傷心の女は、何をされてもときめいてしまうものです。
社長様は、凛世をじいっと見つめてきます。
体液にまみれた、醜い顔面ですが――その全てを受け止めてくれそうな視線に――
凛世は――
戸惑いながらも、彼の頬に手を伸ばします。
戸惑ったのは、理性と本能が異なるから、です。
理性は、それを否定しました。凛世が真に愛したのはプロデューサーさま一人。”尻軽びっち”でない以上は、凛世は、この恋心を墓場まで持っていくか――あるいは、アイドルを引退して、頭髪を剃り、尼として生涯を終えねばならないのですが――
凛世の本能は――
”――――ちゅっ♥”
彼の子供を産みたいと、叫んでいるのです。
凛世の、”はじめて”の接吻を彼に捧げることで――彼は、目を丸くして凛世を見つめていますが――プロデューサーさまとは違い、彼の性欲は旺盛で、凛世のことを孕ませることに少しも躊躇いを持たないのでしょう。「凛世が、アイドルになった意味」を塗り替えて、上書きしてくれる彼に任せて――
凛世は、そのまま、ソファに押し倒されました。
――――
杜野凛世は、今、潤んだ瞳であなたを見上げている。
ここに至るまでは、随分と時間がかかった。
あなたが、プロデューサーを社長室に呼び出して、彼の口から断らせることは元々計画の内だった。ほとんど騙し討ちのような形だが――「あなたが凛世に求婚する」と言い出したときに、彼が、「いや、凛世は俺のものだ」と強い対抗意識を出すことは、最初から考えていなかったのだ。
あのプロデューサーにとって、凛世はアイドルの一人。
それこそ、凛世が直接的に「愛しています、結婚してください」と告げていれば話は違っただろうが――そうではない。「あれ、あいつ、俺のこと好きかも知れない?」くらいの推測で、人生を賭けることは――プロデューサーにのみならず、誰にだって出来ないことだ。
だからそうして、彼の口からはっきりと、凛世への未練を断ち切らせるのが目的だったのだが――
”じゅるるるるっ♥はむっ♥ちゅぷ……むちゅ~っ♥れろれろ……ちゅ~っ♥”
プロデューサーはあなたの想像を遥かに超えて――
アイドルの気持ちを、軽視していたのだ。
凛世を寝取る側の人間でありながら、抱いてはいけない感情なのだが――
正直なところ、凛世に同情をした。
逆の立場ならどうだ。自分があれだけの愛情を捧げて、運命の相手だと思っていた年上のお姉さんが――「いや、あの子は子供だから」と歯牙にもかけてくれなかったのだ。それならば、まだしっかりと視線を交わして「俺には好きな人がいるから凛世と結婚する気はない」と言ってくれた方が、どれだけ、彼女が救われたわからない。
勝負した上で負けたのではなく――
そもそも、土俵にすら立っていないと宣告された凛世。
おそらくは、大崎甘奈や月岡恋鐘であっても、同じような結末を辿るのだろうが――
”はむっ♥むちゅっ♥れる……っ♥あの……もっと……唾液を……ふみゅ……っ♥”
凛世は今――
自分の身体の貧相を、嘆いていることだろう。
「パイズリが出来る程度」の胸の膨らみがあれば、男の子にとっては十分に巨乳だ。大崎甘奈や浅倉透ほどの胸の膨らみがあれば違ったのかもしれない、と凛世は考えているかもしれないが――
あなたにとって、それは好都合。
”じゅるるるっ♥むちゅ~っ♥……れるれる……ちゅ~……っ♥…………ぷはぁ♥”
「……どうでしょうか……
杜野凛世の接吻は社長様を……いえっ……
新しきプロデューサーさまを……満足させることが出来るものでしょうか……っ♥」
凛世は――
あなたとの唇の間に、唾液の橋を架けながら尋ねてくる。
あなたが教え込んだ、凛世への性交テクニック。ファーストキスこそ捧げていなかったものの「キスの練習」というのは、常にさせていた。
何しろ――
あなたとの濃厚なキスを繰り返してきた、芹沢あさひが凛世の師匠なのだ。
キスだけであなたを射精させられる、あさひのベロテクを教え込まれて――まさか、凛世のキスが下手くそであるはずもない。”ちゅっ♥”と唇を重ねるだけの、ファーストキスを終えた直後から――舌を根元でくるくると絡めて、唾液を交換し合う淫靡なキスを繰り返す凛世。ソファに押し倒された彼女は、あなたを見上げながら――
余韻を堪能するように、あなたの頬に両手を伸ばしてくる。
あなたは――
凛世の胸元に、手を突っ込む。
今日の彼女は、和服姿。普段の制服女子高生姿も美味しくてたまらないが――やはり、杜野凛世と言えばこの姿だろう。帯を乱暴にほどき、その隙間に、あなたは手を突っ込んでやる。日活ロマンポルノの時代の性行為だが――
「んっ……♥」
凛世の胸元には、スポーツブラ。
和服の内側に下着を履かない、という前提は、アイドルには通用しない。
月岡恋鐘や八宮めぐるが着用すれば台無しになる、日本人の体格に特化したのが和服であり――
凛世の貧相な肢体は、故に、和服が最高に似合うのだ。
水色のスポーツブラというのは、和服とはまるで異なる色合いであり――あなたに激しい興奮を抱かせる。凛世の胸元をさわさわと、あなたは、くすぐるように撫でる。彼女のぷっくらとした乳首が浮かび上がるような、焦らす愛撫。凛世はそれが、嫌いだったのだろう。身体をよじよじと動かして、逃れようとするが――
本気で、凛世を捕食するつもりの雄に捕まっているのだ。
「凛世は……それは……あまり、好きでは……っ♥」
と、甘い吐息と共に弱音を吐くが、あなたはそれを無視する。
芹沢あさひや黛冬優子を、快楽の虜にしたあなたの指使い。今までに、何百という女を屈服させてきたのだ。凛世は――「常に、自分が責める一方」という立場であり、あなたのテクニックを過小評価していたのかもしれない。「自分が乳首を舐めて、亀頭を撫でて、金玉をカリカリとひっかくだけで乙女のように喘ぎ――だらしなく射精をする」というあなたに責められて――
今度は、自分が防戦一方になっていることが信じられないのだろう。
「おね……がい、します……っ♥凛世……それ……は……っ♥だめ、です……っ♥よわ、い……ので……っ♥」
息も絶え絶えに、命乞いのようにあなたに懇願するが――
あなたは、変わらずに凛世の乳房を愛撫し続ける。
「巨乳が鈍感で貧乳が敏感」という俗説は、何も、無根拠に蔓延っているわけではない。
「乳房の体積」を考えたときに、巨乳と貧乳では神経の集中度合いがまるで違う。咲耶や夏葉、愛依も、大きな胸を揉みしだかれるだけで快楽を感じるが――
しかし――
凛世の、ぺったんこの貧乳の感度とは、比べものにならない。
巨乳の彼女達の「たっぷりと愛撫をして、身体の芯をほぐした後で、ようやく乳首を責めてやる」という激しい快楽を、前戯の愛撫だけで超えてしまう杜野凛世という女。彼女は、腰を浮かせて快楽に悶えている。違う、まさか、胸だけでこれほどまでとは――と、混乱に喘いでいるのだろうが――
あなただって――
自分が責める立場になれば、凛世のようなザコ雌に負ける訳もないのだ。
足をジタバタと動かして悶える凛世に馬乗りになって、あなたは、スポーツブラ越しの乳房を徹底的に揉みしだいてやる。良い機会だ。あの男のことを忘れさせるために――誰が、凛世の主なのかを刻み込んでやる必要がある。
あなたは――
凛世の胸をそのまま愛撫して――
最後――
スポーツブラ越しに、くっきりと浮かび上がった乳首を”ぴんっ♥”と弾いてやると――
「~~~~~!!???」
”びくびくびく~~~っ♥♥♥”と、凛世は身体を弾ませて、深い絶頂を迎える。
凛世の小さい身体から、まるでロデオのような出力が放たれて、暴れ回る姿。あなたは必死に抑え込んで、凛世の絶頂を全て受け止めてやってから――
「はぁ……んっ♥…………ごくっ♥」
凛世が蠱惑的に、生唾を飲み込む姿を眺める。
凛世は和服を脱がすあなたの手つきに、されるがまま。
そして――
「も……申し訳ございません……っ♥きょ、今日は……する、とは……思っていなかったもので……っ♥」
凛世は――
スポーツブラに包まれた、あまりにも貧相な裸体をあなたに見せつける。
元々、彼女は身体の起伏で勝負をするアイドルではない。
裕福な呉服屋に生まれた身ではあるが「幼少期、理不尽に食事を抜かれる虐待を受けた」と言われても、信じることが出来るような、肋骨が浮いたAAカップであり――
彼女の下腹部も当然、上半身に合わせた水色の下着。
女子小学生が成長に合わせて、乳首がシャツにすれるだけで痛みを感じて――初めて、着用するような色気も何もない下着だが――
杜野凛世が――
頬を赤らめながら、あなたから視線を逸らせば――
そのスポーツブラは、高級ランジェリーと同等の色気を放つのだ。
あなたは、凛世の顔面に自身の下半身を押しつける。
「んっ……♥はぁ……この、臭い……っ♥
凛世を、虜にしてしまう……魔性の臭いにございます……っ♥」
勃起した逸物は、凛世の顔よりも遥かに大きい。
咲耶や夏葉のような足が長い女どもを相手にしても、後背位ならば子宮を小突くことが出来るサイズ感なのだ。凛世のような、か細く華奢な身体にぶち込めば、腹の上からぼこっと亀頭のシルエットが浮かび上がることだろう。
凛世は――
あなたの反り返った肉棒から、視線を逸らすことが出来ないらしい。
隣の葡萄を酸っぱいと思うのは、人間が、折り合いと妥協で生きていく上で避けられない性だが――
「プロデューサーは――
俺の、半分ほどしかサイズがないぞ」
と――
あなたは、凛世に告げてやる。
”…………ごきゅんっ♥”
と、鳴り響いた、生唾を飲み込む音が答えだ。
ヘソに反り返るほどに、強く隆起したあなたの剛直。凛世のような弱っちい雌を、ハメ殺してしまいそうなそれに――彼女は、視線が釘付けになってしまっている。
”ふ~っ♥ふがっ♥”と、凛世の荒く熱い鼻息が、豚鼻を響かせるほどであり――
あなたは、腰を落として――
”ぺちっ♥”と、凛世の顔面に金玉を押しつける。
杜野凛世という、世界規模の美少女――日本で何らかの国際的行事が開催される際は「日本の顔」として、政府からも真っ先にブッキングを求められる純和風のその顔面を――
あなたは、よりにもよって――
仕事で疲れて、くたびれて、脂ぎった金玉置き場に使うのだ。
凛世の荒い鼻息が、あなたの金玉を熱で蒸らす。彼女のような美少女には、絶対にやってはいけない行為を好き放題にやるという贅沢。凛世は”ちろちろ♥”と舌を伸ばして、あなたの金玉を舐め回してくる。最早、彼女の唇の純潔の全ては、あなたに捧げるためにあるのだろう。全身リップを要求すれば、蒸れた靴下を口で脱がして、足の指の谷間まで舐めしゃぶってくれる彼女に敬意を表しながら――
あなたは――
”じゅるるるる~~~っ♥”と、凛世の秘部にむしゃぶりつく。
彼女のショーツは、自身の下腹部にぴったりと張り付いている。
凛世の肢体というものは、非常にアンバランスだ。
彼女の身体は「未成熟な子供」というわけではなく「乳が極端に小さい大人」であるのだ。
性行為すら不可能な粗チンの持ち主でも、その肉体自体は粗末でないのと同じ。
彼女の下半身は、立派に子供を産める”デカケツ”なのだ。
70センチのバストに比べて、78センチのヒップというのは圧倒的なアンバランス。下着というのは、基本的に、上下が揃って販売されている。月岡恋鐘や白瀬咲耶のように、日本人離れをして、かつ、「胸の美しさ」が金になる女は下着メーカーがスポンサーに付き、彼女達の身体を女性スタッフに採寸させて、企業から金をもらって下着を身につけているのだが――
凛世に、そんなスポンサーがつくはずもない。
なんなら──彼女は和服メーカーから、常にノーブラノーパンであることを求められているのだ。
その上で彼女は、親に頼むことも出来ないのだろう。
「凛世の身体は、子供を産む為にお尻がとっても大きいから、特別な下着をオーダーメイドしたい」と、まさか親に言えるはずもない。
胸と尻を抑え込む下着は、当然、胸の方が大事だ。AAカップの、福丸小糸級の乳房であるくせに――安産型の丸みを帯びたデカ尻では、上下の下着は不釣り合いであり――
その結果――
「んっ……♥鼻息を……あまり……かけないで、いただけると……っ♥」
凛世の下半身に、ぴっちり、くっついたショーツになるのだ。
一流の雌というのは、下着のデザインではなく――下着の張り付き具合で、雄の肉棒を隆起させるのかとあなたは苛立ちを覚える。凛世の秘部を下着越しにじゅるじゅると舐めてやると、そこに含まれる水気は――あなたの唾液だけではない。
凛世の稚拙な舌技に比べて、あなたのクンニは――
自画自賛になるが、かなり上手い方だと思っている。
性器への口淫というのは、偽物を使う限りでは上達に限度がある。凛世がどれだけ、ディルドを喉奥に咥え込んだところで――ディルドからは、反応が返ってこないのだ。歯が立ってしまっても、心地良いツボを突かずとも、何も訴えてこないディルドを相手に、どれだけ舌の速度を追求したところで――意味合いは薄い。
それに比べてあなたは――
既に、何人もの極上の美女に、潮を噴かせてきたのだ。
有栖川夏葉と白瀬咲耶のまんこがふやけるまで舌を這わせて、常に冷静で凛とした彼女達の美少女面を、涙と鼻水でぐっちょぐちょに汚させて「お願い!もう、まんこ舐めないで!!」と、長い髪を乱れさせるほどにクンニをしても――まだまだ余裕のあなたの、本気の舌使いなのだ。
凛世は、下着越しにクリトリスを突かれるだけで、全身に痺れるような快楽が走るのだろう。
快感に悶えた凛世の舌使いが緩くなる度に――あなたは、太腿で凛世の頭を押さえ込んでやる。力強くハグをするだけで、全身の骨がバキバキに砕けてしまいそうな、か細い美少女にする仕打ちではないが――凛世の両手は、降参を示すタップではなく「絶対に逃がさない」という闘志を露わにして、あなたの尻を抱きかかえているのだからしょうがない。
”じゅるるるるる~~っ♥”
と、わざとらしく唾液の水音を立ててむしゃぶりつく、クンニリングス。
凛世はすぐに限界を迎える。彼女の下半身が浮き、あなたにがっちりとホールドされているのにも関わらず――抵抗を示してくる。大人びた雰囲気とはまるで異なる、女子小学生のような下着にも興奮するが――
あなたが、それを脱がせると――
「ん~~…………っ♥」
目の前には――
杜野凛世の、処女まんこが存在しているのだ。
本来の彼女が歩んだ人生では――
その処女膣は、実家の呉服屋によって決められた婚約者、あるいはお見合い相手によって散らされる代物。
それが、彼女がアイドルになることで――、一挙に、凛世の処女膜を破る男に立候補する奴らが増えたのだ。彼女がテレビで踊る度に、新曲をリリースする度に、ファンが増えて――増えたファンの数がそっくりそのまま「凛世の処女を破りたい奴ら」と言っても、過言ではないだろう。
鳥取の片田舎で、家柄に恵まれただけの、つまらない男に嫁いで退屈な一生を終えるはずが――プロデューサーに見つけられて、アイドルとして大成功を収めた。
それなのに――
当のプロデューサーさまは、この処女まんこをいらないと言うのだ。
小指の一本すら窮屈に思える、凛世の恥丘。下着越しにもぷっくらと膨らんでいた盛りマン。凛世がいつか「盛りマンもりもり杜野凛世にございます……っ♥」と、あなたの大好きな下品な媚び方をしてくると思うと――たまらず──
あなたは凛世のまんこにむしゃぶりつく。
雌としての感じ方が、まだ未熟な凛世。自慰行為も「よくわからないし、はしたないから」と、どうしても我慢が出来ないとき以外は、してこなかったのだろう。高身長で乳と尻がデカく、上品な雰囲気をぷんぷん漂わせているくせに、オナ狂いであった咲耶と夏葉とは大違いだなと思いながら――
あなたは、凛世の処女膜を舌先でノックしてやる。
”これから、凛世の処女は自分が奪うわけだが――凛世の処女まんこを味わえる人間は、もう、他にいないわけだ。あのプロデューサーさまは、凛世の処女まんこなんていらないらしいが――自分は違う。凛世の処女膜の味を確かめられる男が、自分だけであることが何よりも誇らしい。ああっ、凛世――逃げるなら今だぞ。俺の金玉を噛み千切るなら今だぞ?凛世――お前はどう思っているかは知らない。大好きだった男に振られた傷心を癒やすために、俺の身体を利用しているだけかもしれないが――俺はな、凛世。お前のことを本気で孕ませる気だ。しかも――アイドルを引退してから、なんて、生ぬるいことは言わないぞ?俺が孕ませる雌はな、史上最高のアイドルじゃないとだめなんだ。なあに、孕んだら一年くらい休ませてやる。うちは283みたいな弱小プロじゃないんだ、一人が一年休んでも平気だし――なあ、凛世――
本気で――ガチで――
お前のこと、孕ませるからな――”
と――
あなたが処女まんこにむしゃぶりつきながら、語りかける言葉は――
さながら、陵辱物の悪役の台詞だ。
女性が好感を持つのは、あのプロデューサーのように爽やかな男だが――実際にまんこが濡れるのは、醜く汚い悪役なのだ、とあなたは知っている。だからあなたは、凛世の膣が濡れて、挿入時に痛くならないように――
悪役らしく、彼女に性欲をむき出しにした言葉をぶつける。
だが――
「は……はい……っ♥
凛世は……社長様の……
プロデューサーさまの……御子を産みます……っ♥」
どうやら――
それは、凛世が待ち望んでいた言葉であるらしい。
少女漫画を好み、オラオラ系が好きである彼女は――どうやら、惚れた男にはそうして、束縛をされる方が好きらしい。現場で俳優や男性ディレクターと喋っているところを見れば――楽屋で叱って独占欲を露わにした方が、彼女は悦ぶのだろう。
少なくとも――
あなたに本気で求婚されると知っても、「好きにすればいい」と言う元プロデューサーよりは――
あなたの独占欲の方が、凛世のまんこをぐちょぐちょに濡らす代物であるらしい。
”じゅるるるっ♥ぶちゅっ♥じゅっぷ~~~っ♥ぶちゅるるるるっ♥ぢゅぱっ♥んまっ♥”
あなたが下品にクンニをすればするほど、凛世の限界は近づいてくる。
足の爪先をぴ~んっと伸ばして、指の股を限界まで広げる凛世。凛世もオナニーのときは足ピンするのだな、と、くだらないことを考えながら彼女の秘部を舐めて、やがて――
凛世の膣肉がびくびくと痙攣し始めて――
「んんん~~~…………っ♥♥」
と、普段の凛世に相応しくない絶叫を奏でながら──
あなたの舌を膣でぎゅ~っ♥と咥え込んで、凛世は――
”びくびくびく~っ♥”と、全身を弾ませて絶頂を迎えた。
今まで、あなたに奉仕をする一方だった杜野凛世。シックスナインという対等な体位になった瞬間に、彼女は、舌先を動かすことも忘れて快楽を貪っていたのだ。あなたの金玉から、彼女が鼻を離すと、玉袋が鼻息の熱気で蒸れている。絶頂を終えた後に、凛世は赦しを乞うようにあなたの金玉袋を咥えて、奉仕し始めたが――もう遅い。
あなたも――我慢の限界を迎えたのだ。
あなたは、凛世に尋ねてやる。
”初めての体位は、なにがいいか”と。
勿論、経験豊富なあなたに出来るアドヴァイスはあるが――敢えて、凛世の反応を待つ。
彼女は「自分がどの体位でするか」に悩んで、初体験を済ませるか否かに、脳のCPUを割く余裕がないのだろう。眼前にある、あなたの肉棒を撫でながら「これほど凜々しく、逞しい逸物がこれから凛世のはじめてを奪うのですね……っ♥」と、うっとり、恍惚に浸る言葉を口にして――
はち切れんばかりに、窮屈を訴えるあなたの肉棒に同情をしたのだろう。
「そちらのソファに……仰向けで、寝転がっていただけますか……っ♥」
凛世の言葉に、従順に従って、仰向け。
動物が降伏を示すようなポーズであり、凛世には、あなたのそれが可愛らしく見えたのだろう。胸を愛撫されて、クンニされるだけで、短期間で二度も絶頂を迎えた、雄に捕食される一方の彼女が――
”くすっ♥”と、あなたを見下しながら、蠱惑的な笑みを浮かべる。