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「ということで、今から早川冴ちゃんのお部屋に行きたいと思いま~す……っ♡男優さん、前回のリベンジの抱負を!」  あなたの目の前には、高層タワーマンション。  サラリーマン夫婦が背伸びをして買うような代物ではなく──、一部の、セレブ層が投機目的で購入をするような──少なくとも、ただの庶民のあなたには縁がなく──  同時に、周子がその気になれば現金一括払いで手に入れられるような代物だ。  流石の”彼女”も、半年程度の作品出演で購入することは出来なかったらしいが──小早川紗枝の作品を大好きな、中国人の大物投資家が、事務所経由で彼女の居住用にその部屋を提供したらしい。ご褒美として”たった一回、唾垂らし乳首舐め手コキをしてもらえた”という中国人投資家。その献身に見合った価値はないと思うのだが──小早川紗枝級の美少女となると、「捧げた献身よりも遥かに劣った見返り」というものですら、男性を興奮させる要因になるらしい。「貢ぎマゾ」という言葉は、小早川紗枝のAVで初めて知ったのだが──  流石に、タワーマンションを前にすると──緊張感が湧いてくる。  そして── 「──はいはいっ♡なるほど~……今度は、冴ちゃんをぶっ潰す秘密兵器もあるんですね~♡わー、楽しみー」  塩見周子は──  ノリノリで、ビデオカメラを構えている。  小早川紗枝に復讐を誓ってから、一週間が経過していた。  周子のAVサークル立ち上げ、というノリを、事務所が簡単に許可をしたのは想定外だったが──モザイクの編集や販売を委託契約にすることで、事務所側にも儲けが出るので許可が出たらしいし──何より、塩見周子のご機嫌を損ねて 「じゃあ、もう次から出ない。事務所移籍する」  と言われてしまえば──「汐見優子の売上」を前提に予算を組んでいる事務所が、傾くことは避けられないのだ。 「出演ペースを崩さないこと」を条件にして、周子の欲望が発散されるのならばそれでいい──というのが、事務所の見解らしい。そのおかげで、あなたと周子は「彼女のマンションの住所」まで教えられて──更には、警備員には「テレビのドッキリ企画で、使用許可も管理会社サイドに取っているので、無条件で通しちゃってください」というお膳立てまで整えられているのだ。  周子のヒモとして飼われていたとき、暇つぶしに出前配達のバイトをしていた時期があったのだが──そのときは、緊張感で、自分とは不釣り合いではないかと思うフロントが──今では、更に激しい動悸を引き連れてくるのだ。警備員には事前に話が付いていたので、二十四時間、複数名在中のセキュリティ完備なフロントも、いとも容易く通過することが出来る。男性の警備員はきっと、途中で「あっ、AV女優の汐見優子だ」と気がついたのだろう。目を丸く、肩を弾ませたのだが──  故に、「テレビの収録」という事務所側の嘘にも説得力が増してくる。  テレビは何も地上波だけではなく、BSやCSもそうだし──なんなら、過激なネット番組も”テレビ”なので──「きっと、このマンションに棲む大物大御所芸能人にトップAV女優がドッキリを仕掛けるのだろう」と彼らは、脳内で変換をして、夜勤明けには汐見優子のAVをレンタルしてシコるはずだ。  フロントを通過して、二人でエレベーターに乗り込んだ。  周子は軽快に言葉を紡いで、仮想の視聴者を退屈させないようにしている。 「あの、塩見周子がAVサークルを立ち上げた」という事実は──  何故か、既にSNS上では噂になっていた。 「男優は彼氏オンリー」という情報まで流れているのは、不可思議。それを知っているのはあなたと、周子と、所属事務所だけであり──だから、「大人が本気で宣伝をするという怖さ」を実感しながら──それでも、彼らは彼らで、周子のことを本気で応援してくれているのだと理解をするので、憎むことも出来ない。  実際、「最初の一本が自分達の、くだらない、恋人同士のハメ撮り」ではなく「そういうことを、絶対に許してくれなさそうな、友達だからイける早川冴をキャスティングしたこと」は、会社のお偉いさんから褒められていた。  勿論、それがレイプまがいであることは伏せていたのだが──  それでも、マーケティングのプロから勝算を語られると、あなたのちんぽも心なしか、自信ありげに頭を高くしているのだ。  勃起ちんぽがデニム越しに窮屈で、周子のカメラはあなたの股間を映している。早川冴は人の好き嫌いが極端で「生理的に嫌だ」という理由だけで、人気監督の撮影を拒否するほど。お姫様扱いがどこのスタジオでも常態化している彼女は、自分が主役でないことを極端に嫌い──今まで、一度として他の女優との共演をしたこともない(前回のあれは、部屋が別れている上に自分が主演なので、彼女的には共演ではないらしい)ようなAV女優を前に──  今は「あなたが早川冴にリベンジを果たす」と、まるで、あなたが主演のように持ち上げられているのだ。  デニム越しのちんぽのサイズを周子に褒められて、自分がいかにこのちんぽにメロメロにされたか──このちんぽの臭いがどれほど凶悪か──寝バックで犯されると、丁度、子宮口にこつこつと亀頭の先端が当たり、何回やっても嬉ション漏らしちゃう♡と──  あなたのちんぽを、徹底的に褒めて──  あなたのちんぽを、「最強の矛」として扱ってくる、周子。  何度も繰り返すが、早川冴の作品には本番要素が極端に少ない。  それを「雑魚ちょろマンだからw」と語るファンもいるが──基本的な共通見解は「指先一本で射精に導ける、つよ雌の早川冴のまんこは、あまりにも強すぎるので一度味わえば廃人と化してしまうから」というものだ。  僅か半年のキャリアで、少なくとも「手コキ物」に限れば、幾万といる歴代のAV女優で最高の売上を導いたという伝説的な早川冴は──「最強の盾」とも言うべきまんこを持っており──  だから、「最強の矛」と「最強の盾」はどちらが勝つのか──  と、周子は徹底的に、視聴者を煽っていくのだ。  彼女の口はぺらぺららと、あることないことを適当に語っていく。ノらない日の周子は徹底的にダウナーだが、ノっている日の彼女の舌先は、激しい亀頭責めフェラチオよりも動く。周子が「矛盾」の対決を煽りきったところで── ”ちーんっ”  と──  エレベーターの扉が、ようやく、目的のフロアへと到着した。    あなたの周囲の「マンションのエレベーター」とは意味合いがまるで違う──都心の高層ビルを彷彿とさせる、長い、長いエレベーター。紅い絨毯にシミの一つも存在しない、荘厳な雰囲気すら漂う廊下を「ラブホで、人とすれ違ったら気まずい廊下」の代わりに歩けるという、最大級の贅沢。周子はあなたの腕を組みながら、周囲を撮影している。販売をするに際して、万が一にも早川冴の自宅がバレてはいけないので、当然、そこは「カット」か「絶対にバレないほど重度なモザイク」で処理されると知っているのだが──周子は、「AV出演のプロ」ではあっても「AV鑑賞のプロ」ではない。「AV鑑賞のプロ」として指摘をしようか、とも考えたが──視聴者は、塩見周子のヘタうまな部分を求めている、と判断をしたので、無粋はやめておく。  そうして、扉の前に立ち── ”ぴんぽーんっ”  周子が、インターフォンを鳴らした。  高級タワマンでも、インターフォンの音は共通なのだな、と愉快に思いながら、あなたは部屋のカメラの画角から外れる。  周子が一人で不意に来訪をした場合──紗枝は内心ではライバル視していても、無碍にすることはないだろう。「無理矢理、レズレイプされる」という不安も──「小早川紗枝の機嫌を損ねたとき、事務所全員が路頭に迷う」という状況ではあり得ない、と思い── 「あっ、周子はん?どないしはったの?……ふんふん……相談したいこと……ほな、今から開けるなー」  と、媚びずともちんぽに効く媚声を響かせて、パタパタと廊下を駆けて近寄ってくる──  その足音が、響くと同時に── 「なぁ……?  紗枝はんって、クソマゾやから……  一発目で、がつーんっ!って行くのが大事だよ?」  周子は、あなたにアドバイスをして── ”がちゃっ”  と、扉が開いた。 「どうしたん、急に?……とりあえずあがってもらって──きゃあっ!?」  そこからは──迷っている暇はなかった。  周子からもらったアドバイスは「ガチで、押し入って女の子をレイプする凶悪性犯罪者になりきること」だ。常識的な過程で育ち、常識的な倫理観で育まれてきたあなたには困難だが「じゃあー……あんたの彼女の周子ちゃんが、レイプ魔にされたら嫌なこと、考えてみ?……んふふっ♡それが、紗枝はんの”やってほしいこと”なんだよ?」と言われて──あなたの中から、躊躇は消え去った。  ピンク色の可愛らしいネグリジェと、太腿が丸見えのもこもこホットパンツを着用している、小早川紗枝。 「大学生の爛れた性生活」という言葉が似合いそうな塩見周子とはまるで異なる、お姫様チックな服装。ただのそれだけで、家柄の良さを感じさせて──更には、彼女の「15歳」という年齢にも力強さを与える、雄に媚びた服装は──あなたの最後の首の皮一枚を、ぶちっと、いとも容易くぶち切るようなちんイラ衣装だ。  裁判になったときに「そんなエッロい格好で、ちんぽ苛立たせておいて、”誘ってなかった”は無理があるでしょ」と裁判長に言われそうな紗枝の格好。あなたは、紗枝を抱きかかえて、そのまま壁際に押しつける。乱暴な力は、風俗でやれば「強姦プレイ」だとしても、一発で出禁になりそうなもの。紗枝は一瞬、瞳を丸くしていたが──すぐに、状況に気がついたのだろう。「きゃ──」と、大声で叫ぼうとしたので、すぐに手で彼女の口を塞いでやる。  あるいはもう少し冷静であれば、従順な振りをしながら、フェラチオを命令されて──ちんぽを噛み千切れたかもしれない。  だが──当然ではあるが、今の紗枝が冷静であるはずもない。動揺の極地にいる彼女は、「即座の抵抗」を試みてしまい──あなたに口を塞がれると、もう、ゲームオーバーだ。  人心掌握に長けた詐欺師への対策は「猿ぐつわで喋らせない」以外に、存在しない。148センチの小さな少女は、あなたが腕に青筋をピキらせた状況では腕力で抵抗出来ずに──ただ、「んぐーっ!」とくぐもった、うめき声をあげるだけ。 「やっほ~、紗枝はんっ♡いやぁ……随分いい格好だねぇ……♡」 「むぐっ!?もごごっ……んぐっ……んぶぅ~~~!!!」  何を言っているのかはわからないが──周子に怒っていることだけは、簡単にわかる。  あるいは「自分の人気を逆恨みした周子が──それこそ、AVのシチュエーションのように、頭の悪い男の復讐心を煽ってレイプさせにきた」とでも思っていたのかもしれないが──周子が説明をするにつれて、徐々に、紗枝の顔色が変わってくる。  「男の子の部屋に無断で入り込んで、無断でカメラを仕掛けて、無断で射精させる女の子が相手なら──  女の子の部屋に無断で入り込んで、無断でカメラで撮影して、無断でオナホ代わりに使っても──合法」  だと言う、周子の理屈。  冷静に考えれば至る所に穴だらけなのだが──あなたに口を塞がれた被告兼弁護士は、どうやら、検察官周子の意見に反論もなく「むぐーっ!むーっ!」と、言葉にならない呻き声を上げるばかり。検察サイドの意見を全て肯定するつもりなのだろう。殊勝な心がけだなと思いながら──あなたは、紗枝の口を塞いだまま、身体を抱き寄せて──  周子に先導されて、紗枝の寝室へと向かっていく。  あなたの演技力は、周子の特訓があっても下の下。 「ハゲて脂ぎった四十代中年のくせに、学生服に袖を通すAV男優」と同じレベルでひどい物であり、この強姦プレイもお芝居としては成立しないのだろうが──  反対に、小早川紗枝はあまりにも魅力的な少女。  周子も紗枝も、AV事務所ではなくアイドル事務所に所属していれば、短期間でトップクラスに上り詰められたであろう逸材。勿論、一般男性としては、彼女達がAV堕ち──いや、敬意と誇りを込めて言うが”AV昇格”したことは、くだらないアイドルごっこで「どれだけセクシーなビキニを着ても、乳首のぽっちすら見ることが出来ない生殺し」よりは遥かにいいことだ。少なくとも──「来月も、汐見優子と早川冴の新作が出るから」という理由で自殺を躊躇う成人男性は大勢いるだろうし──文字通り、彼女達は独身男性の救世主なのだろうが──  あなたは今──  その救世主の女神様を、堕天した元女神の指示に従って──ぶち犯しているのだ。  紗枝を連れていく間、彼女は、本気であなたに抵抗をしようとしていた。  あなたの脚の爪先を踏み潰そうとして、身体を押さえる小指をへし折ろうとして──脚を後ろに曲げて、金的で睾丸を蹴り潰そうとして──それは実際に、演技ではなく「正当防衛が成立するが故の、無慈悲な暴力」であったのだろう。  だが──  小早川紗枝は、148センチの42キロ──  若干、15歳の、箸より重たいものを持つことがない少女なのだ。  手コキの際に「あんじょう疲れたわぁ……っ♡」と言うのは、非力な少女アピールではなく”ガチ”なのだろう。紗枝があなたの小指を掌で掴んだところで──「あなたの小指」の方が「紗枝の握力」よりも力があるのだ。紗枝が本気で逆側に折り曲げようとしても、あなたが掌に力を込めれば、もう、彼女にはどうすることも出来ない。  そこで心を折るのではなく──隙を見て──「本気の暴漢を相手にする暴力」で紗枝は対抗をしてくるし、あなたも、ガチガチの成人男性の腕力で紗枝を組み伏せていく。撮影用のお遊びだったはずなのに──いつの間にか、あなたの心には「遠慮することなく、腕力を行使できる」という状況にムクムクとバイオレンスな喜びがわき上がるのだが── 「なぁ~……この後、どうするんやろ?あれだけ虐められた女の子を、どうやっていじめるん?」  周子の声で──ふと、我に返る。  これは、AV撮影。  紗枝に無断で、許可を取らず、実質的な強姦かもしれないが──心まで犯罪者になってしまえば、何の意味もない。あなたは、ぐっと唾を飲み込み──  それから、紗枝の寝室に彼女を連れ込んだ。  インタビューで以前「うちの寝室、防音なんよ……どれだけ大きい声出しても、聞こえないように……理由?……んふふっ♥なんでやろなぁ……♥」と、紗枝が語っていたことを思い出す。まるで「本命彼氏とのセックスでは、喘ぎ声が大きすぎる」というキャラを演じたかったのだろうが──実際は「えっぐいオナニーが好き」だと、あなたは考えていた。あなたが知っている京都人のサンプルは母数が一だが──それでも、彼女のせいで「京都人らしい京都人は、えっぐいオナニーが大好き」だという偏見を植え付けられてしまっているのだ。  紗枝の寝室は、可愛らしく、ピンクでファンシー。  成人のAV女優の寝室がこれならば「撮影用の貸しスタジオ」か「とんでもない地雷女」だと思えるのだが──小早川紗枝が15歳であるのだから、そのもこもこなお布団も、可愛らしいネズミのぬいぐるみも全てが納得の行く代物だ。   「は~い、早川冴ちゃんの寝室大公開~……♡あらあら、可愛らしいこと……♡ぬいぐるみいっぱいで……タンスの中は……あはっ♡可愛らしい下着だね~……おっ、これは卒業アルバムかな~?どれどれ~?」 「むぐーっ……むーっ!!んーっ!んーっ!」  小早川紗枝は、必死になって抵抗をしている。  テレビのドッキリ番組が、どれだけ”やらせ”に満ちあふれているのか──紗枝の反応で、思わず理解をしてしまう。可愛らしくてファンシーなお部屋の、ふかもこベッドに、あなたは紗枝を抱きかかえたまま腰掛ける。この部屋が防音であるのだから、紗枝の口を塞ぐ必要はないとも思ったのだが──手を離した瞬間に、指を噛みちぎられそうなので、紗枝にはまだ、窮屈でいてもらう必要がある。  周子はそのまま──紗枝の部屋を、物色していく。  AV撮影でも内緒にし続けてきた、彼女の自宅。高級タワーマンションであるが故に、数が少なく、逆に──その部屋の間取りから、自宅特定は簡単なのかもしれない。あなたも周子も「どうせ、ガチでやばいところは編集で切ってもらえるか」とお気楽であるのだが──  これが、どういった撮影なのか知らない紗枝にとっては、気が気ではないらしい。  周子が「これはあたしのAVサークルの、第一弾のビデオ。やばいところは編集で切るから」と説明をしても──「はい、そうですか」とは素直に言えないだろう。「寝室に無断で入り込んで、カメラで撮影して、えっちなことをする」というのは以前の紗枝がやってきたことで、因果応報と言うほかにないのだが──それでも、周子がタンスの中からセクシーなTバックを見つけたり、(おそらく)紗枝が愛用しているであろうオナニー用のバイブの臭いをすんすんっ♡と嗅いだり──去年まで彼女が通っていた中学校の学生証を(これがあなたには最大の衝撃だった)晒している姿を見ると、多少は、同情をしてしまう。 「あなたをちんカリで追い込んで、周子を黒人男性にレイプさせた犯人」であると思いながら──涙目で必死になっている姿を見ると、周子に煽られた「復讐心」が少しずつ先細っていくのが、わかる。  同情で、気を緩めて──  紗枝の口元から、手を離した瞬間── ”がぶっ!”   「────!?」 「け……警察!うち、警察呼ぶからな!!」  あなたは──  紗枝に、手を噛まれる。  勿論、彼女にとってはあなたはレイプ魔であるのだが──「飼い犬に手を噛まれる」とは、まさに、このことだ。  普段なら、絶対に──  断言するが、絶対にしなかったが── ”べぢんっ!!!” 「────んんっ!?」  あなたは──  紗枝の頬に、反射的に、ガチビンタをしてしまう。  熱くなくても「あちっ!」と勢いよく手を離したり、痛くなくても「いたっ!」と仰け反ってしまうような、反射的な行動。周子と紗枝の、雌としてのレベルが高すぎる二人に、雄の獣欲をくすぐられ続けたが故の行動だが── 「ふぇっ……?うち……えっ……?」  紗枝は──  彼女の人生に、あまりに縁がなさ過ぎる「ガチビンタ」を食らって──これ以上ないほどに、動揺をしていた。   あなたに出来ることは土下座による謝罪と、傷跡が残った場合の補償と──紗枝が望むのならば、腹を掻っ捌いての贖罪なのだが──周子は、にやりと蠱惑的な笑みを浮かべる。彼女にとっては「あたしの授けた計画通り」と、言いたいのだろう。この後で、紗枝が、本気で嫌がった場合は「贖罪のために、この高層タワーマンションから飛び降りて自殺するしかないな」と考えて── ”ぐいっ!” ”ぶちぶちっ!”  あなたは──  紗枝の髪を乱暴に掴んで──頭蓋を、引っ張る。  小早川紗枝のサラッサラの髪は、最早芸術品と呼ぶに相応しいもの。昔の小説で「髪を売って路銀にする」という描写が出る度に、カツラなどで需要があると理解していながら「にしても、長い髪が高い金で売れるの?」と、知識と認知の間で不和を起こしていたのだが──  今、あなたの指先に触れる──絹糸よりも遥かに良質な髪の毛であるならば、それも納得だ。  そして──  あなたは、その線が細すぎる紗枝の髪を乱暴に掴んで、ぶちぶちと、指の間で抜けるほど──力強く、掴んでいるのだ。  世界中のどの国でやっても、一発でアウトになりそうな暴行だが──繰り返すが、小早川紗枝の人生にはあまりにも存在しない、理不尽な暴力。先ほど、抵抗をしたが故にガチビンタを食らわせてきた大きな雄が──髪を掴んで、睨んでくるのだ。  紗枝の抵抗力が失われることまでは、当然だが── 「あっ……はぁ……んっ……♥」  小早川紗枝は、どうやら──  根っからの、クソマゾらしい。  普段のプライドの高さや、雄を弄ぶ姿は「クソマゾの裏返し」という──周子の推察が当たった結果になる。半が出れば、一発でお縄という危険な丁半博打であったが──故に、当たったときのリターンは大きい。 「あーあっ、冴はん……♡警察とか言っちゃうから、本気で怒っちゃったねー……♡警察、呼ばれないように……この防音の部屋から、ぜ~ったいに逃がしてもらえないよ?」 「あっ……ち、ちがっ……うち、そんなつもりじゃ……♥よ、呼びませんえ!警察なんて……あっ♥やぁ……♥」 「無理無理w……冴はんが、どんだけ取り繕っても……『あーあっ、この女は、腹の底ではベロ出して男をバカにしてくるタイプなんだ』って思われちゃったら……もう、終わりだよ……?ほらほらっ、あたしの大好きな彼くん♡冴はんに絶対訴えられないようにしないとね~♡」  周子は、あなたに告げてから──  鞄の中から、ジップロックを取り出す。  ──先日の授乳手コキから、丁度、今日で一週間だ。 「やっ……なんやの、それ……っ♥」  ジップロックの中には──  あなたの、ザーメンほかほかパンツが入っている。  入れた当初とは異なり、袋がパンパンに張っている理由は──あなたにはわからない。「パン生地における発酵のようなもの」と勝手に判断をしているが──精液が発酵した結果だと考えるならば。あなたは自分の吐き出したものでありながら──思わず、眉をしかめてしまう。  そしてそれは── 「あっ……♥そんなの……あかん……って……♥」 ”ごくりっ♥”  と──紗枝が喉を鳴らすほどに──官能的な代物であるらしい。  紗枝は唇の端から、唾液をだらだらと溢れさせている。何が最強の盾だ。今まで責められなかっただけで、最弱もいいところではないか──と、憤りを感じながら、あなたは周子からそれを受け取り──ジップロックを開封する。  途端に、”むわぁ”と──  濃厚な雄の臭いが、部屋一杯に広がる。  アロマというよりは、お香を焚いている紗枝の寝室に──、一瞬で、あなたの精液の臭いが広がっていく。毒ガスもいいところだな、と思うのは──カメラを持っている周子が、”ごくんっ”と紗枝に続くように、生唾を飲み込むから。二人が三日間履き続けたショーツを嗅げば、雄のちんぽがバッキバキに屹立するのと動揺に──股間にまんこを生やして生まれたからには、雄の臭いというものは、耐えようがないものなのかもしれない。 「冴はん、せーし大好きだもんねぇ~♡  知ってるんだよ?あたしが出てた……『汐見優子に精液200発プレゼント!顔射ぶっかけオンリー!最後はザーメンジョッキ一気飲み!』って企画……元々、冴はんの予定だったんでしょ?冴はん、口では絶対に嫌だって言ってたけど……プロデューサー言ってたよ?あれ……押せば行けたって……♡もったいないことした……冴はんがザーメンジョッキ飲み干して、クッソお下品でお下劣なザーげっぷさせられたのになぁ~って……愚痴ってたし……っ♡」 「そ、そんなこと!……あら……しまへん……」  紗枝は口で否定をしながらも、語尾は先細りで──  何より、彼女はあなたの発酵ザーメンパンツから視線を逸らさない。  無意識的に舌を突き出している紗枝の表情は「そういう演技」でも、絶対に見ることが出来ない代物。「早川冴」のファンはかわいそうだな、と思いながらも──同時に──「俺、別にマゾじゃないけど、早川冴は顔がいいからAV見ている」という大多数の層には「無意識で舌が突き出て、それに気がついていない、バカ犬よりもIQの低い雌顔」というのは大好物なのだろう、と考えて──  あなたは── ”がしっ!” ”ぐい~~~~っ!!!!” 「んぐ────んん~~っ!???」  紗枝の顔面に──パンツを押しつけて、彼女をベッドに押し倒してやる。  優しくすると思ったか、バカ女、男をからかいやがって、死ねよ──と、あなたはいつもより凶暴性を強めに、紗枝の身体を抑え込む。内心では「彼女が”ガチ”で限界を迎えるラインの見極め」に必死なのだが──それでも、一週間の発酵を経たザーメンパンツで、紗枝を本気で窒息死させるつもりも両立させて──顔面を押さえ込むのだ。 「首締めセックス」というのは、周子と何度も繰り返してきた。  男性主導で行えば最低の行為だとは知っているが、女性主導で依頼されたときに、断るという選択肢をあなたは持たなかった。周子の細く真っ白な首。肌の薄い彼女は、翌日、あなたの手の痕を首回りにたっぷりと残すので──それを隠せる冬場限定のセックス。夏場にそれをやると、周子は「腋出しタートルネック」という、あなたの性癖どストライクの格好をするので我慢が出来なくなるわけで──  閑話休題。  とにかく、「窒息死」のラインは──  少なくとも、周囲にいる普通の男よりは見極めがつくつもりだった。 「むぐ~……っ♥!んぐ……っ♥……ん……ふぐ……っ♥ん……ぶふぅ……っ♥」  だが──  それは、あなたがプライベートの周子と「首を絞めると締まりがきつくなるから」という首絞めセックスを堪能していると──知っているから、の話。  紗枝にとっては、そんなこと、知ったものではないだろう。  目の前にいるのがプロのAV男優であれば、嗜みとして理解しているだろうが──彼女の目の前にいるのは「周子の彼氏」というだけの、素人男子。紗枝は勿論、自分が気にくわない作品には絶対に出演しないので──周子のように喉を突かれるゲロマチオをしたり、酒で酩酊してゲロを吐きながら無反応で犯されたりすることはないが──しかし、知識としては「勢いに乗った素人が”相手がプロだから”という理由で、過激なプレイをねだってくる」と知っているはずだ。  膣を傷つけるように、乱暴に、手を勢いよく動かして膣をかき混ぜる「ガシマン」が至上だと思っている、馬鹿な男の勘違い。小早川紗枝にとっては、最早、「嫌悪」と呼ぶに相応しい代物だろうが──  彼女は今、そんな”勘違いバカ男”に顔を塞がれて──死にかけているのだ。  自分の生命が尽きる寸前。小早川紗枝は強い女であるのだから、電車での痴漢や路地裏でのレイプ被害者を「抵抗すればええんとちゃいます?」と簡単に言ってのけるだろう。尻を触った犯人の手首を掴んで、大声で罪を訴えたり──押し倒された後で隙を見て、相手の目に両手の指を遠慮なく突いたり、金玉を蹴り飛ばしたりすればいいだけなのに──それをせず、黙って犯されるのならば、もう、合意といってもいいだろう──  と、一部の過激派の男のような価値観を持っているはずだ。  京都の歴史のある家に生まれながらにして、そこを飛び出してAV女優をして、一人で生きて──このタワマンに棲んでいる女は、レベルが違うなと思いながら──  あなたは、紗枝に馬乗りになって、腕に更に力を入れる。  同じ体格の男同士で、かつ、格闘技ではないガチのホモ強姦であれば話は違う。  そこに”闘争心”が存在する限り、相手は本気で抵抗をして、隙があれば小指をへし折ってくるだろう。  だが──繰り返すが、目の前にいるのは148センチの小さな少女だ。 「自分の腕力が、雄の小指一本にも敵わない」と本気で理解をしてしまえば、どんな抵抗も無意味なのだが──それでも、彼女は──「大好きでたまらない、雄のザーメンほかほかパンツ」を被せられながら、抵抗を試みるのだ。  最早、男を悦ばせるためだけの無駄な抵抗──と言っても、誰からも否定はされないだろう。大の男同士がやっても、一方的にぶん殴られるだけのマウントポジション。「あっはー♡冴はんのまんこ……ぐっちょぐちょ……♡あらあら~、可愛いふわもこホットパンツのお股のところ……すっかりと湿らして……♡」と周子が囁くので── 「んぐっ!?」  あなたは──  片手で、紗枝の顔を押さえ込みながら──  反対側の手で、彼女の股間へと手を伸ばした。

Comments

谷澤晴夫

調子に乗った女をガチの暴力で屈させる。やはり、オスとして興奮せざるおえないです。

wws2jsh7

男と女の圧倒的な格差である体格のそれ。男があくまで手を出さないからって不文律で成立してる危うさがいいですよね