白瀬咲耶と有栖川夏葉の男性事情② (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-04-16 15:00:00
Imported:
2021-06
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「あっ♡♥んっ♡♥ご褒美……もっと、欲しいっす……んん~……っ♡♥」
あなたは今、社長室のソファで、あさひに金玉を舐めさせながら──
彼女が撮影した、白瀬咲耶の覗き見オナニー動画を眺めている。
部屋の内側に何があるか、までは見えない角度。あなたが秘書と、個人的な情事に浸っていたと言えば、言い逃れは容易だろう。
職務中に社長室でセックス、というのは問題があるが──それは倫理的なものであって、犯罪ではない。マスメディアは掌握しているので、それがスキャンダルになる心配はないのだが──
こちら──
白瀬咲耶が、覗き見オナニーをしているのは──
どうあがいても、弁解不可能だろう。
いや、気持ちはわかると──同意をする女子中高生もいるだろう。男が逆の立場になれば、そうだ。元々、プロの男優と女優が演じるアダルトビデオにのみならず、素人物や盗撮物にも手を出すのが、股間にペニスを生やして産まれた雄の”業”だ。
だが──
白瀬咲耶は、カリスマ性を武器にするアイドルだ。
「背が高くて乳がでっけえ女」は、本来、AV業界を主戦場にして戦うべき存在。それが彼女は、類い希なるカリスマ性と人たらしの才能で、アイドルをやっているのだ。
勿論──
アイドル事務所の社長としては、咲耶がこの道を選んでくれたことは、万々歳なのだが──
「誰かの部屋を覗き見ながら、カメラにも気が付かないほど、一心不乱にまんこくちゅっている姿」というものは──
白瀬咲耶という存在にとって、致命傷だ。
だから──
あなたは、彼女との話し合いの場を設けた。
「うちの──”うちの”芹沢あさひが、”偶然”、撮影してしまった動画の処遇をどうするか」──だ。
「ほ~んと……あんた、さいてーよね……っ♡
女の子のこと、動画で脅して……っ♡」
「ひひっ……♥でも、楽しみだな~……っ♥うち、咲耶ちゃんのこと大好きだし……っ♥……ねっ、でも……
咲耶ちゃんが嫌がったら……ひどいこと、しないであげてね……パパっ♥」
「……あーっ、もう!愛依!別に、そんな媚び声あげなくてもいいわよ……♡
……第一、あんたらのセックス見ながら、オナニーするような女……
絶対、こっち側に決まってるじゃない……っ♡」
「ふぁ~っ!ずるいっふ……っ!こえ……っ!私のご褒美っす……っ!」
黛冬優子と和泉愛依は、あなたにしがみつきながら──
あなたの両手を、自身の臀部で踏みつけている。
立場の違いを弁えている──と、感じるのは、彼女達があなたの腕を跨いで──更に、そこには一枚の布地も存在しないからだ。濡れた秘部を丸出しにして、あなたの腕にぐりぐりと、雌の熱と愛液を感じさせて──更には、あなたに尻を揉まれながら、恍惚に浸る二人。
黛冬優子と和泉愛依は「百合営業」というものを、上手にこなすことが出来る。勿論それは、冬優子主導によるものだが──ファンにとっては、それはどうでもいい。
「愛依様とふゆちゃん」という組み合わせは、ヅカ系の人気もあるようで──
女性ファンはその二人にうっとりと、虜になっているようだ。
違った方針であるとは言え、女子中高生のカリスマ二人。
あなたは、そんな二人を侍らせながら、尻を揉ませているのだ。
気分はさながら、悪の組織の首領であり──冬優子は、そのイメージを膨らませたいのだろう。彼女は器に盛られた種なし葡萄を咥えて、”ぷちゅっ♡”とそれを噛みつぶし──
あなたに、口移しをしてくる。
一方で愛依の手には、ワイングラス。琥珀色の液体が注がれたそれを──彼女は、自身の口に含む。上質なワインは口で、少しだけ”ぐじゅっ”と空気を膨らませる必要があるのだが──愛依は、それを自分の口でやってくれるらしい。彼女の口で空気が含まれたワインを、同じく口移しで流し込まれる。未成年の彼女に飲酒をさせてはいけないと──愛依の口の中に、葡萄味のベロ肉をねじ込んで──あなたは、たっぷりとディープキスで──ワインの残滓を、拭き取ってやる。
黛冬優子が考えた、悪の組織のイメージ。
現役トップアイドルユニット、ストレイライトを利用した酒池肉林の宴であるのだが──不適な笑みを浮かべる冬優子の気持ちとは裏腹に──ワインのあては、同じ葡萄よりもカマンベールチーズの方が良かったな、と考える。だが、未成年飲酒はしない、プロ意識の塊の冬優子にそれを求めるのは酷なので──あさひがカリ首をちろちろと舐めてくる頭を、まるで、飼い猫のように撫でながら──悪の首領らしく、不敵な笑みを浮かべて──
それから、さて、どうやって白瀬咲耶を手に入れようかと、そればかりを考えた。
────
「ああ、わかった……本当に、アナタに従えば……映像を、消去してもらえるんだね?」
白瀬咲耶を呼び出したのは、高級ホテルの上層階だ。
以前、冬優子を堕とすときに使ったのと、同じホテル。芸がないと言われそうだが──あなたにとって、ヤリ部屋というのは結局、どこでもいいのだ。衆人環視の下、撮影されてSNSにアップロードされる心配さえなければ──多少のマスコミ程度は、簡単に、もみ消す力があるのだから。
その中でも、このホテルはお気に入りだった。
それはまるで、プロ野球のドラフト会議で監督が「勝負パンツを履いてくる」であるとか「事前にくじ引きの練習をしてくる」であるとか、「現役時代を支えた左腕で引く」といった、何の意味もない、験担ぎのようなものだ。
だが──
黒髪ロングの冬優子を堕とすことが出来たホテルの、同じ部屋ならば、白瀬咲耶もどうにか出来るのではないか。少なくとも、自分の実力以外の条件で、彼女の屈服を失敗しないように──
と、考えて、あなたは咲耶をこの部屋に呼び出して──
冬優子のときと同じように、彼女に、服を脱ぐように命令した。
咲耶は今、あなたによって「アイドル生命の命綱」を握られている。
あのオナニー動画は「好奇心旺盛なあさひが、ウイルスを踏み、スマホ内容が流出した」という事故を装えば──
あなたは、ノーダメージで咲耶に──
そして、283プロに──
壊滅的なダメージを与えられるのだ。
今すぐ、この高層階から飛び降りろと言われても──
半分の確率で、咲耶は、それを実行に移すだろう。
愛依達を取り戻すために、単身、敵地の事務所に乗り込んできた友情パワーだ。彼女は少しも躊躇することなく、自身のブラウスに手を伸ばして、ぷちぷちとボタンを外してくる。
冬優子のときは「あなたを前に、恥ずかしがる姿を見せては、この変態を喜ばせるだけだ」という強気が見えていたのだが──咲耶のそれは、どこまでも自然体。「ここは脱衣所で、今から私はお風呂に入るんだから──それが当然だろう?」というような手つき。脅迫をするというのは、その雌の精神を征服することであり──咲耶が堂々としているのは、あなたの興を削ぐ代物ではあるのだが──
脅迫者は「自分の興を削ぐ代物」を、「卑劣な脅迫者を前に弱みを見せたくないから、精一杯、虚勢を張っている」と解釈をして、興を盛ることが出来るから──古今東西、全ての存在において最強なのだ。
制服を脱ぐと、咲耶の下着姿。
高い身長に──長すぎる脚。175センチの彼女だが──股下は軽く1メートルあるのではないか、とあなたは錯覚してしまう。
女性の最大の恥辱が全裸ではないと、あなたは知っていた。
いや、健全な男子ならば誰でも知っているだろうが──咲耶がそれを知っているかは、五分五分。だからあなたは、無様にも「ちょっと待て」と、咲耶の脱衣を楽しむために、ショーツに手をかける彼女にストップをかけなければいけないのだ。
主導権を握っているのはあなた。
命令に従わなければいけないのは咲耶。
その、当然の構造を見誤りそうなほどに、あなたは、咲耶に翻弄をされているが──
まだ──
下着姿で窓際に立ち、あなたに肢体を見つめられている咲耶の方が──分が悪い。
合意の上での性交渉では絶対に、脱いだ制服を丁寧に畳むのだろうが──今の咲耶は、脱いだそれを簡単に床に放り投げている。あなたへのかすかな抵抗、と言うところだろうか。
「んっ……♡人に脱げと言ったり、脱ぐなと言ったり……忙しい人だね、アナタは」
咲耶はあなたから視線を逸らして──
両手を、後ろに組む。
命令をされたところで、彼女は絶対に従わなければいけない立場。身体のラインを隠してから、あなたの指示に従わされるくらいなら──自分の意思にすればいい、というところだろうか。
当然ではあるが──
ブラジャーとショーツを着用した肢体は、全裸とはまるで別物だ。
咲耶の大きな91センチGカップは、今、ブラジャーによって持ち上げられている。
全裸になっても若さと、生まれ持っての雌の才能で、乳房の張りは保証されているが──それでも、「あの、白瀬咲耶のおっぱい」でも、重力から逃れることは出来ないのが、この世界の一番最初の物理法則だ。
肩に二本の紐を預けて、乳房を下から持ち上げることによって──
咲耶の谷間、というものは作られる。
窮屈過ぎるほどの締め付けは、咲耶の胸のデカさを示している。裏ルートから入手した「月岡恋鐘のブラジャー」というものが、あまりにもデカく、スイカやメロンをすっぽりと持ち運べるという事実に驚愕を示したのだが──咲耶のブラジャーはタグに「G65」と書かれていて──月岡恋鐘と同等のサイズがある。
普段、制服やライブ衣装越しに見せつける谷間が──そのデカブラによって形成されているものだとは。金はしっかりと稼いでいるし、ファッションにも気を使っているが──物持ち自体はいい白瀬咲耶。彼女のそのブラジャーは長年使っているものであり──多少、くたびれている。その内側──「白瀬咲耶の生乳」を長年支え続けて、彼女の乳から溢れる全ての体液と老廃物を、内側のパッドに染みこませたそれは──「チャリティーオークション」という名目を付ければ、どこかの企業の代表取締役が後々の背任行為による追放を恐れずに──財をつぎ込み、億単位で取引されることだろう。
白瀬咲耶の下半身のショーツもまた、同じ代物だ。
彼女と同じ年齢の、女子高生というのは──
あまりにも、頭が悪い女が多すぎる。
これは男女蔑視ではない。男子高校生の方が、もっと、もっと、頭の悪い男だらけだと知っているからだ。「靴下の左右が違っても、まあ、いいか」という男に比べると──
外からは見えない、下着の上下が違ったところで、何もおかしな話ではない。
だが──
白瀬咲耶には、絶対にそんな過ちは存在しないのだろう。
彼女の下着は上下、しっかりとデザインがそろって大人びた黒色。秘部が薄い布地一枚を隔てて見えないというのは、大きな違い。その布地があるかないかで、全年齢指定か18禁になるのかの大差で──
黒の下着の中でも、咲耶の秘部が触れるクロッチ部分は──
殊更、その漆黒を強めている。
あなたがじ~っと、穴が開くほど見つめて──咲耶もその視線に、気が付いたのだろう。「会場に集まった十万人のファンの、たった一人の視線でも私は気が付くよ」と雑誌のインタビューで語っていたが──それはあながち、女性ファン向けの王子様アピールだけではなかったのだろう。
咲耶の全裸姿を堪能することよりも、下着姿を堪能する方がエロいな、と思い──
あなたは、咲耶に命令をする。
「……わかった
……念を押すが、本当に……
今夜一晩、アナタの妻になれば……あの映像は、処分してくれるんだね?」
咲耶は、あなたに力強い視線を向けてくる。
敵意を煽って、あなたの不興を買って、挑発をする視線ではなく──
瞳だけであなたを掌握しようとするような、代物だ。
あなたが大勢の女性と関係を持ち、更には、ストレイライトの三人を堕とした雄であるから、正面から向き直れるが──中途半端な殺人犯程度では、その視線に屈して、即座に自首をすることだろう。白瀬咲耶という女が、今までの人生で、自分の思う通りに世界を動かしてきた視線に──あなたは、屈せずに──
彼女の言葉に応えず、もう一度、命令をする。
咲耶としては言質を取りたかったのだろうが──、どのみち、二人きり。あなたに「悪党の美学」が存在するならばという前提による言質は、彼女にとって、気休め以上の意味を持たなかったのだろう。あなたに、それ以上しつこく迫ることはなく──
彼女は、その場に跪き──
「どうか……
私のことを……孕ませてください……っ♡」
”すっ”と──
流れるような美しさで、彼女は、土下座をする。
全裸土下座よりも「下着土下座」の方がエロいな、と思うのは、咲耶の脚が長いからだ。
プライドの高い女の、プライドを剥ぎ取って土下座をさせるのではなく──敢えて着たまま土下座をさせるという選択。まんこで快楽を貪るだけの雌豚ではなく、「アイドル・白瀬咲耶」として、最低限のステージ衣装を着せた上での土下座というものは──
自身の発案であっても、想像以上の興奮をあなたにもたらす。
あなたは咲耶のそばに近寄り、彼女の首に──
”かちゃっ”
と──
首輪を、ハメてやる。
ワガママなあさひが、レッスンを抜け出した後にお仕置きとしてハメてやった──動物用の、内側に蚤除け薬が塗られて、肌がカブれる代物ではない。秘密クラブのような会員制アダルトショップで購入した、オシャレなチョーカーに、リードがつけられる代物。黒のそれは、普段の咲耶が着用していても、何一つとしてオシャレを損なうことはないだろう。
咲耶の白く細い喉──こ
の喉から発せられる言葉がドームの数万人を──世界中の数億人を──虜にしているのだ。白瀬咲耶のASMR口説き動画が、黛冬優子の再生回数の記録を更新して大人気だと知っていたのだが──
あなたが今、チョーカー型の首輪をハメて、征服しようとしているのは──そういう女なのだ。
咲耶のことを人間として扱っているので──あなたが彼女の頭を踏んでやると、咲耶は──悔しそうに、腰をびくっと弾ませる。彼女がマゾヒストなのは知っている。あなたと愛依のセックスを覗き見て、あさひに撮影されていることも気がつかず、激しい自慰行為に耽るような女だ。
咲耶の頭を、ぐりぐりと踏みつける。「咲耶様に頭を踏んで欲しいオタクファン」というのは、大勢居ると、ネット掲示板のスレッドで見たことがある。勿論──白瀬咲耶はそんなことをしないが、ファンの幻想においては違う。あなたも自分の立場が、彼女達の捕食者であるから、こうして、咲耶の頭を踏めるが──運命の歯車が何もかもかみ合わず、自分が、咲耶に捕食される側であるとしたら──
その気持ちは、激しくわかるのだ。
咲耶の生足──ハイソックス──黒タイツ。どれであっても、咲耶の脚というものは魅力的。「長すぎるが故に、日本人体系にはフィットせず──実用性特化の安ブランドのモデルオーディションでは、勝率がめちゃくちゃ低く、園田智代子や福丸小糸に負ける」というのが、白瀬咲耶の脚だ。
そんな彼女が──
長い脚を短く折りたたんで、土下座をしながら──
あなたの、汗ばんだ脚に頭を踏まれているのだ。
脚に力は込めない。それは、深く沈み込ませることもないが──浮かせることもない、という意味。咲耶の頭蓋には丁度、あなたの脚の質量がのし掛かっていて──それは決して、愉快ではなかったのだろう。
あなたが、咲耶のリードを”ぐいっ”と引っ張ってやると「おご……っ」と、彼女は汚い声を漏らして──
しかし、その表情には開放感のようなものが浮かんでいた。
自分のことを脅迫している卑劣な男の、卑劣な仕打ちから助けられて──あなたへの感謝を感じているのだろうか。冬優子は「雌って、ほんっとに……頭のわっる~い……♡つよつよな雄様に、食べてもらうための家畜だから……っ♡頭を踏んできた雄がね……脚に力入れないで、浮かせてるだけで……♡頭から脚を離すだけで……♡あっ、ふゆのことを大事にしてくれたんだ……っ♡って感じて……まんこ、濡れちゃうのよ……っ♡」と語っていたのだが──
今の咲耶は、それなのだろう。
あなたに強引にリードを引っ張られて、顔を上げさせられる咲耶。熱に火照って紅潮した頬は、彼女の真っ白な肌にはあまりにも蠱惑的。
咲耶は四つん這いのまま──
ベッドに腰掛けたあなたの股間に潜り込む。
あなたのパンツの膨らみを──彼女は、理解しているのだろうか。
父子家庭で育った白瀬咲耶。一緒に風呂に入ったときに、男の逸物の形は当然、理解しているだろうが──
同時に、彼女の父親が異常性癖者でもない限り──
ギンギンに隆起した肉棒というものは、彼女の理解の外にあるはずだ。
283プロのアイドルがうちの事務所の不真面目な奴らとは異なり、純粋に恋愛禁止というルールを守っているのは、好都合。咲耶は瞳を丸くして、あなたの下着に夢中になっている。全身がぷにぷにで柔らかな女体では、その肉を裂いて、内側の骨に触れなければ得られない硬さが──今、下着の中にあるのだ。
保健体育の授業で習った性知識は持っていても、実感が存在するはずもなく──「股間の中に、何か、サイリウムでも入っているのか」と──咲耶は思っているのだろう。
あなたは、彼女に再度、命令を下す。
「……これを、口で脱がせるのかい?……わからないね……私は、人間のはずだ……っ♡人と犬の最大の違いは、その手を使えるか否か、のはずだよ……っ♡だから……んんっ♡私のことを、人として扱うのならば……私に手を使わせるのが、フェアじゃ、ないかな?」
咲耶はあなたを見つめて──詭弁を弄する。
あなたが彼女に優しく──
「頭を踏んだり、首輪とリードをつけたり」程度で済ませていたので──
咲耶は、立場を勘違いしてしまったのだろう。
あなたは──彼女を冷たく見下ろし、命令を、繰り返す。「二度言わせるな」と高圧的な態度を取るよりも「どれだけ逆らったところで、彼の命令には従うほかにない」とわからせる方がいい、と判断しての言葉だが──
「は……はい……っ♡」
咲耶の瞳に浮かんだ色は──
決して「卑劣な脅迫者に脅されている、か弱い女」の代物ではなかった。
むしろ、それはあなたに媚びているときの、冬優子のような──
と、そこまで考えたところで、咲耶はあなたの下着の隆起した部分を──
”ぱくっ♡”と、一口で咥える。
「口で下着を脱がせる」というのは、男の子が健全に生きていく上で、絶対に通過する儀礼であるのだが──咲耶には、その当然の知識もないのだろう。
まるで、痴女がペニスを弄ぶように──
咲耶の口に咥えられる、あなたの肉棒。
安全日という理由で、むき出しの肉棒で、愛依のデカケツを鷲掴みにしながら、亀頭を膣奥にぐりぐりとねじ込んで、膣内射精をするという──最高の快楽に耐えられるあなたが、その微弱な快楽に弱いというのは理不尽な話だが──仕方がない。「下着越しにペニスを咥えられて、それで勝てる男」というのは、存在しないのだ。
咲耶は歯を立てないように、唇で下着を咥えようとするのだが──どれだけ挑戦をしても、あなたのそれを脱がせることは出来ない。
それは、当然の話。
仮に、彼女の両手が自由で、あなたの下着を摘まむことが出来たとしても──社会の窓に指を引っかけると、下着は伸びるだけで、脱がすことなど出来ないのだ。
咲耶が困惑と混乱をして、無様に頭を振っている姿。彼女が上体を揺らす度に、ブラジャー越しの乳房がふるふると揺れる。あまりにも極上の乳肉で、女子高生という年齢に相応しくない「芯のなさ」を感じさせる──その乳房。白瀬咲耶の凛とした王子様像に憧れている女子中高生は、妄想の中で彼女とレズプレイをするとき、男の胸板と同じ硬さを感じさせる咲耶の乳房に夢中になるはずなのに──それが雄に媚びきった柔らかさをしているならば、詐欺もいいところだ。
ブラジャー越しに胸を揉む、という今後の夢を膨らませながら──
あなたは、ちょいちょいと、指で下着の縁をアピールする。
咲耶はそこで──
”かぁ~~~っ”と、顔を真っ赤にするのだ。
常識で考えればわかることを、わからずに、間違えまくっていた姿。見ている方からすれば可愛らしいのだが、見られた方からは羞恥で一杯なのはわかる。咲耶の態度が可愛らしいなと、そう思って──
もう、完全に──
彼女が、堕ちかけているのだと察する。
未だ、ペニスを膣内に収めてもいない。彼女の身体を脅迫で貪ってもいない。冬優子でももっと抵抗したぞ──と思いながら、あなたは、咲耶が下着を脱がせるのを見守る。
それはまるで──模試の難問の、最初のとっかかりさえ教えてもらえば、後は自力ですらすらと解けるような──咲耶の吸収能力の高さだ。
彼女はあなたの下着を、ミリ単位で徐々にずり下ろしていく。あさひならばとっくに飽きて、駄々をこねて、あなたにパンツを自分で脱がさせるのだが──ハードワークのやり過ぎなことも多々あるので、プロデューサーが手綱を引かねばいけない白瀬咲耶は、それだけ、夢中になったら止まらないのだろう。
やがて──
彼女の肌がじっとりと汗ばんで、下着の繊維に染みこんだ雌のフェロモンが水分を経て──
呼吸をするだけで、くらくらしそうな──
雌の臭いが部屋中に充満した頃──
「──ぷはぁ!」
咲耶は──
ようやく、あなたの下着を脱がせ終えた。
そうしてご対面するのは──あなたの、ギンギンに隆起した肉棒。
咲耶にとっては想定外もいいところだろう。この下着を脱がせる一連の行為は、まるでラスボス戦のようなものなのに──本番は、この先にあるのだから。
先端が包皮を被った、あなたの肉棒。
どうせ、セックスのときには剥くのだから問題はない──と思っていたのだが──
「これが……ペニス……なのかな……
……んっ、いや……
こんな形は……初めて見た、から……っ♡」
咲耶の言葉に──
彼女の父親が、ずる剥けであるのだと、理解らせられる。
真性包茎はともかく──仮性包茎は何も恥じることはない。美容整形企業が、金儲けのために日本数千万人の仮性包茎男子を先導して、一人から数十万円の手術費をふんだくるために作り上げた──ブームに過ぎない。怪しい雑誌の裏表紙の広告を信じて、無理に包茎手術をする方がかっこ悪いのだ、と思っていたのは強がりではなく、心の底からの本心であったのだが──
それでも──
心の中に、ずる剥けちんぽへの劣等感があるのが、男の子だ。
咲耶の父親がそれであることで、あなたが何か一つでも、コンプレックスを刺激される道理はないのだが──「白瀬咲耶という優秀な、175センチGカップの、脚が長いモデル体型の女」が、今までに父親のずる剥けちんぽしか知らずに──日本男性の大多数を占める「仮性包茎」を「あり得ないもの」だと思っていたことへの復讐だ。八つ当たりのとばっちりもいいところだが──あなたの股間にドクドクとこみ上げる血流は事実なので、しょうがない。
あなたは、咲耶の顔に肉棒をぺちぺちと押し当てる。
白瀬咲耶の顔には──下衆な男の指の一本すら、触れてはいけないのだ。
男の掌の汗と脂は、事前にアルコール消毒で、掌の皮がすり切れるほど綺麗にして──ようやく、彼女と握手をすることが許可されるのだ。「頭を撫でる」であっても、恋人同士でなければ地雷扱いされる現代において──咲耶の頬を撫でるのは、親族か身内でないと不可能で──
あなたはそれを、幽谷霧子の小さなお手手や、月岡恋鐘のぷにぷにほっぺではなく──
雄の股間から生えた、醜悪で邪悪な逸物で行っているのだ。
悪臭漂う肉棒に、咲耶は、すりすりと頬ずりをする。口を半開きにして、頬を火照らせて──潤んだ瞳をしているのは「あなたに媚びるため」なのか「無意識」なのか、丁度、判別がつかない。だが──咲耶のすべすべなほっぺは、火照ったところでまだまだ冷たいので──灼けるような体温の肉棒には心地がいいし──何より、咲耶が自分の意思でそれをしているなら、あなたは、拒む理由がない。
咲耶の長い黒髪がさわさわと肉棒に当たって、くすぐったいほどに心地が良く──あなたは、ぶるるっ、と身を震わせる。
不意に、首筋から吹き込む冷たい風に、身震いするのと同じだが──
咲耶にとっては、それが”手応え”になったのだろう。
あなたの肉棒に、彼女は、たっぷりと頬ずりをする。
頭の悪いバカ犬が、飼い主への愛情を示す方法を他に知らず──べろべろと、顔面を舐め回してくるようなのが──咲耶の、頬ずりだ。あなたの脂ぎった金玉を拭き取る、ウェットティッシュの代わりに──すべすべほっぺを使えるという贅沢。咲耶の汗ばんだ頬に、べったりとあなたの陰毛が付着したところで──
あなたは、咲耶のリードを引っ張る。
四つん這いのまま、のそのそと──犬のようにベッドの上に上がってきた咲耶。
あなたは彼女の背後から、尋ねる。
”初めての体位は、何が良いか”──と。
「……後ろから、でも、いいかな……?」
咲耶は──
あなたに、豊満な臀部を見せつけてくる。
この雌は堕ちるまでに時間がかかる──と、思っていたのは冬優子が頑なであったから。
思えば、あさひも愛依も、堕ちるまでの時間はほとんど必要としなかった──彼女達は、自分の仲間である冬優子が雌の喜びを与えられていると知って──すぐに、自分から堕ちてきたのだ。
ユニットが違えば、道理は通用しないと思っていたのだが──咲耶が頻繁に、雑誌のインタビューで語る「事務所が大手でない分、283プロには強い仲間意識がある」という言葉が──
そっくりそのまま、答えなのだろう。
咲耶は──
堕とすための何かなど、必要なかったのだ。
あの日──
社長室で、雌としての喜びを刻み込まれた愛依を覗き見た瞬間に──
彼女の心の中で膨れ上がった感情は──
咲耶自身が、自慰行為を繰り返して爆発させたのだから。