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「だーかーらー……何度も言ってるけど、ちんぽデッカいからってガチ寝取られとかないって……なー、そんなに周子はんのこと信じられへんのー?」  塩見周子は、高級マンションの広いリビング──  北欧製のソファで、あなたの頭を優しく撫でながら、慰める為の猫撫で声をかける。  猫よりも気まぐれな少女は、「男の子を優しく甘やかしてくれる作品」ですら、男の子をいたぶり尽くすことがある。「汐見優子」という商品には、「監督が考えたくだらねえ企画書よりも、彼女を自由にさせることの方が大事」を貫かせる価値があるので許される行為なのだが──しかし、猫のように気まぐれであるからこそ──雄に媚びるように”猫を被り”ながら”猫撫で声”をあげることは、大勢のファンには、信じられないだろう。  塩見周子は──あなたのことが、大好きでたまらないらしい。  恋人の視点で見た、うぬぼれや増長と言われればそれまでだが──それでも周子は、まさか、「寝取られごっこ」であなたが立ち上がれないほどのダメージを受けるとは、思っていなかったのだろう。椅子に腰掛けることすら困難で、周子のすべすべでむちむちな太腿に頭を乗せて──膝枕をされながら、彼女に頭を撫でられて赦しを懇願されているあなた。時代が違えば磔刑にされてもおかしくない──共産主義では許されない、資本主義にのみ与えられた贅沢だが──  とにかく、あなたは周子に膝枕をされながら、スマホを触っている。 「んー、確かに……想像以上に、バカにされてたねーw……あっ、ごめんってばー……んふふっ♡でも……しょーがないじゃん?……優子ちゃんを彼女にした贅沢さんのくせに……早川冴に手も足も出なかった……そーろーちんぽくんっ♡」  あなたが見ているのは──AVレビューだ。  早川冴が撮影した作品が販売されて、それは、あっという間にダウンロードランキング一位を独占した。  普段の売上は周子と肩を並べるのだが──「一年に一度だけの人気企画」というそれは、作品として「絶対にシコれる」ということが担保にされている。大勢のAV視聴者はそれを購入して──きっと、その裏に何百倍もの違法ダウンロード者がいるのだろう。低く見積もったとしても、日本人男性の数千万人はその作品を視聴した──と、言っても過言ではないほどであり──  あなたは──  数千万人の男性に、無様を見届けられたのだ。 「優子ちゃんの彼氏パートがお気に入りでした。モザイクを貫通するような情けなさ。冴ちゃんをほんとの彼女だと思ったのか、頭を抱きかかえて髪を撫でながら名前を呼び続ける気持ち悪さ。本当に最低で、胸くそ悪くて、めちゃくちゃシコれました」 「汐見優子の彼氏、マジでこれでいいの?ちんぽも大したことないし、モザイクついてたけど顔もブスだってわかるし。もっと相応しい男とかいるじゃん。しかも早川冴を彼女にしようとするとか、分不相応すぎw優子ちゃん、こいつとはよ別れて俺と付き合えばいいのに」 「そーろー彼氏くんw今すぐ優子ちゃんと別れよう!!」  つらつらと述べられているレビューは──あなたを、徹底的に小馬鹿にするもの。 「凄テクシチュは、暴発失敗で、女優が犯されてなんぼ」という共通の認識を打ち砕いて、本気で手や口だけで射精をさせるのが「その年、最も売れた最上級の雌」にのみ許された権利。早川冴は四人のAV女優彼氏を相手にして──全員を、手コキで暴発射精させた。勿論本編は、その後で「寝取られる彼女」であるのだが──  それにしたって、早川冴の仕事は怠慢もいいところで──  そんな「怠慢手コキ」にも勝てない彼氏くん達は──  童貞筆下ろし企画の出演者よりも、雑魚ということになるのだ。  あなた以外の彼氏はどうやら、用意されたプロの男優。AV女優にも「セフレはいるけど彼氏はいない」「彼氏がモザイクでも出たくないと言った」など、様々な事情があったらしい。あるいは──去年、汐見優子が大勢の彼氏達を手と口と胸で搾り取ったことが不和の原因かもしれないが──とにかく、早川冴はプロの男優を相手にやる気がなく──  代わりに、同僚で──同時に、売上ランキングでは目の上のたんこぶである汐見優子の彼氏を相手に──最大のやる気を示したらしい。  最短39秒、最長4分33秒の彼らとは異なり、あなた一人にはたっぷりと58分12秒の尺を費やしたのだ。「寝取られているAV女優」以外のレビューでは、あなたに意見が集中するのは必然の理。昔──自分がAVを見ていたときに「男優の鼻のすぴーすぴー鳴る音がうるさい」「男優が喘ぐな」「男優は添え物のパセリなんだから、メインディッシュの前で自己主張をするな」と好き勝手に感じていたそれが──そっくりそのまま、自分に降りかかってきたのだ。 「モザイク濃すぎない?ちんぽとまんこはともかく、顔はもっと薄くてもいいだろ。誰も興味ねえよ、男の顔なんて」と、星5評価なのに星4に減点されるほどに分厚いモザイク。無修正が流出しない限り、「以前、汐見優子の筆下ろしもので、凄テクに耐えきった男」だとはバレないとは思うが──自分の人生が薄氷の上であることは、否が応にも意識をしてしまう。なんせ──あなたは、「雄としては最低のそーろー雑魚ちんぽのくせに、汐見優子を彼女にするとか許せねえ」と、全国民男子に恨まれて、ネットのアングラサイトでは懸賞金まで賭けられている存在なのだ。「汐見優子の素性を突き止めてレイプしてやる!」よりも「その彼氏を捕まえてボコボコにしてやる!」というのは──心の底から彼女達に惚れている男特有の、客観的には整合性の破綻した、しかし、彼らの中では正当化されている理屈が過ぎて、少し、嫌だな──なぞと、考えていると──  ぐるぐるした思考に立ち止まっている、あなたの顔が── 「んっ?大丈夫?……おっぱい、吸う?」  周子には、追い詰められているように見えたのだろう。  彼女は── ”ぼろんっ♡♡♡”  と──  肩紐がだるだるになった黒のタンクトップから、豊満な乳房をさらけ出して──  ノーブラ生周子っぱいを、あなたの顔の前に突き出す。  気まぐれな愛情ではあるが「世界中の男の中では、少なくとも、キミが一番好き」というのが周子なりの愛情表現。周子がムラムラしたときに、あなたが汗臭いちんぽを晒して、周子に臭いを嗅いでもらって『あ~♡これ、麻薬……♡頭、ばかになって……んはっ♡すんすんっ♡ふごっ♡嗅いでると……やなこと、全部……飛ぶ……っ♡』と、彼女のストレスを解消させる薬を処方するのと同じようなものだと──わかっているのだが── 「んっ?……遠慮しなくていいよ?」  塩見周子のマンションの、リビングで、膝枕をされながら──  周子に見下ろされて「おっぱい吸う?」と言われているのだ。 ”ちゅぱっ♡じゅるるるるっ♡はむっ♡むちゅっ♡れちゅ~~~っ♡♡♡あむあむっ♡んまっ♡”  断言をするが──  抵抗できない、という方が、土台、無理な話だ。  塩見周子にザーメン二百発連続ぶっかけ企画の汁男優ですら、応募倍率が「万」を超えたと聞いたことがある。そんな彼女の痴態を眺めながら──しかし、指一本触れることが出来ない彼ら。あまりにも人気すぎて、自分から売り込みに回らずとも勝手に売れるために──普通のAV女優のような「ビデオを三本買ってくれたファンとチェキ会」すらも、とっくにしなくなって済んだ彼女。お気に入りのダーツバーは彼女の事務所が買い取って、彼女が使いたいときはいつでも独占出来るので──夜な夜な、「お忍びのお姫様に出会えないか」と都内のダーツバー巡りをしているファンを袖にする彼女に── 「んふふっ♡赤ちゃん、お腹空いてたんでちゅか~?……あっ♡んっ♡……ほんと、あんた、乳首吸うの上手いよね……っ♡」  授乳をしてもらいながら、乳首責めのテクニックを褒めてもらえるならば──  もう、男としてそれ以上の栄誉は不要だろう。  AVレビューの彼らの陰口が、最早心地の良い、ちんぽにビンビン響くBGMになるような──周子の授乳。「こっちも大きくなってるじゃん……っ♡もー……心配して、損したー……っ♡」と、暗に「心配していた」と男心をくすぐる愚痴を吐きながら──周子は、あなたの勃起ちんぽに触れる。  快楽というのは当然、周子の生お手手で生ちんぽを触ってもらうのが一番だが──不思議なことに、ズボンとパンツ越しに肉棒を愛撫されるというのは──また、違って、それでいて代替不可能な快感がある。思うに、二枚の布地を隔てているので、多少は乱暴に扱ってもいい──というぞんざいさが、快楽に繋がるのかもしれない。周子にズボン越しにちんぽを撫で回されて──「あっ、彼女はパンツの中での暴発お漏らしザーメンぴゅっぴゅを狙っているのだな──」と思ったときには、既に、手遅れ。周子の小ぶりな、しかし、舌先でコロコロと転がせるほどに硬く隆起した乳首をちゅぱちゅぱ吸って、「母親になったときの姿はまるでイメージが付かないのに、しかし、絶対に良妻で賢母になることだけは、無条件で確信が持てる」という彼女の愛情と母性に包まれて──  まさか、逃げ出せるとのたまう男がいるはずもない。  このまま死ぬことが出来れば、それは無機質な薬で意識を失う安楽死よりもずっといいな──なぞと考えながら、あなたは本能の赴くままに──赤ちゃんとは異なる、欲望を満たすための授乳を続ける。乳腺から母乳を吸うために、小さな身体でも必死に乳首を吸わねばならない赤子とは異なり──あなたのそれは、欲望に満ちあふれたもの。周子の乳房が自分のものであると、マーキングをするように、舌をべちゃべちゃと動かして、唾液をたっぷりと塗りたくり──乳首を甘噛みする。醜悪なモンスターのような舌使いだが──彼女は、少しも、あなたに文句を言うことはなく──慈愛に満ちた瞳で、あなたを見下ろしてくる。彼女の片手はあなたのペニスで──片手は「乳首を吸うために、頭を上げなくてもいいように」と、あなたの首を支えてくれる。周子がアラクネのように多腕であれば、頭を撫でて乳首も両方触ってもらえたのにな──なぞと考えながら、あなたは、母親の胎の中で羊水に包まれていたときよりも、ずっと、安らかな気持ちに浸っていると── 「ねっ……  今度さ、新しくAVサークル作ろうと思ってんだよね……っ♡」  周子は──  まるで、「両親のご機嫌がいいときに、自分がコップを割ったことを報告する幼子」のように──子供っぽい、しかし、効果覿面な悪知恵を働かせて──あなたに告げる。  彼女の話曰く──  AV女優、というものはピンハネが激しいらしい。  勿論、それはAV業界に限ったことではなく、「自営業として契約を結んでいるのに、都合のいいときだけ社員扱いされて、報酬が不当に低く結ばれている」という──芸人や音楽家や作家に、共通して存在する悩み。AV事務所や制作会社が売れない女優の仕事を保証したり、編集やスタジオや機材で経費がかかったり、そこで働く人間の給料も払わなくてはいけないわけで──  という一般論を、考えつかないほどに周子もバカではないだろう。  飽くまで、これは彼女なりの照れ隠し。性に奔放で、楽しいことが大好きな彼女にとっては「売れるよりも、自分たちが楽しい作品を撮影したい」と思うのが当然。  元来、セックスが大好きだからAV女優になったはずなのに──「気持ちいいハメ撮りの撮影」ではなく「お客さんが悦ぶための”商品”の撮影」になっているのが、矛盾と言える。周子の望むAV会社というのは──「自分が楽しいセックスをして、お客さんはそれに悦んでお金を払う」という──頭の悪い代物だが──  いかんせん、そこに存在する商品が最上級なのだ。  最高級宝飾店。あまりにも高額すぎるために「現金支払いは出来ない」ような店で、ショーケースに並べられている──「店の価値を高めるために、非売品として置かれている最大級の宝石」を──露店の商店で売るのだ。周子の魅力があれば、スマホで適当に撮影した、ブレブレのハメ撮り動画ですら同人AV界隈では黒船として扱われるだろう。  あなたが、三流の女に適当なアニメコスを着せている同人AV屋さんならば、「プロがアマ界隈に参入してくるなよ」と──「動画サイトとテレビの芸能人」みたいな価値観で否定をするかもしれないが──周子の彼女としては「周子とセックスして金を稼げるのだ」と言われて──彼女の授乳手コキと同じくらい、逆らえるわけもない。  その上で──  今、あなたのちんぽは限界を迎えているのだ。 ”早川冴”によるちんカリ手コキも十分に気持ちよかったが──飽くまで、雄の普遍性を刺激しているだけの彼女とは異なり──恋人である、”塩見周子”のプライベート弱点責め責めズボン越し手コキを受けていれば──当然、そちらの方が──  少なくとも”あなた”には、気持ちがいい。   あなたの為にオーダーメイドで作られた周子の性癖責め。AVを鑑賞しているときに「あっ、これは自分が好きだと言った乳首の舐め方や、金玉の触り方だ」となることは多々ある。周子は「ねぇ~……せっかく、個人で撮影するのに……一回ずつ男優さんに依頼したら、面倒でしょ?」とあなたのご機嫌を伺うように、ごろにゃんと、猫撫で声を奏でてくる。猫を被った周子のにゃんついた態度が──『そのぶっと~いちんぽで、周子ちゃんをハメ潰して、おまんこの一番奥にザーメンびゅーびゅーするとこ、日本中の男の子に見せつけてくださ~いっ♡』という懇願であるのだから──肉棒が、イライラしないわけもない。  だから──  あなたは、周子に授乳されながら、肯定をする。  勿論──「乱交物はともかく、男優が一人の場合、自分以外はいやだ」という条件も付けたのだが──普通ならば「わかった」と言うだけのそれは、周子の豊満な乳房と乳首で口を塞がれているときは困難で”んまっ♡んちゅっ♡わかっ♡んみゅっ♡った♡”と無様な返答になり──それでも、周子は少しもあなたを幻滅せず、菩薩と見紛う如きの表情であなたを見下ろして──  それから── 「ねっ……最初の一人目は、決めてるんだよねー♡  んっ?違う違う……勿論、あたしも出演するけど……あたしは飽くまで、監督権選手の、プレイングマネージャーだから……っ♡……撮影する女の子は……んふふっ♡別にいるよね~♡」  周子は、あなたのスマートフォンを手に取り── 「変態そーろー男子を暴発射精させて、愉悦に浸った、蠱惑的な笑みを浮かべている早川冴」を──あなたの顔に、向けた。  ともすれば、自分の両親を惨殺した犯人よりも遥かに──あなたにトラウマを植え付けかねない、早川冴の顔だが──塩見周子の膝枕で、授乳手コキをされているのだ。世界中の何か一つにすら、恐怖を抱くはずもなく、あなたは──生まれてきたばかりの赤子よりも、無敵な存在。   「というか、これを見て思ったんだよね……っ♡あたし、紗枝はんと仲よくて……でも、向こうはあたしのこと、ライバルとして見てるみたいだから……んふふっ♡売上一位の、あたしの彼氏の無様なとこ、日本中に晒すのも計画の内だったのかもね……っ♡……あたしはいいけどさぁ……巻き込まれて、小馬鹿にされて……無様、見せつけられちゃった男の子に……  紗枝はんが復讐されても……文句、言う権利なんてないよね……?  だって、あんたは何も許可してないのに、勝手に部屋に上がり込んで、撮影されて、えっちなことされたんだから……  ……紗枝はんも……勝手に部屋に上がり込まれて、撮影されて、えっちなことされても……文句、言えないでしょ?」  周子の言葉は──  さながら、サスペンス漫画で復讐を煽るサイコパスのようなものだ。  小早川紗枝に「恐怖」を抱いても、「恨み」はほんの少しも、感じることはなかった。誰が悪い、というならば「AVの制作会社」であり、引いては「そこで撮影している周子」なのだ。幾ら無様な暴発射精を強制されて、全国でさらし者になったところで──小早川紗枝は、自分の役割を──「去年の周子」と同じように果たしただけ。だから、彼女に抱いた怒りが『このメスガキが……大人の男を舐めやがって……ぶち犯すぞ……』よりも先に行くことはなかったのだが── 「なぁ~……  あんたの彼女で、紗枝はんの友達の周子ちゃんの手引きで……  本気の本気……いつも、手コキとかフェラだけで、本番ほとんどなくて……たまにやっても、単調な騎乗位だけで……『冴ちゃんに本番は求めてない』とか、AV女優として最低な悪評広げられても、それをどや顔で誇って……あたしらのこと、こっそり、裏で”膣土方”ってバカにしてる……あの紗枝はんのおすまし顔……  ぐっちょぐちょになるまで……汚して見たくない……?」  周子の言葉で──  あなたは、立派な精神異常者になってしまった。  強姦を肯定する理由が存在していいわけがない。小早川紗枝が、男の寝室に入り込んできても誰も訴えることはないが──あなたが小早川紗枝の寝室に入り込むのは、裁判長が男性であれば情状酌量の余地なしで異例の即日処刑が執行されるのだ。それでも──「先に喧嘩を売ったのは紗枝はんの方だ」と、まるで子供のような理屈に脳内を支配されて──  あなたは、周子の提案にこくり、と頷いた。    にやっ♡と笑みを浮かべて「んじゃ……これ、ギャラの前払いね……っ♡」とあなたに囁き──ズボン越しに、乱暴に掌をぐりぐりと押し込んでくる周子。ちんカリよりはずっと強いが、しかし、同時に弱い──矛盾した刺激を与えられて、あなたは即座に絶頂寸前。  指先一本であなたを射精に追い込んだ紗枝とは、対極的なご奉仕であり──あるいは、あなたが犯される周子を見て嫉妬したように──「それが演出上仕方がないし、男はそういうものだ」と理解をしていながら──  彼女もまた、紗枝の指一本で射精させられたあなたに──複雑な感情を抱いていたのかもしれない。  男を小馬鹿にする小悪魔のご奉仕より──男を、も~っと大きく馬鹿にする、大魔王の悪戯の方が気持ちいいよね?と言わんばかりの、周子なりの不器用な愛情表現。普段の、飄々とした顔つきとはことなり──とろんと、目尻を落としながらあなたを見つめているそれは──さながら、大好きでたまらないペットの大型犬の腹に顔を埋めて、もふもふを堪能するようなものなのだろう。金玉の中でぐつぐつと煮えたぎり、小早川紗枝への復讐劇を考えている、特濃精液を──横取りするように、自分で射精させようとする周子の手つき。まずい、ズボンとパンツを脱がなければ──という思考が浮かばないほどで、「暴発射精」という意味合いでは、以前の紗枝と何も変わらないはずなのに──あなたには雄としての屈辱はまるで存在せず、ただ、満たされる感覚に浸りながら──  やがて── ”むぎゅ~~~っ♡♡♡”と周子が股間を強く押して──お漏らしを強制させるので──  あなたは、そこで耐えきれず、肛門の力をふっと緩めて、尿道を開放して── ”びゅるるるるる~~~♡♡びゅるるるっ♡どぴゅどぴゅっ♡びゅるるるっ♡” ”びゅくっ♡ぶびゅるるるっ♡どぶっ♡どくっ……♡びゅるるっ……びゅくんっ♡びくっ♡” 「あはっ……♡いっぱい出まちたね~♡」  下着とズボンの中に──  これ以上ないほど、情けのない射精をぶちかました。  元々、自分の性欲が激しい方だとは知っていたので──「自慰行為」は日課のように済ましていた。初めて精通をした日から、性欲を処理しないことは滅多になく、修学旅行でもトイレの中で済ませたほど。なので「パンツの中にお漏らしをする夢精」というのは、都市伝説的な側面もあるとまで思っていたのだが──  パンツの中に、そのまま吐き出すという背徳感に──  あなたは、ぞくぞくと背筋に痺れを感じる。  周子の指示で、お風呂場でおしっこをして、彼女の顔にぶっかけたことがあったが──それ以来の背徳感だ。ベトベトになったパンツは、きっと、あなたの興奮を煽るために「周子が手洗い」をしてくれるのだ。至れり尽くせりのご奉仕。人間が何万年も生きてきた歴史の中で、周子に匹敵する美女は「傾国」と呼ばれて数人はいたのだろうし──そんな最上級の雌を、武力や腕力、権力に任せて妻として娶ることが出来たものは大勢いるのだろうが──パンツの中の、お漏らしザーメンを手洗いで綺麗にしてもらえるほど、たっぷりの愛情を捧げてもらえる雄は──人類有史以来、自分しかいないだろう、と、確信を持つことが出来る。あなたは、そのまま悦に浸っているのだが──周子にパンツを脱がされて──「ん?これ?……秘密兵器♡」と言われて、彼女にジップロックの中に包まれる。チャックを閉めれば、液体ですら漏らすことがない密閉空間で──ほかほかこってりザーメンが染みこんだパンツを、収納するのだ。周子はまるで、「お手軽煮卵」でも作るかのように、ジップロック越しにザーメンパンツを揉みしだき──袋越しに”ちゅっ♡”とキスをする。唇を蛸のように窄めて、色気も何もないその姿は──人気トップAVアイドルの塩見周子のテクニックだと思うと──あまりにも興奮して──あなたは、彼女のお望み通りに、周子をソファへと押し倒す。背もたれが倒れて、いつでも、ムラムラしたときに発散できるソファベッドであるのだが──どうやら、今の周子はたっぷりと貪られることがお望みらしい。以前の撮影で、黒人AV男優にたっぷりとつけられた、首筋のキスマークが薄く残っていたので──嫉妬を露わにして、彼女の真っ白な喉に──さながら、吸血鬼のようにかぶりついてやると、周子はゾクゾクと背筋を震わせるので、だから、それだけでイったのだと察した。

Comments

谷澤晴夫

同じ手コキなのにこっちは甘々で最高に良い!続編に期待が高まります。