Home Artists Posts Import Register

Content

①恋人の塩見周子が寝取られているところを見せられながら、小早川紗枝にちんカリ暴発射精させられる話 「はーい……今回はこちらのおうちに、お邪魔して行こうと思いますえー♥……ほな……ごめんやす……♥」  あなたはそのとき──自分の部屋で、くつろいでいた。  同棲相手は今、撮影のために不在中。都心に近い4Ldkの家族用マンションは無駄に広く、彼女の寝室と物置部屋を含めても余っていたので──「あたしがいないときに家事やってくれるなら、棲んでもいいよー」と言われて、同棲することになっていたのだ。  誰もいないのならば、リビングで居心地良く過ごせばいい──というのは、素人の発想。  一般家庭に育ったあなたにとっては、彼女のリビングはまるでショールームのような居心地の悪さを感じるのだ。あなたが半年働いても、買うことが出来ないような北欧製のソファを「どうせ使わなくても税金で取られるなら、使った方がお得」と──”税金対策”で購入が出来るような──、一般庶民の金銭感覚とは、遥かにかけ離れた彼女。飲み物のシミがこぼれるだけで大変だ、と思うと──あなたが引っ越し前の部屋から持ってきた、一万円もしない、パイプがぎしぎしと不快な音を響かせる安物ベッドでくつろぐのも無理がないことだろう。  借りてきた猫は、所詮、住民票を移し替えたところでお客様。だからあなたは、自室でスマホを弄り、「今夜は焼き魚の予定だが、彼女の気まぐれ一つでピザのLサイズになるので──今のうちにクーポンがないか確かめておこう」と思って、スマホを眺めていたのだが── 「んふっ♥うっわぁ……男の子の部屋の……すんすんっ♥特有の臭い……♥すんっ……くんくんっ……ふはぁ……♥くっさいわぁ……♥生臭くて……んっ♥ちんぽシコったこと、バレてないと思ってる……っ♥雄臭いお部屋……へぇ~……ここで、あの子をあんじょうなかせてるんやねぇ……♥」  唐突に部屋に乱入してきた彼女に── ”びくっ”と、寝転がっていたあなたはその場から十センチは浮いて、驚いた。  対人のスイッチを完全に切って、無になっていた状況。  空き巣や強盗の方がよっぽど、精神が平静を保てるのは──彼女があまりにも当然のように、部屋に入ってきたから。  後々考えれば、合鍵を、同棲相手から渡されたのが自然だ。  だが、この時点で「合意の上」と考える余裕が、あるはずもない。せめて、バズーカ砲でもぶっ放してくれればよかったのだが──大人しい声色で、静かに語りかけてくる彼女に──そりゃ、驚くなと言う方が、土台、無理な話だ。 「んしょ……ここに設置して……あと、こっちも……ええとー……ほーらっ……うち一人に、全部やらせる気なん?あらまぁ……随分と彼女さんに愛されているようで……しんどいわぁ……♥」  皮肉を受けながら、何がなんだかわからず──  あなたは、唐突な来訪者に従って──カメラを三脚に設置する。  眼前にいる少女が誰かは、知っていた。  勿論、面識などあるはずはない。あなたの一方通行ではあるが──  その「一方通行」は、日本に住むほとんどの男が抱いている代物だ。  お淑やかな桃色の着物に身を纏った、背の小さい少女。140センチ代後半程度の、女子小学生と見紛うような体躯は──こと、彼女が生きる業界においては「天性の才能」と呼ぶに相応しいもの。画面越しで眺めているだけでも「いい匂い(確信)」だとわかるのに──部屋にいる彼女の匂いは果たして、どれだけ男性を狂わせることか。普段から極上の美女と同棲生活をしているあなたにとって、女体の香りというものは「ちんぽにバッキバキにくるもの」であり──  だから、彼女のように 「街中ですれ違ったときに、思わず振り返って、今の女の子、すっげえいい匂いだったな……」  と、うっとり感傷に浸るタイプは、珍しい存在なのだ。  あなたは、彼女の指示に従って──  部屋に、四台のカメラを仕掛ける。  画像も動画も、高性能なスマホが一台あれば十分な時代に逆行するような、本格的なビデオカメラ。同棲相手が、動画サイトを巡りながら時間を潰すのが好きで──その中で、ユーチューバーが撮影用に購入していたから知っている。一台に0が6つ付くような、超高級品のカメラ。万が一にも壊してはならない、と──あなたは自分の寝室でありながら、完全にテリトリーを浸食されて──肩を竦めて、縮こまっていた。 「もう……そんな緊張しなくてええのに……♥ふふっ♥童貞さんってわけでもないんやろ?……なぁ……うちのこと、知っとる?……知らないはず、あらへんよなぁ……♥情報は入ってるんよ?AV大好きの変態さんやって……っ♥」  彼女は── ”さわっ♥”  と──あなたのズボン越しに、肉棒を撫でてくる。  148センチの小さな少女が──あなたのねずみ色のスウェット越しに、股間を撫で回してくるのだ。つい数分前までは、「サンマを用意していたけど、ピザも食べたいな」と思いながら、心のスイッチを切っていたあなたにとっては──異世界転生よりも、状況が飲み込めない、非現実的な代物。あなたは彼女に股間を撫で回されながら、落ち着こうと深呼吸をするのだが──それが、致命傷。「彼女が、雄を発狂させるほどにいい匂い」をしていることは知っていたはずなのに。アロマ、というよりは「お香」と呼ぶに相応しい、彼女の香りに──いや──  あるいは本能的に、その致命傷を求めて深呼吸をしてしまったのかもしれない。 ”とろぉ♥”  ──肉棒の先端から、我慢汁が溢れてくる。  極上の美少女が自分に、性的なアピールを向けてくるのだ。箸より重たいものを持ってはいけない彼女のお手手が──自身のスウェット越しに肉棒を撫でてくる状況。部屋着を毎日洗濯するほどの潔癖症でもないので──度重なる自慰行為と性行為の後で、ちん先が布地の裏側に密着して、繊維に染みこみ──それは、表側にも雄の汚れが染みついている──ということだ。  小便を終えた後で、尿道からじわぁと、残尿が溢れてくるのと同じ現象。彼女が触れているのは、つまりは、そういう箇所であり──それでも、表情には不快感を一切浮かべない。彼女の年頃であれば、男子の下品なエロ話を最も嫌う時期であるし──何より、その顔つきの「清楚な美少女」からして──少なくとも、男のちんぽをカリカリとズボン越しにひっかいて、蠱惑的な笑みを浮かべてはいけないのだ。 「ええ反応どすなぁ……っ♥うち、敏感な男の子好きなんどす……っ♥か弱い女の子の、指先一本……っ♥男の子が、ぜ~ったいに負けるはずもない……148センチの女の子に、ちんカリされて、おちんちんびくびくっ♥くるしいなぁ♥つらいなぁ♥おちんちん、はよう気持ちよくなりたいなぁ……って、泣いちゃうの……たまらなく興奮するんどすえ……っ♥」  彼女はそれから── ”ぴっ”  と──テレビのリモコンを、操作する。  そこで気がつくのも、遅いと笑われそうだが──  現状のこれは、当然ではあるが”彼女”も同意の上だ。  バラエティ番組のドッキリ企画。同居人やマネージャー、恋人や妻の許可を得て、事前に自宅にカメラを仕掛けるのと同じ。”彼女”が事前にスタッフを部屋に招き入れて、準備をしていたのであれば──後は、機械音痴の眼前の少女が、スイッチ一つで全てをこなせるように、準備万端を済ませておくのは当然のことだ。  画面の向こうには── 『やっほ~♡あたしの彼ぴっぴ、見てる~?……んふふーっ♪』  あなたの恋人が──ベッドに、座っている。  生中継であることは、即座に理解が出来る。彼女は今日の朝、部屋を出て行ったときの格好をしている。  そして──  隣に座っているのは、二人の男性。  筋骨隆々で、肩幅の時点から日本人とは遺伝子から異なる、と理解をさせられる──黒人系の男性が二人。肌の色で差別をすることが、どれほどに愚かであるかを理解しているが──おちんちんは別。「黒人のムッキムキなマッチョは性欲が旺盛」というのは、精通し立ての幼い頃から、刷り込み教育で本能的に刻み込まれているのだ。  あなたの恋人──  塩見周子──    もとい、トップAV女優の汐見優子にとっては──彼らは、顔見知りもいいところなのだろう。  日本の中心である京都出身で、実家は和菓子屋。日本人離れした銀髪や顔つきをしているが──しかし、和服を着れば一気に「純和風」という言葉が似合う美少女。妖狐やくノ一のコスプレが似合うタイプの少女が──ムキムキな黒人に犯される、というシチュエーションは、一定以上の需要があるらしい。あなたが知っている限りでも、彼女、「汐見優子」は若妻、潜入捜査官、巫女として──その黒人AV男優に犯されていた。  だから──  今更、寝取られを感じるはずもないのに── 「あら~?……優子はんの姿を見た途端……おちんぽ、びくって跳ねて……かわいらしいなぁ……っ♥大好き彼女さんと……らぶらぶえっちするはずだったのに……♥大好き彼女が……つよつよな異人さんに、腰と太腿撫で回されて……びくびくっ♥ざこおす特有の、鬱勃起しとるの……ええなぁ♥雄として……弱すぎて……っ♥興奮するえ……♥」   それでも──  あなたの肉棒は、本能的に「寝取られ」を感じてしまうのだ。    隣の少女は、あなたの肉棒を撫で回し続けている。亀頭の周りをくるくると指先で回るのは、果たして周子が彼女に教えたのか──それとも、雄の共通する弱点なのか。彼女達のように、何百本もの肉棒を咥え込んだ経験がないので、わかるはずもないが──それでも、気持ちよさに腰砕けになりそうで、歯の根がガチガチと震えているのは事実だし── 『んんっ……♡我慢しないと……だめ……だよっ……♡』  あなたの快楽に比例するように── ”むにゅ♡”  と──  画面越しの周子は、二人の黒人男性に乳を揉まれるのだ。  求められれば、乱暴に乳を鷲掴みにして、腰を振り、女性を「ぶち壊すこと」をする彼ら。だが、結局のところはプロフェッショナルとして、求められた役柄を演じているだけなので──  今のあなたには絶望的なことに──  彼らは、女性を優しく気持ちよくさせることに長けているのだ。  周子の胸を揉む手つきは、繊細もいいところ。何度も枕を共にしたあなたが、ようやく、文字通り「手探り」で身につけた周子の弱点というものを──彼らは、何百人もの女を食ってきた経験で本能的に理解しているのだろう。横乳をくすぐられるようなフェザータッチと──乳輪の周囲の、色が変わっている境目を爪で強めに引っかかれる、という弱点を徹底的に愛撫されて──周子は、「ただ、胸を揉まれるだけでも感じて、喘ぎ声を漏らし、まんこをじわぁと濡らす淫乱バカ女」に落とされているのだ。 『……んっ♡あっ、きもち……っ♡んはぁ……♡ほらっ、彼氏くん……我慢、だよ……っ♡お射精、びゅーびゅーしたら……優子ちゃん、寝取られちゃうよ~♡』 「……んふふっ♥そやったなぁ、まだ、たいとる発表してなかったなぁ……こほんっ♥」  わざとらしい咳払いを一つ、して──  あなたの隣に座った少女は、カメラに笑顔を向けて── 「現役人気和風AV女優、早川冴はAV女優の彼氏を落とせるのか~!っ♥本気の凄テクで1時間我慢できたら彼氏くんは冴ちゃんも彼女に出来ますが……出来なければ、彼女が寝取られるところを見届けてもらいます(笑)FA○ZA売上ランキング上位五人の彼氏くんに挑戦してもらいますっ!  ……んふふっ♥……”たいとるこーる”、ゆうやつや……♥」  AVのタイトルを──朗読した。  あなたも、そのシリーズは知っている。  以前、周子が「汐見優子」として主演を務めていたから知っているのだ。  その年──最も人気のAV女優だけが主演を務める栄誉を得られる、超人気シリーズ。  タイトルがあらすじ、とはよく言ったもので──内容はそのままだ。「トップAV女優が、人気AV女優の彼氏に凄テクで搾精を行い、一時間を耐えることが出来れば──その男は幸運にも、二人の最上級な雌を恋人にすることが出来る。だが──迂闊にも搾り取られてしまえば、自分の最愛の恋人が犯されているところを、負け射精に浸りながら眺めることしか出来ない」というもの。  周子が出演したのは、あなたが再会する前。  勝手な片思いではあるが、発売の予告が出たときから、心臓はバクバク暴れて、夜も眠れなかったのだが──なんてことはない。 「一時間」という時間設定は──  最初から、男にとって勝ち目のないゲームなのだ。  ブスやおっさんを相手にしても、肉体の刺激で肉棒は硬く隆起する。それは、子孫を残すことをDNAに刻み込まれた人間の本能上、どうすることも出来ない理屈。そして──彼らの眼前にいるのは、トップAV女優。その年、日本中の男から──いや、日本のAVが世界的にも評価されていることを考えると──「世界中で、最も多くの雄から精液を搾り取った雌」が目の前にいるのだ。  塩見周子のぱっちり大きな瞳に、長い睫毛。スタイル抜群の痩身では目立たないが──彼女の顔の小ささ、というものは──芸術の領域に至っている。「たかが矮小な人間が、頭をこねくり回して作り上げた彫像」なぞでは絶対に到達することが出来ない──「神が、自分でシコるために最大の力を注ぎ込んだクッソどすけべなオリキャラ」にしかあり得ない絶妙な黄金比によって成立する塩見周子の顔から──真っ赤で長いベロが、伸びてきて── ”べっろぉ~~~♡♡♡”  と──顔面を、舐め回してくるのだ。  どれだけ優秀なAV女優を恋人にして、鍛えられたところで──「本気で搾精する気の、最上級のトップAVアイドル」に勝てる道理は存在しない。視聴者も、本当に周子が寝取られるところを見たいわけではないのだ。目的は「彼氏が射精させられて、絶望を感じながら犯されているAV女優」であり──「汐見優子」のファンのあなたですら、そのAVで主にシコっていたのは、NTRパートの部分だった。  だが── 「優子はんから、聞いとるんどすえ?……あれはにせもの、いかさま、いんちきで……本物の彼氏ではないと思っていた……って……っ♥……んふふっ♥んなこと、あるわけないのになぁ……?」  あなたはその「AV女優の彼氏」が──偽物、だと思っていた。  当然ではあるが、毎年都合良く、人気上位のAV女優に彼氏がいるはずもない。肉体関係を持っているセフレがいたとしても、本命の彼氏がいるとも限らないし──その彼氏が、幾らモザイク越しとは言え「絶対に勝てない上に、彼女が犯されるシチュエーションに『うん』とは言わない」とも思っていた。実際に、彼らの一部は「企画が適当に用意した、偽物彼氏のプロ男優」なのだろうが──  だが──  今日の、早川冴の行動で、気が付かされた。    彼らは──  事前の許諾なく、有無を言わさず、出演を強要させられたのだ──と。  素人ナンパ物や童貞筆下ろし企画を「やらせ」と断定するほどに、AV知識を身につけてしまった身の弊害。まさか現代でコンプライアンスを守らずに「部屋に乱入してきて、いきなり逆レイプしてくる」という代物が現実であるとは思っていなかったので──これは、一種の現実逃避と呼ぶのかもしれない。 「ほらほらぁ……っ♥うちのおてて、気持ちいいやろぉ~……?よわおすのばかちんぽ……♥我慢するだけ無駄なんやから……ほーらっ……♥こんな、汚くてくっさい……我慢汁まみれのちんぽ……うち、はよう終わらせたいんや……っ♥だから……なぁ……っ♥さっさと、負け犬せーしこきこきして……優子はんが、寝取られるところ見届けておくれやす……っ♥」  早川冴の言葉で──  あなたはようやく、画面に表示されているタイマーに気がついた。  時間は既に、一時間の内の「四十分」が消費されている。  以前、周子から「十分間の凄テクを我慢したら中出し射精」という奉仕を受けたときがあったが──あのときは、十分という時間制限のために、身体を暖める前戯はカウントされなかった。だが──今回の早川冴は、まるで逆。一時間という圧倒的に潤沢な時間の余裕があるために──あなたが、カメラを設置していた時間からカウントをしていたのだろう。  男として、とことん舐められている──バカにされている──  と思うのだが、身体は正直で陥落寸前。 『我慢……して……やぁ……っ♡んっ♡はぁ……やんっ♡乳首……抓る……なぁ……っ♡クリ、こねこねするなぁ……♡んっ♡やらぁ……♡つっよ……っ♡雄として……すんすんっ♡逞しすぎて……これ……やだぁ……♡』  画面の向こうでは、恋人である塩見周子が乱暴に、黒人男性に身体を弄ばれている。 「挿入」はあなたの敗北が決定するまでは禁止されている。だが──まんこをトロトロにして、敗北射精と同時に挿入をするために、秘部を濡らすのならば別。「彼氏くんが、トップAV女優にちんぽ弄られて気持ちよくなっているのだから、浮気をされても文句は言えないだろ」とでも言いたげに──黒人男性は周子の乳首を抓り、秘部を下着越しにくにくにと愛撫していく。どれだけ──日本人が努力をしたところで、生まれ持った血の時点でレベルが違う。あなたの隣にいる早川冴が、京都の地で何百年、純血を保ち続けて、「純和風美少女」の究極体を保っているように──過酷な環境で生き延びた祖先を持つ彼らが、逞しい生命力を持っているのも必然の理。身体能力の優劣を競う単純な競技であればあるほど、彼らが上位を独占するこの世界において──あなたは「周子の乳首と秘部を愛撫する、指のぶっとさ」だけで、永遠に勝ち目がないと感じさせられてしまうのだ。  乱暴に、彼女の乳房が歪む力で揉みしだかれている光景。皮膚が薄い上に、敏感な肌を持つ周子の内腿は、彼らの指の後が痣のようにべっとりと残っている。周子曰く「日本人とは、体質からして違うのだ」と言う──モンゴロイドとニグロイドの体臭の差異。周子は、彼らの舌でべろぉ~♡と頬を舐められて──乳首を吸われて──それから、乱暴にクンニを受けるのだ。どれだけ、望まぬ相手であっても──肉体の快楽に反応してしまうのは、今、早川冴の手コキで気持ちよくなっているあなたが一番、理解している。周子の受ける屈辱を考えれば考えるほどに──あなたの肉棒は硬く隆起して、我慢汁を溢れさせて──まだ、「パンツ越しで直に触ってもらっているわけでもない」のに──もう、限界を迎えているのだ。  息を切らして、どうにか画面のタイマーを眺めると── 「ほらほらぁ……っ♥  一分経過……残り、十九分どすえ……っ♥」  ようやく──  たった、一分が過ぎ去ったのだ。  塩見周子の本気の凄テクに、たったの十分すら我慢が出来ないあなたが──  その、倍の時間──早川冴から奉仕されて、勝てるはずがない。  彼女がここまで使っているのは、親指と人差し指と中指の──たった、指三本だけ。それでも──サドロリAV女優として莫大な人気を放ち「本番が一つもない手コキAVでも、簡単に売上一位になるほどに、魔性の雌」にとっては──あなた程度の弱っちい雄を籠絡させることは、簡単らしい。最上級のテクニックであるが故に「万が一の暴発」すらさせることがなく、真綿のオナホールで肉棒を締め付けてくる早川冴。「ほぉら……♥うちのさらさらな髪……んふふっ♥好きなんやろ?……ええよぉ♥髪、撫でて……♥頭抱き寄せて……ぎゅ~ってしながら……恋人同士みたいな、いちゃいちゃごっこしても……っ♥」と、彼女があなたに囁き──「ふざけるな、バカ」と感じても、絶対に口が出せないほどに──あなたは、すっかりと心を落とされている。   こちらが周子を見ている、ということは──  周子もこちらを見ているのだ。  彼女がAV女優であるのは、今更の話ではない。彼女が誰と寝ても、裏切りにはならないと思っていたが──その、逆は別。あなたが他の女の手で気持ちよくなって──更にはその結果、周子が犯されるというならば話は別で──だから、必死に我慢をするのだが── 「なっ……ほな、こういうのはどう?  残り十七分……うちのこと、彼女さんにしてくれるなら……お手手、ゆうくりしたげるし……  うちのこと、ただの”えーぶい女優”として見てるんなら……絶対に射精させて……あの、むきむきでつよつよな異人はんに……”周子はん”のこと、抱かせたるよ?」  彼女は──  あなたの耳元で、カメラには聞こえないように──周子の本名を出して、囁いてくる。  勿論──彼女も周子もプロであるし、制作サイドも彼女達のご機嫌を損ねたくはない。後になって冷静に考えれば「汐見優子の本名が漏れたところで、該当箇所を編集してカットすればいいだけ」なのだが──  人気トップのAV女優から、我慢限界のちんカリを受け続けて──  まさか、冷静でいられると思うなら、そいつが間違っているのだ。  我慢汁をだらだらと垂れ流しながら、あなたは── 「……んふふっ♥うち、彼氏とかおらんから……こういうの、憧れやったんよねぇ……っ♥優子はん……見とる~?彼氏はんに……うふふっ♥抱きとめてもらったわぁ……っ♥」  早川冴の身体を──ぎゅっと、抱きしめる。  148センチの小さな──お人形のようなサイズ感。性欲をぶつける、アニメカバーの抱き枕ですら150センチはあるんだぞ──と憤りを感じながら、あなたは彼女の頭を抱きかかえる。自分の胸元にすっぽりと収まる、オモチャのようなサイズ感。彼女の髪に鼻を埋めて、すはすはと匂いを嗅ぐ。どうせ、生ぬるいことをしていたら脅迫されるのがオチだし──彼女は、自分を恋人扱いしてほしいと言っていたし──  というのは、嘘だ。  実際には──  早川冴を抱きしめた瞬間に──あなたは、自分の本能に逆らえなくなってしまったのだ。  ペニスの朝勃ちよりも、しょうがない不可抗力。股間にちんぽを生やして、この世に生まれ落ちた人間が抵抗を出来ない本能であるのだが──それでも── 『んっ♡こらっ、やめ──んんん~~~っ♡♡♡』  画面の向こうで──  あなたの恋人の塩見周子が──黒人男性に抱き寄せられて、乱暴にキスをされている姿に──  たまらない屈辱と──  どうしようもないほどの、興奮を抱くのだ。  挿入以外の全ては、彼らにとってゲームの範囲なのだろう。あなたが早川冴を抱き寄せて、髪の匂いを嗅ぎながらちんカリしてもらうならば──逆に、彼らが「汐見優子」を抱き寄せて、唇を奪っても同じだということ。どこまでが、釈迦の掌の上なのかは知らないが──それでも、周子を助けるために──彼女を失わないために──と、あなたは必死に悲劇のヒロインを演じて、力強く──腕に、青筋がピキるほどに早川冴を抱き寄せて、本気の恋人のように「さえ……さえ……」と囁きかけるのだ。  彼女にとってそれは──  まるで、風俗嬢と客のような関係であり、気持ち悪くてしょうがないはずだ。  勿論──「先にそれを提案してきたのが、早川冴の方だ」という理屈は、ワガママな女心に敵うことはない。あなたの囁きに、早川冴はぶるぶると身震いをする。一見すると、「彼氏に耳元で名前を囁かれて、うっとりしている女の子」だが──男心を掌握する塩見周子を恋人にしているあなたが、まさか、見抜けないはずもない。 「超一流のAV女優を彼女にしている男でしかわからない、最上級の演技」ではあるが──  彼女が、あなたのことを無様な虫けらだと思っていることには、確信にも近い感情を抱ける。  一方でややこしいのは──「無様な虫けら」に抱き寄せられて、興奮をする雌もいるという事実。醜い男の、汚く、でろでろの唾液に塗れた舌を「ナメクジのよう」と表現する人間もいるし──そうして自分の身体が汚されて、興奮をする人間もいる。特に、早川冴のようにプライドが高そうな少女にとっては──そうして、「勘違いをした醜い男に、本物の恋人扱いされる」という倒錯感が、たまらない興奮を導くのだろう。AV撮影において、自らまで満足させるという彼女の貪欲な感情を理解していながら、あなたは抵抗する術を持たずに──早川冴の髪を、嗅ぎ続ける。   胸と尻は触れない。おそらく、それは彼女が嫌がることだから。画面の向こう──あなたの手が届かない場所で、既に彼ら──、二人の黒人はズボンとパンツを脱いでいる。「もう、どうせ負けが決まっているのだから、先に準備だけはしておこう」という──”あなた”という雄を徹底的に舐め腐った行為であり、怒りが沸々と湧き上がるのだが──  それは、紛れもない事実であるのだから仕方がない  周子の真っ白な肌と対比になるような、彼らの黒い肌。ちんぽが介在しなければ、人種差別になりそうな問題でも──そこに真っ黒で、巨大で──生命力が強く、劣悪な環境でも生き残れた大きなサイズのディックがあれば、話は別だ。同性愛のケは少しもない、男のあなたですら──見惚れてしまうような、機能美を超えた逞しい雄の象徴。一度、淫乱な雌がそれを見てしまえば──ダビデ像の包茎の粗チンに、何の芸術性も感じなくなってしまうような凶悪な代物で── 「もう、ゲームオーバーだろ」と言わんばかりに── 『やぁ……やめっ♡まだ……あたし……負けてないやろ……っ♡』  彼らは──  周子の秘部に、勃起した亀頭を擦りつけているのだ。  それこそ──早川冴のような小さな少女に行えば、スプラッタになってしまいそうな巨大な肉棒。あなたは周子が公私で、巨大なバイブを膣にくわえ込んで、腰を淫らに振っている姿を見たことがあるから──伸縮性に長けた、ガッチガチに硬くとも、柔らかさのあるブラックディックで壊されることはないと知っているが──それは、飽くまで頭で考えた理屈。「汐見優子」を恋人にして、撮影現場も見学させてもらい──「彼女のような最上級の雌が、たかがAV男優を相手に──幾ら、ちんぽがデカいからって完落ちするはずがない」と理解をしていながらも──  何度でも、汐見優子のAVを見る度に、新鮮な気持ちでシコれるほどに──  周子は、男心を掌握する演技力に長けている。  わかった上でダマされる、という居心地の良さは──しかし、この状況では不釣り合いだ。早川冴は──最後の土俵際の粘りが、意外と面倒くさいと感じたのだろう。あなたの射精欲は既に120パーセントを超過しており──今は、根性でどうにか耐え忍んでいるだけ。それでも、精神論──という名の、括約筋の締め付けと、尿道根元の引き締めはバカに出来たものではない。残り時間の五分を耐え忍ぶ、というジャイアントキリングはあるかもしれない──  と── 「んふふっ……♥おにーさん……中々、耐えますなぁ……っ♥うち……おにーさんみたいに、彼女さん裏切らないために頑張る男の子……嫌いじゃないんやけど……んふふっ♥」  あなたのそれは──  最初から、早川冴の演出だったのだろう。  一時間を我慢すれば──視聴者にとっては、みんなのオナペアイドル早川冴が、あなたという──「ただの遅漏の男」に寝取られるわけだ。ただでさえ、ボクらの汐見優子を寝取ったクソ野郎なくせに──許せねえ──冴ちゃん、早くそいつにお仕置きして──  と、今頃画面の向こうの視聴者は熱心に早川冴を応援していることだろう。  彼女にとって、残り五分というのは──  何も、危機的状況ではないのに── 「……うちの本名な……小早川紗枝、って言うんよっ……♥」 ”ぽそり……っ”  と──早川冴が──  いや、小早川紗枝が耳元で囁いた言葉は──オーバーキルもいいところだ。 「あなたが周子の彼氏」であり「あなたが早川冴の個人情報を漏洩したとき、周子も同様の身に合う」という条件が付き、更には「ファンからしたら、汐見優子を恋人にしているあなたこそ、殺してやりたくて仕方がない」という状況なのだ。だから、あなたは絶対にそれを暴露出来ない──という、最上級の脅迫を言外に秘めながら──  それにしたって──  絶対に、言う必要がない──リスクだけの言葉を、彼女は口にするのだ。 「名前は別に、大したことないわぁ……♥そんなん、周子はんに聞いたら一発で教えてもらえるやろし……でもなぁ……もっと、大事なことがあって……  ……なぁ  うち……いくつに見える?」  小早川紗枝が──  あなたの耳に”ちゅっ♥”と甘ったるいキスを落として──囁いた言葉。  頭の悪い売れ残り女が合コンで吐く台詞──とは、まるで正反対。世界中の雄から、好きな一人を選ぶことが出来る小早川紗枝という、最上級の雌が”わざわざ”そんな質問をするのだ。簡単な言葉を吐けば、彼女に見限られるのは絶対。最早、そんなことはあり得ないとわかっていても──「正解を口にすれば、どうにか、周子を守れるのではないか」と思ってしまうのが、頭の悪い男という生き物。 「早川冴」というAV女優が、業界に現れたのは半年前。  売上トップの女優が出演するこの企画は──つまり、早川冴がたった半年で、他の並み居る単独女優を超える売り上げを稼いだということで(汐見優子は昨年出演しているので、例外だ)あり──  なんと言っても、その魅力は彼女の「サディズム」と「ロリータ」だ。  笑顔を浮かべながら、自分より40センチ大きな男の、乳首や睾丸や尿道をたっぷりと責めて──涙を流しながら、赦しを懇願させる早川冴のスタイル。彼女にとって「ちんぽとまんこを使ったセックス」というのは、本編のおまけもいいところ。体位はデビュー作から決まって「騎乗位」だけであり──彼女は、ほんの僅かとして、男に主導権を与えることはない。  勿論、世の中にはマゾではない男も大勢いるのだが──人類の半分の「マゾ」として生まれてきた以上、早川冴に興奮をしない存在はいないし──もう半分の人類も「マゾ」に変えてしまうのが、早川冴の魅力なのだ。 「あなたはサド?マゾ?」という、週刊誌のくだらないアンケート企画があり、それは二十年ほど連続して記録されていて──、二十年ずっと、五分五分の割合が続いていたのだが──  丁度、早川冴のデビューからマゾの割合が、日本規模で六割になっていた。  それが「くだらない与太話」ではないことは──きっと、男性当人が一番よく理解しているだろう。アダルトビデオを利用した自慰行為を行う男の数と──その彼らに「マゾヒズム」の魅力を叩き込む早川冴のそれは、決して、因果関係なしで収まる話ではないはずだ。  それと同時に──  彼女のもう一つの武器は、ロリータ。  148センチという低身長自体は、AV業界には決して珍しい話ではないのだが──何よりも、彼女の特徴はその容姿の幼さ。「成人女性がぶりっこをして、アヒル口とロリメイクでガキっぽさを演じている」のとは意味合いが違い──彼女のそれは「本物の子供らしさ」を兼ね備えている代物。勿論、18歳でありながら現役OLの格好をして、違和感がない女優もいるのがAV業界。塩見周子だって19歳でありながら、老舗旅館の女将を演じることも出来るのだが──ど  うも、早川冴のそれは、本質的に違うのだ。  早川冴の口から放たれた「いくつに見える?」という問いかけ──  彼女が、あなたに本名を告げてまで──得ようとしている答え──  間違えれば、きっと彼女は一瞬であなたへの興味を失い──速攻でこのお遊びを終わらせて、ちんカリの爪の速度を一パーセント速くすることで──いとも容易く、あなたを射精させてしまうことだろう。だから、死んでも間違えられない回答であり──  あなたは、紗枝の瞳を見つめて── ”17歳”と答えた。  ──あるいは齢400歳の怪異か、とも考えたが──流石にそれよりは「18歳未満の少女が、こっそりAVに出演している」の方が──  小早川紗枝の魅力を勘案したとき、51対49の僅差で上回った。  勿論──、17歳の少女がAVに出演して、トップスターに輝いているというのも十分に非現実的だが──小早川紗枝にとってそれは、まるであり得ない話でもない。  例えば、それがバレたときに関係者の破滅が待ち受けていたとしても──莫大な利益を考慮したときに、17歳のAV出演を決める大人はいる──  と、判断しての答えだが── 「……ぶーっ♥」  紗枝は──  あなたの耳元で、子供っぽく口を尖らせて── 「うち……15歳どすえ……っ♥」  あなたに──ふざけ倒した言葉を、囁くのだ。  ピンサロやデリヘルで年齢を誤魔化して働くのとは、意味合いがまるで違う。全国の男の前に顔を晒して、AV女優として、堂々と──、15歳で働いて、男のオナネタになっているという事実──塩見周子ですら、高校を卒業してから選んだ道を、若干15歳で進んでいるという──あまりにも、ふざけすぎた理屈に──耐えきれず── 「あはっ♥15歳の女の子と……バレたら、捕まってまうわるわるなことしてるってわかって……ちんぽバッキバキやん……っ♥さいてーの男やわぁ……”これ”……♥」 ”かりかりっ♥くにくにっ♥かきっ♥くりっ♥こねこね~っ♥………………かりかりかりかりっ♥♥♥”  紗枝の手つきが激しくなり──肛門を引き締めていた力が抜けて、全身が弛緩すると──陰嚢の奥から尿道に一気にこみ上げてくる熱があり、だめだ──周子が──と、頭で考えることも出来なくなり──  あなたは、そのまま快楽と本能に従って── ”びゅるるるる~~~♥♥♥びゅるるるるっ♥どぶどぶ♥びゅるるっ♥びゅくんっ♥” ”びゅぐびゅぐっ♥どっぴゅっ♥びゅるる~~っ♥びゅくっ♥……びゅぐんっ♥” ”どぷどぷ……っ♥びゅくっ……♥びゅるるるっ……どぷるっ……♥……びくっ♥……びゅっくんっ♥” 「──あっはぁ……っ♥いややわぁ……彼女さんが見ている前で……こ~んな、こゆいのどぷどぷ……♥……ふふっ♥彼氏さん……  お射精……おつかれさんどす……っ♥」  あなたは──射精、してしまった。  早川冴の膣に負けるならばともかく──最後まで、小早川紗枝が使ったのは、指の三本だけ。一時間の内、58分間を我慢したのも──誰がどう見ても「早川冴がいたぶり尽くした結果」としか見られないだろうし──むしろ、二分を残して射精させたというエンタメ性は、まさしくプロフェッショナルと呼ぶに相応しいものだ。たっぷりと焦らされて、金玉の中でぐつぐつと煮込まれた特濃精液が──敗北感と同時に、びゅぶびゅぶ、と、ぶっ放される快楽。脳味噌がグズグズに蕩けて、ちんぽの先っぽから出て行ったような快楽だが──同時に── 『あっ──あああ~~~っ♡♡♡んんっ♡やっ♡ちんぽ……ぶっといの……入ってきたぁ……♡♡やんやんっ♡これ、やだ♡ぶっといちんぽで……彼氏が、届かないとこ、こつんっ♡こつん♡って小突かれて……やぁ……っ♡負けちゃう……♡優子のこと、裏切って、負け犬ザーメンびゅっびゅした彼氏のこと忘れちゃうよぉ……♡』  画面の向こうでは、周子が二人の黒人男性に激しく犯されている光景が広がっていく。  早川冴はどうやら、あなたへの興味を失ったらしく、ちり紙で手を拭って、立ち上がる。本来ならば、この作品のシチュエーションとしては「彼女が寝取られているところを、実況中継しながら、負け犬彼氏の搾精手コキ」なのだが──それすら、する価値がないと判断をしたのだろう。「ほな、あとはすたっふさんが片付けにきてくれますんで……さいなら~♪」と、簡単に告げて、立ち去っていき──残されたのは、あなた一人。画面の向こう──絶対に助けが来ない場所で、周子が──自分よりもセックスが圧倒的に上手く、自分よりちんぽが圧倒的に大きい、黒人男性に寝取られる姿を眺める他になく──あなたのちんぽは、指先一つ触れていないのに、二度目の──雄としての尊厳を根こそぎ踏みにじるような、負け犬射精をしてしまった。

Comments

谷澤晴夫

最後の本名と年齢の追い込みが、凄いエロくて良かったです。