ホテルの大浴場でキョーコ・モモとソーププレイを堪能して精液風呂に入浴させる話 (Pixiv Fanbox)
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2021-03-18 15:51:06
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2021-06
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修学旅行の醍醐味の一つには、ホテルの大浴場がある。
一年から三年まで合同の修学旅行であるために、ホテルを一棟貸し切っての宿泊。上等なホテルは一般生徒の家庭が支払った旅行費には不釣り合いなもので──
おそらく、真・生徒会長が暗躍をして、校長の私財を吐き出させたのだと猿山は考える。
だが、宿泊する側には裏の事情を考える必要はなく、なので、猿山も広い大浴場で身体をゆっくりと休めようと考えていた。
生徒の数が多いために、入浴スケジュールも小刻みに定められている。足を伸ばして風呂に入ることも出来ないだろうなと覚悟しながら、服を脱ぎ──大浴場へと足を踏み入れたのだが──
がらんっ──
と、大浴場には一人の生徒も見当たらない。
「ふふっ……二人っきりですね、猿山様♡」
いつの間にか──
「あっ、猿山様……このタオルですか?ふふっ……折角のお風呂ですから、バスタオルを巻いた方が……後で、脱がせることが出来るから興奮するじゃないですか?」
隣には、バスタオルを巻いたモモが立っている。
猿山は全身の汗と汚れを洗い流そうとしていたのだが──モモは既に、部屋のシャワーで最低限の洗浄はしてきたのだろう。先ほどまでの発情した雌の香りとは異なり、ふんわりとした花の匂いが漂う。
猿山は、モモに質問をするよりも先に、彼女の腋の下から腕を回して乳房を揉んでやる。
「んっ♡」と嬌声を響かせてから身をよじらせるモモ。彼女の性感帯はすっかりと把握しているので、乳首をぐりぐりとバスタオル越しに押してやると、モモは嬉しそうに頬を赤らめて、ぽーっとした瞳で上目遣いをする。
どすけべな少女にとっては、この状況下で
「わっ!モモ!なんでここにいるんだよ!?」
と動揺をするよりも先に──
「なんだかよくわからないが、そんなにハメ潰されるのがお望みなら、ぶっ潰してやるよ」
と、判断を下してくれる逞しい雄の方が相応しい筈だ。
モモの身体をひとしきり愛撫してから、再度、大浴場を観察する。
大きな洗い場にサウナ。広い浴槽が三つあるのは、事前に、ホテルのパンフレットで見た内容と同じ。大勢の男子生徒で集団入浴すれば狭くなりそうだな、と思っていたのだが──今は他に生徒がいない。脱衣所には人がいたので、だから──モモが何らかの方法で、猿山だけを別の空間にワープさせたのだと推測をする。
それがララの発明品であるのか──ダークネスを制御したヤミの仕業であるのか──手段は判別することが出来ないが──
だが、その理由ならば概ね推測が出来る。
ここは、自分専用のソープなのか──
「はいっ♡正解です、猿山様♡」
モモは嬉しそうに答えてから、くるりと、その場で一回転をする。
地球人の普通の女子高生がやれば痛々しい、可愛らしさのアピールでも、モモのように宇宙が誇る美少女であると、あざといくらいの可愛らしさとなる。
「ここ、宇宙人も受け入れているホテルなんです♡普段は地球にやってきた方が泊まるんですけど……でも、今日はホテルごと彩南高校の貸し切りですから……
この宇宙人専用の大浴場も、貸し切りにできたんです……♡」
モモは猿山の肉棒を、タオル越しに手で撫でる。
彼女たちのような極上の雌を相手にして──猿並の性欲だけが取り柄の自分が、肉棒を萎えさせていては話にならない。勿論、モモとミカドに処方された媚薬の効果もあるが──
バッキバキに屹立した肉棒は、天を穿つ角度でそそり立っている。
「えっ?ああっ……一つだけ空っぽの浴槽があるのは、まあ、後のお楽しみということで……♡
それより、猿山様……?♡
この大浴場……宇宙人専用なんですよね……♡
猿山様は特別ですけど……ねっ、猿山様?
実はぁ……猿山様にご奉仕をしたい、という宇宙人の女の子がいらっしゃいまして……♡」
モモは語尾を伸ばして、甘ったるい口調で猿山を誘惑する。
おそらくは、猿山に回答を求めているのだろう。
なので、猿山は考える。
モモの口振りから察するに、宇宙人とは言っても交尾の回数が少ない相手であるはず。ララやナナ、あるいはヤミやメアであれば、そんなに勿体ぶって話す必要がない。
ルン・エルシ・ジュエリア──
「爆熱少女マジカルキョーコ 炎ーフレイムー」に悪の組織の首領ブルーメタリアとして出演している、現役アイドルの少女かと考える。
メモルゼ星人であるルンは、アイドルとして高い評価を得ている。それが原因で、学校内では猿山と性行為をする機会も減っているので──今日のような限られた空間でならば、ルンの可能性が高いと考えられる。モモと一緒にアイドルの衣装を着て、ダンスを踊り──それから全裸になって、同じダンスをもう一度踊る。世界中の男が、血眼になって、その衣装が透けて見えないかと思っている中で──自分だけが、全裸の二人が乳房や臀部をぶるんぶるんっ♡と下品に揺らしながら、踊る姿を見ることが出来るのだ。
他に──
御門涼子とティアーユ・ルナティークの可能性もある。
95センチHカップと96センチIカップの、保険教諭と天才科学者。二人の美女は性欲を十分に持て余しており、この修学旅行では引率の立場であるため、軽々に猿山に抱かれることも出来ない。なので、この風呂場は彼女たちにとっては唯一と言える性交のタイミングで──男達が憧れるデカ乳を揉みしだいて、たっぷりと堪能することが出来る、最大のチャンスであるのだ。
二人の美女を侍らせて、湯船に浸かりながらいちゃいちゃとキスをする。
青春時代に相応しい恋愛経験をしてこなかった二匹の雌は、そうした、中学生カップルのようなキスの連打に弱い。元々うぶであるティアーユは元より──大人ぶっている御門涼子も、猿山に顔をべろべろと舐め回されると、秘部を濡らして、簡単に腰砕けになるのだ。性知識があっても実体験が極端に少ない、どすけべな身体を持て余した、一番性欲がたまる時期の女が、ちんぽに頭を下げる姿はたまらない優越感があり、なので、それもいいなと思うのだが──
にやにやと、悪戯っぽく笑みを浮かべるモモの反応から察するに──違うな、と猿山は考える。
そうしていると──
「……あ、あの〜……こ、ここでいいのかな……?」
と──
バスタオルを身体に巻いた少女が入ってくる。
短い黒髪に眼鏡をかけた、一見、地味な少女。
とは言えど、圧倒的な美少女であることに違いはない。「宇宙人である」という前提をモモに与えられたために、「地球人としては最高峰の美少女」であっても、宇宙人としては地味に見えてしまうのだ。
その理由は──
彼女が、地球人と宇宙人のハーフだから。
炎を操るフレイム星人と地球人のハーフであり──
トップアイドルとして、ルンと人気を二分する少女であり──
猿山が、まだ、抱いたことのない少女──
彼女は、にこやかな笑みを浮かべて、猿山に頭を下げる。
「霧崎恭子……マジカルキョーコって言った方がわかりやすいかな?今日は、モモちゃんにお誘いを受けてねっ……ええと、ケンイチくん……?
私の処女……もらってくれるんだよね……?」
マジカルキョーコが──そこに、立っていた。
────────
モモが用意をしたのは、一枚のビニールマット。
ソープ物のAVで見たことがあっても、実際に目にするのは初めて。狭い浴槽でするのではなく──貸し切りの大浴場が自分専用のソープランドであることに、猿山は激しい優越感を抱く。同級生の男子達が、芋を洗うかのように男子風呂でぎゅうぎゅう詰めになっている中で──
「ふふっ……こうやってローションをたぱたぱと混ぜ合わせるの……本当はきっと、嫌なはずなのに……猿山様専用の娼婦になれると思うと、すごくどきどきしますね……♡」
校内屈指の美少女でファンクラブまで存在する宇宙のお姫様──モモ・ベリア・デビルークと──
「んしょ……よいしょっ……ねっ、モモちゃん?これくらいのぬるぬるでいいのかな……わっ♡ローションってすごいね……これで、ケンイチくんの身体を洗うんだ……♡」
宇宙屈指の美少女──トップアイドル──宇宙人とのハーフであることを最近、カミングアウトしたマジカルキョーコこと──霧崎恭子と──
世界一、いや、宇宙一贅沢なソーププレイを行うのだ。
「猿山様……お先にこちらを、失礼しますねっ♡」
モモの手の中にあるのは、小さな封に包まれた避妊具。
ぬるぬるの手で開封が出来ないので、彼女は歯で袋を噛んでそれを開ける。繊細な少女の大胆な仕草は、男の子にとって強い興奮を抱かせるもの。0・01ミリの避妊具でも、猿山の快楽をほんの僅かでも損ねることを嫌う少女が、敢えて用意をしたので──猿山はなにも言わずに、彼女に任せてコンドームを装着しようとするが──
「あっ、モモちゃん……私、それやってみてもいいかな?」
と、キョーコがぴょこんっ♡と小さく手を挙げて、立候補をする。
バスタオル一枚羽織った美少女達が、自分に避妊具をつけたがっている光景。発狂死の間際に見る夢でも、ここまでのものはないだろう。モモはにこやかな笑みを浮かべながら、キョーコへと避妊具を手渡す。常日頃から「猿山様を頂点としたハーレムを築きたい」と主張している少女にとっては、猿山の快楽に積極的であるというだけで、好意を抱く理由としては十分なのだろう。
「わっ……ケンイチくんのおちんちん、すっごくあっつい……先っぽ、皮かぶってるね……これが普通なの?」
「普通ですよ、キョーコさん♡地球人の雄はほとんどが仮性包茎ですけど……ふふっ♡幻滅しましたか?皮被りのよわよわおちんちんに処女を奪われるの嫌になりましたか?」
「ま、まさか!そんなことないってば!……た、ただ……その……
ケンイチくんのおちんちん……すっごく、大きいから……♡」
「……♡
ふふっ……猿山様には不思議かもしれませんが、地球人の雄って実は、宇宙でもとっても優れたおちんちんをしているんですよ……?
ガラパゴス的な進化、とこっちでは言うんですよね?優秀な雄が、雌に子を孕ませるために……
挿入しやすく小さなおちんちんにして……
外傷から身を守るために先っぽまで包皮で亀頭を包んで……
たとえ合意がなかったとしても、種だけを植え付けて逃げるために、挿入してからすぐに射精するのが優秀な雄だって価値観で育ってきた宇宙人にとって……
ペニスの大きい方が……ずる剥けの方が……しっかりと女性を満足させる方が優秀だと思われてきた地球人のおちんちん……♡
ねっ、猿山様?
宇宙人の……雌の気持ちなんか考えずに成長してきた雄なんかよりも……
猿山様は……地球人として産まれてきてくれただけで……私の父を含む、全宇宙の雄よりも遙かに優秀なんですよ……?♡」
モモは言葉の後で背中に回り──
それから、猿山のうなじにキスをしていく。
キョーコは初めての避妊具装着に手間取っている。その初々しい手つきも、雄にとってはこれ以上ないほどに幸せなものなのに──身体を密着させながら「我慢できない」「もう焦らさないでくれ」と言わんばかりに、猿山の背中にキスをするモモの態度は、まるで、自分が本当に宇宙の王になったような気分だ。
「先っぽ潰して……おちんちんにかぶせて……あっ、皮はちゃんと剥くんだよね……♡ごめんね、ケンイチくん……痛くない?……ケンイチくんのおちんちんの毛を挟まないようにして……くるくる……根本までかぶったら……よしっ♡完成っ♡──わっ、モモちゃん!抜け駆けずるいよぉ……♡」
「ふふっ……キョーコさんがゆっくりしているから、つい……♡ねっ、猿山様……そこのマットに寝転がってください……♡」
猿山はモモに指示されるとおり、マットの上に横たわる。
既にローションでぬるぬるになっているマット。どちら向きになるべきかと考えるのは、その経験がないから。ソープ物のアダルトビデオは、モモ達に出会うまでに何度も見てきたが──実際に自分が奉仕を受ける際に、仰向けになるかうつ伏せになるか──などというものは、思慮すらしたことがなかった。
だが──
「あっ……猿山様♡まずはお背中を綺麗にしますね……♡」
「ケンイチくんは、ゆっくりリラックスしてね?私とモモちゃんで……たっぷり、気持ちよくして上げるから♡」
猿山がうつ伏せになると、二人の少女はバスタオルをはずして、ローションを身体に塗りたくる。
ただ、その姿だけでも──
彼女達のファンは、死ぬまでに一度は見たいと切に願いながら──夢が叶わず、死んで行くという事実。
乳首と秘部が露わになった姿は、モモの盗撮動画や、キョーコのイメージビデオをどれほど──穴があくほどに見つめても、実際に見ることはできない。彼女達の乳首はぷっくりと大きいのだろうか、それとも陥没気味であるのか。色は鮮やかな桃色であるのか、それとも期待を裏切る(それはそれで興奮するが)干しぶどうのような色なのか。秘部の形は──彼女達の処女膜は──雄が肉棒に快楽を支配されている限り、永遠につきない探求心に突き動かされて──
しかし、文字通り「死んでも見ることはできない」のだ。
それが、今、目の前にある──
「あっ……ケンイチくんのえっち……♡」
「ふふっ、仕方ありませんよね猿山様……宇宙でも今大人気のトップアイドルの処女まんこ……♡普通の男の子が死ぬまでに一度は見てみたいと思いながら、夢が叶うことは絶対になく、枕を涙で濡らしながら死んでいくそれ……昔は普通の童貞さんだった猿山様には、垂涎の代物ですもんねぇ……♡」
流石にモモは、猿山と近い思考をしている。
自分が考えていたことと酷似した内容を告げられると──無性に勃起が激しくなる。そして──思考が似ている以上、猿山が見たいものを叶えてくれるのがモモ・ベリア・デビルークで──
「ほ〜らっ……♡これがトップアイドル……マジカルキョーコの処女膜ですよ〜♡」
と──
モモはキョーコの秘部をくぱぁ♡と押し広げる。
元々処女であるため、子供のような一本の筋まんこだったキョーコ。宇宙人とのハーフであるため、陰毛が一本も生えていない天然のパイパンだが──公称85センチFカップの女子高生にしては、あまりにも、ガキすぎるまんこ。
だが、それは表面上だけのもの。
彼女の内側──膣肉はしっかりとひだが立ち、赤く充血して──猿山の肉棒の歓待を約束してくれるのだ。
眼球が飛び出そうなほどに強く、激しく、キョーコの処女膜を見つめる。世界中の──いや、宇宙中の雄で唯一、自分だけが観察することが許されている代物。猿山の視線が流石に恥ずかしかったのか、キョーコはいやいやと首を振りながら、股を閉じようとするが──
あっ──
と、猿山が股を閉じられて、残念がり、不意に漏らした一言に──
「んっ……あ、あんまり……見ないでぇ……♡」
と、頬を真っ赤にしながら両腕を後ろに組み──股を広げて──
キョーコは、猿山に処女膜を捧げた。
そのまま、どれくらい見つめていたのだろうか。
最初は宇宙的なトップアイドルの処女膜を見られる僥倖による興奮だったが──
徐々に──
「さっ、キョーコさん……そろそろしちゃいましょうか?私も、就寝時間までにお部屋にいないとバレてしまいますし……ここ、秘密にしたとはいえ……真・生徒会長にいつバレるともわからないので……だから、ねっ?」
「あっ、うんっ♡……ケンイチくん?さっきも言ったけど……あの……私の処女膜、えっと、もしかしたら変だったかもしれないけどさ……
だ、だって!ケンイチくん、すごい目で見てたし……ううっ……♡は、恥ずかしいけど……でも、ね……
これから……ケンイチくんに破ってもらうからさ……私の処女膜、変でも……へーきだよね?」
今から──宇宙規模のトップアイドルの処女を奪えるのだと思うと──もはや、我慢の限界だ。
それでも、この場はソープランド。
修学旅行の宿泊先の、ホテルの大浴場をソープランドにした以上──欲情を制御できずに、嬢に手を出すことは許されない。猿山は寝そべったまま、二人を待つと──
にゅるるる…………っ♡♡♡
と──背中に柔らかな感触が広がる。
それは──極上の美少女二人の媚肉。
雄を楽しませることに特化したボディを持つモモとキョーコ。まだ成長途上にあるので慎ましいが、しかし、しっかりと谷間ができるほどの、14歳の、少し硬さが残ったモモの乳房と──現役アイドルとして水着姿では男性を悩殺して、彼らの脳内でオナペットとして腰を振っている、宇宙一のアイドルの85センチのFカップ──ともに最上でありながらも、違った感触があり、ぬるぬるのローションで潤滑性が高まり、背中を這っていくそれは、ただのそれだけで──
肉棒に一切の刺激与えずとも射精してしまいそうなもの。
「わっ……ケンイチくん、男の子なんだね……♡背中、とっても大きくて……うわぁ♡逞しいなぁ……♡ふふっ、私、ケンイチくんの背中……すっごく、好き、かも……♡」
「猿山様の背中、とっても逞しくて素敵ですよね……♡猿山様は、私達みたいな力しか取り柄のないデビルーク星人と違って……雄として逞しくて優秀な代わりに、戦闘力がほとんどなくて……
でも、猿山様……私やお姉様……ヤミさんのことを絶対に助けてくれるんですよ……♡
まあ、流石に、あの真・生徒会長が消滅しそうなときにまで助け出したのは……ちょっと、思うところはありますけど……でも、本当に優しくて……素敵で……
ねっ、猿山様……
私達……猿山様のおちんちんがなくても……みんな、猿山様のこと好きになっていましたからね?」
「わぁ……素敵だなぁ、ケンイチくん……♡
ねっ、ケンイチくん?私もね、モモちゃんやルンから話を聞いてたんだ……♡キミの武勇伝……♡勝てない相手でも……女の子を守るために立ち向かうキミの話……
ねっ……♡
魔法少女のはじめては……トップアイドルの処女は……
キミみたいな素敵な男の子に、奪ってほしいんだよね……♡」
二人の少女は、陶酔の言葉を終えてから猿山の背中にキスをする。
中途半端なブスが相手ならば、舌を絡めるキスをしたところで興奮はしない──なのに、宇宙規模の美少女達は猿山の背中やうなじ、首筋にキスを一度するだけで、射精には十分すぎるほどの快楽を与えてくる。昼間──公衆トイレでモモとヤミとメアに何度も精を解き放っていたので、どうにか耐えられるが──それにしても、背中にキスをされると、まるでそこの皮膚と筋肉がはぎ取られて、骨の芯に直接口づけをされているような、深い感覚を得る。
彼女達が言うところの、勇敢な態度は全てが性欲によるもの。
「下心」や「打算」というものもなしに、命を懸けることはできない。彼女達のように極上な雌の膣が──たとえばラコスポのような下衆な宇宙人に奪われるならば。最上級に極上の雌が奪われるというのは、自分が死ぬよりも遙かに苦しくきついもの。だから、そうして──「この後どすけべなご奉仕をしてもらうぞ」という条件で、自分を奮い立たせて、彼女達の危機に立ち向かうのだが──
自分に心酔している少女達にそれを説明しても、きっと彼女達は「猿山様の照れ隠しの謙遜」だと思われるのだろう。
だから猿山はなにも言わずに、二人の身体を使った洗体を堪能する。背中にたっぷりとキスマークを残されて、二人のぬるぬるの身体が這っていく。勃起した陰茎はマットと腹部に押しつぶされて、窮屈を訴える。モモはどこか楽しそうに、身体を上下させて、猿山の身体を滑り台のようにして──右足のつま先から首筋まで、ぬるぬると動き回り──キョーコは細かい作法がよくわかっていないのだろう。猿山のすね毛だらけの太腿に秘部をぐにぐにと擦り付けながら、何度も、何度も、首筋に甘いキスを落としていく。
「たとえ演技であっても──首から上が見えないキスの振りであっても、好きじゃない男の子にキスをしたくない」
とキスシーンNGをキョーコが出しているのは、有名な話。
テレビCMで一回キスシーンを演じてくれたら、一億円を支払うと大企業が言っても──それを断ったと週刊誌に書かれるほど、キスに対して強い思いを抱いているトップアイドルが──
今は猿山の背中に、何度も、一億円のキスを落としてくるのだ。
一億円、二億円、三億円四億円──と考えると、金銭面まで満たされているような気分になり──その幸福感は他の宇宙人では手に入らないもの。これほど極上の雌を好きなだけ貪れて、必要以上の金をほしいと思ったことはないが──それはそうと、アイドル稼業でたっぷりと貯金をしている少女から、八桁を超える預金通帳を見せられて、実印とキャッシュカードを手渡されるというのは──地球の常識で育った人間には、本能的に、決して抗がえない快楽だ。
「ねっ……ケンイチくんが命令するなら、私……他の男の子とキスするけど……?」
地球数十億人──どころか、宇宙数兆人の雄を手玉にして虜にするキョーコにとって、猿山の考えは簡単に透けて見えるのだろう。
二人の少女はぬるぬるの身体を、百八十度回転させる。猿山の首の後ろに、膣が触れている状況。二人の少女の目当ては猿山の臀部であり──彼女達はぬるぬるのローションを馴染ませるように尻の谷間を開いて、そこを愛撫する。肛門を舐められるのは単純な気持ちよさだが──尻の谷間を撫でられるのは、くすぐられるような快感だ。
そのまま二人の少女は、猿山の尻の穴に舌を這わせてくる。
すっかりとエロ奉仕を受ける場面だと思っていたが──これは洗体という意味合いもある。猿山の身体を這って気持ちよくさせるだけではなく、汚れを落とす意味合いもあるので──彼女達は、日本では「不浄」と呼ばれる箇所である──猿山の肛門に舌を這わせるのだ。
公衆トイレで、肛門の皺の一本一本にまでヤミとメアに舌を這わせてもらったが──それでも、尻の構造上そこには汗と汚れが簡単にたまる。モモはちろちろと小刻みに尻穴を舐めて──キョーコはちゅっ♡むちゅっ♡と何度もキスを交わす。キスの真似をするだけで一億円が提示される少女の──肛門へのキスは、果たして、どれだけの大金を積めば実現させることが出来るのか。一回十億円は価値がありそうなアナルへのキスを、キョーコは何の躊躇いもなく、たっぷりと繰り返し続けて──
そうして、すっかりと湯にのぼせたように身体が火照ったころに──
「猿山様、ひっくり返させていただきま──わっ……♡」
「ケンイチくん、次は反対側を──ひゃあっ……♡」
猿山は、彼女達に身体を反転させられて、仰向けになり──
「猿山様……これ、いつもより……おっきい……♡」
「ケ、ケンイチくん……これ……すっご……♡」
バッキバキに屹立した肉棒を──二人に見つめられる。
普段ならばとっくに射精をさせてもらえるような快楽を、何度も与えられているのだ。モモは一人ならば「猿山様のおちんちんがいたいいたいしているのに、射精させないなんてかわいそうすぎる」と肉棒を口に咥えて、ちゅうちゅうと吸ってくれるのだが──未経験のキョーコに教えるという立場で、猿山への奉仕意識を疎かにしていたのだろう。
その結果が──金玉の容積を遙かに超えて積もった興奮と、最大まで膨張した肉棒。
意思が人を殺せるならば、凶器と呼べるであろう肉棒。とにかく、目の前の雌達を孕ませたい。避妊具を被せられたが、知ったことではない。モモの意思を尊重して、最初の一回はゴム射精してやるが──それからは全部中出ししてやるからな──今度は尻尾をしっかりと愛撫して、オナホではなく、俺の妻として愛してやるからな──
と、肉棒自体が意思を放ち、二人の少女を誘惑するので──
「んっ……♡猿山様……だめ、だめです……♡本番は……あっ……だめっ♡禁止、なのにぃ……♡」
「そ、そうだよケンイチくん……♡私、アイドルなんだよ……アイドルとえっちなこと、しちゃ……だめ……私、アイドルやめて……ケンイチくんのお嫁さんになっちゃうよ……♡猿山恭子になっちゃうよ……いいの?」
二人の少女は、猿山の肉棒に頬ずりをしながら、恍惚に浸ってうっとりとしている。
ソーププレイであることも忘れて、勃起した肉棒に敗北したがっている彼女達は、娼婦よりも遙かに頭が悪い存在。彼女達はそれでもどうにか、本来の趣旨を思い出したようで──
ちゅっ♡れろぉ……♡むちゅっ♡じゅるるっ……ぢゅ〜っ♡♡ちゅっ♡ちゅぷっ♡
猿山の身体に、舌を這わせていく。
唇を蛸のように窄めて、ぢゅぢゅ〜っ♡と吸いつく全身リップ。特殊な口紅でも塗っているのだろうか。キスマークが「強く吸いついたことによる皮膚の内出血」であることは童貞だった頃の猿山も知っているが──
彼女達は、視覚的にわかりやすいように、唇の形をした口紅を猿山の身体にべたべたと残していく。
モモとキョーコが上目遣いになりながら、自分の身体にマーキングの跡を残していく姿。少しでも多くの領土を手に入れた方が勝者だとでも言わんばかりの態度だが──
「ふふっ、気がつきましたか猿山様……?」
彼女達のキスマークの跡は、やけにぬるぬるとしている。
その意味に気がついたのは──直後。
じゅるるるる〜っ♡かりかりっ……ちゅっ♡じゅるるっ♡がりっ♡かみかみっ♡ちゅっ♡かりっ♡
彼女達は、猿山の身体に歯を立ててくる。
しかしそれは、噛みついて危害を加えるという意味ではなく──
皮膚の上をなぞるように、自身の歯を使ってくるのだ。
互いに相手のキスマークを舌でべろべろと舐めると、そこが泡立ってくる。最初は白かったが、すぐに、黒く汚れていくのは──自分の垢だと、猿山は察する。
おそらく、あの口紅はボディソープだ。
宇宙の植物の知識に精通したモモのことだ。地球で市販されているボディソープよりも遙かに強力で、そうして、必要以上の垢を落としてしまうのだろう。だから彼女達が舌でキスマークを舐め回すだけで激しく泡立ち──それを歯でなぞることで、肌の垢が落ちて、白かった泡が黒く染まるというわけで──
石鹸がキスマークで、ボディタオルが彼女達の歯というだけなのに──
「猿山様……痛くはありませんか?」
「んっ……ケンイチくん……ちゃんと、普段から身体洗ってないとだめだよ?」
彼女達の全身リップで、肉棒は射精寸前。
男の垢というものは、その汚れを蓄積させた自分自身ですら、好ましいとは思えないもの。排水溝の汚れを取るような気持ちで、垢擦りで身体をこすって、シャワーで洗い流すようなものなのに──
彼女達は、猿山の皮膚の汚れの蓄積である垢を、その真っ白で整った歯列で綺麗にして──
挙げ句には、ごくんっ♡と飲み込むのだ。
白い泡がすぐに真っ黒になるような雄の汚れを、腑に落とし込んで、豊満な肢体を形成するタンパク質(と呼べるのかはわからないが)となる状況。二人の少女は、猿山の足の指の谷間の汚れや耳の裏──へそのゴマまで、汚れを浮かせた上で、それを嚥下していくので──
「んっ……ごくっ♡猿山様の身体……とても、美味しいで──えっ?」
そこで──肉棒の限界が訪れた。
びゅるっ♡
と、先端から精液が溢れてくる。
普段、彼女達の口の中や膣内で、搾り取られる用に射精することはあっても──肉棒に直接触られずに射精することは、滅多にない。だから、モモの油断も仕方ない話であり──
「あっ♡ケンイチくん、だ、めっ……♡」
奉仕に集中していたモモよりも、ちらちらと、初めて見る雄の肉棒を横目で伺っていた分──反応が早かったのはキョーコで──
彼女は、即座に猿山の上に跨がり、自身の秘部を肉棒に触れさせて──他の雄には指一本触らせるどころか、見せることすらない処女の膣肉に──
「あ……ぐぅ……♡んぐっ♡♡♡」
びゅるるるるる〜〜〜♡♡♡びゅるるるっ♡どぴゅっ♡どっぷっ♡びゅるるっ♡
猿山の肉棒を挿入して、破瓜と同時に──
猿山は射精をした。
宇宙一のトップアイドル、マジカルキョーコ──霧崎恭子の膣をオナホですらなく、コンドーム代わりに使うような射精。しかも、今の自分は避妊具を被せているので、キョーコの処女膜は避妊具になることすらない。最高の雌の処女を喪失するのが──こんな、ティッシュ以下の場面であるという状況。雄にとってはどこまでも勿体ないが──
キョーコはトップアイドルとして、全ての雄に羨望の視線で見つめられて──
だからこそ──モモやルンが、犬のように四つん這いになって、ベッドの上でハメ潰されて「ああ、これは雌犬ではなく──雌豚なのだ──」と思わせられる感覚と、世界で一番遠いところにあるならば──
あの日──
ララに出会う前の自分が、現状から最も離れている極上の美女のハーレムに憧れて、毎晩、懸想していたように──
トップアイドルのキョーコにとっては、その最低の処女喪失が──自分が追い続けてきた最高の景色なのだろう。
「あっ──♡わた、私……処女、なくなっちゃった……♡」
頬を両手に当てながら、顔を真っ赤にして、瞳は涙に潤んでいるが──その全てが喜びの感情を示しているキョーコ。
破瓜の痛みもすっかりと気にならないようで、彼女の窮屈すぎる処女肉が肉棒を締め付けてくる。肉棒の亀頭と根本が抑え込まれているので、びくびくと跳ねるのは肉幹部分だけ。キョーコは少しでも猿山が気持ちいい射精が出来るようにと、猿山の乳首をくにくにと指の腹で擦ってくる。勿論、処女の乳首責めに激しい快楽があるはずもないが──自分の処女がコンドーム以下の立場に晒されながら破瓜をしたのに──猿山の快楽を一番に考える──
その態度が、猿山に激しい興奮をもたらすのだ。
そのまま、びくんっ♡びゅっくんっ♡と肉棒の脈動に身を任せて、二桁を超える回数、キョーコの膣内で弾んだところで──
「あっ……ケンイチくん、全部射精た……?」
と、キョーコは猿山に尋ねてから──
にゅぽぽぽ〜〜♡と肉棒を引き抜く。
キョーコにとっては快楽があるはずもなく、彼女の膣には痛ましさの残る処女喪失の流血。ララもモモもナナもヤミもメアも──処女を奪ってやったときは、雄としての満足感に浸ることが出来たのだが──
「ねっ……どうしたの、ケンイチくん……?私の処女、嫌だった……?」
キョーコの涙に潤んだ笑顔を見ていると、天使のようなそれに、罪悪感を抱いてしまい──
「ふふっ……猿山様……?大好きな雄のペニスでヴァージンを喪失した女の子に……同情は失礼ですよ?」
耳元で悪魔が囁き──
肉棒が再度、勃起をしてしまう。
「猿山様、コンドームを失礼しますね……♡ふふっ♡実は、このコンドームが一番の目的だったんです……あっ、いえいえ♡避妊具自体という意味ではなく……んしょっ♡
猿山様……私とキョーコさんには、一つの夢があったんです……♡
……猿山様は、とっても性欲が強くて、精液もたくさん出してくれる……逞しい雄ですよね?
でも……それは飽くまで地球人の範疇……こうして、ゴムがたぷたぷになって……たった一回の射精で、掌にずっしり重たく感じるくらい吐き出しても……出来ないことがあるんです……♡
でも、猿山様……♡
この前のお姉様の発明品……それに、宇宙人用の大浴場があるホテル……♡今日、この瞬間にしか出来ない夢を叶えるお膳立てがそろって……ふふっ♡女の子が、しないわけないですよね……♡」
モモはうっとりとしながら語り、猿山の肉棒からはずした避妊具を、掌でたぷたぷと弄ぶ。
そして──
「ふふっ、猿山様……♡この浴槽……どうして、一つだけなにもなかったと思います?」
彼女は、空っぽの浴槽の縁へと腰をかける。
身体中ローションまみれの少女が、乳首と秘部を晒け出しながら、全裸で腰掛けている姿。モモの質問が右耳を通って左耳から抜けるような興奮だが──
「こうするんだよ、ケンイチくん……♡」
いつの間にか、モモの隣に腰掛けていたキョーコが──
避妊具をひっくり返して、内側にたまっていた精液をぼとっ♡と浴槽に落とした。
数ミリリットル程度の精液が、広い浴槽に僅かに落ちたところで、何かが変わるわけもない。路上に吐き出された唾や痰のように、その場にべちゃっと落ちて──それだけだ。
だが──
そこでようやく、猿山も合点がいく。
「そうだよ、ケンイチくん……♡」
「ふふっ……やっぱり、お姉様は天才ですね♡」
モモとキョーコの手に握られている──光線銃は──
「ララちゃんが発明した『ばいばいビームくん』……これで精液の量を増やしていけば……?」
「ふふっ……このひろ〜い湯船……何百リットルの精液が必要かわからなくて……何万人の男の子の精液で満たさなくちゃいけないのに……お姉様の発明品のおかげで、ほらっ……♡」
二人の少女は──ぼとり♡と落とされた猿山の精液に、光線銃のビームを放っていく。
質量保存の法則をまるで無視した代物だが──冷静に考えれば、それは飽くまで地球人が発見した法則。デビルーク星を観測することすら出来なかった、遅れた文明の科学者なぞ──発明家のララ・サタリン・デビルークにとっては猿も同然なのだろう。
浴槽に落とされた精液は、徐々に、徐々に、その体積を膨らませていく。
途端に、悪臭が鼻をつく。
いや──正確には、射精後特有の倦怠感で「汚らしいもの」と認識をして嗅ぐから、悪臭だと思っているだけで──
実際、モモとキョーコは
「うわぁ……♡」
「んっ……♡」
と頬を恍惚で真っ赤に染めながら、その臭いに夢中になっている。亀頭にべっとりとこびりついたチンカスですら、鼻の下にぐりぐりと擦り付けられると弱いのに──精液はそれよりも遙かに濃厚な雄の臭いだ。
雄にとっては悪夢のような光景だが、彼女達にとっては夢のような景色──
やがて、白濁とした精液が──
大浴場の浴槽を一杯に満たした。
「うっわ〜……♡ケンイチくん、ありがとう……♡私ね……子供の頃から……ごくりっ♡この精液風呂ってのが夢だったの……♡」
「ふふっ……猿山様は地球人だからよくわからないと思いますけど……宇宙出身の雌はみんな憧れなんですよ……♡自分の星の雄の精液は、ちょっとしか出ないんです……♡繁殖行為に特化するなら、精液の量が十分の一でも問題はないわけで……だから……デビルーク星のよわっちい雄の精液なんかには興味なかったんですけど……でも……地球って星の雄は逞しいんだぞって、子供のころからエッチな本や映像で知っていたので……
ああっ……しかも、最愛の雄である猿山様の精液だけで埋まった……精液風呂……♡なんて素敵なんでしょう……♡」
二人の少女は、そのまま湯船の縁に足をかける。
風呂場では当然──縁に足をかけたら、そのまま入っていくだけ。猿山は彼女達を引き留めようとするが──そのための言葉が見つからない。地球人と宇宙人で価値観が違うことは既に理解していたし、この状況は「自分の所有物であるモモとキョーコが、他の男の精液が混ざったザーメン風呂に浸かって、顔も知らない雄の子種に貞操を捧げる」のではなく「純度百パーセントの自分の精液で、彼女達が埋もれて、夢を叶える」というものであり──
だから、止める理由が一つもないのだ。
子供の頃の夢であるならば──札束で一杯になった風呂の中で、美女と一緒に入浴するというものがある。怪しい雑誌の広告のようなものだが、金と女の両方を手に入れるそれを──キョーコの預金残高を使って、二人で実現できるならば、猿山には拒む理由がないし──嬉々として実行することだろう。
彼女達の精液風呂というのは、つまり、そういうことで──
「あっ……♡ケンイチくんのせーえき……すごい……♡ゼリーみたいにぷるぷるしてて……わっ♡わっ♡すごい臭い……♡噎せ返るくらい、雄の臭いがのーこーで……おっ……♡んんっ……♡はぁ……う、んっ……♡」
「あらあらっ……テレビ番組の食レポでは、美味しくない料理でも素敵な美辞麗句をつらつらと述べられる女の子が……猿山様?あなたの精液風呂にはうっとりとしちゃって……ふふっ♡今のキョーコさん、すっごく素敵ですよ……♡」
二人の美少女は、肩までどっぷりと、猿山の精液風呂に浸かる。
白濁とした牛乳風呂であれば、可愛らしいが──そこには自身の遺伝子の分身である精子がたっぷりと泳いでいるのだ。一度の射精で、確か、数億匹の精子が放たれると聞いたことがある。だから、その何百倍──何千倍──安産すら出来ないほどに、遙かに体積が膨らんだ浴槽では、数兆──いや、その上の、単位がわからないほどの量の精虫が、雌の子種を求めて泳ぎ回っているということであり──
そんな中でモモとキョーコは、まるで名湯を相手にするかのように、顔を精液で洗うのだ。
それがどれほど汚いものであるのか──他ならぬ自分自身であるから、猿山は理解が出来る。ララが降ってくる前の人生において──自分の精液が、誰かに受け入れられることはないと諦観していた。親友の結城リトのように顔立ちが良いわけでも、特別に根性があるわけでもない。西蓮寺春菜に惚れられるような器量ではないので、親友の恋を応援して、くっつく為の手助けをすれば──テレビの恋愛ドラマのように、誰かが自分のことを陰から見てくれて、それを褒め称えてくれると思っていたが──
そんなことはないと、度重なる実感によって理解してしまった。
猿のような顔立ちに、濃厚な性欲。その上で猿山という姓でこの世に生を受けた自分の立場は、そのままパッとせずに成長して、なけなしの安月給をソープにそそぎ込むだけの人生だと思っていたのだが──
「んん〜〜っ♡ケンイチくんの精液風呂……ぷはぁ♡なんだか……泳ぎたくなっちゃう……♡」
「ふふっ……♡私達三人だけですから……ちょっとお行儀悪いですけど、いいんじゃないですか?」
モモ・ベリア・デビルークと霧崎恭子という──宇宙屈指の美少女が、自分の精液風呂をたっぷりと満喫してくれる状況。
あまりの輝きに、思わず目を逸らすと──風呂場の端に用意されていたものに目がいく。おそらく、モモが用意していたのだろう。大浴場──そして、自分たちには余りに場違いなそれはヒントのような代物で、冷静な状況ならばモモとキョーコの企みに最初から気がついたのだろうが──
宇宙が誇る美少女二人からマットプレイを受けて、冷静でいられる雄は世界中──いや、宇宙中のどこを探しても、いるはずがない。
だから、猿山はそれを手に取り──
モモとキョーコへと差し出した。
「ふふっ……♡猿山様……こういうの、お好きだと思いまして……♡」
「私まだ未成年だから出来ないけど……いつか、CMがきたときのために……練習しとかないとね……♡」
二人の少女は、くすぐったそうな笑みを浮かべながら──
「これ……ザーメンジョッキって言うんですよね、猿山様?」
手には、ビールジョッキを持っている。
モモとキョーコは、自身が浸かっている精液風呂にザーメンジョッキをくぐらせて、それを一杯に満たす。まさに飲み放題と呼ぶに相応しい代物であるが──そこにあるのは甘い蜂蜜酒や高価な果実酒ではなく──自身の精液なのだ。少女達が喜ぶはずもなく、本来であれば、恥辱を与える拷問の一部にカテゴライズされそうなのに──
モモとキョーコはどこまでも嬉しそうに、グラスに口をつけて──
ずぞぞぞぞ〜〜〜♡♡♡♡
と、猿山のザーメンを啜っていく。
宇宙出身ながらも日本の文化に精通している少女達。正しい三つ指のつきかたを理解している少女達が、まさか「音を立てて啜るのは下品である」ということを、理解していないはずもないが──
つまり、そういうことだ。
下品に音を立てながら啜ることで、猿山が喜ぶと思っているのだ。
彼女達はザーメンジョッキを、喉を鳴らしてごくごくと飲み込んでいく。そこに満たされているのが本来のビールや、あるいはジュースであっても、一口で飲み干すことは本来困難なのに──彼女達はいとも容易く、猿山の精液を飲み干していく。見ているだけでも気持ち悪くなりそうなのに──生涯の夢を叶えた二人は恍惚に浸りながら、ほとんど天井を向くように顎を上げて──精液でどろどろになった真っ白な喉を晒して──やがて──
「ぷはぁ〜♡」
「ふはっ……♡ケンイチくんのせーえき……美味しい……♡」
「はいっ……♡青臭い、と言うのでしょうか……♡口の中に含んだ途端に強烈な苦さがあって……あっ、でも嫌だという意味ではないんですよ?」
「喉に引っかかるねばねば……♡口の中でもぐもぐしないと、ケンイチくんの精液濃すぎて……喉にひっかかっちゃう……♡」
二人の少女は、猿山の精液をレビューしていく。
普通は、コンドームを僅かに重たくする程度の量しか放出することが出来ないのに──今は大浴場の浴槽を満たすほどの量に包まれているのだ。彼女達はお行儀悪く、湯面に直接口をつけて啜ったり──頭から精液風呂に入ったりする。髪にかかれば精液が落ちにくいから──顔にかかれば化粧が落ちるから──と激怒する風俗嬢もいると、ネットで見たことがあったのに──
彼女達はそんなことも気にする様子はなく、猿山の精液風呂をたっぷりと堪能して──
それから、ちょいちょいと猿山を手招きする。
流石に、精液風呂に入る度胸はなかったので、猿山は浴槽の縁まで進むので限界。彼女達は精液風呂を泳ぎながら、同じように、浴槽の縁に手をかける。水族館の人懐っこいイルカやシャチが、飼育員と無邪気なスキンシップを取るようなポーズ。下半身が精液風呂に浸かって見えない姿は、どこか、人魚のようだなと思っていると──
彼女達は、ぱかっと口を開ける。
まさに飼育員に餌をねだる姿だなと、思っていると──
げぇ〜〜〜っ……ぷっ♡♡
んぶっ……げぇっ……♡げぷっ♡
と──
モモとキョーコは、お行儀悪く精液臭いげっぷを、猿山の顔にぶっかけてくる。
知性をなくした動物であれば、それをスキンシップの一つとして捉えることも出来るが──彼女達は、それで猿山の肉棒がバッキバキに硬くなり、自分たちをお仕置きしてくれるという打算で行動をしている。男をからかうバカ雌には、二度と、バカな真似をしないように立場の差を教え込んでやるのが、雄としての義務。猿山は屹立した肉棒を、二人の鼻先に突きつけてやる。それだけでうっとりとしながら、肉棒の虜になっている二匹の淫靡な雌に、どんなお仕置きをするべきか。今や街中で聞かない日のないキョーコのアイドルソングを、精液まみれの全裸で、エロエロな振り付けで踊らせてやるべきか──それとも、決して乳首と秘部を晒すことのない人気アイドルと、精液まみれの全裸でイメージビデオ撮影会をやってやろうか──美少女過ぎるが故に、多種多彩な選択肢が浮かぶのだが──そのどれもが、結局、お仕置きではなく彼女達を喜ばせる結果になるだろうと思って、だから、悩んだ。