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「真里ぃー、いつまで寝てるのぉー、早く起きなさーい」  ドアの向こうからママの声が聞こえる。いい加減起きないと。 「んんぅ……はぁーい……」  私はドアの向こうに声を返すと、ベッドの上のほうに置いた時計を見た。ピンクの時計には「7:04」って書いてあった。もうそろそろ終わりにして起きないとな。私はかけてあるピンクのお布団をはがすと、両足をついて腰を上げ、おまんこに当てた手を上下に動かした。 「んっ♡ ん゛ッ♡ お゛っ、ぉお゛♡」 「あんたまた朝からオナニーしてんの?」 「んっぐ、う、うん、そぉ♡ し、してるぅ……ぉっほ♡」 「あんたそれやってこの間遅刻したんだから、やりすぎるんじゃないわよー?」 「は、はぃぃ……♡」  そんなこと言ったって、オナニーが気持ちよすぎるんだもん……♡  でも遅刻しちゃいけないのはもっともだ。早く終わらせないと……♡ 私は自分の体を見て、気分を高めていく。パジャマを脱ぎ散らかした体は、スポーツブラに包まれた胸が見える。まだ子供だから大人のお姉さんみたいなおっぱいはまだそれほど大きくないけど、ちょっとぐらいなら膨らんできている。やわらかい布だから、勃起した私の乳首がブラの上からでもわかっちゃう。 「お゛っ、んぉっ、おーーーっ、んぉおーーーー♡♡♡♡」  本当は男子の半ズボンみたいなパンツも履いているけど、おまんこいじるには邪魔すぎる。だから足首のところでくちゃくちゃになって引っかかっていた。おマンコのところを高く上げて、いろんな人に見てもらうことを想像しながらオナニーしちゃう♡ 「ぁーーー、ぃくぅーーーっ♡ いくっ、いっくぅーーー♡ おまんこ、まんこ、まんこいく、いくぅぅーーー♡」  いくいく連呼して、自分の声で気持ちを高める♡ ああいまからいくんだ、私いくんだ、おまんこいくんだ♡ イかないと、もうさっさとイかないと、いく、いくんだ、いくっ♡♡♡♡ イクイクイクっ♡♡♡♡ 「~~~~~~~~~~~ッっっっ♡♡♡♡」  両足のつま先を立てて、エッチな気持ちを頭の中でボールみたいに反射させて、ようやく私は一回イくことができた。高く上げた腰が反動でどさっとベッドに落ちて行って、頭がぼーっとする。時計を見ると、時間は「7:15」だった。よし、とりあえずイったんだ、急いで準備しないと。  私はベッドから降りると、ふらふらしながら汗だくの下着とパジャマを脱いで、スカートとシャツを着て自分の部屋を出た。  ご飯の部屋には、ママが私の分の朝ごはんを置いてもう掃除を始めている。 「あ、やっと起きてきた」 「おはよぉ……パパと兄ちゃんは?」 「もうとっくに出発したわよ。あんたねぇ、そんなにオナニーばっかりやってたら馬鹿になるわよ。毎朝右手びしょびしょになるまでオナニーして」 「だって気持ちいいんだもぉん」 「あんたそんなにイっちゃって大丈夫? 今日性育あるんでしょ? 忘れ物しないでよ?」 「んぁ……?」  ママにいわれて、ようやく右手に目が行く。見ると、私の右手にはびっちょりと半透明のどろどろと、白い本気のおまんこ汁がくっついていた。こんなになるまでオナニーしてたら、そりゃ頭悪くなっちゃうかも。でもそれよりも、私の考えは学校のことでいっぱいになっていた。 「えへぇ、そっか、今日、せーいくあったんだった……♡」 「ほらほら、もう思いついてアヘってないで、さっさと手洗ってきなさい」 「はぁい……♡」  私は頭の中がピンク色になっていくのを感じながら、洗面所に歩いて行った。 --------------------------------------------  学校の時計ってなんで針のやつなんだろう。長い針と短い針が、なんとなく12と1の間をむいているけれど、あれだと微妙な時間がわかんないんだよなぁ。しかも古いからか、長い針も目盛りと目盛りの間を指しているし、動くたびに振動するからわかりにくい。 「ねぇー、真里。聞いているのぉー?」 「ん?」  私が時計の針を見てぼーっと考えていると、ふと隣から声をかけられる。顔を向けると、友達の風花が私の顔を見て唇を尖らせていた。 「あ、ごめん。聞いていなかった」 「もぉーーー!」 「ごめんって、なんの話だっけ?」 「だからぁ、私の彼氏の話! コーコーセーなんだけど、最近ジュケンとかっていって、全然ヤってくれないのー!」 「えぇ……そんなのしょうがないじゃん。ウチの兄ちゃんもジュケンだけど、なんか毎日勉強ばっかだしさぁー」 「もぉー! ジュケンと彼女どっちが大事なのよぉー!」 「はいはい。それ先週にも聞いたよー」 「もぉー!」 「牛チチ女がモーモー鳴いてるー!」  風花と私が話して言ると、不意に風花のおっぱいが後ろから現れた手に揉みしだかれた。見ると半袖短パンの男子が一人、風花の後ろに立っている。近くにはいつも一緒にふざけている男子もいた。当然、風花もただ揉まれておとなしくしているわけじゃなく、その両手を振り払うと、手のひらをグーにして振り上げた。 「この、何してんのよ、馬鹿!」 「やーい、牛ちちぃー! おっぱいでチンポかくれんじゃねーかぁ?」 「なんなのよおこちゃま! アタシはあんたみたいなガキにきょーみないの!」 「うーしちちっ! うーしちちっ!」 「うるっさい、この!」  風花が怒っても怖くもなんともないのか、男子二人はそれぞれ隙を見て横から風花のおっぱいをつついて遊んでいる。まあ、女の私から見ても、目がクリクリで女の子らしい、かわいい風花が怒ってもさほど怖くはないだろう。くだらない遊びに私は軽くため息をつきつつ、席から立ち上がって机の中から長い定規を振りかぶった。 「とりゃ!」 「いって!」 「そりゃっ!」 「うぎゃっ!」  プラスチックの定規が男子二人の頭にめり込む。もちろん、尖ってない横のほうだ。こっちならそんなには痛くないし。二人が怯んだところで私は言い放つ。 「この馬鹿男子共! 馬鹿言ってんだったら向こう行きな、うっさいのよ!」 「お、鬼婆が起こった!」 「鬼婆パンツは虎柄パンツー!」 「うっるさい、とっとと消えな!」 「逃げろぉー!」  私がもう一度定規でたたくふりをすると、男子二人はクラスの後ろのほうへと逃げて行った。そのままほかの男子を引き連れて、今度は何か変なカードを広げている。 「おい見ろよ、新しいエロジックマジシャンレディ! 超エロくね!」 「やっべ、おっぱいデカすぎじゃん!」 「専用装備カードもみろよ、アニメだとめっちゃすごかったぜ!」 「やべぇー!」  男子っていったい何を考えて過ごしているんだか。もう私が怒鳴ったことなんてどうでもいいみたいに、持ち込んだカードゲームの女の子に夢中になっていた。私は定規を机の中に戻すと、風花が私の隣で腰に手を当ててドヤっていた。 「ふふん、どーだ!」 「あんた何もしてないじゃない」 「でも何とかしてくれたでしょ? 私には何とかしてくれる真里がいるんだもーん♪」 「あー、はいはいはい」  私は抱き着いてくる風花を適当にあしらいながら返事をした。まあ、風花も風花で正直自分のおっぱいは自慢のはずだ。こうして抱き着いていちいちくっつけてくるのもそうだし、さっきだって男子にからかわれていても本気でいやだったらもっと怒るだろうに。 「んまぁー、やっぱり? 私のおっぱい大きいから仕方ないよねぇ、男子も♪」  おまけにこんな風に言うくらいなんだから。 「はいはい、おっきいおっきい」 「あー、返事がテキトー。さては真里、私のおっぱいにシットしてるな~?」 「するわけないじゃん。男子だってふざけているだけなんだから」 「えー、そうかなぁ?」 「じゃあ次の授業見てなよ。男子たちのこと」 「次……? あー、次かぁ……」  風花が何かに気が付いたように苦笑いしていると、学校のチャイムが鳴って前の扉が開いた。 「はーい、皆さん♪ 午後の授業始めますよぉー♪」  風花も、男子たちも、クラスのみんながその声を聴けばそれぞれの机に戻っていく。自分の机に戻っていく風花が、悔しそうな目を前に向けていた。それもそうだろう。ウチのクラスの先生は、若くてきれいな大人のお姉さんだ。さっきまで騒いでいた男子たちも途端に静かになり、机に教科書やノート、鉛筆を出して準備し始める。 「あら、田中君?」 「は、はい!」 「ふふ、今日は忘れ物をしなかったんですね、えらいえらい♪ 先生が、なでなでしてあげますねー♪」 「ど、ど、どもっす……♡」  さっきふざけていた男子に近づいていくと、隣に立って頭をなでていた。一歩歩くたびに、先生の大きなおっぱいがたぷんっと揺れるし、お尻も柔らかくて、なんだかいいにおいがする。こんな先生を前にしたら、風花なんてどう見たって子供だろう。風花が先生に尖った目をしている一方で、男子たちは机の下で短パンにテントを張っていた。 「皆さん、今日もとっても、元気ですね……♡」 「……ッ♡」 「我慢しては、いけませんよ。私たちの学校は、小学生同士のセックスは禁止してますから、その分おちんちん、おまんこが、ムラムラ、しちゃいますからね♡ 男の子は我慢しないで、机の下でシコシコぴゅっぴゅってしましょうねぇ……♡」  そんなこと言わなくたって、男子達はみんなもうおチンポガッチガチだ、ズボンからぴゅって透明なお汁を飛ばしているし、もう何人かは半ズボン脱いでシコシコ始めちゃってるし……♡ 「それじゃあ、女の子は自分のおもちゃはもっていますか?♡ 性育の授業を始めますから、おっぱいやクリ、ディルドを持っている人は、椅子にくっつけて、準備しましょうねぇ♪」 「はーい♡」  クラスのほかの女子たちも先生に返事をすると、それぞれ自分のおもちゃを取り出した。おもちゃの形はいろいろだ。ハートの形したローターだったり、ベロの形をしておまんこを舐める機械だったり。私の場合は、ピンク色のくねくねしたディルドだ。根元に吸盤があるから、それを椅子にくっつけて、パンツは太ももに巻き付けるようにして脱ぐ。最後にローションをディルドに垂らしたら…… 「んんっぐ、ぅぅん♡♡♡」  そのまま椅子に座るようにして一気に根元まで入れた♡  おなかが中から押し広げられるような気持ちで、頭の中があっつい……♡ やっぱ、性育の時間は最高だ♡ いつもだったら授業中おもちゃでオナニーしてたら怒られちゃうけど、今だったら教室の中でオナニーし放題だもん♡ 周りに見られてるかも、気持ちいい……♡ 「それでは、倉崎さん。次の28ページを読んでください」 「は、はぃ……♡」  よ、呼ばれた♡ 読まなきゃ……♡ 私はおまんこが気持ちいいのに頑張って耐えながら、両足を踏ん張って立ち上がった。ディルドがじゅぬるっ手抜けて、エッチな音がする♡ 私は両手で教科書を持つと、裸の男の人と女の人がお互いを見てハートを出している絵の隣にある文章を読んだ。 「ふ、普段の生活で、周りの男の人や、女の人をみてエッチな気持ちになるのは普通のことです。でも、エッチな気持ちになるのは悪いことではありません♡ エッチな気持ちになるのは、相手がとっても素敵だということなのですから♡ でも、セックスとは赤ちゃんのできる行為です♡ 赤ちゃんはとても大切なものですから、むやみやたらに中出しすることはとても危険です。セックス以外で、エッチな気持ちを満たす方法を見てみましょう♡」 「はい、では倉崎さん。今度はディルドでオナニーしながら、次のところを読んでみてください♡」 「は、はぃぃ……♡ ぉっ、んぉお♡」  やば、めっちゃ恥ずかしい……♡ 男子達も女子も見てきている♡ で、でも気持ちいい♡ 私はディルドの先っぽをおまんこにちゅぷっと入れて、膝を軽く伸ばしたり曲げたりしてぬちぬちしながら、教科書の次のところを読んだ。 「ぉっ、おっほ♡ お、おなにぃ♡ 相互、オナニー♡ フェラチオ、ぉゥ♡ く、クンニぃ……♡ あ、あなる、せっくしゅ♡ ぁっぁっんんっぐ♡ 乳首いじり♡ ぉ♡ 手マン♡ 手コキ♡ パイズリ♡ 素またぁ♡」 「はーい、よくできました♡ いきそうですか?」 「い、いきそうれしゅ……♡」 「それでは、教科書を読んでくれた倉崎さんのオナニーアクメを見て、次に行きましょう♪ さあ倉崎さん、頑張って♪」 「んぃ、っひ、っひぃぃ♡」  そんなこと言ったって、もうイきそうだった♡ もうだめだ、いっちゃおう♡ 本当はもっともっと、お尻を動かしてみんなのおかずになったほうがいいんだけど、そうもいっていられない。私は両足でつま先立ちをした後、膝の力を一気に抜いて、腰をバヂュンッと落とした♡ 「ぃっぎっッッ! ~~~~っ♡ ぉっ、おおおっほ、おぉお゛お゛お゛お♡♡♡♡」 「あらぁ、とっても素敵なアクメでしたね♡ このように、セックス以外の方法でも気持ちよくなることはできます。ですが、大人の人と、おちんちんやおまんこが触れる時は、必ず必要な道具があって、それをコンドームと――」 「せんせー! トイレ!」 「こーら、先生は校長先生の肉便器だけど、トイレじゃないのよ?」 「んっふ、ふぐっ、んん゛……♡♡♡♡♡」  やばい、やばい、ちゃんとついていかないと……♡ 私はイったすぐ後でポヤポヤしている頭を必死に動かして、教科書の文字を追っていった。 -------------------------------------------- 「ただいまぁー」  家に帰ってくると、返事は帰ってこなかった。玄関に置いてある時計は「17:46」。もうそろそろ夕方のアニメが始まる頃だった。家の奥からは、何か柔らかいものをたたくような音が聞こえてきている。 「ママー、ただいまぁー」 「おお゛ぉおお゛お゛お゛ッ、おお゛おおお゛♡♡」 「オラッ、ガキ帰ってきてんぞマゾ豚ッ!」 「ンぐぅうぅうう♡♡ ンんぅうんッ♡♡♡ んぉっ、おお゛ぉおん♡」  テレビの部屋にやってくると、ママは知らないおじさんとセックスをしていた。おじさんは筋肉がムキムキで、ママの足を抱え込んでソファでアヘっているママに向かっておちんぽを出し入れしている。ママは私が帰ってきたことに気が付いていないみたいだった。しょうがないなぁ。私はママのすぐ近くまで行って声をかける。 「まーま! ただいまってば!」 「ん゛んっ、ぁ、ま、真里ッんっぐ♡ お、おかぇり゛っん♡」 「ママー、おやつないのー? おなか減っちゃったよぉー」 「と、とだな゛に、ある、から゛♡♡♡ んっぐ、くっきぃ、たべ、ぁっあ゛っいいぃ♡ そこッ、そっこ、キクッ、きくぅう♡♡♡」  アヘっていてよく聞こえなかったけど、いつもお菓子が入っているところにあるんだろう。私はランドセルをその場において、クッキーを数枚取り出し、ジュースと一緒にソファに持ってきた。ママとおじさんはセックスをやめる気がないらしい。裸でおチンポとおまんこ抜き差しして、ぐっちょんぐっちょんいやらしい音を立てていた。 「悪いなぁー、お嬢ちゃん! お前のカーちゃん借りてんぜ!」  おじさんはママを犯しながら私のほうを見ていった。ふと見ると、おじさんのすぐ足元には、荷物を届ける仕事の人が着る服が置いてあった。 「おじさん、タクハイビンの人?」 「おう、そうだぜ! お前のカーちゃん美人じゃねーか。二十代後半の美人なカーちゃん持つといいよなぁ!?」 「えー、ママもう40だよー」 「ひゅー! アラフォーで見た目二十代後半の美魔女とか最高じゃねーか! どうだぁ?! お嬢ちゃん♡ 後でおめーのカーちゃんアヘらせたチンポぶち込んでやろうか?」 「えー……」  私はそっとおじさんのチンポを見た。確かに太いしでっかいし、ママみたいな女の人は好きそうなおチンポだ。教科書で乗ってたおチンポのサイズでも、大きいおチンポのサイズなんだろう。でも、私はそんなおチンポを前にして首を横に振った。 「やだ。私処女だし、おじさんのチンポ痛そうだもん。入るわけないじゃん」 「なんだよ、つれねーな」 「だって入んないよ、おじさん学校でおまんこのこと習わなかったのー? てゆーか、家族でも知り合いでもないおじさんといきなりセックスなんてしたくないし」 「知らねーよ、俺らの世代はそんな性教育進んでねーの!」 「いーから。ママとセックスやるんだったらベッドいってよ。ママがうるさいからハメブラできないじゃん」 「へっ、最近のガキはませてやがる。わぁったよ。おら行くぞ、ババァ!」 「んっぎぃっ、あっ、お゛っっほぉおおおお♡♡♡♡♡♡」 「ちゃんとゴムして掃除してよねー」  私の声が聞こえているのかいないのか、おじさんはママを抱えてテレビの部屋から出て行った。これでようやくハメブラできる。私はテレビの横につながったスウィッチの電源を入れると、コントローラーを手に持った。まずは練習モードでキャラを選んでいるところ、ふと後ろでドアの開く音がする。 「ただいまー……」  入ってきたのは、黒いくるくるパーマの髪をした、お兄ちゃんだった。お兄ちゃんは長くため息をつきながらカバンを下ろすと、耳からイヤホンを外して首にかけていた。 「お兄ちゃん、お帰り」 「おー……ってくっさ! 真里、お前またオナってたのか?!」 「違うよ! ママがタクハイビンのおじさんとセックスしてたの!」 「母さんが? ……はぁ、しょうがねーなぁ……」 「今日早いんだね、塾は?」 「予備校な。今日は家で勉強する日なんだよ。あー、これかぁ……ったく、自分でやれよなぁ、大人なんだから……」  お兄ちゃんはなんだかぶつぶつ言いながら、ママとおじさんが脱ぎ散らかした服とか下着とかをまとめていた。ママの分は隅に放って一つの山にして、おじさんのほうは臭そうな課をしつつ、においを消すスプレーをかけて軽くたたんでおいておく。これでよしと小さく言うお兄ちゃんの目の下は、ちょっと黒っぽく色がついていた。 「ねー、お兄ちゃん」 「どうしたー?」 「ハメブラ教えてよ! この間ホノカ来たじゃん、メテオアクメ教えて!」 「悪いけど、また今度な。言ったろ、今日家で勉強の日なんだよ」 「えー、いっつも勉強じゃーん。大丈夫?」 「受験生は勉強すんのが仕事なの。おめーも宿題忘れんなよ。七時になっても母さん降りてこなかったら部屋来て兄ちゃんに言えよ。な?」 「ん、うん」 「よし、いい子だ」  ソファの後ろのほうから、ごつごつした手が私の頭をわしゃわしゃ撫でてきた。お兄ちゃんはキッチンでコーヒーを作ると、また耳にイヤホンをしながら、コーヒーの湯気と一緒に出ていった。  テレビの部屋に残された私は、しばらくコントローラーをプラプラ揺らした後、もう一度テレビのほうに向きなおる。リモコンでテレビ番組に変えると、夕方のお天気前のニュース番組がやっていた。 『こちら、新宿でニューオープンした、トップレスウェイトレスバー、連日大賑わいでーす♪ 皆さんとても美人で、男性客が途絶えません!』  私は誰もいない部屋で、上半身裸のお姉さんがビールを運んでいる姿をぼんやりと眺めていた。 --------------------------------------------  結局ママは七時になっても浮気セックスに夢中だった。お兄ちゃんに頼んでおじさんを追い返してもらったけど、晩御飯はいつもより少し遅くなった。それのせいかは知らないけれど、ベッドに入ったのになかなか眠れない。時計を見ると、時間は「01:05」になっていた。 「んー……」  二時間経っているのかな。確かベッドに入ったのが23時だった。寝なきゃいけない時間なんだけど、寝なきゃ寝なきゃと思うほどに、目が冴えちゃって眠れない。オナニーでもしてさっさと寝ようかと思うけど、今朝みたいにおまんこをいじっても、いまいちいつもみたいに気持ちよくなれなかった。 「……たしか、ホットミルクがいいんだっけ」  どこで聞いたのかはもう覚えていないけれど、確かホットミルクが寝るのにはいいらしい。私は自分の部屋から出て、廊下に足を踏み出した。  二階は家族の部屋がそれぞれ並んでいる。パパとママの部屋は静かなものだ。こっそりのぞくと、裸のママとパパが抱き合って寝息を立てている。今起こすと怒られそうだと、私はそっと閉じた。もう一つ、明かりが筋になって漏れているのは、お兄ちゃんの部屋だった。もしかしてこっそりゲームか、オナニーでもしてたりして、と思うけど……覗き込んだお兄ちゃんは、またイヤホンで音楽を聴きながら、机に向かってペンを動かしたり、教科書とにらみ合っていた。 「……ひとりでやろ」  なるべく音をたてないようにして一階に降りる。  ホットミルクなんて簡単だ。コップを出して、牛乳を入れて、レンジに入れたら「飲み物」ボタンを二回押してスタート。プラスチックとガラスはダメ。前にやろうとしてママにすっごい叱られた。しばらく待っていると、高い音がするとホットミルクの完成だ。ちょっとだけ甘いミルクを飲んでいると、不意に、コーヒーの粉が目に映る。私はしばらくそれを見つめていると、冷め始めたミルクを一気に飲み干した。  自分のコップを片付けて、お湯を電気ケトルに入れて、別のコップにコーヒーの粉を入れる。確か、スプーン二杯分。その間にパジャマを脱いで簡単に準備をすると、沸いたお湯をコップの中に入れる。トレイにコップとコーヒーを数枚乗せて、こぼさないように慎重に上がっていく。  もちろん向かうのは、お兄ちゃんの部屋だ。 「……お兄ちゃん」 「真里か? どうしたー、こんな遅くまで。もう寝ないとダメだろ」  お兄ちゃんは教科書のほうを向いたままこっちを見ない。よし、これならいいだろう。 「ふふーん♪ 頑張っているお兄ちゃんのために、かわいい妹がコーヒーとおやつのクッキーを持ってきましたー♪」 「おお、悪いな」 「はーい、どうぞぉー……♡」  私はそう言いながら、お兄ちゃんの隣にやってきて、コーヒーを差し出す。 「なんだ、入り口に置いておいてくれれば……」  私のほうに向きなおったお兄ちゃんは、目を丸くしていた。私はにやにや笑いながら、勉強机のノートと教科書の上にトレイを置き、お兄ちゃんの前でポーズをとってみる♡  お兄ちゃんが驚くのも無理はないだろう。今の私は、パジャマの上着と、下のパンツ以外は何もつけていない♡ 上半身は裸だし、おっぱい丸見え♡ 下のほうは当然パンツだけだ。それも、パンツを寄せて大人のお姉さんが着るビキニみたいにしてるし、お尻は思いきり食い込んじゃってる♡ 「んっふふー、どう?♡ トップレス♡」 「あ、い、いやお前……」 「どう、どう? お兄ちゃん♪」 「……いや、どうって……」 「んっふ♡ 隠さなくっても大丈夫だよ、お兄ちゃん♡」  私はお兄ちゃんの足の間に潜り込んだ。戸惑い気味のお兄ちゃんのお股に手をのせると、ジャージの下では固いおチンポがびっくびくしている♡ 「んふー♡ おっきい♡」 「真里、あの、兄ちゃん勉強があってな?」 「勉強勉強って、お兄ちゃん最近そればっかり。そんな勉強ばっかりしてたらおかしくなっちゃうよ?」 「いや、そうはいってもだな」 「それに、お兄ちゃんロリコンじゃないのに、私のおっぱい見ておちんぽおっきくしちゃってるし……いっつも我慢してるんでしょ? イヤホンで周りの音聞こえないようにして」 「……ッ」 「だからさ、お兄ちゃん。たまには、すっきりしよ? ね?♡」  お兄ちゃんは慌てていた。余裕なく、視線を泳がせている……♡ そんなお兄ちゃんを前にして、私はジャージを脱がせていく。トランクスも下ろし、お兄ちゃんのガッチガチになったおチンポが出てきた♡ くっさい、よどんだザーメンのにおいがする♡ 私はそれを軽く唇で触れると、先っぽから咥えて裏筋を舐めつつ、両手で上下にしっこしっこ♡  よっぽど溜まっていたんだろう。もう数回シコシコしただけで、金玉がきゅっと上がって、私の口の中に濃厚なザーメンがあふれ出してきた♡ 呻くお兄ちゃんを上目遣いで見つめながら、私は口に出されたザーメンを飲み干していく♡ 喉に引っかかる、どろどろの液体♡ それは何回も何回も、脈打って私の口の中に出され、そして私のお腹の中に流れていくのが分かった♡ ようやく終わったころには、お兄ちゃんは私をじっと見つめて、私の両肩を掴んでいた♡ 「真里……♡」 「にひひひ♡」  私はパンツの中に指を滑り込ませる。こっそり買っておいた、お兄ちゃんサイズのコンドーム♡ 一枚取り出して、まだまだ固いお兄ちゃんのおチンポに取り付けると、両手をお兄ちゃんの手に絡ませた……♡ 「いいじゃん、私みたいな小学生、身近でセックスできるのなんてパパかお兄ちゃんだけだもん。私はお兄ちゃんでイきたいだけ、お兄ちゃんは私をオナホにするだけ……♡」 「でもおまえ……処女だろ……?♡」 「そうだよ♡ でも、お兄ちゃんになら、いいかな♡」 「い、いいんだな……♡ お兄ちゃん、もう止まんないぞ♡」 「いいよ……来て……♡」  ふわりと、体が浮き上がった。お兄ちゃんは私を抱き上げると、そのまま両手でお尻を掴む♡ 「ぁっ、あ♡」  ぷにぷにのおまんこを包むパンツがずらされ、まだ私の、気も生えていないおまんこに、お兄ちゃんのおちんぽが押し付けられる♡ 来ちゃう、来ちゃう……♡ 来……ッ♡ 「お゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」  私の低い声を合図に、お兄ちゃんは腰を振り始めた♡♡ 「お゛、おおおっほ、おぉお゛お゛お゛お♡♡♡♡ ンぐぅうぅうう♡♡ ンんォおッ♡♡ んんっぐ、ぎゅぅうう♡♡♡ ち、ちんぽぉ♡♡ お兄ちゃんのチンポッ、おくっ、おくきてる♡ ぐっぽんぐっぽん、私のおまんこ、ゆ、ゆらしてる゛ぅう♡♡♡♡♡♡」  一番奥の子宮を、お兄ちゃんのおチンポが何度も何度もノックする♡ 押しつぶされる感覚に、頭の中がわけわかんなくなる♡ 「あ゛っ、ぃっぐ、いぐっ、いっぐ、ぃっぐぅうううううううううううう♡♡♡♡♡♡♡」  イった、間違いなくイった、いつもと同じ、毎朝感じているのと同じ感覚。でもそれ以上♡ 止まらない、イったのに気持ちいいのが止まんない♡ これが、これがセックスなんだ♡ 気持ちいい、きもちいいい♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 「あッぁッあ、アッぁッあ♡♡♡ あっ♡ ぁ、あ、ぁぁッぉ♡♡♡ あッ、んっぐ、ぁッん゛♡♡♡ おおん゛っ♡ あっ、ぁッ♡ ん゛ッ♡ オお゛お゛ぉ゛お゛おッッ♡♡♡♡ お゛ッ、んぉおおッっ♡♡♡♡」  イってる私もお構いなしに、お兄ちゃんは何度も何度も犯してくる♡ でも、私も感じていた。さっきと同じ、お兄ちゃんのチンポ、ちょっと大きくなってきてる♡ いきそうなんだ、きそうなんだ♡ 「おにいぢゃ♡ おにっっぢゃ♡ あっ、あっが♡ ぉっおっほぉ♡ んぉ゛♡♡♡ お゛っに♡ いぢゃん♡ おにっぢゃ♡ おに゛ぃぢゃあ♡ あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ♡ ぉんぉおっほッ♡ お゛っ、おぉ、オンんォおッ♡♡ んんっぐ、ぎゅぅうう♡♡♡ あ゛ッ♡ あっ、あ゛っぎ♡♡♡♡ ぁあ゛、あ゛ぉ、あ゛ぁ♡♡♡♡ お゛お゛ぉ゛お゛おッッ♡♡♡♡ お゛ッ、んぉお♡♡ ンお゛お゛おぉおおッっ♡♡♡♡」  何度となくイった私の体をさらに根元に強く押し込めるようにして、お兄ちゃんはイった♡ 私はお兄ちゃんのおチンポが、びっくん、びっくんって大きく動くのを感じながらそのまま……どこか、柔らかなところに行く気がして、そして……♡♡♡♡♡♡♡ -------------------------------------------- 「真里ぃー、起きなさーい!」  気が付くと、ドアの向こうからママの声が聞こえていた。私はいつも通り、自分の部屋のベッドにいた。パジャマを着て、もちろんブラもパンティも履いた状態だった。布団をはがして置きあがり、時計を見る。時間は「6:32」。ベッドから降りて、部屋の外へと出る。  廊下に出てきた私の姿を見て、ママは目を丸くしていた。 「あら、珍しい。今日休みなのに」 「たまには早く起きるよ」 「そ。昨日はごめんね、晩御飯遅くなっちゃって。もう出来てるから、好きな時間に食べなさい」 「うん」  ママはそういうと、一階に下りて行った。私はその姿を目で追いながら見えなくなると、こっそり隣の、お兄ちゃんの部屋に視線を向ける。ちょっとだけドアを開いて中を覗くと、お兄ちゃんはもういなかった。 「……」 「何してんだ」 「ひゃぅ!」  小さく悲鳴を上げて後ろを向くと、お兄ちゃんがいた。今日もどこか出かけるのか、ジャージから外行き用の服に着替えている。 「お、お兄ちゃん……あの」 「……昨日、ありがとうな」 「……やっぱり、運んでくれたの、お兄ちゃんだったんだ……」 「そりゃそうだろ。恋人じゃねーんだから、一緒のベッドで朝になったらなんとなく気まずいだろうが」 「うん……」  なんだろう、何か言いたいのに、言葉がうまく見つからない。こんなことって普段はないのに。私は胸の前で指をいじくって、なんて言ったらいいかと考えていると、お兄ちゃんはその場でしゃがんで私の顔を覗き込むと、にっこり笑って頭をなでてくれた。 「また頼むわ、な?」 「……えへへ」  私はお兄ちゃんに抱き着きながら、ほっぺにキスを返した。

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