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 Twitterで公開していたイラストに差分とちょっとしたSSをつけたものです。

 今はこれでどうか。


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 ある朝起きたら俺は見知らぬ女子小学生になっていた。

 目覚めた瞬間から違和感はあった。元気みなぎる身体、甘い香り、柔らかい布団。おそらく昨晩眠った時――というべきか、職場の夜勤で椅子を並べ仮眠を取っていたはず。

 そして鏡を見て驚く。綺麗な髪に幼い体つき、可愛い顔。元の俺の面影などミリもなかった。

 学習机に放置されていたノートから、どうやら今の俺が『あい』ちゃんという小学3年生の女の子だということはわかったのだが、それ以上の情報は得られず。

 どこの小学校に通っているのか、ここがどこなのか、どうしてこうなったのかも何一つわからない。

 混乱しているうちに母親らしき人物が現れたので事情を説明しようとしたが、変な夢を見たのねと言ってきかない。髪をツインテールに結われ、着替えさせられて、学校の準備をさせられた。間もなく母親とともに家を出ると、母親は駅に消えていく。

 かくして、俺は学校の場所もわからないまま放り出されたのだった。


「……はぁ」

 広い公園の一角、ベンチに腰を下ろして俺はため息をつく。

 薄紫のランドセルをひっくり返してみたが、小学生らしい文房具やいい加減にとられたノート、くしゃくしゃになったプリントがあるばかり。家の鍵や学校の場所を示すものはなく、得られたのはこの子がズボラだという情報くらいのものだった。

 電柱などからここがどこかはわかったが、俺が過ごしていた街とは遠く離れていて土地勘などなかった。

 平日の昼間からランドセルを背負った子どもがうろうろしていれば、通報されたりおまわりさんに声をかけられたりしてもおかしくなさそうなのだが、案外小学生くらいの子は見かける。俺が小さかった頃とはまた事情が違うのだろう。

 両親の電話番号や住所は見つかったものの、携帯電話も公衆電話もない。

「どうしたものか……」

 途方に暮れる。記憶喪失を装って周囲に助けを求めることも考えたが、それは最後の手段。もう少し案を練ってからでもよさそうだった。

「……ん?」

 あれこれと頭を捻っていると、不意に視線を感じる。そちらへ目をやると――スーツ姿のおっさんが俺の方を熱心に見つめていたようだった。俺が気がついたとみるとすぐに顔を逸らしたが、俺の足元に集中していたようだった。

「なるほど」

 いや、正しくは俺の下半身を見ていたらしい。スカートを穿いていたにも関わらず、俺はいつもの癖で大股を開き純白のお子様ぱんつを丸出しにしてしまっていたようだった。

「……へー」

 しかし俺が嫌悪感を示していないのが伝わっているのだろう、おっさんはバレてなおちらちらとこちらを覗き見てくる。ロリコンか、よっぽどこじらせた童貞のどちらかだろう。

 挙動不審な様が面白いというのもあるが、意外とこうして……見られるのは嫌いではないかもしれない。

 やがておっさんは俺の方を見つめながら、臆することなく対面のベンチに座りじろじろと眺めてくる。

「ふふっ」

 情けなく、見てて愉快だった。今の俺のような小さな子どものパンツを見て喜ぶなど。そして同時に――心地よい。身体の芯から、とくとくと快感が生み出されていく。

 まずい。とても気持ちがいい。俺の脚は徐々に開いていき、ぱんつを見せつけていた。

 ――どうせ俺の身体じゃない。あまりにも荒唐無稽、夢に決まっている。

 自分への言い訳を済ませた俺は、静かに立ち上がってスカートを下ろした。おっさんも仰天して、腰を抜かしている。

「……おじさん、見てて」

 か細い声でつぶやいた俺は、パンツも脱いでしまった。

 ほとんど往来のない寂れた公園の、さらにその隅っこ。気づけば俺は、ブラウスだけの姿となっていた。今朝もちらりと見たが、股間には一本肉の割れ目だけがある。男ではない。

 緊張して呼吸が荒くなり、おまんこがきゅんきゅんと唸る。顔が熱くなり、脚が震えてきた。

(……やべ、あのおっさんめっちゃ見てる)


 向こうも堂々と見てくる。スマホを取り出し、撮影すら始めてしまった。

 けれども止められない。見知らぬ女子小学生になっていたという困惑と異常を包み隠し曖昧にするように、俺の興奮は加速していく。

「……んっ」

 生理が来ているかも怪しい女の子の股間がじゅくじゅくと疼いている。愛液で湿ったおまんこが野外の風に拭かれ、涼しさと露出の実感をもたらし背筋をぞくぞくとさせた。

「……」

 相変わらず、俺とおっさんの間に会話は一切ないものの、時折目は合う。最初こそ気まずそうに、罪悪感も漂わせていたおっさんだったが今では俺の痴態に夢中だった。

 よく見ると、あのおっさんは俺に少しだけ似ている気がする。だからこそそこまで気色悪くないのかもしれない。

 おっさんは脇においていたカバンを膝の上に乗せた。もぞもぞと動かして……あからさまに、オナニーをおっぱじめていた。

 よくもまあやるもんだと感心してしまう。こちらは無邪気で仕方のない小学生、多少裸になったりおまんこを晒したとて罪に問われることはない。

 一方で向こうさんはあの動作だけで職質をされ、現行犯逮捕されかねない。

 けど……つまり、それだけおっさんが俺に欲情しているということだ。なんだか可哀相のような、愛おしいような。くたびれている雰囲気もあり、独身かもしれないし既婚だとして娘に虐げられているタイプ。勝手な想像だが、遠くはないだろう。

 ――決して恵んでやるとか慰めるとか、そういう施しではない。あのおっさんを憐れんだのではない。俺が、俺自身がそうしたいだけ。

「……ん、しょっと」

 俺はブラウスとキャミソールも脱いでしまう。ふぁさりと地面に落とし、ちょこんとした乳首もさらけ出してしまった。

「ぁ……」

 ほとんど全裸。ソックスと靴は履いているがそれだけ。おっさんの動きも激しさを増し、目が血走ってきていた。襲ってこないのがギリギリの理性なのだろう。

 俺も全身が火照り、どうしようもない。今すぐにでも股間をまさぐり乳首をこねくり回したいのだが、服を脱いだだけで身体は歓喜に満ち溢れて動いてくれなかった。

 興奮にあてられたのか、まもなく尿意が迫ってきたものの――俺は隠すことなく、そのまま垂れ流した。すぐ後ろにトイレはある。だが、おっさんに見せつけたまま漏らしたかったのだ。

(あ……おしっこ……はは、流石にやばいか?)

 ぶるりと全身が小刻みに揺れ、小さな穴からひたひたと液体が流れていく。足元で跳ねて、あたりをびちゃびちゃに濡らしていった。

「ぁ……んっ!」

 ――一瞬のうちに、脳天まで快感が突き抜ける。触れてもいない股間がきゅうっと締まって、膝ががくがくと笑う。コレは間違いなく、性感だった。

 俺はふらふらとバランスを崩し、後ろのベンチに身を預けた。しかしおしっこはまだ止まっていない。ベンチを汚しながら、俺はびくびくと痙攣していた。

 そして、ぷちりと意識が途切れる。

 やはり夢だったか、これで目が醒める――


 ――とも思ったが、光が戻っても周囲に変化はなかった。

 しかし頭がやけにすっきりとしている。ここは……ママと来ることもある公園。そうだ、ここは子どもの頃からよく遊んでいた公園だ。

「……そうだ」

 次々に自分のことを――『深山 亜衣』のことを思い出していく。さきほどの絶頂が鍵になったようだ。それでいて、別に前の俺のことを忘れるわけでもない。

 とりあえず……学校に行こうか。俺はランドセルからティッシュを取り出して股間を拭う。その後脱ぎ散らかした服を着ていった。

「……秘密ね、これ。また……してあげるから」

 俺はぽわぽわした頭のまま、おっさんに告げる。

 凄まじいことをした自覚はあった。二度としない方がいいことも理解している。けど、おそらくこの快楽は手放せそうになかった。

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