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 森でひときわ目立つ巨木、その太い根が作る洞穴にふたなりユニコーンロロの住処はあった。

中は空気があまり通らないため粘り気を持った性臭が常に漂っており、棲み付く二匹のけだものの劣情をくすぐる。

そして、入口に近い場所に置かれた腰ほどまである高さの手製の机で、早く起床し採ってきた果実を、冒険者の頃使っていた小さなナイフで食べやすく調理している全裸のアルフレッド。


 「……」


 身体を鎧のように包んでいた筋肉はすっかり落ち、代わりにむちむちした脂肪が全体を覆う。

かと言って太っているのかと言えばそうではなく、むしろ日々の激しい「運動」によっていくらか引き締まっているためか、動作の度にぷるん♡♡と軽く弾む。

太いモノを受け入れるため広がった腰を目立たせる、叩き甲斐のある桃尻とそこにうっすらと残る赤い手形。

太腿にもある同じ痕が昨夜の情事の激しさを想起させた。

日焼けし少し茶色味がかっていた肌も白くハリのある滑らかなものに変わっていて、とにかく触り心地が良さそう。


 軽く膨らんだ胸の先端、ピンク色の突起はクリトリスのように大きくなり、反面ペニスと睾丸は元々の物より少し小さい。

精悍で整っていた顔つきは緩み、優しい性格を表すみたいにふんわり丸く、首元まで無秩序に伸びたダークブロンドの髪と合わせて幸が薄い美女と言った風にも思えた。


 彼はここに住むようになって少ししたぐらいから、一方的に「彼女」の身の回りの世話すべてをさせられている。

今している食事の準備はそのうちの一つにすぎず、他にも水浴びの補助や草を寄せ集め作られたベッドの整備、家具の作成などとにかく枚挙に暇がない。

最初こそ愛するオス様のため恭しく献身的に行っていたが、何日も同じことが続くとなると話は別で、メスにされる前まで持っていた誇りが顔を出し、正直うんざりし始めていた。

朝起きる度いつもの横暴な態度に嫌気が差し、逃げてしまおうとすら思う。


 だが、アルフレッドには唯一で絶対の、離れられない理由があった。


 「おっはよ~アルきゅん♡♡♡」


 「んぁっ♡♡♡」


 不意に後ろからかけられた言葉と共に、デカ尻が全くと言っていいほど遠慮せずぐにぃ♡♡♡と揉まれる。

たったそれだけで、淫乱に開発されきった肉体は嬌声を上げてしまうほどの快楽を滲ませた。


 「今日もえっちな身体だね~♡♡♡」


 感触を愉しむような押し潰す指使いが続き、さらには足の付け根の少し上で影になっている、特に弱いところが重点的に刺激されていく。


 「んっ♡♡今危ないからだめだってっ……♡♡」


 すぐに刃物を置いて作業を中断し、机に手をついて耐える。

無遠慮に自分の身体を這いまわってくる厭らしい手は、気持ちよくて振り払うことが出来ない。

それどころかつい先ほどまで冷静だったはずの頭はスイッチが入ったみたいに一瞬でピンク色に染まり、自らぐいぐい媚肉を押し付けてしまう。


 「言う割には『もっとして~♡♡♡』ってボクを誘ってきてるけどなぁ~♡♡♡」


 「っ♡♡だってっ……♡♡♡」


 痴態をなじられると、深いところからぞわぁ♡♡♡とした波が押し寄せた。

奥にある秘められた穴が、どろりとした液体を分泌しだす。


 「はぁ~♡♡♡相変わらずアルきゅんのエロいデカ尻はすべすべもちもちで、いくら揉んでも飽きないよ~♡♡♡」


 「えろいとかデカじりっていわないでっ……♡♡♡♡」


 さらにこうして下品な言葉で感想を言われれば羞恥で身体が熱くなり、甘く酸っぱいフェロモンを含んだ汗をかく。


 「ふひひっ♡♡♡すぐ興奮してメス臭い匂いぷんぷんさせちゃってぇ♡♡♡すけべ♡♡♡変態♡♡♡」


 「っ♡♡♡はぁっ♡♡♡ぃゃ♡♡♡いやぁ……♡♡♡♡」


 嬉々として繰り返される罵倒は、自身がとうに誇りも何も無くなったこのオス専用の女であり、雑に扱っても悦ぶはしたない肉便器であることを思い起こさせた。




 ここでの共同生活が開始されてからの数か月で、ロロもまた大きく変化していた。


 まずすっかり人に慣れ、最初にあったどもりや恐怖心が消えている。

次第に表れていった本性はあまりに淫猥で意地の悪いものだった。

行われる性的いたずらや粘ついた語尾による言葉責めはとにかく卑猥でねちっこく、心を激しく蝕む。

しかも長い期間を経てアルフレッドのあらゆる性感帯はバレてしまっており、喘がせるも焦らすも彼女の思うがまま。

彼の肉体は既に完璧に堕ちているが故全く対抗できず、何をされても受け入れて愛らしく反応を返し、むしろ愉しませている。


 そして、今日もまた絶大な快楽と、甘美な敗北を味わわされるのだった。




 「うひっ♡♡♡太腿もむちむちでさいこ~♡♡♡♡」


 「んぅ……♡♡♡ぁ……♡♡♡」


 手は徐々に移動し、内ももをすりすり撫で回している。

他よりも少し感度の高い場所であるためこそばゆく、しかし弱点よりは感度が低いためどこか物足りない。

結果として次を求めるようにしなをつくり、くねりくねりと足を、でっぷりとした下半身を艶めかしく動かしてしまう。


 「欲しいなら欲しいって言えばいいのにぃ♡♡♡そしたらすぐにボクのチンポ♡♡♡すぐアルきゅんのケツマンコに入れてあげるのになぁ♡♡♡♡」


 「―――♡♡♡ちがっ♡♡♡」


 恥を捨てておねだりし、遠慮なくぶち込んでもらうことを想像すると全身が震える。

ロロは言葉通り、いつも求めれば必ず挿入してくれたが、かと言って求めなければ全く挿入してくれない。

しかも、求めたら求めたでその後散々淫乱だとなじられ、辱められてしまう。

どうにか勝ちたくて何度も我慢比べをしてみても、既に相当性欲の扱いには慣れてしまったようで、メスとして開発されきった肉体では簡単に敗北してしまっていた。


 「ふひっ♡♡♡カラダビクってしたよぉ?♡♡♡」


 「っ♡♡♡これはっ♡♡♡」


 「メスの分際で反論するな……♡」


 「ひっ♡♡♡」


 低い声で急に凄まれると、男らしさを感じてアナルが引きつった。

ぐちゅ♡♡♡と水音が鳴り、尻たぶを愛液が滴っていくのを感じる。


 「……ふひひ♡♡♡まぁボクはどっちでもいいんだけど♡♡♡次はおへそ、弄ってあげるねぇ♡♡♡♡」


 嘲るような笑いを聞きさらに気持ちよくなっていると、五指がフェザータッチで上へと昇りながらゆっくり尻を愛撫していく。


 「っく♡♡♡あぁ♡♡♡♡」


 うぞうぞ虫が這うかのような十の感触。しかししっとりした肌によって行われると意識が集中し、敏感になってしまう。

触れるか触れないかのまま円を描くように動かれると、揉みしだかれたくてたまらない。

時折爪が食い込むちくりという痛みも、すぐにじんわりする快楽を滲ませた。


 「あ~♡♡♡やっぱりどう触っても最高だよぉ、アルきゅんのデカ尻♡♡♡喘ぎ声もかわいい……♡♡♡」


 ハスキーな囁きは身体の芯を甘く痺れさせ、次なる快楽を求めさせる。

何度か全身をビクつかせていると、指はやがて背中の下部へと到達した。


 「こっちはお尻と違ってすらっとしててぇ♡♡♡思わずくすぐりたくなっちゃうんだよねぇ♡♡♡ほらほらぁ♡♡♡」


 「っは♡♡♡ぁふ♡♡♡くふっ♡♡♡くふふっ♡♡♡」


 皮膚の薄い場所をくりくりとくすぐられると、どう頑張っても喘ぎ交じりの笑い声が出る。

いたずらじみた責めの中で無理やり笑わされるのは屈辱的で、それ故秘部がより潤うほど気持ちいい。


 「脇腹はちょっともっちりしてるよぉ♡♡♡ふひっ♡♡♡順番に味わってあげるねぇ♡♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡あはっ♡♡♡あはぁっ♡♡♡やめっ♡♡♡んひっ♡♡♡」


 こそばゆさの中にある刺すような快感は少しずつ確実に我慢を削り取り、チンポ大好きなメスという本性を暴いていく。

 

 早く負けてしまいたい。便器のように使われ、固形のように濃くぎとぎとな「白いおしっこ」で、ナカを満たしてもらいたい。

でも、今日こそは我慢比べに勝たないと。勝って、勝って……。


 そうして、ただロロに勝つという事が目的になっていながら、確かに顔を愉悦で歪め、嬉しそうに厭らしい責めを享受しているアルフレッド。

当のロロは正しく淫乱と呼ぶにふさわしい彼の痴態と表情を盗み見て、ほくそ笑んでいる。


 「ふひひっ♡♡♡♡」


 彼女の指は背中、脇腹とジグザグに昇っていき、一か所の気持ちよさに慣れさせないよう少しずつへそへと向かっていた。

そして、目的地と同じ高さまで到達すると、身体の前面へと向かい、ぷにっとした腹の肉を左手でたぷつかせながら、右手は穴の周囲をくるくる回る。

さらに身体は密着し、熱い大きなモノが臀部へと張り付いた。


 「っあ♡♡♡♡」


 尻たぶがかき分けられ、弾力と柔らかさのある谷間で鋼鉄のような硬さを感じさせられてしまう。

早く入れてほしい頭はすかさず下半身を動かして、ずりずりした尻コキで媚び、求愛する。


 「うひひっ♡♡♡ボクのチンポ好きすぎでしょ♡♡♡お尻に当てただけですぐ媚びちゃってぇ……♡♡♡♡ホントはすぐにでも入れて欲しがってるのバレてっからな……♡」


 「―――♡♡♡♡」


 小さくも威圧感のある囁きで砕けそうになる腰は、チンポによって支えられてより密着度が増した。

使われすぎてぷっくり膨らんだ縦割れアナルに軽く当たり、荒い呼吸に合わせて擦れる。


 「ちょっと囁かれただけで腰抜けそうになっちゃってぇ♡♡♡淫乱♡♡♡」


 「ぁふっ♡♡♡」


 罵倒によりひくつくと強い摩擦が起こり、ぐじゅ♡♡♡と洞穴内をいやに響く。


 「それにお尻の穴、もうびしょびしょになってるよぉ♡♡♡」


 「んんんっ♡♡♡」


 続くはしたない肉体を自覚させるような言葉で、発情しすぎたペニスが薄い汁を迸らせた。

地面に滴り、ぽたぽたという音も鳴る。


 「あれ、ちょっと出しちゃった?♡♡♡……くひひっ♡♡♡ねぇ、おへそ見てよ♡♡♡」


 蕩けた頭が思わず下を向くと、腹にある「穴」を弄ぶ「棒」という光景があった。

奥へ突っ込み、抜かれるという交尾のような動作に思わずくぎ付けになる。


 「っあ♡♡♡」


 深いところでぐり♡♡ぐりぃ♡♡♡とほじるみたいな愛撫をされると、腸内が激しく疼いてしまった。


 「ふひひっ♡♡♡もしおねだりしてくれたら、こ~んな風にケツマンコ♡♡♡愛してあげるんだけどな~♡♡♡」


 「やめっ♡♡♡それだめっ♡♡♡」


 「やめないよぉ♡♡♡……こうやって早く抜き差ししたりぃ♡♡♡」


 指はへその上下左右を擦りながら素早く前後する。


 「あさ~いところをずこずこしてあげたりもしちゃう♡♡♡これ、好きでしょ?♡♡♡」


 先端だけが入り、何かをこそぎ取るかのようにふちへきつく引っかけられる。


 「あ、あと最初はこ~やって、二人のえっちなとこくっつけあうらぶらぶちゅ~しようねぇ♡♡♡♡」


 「だめっ♡♡♡だめぇ♡♡♡」


 左手によって窄められ縦の線になったそこへ、親指が押し当てられた。

むにむにと腹肉が揉まれると、見た目はさながら貪り合うキスであり、呼応するかのように肛門はくぱくぱ蠢く。

あまりに下品で卑猥な様子に、今までのセックスがありありと思い起こされて身体がとても熱い。


 もう屈服し、おねだりしてしまおうか。


 そう考えていると離れていき、そして真っ直ぐに陰核のような乳首をぎゅ♡♡♡と摘まむ白い手指。


 「はぁぁんっ♡♡♡」


 待ちに待った絶頂できる場所への快楽に、背筋は仰け反り大きな嬌声が放出された。

無意識に逃げようとするも許されず、緩くしこしこ扱くみたいに動かされると、胸から全身へとじんわりした感覚が広がっていく。

アナルから愛液が大量に垂れ、太腿へと滴るのが分かった。


 「ふひひっ♡♡♡軽くしか動かしてないのにヨがりすぎじゃないかなぁ♡♡♡ボクのチンポ♡♡♡まだえっちしてないのにびしょびしょになっちゃうよぉ♡♡♡」


 「ふぅっ♡♡♡ひっ♡♡♡んぁっ♡♡♡」


 「そんなにこ~ふんしてるならさっさと負けちゃえばいいのにぃ♡♡♡今入れたらぜったいきもち~よぉ♡♡♡」


 流し込まれる言葉は淫猥にすぎて、さらに足や硬いマラ肉を濡らしてしまう。


 「ぅ♡♡♡ぉねがい……♡♡♡入れ……ひゃああぁぁ♡♡♡♡」


 しかし従うように懇願しようとした時、明らかに遮るために爪で突起を弾かれた。

すっかり出来上がっていた肉体全ては軽いメスイキに達して痙攣し、多幸感が一気に広がっていく。


 軽く白む思考。

だが同時に、いつも味わっている、チンポによってもたらされるこれ以上にずっと深い絶頂を求めてしまう。

とろとろに解れちょうど良くなった肛門を、今も当たっているモノで掻き回されたくて仕方ない。


 アクメから抜けだしながらそう考えていると、気づけば乳首から指は離れ、ケツマンコで荒い息遣いを感じた。


 「すん♡♡♡すん♡♡♡あ~♡♡♡メスくっさぁ♡♡♡お尻、愛液出しすぎてすごい匂いになってるよぉ♡♡♡」


 状況からいつの間にかしゃがんで匂いを嗅がれているのだと理解し、淫猥な「感想」に心が沸き立つ。

オス様を自分のフェロモンで誘惑出来ていることが嬉しい。

もっと興奮してほしくて、痴態を見られたくて、気づかぬうちにだらだらとよだれを垂らす。


 「ふひっ♡♡♡メス臭嗅がれて発情してるんだ♡♡♡すけべ……♡♡♡エロメス……♡♡♡」


 「んんんっ♡♡♡♡」


 下の方から聞こえてくる、心の底では望んでいた罵倒に悦んでいると、急に尻たぶが力強く掴まれた。

そのままもにゅ♡♡♡もにゅ♡♡♡と激しく揉まれる。

下から掬い上げ、重さと柔らかさ、弾力を同時に堪能するかのような手つきはいやらしい。


 「ここはいくらでも揉んでられるな~♡♡♡そ・れ・にぃ……♡♡♡」


 言葉と共に両手は開かれ、ずっとひくつき続け、愛液でびしょびしょに濡れたアナルが露わにさせられる。


 「すぅ~……♡♡♡くひっ♡♡♡このぽってりしててず~っと物欲しそうに動いてるケツマンコ♡♡♡見てるだけでチンポがイライラしてくるよぉ♡♡♡」


 「っ♡♡♡あぁっ♡♡♡」


 そこは呼吸によって起こる些細な空気の流れですら感じてしまうほど敏感になっていて、しかも視姦されているのを感じるとより大きく開閉を繰り返してしまう。

するとぐちゃ♡♡♡ぐちゅぅ♡♡♡と攪拌された粘液が音を鳴らし、あまりにも恥ずかしい。


 「うひひっ♡♡♡触られてもないのにえっちな音立ててるねぇ♡♡♡すん♡♡♡すん♡♡♡ナカもとろとろ……♡♡♡あ、おい、動くな……♡」


 「ひゃぃっ♡♡♡」


 耐えきれず逃げようと身を捩れば、ドスの利いた声で制されてされるがままになった。

こうなればもう、彼女が満足いくまで辱められ続けるしかない。


 「それにしても最初の頃と比べてだいぶえろい形になったなぁ♡♡♡こうやって見られてると恥ずかしそうにきゅんきゅんするし♡♡♡かわいい♡♡♡」


 恥部へのあけすけな賞賛に、思わずきつく締まる。


 「あっ♡♡♡きゅってなったぁ♡♡♡ふひひっ♡♡♡……しかもこ~やって触ってあげたらすぐ吸い付いてくる淫乱だしぃ♡♡♡」


 表面が軽く指でなぞられると、釣られる魚みたいに食らいつこうとしてしまう。


 「でもよしよししたらかわいく緩んじゃう♡♡♡」


 今度は強めに撫でられ、くぱぁ♡♡♡と拡がっていく。


 「あ~♡♡♡いつまででも見てられそう♡♡♡あっ、そうだ♡♡♡これ見ながらオナニーしちゃおうかなぁ……♡♡♡」


 「っ♡♡♡だめっ♡♡♡」


 告げられたあまりにも残酷な言葉に、咄嗟に拒否が出た。

朝一発目の、睡眠中に凝縮された濃厚な精液を自分へ出してもらえないという恐怖で、本能が反射的に応じる。


 「あ?メスのくせにボクに指図すんな……♡」


 「―――♡♡♡♡♡」


 しかし飛んできた、正しく性処理のための道具としか思われていないような声色に、マゾメスとして調教されきった脳は甘く痺れ、身体中をぞわぞわした心地よさで満たす。

ぐるぐると思考が巡り、どう求愛したらぶち込んでもらえるか、むしろお預けされ続けるのはあまりに被虐的で気持ちよさそうだ、などと乱雑な考えが浮かんでは消えていった。

そして思いつく限り最も下品な方法で媚びへつらおうとした時、ロロが口を開く。


 「……ふひっ♡♡♡意地悪はこれぐらいにしよっか♡♡♡」


 「えっ」


 解放される尻。同時に後ろで立ち上がる気配がした。

急に冷静さを取り戻した頭が、自分は弄ばれたのだと理解し、顔がかぁっと熱くなる。


 「それにしても発情しすぎでしょ♡♡♡明らかに冗談なのに本気にしちゃってぇ♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 どこかじとじとした快楽が滲むと同時に怒りも湧き、テーブルについていた腕がわなわな震えた。

 

 だが。


 「ボクが一人でするわけないじゃん♡♡♡だってアルきゅんにせーし出した方がずっと気持ちいいし♡♡♡ほら、こっち向いて……♡♡♡」


 だが続けて言われたことで、ついにあれを見れるのだと都合よくも興奮だけが一気に最高潮に達し、応えるように振り返る。


 そこにはアルフレッドの肩ぐらいまでの身長と、長く伸びる金色の角。

そしてこれまでの淫らな行為で同じく興奮を最高潮にした、アルフレッドが身の回りの世話を押し付けられ、うんざりしているにも関わらず絶対に逃げ出せない「理由」があった。


 記憶にある寝る前よりも二回りほど大きさを増し、中にたっぷりとしたどろねばのオス汁を溜め込んでいると分かってしまうほど巨大な金玉。

あの中身全てが自分に出されるために製造されたのだと思うと、それだけで腰が砕けそうになってしまった。

しかも彼女の白くむっちりした足腰の間で浅黒い色が浮きだし、やけに大きく、おいしそうに見える。

吸い付いて柔らかさと、元気な精子の動き、寝汗をかいて増しているだろう香りを愉しみたい衝動に駆られてしまう。


 その上に生える、隆々とそそり立つ彼が愛してやまないチンポは、いつも以上に元気そうだった。

相変わらずロロの胸元まである長さと、腕のような太さは、見る度ここまで大きいものがいつもナカに入っているのだと驚く。

付け根は重そうな睾丸の皮を一身に引っ張っていて、あまりにも逞しい。

根本から伸びるもこっとした血管に視線を沿わせていけば、半分ほどで包皮が途切れ、やけにグロテスクな肉色の隆起が先端近くまで起こっている。

剥き身の竿は最初に犯された時と比べてかなり黒ずんでいて、それだけ何度も何度も数か月の間にセックスが行われたことを物語っていた。


 先っぽにはあの平べったい亀頭。

雨の日に傘から滴る水滴さながらに、でこぼこしたふちからは我慢汁がいくつも糸を引いて垂れ落ちている。

そこは厚さも凄まじく、咥えてフェラができてしまうほど。

尿道口は今も粘々した液体を溢れさせていて、全体は光を照り返すまでにコーティングされていた。


 さらに何より、ここまで昇ってくる強烈なオス臭は、嗅いだだけでくらくらする。

鼻を刺し脳を蕩けさせる刺激的な青臭さに、アルフレッドというメスを所有するのは誰なのか、はっきりと分からせられた。


 「あ~あ♡♡♡だらしな~い顔になっちゃったぁ♡♡♡ボクの声聞こえてる?♡♡♡」


 「ぁ♡♡♡ぅん……♡♡♡」


 口を開きっぱなしの惚けた顔で、馬マラに釘付けになりながらかろうじて返す。

見ているだけで頭は交尾の事でいっぱいになり、それ以外の事は何も考えられない。


 「ふひひっ♡♡♡しゃがんで……♡♡♡匂い嗅いでいいよ♡♡♡満足するまでねぇ……♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 ロロが言うや否やすぐ膝立ちになり、目の前に来たカリ裏に鼻を密着させる。


 「すぅ~♡♡♡―――♡♡♡♡すぅ♡♡♡すぅっ♡♡♡」


 続けて意を決し一気に吸い上げれば、濃すぎるオスのつん♡♡とくる性の匂いと、昨日の情事の後洗わずに寝たせいか乾いた精液のくせになりそうな甘い匂いが鼻腔を満たした。


 「はぁ♡♡♡くさっ♡♡♡くさすぎっ♡♡♡すんっ♡♡♡あぁっ♡♡♡なんでこんなにくしゃいのぉ♡♡♡あたまっ♡♡♡ばかになるぅ♡♡♡くさぁ♡♡♡」


 たった一嗅ぎだけで思考はふわふわ陶酔して思ったことが口から堰を切ったように飛び出し、それから何度も何度も空気の音を鳴らしてしまう。


 「くひっ♡♡♡じゃあ嗅ぐのやめれば?♡♡♡」


 「んっ♡♡♡むりっ♡♡♡むりぃ♡♡♡すんすんっ♡♡♡くぁっ♡♡♡こんないい匂いっ♡♡♡とめられるわけないっ♡♡♡」


 およそ人の味わっていい臭さではないはずなのに、確かめれば確かめるほど全く止まらなくなっていく。

もっと感じたくて、手を使ってこちらに押し付ければ硬い感触と共にむらむら沸き立つ熱が伝わってきた。


 「あつっ♡♡♡あぁ……♡♡♡チンポあついぃ♡♡♡すぅ♡♡♡んぅ♡♡♡やけどしちゃうぅ♡♡♡」


 「アルきゅんの顔にチンポの形の痕付けちゃおっかぁ♡♡♡ほらっ♡♡♡」


 「ひっ♡♡♡」


 さらに彼女の手が後頭部を持って押し込むと、皮膚が焦がされていくような気さえする。

ごりっ♡♡♡ごりっ♡♡♡と強く、快楽を得るために使われているのがたまらない。


 たっぷり時間をかけた後、やがて顔面とチンポは離れた。

当たっていたところがひりひりした気持ちよさに苛まれていて、粘り気のある水音が鳴り、間にはカウパーの橋がかかっている。


 「ぅぁ……♡♡♡♡」


 まるでそれは自分とロロ、というよりロロの逞しい肉棒とを繋ぐ運命の糸のようで、恋にふやけたアナルと心臓がきゅん♡♡♡とひときわ大きく脈打つ。


 早く肉体の奥深いところで繋がりくっ付き合う「らぶらぶえっち」がしたい。そのために、「オス様」のためにメス穴を解しておかないと。


 自然と右手は動き、中指が肛門に触れる。

すぐさま挿入し掻き回し始めると、既に愛液でしとどに濡れたそこはぐちゃ♡♡ぐちょぉ♡♡♡と淫猥に過ぎる音色を響かせた。


 「ふひっ♡♡♡ボクのチンポ♡♡♡オカズにしていいよぉ♡♡♡」


 「っ♡♡♡うんっ♡♡♡すんっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」


 返答するや否や再度頭をくっつけ、激しく鼻を鳴らす。

顔を擦り付けて硬度と凹凸の深い形を愉しみつつ、オナニーに人差し指を追加した。


 軽く閉じた入口をぐにぃ♡♡♡と開き、中にある前立腺を2本で摘まみ、虐める。

捏ねるように、潰すように繰り返し責めればぞくぞくした心地が全身へと広がり、軽いメスイキに達した。


 「すぅぅぅ♡♡♡♡っぁぁ……♡♡♡♡」


 同時にオスの香りを肺いっぱいに満たせば、多幸感は倍増して腰砕けになる。

デカ尻が地面に激突する衝撃は全体が性感帯である腸を揺らし、性感を広げていく。

すると絶頂は深度を増し、求めていた強い快楽で、それも愛する肉茎を感じながらであることによって、あまりに満ち足りた心地になった。




 アクメから抜け出し余韻に浸りながらも、自慰は緩めず薬指を挿入する。

さらに力の入らない下半身でぺたんと座りつつも少し前に進み、上体を倒して陰茎と睾丸の境目へと顔を近づけた。

先ほどまでと同じように鼻を密着させ、汗の溜まりやすいそこの匂いを吸い込む。


 「すぅっ♡♡♡―――♡♡♡♡」


 カリ裏とはまた違った、体臭を濃く煮詰めたような甘酸っぱくも磯臭く性を感じさせる味わいに脳を痺れさせながら、太さを増した「棒」を素早く出し入れする。

手首を伝ってぽたぽた垂れていく汁は大量で、右手はびしょびしょになってしまっていた。


 「ん~♡♡♡アルきゅんのメスくっさい匂いも漂ってきたよぉ♡♡♡くひっ♡♡♡興奮しすぎ~♡♡♡」


 しかも空間をその甘ったるいフェロモンで浸食しつつあるようで、ロロの興奮を表すようにチンポは時々脈打っている。

戻ってくる時にぺち♡♡ぺち♡♡と打ってくるのがたまらない。


 そのままもう少しだけ背中を丸めていくと、今度は巨大な金玉へと、枕に頭を埋めるかのように包み込まれた。

体重をかけていけば雄大な柔らかさに安心し、奥でメスを犯させろと猛々しく蠢く精子に劣情が刺激される。


 「ふひひっ♡♡♡ボクのキンタマに甘えたくなっちゃったのぉ?♡♡♡……しょうがないなぁ♡♡♡タマズリもしてあげるねぇ♡♡♡」


 「ふわぁ……♡♡♡♡」


 すると彼女によって双球は動かされ、ぴったり密着してきた。

中は湿っぽく蒸すような熱気で、密閉された空間でむわぁ♡♡♡とよりコクのある臭気が漂う。

耳にも密着していることでしゅりしゅりした音だけが聞こえ、頭部で堪能するオスの象徴に全身が蕩けていく。


 「ほら、ず~りず~り♡♡♡」


 やがてパイズリみたいに前後すると、金玉袋が皮膚にぺったり張り付きながら擦り、その身に纏ったひどい臭いをこびりつかせてきた。

精液や、チンポによるものとはまた違った「マーキング」を行われているかと思うと、悦びでたまらなくなり、オナニーに小指を追加してしまう。


 「んぅ~っ……♡♡♡♡はっ♡♡♡はっ♡♡♡ふぅ~っ……♡♡♡♡」


 ぞり♡♡ぞり♡♡と愛液を掻き出すように腸壁を愛撫している、平たく合わせた4本。

一度の絶頂でふわふわとろとろになり、着々と準備が出来てきているナカは敏感で、指一本一本の感触がはっきりと分かる。

しかしだからこそ、頭はずっとあのあまりに生物として強すぎる馬マラのことを思っていた。




 今入れているものなんかよりもずっと大きくて硬くて、亀頭は丸い形のおかげで全部を引きずり出しそうなほど引っ掻いてくれる。

長さも他では絶対に味わえないぐらいで、最奥の深いところから入り口までが一度に愛されてしまう。

何より腸内をたぷたぷに満たしてくれる射精量は桁違いで、それなのにたった一回のえっちでは収まらない精力も併せ持つ。


 チンポについて思考を巡らせるほど、なぜ少し前まで自分がムキになって「おねだり」しなかったのかと疑問を感じてしまった。

こうしてロロがどれほど優秀なオス様であるかを分からせてもらうため、チン負けさせてもらうためあえて嫌がる態度をとっていたのだという考えが浮かぶほど。




 「んっ♡♡♡アルきゅん?」


 彼女の肉便器である自分がどうすべきか判断し自慰をやめ、愛おしい金玉に熱烈な口付けをしてから這い出る。

そして仰向けに寝転び、足を上げ腹を見せた服従のポーズをしながら、じっとりとした視線で誘惑しつつくぱぁ♡♡♡とひくつくアナルを開き、中の様子を見せつけて言った。


 「ロロっ♡♡♡おねがいっ♡♡♡ここにっ♡♡♡チンポだいすきなおれのいんらんメスアナルにぃ♡♡♡チンポちょうだぁい?♡♡♡ずっといやいやしててごめんね……?♡♡♡おれバカだからぁ……♡♡♡ロロにまけさせてほしくて……♡♡♡」


 「ふひっ♡♡♡♡」


 自身を卑下すると口の端がにまぁ♡♡♡と歪んだのと同時に、勢いよく我慢汁が噴き出すのが見える。


 「はぁ~♡♡出来の悪いメスを持つとオスは苦労するなぁ……♡まぁ、いいか♡♡♡でも、お詫びとしてボクがえっちしたくなるようなキスしてよ♡♡♡えっぐいやつを、ねぇ♡♡♡」


 「うんっ♡♡♡ごめんねっ♡♡♡ありがとうっ♡♡♡」


 棘のある言葉に異様なまでに媚びた声で応じすぐに立ち上がり、キスがしやすいようにロロを抱き上げて調理をしていたテーブルの上に乗せた。

ちょうど目線が同じ高さに来る。


 「ふふっ♡♡♡」


 じっとりと見つめ合うと嬉しくて笑みが零れた。


 「うひひっ♡♡♡アルきゅんの顔、ボクの臭いでひどいことになってる♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 臭いを付けられるというマーキングされたと言っていい事実にぞくぞくしながら、顔を近づけていく。


 「ちゅ♡♡♡」


 そして、唇が重なり合った。

まずぷにぷにした感触を伝えるみたいに押し付ける。

胸元には歪な形状をした陰茎がくっついた。


 「んぇ♡♡♡」


 前戯もほどほどに舌を入れて絡みつかせ、吸ってぐちゅぅ♡♡♡といやらしい音を立てる。

続けて息をつかせないようにぴったりと口を塞ぎ、密着感を増す。

閉じた空間の中で口腔粘膜を舐りまわせば、隙間からよだれが零れていった。


 「んっ♡♡♡べぇ♡♡♡」


 一度離れ、上目づかいで挑発しつつ垂れたそれを下から上へ舐め取ってから、再度キスをする。

口内の唾液を掬い繰り返し送り込んでいけば、交接毎にくちょくちょ響く水音は粘つきを濃くし、互いの気分を盛り上げていく。


 「ふひっ♡♡♡れぇ♡♡♡」


 すると彼女も興奮したのかベロを動かし、それぞれがそれぞれを貪る淫猥な宴が閉じた空間で始まった。

べとついた肉で相手のべとついた肉を味わい、どちらの物とも分からなくなった体液を奪い飲み干し、舌を溶かし一つにするかのようにべろべろぶつける。

ガチガチのチンポは度々震えて我慢汁を塗ってきているみたいで、近くにある乳首が激しく疼く。


 交じり合ったむっとするフェロモンも相まって交差する視線はぎらぎらしていて、ふたなりユニコーンの住処にはオスとメスの劣情が渦を巻いていた。




 「んっ♡♡♡おい♡♡ケツマンコ出せ……♡」


 「っ♡♡♡はい……♡♡♡」


 やがて口元がべちょべちょになると、極度の興奮を表出するような低く猛った声が発された。

激しい性欲をぶつけられることに胸を高鳴らせつつ、すぐにうつ伏せになり、足をM字にした獣の交尾を想起させる恰好で尻を強調し、ふり♡♡ふり♡♡と求愛する。


 「ふ~~っ♡♡♡んっ♡♡♡きてっ♡♡♡きてぇ♡♡♡おれのからだ、ロロのチンポでいっぱいにしてぇ♡♡♡」


 「ふひっ♡♡♡」


 待ちきれないという風に唾を滴らせるアナルは、触れられずとも見下ろされているだけで開閉を繰り返して卑猥な音を響かせていく。

そこへロロがテーブルを降り近づいて、ちゅ♡♡♡とぱんぱんに張った肉が口付けをした。


 「んっ♡♡♡」


 「あ~、そういえばさっき、こうやってお互いのえっちなとこくっつけ合うちゅ~しようねって言ったよねぇ♡♡♡ほら♡♡♡ほらぁ♡♡♡」


 言葉通りに深くくっ付き、離れるのが繰り返されるが、早く挿入し、めちゃくちゃに犯して欲しくてそれどころではない。

こちらから動いてどうにかナカに収めようとしても、全て見透かされていて逃げられてしまう。


 「おい、勝手に腰動かすな。チンポやんねぇぞ……♡」


 「ひゃいっ♡♡♡」


 咎めるように凄まれると、何もできなくなった。


 「ふひひっ♡♡♡これえっろぉ♡♡♡アルきゅんのお尻、すっごいボクのこと求めてきてるよぉ♡♡♡よっぽど欲しかったんだねぇ……♡♡♡そぉらっ♡♡♡」


 「ふぁぁぁ……♡♡♡♡」


 淫猥なキスは焦らしに変わり、亀頭によって下から上へ、上から下へゆっくりなぞられると全身がぞくぞくして総毛立つ。

肛門はひくつき、腸内をひたひたに満たす愛液を何度何度も零した。


 「っ♡♡♡はやくぅ……♡♡♡おねがぁぃ……♡♡♡おれもうおかしくなるぅ……♡♡♡チンポっ♡♡♡チンポちょうだぁい……♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 耐えられなくなり、恥も外聞もないハメ乞いをすれば後ろから息を呑む声が聞こえる。


 「……アルきゅんってほんとドのつく淫乱だよねぇ♡♡♡……も~♡♡♡しょうがないから入れてあげるよ♡♡♡力抜いててねぇ……♡♡♡」


 「うんっ♡♡♡きてっ♡♡♡きてぇ♡♡♡」


 散々おあずけした挙句責任を押し付けてくるような言葉も、挿入へのありえないほど高い期待感で全く気にならない。

むしろ、使っていただけてありがたいとすら思えた。


 がっしりと腰が掴まれ、尿道口がめり込む。


 「それじゃ、入れるよぉ……♡♡♡」


 そして囁きの後、解れきりぬるぬるになったメス穴に馬チンポが入ってきた。


 「っぁ♡♡♡きたぁっ♡♡♡♡」


 しかしすぐに派手な形のカリが引っ掛かり、中に入れるためロロの手に力が籠められていく。

どれだけ柔らかくしてもここだけは別で、あまりに大きすぎて最初はいつも手間がかかってしまう。


 「あぁぁっ♡♡♡」


 互いに押し付け合えば、やがてにゅるん♡♡♡と滑りながらアナルを大きく開き、右側が迎え入れられた。

存在感のある彼女のモノの特に目立つそれは、たったそれだけでも激しい快楽を生み出す。

続けて左側も入ると軽いアクメが押し寄せ、腸壁は歓迎するかのようにきゅんきゅん脈打った。


 「うひっ♡♡♡おまんこ、おかえりなさいって言ってるみたい♡♡♡♡よっぽどボクのチンポのこと待ってたんだねぇ♡♡♡かわいいなぁ♡♡♡」


 下劣で猥雑な言い回しも、ふたなりユニコーン専用の都合いい肉便器として調教されきった肉体は悦ぶ。

待ちわびていた他の誰でもない「ロロ」との交尾をしている実感に、早くも脳はどろどろに蕩けていく。


 「ふぅ~♡♡♡やっぱりアルきゅんのナカに入れてる時が一番落ち着くなぁ♡♡♡朝立ちチンポ癒される~♡♡♡……もっと奥まで入れてくからねぇ♡♡♡」


 最も太い所を超えたことで、少しずつ体内は満たされだした。

寝ている間溢れんばかりに溜まりきった劣情によって太り硬い朝の肉棒は格別で、寂しがり屋な性器が甘えるように抱き着いてしまう。

もっと味わいたくて腰を揺すれば食い込みが増し、じゅ♡♡♡にちゅ♡♡♡という粘っこい音も相まって幸せを感じた。


 「んぅ……♡♡♡すきっ……♡♡♡すきぃ……♡♡♡」


 「あ~あ、すぐ夢中になっちゃって♡♡♡そんなに好きなんだ?♡♡♡」


 「うん……♡♡♡おれ、このチンポないとダメなからだになってる……♡♡♡ロロとえっちするの、すっごいしあわせぇ……♡♡♡」


 「ふひひっ♡♡♡そっかぁ♡♡♡」


 半ば分かりきったことを聞かれても、媚びでも愛想でもない本心からの言葉がすぐに出る。

それほどに彼女と彼女のチンポには恋をしてしまっていて、少し前までのねちっこい性的ないたずらが気にならず、むしろ感謝すら覚えた。


「嬉しいからこの皮のとこでいじめてあげるね♡♡♡好きでしょ?これ♡♡♡」


 お返しとばかりに、半分ほどの所にある包皮が途切れ、やや盛り上がった部分がくぷ♡♡♡くぷ♡♡♡と出し入れされていく。

アナルが広げられ、中にあるものが抜けていくのは排泄にも似た心地で、繰り返されると背筋がぞわついた。

深くにあるカリも腸壁を引っかけ、愛液を掻き出さんばかりに擦ってくるのだからたまらない。


 「ぅんっ♡♡♡きもぢいいっ……♡♡♡きもぢいいっ……♡♡♡」


 うっとりと惚け、されるがままという風に地面へと寝かせた腕の上に頭を乗せていると、穴を「使われている」実感で発情が増す。

尻を差し出し捧げるような格好である後背位は被支配感が凄まじく、加えて下品な言葉による求愛をすればいやらしく染め上げられた自分に殊更興奮した。


 「粘々の本気汁溢れてきてるよぉ♡♡♡くひっ♡♡♡結合部泡立っててえっろぉ♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 元は排泄のための器官であるそこを、ふたなりユニコーンによって今や紛れもない性器に変貌させられている事実はあまりに卑猥で、自覚させるような言い方にぬとつき震えるナカ。


 「あ♡♡♡びくってしたぁ♡♡♡こんなこと言われて悦ぶなんてアルきゅんはドスケベだなぁ♡♡♡なんでこんなどうしようもないすけべになっちゃったんだろうねぇ?♡♡♡」


 「それはっ♡♡♡ロロがっ♡♡♡ロロのチンポがつよすぎるからっ♡♡♡こんなにつよいチンポっ♡♡♡あじわったらだれだってこうなっちゃうよぉっ♡♡♡」


 淫乱であることをなじられると腸内はきゅっと締まり、劣情を苛立たせるためのひどい媚び声が出ていく。


 「は?ボクのせいにするな……♡お前が元々淫乱だったんだろうがっ♡♡♡えっろい身体でボクのこと誘いやがってっ♡♡♡初めてのえっちですぐメスになったくせにっ♡♡♡おらっ♡♡♡お仕置きだっ♡♡♡」


 だが、それが癇に障ったようで、低い音と共に肉槍が一気に最奥まで突きこまれた。


 「ひあぁぁぁっ♡♡♡♡ごめんなさいっ♡♡♡ごめんなさぃぃっ♡♡♡♡おれがもとからすけべだったんですぅっ♡♡♡すけべでっ♡♡♡すけべなマゾメスでごめんなさいっ♡♡♡♡」


 「ふひぃっ♡♡♡」


 怒りを鎮めるためのオス様を持ち上げ自己を卑下した、冒険者だった頃の、「人間」だった頃の誇りを自ら投げ捨てるような最悪の返答で喘ぎ謝罪する。

すると感じられる被虐の快楽の驚くべき甘ったるさに、メスとして己がどれだけ浅ましいかがありありと理解できた。


 蕩けているといつの間にかロロの下腹部は尻に密着していて、体温の高い肌を感じ、そしてぐつぐつと煮え滾った馬マラが最奥にぴったりくっ付いている。

待望だった、太い棒に穴を満たされるのが実現されたことは幸福で、精神を乱すような著しい悦楽と相まって少し涙が滲む。

さらにびっくん♡♡♡びっくん♡♡♡と時折大きく脈打ち、幹を走る血管が激しく蠢くため入っているだけでも気持ちがいい。


 「ふぅ~♡♡♡アルきゅんがバカメスなせいでボク疲れちゃったぁ♡♡♡ねぇ♡♡♡せーし欲しかったら自分で動いてよぉ♡♡♡」


 「―――♡♡♡はいっ……♡♡♡」


 わざとらしく、刺々しさを増した言い回しにぞくぞくしながら、応えるように身体を動かしていく。


 「んぁっ♡♡♡きもちいいっ……♡♡♡」


 前後させる抽送から始めれば、鍛え上げられた筋肉のような根本が肛門をきつく撫でまわしつつ、逞しい亀頭が深くをどちゅどちゅ責めた。


 「あ、暇だからデカケツ揉んでるね♡♡♡」


 「んんんっ♡♡♡♡」


 そこに厭らしい手つきの尻揉みが加わると、どうしても性奉仕は緩慢になってしまう。


 「ほら、腰♡♡♡遅くなってるよぉ♡♡♡そんなんじゃイけないって♡♡♡」


 「うん……♡♡♡」


 続く言葉は責任をなすり付けてくるものであり、しかし、その傲慢さにふにゃふにゃの思考は男らしさを感じて、歯をくいしばって耐えながら尻を振った。


 「すきっ♡♡♡すきぃ……♡♡♡♡」


 アナルをチンポによって拡げ、円を描くみたいなグラインド。


 「ふぅっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡イってっ♡♡♡イってぇっ♡♡♡」


 互いが豊かに肉づいた下半身をぶつけ合うことで、ぐちょ♡♡♡にゅち♡♡♡ばちゅ♡♡♡ばちゅ♡♡♡とうるさいぐらいに粘ついた音を鳴らす、押し付けるぐらい強いピストン。


 「っぁぁぁ♡♡♡おしりとけるぅぅ……♡♡♡♡」


 体重をかけて腸壁を食い込ませ、悦びで著しく蠕動するメス膣での愛撫。

報酬とばかりに吐き出される我慢汁は火傷させられてしまいそうなほど熱く、動作の度に鳴る水音をうるさいぐらいに粘らせる。


 「んぉっ♡♡♡ほぉっ♡♡♡だめぇっ♡♡♡こりぇっ♡♡♡きもぢよずぎるぅぅ♡♡♡」


 だが、極限まで発情しきった状態で与えられる快感は到底耐えきれるものではなく、早くに限界が来て浅いメスイキに達し、力なく全身を痙攣させてしまった。

じわぁ♡♡♡と押し寄せてくる多幸感と共に、じくじくした罪悪感が心を責めてくる。


 少しした後がっしりと腰を掴む、小さくも力強い手。


 「あ~あ♡♡♡イっちゃった♡♡♡ふひっ♡♡♡しょうがないからボクから動いてあげるかぁ……♡♡♡」


 うんざりしたような声色が続いた後、体内を満たしていた陰茎は一気にカリ首まで引き抜かれた。


 「んぇ?♡♡♡♡」


 そしてすぐ、全てがぶち込まれる。


 「おっ♡♡♡♡ほぉぉっ♡♡♡おほぉぉぉっ♡♡♡♡♡」


 絶頂の余韻から抜け出しきれていない、敏感にすぎるナカを襲う情け容赦のない攻撃に、与えられる快楽が大きすぎて訳も分からず嬌声が口から迸っていく。


 「おらっ♡♡♡セックスってのはっ♡♡♡こうやってするんだよっ♡♡♡♡」


 「ゃっ♡♡♡はげしっ♡♡♡イっ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡」


 前後運動は繰り返され、しかも突きこみの度に腸内の違う場所、違う所にある弱点が狙いすましたように正確に潰された。

終わったはずのアクメは帰ってきて、荒々しくされることでマゾの悦びも一緒に連れてくる。

思考は精液と同じ黄ばんだ白色で染め上げられていく。


 「はっ♡♡♡こんなに激しくされてるのにっ♡♡♡メスケツすっごい喜んでるじゃんっ♡♡♡淫乱っ♡♡♡ドマゾっ♡♡♡」


 「ひゃぃっ♡♡♡らんぼうなのうれしいっ♡♡♡うれしいですぅっ♡♡♡♡こわしてぇっ♡♡♡おれのことこわしてぇっ♡♡♡」


 ロロが言う通り、幾度も行われたガチ交尾によってこなれた腸内は、巨チンの激しい摩擦も慈母みたいに受け入れ、かつ淫売さながらに隅々までねっとり絡みついて歓待していた。


 無意識的にでも、性感帯を自ら責められに行くという浅ましい動き。

それはふたなりユニコーンの獰猛な劣情をぶつけられているだけのはずだった自分もまた、言い訳が出来ないほどに強欲な生き物であることを証明しているかのよう。

陶酔した意識の中で、堕落しきった事実に仄暗い愉悦が浮かんだ。


 「くぁっ♡♡♡アルがえろすぎてせーし昇ってきたっ♡♡♡出すっ♡♡♡出すぞっ♡♡♡ボクの濃いやつたっぷり恵んでやるっ♡♡♡」


 「うんっ♡♡♡ほしいっ♡♡♡ロロのどろねばザーメンでおなかたぷたぷにしてぇっ♡♡♡♡」


 そうしていると、よほど溜まっていたのだろう彼女は限界が近づいているらしく、声に余裕が消えてきた。

周囲に漂う匂いは甘酸っぱさと青臭さが混ざり合ってあまりにひどく、響き渡る音はぐちゅぐちゅとねっちりしすぎている。


 小刻みにわななく肉マラは放出の準備を着々と進めていて、膨らんだ亀頭が抜ける時も腸壁をなかなか離してくれない。

ぐり♡♡♡ぐり♡♡♡とカリ裏の気持ちいい所を押し付け擦るのに、こちらも身体を浮かせ返していると、痙攣は大きくなっていく。


 「んぅっ♡♡♡アルっ♡♡♡ボクの受け止めろっ♡♡♡受け止めてみっともなくイけっ♡♡♡」


 「はいぃっ♡♡♡ぜんぶっ♡♡♡ぜんぶナカにだしてっ♡♡♡」


 静止し来たる快楽に集中し始めた「オス様」がイけるよう、イっている最中のメス肉でごしごし扱いていると、遂に、先端から規格外の量での、真に優れたオスらしい射精が始まった。


 「―――♡♡♡きたっ……♡♡♡♡あぁぁ……♡♡♡♡」


 きつく抱きしめすぎて狭い腸内を、重たくどろどろした液体が満たしていく。

「熱」がひだの一つ一つにこびりつき、絶対に取れないようじゅわぁ♡♡♡と沁み込む。


 「あぁ♡♡♡搾り取られるぅ♡♡♡♡腰動いちゃうぅ♡♡♡」


 「っぁぁ♡♡♡いまこすっちゃっ♡♡♡んぅぅ♡♡♡♡」


 よほど気持ちいいのかチンポは揺すられ、それによって快感を浴びて精液の勢いが心なしか増すと、一緒にアクメをキメているナカはぶっかけとピストンが重なってさらにアクメが深くなった。

背筋は仰け反ったり丸まったりを繰り返し、すると先端がまた著しく食い込んで思わず肉体が暴れ、同じことのループで際限なく気持ちよくなっていく。


 そうして、起き抜けの一発目にしては並外れた荒々しい交尾を、二匹のけだものは堪能していった。







 少し時間が経ち太陽が真上へ昇ろうかという頃、二人は朝の水浴びのため、住処の近くにある小さな池へと移動していた。

ここは性欲が強すぎる割りに綺麗好きでもあるロロがオナニーやセックス後に幾度も身体を洗っているせいで、日ごろからぷんぷんと強い精液の匂いが漂っており、そのためか他の生物はほぼ近づかない、

半ば聖域と化したここを、彼女は我が物顔で身を清め、そして野外での情事を愉しむための場所として使っていた。




 「あ~きもちいいよぉ。んぅ♡そこ擦ってぇ。」


 「うん♡」


 アルフレッドは今、池の中ほどで太ももの半分ほどを水に浸けながら、こちらに背を向けて立つロロの身体を洗っている。

自分よりも頭一つ半ほど身長の低い彼女をこうして愛でるのは、普段の激しい行為とは違った落ち着いた時間であり、彼は密かにこの時間が好きだった。


 しかし身長差のため、カラフルな頭の向こうにはもう一つの歪な形をした「頭」が見えてしまっている。

まだ綺麗にする前の、所々にべったりと白濁液のこびりついたそれに、一度目が吸い寄せられると釘付けにならざるを得ない。

やや萎えて半勃起ほどになり、重たげに前へと倒れる姿は悠々としていて、少女の興奮はそれほどでもないことが分かる。

しかし生理現象なのか何なのか、時折ぷくぅ♡♡♡と滲みだしてくる我慢汁は相変わらず濃ゆく、ゆっくりと水面へと滴っていった。


 なんとか視線を外して見た、ふわふわの髪をずらして現れる首筋は白く艶やかで、浅黒い肉色をした棒の持ち主とは思えない。

ふんわり香ってくる強い甘さに酸味が混じった女の香りに、美しいうなじに、むくむくとペニスが鎌首をもたげ始める。


 「はぁ……♡♡♡はぁ……♡♡♡」


 明らかに発情していることを表す熱っぽい息を吐きながらも、続けて背中、腰、柔らかい尻と汚れを落とし終われば、やがてくるりと裸身はこちらを向いた。


 「ふひひっ♡♡次は前ね♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡」


 ぶるん♡♡♡と音が鳴りそうなほど豪快に振れ、一緒にこちらを向くチンポ。

いつの間にか完全にそそり立っていて、少しでも近づけば当たりそう。

出っ張りから糸を引いていた濃い色の液体が動きに合わせて飛び、腹に付くと水と違って暖かい。


 「ほら、早くぅ♡♡♡」


 「っ♡♡♡うん♡♡♡」


 急かされて寄れば、ぐにぃ♡♡♡と硬い物がくっ付いてくる。

なるべく気にしないようにしながら、肩、性格とは真反対の慎ましく可愛らしい胸へと手を這わせていく。


 「んぁっ♡♡♡」


 「あっ♡♡♡」


 すると乳首にほんの軽く触れただけのはずなのに、官能的な声と共に肉棒が蠢き強く押し付けられた。

先ほど散々イったばかりのはしたないケツマンコがどうしようもなく疼き、尻を無意識的に揺らす。

重量のある粘々した汁の塊が緩慢に垂れ、ぽちゃ♡♡♡と鳴る。


 「うひっ♡♡♡ボクのこと誘惑しちゃってぇ……♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 明らかにアルフレッドが悪いと誤認させるための言葉なのに、興奮しすぎてロロがわざとしたことだと分からない。

たったそれだけで頭の中を「はやくえっちがしたい」という考えでいっぱいにしながらも、どうにか理性を働かせて腕、腹、腰の前側となんとか洗った。


 そして、残りはあと一か所のみとなると、ロロがにやついた顔で口を開く。


 「じゃあ、ここ、洗って?♡♡♡あ、そうだ♡♡♡手じゃなくてそのかわいく勃起してるおちんちん、使ってよ♡♡♡」


 「えっ♡♡♡うっ、うん……♡♡」


 「雑魚オス」の方でも発情しているのを見抜かれて羞恥を覚えながらも、言われたことに従い腰を前に出し、包皮の中ほどあたりからオスのクリトリスでずりずり汚れを落としていく。

重ねて比べてみれば、長さや太さは小さすぎてまったく相手にならないほどで、ともすれば十分の一にすら満たないように見えた。

また度重なるメスとしての交尾によってサイズの落ちたそれは、ぴったりした皮に包まれていてさながら子供の性器であり、ずる剥けで浅黒い馬並みのモノとは違う器官だとも思える。

そうして改めて彼女のオスとしての強さを分からされれば、捨て去っていたはずの自身のオスの部分が、甘美な敗北の味と倒錯的な情事に打ち震えた。


 「んぅ……♡♡♡あっ……♡♡♡かたぁい……♡♡♡」


 擦り付ける度、まさしく歯が立たないといった風に逞しいチンポに包茎ペニスは負け、逸れてしまう。

その度じんわりした快楽が広がり、涙を流すかのように閉じた皮膚の隙間から薄い汁が滲む。


 「あれぇ?♡♡♡洗ってるはずなのになんかぬるぬるしてきたよぉ?♡♡♡なんでかなぁ♡♡♡」


 「っあ♡♡♡♡」


 わざとらしい言い方は屈辱感を激しく煽り、ただでさえ昂っている劣情をより昂らせてきた。

結果として我慢汁の分泌は進み、にちゃ♡♡♡にちゅ♡♡♡という淫らな水音とうっすらした青臭い臭いを漂わせる。

ろくに残ってもいない理性でこのままでは汚してしまうと説得しようとした時、彼女は口を開いた。


 「ふひひっ♡♡♡う~ん、アルきゅんに洗われてる間ボク暇だから、お尻、揉んでるね♡♡♡」


 「えっ♡♡んゃぁぁ♡♡♡」


 後ろへ伸びてきた手によってきつく臀部を揉まれると、大きな嬌声が溢れ出す。


 「も~♡♡♡アルきゅんったらぁ♡♡♡ここ外だよ?♡♡♡そんなに大きな声出したらボクたちのハダカ♡♡♡誰かに見られちゃうよ~♡♡♡」


 平然を装い、咎めるような言葉とは裏腹に愛撫は止まらず、むしろ手つきはいっそう厭らしさを増していた。

足の付け根との間にある弱点を指先でぐにぐに刺激されると思わず腰が跳ね、「前」がぐりぐり強烈に摩擦し合う。


 「やっ♡♡♡とまってっ♡♡♡てぇとめてっ♡♡♡よごしちゃうからっ♡♡♡♡あらえないからっ……♡♡♡」


 「そんなこと言ってもな~♡♡♡だってボク退屈なんだもん♡♡♡アルきゅんのカラダ♡♡♡どれだけ触ろうがボクの勝手だもん♡♡♡」


 「んぉっ♡♡♡おねがいっ♡♡♡おねがいだからっ♡♡♡」


 「くひひぃっ♡♡♡」


 懇願に対して無慈悲に下される子供っぽい主張に反して、責めは卓越したもので明らかにロロは喘がせるため行っていることが分かった。

それなのに開発されきった敏感な肉体は逃げることも耐えることもできず、ただ「気持ちいいです」と伝える甘ったるい反応を返すことしかできない。


 次第に五指は中央へと集まっていき、期待を持たせるのを狙ってか穴の周辺を掠めていく。

皺が伸ばされ、閉じている所を広げられると物欲しそうに入口がひくつくのがわかり、ナカの大事な精液が次々と水面へ落ちていった。

重力にやや反抗しながらねっとり舐めるみたいに腸壁を垂れていくと、こそばゆくも身体の芯が熱を持っていくようで、もっと気持ちよくなろうとへこっ、へこっと情けない前後運動を行ってしまう。


 「そんな情けない動きじゃ汚れ取れないぞぉ♡♡♡ボクが手伝ってあげるぅ……ねっ♡♡♡」


 「あぁぁっ♡♡♡♡」


 次の瞬間、一気に指がアナルを貫いて腸内へと侵入し、すぐに前立腺を捉え、執拗にこね回しだした。

彼女の言った通り肉体が痙攣することでクリトリスは陰茎を滑っていく。

しかし、結局のところカウパー塗れになっている小さい棒ではぬるつかせ汚していくばかりで、実際は体よく辱められているだけだという事実にかえって発情は募った。

弄ばれることに至上の悦びを覚える卑しいマゾメスとしての本性が、頭を淫猥なピンク色に染め上げていく。


 「うひひっ♡♡♡そうそう♡♡♡そうやってごしごし擦ってぇ♡♡♡あとこびりついた精液もお願いね~♡♡♡」


 「あひっ♡♡♡んっ♡♡♡うんっ♡♡♡はぁっ♡♡はぁっ♡♡」


 結果として意識はさらなる快楽を得ることを選択し、尻穴をくちくちと責められ続けながらくそ雑魚ペニスでおチンポ様を「掃除」することに決める。

いつも彼女が自分を犯しぬく時を真似して下半身を振り、下腹部を打ち付け始めた。


 言われた通り所々に付着している精液を掬い取ればなめらかに表面を滑走するようになり、男としての象徴をより優秀なオスに上書きされている被虐感と相まってよだれを零してしまう。

また、男性器同士を擦り付け合うという行為がそもそも変態的で、そんな行為を進んでする堕落しきった自身を思うとさらに法悦が倍増していく。


 「あぁ……ロロぉ……♡♡♡イくぅ……♡♡♡イくのぉ……♡♡♡」


 そうして前後から与えられ続けると我慢の限界へすぐに到達し、むずむずした心地が下腹部に立ち込めた。

薄い液体で肉棒を汚すのを許して欲しくて、淫靡に媚びた猫撫で声で絶頂が近いことを伝える。


 「……♡♡♡いいよぉ♡♡♡なっさけないイき顔、しっかり見といてあげる♡♡♡ボクのチンポにアルきゅんのうすいの、いっぱいかけてぇ……♡♡♡」


 するとロロは平然を装っていた顔から急にいやらしい笑みを浮かべ、じとっ♡♡♡とした熱っぽい視線で刺しながら甘く囁く。

聴覚や視覚も犯されて堪らなくなりピストンを限界まで速めていると、さらに卑猥な言葉が続く。


 「後ろも弄ってあげるからぁ……♡♡♡雑魚オスと雑魚メスでみっともなくイけよ……♡」


 「―――♡♡♡♡♡」


 低いなじりに肉体は鋭敏に反応し、一気に広がった快感によって始まる射精。

前いつ使われたかも定かではない生殖器はここぞとばかりに元気に震え、小さい玉から送られた精子を先端から精いっぱい噴き出そうとしていく。

だが鈴口にべったりと纏わりついていた濃くぬらついた黄白色の粘液に邪魔され、やけに透明でさらさらした汁が竿を伝って落ちていくだけ。

チンポへのぶっかけに至らず、どうにかなすりつけてほんのりと汚すことしかできない。


 「ああぁっ♡♡♡♡けつまんこクるっ♡♡♡メスでもイくぅっ♡♡♡♡」


 そんな風に男として負けたのが感覚で分かると、ぐりぐり容赦のない前立腺への愛撫も重なりマゾメスイキも押し寄せる。

腸壁は拡縮を繰り返しながら指へと絡みつき、感謝を表すみたいに繰り返し抱きしめていた。

アクメは甘美かつ幸福に溢れたもので、精液の放出による突き上げるような気持ちよさと同時に行われると、脳内はけばけばしい桃色に染まっていく。


 その中でもさらに「上」を求めてしまう淫乱な心は、ひくつく身体を自分で動かして弱点を潰させ、貪欲に快楽を貪った。

しかし、それでもあの太く硬い棒によって犯されるほどの絶頂感には全く足りず、どこか物足りないまま徐々に終わりを迎えてしまう。


 「はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡うぅ……♡♡♡」


 やや疲労した手で軽くロロに体重を預けながら、荒くなった呼吸を整えていく。

紺色をした鋭い目は依然としてしっかりと向けられていて、つい先ほどまでの蕩けた表情を見られたことに恥じらいを覚えると共に、焦がれるくらい肉マラを欲していることはバレてしまっているんだろうと思う。


 「ふひひっ♡♡♡」


 意味深な笑いは言外に想像通りであることを伝えており、さらには「とっととはしたなくおねだりしろ」という意味も込められている気がした。

全身が熱くなるのを感じつつ、声を上擦らせながら甘ったるく言う。


 「ろっ、ロロぉ♡♡♡おねがぁい♡♡♡おれにこのおチンポ様、恵んで……?♡♡♡」


 だがすぐには返答は返って来ず、代わりと言わんばかりに上目遣いは挑発的な色を増した。

しびれを切らしてもう一度ハメ乞いしようとした時、やっと口が開かれる。


 「え~♡♡♡でもぉ♡♡♡さっきハメたばっかりだしなぁ……♡♡♡ボク、そんなすぐできないよぉ♡♡♡」


 完全に勃起したチンポを擦り付けながらの白々しい言葉に、また下品な懇願をしなければならないのかと少しの辟易と、それを遥かに超える発情をしてしまった。

どうしたら交尾したくなってもらえるか考え、半ば予定調和じみた興奮を高めるためだけの問答に、どうしても口元をにやけさせつつ求愛をしていく。


 「いひっ♡♡♡今おれのケツマンコ、イったばっかりでとろとろになっててぜったいきもちぃよ?♡♡♡ほら、触ってみてぇ……♡♡♡んぅ♡♡♡」


 応じるみたいな、確かめるみたいなねっとりしたナカへの愛撫はいやらしい。


 「ふひひっ♡♡♡ほんとだぁ♡♡♡ちょっと動かしただけでボクのチンポほしいよ~ってすっごい絡みついてくるよぉ♡♡♡」


 「―――♡♡♡そうでしょ?♡♡♡ねぇん♡♡♡はやくえっちしよ?♡♡♡」


 あまりに卑猥で淫靡すぎるいちゃつきに性欲が燻ぶり、五指がわきわき震える。


 「う~ん♡♡♡でもなぁ♡♡♡アルきゅんのナカ、みちみちにするぐらい出したから満足しちゃってるんだよなぁ♡♡♡」


 「っ♡♡♡じゃっ、じゃあっ♡♡♡チンポ元気になるようにかりかりしてあげるっ♡♡♡」


 すぐ言って、右の人差し指を亀頭に近づけ、爪を立てないよう気を付けながら責め始めた。


 「おっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」


 尿道口の周囲から段々とカリへと手を移動させ、厚ぼったいふち、そしてカリ裏と余さず、しかし確実に射精はできない場所だけを引っ掻き回す。

ぎらぎらと激しい劣情が滲む視線に、誘惑をたたみかけていく。


 「ねぇ……♡♡♡乳首舐めてぇ……♡♡♡」


 「くひっ♡♡♡……んぇ♡♡♡」


 「んひゃぅ♡♡♡んぉっ♡♡♡それっ♡♡♡いいっ♡♡♡きもちいいっ♡♡♡」


 行われる舌での舐め回しは慣れたもので、先端だけをおちょくるようなちろちろという動作で欲求を高めた後、べろぉ♡♡♡と一思いに全体へと這わせてきた。

零れだしていく悩まし気な喘ぎ声を我慢せず、耳と下半身双方からオス様をむらつかせる。


 「んぇ♡♡♡ちゅぷ♡♡♡ぢゅうぅ♡♡♡」


 口淫には徐々に熱が籠り、屹立した突起の側面だけをいじめた後、赤ん坊のように、しかしそれにしては強烈すぎる吸い付きという、本気の愛撫に変わり始めた。


 「ゃあっ♡♡♡ちゅうちゅうすきっ♡♡♡あっ♡♡♡軽いのクるっ♡♡♡」


 挑発しているのは自分だったはずなのに、与えられる強い快楽に夢中になって、肉体は絶頂の準備を整えていく。


 「んむっ♡♡♡……ふひひっ♡♡♡」


 「あっ♡♡♡」


 だが、唐突に口は離れていってしまった。

代わりに見上げてくる、睨みつけるような、射殺すような、背筋が粟立ってしまうほど鋭い紺色の瞳。


 「ヤるぞ……♡♡」


 「ひゃい……♡♡♡♡」


 もう我慢できないといった風な凄みのある声色に思わず腰が抜けてしまいそうになりながらも、恭しく従い、身体を支えるのに良さそうな近くの木へと、身体を愉しまれながら移動していった。




 アルフレッドは直立したまま、背後にいるロロに視姦されつつ、両腕で抱え込めそうなほどの太さがある木へと手をついている。


 「うひっ♡♡♡いい眺めぇ♡♡♡ねぇ♡♡♡お尻、突き出してぇ♡♡♡」


 言われた通りに腰だけを持ち上げ上体を下げた、いわゆる立ちバックの体勢をとった。

頭だけで振り向くと、全く目が合わない。

それはつまり恥ずかしい場所をじろじろ見られてしまっていることを意味していて、きゅ♡♡♡と肛門が締まるのが分かる。

息を荒くしていると彼女はこちらへ近づき、しゃがんで尻たぶの間へと顔を埋めていく。


 「すぅ~♡♡♡はぁ~♡♡♡……アルきゅんのお尻、さっきよりすっごくえろい匂いになってる♡♡♡ボクのオス臭い匂いとアルきゅんのメス臭い匂いが混ざり合っててぇ……♡♡♡けだものみたいな激しい交尾した後、って感じぃ……♡♡♡」


 「んぁっ♡♡♡」


 感想はやけに下品な言葉で、蠢いたアナルから中の混合液が垂れた。


 「んれぇっ♡♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡」


 それが何の躊躇いもなく、蟻の門渡りあたりからべったり貼り付けた舌で舐め取られる。

そのままベロは上にあるメス穴へと移動し、れろ♡♡れろ♡♡と繰り返し濡らしていく。


 「だめっ♡♡♡きたないよぉっ♡♡♡」


 散々ふたなり精液を注入されて、排泄器官ではなく完全に性器となってはいるものの、こうして口でされるのにはどこか抵抗があった。

そもそも自分の体液も混ざっているはずなのに、汚いとは思わないのかと疑問が浮かぶ。


 「んちゅ♡♡♡んぇ♡♡♡ぇろぇろ♡♡♡」


 だが全く愛撫は止まらずむしろ勢いを増し、与えられる快楽によって疑問はどうでもよくなっていった。

緩んだ身体で支えきれなくなった首を下に向ければ見える、ごしゅごしゅと小さな手によって扱かれているチンポ。


 「ぁ……♡♡♡んぅっ♡♡あぁっ♡♡♡お尻舐められるのきもぢいい……♡♡♡」


 亀頭は吐き出されるよだれでべたべたになっていて、その下の地面には濃いシミが出来ている。

開閉を繰り返す鈴口が卑猥で、あそこから出ている粘々したものを堪能したくて仕方がない。

度々起こる痙攣を見れば、腸壁にきつく食い込むのを想像して愛液の量が増すのを感じた。


 すると、ずろり♡♡とざらついた感触がナカに入ってくる。


 「んひぁあっ♡♡♡」


 入り口周辺で円を描くように掻き回され、がくがく膝が震えてしまう。

さらにわざとらしいほど大きな水音を立てつつ啜られれば、普段されることのない吸引に驚きと、不慣れな、しかし確かに甘美な快楽を味わった。

もっとして欲しくて軽く尻を振ると、応えるように何度も何度も腸内の液体が飲み干され、満喫されていく。


 「んっ♡♡♡うひっ♡♡♡」


 もしかしたらカラカラになってしまうんじゃないか、そう思った時、蹂躙しきり満足したのか、やけにぬるぬるしたベロは抜けた。


 「はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」


 自然と詰まっていた息を再開すると、からかう様な声が聞こえてくる。


 「はぁ~♡♡♡アルきゅんの本気汁うっま……♡♡いくらでも飲んでられそうだよぉ♡♡♡」


 卑猥に過ぎる言葉に、肩がぴくつく。


 「それにしてもボクがどれだけ飲んでも無くならなかったねぇ♡♡♡そとでよっぽど興奮してるんだぁ♡♡♡……淫乱っ♡♡♡」


 「んひっ♡♡♡そうっ♡♡♡そうなのぉっ♡♡♡おれどうしようもないどすけべなのぉっ♡♡♡」


 自身のはしたなさを認めたにも関わらず、後ろからあの粘ついた笑い声が聞こえなくとも、顔は愉悦に歪んでいるだろうことは容易に想像できた。


 「チンポ、欲しい……?♡♡♡」


 「っ♡♡♡うんっ♡♡♡ひゃっ♡♡♡」


 うっとりしてしまうような誘惑へ即座に返答すれば、すぐ熱く硬いモノが突きつけられる。


 「ふひひっ♡♡♡じゃあ、アルきゅんの恥ずかし~い喘ぎ声、たっぷり聞かせてね……♡♡♡イイところどちゅどちゅ~って潰しまくってやるからよ……♡♡」


 「―――♡♡♡♡♡ああぁぁ♡♡♡♡」


 そして、高圧的な囁きの後、チンポは挿入され始めた。

悦びを表すように森の中に響き渡るような嬌声を出すのは、どれほどアルフレッドというマゾメスが浅ましいかを周囲に知らしめているみたいであまりに気持ちがいい。

すでに一度セックスし何度も絶頂させられたことによって蕩けきったアナルは、異様にえらの張ったカリも大きく拡がってすぐ受け入れ、しかし離さないとばかりに咥えこむ。


 「気持ちよさそ~♡♡♡もうチンポ以外どうでもいいって声、かわいいよぉ♡♡♡すっごく抱きしめてくるケツマンコもえっろぉ……♡♡♡まずは入口かわいがってあげるねぇ♡♡♡」


 「あっ♡♡♡おほぉっ♡♡♡カリでくぷくぷされるのすきぃっ♡♡♡おっきいっ♡♡♡」


 平常時であれば入れるのに手間のかかる亀頭でも、入口が柔らかく解れていればピストンすら行える。

異常な引っ掛かりによって肉が掻き出されてしまいそうな抽送は、同じく異常なほど甘美で、ロロという唯一無二のオスに愛されている実感に全身は著しい快楽で染まった。

そこへまたでこぼこした歪な形が侵入することで均されるのだからたまらない。

よほど愛液塗れだったのだろう腸内からは嬌声に負けず劣らずの卑猥な水音が絶えず鳴っていて、耳までも犯した。

体勢が崩れてしまわないように、必死で木にしがみつく。


 「あとここ♡♡♡こりこりしてるよっわいところも潰してあげちゃう♡♡♡」


 「そこだめえぇ♡♡♡すっごくよわいからぁっ♡♡♡♡イっ♡♡♡もうすごいのきちゃうぅっ♡♡♡っぁ♡♡♡♡おへぇ……♡♡♡」


 言ってすぐ、体重をかけながら前立腺を圧されれば、身体は簡単にアクメへと達し、ついでのようにだらりと力なく垂れ下がるペニスからさらさらした汁も迸った。

重たい肉棒は正確に男「だった」頃からある弱点を狙ってきて、執拗にねちっこく腸壁越しに潰されてしまう。

さらに少し進んでからカリ裏にがっしり引っかけ、ぞりぞりぞりぃ♡♡♡と一気に肛門を出るまで引き抜かれれば、二つの法悦によって腰が抜けそうになった。


 だが彼女の手と、何よりもチンポが頼もしく支える。


 「うひっ♡♡♡引っかけながら入口まで抜くの、たまんないでしょぉ♡♡♡まだまだ序の口だからへばっちゃ駄目だよぉ♡♡♡」


 「おほぉっ♡♡♡あぁっ♡♡♡すごいっ♡♡♡こりぇっ♡♡♡トんじゃっ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡♡」


 逞しい下半身から繰り出される疲れ知らずのピストンによって、視界はバチバチと白み早くも意識は飛びそうなほど。

そう思っていると唐突に動きはゆっくりになり、先端がまるで我慢汁を塗り込むかのようにナカの下側へと擦り付けられ始めた。


 「んあぁぁ……♡♡♡ゆっくりもすきぃ……♡♡♡おりぇ、とけちゃう……♡♡♡♡」


 素早い前後運動とは異なって緩やかな、しかし確かな気持ちよさにじゅわじゅわと多幸感が広がっていく。

表面がぷにっとしつつも奥はガチガチな頂点や、とにかく硬くてつるっとした幹の感触も堪能できて、ぽーっと頭が惚ける。


 「トロトロになってるアルきゅんかわい~♡♡♡ほらぁ……♡♡♡も~っと蕩けていいよぉ……♡♡♡」


 「ふあぁぁぁ……♡♡♡ロロっ……だいすきぃ……♡♡♡」


 甘ったるい囁きは、くち♡♡♡くちゅ♡♡♡とある種可愛らしさすらある音と共に耳から脳へと流し込まれ、「らぶらぶえっち」の事以外何も考えられない腑抜けへと作り変えていくかのよう。

甘えるみたいに腰を振り、強欲なメス膣を自分からも擦り付ければ、燃え盛るばかりの熱が身体の芯へと伝わってじんじんした。

しかもカウパーの沁み付いた場所はいやに敏感で、ひだの一つ一つにつっかえるのさえ見ているようにわかる。


 粘膜同士をなすり付け合う交尾に夢中になっていると、腰の移動を止めるためかがっしりと尻を掴む細くも力強い手。

固定された「穴」へ、より深くチンポが入っていく。


 「んんんっ……♡♡♡チンポはいってくりゅぅ……♡♡♡いっぱいにされるのしあわしぇぇ……♡♡♡」


 今度は上側へと食い込ませながらで、釣り上げられてしまうんじゃないかとすら思う。

さながら背筋を中からえぐられる刺激に、心地いいぞくぞくが止まらない。

反射的に上体が仰け反っても肉棒はしつこく腸壁をつけ狙い、愛液でぬるぬるし且つ柔らかい肉で自ら扱かれていく。


 「はぁ……♡♡♡ケツマンコあったかぁ……♡♡♡水浴びで冷えたチンポが癒されてくよぉ♡♡♡」


 「もっとぉっ……♡♡♡もっとくっついてぇ……♡♡♡おれのなか、たくさんごしごししてぇ……♡♡♡」


 「ふひひっ♡♡♡変態♡♡♡しょうがないから言うとおりにしてあげるねぇ♡♡♡」


 「ぅぁぁ……♡♡♡すきぃ……♡♡♡」


 求愛に応えるように密着度は激しく増し、互いが互いに食らいつき合うみたいな貪欲な睦み合いになった。

何度か堪能するための抜き差しを繰り返しつつも、確実に奥へと進んでいく。


 しかしそこで「らぶらぶえっち」は終わりを告げ、オス様にメス穴を使われる、使っていただく「セックス」へと変わる。


 「でもぉ……♡♡♡ボク意地悪だからぁ♡♡♡そろそろアルきゅんのこと虐めちゃおっかなぁ♡♡♡」


 「えっ……♡♡♡っあ♡♡♡―――♡♡♡♡♡」


 チンポは先ほどと同じように素早く前後し始め、背中の真ん中から少し下あたりを自分勝手にこね回しだした。

突くときには正面に引っかけて伸ばし、引くときにはしっかりとカリ裏に肉を纏わせてから抜く。


 「ふっ♡♡♡はぁ~やば♡♡♡チンポでナカこねこねするの気持ち~♡♡♡アルきゅんはどぉ?♡♡♡」


 「ひあぁっ♡♡♡すきっ♡♡♡お゛ぉっ♡♡♡おなじとこばっかりされてイくぅっ♡♡♡っぃ♡♡♡♡」


 強くはあるが緩い快感の後、強くきつい快感と緩急を付けられると、まるでたっぷり焦らされた時かのようにすぐに絶頂してしまう。


 「も~♡♡♡アルきゅんったらさっきからすきしか言ってくれないじゃん♡♡♡おらっ♡♡♡もっとっ♡♡♡なんかいえっ♡♡♡」


 「ああぁぁっ♡♡♡きゅうにつよくするのだめぇぇっ♡♡♡イってるのにぃっ♡♡♡ふかいのクるぅぅっ♡♡♡」


 そうして働かなくなった頭で語彙が減るのは当然の事なのに、さらにピストンを速めて咎められるとアクメは深まった。

結合部から大量の本気汁が溢れだし、いつも池から昇る精液の香りよりも濃い性の匂いが周囲に立ち込めていく。

強烈に締まるメス膣の中で馬マラは自由に揺れ、今度は腹部側を重点的に責める。

するとなんだかいつもより圧迫感が増した。


 「くひっ♡♡♡アルきゅん♡♡♡自分のお腹見てみてぇ♡♡♡」


 首をだらりと垂れ下げて、言われた場所を見る。

そこには二匹のけだものの太くむちむちした足、ぴょこぴょこ震えて何かしらの液体を垂らすペニス、しつこいほどやたらに糸をひいて滴っていく白く濁った粘液。


 「ぁ……♡♡♡っ♡♡♡♡」


 そして、中からぼこっ♡♡♡とナニかによって盛り上がった、自身の腹があった。

ロロが腰を動かす度に盛り上がりは蠢き、前後したり上下したりする。

明らかにナニかとは彼女の陰茎であり、体内からじゅくじゅくと溶かすような熱も正解だと物語っていた。


 「あぁぁ……♡♡♡すごい……♡♡♡っぁ♡♡♡またイくぅ……♡♡♡」


 「ふひっ♡♡♡気に入ってくれたみたいだねぇ♡♡♡」


 苦しいはずなのに、肉体を弄ぶような行為なのに、なぜか気持ちよくてたまらない。

チンポがどれだけ大きいか、この身を持って表される被虐に奥底からじわぁ♡♡♡と官能が広がっていく。


 「外からもさすってあげる♡♡♡ほら……♡♡ボクのチンポ感じてぇ……♡♡♡」


 「これだめぇ……♡♡♡くせになっちゃうぅ……♡♡♡」


 尻を掴んでいた手はいつの間にか移動し、腹筋越しにすり♡♡♡すり♡♡♡と亀頭を撫で回した。

凸凹した線を描くふちや、驚くべき程の硬さだけでなく、絡みついたまま擦れうねうねと蠢く淫乱な腸壁といった、いやらしすぎる感触がよりはっきり伝わってくる。

うっとりと蕩けるような時間が過ぎていく。


 「あぁ……♡♡♡ボクもお腹越しにチンポ扱くのくせになりそうかもぉ♡♡♡」


 そのまま何度も食い込ませ、都度手コキも繰り返すと、やがて肉棒のびくつきが増えだす。


 「そろそろ奥まで入れるねぇ……♡♡♡」


 「うん……きてぇ……♡♡♡」


 段々射精が近づいてきたのかロロは口を開いたのをきっかけに、メス穴の最奥を目指し始めた。

やや耽美な感情のまま、ゆったりと腸壁を味わいながら進んでいく。


 「はあぁぁん……♡♡♡」


 身体の後ろから聞こえるぬち♡♡くちゅ♡♡という音と共に、絶頂で閉じていたナカが大きく拡げられる。

再度訪れたぬるくも甘美な刺激に、吐息交じりの嬌声が口をついて出た。


 「はぁ♡♡♡やっぱりメス穴均してくのさいこぉ……♡♡♡アルきゅんのデカケツとむちむちのカラダ見ながらってのもすごいこ~ふんするよぉ♡♡♡頭からつま先までぜ~んぶボクに差し出したって感じ、えっろいなぁ♡♡♡」


 「んっ♡♡♡」


 「あ~♡♡♡そ・れ・にぃ♡♡♡ちょっと前までいやいやしてたのにもうすっかり従順になっちゃってる♡♡♡うひっ♡♡♡チンポ見せてからずっとこうだよねぇ……♡♡♡チンポ大好きのドスケベメスが……♡♡」


 「んぉぉっ♡♡♡」


 卑猥な肉づきの肢体、さらには媚び散らかす淫乱さや見せらただけで発情する単純なチンポ脳を自覚させられると、何度目であってもはしたなく反応してしまう。


 「ふひひっ♡♡♡ナカきゅ~ってなったよぉ♡♡♡罵倒されて悦ぶ変態……♡♡マゾ……♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 そんなはしたなさを続けてなじられれば、全身を支えるため木に抱き着いている腕がくにゃくにゃになった。

上体がずり落ちそうになる。


 「おっと♡♡♡メスらしくケツマンコ差し出すこともできねぇのか……?♡♡おい♡♡力抜くな……♡♡」


 「ひあぁぁっ♡♡♡ひゃっ♡♡♡ひゃいっ♡♡♡くひっ♡♡♡」


 しかしぐにぃ♡♡♡と腸内を圧し潰すような咎めに、オス様に従おうと反射的に力が入り、きちんとメスとして穴を「使っていただこう」と動いた。

本能までもがもはや彼女の所有物として支配されてしまっている事実に、幸福を感じると同時に思わず笑みが零れる。

例えこれから誰かに救助されたとしても、もう絶対に「元のアルフレッド」なんかには戻れない。


 そうして改めて自分がなんであるか分からせられていると、やがて、ロロの下腹部と尻、逞しい亀頭と深い所がぴったり密着する。

チンポはそのままぐりぐり奥を混ぜ始めた。


 「んぉぉ……♡♡♡奥ぐりぐりされるのすきぃ……♡♡♡ふあぁぁぁ……♡♡♡」


 「んっ♡♡♡あぁ♡♡♡ボクもきもちいいよぉ♡♡♡えっちなところでいちゃいちゃしちゃおっかぁ♡♡♡」


 「するっ……♡♡♡いちゃいちゃするぅ……♡♡♡」


 淫靡な愛撫へ返すようにこちらからも下半身を揺すれば、敏感な肉同士が絡みつき合い、甘ったるいキスみたいに食いつき合う。


 「ロロぉ……♡♡♡すきぃ……♡♡♡だいすきぃ……♡♡♡」


 「ふひひっ♡♡♡」


 思わず愛を囁けば、嬉し気な笑い声だけが帰ってきた。

ずち♡♡♡くちゃぁ♡♡♡とやけに粘っこく鳴る水音がいやらしく、漂ってくるつん♡♡とした鼻を抜け脳をピンクに染める交尾臭も相まって、粘膜接触は段々と熱を増していく。


 「ふっ♡♡♡はっ♡♡♡あ♡♡♡ちょっとずつせーし昇ってきたよぉ♡♡♡そろそろっ♡♡♡はげしくっ♡♡♡するねぇ♡♡♡」


 「ふぁっ♡♡♡はぁんっ♡♡♡きてぇ……♡♡♡おれのことめちゃくちゃにしてぇ……♡♡♡」


 張り付いていた腰は離れた後勢いよくくっつくのを繰り返すようになり、体液で濡れた肌と肌が少しずつにちゃついた響きを立てだした。

重たく打ち付けられる度尻は大きく震え、性感帯が刺激される。

最奥も同じように突きこみによって震わされると、射精への期待感も重なって著しい快楽が滲む。


 「はぁっ♡♡♡チンポっ♡♡♡きもぢいいっ♡♡♡もっとしてっ♡♡♡もっとぉ♡♡♡」


 「突きこむ度ケツマンコ絡みついてくるぞっ♡♡♡そんなにせーし欲しいかっ♡♡♡このぉっ♡♡♡」


 「ほしいっ♡♡♡ロロのどろねばザーメンでおれのなかどろどろにしてぇっ♡♡♡」


 森中に木霊してしまいそうなほど、恥も外聞もない大きな声で中出しをおねだりするのは気持ちよく、ぞくぞくした心地が全身を駆け巡っていった。

彼女の言葉通り腸壁は徐々に狭まり、チンポの形にぴったりと沿っていく。

そうして密着したナカからは多量の愛液が掻き出され、地面へと絶えず垂れて、水音とはまた違った音として気分を昂らせる。


 「はぁっ♡♡♡ナカ濡れすぎだろっ♡♡♡チンポふやけちゃいそうっ♡♡♡メス臭くなっちゃったらアルきゅんがちゃんと責任もって落としてねぇっ♡♡♡」


 「うんっ♡♡♡うんっ♡♡♡おれがっ♡♡♡おれにそうじさせてぇっ♡♡♡ロロのチンポもっ♡♡♡ロロもっ♡♡♡ぜんぶおれがおせわするのぉ……♡♡♡」


 「うひっ♡♡♡そこまでいうならしょうがないなぁっ♡♡♡これからもボクのぜんぶ、お世話させてあげるぅ……♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 以降の人生でずっとロロに奉仕し続けられると思うと、嬉しさや官能的な悦びがこみ上げてたまらない。

じわっ♡♡♡と身体の奥深くから多幸感が広がっていき、甘すぎるメスイキが押し寄せてきた。


 「あぁぁ……♡♡♡しあわせすぎてイくぅ……♡♡♡イくのぉ……♡♡♡」


 「ふひっ♡♡♡ボクもそろそろでるっ♡♡♡一緒にイくから我慢しろっ♡♡♡」


 「ひゃいっ♡♡♡はやくっ♡♡♡はぁんっ♡♡♡はやくだしてっ♡♡♡」


 どうにか身体をよじってそれに耐えつつ、しかし振り乱してモノをぐちゃぐちゃに扱いていく。

さらに媚びに媚びた猫撫で声で求愛もすると、一気に亀頭は膨らみ、肉棒はびくつきだす。


 「はぁっ♡♡♡でるっ♡♡♡中に出すぞっ♡♡♡受け止めろっ♡♡♡アルっ♡♡♡アルっ♡♡♡」


 「きてぇっ♡♡♡ロロっ♡♡♡ロロぉっ♡♡♡っぁぁ♡♡♡♡」


 そして、遂に先端から止めどなく、液体ではなく固体なのではと錯覚してしまうほど濃く重たい、ふたなりユニコーンの精液が迸った。

同時にアルフレッドも激しく深い絶頂をする。


 粘液は脈打ちの度、むちついた腹をぼてっと妊婦のように膨らませていく。

あまりに熱くどろどろしたそれは、腸内をゆっくり確実に満たしていった。


 メス膣も同じようにアクメで引き締まりながら脈打つ。

あまりに狭いナカで行き場を無くした白濁液は結合部からぶびゅ♡♡♡ぼびゅ♡♡♡と溢れ出していき、ぴったりとくっつきあった腰や地面をべったりと二人の強い交尾臭で汚した。


 それはセックスによってこの場をマーキングしているかのようで、理性を捨て去った野性的な行為にどこか仄暗い官能を覚える。


 ただ快楽に喘ぎ、本能に任せて快楽を貪るようなけだものえっちに、二匹の獣は時間も忘れて耽溺した。







 「はぁ~♡アルきゅんすっごいえっちだったなぁ~♡♡」


 池のほとりで、座っているロロの開いた足の間に腰を掛けながら、アルフレッドは軽い休憩をとっている。

しかしむちついた内ももやへその辺りがずっと撫で回され続ける快楽や、先ほどまでの交尾の感想を粘っこく言われているのも相まって半ば後戯か、ともすれば前戯かとすら思えた。


 背中には若干萎えつつも愛液や精液が交じり合ったものでべたべたになり、ぷんぷんとオス臭くメス臭い香りを漂わせるチンポがくっ付いている。


 「ロロも……すごかった……♡♡♡」


 「ふひっ♡またぐちゃぐちゃに犯してあげるねぇ♡♡」


 「ん……♡♡♡ぅん♡♡♡おれのメス穴で、たくさんチンポごしごししてね……♡♡♡」


 「……♡♡♡じゃあアルきゅんもボクがチンポごしごししたくなるようにたっくさんえっちなおねだりしてねぇ♡♡♡」


 「あ……♡♡♡うひひっ♡♡♡うんっ♡♡♡」


 すっかりメスとして素直になった心で嘘偽りない本心を甘えるように言えば、手は徐々にこそばゆい触り方の愛撫に変わっていって劣情がむらむらと沸き立つ。

それは彼女も同じのようで、肉棒は背筋をつーっ♡♡♡と擦りながら鎌首をもたげ始めた。


 「それにしてもアルきゅん、ボクに低い声で言われるとす~ぐ素直になるよねぇ♡♡♡」


 「っ♡♡♡だってっ♡♡♡ロロの低い声かっこよくてお尻にきゅんきゅんきちゃうんだもん……♡♡♡」


 「うひっ♡♡♡マゾメスが……♡♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡」


 交尾への期待感を昂らせるための激しく媚びた返答に、ご褒美とばかりに返ってくるドスの聞いた声に尻が疼く。

早く次のえっちがしたくて、ずり♡♡ずり♡♡と身体を擦り付けると、向こうからもなすりつけられ、ぬちついた音と荒くなった息遣いが周囲に響いた。


 「すん♡♡♡すん♡♡♡あれぇ♡♡♡休憩してるだけなのにメスくっさい匂いしてきたなぁ♡♡♡」


 「んあっ♡♡♡」


 わざとらしくこちらだけを非難するような言葉にも、都合よく開発されきった肉体は発情してしまう。

もはや予定調和じみたおねだりを首だけで振り返って目を合わせ、ロロが望んでいるだろう通りにする。


 「ロロぉ……♡♡♡おれ、チンポほしくなってきちゃったぁ……♡♡♡ねぇ、ちょうだぁい……?♡♡♡もうがまんできないの……♡♡♡」


 「ふひひっ♡♡♡そこまで言われたらしょうがないなぁ♡♡♡いやらしいメスを満足させてあげるのも、オスの役目だもんねぇ♡♡♡」


 そこで、後ろで立ち上がる気配がした。


 「おら♡♡♡家帰るぞ……♡♡たっぷり抱いてやっからな……♡♡」


 「ひゃい……♡♡♡」


 威圧するような声色に思わず身体を蕩けさせながら、ずかずかと住処へと歩いていく「オス様」の横に並ぶ。


 「きゃっ♡♡♡」


 続けて無遠慮に尻へと伸びてきた手には抵抗せず、ただ受け入れた。




 そうして二人は、ぎらついた欲望を露わにしながら家路へと急ぐ。

途中、ろくな距離ではないはずなのに我慢が効かなくなり、数回交尾をしたためやっとたどり着いた時には既に肉体はどろどろの体液に塗れていた。


 そして住処へと付いた後も、何度も何度も、けだもののような「らぶらぶえっち」を繰り返す。

日が落ちきるまでの時間は、まだまだたっぷりとある。



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