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Q5:どうしても些細なことが気になる

修正しすぎる」件では回答ありがとうございました!早速拝見させて頂きました!

更に少し掘り下げた質問をさせてくだい


お察しの通りデジタル作画です。

自分も線を太くしてダイナミックさを演出しようとしている所でした。


しかし、デジタルとは便利なもので気になる部分が簡単に拡大できてしまう…拡大すると折角勢いづけて描いた線も「太すぎじゃないか?」「もっと丁寧に描いた方が?」、また96コゲさんの仰る太い「凸凹した線」もそういった線だと割り切れずに直したくなってしまいます。


とりあえず、なるべく画面を引いて描くように心掛けてはいるのですが、ついつい拡大してしまって…。

もうこれは自分の性分と諦める他ないのでしょうか…?


補足:引きの状態で手ブレ補正を強くかける方法も試してみましたがどうしても線が固くなるような気がします。


A5:少しずつ「完璧主義」対策をしましょう。

質問ありがとうございます。

けっこう危険な状態ですね。「完璧主義」になりかけていると思います。


急に変わるのは無理なので、少しずつ「完璧主義」の対策をしましょう。


▶完璧主義とは?

言葉の通り「完璧じゃないと気が済まない」という状態です。

・ちょっとした歪みが気になり、ずっと修正している

・最善策が気になり、ずっと準備をしている

・失敗を極度に恐れる

・・・といった特徴がありますが、共通しているのは「行動しない」ことです。


今の自分が完璧にできないことを知っているので、行動しない=描かない、完成させないことで結果を見ることから逃げている状態です。

結果が出なければ、上手くいくかどうかは誰にもわからないですからね。


末期になってくると「描かないための言い訳」を用意するようになります。こうなってくると手に負えません。悲しいですが、人間が一番想像力を働かせるのは「言い訳」を考えるときと言われています。


質問者さんは「線画が気になる」程度で、まだ初期症状です。

今のうちに改善しておいた方がこれからも楽しいく描けると思います。


▶成長後の自分も計算にいれよう!

「完璧主義」の人が勘違いしているのは「成長後の自分」を無視していることです。

できないのはあくまで「今の自分」であって、これから一生できないわけではありません。「成長後の自分」なら意外と簡単にクリアしてしまいます。


みんな何回も転びながら自転車に乗れるようになるし、何回も間違えながら九九を覚えます。最初から完璧にできる人間なんていません。


そして忘れてはいけないのが、今の全力よりも成長後の余力の方がクオリティが高いという事です。

例えば、今のあなたの実力が20点だとすると、どれだけ修正しようが時間をかけようが最高点は20点です。

でもあなたが成長して30点が出せるようになったら?8割くらいの力で描いたとしても24点を出すことができます。成長してしまえば余力を残しても高いクオリティを維持することができます。


上手い絵師さんがササっと描いたラフなイラストでも上手く見える理由がコレですね。実力差があるので全力で描く必要が無いということです。


つまり、修正して足踏みしている人よりも、どんどん描いて成長する人の方が結果的にクオリティの高いイラストを描けるようになるということです。


質問者さんの「気になって直したくなる」というのが正にコレです。

「上手く描くのは難しいけど、修正なら簡単にできる」という思考が働いて、ずっと足踏みしている状態です。

それがどれだけ勿体ないことなのかを知ってください。

マラソンのゴール直前で「いや、今の走りは良くなかったな。やり直そう」とスタート地点に戻るくらい勿体ないです。

「いや、ゴールしてよ!」と誰だって思いますよ。笑


「修正なんてしない方が良い!」は暴論ですが、自分が「やり過ぎてるな・逃げてるな」と感じたら黄信号です。すぐ修正しましょう。


「成長後の自分」なら描ける➡そのためには今の描けない時間が必要

この思考を意識して持つようにしてください。


一ヶ月後には「なんでこんなことで悩んでたんだろう?」と笑って言えると良いですね!ぜひ試してみてください!

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