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サラサーテ様が書いたSSもつきます。是非とも一見ください。


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~~以下はSSです~~

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作者:サラサーテ


「それじゃあ、近所のお姉さんの話をするね」


それは、どこにでもありふれたガールズトーク。


「何日か前にね、下校途中で会って、いつも通り挨拶したの。その時の様子は普段と全く変わりなかったんだけど……」


話し手の大人しそうな少女の重い語り口に釣られてか、聞き手の二人の少女も表情をこわばらせ、固唾を飲んで見守っている。


「その一時間後にお姉さんの家の前を通ったら家の門が空いていたの」


「えっ、泥棒!?」


「違うっしょ……」


ちょっとしたボケを含めた相槌はすぐさま窘められる。そんな軽い話ではない、というニュアンスが言外に込められている。


「まさか……」


「そう、お姉さん、死んでたの。廊下で、首を吊って」


「!!」


「それって、家の中入って見たってこと!?」


問いに対して無言で頷く。ちょっとした好奇心でとんでもないことを見てしまったという驚愕で少女たちは目を見開いている。


「それでぇ、そのお姉さん、どんな様子だった?」


さきほどツッコミを入れた少女が真剣な表情で続きを促す。


「口の端からは唾液を垂らしていたわ。血の気を失った表情は蕩けたような、うっとりとしたような恍惚の笑みを浮かべていて、それで、はだけられている胸の先は、びんびんに乳首が勃起していて――」


「とっても、幸せそうだった」


「「いいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」


話の落ちを吐き出しきった少女は役目を果たしたとばかりにほっとした表情を浮かべ、聞き手の少女たちが湧き上がる。


そう、彼女たちは人間である前に"肉畜"である。自殺であろうが処刑であろうが死によって屠畜されるのは義務である以上に常識であり、だからこそ、死に恋する彼女たちにとってだれそれがどういう風に死んだという屠畜トークは最高の娯楽なのであった。


「色葉ちゃん本当に話が上手だよね! 屠畜の話を聞くのえっちで好きだなぁ♡」



この部屋の主、友納照美(とものう・てるみ)が称賛する。落ち着きがないようで、うつ伏せの姿勢でベッドに転がって膝をばたばたさせているが退屈には感じていないようだ。彼女たちアシュメダイ専修学園の生徒である肉畜は一言で言えばオープンスケベ勢であり、上着はぎりぎり下乳がはみ出る程度でスカートは鼠径部が剥き出しの痴女服であるがそんな姿勢では余計に恥ずかしい箇所が見えてしまうことなどは全く意にも介していないようだ。


「でも私は友納さんが話してくれた、お姉さんが切腹して果てた話、素敵だと思うな……とっても凛々しかったんだろうなって……♡」



首つり屠畜の話し手であった幡東色葉(ばんどう・いろは)が丈が足りておらず下乳丸見えのセーラー服からうっかり乳首がはみ出ているのに気づき、衣服を正す。求められれば誰にでも股を開く気風ではあるが、あくまでも求められてからさらけ出すのがよいと彼女は考えている。見知った中なので誰も指摘しないが、今取り繕うように隠された彼女の中2にして1メートルを超える大きさの爆乳の先端の指よりも太い下品乳首はびんびんに勃起していた。生真面目な委員長らしく徹底的に調教されており、制服と擦れてももはや痛みはなく彼女に快楽をもたらすのみだ。


「二人の話ももちろんいいけどぉ、やっぱりあーしはあーしが話したやつが一番♡ 彼氏に首締められての公開屠畜、最高っしょ……♡」



純情ギャルの須賀美津紀(すが・みつき)は先程自分が披露した話題である、公園でお姉さんが彼氏に首締め公開屠畜されていた光景を思い返して悦に浸っている。いつかは自分も素敵な彼氏に巡り会えて最高の屠畜を迎えられるだろうか。


「私達もいつか同じような目に遭って殺される。屠畜、される。楽しくて嬉しくて、そしてその何億倍も、幸せで、気持ちいい……♡」


「パないよね……♡ すっごい気持ちいい中でこの人に殺されてよかったってなって逝くの。エモだわ……♡」


「進んでる子だともう屠畜されちゃうもんね……。それって自分の幸せに到達したってことだよね。いいなぁ……♡」


そして肉畜たちの屠畜トークはもはや性欲のエコーチェンバーと化す。話題自体が彼女らの性欲を高め、高めた性欲によってさらに屠畜の話題が飛び出す。そうやって喋ってるうちに無自覚のままムラムラと性欲が高められた3人はいつしか無意識に大事な部分へと手が伸びてしまうのであった。


「あはぁっ……♡ あんっ♡」


「ふうっ……♡ ふうっ……♡ んぎっ……♡」


「んっ……♡ んんっ……♡」


三者三様。ふと会話が途切れた折に、その痴女な制服の奥に手を突っ込み、おまんこに乳首にクリトリスとお気に入りの部位を黙々と慰めてしまう。三人ともそんなつもりはなかったのだが、屠畜トークなんて思春期の男子がエロトークをするのと同等の話題だ。つい性感が高まってもなにもおかしくはない。アシュメダイ専修学園の生徒は、その著しく露出した制服にそこらへんの希望者との性処理は日常茶飯事といった所なので、今更学友とオナニーを見せ合う程度どうということはない間柄である。


そして、その高まった性欲の中でふと脳裏に浮かんだ疑問を照美はそのまま口にする。良くも悪くも即断即決という気質である。


「ね、友納さんと須賀さんは屠畜されたいって思う?」


「あたしはいつでも」


「あーしは……素敵な彼氏次第……かな? 最期にしたいことは決めてっけどね」


色葉の問いに照美は即答。美津紀は少し含みを持たせた。


「私はいつでも準備できてる。いきなり男の人に出会い頭に屠畜させてくれってお願いされても……OKしちゃう……かも♡」


「じゃあ……しちゃおっか? おーい! お兄さーん!」


   *   *   *



照美は思い立ったが吉日とばかりに部屋の窓から隣の家に住むセフレの男子大学生を呼びつけ、「エッチしよ?」の一言で部屋までデリバリーを漕ぎ着けた。あまりの行動の早さに色葉と美津紀は目を丸くしている。


「紹介するね♡ あたしのセフレの隣の家のお兄さん♡ ねえねえ最近首締められてエッチするのすっごくハマってて! がっつんがっつんおちんぽで突かれながら首締められてイキたいんだけどできる?」


「急だな。まあいいけどね。んじゃ加減無しでガッツリ犯すけど、君たちも同じ扱いでいい?」


男は照美のまくし立てるような懇願には慣れているのかあしらうように応じる。だが、穏やかな表情のその瞳が全く笑っていないことに気づいた色葉と美津紀はその鋭い視線に射抜かれただけで秘めたるマゾスイッチをONにさせられ、緊張しながらも期待を含んだ上目遣いで了承した。


「は、はい……♡」


「あの……よ、よろです……♡」


「まあとは言っても絞めながら4Pは無理だから1人ずついくよ。ちょっと手持ち無沙汰になるけど手早く済ませるから待っててね」


使い慣れている照美とは違い、初対面の色葉と美津紀相手には気遣うように男が笑いかける。微笑に合わせて片手をわきわき、と首を締める手付きを取るとそれだけで気道を絞められたような切なさを覚え、興奮を高めたふたりは顔を真っ赤にしてこくこくと頷くばかり。


「照美、望みは叶えてやるからI字バランスして」


「えぇ!? まあできるけど……さっ!」


ひと気合つけると照美のすらっとした片脚がぴんと高く持ち上げられる。その見惚れそうになる肉体美など気にしていないかのように男は照美の唇を奪い、激しいディープキスで性感を高めながら、照美のおまんこを軽くまさぐって十分に濡れていることを確認する。そのままズボンを脱ぎ、固く屹立して準備を整えた勃起チンポを露わにすると、照美に姿勢を維持させたまま、その無防備なIの字の中心にチンポを突き入れた。


「ひっ……♡ ひいっ……♡ これっ……♡ きついっ……♡」


足の筋肉がじんじんに伸びている感覚とおまんこをかき分けられて体の内側を貫かれている感触。その刺激の強さに照美は顔を真っ赤にするが、男は全く容赦せずに姿勢の維持にかかりっきりでがら空きになっている照美の首をぎゅぎゅっ♡ と絞めていく。


「ぎいぃぃぃぃっ♡♡♡ そ゛ん゛な゛っ゛♡ ま゛っ゛て゛っ゛♡」


「もちろん最後までバランス崩すのはなしな。ほらがんばれがんばれ」


ぴんと伸ばした片脚の補助で手一杯の両手は男の首締めに抗うことができない。そんなあまりにもいっぱいいっぱいの状態で男は首を絞める力を強め、腰を休みなく打ち付けてぱちゅんぱちゅんと結合部から淫らな音を立てていく。もしかしてこのまま殺されてしまうのでは……という肉畜の本能をくすぐられた照美は喘ぎ声さえ上げられずに絶頂し、そのままイキっぱなしになってしまった。


「ごばっ♡ だ゛め゛ぇ゛ぇ゛♡♡♡ い゛く゛の゛と゛ま゛ら゛な゛い゛っ゛♡♡♡ た゛す゛け゛て゛っ゛♡♡♡ こ゛ろ゛さ゛な゛い゛で゛っ゛♡♡♡」


「言われなくても許可も得ずに殺しゃしないよ。そら受け取れ!」


指示通りにI字バランスを完遂したまま、イキっぱなしで涙を流して命乞いする照美に男はたまらない魅力を覚えて最後に数度激しく腰を叩きつけて彼女の一番奥に精液を叩きつけ、ようやく首締めを解くと彼女の唇をまた奪い、ディープキスがてら彼女の肺に酸素を送ってやる。


「い゛ぐ゛い゛ぐ゛い゛ぐ゛い゛ぐ゛い゛ぐ゛♡♡♡♡♡ お゛お゛お゛っ♡♡♡ ぶちゅっ♡♡ ちゅぱっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ …………き゛も゛ち゛よ゛か゛っ゛た゛ぁ゛♡♡♡」


倒錯的な状況で死ぬかもしれない、というスリルで快楽を高め、生き残ったという安堵で緊張を解きながら姿勢を崩す照美を男は受け止めてやってベッドに転がしてやる。彼女はもはやおまんこ剥き出しで足が広がっていることもお構い無しで荒い呼吸を繰り返して余韻に浸っている。


「す、すごい……♡」


「ハンパなっ……♡」


その圧倒的に激しいセックスを見守った色葉と美津紀はただただ圧倒されてうっとりとした視線を男に送っている。男は怖くなったら辞めることを提案しようと思っていたが、その心配はなさそうだった。


「あ、あの……I字バランスはさすがにできないんですが……」


「じゃあ……こうしようか」


男と目が合った色葉が次の相手という流れになった。まんぐり返しの格好でチンポを突っ込み、更に覆いかぶさるようにして色葉の首を絞めていく。息苦しさから抵抗しないよう、色葉の両腕は力強く自分の足首を押さえつけている。


「あがっ……♡ だめっ……♡ 気゛持゛ち゛良゛す゛ぎ゛る゛♡ こ゛ん゛な゛の゛っ゛♡♡ 屠゛畜さ゛れたくな゛っちゃう♡♡♡」


爆乳が重力に敗北して顔に垂れ下がり、下品乳首が嫌でも視界に飛び込んでくる中で高々と天に突き出している丸見えのおまんこがどちゅん♡ どちゅん♡ とチンポに杭打ちされ、そのたびにどろどろの本気汁があたりに飛び散っている鮮烈な光景すらも、首を絞められた色葉にとってはそれどころではない。


「へぇ、色葉ちゃん、素質あるね。マゾなんだ?」


「ま゛っ、マゾですっ♡ まぞれふっ♡ こんなに荒゛々しく゛犯゛され゛るの゛っ♡ 嫌いな肉畜なんていない゛っ♡♡♡」


マゾアクメの勢いで主語の大きい雑な主張を口走る色葉。男に「落としていい?」と聞かれて勢いで頷いてしまった彼女はまるで今屠畜されるかの如き臨死の中で自分の子宮に精液が流し込まれる快感で幸福を爆発させ、友達の前とか委員長とか初めて会った異性とか全ての建前をかなぐり捨ててただの一匹の雌として咆哮した。


「お゛ほ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡♡♡」


おまんこを精液で真っ白にコーティングされ、まんぐり返しの姿勢のままぴくぴくと失神する色葉。もはや男の劣情を煽り中出しされるためだけのオブジェと言われても違和感のない恰好であるが意識が吹っ飛んでいる色葉にはそのようなことを考える余地はなく、ただただその姿に美津紀が圧倒されているのみである。


「あ、あーしは首締め興味はあるんだけど……その、激しいのは怖いっていうか、優しくして欲しいっていうか……へ、変かな?」


「いや、大丈夫。自分のペースでいいから」


「ん……変じゃない……?」


倒錯的なのか、それとも一周回って模範的肉畜なんだろうか、、まあどっちでもいいかとちょっと思案しながら男は笑みを浮かべて適当に美津紀をなだめながらその柔らかい首に手をかける。


「やっ♡ らめっ♡ まってっ♡ やばいっ♡ やばいからっ♡」


優しいのは最初だけ、すぐに流れるような手付きで背後を取り、首を絞めながら美津紀を背中から犯していく。甘い雰囲気を期待した美津紀の期待は打ち破られ、涙を流しながらがに股で尻を差し出しおまんこを使ってもらうしかない惨めな状態が、彼女のマゾ心にきゅんきゅんくる。


「お゛っ♡ ぐ゛るじ゛っ♡ はげし゛いっ♡ あ゛うっ♡ やさしく゛す゛るって♡ いった゛の゛にっ♡」


「頑張ってえらいぞー。ほーら、よしよし、よしよ~し」


「あ゛っ♡ し゛ゅき゛ぃ♡ あ゛ふん゛っ♡ い゛ぐっ♡ お゛ほ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ん♡♡♡」


わしゃわしゃと、到底異性相手とは程遠いペット扱いで頭を撫でられたことに逆に興奮した美津紀はその被虐の快楽が爆発すると同時に咆哮した。容赦ないナマ中出しによって子宮が種付けされていることの実感と首締めの苦しさに満たされてこてん♡ と床に倒れ伏す。


   *   *   *


「ふう、三人とも、満足できた?」


死屍累々。首締めされながら中出しされた3人はおまんこを隠すこともできずにびくんびくんと恥ずかしい格好で絶頂の余韻に至っているが、散々涙を流しながらアクメしたはずのその瞳は未だ強い意志が灯っている。


もっとしたい。


尋ねるまでもなく、瞳がそう告げている。


これは長丁場になりそうだと腹をくくり、男が生唾を飲み込む。夜までか、あるいは一晩か。そのくらいは相手しないといけないだろうと踏んだ予想は照美の意外な提案によって否定された。


「ね、お兄さん。あたしのこと……屠畜していいよ♡」


その場にいる誰もが目を丸くしたが、これも肉畜の性。ふさわしい相手と死に様があればいつそれが訪れてもおかしくはない。


「よし、決めた。お兄さん、私も……屠畜して……殺してください♡」


色葉もすぐさま同調する。声色に迷いはない。


「ちょ、待って待って! 屠畜ってさ、好きな男の人にしてもらうもんじゃん!」


美津紀だけは勢いで賛成とはいかず、驚きの声を上げる。実際のところ、肉畜の死に様は様々であり、友達同士で一緒に首つりしたり、勢いでセルフ屠畜したりという可能性もあるので美津紀の価値観は相当に純情なものではあるが。


「好きな男の人なら、ここにいるでしょ?」


「お兄さんのこと、好きじゃないの?」


「え? あうぅ…………」


論破。一見"軽い"ようにも思えるが、これが肉畜である。彼女たちは今日、男に犯されて彼のことを本気で好きになり、今日ここで彼に屠畜されることこそが自らの定めであると確信した、という点で3人の想いは一致していた。


「あーしも、あーしも! お兄さんに首締めされた時には、幸せすぎてもう死んでもいいと思う! だからお兄さんが好き! 大好き! 屠畜してもらう! けどお兄さんが一番好きなのはあーしだかんね! そこは絶対譲らないし!」


多少の逡巡の末、美津紀も腹をくくった。はいはい二番目以降でいいから、と美津紀の宣言を流す照美と色葉。自分の中の情愛を軽んじるわけではないが、死に際にケンカするくらいなら美津紀の純粋さを立ててそんなこと気にならないくらい気持ちよく屠畜されよう、という思いである。


男は改めて肉畜たちの意思を訪ね、間違いなく本気であることを確認するとその次に死に方を質問した。


「私はずっと前から斬◯で屠畜されたかったので、そのようにお願いします」


「じゃああたしも斬◯で。首締めは飽きてきたから新鮮かも。えっちしながら斬◯ってできるかな?」


「あーしは首締めがいい。でもさっきよりもっとラブラブなやつで!」


照美は斬◯、色葉も斬◯だが、姉のように気品ある最期を迎えたいというリクエスト。美津紀は濃厚ラブラブ首締めセックスでの屠畜を希望した。男は大学で屠畜学科を学んでいて、屠畜業界を志望していたので、彼女たちの希望を叶えるだけの機材とスキルがある。


男が自宅に戻り、屠畜用具を取ってくるまでの間に、照美たちは家族や知人に電話をかけて別れを告げた。もちろん照美たちの決断は突然のことだったので驚かれたが、それも肉畜である。皆、彼女たちの決断を支持し、にこやかにさよならと今生の別れとなる言葉を送ることに迷いのある者は誰もいなかった。


   *   *   *



男が再び照美の家を訪れると、出迎えた照美たち3人は全裸であった。様々な意味で準備万端、ということだろう。


「みんなの意思は固いと思うけど、改めて映像に遺しておこうか」


屠畜準備万端のフル装備で部屋に招かれた男が最初に取り出したのは、縄でも刃物でもなくビデオカメラだった。3人はよどみなく自分の名前と、自らの意思でこれから屠畜されることに合意したこと、そしてその手段についてつらつらと宣言した。


「アシュメダイ専修学園中等部2年、奉仕部所属、友納照美です。3サイズは80E/53/77です。ただいまから斬◯で屠畜されます。どうか、最期の瞬間まで見守ってください」


「同じく中等部2年、奉仕部所属、幡東色葉です。3サイズは101J/62/90です。ただいまから斬◯で屠畜されます。どうか最期まで、私の死に様をご覧になってくださいませ」


「同じく中等部2年、奉仕部所属、須賀美津紀です。3サイズは76C/52/73です。ただいまから首締めで屠畜されます。どうかあーしの最期の姿を、楽しんでご覧ください」


手続き的な意思の表明はこれで問題ない、と男は考えていたが、照美たち肉畜にとってはこれから屠畜を控えて全裸で撮影されているというのにこれだけで済むはずはなかった。本能なのか性欲なのか願望なのか、とにかく内なる衝動に急かされるように正座の姿勢から淀みなくすっと頭を下げる。誰に言われるまでもなく照美も、色葉も、美津紀もカメラの前に頭を垂れ、あっという間に淫らな全裸土下座の格好をとっていた。


「お兄さん、今日、あたし達のために貴重な時間を割いてくださり、ありがとうございます。あたし達肉畜の都合で振り回しちゃってごめんなさい。でもでも、屠畜されるなら今、お兄さんにされるしかないって思ってるこの気持ちに間違いはないって自信持っているので、一緒に最高の屠畜ができるように手伝ってください。一生のお願いです。最高に幸せな気分で逝かせてほしいんです」


「急なお願いにこのように応えてくださり肉畜冥利に尽きません。私の望みはただ一つ。どうか、私達を最高の快楽の中で屠殺してください。絶命するまでの僅かな時間ではありますが、私達を専用オナホールと思ってくださり拙い膣奉仕と浅ましい死に様をいっときの慰み物としてお楽しみいただけますようどうか最期までご奉仕させてください。あぁ……幸せ……夢みたいです……」


「あーしはきっと、今日お兄さんに殺されるために生まれてきた肉畜なんだってこの格好をしてたら分かりました。出会ったばかりのくせに彼女にしてとかウケるって思い出にしてもらえればあーしは幸せだから、大好きなお兄さんにあーしは屠畜されたいです。あーしの身体を使ってお兄さんに満足していただければ幸いです。どうか最期まで、この身体をお使いくださいませ」


「「「どうぞ♡ この命を奪っていただけますようお願いいたします♡ お兄さん♡ イェー♡」」」


3人は一斉に地面に頭をこすり付けて、しばらく一糸乱れぬ美しい全裸土下座をすると、カメラに向かって顔を上げて、笑顔でピースサインを送る。


この屈服宣言は、屠畜に臨んだ肉畜として屠畜者に贈る、感謝の気持ちが込められたプレゼントであり、彼女たちの本心からの言葉でもある。屠畜される前に、一度くらい誰かのものになってみたくて仕方がなかった。男だけがその隷属願望を満たしてくれる相手だという想いが、彼女たちの心の奥底にあったからだ。


だから彼女たちは口々に、屈服ビデオレターとして自分たちが男に心酔して屠畜される定めを理解し、肉畜として身体から命まで全ての自由を彼に委ねたことをカメラの前で宣言した。


「ありがとう。君たちの気持ちは理解したつもりだよ。それじゃあ、殺ろうか」


男は大学の実習授業ですでに数人の肉畜を屠殺していたが、一度に3人を屠殺するのは初めてだった。録画しながら努めて穏やかに声をかけたつもりだが、3つの命を委ねられることの重みを感じてしまい、男の声にもわずかに緊張が乗る。


「「「はい!♡」」」


3人の声が綺麗に重なる。そして。


「まずは私からね♡ よろしくお願いします、お兄さん♡」


元気よく返事をした照美が、立ち上がって、一歩踏み出して男へと抱きつく。続いて色葉、美津紀の順で男の首筋や背中に腕を回していく。


「んっ……ふぅ……♡ お兄さん、大好き♡ これから死ぬほど気持ち良くしてくれるんよね? 嬉しい……本当に死ぬのだが……♡」


照美が甘えるような声で男の耳元で囁きかけると、他の2人も同じように、あるいはもっと積極的に男への好意を口にし始める。


「えぇ、もちろんですとも。お兄さんなら、私達をとても気持ちよく死なせることができると思います。もっとお兄さんと愛し合いたかったのですが、お兄さんに屠畜されるのであれば、私達にとっては最高の幸せなのですから」


「あーしも、お兄さんのような素敵な人に屠畜してもらえるなんて夢のようだ。だからお願い、殺してからもあーしのこといっぱい可愛がってください!」


「みんな……ありがとう。絶対に、最高に気持ちよく殺してあげる。約束だ」


男の言葉に、彼女たちは歓喜に打ち震え、男をぎゅっと抱きしめる。


「やったぁ……お兄さんだーいすき!」


「あ、ああ……なんと素晴らしいことでしょう。こんな私達にそこまで言ってくださるなんて」


「うれひぃ……♡ あへ、もうだめ、幸せすぎて頭おかしくなりそう……♡」


3人がしばらく無言のまま、男の温もりを貪るようにその体に顔を埋める。


やがて、頃合を見計らったように男が切り出す。


「きゃあっ♡」


突然のことに照美は嬌声を上げてしまう。男がいきなりお姫様抱っこで、照美を抱き上げていた。


「そろそろいいかな?」


「あっ、はい。お願いします……」


男は照美を抱えたまま、ベッドの上にまで運び、彼女を優しく下ろした。


色葉と美津紀も、ベッドの隣で正座する。


「私は照美の最期の瞬間まで、お側にいます」


「あーしも。照美の最期は、あーしたちが見届ける」


「ありがとう。あたしは幸せ者だよ。……お兄さん」


「うん。これ、付けようか」



照美の斬◯という要望を叶えるために、今回用いるのはポータブル式斬◯機である。首輪のような形をしたデバイスだが、リモコン操作をすることでレーザーが一瞬で首を刎ねる。最期の最期まで激しいセックスをしながら斬◯屠畜するために最適のデバイスである。


「はい……♡」


照美は正座して、男に向けて無防備な全裸姿を晒す。そして、ゆっくりと目を閉じながらアゴを軽く上げて、首筋を差し出した。冷たい感触が伝わってきて、照美はうっとりとした声を上げる。


「んぅ……♡ あはぁ、すごい、本物の処刑道具は、これであたしを……♡」


男によって首に斬◯機をはめられた照美はまるで首輪を付けられたマゾ雌のように恥ずかしくも誇らしげに微笑んで見せるが、同時に自分の命を完全に男に差し出してしまった後戻りできない状況を自覚し、いつ殺されてもおかしくない、という緊張から背徳的な興奮が彼女の性欲をいっそう高めていた。


「最期のえっち……気持ちよくしてしてくれるよねっ♡」


「もちろん。これまでしてきたようにアヘ顔ひん剥かせてイかせてあげるさ」


騎乗位の体位をとり、男の肉棒が照美をずん、と貫く。既に首締めセックスと全裸土下座ビデオレターで興奮のギアが上がりっぱなしの照美の肉体はやすやすと男のチンポを受け入れ、深いところまで貫かれた快感で照美はのけぞりながら悲鳴をあげる。


「ほぉぉぉぉっ♡」


「ほらほら、そんな簡単にイってたらあっさり斬◯してしまうよ?」


「だめぇぇぇぇっ♡ いいっ♡ けどっだめぇっ♡ もっとっ♡ もっと凄いところにイ゛きたいっ……♡♡♡」


甘イキを繰り返しながら、もしかしたらこれで満足したとみなされて屠畜されてしまうかも……♡という恐怖に目を白黒させながら照美はさらに腰を打ち付ける勢いを強めていく。


「見える?これがリモコン。このボタン押したら照美の首が切れちゃうよ。ほら」


「やだぁぁぁぁっ♡♡♡ まだっ♡ まだだめだからっ♡ ころしちゃだめっ♡」


どうもフェイントが好きらしい男は斬◯機のリモコンをちらつかせ、わざとボタンに指をかけて認識されない遊びの範囲で軽くボタンを押して照美に揺さぶりをかける。こんなことができるのも日頃から肉体関係があって勝手知ったる仲だからだ。そして、いずれ訪れる死を意識して照美の快感は指数的に上昇していく。


「だめっ♡ もうイっちゃう♡♡♡ そんなぁっ♡ とちくされちゃうっ♡♡♡」


この感じなら多重絶頂を狙えそうだ、という感触を見計らいながら男が照美の子宮口を貫く。照美はまだ次の絶頂で殺される認識でいるようだが言わないほうが喜びそうなので言わない。


「ほらイってしまえ!」


「あっ♡ だめっ♡ いくっ♡ いくっ♡ いくっ♡ いぐうぅっぅぅぅぅ♡♡♡」


照美の快感が弾け、快感に屈するようにおまんこが力強くチンポを締め付け、結合部から本気汁を撒き散らす。だが、そこで終わりなど認めないとばかりに男は全身に力を込めて先程以上の力で照美に腰を打ち付ける!あまりにきついのでリモコンをうっかり起動させないようにセーフティーをかけた。


ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ 


「お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡  だめっ♡♡♡ いってる♡♡♡ ひいっ♡♡♡ ぎいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃっ♡♡♡」


照美が今イっていることを承知でさらに責める。ひと突きごとに照美の絶頂が途方もなく深まっていき、もはや性交だけで殺してしまいそうなほどの苦悶混じりの嬌声が響き渡る。


「き゛も゛ち゛い゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡ し゛ぬ゛っ♡♡♡ こ゛ろ゛さ゛れ゛る゛っ♡♡♡ 斬◯お預けされてっ♡♡♡ せ゛っ゛く゛す゛で♡♡♡ と゛ち゛く゛さ゛れ゛るぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」


「まだいける! がんばれ照美!」


「い゛っ゛て゛る゛♡♡♡ い゛っ゛て゛る゛の゛に゛っ゛♡♡♡ ま゛だ゛い゛く゛っ♡♡♡ す゛ご゛い゛の゛く゛る゛っ♡♡♡」


男が鬼神の形相で腰を打ち付ければ照美が快楽でぶっ飛んだアヘ顔で尻を叩きつける。そんな壮絶な交わりに遂に果てが訪れようとしていた。男の射精と照美の二段絶頂で二人は共に快楽の向こう側へと突き進む。


「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


「いぐうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡」


つがいが咆え、精液が照美の子宮を叩きつけるように迸り、潮と本気汁がびちゃびちゃと男の股を濡らしていく。


おびただしい快楽の奔流の中で互いの肉感をかろうじて確かめるように抱き合った二人は絡み合った右手の中心にあるリモコンのスイッチを二人で力強く押し込んだ。


ブゥン。


ごく短い間抜けなレーザー音が、まるで一個の生き物のように深く結んでいた男と女をヒトと肉へと再分類する。



「ひっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


だがそれが、照美にはたまらなく、たまらなく幸福なことで、首筋に走った熱はセックスの快楽のさらに数倍の快楽で脳を完全に破壊する。だがまだ終わらない。照美のヒトとしての最期の力を振り絞っての御奉公。この最高の屠畜を与えてくれた男に感謝を。


照美の頭と胴が隔てられる間際の余力で彼女は綺麗に寸断された自身の頭を抱えて持ち上げ、男に差し出す。取りこぼしても何らおかしくないはずなのに、それは不思議と全く乱れのない動きであった。


男は差し出された首を男が受け取って、慣れない笑みを浮かべて、照美の頭を撫で、口付ける。それに満足した照美は最後にはにかむ笑顔を向ける。それを最後に照美の身体は糸が切れたように男にしなだれかかり、首の切断面からはぴゅーっ♡と鮮血が迸る。だがそんな中でも、照美の膣はまだ自分が死んだことに気づいていないかのようにチンポを締め付けては愛液を垂れ流している。


(ほんっとに気持ちよくて……♡ 幸せ……♡ 肉畜に…………生まれて……………よかっ………………………………♡♡♡♡♡)


こうして、友納照美は生まれて初めての快楽と幸福に包まれながら屠畜された。


   *   *   *


「友納さん……すごい……♡ こんなえっちな死に様……♡」


照美の末路に対して最も感じ入っているのは次に斬◯で果てることが決まっている色葉である。学友の血が塗れた斬◯機を男から手渡すと、色葉はそれを嬉々として受け取り、自分の首にはめる。


頭が切り離されて部屋の隅で首から血を垂れ流している照美の胴体は今もなお小刻みに震えては股の間から本気汁を垂れ流し、死んでなお快楽の余波が身体を刻み続けている。ともすれば、今でも股間に手を伸ばして自慰にふけるのではないか、などという想像が掻き立てられる未だ瑞々しい屍体から目を離すことが出来ない。見入っている色葉の口元は自然と緩んでいた。


「ねぇ色葉ちゃん、君が希望している死に様、もう一回言ってみようか」


「はい。斬◯で、姉と同じように、凛々しく、気高い最期を……」


「それ、嘘だよね」


「………………」


そんな色葉を男が詰問する。虐めたいわけではなく、一度しか死ねないからこそ本当に満足する屠畜で逝かせてあげたいと考えている。姉への憧れ自体は本当だが、真の答えは彼女がさっき土下座したときにもう吐き出している。


「……はい。間違っていました。私は姉のようにはなれません。友納さんを見てわかりました。私は、お兄さんの性処理便所にしてもらって激しいセックスで快楽を貪った果てに一匹のマゾ雌として斬◯されて屠畜されたいです……!」


極めて自然に、もう一度土下座しながら自分の願望を包み隠さず口にした爆乳美少女に男は思わず感心した。この子はきっと、照美と同様、いや、その以上に淫らな死を迎えることになる。男はそう確信した。


「よく言えたね。そうしてあげる」


とても恥ずかしいことを白状してしまった、と色葉は顔を真っ赤にして目を潤ませている。それを傍で見届けた美津紀は自分と全く異なる希望である上でそれもまたいんじゃね?という粋を理解してにやりと微笑む。晒されている照美の生首もなんだか微笑んだような気がする。


「~~~~~~~~~~~~♡♡♡」


色葉は恥ずかしくなってしまい両手に顔を埋める。裸を見られるのよりもセックスするよりも、今の告白がずっとずっと恥ずかしい。


「……お、お願いします……♡」


やがて、土下座したまま、男に差し出した尻を高々と持ち上げる。おまんこはすでにぐしょ濡れになって、自ら斬◯される準備を整えた。これからやってくるであろう快感を待ちわびて、色葉の呼吸はどんどん荒くなっていく。


今から犯す、という合図でもするかのように男がバチンと尻を叩くと「きゃん♡」と色葉が短い悲鳴。照美の最期の鑑賞によって未だ興奮が冷めていないことを確認した男は色葉のおまんこに再びチンポをぶち込んでいく。


「んおおおぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡」


ずるり、と男性器が膣に潜り込む感触を味わいながら色葉が咆える。男のピストンを待つまでもなく、自ら腰を激しく前後させぱちゅんぱちゅんと尻を押し付ける。男がそれに合わせて少し姿勢を下げ、色葉が身体を上げることで、蹲踞の姿勢でみずからおまんこを差し出すケダモノ、下品な雌犬そのものへと成り下がった。


「お゛っ♡ お゛っ♡ ちんぽっ♡ ちんぽすきいぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡」


「死に際に気品の欠片もない声を上げる気分はどうよ?お姉さんが聞いたらどう思うだろうね」


「姉さんっ♡ お姉ちゃんっ♡ みてっ♡ 私が犬みたいにおまんこしながら屠畜みされるところてえぇぇぇぇぇっ♡♡♡」


そのあまりにも猥雑な光景を男が煽るが、色葉は一切怯むことなく快楽を貪る。この悲鳴があの世まで届いているわけはないが、快楽に思考を塗りつぶされて甘イキしながらトランスしている色葉にはもしかしたら姉の姿が見えているのかもしれない。


「おねえちゃん♡ おねえちゃ♡ いぐっ♡ ちんぽっ♡ ちんぽっ♡ ちんぽでいぐっ♡♡♡」


宣言通り、絶頂に達してがくがくと脱力する色葉だが、ここで終わることを自分自身が許せず、絶頂しながらなおも尻を叩きつけてチンポにご奉仕する。こんな程度の快楽では屠畜されてやらないぞという凄まじい鬼気はチンポを乾き殺すまで収まらない搾り取るような膣奉仕となって男を襲う。


「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ! 色葉ちゃん! まって! きもちよすぎる! やばい!」


「きたっ♡ せーえきっ♡ ちんぽみるくっ♡♡♡ あづいっ♡ いぐっ♡ しゅきいぃぃぃぃぃ♡♡♡」


あまりの気持ちよさに意図せず射精が暴発するほどの快楽を受けた男が悶絶するが、色葉は止まらない。だが男もマゾ雌に負けたまま勝ち逃げされることを許すほど軟弱な雄ではない。射精を終える前に色葉の尻を掴んで主導権を取り返し、膣奥を抉るようにチンポを叩きつける。


「こんのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「あああぁぁぁあああぁぁぁぁいぐいぐいぐいぐいぐっ♡♡♡♡♡ い゛っ♡♡♡ ぐへっ♡♡♡ ごおぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡」


強烈なカウンターを喰らい、さらに追いアクメを繰り返す色葉。もはやチンポとマンコを使った殺し合いのようにすら感じられる激闘。そんな光景を美津紀はやっぱあーしは愛されながら死にたいな、早く自分の番にならないかなと頬杖を付きながらもにこにこと見守っている。


「い゛っ♡♡♡ い゛いぃぃぃぃ♡♡ ちんぽっ♡♡♡ すごいぃぃぃぃっ♡♡♡」


自分が撒いた種で泣くほどイカされている色葉だが、それでもまだ自分で乳首をつねるだけの貪欲さが残されていた。このまま照美のように極上の中出しを経て斬◯されたい、と思った矢先、ふと猛烈にキスしたいという欲求でごくりと喉が動く。


(お兄さん♡ お願い♡ キスを……♡)


だが、体位は後背位。ここで体勢を変えてこの流れに水を差したくないと思った色葉は首に力を込めて精一杯振り返り、舌を突き出してキス待ちをする。


(キス♡ キスキスキスキス……♡)


その様子は、まさに餌を求める雌犬のようにしか見えない。だが、男の方も全力を超えた全力でピストンしており、もう色葉に覆いかぶさって口付けをする余裕がない。


(キス……♡)


そんなタイミングでこつっ、と色葉の右手が男が手首からストラップでぶら下げている斬◯リモコンに当たった。


(あっ……♡)


気づいてしまった。


キスするのに邪魔なら、胴体なんか切り落としてしまえばいい。


言葉で許可を取る時間すら煩わしいと感じた色葉はすぐさまリモコンを掴んでセーフティーを自ら外した。


「あはっ……♡ ははっ……♡ あっ……♡  あっ……♡ ああああぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


自分でセーフティーを外すのは完全に合意であり、やっぱりなしは通らない。これから最高に気持ちいい中出し射精でアクメできるのにキスしたいだけで台無しにするなんて。その最後の一線を自分から越えてしまった色葉は引きつった表情のまま絶頂を繰り返す。訂正は決してしないという意思を込めて彼女の拳は固く握りしめられている。


「だめっ(いいよ)……♡♡♡ だめっ(お願い)……♡♡♡ だめぇぇぇぇぇぇぇっ(殺してぇぇぇぇぇぇぇ)♡♡♡」


「わかった……色葉……希望通り……屠畜だ……斬◯してやるからな……」


激しくチンポを出し入れしながらも幽鬼のような面持ちで男はリモコンを手に取る。色葉の悲鳴は聞こえているような、聞こえていないような。よくわからない。だが、やれという指示が下ったんだから、いいに違いない。もしこれが屠畜でなかったとしてもどちらかあるいは両方が死んでいたのではないだろうかという壮絶な交わりを決定づけるべく、男は股間から一際熱く迸しる射精の予兆に合わせ、万感の思いを込めてボタンに力を込める。


「死ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


「いや(きてっ)っ♡♡♡♡ いや(しぬっ)っ♡♡♡♡♡ いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(いくうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ)♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


チンポから精液の迸りが溢れるか溢れないかという刹那で男はボタンを押し込む。その中出しを子宮で味わえないことを心底後悔(まんぞく)した色葉の頭部がブゥンという音と共に切り離され、その直後に大量の精液が色葉の最奥にびゅるるるるるるるる!!!と音を立てて叩きつけられる。



「おっと!」


あまりに気持ち良すぎて余裕がなかったために生首の処理を何も考えていなかった男と色葉だったが、色葉のキス顔を察知していた美津紀が宙に飛び出した色葉の頭部をすかさずキャッチして男の顔面にぐいとねじ込む。そのまま男と色葉はぶちゅううぅぅぅぅぅ♡と激しく口付けを交わして夢中で舌を絡めさせる。


れろっ……♡ れろっ……♡


だが、その勢いはすぐに弱まる。先程まで死にかかっていた男と現在進行形で死んでいる女の接吻はそれまでとはうってかわった穏やかなものだ。それも当然。下半身に目をやると、男のチンポは今もなお精液を絞り出しており、頭部を失った色葉の胴体は脳から受けた遺志を果たすべく激しく膣をうねらせながらがくがくと震えて絶頂を繰り返し、首の切断面からぴゅーっ♡と鮮血を吹き出している。その様子は色葉の頭部にはもはや味わうことはできないが、それよりも価値があるものを得られたことを今もなお続く連続絶頂で頭が真っ白にさせられている彼女は十分に理解している。


(自分でもわかってなかった。私、こんなにマゾだったんだ……………♡♡♡♡♡)


こうして、幡東色葉は最後の最後に自分の本質に向き合えたことに歓喜しながら屠畜された。


   *   *   *


「ヤバいわ……♡ ほんとパなかったね……♡♡♡ あーしはそんなに殺す気でヤらなくていーよ♡ その代わり今から死ぬまであーしは彼女ね♡♡♡」


キスの最中からずっと受け止め続けていた色葉の生首を照美の隣に安置した美津紀は重要な任務を終えた安心感でこてんとベッドの上に座り込む。そして、まだ死んでいない肉畜としての立場を利用して男の歓心を買おうとしていた。


「わかったわかった……彼女になって一番最初にやることが首締められて殺されるってどうなんだ」


「えっ最高♡ 彼氏に殺してもらうために肉畜やってるようなもんだしね」


「そうか……」


疲労のあまり若干思考が鈍い男はうっかり肉畜を人間の価値観で測ってしまうが、笑みを浮かべた美津紀の返答によってそもそも根本的に死生観が異なることを改めて思い知らされることとなった。将来プロになる上ではもっと肉畜に対する理解を深めないといけない。


「ほらほら♡ お兄さん疲れてんだから横になる♡ あーしを絞め殺しておふとんにしていーよ♡」


殺したら温もりを失って布団にならないじゃないか、というツッコミを口から出す気力もない男であるが、彼女の指示に従ってベッドに倒れ込み、敷布団のように美津紀を抱き締める。そうして完全に無防備な男の懐に潜り込んだ美津紀はすぐさま男の唇を奪ってみせる。


「んんんっ!?」


「ちゅっ♡ ちゅっ♡ あむっ♡ れろっ♡ れろっ♡ じゅるるっ♡♡♡」


一方的に唇を貪る美津紀はまるで寝起きに挨拶してくる犬のようだな、などと男は連想しながら彼女のディープキスに応えていく。彼女の求めに応じているだけで舌は絡まれ、口の中は舐め回され、挙げ句唾液も流し込まれているが、犬系彼女か、と思うとなんとも心地良いものだ。


「おっ♡ 復活してきた? それじゃああーしがおちんぽケースやりま~す♡」


美津紀の奉仕によって男のチンポに固さが戻ってきたことを理解した美津紀はすぐさま自らのおまんこを突き刺してあつあつとろとろのご奉仕を行う。敢えて膣の締め付けをゆるく、包み込むように扱き上げてゆっくりと男の性感を刺激する。


「ああ……いいよ。気持ちいい」


「本当? 肩の力抜いてね~」


とちゅん♡ とちゅん♡ と緩やかなおまんこ奉仕に加え、美津紀は男の全身にちゅっちゅとキスの雨を降らせて全身の性感を刺激し、心底くたびれた男の頭を撫でては抱きついている。男はそれに夢見心地になり、事実ちょくちょく寝落ちさせられていたが、美津紀は気にしない様子で奉仕を続ける。


そして男が疲れを癒やす間もおまんこの休みない刺激により、じっくりと、しかし確実に射精に近づいていく。


「あっ……ヤバっ、射精るかも」


「ほんと? 出しちゃっていいよ♡」


イクのであれば、相手もイかさなければ帳尻が合わない。そう考えた男は射精の感覚に合わせて美津紀に荒々しいセックスを仕掛けようとするが、気持ちに反して身体に力が入らない。


歯を食いしばって鞭を入れようとする男を美津紀が優しく制止する。


「いいからいいから。なんも考えないでぴゅーっって射精しよ♡」


にかっ、と微笑む美津紀の表情に抗えないと思った男は快楽への抵抗をやめ、もうすぐ射精しそうな事実を受け入れる。


粘膜が溶けるように触れ合う快楽の中、射精の予兆があっという間に昇っていく。


「うっ……」


きっと情けない顔をしているんだろうな、と目を閉じながら男が精液を美津紀に解き放つ。あれだけの行為の後だというのに全身でゆっくりと性感を高めた結果、びゅーっ♡ びゅーっ♡と射精の勢いは優るとも劣らない。


美津紀は射精する男を慈愛の表情で見届けていたが、やがて自らの子宮が愛する者の精液で満たされているうちに切なくなり、繋がったまま男に抱きかかる。


「あっ……♡ 好きっ……♡♡♡ イクっ……♡♡♡♡♡」


スローセックスと愛欲の高まりにより、美津紀は確かに絶頂した。全身をがくがくと震わせ、顔を紅潮させながら男の耳元で繰り返し「好きっ♡」と「イクっ♡」という言葉を繰り返している。


そんなうちに、男にとっても本当に美津紀を愛らしく感じてしまう気持ちが少しずつ湧いてきてしまうのだった。


でも、彼女は屠畜しなくては。


自分の役割を思い出すかのように、男が抱きしめている腕を伸ばし、片手で美津紀の首を握る。だが美津紀は首を横に振る。


「お別れだけ言わせて……」


もちろん。男は一旦手を離す。そのくらいはお安い御用だとも。


美津紀は何やら気の利いたことを言おうかなとちょっと考えていたが、どうやら思いつかなかったらしく、小細工無用の直球で自分の想いを伝えることを最期の言葉にするよう決心した。


「大好き♡♡♡♡♡」


そのまま口付け。唇の感触と互いの温もりをそのまま伝えながら、かけがえのない時間を過ごせたことを二人は実感する。1分くらいはそうしていただろうか。決心がついた美津紀は唇を離し、こくりと頷いた。


「いいよ♡ あーしのこと、お肉にして♡♡♡」


「任せろ。かわいい彼女の頼みだから完璧に屠畜してやるよ」


「…………嬉しい♡♡♡」


体勢を変えてベッドに仰向けになる美津紀に跨り、男のごつごつとした手が彼女の首をがしりと握りしめる。


「えぐっ♡」


反射で思わず酸素を求めてしまい、美津紀の口から呻きが漏れる。愛する人が殺してくれているのにどうしても苦しくて、抱きしめている腕に力が入ってしまう。


「我慢しなくていいよ。最初で最後のかわいい彼女のわがままだからな」


肉畜らしくない、しかし人間らしい生存を求める反射行動を男は咎めない。先程は自分の情けないところを受け止めてもらったのだから、今度は自分がお返しをする番だ。


「あがっ♡♡♡ ぎっ♡♡♡」


お礼すら言わせてもらえない状況がもどかしいがさすが肉畜というべきか、美津紀は窒息に苦悶しながらも死に瀕し、首を締められていることをどんどん幸せに感じるようになってきた。それは性欲をも帯びており、彼女のおまんこからは再び愛液がおびただしい分泌を始めている。そして、同じくして肉畜を屠畜する喜びで男もまたチンポを再び固くしつつあった。


ずちゅん♡ ずちゅん♡


やがて、どちらともなく腰を動かし、首締め屠畜セックスが催される。決して強くない交わりではあっても、死がふたりを分かつことを間近に実感しながらのそれは先程のセックスと比べてもなお幸福で気持ち良いものであった。


「ぐっ……美津紀……殺す……殺すぞ……絶対屠畜するんだ……」


男は自分に言い聞かせるように呟きながら首を絞める手が緩まないように力を入れ続ける。疲れているというのもあるが、セックスの気持ちよさに気をやってしまわないように神経を張り詰めている。照美も色葉ももう死んだのだ、ここまできて美津紀の屠畜の覚悟に水を差すようなことがあってはならない。


「えぐっ……♡♡♡ かひゅっ……♡♡♡」


美津紀は今すぐにでも死んでしまいたいくらい幸せなのに、少しでもこの時間を味わいたいという矛盾した気持ちが揺れ動いている。いつまで意識がもつかはわからないが、何か考えていないとあっという間に落ちてしまいそうで、意識を繋ぎ止めるためのアイデアを実行することにした。


(……愛してる♡)


もう言葉にはできない想いを、口の形で伝えながら、ずちゅん♡ と腰を振る。


(愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡)


ずちゅん♡ ずちゅん♡ ずちゅん♡


酸欠に陥った美津紀にでもできる、単純な言葉と動作。そのごく単調なピストンに二人の万感の想いが込められ、みるみるうちに快感が高められていく。


「美津紀……ありがとう。聞こえてるかわからないけど、射精そうだ。射精すよ!」


(アイシテル♡ アイシテル♡ アイシテル♡ アイシテル…………♡)


どうせなら美津紀が生きている間に中出ししてやりたい、そう考えた男は我慢をやめ、躊躇いなく美津紀の最奥へと精液をぶっ放すことにした。


びゅるるるるるるるる!!!!


(~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)


もう、なにも考えられない。その必要もない。


美津紀は自らの子宮が精液で満たされる幸福を実感して何度も絶頂しながら、もういちいち愛を伝える必要がないことを理解し、死にその身を委ねることを決めた。



こてん、とベッドに沈み込んで、生殺与奪を委ねた美津紀に男が一際力を込め、とどめを刺す。意識などないはずだが、それで死ぬべきと美津紀の身体が理解したのか、あっさりと彼女の心臓は鼓動を停止させた。


こうして、須賀美津紀は短い生涯で愛する喜びと愛される幸せを存分に実感した果てに屠畜された。


「美津紀……」


愛してるの「る」で死に顔を定めた美津紀は土気色の死相を浮かべてこそいるもの、心から幸せそうな逝き顔で固定されていた。なんだかキス待ちのように思えた男は最後にお別れのキスをもう一度だけ、彼女の唇に交わす。


   *   *   *


「さて、まだ一仕事残ってるんだよな」


3人の肉畜は皆、幸福に包まれ屠畜されたが、男はそうはいかない。斬◯の影響で血みどろになった照美の部屋と3個の"肉"を眺めて苦笑した男は苦笑しながら電話を手に取り、遺体回収業者を手配する。


「死に方はどうあれ、死体は揃ってないと見映えがよくないよな」


美津紀の亡骸のみ唯一首が身体と繋がっておりなんだか不揃いなのでポータブル斬◯機をはめてやり、切り落とした頭を床にぶつけないように抱えながらすぐにスイッチを入れる。ブゥン、という呆気ない音が美津紀の亡骸を頭部と胴体に分離する。男は生首を色葉の隣に置いてやり、仲良く3人の晒し首を並べてあげる。



「あとは……胴体だな」


斬◯されて雑に転がっている肉畜たちの胴体を抱えて、生首の傍に横並びにしてやる。壊れた人形のような力なき肉体では凝ったポーズは決められないが、裸のまま姿勢を正してやるだけでも彼女達が立派な屠畜を受けたのだろう、という雰囲気があって見ごたえがある。


「いやー頑張った頑張った。屠畜ってしんどいけどやりがいあるよな」


若き少女の命を加工することへの確かな満足感を実感しながら男は屠畜された肉畜たちに見入っている。きっと将来はこれが日常になるのだろうと思いつつも今日この日の屠畜を大切に思った気持ちを忘れないようにしようと思いながら加工肉をカメラに収め、ぱしゃりとシャッターを切るのであった。


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Comments

paradoxlad

Superhot. And best uniform as always.

アミバ

マジで待ってました❗

血眠

That's great, it would be great if it could be translated into english Support

アミバ

これの続編とかあったら、もう最高なんだけど