Shoost v0.10.0でアニメ撮影の雰囲気を作る (Pixiv Fanbox)
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皆さん、こんにちは。
最近はShoost v0.10.0のアップデート作業を終え、ひと段落つけたところです。
今回は、この最新バージョンを使って、アニメ撮影のような絵作りをやってみたので、その時の手順を解説します。
作業の内容
最初の状態。
1. Diffusionフィルターの選択。
夕日のシーンなので、Normalよりも拡散した光の表現が欲しかったので、Diffusionフィルターを選択します。
2. 背景に、Blurを使用。
遠近感を出すために背景をぼかし、奥行きを出します。
3. 背景に、Color Correction。
キャラクターの後ろから光が当たっているイメージなのですが、今の背景の露出に合わせるとキャラクターが暗くなりすぎます。なので、背景を明るくします。少し彩度が強すぎるので、彩度やコントラストの調整も行います。
4. キャラクターに、Color Correction。
逆光の印象を強調するために、キャラクターの明るさを下げ、Colorに青紫色を少し加えます。
5. フレアの調整。
背景の光源に合うように、画面の右下にフレアを配置します。夕方なので、フレアの色は、オレンジ系にします。
6. リムライトを追加。
キャラクターの輪郭に光が入るように、リムライトを追加します。光源からの光を意識して、リムライトの向きを調整。フレアと同じく、オレンジ系の色にします。
7. さらにリムライトを追加。
リムライトの光の強さが足りないと感じたため、EFFECTS項目のリムライトを追加。
8. Color Correctionで、全体の色を調整。
最終的に、全体が暗く感じたので、画面全体の明るさとコントラストを調整。それと統一感を出すために、Color Filterで色を少し加えました。
Shoost v0.10.0から、レイヤーごとで調整が可能になったので、今までよりも細かい調整が可能になりました。今後のアップデートで、レイヤーやエフェクトの追加も考えているので、更に色々な表現が出来るようになる予定です。
やりたかった表現がどんどん作れるようになって、開発をしていても楽しいです!