AIを使った便利なアニメ塗りの方法 (Pixiv Fanbox)
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皆さん、こんにちは。
最近、AI作画を使って何か出来ないかと色々と試していました。そこで良さそうな方法があったので紹介したいと思います。
今回は、AI作画を使って、アニメ塗りテクスチャを作る方法を説明したいと思います。最初からテクスチャを作るのではなく、アニメ塗りに変換するやり方で使ってみました。
キャラクターモデルとして、QuQuオリジナルアバターPeke を使わせて頂きました。
アニメ調3Dキャラクターを制作する時に、アウトラインや陰影のつけ方も大事なのですが、配色がとても重要です。意外と配色のバランスを決めるのは難しいです。
そこで、AIを使って配色をイメージを作ってしまおうと言うのが今回の目的です。
AIで作画をしてみる
去年から爆発的にAI作画のツールがたくさん出てきています。今回はStable Diffusionを使って制作してみました。ここでは、AIツールの使い方や導入のやり方は説明しません。あくまでもAIツールの活用方法を解説となります。
先ほどのPekeモデルの画像をベースに、img2imgでAIに作画をしてもらいました。
このようにAIによって素早く沢山のイメージ絵を作ることが可能です。
ただし、学習モデルやプロンプト、パラメータの組み合わせてで絵柄が大きく変わります。
こちらは"Anime"と言うプロンプトを共通で使っています。学習モデルが違うと見た目も変わってくるので、まずは自分の目的の絵柄を探すと良いです。
配色表を作る
自分のイメージに合う絵が作れたら、そこからスポイトツールなどを使って色を取得して配色を決めます。
絵として崩れている箇所もあるのですが、目的は配色を決めることなので色のバランスをがおかしくなければ問題ないです。
ここで選んだ配色をもとに、3Dモデルのテクスチャを描き替えます。
テクスチャの描き替えに関しては、過去の記事で書いているので、読んでいただければ参考になると思います。→https://muro.fanbox.cc/posts/2608928
完成
今回は配色だけを使用したのですが、3Dモデリングの段階から活用してもよさそうな気がします。今の段階でもアイディアの補助ツールとしてAI技術は有効的な気がしているので、もっと色々と試してみたいと思ってます。