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構図とレイアウトって違う意味だけど混同して使われることあるので自分なりに整頓してみました。

構図とレイアウトの違い

【構図】

構図とはカメラに対して何がどのくらいの大きさで映るのか、カメラの向きや角度はどこから映しているのかを決める。(フレーミングとアングル)

【レイアウト】

何をどこに、どのように配置するかを決める。この場所に何があって、それはどこに置いてあるのかを決める。


簡単に説明すると、構図はカメラアングル、レイアウトは物の配置です。

構図

人物など対象物をどのように映すのか、画面の切り取り方(フレーミング)やアングルを決める。

レイアウト

レイアウトは映像以外にも様々なところで使われる言葉です。例えば、庭をレイアウトする。とか、Webサイトの文字の位置をレイアウトするなど、分野によって意味合いが少し異なります。

今回は映像で使われるレイアウトについて考えてみます。

ここで使われるレイアウトには大きく分けて2種類あると思います。

1.空間に対するレイアウト

2.画面に対するレイアウト

これらを順番に考えてみます。

まず一つ目の空間に対するレイアウトとは、空間上のどこに何があるのかを決めることです。事前に舞台設定などで配置や道具を決めておくと良いでしょう。

例えば教室を舞台にした場合、机はあるのかないのか、机の配置はどうなっているのか、教壇はあるのか、人物はどこにいるのなどのレイアウトを考えます。


二つ目は画面に対するレイアウトです。

これはカメラを決めた後にそのカメラから見える画面の中でどこに何があるかを決めることです。

カメラアングル(構図)が決まったら、より画面の見栄えが良くなるようにレイアウトを調整します。3Dなどの場合、あらかじめ空間に物が配置されているのでカメラアングルだけ決めれば良いと思うかもしれませんが、うまくいかない場合があります。

例えばローアングルから撮影した時の場合↓

このように机が邪魔になって人物がうまく見せることが出来ません。カメラアングルで回り込めば良いと思うかもしれませんが、その場合、人物の顔や体の向き印象が変わるし背景の向きも違ってきます。

レイアウト調整として邪魔になっていた机を取り外すことで、人物がしっかりと見えるようになりました。このようにカメラに合わせてレイアウトを調整することで画面の絵をよくすることが出来ます。

どっちから先にやるのか?

人によってどちらを先にやるかは違いが出ると思いますが、このような流れが良いのかと思います。

①空間に何がどこにあるのか(レイアウト)を決める

②どのような見せ方をするか(構図)を決める

③画面に対しての物体の位置を調整する(レイアウト)を調整する


まずは舞台に何があって何を見せたいかを決める。次に見せたいところが効果的に表現できるアングルを探す。最後にカメラの画面に合わせてレイアウトを調整する。と言う流れが個人的には良いと思います。

空間が正しいから良いのではなく、カメラに対して良い見え方をさせることは大切です。

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