【第二話】テディベア、中は暑くて苦しくて (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-03-18 16:23:56
Edited:
2021-03-18 16:29:42
Imported:
2023-06
Content
「もしかして・・中に人が入ってたり・・・しないわよね。もちろん。。」
やっぱり、少しヒクついたのがバレたのか・・・?
っと、次の瞬間だった。
ブーーーーン・・・
僕のイチモツにつけられたローターが一斉に稼働し始めた。
クーリング機能、中の人を熱中症にさせないようにするために作動する機能だ。中の人を刺激して、絶頂させることで、その脳波の連動と共に、全身をクールダウンさせる。
刺激を受け始めてから、一瞬で果ててしまうと、クーリング機能が一瞬で終わってしまう。だから、刺激を受けて、イクまでの間が長く無ければ、クーリング機能が長続きしない。熱中症になって演技中断になってしまわないために、クーリング機能中の刺激をずーーっと耐えて、クールダウン中の時間を稼ぐ必要があるのだ。。。
・・・そんなことを今の僕は冷静に考えられる状況に無かった。
ギチギチにテディベアの中で拘束された状態で、しかもシリコンサックに包まれたイチモツが、外からの圧力や揺れによって、ムニュ・・・ムニュっと刺激を受け続けた後だ。ローターの刺激があまりにも強すぎて、耐えられずに声を漏らしてしまった。
「んぃい・・・」「っ・・・ぁ・・・」
声を漏らしたとは言え、歯を食いしばってこれ以上喘ぎ声を出さないように、必死に耐えて耐えて耐えまくった。
「あれ・・・?今クマちゃんから声がしたような感じがしたけど・・・気のせいかな・・・。」
変わったお客さん・・・と思っていたけど、僕をじーっと見つめながらぶつぶつと独り言を話す感じを見ていると、普通じゃないような感じを受け取った。少しメンヘラのような、猟奇的のような、そんな雰囲気がする女性。
僕が密閉されているクマがマスターピース・テディベアって一発で分かっていたのも衝撃だった。
そんな女性に、マスターピース・テディベアの中に人が入っているなんて悟られたら・・・何されるか分からない。
不気味を通り越してちょっとした恐怖でもあった。
が、今はそんなことよりも、アソコの刺激に耐えることが先決だった。
とにかく気持ちいい・・・トロけてしまうくらい気持ちいい。
イチモツに装着されたローターは裏筋とその反対側と、亀頭の頂点を強烈に振動してくる。その刺激はくすぐったいを強烈にしたような感じで、ジッっとしていること自体が苦しすぎる。
大き目のベンチに座ったテディベアのぬいぐるみ。は写真撮影用のお人形さん。
だから、当然動いちゃいけないし、しゃべってもいけない。そんなお人形さんの中に、僕が封印されている。
「っ・・・・ん・・・」
「ぃ・・・・ぅ・・・」
喘ぎ声を必死に押し殺そうとしても、どうしても押し殺せないほど気持ちいい。喘ぎ声になり損ねた声をどうしても発してしまう。んんぁ・・・苦しいよぉ・・・。
奥歯は限界というほど噛みしめて、声を絶対に出さないようにしても、出てしまう。それくらい気持ちいい刺激を一身に浴びている。
おまけに、腰の動きもどうしても抑えきれない。イチモツの強烈な刺激からどうしても逃げたいと体が反応してしまい、つい腰がヒクっと動いてしまう。ごくわずかな動きなはずで、外からじーっと見ない限り絶対に分からないと思う。
分からないと思うけども、、、近くに居る女性は、そんな僕をじーっと見ているせいか、なにやら感じ取っている何かがあるような印象を受ける。
「クマちゃん・・・どうしたのかな・・・?ピクってさっきから動いているみたいだし・・・」
そんな女性は突如として僕のお腹をスリスリと撫でだした。
僕は必死にお人形だと自分に言い聞かせ、必死に動かないように耐えていた。
・・・ここで動いたら絶対に中に人が入っているってバレちゃうよぉ・・・
「・・・?ん?なんだろ・・・機械音みたいなのがココからする・・・?」
女性はそう言うと、あろうことかテディベアの股間をグイーっと手で押し込み始めた。
「・・・やっぱり・・・何か振動している・・・。機械でも動いているのかしら・・・。中に何かが埋入しているように感じるし・・・。」
「口元からの熱風も気になる。。。少し湿っているのかな・・・口元もほんのりと湿っているし、もしかするとメカトラブルなのかしら・・・?」
何度も何度も、様子を探ろうとしているのか。テディベアの股間付近をグニグニとめいっぱいのちからで押し込んでいる。
一方、中の僕は悲惨なことになっていた。
ローターの刺激を一身にうけながら耐えていたところで、外からグイ―っとローターがイチモツに押し付けられたのだ。
突然すぎる耐えがたい刺激のせいで、思わずパニック状態になってしまった。
んぁあぁ!!んんんん・・・・イク・・・・でちゃうよぉ・・・んんんっぁ・・・・やめて・・・
んぁ・・・きもちよすぎる・・・ぐるしい・・・おかしくなる・・・おかしくなっちゃうよぉ・・・
大きくのけ反って動きたくても動けず、喘ぎ声を出したくても出せず、僕は縫いぐるみ、僕はクマちゃん・・・と念仏のように何度も自分に言い聞かせてその場をしのごうと耐えていた。
んーーっ・・・もうむりぃ・・・
僕はもう限界だった。時間にして2~3分くらいだったと思う。
限界に限界を重ねて、そんなときに、女性はさらに力いっぱいお股にグイっと圧力をかけてきた。
「・・・ん・・・くぁっ・・・」
僕はイってしまった。人生で一番気持ち良かったといっても過言では無いくらいに気持ち良かった。雷に打たれたかような快感に溺れていた。
僕は必死に声を殺していたけども、我慢できず少し喘いでいたと思う。
「・・・このクマちゃん・・・なんでこんなに動くのかしら・・・。おまけに中からへんな音も聞こえてきた・・・。中の機械が故障しているのかしら・・・やっぱりメカトラブルかもしれないわ・・・。」
そう女性は言うと、さらにあちこちテディベアをペタペタと触れだした。すると、いきなり驚いた声を上げていた。
「ええ!!なんでクマちゃんの耳・・・熱い・・・!!」
そう、クーリング機能の放熱は急速な熱交換が行われる。中の人の熱を一挙に外に放出するため、今回の場合は、テディベアの耳が70度近くまで高温になる。高温になっている時間はモノの十数秒程度、その後はすぐに冷えてしまうため、普通は誰も気が付かない。
でも、その女性は恐らく偶然なのだろう、耳の部分に触れて、熱くなっていることを把握してしまった。
その女性はどこからか、係の人を連れてきて、アレコレ何かを話している。
一方の僕はというと、イった快感とクーリング機能の爽快感が合わさり、テディベアの中で放心状態になっていた。
相変わらず息苦しいのには変わりないが・・・この電撃が走ったかのような気持ち良さに、既にハマりつつあった。
僕は、金髪でたれ目で、ツインテールの幼女っぽい顔つきの美少女着ぐるみを、テディベアの中に着込んでいる。その美少女着ぐるみの口にスリットがあって、そこから呼気が漏れて、そのままテディベアの口の周りに排気される。しかも、テディベアの口は、ストロー1本分の穴しか開いていない。苦しくないはずがない。
イったあとのけだるさと息苦しさに耐えながら呼吸を整えていると、何やらMT社の係の人が3人やって来て、僕をペタンと台車座らせ、そのまま、僕は運ばれていった。
ガラガラガラ・・・
その係の三人の話ぶりからすると、例の女性が、マスターピース・テディベアに不具合や重大な欠陥があるかもと説明したそうだ。その説明があまりにもしつこかったため、根負けして展示を一時中断させたようだ。
ガラガラガラ・・・
僕は台車で移動させられていき、そしてバックヤードに連れていかれた。
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丁度午前中が終わるころ、黄金色のマスターピース・テディベアはバックヤードの隅の方に置かれた。午後からもう一度展示が始まるそうだ。
つかの間の休息か・・・とはいっても、息苦しいままだし、さっきまでクールダウンしてたのに、もう猛烈に暑いし・・・。時間が過ぎるのが遅いよぉ・・・。
そういえば・・・さっきの出来事を色々思い起こしていると、、、かなり特殊ケースだったなぁと。
メンヘラのような女性が現れて、しかもマスターピース・テディベアのことを知っている口ぶりだったなぁ。おまけに、クーリング機能中にタイミング悪く出くわしてしまったがために、かなり強烈な刺激を受ける羽目になったし・・・。
うぅ・・・さっきのことを思い出すと興奮してきちゃうよ・・・。
僕に取り付けられたローターとアノ女性からの圧迫があまりにも強烈すぎて・・・そのせいで、簡単に果ててしまったし、クーリング機能も実は十分に作動せずに終わってしまった。。。さっきまで涼しくて気持ち良かったのに、もう着ぐるみの中は灼熱地獄になっているし。。。
結局、テディベアの中に人が入っている、なんて気づかれなかったんだろうな。MT社の係の口ぶりからすると、テディベアのメカトラブルか何かを訴えていたそうだったし・・・あそこまで喘いで動いて、おまけに振動や熱まで知られてしまって、完璧にバレてしまったと思っていたけども・・・ホント、バレなくてよかったぁ。。あぁいう熱狂的なファンは、世界観を壊されると何してくるか本当に分からないし・・・。なによりも僕が上司の一ノ瀬さんにむちゃくちゃ怒られることになるし・・・。
よし、ここはつかの間の休息。午後に備えて呼吸を整えて興奮を落ち着かせるか・・・。
それにしても、流石MT社の技術だなぁ・・・これだけ汗びっしょりかいても喉は乾かないし、お昼になってもお腹も空かない。超長時間の着ぐるみ操演を可能にする技術を応用して、レスキュー分野に貢献しているだなんて表の顔が何とも憎らしいよなぁ~。
と、その時だった。
薄暗いバックヤードの隅で、台車の上に座っている僕に向かってズンズン進んでくる人が来た。恐らくMT社の係の人だろう。もう午後の展示が始まるのか。
うぅ・・・今度こそ簡単にイかないようにしないと・・・あの女性、もう流石に帰っているよね・・・。出くわしたら嫌だな・・・。
そう思っていた時に、声がした。
「探 し た よ 、 ク マ ち ゃ ん」
・・・・・・!!!
僕は思わずビクっと身ぶるいをして、そして背筋に冷たい汗を感じた。
驚きというより、むしろ恐怖だった。
な、な、な、なんでさっきの女性がいるの・・・!!?
ココはバックヤード。MT社のバックヤードと言えばセキュリティは厳重で一般人が簡単に入れる場所ではない。なのにどうして・・・。どうして・・・どうして・・・!?
「台車の後をつけたけど見失っちゃって大変だったんだからね・・・。こんなところにしまわれていたんだね。」
恐怖と驚きで、思わずその場から逃げ出したいという衝動にかられたけども、この女性に、中に人が埋まっているなんて知られたら・・・。
そう思って、逃げ出すのは思いとどまった。
「かわいい。かわいいクマちゃん。マスターピース・テディベア。黄金色のテディベア。あぁ・・・ステキ・・・。」
「周りには誰もいない。私だけのクマちゃんね。」
出来るだけ息を殺して、必死にジッとして、事が過ぎるのを待った。
もうちょっとだけ待てば、午後の部になるから係の人が来る。そしたらこの女性はつまみ出されるはず。。。あと少しの辛抱だ。そしたら、今日の業務はこの女性に遭遇することはもう無くなる・・・!
そう思いながらの傍らで、何やら女性はガサゴソと何かを準備しているような気配がする。
着ぐるみの視界は極端に狭いうえに、頭を自由に動かすことができないため、真正面しか見れない。女性が視界に無いため、一体何をしているのか全く分からなかった。
っと、次の瞬間、
ブーーン、ブーーン、ブーーン・・・
周期的であまりにも強烈な刺激が、僕のイチモツを襲ってきた。
「ぁ・・・ぁ・・・・」
突然すぎる刺激に、思わず声を出してしまったと思う。
一体何が起こっているのか・・・?クーリング機能が発動するほど着ぐるみの中がとんでもないくらいの暑さになっているっていうわけじゃない・・・ハズ。猛烈に暑いのには変わりないけども、ジッと呼吸を落ち着かせて過ごしていたし・・・。
「クマちゃん、こうするときっと気分が良くなるはずだよね」
そんな女性の声がしたかと思うと、一定周期で激しく振動音を放つ電マを僕の目の前に見せてきた。
そして、それを股間に当てて、足でぐいーーっと力いっぱい股間に押し付けてきた。
んぁああ・・・ぁああ・・ぎもちいぃ・・・やだ・・・やめてよぉ・・・!!
意味が・・・いみが分からない!!!
なんでこの女性は電マを持っているんだ・・・。そしてなんで電マをマスターピース・テディベアに押し付けているんだ・・・。どういうことなの・・・?なんで電マで刺激してくるの・・・?
女性は足でグリグリと力いっぱい股間の電マを踏みつけて刺激を与えてくる。
「ぁ・・・くぁ・・・・ん・・・」
「あれ?気のせいかしら?クマちゃんから声がしたような気がしたけども・・・?しかもすこしピクって動いたのかな・・・?」
今すぐにこの場から逃げ出したい。でも、僕は・・・動いてしまうと女性に感づかれてしまうのではないかとの恐怖で一歩踏み出せずにいた。
電マの位置が絶妙で、的確に僕の中のイチモツを責めてくる。
「クマちゃん、気持ちいいかな?ステキなことになっているかな~?」
「私の大好きなクマちゃん・・・。素敵な時間を過ごしてほしいな~。」
んいぃい・・・苦しい・・・きもちいよぉお・・・でも絶対動いちゃダメ・・・ダメぇ・・・
僕は電マの、無慈悲で強烈すぎる刺激をとにかく受け続けた。クーリング機能よりも強烈すぎる電マの刺激に加えて、上から圧迫してくるように刺激されては、もう我慢の限界を遥かに越えていた。
きもちいぃい・・・でも動いちゃダメ・・・動いちゃダメ・・・だめっ・・・
・・・んぁ・・・あっ・・・あっ・・んぃ・・・
・・・いぃい・・・いぃ・・・・・くぁ・・・・
もう・・・だめえぁえ・・・
「んぃい・・・・・んぁっ・・・!」
我慢に我慢を重ねて、さらに我慢で蓋をしていた状態から、激しくイってしまった。
僕は喘ぎ声を結構大きく出してしまい、体も大きくのけ反りながらビクビクと震わせて、イってしまった。。。
その様子を見ていた女性・・・。
女性は薄明りの中、ニヤリと笑った。
第三話に続く