委員長はメス豚でした (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-06-18 08:55:57
Edited:
2023-12-31 23:31:51
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「あの……ボク、昔からキミのことが……」
言いかけた告白の言葉を、幼なじみの委員長は首を横に振って遮った。
「私、あなたが思っているような女の子じゃないの……ううん、女の子でもないの。ほんとうのことを知ったら、きっと私のことが嫌いになるわ」
「どういうこと? それにボクは、どんなことがあっても、キミのことを嫌いになんてならないよ」
ボクがそう言って食い下がると、委員長はしばし逡巡したあと、思い切ったように告げた。
「放課後、西校舎の4階から屋上に上がる階段のところに来て。そこで、ほんとうの私を見せてあげる。それでも私に告白してくれるのなら……」
そう言うと、委員長はボクに小さな鍵を握らせた。
そして放課後、指定された場所でボクは――。
委員長がほんとうはメス豚だったことを知ったうえで、わたされた鍵で彼女を管理することになった。