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「あの……ボク、昔からキミのことが……」  言いかけた告白の言葉を、幼なじみの委員長は首を横に振って遮った。 「私、あなたが思っているような女の子じゃないの……ううん、女の子でもないの。ほんとうのことを知ったら、きっと私のことが嫌いになるわ」 「どういうこと? それにボクは、どんなことがあっても、キミのことを嫌いになんてならないよ」  ボクがそう言って食い下がると、委員長はしばし逡巡したあと、思い切ったように告げた。 「放課後、西校舎の4階から屋上に上がる階段のところに来て。そこで、ほんとうの私を見せてあげる。それでも私に告白してくれるのなら……」  そう言うと、委員長はボクに小さな鍵を握らせた。  そして放課後、指定された場所でボクは――。  委員長がほんとうはメス豚だったことを知ったうえで、わたされた鍵で彼女を管理することになった。

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