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ある日、家族全員が長女の菜月美になってしまった!?

父の辰五郎が菜月美に、

母の光江も菜月美にー

長男の翔の菜月美にー。

果たして、一家の運命は…!?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


家族全員が菜月美なってしまった翌日ー。


朝、目を覚ますとーー

長男・翔は、やっぱり菜月美のままだった。


「うへへへ…」

翔が笑みを浮かべる。

妹の菜月美は、兄が言うのも変だが、

結構かわいい。


そんな、菜月美になることができるなんて…


「えへへへへ…」

シャツをめくる翔ー。


生の胸が見えてくるー。


翔は、菜月美の姿になってからも下着をつけていないー。

なぜならー


翔の下着なんて、家にはないからだ。

当たり前だー

翔は男なのだから、女物の下着など

持っているはずがない。


母の光江も、妹の菜月美も

下着を分けてくれるわけじゃないし、

昨日は1日中家で様子を見ていたから、

菜月美の姿に変身してしまったとは言え、

”いつも通りの格好”をしているー


つまり、男子としての格好だ。


ジャージ姿で歩き回るー


「--う~ん…寝ても元に戻らなかったってことは」

ジャージ姿の菜月美(翔)があぐらをかきながら

頭をボリボリと掻きむしる。


「--俺は、菜月美として!!生きていくしかない!!!」

翔は可愛い声で叫んだ。


そうと決まればー


「むっふふふふふふふぅ~♡」

翔はイヤらしい笑みを浮かべると、

さっそくスマホをいじり始めたー


ネットショップー。

翔がよくエッチなゲームを購入したりするときに

利用しているお店だ。


「うへへへへぇ…

 せっかく女子になったんだから…

 いろいろ楽しみたいよなぁ~」


セーラー服や巫女服をネットショップの

カートに入れていく翔。


さらには、

ナースさんのコスプレ衣装や、

ゴスロリ衣装、

ボンテージ…

色々とネットショップのカードに入れるー。


「うへへへ…このぐらいなら買えるかなぁ」

蟹股で歩きながら

自分の貯金箱を見つめる翔。


「--ふ~~」

最終確認画面に進み、

カートを見つめる翔。


菜月美の姿で、こんな格好をしたら

ドキドキゾクゾクしておかしくなってしまいそうだー。

そんな風に思いながら翔は呟く。


「うへへへ…菜月美、エッチな女の子になっちゃいま~す!

 なんてな」


「--ふ~ん」


ーー!?


翔は驚いて振り返るー。

そこには、翔のスマホの画面を背後から覗いていた

菜月美(本物)がいたー。


「お兄ちゃんのばかーーーーーーーーーーー!!!!」

大声で叫ぶ菜月美


「ひぃぃぃ~~~~!?出たぁ~~~~!!!!」

菜月美(翔)は、大声で悲鳴を上げたー


・・・・・・・


「--ねぇ…どうしてこういうことしようとするの?」

菜月美が悲しそうに翔のスマホを見ながら言う。


「--…ごめんなさい」

しょんぼりしている菜月美(翔)


ネットショップのカードを全削除した菜月美は、

スマホを翔に返す。


「--……お兄ちゃんだって大変なのはわかるけど、

 そういうことされちゃうと、悲しいよ…」

菜月美が悲しそうに言う。


しかし、翔は開き直った。


「で、、でもさぁ!ずっと菜月美の姿で生きていくなら

 そういうことも言ってられないしさぁ!


 だって、一生菜月美に気を遣って生きてくことなんて

 できないよ!?


 菜月美の姿のまま一生生きることになるなら

 俺だって好きな服着てみたいし!」


菜月美(翔)が叫ぶ。

菜月美(本物)が「だから元に戻る方法探そうよ!」と叫ぶー


「むむむむむむー」

「うううううううー」


「ふん!!」


ふたりは顔をそむけた。


「お兄ちゃんなんて、知らない!」

菜月美が部屋から出ていく。


「--俺の身体なんだから、どうしようが俺の勝手だろー!」

部屋から出ていく菜月美に向かって、

翔はそう叫んだー


そしてー

「むふ…悪いな菜月美」

再びネットショップを開くと、

さっき買おうとしていた商品を、翔は

全て購入したー。


「でもなぁ…」

翔はスマホを置くと、少し不安そうに呟いた。


「学校とか、どうすりゃいいんだろ。

 いろいろと面倒なことになるぞ…?」

翔は首を傾げる。


「--あ、いや」

翔は笑みを浮かべたー


菜月美の姿ならー

学校辞めても、いくらでも

生きていける気がするー


「むふふふ…俺、一度メイドカフェ、行ってみたかったんだよなぁ~」

そう呟くと、翔は、

少し離れた場所のメイドカフェで

バイト募集しているところがないかどうかを

探し始めたー。


しばらくして、翔はバイト募集中のメイドカフェに

連絡して、面接をすることになったー。


色々やったら、トイレに行きたくなってきたー。


翔がトイレに行くとー。


「---なんか、汚れてるぞ?」

翔は苦笑いする。


そしてーーー

翔も失敗したーー


「くっそ~…!トイレが汚れてるのは父さんか!」

翔は、汚してしまった部分を掃除するー。


上手く女体でトイレができないー。

きっと、父も同じなのだろう。

そんな風に思いながらーリビングを通ると、

そこに、菜月美がいたー。


本物ー?

父さんー?

母さんー?


みんな、菜月美の姿だから、

どれが菜月美なのか、正直、分からない。


でもー

新聞を見ながら

シャツとトランクス姿だからー

たぶん、父だろう。


「翔…

 ちょっといいか?」

菜月美(辰五郎)が言う。


「--ん…?父さん…だよね?」


菜月美が二人並んでいる異様な光景。

そして、辰五郎は言った。


「このままこの姿で過ごすなら

 さすがに俺の服じゃ色々まずいと思うんだ」

辰五郎が言う。


「確かに…」

翔も言う。


「-どうだ?俺と一緒に、洋服…

 買いに行かないか?」

辰五郎からの誘いに、翔は頷いた。


菜月美が二人で街を歩いているー


「ってか、これ、まずくない?」

翔が言うと、辰五郎は「双子と言う設定にしよう」と

冷静に返事をした。


”双子の姉妹”

なんかゾクゾクする響きだな…と思いながら

菜月美(翔)は、菜月美(辰五郎)と共に歩き続けるー


そしてー

お店で下着やら、洋服やらを購入するー


お店でいろいろ購入した二人は、無事に帰宅した。


本物の菜月美や、母・光江の姿はない。

菜月美は学校だから、姿がなくて当然だが。


「-ーーーさっそく着替えるか」

辰五郎が自分の部屋に入っていく。

しばらくすると、「に、、似合うか?」と顔を赤らめた

菜月美の姿をした辰五郎が出てきた。


フリフリのお姫様みたいな服装だ。


「おー!」

翔が笑う。


「--って父さん、そんな趣味があったのか?」

苦笑いする翔に、辰五郎は「違う!」と叫んだー

だが、顔が真っ赤だ。

恐らく図星だろう。


翔も着替えようとする。


だがーーー


「と、、父さん!」

部屋から顔を出す翔。


「ん?」

辰五郎が首を傾げる。


「下着のつけ方が分からない…!」

翔の言葉に、辰五郎が「こっちに来なさい」と

手招きした。


なんとなく、菜月美の身体で人前に

出るのが恥ずかしい気がしたが

胸を見せたまま廊下に出る翔。


「こうやって、こう、うん、そう、それで、あとは…」

辰五郎が丁寧に説明してくれるー


生まれて初めて、女性として下着を身に着けた翔。


「ふぇぇ…ここに何かつけてるって違和感がすげぇな」

胸を触りながら翔は苦笑いするー。


そして、ふと思った。


「--ってか、父さん、なんで下着のつけ方に詳しいの?」


翔の言葉に、辰五郎は、何も答えなかったー


・・・・・・・・・・・・・・・


数日が経過したー。


相変わらず家族は元には戻らない。


だが、翔は菜月美の姿になったことを

エンジョイしていたー


”もう学校にはいけないかも”と思いつつも、

菜月美の姿で楽しむことに快感を

感じ始めていたー


「--じゃ~ん!」

ナースの姿でモデル歩きをする菜月美(翔)。


ネットショップで購入した服たちを着ては

一人ファッションショーを楽しんでいた。


「お注射、しちゃうぞ♡」

甘い声を鏡の前で出す翔。


「む、、、ふふふふ…

 ふふふふふふふふふ~~~!」

自分の言葉に興奮して、

ナース姿のまま、床で足をバタバタさせる翔。


「むっふふふふふふふ~♡

 お注射されてぇ~~!!!」

翔が嬉しそうに笑っている。


ここ数日は、本物の菜月美も何も言ってこない。


もう、諦めたのだろう。


みんな菜月美になっちゃったなら仕方がない。

みんな菜月美として生きていくしかない。


「---どう?」

ボンテージ姿で挑発的な笑みとポーズで

鏡の前に立つ菜月美(翔)。


「むふ…ふふふふふふふ…

 最高ですよぉ~~~~!!!」

今度はボンテージ姿のまま床に転がって

足をバタバタさせる翔ー


さっきからこんなことばかりを繰り返している。


少しして、飽きてくると、今度は

セーラー服姿のままエッチなゲームを遊び始める翔。


菜月美の姿のまま、顔を赤らめて、

スカートのあたりを触りながら

もじもじしているー


男じゃなくなってしまった今、

もう”アレ”もないのだが

なんとなくもじもじしてしまうー。


「ふひっ!」

Hなゲームをプレイしながら

菜月美の姿をした翔は

嬉しそうに鼻息を荒くしたー。


後日ー

メイドカフェのバイトにも採用されて、

メイドとして働きだすー。

見られることになんとなく快感を感じてしまうー

この辺は、自分が男だからだろうかー。


「むふふ…ふふふふ…」

時給も思ったよりも高い。

自分がメイドになれるなんて…と

ゾクゾクしながら、同時にお金も

貰えるなんて、本当に最高だ。


翔は、自分が菜月美の姿になってしまったことを

喜び始めていたー。


「たっだいま~!」

メイド姿のまま帰宅する翔。


「あら、お帰りなさい」

ショートパンツ姿で、生足を大胆に露出した

菜月美の姿をした光江が出迎える。


「--母さんも、若くなれて嬉しそうだな~」

翔が言うと、

「んふふ、そうねぇ~」と光江は嬉しそうにほほ笑んだ。


「--実はね」

光江が翔に耳打ちする。


「彼氏、できちゃった♡」


「は?」


翔が驚くー

菜月美の姿で彼氏って…

それ、浮気じゃん!?と思いながらー


「--浮気じゃないからね。

 お父さんも、菜月美になっちゃったんだから、

 今のままじゃ、女同士でしょ~?」


光江の言葉に、

翔は苦笑いするー。


その時だったー


「みんな!」

本物の菜月美が叫んだ。


「みんな!座って!」

テーブルを指さす菜月美。


辰五郎と光江と翔が驚くー。


「-ー話があるの!みんな座って!」


菜月美は、怒り爆発という感じだった。


「--3週間、黙ってみてたけどさ、

 お父さんもお母さんも、お兄ちゃんも

 わたしの気持ちなんて何にも考えてないよね!?

 

 もう、我慢の限界!」


激怒している菜月美ー。


他の3人は、しゅんとした様子でテーブルの前に座る。


「---」

着席した3人を見て、菜月美は怒ったまま言った。


「--みんながそのつもりなら、わたしにも考えがあるからー!」


とー。


③へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


家族全員が長女の姿に変身してしまうお話の第2話でした~!

次回は、母・光江視点の3週間を描く

③~母の場合~をお送りします~!

④が~父の場合~

⑤が完結編の予定デス~!お楽しみに!

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