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OLの橘 麻帆(たちばな まほ)は、

昼休みに立ち寄ったデパートで、お手洗いを利用していたー


このデパートは結構古くからあるデパートで

トイレも改修されて綺麗ではあるものの、

下や上に少し隙間があったり、

気になる人はちょっと気になる空間になっていたー


このトイレに立ち寄った麻帆ー。

いつものように、トイレを利用しようとした

その時だったー


”ふふふ…こんにちは”


隣の個室から女性の声が聞こえてきたー。


「----?」

麻帆は、隣の個室から声をかけられたことに

驚きながらも、返事をするかどうか

迷っていた。


「--こ、、こんにちは…」

無視をして、相手を刺激することになったら

嫌だし、と思いつつ、とりあえず返事をする。


”ふふふ…エッチな声ですね”


隣の個室にいる女がそう呟いたー。


「(な、、なんなの…?)」

麻帆は戸惑うー

隣の個室にいる人の目的が分からない。


”…えへへ…えへへへへへ…”


隣の個室から不気味な笑い声が

聞こえてくるー。


「(ちょっとおかしな人なのかな…?)」

麻帆はそう思いながら、

早くトイレを済ませて、ここから出ようと思ったー。


危ない人には関わらないようにするのが一番だー。


だがー。


「--!!」

麻帆が便座に座ったと同時に、

あるものに気づいた。


トイレの個室の上の隙間から

ビデオカメラが顔を出していたのだー


盗撮ー。


「--!?!?」

麻帆は驚く。


声からすると、隣の個室にいるのも

女性のはずー。

同じ女性のトイレなんて盗撮して

いったい何を考えているのか…。


「--うっふふふふ…

 気にしなくていいですよぉ~…

 いひひ♡」

隣の女は興奮しているのか

はぁはぁ言いながらビデオカメラを

麻帆のほうに向けている。


顔は見えないー。


もしかしたら、声が女っぽいだけで

本当は男が盗撮しているのかもしれない。


「や…やめてください!」

麻帆が叫ぶ。


すると、隣の女はくすくすと笑った。


「いいじゃないですかぁ~

 女同士なんだしぃ~?」


とー。


「--ふ、ふざけないでください!

 警察呼びますよ!」


麻帆がそう言うと、

隣の女は舌打ちしたー


そしてー


「---生意気な女だなぁ~!」

と、叫びながらー

隣の女が顔を出したー。


どこに乗っているのか、分からないが

隣の個室の上の隙間から、

その女は顔を出してきたー


可愛らしい顔立ちの少女ー

全身は見えないが

セーラー服を着ているように見えるー


女子高生だろうかー?


「--ーな、、なんなんですか!?」

麻帆が叫ぶ。


隣の個室から、こっちを覗いてくる

女子高生ー


明らかに”異常”だ。


「--うへへ…♡いいから録画させろよ」

女子高生が笑うー。


「それとも”こいつ”みたいになりたいのか?」

女子高生がニヤニヤしながら言った。


「--(どういう意味?)-」

麻帆は首をかしげる。


だがー

こんな風に覗かれた状態では、

落ち着いてトイレを利用することもできない。


「---見ないでください!

 本当に通報しますよ」

麻帆が叫ぶと、

女子高生はケラケラと笑った。


そしてー

次の瞬間、

「うあっ!?」と悲鳴を上げて

女子高生の顔が消えたー。


隣の個室の台に乗って

顔を出していた女子高生が

たまたまバランスを崩して転倒したのだ。


「いってぇ~…くそが!」

女子高生の声が聞こえる。


「--(早くトイレを済ませて出よう)」

麻帆はそう思いながら

隣のことを気にしないようにするー


だがー


「---!!」


今度は、隣の個室との壁の

下の隙間から、

トイレの床に顔をこすりつけながら、

女子高生が麻帆のほうを見つめていた。


「きゃあああああああっ!」

思わず悲鳴を上げてしまう麻帆。


完全に、頭のおかしいコだー。


麻帆はそう思って、

「もういいです!」と叫び、

トイレを利用するのをやめて、

個室から出ようとしたー。


トイレはこの階だけではなく

他の階にもあるから、

無理してこのトイレを使う必要はないー。


”へへへ…”

隣の女子高生がケラケラ笑っているー


完全におかしいー。


麻帆は、服装を整えて

トイレの個室の扉を開けたー


「ひっ!?!?!」

麻帆は思わず声をあげたー


隣の女子高生が、隣の個室から出て、

扉の目の前に立っていたのだー


少し乱れた服装で笑っている女子高生ー


「オラ!トイレに戻れよぉ!」

女子高生が乱暴な口調で麻帆を個室に押し戻すー。


「ひっ!?や、やめて!」

麻帆が必死にもがく。


「--へへへへ…女同士だからいいじゃん~♪

 くくく」

女子高生がおとなしそうな表情を歪めながら

ゲラゲラと笑うー


あまりのギャップにー

”見た目”と”行動”のあまりのギャップに

麻帆は違和感を感じるー


(この子はいったい…?)


「--えへへへへ!お姉さんのおっぱい~うひひひ」

女子高生が麻帆の胸を無理やり触る。


そして、嫌がる麻帆の様子を

ビデオカメラで撮影する女子高生。


「んっん~…いいねぇ~」

女子高生が年頃の少女とは思えないような

欲望に歪んだ笑みを浮かべているー


麻帆は「やめて!」と叫ぶー


麻帆の服を脱がせようとする女子高生。

麻帆は必死に抵抗したー


麻帆に押されて、

よろめく女子高生ー

持っていた学校の鞄から生徒手帳が落ちるー


”藤枝 愛梨(ふじえだ あいり)”


そう書かれているー

顔写真はー

今、目の前にいる歪んだ笑みを浮かべている少女と同じー。


正真正銘の女子高生ー。


生徒手帳の顔写真ではー

愛梨は、やさしそうに微笑んでいるー。


こんな、優しそうで穏やかそうな子が

どうして、こんな変態行為をー?


麻帆は「も、もうやめなさい!学校にもいいつけるわよ!」と

叫んだー。


だがー

愛梨は止まらなかった。

ビデオカメラで録画した映像を

「見ろよ」と言いながら麻帆に見せるー


そこにはー

数々の盗撮映像が録画されていたー

麻帆のように気づいた人もいれば

気づかずにそのまま撮影されている人もいる。


「な…なんなのこれ!」

麻帆が叫ぶー


「馬鹿な真似はやめなさい!」

女子高生の愛梨を諭すようにして言う。


けれど、愛梨は「やめねーよ!」と

唾を吐き捨てながら、麻帆の腕を

乱暴につかんだ。


「えへへへへ…いい絵が撮れそうだぜぇ!」

可愛らしい声で乱暴な言葉を口にする愛梨。


愛梨は髪を乱しながら麻帆を乱暴につかむと、

色々な角度から映像を撮影しようとするー


興奮しているのか、

愛梨の太ももに謎の液体のようなものが

垂れてきているー


「---(この子…完全にくるってる!)」

麻帆はスマホを手にするー


落ち着いた感じの色のスマホー。


だがー

それを愛梨は手で払いのけた。


「お楽しみはこれからだろぉ~!えっへへへへ」

愛梨はそう言うと、ビデオカメラを

麻帆のほうに向けた。


ケラケラと笑いながらー

嫌がる麻帆のことを撮影しているー


「やめて!」

麻帆はビデオカメラをビンタしたー


カメラがトイレの壁にぶつかって、

そして、音を立てて床に落ちるー。


床に落ちたことで、

何かの刺激を受けたのかー

ボタンに触れたのかー

映像が再生されるー


そこにはー

”嫌がる愛梨”の姿が映し出されていたー


今、目の前で麻帆を盗撮している女子高生・愛梨が

映像の中で必死に”やめてください”と叫んでいる。


そしてー

別の女の声がするー


「ど…どういうこと…?」

麻帆が愛梨のほうを見るー


愛梨がイヤらしい笑みを浮かべているー


映像の中ではー

愛梨は、麻帆と同じように、盗撮されて

嫌がって抵抗しているのにー


盗撮の被害者が

今度は加害者になったとでもいうのかー


「--えへへへへ…

 被害者が加害者になっちゃうって

 ゾクゾクするよなぁ…」

愛梨が自分の指をぺろぺろ舐めながら笑う。


「いっひひひひひひひ~♡」

可愛らしい声に似合わない

汚い笑い声ー


このコは、いったいー?


「--これから教えてやるよぉ~!

 お前の身体でなぁ!」

愛梨はそう叫ぶと、

麻帆に抱き着いて

麻帆にキスをした。


「むぐっ…!?」

突然のキスに驚く麻帆。


必死に愛梨を引きはがそうとするも、

愛梨は力強く麻帆に抱き着き、

激しいキスをした。


「んっふふふふふ♡ ふふふふふふ~」

身体を震わせながら笑う愛梨。


麻帆も、ぶるぶると震えるー。


そしてー


ゴクン…!?


愛梨の口から、何か

液体のようなものが流れ込んできた。


「あ…っ…あ、、、あ…あっ!」

震える麻帆。


麻帆にキスをしていた愛梨が、突然糸が切れたかのように

笑みを浮かべたまま

トイレの個室の床にそのまま倒れこむー


笑みを浮かべたままー

倒れている愛梨を見て、麻帆は怯えながら

苦しんでいたー


「あ…あ…あ…ぁぁ…」

身体の中に”何か”が入ったー


そして、それに、支配されるようなー

今まで感じたことのない不気味な

感覚を感じるー


「あ…ぁ…や、、、め…て…

 入ってこないでぇ……」


麻帆は胸のあたりを抑えながら叫ぶー


「--え…え、、、、えへ、、、えへへへへ…

 いひひひひひひ♡」

麻帆は涙を流しながら笑うー


「乗り換え成功~」

麻帆は自分の胸を触ると

「エッチなOLだぜ!」と

タイトスカートをべたべたと触り始めた。


倒れたままの愛梨に唾を吐き捨てると

「お前の身体もなかなかいいからだだったぜぇ~」と

叫びながら麻帆はそのトイレを後にしたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


麻帆が勤務している会社ー。


「あれ?橘さんは?」

部長が、麻帆が帰ってきてないことに気づいて

周囲の社員に聞く。


だがー

周囲の社員も「いえ、見てないです」というだけだった。


昼休みはとっくに終わっている。

心配した同僚が麻帆のスマホに連絡を

入れるが、麻帆が電話に出ることはなかったー



そしてー

デパートの、麻帆が襲われた階のひとつ上の階の

トイレでは、スマホの着信を無視してー

隣の個室に入った可愛らしい少女の映像を、

自分のスマホでよだれを垂らしながら撮影する

麻帆の姿があったー


おわり


・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


この前のお休みでデパートに行ったときに

思いついてしまったお話でした~!


私も憑依されちゃったら…

こうなっちゃうかもしれないですネ笑


今日もありがとうございました~☆




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