<憑依>ハロウィン・ポゼッション (Pixiv Fanbox)
Content
ハロウィン。
一人暮らしをしている女子大生・瑠香(るか)は
一人、勉強をしていた。
とある資格を手に入れるために
彼女は必死に勉強をしているー。
だから、世間がハロウィンで浮かれていようとも、
彼女は、それどころではなかった。
♪~
「--こんな時間に誰だろう?」
瑠香が不思議そうに首をかしげる。
特に今日は、誰とも約束はなかったはずだし、
もう夜も遅い。
”こんばんは~”
インターホン越しに見えたのは
同じ大学に通う男子の、又二郎(またじろう)だった。
そこそこ喋る方ではあるものの
特別親しい間柄ではないし、
そもそも又二郎がどうして自分の家を知っているのか?
と、そんな疑問も浮かんだー。
「ど、どうしたのいきなり?」
玄関から顔を出す瑠香。
もちろん、家に入れるつもりはない。
男性と1対1になることの危険性は
瑠香はよく理解しているつもりだ。
「いやぁ~今日、ハロウィンだからさ~」
又二郎が笑う。
「仮装しようと思って」
そう言う又二郎が持っているのは
バニーガールの服…に見える。
買ったばかりなのか、まだ綺麗に
袋の中に梱包されている。
「は…はぁ…
なんでそれをわたしに?」
瑠香は困った表情を浮かべる。
まさか着ろと言うつもりなんじゃ…?と
瑠香は少し不安に思う。
瑠香は「かわいい」とよく言われる。
だが、その反面変な男に絡まれたりもするし
瑠香は、あまり男性が得意じゃないこともあって、
少し自分の容姿には困っていた。
「--まぁまぁ、俺だって可愛い仮装したいんだよ」
そう言うと、又二郎が強引に
部屋の中に入って行く。
「え?ちょ、ちょっと!?」
瑠香が慌てる。
勝手に人の家に入ってくるなんて…
困るんだけど…
などと思いながら部屋の奥の方に行くと、
又二郎は嬉しそうに、
バニーガールの服を広げていた。
「んふふふふふ~
可愛いだろうなぁ~」
「……」
瑠香は嫌な予感を覚える。
どう考えても、又二郎が持ってきた
バニーガールの衣装や女性モノに見える。
そもそも又二郎は少し小太りだから
彼の体格では、この衣装を着るのは
難しいだろう。
「--俺もさ、ハロウィンで
可愛い格好してみたくてさー!」
無邪気に笑う又二郎。
「ふ、、ふ~ん…そっか」
そう言いながら瑠香は少しだけ安心した。
”本人”が、仮装するつもりのような
口ぶり。
少なくとも、瑠香に着せるつもりでは
ないのだろう。
「--それ、着るの?」
瑠香がバニーガールの衣装を
指さしながら言うと、
又二郎は笑いながら頷いた。
「はぁぁ~エッチだよなぁ
ハロウィンで見られる喜び…
想像しただけで興奮するぜ」
又二郎は明らかに興奮していた。
”ちょっと気持ち悪いなぁ”
そんな風に思いながら瑠香は
又二郎の方を見る。
「で…?わたしの家に来たのは何の用なの?」
瑠香が少しうんざりした様子で言うと
又二郎は笑った。
「仮装するためだよ」
「へ?」
瑠香は首をかしげる。
「仮装は、又二郎くんがするんでしょ?」
瑠香がそう言うと、
又二郎はニヤリと笑った。
「仮装するのは、お前だよ!」
とー。
ー!?!?
瑠香は驚いて目を見開く。
「女ばっかり可愛い仮装して
ずるいじゃんか~!
俺にも可愛い仮装させろよ~!」
「な…何を言ってるの?」
怯える瑠香に対して
又二郎は言い放った。
「瑠香ちゃんの身体を奪って
瑠香ちゃんでバニーガールになるんだぁ~いひひひひ!」
又二郎が瑠香の手を掴む
「やめて!離して!」
瑠香は必死に叫んだ。
しかしー
又二郎の身体がガスのようになって
瑠香の口の方に飛び込んでいくー
「いやああああああっ!?
あぁ…あ…あぁぁあ…」
喉を抑えて苦しむ瑠香。
瑠香の身体が小刻みにぶるぶると震える。
「あ…あ…」
やがて、瑠香の悲鳴が止まり、
瑠香は目から涙をこぼしながらー
笑ったー。
「んふ…ふふふ…
ふふふふふ…憑依大成功~!」
目に涙を浮かべたままガッツポーズする瑠香。
「こんな可愛くてエッチな身体持ってるのに
仮装しないなんて
はぁ…♡はぁ、、勿体無いじゃないか…ぐふふ」
瑠香の頬を涙が伝うー
乗っ取られる直前に流した涙。
瑠香は鼻息を荒くして
持ってきたバニーガールの服を開封する。
そしてー
「--ジャマくせぇ!」
乱暴に着ていた服を脱ぎ捨てる瑠香。
ブラウスとスカートをその辺に放り投げると
瑠香は下品な笑みを浮かべた。
「ふふふ…
俺、、いいや、わたし…
バニーガールになっちゃいま~す♡」
嬉しそうにバニーガールの衣装を
身に着けて行く瑠香。
興奮のあまりニヤニヤしながら
顔を真っ赤にして
着なれないバニーガールの
服を着こんでいくー。
「ん…うあぁぁ…す、、すごい…」
瑠香は着替えを終えると
姿見で自分の身体を見つめる。
そこには、バニーガールの服を着て
顔を赤らめる瑠香の姿があった。
「ぁぁ…エッチなふとももぉ~♡」
瑠香ははぁはぁ言いながら
自分の太ももを触る。
胸元もスースーして落ち着かないし、
足もなんだか落ち着かない。
「あぁぁ…バニーガールになってると思うだけで
興奮しちゃう…」
可愛らしい声で鼻息を荒くして
ニヤニヤする瑠香。
やがて瑠香は鏡の前で可愛らしいポーズを取ると
「んふふ…みられると興奮しちゃう…」と呟いて
そのまま部屋の電気も消さずに
外へと飛び出した。
モデル歩きをしながら
自らの身体を見せびらかすようにして
夜の街を歩くバニーガール姿の瑠香。
「あぁぁ…最高の気分じゃん…!
女っていいなぁ…
見られるだけで興奮しちゃうぜ…」
瑠香はケラケラと笑いながら
ハロウィンの仮装組が集まっている方に
向かって行く。
人々の視線を感じる瑠香。
「ん~最高♡」
瑠香は微笑む。
なんとも言えないゾクゾクを感じる。身体が
火照っているのを感じる。
「はぁぁぁ…♡
瑠香ちゃんも興奮してるのかぁ…?」
瑠香は自分の胸のあたりをツンツン
つつきながら笑う。
「えへへ…見られると興奮しちゃう
変態女で~す!」
笑いながら瑠香はさらに人ごみの
いる方に歩いていく。
色々な仮装をした人間たちが
集まっている交差点。
瑠香はニヤニヤしながらそこに
歩み寄って行く。
「見られてる…んふふ♡」
瑠香は顔を真っ赤に染めて
呟く。
明らかに視線を感じる。
バニーガール姿の瑠香に…
いいや、俺に見入っている。
「ふふ…♡
見られることが、こんなに気持ちいいなんて…♡」
瑠香を乗っ取っている又二郎が興奮しているー
そんな又二郎の興奮に身体も影響されて
瑠香の身体も興奮している。
アソコが濡れているのが分かる。
「はぁぁ…そんなに濡れちゃって…
わたしったら、変態~!」
「あ、瑠香!?」
背後から声がした。
瑠香が振り返ると
そこには、大学の女子がいた。
「え~!どうしたの瑠香!?
そんな格好しちゃって~!」
魔女姿の友達が言う。
「んふふふ~
どう?可愛いでしょ~?」
瑠香は自慢げに言う。
”ほら、もっと俺を見ろ!褒めろ!
褒められるたびにゾクゾクするぜぇ”
瑠香はニヤニヤしながら
内心で叫ぶ。
興奮は限界まで達して
瑠香は荒い息を吐きだす。
「すっご~い!
瑠香、普段落ち着いた服ばっか着てるから
余計に可愛い~!」
友達が言う。
「でしょ~!!んふふ♡」
得意気になる瑠香。
さらにゴキゲンになった瑠香は
街中をバニーガール姿で
ノリノリで歩いていく。
ムチムチとしたお尻を自分で
触りながら瑠香は、
見られている喜びを感じて
ひたすらゾクゾクし続けている。
「ハッピーハロウィン~♡!」
ゴキゲンになった瑠香は
大通りで片手を上げて可愛らしく叫んだ。
やがて、同じく仮装していた
見ず知らずの男に声をかけられた瑠香は
意気投合して、
そのままその男と飲みに行ってしまう。
「んはぁ~♡
女ってエロくて最高~!」
酒がまわって酔ってきた瑠香は、
バニーガール姿のまま胡坐をかきながら
鼻息荒く叫んだ。
「うへへ~瑠香ちゃん、
おっさんみたいじゃないか~!」
一緒に飲んでいる男の一人が言う。
「へへへ~♡
この太腿最高だぜぇ~♡」
瑠香は涎を垂らしながら
太腿を撫でまわした。
興奮しまくって、
頭がおかしくなってしまいそうだ。
瑠香はそんな風に思いながら
自分を思いっきり抱きしめた。
さらにお酒を飲みまくる瑠香。
やがて、バニーガール姿のまま
無防備な状態で瑠香は
酔い潰れてしまった。
「んへへ…♡ 見られると興奮しちゃぅぅ♡」
瑠香はうわごとのようにそう呟いた。
身体がゾクゾクして
止まらないー
男たちがそんな瑠香を見て
笑みを浮かべながら
「送ってくよ~」と呟く。
瑠香は「えへへへ~わたしを襲って~♡んふ」と
呂律が回らない状態で呟きながら
そのまま、男たちにどこかへと連れて行かれたー。
その夜ー
瑠香は見ず知らずの男たちに
バニーガール姿のまま
激しいエッチをさせられることになってしまった。
あまりの気持ちよさに大声で喘ぎまくった瑠香は、
朝方ー
燃え尽きたかのように、そのまま意識を失い、
その場で痙攣し始めたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
又二郎が大学にやってくる。
いいやー
又二郎はもういない。
「ふふ…」
太ももを大胆に見せつけるミニスカート姿で
大学にやってきた瑠香。
胸元をチラ見せして、見られる喜びを
瑠香は今日も身体で感じていた。
あのあとー
正気に戻った瑠香は悲鳴をあげて
パニックになったー
そして、警察に電話しようとしたため
慌ててもう一度又二郎が瑠香に憑依した。
ハロウィンで絡んできた男たちがどうなっても
構わないが、憑依する前に
自分は瑠香の家に乗り込んでいる。
憑依なんて警察が信じるとは思えないが、
もし何か起きたら困る。
「--だったら、俺が瑠香になっちゃえばいいじゃない」
瑠香はスカートから覗く足に風が当たることに
興奮しながら、小声で呟いた。
「あ、おはよ~!瑠香!
わ!なんだか今日は可愛いね!」
友達が言う。
「ふふ…でしょ?」
瑠香は興奮しながらそう返事をした。
来年からのハロウィン…
いいや、これからの毎日が楽しみだ。
毎日仮装し放題ー。
瑠香は、そんなことを思いながら、
授業を受け始めるー
授業中も興奮して、考えがまとまらない。
でも、それでいい。
帰宅した瑠香は
チャイナドレスやメイド服、スクール水着、
レオタード、SMの衣装、ゴスロリ衣装
ナース服…
あらゆるものをネットで注文していくー
瑠香が”何かのため”に貯金していたお金を
散々使い尽くしてー。
”見られる喜び”に溺れた瑠香が
AVに出演し始めたのは
それから1年後のことであった…。
おわり
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コメント
せっかく昨日がハロウィンだったので
ハロウィン憑依を書いてみました~!
男性の皆様も、仮装したいですよ…ネ?
憑依して、ゾクゾクを楽しみましょうネ~笑
お読み下さりありがとうございました!