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夫と息子に囲まれて、幸せな生活を送っていた清美。


しかし、”ヤス”という弟分だった男と再会したことで、

元々の自分は”清美”ではなく”篤弘”という極悪人であったことを

思い出すー。


”憑依した身体で新しく築き上げた”今”かー

それとも”本体の自分”かー。


その狭間に揺れつつも、裏でヤスと会いながら、

二重生活を続ける清美ー。


が、ある日ー。

ヤスは清美に銃を向けたー。


”あんたはもう、兄貴じゃねぇー”


とー。


★前回はこちら↓★

<憑依>そうだ、俺は極悪人だった③~揺らぐ心~

家族と共に幸せな生活を送っていた清美は、 ”自分が、本当は清美ではない”ことを思い出してしまったー。 かつて、自分を兄貴と呼び、慕っていた男”ヤス”との再会によって、 自分は”この身体に憑依した別人”だということを思い出したのだー。 ”清美の記憶”と、”元の自分の記憶” 2つの狭間に戸惑いながらも、 清美は、ヤス...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ヤスのアジトに足を踏み入れた清美は、

ヤスから銃を向けられて困惑していたー


「ーーテメェ…ヤスー…どういうつもりだ?」

清美が、その顔立ちからは想像もつかないぐらいに

恐ろしい表情と口調で、ヤスにそう言い放つー


「言った通りっすよー

 あんたはもう兄貴じゃないー

 俺が憧れて、尊敬した兄貴は、もういないー」


ヤスは、清美に銃を向けたまま、

そんな言葉を口にするー


「ーーーーったく、寝言は寝てから言うんだなー」

清美はそう言うと、面倒臭そうにソファーに座るー。


だがー、ヤスがそんな清美のすぐ横に向かって

銃を放ったー。


「ーー!!!」

ビクッとする清美ー。


「ーほら、変わっちまった証拠っすよー。

 以前の兄貴なら、銃が近くで放たれようと、そんなビクッとするような

 こと、なかったじゃないっすかー」


ヤスの言葉に、

表情を歪める清美ー


たしかにー、それは”ヤス”の言う通りでもあったー。


何年も”清美”として過ごして”こういう裏社会の世界”とは

縁の無い生活を続けて来たからだろうかー。


それともー、この清美の身体に、何か自分自身も影響を受けているのだろうかー。


いずれにせよー…

清美に憑依した篤弘自身も”以前の俺”と、

色々なことが変わっていることは、イヤでも理解できたー


「ーーー確かにお前の言う通りだー

 けどなー、俺はお前とまた昔のようにー」

清美がそこまで言いかけると、ヤスは声を荒げたー


「ー兄貴はー、

 もう”秋村 清美”なんすよ!

 自分で分からないっすか?


 最近、兄貴が一番楽しそうにしてるのー

 ”どんな時”だか、自分で分かってますか?」


ヤスの言葉に、

清美は「ーーそりゃあ、好き放題やってる時に決まってー」と

言葉を口にするー。


しかし、ヤスは遮るー。


「違う!家族の話をしている時だ!」

とー。


「夫や、息子の話をしてるとき!

 兄貴は、そんな時が一番楽しそうに笑ってるー!


 もう、あの顔は兄貴の顔じゃないー!

 我が子を大切に思う母親の顔なんすよ!」


ヤスの言葉に、清美は表情を曇らせるー。


夫の”英輔”と、息子の”秀太”ー

仮に、”清美の身体で篤弘として生きていく”ために

二人を殺せと言われればー

昔なら喜んでそうしただろうー。


けれどー、今はー……


「ーーーそれに、兄貴、

 家に帰るのは、旦那とガキを騙すためって言ってましたけど、

 あの二人に何かする気なんて、全然ないじゃないっすか!」


ヤスが声を荒げるー。


清美は、ヤスに対して

”「ーククー、今まで通りの”清美”のフリをしてー、

 なんかー…こいつのバカな夫と子供をー

 悪だくみに利用できないかと思ってなー。」”

などと、説明していたー


だが、口だけで何もする気はないー。

それをヤスも見抜いていたー


「ーーー…っっ、とにかく銃を下ろせー 

 確かに、俺はあの二人をどうこうする気はねぇ。

 それは悪かったー


 でも、俺はお前ともまた好き放題やっていきてぇって

 思ってるんだよ」


そう言いながら清美が、ヤスに近付くと、

ヤスは「本当に撃ちますよ」と、言い放つー。


「ーお前に…俺が撃てるわけがねぇだろ」

清美はそう言うと、ヤスから銃を取り上げようと腕を掴むー


がーーー


「ー!?!?」

ヤスに簡単に腕を振りほどかれた清美は驚いたような表情を浮かべるー


「ー今の兄貴は、”女”だー

 そんな華奢な身体で、俺を押さえられるとでもー?」


ヤスはそう言うと、清美の腕を逆に乱暴に掴み、

銃を突き付けて来るー。


すぐに反撃しようとするも、

力で押さえつけられて壁ドンされてしまった清美は

表情を歪めるー。


「ー兄貴ー…

 俺は決めたんすよー。

 もう、兄貴は兄貴じゃないー

 だから、こうするってー」


ヤスは、そんな言葉を吐き出すと、清美に車に乗るように指示をして、

そのまま”家まで運転して貰います”と、

銃を突きつけながら言葉を口にしたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーーーーーーーーーー」

車を運転しながら、清美はヤスの隙を見計らっていたー


がー

”チッー、”この身体”じゃー、ヤスを力づくで制圧できねぇー…”

と、心の中で呟きながら舌打ちをするー。


”貧弱な身体だぜー…”

不満そうにそう呟きながらも、隙を伺いつつ、ヤスに言われた通り

家に向かって運転していくー


「ーーー…お前が何をするつもりか知らないがー、

 英輔と秀太には手を出すなー」

清美が、夫と息子の名前を口にすると、

ヤスは自虐的に笑ったー


「ーーへへー、出しませんよー…

 それにしても兄貴はもうー、立派な”お母さん”だー。

 俺の知る兄貴じゃねぇ」


少し寂しそうにそう呟くヤスー。


「そういう言葉遣いも、大変でしょ?

 だったら、”女”として喋ってもいいんすよ?」


ヤスの言葉に、清美はムッとして、

「ー俺は女じゃねぇ」と、声を荒げるー


「女でしょう?身体は正真正銘、女なんすからー」

ヤスがそう言うと、清美は舌打ちをしたー。


そしてー、

家の前までやってくると、ヤスは清美に銃を突き付けて

降りるように指示をしたー。


「ーーーー」

清美がヤスを睨みつけるー。


が、抵抗することは出来ず、そのまま銃を突き付けられたままの状態で

部屋の前まで歩いていき、インターホンを鳴らしたー。


「ーーいつもの通り、家に入って下さい」

ヤスがそう言うと、清美は仕方がなく、「わたしー…開けて」と、

”清美”として、銃を突き付けられたまま、

先に帰宅していた夫・英輔に対して言い放ったー


英輔が扉を開くー


それと同時に、目に入って来たのは、銃を突き付けられた清美と

見知らぬ男ー


「ーーーなっ…!?なんだお前はー!?

 き、清美ー!?」


英輔がそう叫ぶー。


清美は、夫と息子の姿を見つめながら、

ため息をつくとー、

”ーーわりぃなー…”と、心の中で呟いたー。


ヤスは全部暴露するつもりだー

もう、夫とも、息子とも一緒には、いられないー


この二重生活は終わりだー。

やはり、”俺は極悪人”ー

また、この身体でー、今度は”女”を武器に

好き放題やっていくしかないのだー。


ヤスは、清美となった篤弘が”二重の人生”を送っていることに

不満を抱いていたのだろうー。

そしてー、”清美”の家族に全てを暴露することでー、

清美が、”清美”でいられなくするー。


それが、狙いなのだー。


そう思っていると、ヤスが口を開いたー


「ーへへへへー

 旦那さんーあんたと会うのは初めてだなぁ」


とー。


戸惑う英輔に対して、ヤスは言うー。


「ーこの女の親族がなぁ、俺に借金があって、

 代わりにこの女に返済を要求したんだー

 でも、返せねぇって言うから、時々、俺と遊んでもらってたのさー」


その言葉に、

清美は「なー、何を言ってー?」と、声を上げるー。


ヤスに借金などないー。

ヤスが何を言っているのか、理解できないー。


だがー

ヤスは「うるせェ!」と、清美を叩くと、

そのまま銃を突き付けて、「喋るんじゃねぇぞ!」と

声を荒げたー


「この女が、最近フラフラと出かけていたのもー、

 俺のせいー

 近所のおばさんが目撃したっていう男も、俺ー


 へへへー

 旦那さんよぉ、気付くのが遅かったな!」


ヤスはそう言うと、

「ー表に出ろ!」と、夫の英輔と息子の秀太に、外に出るように

促したー。


「ーーくっ…」

英輔が、清美のほうを心配そうに見つめながらも、

ヤスが”外に出ないと、こいつを撃つぞ!”と、叫んだためにー

そのまま秀太を守るようにして外に出るー


「ーき、清美ー…か、必ず助けるからなー…」

英輔は家から出ながら、銃を突きつけられている清美の方に向かって

そう叫ぶー


「ーーう、うんー…」

あくまでも”清美”として振る舞う篤弘ー


英輔たちが家から出たのを確認すると、

「ーお前なんてもう兄貴じゃねぇー。ただの人妻ー

 喧嘩もできやしねぇ、ただの女だー!」と、

ヤスは憎しみの言葉を口にしたー


「ーヤスーー…お前!」

清美が声を荒げるとー、

「そんな声出すんじゃねぇ!お母さんらしく喋りやがれ!」と、

ヤスは銃で清美を軽く殴りつけたー。


そしてー、

「ーーこれ以上、おしゃべりされちゃ、困るんすよー」

と、表情を歪めるとー、

ヤスは、清美の口を乱暴にテープで塞ぎー、

英輔たちに続き、自分たちも外に出るー。


外に出るとー、

英輔が、警察に通報したらしくー

すぐにパトカーが駆け付けて、警察官たちが

人質にされた清美と、ヤスを包囲するー。


「ー動くんじゃねぇぞ!お前ら!」

ヤスはもがく清美に銃を突きつけながら叫ぶー。


”くそっー…!ヤスの野郎ー!”

口を塞がれた状態の清美は、ヤスの狙いがイマイチ分からず困惑するー。


最初はー

英輔と秀太に”清美”の正体を暴露してー、

清美に憑依した篤弘が”清美”として生きられなくしー、

”兄貴”として生きるしかないー、そんな状況にするのが狙いだと思ったー。


だがー、こんな警察に包囲されるような真似をして、何をー?


そう考えているうちにも、

ヤスは警察の説得に一切応じる気配を見せずー、

膠着状態が続くー。


アパート前の広場で、ヤスに銃を突き付けられたままの清美ー。


そしていよいよー、警察の特殊部隊も到着しー、

清美を人質にしているヤスに銃が向けられるー。


ヤスは笑みを浮かべながら頷くー。


そしてーーー

小声で囁いたー


「ーーー”兄貴”と過ごした日々、本当に楽しかったっすー」

とー。


「ーー!?」

清美は表情を歪めるー。


「ーでも、再会した兄貴は、もう兄貴じゃなかったー。

 兄貴ー、いいや、あんたは

 あの人の妻であり、あの子の母親だー。

 俺みたいなクズと一緒にいちゃー、いけないんすよー」


ヤスはそれだけ小声で言うと、

「ーあんたの進むべき道は一つー」

と、言葉を続けてーーーー

笑みを浮かべたー。


”おいー…ヤス、何をー?”

口を塞がれた清美がそう声を上げようとするとー、

ヤスは清美を突き飛ばして、銃を清美に向けたー。


”撃つー”

誰もがそう思ったー。


しかし、警察官が近付いて阻止する時間はないーー


ヤスが「死ね!!!」と、叫ぶと同時にーーー

警察の特殊部隊の隊員が、ヤスに向かって発砲したーー


”人質”が殺されるー

そう判断した、警察が”ヤス”を銃撃したのだー


銃弾がヤスを貫くー。

うめき声を上げて、持っていた銃と共にその場に倒れ込むヤスー。


「ーーー…んっ… んんんんん!」

テープで口を塞がれたままの清美が声を上げるー。


すぐに、夫の英輔が清美の元に駆け付けると、

テープをすぐに剥がして、清美を優しく抱きしめながら

「よかったー…よかったー」と、何度も何度も言葉を口にしたー。


清美は、英輔に「心配かけてごめんねー」と、

言葉を口にしながらー、

倒れたヤスのほうを見つめるー。


ヤスは、”まだ”死んでいなかったー。

”あと数秒で消える命の炎”ー


自分の身体から力が抜けていくのを感じながら、

ヤスは清美のほうを見て、少しだけ笑ったー


”ーーーーーー”

口をぱくぱくと動かすヤスー。


そして、ヤスはそのまま満足したような表情を浮かべて

静かに目を閉じたー。


「ーーーー…」

清美は、何も答えずにヤスのほうを見つめながら

静かに目を閉じて、目から涙をこぼしたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ヤスはーーー


”清美”として生きるかー

”篤弘”として生きるかー、

それを決められずに、その狭間で苦しんでいた”兄貴”に気付きー、

”清美に憑依した兄貴”が、清美として生きられるようにー、

あえて”死”を選んだのだったー。


”俺がいればー、兄貴は、俺を捨てられないー”

ヤスは、そう感じたー。


篤弘は、極悪人だが、自分を慕う者への面倒見はよかったー。

”ヤス”がいる限りー、

どんなに清美として生きたいと願っていたとしても、

篤弘は、清美の身体でヤスと会おうとし続けるー。

そんな、人間なのだー。


けれどー、”清美になった兄貴”と会うたびに、

ヤスは気づいたー


”兄貴は、秋村清美として生きることを望んでいる”

とー。


でも、兄貴は決して自分からは

”わたしー…清美として生きたいのー”とは、言わないー。

絶対にー。


だからー、

心置きなく、兄貴が清美として生きられるようー

ヤスは”行動”を起こしたのだー。


単純に、”清美”の前から姿を消しただけでは、

”清美”はヤスを心配して、探し続けるだろうしー、

ヤスが”自殺”しただけではー、

”清美として生きる”決心は出来ずにー、

ふらふらと裏社会をさ迷うかもしれないー。


それではダメだー

中途半端ではダメだー


そう思いー、

ヤスは”清美”を人質に取り、警察に射殺される、という道を選んだー。


”篤弘”としての記憶を取り戻したあとー、

少なからず、”清美”は、夫や子供から不信感を抱かれるような行動を

してしまっていたし、近所では浮気説まで出ていたー。


それらも全部、”ヤスのせい”になるようにー、

自分が全部の罪を背負い、

兄貴が完全に、清美として生きられるようにー、

”大悪党”を演じて、死ぬー…


それが、ヤスの真意だったー。


警察の手を煩わせたり、世間を騒がせたり、

近所の住人を怖がらせたりするのは申し訳ないとも思ったー。

がー、不器用なヤスにはそんな方法しか思いつかなかったー



「ーーったく…お前はやっぱり”バカ”だよー」

清美は、ヤスと出会った時にも言った言葉を口にしながら、

”ヤスと出会った場所”に、ヤスの墓代わりの小さな石を立てて、

悲しそうにそう呟いたー


「ーー俺が、”清美”として生きられるようにー、

 自分の命まで捨てるなんてー……

 本当に、バカだよお前はー」


清美はそこまで呟くと、ふと、自分の目から涙がこぼれていることに

気付いたー


「ーーーチッー…」

清美は少しだけ舌打ちするとー、

「ーでもーーありがとなー」と、言葉を口にしたー。


”ヤス”の言う通り、篤弘としての記憶を取り戻してー、

最初の日は”清美としての人生を捨てよう”とも思ったー。


がー、夫と息子が悲しむ姿を見て、それはできなくなってしまったー。

完全に篤弘に戻ることは出来ずー、

けれど、ヤスとの絆を捨てることもできずー、

その狭間で迷っていたー。


仮にヤスに”俺のことはいいから、清美として生きて下さい”と

言われても、その通りにはしなかっただろうしー、

ヤスはそんな”兄貴”の性格を織り込んだ上で、命を捨ててまで

篤弘に”秋村清美として生きる道”を示したのだろうー。


ヤスのおかげで、

”最近、帰りが遅い”ことや、”浮気疑惑”などー

暗い要素も全て取り払われたー。

清美以外の人間は”全部、ヤスの仕業だった”と、

そう思っているからだー。


ヤスが全ての罪を背負い、清美は、清美として何の曇りもなく

生きていくことができるようになったー


「ーーもう、ここには来ねぇよー」

清美は花を添え終えると、

そう呟くー。


「ーーーー俺はもう、谷森篤弘じゃねぇー」

清美はそう言うと、ヤスにー、

そして”過去の自分”に別れを告げて、悲しそうにー

けれども前向きに微笑んだー


「ーーわたしは、秋村清美だからー」

清美はそう言うと、

「ーだから、あなたとも何の面識もないー

 ごく普通の夫と子供に囲まれたお母さんー」と、

そう呟いたー。


それが、慕ってくれたヤスの願いなのだからー。

だから、もう迷わないー。


「ーー本当に、ありがとうー。

 わたしは、”わたし”として生きていきますー」


清美として、そうヤスにお礼を言うと、

そのまま吹っ切れたようにヤスと出会った場所に

背を向けて、”帰るべき家”に向かって歩き始めたー


大切な夫・英輔と、

大事な大事な息子・秀太の待つ家に向かってー。



もう、迷わないー


わたしは、秋村清美だとー、

今は何の迷いもなく、言えるー。


「ーーただいまー」

帰宅した清美は、二人に向かって微笑むー。


過去と決別しー、前に進む決意をした清美は、

夫と息子に囲まれてー、

幸せな日々を、また、歩みだすのだったー



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


”清美”として生きる道を、選ぶ結末でした~!☆


真逆の選択をする結末も、

頭の中にはありましたが、それはまた、別のお話を

作る時に、再利用(?)していければと思います~★笑


お読み下さり、ありがとうございました~!☆★!

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Comments

あきちん さん

始めてコメします。 無名さんの小説の悪人の子分の中でヤスがいちばん私個人の琴線に触れ気になってました。 人情味のあるヤスの来世の幸せを願っています。 (表記されてない行間の悪事の話を観たら意見は変わるかもですが、苦笑) ところで、もしかしたらヤスも憑依薬の別の種類を使い、射殺されたのち、ママ友or近隣のオバサマに憑依しつつ、(清美一家を遠くから)見守る様な結末なども予想しましたが、 ヤス自身、清美の様子や好きな人·大切な人を思いやり自らを犠牲にするような姿勢の考え方を思うと、そのようなこと(自らも他人に憑依)は出来なかったんだろうな、と何度か読み返しつつ思い直していました。 面白い作品いつもありがとうございます。

無名

あきちん様~!☆! 直接こうしてお話するのは初めてですネ~! ありがとうございます~! 改めて初めまして~! 元々ヤスは、自分と同じような悪党しか 傷つけないようにしているタイプの人間だったので、自分自身が 憑依薬を使う選択肢はなかった感じデス~! 来世では、親友同士だったり、 違う立場で再会できるといいですネ…! これからも少しでも楽しんでもらえるように 頑張ります~!!★