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第1志望の会社の面接を受けることになった

就活中の女子大生・朱美。


しかし、面接が始まった直後ー、

朱美は担当の面接官・佐久間と身体を入れ替えられてしまったー。


”身体を入れ替えられた就活生の反応を見る”

そんな、恐ろしい面接を前にした朱美の運命は…!?


☆前回はこちら↓☆

<入れ替わり>予想外の面接①~面接中の入れ替わり~

「ーーーふぅ…」 とある会社の廊下で、緊張した様子で”順番待ち”をする大学生ー。 彼女は就職活動中で、 第1志望の会社の面接にやってきていたのだー。 就職先は、”次世代の保険”を掲げる会社で、 保険だけではなく、医療用の器具の開発や営業なども行っている会社だー。 ”ネクスト・ケアレーション”株式会社ー。 ”全て...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「では、面接はこれまでー。

 ありがとうございました」

朱美と入れ替わった面接官の佐久間は、

朱美の身体のまま丁寧にお辞儀をすると、

そのまま朱美が入室した扉とは”別の扉”から、外に出て行こうとしたー


一瞬、自分の身体が持ち逃げされてしまう恐怖からー

”待ってください”と、叫ぼうとした

面接官・佐久間の身体になった朱美ー。


しかし、朱美はグッとその気持ちをこらえて、

そのまま静かに口を開いたー


「ー身体を、お返し頂けますでしょうか?」

佐久間(朱美)は取り乱すことなく、そう呟いたー。


するとー

扉を開きかけていた朱美(佐久間)が、

ふっと笑ってから振り返ったー。


「ーーー…平野 朱美さんー」

朱美(佐久間)はそう言うと、

少しだけ笑ったー。


「ー我々の会社は保険関係に介護、医療器具の開発などを

 行う会社ですー

 当然、営業なども行いますし、

 介護などを担当する部署に行けば、介護を行うことにもなるー」


朱美(佐久間)は、

普段の朱美とはまるで違う雰囲気で、

丁寧に説明をし始めるー。


もちろん、朱美も丁寧に話すことは当然できるがー

”同じ丁寧に話している”のでも、

”朱美の中身が朱美”の時とはかなり雰囲気が異なって見えるー


”中身が違う”と、本来のその人と

同じような振る舞いをしていたとしても、

雰囲気や、細かい振る舞いー、あらゆる要素からー

”強い違和感”が生み出されるー


「理不尽なお客さんもたくさんいるー

 とんでもない行動に出る高齢者の方もたくさんいるー

 そしてー、予期せぬトラブルに遭遇することもたくさんあるー


 だからこそー

 我々ネクストケアレーションは、

 ”身体を入れ替えられた時”の皆さんのリアルの反応を見るためにー

 こういった面接をさせていただいています」


朱美(佐久間)の言葉に、

佐久間(朱美)は、その話にしっかりを耳を傾けるー。


ネクストケアレーション株式会社は”新薬”や、”次世代の医療器具”などの

開発も行っているー。


この”入れ替わり”もそんな中で生み出された技術なのだろうかー。


「ーーーわたしも今までたくさんの就活生を

 見てきましたがー、

 平野朱美さんー。

 あなたほど、冷静に対応できた人は、今までに

 見たことがありませんー


 本当に、お見事でしたー」


朱美(佐久間)はそれだけ言うと、

部屋の隅にあったスクリーンに映像を映し出すー。


そこにはー

ネクストケアレーションがこれまでに行った”面接”の

映像が映し出されていたー


眼鏡の穏やかそうな女子大生が、

男性の面接官と入れ替えられて、

泣きだしてしまう映像ー。


イケメン風の男子大学生が

女性面接官と入れ替えられて、

欲望に負けて入れ替わった状態のまま

女性面接官の身体の胸を揉み始めてしまう映像ー


入れ替えられてパニックになって

挙動不審な行動を繰り返した挙句

「そうか!これは夢か!」と叫んで

自分を殴り出した眼鏡の男子大学生ー


これまでにも色々な”面接”が行われてきたのだと言うー。


「ーーーーー」

それを見て呆然とする佐久間(朱美)ー。


朱美(佐久間)は、そんな反応を見て、

「ーなのに、あなたはわたしが胸を触ってもー

 正直、セクハラと言われても仕方のないような

 内容の質問をしてもー

 その上ー、”身体の持ち逃げ”をしようとしても、

 何も言わなかったー」と、

時計のほうを見つめながら優しく呟くー。


「ーーー…あなたこそ、

 ネクストケアレーションが求めるような

 人材にふさわしいのでしょうー」


朱美(佐久間)は、そこまで言うと、

イスで足を組みながら、笑みを浮かべたー


「ーー…最後に、何か質問はありますか?」


”まだ”面接は続いているようだー。


自分が”男性”の身体になったからだろうかー。

目の前で”足を組んで笑みを浮かべている自分”が

妙に色っぽく見えてしまって、少しだけドキドキするー…


そんなことを思いながら、

佐久間(朱美)は「その…こういう面接って、

問題になりそうな気がするのですがー…大丈夫なのですか?」と、

心配そうに呟くー。


確かにー、

”就活生の反応を見る”という目的であったとしても、

このような面接を行っていれば

とっくに社会的に問題になっていそうだし、

ネット上にもそういう噂が流れていそうだー


「ーー確かに」

朱美(佐久間)はそう呟くと、

「ーですが、それは大丈夫ですよー」と、

穏やかな笑みを浮かべるー。


「ーまだ詳しいことはお話できませんがー、

 平野さんも、今まで”入れ替わり面接”をしているなどとは

 聞いたことがないと思いますし、

 事実、問題になったりはしていませんよね?」


朱美(佐久間)の言葉に、佐久間(朱美)は

「はいーそうですねー…

 少し、変わった面接をされていると聞いたことぐらいしかー」

と、答えるー


朱美(佐久間)は満足そうに何度か頷くとー

”朱美の手”を、満足そうに見つめたー


朱美(佐久間)は

「それにしても、綺麗な手だー」と、

少し微笑みながら言うー。


「ーー…あ、ありがとうございます…?」

少し不安そうに答えてしまう佐久間(朱美)ー


”まだ”

何かあるのかもしれないー

そんな不安が、どうしても頭の中をよぎってしまうのだー


「ーーーーーーーー」

朱美(佐久間)がしばらくの間、沈黙するー。


その”謎の沈黙”に、

”まだ何かを試されている”と感じた佐久間(朱美)は

「ーまだ面接は続いているのでしょうか?」と

単刀直入に確認したー


今は”質問がないかどうか”聞かれているタイミングだー。

こう聞いても、問題はないだろうー


「ーーーええ」

朱美(佐久間)は笑みを浮かべたー。


そして、時計のほうをチラッと確認するー。


「ーーー10…9…8…7…6…5…」

突然、朱美(佐久間)が時計を見つめながら

”カウント”をし始めるー


「ーー…?」

佐久間(朱美)はそれが何をしているのか、

理解できないまま、困惑の表情を浮かべるー


そしてーーー


「2…1…ーーーー」


”0”のタイミングで、

朱美(佐久間)が邪悪な笑みを浮かべたー


「ーーくくく…ははははははははははははは!」


「ー!?」

佐久間(朱美)が、突然笑い出した”自分”を前にして驚くー。


「ーー女子大生の身体、ゲットォォォォォ…」

朱美(佐久間)が、これまでの人生で絶対に

浮かべたことのないであろう、凶悪な表情でーーー

佐久間(朱美)のほうを見つめながら

そう言い放ったー


「え…ど、どういうー?」

これまで冷静に対処してきた佐久間(朱美)が

困惑の表情を浮かべると、

「バカがぁぁああああ!

 こんな面接、あるわけねぇだろうが!」

と、朱美(佐久間)が叫んだー


穏やかな朱美の声がー

恐ろしいほどまでに邪悪な声に聞こえるー


「ーーえ…そ、それはー…どういうことですかー?」

佐久間(朱美)が困惑しながらそう言い放つとー

「ーー私がこの会社に入った理由はー

 この会社の技術力を利用してー”それ”を作りたかったからー」

と、佐久間の身体が掛けている眼鏡を指さしたー


「その眼鏡はこの会社の技術で、私が勝手に作り出した

 他人と身体を入れ替える力のある眼鏡だー。


 だがねー

 入れ替わった直後は”不安定”でー

 完全に”定着”するまで20分かかるー。」


朱美(佐久間)がニヤッと笑ったー


「ーー!」

佐久間(朱美)が表情を歪めるー


やたらと”時間を稼ぐ”ような質問をしていたのはー

その20分とやらを待つためー…?


「ークククー

 君が取り乱さないタイプの子で助かったよー

 おかげで、入れ替わりも面接の一環だと思ってくれてる間にー

 入れ替わりが完全に定着する”20分”が過ぎたよー」


朱美(佐久間)の言葉に、

佐久間(朱美)は「て…定着ってー?」と、震えながら尋ねるー


「ーこの身体は完全にこの私のものになったーーー

 ってことさーーー


 私がエロイ女子大生になったんだよぉおおおお!

 ふはっ!ふはははははははっ!


 こんなエロイ身体が手に入ればもうこんな会社に用はないー!

 この会社に入ったのはその眼鏡を開発して

 エロイ身体を奪うため!!!!


 今日の面接で”私好みの身体”が見つからなければー

 また明日にするつもりだったがー

 君のこの身体は最高だよ!

 私にふさわしい!」


朱美(佐久間)は興奮した様子でそう叫ぶとー

そのまま部屋の外に立ち去ろうとするー。


一瞬ー

”わたしの身体を返して!”と叫びそうになった佐久間(朱美)ー


だがー

再び、佐久間(朱美)は”これも、反応を試されているのかもー”

と思い口を閉ざすー。


「理不尽なお客さんもたくさんいるー

 とんでもない行動に出る高齢者の方もたくさんいるー

 そしてー、予期せぬトラブルに遭遇することもたくさんあるー」


さっき、面接官の佐久間はそう言ったー


そして、今、この状況こそ、

佐久間の言う”理不尽”そのものだー


これは、反応を試されているー。


それにーー

さっき”入れ替わり面接”の過去の就活生の映像も

見せられたし、

ネクストケアレーション株式会社が

”常識の通用しない面接”を行っているという情報は

確かにネットにあったー


ここはーーー


「ーーーー」

佐久間(朱美)は冷静さを取り戻し、

そのまま”まだ面接終わりとは言われていない”と、

堂々と着席して、朱美(佐久間)のほうを見つめたー


「ふっー」

朱美(佐久間)は笑うとー

「リクルートスーツの上から揉む胸って、エロイよなー」

と、邪悪な笑みを浮かべてー

そのまま、面接室の外に出て行ったー。


「ーーーーー」

佐久間(朱美)は、身体の震えを押さえながらー

面接官である佐久間…朱美と入れ替わった佐久間の帰りを待ったー。


これも、”わたしが取り乱すかどうか試されている”のだと思ってー


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「クククー

 バカなやつだー」


スーツの上から胸を揉みー

堂々と会社の廊下を歩く朱美(佐久間)ー


他の就活生が、

リクルートスーツの上から両手で胸を揉みながら

歩く朱美(佐久間)の姿を見て、

困惑した表情を浮かべているがー

その視線自体も、今の朱美にとっては

とても気持ちの良いものだったー


”あの”過去の入れ替わり面接”っぽい映像はー

 CGで作ったものだー”


”ーネクストケアレーションの面接は、

 確かに常識の通用しない奇抜な面接だがー

 それは質問内容の話でー

 入れ替わりをするわけではないー”


朱美(佐久間)はそう呟くとー

ニヤニヤと笑みを浮かべながらー

そのまま会社の外に向かって歩き出したー


「ー就活生の女、ゲット♡」

嬉しそうに微笑む朱美(佐久間)ー


ネクストケアレーションの技術を利用して、

入れ替わりの眼鏡を生み出しー

身体を手に入れた今、もうこの会社に用はないー


「ーにしても、この女が着てると

 リクルートスーツもエロく見えるなー」


そう呟きながら、朱美(佐久間)は

そのまま身体を”持ち逃げ”したー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーーー」

佐久間(朱美)が、

なかなか戻ってこない朱美(佐久間)に

不安を感じ始めて、椅子から立ち上がるー。


先程、朱美(佐久間)が部屋を出てから

10分以上が経過しているー


「こ…これもわたしの反応を…

 試されてるのかなー?」


いやー

そんなはずはないー


朱美の前に入って行った就活生たちの面接は

こんなに長くなかったー


と、いうことはー


「嘘…まさか本当にー…」

焦った表情で、佐久間(朱美)が、

自分が入ってきた扉とは別の扉ー…

朱美(佐久間)が出て行った扉を開けようとするとー


「ーー佐久間さん!何してるんですか!もう!」


中年の女性社員が怒った声を上げながら

入口から入ってきたー。


「ーーえ… あ、いえ、わ、わたしはー」

佐久間(朱美)は咄嗟に”身体を入れ替えられてしまってー”と、

あったことをそのまま説明したー


しかしー


「ー入れ替わり?はぁ?何を言ってるんですか?

 いいからとにかく、次の就活生、呼んでください!

 みんな、待ってますよ!」


そう言い放つと、そのままその女性社員は立ち去って行こうとするー


「ーちょ、ちょっと待ってください!

 入れ替わり面接…って、この会社で行われてー…いますか?」


佐久間の身体で、女性にそう問いかけると、

その女性はうんざりした様子で答えたー


「ー意味が分からないこと言ってないで、

 早く面接を進めて下さいー」


とー。


それだけ言うと、その女性社員は、

面接が行われている部屋から立ち去って行ったー


「う…嘘…?」

呆然と椅子に座り込む佐久間(朱美)ー


身体を入れ替えられたのはー

”面接”などではなくーーーー


「ーーー…!」

慌てて追いかけようとする佐久間(朱美)ー


しかしー

”次”の就活生が入ってきてしまいー、

佐久間(朱美)はどうすることもできず、

ただ、困惑することしかできなかったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーー佐久間さんを身体で楽しませるお仕事に

 就職しま~す♡」


帰宅した朱美(佐久間)はそう言うと

スーツを脱ぎ捨てて、

先に用意してあったセーラー服を着ると、

満足そうに笑みを浮かべながらー

その胸を揉み始めたー…



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


面接が舞台の入れ替わりモノでした~!☆

面接中にこんなことをされたらびっくりしてしまいますネ~…!


今月は入れ替わり第2弾として

集団入れ替わりモノの「入れ替わりクラス」も用意しているので

そちらもぜひ楽しんでください~☆


今日もありがとうございました~!

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