＜皮＞SNSで知り合った男に皮にされるまで②～距離感～ (Pixiv Fanbox)

「ーーーーークククー似合ってるぜ」

帰宅した優美香は、笑みを浮かべるー

ラバースーツにサングラス姿で夜の街を歩いていて優美香は

帰宅すると、その姿が写る鏡を見つめながらそう呟いたー

「ーーまさか、自分がこんな格好させられるなんて、

　夢にも思わなかっただろうなー」

笑みを浮かべながら優美香は、”女子高生、行方不明”と

書かれたネットニュースを見つめるー

「ーークククーわたしはここにいるよ♡…な～んてな」

優美香は、そう呟くとサングラスを外して、静かに笑みを浮かべたー。

これはー

”とある女子高生”が

SNSで知り合った男に皮にされるまでの物語ー

（第2週）

★前回はこちら↓★

＜皮＞SNSで知り合った男に皮にされるまで①～出会い～

とある女子高生が突然豹変して”家出”したー。 心配する両親ー 心配する友達ー 両親の捜索願により、捜索を続ける警察ー。 「ーーークククー」 だがー 当の本人は、今、笑みを浮かべながら とある場所で胸を揉み、イヤらしい格好をして、 ”少女の記憶”を存分に堪能していたー。 皮の脱いで、皮になった少女の唇とキスをす...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月23日

”今日は、ゆみちゃんに負けないから！”

今日は、同じ高校生の”ririko”とオンライン対戦を楽しむー

日曜日ということもあって、対戦相手のririkoも当然休日のようで、

二人で対戦をしているのだー。

優美香は最近、

”ririko"

”タクヤ”

”エンジョイゲーマーおばさん”とよく対戦するー。

少し前に知り合った三人だー。

特に、ririkoとは、学校は違うものの、

同じ高校生であることから、よく話が合うー。

”あっ！ちがう！まって！あっ、あっ、、あ～～～！”

ririkoの悲鳴が響き渡るー

ボイスチャットをしながら対戦を楽しむ二人ー。

ririkoの悲鳴と共に、画面に優美香の勝利を知らせる

表示が出るー。

「ーまた勝っちゃった！」

優美香がそう言うと、

ririkoは”う～～…師匠って呼んでいい？”と、

笑いながら呟くのだったー。

1月24日

”ーーほんと、ゆみちゃんは強いわねぇ”

今日は、”エンジョイゲーマーおばさん”と対戦しながら

優美香は、おばさんの愚痴を聞いているー。

”あ、ごめんねぇ、いつも旦那の愚痴ばっかりで”

その言葉に、優美香は「あ、いえ」と苦笑いするー。

「ーわたしの愚痴も聞いてもらいましたしー」

優美香がそう言うと、

エンジョイゲーマーおばさんは笑いながら

”お互い、色々大変だものね”と、笑うー。

優美香とエンジョイゲーマーおばさんは、

最近、オンライン対戦をするようになった三人の中では

もっとも年齢が離れているものの、

それ故か、他のふたりには相談できないようなことも

色々相談できるし、優美香にとってはririkoやタクヤとは

また違う楽しみのある対戦相手だったー。

「ーーあ！そろそろ晩御飯の時間なのでー

　今日はこれで失礼しますね。

　対戦ありがとうございました！」

優美香はそう言って、ゲームを終了するー

「ーーーーーー」

画面の向こうー

対戦を終えたエンジョイゲーマーおばさんは

静かにため息をついたー。

1月25日

「ーわたしも、久しぶりにやろっかな～！」

学校ー。

友達の紗枝が優美香が楽しそうに

パズルゲームをやっているのを聞いて、

”わたしも久しぶりに復帰しようかな”と言い始めたー

「ーえ！ホントに！？やろやろ！」

優美香は嬉しそうに笑みを浮かべるー

その日ー

帰宅した優美香と、優美香の家にお邪魔した紗枝は

対戦を楽しんだー

紗枝は”適当に積む”タイプー

計算しながらゲームを進めている優美香が勝つことの方が

当然多かったものの、時々、

”適当”が奇跡を起こして優美香に勝つこともあったー

「ー紗枝ちゃん、ホント適当！」

笑いながら優美香が言うと、

紗枝は「これが紗枝ちゃん戦法！」などと言いながら、

嬉しそうに笑ったー。

1月26日

”へ～…そっか～！”

今日は、放課後に”タクヤ”とオンライン対戦をしていたー。

最近は、学校が終わると、30分ちょっと

パズルゲームを遊ぶのが日課な優美香ー

タクヤはとてもゲームが上手く、

ririkoやエンジョイゲーマーおばさん、そしてリアルの友達の紗枝には

平均して勝利している優美香も、タクヤには負けることが多かったー

”ゆみちゃんと話をしていると、本当に楽しいなぁ”

タクヤが笑うー。

この”タクヤ”は大学生を名乗っているー

声的にも確かにそんな感じだ

「ーありがとうございました」

対戦を終えてゲームを終了しようとするタクヤー

”あ、そうだ！ゆみちゃん”

タクヤが言うー。

”今度さ、僕と仲間で対戦会を開くんだけどー

　良かったら来ないかい？

　あ、もちろん場所が遠ければアレだけどー”

”リアル”での対戦の集まりへの誘いー。

優美香は「あ、はい、考えておきますー」と

言いながらも、

いきなり誘われたことに、少しだけ戸惑いも感じていたー

1月27日

「ーーーーーーーー」

部屋に優美香の声が流れているー

”やったぁ”

優美香の声を、何度も何度も再生しては

笑みを浮かべるー

”素晴らしいー”

俺好みの声だ、そう思いながら、

”録音”した優美香の声を繰り返し再生するー。

”決めたー”

次は、この子になろうー。

そう思いながら、優美香の音声を再び再生して、

静かな笑みを浮かべたー。

1月28日

”タクヤ”と、タクヤのゲーム仲間であるという

”レオン”と、オンライン対戦を楽しむ優美香ー。

名前が”レオン”なだけで、タクヤと同じ大学生なのだというー

”へぇ～噂通り強いなぁ～”

軽そうな声が聞こえてくるー。

”レオン”との対戦に勝利した優美香は

「今のはたまたまですー」と、微笑むー。

”ははは…またまた謙遜しちゃってー”

タクヤが笑うー。

優美香・タクヤ・レオンの三人での対戦ー。

だがー

対戦をしながらも優美香は、

なんとなく不安を感じ始めていたー。

”自分のリアルの親友”まで紹介してきたタクヤの

”距離感の縮め方”に少し不安を持ったのだー

優美香は「今日もありがとうございました」と、

対戦を終えたあとに、

”タクヤさんとは…少し距離を置いた方がいいかな…”と、

そんな風にも思い始めていたー

優美香はあくまでも”対戦”をしたいだけだー。

もちろん、雑談は楽しいけれど、タクヤの

”距離感の詰め方”には不安を感じるー

そんな中ー

”あ、これがレオンだよ”と、タクヤとレオンらしき

人物が写った写真がツイッターのDMで送られてきて、

優美香の不安はさらに膨らむのだったー。

1月29日

”え～そうなの～？確かにそれは怖いかも”

ririkoが言うー。

”ゆみちゃん、高校生よね？

　だったらー、気を付けたほうがいいわよ。

　出会い目的でゲームやってる人もいるから”

エンジョイゲーマーおばさんが言うー。

土曜日の今日は

ririko、エンジョイゲーマーおばさんの二人と

対戦をしていたー。

三人対戦でも圧勝する優美香。

”もし不安なら、早いうちに距離を取ったほうがいいわよ。

　ダラダラと続けていると、そういう男は調子に乗るから”

エンジョイゲーマーおばさんの言葉に、

優美香は「分かりましたー。ありがとうございます」と

お礼の言葉を口にするー

”次は負けないから！”

今日も連敗したririkoが笑う中ー、

優美香は”タクヤ”とは距離を置くことを決意するのだったー。

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”現在”ー。

「ご家族への連絡は良いのですかー？」

若い警察官が言うー。

捜査責任者の男は「まだ伏せておいてください」と、

淡々と呟くー。

優美香が皮にされて”失踪”したー。

両親は、そんな優美香の捜索願を出しているー。

だが、警察はまだ優美香の両親に”優美香を発見済み”で

あることはまだ伝えていないー。

「ー”娘”が皮にされて乗っ取られているー

　そんな話をしたら、どうなると思いますか？」

捜査責任者の男が言うと、

若い刑事は「は…それは…」と、言葉を詰まらせるー。

「ー宮渕優美香の潜伏地を突き止めるのですー。

　どこをアジトにしているのか、それを突き止め次第、確保しますー」

捜査責任者の男は、静かにそう呟いたー。

③へ続く

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コメント

第2話でした～！☆

冒頭と最後が「現在」で、その間に描かれている

日付別の話が「優美香が乗っ取られるまで」の描写ですネ～！

どのような結末を迎えるのか、ぜひ今後もお楽しみください～★

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