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その性格の悪さから、ホームレス仲間たちからも

嫌われていたホームレス・ザキは、

女子高生・乃愛と自分の身体を入れ替えて、乃愛の身体を奪ったー。


乃愛になったザキは、”今まで通りの乃愛”のフリをするつもりも

一切なく、家庭でも”自分のやりたいように”振る舞っていくー。


一方、ザキになってしまった乃愛は、なんとか身体を

取り戻そうとするも、

黒いワンピース姿でやってきた乃愛(ザキ)に、あざ笑われて、

過酷な現実を突きつけられてしまうー…


☆前回はこちら★↓

<入れ替わり>今日からお前はホームレス②~欲望の少女~

仲間のホームレスたちからも 嫌われるほどの性格の悪さを持つホームレス・ザキー。 同じ地域で暮らすホームレスたちからの不満が高まる中、 ザキは、入れ替わり薬を手に入れてしまい、 周囲のホームレスたちに見られている状況にもまったく動じることなく、 下校中の高校生・乃愛を襲い、 そのまま身体を入れ替えてしま...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


日曜日の夜ー。


「ーーーははははははははっ!はははははははははっ!」

乃愛とは思えないような声で、乃愛(ザキ)は

一人笑っていたー。


”負け犬”

草の上に這いつくばるザキ(乃愛)の姿はまさにそれだったー。


「ーーははははっ…ふふふ…あはははははははっ♡」

乃愛(ザキ)はカメラを手に、

昨日、撮影したザキ(乃愛)の写真を見つめながら笑うー


「ーは~~~ぁ…無様な姿だ…

 うふふふふふふ…くくくく…ふひひ、あははははははっ!」

乃愛(ザキ)は、笑いが止まらず、顔を真っ赤にしながら

ゲラゲラと笑い続けているー。


「ーわたしたち、青春してます!みたいなオーラを

 いつも出しやがってよ~!

 JKってのは、自分が最強みたいな勘違いしてるから、いけねぇ!」

乃愛(ザキ)は、一人そう呟くと

「この可愛い身体が無ければ何もできないくせによ~!」と、

笑いながら叫ぶー


再びゲラゲラと笑いだす乃愛(ザキ)ー


ザキの身体の中に、この女子高生がいると思うとー

何とも無様で、笑いが止まらないー。


ふと、部屋の姿見を見つめる乃愛(ザキ)ー

そこには、顔を赤くしながら、笑いが止まらず、目から涙まで

溢れさせている乃愛の姿があったー


「へへへへ…身体なんて、所詮入れ物だなぁ」

乃愛(ザキ)は、鏡の自分を指でつつくー


「だって、身体を奪われたのに、この女…

 こんなに笑ってらぁ…!えへへへ!あははははははははははっ!」


部屋で笑い続ける乃愛(ザキ)ー


「ーーーー姉さん…」

隣の部屋にいる弟の紀彰は、先ほどから

聞こえてくる”姉の笑い声”に恐怖すら感じていたー。


笑いながら、時々何かを喋っているー。

何を喋っているかまでは聞き取れないがー

少なくとも、乃愛は普段、あんな笑い方はしないー


「ーー姉さんー」

紀彰は、自分の部屋で、スマホをいじり、”色々と”調べていたー


”高校生の姉が豹変した”

”姉さん 豹変”

”急にお姉ちゃんの性格が変わった”


色々なワードで、繰り返し検索をしていたのだー。


しかしー

”喧嘩”

”思春期”

”恋をしている”

”悩みがある”

そんな、答えしかネットには転がっていなかったー


どう考えても、それらは当てはまらないー。


何故ならー

乃愛は、不機嫌どころか、とても上機嫌だしー

悩んでいる様子も、恋をしているという感じでもないー


「ーーーあはははははははっ…は~~~」

笑いながら姉が廊下を歩いていく音が聞こえるー。


「ーーーーー」

紀彰は、乃愛(ザキ)が1階に下りて行ったことを確認すると、

意を決して、乃愛の部屋へと侵入したー。


”ーーー姉さんの部屋に勝手に入るなんて、気が乗らないけどー”

そんな風に思いながら、乃愛の部屋に異変がないかどうか、

探っていく紀彰ー。


「ーーー…」

紀彰は表情を歪めるー。


置かれたままになっている姉・乃愛のスマホには、

”ネットショップの注文確定メール”が開かれたままに

なっていたー。


そこにはー

”メイド服”

”ラバースーツ”

”チャイナドレス”

”ブルマ”

”巫女服”


とてもー

姉の乃愛が自分で買うとは思えないような、服の数々が

表示されていたのだー


「ーーえぇっ…!?」

思わずドキッとしてしまう紀彰ー。


姉の乃愛がそんな服を着ている姿を一瞬想像してしまったー。


ぶんぶんと首を横に振りー

そのすぐそばに置いてあったカメラを手にするー。


カメラに保存されている写真を確認し始める紀彰ー


「ーーあぁ…もう…なんだよ」

紀彰は、ズボンの上から勃起したそれを押さえるー。


中3の紀彰からしてみれば、

姉の乃愛が、あのような服を購入している、という事実は

かなり刺激のある事実だったー


「ーーなんだ…これ…?」

紀彰は、カメラに保存されていた写真を見つめるー。


泣きながら草むらに這いつくばっている

汚らしい男ー


「ーー誰だこのおじさんー?」

その写真はザキになった乃愛のものだったが、

入れ替わりのことも当然知らないし、

ザキのことも知らない紀彰からすれば

”意味不明”の写真だったー。


「ーーあぁ…くそっ」

そう呟いて、勃起した肉棒をズボンの上からなんとか

鎮めようとしたその時だったー


「ーー何してんの?」

背後から、冷たい声が聞こえたー


ギクッとして振り返るとー

そこにはー、

ポップキャンディを舐めながら、部屋に戻ってきた

乃愛(ザキ)の姿があったー


「ーーあ…ね、、姉さんー」

カメラを持ったまま、唖然とする紀彰ー。


「ーーーー…」

乃愛(ザキ)は、スマホとカメラをいじられたことを

部屋の様子から悟るー。


そしてー

乃愛(ザキ)は、紀彰のズボンを見て笑みを浮かべたー


「ーーお前、勃ってんじゃん」

乃愛(ザキ)はニヤニヤしながら言うと、

紀彰が「あ、、い、、いや…これはー」と、

戸惑いながら呟くー。


「ーーー…なんだよ…じゃあ、射精しちまえよ」

乃愛(ザキ)はそう言うと、ズボンの上から、紀彰の

肉棒を触り始めたー


「ーーえ、、え…姉さん…ちょ…っと」

紀彰が戸惑いの色を浮かべるー。


「ーーーくふふふ…

 お姉ちゃんの前で、出してごらん?」

乃愛(ザキ)は、わざと甘い声を出すと、

紀彰を睨むようにしながら、

けれども、微笑んで見せたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


月曜日ー


ザキになってしまった乃愛は、

ホームレスたちから、手厚い待遇を受けながらもー

すっかり落ち込んでしまい、ホームレスたちが用意した

食事も、喉を通らないぐらいだったー。


「ーーー……わたし……どうしたらー…」


”今頃、わたしは…わたしの身体は何をさせられているんだろうー?”

そう考えただけで、ザキになった乃愛の心は、

不安でいっぱいになってしまうー。


「ーーーーーー」

流しても、流しても、涙は枯れないー。

そんなことを実感しながら、ザキ(乃愛)は、

自分に親切にしてくれるホームレスたちに

「ありがとうございますー」とだけ、頭を下げるー。


本当だったら、今すぐにでも、乃愛自身の家に行って、

家族に助けを求めたいー。

家族が信じてくれるかは分からないけれどー

それでも、何か方法はあるはずー


けれどー


「ーこれ以上俺に関わったらー…

 この女の身体で知らない男とヤリまくってやるぞ? あ???

 

 忘れるなよー?

 俺は、この女として、何だってできるんだぞ?

 犯罪を犯すことだって、自ら死ぬことだって、

 エッチな自撮りをネットに流すことだってなぁ!」


乃愛になったザキの言葉にー

乃愛は身動きを取れずにいたー。


”やめて…そんなことしないでー”

そう思うと、恐怖で、何もすることができなかったー


乃愛(ザキ)が言い放った言葉ー

どれか一つでも実際にされてしまったらー

乃愛の人生は、取り返しのつかないことになってしまうー…。


「ーー遠藤さんー」

ザキ(乃愛)の様子を見ていたホームレスたちが、

この河川敷のホームレスたちを取り仕切る遠藤に声をかけるー。


遠藤も心配して、ザキ(乃愛)の様子を見に来たのだったー。


しかしー

遠藤は、ザキ(乃愛)の姿を少し見つめてからー

信じられない言葉を口走るのだったー


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーえへへへへへ…いいじゃんいいじゃん~

 女の子同士なんだからさぁ~」


乃愛になったザキは、女子トイレで、親友の凛の胸を

背後からわしづかみにして、揉んでいたー


「うへへへへへ…興奮するぅぅぅ…

 勃っちまいそうだぁ…

 へへへへ…って、勃つもんもねぇか」


乃愛(ザキ)の言葉に、凛は「ちょっと!やめてよ!」と

悲痛な叫びをあげるー


「な~ん~で~???

 わたしたち、友達なんだからさぁ~~~」


乃愛(ザキ)はそれだけ言うと、凛を壁に叩きつけて、壁ドンして、

低い声で呟いたー


「いいから揉ませろよ。な?」

乃愛(ザキ)の信じられない豹変ぶりに驚く凛ー。


しかし、何も抵抗することができず、凛は

乃愛(ザキ)の胸をしつこく揉まれてしまうー。


やがて、恐怖から泣き出してしまった凛を見て、

「えへへへ~泣いちゃった」と、笑う乃愛(ザキ)ー


”俺は、俺の思うがままにやらせてもらうぜー”

女子トイレから出た乃愛(ザキ)は、

凛の胸を触った自分の手でペロペロと舐めながら

教室に向かうー。


”乃愛のフリをするつもりなんて、毛頭ないー”

それが、ホームレス・ザキの考えー。


身体さえ、乃愛なら、周囲が異変に気付いても、

何もできはしないー。

人間とは、変わるものだー。


乃愛という女子高生は、変態女に豹変したー

それだけのことー

誰も、入れ替わりなんて、信じやしないー


「ーーは~~~~…ゾクゾクしてるのに、

 アレがねぇなんてたまんねぇな」

スカートを落ち着かない様子で押さえながらそう呟く

乃愛(ザキ)ー


「ーー高校の授業なんて、久しぶりだなー

 ま、暇つぶしにはいいだろ」


静かにそう呟くと、乃愛(ザキ)は

涙目で教室に入ってきた凛を横目で確認しながら、

静かに笑みを浮かべたー。


「ーーーー」

涙を浮かべながら凛は、乃愛(ザキ)のほうを見つめるー。


悔しそうなー

悲しそうなー

怒りを感じていそうなー

そんな、色々な感情が交じり合った表情を浮かべている凛ー


「ーーへへへっ…どうしたの~?」

笑みを浮かべる乃愛(ザキ)ー


凛は、「ふん!」とだけ言って、自分の座席の方に向かっていくー


「あ~~~あ…嫌われちゃったかな?へへ」

そう呟きながら、乃愛(ザキ)は、自分の椅子の上に足を乗せた

年頃の女子とは思えないようなポーズで、

笑みを浮かべているー。


「ーー今日からは”俺なりの乃愛”になるんだぜー」

指を口に咥えながらそう呟くとー

乃愛(ザキ)はこれから始まる授業に向けて、

静かに準備を始めたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーどういうことですか?遠藤さんー」

ホームレスの男たちが、河川敷のホームレスを束ねる

リーダー的存在・遠藤の言葉に驚くー。


学校の授業が開始された時間とほぼ同時刻ー

ザキ(乃愛)の様子を見かねて、

やってきたホームレスのリーダー格・遠藤は

信じられない言葉を発したのだー。


周囲から嫌われる存在であったザキとは違い、

周囲から慕われる存在であった遠藤ー


しかしー

そんな、ザキのいるテントに

”置手紙と共に入れ替わり薬を置いた”のは、

他ならぬ、この遠藤というホームレスだったのだー。


「ーー本当に、すまなかった」

遠藤が、ザキになった乃愛に向かって土下座を繰り返すー。


「ーーー」

ザキ(乃愛)が、泣きながら遠藤のほうを見つめるー。


「ーーどうしてなんだ?遠藤さんー」

他のホームレスが言うと、遠藤は弱り切った表情で呟いたー


「ーーザキを…自然な形で追い出したかったー」

遠藤は、そう呟くー


遠藤は、周囲のホームレスたちから

嫌われていて、迷惑行為を繰り返しているザキを、

この一帯から追い出そうとしていたー


一方で、遠藤はザキの昔の同級生でもあり、

遠藤に対する配慮ー、

そして、遠藤からの逆怨みのリスクも考えてー


偶然、空き缶拾いを街でしている最中に公園のベンチで見つけた

怪しげな”入れ替わり薬”を、ザキに与えたのだー。

”入れ替わり薬”なんてものが実在するかどうかは分からなかったが、

添付されている書類と、遠藤が独自のルートで調べた結果ー

入れ替わり薬は本物であるという確信を得たー。


ザキの性格なら、

”入れ替わり薬”を与えれば、確実に誰かの身体を奪うー。

そう思って、遠藤は、ザキのテントに、

差し入れのような形で放置し、入れ替わり薬を提供したのだー。


予想通りー

ザキは、他人の人生を奪い、結果的にこの場所から去りー、

ザキの姿になった、ザキに身体を奪われた人間が、この場所に残ったー


姿はザキでも、中身はザキではないー

それならー

この河川敷に平和が戻ってくるー。


そのはずだったー


だが、遠藤は”人の心”を読み違えていたー。

ザキに身体を奪われた乃愛が、ここまで落ち込むとは思っていなかったし、

”ザキに身体を奪われた被害者”は、手厚くもてなせば

ホームレス生活にすぐに馴染むだろうー…と、

そう、誤った判断をしてしまっていたー。


遠藤自身、ホームレス生活が長く、

”身体を奪われた子も、すぐに適応するだろう”と、

甘く考えてしまっていたのだー。


あれから数日ー

落ち込み続けるザキ(乃愛)を見て、

遠藤の良心は耐えられなくなり、こうして、事実を話したのだったー


「ひどい…」

ザキ(乃愛)が呟くー


遠藤は「本当に申し訳ないー」と、土下座を繰り返すー。


周囲のホームレスたちも、遠藤に向かって、

困惑しながら言葉を投げかけるー


やがてー

遠藤は顔を上げるー。


「ー入れ替わり薬…まだ、半分残ってるんだー」

とー。


そしてー


遠藤はさらに続けたー


「俺が、これで、命懸けで君の身体を取り戻すからー」


そう、呟いた遠藤はー

「本当に申し訳ない!」と、頭を下げてから、

周囲の静止も振り切り、そのまま河川敷の外に向かって走り出したー


④へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


ホームレスと女子高生の入れ替わりは終盤へ…!☆

次回もぜひお楽しみくださいネ~!☆

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