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人は”極限”まで追い詰められた時ー

”狂気”に目覚めるー。


”恐怖”

”苦痛”

”受け入れがたい現実”


それらは、人間を狂気へと走らせるー。


彼ー

黒崎陣矢もそうだったー。


あの日ー

まだ、純粋な学生だった黒崎陣矢にー

突然の”狂気”が降り注いだー。


母と父が仕事だったその日ー

家に突然、強盗が押し入ってきたー


宅配便を装ってやってきた男に、

黒崎陣矢の妹・早苗(さなえ)が人質にされてしまったー


黒崎陣矢は、必死に妹を助けようとしたー


だがー

強盗の男に、抵抗もむなしく倒されてー

黒崎陣矢は縄で拘束されてしまうー


そしてー

”目の前で”

妹の早苗を八つ裂きにされたー。


強盗の男は、まるでいたぶるようにー

早苗を少しずつ傷つけていきー

その命を奪ったー


黒崎陣矢は、目を背けることも許されずー

その様子をずっと、見せつけられたー


”お兄ちゃん”ーーー

早苗は泣きながらそう言っていたー


「ーーへへへ 少年ー

 お前に今から見せてやるよ”芸術”をー」


強盗は、笑いながら、妹の早苗にトドメを刺したー


「ーーーーー」

あまりの狂気とー

あまりの恐怖とー

あまりの絶望にーーー


妹を目の前で八つ裂きにされた黒崎陣矢はー

泣きながら笑っていたー


妹の息の根が止められた瞬間ー

まだ当時、学生だった黒崎陣矢は笑っていたー


そしてー

「美しいー」

と、静かに呟いていたー


・・・・・・・・・・・・・


登場人物


長瀬 治夫(ながせ はるお)

若き警察官。”皮”にまつわる事件に巻き込まれていく


松永 亜香里(まつなが あかり)

治夫の彼女。現在同居中。


目黒 圭吾(めぐろ けいご)

警視正。計算高い性格の持ち主で、出世欲も強い。


黒崎 陣矢(くろさき じんや)

指名手配中の凶悪犯罪者。”モルティング”のひとり。


ジェームズ・結城(ゆうき)

モルティングの一人。裏社会で暗躍するヒットマン。


泉谷 聖一(いずみや せいいち)

治夫の中学時代の恩師。モルティングたちに”皮にする力”を与えた黒幕。


西園寺 零(さいおんじ れい)

警察庁長官。警察の”暗部”を司る人物。


・・・・・・・・・・・・・・


★あらすじ★


警察組織の闇を司る西園寺警察庁長官の命を狙う

モルティングの一人・中曽根佳純ー。


西園寺長官の入院している病院の屋上で、中曽根佳純と

退治した治夫は、激闘の末にー

中曽根佳純を打ち倒したー。


しかしー

中曽根佳純との戦闘の最中に、西園寺長官は何者かによって

始末され、”警察内部の闇”の真相は深淵の中に葬り去られたー。


長瀬治夫とモルティングー

そして、警察組織の”闇”との戦いは終着点に向かおうとしていたー。


★前回はこちら↓★

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーーーーーー」

髪の一部を赤色に染めて、耳にピアスを輝かせている

メイドの理沙がやってくるー。


黒崎陣矢に”着られている”理沙はー

元々ピアスもつけていなかったがー

今や黒崎の意のままにカスタマイズされてしまっているー


「ーーー来たか」

埠頭付近の倉庫の壁に背をつけて、煙草を吸っていた

モルティングの親玉・泉谷聖一が、黒崎の到着に気づき、

黒崎の方に歩み寄るー。


少し離れた場所には、ジェームズ・結城に乗っ取られている

西園寺長官の娘・梓の姿も見えるー。


「ーー俺の望む”天誅”は終わったー」

泉谷が静かに呟くー


教え子・雄作を警察庁長官の息子に轢き殺されー、

そのことを隠蔽しようとした警察を追求した泉谷は、

警察が送り込んだ刺客により、命まで奪われかけたー。


あれからー

ずっと戦ってきたー

西園寺長官や、その息子ー

直接的な仇を取ることー

そして、自分のような存在をー、雄作のような存在を

これ以上生み出さないために

”警察内部の闇”を浄化するためにー


だがー

それは終わったー。

”警察内部の闇”に関わっていた人間を”天誅”と称して

次々と始末したー


先ほど、西園寺警察庁長官死亡のニュースも確認したし、

その周囲に連なっていた者たちも、ジェームズ結城が始末したー。


「残りは”最後の仕上げ”をするだけー。

 黒崎、そして結城ー

 今までご苦労だったー。


 その力は俺からの選別だー

 あとは、好きにしてもらって構わないー」


泉谷の”天誅”は終わったー

あとは、仕上げを行うのみー。


「ーーーーーーー」

ジェームズ結城に乗っ取られていた梓が立ち上がるー


無表情のままピキッと後頭部に亀裂が入るとー

中からジェームズ結城が姿を現したー


「ーーー報酬は既に振り込んである」

泉谷が言うと、ジェームズ結城はスマホで何かを確認しながら

「確認した」とだけ呟くー。


そして、脱いだ梓の皮をその場に放り捨てると、

そのまま立ち去って行こうとするー。


「ーーおい!待てよ!殺し屋さん!」

黒崎陣矢に乗っ取られている理沙がニヤニヤしながら叫ぶー


立ち止まるジェームズ・結城ー。


「あんたはこれからどうするんだ?」

理沙が言うと、ジェームズ結城は、無表情のまま呟いたー


「”仕事”が終わればこの国に用はないー。

 海外に飛ぶだけだー」


とー。


「ーーおいおいおい 自ら素顔を晒したまま

 出国できると思ってるのか?」

理沙の言葉に、ジェームズ結城は、脱いだ梓のほうを見るー


「ー”長官の娘”の皮では目立ちすぎるー。」


ジェームズ結城が着ていた”西園寺 梓”は

警察庁長官・西園寺零の娘ー

日本から出国するには目立ちすぎるー


そのため、梓の皮はここで脱ぎ、その辺の一般女性を皮にして乗っ取り、

そのまま出国するつもりだと、ジェームズ結城は説明したー


「ーなるほどねぇ…達者でな」

黒崎陣矢に乗っ取られている理沙は、そう言うと、

ジェームズ結城は、そのまま静かに夜の闇の中に姿を消すー。


「ーーーへへへ…じゃあ、俺がこの”洋服”を着るかなー」

理沙はそう呟くとー

自分を引きちぎるようにしてー

”脱ぎ”、中から黒崎陣矢が姿を現したー


ジェームズ・結城が脱ぎ捨てた警察庁長官・梓の皮を手にするとー

「ーへへへへ…”黒崎 梓”の誕生だぜー」と笑いながら

梓の皮を身に着けていくー


先ほど、ジェームズ・結城に乗っ取られていた際の

無表情な梓が嘘かのように、

凶悪な笑みを浮かべるー


「ーーー」

ペロリと指を舐めた梓は、そのまま脱いだメイド・理沙の皮を

回収して立ち去ろうとするー


「ーーー」

ふと立ち止まった梓は、埠頭の倉庫の前で静かに煙草を

吸っている泉谷のほうを振り返ったー


「ところで泉谷さんー

 あんたはどうするんだー?」

とー。


「ーー俺か?」

泉谷は煙草を吸うのをやめると、少しだけ笑みを浮かべたー


「ーー俺は”あいつ”とゆっくり話そうと思ってなー」

穏やかな表情の泉谷ー。


”あいつ”とは、

長瀬治夫のことだろうー。


黒崎陣矢はそう思いながら

「ーー達者でな」と、泉谷に向かって梓の声で言うと、

泉谷は「ーーお前もなー」とだけ呟いてー

もう、黒崎のほうを見ることはなかったー。


埠頭から立ち去っていく黒崎陣矢に乗っ取られた梓ー。


「ーーー長瀬治夫ー

 最高の芸術をお前に見せてやるぜー」


黒崎陣矢は、治夫と同居している彼女

松永 亜香里を”乗っ取る”ことを目論んでいたー


治夫が目黒警視正に頼み込んだことで、

目黒警視正直属の護衛が亜香里の周囲を常に

警戒しているためー

黒崎陣矢も近づくことは困難だったがー

何とかして、それを突破しようと、黒崎は目論んでいたー


歪んだ表情を浮かべた梓は、そのまま夜の闇へと消えたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


モルティング対策本部に戻った治夫ー


対策本部内にはー

堂林幸成の姿も、三枝真綾の姿も、矢神明信の姿もないー


治夫は、深くため息をついたー。


「ーーー…」

今日は、長い1日だったー。


三枝真綾と共に西園寺警察庁長官に会いに行きー、

そこで、ジェームズ結城の襲撃を受けー

西園寺長官は負傷、真綾はまもなく死亡したー。


そしてー

対策班の仲間・好青年風の堂林幸成は

人を皮にする凶悪犯の一人・中曽根佳純に”皮”に

されて着こまれていたことが判明したのも今日だー。

治夫と幸成が出会うずっと前から、既に

堂林幸成は、堂林幸成ではなかったのだー。


中曽根佳純との死闘ー

そして、西園寺警察庁長官の死ー。


今日はー

とんでもない1日だったー


そんな風に思いながら、自分のデスクに座って、ため息をつくとー


「ーお疲れのようですね」

と、声が聞こえたー


治夫が驚いて振り返ると、目黒警視正が対策本部の中に

入ってきていたー


「目黒警視正ー」

治夫が言うと、目黒警視正は静かに微笑むー。


目黒警視正は、モルティングの”天誅”から身を隠すため、

”死”を偽装して、姿を消していたー。

この対策本部にも、ここ最近はずっと姿を現していなかったー。


「ーー…ここに来ていいのですか?」

治夫が言うと、目黒警視正は「ええ」と頷くー。


「移動には細心の注意を払っていますしー

 おそらく彼らの”天誅”は終わりですー。」


目黒警視正の言葉に、治夫は少しだけ表情を歪めるー


病院でー

中曽根佳純が西園寺長官を殺しに来た際ー

治夫は、確かに”間に合った”はずだったのだー。


中曽根佳純による暗殺を阻止し、

佳純を追いながら、病院のスタッフに声を掛けて、

西園寺長官のことをお願いしー

その上で中曽根佳純と対峙したー。


だが、中曽根佳純を倒したあとー

西園寺長官は既に、死亡していたー。


「ーーー…あなたですか?」

治夫が呟くー


「ーー何がですか?」

目黒警視正は静かに微笑むー。


「ーー西園寺長官をーーー

 葬り去ったのは、あなたですか?」


治夫の言葉に、目黒警視正はしばらく沈黙して、

笑みを浮かべたー。


「ーそう、思いますか。」

とー。


「ーーあなたは”警察組織の不正”を

 全て闇に葬って消し去ろうとしているー…


 だからー

 西園寺長官が死んでくれたほうが都合がいいー…


 以前、警視正はそう言っていたはずですー。


 混乱に乗じて、あなたが

 西園寺長官を葬り去ったー

 違いますか?」


治夫は緊張した様子でー

けれどもまっすぐと目黒警視正を見つめるー


”モルティング”と”警察組織の闇”

その二つを止めたいー、どうにかしたいー

その目的は同じー


しかし、治夫が”罪を暴き、償わせる”ことを願っているのに対しー

目黒警視正は”全てを闇に葬り去る”ことを願っていてー

二人の間には、決定的な差があるー。


西園寺長官主導で”人を皮にする力”は生み出されたー

息子のひき逃げの件も含め、西園寺長官の数々の不正・隠蔽は

許されないー。


けれども、西園寺長官からは、まだ話を聞く必要があったし、

罪は償ってもらいたいと思っていたー


「ーーー私が、西園寺長官を殺した、とでも?」

目黒警視正は穏やかに微笑むー。


「ーー西園寺長官は俺のことを”マリオネット”だと言いましたー

 俺はーーー」

そう、言葉を口にしながらー

治夫の緊張感が頂点に達するー。


目黒警視正が静かに微笑むー


その時だったー


♪~~~~


「ーーー!」

治夫がスマホに目をやるー

相手は不明ー。


「ーー」

目黒警視正のほうを見ると、

目黒警視正は静かに頷き、電話に出るよう促したー。


「ーー長瀬ですー」

治夫が電話に出るとー

電話の向こうからはー

聞き覚えのある声が聞こえてきたー


”長瀬ーーー。

 お前がここまでやるとは思わなかったよー”


治夫が尊敬するー

中学時代の恩師であり、モルティングの親玉ー

泉谷 聖一…。


「ーー先生ーー

 俺はーーーー」

治夫が険しい表情を浮かべながら言うと、

泉谷は呟くー


”別に怒ってなどいないさー。

 俺は俺の信じる道を進んだー

 お前は、お前の信じる道を進んだー。

 ただ、それだけのことだー”


泉谷先生から、中学時代に言われた言葉ー


”自分の信じた道を進め

 信じた道を進めなくなった時、未来への扉は閉ざされる”


「あなたを止めー、

 ”モルティング”たちを止めるー。

 そして、警察の闇にも立ち向かうー。


 それがー俺の信じる道ですー」


”ーーーー”

泉谷は少しだけ笑ったー。


”長瀬ー。

 お前と話がしたい”


泉谷の言葉に、治夫は「ーーどういうことです?」と聞き返すー。


”別に、何もないさー。

 ただ、教え子のお前と、久しぶりにゆっくり話がしたいだけだー。”


泉谷は、”前は、黒崎や臼井もその場にいたからなー”と付け加えるー。


”今度は1対1で話がしたい”

とー。


その言葉に、治夫は少し考えてからー

「わかりましたー…場所と日時はー?」と、泉谷に対して確認するー。


中曽根佳純は言っていたー

泉谷は”天誅”が終わったら、死ぬつもりなのだとー。


泉谷は、時間帯を明日の夜ー

場所はとある埠頭を指定したー。


”ーー待っているぞーー長瀬”


その言葉と共に、電話が切れるー


「ーーー…」

治夫は、スマホを見つめながら、

「ーー先生…」と、静かに呟くー


その様子を見ていた目黒警視正は

「ー彼らの親玉からの、連絡ですかー?」と、微笑むー。


「ーーーはい」


だがー

治夫は場所を答えるつもりはなかったー。


恩師であり、モルティングの親玉である

”泉谷 聖一”と

1:1で話をするつもりだったー。


「ーー構いませんよ」

見透かしたかのように、目黒警視正は笑うー。


「ーー私には、私の”するべきこと”がありますからー

 彼らの親玉のことは、治夫くん、あなたに任せましょうー」


その言葉に、治夫は不安な表情を浮かべながらも、

目黒警視正のほうを見つめながら、静かに頷いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


夜道ー


「ーーうっ…あ…ぁ…」

パートを終えて、帰宅中だった若い女性が、

ジェームズ結城に注射器を打ち込まれて、その場に”皮”となって

倒れ込むー。


「ーーーー」

女性を皮にしたジェームズ結城は、女性が今、入ろうとしていた

家の門を確認するー


夫と、子供らしき名前が書かれているー。

若き母親だったのだろうー。


だがー

そんなことはジェームズ結城には関係ないー。


皮を着て、その女性の姿になった

ジェームズ結城は、

氷のように冷たい女の顔になりー

そのまま、空港に向かって歩き出したー


”殺しの依頼”を全て終えた今ー、

ジェームズ・結城は、もうこの国には用はないー。


女の皮を着て”一般人”のフリをして出国ー、

海外で乗っ取った女を脱ぎ捨てるー


彼は、そうするつもりだったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーー」

治夫は、ようやく家の周りにやってきていたー


”長い1日だったー”


そんな風に思いながら、亜香里の待つアパートの

扉を開こうとするとー

人の気配を感じたー


「ーー誰だ」

治夫が振り返ると、物陰から治夫を見つめていた

スーツ姿の男が姿を現すー。


「ーーーーー安心してくださいー」

その男は、治夫のほうを見て、小声で呟いたー


「ー目黒警視正から派遣されて、長瀬さんー

 あなたの彼女の身辺警護をしている

 大門(だいもん)と申しますー」

そう言いながら、大門は警察手帳を見せたー。

目黒警視正傘下の、特殊な部署に所属しているようだー。


「ーーあ、すみませんー

 失礼しましたー

 長瀬治夫ですー」

治夫は、警戒を解いて頭を下げるー


目黒警視正に、亜香里の身を守ることをお願いした治夫ー。

その治夫の願いに答える形で、目黒警視正は数名の配下を

亜香里の身辺警護として送り込んだー

亜香里に気づかれないように、警護を続けている男たちの一人が、

この大門なのだー。


先日も、この大門が黒崎陣矢を撃退しているー。


「ーー私のことは気になさらずにー」

大門はそれだけ言うと、治夫は現状だけ質問したー。


大門は「ご安心くださいー。現在は異常ありませんー」と答えるー。


既に数日前に、怪しい人物も撃退しており、

警備は完璧だと説明する大門ー


「ー目黒警視正は、あなたに安心して、モルティングの調査を

 続けてほしいとお考えですー。

 必ず、松永亜香里さんはお守りしますー。

 どうか、安心してくださいー」


大門の言葉に、治夫は「わかりました。お手数おかけしますー」と

頭を下げて、そのまま家の中へと入っていくー。


目黒警視正はー

治夫の彼女である、亜香里の身に何か起きてしまいー

治夫が戦意を喪失してしまったりー

治夫がモルティングたちに殺されてしまうことを危惧していたー


目黒警視正の”理想”を成就するためにはー

モルティングの親玉・泉谷の教え子でもある長瀬治夫の力はー

”まだ”必要なのだー。


「ーーーーー長瀬治夫が帰宅」

大門が目黒警視正に”報告”するとー

”わかりました”と、目黒警視正から応答が入るー


大門は、周囲を警戒しながら、

そのまま再び物陰の方へと姿を消したー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーー治夫ー、おかえりー」

亜香里が優しく微笑むー


「ーーーただいま」

治夫は、激動の1日を終えて、

疲れ切った状態でもー

亜香里の笑顔を見て、優しい笑みを浮かべたー


”亜香里のこの笑顔を守りたいー”


いやー

手の届く範囲の人たちを、

自分のできる限り守りたいー


自分のような人間にできることは

限られているだろうけれどー。


「ーーーーーー…」

亜香里は、治夫が”過酷な戦い”に身を投じていることを

悟りながらも、”せめて家では”と、

それを深く聞かず、いつものように明るく、治夫に接するのだったー



そしてーーー

ついに”運命の日”が近づきつつあったー。


モルティングとの戦いに

終止符を打つ、1日がー。


㉛へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


モルティングも、開始してから半年以上が

経過しましたネ~!

最初の頃を読み返すと、私自身も懐かしいデス…!


当初から思い描いている結末まで、あと少し…!

無事に着陸できるように、頑張ります~!


今日もお読みくださり、ありがとうございました☆!

(Fanbox)


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Comments

キョロ

毎回楽しみに拝見しています!こんな長編の小説読んでるのはじめてです。 一週間後が待ち遠しいです❗

無名

嬉しいお言葉ありがとうございます~! こんなに長い作品をお読み下さるだけでなく 楽しんでくださるなんて、本当に嬉しいデス! 最後まで、しっかりと最初に思い描いていた結末に たどり着けるように頑張ります☆!!