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自分が憑依した身体が、

病弱な少女だったことを知った

凶悪犯の龍介ー。


しかし、龍介は、若菜の身体を”自分流にカスタマイズ”することを決意ー。


病弱な身体で、体力づくりをはじめ、

やがて、ある程度まで回復した若菜は、

しばらく”休み”が続いていた学校に登校し始めたー。


”若菜”としてー

”女子高生”として学校に通う凶悪犯の龍介ー


がー

龍介は”我慢”できなくなり、若菜の身体で

女子トイレに入った他の女子を襲ってしまうのだったー


☆前回はこちら★↓

fanbox post: creator/29593080/post/2456029

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


龍介に憑依された若菜の体調は次第に、回復していったー。


勿論、万全とはいかないー。

”病弱”であることには変わりない、という現実は

若菜に憑依している龍介も、理解していたー。


しかし、若菜が若菜であったころよりも体調が回復していることも、

また、事実ー。


若菜に憑依した龍介が、若菜の身体で

体力づくりをしているからだろうかー。


それとも、龍介の精神力が、ある程度若菜の身体に

良い影響を与えているのだろうかー。


それは、分からないー。


だがー


「--ふふふふふふふ♡♡ 最高だぜぇ…♡」

ある程度体調の安定した若菜は、無理のない範囲で、

毎日”お楽しみ”を繰り返していたー


「--はぁぁぁ~~♡気持ちよすぎてマジで飽きねぇ」

若菜の声で、若菜とは思えないような発言を繰り返す龍介ー。


網タイツの上から、足をベタベタと触りー、

興奮した様子で荒い息を吐くー。


自分の胸を、気持ちよさそうに揉みー、

さらには、綺麗な指をペロリと舐めるー。


少し前まで、病弱な自分の体質を悲しみー

死を選ぶまでに追い詰められていた少女とは思えない豹変ぶりー。


当たり前だー

”中身”が違うのだからー。


だがー

それでもー


「---…はぁ…」

やはり、若菜の身体は病弱であるという”現実”を思い知らされるー。


定期的に、体調を崩しー

時には高熱を出すこともあったー。


体力づくりや、精神力だけでは、

どうしても賄うことのできない部分なのだろうー。


「--若菜…だいじょうぶ?」

体調を崩すたびに、母親が若菜のことを心配するー


「--若菜…最近頑張ってるもんな。偉いぞー」

父親が若菜の頭を優しく撫でるー。


「-----(っっ…)」

”頭を撫でられる”


なんだかー

それだけで、心の底から暖かい気持ちが溢れ出そうになるー。


「--(チッ、何考えてんだ俺は)」


若菜の”身体”が、無意識に反応しているのだろうかー。

それともー、だんだんと自分が日常生活に溶け込んでいるのだろうかー。


若菜に憑依した龍介は、

病弱な身体との付き合い方を覚えー、

いつしか、”女子高生としての生活”に、

妙な心地よさを感じるようになってしまっていたー。


もちろんー

”裏の顔”はそのままー


「--ふふふふ…今日も俺と一緒に気持ちよくなろうぜ?」

若菜が、まるで男のような口調と表情で、

友達と、誰も人が来ない空き教室で壁ドンしながら微笑むー。


「--うん…!」

若菜が、女子トイレで襲った女子生徒はー

あれ以降、若菜と定期的にエッチを楽しんでいるー。


「--金森さんーわたしといる時だけ、まるで男の人みたいー」

ゾクゾクしながらその子が言うと、

若菜はニヤッと笑ったー


「--でも、こういう”俺”も好きだろ?」

とー。


「---ふふふ…もちろん」

相手の女子が笑うー。


”裏の顔”と”表の顔”-

表向きは女子大生「金森 若菜」として過ごしつつー

この女子生徒や、自分の部屋では、「凶悪犯・龍介」として

存分に楽しむー。


そんな生活を、若菜に憑依した龍介は堪能していたー。


ある日ー

再び体調を崩して、自分の部屋で安静にしながらー

若菜は自分の手を見つめたー。


「-------」

”凶悪犯罪者ー”

若菜を乗っ取ってから、自分がそうであったことも、

忘れそうになるー


若菜の身体でエッチなことをしまくったりー

学校で、例の女子を襲ったりはしているもののー

それ以上のことは、何もしていないー


”ちょっとエッチな普通の女子高生”に

自分がなってしまっているのを感じるー。


「---くくく…俺も腑抜けになったもんだー」

若菜は小声で呟くー。


家庭環境かー?

女子高生になったからかー?

それとも、この子の身体に影響されたのかー?


それは、分からないー

けれどー

次第に自分が、凶悪犯罪者ではなくなりつつあるのを、

若菜に憑依した龍介は、感じていたー。


「--若菜ー」

母親が、心配そうに、解熱剤と、コップに入った水を運んでくるー。


「---ありがとうー」

最初でこそ、母親にも乱暴な口調で話すことも多かったがー

最近は、なんだかそんな気持ちも無くなってしまったー。


「---ーーーでも、よかったー」

母親が言うー。


「え?」

若菜が薬を飲みながら首を傾げるとー


「--ちょっと前まで、若菜、すっごく悩んでた感じだったのにー

 最近は、だいぶ元気になった気がしてー」

嬉しそうに言う母親に対して、若菜はー

一瞬、邪悪な笑みを浮かべそうになったが、それを我慢して、

優しくほほ笑んだー。


「---うん。みんなのおかげ。ありがとう」

若菜の笑みに、母親は、心底安心したように微笑んだー。


何故だろうー

”この生活”がどんどん心地よくなってきている気がするー。


何故だろうかー

何故ー。


若菜に憑依した龍介は、それからも若菜としての生活を続けたー

体調を度々崩しながらも、なんとか日常生活を前向きに送るー。


”楽しい”

そんな風にさえ、思いながらー。


病弱体質で、十分に学校に行くことすらままならなかった若菜には

当然、友達もいなかったー。

病弱な状況が続いていたからか、精神的にもすっかり弱り切っていた若菜は、

学校に時々登校しても、周囲に馴染むこともできず、

完全に”空気”のような存在だったー。


だが、今の若菜は違うー。


楽しそうに女子と雑談しながらー

男子とも雑談するー。

元々自分は”男”だったのだから、”どうすれば”男子が喜ぶのかも、

よく熟知しているー。


若菜に龍介が憑依してー

学校に通い始めてから、数カ月が経過したころにはー、

若菜は明るく元気でー

友達も多く、そして、”彼氏”も出来ていたー。


”表向き”は、普通にー


”彼氏”と二人きりの時はー

”欲望”をたっぷり堪能するー


「-金森さんって、こんなにエッチだったなんて…」と

最初は驚かれたが今ではすっかり、”虜”になっているー。

若菜に憑依している龍介自身は、男になど興味はないのだがー

”彼氏の前でエッチなことをする”という行為自体に

興奮していたしー

”若菜の身体を使って男を誘惑する”こと自体に、

快感を感じていたー


”彼氏”という”おもちゃ”を龍介は手に入れたのだー。


もちろんー

例の女子とは、女同士のエッチを楽しむー


そんな生活にすっかり馴染んだ龍介は

”凶悪犯罪者”としての道を捨てー

若菜を乗っ取って、若菜の代わりに人生を生きることを

決断したのだったー。


「--へへへへ…

 まぁ、可愛いJKの人生を奪ってるーっていうのも、

 ”凶悪”犯罪かー…」


若菜は、部屋でラバースーツ姿になりながら

ポーズを決めると、

「--これが、”あたらしい”わたしよー」と、

笑みを浮かべたー。



しかしーーーー

若菜のことをよく思わない女子生徒がいたー。


元々、憑依される前の若菜が学校に来るたびに

嫌がらせをしていた女子生徒・倉崎 奈美子(くらさき なみこ)-。


当然、若菜が憑依されていると夢にも思わず、

奈美子は嫌がらせを今回もしたのだがー、

凶悪犯罪者でもある龍介からすれば

”嫌がらせ”にもなっていないような低レベルな嫌がらせであったことからー

若菜には全く相手にされずー

どんどんクラスの人気者になっていく若菜に、腹を立てていたー。


そしてー

その奈美子が、徹底的な嫌がらせを始めたー


若菜の私物を破壊しー

若菜を呼び出して、取り巻きの女子といじめをしたりー

暴力・暴言を徹底的に繰り返したー


それでも、若菜はそれを黙って受け入れたー。


”クズを相手にする必要はねぇしな”

若菜に憑依している龍介は”いじめられる”という感覚も、

新鮮に感じていたのだー。


「--いたい!やめて!やめて!」

わざとそんな風に叫ぶ自分に、ゾクゾクしながら、

家に帰宅するとー

「--”俺”にケンカを売るなんて、馬鹿な女だぜ」と、

若菜の声で、笑みを浮かべながら呟くー。


そんな日々を繰り返していたー。


しかしー

日に日に奈美子の嫌がらせはエスカレートしていきー

若菜の身体は、再び体調不良の日が増えつつあったー


「チッー…せっかく楽しかったのによ」

38.2の発熱を見て、ため息をつく若菜ー。


「-そろそろいい加減、あいつ、邪魔だな」

熱でイライラしていることもあってか、若菜は

綺麗な手をポキポキと鳴らしながら怒りをあらわにしたー。


その数日後にはー

若菜は、奈美子の胸倉を突然掴んだー。


「ーーいい加減にしてー」

若菜として、鋭い目つきで奈美子を睨みつけたー


がーー


「--!?!?!?」

奈美子に腕を掴まれー、

壁に叩きつけられるー


「--はぁ?あんた、生意気なのよ!」


「--!」

奈美子の反撃に遭って、若菜は表情を歪めたー


今までは”あえて”抵抗してこなかったがー

若菜の身体では”抵抗しようとしても”奈美子を

払いのけることは出来ないー。


そのことを

今更、知ったー


”チッー俺の身体なら、こんなクソ女ーすぐに…!”


「--ふざけんな!ブス!」

「-ーふざけんな!クズ!」

決して、若菜はブスなどではなく、

寧ろ可愛らしい雰囲気だがー

そんな言葉を投げかけてー

若菜を罵倒しながら、ビンタを繰り返す奈美子ー


若菜から反撃を受けたことに、腹を立てて、

激怒した奈美子は、若菜を”ボコボコ”にしたー。


「----あんたなんか、死んじゃえ!

 このクソ女!」


奈美子がエスカレートしているのには、

”理由”もあったー。


若菜に憑依した龍介が”おもちゃ”として告白して

彼氏にした男子生徒・幸義(ゆきよし)のことが、

奈美子は好きだったのだー。

だからこそ、”好きな男子を奪われた”という、

余計に強い怒りの感情を抱いていたー。


「--ーーー」

ボロボロになった若菜は、空き教室で、一人、笑みを浮かべたー


その目はーー

完全に”凶悪犯罪者”の眼に戻っていたー。


鋭い目で、奈美子が立ち去って行った方を、若菜は見つめたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「-----なんなのあいつ!マジでむかつく」

若菜をボコボコにしてから、取り巻きの友達と別れて

女子トイレに入る奈美子ー


用を済ませて、手を洗っていた、その時だったー


トイレにー

若菜が入って来たー。


「---ごめん、もう無理」

若菜が笑みを浮かべながら言うー。


その様子に、手を洗っていた奈美子は、振り返ることもせず、

鏡で若菜を確認しながら呟いたー


「-あっそ。じゃあさ、また不登校になればいいじゃー」


奈美子が、激しい痛みを感じたー。


「--もう、マジで無理だわ お前さぁ、うざすぎるんだよ」

若菜の口調が、豹変したー。


奈美子は、自分の首のうしろに手を触れるー


「--きゃああああああああああああああっ!」

若菜は、奈美子の首をハサミで刺したのだったー


悲鳴を上げながら、トイレの奥に逃げようとする奈美子ー


「--クソ女はどっちだ?あ?」

若菜が、もう血のついたハサミを持ちながら笑うー。


「-ふ、、ふざけないで……いたい…いたいっ!」

壁際に追い詰められてー

首を押さえながら泣き叫ぶようにして、若菜を見つめる奈美子ー


「--俺さぁ、実は凶悪犯なんだよね」

若菜が笑うー

可愛い顔に、狂気が浮かぶー


「な、、な、、なに…」

奈美子が、怯えながら若菜を見つめるー。


「--俺さぁ、この子の身体、乗っ取ってるんだぜ?

 へへへへ…

 馬鹿な女だぜ

 中身が凶悪犯だと知らずに、こっちが黙ってりゃ

 調子に乗りやがって… なぁ?」


若菜の言葉に、奈美子は”そんなことあるはずがー”と

思いながらも

「た、、たすけて…わ、、わたし、、死にたくない!許して!」

と、叫ぶー


「--ーさっきお前、俺に「死んじゃえ」って言ったよなぁ?」


若菜はそう言うと、奈美子を再びハサミで切りつけたー

悲鳴を上げる奈美子ー


「--死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」

笑いながら若菜が奈美子を引き裂いていくー


「ごめんなさい…!ゆるして、、ゆるしてください!」

泣きながら叫ぶ奈美子をー

若菜は、狂ったように刺し続けてー

奈美子が動かなくなると、

「うらああああああああああああああああああああ!」と、

雄叫びを上げたー


「---はぁっ はぁっ はぁっ」

返り血を浴びて興奮した様子の若菜は

クスクスと笑いだしたー


「---ありがとうよ クソ女ー

 やっぱ”俺”は、凶悪犯罪者だぜー」


それだけ呟くと、動かなくなった奈美子に唾を吐き捨てて、

若菜は、一人、狂ったように笑い始めたー。



いじめっ子がー

若菜に憑依した凶悪犯を再び”覚醒”させてしまったー



⑤へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


次回が最終回デス~!


残忍な凶悪犯に戻ってしまった龍介ー

凶悪犯女子高生と化した若菜の運命は…?


続きもぜひ見届けてくださいネ~!


今日もありがとうございました!!

(Fanbox)


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