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逃亡中だった凶悪犯・五十嵐 龍介は

警察官たちに追い詰められていたー。


しかし、逃げ込んだ山中で、崖から転落、

偶然その下にいた金森 若菜と激突したことでー

若菜の身体に憑依してしまったー。


絶望の状況から、女子高生の身体を手に入れた

龍介は、若菜の人生を乗っ取れたことを喜び、

邪悪な笑みを浮かべるー。


がー

若菜の身体で退院した初日の夜ー

早速夜にお楽しみをしようとしていた若菜は、

発熱してしまいー…?


★前回はこちら↓★

fanbox post: creator/29593080/post/2430504

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「--っ…なんだよくそ…」

若菜は穏やかそうな顔を歪めながら、

不満を口にしていたー。


若菜の身体に憑依してしまった龍介は、

若菜の身体で存分に楽しもうとしていたのだがー

退院した翌日になってもー

高熱が続いて、なかなか体調が回復しないー


いくら、エロい身体を手に入れたとは言え、

倦怠感がここまで強いと、何もする気が起きないー。


「大丈夫?」

母親が心配そうに言うー。


「-大丈夫だから」

愛想なく答える若菜ー

せっかくエッチなことをしようと思っていたのに、

思い通りに行かなくて腹が立つー。


龍介は何でも自分の思い通りにならないと、

気が済まないタイプだからだー。


「-やっぱりもう1回病院に…」

若菜のことを妙に心配する母親ー。


「---しつこい!いいって言ってんだろ?」

不満そうに舌打ちすると若菜は”殺すぞ”と心の中で

呟きながら、そのまま部屋に入ったー。


「-ー俺の邪魔は誰にもさせねぇ」

若菜はそう呟くと、不満そうに額を触ってー

「熱なんか出してんじゃねぇよ!ボケ!」と

恐ろしい声で”若菜の身体”に対して叫んだー。


若菜がこんなに恐ろしい声を出せるなんてー

本人ですら知らなかっただろうー。


「とにかく、早く俺にエロイことさせろ」

若菜は不満そうにそう呟くと、そのままベッドにもぐりこんで、

少しの間、文句を口にしていたが、

すぐに、眠りについたー…。


・・・・・・・・・・・・・・


「-----」

目を開くと、そこには、若菜がいたー。


「----!」

龍介は一瞬、表情を歪めたー。


周囲は、何もない、白一色の世界ー。


熱でうなされているから、悪夢を見ているのだと、

龍介は思ったー。


「----ーー」

若菜は、じっと、龍介の方を見つめているー。


龍介は、そんな若菜を見つめ返して、笑みを浮かべたー。


「--ククク ザンネンだったなー。

 お前の身体は、俺が貰ったぜ…

 あんなところに突っ立ってるから悪いんだー」

龍介が、勝ち誇った表情で、若菜に対して言葉を投げかけるー。


「--ま、お前の身体は俺が”有効活用”してやるよ。

 ”真面目そうな女子高生”の身体なんて、

 ”色々”やりやすそうで最高じゃねぇか」


まさかー

絶体絶命のピンチから、女子高生に憑依できるなんて

夢にも思わなかったー


「-お前の身体で、俺は極悪人になってやるぜ!」

龍介が叫ぶと、若菜は、目から涙をこぼしながら、龍介に向かって言い放ったー。


「-----して」

とー、弱弱しい声でー。


龍介が表情を歪めるー


「あぁ?聞こえねぇな?」

わざとらしい仕草を交えながら、龍介は、若菜の方を見つめるー。


「----してーーー」


「--返してぇ? 返さねぇよ」

龍介は凶悪な笑みを浮かべたー


「-お前の身体も、人生も!俺のモノだ!」

大声で”勝利宣言”をした龍介はーー


目を覚ましたー


ぐっしょりと汗をかいている若菜の身体ー


「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

熱が、随分と上がったようだー。


「--へへへへ、誰が返すかよ…こんなエロい身体ー」

汗で濡れた服のニオイを嗅いで、額の汗を指につけると、

若菜はペロリと汗を舐めたー


「--JKの汗ー…

 ククク、最高だぜー」


若菜の”低い声”を出して

”女子高生を乗っ取っている”という快感に酔いしれるー。


たまらないー

最高の瞬間だー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


若菜の高熱はそれからも数日間続いたー。


若菜の身体でエッチしようと思いながらも、

激しい悪寒や倦怠感でそれどころではなく、

若菜になった龍介は、激しくいら立っていたー


「くそっ!貧弱な身体だな!」

怒りの形相で、部屋にあったクマのぬいぐるみを蹴り飛ばす若菜ー。


イライラしながらベッドに座り、貧乏ゆすりを

しながら髪を掻きむしる若菜ー。


”若菜…だいじょうぶ?”

母親が心配そうに部屋の外から若菜に声を掛けて来るー


「--うっせぇな!大丈夫だって言ってんだろ!」

若菜が部屋の中の可愛らしい小物を、扉に向けて投げ付けるー。


「--絶対ぶっ殺してやる…」

若菜とは思えないような低い声で、

母親には聞こえないように呟くー。


「--ーーくそっ!もう我慢できねぇ」

激しくヤリまくろうとする若菜ー。

だがー、ふらふらと激しい立ち眩みに襲われて、

それどころではなくなってしまうー。


「くそっ…!!くそっ!ふざけやがってー」

歯軋りをする若菜ー。


何もかも、思い通りに行かないー。

せっかく、女子高生の身体を乗っ取ったのにー。


そう思いながらも

”焦るな俺…”と、心の中で何度も何度も呟くー


”この女の身体にいられる時間は、期間限定じゃねぇ…

 だったら、焦る必要なんてないじゃないか。

 熱はどうせ、あと少しすれば収まるー

 慌てるな、俺ー”


自分で、自分にそう言い聞かせると、

若菜はため息をついて、そのままベッドに飛び込みー

胸を揉んだまま、眠りについたー。


・・・・・・・・・・・・・・・


「----」


36.9-


まだ、微熱と言えるかもしれないー。

だが、昨日までのような高熱ではなくなったし、

倦怠感も悪寒も無くなっているー


「へへ」

若菜はイヤらしい笑みを浮かべて、鏡を見つめるー。


「--ふふふ

 わたしは金森 若菜ー

 今日からわたしは、わる~~~い、女になるの♡

 うふっ♡」


勝ち誇った表情で

”勝利宣言”をするかのように、若菜にそう呟かせると

若菜は「体調が良くなったら腹が減ったぜ」と、笑みを浮かべながら、

そのまま1階へと向かったー。


1階に到着すると、父親と母親が、若菜の方を見て

心配そうに大丈夫かどうか聞いてきたー


「--うん、もう大丈夫だよ~」

若菜のフリをしながら、イスに座るー。


”とりあえずは”家族なのだからー

しばらくは”家族ごっこ”も楽しんでやろうー、

などと思いながらー。


昨日までは気持ちに余裕がなかったために

若菜の母親に暴言を吐いたりもしたが、

”今は”まだ大人しくしておいてやるー。


「--なんとか元気になってよかった」

父親が言うー。


「--うん。わたしも!ふふっ」


”今日から”

この女をエロまみれにしてやるぞー


そんな風に思いながら、若菜は邪悪な笑みを浮かべるー。


ちょうどー

リビングのテレビでは、

凶悪犯”五十嵐 龍介”のニュースが流れていたー


既に、龍介の身体が死亡して、若菜に憑依してから

2週間ほど経過していたものの、

龍介は、今でもニュースに話題が出るほど、

罪を重ねた凶悪犯罪者だったのだー。


「怖いわねぇ」

母親がテレビを見つめながら呟くー


「こういうやつはさ、どこかおかしいんだよー。

 若菜も、こいつのせいで、大けがしたんだし、

 言っちゃ悪いけど、死んでくれてよかったよ」

父親が言うー


不思議そうな顔をする母親に、


「だって、若菜にぶつかったあとに、こいつが生きてたら

 あの時、若菜だってこの男に殺されていたかもしれないだろ?」

と、ニュースの画面を指さしながら父親は言ったー。


「--チッ…チッ…チッ」

何度も舌打ちしながら、コップのジュースを飲む若菜ー。


(俺はお前の娘の中にいるんだよ。クソ親父がー)

若菜は、父親の方を睨みつけながら、

コップをギリギリと握りしめるー。


「--ロクな人生送ってなかったんだろうな」

父親が、テレビを見つめながらさらに呟くー


バン!!!!


「--!?」

「---!!」

父親と母親が驚くー。


若菜が机を思いっきり、その綺麗な手で叩いたのだー


「-ご ち そ う さ ま」

脅すような口調で、怒りをこらえながらそう呟くと若菜は、

怒りの形相で、そのまま自分の部屋へと向かったー


父親が戸惑うー。


「-若菜…なんだか、最近様子がおかしくてー」

母親の言葉に、父親は、

「--上から降って来た犯人にぶつかられて、入院…なんてことに

 なったから、若菜も精神的にもきついんだろうな…」

と、心配そうに呟いたー。


その言葉を、階段を上りながら聞いていた若菜はー

クスッと笑うー。


「--ちげぇよ」

とー。


「-お前の娘は、もう俺のものなんだぜ?」

若菜はそう呟くと、ペロリと唇を舐めたー。


自分の部屋に行き、再び熱を測るー。


36.5-


熱も下がったー。

若菜は低い声でクスクスと笑いながらー

邪悪な笑みを浮かべるー。


「さァ…

 お前の身体をしゃぶりつくしてやるぞー」


鏡を見つめながら、鏡に映る若菜に対して語り掛けるー。

若菜の顔は、悪魔のように、歪んでいるー。


「--金森若菜ー

 お前を、貪りつくしてやるー

 くくっ…ふふっ…ひひひひひひひひひっー」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


若菜は、早速街へと出かけたー。

若菜が元々持っていた一番短いスカートで

綺麗な生足を晒しながら、街を歩くー。


「--(クク、誰も俺がー

 いいや、”わたし”が、凶悪犯だなんて思ってないだろうなぁ 

 へへ…たまんねぇぜ)」


若菜は笑みを浮かべるー。


家を出る前に、両親が、やたらと心配していたが、

そんなことはどうでもいいー。

あいつらはいずれ、”この手”で消してやるー。


そんな風に思いながら、若菜は洋品店に入ると

”欲望を楽しむため”の服を手当たり次第購入し始めるー。


露出度の高い下着ー

SM系の衣装ー

バニーガールやメイド服にチャイナドレスー。


美人のお姉さんな感じの店員さんが、

少し顔を赤らめていたものの、

若菜は堂々と笑みを浮かべながら会計を済ませたー。


そしてー。

さらに、若菜は買い物を続けようとしたー。


「(今夜からは、この身体をたっぷりしゃぶりつくしてやるぜー

 ”合法的”に、なー)」


”若菜”が”若菜”の身体を楽しむのであればー

”合法”だー。

自分で自分の身体をどうしようが、自由だからだー。


「--へへへ…どんな声で鳴くんだろうな、この女ー」

ニヤァ…と、笑みを浮かべたその時だったー。


「--!?」

突然、違和感を感じた若菜ー。


「--え…ん????」

異変を感じた時には、立っていることもできなくなりー

若菜は、その場にしゃがみこんだー。


「--大丈夫!?」

近くにいた、優しそうなお姉さんが声を掛けて来るー。


「--はぁ…はぁ…はぁ…」

(なんだこれはー)

そんな風に思いながら立ち上がろうとした若菜ー


”この女の身体を完全に乗っ取れてねぇってことかー?”

そう思っていると、

「今、救急車を呼ぶから」と、お姉さんが言うー。


「--呼ぶんじゃねぇ!」

精一杯の大声で叫ぶと、

びっくりして、ひっ!?と声を上げたお姉さんを無視して

そのままふらふらと家に向かうー。


”貧血”のような症状だー。

だがー

”病院”になど、もう行きたくないー


「--俺は、この女の身体をしゃぶりつくすんだー」

そう呟きながら、なんとか家にたどり着いた若菜はー

玄関先で、そのまま頭を押さえて、座り込んだー。


「--若菜!」

母親が駆けつけるー。


若菜は、満足に返事をすることもできずー

そのまま意識を失ったー


・・・・・・・・・・・・・・・・


「-----」

目を覚ますと、若菜は自分の部屋にいたー。


「---…よかったー。」

近くには、父親がいるー。


若菜が買い込んだ洋服が入った紙袋も

いつの間にか部屋に運ばれていてー

若菜は一瞬”中身も見られたか?”と、不安を感じたー


だがー

父親は中身を見ていない様子だったー。


父親が口を開くー

「あんまり、無理するなー。

 若菜、お前が”ふつう”に過ごしたいのは、よく分かるー。

 でもなー…若菜…

 ごめんな…

 お前はーーー」


父親の言葉に、若菜は表情を歪めたー。


金森 若菜はーー

”生まれつき”病弱な体質で、身体が非常に弱いーーー


父親の話から、若菜に憑依している龍介は、それを理解したー。


退院後に、熱が出たのもー

貧血を起こしたのもー

全て、若菜の体質によるものー


すぐに風邪を引いてしまうしー

すぐに熱を出すし、

めまいや貧血も頻繁に起きるー

少しでも無理をすれば、倒れるようなこともあるー。


若菜はー

それが原因で酷く悩み、

学校にも満足に通えていないー。


龍介は、自分が憑依した女がー

”病弱体質”であることを、今、知ったのだったー。



③へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


乗っ取った身体が”病弱”な身体であることを知った

凶悪犯の龍介…

果たして、どうなってしまうのでしょうか~?


続きはまた次回デス!

今日もありがとうございました!

(Fanbox)


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