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「---ん」

小鳥のさえずりが聞こえるー。


朝日が窓から差し込み、

一人暮らしの彼女、静かに微笑みながら、

朝の訪れを知るー。


「--…」

自分の綺麗な手を見つめて、満足そうに手を撫でまわしー

自分の足を見つめて、愛おしそうに、それを触るー。


ラフなシャツで寝ていた彼女は、

スカートを身に着けて、身なりを整えると、

「今日はお休み」と、嬉しそうに、土曜日を示す

カレンダーを見つめたー


女子大生の畑中 裕美(はたなか ゆみ)は、

一人暮らしのアパートで、伸びをすると、鏡を見つめたー。


綺麗な指を見つめて、ペロリと舐める裕美ー


裕美はクスッと、嬉しそうに笑うー


「-今日もわたし、エロいじゃんー」

裕美は、ニヤッと笑うと、そのまま身なりを整えるために

洗面台の方に向かったー


裕美はー

”憑依”されているー。


それも、10年も前にー、だ。


裕美は4年生の頃、憑依薬を手に入れた男に乗っ取られて

身も心も支配されてしまったー。


男は、裕美の”人生”を奪うつもりで、裕美に憑依したのだー。


裕美を解放することなくー

中学、高校と卒業し、

今ではすっかり”この身体”に馴染んだー

身も、心も、完全に支配したと言っていいー。


そして、今の裕美は、裕美に憑依している男の好みに

完全に”カスタマイズ”されていたー。


綺麗な髪に、

綺麗な肌ー

美容のために、男は努力を惜しまなかったー。


「--ふふふふ うふふふふ♡ あぁぁぁ、いい揉み心地…♡」

うっとりとした表情で、鏡の前に立つと、

ブラもつけずに、シャツの上から胸を揉み始めるー。


女の身体を乗っ取って10年ー

いまだに、裕美を乗っ取った男は、欲望に身を任せることに

快感を感じていたー


揉んでも、揉んでも、気持ちいいー


「--はぁぁぁ♡ わたしってば…

 本当だったら、こんなにおっぱい揉んだりしなかったのかも♡ふふふ」

裕美は自分の胸を揉みながら、クスクスと笑うー


「わたしが、、わたしの胸を揉むのは、合法だもんね…!

 ふふふふ、ふふふふふふ♡」

裕美は、嬉しそうに、ひたすら胸を触り続けるー。


裕美に憑依した男は、

裕美に憑依した時点で”40代”だったー。

女性と縁がない人生ー

いや、それどころか”気持ち悪い”と蔑まれるような

そんな人生だったー。


男からすれば、

男の身体で40年以上ー

女の身体では、まだ10年だー。


胸が自分のものになっているなんて

未だに信じられなかったし、

まだまだ揉み足りなかったー。


「---ふ~~~~」

裕美は、ニヤニヤしながら部屋に向かうと、

スマホを確認して、大学の友達からの連絡にそれぞれ

返事をしていくー。


裕美は”表向き”普通に生活をしているー。

”使い捨て”の憑依であれば、何をしても構わないかもしれないが

男は”女”の人生そのものを奪いたかったー


だからー、表向きは”畑中 裕美”として

普通に生活する必要があるー。


もちろん、憑依した直後は、”あまりにも急に性格が変わりすぎれば”

周囲から怪しまれるだろうし、色々と気を使うような場面もあったが

今はもう、”自分流の裕美”で、いいー。


”憑依される前の裕美”の性格を知る人間など、もはや

ほとんどいないからだー。


”普通の女子大生”として過ごしている時間もとても興奮するし、

楽しさでゾクゾクが止まらないー


けれどー

”裏の顔”も、裕美にとっては最高の楽しみだったー。


「--ふふふふ」

裕美は、自分の部屋にあるエッチな衣装の数々を見つめると、

「今日はこれにしようかな」と、笑みを浮かべながら、

太ももを大胆に晒したチャイナドレスを身に着けたー。


”今の”彼女は、予定のない休日は

エッチな衣装を身にまとい、存分にその身体を堪能するのも

楽しみの一つだったー


ちゅぱっ、と音を立てながら

綺麗な指を口の中に入れて、

何度も何度もそれをペロペロと舐めていくー


「--ふふふ…自分の身体でエッチなことをするのは

 自由だもん…♡」

裕美は、そう言いながら

”まさか女の指をこんな風にちゅぱちゅぱできるなんて…”と

とても嬉しそうに、指を口から出したり、入れたりを繰り返すー。


チャイナドレスを着ている自分の太ももや肩が見えるたびに

興奮してしまう裕美ー。


「-まさか、わたしがこんな痴女みたいなことしてるなんて

 だ~れも思わないだろうなぁ~あはは♡」

裕美は笑うー。


裕美に憑依した男も、裕美の身体で10年間過ごしたことで、

今は”自然に女子の口調”が口から出て来るようになったー。

憑依する前の”男”として過ごしていた時の人間関係はすべて遮断したし、

誰にも”憑依”することは伝えていないから、

そもそも”男”として喋るような機会も、今の裕美にはないー。


せいぜい、一人で家にいる時ぐらいだが、

10年も、外で女子として振舞っていれば、

家にいる時の一人ごとも、自然と女子のような感じになるー。


「---ククク ゾクゾクするぜ」

悪い笑みを浮かべる裕美ー


今、男言葉を使うのは

”あえて”、裕美に男言葉を言わせて興奮したいときだけだー。


「--俺に乗っ取られて嬉しいか?」

裕美が自分の身体をつつきながら呟くー


「--うん、わたし、嬉しい♡」

裕美の口調で言うと、裕美は一人二役で興奮した様子を見せて、

指をペロペロとしゃぶり始めたー。


♪~~~


インターホンが鳴るー。


「--やばっ!誰か来たー」

土曜日と言えども、たまに来客はあるー。


こっそりとインターホン越しに来客を見るとー

配達員が、玄関の前に立っていたー。


知らない人なら居留守を使おうと思っていたけれどー

宅配便なら受け取らないと、と、

チャイナドレス姿の裕美は、

「このまま出たらやばい~!」と、笑いながら

近くにあった上着を羽織って、チャイナドレスが見えないようにするー。


「--あ、すみません お待たせしました」

裕美が、玄関から顔を出すー。

上着でチャイナドレスは見えない状態になっているもののー

裕美はドキドキしながら配達員の方を見つめるー。


配達員の男は

「畑中 裕美さんでお間違えございませんか?」

と、確認するー


”この名前”を呼ばれるのも、もうすっかり慣れたー。

女の名前で呼ばれることに最初はゾクゾクしたが

”今は”自分の名前だー


裕美は笑顔で返事をすると、

1分前まで、口の中に入れていた指で印鑑を押しー

荷物を受け取ったー


「ご苦労様ですー」

裕美が笑顔を振りまきながら頭を下げるとー

玄関の扉を閉めて、羽織った上着を放り投げてから、

「-まっさか、わたしが下にチャイナドレス着てたなんて、思わないよね~!」と

笑いながら呟いたー。


荷物を開けて、数日前にネットで買い物したものが

届いたことを確認すると、裕美は時計を見つめてから、

「そろそろご飯食べようかな」と、呟いたー。


「-お昼はサラダと~、あとは~」

冷蔵庫を見つめながら楽しそうにしている裕美ー


チャイナドレスからメイド服に着替えた裕美は、

嬉しそうに、昼食の準備をしているー。


「---あ~~かわいい~」

鏡を見つめては、時々、自分の姿を見て笑みを浮かべる裕美ー


友達からのLINEが届いたことに気付いて

メイド服姿のまま、それに返事をするー。


”メイド服のわたしが返信してるなんて…

 絶対誰も思ってなさそう!”


心の中で妙な興奮を覚えながら、

サラダとシリアルを用意すると、そのままそれを食べ始めたー


「--がっつり食べれないのは残念だけど、

 見た目の維持のためだから がまんがまん」

裕美はそう言いながら、サラダを口にするー。


裕美の美貌を維持するためには、

健康に気を使う必要があるー。


裕美に憑依した男は、

”女ってのも面倒なものだな”などと最初は思っていたが

今は、むしろ、それが楽しくなっているー


”どうすればもっときれいになれるか”

それを考え、実践してー

”裕美ちゃん本当に綺麗だよね”と、友達に言われた瞬間はー

心の底からゾクゾク感が溢れて来るような、高揚感を感じるー。


裕美に憑依する前ー

”おっさん”だったころには、そんなことは絶対になかったー。


仮に、ちょっと身なりに気を使ったり、

ちょっと、容姿に気を配るようなことをすれば


”きもい”の

一言で終わってしまうー


それが、現実だったー


そんなこともあって、憑依した当初は、

”女はイージーモード”

そんな風にも思っていたものの、

でも、そうでもない部分もあったー。


今の裕美はー

裕美に憑依した男は、

”女はイージーモードであり、ハードモードである”と、

そう考えていたー。


最初に生理を経験した時には、正直、びびったー。

裕美に憑依する前は、女にまるで縁がなかったから、

”知っては”いたけれど、”知らない”も同然で、

”こんなにきついんだな”と思わざるを得なかったー


他にもー

電車で痴漢に遭ったこともあったー。

裕美の場合は”中身が男”であることから、

触られている時に、妙に興奮してしまったのは

ここだけの秘密だがー

”男に憑依されている女”でもない限り、

知らないやつに触られて喜ぶやつはいないだろうー。


サラダを食べながら、そんなことを考えつつー

裕美はクスっと笑うー。


「まぁ、歩いてるだけでキモがられないだけで、随分マシだけど」


裕美は、そう呟くと、サラダを食べ終えるー。


一人暮らしなのに、一人で喋っているのはー

”裕美の声”を聞くためー。

つまり、自分の声を聞くためだー。


憑依から10年が経過した今でも

”裕美に俺が喋らせている”と思うだけで

興奮することができるー


「よし!お片付け!」

メイド服をふわふわさせながら立ち上がると、

綺麗に食器を片付けていくー。


食器洗いですら、楽しいー。

洗っている最中にも、裕美の綺麗な手が見えるしー

飽きてきたら髪をペロリと舐めるだけで、

興奮して、やる気が湧いてくるー。


食器洗いを終えると、髪型いじりを始める裕美ー


「-ーさすがに外ではツインテールって年齢じゃなくなったけど…

 でも、家ではツインテールもいいよね~」

髪いじりにもすっかり慣れた裕美は、

色々な髪型を作っては、それを見つめて嬉しそうに笑うー。


わざと髪をボサボサにして

「悪いやつに乗っ取られたわたし!」と、嬉しそうに言ってみたり、

髪の匂いを嗅いだり、舐めたりー


「-”自分の髪”で何をしようと勝手だもんね!」と、

笑うと、スマホを確認して、

今度は母親からのメッセージが届いていることに気付いたー


”裕美、ちゃんとうまくやってる?”

両親は裕美のことを本当に可愛がっていて、

大学生になって一人暮らしを始めた裕美にも

こうしてよくメッセージを送って来るー


「--ふふふ、まさか娘がおっさんに憑依されてるなんて、

 思わないよね…!ふふふ 

 やばっ 興奮してきた」


そんな風に呟きながら

”うん!大丈夫!わたしは元気だよ!”と

メッセージを返す裕美ー。


両親との関係も”良好”だー。


身体は娘でも、

中身は”義理の息子”とでも、言ったところかー。


スマホを机の上に置くと、裕美は

「まぁ、でも、今は本当のお母さんみたく思ってるけど」と、

呟きながら、トイレの方に向かったー。


”10年”も、この身体でいると、

”本来の自分”とは全く関係のない両親も、

本当の両親のように思えて来るー。


まぁー、

向こうが可愛がっているのは

”中身”ではなく”身体”なのは分かっているのだけれどー。


「--もう午後になっちゃった~」

トイレから戻ってきて時計を見つめると、

裕美はそう呟いてからー


メイド服を脱いで、次の服に着替えたー



②へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


”憑依されてる女子大生”の日常生活…!


たまには、ただ単に憑依を満喫するお話を

書くのもいいですネ笑


本当にそのまま終わるのかどうかは、

次回のお楽しみデス~!


今日もありがとうございました!!

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