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大学生カップルの北川 史和(きたがわ ふみかず)と、

倉守 梓紗(くらもり あずさ)は、仲良しカップルだったー


お互いにそこそこ友達は多いタイプー。


しかしー

2人にはある”共通点”があったー。


それはー

”よく嘘をつく” ことー。


彼氏の史和の方は、

”あからさまに嘘だと分かる嘘”を日常的につくタイプで、

”いつまでも子供だなお前は!”などと、

小さいころからの幼馴染の男子に呆れられているー。


一方で、梓紗は、真面目で大人しそうな雰囲気をしながら

天然なのかー

それとも、計算高いのかー

”用意周到な嘘”をつくタイプー。


いずれにせよ、二人は”嘘つき”で有名だったー。


”嘘つきカップル”などと言われてしまうぐらいにはー。


そんな二人がーー

階段から転落してー


入れ替わってしまった…!!


・・・・・・・・・・・・・・・・


「---マジか…」

梓紗になってしまった史和が唖然とした表情で、

あぐらをかきながら呟くー


「--マジね…」

史和になってしまった梓紗も唖然とした表情で、

茫然としているー。


史和のアパートに遊びに来ていた梓紗ー。


その帰り際に、アパートの階段の上で

話していたところー

急に飛んできた虫に驚いた梓紗がバランスを崩しー

咄嗟に梓紗の手を掴もうとした史和も巻き込む形で、

階段の下に転がり落ちてしまったのだった-


「----って、わたしの身体で胡坐はやめて!」

史和(梓紗)が言うと、

梓紗(史和)が「わ、悪い!」と恥ずかしそうに、近くの壁に寄り掛かるー。


「ーーーと、とりあえず…どうすりゃいいんだ?」

梓紗(史和)は戸惑いの表情を浮かべるー


史和(梓紗)も同じく戸惑っているー


「--ど、、どうって、言われても…

 って、、ていうか、これ、どうすれば…?」

史和(梓紗)は戸惑った表情で

パンパンに膨れ上がったズボンを指さすー。


外から明らかに見てわかるほどのレベルで勃起している

史和(梓紗)-


「--お、、おぉぉぉぉぉぉい!」

梓紗(史和)は思わず変な声を出して、周囲を見回すー。


アパートの階段から転がり落ちた場所で

そのまま喋っていたため、ここは外なのだー。


「---や、、やべぇって それ」

梓紗(史和)は周囲に史和(梓紗)が見られないように、と

慌てて2階に駆け上がっていき、

そのまま史和の部屋に一緒に入ろうとするー。


「---ふ~~~」


なんとか部屋に入った梓紗(史和)はため息をつくと、

史和(梓紗)の肉棒を指さして叫んだー


「そ、、それ絶対やばいって!

 他の人に見られたら、変態扱いじゃすまないし!」


パンパンに膨らんだ史和の身体のアソコー。


しかし、史和になってしまった梓紗は困惑するー


「-やばいって、、って言われても

 これ、、勝手に大きくなって・・・

 

 ど、、どうすればいいの!?」


史和(梓紗)が

男の声で叫ぶー。


「ど、、どうすればって…

 こう…?へ、、平常心で!」

梓紗になった史和は、何故か顔を真っ赤にしながら叫ぶー


梓紗の身体が恥ずかしがっているのだろうかー

それとも、勃起した自分の身体を梓紗として見るのが恥ずかしいのだろうかー。


どちらにせよー

梓紗の身体がとても火照っているのが分かるー。


「--へ、、平常心!?ちょ、、わかんないよ~~~!」

史和(梓紗)が叫ぶ

その口調は、事情を知らない人が見れば、まるでオネェのような感じだー。


「--だ、、だからぁ~えっと~~!」

梓紗(史和)も必死で叫ぶー


史和になってしまった梓紗の勃起が止まらないー。


梓紗にとって、

”男の身体”の感覚は全く分からないー

勃起してしまったコレをどうすれば良いのかも全く分からないー

史和の身体になってドキドキしているし、

意識すればするほど、何だか大きくなるー


史和にとって

”勃起を抑えるためにどうすれば良いか”を

言語化して、伝えることは困難だったー


いつも”なんとなく”心を落ち着けているからだー


「-そ、そうだ!」

梓紗(史和)は咄嗟に叫んだー。


「--賢者タイム!」

とー。


「へ!?」

史和(梓紗)が唖然としているとー

梓紗(史和)が、史和(梓紗)のズボンを有無を言わさず下ろしてー

梓紗の手で、元自分の身体のそれを刺激し始めたー


「ちょっ!?えっ、、うあぁ、、、なんか、、へん…」

史和(梓紗)が叫ぶー


「一度イっちゃえば、男は落ち着くから!ほら、、とりあえず、出せ!」

梓紗(史和)はそう言いながら、史和(梓紗)の肉棒を

刺激し続けたー


”俺が梓紗の綺麗な手で、俺の身体のアレを…”


”ちょ、、なにこれ…何なのこの感覚…んぁっ”


2人は、顔を真っ赤にしながらー

ついに、史和(梓紗)は、液体をソレから放出してしまったー


・・・・・・・・・・・・・


「ふ~~~…途端に白けたというか…なんか、変な感じ…」

史和(梓紗)は、賢者タイムと呼ばれる時間に入ったからか、

勃起することもなく、落ち着いていたー。


「---男の人って変な感じ…

 こういう感覚は、わたしにはないし…」

史和(梓紗)が言うと、

梓紗(史和)は

「俺からすると、それが逆に不思議だなぁ…

 イッても、まだそのままなんてなぁ」と、呟いたー。


落ち着いたところで、ここからが本番の二人ー


「で?どうする」

梓紗(史和)が言うと、

史和(梓紗)は、「さぁ…どうすればいいんだろう…?」と

首を傾げるー


”元に戻るため”の方法を色々試してみる二人ー。


わざとぶつかってみたりー

手をつないでみたりー

元に戻れ!と念じてみたり、

キスをしてみたりー

人に見られていないことを確認して、わざと階段から転がってみたりー


「いたたたたたた…」

結果ー

元に戻ることはできなかったー


「---…とりあえず、このまま生活するしかないのかな…?」

史和になった梓紗が、髪が短いことに落ち着かないような

素振りを見せながら、呟くー


梓紗になった史和はーーー

「そ、、そ、、そうだな」と、少し顔色の悪い様子ー。


何故ならーー


史和は、”彼女の梓紗にも嘘をついている”からー


”やっべぇええええ…”

史和は内心で焦るー


無意識のうちに、爪をかじる癖が出てしまう史和ー

梓紗の爪をかじりながら、必死に考えるー


史和はー

大学のサークルの後輩・麗子(れいこ)と浮気しているー。


”やばい やばいー 

 浮気がばれたらー”


しかも、麗子は、時折、急に家に遊びに来るー。


「---…」

梓紗(史和)は、青ざめながらなんとか対策を考えて、

口にしたー


「とりあえずー

 俺は梓紗の身体で、ここにー

 梓紗は、俺の身体で、梓紗の家に帰る感じでいいかな…?


 スマホも、お互いのものを持ったままでー」


梓紗(史和)の提案は、

梓紗になった史和が、このまま史和の家に留まりー

史和になった梓紗が、梓紗の家に帰るー


つまりー”中身”の方の家ー

自分の元に家に帰る、ということだー


「-近所の人にもし見られても、彼氏彼女で通せば

 大丈夫だと思うし」

梓紗(史和)が言うと、

史和(梓紗)は「う~ん、それもそうだね」と、微笑んだー。


「--あと、スマホもお互いのもの、持ってたほうがいいよな」

梓紗(史和)は、そう提案するー。


”見られたくないもの”もお互いにあるだろうし、

電話をしなければ、自分のスマホを持っていたほうがいいー、と。


メールやLINEであれば、声を聴かせるわけじゃないし、

入れ替わっていても、なんとかなるー


「--そ、そうだね」

史和(梓紗)は、そう微笑むと、

梓紗(史和)の提案に賛同してくれたー。


お互い、一人暮らしだったからこそ、出来ることー。


「--でも、できれば早く元に戻りたいなぁ」

史和(梓紗)が呟くー


「-わたしのお父さん、過保護だから」

史和(梓紗)の言葉に、

梓紗(史和)は「そうだったな」と苦笑いするー。


梓紗の父親は、とても過保護なのだというー

まだ、会ったことはないが、

寿司職人で、娘を溺愛しているのだとかー。


「--じゃあ、そういうことで」


梓紗(史和)が、梓紗の身体のまま、自分の家…

史和のアパートに残るー。


史和(梓紗)は「じゃあ…また明日」と不安そうに

呟きながら”何かあったらすぐに連絡するね”とほほ笑んだー


「せーーーーーーーーーーーーーふ!!!」

一人になった梓紗(史和)は思わずガッツポーズしたー


これで、麗子との浮気がバレずに済むー。


早速、浮気相手の後輩、麗子に電話をする梓紗(史和)-


「-あ、もしもし?麗子?

 俺、、あ、えっとさー」


梓紗(史和)は、彼女の梓紗と入れ替わってしまった事情を

説明して”元に戻れるまではしばらく連絡を控えてくれるかな?”と

早口で説明したー。


だがーー


”--は?わたしを史和に会わせないようにしようとしたって

 そうはいきませんから”


麗子の鋭い声ー


「--え???あ、、いや、俺だってば!

 入れ替わっちゃったんだよ!麗子!」


梓紗(史和)が必死に叫ぶー


”--先輩、嘘つきカップルって有名じゃないですか。

 そんな嘘で、わたしを史和から引き離そうとしたって

 そうはいきませんから!”


麗子が叫ぶー


「--ち、、ちが!ホントに入れ替わったんだよ!麗子!」

梓紗(史和)は、焦りを感じていたー


史和も梓紗も、よく”嘘”をつくー


梓紗に内緒で、こうして浮気しているのも、ひとつの”嘘”だー。


そして、梓紗が嘘つきだと知っている、史和の浮気相手・麗子はー

梓紗が”入れ替わった”と嘘をついていると思い込み、信じてくれなかったー


「--ま、待ってくれ麗子!

 入れ替わった証拠を今言うからー


 ま、まず、ほら、今、電話してるの、

 俺の電話だろ?

 それにー


 ほら、先週ヤッたときさー」


プッーー


電話が切れたー


「--え…」

梓紗(史和)は唖然とするー

それと同時に”浮気がバレる!?”と

激しい焦りを感じていたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「----まさか入れ替わっちゃうなんて」

帰宅した史和(梓紗)-


史和になってしまった梓紗は

「男の人の身体って、やっぱ体力あるって感じ」と

呟くと、胸がないことに”自分の身体の一部分を失った”ような

不思議な感覚を覚えて、戸惑ったー。


「---でも、よかった…」

史和(梓紗)は戸惑うー。


お互い、”中身”の家に帰るー

そう、史和が提案してくれて助かったー


何故ならー

梓紗も”彼氏”に嘘をついているからー


「----」

史和(梓紗)は、机にしまってある”父親”の写真を見つめたー


父親は、古風な着物を身に着けてー

”任侠”という文字がデカデカと飾られている部屋で、

ゴツイ男たちと一緒に映っていたー


「---お父さん、すし職人じゃないのー」


”父親が寿司職人”と、

梓紗は、史和に嘘をついているー


父親はーー

寿司職人などではないー

”極道組織”の組長なのだー。


梓紗は、組長の娘ー


スマホを見つめる史和(梓紗)-


”父親”には、まだ彼氏がいることを言っていないー

父が、梓紗を溺愛していることは、

梓紗自身にも分かっていたー


彼氏ができたことを伝えればー

それだけで、史和が海に沈められる可能性すらあるー。


いやー

史和がちゃんとしててくれれば、たぶん大丈夫ー


でも、万が一、史和が浮気なんかするようなことがあればー

父は、絶対に史和をバラバラにするだろうー。


「---まぁ、史和は浮気なんてしないから、大丈夫だよね…!

 元に戻れたら、お父さんに紹介しよーっと」


史和(梓紗)はそんな風に呟きながら、

スマホを机の上において、史和の身体のチェックを始めるのだったー


②へ続くー


・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


嘘つきカップルの入れ替わりー


周囲には信じてもらえず

彼氏には浮気ー

彼女には極道の娘という

重大な秘密がー…!


大変なことになっちゃいそうですネ☆


続きはまた次回デス~!

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