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「-いくらでもヤラせてあげるから付き合って!、って誘惑したら

 OKしてくれたの!

 今夜はさっそくホテル!」


姉の麻由里の言葉に、弟の誠太は唖然としてしまうー。


「---え」


彼氏が出来ないことに悩んでいた、真面目過ぎる姉・麻由里ー。

麻由里から頼まれて、弟の誠太は

姉を催眠術で洗脳したーー


の、だったがー

”真面目すぎる”麻由里には、誠太の想定以上に洗脳の影響が

出てしまい、見ず知らずの金髪男を誘惑して

ホテルに行く約束を取り付けてしまった、というのだー。


「--ちょ!ちょ!待って姉さん!

 やばいって!ってか、そいつ誰だよ!?」

誠太が慌てた様子で叫ぶと、

麻由里は「わたしの魅力の虜にしてやったの!ふふ」と

鏡を見つめながら言うー


「--わたしってば…かわいい♡」

麻由里の言葉に、誠太は唖然とするー。

やはり、催眠術による洗脳が効きすぎている。


「--姉さん!タイム!洗脳が効きすぎてる!」

その言葉に、麻由里は少し不快そうに振り返ったー


いつものような、

ちょっと遠慮気味の笑顔はそこにはなくー

自信に満ち溢れた表情を浮かべているー


「--姉さん!俺が催眠術で、姉さんを洗脳したのは

 覚えてるよね?」


誠太が言うと、

麻由里は「もちろん」と頷くー。


「-あのさ、言いにくいけど、姉さんに、俺の催眠術、

 効きすぎてるみたいだからさ…

 ちょっと、一旦落ち着いてもらっていいかな?


 そんな見ず知らずのヤバそうな男と、いきなりホテルで

 エッチとかヤバすぎるし」


誠太の言葉に、

麻由里は少しだけ考えるような表情を浮かべたあとに

「でも…」と呟くー。


その表情は「不満」そうにも見えたー


「--ちょっと、洗脳の度合い、弱めてみるからー

 いい?」

誠太はそう言いながら”催眠術”の準備をするー。


「-ーーー誠太が言うなら、そうなのかもね」

麻由里は、そう呟きながら、自分の太ももを撫でると、

「あ、じゃあ、誠太が準備してる間、トイレ行ってくるから、

 準備しておいてね」と、微笑むー


「うん、わかった」

誠太がそう呟くと、麻由里は部屋から出ていくー


「--ったく、姉さんってば洗脳効きすぎー

 ホント、ひやひやするよ」


誠太は、催眠術と、洗脳の準備を終えるー


”どうしよっかなぁ…姉さん、真面目すぎるから

 予想より効きすぎてるなぁ…”


次はどんな風に調整しようかー。

そんな風に悩む誠太ー。


「そもそも、彼氏が出来ないからって、俺のアドバイスだけじゃなくて

 洗脳されたい、って姉さん、天然すぎるだろ…?」

苦笑いする誠太ー。


「俺だからいいけど、俺がもし悪い奴だったら

 姉さん、今頃ホント、好き放題されてるぞ…?」

誠太は、苦々しい表情で呟くー


誠太には、催眠術を用いた洗脳の力が自分にあっても、

それを悪用するつもりは一切なく、

それを封印していたぐらいだー。

当然、今回も姉の麻由里に対して悪さをするつもりは全くなく、

麻由里に頼まれたから仕方なく、という感じだったー


「--ってか、姉さん遅くね?」

誠太はそう思いながら、部屋の外の様子を見に行くー


1階のキッチンにいた母親に「そういえば姉さんは?」と

声を掛けると「え?麻由里なら出かけたけど?」と、返事が返ってきたー


「----」

唖然とする誠太ー


「しまった!騙された!」

”トイレ”と言いながら、麻由里は、金髪の男とヤルために

出かけてしまったのだー


慌てて家から飛び出す誠太ー。


しかしー

誠太は、麻由里を見つけることはできなかったー


・・・・・・・・・・・・・・・


「--ふふふ♡わたしのこと、好きにしていいよ…♡」

麻由里が甘い声を出しながら、

金髪の男の指定したエッチな服を着ながら甘い表情を浮かべているー


「--へへへ、エロすぎる彼女だぜ!

 そんな真面目そうな顔してくるくせに!」

金髪の男はニヤニヤしながら呟くー


麻由里が、不慣れな感じで男を誘惑するー。


今の麻由里には、それが快感だったー

彼氏を作るためならー

何でもしてしまうー


「--わたし、可愛いでしょ?」

麻由里が妖艶な声で、ポーズを決めるー。


”自分はかわいい”

そう洗脳された麻由里は、自信に満ち溢れていたー


やがてー

男と麻由里は熱いキスをし始めてー

人生で初めて、麻由里は男とエッチをしたー


激しく喘ぎ狂う麻由里は、

その快感の虜になってしまったー


・・・・・・・・・・・・・・


それから数週間が経過したー。


「--ちょ!ちょ!姉さん!」

誠太は焦っていたー

どんどん見境なくなっていく雰囲気の麻由里にー


「--誠太!ありがと!

 これがホントのわたしって感じー」

超がつくほどのミニスカートに胸元を晒した服装で、

出かけていこうとする麻由里ー。


「-ちょ!!落ち着けって!俺の洗脳が

 効きすぎてるのは、姉さんも分かってるだろ!?」

誠太が言うと、

麻由里は「でも、わたし、自分に自信が持てた!最高♡」と、

誠太の方を見つめながら言ったー


誠太の”洗脳”は

催眠術を用いたものー。

相手が応じないと、催眠術を掛けるのは難しいー


麻由里が、誠太のことを凝視してくれないと、

掛けることが出来ずー

麻由里本人が応じない限り、再度催眠術をかけて”洗脳”の度合いを

調整することは難しいー。


途中で目をそらされたら終わりだー


「--それとも何?かわいいわたしに嫉妬してるの?」

麻由里が自分の頬を触りながらうっとりとした表情を浮かべるー


「そ、、そんな… と、とにかく、姉さん!

 ヤバいって!洗脳効きすぎてる!」

誠太は必死に叫んだー


けれど麻由里は聞く耳を持たなかったー


「--かわいいお姉さんに嫉妬する弟…

 あんたちょっと見苦しいよ?」


怒りの形相の麻由里ー

性格までねじ曲がってしまっているー


「--姉さん…」

唖然とする誠太ー


やっぱりー

頼まれても洗脳なんかするべきじゃなかったー。


姉さんならちゃんと心の中で分別できると思っていたー


けれどー

誠太の催眠術による洗脳効果はー

誠太自身が思っている以上に”強い”ものなのかもしれないー。


「---わたしの邪魔をしないで。

 わたしはやっと、なりたい自分になれたの!」


麻由里はそれだけ言うと、「ふん!」と言って

そのまま出かけて行ってしまったー。


男遊びを繰り返す麻由里ー

誠太はなんとか止めようと、必死に説得したり、

方法を考える日々ー


しかし、麻由里は「自分はかわいい」と、絶対の自信を持ち、

高飛車な性格になってしまったー

しかも、誠太が”少しエッチに”と洗脳したことからー

自分の身体を簡単に男に売り渡してしまっているようなー

そんな状態ー


誠太の洗脳が誠太の想像以上に強まっていたことやー

麻由里自身が、真面目すぎる性格のため、

洗脳が効きすぎてしまっていてー

麻由里は毎晩毎晩、金髪の彼氏とラブホで寝泊まりするように

なってしまっていたー


誠太は、麻由里を心配する母親と父親を見つめながら

激しく後悔していたー。


「くそっ!俺が…俺が姉さんを洗脳なんかしなければ…」

歯ぎしりをする誠太ー


麻由里は誠太のことを煙たがるようになりー

”わたしに嫉妬してるんでしょ?ま、こんなに綺麗なお姉ちゃんが

 いれば、当然よね?”などと、

見下すような言動を繰り返すようになってしまったー。


打つ手なしー

誠太は学校でも自宅でも「姉さんごめん…」と、いう感情で

いっぱいになって、押しつぶされそうな状況に

追い込まれていたー。


しかしー

”転機”は突然訪れたー


姉の麻由里が泣きながら帰宅したのだー


「--わたし…わたし…捨てられちゃった…」

麻由里が、誠太の部屋で泣きじゃくるー


胸を強調して、太ももを晒した格好の麻由里ー

化粧も、派手になっているー。


そんな麻由里が泣きじゃくっているー


「--お前みたいなエロイだけの女と本気で付き合うと思ったのかって」

麻由里は泣きながら言うー


どうやら、金髪の男に遊ばれた挙句、捨てられてしまったようだー


「--だから言っただろ?見ず知らずの男なんて、危ないって」

誠太が言うと、

麻由里は「ごめんね…」と泣きながら謝罪の言葉を口にしたー。


「--(チャンスかもしれない)」

誠太はそんな風に考えるー。


今なら、姉さんも催眠術に応じてくれるかもしれないー、と。


「--姉さん…俺のほうこそ、ごめんー

 姉さん、真面目すぎるからさ、

 俺の洗脳が効きすぎちゃってたみたいー」


誠太の言葉に

麻由里は「…うん…そうかも…」と泣きながら頷くー


「--わたし、自分が自分じゃないようなー

 有頂天になってた…」


麻由里は後悔の念を口にすると、

誠太はさっそく催眠術の準備を始めるー。


「--どうする?うまく俺が度合いを下げて

 洗脳することもたぶんできると思うけどー」


誠太の言葉に、

麻由里は「--もう…元のわたしでもいいや…」と

悲しそうに呟くー。


誠太は「--ま、、まぁ、一度元の姉さんに戻ってー

それから考えればいいよな」と、頷くー


”元に戻す”と言っても

洗脳前に戻すー、というよりかは、

再び元の姉さんに近いような状態に”洗脳”するような感じー。


上書きの上に、上書きするような感じだー。


麻由里自身は、ちゃんと自我を保ってはいるものの、

誠太の洗脳は、思想自体に大きな影響を与えるー。


「姉さんのいいところは、真面目で奥手なところだしさ、

 焦る必要はないよ」


誠太はそう言うと、

催眠術をかけ始めるー。


麻由里がすぐにカクッと眠りにつくー


「---はは、相変わらず効きすぎー」

誠太はそんな風に思いながらー


”わたしはエッチじゃない”

”真面目”

”奥手”

などなど、

麻由里の耳元で囁く言葉を考えるー


催眠術によって”無防備”になった相手の耳元で

言葉を囁くことで、”無防備になった脳”に

直接影響を与えてー


そしてー


「--!」

誠太は、姉・麻由里の胸元が偶然目に入ってー


”エロすぎだろ…姉さん”と、苦笑いするー


大胆に胸元を晒しー

太ももも晒している麻由里ー


元々の麻由里では、こんなこと、考えられないー


誠太は思わずドキドキしながら、

麻由里の方を見つめたーー


まるで”見せている”かのような格好ー


”見せたい…とか、そんな感じなのかな…?”

誠太は苦笑いしながら、

今一度”元に戻すための洗脳をーー”


「--え?」

誠太が驚くー


「--はぁぁぁ…見せたい…見せたい…わたし…えっろ…」

麻由里が突然目を開いて顔を真っ赤にしながら、服を脱ぎ始めたー


「--はっ!?えっ!?な、、なにしてーーー」

誠太はそこまで呟いて、”あっ”と叫ぶー。


”エロすぎるだろ”

”見せたい”

そんな心の声を、誠太はうっかり麻由里の耳元で呟いてしまっていたー


しかもー

ドキドキしたことで、誠太の心に乱れが生まれ

催眠術も解除された状態にー


「--ふふふふふふふ♡ 見て…みんな、わたしを見て…♡ 見せたい…♡」

服を全て脱ぎ捨てた麻由里が、そのまま部屋の外に飛び出すー


「あっ!ちょ!やばいって!!!姉さん!」

誠太が必死に叫ぶー


「母さん!!!姉さんを止めて!」

2階から叫ぶ誠太ー


しかし、唖然とする母親を無視して、麻由里は裸のまま

大笑いしながら、家の外に飛び出してしまったー


「--あぁぁぁぁ、わたし、、エロすぎ♡」


「みせたい…みせたい…んぁああああああっ♡」


全裸の麻由里を見て、通行人たちが驚くー


誠太はそれを見て、膝をついたー

「おわったーーー」


誠太は、それしか考えることが出来ずー

放心状態で、通報される全裸の姉さんを見つめることしかできなかったー



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


催眠術X洗脳のお話でした~!

使い方を間違えちゃうと、大変ですネ!


お読み下さりありがとうございました!

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