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イケメン大学生・藤本 亮平には”裏の顔”があった。

一見すると、人当たりがよく”好青年”という感じの亮平ー。


だが、裏では3人の彼女がいて、

それぞれに甘いマスクで接しているというー

”女好き”の男子大学生だったー。


それでいて、プライドが高く、

内心で他の人間たちのことを見下しているー

そんな、男子大学生だった。


だがー

そんな彼のプライドを打ち砕いた女子がいたー。


それが、桑井 杏菜ー。


杏菜は、亮平が甘い言動で、口説いてもー

落とせなかったー。


杏菜にプライドを打ち砕かれた亮平は

”闇の商人”と名乗る人物から受け取った

”他人を皮にする力”で、杏菜を皮にしてー

そして、乗っ取ったー。


杏菜の姿で、亮平に対して屈服するような言葉を

何度も何度も吐かせてー

滅茶苦茶にエッチをしたー。


こんな女ごときが、俺を振るなんて許せないー。

そう、言わんばかりにー。


「---くそっ!」

杏菜は壁を叩くー。


杏菜を皮にして乗っ取ってから2日ー


亮平は、未だに杏菜の皮を脱げずにいたー。

杏菜を乗っ取り、散々無茶苦茶にしたあとー

杏菜を脱ごうとしたのだが、

どんなに脱ごうと思っても、杏菜の皮を脱ぐことが

出来ない状態になってしまっていたー


「このままこんな女として生きろなんて、冗談じゃねぇぞ」

鏡を見つめながらそう呟く杏菜ー。


後頭部のあたりをイライラした様子で

必死にかきむしる杏菜ー。


だが、そんなことをしても、脱げないことはもう分かったー。


闇の商人からの連絡も途絶えたままー。


”奴は必ず、俺がどうなったか見に来るはずだー。

 どこかで、接触してくるはずー”


亮平は、そう考えていたー。


闇の商人なる人物の目的は分からないし、

その素性も分からない。


とは言え、

亮平に”他人を皮にする力”を与えてー

”桑井 杏菜を屈服させてみないか?”と

言ってきたのは闇の商人だー。


杏菜に対する恨みかー

それとも亮平に対する恨みかー

単なる”人を皮にする力”のテストかー


何らかの目的があるはずだ。


「---金は渡していないー」

頭の良い亮平は、杏菜の姿のままあぐらをかいて、

鋭い目つきで窓の外を見つめるー。


”闇の商人”の目的は、

3つのうちのどれかー、あるいは複数であるはずだ。


と、なればいずれにせよ

”どうなったか”確認しに来るはずなのだー。


亮平か杏菜に対する恨みなのであれば、

”亮平”がどうなったのか、

”杏菜”がどうなったのか、

直接”その目”で確認したくなるはずだー。


”皮の力”のテストなのであれば、

やはり、この力を確認しに来る必要があるだろうー。


「---ククク」

杏菜は笑いだすー


「この俺をはめるとはいい度胸じゃないか」

杏菜は、悪人面で笑うー。


「----だが、俺を狙ったことを

 後悔させてやるよ」


亮平は、”悪知恵”ならだれにも負けない自信があったー。

小さいころから、”優等生”のふりをして、

悪知恵を働かせてきたー。


負けるわけがないのだー。


「-----」

杏菜は、ふと、窓の外を見つめるー


杏菜の住むアパートの近くー

電柱付近に、男が立っているのに気づいたのだー。


「--!」

杏菜がその男を見つめると、

男が身を隠したような気がしたー。


「-----……あいつは…?」

杏菜が表情を歪めるー


”闇の商人”だろうかー

そう思い、杏菜は警戒を強めるー


だが、その男は、杏菜のほうを一瞬チラッと見ただけで

後は一切こちらを気にするようなそぶりは見せなかったー。


”今日も電話できないのぉ~?ザンネン!”

バイト先の彼女・本村 花林からLINEが届くー


「--こんな身体で通話できるわけねぇだろうが」

杏菜がイライラした様子でスマホに向かって呟くー


今の亮平には”杏菜の声”しか出せないー

通話したくても、できないのだー。


”ねぇ、だいじょうぶ…?一昨日から、変だけど…?”

同じ大学に通う彼女・佐川 柚子音からも連絡が来るー。


適当に返事を送る杏菜ー


だが、二人とも不満そうで、通話したい、とばかり言ってくるー。


「くそっ!!!できねぇんだよ!バカ女どもが!」

杏菜は鬼のような形相でスマホを放り投げるー。


このままではー

せっかくの”彼女たち”まで失うことになりかねないー


早く、早くどうにかしないとー。


「--ゆーちゃんはいい子だなぁ~」

杏菜は呟くー


第3の彼女であり、幼馴染の”ゆーちゃん”だけは、

”今は連絡できない”とLINEで伝えたら、

大人しくしてくれているー


大学の柚子音、バイト先の花林とは大違いだー


「--やっぱ、ゆーちゃんが一番だぜ」

杏菜はそう呟くと、

”とにかく、闇の商人のしっぽを掴まないとな”と

心の中で呟いたー


闇の商人とやらを捕まえて、

杏菜の皮を脱ぐ方法を聞き出すー。


そうしないと、いつまでも杏菜として

生活することになってしまうー。

そんなのは、ごめんだー。


亮平は、自分が好きだったー

自分が一番大事だったー


杏菜を皮にして乗っ取ったのは

杏菜になるためではなく、

杏菜を自分に屈服させるためー。


「--今日はもう遅い」

そう、呟くと杏菜は、

”考えてばかりいても仕方ないな”と、

杏菜の皮を脱ぐことができないと知ったあとにヤケクソになって

ネットで購入したドMが喜びそうな衣装を身に着けたー


「--あぁぁ…亮平くん…

 亮平くんを振ったわたしを…どうか、許してぇ…♡」

両手でお願いポーズをしながら、鏡に向かって呟くー


杏菜を屈服させているー

杏菜を支配しているー


「--そうだ、お前は俺のプライドを傷つけた。

 たっぷり罰は受けてもらうぜ」

杏菜の姿のまま、そう呟く亮平。


「はぁい…亮平さまぁ…」

杏菜の口調を真似て、杏菜として呟く亮平ー


”杏菜へのお仕置きタイム”が

今夜も始まったのだったー



「はぁ…♡ はぁっ♡ はぁっ♡」

淫らな格好の杏菜がピクピクと震えているー


何度も何度も激しくイカせて、

意識が時々吹っ飛びながら、

激しい快感を味わっていたー


”意識飛ぶのってあんまよくないらしいよな”

そんな風に思いながら、杏菜の皮を着た亮平は

笑みを浮かべるー


杏菜を徹底的に屈服させてやったー

支配欲は、存分に満たせたー。


杏菜はもう、俺のものと言ってもいいー


「--チッ」

杏菜へのお仕置きタイムを終えて、舌打ちする杏菜ー


改めて後頭部を触ってみるもー

やはり、杏菜の皮を脱ぐことはできないー


闇の商人が、必ず”ここ”に様子を見に来るはずー。

その時までは、杏菜として過ごすしかないー。


最悪ー

最終手段として、杏菜を引き裂く方法もあるがー

それはリスクが高すぎる。


杏菜だけではなく

”杏菜を着ている自分”に対する影響が心配だし、

杏菜を殺したことになってしまうー


皮になっているから、最悪、どうにか誤魔化せるかもしれないが

その確証はないー。


やはり、

闇の商人が何者かを突き止めて、捕まえー

”どうやったら皮を脱げるんだ!?”と

聞き出すのが、一番手っ取り早い方法と言える。


「---今日はもう寝るか」

杏菜は、過激な衣装と一緒に注文しておいた小型のカメラを

窓の外に目立たないように設置して、

そのまま眠りについたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・


翌日ー


週末の連休も終えて、

杏菜は大学にやってきていたー


ぼーっと、窓の外を見つめる杏菜ー。


「----」

周囲を警戒するー。


”自分を見張っている人間がいないかどうか”

大学でも、それに気を配るー。


「--あ、うん!大丈夫大丈夫!」

杏菜は、友達といつものように雑談しているー


亮平の彼女の一人である柚子音を含む、3人で

昼食を食べる杏菜ー。


柚子音は時々、彼氏の亮平が大学に来ないことを

心配するようなそぶりを見せていたー。


杏菜も、心配そうに柚子音のほうを見つめるー。


そしてー

その日1日の大学生活を”いつものように”終えたー


帰宅する杏菜ー。


帰宅して、ソファーで一息ついていると、

杏菜は、昨日の夜に、”お仕置きタイム”として

自分が着ていた過激な衣装が目に入ったー


「----え」

杏菜は、表情を歪めたー


「---え…ちょ、、、嘘だろ…?」

杏菜は愕然とするー。


そしてーー

慌てた様子でスマホの方に向かうー


”おい、どういうことだ!?早く返事をしろ!”

と、闇の商人にメッセージを送る。


だが、闇の商人からの返事はないー。


「--お、、、俺……

 ”杏菜”になりきっていたー?」

杏菜は震えるー


今日、朝起きてから、

大学に行き、帰宅するまでーーー


亮平は、”杏菜”になりきっていたー

杏菜を演じているーー

のではなく、

杏菜に”なって”いたー。


自分が亮平であると言う自覚を失っていたー


だからー

大学で何の違和感もなく普通に生活できていたし、

友達の前でも、自然に杏菜として振舞ってしまっていたー


今ー

帰宅して、

昨日のお仕置きタイムで使った

過激な衣装を見るまで、

”自分が杏菜を乗っ取った亮平”であることを

完全に忘れていたー。


大学で、”怪しい人物がいないかどうか”

周囲をキョロキョロしていたのは

”闇の商人”が自分を見張ってないか確認するためだったが

その目的すら忘れて

ただ何となく不安を感じているから周囲を見ている…

という状態になってしまっていたー。


「--ど、、どうして…?」


俺はなぜ半日も、自分が亮平であることを忘れていたー?


亮平は、恐怖に駆られた。


亮平は、自分で天才だと思っている頭脳をフル回転させて考えるー。


二重人格の状態のように

杏菜の意識が一時的に表に出ていた可能性も当然考えられるー。


だがー

違う。

何故なら、亮平としての自覚をなくしてはいたものの、

大学で杏菜として振舞っていたのは、

紛れもない自分自身だったからだー。


杏菜の意識が表に出てきたー

と、いうよりかは、

亮平が”自分が亮平である”という認識が出来ない状態で、

無意識のうちに杏菜になってしまっていた、と

考える方が正しいー


「--くそっ!まさか、俺がこの女に侵食されてるとでも言うのか!?」

杏菜は怒りの形相で叫ぶー


そして、

「くそっ!脱げやがれ!着ぐるみのくせに!」と、叫びながら

頭や背中ー

身体中のあらゆる場所を引っ張り始める。


「--くそっ!!生意気だぞ!着ぐるみ女が!!くそっ!!!くそっ!」

杏菜の声で狂ったように叫ぶ亮平ー


だが、皮が脱げることはないー


”ねぇ、通話ぐらいしたいよ!

 バイト先にも来ないし、どうしちゃったの?”


”彼女”の一人、花林からLINEが届くー


「うっせぇ!!!!」

杏菜は怒りの形相でスマホを投げつけたー


馬鹿な女がー

黙ってろ!


そう思いながら杏菜はなんとか皮を脱ごうとするー。


だがー

皮は脱げずに、怒り・焦り・憎しみばかりが募っていくー


「--くそっ!」

杏菜は深呼吸すると

”落ち着け、俺”と内心で呟くー


焦っても何も解決しないー

焦りは、判断力を狂わせるー。


亮平は、そのことをよく知っているー。


ひとまず、風呂に入って落ち着くかー

そう考えて、深呼吸すると、杏菜はそのままお風呂へと入っていったー


・・・・・・・・・・・・・・


お風呂から出てきた杏菜は、

髪を乾かすと、部屋に戻ってきてー


そのまま読書を始めたー。


「---あれ…?」

杏菜が首を傾げるー


スマホが2台、部屋に置かれているー。


自分のスマホとー

”誰か”のスマホー


「---??」

杏菜は首を傾げながら

”大学から持って帰ってきちゃったかな”と笑うー。


そして、静かに本を読み始めたー


杏菜を皮にして

”支配”したはずの亮平ー


しかし、逆に今、亮平の自我は

皮にした杏菜の身体に、”侵食”されつつあったー。



③へ続く


・・・・・・・・・・・・


コメント


着込んだ皮が脱げずに、しかも支配されていき…?

彼を待ち受ける運命は…?


続きはまた今度デス~!

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