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三上優香と田辺祥子。

二人の女子は、すっかり変わっていた。


何故なら、、とある老婆が用意したペンダントによって、

意識を乗っ取られてしまったからだー。


ペンダントには老婆が抽出した「意識」が入っている。

主に逃げ場をなくした犯罪者たちだ。


老婆は犯罪者たちに、新たな体を提供することで、

利益を得ていた。

老婆の正体を知るものはいないー。

しかし、”裏社会”に精通していることだけは

確かだったー。


3か月前、そんな老婆のターゲットにされた

二人は、犯罪者に肉体を乗っ取られてしまったのだ。


犯罪者に乗っ取られてしまった

優香と祥子は、欲望に満ちた日々を送っていたー


優香の家にいやらしい声が響き渡る。


優香の両親は、娘の優香の豹変に驚いていたものの、

何もすることができず、

今や両親は、やりたい放題の優香に怯えることしか

できない状態になってしまっていた。


「あはっ、はぁ、、はぁ、、うふふ、、ひぁ!」


優香は快感に身を委ねているー

身体つきも、乗っ取られる前より

イヤらしい身体つきになっている。


それだけではないー

表情も、性格を表すかのように、

優しい優香の面影は次第に薄れー

別人のような表情を浮かべることが

多くなっていた。


優香の体がビクビクと痙攣する。


元の優香であれば、ゼッタイにそんなことはしない。


この日、優香と祥子は、

クラスの中でも大人しい男子、峰 幸助(みね こうすけ)を自宅に連れ込んでいた。


恋愛経験も、

エッチの経験もないような幸助は

戸惑っていたー


優香のことは”安心できる真面目な子”と

認識していた幸助。

だが、最近は優香が豹変したこともあり、

優香や祥子とは関わらないようにしていた。


がー、

そんな態度を、優香や祥子を

乗っ取っている犯罪者たちは、見逃さなかった。


「あぁっああぁぁぁぁあ♡」

優香が恍惚とした表情を浮かべる。


幸助はされるがままーー


「---相変わらずいい声で喘ぐねー優香は」

優香の親友、祥子が言う。


二人は元々親友だった。

だが、乗っ取られてからは皮肉にも、よりその絆が強まっていた。


”女子高生を乗っ取った犯罪者同士の絆”だー。


「---うふふふふ…当たり前じゃない」

優香が荒い息で祥子の方を向いた


元の優香が、絶対に浮かべなかったであろう

獣のような表情を浮かべて、優香は笑う


「……うっ…」

幸助が放心状態になっている



「そうだ…優香、面白い遊び考えたんだけど」

祥子が邪悪な笑みを浮かべて言う


「え?なぁに…?」

優香が服を来ながら言う。


その服は元の優香が着るとは思えないような、

服装だった。

超がつくほど短いミニスカートで太ももをあらわにし、

胸元を強調したワンピースを着ていた。


「……一回さ、優香を解放してみようよ」

祥子が言う


「え?どういうこと~~? あっ…あっ!」

優香が自分の胸を触りながら言う。


優香も、祥子もニヤニヤしている。


幸助は放心状態で、何も考えることができない。


「ホラ、ちょうどそこに貧弱なヤツがいるじゃん。

 そいつに一旦ペンダント移してさ~~

 3か月ぶりに正気を取り戻した優香がどうなるか、

 見てみるの面白そうじゃない?」


祥子は言う。


祥子はお嬢様系ファッションで身を固めていた。

宿主の男の、願望だったのだとか。


「ウフ…面白そう」

優香が可愛らしく言うと、ペンダントを外して、祥子に投げつけた。


その直後、優香の顔から笑みが消え、その場に倒れた。


優香は口を開いたまま、

抜け殻のようになって、部屋に倒れている。


「え…!?え…!」

幸助は戸惑う。


「ちょっとさー、アンタの体、借りるね~」

祥子はそう言い、未だ放心状態の幸助にペンダントをつけた


「うぐっ!」

幸助が悲鳴を上げると、すぐに邪悪な笑い声をあげた。


「あははは!男の体 久しぶりだな~

 ま、どうでもいいけどよ」

凶悪な笑みを浮かべる幸助。


すると、、倒れていた優香が声を上げた


「う………

 こ、、、、ここは…」

優香はボーっとした雰囲気だ。


「あれ……私、祥子ちゃんと、変なおばあさんに

 ペンダントを……

 それから…あれ?」


優香が戸惑っている。


数か月ぶりの意識ー

普通に寝ているのとはわけが違う。

なんだか、”永い眠り”についていたような、

そんな感覚ー


その様子を二人はニヤニヤと見つめている


「ここ、私の部屋…


 あ…

 えっ…いやぁぁあ!」


優香は自分の格好を見て悲鳴をあげた。

大人しめで、控えめの優香には恥ずかしすぎる格好だった


「し、、祥子ちゃん・・・な、何これ?

 え、、どうして祥子ちゃんもそんな格好?」


祥子は答えない。

ただ、ニヤニヤしている


「え?何で幸助君が私の部屋に……?」

優香が混乱のあまりパニックになっている


「三上さんが呼んだんじゃん」

幸助が言う


そして

「私とやりまくろっ! てさ!」

幸助は優香に襲い掛かろうとするー


「いやぁ!やめて!何するの!ねぇ」

優香は幸助を振り払い、部屋の隅へと移動した。


その時、部屋の異変に気付いた。


机にあった教科書類は全て無くなっており、

代わりに卑猥な本や、小道具が並んでいた。


そして、部屋には優香が現在バイトしている

メイドカフェのメイド服がかけらている。


「----なっ…えっ…」

優香の目から涙があふれる


「---へへへ…

 何だよぉ、誘っておいて逃げるのかぁ?」

幸助が大人しそうな声をギリギリまで

歪めながら笑う。


「俺にやらせろよ。

 その穴に俺のマグナムぶちこませろよ!」

幸助が叫ぶー


「--あはは!」

祥子は楽しそうにその様子を見つめている。


「…な、、、何なの…えっ」

自分の体の異変にも優香は気づいた。


乗り移られてから3か月。

優香の体は遊びつくされていた。

毎日のように男を誘惑してーーー


それ故にーー

「いやっいやああああああああああ」


優香はそのまま泣き出してうずくまってしまった


「あーあ、壊れちゃったよ」

幸助が言う。


「そーね。。

 まー予想通りかな」

祥子が笑って、優香に近づいた。


「優香、私たちね、あのペンダントで体乗っ取られちゃったの。

 でも、私たちはずっといっしょだから ね?心配しなくていいから」


その言葉を聞くと幸助が言った

「そろそろ戻るぜ!」


そう言うとペンダントをはずし、祥子に投げつけた。

幸助は意識を失い、倒れる


「いや…やめて……

 私をどうする気なの」

優香が泣きながら言う。


「どうするって?もう3か月もたったし…

 体を貸してくれるだけでいいから。


 もうアンタ、近所じゃ評判の乱交女だよ。。

 地元の不良とかおじさんとか、、

 誰とでもヤッてる」


祥子が言うと、優香はそのまま嗚咽まじりの

泣き声をあげ、うずくまった


信じられないー

こんな、現実ーーー


優香は、頭を抱えながら

子供のように泣きじゃくる。


「ホラーーーペンダント。」

祥子が無理やり優香にペンダントをかけると、

泣いていた優香が狂ったように笑い出したー


「あはははははは~~~~

 優香、嬉しくて涙でちゃったぁー!」

そう叫ぶと、再び優香には邪悪な笑みが浮かんでいた。

涙をボロボロとこぼしながら狂ったように笑う優香ー


二人はもう戻れないーーー


ペンダントの中身の男たちによって、、

もてあそばれ続けるのだーーーー


「さぁ~て!ラウンド2だぜ!おら!起きろ!」

優香が意識を失ってる幸助の顔にお尻をつけて座る。


乱暴に幸助の頭をぺしぺしと叩く。


祥子がその光景を見て

「女子のお尻に顔つっこんでるなんてサイテー!」と

ゲラゲラ笑うー


彼女たちは、もう戻れないー


彼女たちはこれからも、

弄ばれ続けるー。


いつまでもーーー


いつまでもーーー



おわり


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コメント


原作では、後日談として書いたお話でしたが

リメイク版では、続けて⑤と、しました。


続きを書こうと思えば、

まだ書けないこともないですネ~…笑


が、原作もここで終わりなので

このお話はここまでデス!


お読み下さりありがとうございました~☆!


※原作が短いため、100円プランでも読めるようにしてあります。

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