【エロ文・ご依頼物・BL】兄〇でHは気持ち良い。 (Pixiv Fanbox)
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2020-07-10 00:12:29
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2024-01-19 10:43:29
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登場人物
藤崎 智 (ふじさき さとし)
一人称「俺」
23歳 社会人。
海外の大学を卒業した後帰国して現在就職中。
学生の時はかなりヤリチンだった。
常ににこやかで人当たりがいい性格だが、頻繁に弟のことをからかってはその反応を見て楽しんでいる面もある。
藤崎 奏太 (ふじさき かなた)
一人称「オレ」
16歳 高〇1年生。
好奇心旺盛。お調子者で感情はすぐ顔に出る。
普段は明るく元気で人懐っこいだが兄だけは苦手。その割には兄に憧れを抱いている。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「うわ……なに……これ……凄い……」
16歳。ややオレンジがかった髪の、元気がトレードマークとも言えそうな高校生の藤崎 奏太(ふじさき かなた)は自分の部屋でこっそりとあるDVDを観ていた。
彼が友人から「すんごいのゲットした!」と貰ったそれは、海外製のAVだった。
それは確かに「すんごい」もので、無修正の作品だった。
金髪で、スタイルの良すぎる様な外国人の美女のAVであり、ちゃんと作られたものではなく、個人で撮影したようなものだった。
それがまた生々しさを生んでいるようなAVで、年頃男子である奏太はそれをまじまじと見ていた。
まだ自慰行為はしていないものの、モゾモゾと身体を動かしていて、興奮してしまっていた。
モザイクのないそれは色々とハッキリ見えてしまい、割と純情系高校生でもある奏太には刺激が強いものであり、顔を真っ赤にしながらも観ていたのだが―――。
「え…………?」
―――ふと、映像の中では女性がメインであったのだけれども、男優というか、相手の男の顔も映った。
その男性はシュッとした知的な雰囲気のあるイケメンであり、日本人だった。
何よりも、奏太はその顔に見覚えがあった。
見覚えと言うか―――。
『奏太~、夕ご飯出来たから降りてきて~?』
「おっはっ!! わ、わかったー!!」
―――と、そこで部屋の外からの声。
自宅の二階の奏太の部屋へと呼びかける若い男の声が響いた。
奏太は慌てながらDVDを一旦停止して、ちょうどアップで映ったその男性の顔を何回も何回も観た。
記憶へと刻み込むように観てから、転びそうになりつつ部屋を出てリビングに向かった。
「お、来た来た、ご飯できたよ~」
そこにいるのは眼鏡をかけた『シュッとしたどこか知的な雰囲気のあるイケメン』である、奏太の兄の、藤崎 智(ふじさき さとし)だった。
夕飯を作る為にエプロンを着けた彼は、降りてきた奏太を見て楽しそうに微笑みかけた。
「ん、部屋で変なことしてたんなら手を洗いなよ?」
「し、してない! 変な事ってなんだよバカ!」
「変な事って、そりゃオナ―――」
「うっさいバーカ! 変態!」
顔を合わせるなり奏太をからかっていく智であるが、それは彼なりの愛情、でもあったりする。
普段は少し離れた場所にあるマンションから会社に通う社会人である智。
かつて海外留学の経験もあり、一人暮らしも長かった彼は家事が得意であり、その家事能力から、両親が共働きで留守にしがちなので、奏太の食事を作る為に頻繁に実家を訪れては弟の世話とからかいを行っていた。
「…………(さっきの、AVの……)」
奏太はその顔を、兄の顔をまじまじと見つめた。
「ん? どうかした?」
「………………別に、手ぇ洗ってくる……」
視線を逸らすと、少し顔を赤くしたまま洗面所に手を洗いに向かう奏太。
頭の中にはさっきのAVに出ていた男の顔が浮かび、それが―――。
「あれ……兄ちゃん……だよな……」
―――兄である智とそっくりであることを認識した。
いや、そっくりではなく、本人である、と。
―――。
――――――。
数日後。
「…………っ、あ……❤ ん……っ!」
友人から貰ったAV、そこに出演する兄。
海外留学中に撮影したようで、今よりも少しだけ若く見える智が女性を激しく犯す姿。
それを観ながら奏太は自室でオナニーをしていた。
何度も、もう何度も繰り返し視聴していて、その内に奏太は自分と、智に犯される女性を重ね合わせていた。
自分のペニスを扱きながら彼が見つめるのは女性の裸などではなく、男の、智の裸でありその動きだった。
「兄ちゃん……っ……っ❤ んっぅっ……!」
奏太は兄のことを嫌いだと公言している。
なんでも出来て優秀な兄。
その兄と比べられることはコンプレックスであったし、智は奏太のリアクションが面白いのか今でも頻繁にからかってくる。
だけど、内心では智は奏太の憧れの存在だった。
兄のようになりたいと願っているし、もちろん好きであった。
しかし、それを表に出すことは決してしない。また会えば智は奏太をからかってくるので、それに対して反発する。
反発しながらも兄への憧れの想いは募っていく中で、何の偶然か手にした智のセックスを収めたAV。
そこに出演する若かりし智、その彼に犯される女性に自分を投影していくのだった。
何度も何度もオナニーをして射精をした奏太は、ペニスをティッシュで拭きながら更に、こっそりと購入したアナルバイブを取り出した。
「こんな……オレ……っこんなの使ったら変態……だよ……でも……」
細く、ボールがいくつも繋がったような形のそれに一緒に購入したローションをまぶしていく。
そして、四つん這いになると、事前にアナルでのオナニーについてネットで調べて、風呂場でシャワーのお湯を当てて中を少しは綺麗にしたアナルにそれを押し当てる。
「ん……!」
再生されていくAVをじっと見つめる奏太は、兄が女性の腰を掴んでバックから挿入するシーンを待つ。
自分と、その女性を重ね合わせてそのシーンになった瞬間に、兄の動きに合わせて―――。
”ぬっぷぅ❤”
「んぁ……っ❤ あああっ……っ❤」
―――まだ開発の甘いそこに、ゆっくりとバイブを挿入していく。
まだ開発していないので違和感が強く、本来なら快感も無いような状況なのだけれども、奏太は気持ち良さそうな笑みと熱い吐息を漏らしていた。
智に、大好きな兄に犯されているような感覚を味わいながら―――。
「にぃ……ちゃんっ……❤」
―――甘い声を漏らしてバイブをゆっくりと動かして馴染ませていくのだった。
―――。
――――――。
「奏太~、兄ちゃんの特製ご飯できたよ~? …………奏太?」
それからまた少し経った頃、智は仕事帰りにスーツのまま実家に来ていた。
不在の両親に代わっていつものように、奏太の夕飯を作るためだった。
靴があるので奏太は部屋にいるはず、しかし、夕飯を作り終えて声をかけても降りてこない弟を不審に思い、エプロンを外すと二階へと上がっていく。
「寝てるのかね?」
いつもお腹を空かせているような育ち盛りの奏太が夕飯を食べないなんてことはない以上、昼寝のつもりが寝過ごしているのかも知れないなどと考えた智は口元に少し笑みを浮かべていく。
それは「もし寝ていたらどうやって起こしてやれば良いリアクションが見れるかな?」というものだった。
弟のリアクションが楽しくて、また可愛くて仕方のない智は寝ている奏太への悪戯を考えながら、そっと部屋のドアを開けた。
寝ている弟を起こさないようにというつもりだったのだが、その先には―――。
「っぁ❤ 兄ちゃんっ……❤ ぅうっ……ぁ! ぁあ❤」
「………………」
―――ヘッドフォンをしてAVを、自分がかつて海外にいた頃に小遣い稼ぎで撮影したAVを観ながら四つん這いでアナルバイブを使いオナニーをする全裸の奏太の姿があった。
あまりの事態に目を見開いて硬直する智であった。
ヘッドフォンをして、夢中でオナニーをする奏太は兄が入ってきたことにも気が付かないでもう何回も射精したのか、部屋中に青臭い精液の匂いを充満させている中で、更に射精をしていた。
「………………」
部屋の入口、入ってきた自分に向かって形の良いお尻を突き出す様にしてアナルへ激しくバイブを出し入れする奏太。
それを智はジッと見つめていた。
弟のオナニーなんてからかうには最高のネタではあるものの、その内容があまりにも特異であり、またテレビ画面にはかつての自分が映っている。
それを観ながら「兄ちゃん」と、明らかに自分を求める様な切ない声を漏らす奏太の姿に智は小さく唾を飲みこんだ。
非常に綺麗で柔らかそうなアナルに、開発が進んだ結果中々の太さのバイブが激しく出し入れされていき、その度にローションと奏太の愛液とも言える汁が溢れていく。
”ぬっぷ❤ ぬちょ❤ ぬちゅ”
”くぷっ❤”
”ぬちゅっぷ❤ ぬぽっ❤”
「兄ちゃん……っ❤ オレ……もっ……❤」
夢中でオナニーを続ける奏太。
その姿を時間にして15秒ほど見つめた智は、ゆっくりとネクタイを緩めたのだった。
学生時代はそれなり、いや、かなりの数の女性と身体を重ねて、海外では更に様々な経験をしてきた智。
しかし、日本に戻り就職してからは色々な忙しさもあり、女性からのアプローチはあっても恋人を作らないでいた。
若く、魅力的な男であり精力も当然ある。
ありながらも、仕事や生活に追われる中で押し殺してきた『それ』が弟のオナニーを目撃したことで溢れ出していった。
「…………っ」
智の中に躊躇いは当然あった。
男同士だし、何より兄弟である。
しかし、自分に、画面の中の自分に犯されることを望むような弟を見て我慢が出来なかったのだ。
夢中でオナニーをする奏太のヘッドフォンにそっと手をかけた。
「兄ちゃ……ぇ……?」
「いやいや、流石にハード過ぎない?」
ヘッドフォンを取られたことで奏太はやっと智が部屋にいることに気が付いた。
一瞬の硬直、顔が一気に赤くなり、アナルに入れたバイブを引き抜きながら―――。
「ななななな!! なんで、部屋にっ! か、勝手に入ってくんなよバカ!!」
―――尻もちをつくように、智から離れようと後ずさりしていく。
オナニーを兄に見られた、しかも普通の行為ではなく『兄の出演しているAV』を観ながら『アナルバイブ』での行為だ。
完全に異常な、ありえない行為を目撃されて奏太は顔を真っ赤にして、目に涙を浮かばせるほどに潤ませていた。
言い訳というか、何をどう言えばこの状況を誤魔化せるのかと必死に考えていく奏太だったが、智はそれに対して―――。
「兄のAVでオナニーってなかなか凄いことしてるけどさ」
―――彼自身、当然の様に緊張しながら告げていった。
「そんなに、してみたいなら……してみる?」
―――。
――――――。
「で? 奏太くんは1人でなにしてたのかな~? おにーちゃんに教えてくれると嬉しいんだけど?」
奏太の身体を後ろから抱きしめるようにして、智はその乳首を指先でコリコリと刺激していく。
弟の激しいオナニーシーンを目撃した智は、それをからかいつつも、半ば本気で奏太に愛撫をしていた。
溜め込んでいた性欲という燃料に、悪戯心の火がついてしまえば、もう智を止める枷はない。
兄に、自分に対しての明らかに強い愛情と性欲を向けてきた奏太を、性欲の対象として見てしまっていた。
左右、それぞれの手を弟のシャツの中に入れて当然平らな胸板の上で自己主張するそこを、指の腹で撫でるように刺激していた。
「ぁっぁ❤ んんぅううっ❤ っっ❤ はっぁああ❤ っっ❤(なんで、兄ちゃんにされると……っ❤ こんな❤)」
乳首を刺激されているだけなのに、奏太は腰をカクカクと震わせて、ペニスからはカウパーが漏れていき、女の様に股を濡らしらしていた。
兄としてからかおうという気持ちがあったはずなのに、自分の質問にも答えられないほどに感じている弟の姿に智は自然と生唾を飲んでしまっていく。
ここ最近仕事で忙しくて色々と溜まっていたようなものが、弟へと、奏太へと流れていくのを感じていた。
”きゅっ❤”
「ひぁぁぁぁ❤❤❤(乳首っ❤ 摘ままれるのっ❤ すごっ❤)」
自分の中にある興奮、弟にこんな感情を向けるのはおかしい、今がギリギリ引き返せるラインだとわかっていながらも智は踏み込んだ。
くすぐるような刺激ではなくて痛くないギリギリの強さで乳首をつまんでいく。
さっきまでの弱い快感とは違う、強烈な刺激に奏太は大きな声をあげて、ペニスをビクンと震わせていた。
「奏太はさ、俺のAV観て……俺に犯されたくてこんな玩具使ってたの?」
「……ぅ…………」
片手で乳首をつまんで弄りながら、智はさっきまで奏太の使っていた、ローションと愛液塗れのアナルバイブを手にした。
それなりの太さと長さのあるそれ、「これ、奏太の中に入ってたの?」と、智は興奮してしまっていた。
それは「これが入るのなら……俺のモノだって入るんじゃ」という考えだった。
弟を犯してしまいたいという欲求が膨らんでくるのを感じていると奏太が小さく呟いた。
「え?」
「兄ちゃん……ばっかりズルい……オレも…………その、兄ちゃんに、したい……」
それは質問に対しての返事ではなかったが、奏太なりのアピールだった。
ただただ、兄に触られるだけじゃなくて自分も対等に、AVで観たように『エッチ』をしたいというアピール。
奏太の言葉を受けて、智は「どうせここまでしたんなら」という気持ちで、一度身体を離すとズボンを脱ぎ、下着も脱ぐとそれを綺麗に畳んでベッドに腰かけた。
「したいなら……してくれても良いかけど……噛まないでくれよ?」
冗談めかしてそんなことを言ってみる智だったが、奏太はその冗談にいつものようなリアクションを返すこともなく、真っ赤な顔で既にそそり立っている兄のペニスを見つめていた。
まるで犬の尻尾のように自分のペニス、おちんちんをピコピコと震わせながら何度も生唾を飲んで四つん這いのまま智の股間に顔を近づけていく。
「…………やり方、わかるの?」
「AVで……観たから……なんとなく……❤」
智も、流石にからかったり冗談で『誤魔化せる』空気ではなくなっていた。
自分の股間、ペニスに顔を近づけていく弟の動きをジッと見つめていた。
溜まっていたこともあってかなり勃起しているし、マンションに帰ってからシャワーを浴びようとしていたので、まだ風呂にも入っていないそれ。
そこに奏太は少しだけ躊躇いつつも舌を伸ばしていき―――。
「れろ……❤ ぺろ……ぺろ……❤ ん、れろ❤」
「っ!」
―――まるでアイスキャンディーを味わうように舌を動かしていく。
兄のペニスを必死に舐めていき、その味、何度もAVを見返して、兄のそれを舐めまわす女優に嫉妬した気持ちを舌に込めていく。
「れろ……❤ れる❤ ん❤(兄ちゃんの、やっぱりデカい……❤ こんなの、オレのお尻に入る、かな? ……でも、あの、外人の女の人には負けたくないし……!)」
テクニックも何もないただ舐めているだけの刺激。
だけど、智はそれに酷く興奮していた。
同性同士、しかも兄弟という異常な状況を楽しんで受け入れていってしまっていた。
舐められる度にペニスをビクビクと震わせてカウパーを垂らしていきながら、髪をかきあげる。
「れる❤ ちゅ……❤ れろ…………兄ちゃん、気持ち良ぃ?」
「あ……あぁ、気持ち良い、よ……」
「❤ そっか……❤ じゃあ、オレもっと頑張る……❤ れるぅ❤ ちゅ❤ れるる❤」
兄に気持ち良いと言って貰ったことに、どこか幼い笑みを浮かべる奏太。
それは憧れの兄に褒めて貰えたという喜びでもあった。
子犬がミルクを飲むように必死に舌を動かして舐めていき、舐めながらもおちんちんは可愛らしくもピコピコと震えていき、カウパーを漏らしていた。
「自分から……フェラしたいとか……奏太くんはおホモさん?」
「むっ……ち、違うって! 兄……むぅ……! ちゅぅ❤」
照れ隠しというか快感を誤魔化す様に、智は奏太をからかっていく。
ホモなんて言われて、それを否定しようと「兄ちゃんのだから舐めたいの!」なんて言おうとしたが、流石に恥ずかしと判断したのか、また舐める方へと集中していく。
智は智で、何か軽口を叩いて余裕を見せていかないと気持ち良さの限界が直ぐにやってきているのを自覚していた。
弟のフェラであっさりと射精しそうになっていることに焦りつつ、ペニスを震わせていく。
「っ……あ……! っ!」
「れろ❤ れる❤ んちゅ❤ れるぅ❤(兄ちゃんの❤ ここ、気持ち良いのかな? ここ舐めると反応するし……❤)」
子犬、飼い主の喜ぶことをしようとする子犬の様になった奏太は、兄の反応を観察しながら舐める場所、舐め方を細かく変えて行く。
少しでも気持ち良くさせよう、少しでも智を感じさせようと必死になっていく。
その刺激に応えるように頭を撫でられると、兄に褒められた喜びで、更に激しく舌を動かしていた。
そして、更に口を大きく開けると―――。
「っあ、奏太……っ、無理はしなくて……」
「大丈夫……オレ……❤ これくらい、出来るから❤ 兄ちゃんを気持ち良くさせること……❤ 出来る、から……❤ あむぅ❤」
―――先端を咥え込んだ。
見よう見真似のフェラチオ、初めて咥え込んだペニスに少し戸惑いながらも上目遣いに兄の顔を、舐めて覚えた気持ち良い場所を探っていく。
”くぽくぽ❤”と音をさせてしゃぶりながら、甘えるような上目遣い。
そんな視線を受ければ、智は弟の頭を撫でて褒めてやるしかなくて、そのナデナデ❤を餌に、奏太は更にフェラを激しくしていく。
その激しいフェラを味わっていくと、ここしばらくオナニーすらしていなかった智は限界を迎えてしまう。
かつては、何人もの女性相手の経験をしてきた自分がそう簡単に射精するなんてと思っていなかったこともあり、ビクンとペニスが震え、まだ拙い奏太のテクニックに負けて―――。
”びゅるるっ! びゅるっ!”
「っぁ!」
「んんっ!!」
―――その口内に思いっきり射精をしてしまっていた。
濃ゆく、量も多い精液を出し切って久しぶりの射精の余韻浸っていたが直ぐに少しだけ冷静になった頭は奏太のことを心配する。
「はぁ…………っと、ごめん! ティッシュ……!」
弟の口の中に射精してしまったことを焦りながら、出してしまったのはもう仕方ないけど、せめて吐き出させないと、そう思ってティッシュを探す智の耳に「ゴクン❤」という音が響いた。
「え?」
その音に浮かしかけた腰をベッドに戻し、音の元、自分の足の間に座る奏太を見た。
「はぁぁ……❤ 兄ちゃん、出し過ぎ……❤ すっご……❤」
そこで見たのは、目に涙を浮かべつつも笑顔で口の中の精液を飲みこんだ弟の姿だった。
その姿に、もう智は自分の欲望を抑えきることが出来なくなっていった。
射精したばかりのペニスは萎えることなく勃起していく。
奏太に「少しだけ待ってて」と告げると、リビングに置いておいた通勤用の鞄から「何か有った際に」と買っておいたコンドームを持って戻ってきた。
そして、奏太の目の前でワイシャツも、下着も脱いでいく。
裸になり、勃起したペニスにコンドームを被せると奏太をベッドに手招きした。
「に……兄ちゃん……あの……」
「奏太も、したいんでしょ? 俺も………………したい、奏太と……」
コンドームをつけた兄。
そしてベッドへの手招きからこの先のことを想像した奏太は一瞬戸惑う。
少しだけ冷静になり、ここで終わりにした方が良いと彼なりに考えていた。
考えていたけれど、兄から「したい」と求められると、自分を抑えることが出来なくなってしまっていた。
「オレも……兄ちゃんと……エッチ、したい……❤」
甘える様な声を出してベッドに、兄の元へと子犬の様に駆け寄っていった。
そして、奏太の希望で後ろから、兄がAVの中で女性にしていたのと同じ体勢でのアナルセックスをすることになった。
ベッドの上で四つん這いになった奏太、そのアナルに智はコンドームを被せたペニスを押し当てる。
直前まで太めのバイブでオナニーしていたそこは柔らかく、キツさはあっても挿入は不可能ではないようだった。
「それじゃ……奏太、入れるよ?」
「うん……❤ うん……❤」
緊張しながらお興奮している奏太のアナルにペニスをゆっくりと押し込む瞬間に、智はふと思い立ったようにスマホを取り出した。
「兄、ちゃん……?」
「ん、カワイイ弟の初体験を撮影しないなんて損でしょ?」
「……バッカじゃない? ……❤(可愛い弟……❤)」
少し気安さを取り戻しながら、スマホでの撮影、ハメ撮りが始まる。
片手にスマホを持って撮影しながら、ゆっくりと智はアナルに挿入していく。
痛みを与えないように慎重に挿入していきながら―――。
「っ❤ んっ❤ ~~~っ❤」
―――必死にベッドシーツを噛んで、乙女の様に声を我慢する奏太を見て悪戯心を再燃させる。
片手で奏太の腰を抑えていたが、その手を滑らせて脇腹をなぞって刺激する。
くすぐったがりの奏太はそのほんの少しの刺激でも口を開けてしまい、笑い声を出そうとしたタイミングで―――。
”にゅるぅっぷっ❤”
「っ!」
「ふにゃぁぁぁああ❤❤❤❤」
―――ひと息でペニスを根元近くまで挿入していった。
自己開発で、柔らかく広げられていた奏太のアナルに、笑おうとして力が抜けたこともあって、あっさりとペニスが挿入されていった。
その刺激、快感、何よりも兄に犯された幸福感に奏太は喘ぎ声をあげて、ベッドに少し精液を漏らしてしまっていた。
子犬が媚びるようにおちんちんをピコピコと震わせて、気持ち良さにプルプル震えていく。
その姿を余すことなく智は撮影しながら、少しだけ馴染ませるように腰を動かしたら、しっかりと奏太の腰を片手で掴んだ。
そのまま、ゆっくりとだけれども力強く奏太を奥まで犯すために腰を振っていく。
「あっ❤ あっぁ❤ 兄ちゃっ❤ ああっ❤ んんぅ❤ オレっ❤ あっ❤ 兄ちゃんにエッチ、してもらって……ああっ❤」
「っ! 奏太、感じて……るの? 初めてなのに?」
「んぅっ❤ あっ❤ ああっっぁ❤」
ベッドを軋ませての兄弟でのアナルセックス。
その異常な行為に二人はのめり込んでく。
二人の汗、性の匂いで部屋を満たしながらのハメ撮り。
智はゆっくりと腰を振る速度を上げていく。
奏太は自分の反応を観ながらフェラのやり方を変えたように、彼もまた弟を気持ち良くさせようとしていくのだった。
「っ! あ、ここ、奏太くんの弱いところ発見❤ ここ、でしょ?」
”ずっぷぅっ❤ こりぃ❤”
「ひぅうう❤ 兄ちゃんっ……そこ、なんか、ダメっ……❤ なんか、あああっぁ❤」
「なんかじゃ解りません~? しっかり説明してくんないと兄ちゃんわかんないなぁ?」
自分でアナルを弄るのは慣れていても、他人にされるのはまだ慣れていない奏太は、熟練の智のテクニックに翻弄されっぱなしだった。
さらに、腰を掴んでいた手を滑らせて、そのまま奏太のおちんちんを智は優しく掴んだ。
「お尻の穴でばっかり感じる変態になったら兄ちゃん悲しいし……❤ こっちも気持ち良くなろうね?」
「え……❤ あっ❤ そこっ❤ あっぁ! 一緒にされるのっ❤ 兄ちゃんっ❤ だめっ❤ ダメダメだって❤ ああああ!」
アナルを奥まで刺激されて、弱い場所を狙われながらの手コキに奏太は大きな声を漏らして身体を震わせていく。
先走りの汁もどんどん漏らして、その汁をローションのようにして智の手コキも素早くなっていく。
その刺激、大好きな、憧れの兄に遊んで貰えている快感に奏太の限界は近い。
「だめっ❤ あ❤ 兄ちゃんっ❤ あ❤ なんか、あ❤ すごぃっ❤ あ❤」
快感に快感が重なっていき、そこに興奮も混ざると奏太は今まで感じたことないほどの絶頂が来る予感に背筋を震わせていた。
ゾクゾクと背中を上る快感に、彼は身体全体を小刻みに震わせていた。
その絶頂のシグナルを感じ取った智は更に腰の動き、おちんちんを扱く手の動きを速めていく。
「あっ❤ あああ❤ ダメっ❤ ほんとっ! 兄ちゃんっ❤ ダメっ!」
女の子の様にか細い悲鳴をあげていく奏太を更に追い詰めるように手コキ、そしてアナルを犯していく。
全身の震えが大きくなり、今まで奏太が味わったことのない快感が波の様に襲い掛かる瞬間に、智は今までで一番強く腰を打ち付けた。
根元までペニスを完全に挿入するようにピストンをして、その動きに合わせて奏太のおちんちんを強くしごいた。
その二つの刺激を合わせて喰らった結果―――。
「っひっ❤ あ❤ ぃっ❤ イクっ❤ あ❤ 兄ちゃっっっぁ❤ イクぅうううぅううう❤❤❤」
―――奏太は大きな声をあげながら射精をし、深く深く絶頂していった。
それこそ、射精が終わった後に意識を失ってオシッコを漏らすほどに深い絶頂を。
それに合わせるように、強い締め付けを受けながら智も射精していく。
ゴムの中に、さっき口の中で出したばかりなのに、それ以上の量の精液をどぷどぷと音を立てて吐き出していくのだった。
―――。
――――――。
「やー、まさか奏太くんがこの歳でお漏らしするとは……」
「はぁ!? 兄ちゃんのせいだろバーカ!」
絶頂して失神した奏太と智は、冷めてしまった夕飯の前に二人で仲良く、10年ぶりくらいに一緒に風呂に入っていた。
楽しそうに笑う智と、からかわれて真っ赤になる奏太。
湯船に浸かる兄と、洗い場で身体を洗っていく弟。
兄弟でのセックスをした後だというのに、朗らかな空気が流れていた。
「俺のせい? 違うと思うけどな~、あれは完全に奏太がお漏らししただけで……」
「い、一緒にチンチンも弄るからだろ! あんなのされたら……その……」
からかわれて顔を真っ赤にして反論をしようとしていくが、流石にまだ照れがある様子の奏太。
それがまた面白くて可愛くて仕方がない様子の智は、実に楽しそうに笑って―――。
「でも、気持ち良かったよね? あんなに声出してたんだし❤」
「むぐ……」
―――弟をからかっていく。
からかわれて、根が素直な奏太は「気持ち良くなかった」とは言えないで顔真っ赤にして唸るばかり。
それを見て、また智は楽しそうに笑う。
笑われてることに顔を真っ赤にして奏太は石鹸の泡を流すと、湯船には入らないで先に上がろうと立ち上がった。
しかし、その手を智がしっかりと掴む。
「何す……! あ……」
手を掴んで引き寄せると、智は立ち上がりながら、奏太の唇にキスをした。
「ちゅ……❤ ん……❤」
「んん……❤ ちゅぅ……❤ ん❤ 兄ちゃ……ん……❤」
そのキスを一瞬だけ身体を硬直させるも奏太は受け入れていく。
舌が口の中に入ってきて、口内を舐めまわすような本気のキス。
それは、お遊びじゃない、恋人同士がするようなキスだった。
「……んっ❤ ぷっは……ぁ……❤ あ……兄ちゃん…………」
生意気で、兄に反発する弟の姿はキス一つで消えてなくなる。
甘えたような視線を兄に向けていき、そしてその視線は智の股間で止まる。
二回も射精した後なのに、それは直ぐにでも射精出来そうに勃起しているそれ。
その勃起が自分に向けられている、自分で勃起していると気づいた奏太。
智は更に身体を近づけて、奏太を浴室の壁に押し付けるように、自分の身体を押し当てるようにしてキスをしていく。
二人の性器、サイズの違う二つのナニがこすれ合っていく。
キスをしながら、兄弟のペニス同士が遊ぶようにこすれ合い、お互いのカウパーを潤滑油に絡み合っていく。
時間をかけたキスを終えて、唾液の糸を引かせて二人の唇が離れた後も、ペニス同士は密着していた。
顔を真っ赤にする奏太に智は―――。
「ご飯食べたら……俺のマンションいこっか……❤」
―――そう誘った。
それは、もちろん「そう言う意味」だった。
奏太はその言葉に小さく頷いて応えるのだった。
兄と弟、智と奏太。
二人は今まで以上に非常に仲の良い兄弟となっていくのだった。