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東京でアイドルを目指していた元クラスメイトの月岡恋鐘さんが夢破れた結果、金持ちボンボンのあなたに媚びを売ってイチャラブ彼女になって玉の輿に乗ろうとしてくるお話(前半)

 あなたは、日本人ならばまず名前を知っているであろう東京の有名私大に現役合格をして入学し、上京して丸二年が経とうとする長崎出身の、三回生になったばかりの大学生である。  そんなあなたは――有り体に言えば、『実家が太い』と呼ばれる類いの人間だった。  事実として、父方の祖父は現役の県知事であり、父はそ...


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 あなたは自己評価が低いものの、実際はかなりの有望株だ。

 両親から挽回が効くうちに様々なことをチャレンジしろと、幼い頃から株式投資を始めとする様々なことに手を出して、ある程度の結果を出している。

 それこそ、祖父母からの『お小遣い』がなくとも生活が出来るぐらいの自己資産を抱えているため、それを使って月岡恋鐘を『住み込みの家政婦』としても雇っていた。


『うち……東京で悪い人たちに騙されたけん、借金があるばい。だから、キミ、なにかいい仕事を知らんと? キミの紹介なら、安心できるばい……』


 そう言って、肩に爆乳が触れるか触れないかまでの距離まで近づかれて、上目遣いで見つめられれば、あなたがその期待に応えないわけにはいけない。

 むしろ、借金を肩代わりにすることさえも申し出ようとしたが――そこでふと、邪悪な考えが浮かんだ。

 ここで働き先を紹介、あるいは借金を肩代わりにしただけならば、恋鐘との付き合いはそこまでになるだろう。

 だから、その繋がりを維持するためにあなたは恋鐘に、『住み込みの家政婦』の仕事を持ちかけたのである。




「あぁっ❤ もっと、もっとぉ❤ 一番奥まで、キミのおちんちんでちょうだいっ❤ あぁっ❤ いい、気持ちいい❤ 気持ちよくて、んぅっ❤ あぁっ、はぁぁっ❤ い、いやらしい声が、止まらんばいっ……❤」




 それがなんの因果か、あなたと恋鐘はセックスをするまでの間柄になっていた。

 つまりは、恋人関係である。

 あの日に聞いた、昔からキミのことが好きだったという恋鐘の恥じらうような顔と小さな声は、それこそ地獄に落ちても忘れることはないだろう。

 未だにあなたは信じられていないのだが、それでも目の前であの月岡恋鐘が爆乳を揺らしながら正常位セックスをしていることだけは真実だ。


「大きい、おちんちんでぇ❤ うちのオマンコ、キミの形にして欲しいばい❤ ぐちょぐちょに濡れとるいやらしいオマンコを、おちんちんでズボズボってしてぇ❤ この形しか知らんうちのオマンコを、もう他のおちんちんが入らないようにして欲しいんちゃ❤」


 恋鐘の媚びるような声が流れ出る。

 東京の生活でさらに大きくなったメーター越えの爆乳とそれに負けないデカ尻、その二つの豊満さからは信じられないほどにくびれている腰をがっつりと掴みながら、あなたは無心で腰を動かしていく。


 恋鐘のオマンコは、あなたの想像通りの――いや、想像以上の名器オマンコだった。

 もちろん、童貞であったあなたは恋鐘以外のオマンコを知らないのだから比較にもならないのだが、それでも何度か複数種類を使用したことがあるオナホールとは比べ物にならないほどに気持ちいい。

 細い腰から連想できる通りに狭い膣道は、あなたの平均より少しだけ大きな男性器をぎゅうぎゅうと締め付けてきて、柔らかな爆乳とデカ尻のようにむっちりとした膣肉は、柔らかくあなたの男性器を包み込んでくれる。


 それこそ、初めは挿入してから一分も経っていないのに、射精をしてしまうという姿をあなたは恋鐘に披露してしまったほどだ。

 それはあなたの童貞卒業セックスであると同時に恋鐘の処女喪失セックスであったのだが、初セックスで挿入が達成できただけという情けない結果に、あなたは消えたくなりたいほどに落ち込んでしまった。

 そんな落ち込んで体を小さくしているあなたに対して、恋鐘は股間から破瓜の血を流しながら勢いよく抱きしめたのである。


『うちでこがんに興奮してくれたんね❤ め~っちゃ嬉しかよ❤ 次は、いっぱいいっぱい愛し合わないかんたいね❤』


 爆乳おっぱいを頭に押し付けるように抱きしめながら、破瓜で痛むであろう体のまま、そんな甘い言葉を投げかけてくれたのだ。

 もう、あなたは恋鐘に魅了されてしまった。

 二度と恋鐘という美少女――いや、美女からは逃れられないとその時に悟ったのである。


「あぁんっ❤ ねっ、ねぇ❤ お手々、繋ぎたか❤ おちんちんとオマンコだけじゃなくて、手と手も、指と指もぉ❤ キミをもっと感じて、キミと隙間なく一つになりた―――んぅっ❤ ちゅぅ、ちゅっぅぅ❤ れろれろぉ、じゅるるぅぅ❤ ちゅっ、ちゅっ❤ むちゅぅぅ~❤」


 今だってそうだ。

 オマンコの気持ちよさだけで頭がどうにかなってしまいそうなのに――こうやって、手と手を繋ぎたいなどと可愛らしいことまで求めてくるのである。

 それも、その理由はもっとあなたを感じたいからというものなのだ。

 我慢できなくなって、正常位の姿勢からあなたは大きく体を倒していき、指と指を絡ませる恋人繋ぎをしながらディープキスをしていくのである。

 鍛えられていないあなたの薄い胸板に、恋鐘の豊かな爆乳が『むぎゅぅ❤』と押しつぶされる感覚もたまらなく心地よい。

 月岡恋鐘は――数年前の本人が聞けば怒り狂ったかも知れないが――セックスの才能に満ち溢れている、とんでもない魔性の女なのである。

 そんな恋鐘に溺れている自覚を強く覚えながらも、それでもあなたは抗えない。


「んぅっ❤ あぁっ❤ 好きぃ❤ 好き好きぃ❤ キミのこと、大好きばい❤ ずっとずぅっと、一緒にいさせて欲しいけん❤ うちの一番奥でぇ……射精してぇ❤」


 その声に、あなたが耐えられるわけがなかった。

 あなたは腰をぶるると震わせて、口と手と性器でお互いの体を繋げたまま勢いよく射精をしていった。


「んひぃぃ、くぁぁっ❤ あぁっ、ふ、震えて、くるぅぅっ❤」


 びゅるっ! どびゅびゅっ! びゅびゅっ! どぶびゅうるぅぅぅ~~!


「はぁぁっ❤ きた、きたぁぁぁ~~❤ ゴム越しにキミのおちんちんの震え、感じるばい❤ これ、幸せぇ……❤ こん瞬間が、うち、大好きなんよぉ……❤」


 避妊用のコンドーム越しに大きく恋鐘のオマンコを使って射精をしていき、その興奮によって恋鐘の小さな手を潰さんばかりに強く握りしめていく。

 月岡恋鐘のオマンコを使って射精をできる男は自分しか居ないのだという優越感が、さらにこの射精に伴う性的快感を強めてくれる。

 そんな風に優越感に浸っているあなたを――恋鐘は、牝の本能で確かに見抜いたのだろう。

 その顔にニヤリとした笑みを一瞬だけ浮かべて、その後にまた、やはりあなたのイメージする『月岡恋鐘』に相応しい、優しくて快活な笑みへと変化させてから思いついた言葉を口にしていくのだった。


「うち、キミと結ばれて本当に嬉しかぁ……こがん風になれるんなら、あん頃に勇気を出して告白したら良かったばい……❤

 あの頃にうちの傍に居た男の子って、キミに比べたらなんか落ち着きがなくて……子供っぽいと? あんまり男の子として意識できんかったけん。だって喋ることなんて面白みのないことばっかやし、ジロジロ~ってうちのおっぱいばっかり見てるし、好きになれるわけないばい。

 でも、キミは違うちゃ❤ あの時にアイドルの新盤を貸してくれたときも、うちのおっぱいなんて見もしてなかったなんて、と~っても紳士的だったばい❤ だから……うちは、ずぅ~っと、キミしか見てなかったんよ❤ 他の男の子のこと、本当に眼中になかったけんね❤」


 あなたを持ち上げつつ、同時にあなたがコンプレックスを抱いていたカースト上位の男子たちを貶めるようなことも口にしていくのだ。

 イチャイチャとしたピロートークと言えばそこまでだが、それでもやはり、かつての友達をどこか馬鹿にするように言う必要などないだろう。

 それがあなたの薄暗い欲望を刺激することを、この東京で失敗を続けたことで清純ではいられなくなった恋鐘は良く知っているのである。

 事実、あなたはその言葉にどうしようもない興奮を覚えているのだから、恋鐘の作戦は見事に成功したと言えるだろう。


「はい、コンドームをヌキヌキしてぇ……❤ うわ、いっぱい出しとるね❤ たぷたぷ、たぷたぷ~❤ ふふふ、なんだか水風船で遊んでるみたいばい❤ あっ、そうだ❤ 夏になったら、一緒に縁日にでもいかんと❤ あの頃に出来なかったデート、いっぱいしたいけんね~❤」


 恋鐘の卑猥な『媚び』はそれだけでは終わらない。

 あなたの男根につけられたコンドームを引き抜いていき、そこで先端に溜まった精液を指でつついて遊ぶという、卑猥な光景も見せつけているのだ。

 しかも、その際にあなたが高校在学中に妄想していた『もしも月岡恋鐘さんが恋人だったら……』という仕方ないとは言え、本人が知れば気味悪がられるであろう妄想デートそっくりのことをイメージさせることを言ってくれるのである。

 夏に一緒に月岡恋鐘とお祭りデートをするという最高のシチュエーションに加えて、少なくとも恋鐘は夏になっても自分と別れるということを想像すらしていないということを伝えてくるこの言葉に、あなたは高ぶりを抑えられない。

 そんな素敵すぎる日々を、あなたはずっと送っていたのである。

 そして、恋鐘との幸せで淫らな日々は、ただセックスをするだけでは終わらない。


 例えば、こんなことがあった。



「おかえりなさいませ、旦那様っ❤」



 あなたが大学から帰ると、ドアマットの上で三指をついて待っていたのである。

 それも、その肩も二の腕も太ももも、背中さえ丸見えになった『裸エプロン』の状態で、だ。

 それにあなたは動揺をすることはない。

 毎日がそうではないが、それでも度々恋鐘は『恋人』であるあなたをこの姿で出迎えるのである。


「荷物、持たせてもらうばい❤ 上着も、脱いで脱いで❤」


 そして、すっと立ち上がってあなたが使っている通学用のカバンを手に取り、さらにまだ肌寒いために使用していたコートも受け取るのだ。

 今となっては日曜に放送されているご長寿アニメでしか見れないような、思想に敏感な人間が見たら『旧態然とした男尊女卑だ!』と騒ぎ出しそうな行為である。


「今日もお弁当美味しかった……? えへへ、ありがと❤ キミにそう言ってもらうために作ったけん、もう、め~っちゃ嬉しか❤」


 だが、恋鐘はそんな『昭和の女』の行為が男に――あなたには受けるのだということを、あなたとの同棲生活で見抜いていた。

 お金持ちの家で生まれてお金を稼ぐセンスを磨き続けた、本来ならば勝ち組であるあなたが持つ、子供社会特有のルールによって形成されるクラス・カーストが生み出した劣等感を、恋鐘は感じ取ったのだ。

 つまり、あなたは本来ならば恋鐘では近づくことも難しい上級市民であるはずなのに、まだモラトリアムであって大人になりきれていないあなたにとっては恋鐘こそが『格上』の人物だと思っている。

 そこに格上の恋鐘が媚びるように下手に出れば自尊心や征服欲のようなものがくすぐられて気分が良くなるというわけだ。


「ご飯はもうバッチリできとるけんね。ああ、お風呂も湧いとるから先に汗を流すたい? それともぉ……真っ先に、うちをいただいちゃうのも良かとね❤」


 これまた、昭和のようなやり取りである。

 一足先に社会の薄汚さと厳しさに揉まれた恋鐘にとっては、よほど上手く立ち回らなければ結ばれるはずのなかった勝ち組候補のあなたのその愚かしい欲望を見抜き、それを刺激し続けることであなたの中に月岡恋鐘という存在を強烈に刷り込ませる。

 その作戦はすでに大成功しているのだが、そこで手を緩める恋鐘ではない。


「ふふふ、わかったばい❤ 先にお風呂やね❤ 荷物はうちが片付けとくけん、そのままお風呂をどうぞ~❤」


 前世紀の新婚夫婦のようなやり取りにあなたは顔を真っ赤にして、この火照りを済ますために先に風呂に入ることにしたのだが――それもまた、恋鐘の手のひらの内であった。



「はぁ~い、お待たせしました❤ うちがたっぷりキミの体を洗ってあげるばいっ❤」



 なんと、大きな風呂場には密かに恋鐘が購入していた『ソーププレイ用マット』が敷かれており、桶にはたっぷりのローションが用意されていたのである。

 昨日まではなかったそれらに動揺しているあなたを尻目に、荷物をすぐに片付けて自身もまた更衣室に服を脱ぎ捨てた恋鐘が背後から声をかけてきた。

 そして、そのままあなたを抜き去り、マットに膝をついたまま、迷いのない――けれど拙い素人丸出しの手付きで、ローションをくるくるとかき混ぜだしたではないか。


「えへへ❤ キミの隠しとったビデオで勉強したばい❤」


 どきりとした。

 恋鐘が来てから見ることもなかったそのポルノ作品を、住み込み家政婦であり同棲している恋人でもある恋鐘は見つけ出したようである。

 しかも、それを突きつけてなにかを問いかけてくるのではなく、それをしっかりと見てソーププレイの勉強をしだしたのだ。

 その上で、あなたから受け取っている家政婦としての給金を用いてローションやソーププレイ用のマットまで購入するという凄まじい行動力を見せたのである。


「はぁ~い、それじゃシャワーをかけるけんね、お客様❤」


 恋鐘の強引な動きで誘われて、あなたはマットの上で仰向けに寝転んでしまう。

 そのままシャワーヘッドを向けられてシャワーを掛けられていき、あなたは『あれ? ソーププレイってこんな感じだっけ?』と見当違いなことしか考えられなかった。

 だが、そんなあなたの戸惑いなんて恋鐘には関係ないことである。


「うっふっふ……はいっ、どろどろぉ~~❤」


 ひんやりとしたローションが、あなたの体にかかっていく。

 独学で身に付けた恋鐘にソーププレイの技術はほとんどないにも等しい。

 だからこそ、恋鐘は自身が持つ最大の武器を使った一点突破を狙っているのだった。


「爆乳スポンジ、行くばいっ❤ むにゅ、むにゅむにゅぅぅ~❤ ぽよんぽよ~ん❤ むにゅむにゅ❤ どうばい、おっぱいスポンジでそん体をぬるぬるマッサージされるの、疲れた体に染み渡るんね❤」


 その爆乳をスポンジ代わりにして、ローションまみれのあなたの体を滑るように動き出したのだ。

 あなたの体のローションが恋鐘の体にもまとわりつき、ただでさえエロすぎるその爆乳がヌルヌルのテカテカに変わっていくではないか。

 その爆乳がぬるぬると体を這い回りながら、テカテカと光りながら柔らかく形が変わっていくその光景だけで、男ならば誰だって射精をしてしまうだろう。

 恋鐘は『リラックスできるマッサージばい❤』と可愛らしいことを言っているが、そんなリラックス状態ではすぐに射精してしまうに決まっている。

 あなたは歯を食いしばって射精に必死に堪えるしか出来なかった。


 そのまま、恋鐘は胸板や腹筋はもちろんのこと、あなたの腕や足に至るまでその爆乳スポンジをまとわりつかせてローションを広げていく。

 このままでは水道管が詰まってしまうのではないかと見当違いの心配事をするあなただが、逆に言えばそんな見当違いの心配をしなくてはすぐに射精をしてしまいそうなほどの興奮を覚えていた。

 なにせ、あの月岡恋鐘がその爆乳を使ってソーププレイをしているのだから、当然と言えるだろう。


「はぁい❤ 次は裏返したい❤ ほらほら、動く動くっ❤ あっ、腰は少しだけ浮かして……そうっ❤ その感じばい❤」


 ローションまみれになった爆乳で体を拭かれる気持ちよさと、その気持ちよさのために湧き上がる射精欲求を抑え込む辛さで、頭がぼうっとしているあなたは恋鐘の言葉に無意識に従っていた。

 そのままあなたは仰向けの姿勢からうつ伏せの姿勢になり、少しだけ膝を立てて腰を30センチほど浮かした――お尻を突き上げる、無様さを感じるポーズを取っていく。

 何をするのだろうとぼんやりと考えているあなたの足元に、恋鐘は両膝を揃えて座り込む。

 そのまま、その誰もが振り向くような、きっちりとビジュアルセンスを磨けば大人気アイドルにだってなれたはずの美しい顔をあなたのお尻へと近づけていくのだった。


「こ、これ、さすがに緊張するたい……いや、でも、うん……! そ、それじゃ、行くけんね❤ あ~……んちゅ❤ ちゅぅぅ❤ ちゅるる、れろっ❤ れろれろぉぉんっ❤」


 あなたの喉から、間抜けすぎる声が飛び出てしまった。

 アナルにキスをされている。

 誰のアナルに誰がキスをしているって?

 決まっている、あなたのアナルに月岡恋鐘がキスをしているのだ。

 いや、それはキスなんて可愛らしいものじゃない――舌を使ってアナルを舐め回すことまでしているではないか。


「そ、そんで~……❤ 尻尾みたいに揺れてるこんがおちんちんには、こうばいっ❤」


 もにゅもにゅぅぅ、むにゅぅぅぅ~~❤


 しかも、そのままあなたの男根は恋鐘自慢の爆乳おっぱいで挟み込まれてしまったのだ。

 アナル舐めパイズリ――名前しか知らないそのプレイを、月岡恋鐘を相手にしている。

 その興奮が、体の中心でもある尻穴と男根を伝って、上半身と下半身へとあなたの全身に襲いかかる。

 ビクビクとなにかの刺激を与える実験を行われているモルモットのように、全身を大きく痙攣させるのだが、その刺激を与えてくる恋鐘の動きは止まることはない。

 慈悲もなく、その強烈な快感を与え続けるのだった。


「んじゅるぅぅ❤ ちゅぅ、ちゅぅぅ~~❤ れろれろろぉ❤ そぉ~れ❤ たぷんたぷん❤ どたぷんっ❤ おっぱいもにゅもにゅぅ~❤ やわらかおっぱいでおちんちん、い~っぱい綺麗にしてあげるけんね❤」


 尻穴からリップ音が鳴り響いた後に、恋鐘の少し高めな声で卑猥な言葉が聞こえてくる。

 ローションまみれになることで、ヌルヌルとした奇妙な気持ちよさを覚えていることも相まって、このアナル舐めパイズリに耐えれそうではない。

 自然と腰が浮かび上がって、足もまた張るようにピィンと伸びていくのだが――しかし、ローションまみれであるがゆえに『踏ん張り』が効かずにそのままズルリとマットに向かって倒れ込みそうになってしまう。


「おっとと……❤ もう、気をつけないかんよ~❤ 今のはうちのおっぱいが受け止めたけど、おちんちんから地面に落ちちゃったりしたら危ないけんね❤ おちんちん痛い痛いなったら、うちと気持ちいい~こと、もうできんなるよ……❤」


 柔らかなマットの上とは言え、べちんと勃起チンポを打ち付けそうになったあなたの身体を、恋鐘はデカパイで受け止めてくれる。

 恋鐘は身体を低く下げて爆乳おっぱいをマットにつけたまま、あなたの尻穴に何度もキスをしつつ、まるで幼い言葉を甘やかすようにあなたへと甘い言葉を告げてくるのだった。


「わわわっ❤ も~、暴れすぎばい❤ おっぱいからおちんちん抜けるっちゃ❤ そんなにおちんちん気持ちいいん? それなら……うちは動かんから、好きにうちのおっぱいを玩具にして遊ぶといいたい❤」


 その抱え込まれていることを良いことにあなたは震えるようにガクガクと腰をゆらしていき、恐らく『この世でもっとも贅沢なことランキング』を作った時に百位以内には入るであろう、恋鐘の爆乳おっぱいをオナホ扱いにするという行為を楽しんでいく。

 ヘコヘコという情けない擬音が聞こえてきそうなほどの動きだが、なにせあの月岡恋鐘の爆乳おっぱいに男根を突っ込んでいるのだから仕方ないことである。


 今のあなたを見てバカにする男は居ないだろう。

 同じ状況に直面すれば誰もがそうなるに決まっていると、男ならばわかるのだから。

 そして、その最高の時間も長くは続かない。

 射精の時が来たのだ。


「あっ❤ おちんちんも足もぷるぷる震えて、イきそう……❤ そぉれ、たぷたぷ、ぽにゅぽにゅぅ~❤ ちゅ、ちゅっ❤ はぁ~い……びゅっびゅ❤ どびゅびゅぅ~❤」


 びゅるるっ! どびゅ! どびゅびゅっ! ぶびゅるるぅ! どっぴゅるぅぅぅぅうっ!


「は~い、いっぱい出したとね~❤ おっぱいがローションとザーメンでドロドロになってるばい❤ 本当、キミはうちのおっぱいが大好きやね❤ このおっぱいのこと、正直嫌いなっちゃったけど……キミにこんまで愛されるなら、なんだか好きになっちゃたばい❤」


 至福の射精だった。

 月岡恋鐘相手にアナルへキスをされながらのパイズリ射精など、それこそ、今のあなたがタイムマシンを使って一年前のあなたに伝えたとしても、『一年後に僕は発狂しちゃうのか!?』と絶望を覚えさせる発言にしかならないだろう。

 だが、これが現実である。


 ただ金持ちの家に生まれただけでパッとしない、冴えない男子大学生であるあなたが、東京に行って将来はアイドルとして輝かしい舞台で煌めき続ける月岡恋鐘と性的な行為を出来るはずがない――この世界は、そんなことにはならなかった世界なのだ。

 確かに、いくら長崎では王族のように振る舞える特権階級とも言える富裕層に生まれたあなただとしても、月岡恋鐘がアイドルとして大成功してスーパースターとして活躍してしまえば繋がりは持てなかっただろう。


 それでも、月岡恋鐘は『トップアイドルになってもおかしくはない逸材』ではあっても、『どのような道を歩んでも成功する大器』というわけではないのだ。

 むしろ、恋鐘は隙の多い人物であることを考えると、この世界のように成功をしない月岡恋鐘というパターンのほうが多くなるだろう。

 朗らかに笑う明るい人物であった月岡恋鐘は、その実、誰かに照らされて、誰かに支えられてその輝きを発する人種なのである。

 環境に恵まれなかった恋鐘はそのポジティブな心も殺されて挫折してしまう――恋鐘が人間である以上、どんな状況にあってもとその暗い未来は付きまとうものだ。


「はい、お疲れ様……❤ うちは先にあがって、ご飯の準備をするけん、お風呂でゆっくり休んどいてね……ちゅっ❤」


 四つん這いになったまま息を荒くしているあなたのアナルに向かって、恋鐘はちゅっと軽いキスをした後に立ち去ろうとしていくのだが、その姿がどうしようもなく愛おしく思えたあなたは、恋鐘の細い手首を掴んで、マットの上に押し倒す。


「えっ……きゃぁっ!?」


 そして、そのまま愛おしさが暴走して、恋鐘の唇を貪っていく。


「んちゅぅっぅ❤ じゅる、れろれろぉぉ❤ あ、あかんよっ❤ うち、さっきまでキミのお尻に、むぎゅぅぅ❤ ちゅぅぅ❤ ちゅぅ、れろぉぉぉん❤」


 先程まであなたのアナルに口づけしていたことなんて関係ない。

 今は、月岡恋鐘と恋人らしい行為をしたくてたまらないという欲望しか、あなたの頭と身体には残っていないのだから、舌と舌を絡ませる卑猥なディープキスを続けていくのだ。

 こんな状況でも、恋鐘の舌と唾液はあまりにも甘い。

 ごくごくと喉を鳴らしてその唾液を呑み込んでいくことで、自身の顔がだらしなく歪んでいることを自覚してしまう。

 恋鐘の前でかっこ悪い姿など見せたくないと思う程度の気概はあなたにもあるのだが――それでも、あの恋鐘とディープキスをしているということ自体がどうしようもなく幸せで、緩む頬を抑えることなど出来なかった。


「……かわいい」


 キスの合間にポツリと漏れた、恋鐘の声も聞こえず、あなたは夢中になってその唇を貪るのだった――。




 風呂場でのソーププレイが終わり、恋鐘特製の精力がつく手料理を食べた後のことである。


「じゃ~ん、どうばい❤ 高校の時の制服、まだまだ着れるやろ❤」


 この夜、恋鐘はあなたへと高校時代のセーラー服を披露していた。

 長袖の黒いセーラー服、あなたが高校時代の三年間、毎日欠かさずに見つめていた姿である。

 このために高校に通っていたといても過言ではないし、そのためにもっといい学校への編入を勧めてくる家族へ『この学校でもいい大学へと進学できる』説得するために、勉強漬けの日々を送っていたと言っても良い。


「と言っても……やっぱり胸とお尻、苦しいっちゃ❤ 二年で成長するもんやね~❤」


 それでも、やはりこの二年の歳月はその姿に大きな違いを生み出した。

 二年前よりもずっと胸もお尻も、失礼だが腰にも、大人として魅力的な媚肉が蓄えられたのだ。

 胸はパツパツと張り詰め、また、それに合わせて丈が短くなったのか少し動くとおヘソが見えるほどになっており、スカートも同様で恋鐘のプリッとしつつも大きなお尻を完全に隠しきれず、恋鐘が嬉しそうにくるりとターンをするとそれに釣られてパンツが見えてしまうではないか。


 そんな恋鐘の淫らに変化した身体が生み出す倒錯的なセーラー服姿を、あなたもまた実家から送ってもらった詰め襟の学ランに身を包んだまま、見つめていた。

 ごくり、と喉が鳴ってしまった。

 もっと見ていたいという薄汚い欲望と、この姿を誰にも見せたくないという独占欲がグツグツと胸の奥から湧き上がってくるのだ。


「……それじゃ、言うたい」


 そんな中、恋鐘はコホンと咳払いを一つすると、顔をうつむかせる。

 そして、ゆっくりと顔を上げた後にあなたへと熱い視線を向けてくるのだ。


「今日は、ここに来てくれてありがとう。キミにね、伝えたかことがあって……そん手紙で、呼び出したんばい」


 ドキリと、あなたの胸が高鳴った。

 ここは東京にあるあなたの部屋の中なのに、学ランを身に着けてセーラー服の恋鐘と相対していると、まるで長崎にある母校に戻ったかのような気持ちになってしまう。


「うち……うちっ……キミのことが好きばいっ! どうか、どうか、恋人にしてくださいっ!」


 クラスカースト最上位の美少女である月岡恋鐘が、クラスカースト下位であるあなたへと、恋鐘らしいストレートな言葉で熱烈な告白の言葉を高らかに放ったのである。

 あなたは、クラクラとする頭と今にも倒れ込んでしまいそうな身体に活を入れて、なんとか踏ん張っていく。


 今何をしているかと言われると――『告白ごっこ』である。

 恋鐘曰く、『うち、キミのこと高校の頃から好きだったばい。そん時に出来なかったことを……キミと体験したいから、お遊びでいいから、高校時代に戻ったみたいに振る舞ってもらっても、いいかな……?』ということで、わざわざお互いに実家から高校の制服を送ってもらって、このようなプレイをしているのだ。


「キミは素敵な男の子やけん、うちなんかよりも相応しい女の子がおるかもしれんけど……でもでもっ❤ そんな理由じゃ諦められんっ❤ お願い、うちを恋人にしてほしいのっ❤ 周りの男子よりもずっと大人っぽくてかっこいいキミが、大好きなんたいっ❤」


 恋鐘の言葉に段々と『熱』が入ってくるのだが――それ故に、これが『お芝居』だとわかってしまう。

 一種の大根役者と言っても良いだろう。

 その言葉が心からの懇願というよりも、あなたに媚びへつらう言葉になってしまっているのだ。

 もっと自然な形で恋人になりたいと伝えるべきなのに、あなたが喜ぶだろうと妙な考えを働かせて、わざわざ自分を下げるように卑下し、その上で他の男子たちを例に出して持ち上げまでしたのだ。

 いくらなんでも、『媚び』の色が強すぎる。


「……やったっ❤ ありがとう、うちを恋人にしてくれるんね❤ えへへ、嬉しいばい❤」


 だが、それで『冷めてしまう』のは恋愛経験が豊富なヤリチンや常に冷静な落ち着きのある男の話であって、月岡恋鐘と同棲を始めるまでは親族以外の女性とまともに会話をしたこともなかったあなたならば、顔を真っ赤にしてしまうほどに興奮してしまう、素敵な告白だったのだ。

 どもった言葉で『はい』と短く伝えると、恋鐘はスカートを大胆に揺らしてパンチラサービスを行いながら、むぎゅぅっとあなたへとその爆乳を押し付けてくるのである。

 その柔らかな感触で、ノーブラだとわかった。

 それを理解した瞬間に、あなたの中にある淡い思い出の時代に戻ったような爽やかな気持ちは吹き飛び、代わりにドロドロとした欲望にまみれたケダモノの本能が浮かび上がってきたのである。


「きゃぁっ❤ あっ……す、するんやね……❤ ええよ……❤ しよ……ラブラブ、制服セックス❤ あの頃にはできんかったこと、全部一緒にやり直していこ……❤」


 ベッドへと恋鐘を押し倒す。

 そのまま恋鐘の熱い視線を受けながら鼻息を荒くして、あなたは恋鐘のパンツを脱がしていく。

 いつもの可愛らしいものともまた違う、セーラー服とよく合う無地の白いパンティーだった。

 それが、本当に恋鐘が高校時代の恋鐘であるかのように思えて、ズボンの下で痛いほどに勃起している男根がさらに硬く大きく、屹立していく。


「触りっこ、しようね……❤ キミのおちんちんと、うちのオマンコ……しこしこ、くちゅくちゅ❤ きっと気持ちいいばい❤」


 その言葉に誘われて、あなたは恐る恐ると言った動きで恋鐘のオマンコに手を伸ばしていく。

 恋鐘の手もまた、あなたの男根に触れる。

 お互いにゆっくりと、おっかなびっくりと言わんばかりに動いていくのだった。


「んぅ……ふぅぅ、はぁぁ……❤ んくぅ……❤」


 恋鐘の手が男根に触れたことで全身へと走る電流に、あなたは愕然とした。

 普段はもっと過激なことをしているというのに――セーラー服を着崩している恋鐘がチンポを撫でていると思うと、こんなにも気持ちいいものなのか。

 信じられない思いである。

 自分の指で喘ぎ声を抑えるためにどこかくぐもった声を漏らしている恋鐘へと抱く愛おしさもまた、普段よりも強烈なものだった。

 目頭が熱くなる感覚さえ覚えながら、あなたはそのまま片手をセーラー服の上から爆乳へと伸ばしていく。


「あんっ❤ あぁ、やめっ❤ ふぅぅ、んぅっ❤ そ、そう、よぉ……❤ う、うちぃ、キミへの告白が、失敗したらっ❤ んきゅぅっ❤ お、おっぱいを押し付けたり、チラチラ見せたり、してぇ❤ ブラしてない、アピールしてぇ❤ き、キミにぃ、色仕掛けするつもりだったんばい❤ だ、男子って、うちのおっぱい、いっぱい見てくるからっ❤ キミは、違ったけど❤ そんでも、う、うちのはしたなく育ったおっぱいなら、キミを………あぁんっ❤」


 そうして、ノーブラの爆乳を揉み揉みと揉みしだくと、恋鐘はそんな可愛らしいことを囁いてくるのだ。

 『あの月岡恋鐘が色仕掛けをしてでも自分と付き合いたかった』という新たな情報があなたは背中をゾクゾクと震わせてしまうほどの優越感を覚えてしまう。

 そんな人間、きっと自分一人のはずだという薄汚い充足感を味わいながら、やはり自分しか味わえないであろう恋鐘の爆乳を楽しんでいく。

 高校を卒業してからの間でツーサイズもバストのカップが大きくなった大人の爆乳は、セーラー服の上からでもあなたの指を包み込むように沈ませていき、それでいて指を弾き返してくる弾力も抜群の、数字だけではなく質感も造詣も完璧な、最高級の爆乳である。


「んくぅ、きゅぅっ❤ あっ、やぁっ❤ 気持ちよく、んぅぅっ❤」


 くちゅくちゅ、もみもみっ❤


 あなたが右手でオマンコを愛撫し、左手で爆乳を揉みしだくと恋鐘の喉からいつもの大胆な喘ぎ声ともまた違う可愛らしい声が鳴り響く。

 初心なその声を聞いた、あなたはもう限界だった。

 鼻息を荒くしながら恋鐘の身体から手を離して、左手でベッド脇に備えていたコンドームを手に取りながら右手一本でベルトを外してズボンを脱いでいくという『それはどうやっているんだ?』なんて奇妙な技を使って『臨戦状態』へと移っていくのである。


「うわっ……いつもより大きかぁ……❤ キミも、興奮しとるんやね❤ なんか嬉しいばい❤」


 そのズボンの下から屹立した男根は、確かにいつもの男根よりも強く勃起をしていた。

 それほどに、あなたは『高校時代の月岡恋鐘』という対象に興奮をしているのだろう。


 別に、いつもの恋鐘に魅力がないというわけではない。

 そのようなことは口が裂けても言えないし、そのようなことを言う輩を見つければあなたは包丁を片手に殺人に走ってしまうかもしれないぐらいには、月岡恋鐘という存在に魅了されている。

 それでも、手の届かない高嶺の花であった恋鐘がその時の姿で目の前に現れて、自分を熱い視線を向けているというシチュエーションに対して、いつものそれよりも強烈な興奮を抱いてしまうのは仕方のないことだろう。


「ねえ、もしも……❤」


 あなたはそのままコンドームを装着し、すぐさまに恋鐘の濡れそぼったオマンコへと男根を挿入しようとした――その瞬間だった。

 恋鐘があなたの耳元へと顔を寄せて、色っぽく語りだしたのである。


「もしも……そのコンドームにね❤ 穴が空いてたら……どうする❤ うちが使ってる裁縫針で、ぷすって刺されてたら……もう、ゴムとして使いもんにならんばい❤」


 ぞくりと。

 あなたの背中に快感とは異なるものが走ったのだ。


「キミの濃いぃ~ザーメンを子宮に注がれたら、きっと子供ができるんやろね❤ キミはパパになって、うちはママになるんばい❤ その時……キミはどうしてくれるんと❤」


 戸惑いが走る。

 恋鐘が何を求めているのかわからないし、その可能性を提示されたことであなたはこのコンドームが避妊具として何の意味も持たないものかもしれないと怯えを抱いてしてしまう。

 あなたは恵まれた家系で生まれて将来有望な大学生であるとはいえ、まだ、大人にはなりきれてない甘ったれなのだ。

 別に恋鐘との関係が『遊び』であるとは言わないが、それでもやはり、子供が出来ることなど考えたこともなかった。

 それを突きつけられて、動きが止まってしまうのだが―――。


「……んふふ❤」


 ――――そんな動揺、恋鐘の淫らな笑みを見た瞬間に吹き飛んだ。


「あぁぁっ❤ はぁ、ふぅぅ、んっっっっ❤ あっ、きたぁぁぁっ❤」


 ずぶっ、ずぶずぶぅぅっ! にゅぷぷ、にゅぷぅぅうっっ!


「はあぁっ❤ お、おっきいっ❤ こ、これ本当にいつもより大きかっ❤ こ、興奮しすぎばい❤ そんなに、セーラー服のうちとセックスしたかったん❤ 本当に、変態ばい❤」


 子供が出来るかどうかなんて、もうどうでもいい。

 今はこの恋鐘とセックスがしたい。

 本能が生み出したその想いが理性を吹き飛ばして、あなたをケダモノへと変えていく。

 爆乳が揺れる様を目撃できる、大好きな正常位の体位であなたは恋鐘を犯していくのだ。

 後はなるようになれ、だ。


「あんっ❤ 好きっ❤ 好きばい❤ うちは、キミのことが大好き❤ 月岡恋鐘はキミだけを愛している、キミだけの恋人っ❤ 浮気なんかせんし、浮気なんかさせんけんねっ❤ うちはキミのおちんちんに夢中で、キミはうちのオマンコに夢中❤ そんなラブラブカップルになっちゃるたいっ❤

 キミに一生を捧げる、お嫁さん志願の女やけんっ❤ だから、キミが好きなようにうちの体で遊んでほしいばいっ❤」


 なんとも幸せそうに喘ぐ恋鐘を見て、あなたもまた強烈な快感を覚えていく。

 ただセックスをして身体を繋げるだけではなく――――まるで、初めて心まで繋がったかのような快感だった。

 月岡恋鐘とセックスを出来る人間なんて、どれぐらい居るだろう。

 月岡恋鐘に甘えられながら身体を重ねられる人間なんて、どれぐらい居るだろう。

 自分は特別なのだという歪んだ優越感に下品な笑みを浮かべながら、あなたは必死に恋鐘を求めていく。

 求めれれば求めるほどに、恋鐘は自分を求めてくれるとよく知っているからだ。


「あぁっ❤ もっとぉ❤ うちの奥まで、キミのものにしてぇ❤ 子宮にザーメンぴゅっぴゅして❤ うちのぜぇ~んぶをキミのものにぃ❤ 他の男の子がうちを見てもひとめで他の男だとわかる身体に……キミの子供を、うちのお腹ん中に植え付けて欲しかぁっ❤」


 子供を作るという本当の意味をまだ理解していない、モラトリアム特有の甘ったれた考えで、ただ快感を貪るためだけに腰を振っていく。

 恋鐘がいうその言葉も、あなたにとってはただのスパイスに過ぎず、本当に子供を作ろうという気持ちなんてない。

 むしろ、本当に子供が出来るのならばなぜコンドームなんか付けなきゃいけないんだという気持ちでいっぱいで、今にも男根を肉壺の中から引き抜いてコンドームを外したいのだが――恋鐘の蜜で溢れかえった肉壺が気持ち良すぎて、男根を抜くことなんて出来ない。


「はぁぁっ❤ おちんちん、震えて❤ 射精するんやね❤ いいよ、出してぇ❤ うちのお腹にキミのザーメン、いっぱい射精してぇ❤ 体の内側から、うちをキミのものにしてぇ❤」


 甘く蕩けた声に、あなたは抗えない。

 将来を決めてしまうかもしれないその精液を、あなたは深く考えることも出来ずに解き放ってしまうのである。


「んひぃぃっ❤ あぁっ、くる、くるくるっ❤ 初めてのザーメンが、きちゃうぅぅっっ❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるっ! びゅぅ、びゅびゅうっっ! どぶびゅぅぅっぅっっ!


「あぁぁっ❤ イクっ❤ うちもイクっ❤ キミの射精に合わせてうちもアクメ、んひぃ、あぁぁぁんっっ❤❤❤❤」


 あなたの射精に合わせて、セーラー服の恋鐘もまた快感で破顔させながら大きく身体を反り返られせてアクメに達していく。

 その姿があまりにもエロくて、あなたの金玉はさらにグツグツと稼働をしだして今まで出したことのないほどの量の精液を放っていくではないか。

 そんな長い長い射精を終えて――――男性特有の、冷静になる時間が訪れてしまった。


 射精してしまった。

 あなたは顔を真っ青に染めてしまう。

 どうしよう、どうしよう。

 そんな言葉ばかりが浮かんでしまうのも、しょうがないだろう。

 あなたはまだ学生の身で、恋鐘もまたフリーター――いや、あなたとの『住み込み家政婦』というものでは正式な労働契約を結んでいない以上、もはやフリーターですらない無職の女の子だ。

 しかも、あなたが『貢いだ』ことで今は返済の目処が立っているとは言え債務者でもある。

 潔癖な自身の実家がどのような判断をするか、はっきりとわからない。

 堕胎の末に別れさせられると言う判断だってありえる。

 あなたのことをピュアな青年だと本気で思っている両親や兄、祖父母にとっては月岡恋鐘は『悪い虫』以外の何者でもないのだから。


「…………もうっ❤ なに考えとるん❤ セックスした後なのに、女の子を放っておくなんていかん男の子やね❤」


 そんなあなたの想いを知らないのか、恋鐘はいたずらっぽく笑う。

 そして、そのままあなたの男根を自ら引き抜いていき――そのまま、蜜壺をくぱぁと開いてみせた。


「ほらっ、ザーメンなんて一滴も流れてなかっ❤ あんなの、ただの冗談に決まっとるたい❤」



 その蜜壺は――――恋鐘の本気汁しか流れていなかった。



「無理やり子供を作ってまで一緒になりたい気持ちはあるけど……キミはまだ大学生やけん、そんなことせんよ❤ そがんことしたら、キミに嫌われるばい❤ キミに嫌われるのが、うちにとって一番辛いこと❤ ちょっとからかって、セックスに興奮してもらえたら思っただけたい❤」


 ホッ、と胸をなでおろす。

 だが、すぐにこの反応は良くないと思い直す。


「~~❤ あ、ありがとっ❤ そう言ってもらえると、凄く嬉しい……❤」


 あなたは恋鐘に『子供が出来ても良い』、『二人で逃げても良い』、『絶対に責任は取る』――そんな言葉を真剣に伝えていく。

 先程の反応で信じてもらえないかもしれないが、それでも自分が恋鐘と『遊び』で付き合っているわけではないということを、あなたは恋鐘に知ってほしかったからだ。


 その言葉を聞いて、恋鐘は顔を真っ赤にして俯かせながらそうとだけ呟いた。

 どうやら恋鐘には信じてもらえたようであなたは安心をすると、それに乗じて眠気も襲ってきた。

 昼間の活動に風呂場での射精とあわせて、どうやら身体が疲れてしまっていたようである。


「……もう眠いんやね❤ じゃあ、うちの膝枕で、たっぷり寝んね❤」


 あなたはその魅力的な誘いに乗って、その頭をむっちりとした恋鐘の太ももに乗せていく。

 どんな快眠グッズよりも眠気を誘うその柔らかな感触と芳しい匂いに、あなたはすぐに睡魔に身を任せることとなるのだった――――。





「……こがんことを、『ミイラ取りがミイラになる』っちゅうんかね~?」


 ぽんぽんと。

 自身の膝を枕にして眠っている、かつてのクラスメイトにして現在の恋人を見ながら、恋鐘はそのようなことを呟いてしまった。

 最初は、打算から始まった関係だった。

 身体を許したのだって、楽な生活をするために必要だと思ったからだ。

 そのコンプレックスにも似ていた大きな胸やお尻を露出するような部屋着を彼の前で身にまとっていたのだって、単なる色仕掛けに過ぎなかった。

 言うならば、金目当ての『媚び』でしかなったのだ。


 なのに、いつの間にか恋鐘はこの冴えない男性に心惹かれてしまったのである。

 徹底的に自尊心をずたずたに切り裂かれた恋鐘に、拙くも必死に『愛している』という言葉とともに全肯定してくれた男の子の存在はあまりにも『毒』だった。

 それが恋人関係に繋がるまでの、友人知人との関係で行われたことなら正しい『薬』だっただろう。

 あるいは、それが嬉しくてそのまま恋人関係になったかもしれない。


 だが、恋鐘が取った行動は、『彼をたらしこんでお金を貢いでもらい、楽な生活を送る』というあまりにも薄汚い欲望から生まれた行動だった。

 恋鐘は彼を騙すために動いていたのに、彼はまるで恋鐘を天使であるかのように褒め称えてくる。

 それは恋鐘の貧困によって眠っていた罪悪感を呼び起こしてしまったのである。


「……うちも専門学校とか通って、料理研究家とかになるのも悪くなかと? 結婚までの間にどっかで料理人として働くとか……あとはよくわからんけど独学でも、SNSとか、動画サイトとか、いろんな方法で人気になっとる人もいるみたいやし……」


 恋鐘はまだ借金を抱えているものの、『住み込み家政婦』として渡される彼からのお小遣いである程度の返済の見込みは立っている。

 また、技能研修の一環だと彼に頼み込んで料理教室に通っており、そのまま料理の専門学校に通っても良いかも知れない。


「……アイドルはもうよかばい。キミが、うちをお姫様みたいに言ってくれるだけで……うち、なんか幸せになったしね」


 それでも、アイドルになろうという気持ちだけはくじけていた。

 それほど、あのブラックプロダクションで味わった苦しみは大きかったのだ。


「…………でも、捨てられたら、どないしよか」


 だが、今の恋鐘はそんなことばかりを考えてしまう。

 彼の魅力というものをわかってしまった。


「キミは優しくてお金持ちで頭が良くて、魅力的な男の子やけんね……うちみたいな顔と体にしか取り柄がない女の子より素敵な女の子に、奪われてもおかしくなか……」


 優秀で実家も太く、優しい恋人。

 いつか、ただ可愛いだけの、それでもアイドルにもなれない女など捨てられてしまうかもしれない。


「でも、早く結婚するためにゴムに穴を空けるってのはあかんよね……それこそ、彼の実家に無理やり別れさせられるとかあるかもしれんし、結婚できてもお父さんお母さんと関係が悪くなるし……」


 ゴムに穴を空けるという行為も、行わなかっただけで恋鐘は半ば本気だった。

 そうすれば優しい彼は自分を捨てることはないだろう。

 だが、その先が最悪な未来になるだろうからやめただけだ。


「う~ん、やっぱり胃袋を掴むしかないんかね! 精進、精進、ばい!」


 最初は打算から始まった関係だが、月岡恋鐘は前へと歩けそうだった。

 こうして、平凡だが実際は超がつくほどに優秀な将来性抜群の男の子は、283プロダクションと出会えていればトップアイドルになるかもしれない美少女と結ばれたのであった――――。


(終)


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Comments

騎島

おお……珍しい純愛だぁ……

サラワレ

これ読むためにファンボ加入しました。後悔無しの良作でした…良き。