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 爽やかな朝だった。

 太陽は燦々と世界を照らし、雲ひとつない青空は人々を祝福しているようで、小鳥たちはチュンチュンと平和に鳴き声を響かせていく。

 心地よい朝と聞いて思い浮かべる光景として、これ以上ないほどの朝だった。



「んごぉっっぉぉ~~! んぐおぉっぉ~~!」



 だが、そんな爽やかさでも覆い隠せないほどの醜悪ないびきが、その屋敷に響き渡るのだった。

 大の大人が五人は横になれそうなほどの大きなキングサイズのベッドに、まだ成長途上であると思われる『少年』が大の字になって眠りこけている。

 掛け布団が乱雑に捲られている状態は、少年の寝相の悪さをこれ以上ないほどに物語っていた。

 完璧な空調のその寝室の中では掛け布団がなくとも体調を崩す心配などないのだが、この寝相の悪さはいただけない。

 上品さとは到底かけ離れた姿である。


「んごぉぉぉぉ~~! おごっ、ごぉぉぉ~~!」


 少年の外見もまた、その下品な寝相に見合った『醜さ』を持つ少年だった。

 幼いと言えども二桁の年齢にはなっているのに幼児独特のクリームパンのような短い手足に、太鼓のように膨らんだ大きなお腹をした、ぷくぷくと太った肥満少年だった。

 肥満だけならば良いのだが、その顔もまた醜い。

 鼻は低く潰れており、鼻と唇の間が長く作られている、いわゆる『豚顔』と『猿顔』が見事に融合したようなブサイクな少年である。

 『肥満』という体質を富裕層特有の生活習慣病とするならば、ある意味ではこの豪奢な寝室に似合った姿かたちであろう。

 だが、この少年にはその富裕層が持つべき『上品さ』や『気高さ』というものを感じさせないどころか、むしろ、それらとは正反対の性質である『卑しさ』というものを感じさせるほどだった。


「失礼いたします、坊ちゃま」

「んごっ……おぉっ……?」


 そんなブサイクな少年の耳に、そのいびきとは比べようもないほどの美声が飛び込んでくる。

 決して大きな声ではないのに、それだけで熟睡していた少年の意識を覚醒させてしまうような、そんな不思議な力を持った声であった。


「んぉ……ベルファストだぁ……ぐひひっ!」

「おはようございます」

「うほぉ~♪ すっごい爆乳♪ 間違いなくベルファストだねぇ♪」


 その声の主は、他ならぬベルファストである。

 ベルファストはいつもの一部の隙もない瀟洒な笑みを浮かべたまま、その胸の谷間を強調する上乳露出メイド服を身に纏ったまま、きれいなお辞儀をしてみせた。

 そうすることで、その長乳の谷間が露出されてそこにブサイクな少年――便宜上、『エロガキ坊ちゃま』と呼ぶべき人物の欲望に満ちた視線が注ぎ込まれる。

 だが、ベルファストはそれに対して一切の嫌悪感を見せず、むしろエロガキ坊ちゃまの欲望を嬉しそうに受け止めていた。


「はい。坊ちゃま専属メイド部隊、『ロイヤルメイド隊』のメイド長であるベルファストでございます」


 かつては自身の誇りそのものであった『ロイヤルメイド隊』というものを、ロイヤルに尽くす気高きメイドたちとしてではなく、見るからに下品で下劣な肥満少年に仕える者たちの総称として使用する今の状況は、それだけで異常事態だとわかる。

 そう、ベルファストは正常な状態ではない。

 この聖杯戦争――いや、『性杯戦争』の参加者となったものたちが総じて心身に異常をきたしてしまうように、ベルファストの精神もまた『男たちの欲望』に都合のいいものとして『改変』されてしまったのだ。

 今のベルファストはロイヤルが誇る精鋭部隊である、正しい意味での『ロイヤルメイド隊』の『メイド長』でもなければ、偉大なる騎士王を召喚して彼の王に忠誠を誓った『メイド兼マスター』でもない。

 この醜い少年こそを唯一の主と崇める、忠誠を捧げる御主人様だと『誤認』してしまっているのだ。

 常のベルファストならば絶対にあり得ない事態だが、だからこそ、雄の欲望を唆るものである。


「坊ちゃま、『ロイヤルメイド隊』と名乗りながらも、不甲斐ないことにこのベルファストしかメイドの居ない状況でしたが……本日、新たなメイドが着任しました。少々メイドとしての心得と仕事を仕込むのに時間がかかったことを、改めて謝罪させていただきます」

「おっ、それってまさか……うんうん! 良いよ、良いよ! いやぁ、『あの人』もメイド化してくれたのかぁ、ぐふふぅ!」

「ありがとうございます。それでは――――」


 ベルファストは振り返り、扉の奥で控えている人物へと、主へと挨拶をするように声をかける。

 その人物とは誰か――――そんなもの、わざわざ隠す必要もないだろう。



「――――入りなさい、『アルトリア』」

「失礼します、『坊ちゃま』、『ベルファスト』」



 そこから現れたのは、当然、アルトリア・ペンドラゴンであった。

 ベルファストに合わせて軍服をまとっていた気高き騎士王は今、ベルファストをも凌ぐほどに露出過多な特殊メイド服に身に纏っていた。

 まず、その輝く金髪に乗せていた王冠は喪われて、ベルファストと同じく、使用人の証である『メイドカチューシャ』がその髪を束ねている。

 さらに、きっちりと上半身を隠していた軍服から、ベルファストと同じく、胸元の谷間が丸見えでベルファストに比類するほどの長乳が大胆に露出されており、さらにその引き締まった肩も二の腕もなにも包み込まれずに露出されていた。

 上半身に関しては、『メイド服』というよりも、ドイツのビール売り子の『ディアンドル衣装』を下品に改造したものと言うべきだろうか。

 一方で下半身はベルファスト以上の露出度で、膝上何センチというレベルではない、股下数センチと呼ぶべきマイクロミニスカートで、白いニーソックスで包み込んでいるその長い脚を露出している。

 騎士王がするべき姿ではない。

 だが、この性杯戦争ならば、アルトリアはその価値観と認識を『改変』されてしまい、自身の聖槍を捧げるに相応しい主を見つけて、騎士として、そして、『メイド』として仕えるべきだと、思考を操作されてしまったのである。


「坊ちゃま。その身に奉仕する許しを頂いたこと、まことに感謝します。これより私は、ただのアルトリア。貴方にお仕えする、一介のメイドに過ぎないアルトリアです。ロイヤルメイド隊の一員と相応しくなれるよう、メイド長であるベルファストの指導に従いたいと考えています」

「ぐひひぃ! あ、あの二人がこんな……主従逆転シチュ、最高ぉ!」


 マスターでありながらも従者であったベルファストと、サーヴァントでありながらも主であったアルトリア・ペンドラゴンの主従関係は、二人の前に『真の主』が現れたことで崩壊していた。

 ベルファストはマスターでありメイド長で、アルトリアはサーヴァントであり一介のメイドであるという形で、ある意味では『正された』のである。

 エロガキ坊ちゃまは二人の関係を事前に把握していたからこそ、その関係が自分によって壊れたことに昏い愉悦を覚えていた。


「それでは本日のご奉仕を初めさせていただきます。お目覚めいただいたばかりで猛りつつも、しかし、それは生理現象である朝勃ちにすぎないオチンポ様に急な刺激は無礼というもの。セックスやフェラチオではなく、『耳舐め手コキ』でご奉仕させていただきます」

「右耳をメイド長である私ベルファストが、左耳を新人メイドであるアルトリアが舐めしゃぶらせていただきます。それでは、この駄肉に塗れた牝の体を、坊ちゃまの玉体に寄せることをお許しくださいませ」


 アルトリアとベルファストの二人はゆっくりとしているように見えるのに俊敏という、矛盾しているようにも思える動きでエロガキ坊ちゃまが寝そべっているキングサイズのベッドへと上がり込む。

 そして、その『駄肉』などという言葉とは最も遠い、それぞれタイプの異なる美しい肢体でエロガキ坊ちゃまを挟み込むようにして添い寝をするのだ。

 美女の体で作るサンドイッチと言ったところか。


「どうぞ、この駄肉まみれのメイドの熱を感じてリラックスしてくださいませ」

「それでは、坊ちゃまの偉大なるオチンポ様を露出させていただきます」

「じぃぃ~~……ぁぁっ❤」


 ぼろんっ、と。

 寝巻きと下着を二人がそれぞれ片手で脱がしていくと、どこに収まっていたのか疑問に思うほどの長大な肉棒が露出された。

 そう、肉棒――つまりは、男性器だ。

 普通の人間が持つ、あまりにも脆弱な『常識』というものに囚われていれば、それが男性器だと一瞬認識できないほどの、常識外れの長大な男根であった。

 二桁になったばかりの、少なくとも外見上はローティーンと思われるエロガキ坊ちゃまが持っていて良いようなものではない。

 それこそ、短足の坊ちゃまからすれば『三本目の脚』と形容したくなるほどの、太く、長く、醜悪な男根であった。

 もはやそれ自体が人から離れた魔性を持つ、『魔羅』とでも呼ぶべき異様な男性器である。

 エロガキ坊ちゃまの醜悪な外見も合わさって、よほどのねじれ曲がった特殊性癖の女性でなければ、悲鳴を上げて逃げ出してしまうであろう、恐ろしいと言うよりもおぞましい肉棒が股間から生えているのだ。

 だが、アルトリアとベルファストの反応は、悲鳴を上げるでもなければ悍ましさに眉をしかめるでもなく、もちろんこんな異様な男根を持つエロガキ坊ちゃまを魔性のモノと認識して敵対の意思を固めるでもなかった。

 いや、ある意味では、エロガキ坊ちゃまが持つ異様過ぎるほどに立派な男根よりも、よほど『常識外れ』な行動を、気高き騎士王と美しき従者は取ったのである。


「なんという大きさでしょうか❤ 我が聖槍が子供の玩具に見える、猛々しい性槍……❤ 女が牝であることを思い知らせ、牝の本懐を忘れた衆愚に己の努めを想起させる、まさしく神の槍❤ 坊ちゃまこそが全ての牝を統べる、偉大なる雄様なのだと、理屈ではなく本能でわかってしまいます❤」

「あぁっ、この雄々しき肉棒……❤ 太さ、長さ、そり返った角度の鋭さに、大きな亀頭が作るカリの深さ❤ まさしく、坊ちゃまこそが無双の英傑であることの証明するかのような、素晴らしいオチンポ様でございますね❤」


 そう、褒め称えたのだ。

 それも言葉だけのおべんちゃらなどではなく、目をうるませて頬を赤く染め、漏れる吐息にどこか淫靡な熱が籠もった――童貞どころか性のことなど何も知らない児童でもわかってしまうような、『発情』した牝として、心の底からその男根が素晴らしいものだと

 これが普通な訳がない。

 そう、アルトリアとベルファストに施された改変の『中枢』となるものは、過剰で滑稽な――――。


「ぐへへ! ア、アルトリアとベルファストはこれが大好きだもんねぇ!」

「はい……❤ お恥ずかしながらこのアルトリア、坊ちゃまの放つ肉棒の王気(オーラ)に呑まれてしまいました……❤」

「ベルも同様でございます❤ 誇らしき坊ちゃまの素敵な男根から目を離すことが出来ません……❤」



 ――――『男根崇拝』である。



 それは、『牝を犯すことに特化した凶悪な肉棒の持ち主こそが偉大であり、牝は偉大なる魔羅に奉仕すべき肉塊に過ぎず、男根を持つはずなのに未熟な粗チンしか持たない「オスモドキ」は牝にも劣る下等生物だ』――そんな気の狂ったような思想だ。

 このおかしな思想が、この偉大なる騎士王と華麗なる従者の魂に刻み込まれてしまっているのである。

 そして、その『男根崇拝』を基準に考えれば、醜悪で下劣で、この幼さにしておおよそ美点など一つも存在しないようなエロガキこそが、この世で最も崇高なる男性様となるのだ。


「それでは、ご奉仕を初めさせていただきます……んちゅぅ❤ ちゅぅぅ、れろぉぉ、ちゅぱぁ❤」

「左耳も失礼いたします……れろぉぉっ❤ じゅるる、ちゅぅぅっ❤ ちゅっ、ちゅっ、むちゅぅぅ❤」

「うほぉぉっ♪」


 そんな男根崇拝思想に陥っているアルトリアとベルファストが、エロガキ坊ちゃまのぷっくらとした福耳へと舌を、そして、その美しい白い指先を男根へと伸ばしていく。

 エロガキの鼓膜にまるで染み込ませるように、唾液に塗れた舌が小さな耳穴に入り込んでいき、その垢もある耳穴を丁寧に舐めしゃぶっていくではないか。


「んじゅるるるぅっ❤ ちゅぅぅっ❤ れろっぉ、ちゅぱっ❤ ちゅぅぅぅ~~❤」

「れろれろれろぉぉっ❤ ちゅぅぅぅ、むちゅぅぅっ❤ ちゅぱっ、ちゅぅぅ❤ じゅるるるぅ❤」


 シコシコっ、シコシコっ❤


 しかも、ただ耳舐めをするだけではなく、アルトリアとベルファストは巧みな手コキまで披露してくるのだ。

 まるで、チンポ越しに『恋人繋ぎ』をする同性カップルのように指を絡ませて、『穴』という概念の中でも上位に入る魅力を持つ淫靡な穴を創り出して、息をぴったりに手をシコシコと動かしていくのである。

 息も乱れぬ見事なコンビネーションは、二人の間に絆があるというよりも、優れた存在が行う最適な行動とは一つの答えに導かれるがゆえの、『お互いが最適だと思う行動』を取ることで、当たり前のようにシンクロをしていると言ったほうが正しいだろう。


「うほっ、ぶほほほぉ~♪ み、耳もおっぱいも腕も、アルトリアとベルファストが触れてる全部が気持ちいいよぉっ♪」


 もちろん、二人の完璧なメイドが行う奉仕なのだから耳舐めと手コキだけの奉仕ではない。

 耳舐め手コキを行うために二人のメイドは魅力的な体をエロガキ坊ちゃまへと押し付けて、その特徴的過ぎる長乳が『むにゅぅぅぅっ❤』と押し付けられてるのだ。

 その凛々しい美貌に相応しく押せば跳ね返るような凄まじいハリのあるアルトリアの爆乳、穏やかな美貌に似合った指で触れれば飲み込まれるように沈み込む柔らかなベルファストの爆乳は、決して優劣などつけることが出来ない、それぞれがそれぞれに特化した魅力を持っている。

 その二種類の爆乳が押し付けられる興奮と言えば、貧弱な雄ならばそれだけで射精をしてしまいそうなほどの性的な快感を生み出していた。

 この世に天国があるとすればそれはこのキングサイズのベッドの上のことだろうと断言できるほどの至福が、エロガキ坊ちゃまへと襲いかかってくる。


「ふぉぉ~……極楽、極楽♪」


 だが、エロガキ坊ちゃまは醜悪で下劣なクソガキであるのも事実だが、同時にこの性杯戦争の世界でアルトリアとベルファストを『男根崇拝』に落とすに相応しいほどの男根を持つと聖杯ならぬ性杯が定めた存在であることも事実だ。

 この見ているだけでお漏らし射精をしてしまっても不思議ではない美女による、密着耳舐め手コキを味わっても目を細めて気持ちよさそうにその奉仕を受け止めている。

 これこそ、男根崇拝の思想においては『優れた雄』の理想的な姿なのだ。


「じゅるるぅぅぅ❤ ちゅぱっ❤ ちゅぅぅ、ちゅっ❤ んちゅぅぅぅ~~❤」

「ちゅぅ……ん、ちゅっ❤ 誇らしき坊ちゃま、メイドごときの奉仕を悠々と受け入れるその姿……牝ごときの浅ましい技量などものともしない男らしさ、素敵です❤ ちゅっ、ちゅぅ……❤」


 そんなエロガキ坊ちゃまのたくましい雄としての姿を見て、アルトリアとベルファストの『都合のいい牝の本能』に火がついてしまう。

 アルトリアは耳舐め奉仕にさらに力が入り、一方で従者として完璧な振る舞いを見せるベルファストはそのアルトリアの猛烈な責めを見て、自身は耳舐めをやめて福耳へのキスに切り替える。

 もちろん、ただ切り替えるだけではなく、その耳元でゾクゾクとするような淫靡な声を持ってエロガキ坊ちゃまを褒め称える『心酔ボイス』を囁いていくのだ。


「あぁっ❤ ビンビンにお勃起なされたオチンポ様……なんと雄々しきお姿なのでしょうか❤ 本来ならば理性を持って、効率的に、忠誠を捧げながらご奉仕すべき手コキなのに、牝の本能が昂ぶってしまい、勝手に手が動き出してしまいます❤ メイドにサンドイッチにされながら手コキされているというのに、それは決して『受け身』のプレイではないと言わんばかりの、オチンポを勃起させるだけで行う『ご奉仕命令』……❤ 『牝の浅知恵など振り絞らずに、お前らの本能に染み込まれた卑しい欲望に従って手コキをしろ』と教えてくださる偉大なる坊ちゃま、敬愛すべきオチンポ様、ベルファストの胸は、もう高鳴りを抑えきれません❤ んちゅぅぅっ❤」


 それは、本来ならばあらゆる点に秀でている一部の隙も存在しない『スパダリ』か、あるいはその素養を持った『スパダリ候補生』のみに捧げられる、ベルファストの敬意に満ちた従者としての『下から目線』の言葉だ。

 その支配者をゾクゾクと震わせる最上級の女による『下から目線』が、女殺しの男根以外には人よりも優れたものなど一つも持っていないエロガキ坊ちゃまへと、女殺しの男根を持っているというだけで捧げられていく。

 しかも、自身を律するということに関しては、ある意味では英雄譚に記された豪快な英傑たちよりも優れているであろうはずなのに、ベルファストはもう抑えきれないと『心酔囁きボイス』を打ち止めにして、エロガキ坊ちゃまの耳へとむしゃぶりついていった。


「ちゅぅぅぅっ、ちゅぅ、じゅるるるうっ❤ ちゅぅぅ~~……ちゅぱっ❤ ええ、坊ちゃま❤ 私もメイド長と全く同じ気持ちです❤」


 それを感じ取ったアルトリアは素早く耳舐め奉仕を耳キスへと切り替えて、交代だと言わんばかりにアルトリアが『心酔囁きボイス』を行っていく。


「ああ、なんということでしょうか❤ どのような名剣、名槍、名弓……あらゆるものさえも凌ぐほどに、手を吸い付いてきます❤ まさに逸物と呼ぶに相応しいオチンポ様です❤ 牝ならば誰もが求めてしまうほどの美しさを持ち、しかし、多くの名剣がそうであるように未熟な使い手では敵ではなく己を傷つけてしまう切れ味を誇る……素晴らしいオチンポ様❤ メイドの中のメイドと呼べるベルファストでさえも、満足に扱えずにその放たれる威圧感に呑み込まれてしまいます❤ どうぞ、坊ちゃま……❤ このアルトリアに、一手ご指南をお願いします❤ 貴方様の素晴らしいオチンポに奉仕できるほどのセックスの技量を身に付けたいのです❤」


 彼ら単体だけでも英雄譚となり得る『円卓の騎士』が跪いて忠誠を誓った、世界で最も有名な騎士の一人であり、世界で最も有名な王の一人でもあるアーサー王ことアルトリア・ペンドラゴンが、ただチンポがデカいというだけのエロガキ坊ちゃまへ媚びるように言葉を連なっていくではないか。

 騎士の忠誠に応えるようにその剣を褒め称えただけで一生物の誉れとできるほどの騎士王が、この性杯戦争においてはエロガキ坊ちゃまの性欲を満たすためだけに存在するただの爆乳メイドにしか過ぎないのだ。

 しかも、『チンポ奉仕の指南』などという、騎士王アルトリアならば本来口にすることさえないものをエロガキ坊ちゃまに求めだしたのである。

 あまりにも冒涜的な光景である。

 アーサー王伝説の細部は知らずとも、アルトリアが伝説的な英雄であること自体は知っているエロガキにとって、それはどんなポルノ映像よりも淫靡な光景だった。

 ベルファストほどの美女メイドに傅かれてもなんの不思議でもない、高潔にして気高い美しき騎士王アルトリアが、その従者であるベルファストと同じようにメイドとして自分に仕えているというシチュエーションは、さしもの性豪であるエロガキ坊ちゃまでも耐え難いほどの興奮を生む。

 腰に、火がついた。


「うぉぉっ! 射精るぞ、射精ちゃうぞぉっ!」

「んじゅるるるぅっ❤ ちゅぅぅっっ❤ ちゅるるるぅっ❤ 射精してください❤ かっこいいお射精を、淫らなメイドにお見せください❤」

「れろれろぉぉっ❤ ちゅぅぅっ❤ ちゅぅっ、ちゅっ、ちゅぅぅぅぅぅ~~❤ 誇らしき坊ちゃま❤ どうぞ浅ましいメイドに、その御威光たるお射精をお示しくださいませ❤」


 シコシコっ❤ シコシコっ❤


 エロガキ坊ちゃまの射精宣言に反応して、二人は耳舐めも手コキも心酔囁きも、どれもを加速させていく。

 これほどの奉仕を受けて、我慢する必要などない。

 エロガキ坊ちゃまはこの空間で最も偉い支配者なのだから、この高ぶりを開放する以外の選択肢など取る必要がないのだ。


「くぉぉぉっっ!」


 どびゅるるるるっ! びゅるるるっ! びゅっ! びゅぅっ! どびゅぅぅっぅぅ~~!


「ちゅるるるぅぅぅっ❤ ちゅぅっっ、ちゅっ、むちゅぅぅ~~❤」

「れろれろぉぉぉぉっ❤ じゅる、ちゅぅぅ、ん~~……ちゅっ❤」


 火山が噴火するような勢いで、エロガキ坊ちゃまの魔羅から精液が飛び出していく。

 射精一つとっても常識外れの、『強い雄』なんていうぼんやりとした、ファンタジーでしかない妄想が形になったような射精だった。

 射精が行われてもなお耳舐め手コキは止まらず、『びゅっ、びゅっ、びゅっ~~!』と長い射精は続いていき、その射精を受け止める子宮も手のひらもなく、ただ空中へと精液が舞っていき、濃厚な精液が放つ強烈な臭いによって、ベルファストによって管理された、匂いまで完璧な空間であった寝室が精液に侵されていくではないか。

 そんな、ペットボトルをひっくり返したような量の、それでいてペットボトルの中身には絶対に入らないような凄まじい粘度を持った精液がエロガキ坊ちゃまのお腹に溜まっていった。

 もちろん、それを放置する優秀なメイド二人ではない。

 敏腕メイド長であるベルファストはもちろんのこと、優秀な人材はどんなジャンルでも成功すると言わんばかりに、新人メイドであるアルトリアもまた有能な美女なのだ。

 彼女たち有能メイドたちは、そのエロガキ坊ちゃまの肥満体質のお腹に乗ったドロドロのザーメンに対して、タオルで拭くなどという無粋な真似を行う訳がない。


「それでは坊ちゃま……お掃除をさせていただきます❤ んじゅるるるるるぅぅぅぅっ❤ じゅるる、ちゅぅぅうぅぅ❤」

「じゅるるるるぅぅぅっぅ、ちゅぅぅ、じゅるぅぅうぅ~~……じゅるっ❤ ふふふ、これでお腹も綺麗になりましたね❤」


 二人は耳舐めを打ち切ると素早くエロガキ坊ちゃまの腹部へと顔を寄せていき、そのまま卑猥に音を立てて精液を啜りとっていく。

 気高き騎士王と瀟洒なメイドのいる空間では発生するはずのない、下品すぎるほどの強烈な吸引音が響き渡るが、この猛烈な吸引音を『あえて立てること』は、彼女たちが抱く『男根崇拝』においては一つのマナーなのだ。

 牝がどれほど浅ましい存在なのかを偉大なる雄様に見せて媚びるため、本来の淑女ならば立てるはずのない吸引音をわざと雄に聞かせてその優越感を煽る。

 完璧なメイド二人は、それを忠実に実行しただけなのだ。


「んじゅる、ちゅぅう……ふぅっ❤ とても濃厚で、これ以上とない美味でした❤ さすがは坊ちゃまの子種というべきでしょうか❤」

「ちゅぅぅぅ、じゅるるるっ❤ 啜ってもなお喉に絡みつくような粘り気と、呑み込んだはずなのにお腹の中で暴れ回っていることがわかるほどの元気さ❤ たまりませんね❤」


 精液を啜りとった二人は、先ほどまで耳舐め手コキをしていたとは思えない上品な顔で笑顔を作る。

 ともすれば、その口から香るくさすぎる精液の臭いがなければ、彼女たちが先ほどまでしていた淫靡な行為は夢か幻だったのではないかと想ってしまうような、そんな見事なまでに上品な笑みだった。

 このギャップこそが、二人の魅力だ。

 アルトリア・ペンドラゴンは偉大なる騎士王であり、ベルファストは瀟洒なメイドである。

 奉仕をしている際の淫靡な姿を見せつつも、奉仕が終われば隙のない振る舞いを見せてくるギャップは、その二人が持つ魅力の前提を常に思い出させてくれるのだ。


「んぅ、ぐぅぅ……!」

「……どうしましたか、アルトリア?」


 だが、同時に二人はそんな判で押したような、都合のいい二面性だけを持っているわけではない。

 どのような時でもエロガキ坊ちゃまの興奮を煽ることが出来る、優秀過ぎる『性奴隷』なのだ。


「げぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっぷ❤❤❤❤」


 今もそうだ。

 あの騎士王が、ザーメンを勢いよく啜ったというだけで、なんと『ザーメンゲップ』をしてしまったのだ。


「も、申し訳ございませんっ! あまりにも素敵なザーメンであったのですが、卑小なこの身では受け止めきれることが出来ず、げ、ゲップなどという無礼な振る舞いを行ってしまいました! どうぞ、この下劣なるメイドをお許しくださいませ!」

「アルトリアっ! 貴方は何を……! 申し訳ございません、偉大なる坊ちゃま! この浅ましいメイドが、あろうことか坊ちゃまの前でザーメンゲップを行うなど……! これもメイド長たる私の不手際でございます! どうぞ、寛大な処置を……!」


 そのことを、アルトリアは深く頭を下げて謝罪をする。

 そこには媚びなど一切ない。

 女が謝罪をすることで優越感を唆るなどという媚びるための目的さえない、ただただ、哀れに許しを請うだけの本気の謝罪だ。


「ぐふっ、ぐふふ……!」


 それが面白くてたまらない。

 エロガキ坊ちゃまは醜悪な笑みを浮かべて、下げた頭まで美しいアルトリアとベルファストを見つめるのだった。





 男根崇拝の思想に陥ったアルトリアとベルファストを従える、エロガキ坊ちゃまの甘美な日々は続く。

 今日はパイズリだ。

 ベッドの縁に腰掛けたエロガキ坊ちゃまに対して、足元にはアルトリアがその爆乳をまろびだした状態でひざまずき、ベルファストは背後からエロガキ坊ちゃまを優しく抱きしめてその長くて柔らか爆乳を快適なデカパイ枕として提供していた。


「坊ちゃま、どうでしょうか? アルトリアのパイズリのご加減は?」

「うん、チンポが押しつぶされそうなぐらい重たくてハリがあって、すっごい気持ちいいよ!」

「ふふふ、坊ちゃまはユーモアのセンスもあるのですね❤ 私のような卑小な牝のデカ乳をハリがある、重たいなど褒めて頂けるのはありがたいことですが……所詮はぷるぷると震える駄肉風情です❤ 坊ちゃまの猛々しく反り返るデカチンポ様に敵うはずもないではないですか❤」


 むにゅっ❤ むにゅむにゅっ❤ たぷんっ❤ たぷんっ❤ ずぶぅぅぅ~~~……どたぷんっ❤


 アルトリアの重力に逆らっているロケットおっぱいによって、エロガキ坊ちゃまの男根が包み込まれている。

 『ぎゅぅぅぅっ❤』と左右から押し付けながら、『もにゅもにゅもにゅうぅぅぅ❤』と縦横無尽に動かしていく、そのロケットおっぱいが持つ重量がそのまま男根に伝わってきて、生半可な雄では快感よりも痛みを覚えてしまうほどのハードパイズリであった。

 だが、男根崇拝思想においては『理想の雄』とも言うべきエロガキ坊ちゃまにとっては心地よい刺激にしか過ぎず、その子供のくせにムチムチとした肥満体質の首をベルファストの爆乳に預けつつ、目を細めて気持ちよさそうに吐息を漏らしていた。

 すでにパイズリテクニックも相当な技量を身に付けているアルトリアのパイズリだけでも極楽と呼ぶべき快感だが、『ここに居る女はアルトリアだけじゃありませんよ』と言わんばかりに、ソファー兼柔らかクッション兼エロ音声ASMRでもあるベルファストが、その美しい声でボソボソと、エロガキ坊ちゃまにしか聞こえないような声で喋り始めていく。


「アルトリアのおっぱいは、たまりませんね……? 知っていますか? アルトリアは坊ちゃまのご命令に従って買い出しに行く時、必ず男の人に振り返られるのですよ? 坊ちゃまのオチンポ様を奉仕している、その大きなおっぱいはもちろんのこと、たくさんの子供を産めそうな大きなお尻も、ムチムチとしていくせにスラリと伸びている矛盾した美脚も、なによりも、そのこの世のものとは思えない美貌も……全てが、雄の欲望を唆る最上級の牝が持つモノなのですから、当たり前ですね……?

 ですが、他の弱々しい男性に出来ることは、そんな淫靡なアルトリアの姿を、指を咥えて見ていることだけなのです。

 何故ならば、アルトリアはとっても強いから……その貧相なオチンポに相応しい、軟弱な男性では無理やり迫っても容易く返り討ちにあってしまうのです。

 当然、そんな魅力度の低い雄に正攻法でナンパをされても、アルトリアほどの美女がときめくはずもありません。

 冷ややかな表情で断られた男たちに出来ることと言えば、その淫らで美しいアルトリアの姿を網膜に焼き付けて、家に帰って情けなくシコシコとオナニーをすることだけ……坊ちゃま、アルトリアはメイドとしてはまだまだ未熟な新人メイドですが、女性としては、牝としてはこれ以上ないほどの最上級の存在なのですよ……?」

「ぅぅっ~~!」


 アルトリア・ペンドラゴンという女がどれだけ素晴らしい女であるかということを、ベルファストはゆっくりとした口調でこんこんと語っていく。

 これらは決して大げさなことではない。

 ベルファストでさえも、その御姿を目にしただけで膝をつき忠誠を誓った、偉大なる騎士王なのだ。

 ただでさえ、そんな『王気(オーラ)』に満ち溢れたアルトリアは、絶世の美女と呼んでもなんの差支えもないほどの美貌を持ち合わせているのだから、街を歩いていれば男たちが、いや、女であっても目を引かないわけがない。

 騎士王足り得る『スペック』の全てを差し引いても、アルトリアはただその姿かたちをしているだけで魅力的と呼べる素晴らしい女性なのだと、ベルファストはエロガキ坊ちゃまに言葉で刷り込んでいくのだ。

 アルトリアは何も語らずに、無心と言わんばかりにパイズリを続けていく。

 それこそがエロガキ坊ちゃまを最も気持ちよくして差し上げられると、よく理解しているからである。

 このアルトリアとベルファストのコンビネーションこそ、今はまだ二人だけのロイヤルメイド隊のチームワークなのだ。



「そんなアルトリアを……坊ちゃまは、自由に弄ぶことができるのです❤」



 ――――そして、たっぷりとアルトリアの素晴らしさを言葉とパイズリの両方で教え込んだ後に、ベルファストは『そんな女であっても貴方様の奴隷なのです❤』と語っていくのだ。



「おわかりですか?

 あの生意気なほどに美しい顔立ちも❤ このタプタプと揺れているバカ乳も❤ 内臓が入っているのか怪しいくびれた腰も❤ その癖、ぶるるんと揺れるデカ尻も❤

 ムッチムチのなっがぁい美脚も❤ 全てが、坊ちゃまのものなのです❤

 ええ、坊ちゃまのものですよ❤ 決して、アルトリアのものではないのです❤ これは坊ちゃまの所有物……アルトリアという当人であっても、坊ちゃまの許可なくその体を変化さすことが許されない、坊ちゃま専用の肉オナホ❤ どんな名剣も凌ぐ名剣、オチンポ様という魔剣を納めるオナホ鞘なのです❤

 もちろん、体だけではありませんよ❤ アルトリアは、一匹の牝として坊ちゃまに心酔しているのですから、その自身が持つ権利の全てを放棄しているのです❤ お優しい坊ちゃまが仰るはずはありませんが、死ねと命じれば美しい笑みを浮かべながらその心臓を槍で貫く、忠実な奴隷なのです❤

 当然、奴隷であるアルトリアは優秀な兵士でもあります❤ 人類史においても他の追随を許さないような、最上位の神秘を誇る聖槍で坊ちゃまの敵を穿ち、貫くのです❤ 牝のくせに『騎士王』などという思い上がった肩書を持っている生意気な牝ではありますが、不敬ではありますがそれに相応しい力を持っているのです❤ その力も、もはやアルトリアのものではなく坊ちゃまのものなのです❤



 なぜ、坊ちゃまがそのような『支配権』を所有しているか、わかりますか……? 多くの男が求めるであろう、ですが、絶対に手に入れることが出来ないアルトリア・ペンドラゴンという女の全てを、坊ちゃまは持っているのでしょうか……?

 それは…………オチンポ様がおっきいから❤ なのですよ❤

 ええ、ただそれだけです❤ ですが、それ以上にアルトリアを所有するに相応しい資質はございません❤ 天に届くほどの塔を建立するほどの財と権力を持っていようとも、アルトリアの武勇と人望には到底叶いません❤ 大地の端から端の全てを支配するほどの軍事力を持った王であろうとも、アルトリアの騎士王に相応しい誇りを奪うことは不可能です❤

 ですが、坊ちゃまはそれが可能なのです❤ なぜなら、オチンポ様が大きいから❤ どんな女も極楽へと導くことが出来る、素晴らしい雄様❤ それこそが、この世の支配者である絶対条件にして必要条件なのです❤ アルトリア・ペンドラゴンという、最上級の牝を所有することが出来る『オチンポ英雄』――――それこそが、我らが誇り高き坊ちゃまなのです❤」



 たぷんっ❤ どたぷんっ❤ むにゅぅぅぅ~~~~……たっぷぅんっ❤


 ベルファストが放つ優越感をこれ以上ないほどに唆る言葉と同時に、アルトリアによって絶え間なく巧みなパイズリが肉棒へと快感を送り込んでくる。

 この快感に、耐えられるわけがない。


「う、うぉぉぉっっ!」

「んぅっ❤ おチンポ様が、震えて、きゃぁっ❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるっ! どぶびゅるるるぅっ!


「ふふふ……御覧ください、坊ちゃま。元・腹ペコ騎士王の新人メイドの欲張りおっぱいが、坊ちゃまの大量の精液を呑み込んでいきますよ。これは、アルトリアほどの爆乳おっぱいでなければ出来ないことです」

「はぁ……はぁ……」

「あぁっ……❤ 射精をしたばかりだと言うのに、まだまだこんなに硬いだなんて……❤ 素敵です、坊ちゃまぁ……❤」


 アルトリアの規格外の爆乳の内部で、エロガキ坊ちゃまの規格外の男根が射精を行われ、アルトリアはぎゅっぅぅっとデカ乳を抑えつけて、その射精の全てを乳内で受け止める。

 汗と精液が入り混じったヌルヌルとした乳オナホは、射精をして敏感になった男根を優しく包み込んでくれるため、エロガキはぶるぶると全身を痙攣させていた。

 最高の乳内射精である。

 そんな射精をしたことで、エロガキ坊ちゃまは思わず肩で息をしてしまう。

 あまりの興奮に頭がおかしくなってしまいそうなのだ。

 それでも、『最強の雄』とベルファストが褒め称えたように人外じみた精力を誇るエロガキ坊ちゃまのオチンポは『あと5発は連射可能だぜ』と言わんばかりにガッチガチに勃起している。

 それをおっぱいで感じ取っているアルトリアはベルファストへと目配せをして、『次の奉仕』の準備のための卑語を求めた。


「坊ちゃま……ご存知ですか?

 アルトリアのおっぱいは片乳5キロで合計10キロの重量たっぷりな、むっちりおっぱいなのですよ❤ バストサイズは121センチのMカップ❤ わかりますか、Mカップが……❤ A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M……13番目のアルファベットなのですよ❤ そんなバストサイズの女、普通は単なるおデブさんになってしまうのですが……アルトリアは違います❤ 女を捨てて騎士として鍛えつづけたルトリアだからこそ絞り込まれた体と、それでいて最上級の牝として蓄えられた媚肉という矛盾こそが生み出す、『スレンダーLカップ』というふざけきった女体なのです❤ そんな爆乳も、坊ちゃまにとっては単なるザーメン捨て用のゴミ箱に過ぎないのですがね❤」

「はぁ……はぁぁ……!」

「お疲れ様でした、坊ちゃま……ですが、どうやらこの身ではその精の全てを絞り切ることが出来なかったようですね。我が身の未熟をお許しくださいませ。また同じ乳オナホを使い回して――などということは、偉大なる坊ちゃまに対する不敬と言えるでしょう。どうぞ、技量において私を上回る、我らがメイド長の爆乳をお楽しみくださいませ」


 アルトリアはその爆乳を上乳丸見えのメイド服の中へと押し詰めて、エロガキ坊ちゃまの体を支えていたベルファストと位置を入れ替える。

 また、アルトリアは背中に回って椅子となるのではなく、ベッドの上で座り込んでそのむっちりとした太腿へとエロガキ坊ちゃまの頭を乗せる、『膝枕』の姿勢を取った。

 それに乗じて、ベルファストもまたエロガキ坊ちゃまの股間へと潜り込み、そのデカ乳をメイド服の中から飛び出させていくのだった。


「おっぱい枕を楽しませて上げたいのですが、この駄肉は坊ちゃまの精液を受け止めたばかり……ここはどうぞ、むっちりとした太腿をお使いくださいませ。先ほどベルファストが仰った通り、この身はすでに坊ちゃまの所有物なのですから」

「あぁ……うわ、柔らかい……大きい……天井が見えない……」

「はい。では……極楽をお楽しみくださいませ❤」


 その瞬間、エロガキ坊ちゃまは自身の下半身が消失したような感覚に襲われた。


「うわ、うわわわ!?」


 もにゅもにゅもにゅぅぅ~~❤❤❤❤ 


 巨大な生き物に丸呑みにされたかのような、そんな恐ろしい感覚がエロガキ坊ちゃまの全身へと駆け回っていく。

 思わず膝枕を楽しんでいた頭を動かして、自身の下半身を確認する。

 当然、下半身は存在していた。

 ただ、ベルファストの爆乳がエロガキ坊ちゃまのデカチンポを包み込んだけである。


「どうですか、坊ちゃま。ベルファストの、貴方に仕えるメイドを統べるに相応しいメイド長のパイズリのお味は……?」

「す、すっごぉっ……! あ、アルトリアの爆乳パイズリはチンポに快感が集中してたけど、べ、ベルファストのパイズリはっ……か、下半身全部に伝わってくるよぉっ!」

「お褒めの言葉、ありがたく思います❤ それでは、誇り高き坊ちゃま……❤ もっともっと、ベルのパイズリをお楽しみくださいませ❤」


 むにゅ、むにゅむにゅぅうぅっっ~~❤


 エロガキ坊ちゃまの言葉の通り、アルトリアの弾力抜群の生意気爆乳によるパイズリは、その重量の全てを肉棒に集中させるような『決闘パイズリ』だった。

 だが、ベルファストの爆乳パイズリは、その柔らかなおっぱいと体温の高い体そのものを下半身に擦りつけてダイナミックに動いていく、『丸呑みパイズリ』なのである。

 むにゅむにゅと柔らかな感触がチンポにまとわりつくことで、その感触が脚にも伝わっていく。

 腰ががくがくと震えてしまいそうな、本能的に捕食の恐怖を覚えてしまうようなパイズリだった。

 その巧みなパイズリが震えながら、自身の膝枕で寝そべっているエロガキ坊ちゃまへとアルトリアは囁いていく。

 アルトリアのパイズリの際に行っていたように、ベルファストという女がどれだけエロいのかということをエロガキ坊ちゃまへと『解説』していくためである。


「坊ちゃま、先ほどベルファストは私のことをこの世で最も美しい女であると言いたげに煽りましたが……全く、謙遜も行き過ぎれば嫌味とは、まさしくこのことです❤

 私のことを街を歩けば振り返ると言いましたが、ベルファストも全く同じなのですよ❤

 いえ、私のように刺々しく偉そうな女と違って、トップ・メイドとも呼べる彼女は気品も兼ね備えた淑女の鑑でもありますから、集める視線は私以上でしょう❤

 多くの男達が鼻の下を伸ばして、『あ~、この女と一生を添い遂げたい……!』と妄想を重ねているのです❤ ベルファストが唆る欲望は、私のように『生意気な女を叩き伏せたい!』という非文明的な獣欲だけではなく、文明人らしい家庭を築きたいという欲求も唆るのです❤

 わかりますか……? 恐らく、多くの男がベルファストとすれ違ってその可憐で貞淑な美貌を見て、香水らしい香水など振りかけてもいないのにどんな女よりも甘美に香る体臭を嗅ぐことで、彼らは一瞬にして一生を仮想体験するのです❤ ただすれ違っただけなのにベルファストに恋をし、脳みそが暴走を初めて、彼女との恋人生活を、プロポーズの瞬間を、幸せな結婚式を、愛らしい子供が誕生し、彼女そっくりの娘が結婚して旅立ち、二人で穏やかに老後を過ごす――そんな妄想を瞬きの間で終わらせてしまうのです❤

 そんなことがあり得ないと思いますか? ですが、有り得るのですよ❤ 本当に美しい女というものは、ただそれだけでそれほどの力を秘めているのです❤」

 

 アルトリアは自身のことを素晴らしい女性だと語っていたベルファストこそが素晴らしい女性なのだと淫靡な吐息とともに説明をしていく。

 その際におっぱいを目元に落としておっぱいアイマスクで視界を防ぐことも忘れない。

 視界が喪われて感じられるものは、ベルファストが行っている柔らかな爆乳パイズリの感触とアルトリアが語る淫らな囁きエロボイスだけ。

 だからこそ、その内容が快感とともにエロガキ坊ちゃまの魂に染み込んでくる。

 ベルファストというものは単なるメイドではなく、彼女自体が一流の淑女であり、だからこそ、優れた人物しか彼女をメイドとして従えることが許されない。

 それはベルファストが認める認めないではなく、ベルファストほどのメイドが単なる愚物に仕えるなど、一生を添い遂げるなど、たとえ一時でも夜を共にするなど、ベルファスト自身が許しても天が許さない、許してはいけないのだ。

 だが、そんなベルファストを持ち上げるような、それでいて単なる事実に過ぎない言葉を並べ連ねたのも、そこに続く言葉をエロガキ坊ちゃまに語りかけるために過ぎない。

 そうして、アルトリアはその言葉を続けていく。



「そんなベルファストも、一生を坊ちゃまに捧げた『奴隷メイド』なのです❤」



 ――――そう、エロガキ坊ちゃまが望む、ベルファストの愛情と忠誠と崇拝を口にしていくのだ。



「さすがは坊ちゃまですね❤

 あの穏やかな美貌も❤ この大きくたわわに実ったおっぱいも❤ その両手で腰をつかめば指と指がピタリついてしまいそうな柳腰も❤ 多くの粗チンをイライラさせるデカ尻も❤ スカートの奥に隠しているむっちり太腿も❤ 全てが坊ちゃまのものなのです❤

 ええ、誰も奪うことなど出来ません❤

 ベルファストは私のことをその他大勢の男では手足も出ない『伝説の騎士王』と称しましたが、それは彼女もまた同様なのです❤ 彼女は『KAN-SEN』❤ 人では勝てないセイレーンなる人類種の天敵を倒すためだけに存在する、人の形をした兵器です❤ 単なる人間が戦艦を一人で撃墜することができますか? 出来るわけがありませんね? ならば、当然のことですが……どんな男であってもベルファストを強引に手籠めにすることなどできないのです❤

 中世の時代では使用人に手を出す脳みそまで海綿体で出来たような、野獣さながらの性欲丸出し男もいたと言います❤ ですが、そのまま泣き寝入りをするような普通のメイドと、このロイヤルメイド隊メイド長は美貌も気品も実力も、全ての格が違います❤ 気高くも『王国に仕える貴族に相応しくない』と主を糾弾し、本来ならば仲間を守るべき貴族のものも、彼女の放つ『正しい美しさ』に魅入られて、その下賤な男を批難して、没落まで導くでしょう❤

 それほどの女が――――坊ちゃま、貴方様の前では『奴隷』なのです❤

 わかりますか、奴隷と使用人の違いが❤ 貴族にとって使用人など奴隷同然と言われますが、それでも奴隷と使用人に確固たる違いがあります❤ ベルファストほどの気品と礼節を備えた上級使用人ともなれば余計にそうです❤

 そんなベルファストが、坊ちゃまの前では喜んで奴隷となるのです❤ その全ての権利を放棄し、どのようなことを行っても批難されようがない、人ではない存在❤ それが、奴隷メイド❤ 使い潰されることを悲嘆するのではなく愉悦さえ覚える異常な存在❤

 なぜ、ベルファストがそれほどの狂信を捧げるかわかりますか?

 坊ちゃまのおチンポ様が……とぉ~っても、大きいからです❤ それだけで、坊ちゃまはベルファストという完璧な淑女を、はしたない奴隷に貶めることが出来てしまうのです❤

 多くの男が、ベルファストを自身の従者としようとしたでしょう❤

 顔立ちが整っているもの、政務に優れたもの、聖人がごとき善良なもの、類まれな軍才を持つもの――――そのどれもが、ベルファストの『奉仕欲求』を満たすことが出来ませんでした❤ 彼女はその優れたスペックに相応しく、とっても理想が高いのです❤

 そんなベルファストのわがままな奉仕欲求を完璧に満たしたのが、坊ちゃまの類まれなデカチンポ様なのです❤ どれだけ穏やかな笑みの仮面で淑女を気取ろうとも、その魂に刻まれた牝の本能を容易く引きずり出したのです❤

 それだけ、坊ちゃまは素晴らしい人物――――『真の御主人様』なのですよ❤」



 たぷんっ❤ どたぷんっ❤ むにゅぅぅぅ~~~~……たっぷぅんっ❤


 アルトリアによって懇切丁寧に語られる、ベルファストがどれだけ特別で、そんなベルファストが永遠の忠誠を捧げられているのだという言葉は、どんなものよりも甘美な味わいを持っていた。

 それでいて、アルトリアのパイズリ・テクニックすらも上回るベルファストのパイズリも同時に行われるのだから、脳みそが蒸発しそうなほどの興奮を覚えてしまう。

 ガクガクと全身を痙攣させて、死亡の心配を覚えるのではと思うほどに震えて――その震えが逃げるように、男根が爆発して射精が行われた。


「ふぅぅぅっっ!!」

「ああ、暴れ、暴れないでくださいませ❤ 坊ちゃ―――ぁぁっ❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるるっ! どぶぴゅっ! どびゅるるるぅ~~!


「あぁっ! 素晴らしいですね、坊ちゃま。御覧ください、さすがはメイド長です。私のことを欲張りおっぱいなどと揶揄しましたが、ベルファストもまたザーメンをこぼさずにおっぱいで包み込んでしまいましたよ」

「ひぅ……ふぅ、ぅぅ~~……!」

「お疲れ様でございます、坊ちゃま……❤ これほどのお射精、私の腰は、もう震えます……❤ おっぱいで受けただけで子宮がうずいて、おぉっ❤ ア、アクメ、くるぅぅっ……❤」


 アルトリアのようにベルファストもまたエロガキ坊ちゃまの射精をデカ乳で受け止める。

 まるでおっぱいを孕ませようとしているのかと勘違いしてしまうような激しい射精は、今にもベルファストのデカ乳から飛び出してしまいそうなほどだ。

 それでも、エロガキ坊ちゃまのオチンポ様にご奉仕することを至上命題とするロイヤルメイド隊、そのメイド長であるベルファストが乳内射精を楽しんでいるエロガキ坊ちゃまの気持ちを萎えさせることをするわけがない。

 その全ての精液を乳内で受け止めて、エロガキ坊ちゃまへと二度目の最高の乳内射精を与えたのである。

 もちろん、それだけで終わりではない。

 エロガキ坊ちゃまの求めているものを承知しているベルファストはマッサージをするように柔らかおっぱいでオチンポを優しく愛撫しつつ、素早くアルトリアへと目で合図をして『気持ちよくなれる言葉』を口にするように促していく。 


「お疲れ様でした、坊ちゃま……それでは、素晴らしいお射精をされた坊ちゃまにだけ、特別にお伝えいたしましょう❤

 ベルファストのおっぱいの大きさは私よりも小さい116センチ……ですが、カップサイズは私と同じMカップなのです❤

 おかしいですよね❤ ベルファストが仰った通り、私の腰は普通の女性と比べても驚異的なくびれを誇っています❤ スレンダーなモデル体型に、後からバカ乳とデカ尻をくっつけたようなスタイルと言ってもいいでしょう❤ そんな私よりもおっぱいが小さいのにカップサイズが同じということは――――ベルファストの方が『細身』であるということになります❤

 なぜそれほどに細い体だか、わかりますか?


 ――――『肋骨』が抜かれてあるからです❤


 そう、肋骨です❤ 肋骨が、普通の人間よりもベルファストは少ないのですよ❤ だから、あれだけ驚異的な細い体が作られているのです❤

 もちろん、そんなことをして平気であるはずがありません❤ 呼吸をするだけで全身が痛み、内臓を包み込む肋骨が足りないのですから、腹部への衝撃が容易く重傷に結びついてしまいます❤ 見た目の美しさを手に入れることが出来ても、それ以降の人生のすべてが苦しみに満ちてしまう……それが肋骨除去による整形手術です❤ ですが……ベルファストは、KAN-SENなのです❤ 『普通の人間』という言葉から最も遠い場所に居る女なのです❤ 肋骨の一本や二本なくなろうとも、何も問題はありません❤ むしろ、肋骨が足りない状態であっても、サーヴァントである私が思い切りお腹を殴りつけてもケロッとした顔をしてしまうでしょう❤

 坊ちゃまを楽しませるために人体改造さえも容易に行える、生まれながらのオナホ……それが、我らがロイヤルメイド隊メイド長――――『ベルファスト』なのですよ❤」

「うぉ、ぉぉぉっ~~!」


 ぶるる、と。

 体を震わせるエロガキ坊ちゃまの顔には恍惚としたものが浮かんでいた。

 鼻水すら流すほどに快感に溺れており、それは見るものの嫌悪感を煽るようなブサイクな姿であった。


「ああ、なんて愛らしいお顔……❤ この雄々しいオチンポ様との、そう、『ギャップ』がたまりません……❤ 牝でありながらも不敬ではありますが、母性本能というものを刺激されてしまいます❤」

「オチンポ様だけでも牝の心を掴んで離さないというのに、そのような素敵な笑顔まで見せるなんて……ふふふ、坊ちゃまの将来はどれほど魅力的な男性になるのでしょうか❤」


 だが、そんな表情でさえも『男根崇拝』の思想に侵されているアルトリアとベルファストには、どんなイケメン俳優などよりも魅力的に映ってしまう。

 全肯定メイドである二人は、その爆乳でエロガキ坊ちゃまに『もにゅもにゅ❤』とマッサージをしながら、その心地よい射精後の快感を味わうエロガキ坊ちゃまを甘やかしていくのだった。



 性奴隷メイドの名に相応しく、アルトリアとベルファストは常に性的な奉仕をエロガキ坊ちゃまへと行ってきていた。

 それこそ先述の耳舐め手コキや優越感を煽るエロ囁きとパイズリのコンビネーションなど、徹底的に全肯定し、崇拝し、ただエロガキ坊ちゃまが手足を投げ出してベッドに横たわるだけで気持ちよくなれるような、そんな受け身に徹した性奉仕が基本となる。

 だが、それでもエロガキ坊ちゃまとて女性に良いように扱われることにだけ悦びを覚えるような、ガチガチの『マゾヒスト』ではない。

 むしろ、女性が責め立てられて快感に悶える姿を見て優越感を覚えるような、どちらかと言えば『サディスト』と呼べるような性癖の持ち主なのである。


「坊ちゃま❤ どうぞメイドのオマンコを御覧くださいっ❤」

「はしたなく愛液を漏らす卑しいオマンコに、たくましいオチンポを挿入してくださいませ❤」


 こうして、キングサイズのベッドの上で四つん這いとなり、お尻をフリフリと誘うように揺らしているアルトリアとベルファストに対しても、『挿入をしてやる』という絶対的優位の立場に立っているのもそうだ。

 二人は紅潮した顔で振り返りながら潤んだ瞳を向けて、その大きすぎるほどに大きな爆尻を突き出しているが、決してそのエロガキ坊ちゃまのお尻をオチンポに擦りつけてきたり、手を伸ばしてオマンコへと導くようなことはしない。

 今回のセックスにおいては、完全に主導権がエロガキ坊ちゃまに捧げられているのだ。


「あぁっ……❤ 坊ちゃまの熱い視線を感じるっ❤ そ、それだけで子宮がうずいて、はしたないデカ尻がぷるぷると震えてしまうぅ……❤」

「オチンポを求めてパクパクと開閉する欲しがりオマンコのせいで……❤ 私の体の奥の奥まで坊ちゃまに見られしまっています❤ はぁ、た、昂りが、抑えられません……❤」


 エロガキ坊ちゃまがじっと視線を向けるだけで、アルトリアとベルファストの二人は体を歓喜に震わせていく。

 それだけで、エロガキ坊ちゃまの意地汚い獣欲は満たされていくのだ。


「ぐひひ……相変わらずエロいオマンコをしてるなぁ♪ どちらにしようかな~、っと♪」

「あぁっ❤ どうぞ、どうぞぉ❤ この元・騎士王の新人メイドオマンコを犯してくださいませぇ❤」

「ふぅぅっっ~~❤ 坊ちゃま、どうぞこちらをっ❤ メイド長オマンコを味わってくださいませ❤」


 右手をアルトリアの、左手をベルファストのデカ尻へと伸ばしてモミモミといやらしく揉みしだきながら、どちらにしようかともったいぶった言葉を口にしていく。

 それを受けて二人はグイグイとお尻をエロガキ坊ちゃまの短くも太い指に押し付けていき、もう一人の相手ではなく自分こそを犯してくれと熱烈に媚びてくるのだ。

 ロイヤルが誇る凛冽なる鋼のメイドとさえ称されたベルファストと、その呼び声に応えた聖槍の騎士王アルトリア・ペンドラゴンは、その実力だけでなく気高き矜持もまた抜群の相性を見せた、まさしく隙一つなく完成された主従である。

 そんな二人が、今は自分のチンポを求めてお尻を振ってお互いを出し抜こうとしていた。

 お互いが気高くありすぎた故に、その出し抜こうとするものも拙く媚びることしか出来ないことがなんと愛らしいことか。

 エロガキ坊ちゃまのような、魂までチンポの形にしているような全身性欲人間に我慢など出来るわけがない。

 その猛々しく勃起したチンポを、この愛らしい性奴隷メイドの片方のオマンコへと挿入していった。


「まずは……こっちだ!」


 ずぶずぶっ!、ずぶぅ、ずぶぅぅ~~、ずぶりゅぅっ!


「んほぉおぉぉっっぉっ❤ おぉっっ❤ は、入ってきています❤ 坊ちゃまのふっといオチンポ様が、ズボズボって、オマンコにぃ、んひぃぃぃっぃ❤」

「あぁっ……べ、ベルファストが、先なのですね……」


 エロガキ坊ちゃまが選んだオマンコはベルファストのオマンコであった。

 添えている手がどこまでも沈んでいきそうなデカ尻に相応しい、むっちりもちもちオマンコである。

 挿入した魔羅チンポを奥へ奥へと誘うように膣襞の一つ一つが蠢きつつ、それでいて柔らかな媚肉が包み込んでくれる、そんな名器である。

 あまりの気持ちよさに腰が勝手に動くという言葉があるが、まさしくそれだ。

 腰を少しでも動かすとそれに生じて膣襞が絡みついてきて、実際に引き抜いたり押し込んだりした動きよりも大きな快感を与えてくれるのである。


「う、動いていますっ❤ 私のメイドオマンコを、拡げながら動いていますっ❤ あぁっ❤ 拡張、されていくっ❤ 私の体が、坊ちゃまの形に作り変えられていっていますっ❤」

「あぁ、ベルのオマンコ最高だよっ! やっぱり一発目はこの柔らかく甘やかしてくれるむっちりオマンコだよねぇ!」


 パンッ、パンッ! ズブズブリュゥ~~……バシィンッ!


 肉竿の全体でベルファストのオマンコを楽しみながら、カリ高チンポが膣の柔襞を引っかかり、まるでオマンコをベルファストの体外へと引きずり出さんばかりに勢いよく引き抜かれていき――――そのカリに引っかかった膣肉を中へと押し戻すように激しく突き入れるのだ。

 それに乗じて大量の愛液がぐじゅぐじゅと音を立ててベッドへと飛び散っていく。


「おぉぉっっ❤ ほぉぉお、んほぉぉぉっ❤ 壊れるっ❤ オマンコが壊れる❤ 今までの私じゃなくて、坊ちゃま専用のオナホに改造されてしまいますっ❤ ああ、幸せっ❤ ベルファストは幸せです、坊ちゃま❤ もっともっとっ❤ もっと、ベルファストを貴方専用のオナホマンコへと作り替えてくださいませぇ❤」

「おぉっ! 良いぞ、締まってきた! 本当に僕専用のオマンコに進化していってるよ!」


 ベルファストの体が丈夫であるということを良く知っているエロガキ坊ちゃまは、その行うピストンに一切の容赦というものを見せなかった。

 もはやレイプと言ってもいいほどの後背位セックスは、しかし、ベルファストの喉からは喜悦に満ちた幸せそうな喘ぎ声だけが漏れ出していく。

 偉大な存在であるエロガキ坊ちゃまの子を孕みたがっている卑しいKAN-SEN子宮は排卵済みで、チンポに吸い付くように下へと降りきっていた。


「あぁぁっ❤ お願いしますっ、坊ちゃま❤ どうぞ、ベルファストの子宮へと精液をお注ぎくださいませ❤ 偉大なるその血統を紡ぐには卑しき身ではありますが、どうか、どうかっ❤ ベルファストめに、坊ちゃまの子を孕む栄光をお与えくださいませぇ❤」


 腰の動きが早まっていき、その腰の動きに合わせてベルファストはまるで楽器のように喘ぎ声を漏らし続けていくのだ。

 ベルファストという最高のメイドは、使用人でありながらも仕える人間に『品格』を求める。

 生半可な主ではベルファストという有能なる従者を従えることなど、許されるはずがないのだ。

 そんなメイドが今、その有能さすらかなぐり捨てて一匹のメスに落ちている。

 これ以上の快感など、この世に存在するわけがない。


「よぉしっ! 孕め、孕むんだよっ! 僕の子供を波乱でしっかり育てるんだ! 行くぞっ、くぅぅっ、ぅぅっ!」


 エロガキ坊ちゃまの腰と脚が震えていく。

 その昂りを、ベルファストの最も深い場所へと解放していったのである。


「おほぉぉぉっっぉっぉっ❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるっ! どびゅ! どぶびゅうぅっぅっっぅぅ!


「イッグぅぅぅっっぅっっぅ❤ 坊ちゃまのザーメンを受けてイグッ❤ イグイグっ❤ イクのが止まらないぃィィっっぃッッッ❤」


 膣内射精によって、ベルファストの体が大きく仰け反っていく。

 白い喉を見せつけるように、天井を見つめるように仰け反っているベルファストの顔は、かつては完璧なメイドと称された気品あふれるものとは程遠いものだった。

 あまりの快感に眼球がぐるりと裏返り、鼻の穴は大きく開き、口の端から舌が飛び出して、顔だけではなく全身をビクンビクンと激しく痙攣させていく。

 そして、ついには体中から力が喪われていき、ガクリとベッドへと倒れ込んでいった。

 アクメ失神してしまったのである。

 そんなベルファストを見たエロガキ坊ちゃまは満足そうな顔でチンポを引き抜くのだった。


「あぁっ……❤ あのベルファストが、為すすべもなくこのような無様を晒すなんて……❤ 坊ちゃま、やはり凄まじすぎる豪傑です……❤」


 そんなベルファストを見つめて、ついでチラチラと引き抜かれたデカチンポへと視線を移す。

 その視線に満ちた牝の期待は、エロガキ坊ちゃまのような人生経験が浅すぎる、軽薄な少年であってもはっきりとわかるほどだった。

 ならば、応えてやらねばいけないなどと、偉そうなことを思いながら、エロガキ坊ちゃまはそのぶくぶくの指でガッチリとアルトリアの尻を掴んだ。


「ふぅぅっ……よぉしっ! 次はお前だ、アルトリア!」

「ひぅ、あぁっ❤ んきゅぅっぅっぅぅっっぅっっ❤❤❤❤」


 ずぶぅ、ずぶずぶぅぅ! むちゅぅ、むぎゅぅぅ……ずぶりゅぅぅぅっ!


「あぁぁっ❤ お、おちんぽが入ってくるっ❤ 私という城を攻略せんと❤ どんな敵軍よりも強靭な坊ちゃまのオチンポが責めて、おほぉっ❤ んほぉぉぉぉっっ❤」

「ぉおっっ……! そう、アルトリアのオマンコは、このキツさが持ち味だよねぇ……! ベルファストと甲乙つけがたい名器マンコだよ!」


 ベルファスト同様に、エロガキ坊ちゃまのデカ魔羅を挿入されたアルトリアのオマンコはそのチンポの大きさに見合ったオナホマンコになるように拡張されていく。

 しかし、拡張されていくという結果こそ同じでもその味わいはまるで異なっていた。

 ベルファストのオマンコが献身的に包み込んでくる甘やかしオマンコならば、アルトリアのオマンコは徹底的にチンポを潰さんばかりに締め付けてくるおねだりオマンコだ。

 どちらが良いという訳ではない。

 今回はベルファストのオマンコを『ウォーミングアップ』として使用したが、逆にアルトリアから先に犯してベルファストのオマンコを『クールダウン』に使用することだってある。

 エロガキ坊ちゃまのような性欲に満ちたケダモノは、ただ、その瞬間の名器マンコを様々な方法で楽しむだけなのだ。


「おぉぉぉっ❤ お、オマンコが蕩けるぅ❤ オチンポの熱で、私のオマンコが溶けてしまいますっ❤ なんという逸物っ❤ 牝ならば絶対に勝てない、約束された勝利のオチンポ様❤ これさえあれば牝は喜んで股を開く、支配者の証❤ あぁっ❤ 素敵っ❤ 素敵です、坊ちゃま❤ アルトリアは、貴方様にご奉仕できるという事実で、歓喜に震えていますぅっ❤」


 アルトリアの瞳から涙が溢れだした。

 それはあまりの快感の衝撃によって思わず溢れた、反射的な生理現象ではない。

 騎士王として人生を駆け抜けたからこそ、アルトリア・ペンドラゴンという女の中には明確な『勝ち負け』や『格上・格下』という概念が刷り込まれている。

 その誰にも屈しなかった人生の中で、自らの意志で屈してもいいと思えるほどの強烈な体験は、アルトリアにとってはこれ以上ないほどの幸福の出来事だったのだ。

 奴隷となる悦び。

 偉大なる主にすべてを捧げる、マゾヒズムにも似た快感。

 それは、『王』となることを決めて人生を捧げた女にとって、本来ならば味わうことの出来ないものである。


「もっと、もっとぉ❤ アルトリアを征服してくださいっ❤ 私の身に、坊ちゃまを示す旗を立ててください❤ この女は俺のものだと、周囲に見せつけてください❤ それこそが我が悦びっ❤ 騎士としてすべてを捧げる、最上の快感ぅっ❤ 偉大なる主よっ、アルトリア・ペンドラゴンは騎士王ではなく卑しいメイドなのだと、心と身体に教えこんでくださいませぇ❤」


 アルトリア・ペンドラゴンは、誰かに仕えるという得られることのなかった歓喜を、このサーヴァントとして聖杯戦争に召喚される、『二度目の人生』とも呼べるもので手に入れた。

 それが、『性杯』によって刷り込まれた『男根崇拝』などという訳のわからない思想に基づいた、本来ならば唾棄すべき下劣なエロガキに頭を垂れることだとしても、この歓喜は本物なのである。


「おぉぉっ❤ どうぞ、お使いくださいませ❤ このオナホ鞘に、どのような聖剣魔剣をも凌駕するオチンポ様をお納めくださいませぇ❤ 我が身は、貴方様のオチンポ様をオマンコで保護する、チンポケースとして誕生したのですから❤」


 故に、男根崇拝という思想に侵されたアルトリアは自分を蔑む言葉を止めることはない。

 それが翻って、自身に忠誠を誓った円卓の騎士たちでさえも蔑む行為だということにも気づかない愚鈍へと堕落したアルトリアは、ただただ、エロガキ坊ちゃまの最強オチンポが生み出す快楽に溺れていくのだ。


「よぉしっ! 射精するよっ! このまま全部、アルトリアのオマンコに射精するからな! ベルファストみたいに、一滴も漏らさずに受け止めろぉっ!」


 そして、快楽の渦に溺れているのはアルトリアだけではない。

 エロガキ坊ちゃまもまた、エロすぎるアルトリアの姿と言葉とオマンコに、我慢の限界を迎えようとしていたのである。

 そのまま、アルトリアへと自身の劣情を解き放っていった。


「はひぃぃぃっ❤ 出してくださいませっ❤ そのためのアルトリアです❤ 性奴隷メイドとして、オナホ業務を見事にやり遂げてみせますっ❤ ほほぉっ❤ くるっ❤ くるくる、くるぅぅっっぅっ❤ 深いアクメがくるぅぅっぅっっ❤ おほぉ、おぉぉっ❤ イッグぅぅぅぅッッッ❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるるっ! どびゅっ! ぶびゅびゅっ! どぴゅびゅるるるうぅぅっ!


「ひっぐぅぅっ❤ おぉっっ❤ ぼ、坊ちゃまの熱いザーメンが来てっ❤ 内側からマーキングされ、おぉっっ❤ オマンコ痙攣で、アクメ、イグゥぅぅぅっっっぅっ❤ お゛ほ゛ぉ゛っ゛ぉ゛ぉ゛っ゛ぉ゛~゛~゛~゛~゛❤❤❤❤」


 セックスの最中でもケダモノの雄叫びのような野太い喘ぎ声を上げていたアルトリアが、膣内射精を受けてさらに下品な喘ぎ声を上げていく。

 やはりベルファストのように体を大きく仰け反らせて、全身を痙攣させた後にガクリと体中から力を喪わせてベッドへと倒れ込んだのである。

 これもまた、アクメ失神だ。

 あまりにも性的に最強すぎるエロガキ坊ちゃまが本気でセックスをすれば、たった一度の射精だけで女たちが先にへばってしまうのである。


「ふぅぅ……ふぅぅっ……! ふひ、ふひひ……! 最高ぉ……! チンポでかくてよかった~♪」


 エロガキ坊ちゃまは笑う。

 まだまだムラムラとした性欲は抱え込んだままだが、それでも不満などはない。

 このベッドで失神をしている二人は、そんな些細な不満など吹き飛ばすほどの最上級の美女なのだから、当然と言えるだろう。

 そうだ。

 まだ終わりではない。

 エロガキ坊ちゃまは、性杯によってインストールされた知識で彼女たちのような存在が、この箱庭に多く存在していることを知っている。

 もっと、もっともっと、多くのメイドが欲しい。

 自分のほうが先にスタミナを失ってしまって、奴隷メイドたちの肉布団で幸せな惰眠を貪る生活を送るために、多くの奴隷メイドが必要なのである。

 その猛々しく勃起するデカチンポのように、エロガキ坊ちゃまの性欲はとどまるところを知らないのだった――――。




 爽やかな朝だった。

 太陽は燦々と世界を照らし、雲ひとつない青空は人々を祝福しているようで、小鳥たちはチュンチュンと平和に鳴き声を響かせていく。

 心地よい朝と聞いて思い浮かべる光景として、これ以上ないほどの朝だった。


「んちゅぅ❤ ちゅっ❤ ちゅぅぅ~~❤」

「れろぉ、れろろぉぉっ❤ むちゅぅぅ~~……ちゅぱっ❤」


 だが、そんな爽やかさでも隠しきれない、淫靡な音が響き渡っていく。

 ここはかつてはベルファストが性杯によって与えられた拠点であった屋敷である。

 この豪奢なお屋敷は、広大な敷地を一人で、しかし、完璧に手入れを行う超人・ロイヤルメイド隊メイド長であるベルファストと、そのベルファストに傅かれる偉大なる騎士王アルトリア・ペンドラゴンたちが暮らすこの世で最も気高いはずであった。


「んぐぅ……おぉっ♪ お、お目覚めフェラかぁ……ぐふふ、気持ちいい~♪


 しかし、今は一人のエロガキ坊ちゃまの欲望を中心に回す、この世で最も淫靡な『個人用ラブホテル』へと変わってしまったのである。

 二人の美女メイドが自身のチンポに群がっている光景を見て頬を緩める、寝起きのエロガキ坊ちゃまはなんとも憎たらしい顔をしていた。

 品格は顔に出ると言うが、このエロガキ坊ちゃまに関しては当てはまる言葉だろう。

 普通の人間ならばおおよそ不快感を覚えて当然とも言える醜悪な笑みを浮かべるエロガキ坊ちゃまが下劣な人間ではないはずがない。

 その『下劣な存在』であるエロガキ坊ちゃまに、『上等な存在』であったはずのベルファストとアルトリアが揃って崇拝の念を抱いていることこそが、この淫靡な城で起こっている悲劇の根幹と言えるだろう。


「ちゅぅぅっ❤ れろれろぉっ❤ ちゅるぅ、じゅるるるっぅ❤」

「むちゅ、ちゅっ、ちゅっ❤ れろぉ、じゅるぅぅうぅ、ちゅぅぅぅ~~❤」

「ふぅぅ……とりあえず一発目出すよぉ。スッキリしたお目覚めを――って、あれぇ!?」


 そんな悲劇を白濁色の液でさらに演出してやろうとばかりに寝起き射精をしようとしたエロガキ坊ちゃまだが、忠実なメイドであるはずのベルファストとアルトリアの唇が離れていく。

 まさかの射精のお預けである。

 だが、これは二人がエロガキ坊ちゃまへと、いや、性杯が創り出したおぞましい『改変』の力に抗おうとしているというわけではない。

 むしろ、その逆だ。


「こちらで射精してもらってもよろしいのですが……どうか、ご容赦を。本日は、坊ちゃまも待望の『ロイヤルメイド隊採用面接』の日です。我らのような使い慣れたオナホメイドで、その日で格別に気持ちいい一番搾りの射精を浪費するのはもったいないでしょう?」

「私のかつての所属部隊での先任メイド長や部下たちもまたこの地に呼び寄せられました。どうぞ、その慈悲に満ちたオチンポ様で彼女たちをお導きください。自慢のメイドたちですので、きっと気に入っていただけると思います」

「ぐひぃ! そ、そうだったよ!」


 そう、この日、性杯からより強烈なポルノを創り出すために、言うならば『追加パッチ』が導入されたのである。

 その追加パッチとは、この箱庭に召喚される前まではベルファストとアルトリアと因縁深い美女たちのことだ。

 二人の美女メイドに勝るとも劣らない、個性あふれる美少女と美女たちが、エロガキ坊ちゃまのオチンポを崇拝する『ロイヤルメイド隊』のメイドとなることを希望している。

 自然と、エロガキ坊ちゃまの頬が釣り上がり、不快なニヤついた笑みがどんどんと深くなっていく。


「私もまた縁故とも思われるかもしれませんが、モードレッドにガレス、バーゲストとモルガン……お手数ですが、様々な騎士たちを奴隷メイドの候補足り得るのか、『試して』いただくことになります」

「シリアス、ダイドー、シェフィールドにニューカッスル――坊ちゃまの威光が呼び寄せた牝たちは総じて『ロイヤルメイド隊』の傘下に加わることを熱望しております」

「ぶひ、ぐひひ、ぐふぅっ!」


 新たなるオナホが来た。

 自身の極楽が拡がっていくことを感じ取り、エロガキ坊ちゃまの笑みが深くなる。

 より大きな快感を、より心地よい幸福を、ただ志もなく拡がっていくそれを、下劣だからこそ受け入れる。

 ここにもはや、騎士も侍女も仕えるべき崇高な『あるじ』など存在しない。

 誰よりも素晴らしい女性たちが、ただ男根に貪られる地獄が広がるだけなのだ。



 かちゃん。



 ここではない何処かに、けれど確かに存在する、収拾メーターが回っていく。

 このメーターはどれだけ卑猥で、どれだけエロティックな行為を行ったかを判定するためのメーターだ。

 ベルファストとランサー:アルトリア・ペンドラゴンの主従は、『性杯戦争』の優勝候補の一角と呼んでいいほどの注目度を浴びていた。

 もっとも、この性杯戦争は優勝なんて終わりはない。

 快感と興奮が集まって性杯に捧げられれば、性杯は己を固定するのではなく、より新たな存在を召喚することに使ってしまう。

 終わりのないセックスの螺旋。

 それこそが性杯戦争なのだから。


(終)

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Comments

カツ

組み合わせからしても強すぎる。ヌキきすぎ注意の作品