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第1話

第2話

【NTR】黒く染められた特異点~アルトリア・ペンドラゴン[ランサー/ルーラー]の場合~【BBC】

上記の作品と同じ世界でのお話になりますが、前作を読まずとも問題ないと思われます。アルトリア・ペンドラゴン[ランサー]とアルトリア・ペンドラゴン[ルーラー]は同一個体としての設定で、水着獅子王がデブパワーリフターのような体型の黒人のBBCに完堕ちして恋人のマスターを捨てて永遠の忠誠を誓っちゃうお話です。よ...

第3話

【NTR】黒く染められた特異点~虞美人の場合~【BBC】

前々回 前回  日本でも指折りの観光地として賑わう、2017年の由比ヶ浜を舞台にして発生した特異点。  その『黒人崇拝海岸・由比ヶ浜』は、ついにカルデアへ毒牙をかけんとしていた。  微小特異点ではあるために人理へと直ちに与える影響は大きくないものの、観測者であるカルデアに所属するサーヴァントを強制的に...


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 『人理継続保証機関フィニス・カルデア』の新たなる拠点、『ノウム・カルデア』。

 『人理焼却』という大災害から人理を救い、現在進行系で『人理漂白』という大侵略から人理を取り戻すために奔走している、人類最後のマスター・『藤丸立香』。彼に用意されたカルデアベースの一室、マイルームの中から一人の男性のくぐもった苦悶の声が漏れ出していた。


「ふぅぅっ……ぅうぅっっ! はぁ、あぁっ! だ、駄目だ、むりっ! こ、これ、すぐイッちゃうよっ! 許して、もう……許してぇ!」

「おらおらぁっ! もっと気張れよ、マスター! このままじゃすぐに射精しちまうんじゃねえか? そんなの許さねえぞ、もっともっと、オレを楽しませてから射精しろ!」

「なっさけねえな……! まだ一回も射精してねえのに、なんでそんなに息が荒くなってるんだよ! 俺もカイニスも、まだまだ満足なんてしてねえぞ!」


 ぐじゅぐじゅっ❤ へこ、へこっ❤ にゅぷぅぅっっ❤


 立香は日々の辛苦から心身を休めるためのマイルームで、とある二人の美女から責め立てられていた。体を強張らわせて、ただ喉を震わせて許しを乞うことしか出来ない。本人が望む望まないに関係なく、幾度もの戦場を乗り越えてしまったことですっかり戦士へと変わってしまった立香から飛び出たとは思えないほどに、哀れを誘う弱い雄の声だった。


「くく……ちっちゃい粗チンが、オレのマンコの中でみっともなく泣きわめいてるのがわかるぜ。射精したいんだろう、したくてたまらないんだよなぁ? ……ば~か! オレがちっとも気持ちよくなってねえのに、お前だけ気持ちよくさせるわけねえだろうが!」


 責め立てている美女のうちの一人は、『カイニス』である。

 褐色の肌と白銀の短い髪が特徴的な、手と肩と脚だけを守りながら正中線と呼ばれる胴体と股間を剥き出しにした露出度の高い銀の鎧を身につけた、ギリシャ神話に名高き『カイネウス』その人だ。

 本来の逸話は女性から男性へと変転をした猛勇を振るう戦士であるはずのカイニスだが、今のカイニスの身体はその女性名の通り、男性のものではなく、海神ポセイドンすらも己の獣欲を抑えきれずに襲いかかってしまうほどの美しい女性のものである。

 そのおぞましい過去から自身のことを男だと強調し、自らに薄汚い欲望に満ちた視線を向けてくるものを許さない苛烈な戦士であるはずのカイニスが、嬉しそうに頬を緩めて立香とセックスを行っていた。

 その白銀の鎧を身につけて股間を負う黒のビキニパンツだけをずらしたまま、まるで『男性が女性を犯す』ように、『カイニスが立香の両の太ももを抱え込む』という形、俗に言う『逆駅弁スタイル』での女性上位の逆レイプセックスである。

172センチの立香よりも数センチだけ高い174センチのカイニスだが、脚の長さに関してはカイニスの方が遥かに長い。さらに、ギリシャ神話の勇猛なる戦士のカイニスの方が膂力も上だ。立香は自身のチンポを無理矢理に咥えこんだカイニスのオマンコで快楽を貪りながら、それでいてカイニスの拘束に抗えず、ただされるがままとなっている。


「おらおらっ、すっかりアナルも女の子みたいになっちまった雑魚マゾのマスター! さっさとカイニスをイカせて、オレのマンコも気持ちよく奉仕しろよ! もっとも、アナルを弄られるのが大好きな、男失格の雑魚雑魚マスターじゃ、十年経っても無理かもしれねえけどな」


 そんなカイニスと立香をサンドイッチにするように身体を挟んで彼を弄んでいるもう一人の美女は、モードレッドである。

 アーサー王伝説に伝わる最高の騎士である『円卓の騎士』の一人であるモードレッド卿。

 アーサー王伝説においては男性として語られる彼女は、しかし、真実の歴史の『アーサー王は女性である』ということから、かの王の魔術的な意味での『クローン』であるモードレッドもまた女性なのだ。

 清廉として気高い容貌を持つアルトリア・ペンドラゴンとは異なり、モードレッドはその苛烈さと跳ねっ返りと呼ぶに相応しい性格が現れた、嗜虐的な欲求を隠そうともしない牙を剥く猛獣のような笑みを浮かべている。

 そして、その剣を握ればどのような男をも簡単に斬り倒してしまうのに細く長い美しい指の人差し指と中指をひとまとめにして、立香のアナルへ突っ込んでぐじゅぐじゅと弄り倒しているのだ。


「くぅっ! あっ! ぅ、ぉおぉぉぉ~~っ! うぅ、い、いたいっ、いたいよっ! たすけて、たすけてぇ! カ、カイニス! モーさんっ! もう無理、無理だからぁ!」


 そんな二人の激しい性的な責めに悶え苦しんでいる立香だが、しかし、その苦悶の様子は常軌を逸しているとさえ言っても良かった。ただセックスしているだけだというのに目を血走らせ、必死にカイニスとモードレッドに何かを願う立香だが、もちろん、ここまで無様を晒しているのには理由がある。


「駄目に決まってんだろうがっ! お前はこの『早漏強制ベルト』をつけてやらねえと、秒殺射精しちまうからなぁ……お前みたいな情けねえ早漏粗チン野郎はな、これをつけて遅漏になるぐらいでちょうどいいんだよ」

「金玉がパンパンに張れてんじゃねえか……こんぐらいでようやく人並みになれる雑魚雄が! ケツ穴も縦に割れちまってるぞ! オレとカイニスにペニバンつけられて掘られたいんじゃねえのかぁ、ああんっ!?」


 それもそのはず。今、カイニスのオマンコに挿入している立香のチンポはその根っこの部分をゴム製のベルトで締め付けられているのだ。今にも射精してしまいたいほどの快感を覚えてるのに、そのベルトに邪魔をされて射精が出来ない。睾丸は炎症を起こしているのではないかと思うほどの熱を帯び、モードレッドの言葉通りパンパンに膨れ上がっている。

 それでも、二人は容赦をしない。カイニスは両足を抱えて立香の身体を揺らして自分のマンコの奥へ奥へと無理矢理に突きたてさせ、モードレッドはその金玉の中から精液を排出できないと知っているのにモミモミと柔らかく金玉を揉みしだきながらアナルを責め立てて、立香の性欲を掻き立てるのだ。


「ぐぎゅぅっ! ふぐぅ、むぎゅぅっぅ……! む、むりぃ……! おご、おぉぉ……!」

「……ちっ、さすがにそろそろ限界かよ」

「くそ……仕方ねえとは言え、さすがにこの瞬間は冷めちまうな」


 立香の口の端から泡がブクブクとこぼれだしていく。

 その瞬間、楽しそうに立香を責め立てていたカイニスとモードレッドの二人の顔からその喜悦が失われ、明確な苛立ちと失望が浮かび上がってきた。

 カイニスとモードレッドからすれば、もっともっと遊んでいたいほどに楽しい時間なのだが、立香がこのような状態になるということは、彼の体が限界を迎えているということなのである。一度、限界まで責め立てて失神させた上にチンポが激しい炎症を起こしてしまい、神代の魔術師が揃っているカルデアであっても一日二日の休養では治らないほどのダメージを負ってしまったほどだ。

 そこでマルタを代表とする『真面目なサーヴァント』にこれ以上ないほどに説教を受け、しかも、モードレッドに至っては彼女にとって唯一無二の存在であるアルトリア・ペンドラゴンからも途方もない折檻をされてしまったのである。その苦い経験からか、カイニスとモードレッドはこの『泡を吹いた瞬間』を目安にして、立香への責めをやめることを取り決めにしているのだ。


「ほらよっ、と!」

「ほれ、ベルト外して──って、おいっ!」

「ふぎゅぅぅっっ! うぅぅぅっ! うぉぉぅ! ほぉぉっ!」


 カイニスは不承不承と言った様子で自身のマンコから立香のチンポを引き抜き、そのチンポが現れた瞬間にモードレッドが手早くベルトを外す。その瞬間に、立香が雄叫びをあげながら全身を痙攣させたのだ。


 ぴゅるるるっ! どぴゅっ! ぴゅっ! ぴゅうぅぅっ!


 早漏粗チンの、それこそランサーのアルトリア・ペンドラゴンが愛情を抱いているはずなのに彼とのセックスを苦痛に思うほどの雑魚雄、そんな立香が行う射精とは思えない勢いだった。ただ、その逞しい射精の代償として立香はガクガクと全身を震わせ、さらには眼球をぐるりと裏返しにした、もはや『発狂寸前』と言えるほどの姿だった。


「あ~……ふぅぅ……ぅぅ……ぁぁ…………」


 そして、射精を終えると射精のために強張っていた身体から力が抜けていき、ベッドへと倒れ込んでいく。脚だけを持っていたカイニスはその身体を優しく、しかし、不満足げに顔をしかめたまま立香を寝かしていった。


「あー、くそ、腹にザーメンかかっちまった」

「マスターも完全に失神してる……これでお開きだな」


 二人は欲求不満の要素を隠そうともせずに、面倒くさそうにため息をつきながら大きく伸びをする。

 立香を責めることは、楽しい。

 サディストの気質がある二人がその嗜虐欲求を存分に立香に叩きつけると、立香はなんとも可愛らしく喘いで許しを請うのだ。人類最後のマスターとして奔走する逞しい立香を知っているからこそ、そのギャップにどうしようもなく薄暗い欲望が刺激されてしまう。

 だから、仲良しヤンキーコンビのカイニスとモードレッドの二人は、この立香を責め立てるセックスには十分満足をしていた。

 それでも、女として盛りに盛ったその瞬間、立香が『ギブアップ!』と言い出すことだけは不満なのである。今日だってあと少しでカイニスは軽い絶頂に達せそうだった。あの女の子のように可愛く許しを請う立香の顔を、数分眺めていれば精神が多幸感に満たされることが出来たのである。モードレッドもカイニスと交代をして同じようなサディスティックな快感を覚えられたはずなのに、性的弱者である立香はそこにたどり着く前に失神してしまったのだ。


「あー、くそっ! ムラムラする! じゃあな、モードレッド! オレは部屋戻ってバイブでマスかいて寝る!」

「オレもだ。ったく、マスターももっと体力がありゃ完璧なのによぉ」


 火照った身体を持て余し、立香の身体にタオルケットをかけるイケメン仕草をしながら二人は立香のマイルームから立ち去っていった。

 カイニスとモードレッドは、性的弱者の雑魚雄である癖にハーレムを築いている分不相応な男の立香とセックスをする相手としては、まだ満たされている方だ。

 ランサーのアルトリア・ペンドラゴンなど明確な不満を抱いているし、虞美人は『満足するセックス』というものを知らないために気にしていないだけで、実際にはまるで快感を覚えていないのだから、サディストとして責め立てることで強い興奮を覚えるカイニスとモードレッドは報われていると言えるだろう。だからといって、このムラムラが消えるわけではないのだが。

 そんな風な中途半端な逆レイプを過ごしていた二人は、想像もしていなかっただろう。



 『黒人崇拝海岸・由比ヶ浜』。



 ───その特異点にレイシフトをすることで、自分たちは『男を蹂躙する強いサド女』などではなく、『男に支配されて悦んでしまうマゾ豚』だということを思い知らされるだなんて。




 日本でも指折りの観光地として賑わう、2017年の由比ヶ浜を舞台にして発生した特異点、『黒人崇拝海岸・由比ヶ浜』。

 原因はもちろんのこと特異点の方向性さえも定かではないこの土地の謎を解明するべく、水着霊基を持つ多くの女性サーヴァントが原因究明のために動いていた。

 しかし、カルデアに召喚されたサーヴァントの中には、人類最後のマスターである藤丸立香の心意気というべきか人格というべきか、いわゆる組織や使命ではなく、個人に惹かれて召喚された者も多い。

 また、カルデアの掲げる使命に共感しつつも英雄にありがちな移ろいがちな気質を持つものも多く、カルデアとて一枚岩と言い難い組織であることも事実だった。


「聞いてたほど暑くはねえな。もっとジメジメして不快な暑さだって話なのによ」

「遊ぶ分にはこっちのほうがいいから問題ないけどな」


 その気分屋のサーヴァントの代表格がこの二人、カイニスとモードレッドである。

 不真面目な遊び人である二人の美女は、特異点解明などほっぽらかして、目の前の由比ヶ浜の波を嬉しそうに眺めている。カルデアの内部では『水着イベント』と呼ばれる、もはや夏の風物詩となった水着霊基のサーヴァントたちを中心としたレイシフトの中で、この二人はサーフィンの魅力に取り憑かれてしまったのである。


「マスターやマルタみたいなのにぐだぐだとうるさいことを言われる前に、さっさと着替えて波でも楽しむか?」

「あーん……昼間はちょっと人が多すぎて鬱陶しいな。それよりも今はテキトーに街をブラブラして、夜に波を楽しむってのは?」

「おっ、いいな! 見た感じだとつまらねー波だけど、夜の暗さがあるならそこそこ楽しめるかもな」


 そんなレイシフトやシミュレーターを通じて様々な時代、様々な土地の『波』を楽しんだカイニスとモードレッドの二人にとって、由比ヶ浜のビーチはあまりにも生ぬるい波しか存在していない。それでも、夜の満潮と暗闇の中でならば、彼女たちが望む『スリル』を楽しめるだろう。

 そのような会話もあって、二人は霊基を水着に変えることもなく、そのまま戦闘用の鎧ではなく私服姿のままで由比ヶ浜の街を闊歩することになった。


「おいおい、見ろよあの女……」

「やっば、エッロ……声かけよっか……」

「いや、良く見ろよ。腹筋パックリ割れてんじゃん。こわぁ……でもエロいよな……」


 そんな二人には容赦のない性欲に満ちた視線が向けられていく。

 それもそのはず、開放的な性格にふさわしく露出の多い服装を好むカイニスとモードレッドは、そのしなやかな肉体を見せつけるようにしているのだ。


「それにしても……なんなんだ、この身体? 特異点の影響だろうけど、正直動きにくくて仕方ないぜ」


 カイニスは真っ黒なビキニの上に丈の短い長袖の白いジャケットを羽織り、下半身はローライズのホットパンツを履いている。首元には軍人のようにドッグタグがつけられたネックレスを身に着けており、さらにはその褐色の肌に刻み込まれた赤いタトゥーにも見える『神代回帰』という神霊流の魔術回路は、カイニスのワイルドな雰囲気を強調している。

 それだけならば、ワイルドで同性にもモテる『イケメン美女』と言ったカイニスなのだが、この特異点に寄る影響で肉体の女性らしさと呼ばれる箇所が肥大化してしまっていた。


 ただでさえ手のひらから溢れるほどの大きさだったカイニスの巨乳はもはやその小さな顔と同じくらいの大きさ、いや、小さな顔よりも大きいのではというほどの爆乳へと変わっており、それでいて前を開いたジャケットの下から覗く黒のビキニは以前のサイズと変わりがないために、乳輪が見えてしまうほどのマイクロビキニになってしまっている。

 そのような卑猥な変化は下半身も同様で、骨盤は広かったものの引き締まっていたお尻はすっかりと媚肉を蓄えた安産型のデカ尻に変化しており、ただでさえ小さなホットパンツはさらに虐待されて、お尻の半分が覗いてしまうほどにずり下がり、さらにはサイズ違いのために前も満足に止められず黒のビキニパンツが覗いており、そこには生い茂った陰毛も隠しきれていなかった。そして、ホットパンツによる締め付けの影響はお尻だけではなく太ももにも影響が生まれており、左足にだけつけたハイソックスとホットパンツでまるで締め付けられたチャーシューのように肉が浮かび上がっていた。


「オレは悪くねえけどな。聖剣の父上と同じようないつもの体も悪くねえけど、聖槍の父上と似たような大人の体も……へへ、気分がいいぜ」


 その変化はモードレッドの方がより顕著なものであった。

 むしろ、カイニスは元から骨格や乳房が女性らしさも兼ね備えていたのだが、モードレッドは元の体つきが少女らしい清楚ささえ携えていたスレンダーなものだったからこそ、普段とのギャップが大きな、より卑猥なものへ変化してしまっている。

 今のモードレッドは、かつてカルデアではない場所で起こった聖杯戦争で身につけた私服を纏っていた。『トゥリファスの記憶』と題されたその衣装は、モードレッドのイメージカラーである真紅のレザージャケットとその赤によく映える白のチューブトップに、日常使いのズボンとしてはあまりにも布面積が狭すぎる露出過多なホットパンツである。

 スレンダーな状態のモードレッドですら、うなじやおヘソ、太ももなどが丸見えになっていた。そこで、この『由比ヶ浜特異点』による影響でムチムチになってしまっている今のモードレッドが着れば、それはもう服を着ていない全裸の状態のほうが上品なのではと思うほどのものになっていた。

 白のチューブトップはもはや乳輪を隠すのが精一杯で上の谷間はもちろん、下乳の谷間さえ丸見えになっており、ホットパンツもまたカイニスのように上半分が丸見えになっているローライズになってしまっている。


「ふぅっ……! ふぅっ……! も、もう駄目だ、俺、ほ、ホテルに戻る!」

「AVもデリヘルもいらねえ……! っていうか、そんな余分なのがあったらあの二人の姿が薄れる! 目をつぶっても思い出せるあのエロすぎる体で、オナニーしないと……!」


 むちっ、むちっ❤

 ぷるんっ、ぷるんっ❤

 ふりっ、ふりっ❤


 そんな卑猥な擬音が幻聴として聞こえてきそうなほどに、見せつけるように爆乳を揺らしまくり、ただ前へと進んでいくだけで歩いた瞬間の衝撃で媚肉がいやらしく震えるのだ。

 この光景を見て健康的な男性が、その性の衝動を我慢できるわけがない。

 男たちは顔を真っ赤にして鼻の下を伸ばしたまま、それでもカイニスとモードレッドへと声をかけるという蛮勇を仕掛ける事もできずに、惨めな前かがみ姿勢のまま自室へと戻っていくのである。

 声をかけることも躊躇われるほどに、カイニスとモードレッドの美しさとエロさは規格外のものだったのだ。

 だが、そんな状況でも例外──いや、どうしようもない愚者というものは存在する。


「ねーねー、お姉さんたちさ、今暇? ちょうど男二人に女二人で人数も合うしさ! どう? 俺たちと一緒に遊ばない? ここらへんは結構詳しいからさ」

「金髪の人、この前見たあの人と似てるな……うぉ……こっちも乳なっがぁ……」


 カイニスとモードレッドへと声をかける二人組が、その愚か者の正体だ。

 奇しくも、かつてこの特異点にいの一番に足を踏み入れたアルトリア・ペンドラゴン[ランサー]にナンパをした二人組である。


「なんだ、テメエら」

「死ね」


 アルトリアは冷たい視線を向けて拒絶をして、そこにちょうどこの特異点における上位存在である黒人男性が間に入ってきて『なあなあ』となったのだが、カイニスとモードレッドはアルトリアのような穏健な人物ではない。

 カルデアが誇るヤンキーコンビは、すぐさまに下心丸出しの二人組へと『攻撃』を行った。

 その攻撃の向かう場所は股間、そう、醜くも小さく勃起してテントを張った男性器を、カイニスとモードレッドは殴打したのである。


「おごぉぉっ!?」

「ふぐぅっぅ!?」


 苦悶の声を漏らしてその場に蹲る二人組の日本人男性。

 それを冷たい瞳で見下ろす二人には、一切として慈悲が存在しない。

 いや、あくまで現地の人間を傷つけることはカルデア──ひいては、愛する藤丸立香の方針と違えるため軽く叩く程度で抑えたのだから、二人にしては慈悲を示したと言えるだろう。


「みっともなく小さいチンポを勃起させて近寄ってくんじゃねえよ、殺すぞ。

 発情してる薄汚え猿相手にオレがニコニコと答えると思ったのか?

 この神霊カイニス様が?

 は、知能が低すぎて逆に許してやるよ。その痛みと一緒に、オレとモードレッドがお前らなんかじゃ声もかけられねえ格上だっていうことを覚えておきな」

「お前、さっきオレと似てる金髪の女って言ってたけど……まさか父上にも同じことをしたのか?

 父上ほどの御方がお前程度を相手にするわけがないからあっさり袖にされたんだろうな。

 だから、この程度で済ませてやるけど、同じこともう一度やってみろ。チンポもその目玉も、役に立てないようにしてやるからよ」


 カイニスとモードレッドはゴミを見るような目で二人組の男を見下ろしながら、なんの興味も抱かずに立ち去っていく。

 声をかける勇気もなくチンポを勃起させているだけだった男たちは、それを見て恐怖で震えてしまう。

 男よりも強い女。

 絶対に自分では口説き落とすことは出来ない存在なのだと、雑魚雄たちは痛感してしまったのである。


「はぁ……ケチがついちまったな。どうする、メシでも食うか?」

「さっきのカスのせいで気分が悪い……それに、くそ、なんかムラムラもしてくるし、落ち着かねえ」


 陽気な気候と気持ちのいいビーチを前にして気分も良かった二人だったが、先程のナンパで一気に機嫌が悪くなってしまったようだ。そこに加えて、『黒人崇拝特異点・由比ヶ浜』にレイシフトした女性サーヴァント全員にかかる『強制発情』のデバフが襲いかかってきている。

 露出された褐色の肌と真っ白な肌が、暑さとは別の要因で火照りだす。

 胸元へと空気を送るように、パタパタと手を仰いでその熱を冷まそうとするものの、それは逆効果。

 その動きでぶるんぶるんと爆乳が揺れだし、当然のように周囲の観光客たちから性欲丸出しの視線を向けられて、無意識にその性欲を受け止めたことでさらに牝の本能が発情しだす。

 そう、牝の本能だ。

 カイニスもモードレッドも、どれだけ自身から牝というものを切り離そう願っても、彼女たちの根幹にその野生の獣と同じ牝としての本能が存在することは否定できないのである。

 だから、これから起こることはある種の当然の出来事だった。


『Hey! そこのふたり! 無視するんじゃないヨ!』

「あぁぁん?」

「ちっ……!」


 再び背後から声をかけられたカイニスとモードレッドは苛立ちを隠そうともせずに振り返る。カイニスに至ってはすでにその拳を固く握りしめていて、彼女の癪に障ることを口にすればそのまま顔面にぶつけてしまおうという意思を感じられるものだった。


『やっぱり……なかなか可愛いジャン。気に入った、俺についてこいヨ♪』

「なっ……」

「おっ……」


 だが、その拳が振るわれることはなかった。

 男が口にした言葉は、間違いなくカイニスという人物が最も嫌う発言だったというのに、不思議なことにカイニスはそれを簡単に受け入れることが出来たのである。

 それはひとえに────その男が『イケメン』だったからだ。


「ふ、ふぅ~ん……なかなか、悪くないじゃねえか❤」

「け、結構鍛えてんな……男のサーヴァントほどじゃねえけど、マスターよりは格段に引き締まってるぜ❤」

『俺はTerry、テリー・ロッド。お前らの名前ハ?』


 テリーと名乗った、黒人男性は雄としての魅力に溢れている男であった。

 短く刈り込んだ髪と彫りの深い顔立ち、そして、ワイルドでありながらもきれいに整えている口ひげと顎ひげ。鋭い視線には自信が満ち溢れており、自分が女性から嫌悪感を抱かれるかもしれないなんてことをまるで考えていない、傲慢とさえ言えるほどの堂々とした風格を携えていた。

 さらに、顔だけがいいナヨナヨとした男というわけでもない。肩に繋がっているのではないかと思うほどの太い首からテリーの頑強さは察せられる。さらに、その首が繋がった胴体は空気が張り詰められたタイヤのような分厚い胸板に、引き締まった腹筋は幾重にも割れていた。190センチに軽く届く巨体からして、テリーが生まれながらの強者であることがわかる。その上で、理想的な『逆三角形』の体型になるようにトレーニングを行って磨きに磨いているのである。

 整った顔立ちと鍛えられた肉体があれば、それを過剰に飾り立てる必要はないと言わんばかりに、テリーが身につけているものは、その腹筋を見せつけるために前を開いたアロハシャツとシルバーネックレスに紺のジーンズだけだ。


「……へぇ❤」

「良いもの、持ってんじゃねえか……❤」


 そして何よりも、ジーンズ越しに感じる巨根の気配。

 もっこりと持ち上がっているわけでもないのだが、戦士としても超一流であるカイニスとモードレッドは、ある程度ではあるが、その歩き方で足と足の間にある男根がどれだけ大きいのかというのも察することが出来るのだ。


「なあ、モードレッド……マスターで遊べなかった分、こいつで……どうだ❤」

「良いんじゃねえのか? どうせガチの付き合いにするわけでもないし、お遊びに過ぎないんだからよ❤」


 カイニスとモードレッドは目配せをして、お互いの意思を確かめ合う。

 レイシフト前に行った人類最後のマスター、藤丸立香とのセックスは非常に楽しいものだが、同時に非常に中途半端な形で終わってしまうものだった。そのため、二人の美女は常にムラムラとした欲求不満の体を持て余してしまっている。

 そこに現れたのが、雄としては最上級であろう顔と体を持っている黒人男性テリーであった。

 カイニスやモードレッドは自覚をしていないが、『黒人崇拝特異点』の影響で黒人男性に強く惹かれているため、『マスターほどではないが、イケメン黒人のこいつなら遊んでやってもいいかな❤』などと思ってしまっているのである。


『おいっ、女のくせに無視してんじゃないゾ!』


 二人が勝手にアイコンタクトでなにか通じ合っている間に放っておかれたことが、よほどプライドを刺激したのだろう。

 テリーは苛立ちを隠そうともせずに声を荒らげて、カイニスとモードレッドの手を掴んだ。

 カルデアに所属している、二人の性格を知っているものならば顔を青くしてテリーが殺されてしまうのでは、と心配をしただろう。この黒人男性の振る舞いは確かに非紳士的で無礼なものだが、それでも命が失われてしまうほどではないと、慌ててしまったはずである。


「あっ❤」

「くぅ❤」


 だが、現実のカイニスとモードレッドは顔を赤らめて、抵抗も反抗もせずにテリーの腕に引きずり込まれて、その大きな胸板の中へと飛び込んでいった。


『なんだ、発情してんのか? それならホテルぐらいなら用意してやるから、おら、さっさと行くぞ』

「うぉ、すげえ筋肉……か、かっこいい……❤」

「くそっ、顔良すぎだろ……む、胸がドキドキしちまってる……❤」

 

 二人の美女の肩に腕を回して、テリーは我が物顔で歩いていく。まるでテリーの所有物のような扱いを受けているというのに、カイニスとモードレッドは不満の一つも漏らさずに由比ヶ浜の街を進んでいった。


『それで、お前らの名前ハ?』

「カイニス、神霊カイニスだ。光栄に思えよ、雑魚雄には名前すら教えないって決めてんだからな」

「まあ、お前ぐらいの男になら教えてやってもいいかな。オレはモードレッドだ」


 ホテルに向かうまでの間に、いくつもの視線が三人に向けられる。

 カイニスとモードレッドほどの美女を見て興奮をした後に、テリーというイケメン黒人を確認して格の差を思い知って肩を落とす男も居れば、テリーという雄の最高峰に立つであろう黒人男性をうっとりと見つめた後に自分がそこに変わりたいと恨めしそうな視線をカイニスとモードレッドへと向ける女も居る。


「へへっ❤」

「ふんっ❤」


 カイニスとモードレッドはそんな雑魚雄が尻尾を巻いて逃げていく姿に胸がスッとする想いになり、同時に女たちが向ける嫉妬の視線で自分たちの牝としての自尊心が満たされて気持ちよくもなっている。

 女であることを忌避する二人だが、この特異点の影響なのかその考えが薄まっていた。あるいは、自分が女として扱われていることに悦んでいるということを気付いていないのである。

 カイニスとモードレッドはテリーの逞しいイケ雄っぷりを、テリーはカイニスとモードレッドの美しさを、お互いがお互いを見せびらかすように歩んでいく。



 恨めしそうな周囲の視線をたっぷりと受けた三人は、ホテルへとたどり着いた。



「おいおい、結構いい部屋じゃねえか」

「お前、金も持ってんのか? 若いのに大したもんじゃねえか」


 テリーが連れてきたホテルの一室は、由比ヶ浜の中でも最上級のVIPルームであった。それこそ、一人や二人で使うようなものとは思えない広さの部屋である。テリーと同じ年頃の日本の若者ならば、それこそ一日宿泊するだけで月給と同じ値段をしてしまいそうなほどに高級な一室だった。


『HAHAHA! ただ女を抱くだけならこんな部屋使わないサ。カイニスとモードレッドぐらいの女ナラ、抱く部屋も拘ってやらないとナ』

「へっ、嬉しいこと言ってくれんじゃねえか❤」

「女を口説くのに慣れてんな……昂ぶってきたぜ❤」


 そんな部屋に連れ込まれて、目の前にいる男は最上級のイケメン。ともすれば、さすがのカイニスとモードレッドも興奮が高鳴ることは自然な成り行きである。

 ただ、二人にとってのセックスは通常のセックスと少々趣が異なるものだ。

 逞しい男に組み伏せられて、アンアンと可愛らしく喘ぐ控えめな女では決してない。

 この自信たっぷりにニヤついているイケメン黒人のテリーが、二人が愛する立香と同じ様に射精をしたくて仕方ないと、情けなく許しを請う姿を想像するとゾクゾクとした興奮が背筋を走る。


「モードレッド❤」

「おうっ❤」


 カイニスがモードレッドへと弾んだ声をかけると、モードレッドもまた意気揚々という声色で答える。そして、カイニスが素早くジーンズのベルトを抜き取ってジッパーを下ろし、モードレッドはジーンズに指をかけていく。


『What's?』

「おらっ、さっさとチンポ出せ、よ────」

「オレとカイニスで遊んでやる、から────」


 あまりにも素早い、手慣れた逆レイプ仕草でテリーの下半身が一瞬で露出されてしまう。

 そこまでは、カイニスとモードレッドにとっても順調な成り行きだった。だが、ここからは彼女たちの想像を上回ることが起こり、思わず言葉が途切れてしまう。

 それほどに、脱がしたジーンズの奥から出てきたものは、カイニスとモードレッドの想像だにしないものだったのだ。



「「でっっっっっかぁっ❤❤❤❤❤❤」」



 そこから出てきたもの、テリーのチンポは藤丸立香の粗末なチンポと同じものとは到底思えないほどの、圧倒的な存在感を放っていた。

 カイニスとモードレッドは息も忘れてその姿に魅入られる。

 三騎士クラスであるために対魔力スキルを有している二人であろうとも関係ない。

 もはや神秘さえも超越した、事実として存在する絶対的な魅力を携えていたのである。

 それほどに、見事な逸物であった。

 伸びていく長さ。

 ガッチリとした太さ。

 触らずともわかる硬さ。

 反り返る角度。

 チンポを構成する全ての要素が理想的なものである。

 それは女性のみならず、男であっても容赦なく屈服させる威圧感に満ちたものだ。


「うおっ❤ な、なんだ、これ❤ デカすぎんだろ……❤」

「す、すげえ……❤ ビ、ビクビクって震えて、あいつとは全然違うっ❤」


 カイニスとモードレッドはその凄まじい威容にごくりっと喉を鳴らしながら、魅了の魔術にかかったようにテリーのBig Black Cockを見つめ続けていた。


『おいっ、変態女ドモ。ボーっと見てないデ、オレを脱がしたんなら奉仕しろヨ』

「っ❤ そ、そうだな❤ た、たっぷり搾り取ってやるよ❤」


 そんな二人に嘲笑とともにそんな言葉をかけるテリー。そこでようやくカイニスがハッと意識を取り戻し、視線をチンポの高さと合わせるようにその場に跪く。

 そう、あのカイニスが跪いたのである。凄惨なレイプ被害を受けた過去を持つカイニスが男の前に跪くということは、本来ならば絶対にあり得ないことだった。

 そのあり得ないことが起こってしまうほどに、カイニスは知らないうちにこの『黒人崇拝特異点』の影響を受けているのだ。


「それなら、まずはこれを……って❤」


 そして、モードレッドもまた遅れて跪いた。

 二人の美女がチンポと顔を並べている姿を見下ろすことはとてつもない興奮を生んでいるのだろう、テリーはニヤニヤと嘲笑を浮かべている。

 二人はお尻をぺたりと地面につけつつ脚はその外側に開いている、俗に言う『女の子座り』と呼ばれる姿勢で座り込んでいた。女性として扱われることを何よりも嫌う二人が、無意識ではあるが自ら女性としてアピールをせんばかりに女性らしい座り方をしているのである。


「と、届かねえ❤ マスターの雑魚チンポに合わせたベルトだから、こ、この太すぎるチンポだと一周も出来ねえじゃないか❤」


 そんな中でモードレッドは、いつの間にかチンポの根本を締め付ける射精管理のためのベルトを取り出していた。だが、それはあくまで粗チンの立香を弄ぶために誂えたものにすぎない。立香の十倍、下手をすればそれ以上の大きさがあるであろうテリーのチンポに使えるわけがないのだ。


『どうした? ほら、さっさとやれヨ』

「ちっ、調子に乗りやがって……❤ チンポがデカいからって偉そうにしてんじゃねえぞ❤」

「言葉使いには気をつけろよ❤ オレらのテクで射精しまくって『もう無理でちゅ~たちゅけてくだちゃ~い』って泣き出しても、簡単に許してやらねえからな❤」


 モードレッドはこのベルトはもはや意味などないと言わんばかりに隠し持っていたベルトを投げ捨てて、カイニスとともにそのチンポへと顔を近づけていく。

 タイプは違えども二人とも同じく凛々しい顔立ちをした二人は、おっかなびっくりと言った様子で舌を伸ばしていき、そのままレロレロとチンポを舐め回していった。


「んちゅぅ❤ ちゅっ❤ れろっ❤ ちゅぅぅ……❤」

「ちゅっ❤ ちゅっ❤ ちゅぅぅ……れろ❤」


 顔立ちのタイプは違っても勝ち気な表情を浮かべていることは共通していた美女が、まるで猫のように舌を這わせていく姿は、その光景だけで射精をしてもおかしくないほどのエロさを放っている。今のテリーのポジションについてその光景を見下ろせるのならば、全財産を捧げても後悔はしないと言い出す男が居てもなにもおかしくはないほどだ。


「へへ、どうだ❤ ちゅぅ❤ 射精したくて、たまらなくなってきたんじゃねえのか❤ れろぉ❤」

「歯を食いしばって耐えるぐらいなら、オレたちに懇願したらどうだ❤ ちゅぅぅ……ちゅっ❤ 射精してください、ってな❤」


 カイニスとモードレッドは生意気な表情のまま、舌をチンポへと這わしていき、射精を煽るような言葉もまたニヤニヤとしたまま口にしていくのだった。シチュエーションとも相まって、少しでもマゾヒズムを抱いている男ならばその場で射精をしていたであろう。


『下手クソ、これじゃ一日かけても射精なんて出来ねえヨ』


 だが、それはあくまで普通の男ならば、という話だ。


「んなっ!?」

「なんだとっ!?」


 テリーは短く刈り込んだ側頭部をポリポリと指でかきながら、小さなあくびを一つしているほどの余裕を持っていた。想像とは異なるテリーの様子に、カイニスとモードレッドは思わず舌でのチンポを責めることも忘れて怒りを顕にする。


『顔と体はいいだけの女ダナ、自信満々なことも含めてよくある残念パターンだヨ。

 拍子抜けだぜ……もうお前らは何もしなくていいゾ。ただ、そのキュートな唇をオレのペニスにくっつけることだけは忘れるナヨ』

「ふぎゅぅっ❤」

「むぎゅぅっ❤」


 そんな怒気を向けられてもテリーは一向に気にする様子を見せない。

 それどころか、ゆっくりとその大きな手をカイニスとモードレッドの小さな頭へと伸ばしていき、その可愛らしい赤い唇を自身のチンポへとくっつけさせる。


『フンッ!』

「んじゅるるるぅっ❤ じゅるぅ、ちゅぅぅっ❤ ちゅるるうぅっ❤」

「むちゅぅぅっぅっ❤ ちゅるぅ、じゅるるるっ❤ チュッ❤ ちゅぅぅ❤」


 二人の唇と唇をまるでオナホのように扱い、そのままチンポを扱き上げていく。

 頭を掴まれてチンポに唇を押し付けられている姿は、それこそチンポ越しにカイニスとモードレッドがレズキスをしているかのようにも思える光景だった。だが、二人の間にそんな『レズっ気』とでも呼ぶべきものが湧き上がることはない。


(な、なんだこれぇぇ❤ ち、ちんぽっ❤ チンポチンポっ❤ 濃厚な、チ、チンポの臭いと形がぁ❤ 唇で感じ取ってぇ❤ オレの頭に叩き込んでくる❤ チンポのことしか考えられなくなっちまってるぅ❤)

(やばいっ❤ やばいやばいっ❤ このチンポ、や、やばすぎるっ❤ お、オレの中の大事なものを、チンポが抉るみたいに壊してくる❤ 父上に槍で腹を抉られた時みたいな、強烈なよくわかんねえものに犯されちまってる❤)


 チンポが太すぎるために、二人はお互いの唇を認識することはない。

 ただ、テリーのBig Black Cockの存在感にだけ圧倒されてしまう。

 雑魚雄である立香相手では絶対に見せなかった、とろんと蕩けた瞳を浮かべてしまうほどに、二人は発情した牝の姿を惨めに晒しているのだった。


『テクニックがないことはわかったから、せめて舌ぐらい動かセ。キャンディー舐めるガキぐらいでいいからナ』

「んじゅるぅぅ❤ ちゅぅぅ❤ れろれろぉぉっ❤」

「ちゅるるるっ❤ ちゅっ❤ ちゅぅぅぅっ~~❤」


 テリーの傲慢な言葉に対して、二人は怒りを覚えることもなく反射的にそのチンポへと舌を伸ばしだした。

 カイニスとモードレッドは唇でチンポをはさみつつ、その隙間から舌を伸ばすことでチンポへと刺激を与えていくのだが、テリーの言葉の通り、その動きにはテクニックというものは一切感じられない。

 生前、女性として性行為というものを体験したことがないモードレッドはもちろん、カイニスもまたポセイドンによるレイプ被害でしか女性としてセックスを経験していない。カルデアに召喚されてから、運命的な絆を育んだ立香とセックスを行ったものの、立香はあまりにも性的弱者だったため、テクニックなどなくても簡単に射精をしてしまうことから、その技術を磨くことは出来なかったのである。


「れろぉぉぉっ❤ れろれろっ❤ じゅるるうぅぅ❤ ちゅぅ~~❤ ちゅぱぁっ❤」

「ちゅぅぅぅ❤ じゅるっ❤ じゅるるっ❤ れろれろぉぉぉ~~んっ❤ ちゅぅぅ❤」


 パンッ、パンッ、パンッ!


 テリーの陰毛が生い茂った股間がモードレッドの整った顔に打ち付けられる。モジャモジャとした不快な感触が頬に当たっているはずなのに、二人は一切不満を漏らさずに必死に舌をテリーのチンポへとべろ舐め奉仕を続けていく。


(の、濃厚すぎるぅっ❤ お、男ってこんなクッサイ臭いしてんのかよ❤ 鼻に飛び込んでくるチン毛で脳が犯される❤ 男の臭いで思考が飛ぶっ❤ 一切イジってねえのにマンコから愛液がダラダラ流れて子宮がキュンキュン疼いちまうっ❤ こ、これでザーメンを口に入れちまったらどうなるんだよ❤)

(負けるっ❤ チンポの臭いだけで負けちまう❤ 牝としてのオレがこの会って一時間も経ってねえ男に屈服したがってる❤ これから離れないといけないのにっ❤ し、舌が接着剤でもつけられたのかってぐらい離れねえ❤ チンポを美味いとさえ思っちまってる❤ チン毛とチンポだけでこれなら、ザーメンどんだけ美味いんだよ❤)


 その内面ではもうすっかり雄に屈服した牝の心情で溢れていた。

 テリーの濃厚な精臭を口と鼻から接種したことで、神霊を名乗る屈強な戦士としてのカイニスも、円卓にも名を連ねる叛逆の騎士としてのモードレッドも、完全に吹き飛んでしまう。ここに居るのは、屈強な黒人男性だけが放つ雄として優れたフェロモンに犯された二匹の牝なのである。


『OK! まずは一発出すゾ!』

「っぅ❤」

「っっ❤」


 テリーのその言葉に、二人の舌の動きが激しくなる。本人たちはまだ自覚をしていないのだが、すっかり魅了されているカイニスとモードレッドはこのイケメン黒人男性のザーメンを味わいたいという気持ちが溢れてしまい、その気持ちが舌の動きに現れたということである。


『くぅっ……おぉっ、射精すゾ!』


 どびゅるるるっ! びゅるるっ! びゅっ! びゅぅぅっ! どぶびゅうぅぅっぅぅ!


「んぎゅぅぅぅぅぅっ❤」

「むぎゅぅぅっぅぅっ❤」


 二人の唇の端を飛び出して伸びていくチンポの先端から、ものすごい勢いで精液が飛び出していく。カイニスとモードレッドはその勢いと臭いだけで軽いアクメに震えて、肉付きの良いデカ尻をぶるりと震わせていた。


「はぁぁっ❤ ざ、ザーメンっ❤ ザーメン、飲むぞっ❤」

「んじゅるる❤ せ、精液飲ませろっ❤ これ、絶対に美味い❤」


 カイニスとモードレッドは自分たちが何を言っているのかも理解しないまま唇をチンポの側面から離して、そのままチンポの先端に唇をつけてザーメンを啜ろうという卑しい牝の性根が現れた動きを取ろうとした。


『Don't move!』

「むぅっ❤」

「くぅっ❤」


 だが、それを拒絶するようにテリーはその大きな黒い手で二人の髪を掴んで、そのまま自分のチンポの側面へとキスを続けさせる。

 それは力強い動きだった。

 サーヴァントであるカイニスとモードレッドが本気になればその拘束から逃れることが出来るだろう。だが、『動くな』という命令口調と頭を掴んでいる手から伝わる力強さによって、牝の本能がその逞しい雄に従いたいという支配欲求に襲われて、そのまま二人は動くことが出来なくなってしまったのである。


「んぐぅぅぅっ❤」

「ふぅぅっっぅ❤」


 びゅっるうっ! びゅるっ! どぶびゅぴゅぅぅぅぅ!


 テリーの長い射精が行われ、それを涙を浮かべながらカイニスとモードレッドは見送っていた。

 臭いと見た目ですぐにわかる雄として優れた子種を、牝ならまさしく垂涎ものであるそれに触れることさえ許されない。ただただ、床に意味もなく堕ちていくことを見送ることしか許されない。離れていても嗅覚が壊されるのではと思うほどの濃厚な臭いを放ち、見た目だけでも白濁を越えて黄色く濁っているようにも見える精液は、床にべちゃりと落ちる姿でその粘性を理解できてしまう。

 これが、自分のオマンコへと膣内射精をされてしまうとどうなるのだろうか。

 その想像をしただけで体が震えるほどの快感を覚えつつ、それでいて現実にはその優れた精液を取り入れることが出来ない悲しみで、涙のように愛液を流れだしていく。


『ふぅ~……とりあえず、準備は終わりダナ』

「あんっ……❤」

「んぅっ……❤」


 テリーの長い射精もついに終わった。気持ちよさそうに目を細めて、腰を震わせる。その腰の振動さえも唇で感じてしまうことで、カイニスとモードレッドもまた心地よい快感を覚えてしまっていた。

 そんなチンポに支配されてしまったことが丸出しの無様な牝を見下ろすテリーは、やはり嘲笑を浮かべて、カイニスの腕を掴んだ。


『まずはお前からダ、カイニス』

「へっ……あぅっ❤」


 カイニスの二の腕を掴んだまま持ち上げて乱暴にベッドへと投げつける。カイニスほどの戦士ならばその行為に抗えるはずなのだが、当のカイニスは嬉しそうに頬を緩ませながらそのままベッドへと飛び込んでいく。そんな風に仰向けの形でベッドに寝転がったカイニスに対して、テリーは肉食獣のような素早い動きで覆いかぶさっていった。


『モードレッドはそこで見てロ、まずはこの生意気な褐色女から犯してやるからナ』

「っ、お、おうっ……❤」


 手持ち無沙汰になっていたモードレッドに対して、テリーは鋭い視線とともにそのような言葉を投げつける。無礼な言葉ではあるが、不思議とモードレッドはその言葉に反発を抱かなかった。ビクッと体を震わせた後、そのままぺたりとお尻を床につけた『女の子座り』のまま、熱い視線をベッドの上のテリーとカイニスへと向けるだけである。


「ふぅぅぅ……❤ うっぅぅ~~❤ ふぅぅぅ……❤」

『くく、カイニスはすっかり準備万端みたいダナ』


 いや、熱い視線と言う意味ではモードレッドよりも、テリーにのしかかられたカイニスの方が顕著なものを向けていた。

 自身の体に覆いかぶさる、鍛え抜かれたテリーの筋骨隆々な逞しい肉体と、その中心でいきり立つ勃起ペニスへとカイニスは熱い視線を向けながら荒い吐息を吐く。誰がどう見ても発情した卑猥な牝としか表現の出来ない姿である。

 その姿を見下ろしながらテリーは愉快げに唇を歪めて、自身の肉棒ペニスをカイニスの熱いオマンコへと擦り付けていく。


「ひゃうんっ❤ ふぅぅ❤ うぅっっ❤ あ、あっつぅ~~……❤ こ、これが、オレの中に入る、のかよ……❤」


 もはや当初の『イケメン黒人のテリーをひぃひぃと喘がせて玩具のように扱う』というサディスティックな目的はカイニスの中から吹き飛び、テーブルの上に並べられた料理のようにすっかりと大人しくなってしまっている。そこに屈辱や羞恥という感情は一切存在せず、むしろ、テリーという最高の雄に抱かれることの期待の感情しか存在していないことがひと目でわかる姿だった。


『ふふ、それじゃ……挿れるゾ、カイニスっ!』


 テリーがわざわざその言葉を放つ理由は、ひとえにそのチンポの感触を徹底的にカイニスに意識させるためである。この言葉を聞くことで、カイニスはオマンコへと感覚を集中させていったはずだ。事実、ペニスの先端で触れていたカイニスのオマンコはキュゥゥっと締まっているほど、カイニスは浅ましい反応を見せたのである。

 だが、そんな反応を見せても、カイニスはまだ自分が堕ちた牝であることに無自覚なままであった。


「い、挿れて、みろよっ❤ お、オレのマンコでお前のペニス……徹底的に気持ちよくしてやるからよ❤」


 そのカイニスの態度が、テリー・ロッドという男の逆鱗に触れた。

 テリーは生まれながらの勝者であった。スポーツでも、勉学でも、ストリートファイトでも、女性関係でも、『敗北』というものを覚えたことがない、傲慢なまま成長した男である。彼が声をかければ女たちは悦んで尻を振って股を開き、媚びるような声でペニスをねだるのが常なのだ。

 だから、テリーは女性を女ではなく牝としか認識したことがなく、さらには牝にそんな生意気としか表現のできない態度を取られたことがなかったのである。


「他の女なんて味わえなくなるぐらい、夢中にして────❤」

『舐めるなヨ、このBitchがっ!』


 にゅぷぷぷぅぅぅ~~っ……! ぬぷっ! ぬぷぬぷぬぷぅぅぅ~~~……ずっぽぉっ!


「んほぉぉぉぉっっっぉぉぉ~~~~❤❤❤❤ おぉっぅっ❤ ほぉっ❤ おほぉぉぉっ❤」


 だから、カイニスの言葉を最後まで言い切らせることなく、容赦なく挿入をしていった。一瞬でペニスの先端から根本までをカイニスのオマンコへと挿れていく、もはや暴力的と言ってもいいほどの挿入だった。

 その大きさに相応しい、血液が熱く猛り狂うペニスを突如としてねじ込まれたカイニスの喉から出た言葉は、知性ある存在が出したとは思えない無様過ぎる喘ぎ声だった。家畜舎で暮らす豚や牛の鳴き声だと言われたほうが納得できるようなその喘ぎ声に、テリーは満足げに頷いて見せる。


「ひぎぃぃっぃ❤ ほぉっ❤ おぉぅっ❤ な、なんだっ❤ にゃんだこれぇっ❤ で、でかすぎぃっ❤ おほぉっ❤ は、腹が裂けるっ❤ 内側から、オレの体がバラバラになっちまうっ❤ や、やめろっ❤ やめろぉぉっ❤ 死ぬ、お、オレ、死んじまうぅぅっ❤」


 カイニスの表情と声色は、その言葉の内容とは裏腹に喜色に満ちたものであった。これ以上の幸福はないと言わんばかりに頬を緩めて、ベッドの上でよがり狂いだしたのだ。カイニスの経験が浅いために狭いキツキツのオマンコを、テリーが凶器とも呼べる巨大なペニスで犯していく。

 カイニスはあの海神ポセイドンに見初められたほどの絶世の美女である。それは外見だけでなく、女性として評価される要素の全てにおいて通常の女性を凌駕する魅力を持っていることを意味するのだ。

 ヌルヌルとしたオマンコの中で熱い膣襞の一枚一枚がペニスへといやらしく絡みついてきて、挿入をしただけだというのに腰が溶けるような最高の快感を男へと与えてくる。そんな名器マンコを、テリーは犯していく。


『顔だけはいい期待外れなBitchの可能性も考えてたが……Good!

 ゼリーの中にPenisを突っ込んだみたいなヌルヌル感なのに、締め付けも抜群! カイニス、お前は最高の牝ダ!』

「おぉっ❤ ほぉっ❤ う、うるせぇ❤ べ、別にマンコを褒められてもっ、う、嬉しくなんかねえよっ❤ んぎぃぃっ❤」


 そうは言うものの、頬を緩めてニヤニヤとした表情を浮かべてしまうカイニスがテリーに褒められて悦んでいることは明白だった。ともすれば、逞しいペニスにマンコを虐められること以上に、テリーというイケメン黒人男性に女性として魅力的だと褒められたことが嬉しいと言わんばかりの様子である。

 カイニスは緩んだ頬と潤んだ瞳を自身に覆いかぶさるテリーへと向けたまま、感動に身を震わせつつ自身の一番奥をえぐってくるペニスの感触に、どんどんと甘い声を漏らしていく。


「ふぐぅぅ❤ うぅっっ❤ ど、どうだっ❤ お、オレのマンコはっ❤ ポセイドンのやつでさえも夢中になった、男殺しマンコっ❤ ふぅぅっ❤ くぅっぅ❤ オレより前にイクんじゃ──んおぉっぉっ❤」

『生意気なのもだんだんCuteに見えてきたナ。こういう女もたまにはいいもんダゼ』


 引き抜くとキュウキュウと締め付けてきて、突き入れると柔らかく受け入れる。男に都合のいい媚び媚びなオマンコをしている癖に、言葉では偉そうに自分が上であるかのように振る舞うのだ。

 言葉や態度は生意気なものだが、それでいてオマンコはペニスを甘く包み込んでいくそのギャップはテリーほどのヤリチンなイケメン黒人でも満足させるものである。テリーはその優越感のままにカイニスを見下ろしながら腰を振っていく。


「ふぐうっぅぅっぅ❤ おぉぉっ❤ は、激しいっ❤ イグッ❤ イグイグっ❤ イッグぅっぅっっ❤❤❤❤❤」


 ぷしゃっ❤ ぷしゅっ❤ ぷしゃぁぁぁっ❤


 カイニスの脳の中でバチバチと火花が散るほどの衝撃が襲いかかり、テリーのペニスとカイニスのマンコの結合部からはげしく潮が吹き出していく。大きく仰け反っているカイニスは『自分がイクよりも先に射精はするなよ』などど偉そうに言っていたくせに、射精よりも早くアクメをキメてしまったのだ。

 そして、カイニスがイッたからと言ってセックスが終わるわけでもない。


『フンッ! フンッ! 勝手にイッてないで、ちゃんと締め付けろヨ!』

「ほぎょぉぉっ❤ おぉっ❤ ふぐっぃぃ❤ んひぃぃっっ❤ こ、この激しさだと、腟内がっ❤ マンコが、こわれ、ひぎっぃぃっぃ❤」


 ペニスが動き出してマンコを抉っていけば、それだけで激しい快感がテリーとカイニスの両者へと襲いかかってくる。しかし、その顔立ちと鍛えた肉体、なによりも圧倒的な自信によってセックスを重ねてきた百戦錬磨のヤリチンであるテリーはその快感に耐えられても、レイプ被害と立香という雑魚雄とのおままごとセックスしか知らないカイニスでは耐えられなかった。


『そろそろ認めロ! お前はPenisに負けてるンダ! 男のPenis一本でアヘアヘと喘いで、何も出来ない牝なンダってナ!』

「そ、そんなこと、ないぃっ❤ ふぅぅ❤ ぅぅっ❤ お、おいっ❤ そ、そろそろ、終われっ❤ んひぃぃ❤ ぉおっ❤ せ、先端が、子宮口をガンガン突いてきて❤ お、オレの子宮口のファーストキスが、ち、チンポに奪われてるぅっ❤」


 カイニスが抵抗するように腰を身じろぎさせるたびに、肉穴が激しく激しく揺れ動いてそれがテリーのペニスへと極上の快感を送り込んでくる。その快感に誘われるようにテリーのピストンが激しくなり、快感で下へ下へと下りてきていたカイニスの子宮口へとチンポが突き立てられることとなった。

 初めてのレイプ経験では痛みと屈辱で気づかず、立香とのセックスではそもそも子宮口にチンポが触れることもなかったために知らなかったことであるが、カイニスの性感帯とはまさしくその子宮口である。そこを激しく責め立てられることで、カイニスは何度も何度も繰り返し絶頂へと導かれる。


『Yes! カイニス、そろそろイクぞ! この欲しがりなオマンコで、しっかりと俺のSpermを受け止めるんダゾ!』

「ひぐぅぅっ❤ ぉぉっ❤ 無理っ❤ 無理ぃッ❤ で、でもっ❤ ぐるぅぅ❤ いちばん、いちばんおっきいのが、オレに襲いかかってくるっ❤ おぉぉっ❤ ひぐぅ❤ イグイグぅ❤ が、ガチアクメ、イッグぅぅぅっ~~~~❤」


 どびゅるるるっ! びゅるるっ! びゅるっ! びゅぅぅっ! どぶびゅううぅぅっっぅ!


「お゛っ゛ほ゛ぉ゛っ゛ぉ゛ぉ゛っ゛っ゛~゛~゛~゛~゛❤❤❤❤」


 射精と同時に、今までの惨めな喘ぎ声の中でも一番惨めな、野太い喘ぎ声を出しながらアクメをキメる。いや、アクメをキメただけではない。ぐるりと眼球を裏返して、全身から力が失われ、手足を投げ出す形でビクビクと痙攣しだしたのである。

 失神しているのだ。


『ヨシヨシ、射精するとオマンコの締め付けを緩くすることは出来るみたいダナ。そうやってPenisへの奉仕を覚えて──って、ナンダ。気を失ったダケカ』

「ほごぉぉ……ぉぉぉっ……❤」


 そんなカイニスを見たテリーはクスクスと意地の悪い笑みを向けながら、乱暴な動作でカイニスをベッドの上から下ろしていく。神霊カイニスが床の上で伸びているというあり得ない光景も、この『黒人崇拝特異点・由比ヶ浜』で、その相手がテリーという性豪の黒人男性という場合は十分にあり得ることなのだ。


『さあ、モードレッド』

「あっ……❤」


 そんなテリーとカイニスの濃厚なセックスをずっと見せられ続けていたモードレッドは、イケメン黒人に声をかけられて牝そのものの顔で答えてしまう。

 女扱いされることを何よりも嫌うはずのモードレッドが自分から牝をアピールするような表情をしているなど、それこそモードレッドという人物を知っているものならば目を疑うような光景だっただろう。


『カイニスは正面からやったからナ。モードレッド、お前はケツを向けるンダ』

「お、おう……❤ わかった、よ……❤」


 モードレッドはテリーの言葉に従い、先程までカイニスがよがり狂っていたベッドの上で四つん這いの姿勢を取る。ベッドはカイニスの汗や愛液でどろどろに汚れており、さらにはテリーの体液もまた染み込んでいた。雄と牝のフェロモンが混じり合ったそのベッドの上にいるだけで、セックスのことだけしか考えられないほど、淫靡な雰囲気に脳みそを侵されてしまう。


「ほぉぉぉ~~……❤」


 そのフェロモンを感じ取っただけで、モードレッドは全身をビクビクと痙攣させるほどに快感を覚えてしまった。その痙攣の影響だろう。本来は引き締まっていたモードレッドの桃尻だが、それこそ敬愛するランサーのアルトリアのようなデカ尻へと特異点の影響で変わっているのお尻が、フリフリと、誘うように揺れていく。

 そんなデカ尻騎士の動きを見たテリーはカイニスの膣内へ射精したばかりだというのに、いや、カイニスという最高の女に射精をしたばかりだからこそ収まりきらない性欲が掻き立てられ、淫靡に揺れ続けるそのデカ尻へとペニスを挿入していった。


『Bitchめ! 生意気に誘ってるんじゃないゾ!』


 ずぶちゅぅぅっ! ぬぷぬぷぅ、ずぶぅぅぅっ!


「おごぉぉっぉっぉぉぉ❤ き、きたっ❤ カイニスをボコボコに叩きのめした最強チンポ、きたぁぁっ❤❤❤」


 パクパクと淫らに開閉しているモードレッドのオマンコへと、テリーのBig Black Cockが根本までねじ込まれていく。まるで猫の舌のように──というと大げさではあるが、それでもどこかざらついた膣襞をしたオマンコは、カイニスのキツめのオマンコよりもさらにキツい。テリーの逞しいペニスは無理やりねじ込んでいくように、モードレッドの硬く閉じたオマンコをどんどんと掘り進められていった。


「ひぎぃぃっ❤ おぉっ❤ た、確かに裂けるぅぅっっ❤ お腹が、裂けちまうっ❤ カイニスが言ってた、ぺ、ペニスに殺されるって……こういう感覚なのかよ❤ んおぉっ❤ こ、これ、痺れっ、痺れるっ❤ マンコから伝わった感覚で、ぜ、全身が言うこと聞かなくなってきやがるぅっ❤」

『モードレッド、どうやらお前も『マゾ』だナ? カイニスと揃ってとんだ変態女だゼ』

「な、なにをぉっ❤ だ、誰がマゾだってぇ❤ お、オレがマゾなわけ────おぎょぉぉっ❤」


 バチィィィィンッ!


 モードレッドが自身へと襲いかかる快感に耐えるために力んでいるデカ尻へと向かい、テリーが思い切り平手打ちを落とす。

 すると、その平手打ちの衝撃で全身から力が抜けるのだろうか。モードレッドのオマンコの締め付けが適度に緩んでいき、チンポの挿入が比較的容易なものへと変わっていく。この締め付けの感覚を好んだテリーは、それを味わうためにどんどんと平手打ちを連打していった。


 バチンッ! バチンッ! バチィィィィィッン!


「ひぎぃぃっ❤ ひぐぅぅ❤ ぉぉっ❤ やめっ❤ け、ケツを叩きながらチンポを動かすのやめりょぉぉっ❤ うぅぅっ❤ ジンジンする、尻だけじゃなくて子宮までジンジン響いてくるっ❤ おぉっ❤ 違う、のに❤ お、オレもカイニスもマゾじゃないのにっ❤ くそっ❤ なんで尻を叩かれるのがこんな気持ちいいんだよぉっ❤」

『なにがマゾじゃないダ! お前みたいなBitchがサディストを気取るなんて、それだけで男への侮辱なんだヨ! お前みたいなマゾの変態女は、チンポを突っ込まれて泣いてりゃいいんダヨ!』


 モードレッドの猫のような大きな瞳から涙がこぼれていく。それは自身がマゾだと罵られたことによる屈辱の涙でもあったのだが、同時にあまりにも強い興奮によって流れた喜悦の涙でもあった。

 テリーはモードレッドが快感のあまり怯んだ瞬間を狙いすまして、平手打ちのテンポを落としながらも腰の動きのスピードをあげてどんどんとマンコを責め立てていく。カリ高なペニスで膣襞を引っ掻かれるたびに、強烈な快感がモードレッドへと襲いかかる。そのたびにモードレッドの体はビクンビクンと激しく痙攣して、その腰についた柔らかな媚肉もいやらしく震えてテリーの情欲を誘ってくるのだ。


「んひぃぃっ❤ ほぉぉ❤ おぉっっ❤ 速くも、するなよっ❤ これ無理っ❤ 無理だから❤ わ、わかった❤ 謝るっ❤ カ、カイニスにも変わって、オレが謝るからっ❤ お、オレもカイニスも、調子に乗ってた❤ お、お前がイケメンだったから、搾り取ってやろうって思ってた❤ そんなことも出来るわけないのに❤ マゾなのに、サドの振りしてた❤ ごめん、ごめんなさいっ❤ 雑魚牝のくせに本当の雄様に調子乗った態度をとってて、本当にごめんなさいぃっぃっ❤」

『バカが! 許すわけがないだロウ!』

「ひぎぃっっっぃっぃっぃ❤❤❤❤」


 その瞬間、テリーはモードレッドのポニーテールを掴んで思い切り腰を打ち付けていく。髪の毛を手綱代わりに扱われて馬のように弄ばれる屈辱は、騎士であるモードレッドにとっても耐え難いほどのものだ。そのはずなのに、モードレッドはセックスによる快感とは別種の、精神的な快感を覚えてしまう。

 そうだ。

 モードレッドは騎士が操る馬のように扱われることに、どうしようもない変態マゾの快感を覚えてしまっていた。それを自覚してしまったら、もうモードレッドは『叛逆の騎士・モードレッド』で居られなくなってしまったのである。


「おぉぉっ❤ イグッ❤ イグイグぅっ❤ こ、これやばいっ❤ よ、四つん這いになって髪の毛掴まれながら犯されるの、やばすぎるっ❤ 頭がおかしくなるっ❤ ふぎゅぅぅ❤ もっと、もっとイジメてっ❤ お願いしますっ❤ オレを、もっともっとチンポでイジメてくださいっ❤」


 『カイニスに変わってオレが謝るから』と口にした瞬間から、モードレッドは強者に屈服するというマゾ快感に襲われてしまっていたのだ。そこにテリーの逞しい手で力強くポニーテールを引っ張られれば、そのマゾ快感はさらに倍増してしまう。その強烈な快感に、モードレッドは自身が変態マゾであるという事実を認識してしまったのである。

 これは特異点によって植え付けられた後天的な性癖ではない。モードレッドという少女が自身でも気づかずに隠し持っていた本当の性癖だ。藤丸立香が相手では一生芽生えることがなかった、自分が一番感じることをテリーによって強制的に暴かれてしまったのである。


『おっ、イキそうダナ! マンコの震えでわかるゼ! オラッ、一番デカいアクメをしたいんなら、俺に媚びろ! イカセてくださいってお願いするンダっ!』

「はいぃっ❤ おねがい、お願いしますっ❤ んほぉぅ❤ ほぉっ❤ い、イカせてくださいっ❤ お、お前の……いやっ❤ て、テリー様のオチンポ様で、も、モードレッドをイカせてくださいぃっっ❤」


 ついにはテリーのことを様付けで呼び出したモードレッドに、テリーは気を良くしてどんどんと腰のスピードを速めていく。そのまま、テリーはモードレッドのオマンコへと射精をしていった。


『Yes! 受け止めるンダ、モードレッド!』

「んほぉぉっっぉっぉ❤ イグッ❤ イッグぅぅっっっっぅぅぅ❤❤❤❤」


 どびゅるるるぅぅぅっ! びゅるるっ! びゅっ! どぶびゅぴゅぅぅぅぅ!


「ひっぎぃっっっぃっっぃっっぃ❤ あぁっ❤ あっ❤ あぁあぁっっっぁぁっ~~~~❤❤❤❤ でてる、出てるぅっ❤ イグっ❤ の、濃厚なザーメンがオマンコを泳ぎまくって、イッちゃうぅぅっ❤」


 ドロドロとした濃厚な精液の塊を子宮に向けて撃ち込まれたモードレッドは、それを受け止めることで激しい絶頂へと導かれてしまっていた。その快感は計り知れないもので、モードレッドの媚肉がたっぷり乗った淫靡な体が、今までとは比較にならないほどの勢いで、ガクガクと痙攣していく。

 体中の力が抜けて、手をついて四つん這いになっていた姿勢からベッドへと倒れ込む姿勢になっていく。それでいて、テリーのペニスに支えられているように大きな手形がついたデカ尻だけが捧げるように持ち上がった卑猥な姿勢をとっていた。


「おぉぉ……ほぉぉぉ……❤ す、すごすぎる……❤ こ、これが、本当のセックスなんだなぁ……❤」


 息も絶え絶えと言った様子でベッドに頭を押し付けながら、蕩けた顔でそんな言葉を漏らすモードレッドは、これで終わったと思っているのだろう。

 なるほど、確かにカイニスはアクメ失神で床に寝転がっており、モードレッドもまた強烈な快感によって指一本動かせないような状態となっている。さらに、テリーはテリーでハーモニカのようにカイニスとモードレッドの唇を寄せた稚拙なダブルフェラチオで一度、そして、二人の美女に一度ずつ、合計で三度の射精をしているのだから、その考えは当然と言えるだろう。


『Hey! なにを呆けてるンダ?』

「へ……?」


 だが、それはあくまで常識の範囲の話に過ぎない。

 カイニスとモードレッドの相手をしていたテリー・ロッドという黒人男性は、イキリまくっているヤンキーコンビを簡単にボコボコにしてみせた、最強の雄であるイケメン黒人様なのである。

 たかだか三度の射精で、限界を迎えるというわけがないのだ。


『俺はまだまだヤレるんだから、お前らにもまだまだ付き合ってもらうゼ?』

「ひぅっ……❤」


 怯えたようなモードレッドの声を聞いて嬉しそうに顔を歪めたテリーは、今度はうつ伏せに倒れているモードレッドへと覆いかぶさるように襲いかかっていった。





「ふぅぅぅぅっっ❤ ぅぅっっぅっぅっ❤」

「ほぉぉぉ~~……❤ おほぉぉっっぉ~~……❤」


 テリーの精力は想像を遥かに越えるものだった。

 カイニスとモードレッドは、床の上で全裸の状態でうずくまっていた。

 いや、ただうずくまっているのではない。

 この由比ヶ浜の土地に習って日本に伝わる謝罪の姿勢、『土下座』の体勢を取っていた。褐色の背中と白雪の背中を並べて、二人は前に出した手の上に額を乗せた『私は貴方へと攻撃するつもりはありません、このように急所の首筋を晒しています』という屈服宣言を姿勢でアピールしていたのである。


『OK. カイニス、モードレッド。お前らが俺にとっての何なのか、はっきりと宣言するンダ』

「は、はい……❤」

「わかり、ました……❤」


 その全裸土下座の姿勢のまま、カイニスとモードレッドが顔を伏せたまま答える。ナンパをした際の生意気な態度を一切感じさせないその従順な態度にテリーは嬉しそうに頷き、そのまま横柄な態度を崩さずにカイニスへと声をかけていった。


『カイニス、お前はなんなんダ?』

「……はいっ❤ お、オレは……ご、御主人様の忠実なオナホ奴隷ですっ❤ い、今まで散々イキって、御主人様に失礼な態度を取って、本当に申し訳ありませんでしたっ❤」


 あれから、カイニスは徹底的にテリーに犯された。

 その尊厳を貶めるため、徹底的に、だ。

 カイニスを後ろから抱きしめながら、それでいて太い腕を使ったチョークスリーパーで窒息させながら犯し尽くす。頸動脈を締められる苦しみを味わいながら、それでいてオマンコをペニスで掘り返される興奮を覚えるという倒錯的な快感にカイニスは折れたのだった。


「お、オレは牝ですっ❤ こんなエロい体をしてる男なんているわけがありませんっ❤ そ、それなのに男を気取って生意気なことばっかり言って、本当にすみませんでした❤ こ、これからは心を入れ替えて、御主人様のような本物の雄には媚びる牝としての振る舞いを取らせていただきます❤」

『Hh? じゃあ、雑魚雄が相手ならどうなるンダ?』

「それはもちろんっ、牝を屈服させられない雄は最底辺の存在ですので、媚びる必要はありませんっ❤ 御主人様のような優れた雄にだけ、お、オレは媚びますっ❤ オレを屈服させられる強い雄こそが本物の雄❤ オレに負けるような雑魚は雄じゃないので、媚びることは絶対にないですっ❤」


 自分はこの雄に、テリーには絶対に敵わない。

 そう思うと、もうカイニスはテリーにメロメロに魅了されてしまった。瞳をハートマークに染める勢いで熱い視線を向けて、テリーへと媚びるように体を擦り寄せていく。次第に、テリーのことを『御主人様』と呼ぶようになり、自分よりも優れている存在だと崇めるようになっていったのである。

 それは黒人崇拝特異点が持つ洗脳効果がゆえではあるが、しかし、それでも雄に媚びへつらうカイニスは幸せそのものの様子であった。


『Yes! カイニス、お前をSex Slaveとして認めてやるヨ! それじゃ次は、モードレッド! お前はなんなンダ?』

「はいっ❤ オレは御主人様のペニスを包み込むための鞘っ❤ ムチムチになった爆乳もデカ尻も、全部御主人様のペニスを気持ちよくするためだけのものですっ❤ ここに誓いを立てさせてもらいますっ❤ モードレッドはもはや騎士でもなく、英霊でもなく、単なる牝オナホっ❤ どうぞ、オレの忠誠を受け取ってくださいっ❤」


 モードレッドもまたテリーに犯されに犯された。

 うつ伏せになったモードレッドの全身を覆い隠すほどの巨体でのしかかり、それこそ天井から眺めればモードレッドが見えなくなるような寝バックの姿勢で犯すプレイで、指一つ動かせないまま犯されたことで自身が何者かを理解してしまった。

 この体は、このペニスを受け入れるためにあるのだ、と。

 その果てが、この無様すぎる忠誠を捧げるための儀式であった。


「オレを牝だと教えてくれて、本当に感謝していますっ❤ 騎士でもなければ、王にもなれないっ❤ 牝なんだから当たり前のことだった❤ へへ、それを教えてくれたのはアンタだけだっ❤ そのことを教えてくれた感謝も込めて……いや、そうじゃないな❤ オレの心が、御主人様こそオレの主なんだって訴えかけてるんだ❤ 御主人様、我が王っ❤ どうぞ、この卑しい牝の忠誠を受け取ってくださいっ❤」


 こうして、カルデアでも問題児として持て余していたヤンキーコンビは黒人崇拝特異点の手に堕ちたのである。もはや、彼女たちの頭の中にカルデアという組織のことも、人類最後のマスター・藤丸立香のことも消え失せてしまっていた。


 カイニス。

 ギリシャ神話に登場する戦士にして僭主。アルゴノーツの一員として数多の英雄たちと共に冒険を繰り広げた神霊である勇士。

 モードレッド。

 アーサー王伝説に登場する騎士にして異端児。円卓の騎士に名を連ねながらもアーサー王へと反旗を翻して忌むべき叛逆の騎士。


 彼女たちは、一人のイケメン黒人様のオナホ奴隷へと堕落してしまったのである──。





 これはテリーがカイニスとモードレッドを奴隷に落とした翌日のことである。

 テリーがゆっくりと目を開くと、目の前に広がる光景に思わず朝勃ちをしたチンポへとさらに血が集まる淫靡な光景が広がっていた。


「「おはようございますっ、御主人様っ❤」」


 カイニスとモードレッドがベッド脇の床に全裸土下座の姿勢を取って、目覚めたテリーを迎えているのだった。

 テリーが強要したわけではない。

 それでも、二人の勝ち気な美女は自らの頭で考えて、主であるテリーよりも早くに目を覚まして、奴隷として振る舞いながら目覚めをお迎えしていたのである。


『う~ん、良い光景だナ。お前らも、Sex Slaveってものがどういうのかちゃんと理解しているみたいダナ』

「はいっ❤ オレも御主人様の奴隷として、しっかりと仕えるに相応しい姿というものを考えさせてもらいました❤」

「テリー様とオレたち性奴隷しかいない部屋で服を纏う必要なんてないからな❤ 御主人様のお目覚めをお迎えするんだから、このエロすぎる体を隠すなんてありえないぜ❤」


 テリーのその言葉を褒め言葉と受け取ったのだろう。カイニスとモードレッドはぶるりと身を震わせて、テリーの奴隷となったことを心から感謝していると言わんばかりにテリーへと媚びていく。


『奴隷ども、まずは朝一番の仕事ダ。お前たちをたっぷりと可愛がってやったこのオチンポ様に奉仕シロ』


 体を起こしたテリーは、そのペニスカイニスとモードレッドの前へと突きつけていく。昼間から日付が変わるまで徹底的に二人の美女をかわいがったBig Black Cockは風呂で洗うことなく眠ってしまったため、すでに恥垢がべっとりとこびり付いている。

 その恥垢からは凄まじい精臭が漂っており、カイニスとモードレッドはまるで誘われるように、うっとりとした魅了された表情を浮かべて、唾液がたっぷりと乗った舌を伸ばしていく。


「んじゅるぅうっ❤ ふぅっ❤ ちゅぅっっ❤ はぁ……❤ こ、この臭い、たまんねえ……❤ お、オレの中の牝が暴かれる❤ ポセイドンのやつのレイプでも、マスターとのセックスごっこでも暴けなかったぁ、本当のオレ❤ チンポの前ではいやしい牝になっちまう変態マゾのオレが、チンポ突きつけられただけで暴かれちまうんだぁ……❤」

「ちゅぅぅ❤ れろれろぉぉっ❤ じゅるるっ❤ ちゅぅぅ……❤ ふわぁ……❤ 最高だっ❤ こんなチンポ、絶対に臭いはずなのになんでこんなに美味しいんだよ❤ ああ、やっぱり御主人様は凄すぎる❤ オレの本当の御主人様❤ よだれが止まんねえ❤ かっこよくて美味しいペニスを持ってる御主人様、最高すぎるぅ❤」


 ねばっとした恥垢をすぐに二人の赤い舌が舐め取っていく。ねっとりとした口腔の粘膜がペニスに纏わりついてきて、テリーは心地よさそうに目を細めた。


『いいぞ、やれば出来るじゃないカ。昨日の下手くそなフェラチオとは大違いダ』

「んちゅぅ❤ へへ……❤ そりゃ、気持ちが違うからな❤ オレが偉そうに男を責めるんじゃなくて、どれだけ御主人様が気持ちよくなれるかを考えながらのフェラチオ❤ 性奴隷としてのフェラチオ、たっぷりと味わってくれよ❤ んじゅるぅぅ❤ ちゅぞぉぉっ❤ ちゅぱっ❤ じゅるるうぅ❤」

『おっと、だが調子に乗るナヨ? まだまだ、下手なところは目立つんだからナ』

「れろれろぉぉっ❤ お、おうっ❤ すまねえ、御主人様❤ もっともっと、オレたちに気持ちいいフェラチオの方法を教えてくれよ❤ アンタのためなら、なんだってやるからよ❤」


 だらしなく緩みきった表情を浮かべてテリーに媚びていくカイニスとモードレッド。その姿からして、もはや元の二人はどこにも居ないのだとわかる変貌っぷりであった。

 そして、テリーという悪魔のような男はどんどんと彼女たちの過去を貶めていく。


『でも、二人は共有のマゾ彼氏が居たんダロ? そいつらでフェラの練習はしなかったのカ?』

「じゅるるぅ……❤ あん? ああ、あいつのことか。練習にもならねえよ、御主人様の手の小指よりも小さいチンポを持ってるんだぜ? おまけに小さいだけじゃなくて、オレたちが親指と人差し指でチンポを摘めばそれだけで射精しちまう雑魚雄チンポだ。あんなやつ相手に何をやっても練習になんかなりゃしねえよ」

「れろれろぉぉ……❤ ちっ、思い出したらムカついてきたぜ。そもそも、オレとカイニスが御主人様にイキった態度を取っちまったのも、男っていうのはあいつみたいな雑魚雄だけだって思いこんじまったからだ。チンポを舌に乗せたらそれだけでお漏らし射精をしちまう雑魚。そんな雑魚相手に良いように遊んでたから、オレたちは自分たちのことをサドだって勘違いしちまったんだ」


 カイニスとモードレッドは、進んで立香のことを貶めていく。

 それはかつての男を貶めて今の御主人様を持ち上げるための媚びた太鼓持ちの言葉ですらなく、本心から立香のことをどうしようもない雑魚雄だと見下し、自分たちのセックスパートナーであった時期があることを憎んでいるような強い想いが込められていた。


『くく……いい返事ダ。よし、そのままチンカスを飲み込みナ! お前らの朝飯代わりダ!』

「っ❤ あ、ありがとうございますっ❤ んっぐじゅるうっぅっぅ❤ じゅるるっ、じゅるっ……ごっくんっ❤」

「よっしゃっ❤ れろぉぉ、じゅるるるっ❤れぇぇぇ~~ろぉ……れろっ❤ ごくっぅぅっ❤」


 テリーはチンポを引き抜いてカイニスとモードレッドへと命令をすると、二人はその舌に乗せていたチンカスを嬉しそうに嚥下していく。いや、ただ嚥下をするだけではなく、口の中でぐちゅぐちゅと唾液を混ぜ合わせてじっくりと味わい、鼻へと抜けていく臭いは舌にこびりつく味わい、そしてこってりとした濃厚な喉越しも楽しむように、ゆっくりと味わっていた。


「んふぅぅ……ふぅぅ……❤ ごちそうさまでした❤ ったく、御主人様のチンポはチンカスまで美味いんだから、本当に女じゃ勝ち目がない最強チンポ様だな❤」

「んぐぅぅっ、ごくぅ❤ どんな美味いメシでも敵わないチンポの味……こんなの覚えちまったら、御主人様の奴隷以外の生き方が出来なくなっちまうぜ❤ チンカスでさえ女の心を魅了するなんて……さすがはオレたちの御主人様だ❤」


 喉を動かしてチンカスを嚥下していく度に、カイニスとモードレッドの体がビクリとアクメに震えていく。さらに、開いた鼻の穴からは発情したメス犬さながらの熱い吐息が漏れ出ており、あまりにも惨めな性奴隷の姿を晒してしまっていた。


「おぉっ……❤ だ、だめだ……❤ このまま、チンカスだけじゃ我慢できねえ……❤」

「や、やめろよ、カイニス……❤ お、オレたちはあくまで奴隷っ❤ 御主人様の命令なしで、自分からおねだりなんて許されねえぞ……❤」

「でもよぉ、モードレッド……❤ うぉぉ……❤ 唾液で磨かれたチンポ、か、かっこよすぎんだろ……❤」

「黒人様の逞しいおチンポ様ぁ……❤ くぅぅ、ふぅぅ……❤ や、やべえ……すごすぎるぅ……❤」


 恥垢のお掃除フェラを終えた二人だが、同時に性欲も刺激してしまったようだ。テリーの勃起チンポを見て発情した牝顔を浮かべながら、頬を寄せ合って上目遣いにテリーを見つめる。出会った時とは比べようもない変わりっぷりに愉快な気持ちになるテリーは、邪悪な笑みを消すことが出来なかった。


『このままお前らを抱いてやってもいいが……今日はお披露目があるからナ。さっさと、昨日のスケベな服を着るんダ。外に行くゾ』

「え……あ、ああっ❤ わかったぜ、御主人様❤」

「どこに行くのか気になるが……へへ、御主人様の隣がオレたちの居場所だからな❤」


 チンポのお預けを食らったカイニスとモードレッドであったが、しかし、御主人様の命令は絶対だ。そもそも、どうしようもない変態マゾである二人にとて、『どのような内容でも、テリーに命令をされる』ということはこれ以上ないほどの興奮を覚えてしまうのだ。『被支配欲求』と言っても良いだろう。



 そうして、テリーとカイニスとモードレッドの三人は街へと繰り出していく。

 もちろん、それが単なる移動で終わるはずがない。



「んくぅ❤ ご、御主人様ぁ❤ そんな風にオレのデカ乳をいじられたら、おぉっ❤ い、イッちまうって❤」

「ひぐぅ❤ 爆乳の一番上ぇ……乳首をイジるの、ちょ、ちょっとやめてくれよぉ❤ 御主人様だけに見せたいイキ顔、ざ、雑魚雄にまで見られちまう❤」


 テリーはカイニスとモードレッドの肩へと腕を回し、その大きな手で二人の爆乳を揉みしだきながら歩いていく。二人は言葉では抗っているものの、テリーの手を跳ね除けるようなこともせず、そのままテリーを楽しませるように彼の指が爆乳を揉みしだくたびに、まるで楽器のように甘い喘ぎ声を漏らしていった。


「な、なんだよ、あれ……っていうか、また黒人っ……!」

「いい女と黒人の組み合わせ多すぎだろ……や、やっぱり、その、夜が全然違うのかな……」


 その様子を恨めしそうに見つめているその他大勢の視線も気にせず、テリーは二人を引き連れて歩いていく。それはまるで見せつけるような行為であり、事実として明らかにテリーは目的地を持たないまま街を無目的に歩き回っているようだった。


『なるほど。ジョンさんやトロイさん、カーティスさんの言う通り、雑魚どもに牝を見せびらかすのは気分がいいナ』

「ひぎゅぅ❤ んぐぅっ❤ ふぅぅ……あぁっ❤」

「おぉぉっ❤ ほぉぉ、ふぅぅ、ひぎぃぃっ❤」


 いや、無目的というよりも二人を見せびらかすことこそが目的なのだろう。羞恥プレイの一種だ。事実、カイニスとモードレッドは自身の感じている顔を雑魚雄に見られることを嫌がっているようで、必死に喘ぎ声を堪えているものの、それでも途中途中で堪えきれなくなってアクメをキメてぷるぷるとデカ尻とぶっとい太ももを震わせ、テリーにもたれかかりながら必死に歩いている。


『Yes……こりゃたまらんネ。よし、二人共、こっちにこいッ!』

「へぅっ、ひゃぁぁっ❤ な、なんでズボンを脱がしてっ❤」

「えっ、な、なんで路地裏に、きゃぁっ❤」


 その様子が可愛らしくて仕方なく、テリーは強引に路地裏へと二人を連れ込んだ。

 そして、カイニスとモードレッドの両方に壁に手をつかせて、強引にそのズボンを脱がしていく。

 ぷるんと露出される、二人のデカ尻。その下にあるオマンコからはいやらしい愛液がダラダラと流れ落ちていた。


『よし、準備万端だナ。一発抜いてからイクとするゾ!』

「な、なにをぉぉぉぉっぉっ❤」


 みぢぃぃ……ずぶっ! ずぶずぶずぶぅぅぅっ!


 その剥き出しになったカイニスのオマンコへと、テリーは自身のBig Black Cockを挿入していく。テリーと出会うまではみっちりと閉じていたキツキツオマンコのカイニスだが、しかし、この一日ですっかりと開発をサれてしまった。トロトロに蕩けたオマンコはテリーの巨根ペニスを容易く受け入れ、一気に根本まで突き入れてくるレイプ挿入でも柔らかく包み込んで、ペニス自身が蕩けるような快感を与えてくれる。


『Good! 雑魚雄どもの視線で発情したナ、カイニス! 最高に具合のいいマンコに仕上がってるゾ!』

「ひぎぃぃっ❤ おぉっ❤ そ、外で、外で犯されてるぅぅっ❤ だめっ❤ このチンポには勝てないから、雑魚すぎるアクメ顔を晒しちまうのに、そ、その顔が他のやつらにも見られちまう❤ おぉっ❤ ゆるして、ゆるして御主人様❤ 雑魚雄に、オレのアクメ顔が見られちまうから、あ、青姦レイプは許してくれよぉぉ❤」

『なにが許してくれ、ダ! お前のマンコは嬉しそうに俺のPenisに吸い付いてきてるゾ!』


 カイニスの柔らかな膣襞をさらに引き伸ばすようにテリーのペニスがピストン運動で犯していく。ずるずる、にゅぷにゅぷ、という卑猥な音を響かせていることもあり、その異変に気づいた男が覗き見に来てもなにもおかしくない状況だった。


「いぎぃっぃ❤ だって、無理っ❤ 無理だからぁ❤ チンポには絶対に勝てないから❤ どんな場所でも、御主人様に犯されたら、幸せな気持ちになっちまうんだよぉっ❤」

『ふむ、なら幸せを独り占めにするのは良くないナ! おらっ! 次はお前ダ、モードレッド!』


 快感に喘ぐカイニスを見下ろしつつ、その横で羨ましそうに二人のレイプセックスを見ていたモードレッドへとテリーは標的を変えていく。カイニスの具合のいい名器マンコからBig Black Cockを引き抜いていき、隣で待ちわびるようにヒクヒクと蠢いていたモードレッドの騎士マンコへと挿入していった。


「おっほぉぉっっぉ❤ きた、きたぁぁっ❤ 御主人様の最強チンポが、オレのマンコを犯してる❤ おぉっ❤ さ、逆らえねえ❤ このチンポにだけは、叛逆なんてできねえ❤ このチンポに従ってることが一番の幸福だって、牝の本能が訴えかけてくるから、ぜ、絶対にっ❤ 叛逆できないんだぁ❤」


 テリーの熱く硬いペニスが強引にモードレッドのオマンコを掘り進んでいき、膣襞の一つ一つが蹂躙されるように刺激されていく。そこから生じる快感は、モードレッドの根幹さえも揺るがすほどの衝撃をもたらしていた。敬愛するアーサー王にさえ自身を受け入れなかったことから刃を突き立ててしまう、モードレッドに刻まれてしまった激しい衝動。

 その衝動を、ペニスは受け入れてくれる。


 お前はオレのオナホだ。

 それ以上でも以下でもない。

 だが、オナホとして徹底的にかわいがってやる。


 そう言わんばかりに、テリーのペニスがモードレッドを蹂躙していく。

 その凄まじい支配力こそが、モードレッドにとっては何よりもの幸福を与えてくれるのであった。


『カイニスのほうが柔らかいが、モードレッドの方がキツさは上だナ。味比べも悪くナイぜ』


 そんなモードレッドの歓喜などテリーは知るよしもなく、ただ面白そうに二人のオマンコの違いを比べていた。

 だが、それでいいとカイニスとモードレッドは思う。自分たちのような英霊を、ただオナホとしか見ない圧倒的な雄としての優秀さこそが、二人の心を魅了しているのだから。


「イグゥぅぅっ❤ イグイグっ❤ た、太陽の下でアクメキメる❤ 最低の青姦アクメでイクぅぅっっ❤ イッグぅぅっぅ❤」


 モードレッドがイクとペニスを引き抜いて、ぱっくりと開いてテリーを待ちわびているカイニスのオマンコへと再び挿入していく。


「おぉっぉぉ❤ やっぱり違うぅっっ❤ 戻ってきたチンポ、強すぎるっ❤ あ、あの雑魚雄なんかとは比べ物にならねえ❤ 御主人様は強すぎる、オレの御主人様、オレの運命っ❤ ありがとう、ありがとうございますっ❤ オレは──カイニスは、正真正銘、牝なんだって教えてくれて、本当にっ❤ ありがとうございますっ❤」


 再度戻ってきたペニスをカイニスのオマンコは柔らかく、しかし、みっちりと絡みついてくる。引き締まりつつも柔らかいマンコ肉を味わいながら、テリーは腰を激しく動かしていく。


『いいゾ、いいゾ! このペニスが股間から引き抜かれそうな強烈な締め付け! 本当にお前らは俺好みのオマンコ女だヨ!』

「ひぐぅぅぅ❤ オマンコの襞が刺激される度に気持ちよくなって、ほごぉぉっぉ❤ ペニスで犯されるたびにイッちゃうぅぅっ❤」


 ビクビクと激しく痙攣していくカイニス。その姿はあまりにもエロすぎて、テリーも我慢の限界が近づいてきていた。チラリ、とモードレッドへと視線を向ける。


「んほぉぉぉぉっ❤ おぉぉっ❤ イグゥぅっ❤ 御主人様のペニスでイクぅぅっっ❤」

『最後はモードレッド、お前ダ! たっぷりと休んだんだから、Spermぐらいは受け止めてみセロ!』


 カイニスはテリーよりも先に果ててしまった。しかし、代わりにモードレッドが居る。テリーはカイニスのオマンコからペニスを引き抜き、勢いよく奥まで挿入していった。


『くぅぅ! 射精る、射精すゾッ!』

「んひぃぃぃぃぃっっっぃ❤ イグゥっ❤ おぉぉっ、んほぉぉっっぉ❤ イグイグっ❤ お、オマンコにペニスを突っ込まれただけで、おぉっっ❤ ん゛ぉ゛ぉ゛っ゛っぉ゛ぉ゛っ゛ぉぉ゛❤」


 びゅぐびゅるぅうぅっっ! びゅうるっ! びゅるるっ! どぶびゅうるるるぅぅぅぅっぅ!


 テリーの硬く張り詰めていたペニスから勢いよく精液がモードレッドの子宮へと目掛けて飛び出していく。モードレッドはその射精を受けて、普段の家畜のようなみっともない喘ぎ声よりもさらに低く響く声をあげて、膣内射精アクメをキメてしまう。


『ふぅぅ~……良い締め付けだゾ、モードレッド』


 ザーメンを搾り取られるような強烈な締め付けだった。それこそ雑魚雄の藤丸立香であったら快感よりも苦痛の声を漏らしてしまいそうなほどの締め付けなのだが、最強の雄であるテリーにとってはちょうどいい締め付けなのである。

 余裕を持ってアクメ痙攣をしているモードレッドのデカ尻に大きな手を添えてオマンコの中からペニスを引き抜いていく。


『オラッ、いつまでも寝てるナ! そろそろ約束の時間だゾ! 俺はあの人達を待たせるわけにはいかないんだヨ!』


 バシィィィンッ、バシィィィッン!


「ひぎいぃっぃぃぃっ❤」

「ぶぎぃぃっぃっぃっ❤」


 強烈なアクメをキメてしまったために失神寸前であったカイニスとモードレッドのデカ尻へと、テリーはその大きな手を振り下ろして平手打ちを決める。二人は豚のような野太い叫び声をあげて、ビィィンと体を伸ばして、壁に手をついてもたれかかっていた姿勢から背筋を伸ばして立ち上がった。

 奴隷に相応しい反応である。


『いい反応ダ。お前らは俺の奴隷だってことを忘れるんじゃないゾ』

「ひゃ、ひゃいぃぃ……❤」

「ほ、褒めていただき、ありがとうございましゅぅっ……❤」


 カイニスとモードレッドは蕩けきった顔のまま答える。そして、そのアクメ顔のままぼんやりとした意識で街を歩かされていくのだ。

 行き先は、黒人たちのコミュニティハウス。

 そこには、カイニスとモードレッドの二人だけでなく、黒人崇拝特異点の影響で性奴隷へと堕ちた女たちが待つ魔窟であった。



「なっ……ど、どういう、ことだよ……」

「嘘、だろ……」


 そのビーチハウスの中では淫靡な狂宴が起こっていた。

 雄と牝の濃厚な精臭と媚薬効果のあるアロマが充満した、人の理性を溶かすためだけに存在するような空間である。しかも、そこに入り込んだ男と女がセックスを行うことで嬌声が響き渡っており、防音設備が完備されているとは言え、それでも外に淫らな声が漏れ出るのではと思うような音量がビーチハウスの中に満ちていた。

 それだけならば、カイニスも動揺をした声を漏らすことはなかっただろう。

 問題は、その狂宴の中で理性を吹き飛ばして本能を全開にした淫らに黒人男性と睦み合っている女の中に、カイニスとモードレッドもよく知る人物が複数人存在していたからだ。


「頼光に、虞美人……それに、アルトリアまで……?」

「どうですかっ❤ 気持ちいいですかっ❤ どうぞ、この牛女のどうしようもないデカ乳を味わってくださいませ❤ あぁっ❤ 私の無様に肥え太った爆乳でも隠しきれない、黒人男性様の素敵なデカチンポ……❤ ちゅぅっ❤ この頼光に女としての幸せを教えてくださったご恩は、この体でお返しさせていただきます、ジョン様❤」

「ふぅぅっ❤ こ、これでどうですかぁ❤ ポールダンスっ❤ カーティス様に教えていただいた素敵なダンスっ❤ こうやって脚をぱっくりとひらいてぇ……ムチムチの脚を見せつけながら体を起こし、ぶるんと爆乳を揺らすっ❤ んぉおっっ❤ おぉっ❤ 堕ちるっ❤ 堕ちてしまいますっ❤ こ、このままセックスをされたら、虞は、ポ、ポールから堕ちて、ふぎゅぅぅっ❤」

「おごぉぉっ❤ トロイ様っ❤ トロイ様ぁんっ❤ どうぞ、このアルトリアのオマンコを犯してくださいっ❤ もっともっと、この淫らなデカ乳を揉みしだいて、はしたないデカ尻へと腰を打ち付け、私のオマンコを貴方様の形に書き換えてくださいませぇぇっ❤」


 そこに居たのは、カルデアの仲間であったはずの三人の女英霊だった。


 一人は源頼光。

 平安時代の源氏の棟梁であり稀代の神秘殺し。鬼すら泣いて怯える恐ろしき女傑は、しかし、黒人男性の足元に跪き、豊乳化したカイニスやモードレッドよりもさらに一回りは大きいその爆乳を使ってパイズリ奉仕を行っていた。


 一人は虞美人。

 楚漢戦争に名を残した覇王項羽の寵愛を得た愛人として知られているその女性は、真祖の吸血鬼にも等しい地球の触覚である純粋なる精霊だ。多くの時を生きてきた浮世離れをした美しき佳人は、今では一人の黒人男性の前でポールダンスを行ってフリフリと尻を振って誘い、そのままオマンコにペニスを挿入されて、あまりの快感にポールを握っていた手から力が失われて惨めに地面に堕ちてしまっていた。


 一人は、アルトリア・ペンドラゴン。

 世界的に有名なアーサー王伝説、まさにその伝説で記されるアーサー王その人であるアルトリアの、聖剣ではなく聖槍を携えて召喚された姿である。グランドサーヴァントの資格すら有するであろう、トップサーヴァントと呼ぶに相応しい騎士王は、腕と胸の筋肉は凄いもののお腹がぽっこりと膨らんだデブのボディービルダーのような体型の黒人男性へと媚びるように熱い視線を向けながら犯されていた。


「そ、そんな……父上……」


 中でも、モードレッドにとってはアルトリアの性奴隷としての姿はあまりにも衝撃的であった。

 敬愛し、だからこそ自分を認めなかったことを憎んだ、愛憎入り交じった感情を向ける騎士王。その彼女が、ただの娼婦のように黒人男性に媚びているのである。モードレッドとしては、そう簡単に受け入れられるものではない。


「モードレッド……」


 カイニスもまた、モードレッドの感情を把握しているからこそなんと声をかければいいのかわからなかった。慰めるべきか、いっそアルトリアを罵って前を向かせるべきか。どうすべきかと迷っているカイニスだったが、そのままモードレッドとともに顎を掴まれてしまった。


『オラッ、唇よこセ!』

「んちゅぅぅっ❤ ちゅぅっ❤ じゅるるうぅっ❤ ちゅぅっぅっ~~❤」

「ちゅぅぅっっ❤ ちゅぱっ❤ ちゅぅぅっ❤ じゅるちゅぅぅぅぅっ❤」


 このむせ返りそうになるほどセックスの雰囲気で満たされたビーチハウスの中で、二人は顎を掴まれて自身の御主人様であるテリーとディープキスをさせられることとなる。

 それは一人ずつキスを行うなどというものではなく、カイニスとモードレッドもまた唇と唇を重ねて舌を伸ばす、三人で行う濃厚なディープキスである。


「じゅるるうっ❤ ちゅぅっ❤ ちゅぱっ❤ あっ、うまいっ❤ 御主人様の唾液、すげえ美味いっ❤ んじゅるるぅ❤ モードレッドのすっぱい唾液もアクセントになって❤ うぅっ❤ は、ハーレムディープキス、たまんねえ❤」

「れろれろぉぉっ❤ じゅるるぅっ、ちゅぅぅっ❤ ご、御主人様のベロだけじゃなくてカイニスのベロとも絡まって、な、なんだこれぇ❤ やばい、やばいやばいっ❤ 脳みそが蕩ける❤ 脳みそが直接舐められてるみたいに、ドロドロに溶けちまうぅ❤」


 テリー単体とのディープキスとはまた異なる、カイニス/モードレッドという異物が存在するからこその卑猥なキスに二人は溺れていく。モードレッドの蕩けた瞳を見れば、先程までの動揺が消え去っていることは明らかなほどだ。


『ぷはっ……どうダ? 落ち着いたカ、モードレッド?』

「んちゅぅぅ……❤ ふぅ、あ、ああ……サンキュー、御主人様❤」


 キスを終えて、テリーはまるでハリウッドスターのようなワイルドな整った顔立ちをモードレッドへと近づけながら尋ねると、モードレッドは頬を染めたままゆっくりと答える。ギュッとテリーの衣服を掴んでいるその姿から、モードレッドがどれだけテリーを愛して依存さえしているのかがわかるほどだ。


(やっぱり御主人様はすげえ❤ キスひとつでモードレッドの心を落ち着かせやがった❤ くそっ❤ くそくそぉっ❤ 御主人様、かっこよすぎんだろぉっ❤)


 カイニスはそんなモードレッドの様子を見て、テリーへの愛情をさらに深めていく。もはや、かつて恋慕に近い感情を抱いていたはずの藤丸立香を思い出すことなどないほどの魅了されっぷりであった。

 そんなテリーたちに、腹がぽっこりと出つつも筋肉質な腕と脚を持ったにこやかな人好きのする笑みを浮かべ、アルトリア・ペンドラゴンを貶めた黒人男性──トロイが近づいてきた。


『Oh! Terry , それがキミのSex Slaveかナ?』

『Uncle Troy! ああ、俺もトロイ叔父さんみたいな良い女をやっと見つけてネ! Pussyの方も最高で、やっとこのビーチハウスに来ることが出来たヨ』


 実はこのトロイ、テリーの父方の叔父である。昔からテリーのことをかわいがっており、テリーもまたこの自由な気質の叔父に懐いており、この由比ヶ浜でも頻繁に交流を重ねていたのだ。


「おや、モードレッド卿ではありませんか。ふふ、どうやら貴公も黒人男性様の御主人様と巡り会えたようですね。めでたいことです」

「ち、父上……えっと、父上の御主人様が、あのおっさんなのか?」


 そのトロイの性奴隷こそが、モードレッドが父であり王であると崇めていたアルトリア・ペンドラゴンその人であった。モードレッドにとってアルトリアは神聖視と言ってもいいほどに崇めていた絶対の存在だ。黒人男性のたくましさを自身の体で思い知ってもなお、アルトリアが誰かに服従する姿というものを想像できなかったのである。

 だから、それ故に『失言』をしてしまった。


「…………モードレッド卿、貴公の口が悪いことは承知していますが、トロイ様こそが我が剣と槍、そしてオマンコを捧げた唯一無二の主。貴公もそちらの美男子に無礼な口を向けられれば怒りを覚えるでしょう。それは私も同じです、口を慎みなさい」

「も、申し訳ありませんっ、父上!」


 『闘気』とでも呼ぶような、凄まじい威圧感がアルトリアから湧き出る。それほどに、モードレッドの言葉は無礼なものであった。アルトリアがチンポによって屈服してしまい、我が主と崇める存在を『おっさん』などとモードレッドは呼んでしまったのである。

 すぐさま、その無礼に気付いてモードレッドは片膝を突いて非礼を詫びる。

 そんな二人の様子に、和やかに会話をしていたトロイとテリーも気付いたようだ。


『Oh? モードレッドはトロイ叔父さんの奴隷と知り合いなのか?』

「は、はいっ、御主人様❤ 父上はオレにとっての主のようなもので、あ、も、もちろん今は御主人様一筋ですのでかつての主という意味ですが、その、なんというか……」

『アルトリア、テリーの奴隷を知ってるのかい?』

「我々の間には色々とありましたが……そうですね、今は『仲間』ですよ。カイニスもモードレッドも、我々は『志』を同じくする仲間……そうですね、モードレッド、カイニス」

「父上……! そ、そうですっ! オレたちは仲間です!」


 テリーとトロイの問いかけに、モードレッドはどう答えたものかとあたふたとしていたが、そこをアルトリアが穏やかな顔で『仲間』だと応える。

 その瞬間、モードレッドは嬉しそうに顔を破顔させた。様々な出来事を経て、モードレッドは己の中の感情を完結させ、アルトリアとの和解を望んでいた。しかし、生前の出来事や特異点での出来事もあって二人は付かず離れずの、不干渉を前提にした関係のまま進めずにいたのである。

 そこに、アルトリアから伸ばされた手だ。それをモードレッドは悦んで受け取ったのである。例え、告示崇拝特異点というおぞましい特異点が引き起こした洗脳の結果だとしても、それはモードレッドにとっては悲願とも呼べるものであった。

 カイニスは『カルデアのヤンキーコンビ』として親しくしていたからこそ、モードレッドのその悦びを共有できる。嬉しそうに顔を緩めて、モードレッドの肩を叩いて悦びを共有するのだった。


「へへ、そうだな。オレたちは黒人男性様の性奴隷って意味では同じ仲間さ」

『それは素敵な関係だネ! なら……どうだい、テリー。彼女たち二人を、お互いにアクメ顔を見せつけるセックスをさせてあげようじゃないカ!』

『Nice idea! さすがはベン叔父さんだネ! となれバ……ほら、モードレッド! そのままおじさんの性奴隷と手を繋ぐンダ!』

「きゃぁっ❤」


 そんな様子を見ていた二人の黒人男性は、お互いに自身の性奴隷たちの背後に回る。そして、その逞しいBig Black Cockを露出する。

 長さではテリーのほうが上だが、太さではトロイの方が上。共通しているのは、どちらも藤丸立香のチンポとは比べ物にならないほどのデカチンだということだ。


 にゅぷっ! ずぶずぶずぶぅぅっっ……ずぶぅぅっ!


「おほぉぉっっぉぉぉっっ❤」

「んひぃぃっぃっっっぃっ❤」


 モードレッドのオマンコにテリーのペニスが、アルトリアのオマンコにトロイのペニスが、立ちバックの体位で挿入されていく。二人は途端に顔を緩めて、無様なアクメ顔を晒してしまう。黒人男性の性奴隷となってしまった円卓の騎士たちは、もはや挿入と同時に軽いアクメをキメてしまうような変態女へと変貌してしまっているのだ。


「ほぉおっ❤ おぉっ❤ んひぃぃっ❤ ち、父上っ❤ す、すごいエロい顔っ❤ ぉぉっ❤ 駄目だっ、ち、父上のエロ顔がこんな距離にあったら❤ あぁっ❤ 気持ちいい、感じちゃう❤ 父上のエロ姿をオカズにして、いつもより気持ちよくなっちまうぅっ❤」

「な、なんて顔をしているのですかっ❤ モードレッド卿っ❤ き、貴公がこんな顔をするなんて、い、いやっ❤ 貴公は姉上が私の因子で作り上げた、いわばクローンっ❤ つ、つまり、私は今、こ、こんなエロくて無様な顔をしているというのですかっ❤」


 バンッ、バンッ、バンッ!


 激しく後ろから犯されるモードレッドとアルトリアは、お互いの顔を至近距離で見つめ合いながらぎゅぅっと手と手を握り合う。

 二人の関係性は複雑だ。そもそもとして、モードレッドの存在自体が、妖妃モルガンによるアルトリアへの悪意ある嫌がらせですらあるのだから。

 そのため、モードレッドの顔はアルトリアと同一。その顔が蕩けたエロ顔になると、アルトリアは自分もまたそんなエロい顔をしているのだと認識してしまう。

 それは鏡で見せつけられるのとはまた異なる、圧倒的なリアルさがあった。

 その熱い吐息、火照る頬、涙で潤む瞳、流れ出る汗、鏡では感じ取れない熱というものを嫌でも感じ取ってしまうのである。


『どうだい、テリー。この由比ヶ浜には格別な女がいるだロウ?』

『そうだね、トロイ叔父さん! こんな最高の牝、いくら俺でも味わったことがなかったよ!』


 そっくりな顔をした、それでいてどこか雰囲気の異なる美女をそれぞれ犯しているテリーとトロイもまた興奮がどんどんと増していく。腰を動かすたびにオナホ穴が締め付けられ、その快感を共有しながら二人はにこやかに会話を続けていった。


「おぉっ❤ んぎぃぃっ❤ ふぅぅっ❤ ぅぅっ❤ オ、オチンポ、気持ち良すぎるぅっ❤ これぇ❤ このオチンポ様に出会えて、お、オレ、本当に幸せだ❤ 父上も、父上も幸せかなっ❤ オレみたいに性奴隷になって、幸せなのかなっ❤」

「もちろんです、モードレッド卿❤ ああっ、そうです❤ 女はすべて黒人男性様にお仕えするべきなのです❤ 私も最初はトロイ様だけが特別なのだと思っていましたが……そうではありませんっ❤」


 そんな二人に犯されながら、モードレッドとアルトリアもまた気分が高まっていく。特に、この由比ヶ浜特異点で一番最初に性奴隷となった英霊であるアルトリアは、自身の臣下であり、自身に叛逆した騎士であるモードレッドでさえも性奴隷として無様に喘いでいる姿を見て、どんどんと気持ちが昂ぶっていくのだった。


「虞美人もっ❤ 頼光もっ❤ すべて、すべてすべてぇ❤ 様々な黒人男性様に服従を誓いました❤

 それは決して腕っぷしによる無理矢理の忠誠でありません❤ この逞しいペニスで犯されて、女として満たされて、自身は牝だと認識することで、本当の幸せを知るっ❤ 黒人男性様こそがそれを行える❤ 私にとっての主はトロイ様だけですがっ❤ 多くの女性がそれぞれの黒人男性様にお仕えできるっ❤ それに相応しい器を黒人男性様という種そのものが持っているのです❤

 女はっ、どんどん黒人男性様の性奴隷となるべきなのです❤ そう、姉上であるモルガンもっ❤ 全てのカルデアのサーヴァントがっ❤ ふふ、どうですかモードレッド、カイニス❤ 貴方たちと合わない、生真面目なあの聖女──マルタが、このようになると思ったら❤」

「っっぅっっぅっっぅ❤❤❤❤❤」

「それは……やべえなぁ……❤」

 

 アルトリアが漏らした言葉、それは黒人男性全体を持ち上げる言葉であった。

 自分たちの主であるテリーやトロイだけでなく、源頼光を性奴隷にしたジョンや、虞美人を性奴隷にしたカーティスのように、黒人男性によって幸せになるべき女性が多く居るのだと、熱に浮かれたように弁舌を打つのである。

 その弁舌に、モードレッドは歓喜で震えた。テリーに抱きついてその濃厚なセックスを眺めていたカイニスも同様だ。


「あぁっ❤ いいっ❤ いいなぁ、それ❤ 父上、カイニスっ❤ ま、マルタも誘おう❤ マルタだけじゃない、カルデアの女たち全員を誘いたいけど、とにかくマルタは絶対誘おう❤ あの口うるせー女が、神様じゃなくて黒人様を崇めるようになってるの、絶対、絶対エロいっ❤」


 マルタ。

 あの世界で最も有名と言ってもよい宗教において聖女に列席している、偉大なる女傑。

 その聖女に肩書に相応しい立ち振舞いを自身に律し、さらには根も真面目なお姉ちゃん気質であるために、不真面目なカルデアのヤンキーコンビの天敵でもあったあの聖女が、自分たちのように蕩けた顔で黒人男性様に媚びへつらっている姿を想像すると、カイニスとモードレッドはゾクゾクとするような加虐的な快感を覚えてしまった。


『愛液はそっちの女の子のほうが多い体質なのカナ? グチュグチュって音が聞こえてくるぐらい、しっかりと愛液を流しているようダネ……そろそろ、決めるカイ?』

『でもオマンコはそっちの方が柔らかいんじゃないカナ? 腰回りの肉付きもモードレッドより良さそうダシ、ふふふ、お互いに良い拾い物をしたものダネ。せっかくだし、一緒にイクよ、叔父さん!』

「んひぃいぃっぃっ❤ あ、熱いのがくるぜっ❤ 御主人様のオチンポ様が震えて、ぉぉっっ❤ しゃ、射精しそうになってるっ❤ くそっ❤ 受精できるかもって、勘違い卵子が暴れ回ってやがるぅっ❤」

「おぉぉっ❤ 熱々ザーメンで絶対に孕んで、みせる❤ と、トロイ様ぁ❤ どうぞ、アルトリアの胎に精液を注ぎ込んでくださいませぇぇ❤」


 そんな二人に興奮を覚えたのか、テリーとトロイも限界を迎えていたようだった。

 パンパンと腰の動きが早まっていき、グイグイと子宮口へと目掛けてペニスを押し付けていく。そのペニスは子宮口をこじ開けんばかりに子宮を圧迫させていき、その強烈な刺激にモードレッドとアルトリアも強烈な喘ぎ声をあげていく。アクメ寸前の二人のオマンコは勢いよく収縮して、二人の黒人チンポを気持ちよく圧迫していった。

 その強烈な圧迫感に誘われるように、黒人のペニスから濃厚なザーメンが一気にオマンコの一番奥へと叩き込んでいく。


『くぅぅっ、射精すゾ!』

『全部、受け止めロっ!』


 どびゅるるるうぅぅっっ! びゅるるっ! びゅっ! どぶびゅうぅっぅぅぅ!

 びゅるるっ! ぶびゅ! ぶびゅぴゅぅぅっぅっぅ! びゅるるぅ! どっぴゅうぅぅぅ!


「ふぉぉっぉっぉぉぉぉ❤ おぉっっ❤ おっほぉぉぉぉ~~~~っ❤」

「あへぇぇぇぇっっぇぇ❤ あへぇっ❤ あぁ、んひぃいっっ❤ あへぇぇっ❤」


 テリーとトロイの射精は奇しくも同時に行われ、さらに、モードレッドとアルトリアの二人はまるで元から一つの体であったように大きく体を痙攣させて、ガチアクメをキメた。

 そのシンクロアクメに合わせてオマンコが強烈に締まり、二人の黒人ペニスの根本から締め上げてザーメンを搾り取っていく。


「イグッ❤ イグイグぅぅっ❤ オマンコ、イグゥぅっ❤」

「グるッ❤ ガチアクメ、くるぅぅっ❤ し、子宮が熱い❤ 体の内側から燃えるぅぅっ❤」

『くぉおっっ……! こ、これハ……! アルトリアの中でも、一番締まっているんじゃないのかナ……!』

『モードレッドも、ダっ……! 俺好みの強烈な締め付け……!』


 ピクピクと痙攣をする二人からペニスを引き抜き、一息をつくテリーとトロイ。


「御主人様、カイニスがお掃除フェラをさせてもらうぜ……んちゅぅぅっ❤」

『おお、二人いると便利だねぇ。おじさんも、そろそろもう一匹、女の子を堕としたいナァ。とりあえず今は……アルトリア、髪を使わせてもらうヨ』


 カイニスはすぐさまに射精したばかりのテリーのチンポに唇を吸い付き、熱烈なお掃除フェラを開始する。それをトロイは羨ましそうに眺めて、もう一人性奴隷を持つのも悪くはないななんて背徳的な言葉を口にしながら、アルトリアの美しい金髪を掴むとそのシルクのような髪でチンポを拭き取っていった。


「あ、あへぇぇ……❤」

「おほぉぉっぉ……❤」


 地面に倒れ込んだモードレッドとアルトリアの顔に浮かぶものはこれ以上ないほどに幸福に満ちたものであった。

 倒れた二人の手と手が繋がり合う。

 黒人男性に犯されて性奴隷になることで、本来ならば相容れることがなかったはずの二人が、結ばれることが出来たのである──。





 藤丸立香は、数日ぶりにカイニスとモードレッドと再会をしていた。

 立香の顔は暗い。

 この特異点が発生してすでに十日は経ったはずだが、未だに解決までの道筋が見えないためである。

 そんな中でヘラヘラと遊んでいる二人に、さすがの穏やかな立香であっても怒りが湧き上がってきた。


「それで、カイニスとモーさんは今まで何してたの?」

「あぁん? なんでマスターにそんなことまで言わなきゃいけないんだよ」

「チョーサに決まってるだろ、チョーサに。疑ってんのか?」


 そんなわけがない。

 この特異点の影響なのだろう、ムチムチとした肉付きになった二人に思わず鼻の下が伸びてしまうが、それでも遊びに遊んでいるであろう気分屋の二人にはガツンと言わなければいけない。

 あんな、『黒いチョーカー』と『黒のスペードマークにQの白抜きがされたアクセサリー』を嬉しそうに指でイジっているカイニスとモードレッドだ。どう見ても、この由比ヶ浜で遊び回ってお気に入りのアクセサリーを見つけてつけているということに他ならない。


「そのアクセサリー、なんなの?」

「おっ、これか! これはな、『Queens of Spade』って言うアクセサリーでさぁ。ぷっ……まあ、女の間で流行ってんだよ。おら、オレとモードレッドは左胸にもタトゥーを入れてるだろ♪」

「マスターみたいな男にゃ必要のねえもんだよ♪ こいつはオレやカイニス、父上みたいないい女がつけねえとな♪」


 おや、と立香は思った。

 カイニスとモードレッド、彼女たちは自分たちのことを女として扱われることを何よりも嫌うというのに、今、二人の口から自分たちが女であることを肯定するような言葉が飛び出たからである。

 強烈な違和感だが、それでもなかなか前に進まない特異点の解決への焦りが、その違和感を流させてしまう。今はカイニスとモードレッドという戦力をまともに働かせることが先決である。


「二人も働いてもらえないと困るんだから……お願いします、『マルタ』さん!」

「ええ。もちろんです、マスター!」


 そこで立香は、カイニスとモードレッドの天敵である『マルタ』に協力を要請したのだ。

 マルタと二人の相性は悪い、とにかく真面目で世話焼きのマルタから逃げ続けるぐらいならば、渋々ではあるがまともに仕事をするようになるはずと、立香は考えたのである。

 だが、立香は考えなかった。


「……へぇ❤」

「使えるじゃん、マスターもよ❤」



 ──それは、次の生贄を捧げる行為となんの変わりもないということに。


(続)

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Cosmo

あれは最高だった! マーサの出番を心待ちにしているよ!