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レズなアジアンビューティーな外国人女性に堕とされる身長147センチの華奢な大和撫子のお話になります。Skebの依頼で書かせていただいた作品をFANBOXでも全体公開させていただきます。 https://skeb.jp/@7WJp_Ebou/works/5 ─────────────────────────────────────────────   今、日本では『囲碁』が大変な注目を浴びていた。とある一人の女性棋士がかつてないほどの快進撃を見せているためだ。  将棋ほど男性棋士と女流棋士の違いが大きくない囲碁では、女性棋士であっても同じように戦っている。そのため女性棋士はさほど珍しい存在ではないが、それでも彼女ほど活躍をしている女性棋士となると非常に珍しいということで、普段は囲碁にも興味のない層からも注目をされているのだ。  その女性棋士の名前は、藤浪紗耶(フジナミ・サヤ)。年齢は十八歳。  千葉にある歴史の深い神社の一人娘であり、幼い頃から囲碁を愛し、泣きじゃくった時にも幼児向けの玩具や人形ではなく囲碁の碁石を持たせれば泣き止んだというエピソードを持つ、根っからの囲碁少女だった。  そんな紗耶は十五歳の頃、三年前に中学卒業と同時にプロ棋士としてデビューをすることとなった。  これにはテレビはもちろんのこと普段は囲碁の話題など取り上げない女性向け週刊誌などもこぞって話題にあげていった。  147センチという同年齢の女性と比較しても小柄すぎる体を上品な着物に身を包んだ紗耶の姿をマスメディアで見ない日はないというほどに露出が増え、紗耶の存在を知ったことで囲碁を楽しむようになったという人も多く存在する。  それほどに紗耶は美しい少女だったのだ。  大和撫子という言葉がそのまま形になったような、そんなニコニコとしたお淑やかな顔立ちが、囲碁盤の前ではまるで侍のような鋭い表情へと変わる。そのギャップに何人もの囲碁ファンが、いや、日本人が心を射抜かれてしまった。  囲碁界においてはもはやそれだけで十分な仕事をしたと言えるが、紗耶はそれだけに留まらず、プロ棋士という魑魅魍魎が跋扈する恐ろしい舞台でも立派に戦い続けた。  囲碁ファンが『いつか紗耶がタイトルの一角を崩すだろう』というようなことを言っても、それは単なる妄言だと一笑に付されることはない。むしろ、説得力のある言葉だとみなされるほど周囲から頷かれることは間違いない。  それは紗耶が囲碁盤の前に座る姿を見れば、ちょっとでも囲碁を知るものならば誰だってわかることだ。  日本人らしい小柄な体躯に相応しい、日本人らしい凹凸の少ない控えめな体形は上品な和服に似合っている。碁石を握る白く細やかな指に続く、囲碁という狭い盤の中で戦うにはあまりにも頼りない小さな手と、着物越しでもはっきりとわかる狭い背中。ともすれば、囲碁の達人同士の対局という激しい頭脳戦で倒れてしまうのではと思うほどの頼りなさである。  しかし、そんな小さな体で実際に棋士として多くのプロと互角に、いや、互角以上に渡り合うのだから見応えがある。それでいて、対局中に食べる、紗耶の小さな顔ほどはありそうな大好物の大きなどら焼きを頬張る姿はなんとも愛らしい。  そのような話題性と実力と、ギャップのような姿を普段に提供することもあって、恐らく今、日本で一番有名な女性と言えるだろう。 「……っ」  そんな紗耶は今、海を渡って隣国に訪れていた。  歴史的に様々な問題を抱えてきているものの、現在は表面上の友好国である両国の親交を深めるための、エキシビションマッチのような対局が作られたのである。  お隣の国でも囲碁というものは大変な人気を誇っており、プロ棋士のレベルが高いことだってよく知られていた。  紗耶はお隣の国に対して思うところがないわけがない。右寄りの政治思想がある実家の関係で、お隣の国の悪しきところを聞かされていたためか、あまり良い感情は抱いていないのである。  それでも囲碁盤の上でならば関係ないと訪れたこの対局。  紗耶は、トレードマークとも言える上品な和服に身に纏って、大好きなどら焼きも食べ終わって、その鋭い表情をさらに鋭くして目を皿のようにして囲碁盤を覗き込んでいる。  考えて、考えて、考えて。  紗耶には珍しい、迷うような手付きでそっと碁石をパチンと置いていく。 「……」 「ッ!」  すると、相手は紗耶と対称的に迷うことなく碁石を間髪なく動かした。  もちろん実際にそんなことはないのだが、追い込まれていた紗耶は自身が一手を打ったと同時に相手も動かしたと感じてしまうような素早さであった。  それでもなんとか手を進めていき、ついには終了となった。  碁番の上で整地がされていき、勝負の結果が出た囲碁盤を睨む。  紗耶は囲碁盤を必死に睨み、睨み、睨み。  ガクリと肩を落とした。 「……ぅぅ!」  ペコリと、屈辱に体を震わせながらゆっくりと頭を下げた。  そう、屈辱である。  紗耶も未熟な身でおこがましいと思いながらも、それでも日本の女性棋士のトップだという誇りがあった。  その誇りがぐちゃぐちゃに壊されたように感じるような負け方なのである。  いや、負け方自体は悪くはない。  接戦と言っても良い対局だった。  これよりもひどい負け方など、紗耶だって何度もしてきたことがある。  だが、それでもこれは紗耶にとって初めての敗戦なのだ。  敗北を認めて下げた顔、それを上げた瞬間に映る対戦相手の顔を見て、紗耶はその屈辱をより強く感じることとなった。 「ありがとうございました」  颯爽とした笑みを見せる、整った顔立ち。  鋭く細い目つきに、スラリと伸びる高い鼻梁と、小さいが肉厚な唇。それらが奇跡的なバランスで配置された、紗耶の幼さの残る顔立ちとは全く違う大人びた顔立ち。  身長も147センチの紗耶より30センチも高い177センチ。その長い脚は紗耶が考えるのも嫌になるほど高い腰を形作っている。胸とお尻だって同じアジア人とはとても思えないほどの豊満なセクシーなものであり、それでいて腰はキュッとくびれてまるでスーパーモデルのようだった。  そう、対戦相手は女性なのだ。  チョン・ソユンという美女棋士。  お隣の国ではそれは有名な女性棋士であり、なんと紗耶と同じ18歳である。  容姿のタイプは違うが、同い年の美少女棋士の対決ということで両国のメディアはこの対戦に注目していた。日本の独特の美意識をそのまま形にしたかのような幻想的な儚い美貌を持つ紗耶と、棋士なんかをやるよりも、ハリウッドでスーパー女優として活躍している方がよっぽど似合う華やかな美貌を持つソユン。  果たして、どちらの国の美少女棋士が上なのか、と。  タイトルにはつながらないエキシビションとはいえ、ただお互いの国を背負って戦うようなある意味では名誉をかけたこの戦いに、ワールドカップやオリンピックなどの世界戦が大好きなマスコミが注目しないわけがない。  そして、そのいわゆる三番勝負の初戦。  紗耶は敗北した。  惜敗である。  紗耶の星の巡りが悪く、ソユンの星の巡りが良かったとさえ言っても良い。  涼しい顔をしているパンツスーツのソユンではあるが、実際はその背中はびっしりと汗を流していた。  早々に一番を取った頃から、少しだけ安堵がにじみ出た顔立ちで、颯爽とした笑みを貼り付けて紗耶に向けて手を伸ばした。 「いい勝負だったわ、次も頑張りましょう」  敢闘をお互いに称えるための握手である。  紗耶はそれをじっと見つめて、悔しそうにキリッとソユンを睨むように見つめた。  上品で淑やかな紗耶には珍しい表情だった。  そして、その伸ばされた手へと自身の手を伸ばして、ゆっくりと唇を動かす。 「次は、負けません。残りを絶対に勝ってみせます……! 貴女にだけは、私は負けません!」  その様子は、紗耶を知る人間ならば目を見張るような事態だった。  常に闘志は胸の内に潜めて、どのようなときにも淑女らしい笑みを浮かべる紗耶が敵対心をむき出しにしているのだから当然である。  それほどに紗耶にとってこのソユンは特別な存在なのだ。  ライバルというものが、初めて目の前に現れたような気持ちとなって、この人にだけは絶対に負けたくないと、生まれて初めてと言ってもいいほどに強く感じたのだ。  貧弱な握力でギュッとソユンの美しい手を握りながら、強い意志を感じる瞳でソユンの美しい瞳を見つめて、ライバル宣言を行った紗耶の姿を見て、マスコミは大興奮したであろう。  このような関係性というものは、国に関係なく多くの人間の大好物だからだ。 「………………は?」  だが、ソユンにとってはそうではないようだった。  ■ 「……………んんっ?」  その夜のこと。  どうにもならない気怠さを覚えて目を覚ますと、不思議なことに体が動かなかった。  金縛りというのとも違う。  体が硬直したように動かないというよりも、体から筋肉が消え去ったように動かないという表現のほうが正しい。  指先はなんとか動かせるもののそれも緩慢な動きであり、腕や脚などは骨がとんでもない重みを得たように持ち上げることも出来ない。さらには口周辺の動きも痺れたように上手く動かすことが出来ず、半開きになった唇でスースーと息をすることが精一杯だった。  それでいて頭は非常に緩慢な、呆けたようにしか反応しない。  そんな巡りの悪い頭でもなんとか『何が起こったのか?』と考えている。 「あら、目覚めたのね?」 「あー……うぅ……?」  すると、涎を垂らしてベッドに寝転がっている紗耶を覗き込むように、眼を見張るような美女の顔が飛び込んできた。  普段ならば様々なことを考えて様々な防御を行う聡明な頭脳も、不思議な感覚に犯されてまともに動かない頭ではその美貌を正面から認識して、その美しさに見惚れてしまう。  美しい。  磨き抜かれた美貌だ。  紗耶も女性であり、さらにはマスメディアへの露出も多いためにそういった美容にも気を配るようにしている。囲碁という知的遊戯を日本に再び広く知らしめるためにも、自分の姿は非常に有用なものだという自覚ぐらいはあった。自分が活躍する度に、ミーハーなマスコミは囃し立てて、大して詳しくもないのにワイドショーや週刊誌で取り上げてくれる。その姿に嫌悪感を抱かなかったと言えば嘘になるが、それでもそれをきっかけに競技人口が増えてくれればと願っていたのである。  そんな風に『お仕事』として美容に気を使っていた紗耶とは、ステージの違う美しさだった。  恐らく、その女性と紗耶を並べて男性にどちらが美しいかと尋ねれば、単なる好みの違いとして互いに票を半分に分け合う形となるだろう。  だが、女性にどちらが美しいかと尋ねれば、恐らく八割は眼の前の女性のほうが美しいと答えるだろう。美容というものに強い興味を抱いており、それを自分自身に施している女性だからこそわかる美しさなのである。  男に媚びる美しさではなく、女としての自分を輝かせる美しさ。自分から望んでその美しさを磨き上げた結果として存在する、紗耶とは別物の美しさだ。  嫉妬することも忘れて、紗耶はぼんやりとその姿を見つめていた。 「紗耶ちゃん、起きたのよね? ほら、これを呑んで」 「……んっ、ごくぅ……んんぅっ……」  そんな美女から口元に添えられた液体を嚥下していく紗耶。  すると、不思議なことに頭がスッキリと、その女性棋士として活躍をしている頭脳が動き始めた。  当然、今の不可思議な状況について強い疑問を抱くことも、目の前の女性が何者なのかも理解できた。  紗耶の慎ましさすらある細く薄い体は一糸まとわぬ姿であり、それがベッドに投げ出されてしまっている。  紗耶の美しさに魅入られてしまった日本人の男性ならば、それこそ大枚をはたいてでも目にしたい光景であった。 「ぅぅ……んんぅ……ソ、ソユン……さん……?」 「ええ、そうよ♥ チョン・ソユン♥ お昼に貴女と対局したあのソユンよ♥」  その女性はソユンであった。  昼に見せつけていた、戦う女という姿のウーマンスーツもよく似合っていたが、今、紗耶の前に立っているセクシーランジェリーだけの姿も非常に似合っている。同性愛の気などないはずの紗耶でさえ思わずどきりと胸を高鳴らせてしまうほどの妖艶さであった。  いや、そんなことは今はどうでもいい。その衣装が似合っているかどうかはどうでもいいのだ。  今大事なことは、なぜソユンが眠っている自分の前にそんな服装で現れたのかということと、何故自分の体を満足に動かせないのかということだ。 「な、なに、を……? なんで、私の部屋に……?」 「あら、忘れたの? 一緒に一杯やりましょうって話をしたんじゃない。それで貴女が眠りこけてしまったからこうして貴女の部屋まで私が運んで────」 「そんなことで誤魔化されると思っているんですか……!」  思い出してきた。  対局が終わり、取材も終わった後に、紗耶はソユンに誘われて食事を行ったのだ。  お酒を進められたものの断り、ノンアルコールのドリンクを飲みながら食事をしていた。そこからの記憶がない。それで自分が寝てしまったなどと思うほど紗耶は間抜けではない。 「お、おかしな薬を飲ませたんですね……!? なぜ、こんなことを……!」  薬を盛られたのだ、筋肉が弛緩する作用を持つ薬だ。  上手く動かない体は間違いなくそんな薬が原因に違いない。  だが、それでもわからない。  ソユンは非常に礼儀正しく、正々堂々とした態度を取る美女であった。  なぜこんな犯罪まがいの、いや、犯罪そのものの行動を取ったというのだろうか。 「なぜ? 決まっているでしょう?」  そんな紗耶の当然の疑問に対して、ソユンは嘲笑った。  その笑みは明らかに紗耶を愚弄して見下すような笑みだったというのに、ソユンの完成された美貌に浮かぶことで驚くほどに淫靡な笑みであった。存在しなかった被虐欲求が生み出されてしまうほどのその笑みを向けられて、紗耶はその薄い胸の下に眠る心臓がドキリと強くハネたことを自覚した。 「貴女がどうしようもなく生意気な女だからよ」 「……は?」 「ふふ、頭が悪いのね」  そんなソユンの口からこぼれ出た言葉の意味が理解できず、紗耶は間抜けな声を漏らすしか出来なかった。ソユンは紗耶のその様子をさらに馬鹿にしたように嘲笑を深くし、白く長い美しい指で紗耶の真っ白な頬を撫でる。  その指先には対局時にはつけられていなかった真っ赤なネイルが目立つ。ツツ、と少しだけ強く頬を爪でなぞられると、その赤いネイルもあってまるで自分の血が流れたような気持ちになった。 「貴女、私よりも弱いくせにあんなに睨んじゃって……本当、生意気。こんな可愛いのに、私にも届くかもしれないぐらい強いのも生意気。日本人っていうのも良くないわ、貴女たち、根本的に傲慢だもの。自分たちは中立な視線を持っていて、アジアと欧米をつなぐ国家だって本気で思っているもの。  そんな可愛らしい日本人が、私を睨みつけるなんて……大人しくしていようと思ったのに、もう我慢なんて出来るわけないじゃない。罪深い日本人に相応しい悪い子よね、あなたって」  その真っ赤なルージュが施された唇から飛び出る言葉は、明確な反日感情であった。歴史的に様々な問題を抱えているお隣の国の間ではこういった思想は珍しくもなく、むしろ、ただ日本人であるだけで嫌っていることは同じでも、その嫌いなところをはっきりと言語化出来ているのだから、ソユンの言葉はまだ柔らかい方だ。  それに、明らかな敵意に満ちた言葉ではあるものの、ソユンの表情に浮かんでいるものは憎悪や敵意ではなくて、愉悦であった。  その瞳に、魅入られてしまう。 「だから……貴女を調教してあげる♥ どちらが上か、どういう態度を取るべきか。老人みたいに謝罪しろなんて言わないわ、もう時代が違うもの。だから……古い時代の栄光にすがっている貴女に、今の時代の価値観というものを教えこんであげる♥」  それがソユンの価値観であった。  かつてあった戦争における問題を重視していない、良くも悪くも終わったことだからだ。  だが、日本と手を取り合うつもりもない。  バブル経済が崩壊した後に、失われた十年が二十年となり、その二十年が三十年となった日本。未だに国際社会では存在感を示しているもの、それでもソユンの価値観では『終わった国家』であった。  つまり憎んでいるのではなく見下しているのである、それがソユンなりの反日感情だ。  そんな日本人が自分に歯向かったのだから、それは躾け直さなければいけないと本気で思っているのである。  元々、サディズムに満ちたソユンはゆっくりと動き始めた。 「な、なにを……んぎゅぅっ、くぅぅ、ちゅぅぅ、んむぅぅっっ♥♥♥♥」 「薄いのに柔らかいわね、貴女の唇……♥ ちゅぅ、れろぉぉっ、じゅるるぅ♥ 涎も甘い、素敵よ♥」  まず、紗耶の唇を奪った。  当然、紗耶にとってはファーストキスである。  いつか対等な愛を育めるような素敵な男性に捧げるものだと当たり前のように考えていた紗耶にとって、自分を見下してくる同性の美女を相手にその唇を許してしまうということは信じがたい事態だった。  なのに、拒絶できない。 「んぐうぅ、むぅぅ、ちゅぅう、ぅぅぅぅ……♥」 「ちゅぅっ、れろぉ、ちゅっ、ちゅっ♥ ちゅぅぅぅぅ……♥」  体に力が入らないという意味ではない、心が嫌がってくれないという意味だ。  むしろ、キスが出来るほどに顔が近づくと、ソユンのハッとするような派手な美貌に目を奪われてしまう。昨今では『顔が良すぎる』というストレートな賛美の言葉があるが、そんな言葉が紗耶の聡明な頭脳をひたすらに広がっていく。男好きのビッチでも同性愛に目覚めさせてしまうようなソユンの洗練された美しさと、卑劣なレイプ犯だというのにそれを忘れさせる巧みなベロテクを前に紗耶の頭はすでにまともな思考ができなくなってしまっていた。 「んぅ、ちゅうぅっぅ……ぷはぁ……はぁ……はぁ……♥」 「あ~、本当に可愛いわっ……♥ このくっそ生意気な日本人女、絶対モノにするから♥」  だが、それはレイプ犯であるソユンも同様であった。  紗耶の幻想的とさえ言える透き通った美貌を至近距離で見つめ続け、さらにはその顔が羞恥と快感で真っ赤に染まっていく様子を目にしてしまうのだ。バイセクシャル(両性愛者)の素質のあるソユンだって性的な興奮が高まってしまう。  ソユンは湧き上がる興奮に身を任せて、紗耶の胸へと手を伸ばす。  邪魔な衣服が存在しない、かろうじて膨らみを感じ取れる胸を撫でるように指を這わしていき、その白い肌の中で目立つ淡い桃色の乳輪と乳首をソユンは舐めしゃぶっていく。 「ちゅぅぅっ、れろっぉ、れろぉぉぉ……♥ ちゅぅぅ、じゅるうっ♥ あぁ……紗耶、貴女の汗ってとっても甘いわ♥ これ、癖になりそう♥」 「んきゅぅぅ、くぅぅ……♥ ふぅぅ、あぁっ、あぁぁんっ♥♥♥」 「ほら、私の胸もその可愛らしい口で感じさせて頂戴……♥」  そうして、体の位置を変えて紗耶の頭部に向かって足の位置を置いたソユンは、紗耶とは対称的に豊かな実りを見せている自身の胸を紗耶の唇へと添える。  未だに残っている睡眠効果のある薬の影響とソユンから与えられる巧みな愛撫によって頭がうまく働かない紗耶は、されるがままといった様子でソユンの93センチの巨乳の頂点の乳首へと吸い付いた。 「んぅ、ちゅぅぅ、ちゅるぅぅ……ちゅっ、ちゅぅぅぅ……♥」 「あんっ♥ ふふ、上手よ♥ ご褒美にもっと気持ちよくしてあげる♥」 「はぁ、ふぅ……ちゅぅぅ、れろぉぉ、ちゅぱぁっ、んぐぅっ♥ あぁぁっ♥♥♥♥♥」  ソユン自身も紗耶の体に夢中になっていた。  紗耶の体は少年かと思うほどに華奢な体躯ではあるがそれでも確かに女性らしい丸みを帯びており、バストサイズは69センチである。その小さくはあっても確かに膨らみを感じる不可思議な胸に吸い付くたびに、絹のような心地の良い感触の肌が唇と舌にまとわりついてくる。さらには、自身の胸の下で紗耶の可愛らしい喘ぎ声が聞こえてきて、ジュクジュクと女性器から愛液がたれ流れつつあった。 「んぐぅぅぅ、きゅぅ、ぅぅぅっ♥」 「イク時はちゃんとイクって言いなさいっ、ほらっ、ほらっ♥」 「ぅぅむぅ、あぁっ♥ イ、イクっ♥ イッちゃうぅぅっ♥♥♥ イクっぅ♥」  ビクビク、と紗耶の体が震えだす。性的な快感が強まってアクメに達したのだ。  それを感じ取って、ソユンもまたゾクゾクと震えるほどの快感を覚える。  昼間、正直なことを言えばソユンは驚いた。  この幼さしか覚えない美しい少女が自身と対等な勝負を行ったのだから。  ソユンはそれを見て、はっきりと思った。  この美少女を自分のものにしたい、と。  勝負の後に生意気に睨みつけてくるその姿を見てその思いはさらに強くなり、自身の体の下で快感に震える様子でもはやそれは堪えることが出来ないほどに。 「もっともっと乱れせさてあげる……!」 「はぁ、ぁぁ……え、えっ……?」  ソユンは体を起こして、どこから取り出したストッキングにどろどろのローションをかけていく。そのデニール数の低い薄いストッキングは今日の対局で履いていたものである。つまり、ソユンが人間ならばどうしても発生してしまう汗の染み込んだものだ。  そのソユンのファンの男性ならば窃盗という犯罪を犯してでも手に入れようと思う垂涎もののお宝が、ローションでどろどろになって汚れていく。ソユンはそれに構わず、そのドロドロとなったストキングを紗耶の股間へと押し付けた。 「ほらっ、こうやって合わせて……!」 「あぁんっ、くぅぅんぅ♥ な、なにをぉぉっ♥ ぉぉぉ♥ イクっ♥ ほぉぉぉぉぉっっぅぅっぅっ♥♥♥♥♥ ぉぉお、んほぉぉ、ぉおぉぉぉっぉぉぉっ♥♥♥」  そのストッキングで勢いよく紗耶の股間をこすりはじめると、紗耶は大和撫子に相応しい貞淑な仮面が一気に剥ぎ取られてしまった。  アクメを表明する『イクっ♥』という言葉さえ、どこか品のある音が含まれていたというのに、今の紗耶にはそれすらもない。ただ突如として与えられる強烈な快感にケダモノの雄叫びのような嬌声を放ち続けることしか出来ないのだ。  一種のローションガーゼ責めの応用である。  男性器を責める際に扱われる特殊な愛撫であるローションガーゼを、ローションでヌルヌルになったストッキングで代替して紗耶の性的な興奮で露出されていたクリトリスを思い切り擦りつけているのだ。 「あぁっ! かわいい! かわいいわ、紗耶! とっても無様で本当にかわいいっ! あんなに可愛かったあなたの不細工なイキ顔をもっと見せて!」 「ぉぉごおぉぉぉっ♥ ほぉぉ、おぉぉ、んほぉぉぉっ♥♥♥♥ ひゃ、ひゃひっ♥ はふぅぅぅっ、おごぉぉおぉぉんんっぅぅぅっ♥♥♥♥♥♥」  目を見開き、鼻の穴を大きくし、口をOの字に固定したまま、舌を突き出しながらイキ狂う紗耶。それを見ながらソユンはそのまま長い脚を動かして貝合せの体位、女性器同士を擦りつけながらもローション責めを送ってくる。  薄いストッキングのザラザラとした感触と性感を高める効果もある媚薬ローションと合わさってクリトリスを激しく襲いかかる今の状態は、紗耶のおままごとのようなオナニー経験では絶対に味わえないほどの強烈なものだった。 「はぁっ♥ はぁ♥ 素敵よぉ、こんなにいい気分なの初めてかもしれないわ♥ 今までの女の子の何倍も素敵な……メスよ♥」 「め、めしゅぅぅぅっぅ♥ みゅりぃぃぃっ♥ こ、これぇぇぇっ♥ ほぉぉ、おぉぉぉぉぉぉんっ♥ たえられにゃいぃぃぃぃぅぅぅっ♥ いく、いく、いぐいぐいぐいぐぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥♥♥♥♥」  その激しい快感に翻弄されて辞めてくれと懇願することさえ出来ない。  ただひたすらに快感によがり狂って、ソユンに察してもらうことでこの快感が止まることを望むものの、紗耶がどれだけ乱れ狂おうともソユンがその責めを止めることはない。  それどころか蕩けた瞳で紗耶を見つめながら、この美しい少女が自分にとって最高の性的玩弄物であることを再確認しながらその征服欲と加虐欲と性欲を満喫することしかしないために、紗耶はただイキ狂うことしか許されないのである。 「あぁぁっ、ほぉぉ、ぉぉぉぉぉぉぉぉっんんっぉぉぉおっ♥ お、おわったのにょにぃぃぃぃぃ♥ また、またいきゅぅぅぅぅぅぅぅ♥ クリトリスでいきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥♥♥」 「どんどんイキなさいっ! そのまま体中の水分がなくなってミイラになるまでイキ続けるのよっ!」 「しょんにゃあああぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」  しかも、それは終わることはない。  これが男との純粋なセックスであるならば男性器の疲労によって終わりが見えたかもしれないが、ソユンは他人を虐げることで強烈な快感を覚える本物のサディストだ。相手を思いやるのがSMだとか、サディストは他人を傷つけることまでは望まないだとか、そんな綺麗事など存在しない最低最悪のサド美女。ソユンはそういう女なのだ。 「ぉぉぉぉぉほっぉぉぉぉおぉっ♥ ほぉおっぉ、ほげぇっ♥ おほぉぉおぉひぃぃぃぅ♥♥♥♥♥」  血が出なくても人は死ぬことが出来るのだと、マヌケな声を出しながらも紗耶はそれを知った。  ソユンはひたすらに自分のクリトリスをそのヌルヌルのローションストッキングで責め立て、自分でも知らなかったクリトリスという性感帯がどんどんと開発をしていく。  弛緩効果のある薬など関係なく、もはや自分の意志では指一本として動かすことが出来ない。ただソユンの嗜虐欲求を満たすための無様な叫び声を上げるだけの紗耶。  それは、夜が明けるまで続くこととなった。  ■ 「あれって……本当に藤浪紗耶?」  ざわつく周囲の視線の一切を無視しながら、顔と肌を真っ赤に染めながら紗耶は会場に訪れた。  その姿は紗耶を知っているものほど目を疑うものであった。  と言っても、大きな変化はない。  紗耶の顔を知っているものならば誰でも紗耶だとはわかるだろうし、その美しい黒髪を染めただとかその小さな可愛らしい耳にピアスをつけているというようなわかりやすい変化もない。  だが、それでも紗耶は眼を見張るような変化を見せていた。  今までナチュラルメイクで、それでも十分に魅了されるような清廉な美貌を誇っていた紗耶だったが、今回はその小さな顔の整ったパーツをさらに引き立てるように派手な化粧が施されていたのだ。  大きな目はより大きく見えるように、長いまつげはその艶やかな黒が映えるように、頬もまた自然ではあるが明らかに手を加えられているとわかる赤が刺されており、その可愛らしい唇は真っ赤に染まっていた。  さらに、服装も普段の落ち着いた上品な着物ではなく、黒い女性用スーツに膝上五センチほどのミニスカートを履いていた。そのミニスカートは藤浪紗耶という少女が初めて見せるものであった。紗耶は普段から足首まで届くような丈の長いスカートを愛用しているし、母校である歴史ある女学園の制服もまた同様だからだ。  つまり、ここで人々は、藤浪紗耶という少女がどれほど美しい足をしているのか初めて知ったのである。  折れそうなほどに細い足だというのに、どこか生唾を呑んでしまうような柔らかさを携えているその足は、149センチしかない小柄な紗耶だがその手足のバランスはすでに大人のものだとわかるほどに、相対的に長いものだった。 「紗耶さん、とても良く似合っているわ」 「……っ! あ、ありがとう、ございます……」  紗耶のそんな姿に周囲が魅了されている一方で、ソユンはなんでもない顔で紗耶に話しかける。  それを見て、先日のキリッとした雰囲気など消し飛んでしまった様子で紗耶は頭を下げた。元々礼儀正しい紗耶のそんな様子はおかしなものではないが、裏事情をすべて知っているソユンは嬉しそうに笑った。  もうわかっているであろうが、紗耶の変貌はもちろんソユンの調教の結果である。  眠ることも出来ずにこの夜の間に死んでしまうような快感を与えられ続けた紗耶は、みっともなくソユンに許しを請うしかなかった。敗北を何度も認め、ソユンの情けを期待し、それでも終わらない快感にただただ泣き続けた。あの後、なんとか終わってくれた快感に頭がボロボロになりながら、ソユンの着せ替え人形になることしか出来なかった。  そう、この衣装と化粧は全てソユンの指示によるものだった。  日本の誇りのような知性と貞淑に溢れた大和撫子を、自分のような化粧を施して、自分のようにスーツを着せる。自身のものであると言外に表明するようなことであり、そのスーツに備えさせたハンケチーフはお隣の国の国花であるムクゲの花がモチーフに刺繍されているものだ。  もはや、紗耶は自身よりも頭何個分も高いソユンの目を見ることができない。それを見てソユンは嘲笑を浮かべる。  そんな二人なのだから、もはや勝敗は決まっていた。 「……負けました」 「ふふ、ありがとうございました」  完敗であった。  先日の一戦目とは比べようもないほどの敗北。  大人と子供ほどの力量差を感じる、目を覆いたくなるような負けである。  これには日本のマスコミも頭を抱えたが、しかし、いくらでも誤魔化せる。惜敗と評したり、あるいはリベンジに向けての発言を貰えればまだまだ『藤浪紗耶』という少女は利用できるのだ。  しかし、そんな目論見も、紗耶の口から飛び出した言葉でそれすらも崩れ去ることとなる。 「完敗です。恥ずかしくはありますが、清々しくもあります。悔しさは、ありません。ソユンさんには学ぶことが多いですから……ある意味、負けたのは当然のことだと思います」 「えっ……! し、しかし、一戦目は惜敗でしたし……!」 「いえ、打つ人が見ればわかります。格付けというものは終わりました。  私が下で、ソユンさんが上です。  ……これは決して日本の囲碁を蔑むものではありませんが、私は今のままの環境ではソユンさんに絶対に追いつけないと感じるほどの敗北でした。それは我慢できません、私は日本の協会から脱会し、帰国せずに、ソユンさんとこの国で腕前を高めていきたいと思います。  今、この国や日本で行われている囲碁は、かつては日本が牽引してきましたが……もはや、その競技レベルはこの国のほうが上ですから。  私は高みを目指すためにこのレベルの高い国で、私よりも強いソユンさんの下で修行をします。  この国のほうが上である以上、きっと、もう日本へと戻ることもないと思いますが……皆さんの応援に感謝します。そして、図々しくはありますが、これからも応援してくれたら幸いです」  紗耶の敗北宣言である。  しかも、紗耶自身の敗北宣言ではない。日本がお隣の国より劣っているということを勝手に宣言をしてしまったのだ。  これには日本の囲碁の重鎮も激しく怒りだし、紗耶は戻るつもりはないといったが戻ることもできなくなってしまった。  しかし、それで構わなかった。  動揺している取材陣を振り切った紗耶のもとに、ソユンが訪れた。 「ソ、ソユン……さん……♥」 「よく言えたわね、紗耶」  その目はまるで恋する乙女のような、あるいはメジャーリーガーと出会った野球少年のようなものだった。  それを見たソユンは同い年であるはずの紗耶に対して偉そうにポンポンと頭を撫でる。明らかに子供扱いしたその様子に対して紗耶は怒りを示す様子もなく、むしろ頬を染めて歓びをあらわにした。  ソユンはそんな紗耶の耳元にその美しい顔を寄せて、囲碁とは全く関係のない言葉を口にしはじめる。 「知ってるかしら、アナルが弱い女なんて一人も居ないのよ?」 「……ごくっ♥」 「元々性器でもないのに感じやすい部位だし、オマンコ以上に広がりやすい排泄口ですもの。そこを広げられていく快感は、貴女だって日常的に感じているはずよ。それにS字結腸を刺激されたり、肛門から侵入したペニスバンドが腸壁越しに子宮を刺激したり、大体の人間はオマンコでのセックスよりもアナルセックスのほうが好きなものなの。それでも性器同士でのセックスに人間が拘るのは生殖のためと、それが愛を通じ合う方法だからと教え込まれているから。  でも、私たちの間にそういうものはいらないでしょう? ただ気持ちよくなるためだけに……貴女の肛門を、徹底的に仕込んであげる」 「ふぅぅぅぅ♥♥♥♥ ふぅぅぅぅ♥♥♥♥♥」  ソユンの言葉に紗耶は息を荒くしている。  それを見下ろしたソユンは、短く問いかけた。 「返事は?」 「は、はいっ♥」  紗耶は胸をときめかしながら、ソユンの目を見た。  ソユンとの格付けは、紗耶自身が口にしたようにすでに済んでいる。  紗耶が下で、ソユンが上だ。 「紗耶を仕込んでください……お姉様……♥」  こうして、藤浪紗耶は日本の囲碁界から姿を消した。  協会へと退会届を提出し、お隣の国に在留をしたまま、国籍すら移して日本との関わりを断ったのだ。  国際的な対決を囃し立てていたマスコミは、お隣の国への完敗をその姿と言葉で宣言をした紗耶を苦々しく思っているために、それ以降はまるで存在しなかったのように報道をすることも追いかけることもしなかった。  今も、紗耶はソユンに昼も夜も付き従っているという。

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