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 ハーレム学園のハーレムクラス、それは学年を問わずに集められた31名の超エリート選抜クラスである。男子1名女子30名のそのクラスにはなんと一定周期で人員の入れ替わりがあることも、その特異性の現れであろう。エリートクラス、選抜クラスと呼ばれるだけあって、その入れ替わりは実に激しい。それでも、ハーレム学園高等部の生徒たちは皆、ハーレムクラスを目指して日々勉学やスポーツに励んでいるのである。それは大学進学や公式大会にかける熱意よりも激しいものであった。


「でさー、体育が全部水泳になったのやばくない? あたし泳げないからさー。水際でパチャパチャやってるの許されなかったらやばかったよー」


 これはそのハーレムクラスの一日を追った記録である。

 まず朝。

 あなたは隣の席の生徒である、女子高生だと言うのにバッチリとメイクを決めた美少女・喜多川海夢(その着せ替え人形は恋をする)なら矢継ぎ早になんてことない雑談を振られていた。ころころと表情を変える百面相の海夢、爛漫とした愛らしさを形にしたかのような笑顔である。


「でもキモオくんもさ、水泳得意だよね。毎日毎日、めっちゃ泳いでたし!」

「じゅるうぅぅぅぅぅっ♡♡ ちゅぅぅぅぅるうぅぅぅぅっ♡♡ んちゅぅぅ……れろぉぉぉんっ♡♡♡♡」

「え~、子供の頃にずっと山の方にいたから川で泳いでたんだ。やっば! めっちゃわんぱくじゃ~ん! あたしずっと東京だからちょっとうらやましいなぁ~」

「ちゅぅぅぅっぅうぅ、ずちゅぶぅぅぅぅぅ……じゅるるるる、れろぉおぉれおろぉぉれろおぉおぉっっ♡♡♡♡♡♡」


 そんな雑談を続けている最中だというのに、あなたの机の下から凄まじい勢いのフェラ音が響き渡る。


「っていうか、えるちゃんフェラ激しすぎっ! 気持ちはわかるけど音すごすぎてめっちゃウケる!」


 あなたの机の下に跪いてフェラを行っている美少女こそが、千反田える(氷菓)だ。好奇心旺盛ではあるがご令嬢と呼ぶべき貞淑な彼女が、一心不乱にあなたのチンポにフェラをしている姿はなんとも官能的である。


「フェラ係だもんね~、あたしもフェラ係なりたいなぁ。しゅきピなキモオくんの隣の席になれただけですっごくラッキーだから贅沢なのはそうだけどさ~」

「じゅるるぅうぅぅぅ、ちゅぅぅ、ちゅぅぅ、ちゅぅぅぅうぅ、んぷぅ、ちゅるるるるるぅぅぅっ♡♡♡♡」


 えるが朝からあなたのフェラチオをしている理由は、ひとえにこのハーレムクラスにだけ存在する『フェラチオ係』というクラス内の仕事であるからだ。フェラチオ係は五人ほど存在し、月曜~金曜をローテーションで回している。これはあなたの指名で選ばれる特別な係だ。これは、一定周期であなたの気分で係の内容が交代し、現在はあなた好みでフェラチオ得意の『清楚系美少女』に毎日しゃぶらせるのだ。

 そして、窓際の一番うしろの席であるあなたの隣には、この清楚系美少女のえるとは正反対である海夢を配置する。毎日、コミュニケーション能力が高い上に表情豊かで派手な顔立ちの美少女と仲良く話をしながら、清楚系美少女にフェラチオをされるのはたまらないほどに気持ちが良かった。


「はい、皆さん席についてくださいね。クラス朝会です」

「あっ、真耶ちゃん先生来ちゃった」

「じゅるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ♡♡♡♡ ちゅぅぅぅ、んんっ、れろぉ、ちゅぅぅぅっ♡♡♡♡」

「千反田さんはそのままフェラチオ係のお仕事を続けてもらって大丈夫ですよ。そのまま聞いてくださいね」


 そんな中でクラス担任の山田麻耶教諭が現れる。海夢はあなたに向けていた身体を教壇の方へと向け直すが、えるはフェラチオを続けたままである。そんなえるに対して山田先生は注意するどころか、そのまま続けていて構わないとまで言い放った。これがハーレムクラスの変態的な日常なのだ。

 その変態的な日常はあまりにもインモラルで、その事実を認識しただけであなたは震えるような快感を覚えるのだ。


 びゅるうぅぅぅぅるるるううぅぅぅっぅ! どぶうぅぅぅぅうぅうっ! ずびゅぅぅぅぅっ!


「ぅぅぅぅっうぅつぅうぅ、ちゅぅぅ、ごくごくぅぅぅっ♡♡♡♡♡」


 そして、本日二度目の射精を行う。ちなみに、一度目は自宅での目覚ましセックスでの射精である。

 流し込まれた激しい射精を流し込まれたえるは、その小さな口に収まるようなものとは思えないが、しかし、すぐにゴクゴクと嚥下をしていって一滴たりとも精液をこぼしはしない。

 その様子を横目で見ていた海夢は、ニヤリと目を半月状に歪めて、そっと囁いてくる。


「ねね、あとでザーメン、ちょーだいっ♡」


 食いしん坊な海夢はザー食にも興味を抱くようになっており、度々あなたにザーメンをねだる変態女へと変貌してしまっていた。



 一時限目は現代国語。

 担当教諭の平塚静(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)が教壇に立ち、オチンポアイランドにある大きな出版社から発行されているアイランド政府公認のものであり、ハーレムクラスと言っても使っている教材に変化はない。


「歴史的な授業のようになってしまうが、およそ百二十年前から主流となったものが小説形式だ。そこからもさらに細分化していき、美術のようにハーレム派やロマンス派と呼ばれるようなものが誕生していく。このハーレム派とロマンス派とはどういったものを指すか……わかるか、一色」

「あ、はい」


 静は黒板に大きく『ロマンス派』と『ハーレム派』という二つの文字をチョークで刻み込んだ後、ハーレムクラスに在籍する一年生の一色いろは(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)を指定してみせる。いろはは小柄な身体を動かして席を立つ。


「ハーレム派は『本物の男性』を中心として、つまり本物の男性を書く小説です。ロマンス派というのは、その逆で、『本物の男性』の側にいる人に焦点を当てて書く小説です」

「その通りだ、よく予習をしているな。ここは大学への試験でもまず間違いなく出てくる問題だ。例文がロマンス派とハーレム派のどちらかという選択形式だな。ただし、ロマンス派でも『本物の男性』を視点に当てるような一見ではハーレム派だが、実際は『本物の男性』が『偽物の男性』と一応の恋愛関係を結んでいた女性を奪われていくことを書いている寝取りロマンス派などもある。同じように、『本物の男性』から愛する女性を奪われる寝取られハーレム派というものもあるから、視点だけで判断はしないように」


 カツカツとチョークを動かして黒板に文字を書き込んでいく。

 オチンポアイランドは現代日本をイメージした都市構想で作られた街ではあるが、その歴史的な背景には大きな違いがある。俗に言う国家間戦争は二百年ほど行われておらず、代わりに正体不明の異次元生命体との防衛戦が行われている。軍隊とは基本的にこの異次元生命体と闘うための組織なのだ。そして、その歴史的な背景の違いは文化の違いとしても現れている。

 オチンポアイランドの全ては本物の男性を中心として回っているため、芸術の題材にも本物の男性は多く使われているのだ。そのため、現国の授業では本物の男性を題材にされた作品を教材として用いることが多く、今もまた百年前のオチンポアイランドでのみ生み出された作品を使って静は授業を行なっていた。


「今、題材にしている作品は百年前に書かれた寝取られハーレム派の代表的な作品だ。この作品の語り手の『私』は友人である『先生』という男性から、過去に『K』という男を出し抜いて『お嬢さん』を手にするが、その事実に心を痛めたKは自殺をしてしまう。先生はそのことに強い苦しみを抱いていたが、結局そのお嬢さんも、その当時に現れた『本物の男性』に奪われ、寝取られマゾとして目覚めたというのがあらすじだ」


 現実にも存在するその作品は、オチンポアイランドでは大きな改変を加えられて、単なる寝取られマゾ小説へと貶められている。芸術もまたバカにされてしまっているのだ。そして、そのバカにされてしまった作品を静は淡々と解説をしていく。


「これは因果応報と見るのではなく、罪からの解放として書かれている。女を後ろめたい手で娶った先生は強い苦しみを抱くこととなるが、同じくお嬢さんを本物の男性に寝取られることで先生はKと同じ立場となった。先生は老いてもなお嬢さんが本物の男性に抱かれている姿を見て快感を覚える寝取られマゾであり続け、世を儚んで自ら命を断つこともなかく寿命で死ぬこととなった」


 静が黒板にチョークでその要点を書いていくと、生徒たちもノートへと板書していった。当たり前のような顔で、その歪んだ作品を受け止めっている。


「この男性作者は、この寝取られこそを救いとして書いた。寝取られハーレム派の特徴はここにある。一見すると、愛した女を奪われた苦しみを書いていると思えるだろう。だが、実際は本物の男性が女性を幸福へと導くことでどうしようもない興奮を覚える、偽物の男性特有の薄弱さを書いているということだな。本物の男性に愛した女性がハーレムに入れられて幸福に導かれる姿は、男にとってある種の幸福なのだということを書いたこの姿は多くのフォロワーを生んだ」


 今も続く風潮である。


「ハーレムクラスは決まって成績優秀者になる。教育者としてあまり大きな声では言えないが、成績が爆発的に伸びる理由はわかっていないがな。だが、この寝取られハーレム派はお前たちにとっては理解が難しいだろう。このクラスの三十五人は女子生徒で、たった一人の男子のキモオはエリアマスターであるBBお墨付きの『本物の男性』なのだからな。偽物の男性特有の虚弱で浅ましいこの寝取られマゾの感性は理解の外にある。正直、私も学生時代はこれには手を焼いた」


 強い雄を求めるように調整されているオチンポアイランドの女性には理解しがたいものだった。


「ただ、これが一種の核心をついているのまた事実だ。繊細な感性を持つ小説家は、本質的にこの世界の法則を理解していたのだろう。女子生徒でもその内実を理解するために……今から呼ぶ人物は揃って前に来い」


 その感覚的に理解しがたい感情を、理解するための課題を出す必要があった。その課題のために必要な備品を静は生徒たちへと配っていく。


「喜多川」

「はーい」


 あなたの隣の席の喜多川海夢が呼ばれて、海夢は間延びした返事をするものの、静から渡された備品を見て眉をひそめた。


「なにこれ?」

「このバイブが備品だ」


 それを聞いてもなお海夢は不思議そうな顔で、そのバイブをイジっている。


「静センセー、これってちっちゃくない? キモオくんの十分の一程度しかないっていうか?」

「今月、お前たちはこれを使ったバイブでオナニーをするようにしろ」


 それが課題である。この小さなバイブを使ってオナニーをするというものだ。


「はぁ!?」


 当然、オチンポアイランドの住民である海夢は怒りの滲んだ声で反感を示した。


「センセー! こんなのでオナニー出来るわけないじゃん! めっちゃ小っちゃいしめっちゃ細いんだから、どうやってオナニーするのかもわかんないっていうか!」

「それが理由だ」


 静はといえば、その生徒からの反感も理解していたために冷静に対処する。


「キモオのサイズを象って作ったバイブは持っているな?」

「先月渡されたやつでしょ?」

「それをフェラチオで使いながら、オナニーをするんだ。本物の男性であるキモオの逞しさを知っている上で、その一般的な偽物の男性の短小粗チンのバイブでオナニーをすることによってこの作品の『お嬢さん』の気持ちを理解してレポートを提出しろ」

「うへ~、マジかよ~」


 親指と人差し指だけで持った短小粗チンバイブに対して汚いものを見るような視線を向ける海夢。ハーレムクラスの一員である海夢にはあなたとのセックス経験がある。だというのに、わざわざこのような粗チンバイブでオナニーをするなど、もはや理解が不能と言っても良かった。それでも宿題を出された以上は憂鬱ではあるがオナニーをしない気はなかった。


「これ絶対イケないでしょ……いくらキモオくんのチンポバイブで上書きオナニーできるとは言えさぁ……」


 ちなみに、短小粗チンバイブは海夢が本来は恋愛感情を向けるはずであった五条新菜のペニスを象ったものである。もちろん、この世界ではあくまで仲のいい友人に過ぎない二人なので海夢がそのことを知ることは一生ないが。


「デュノア、オルコットはこれだ。雪ノ下、由比ヶ浜、一色はこれを使え」


 ISヒロインの中でハーレムクラスに選抜されたシャルロット・デュノアとセシリア・オルコットは主人公である織斑一夏のペニスの形のバイブを。俺ガイルヒロインから選抜された雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣、一色いろはは比企谷八幡のペニスである。


「次は────」


 他にも様々なヒロインたちが主人公のペニスを模した雑魚バイブでイクことの出来ないオナニーをしながら、そのチンポに対して強い苛立ちを覚えるようになる。本来はラブコメヒロインとして主人公と恋愛劇を繰り広げる美少女が、その主人公の貧弱なペニスを嫌悪する様はあなたに優越感と興奮を与えてくれる。


「呼ばれなかった女子たちはこれを使うように。一般的な貧弱なペニス、女としては百年の恋も冷めるような偽物チンポだ」


 そして、美少女キャラクターでありながらもいわゆる恋愛対象となる相手がいない女子生徒には、静から八幡の粗チンを模したバイブが渡される。静もまた女教師ヒロイン、その作品の主人公である八幡のチンポを蔑ませることであなたに心理的な快感を与えるようになっているのだ。


「入須、フェラチオ係の千反田に挿入してやってやれ」

「わかりました」


 ハーレムクラスの一員である入須冬美(氷菓)はその特徴的な怜悧な美貌に氷のような冷たい表情を浮かべながら、クールビューティーらしい落ち着いた所作でその手に持った短小粗チンバイブを持ってあなたの席へと向かってくる。そして、あなたの席の下へと潜り込んで緩やかにフェラチオをしている千反田えると同じようにしゃがみ込み、その品良く膝丈に整えているスカートをめくって、フルバックの清楚な白いパンティーに触れる。


「んんっ……♡」

「しっかり、濡れているのね」

「そりゃそうでしょー、キモオくんのオチンポ様しゃぶってんだから、濡れない女の子なんて居ないって!」


 くちゅ、くちゅぅぅ……じゅるぅ、ぬぷぅぅ……


 思わず吐息を漏らしてしまうえるの、濡れそぼっていたオマンコへとその小さなバイブを挿入していく。


「入須はそのまま前後にピストンをするんだ」

「はい」

「ふぅ……くぅう……♡」


 静の指示に従って優等生の冬美は丁寧にえるのオマンコに粗チンバイブを前後に動かしていく。えるのオマンコはあなたのものであるために、まさしく割れ物を扱うような繊細な動きである。その動きに対して、えるは気持ちいいというよりはくすぐったいという様子であった。


「んちゅ、れろぉ……ちゅぅ、ちゅぅぅぅ、ちゅるるぅぅぅっ♡」


 それでもオマンコになにかが挿入された感覚で気持ちが昂ぶったのか、えるのフェラチオがより激しくなっていく。その様子を見た静が、次はえるへと声をかける。


「千反田、どんな感覚だ。説明をするんだ」

「ちゅぅぅっ……♡ 感覚、でしょうか……♡」


 えるは授業のためにフェラチオを一時中断し、少しだけ考え込んだ後に恐る恐るといった様子で口を開いていく。


「その……入って、いるんでしょうか?」


 それだけで十分だった。

 この粗チンバイブのサイズは、千反田えるの元ネタ作品の主人公である折木奉太郎の雑魚チンポだ。ヒロインであるえるがヒーローである奉太郎のチンポに対してその小ささを不満げに呟いている。そして、すぐに自分に対して目を細めた愛おしそうな表情でフェラチオ奉仕を行っていく。

 ビクビクと、あなたの身体に快感が走る。その快感をさらに強めるために、席の隣で座り込んでいる冬美の制服をつかんで引き寄せる。


「んむぅぅぅっ♡♡♡ んんっ、ふぅっぅ、ちゅぅぅぅぅぅ、れろぉぉぉっ♡」


 あなたは冬美の唇を奪った。冬美もまた氷菓のヒロインの一人であり、それを奪うように唇を貪る快感は、えるにチンポをしゃぶらせていることと相まってより強い快感を与えてくれる。


「ちゅるるぅぅぅ、じゅぽぉ……ちゅっ、れろれろぉぉぉっ♡」


 それに合わせてえるのフェラチオもより激しくなる。

 その快感に耐えられず、あなたは簡単に射精をしてしまった。


 どびゅぅぅぅうるうぅぅぅぅぅ! びゅるるるうるるっぅうぅぅ! びゅぽぉ!


「むぐぅぅぅぅぅっ♡ ふぅぅんっ、んっ、ちゅぅぅぅぅ、ごくぅぅっ♡」

「ちゅぅぅぅっ、んちゅぅ♡ ちゅぅ、れろぉぉんっ♡」


 喉奥に向かって激しく射精されたその精液を簡単に嚥下していく。えるのような清楚な美少女には似つかわしくない、熟練の娼婦が持ち得るようなテクニックだった。また、あなたは射精でビクビクと震えながらも冬美とのキスも続けていく。冬美はその高慢とさえ思える美貌からは正反対の献身的なキス奉仕を行い、あなたは気持ちよさそうに目を細めながら射精を続けていく。


「ちゅぅぅ、ちゅっ、じゅるるぅ、れろれろぉ、ちゅぱぁ……♡」

「ふぅぅ、んっ、ちゅ……♡ お射精、お疲れ様でした♡ このままお掃除フェラに移りますね♡」


 そして、射精が終わってもなお、あなたは冬美と熱烈なベロチューを続ける。肉厚な舌と舌を絡めるだけでここまでの快感を覚えるのかと思ってしまうような心地よさだった。冬美もまたあなたと同様に、いや、あなた以上に強い快感を覚えているようで、目を細めた上で頬を赤らめてキスが続くことを望んでいるようだった。一方でえるはぺろぺろとその短い舌と赤い唇であなたのチンポを清めていく。


「わかったか。このクラスでは『本物の男性』であるキモオがいるからわかりやすいだろうが、女は決して偽物の男性の粗末なチンポでは快感を得ることが出来ない。そして、その事実は本物の男性の優越感を煽って興奮させることが出来る。まだ本物の男性が存在していなかった時代の小説家でも、それを理解できていたんだ。だからこそ、この小説は今でも愛されているということだ。

 その感覚を理解するために、このバイブでオナニーをする。その時の気持ちを、今から配るプリントに記入して来週のこの時間に提出するように。わかったな」


 これがハーレムクラスの一般的な授業風景である。



 ハーレム学園には学食と購買部がある。学食は生徒への思いやり価格でありながらもしっかりとした味の料理が提供されており生徒からの人気も高く、購買部もまたボリュームたっぷりの惣菜パンなどを販売しているために運動部に所属する生徒御用達である。

 ただ、ハーレムクラスの住民はまず利用することはない。

 それは単純にあなたが弁当派だからだ。

 ハーレムクラスの教室で、弁当を広げる。大食漢であるあなた特製の三段お重である。もちろん、あなたが持ち運ぶわけではない。時間ぴったりにあなた付きのメイドであるベルファスト(アズールレーン)が昼休み丁度に現れ、そのお重を渡して去っていくのである。その三段お重を開いて、周囲の女子生徒が集まって昼食は始まるのだ。

 その三段お重は迫力タップリだ。剣道部所属の毒島冴子(学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド)や水泳部所属の松浦果南(ラブライブサンシャイン!)、陸上部の七海みなみ(弱キャラ友崎くん)などの運動部に所属する女子生徒などはある程度のボリュームがあるが、それでもハーレムクラスは女子生徒がほとんどであるために弁当は揃ってこぶりなものであることもそれに拍車をかけていた。


「相変わらずキモオくんのお弁当すっごいよねぇ。ちょーゴーセイ、これもらって良い? んーっ……やっば! ちょー美味しいんですけど!」


 あなたの隣の席の海夢はラップに包んでいる通常のものよりも巨大なスパムおにぎりを頬張りながら、三段お重にたっぷりと詰められた料理をつまみ食いをしてしまう。ともすれば無神経とも言える距離感の近さであるが、海夢の邪気のない笑顔とともにその様を見せつけられれば悪い気などするはずもない。


(喜多川海夢……! あの距離感の近さ、参考にしたいですけどやはり天性のものであることは否定できない……!)


 それを他の女子と同じように小さなお弁当を開きながら盗み見ていたクラスメイト、白鐘直斗(Persona4)は密かに胸中に感嘆の思いを抱いていた。

 このハーレムクラスは入れ替わりが激しい。あなたの好みに合致するとBBに見込まれてハーレムクラスへと編入できても、あなたの感心を買えなければ別の女子生徒と入れ替わりでハーレムクラスから退出させられてしまう。そのため、他のメンバーは人知れずにあなたに媚びを売る機会を虎視眈々と狙っているのだ。


(先輩はいわゆる最新のファッションに精通した、ギャルと呼ばれるような属性の女子が好みだ。それは和泉愛依先輩(アイドルマスターシャイニーカラーズ)や八女ゆかり先輩(はじめてのギャル)のような人が居て、さらに速水奏先輩(アイドルマスターシンデレラガールズ)たちのような女子がいることから間違いない。その中でも、今は喜多川さんが一番のお気に入りなのは間違いない)


 食事という栄養補給を終えて、直斗はその明晰な頭脳を回転させて現状の整理を行なっていく。このハーレムクラスに居るからには、『本物の男性』であるあなたと友好を深めたいと直斗は考えているのだ。そのための方法を考えるのは、大なり小なりこのハーレム学園に在籍する女子生徒みんなが行っていることだ。

 まず、自分の有利な部分はなにか。これは簡単、『男装』であることだ。

 ハーレム学園は校則として制服の着用を義務付けているが、男子用制服と女子用制服のうち、異性の制服を身にまとってはいけないという校則は存在しない。直斗はこのハーレム学園には幾人か存在する男装の女子生徒の一人である。そして、今はハーレムクラスには直斗以外の男装生徒は存在しない。

 つまり、直斗はかなり有利な位置にあるのだ。男装というユニークな要素を持っていることから、自身はBBからも期待されていると考えて良い。BBから期待されているということは、多少の猶予を与えられているということだ。

 そのメリットを信じて、今は進むしかない。


「こんにちは、キモオ先輩。とても美味しそうなお弁当ですね」


 世間から『探偵王子』と呼ばれる立ち振舞いで直斗はあなたに寄ってくる。顔は美少年さながらの涼し気な表情ではあるものの、その瞳は潤んでおり雌の香りを隠しきれていない。

 直斗は非常に小柄な体躯で、身長はわずか152センチしかない。肩幅も狭く華奢な体躯をしているため、どう見ても美少年中学生としか見えない直斗。だが、あなたはその男子用制服の下に矯正下着で押し詰められた爆乳があることをよく知っている。


「ですけど、そのお弁当ももう食べ終わりそうですね。やっぱり、男の人は食欲もすごい」

(ああぁぁっ♡ な、なんて可愛らしい笑顔なんだっ♡ 普段はあんなにかっこいいのに、笑うとこんなにも可愛いだなんて……♡)


 あなたはそのぎゅうぎゅうに押し詰められているであろう爆乳を思い、デレっと笑みを浮かべる。その笑みは『本物の男性』に恋い焦がれるように、この都合のいい世界を楽しむために記憶を失ってしまう前のあなたによってプログラミングされている直斗にとっては非常に魅力的な姿に映ってしまう。事実、それだけでキュンキュンと胸と子宮が高鳴ってしまっていた。


「デザートに、母乳はどうですか……♡」


 その胸の高鳴りを抑えられないと言わんばかりに、直斗は学生用の制服を脱ぎ捨ててワイシャツ姿となり、さらにそのままワイシャツもはだけさせていく。シャツの下には下着ではなく真っ白なサラシが現れており、それをスルスルと解いていく。

 すると、そのサラシに強く押さえつけられていた直斗の爆乳がボロンとこぼれ出てくる。

 通常時には男装用である矯正下着を身に付けているのだが、あなたにその体を求めるチャンスの高い日にはより『フェチ度』の高いサラシを身につけるように心がけているのだ。


「あぁぁんっ♡♡♡♡」


 そのサラシから飛び出してくる爆乳に我慢が出来ず、あなたはパクリと直斗の桜色の乳首へ吸い付いた。チューチューと自分よりも年下の後輩女子の爆乳に吸い付いてきたあなたの行動に、直斗は歓喜に満ちた嬌声とともに、『母乳』を吹き出した。


 ぷしゃぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡♡♡♡


「ど、どうですかっ♡ 僕のおっぱい、美味しいですか♡」


 直斗の爆乳からは母乳が出るのである。これは直斗が経産婦だというわけではない。

 このオチンポアイランドには母乳体質という女性が多く存在する。それは妊娠と出産を経験していなくとも母乳が乳首より漏れ出てしまうという体質だ。それはバストサイズに関係なく起こることで、メーターを超える爆乳を持ちながらも非・母乳体質である人物も居るし、逆にカップサイズがAである貧乳の女性でもこの母乳体質であることも珍しくはない。

 ただ、共通しているのはこの白濁の母乳が非常に濃厚な甘さを持つミルクであるということだ。本来、母乳は飲料とはなり得ないのだが、このオチンポアイランドでは立派なミルクになるということだ。

 そして、直斗もまたその母乳体質であり、その体質故にこのハーレムクラスで『母乳係』として活動をしているのだ。


「んんっ♡ ふぅ、ふぅぅぅ……くぅぅっ♡♡♡♡」


 この『男装隠れ爆乳美少女名探偵』という属性過多な白鐘直斗というキャラクターを、あなたは単なる母乳係へとしているのだ。

 男子用の学生服の中からこぼれ出る爆乳というインモラルなビジュアルを楽しみながら、チューチューと赤子のようにおっぱいへと吸い付く。頭上から聞こえる直斗の喘ぎ声もまた耳に心地よい。

 目で直斗のギャップ爆乳を楽しみ、手でその爆乳の柔らかさを楽しみ、味覚と聴覚でこぼれ出る母乳を楽しみ、耳で直斗が奏でる嬌声を楽しむ。この飲乳は五感で楽しむことが出来る遊びなのだ。

 さらに、ボリュームたっぷりのお弁当を食べ終わった後のデザートとしても抜群だ。あなたは夢中になって直斗のボーイッシュ爆乳を味わっていく。


「じゅるるぅぅぅうっ♡ ちゅぅぅぅ、れろぉぉぉっ♡」

「うわっ、キモオくんもえるちゃんもめっちゃ吸い付いてんじゃん。なんかウケるんだけど」


 食事中はあくまで食欲を満たすためのもの。あなたもいわゆる口移し食事などを楽しむこともあるが、それは食事がメインではなくキスなどの性行為がメインだ。このような日常の昼食においては、大食漢であるあなたにとっては食事がメインなのだ。フェラチオ係に選ばれるほどの清楚系美少女として完成度の高い千反田えるはそれを本能で理解している。そのため、食事中はあくまでも口内にオチンポを含んでいるだけの、フェラチオ奉仕奴隷ではなくオチンポケースであることに徹したのだ。

 だが、このデザートである母乳を味わっているときは別。これは食事というメインを終えた後の楽しみであるために、フェラチオも激しく行うべきなのだ。


「れろぉぉぉっ♡ んじゅるぅぅぅ、ちゅぅぅ、ちゅぱぁっ♡」

「あぁ、先輩っ♡ 先輩っ♡ か、かわいい……っ♡ いつもはあんなにかっこいいのに、僕のおっぱいに赤ちゃんみたいに吸い付いて……♡」


 直斗のおっぱいを一心不乱に飲むあなたの姿を見て、直斗は顔を蕩けさせながらその小さな手であなたの頭を優しく撫でる。


「うわっ、ナオトくん母性全開じゃーん♡ 男装美少女なのにバブみやっば♡」

「じゅるるっ♡ じゅるっ♡ ちゅぅぅぅ、ずじゅぅぅぅぅっ♡」


 事実、胸の中に居るのがあなたのような男でなければそれは絵画のように美しい光景だったかもしれない。だが、現実は直斗の胸へと男が性欲を全開にして吸い付きながら、さらにその男の股間に美少女がフェラチオをしているのだから目を防ぎたくなるような有り様だ。


「あぁっ♡ あっ♡ い、イッちゃいますっ♡ 先輩におっぱい吸われるの気持ち良すぎて……あっ、い、イクっ♡ イクイクイクイクぅぅぅっ♡」

「んんぐぅぅぅっ♡♡♡♡♡♡」


 びゅぅぅぅぅぅっ♡ びゅっ、びゅっ♡

 どびゅるるるうるぅうっ! びゅるるるっ! びゅぅぅぅぅっ!


 あなたと直斗の絶頂は同時であった。直斗は射乳しながらアクメをキメて、あなたはなんの合図もなくえるの口内へと射精をする。えるはさすが『フェラチオ係』に任命されるだけあって、その膨大な精液を簡単に飲み干していく。


「はぁっ……はぁっ……♡」


 ぺたり、と。

 あまりの快感に腰が抜けた直斗はふらふらと後退しながらそのまま地面へと尻餅をついた。男子用学生服がはだけて爆乳を曝け出している男装美少女のその姿はなんともエロティックなものだった。

 しかし、昼休みはまだ終わらないように、あなたの楽しみもまだ続いていく。


「キモオくん、まだお腹空いてるよね♡ デザートは別腹って言うし♡ このおっぱいも飲んで飲んでー♡」

「あの……よろしければ私のおっぱいも……♡」


 和泉愛依の黒ギャルおっぱいとセシリア・オルコット(IS)の英国貴族おっぱいが口元に突きつけられ、あなたはそれを当然のように口に含んだ。


「あぁぁんっ♡」

「きゃぁんっ♡」

「じゅるぅぅぅぅ♡ ちゅぅぅぅ……♡ ちゅるちゅる、ちゅぅぅぅっ♡」


 二人の美少女の乳首を同時に咥えこんで母乳を飲む、王様にしか、いや、王様にも許されない神様プレイ。愛依の喉に引っかかてしまうような平民ギャル母乳とセシリアのサラサラとした飲み心地の良い英国お嬢様母乳を口内でカクテルにしながら味わい、さらに清楚美少女のえるのフェラチオ奉仕を受ける。あなたはそんな豪華な昼休みを当たり前のように過ごすのだった。



 選択には責任が生じる。

 それを選んだ結果として生まれたメリットを享受できるように、同じく生まれたデメリットも背負わなければいけない。だから、人は選択することに強いストレスを覚えるようになるし、精神を病んだ人は小さな選択すらできなくなり日常生活さえ困難な生き方となってしまう。

 だが、このオチンポアイランドではそうではない。

 もちろん、このオチンポアイランドで生きる多くの人間にとってはその選択の責任を自分の人生で背負わなければいけない。成功するも失敗するも、自分が選んだ道の先にあるものだ。

 しかし、あなたはその限りではない。

 あなたにとって、この島での選択は成功も失敗も自由自在だ。ここではあなたにとって全てが都合よく動く。選択の余地のない不自由な日々は心を殺していくが、しかし、完全なる自由であることもまた創造力のない人間にはいずれ心を殺す退屈な日々が待ち受けることになる。

 繰り返すことになるが、この島はあなたが快適な生活をおくるためだけに作られた島。人はもちろん、時やあなたの記憶でさえも、あなたが心地よい生活を送ることを優先して改変されていく。それは追々語ることもあるとして、まずはあなたの一日の終わりである放課後を追っていこう。


「おつかれ~、今日は映研なんだ」


 ハーレム学園高等部の文化系部活動である映像研究部、その一員があなただ。部長ではない、あなたが生徒会長でも風紀委員長でもなかったように、責任が伴わずに自由を許される立場であることがあなたの立ち位置だった。

 この映像研究部の活動内容は、映像作品を作り上げることだ。そのために様々な活動をする。実際に映研では多種多様の映像作品を制作しており、今もまたその映像を作っている。この映研の作品はハーレム学園の公式HPにアップロードされており、アマチュアの制作映像としてダウンロード数は非常に多い。


「えー、マジ嬉しいんだけどぉー♡ これ噂の映研の撮影だよね♡ ちょーテンション上がっちゃうんだけど♡」


 今日の女優は喜多川海夢だ。そして、撮影する作品は創造の通り、アダルトビデオである。この島では成人年齢による規制などは存在しない。男優であるあなたが一人の男として美少女とセックスをするだけの作品。だが、『本物の男性』であるあなたが男優のために視聴者は新作を待ち望んでいるのだ。


「映研って本当にベッドを置いてあるんだねー、マジでセックスするための部屋ですって感じじゃん♡」


 ただ、彼女は映像研究部の部員ではない。映像研究部ではこのように部員以外の生徒や顧問以外の教師にも参加を求めることが多いのだ。部員としての入部希望は厳選な審査があるために部員自体は増えていない。そのため、教師づてに映像研究部の作品参加を希望する生徒も多いほどである。部員になれないのならばせめて、というわけだ。


「えっと、それじゃまずはインタビューなんだっけ? わたし絶対演技とか出来ないから、そういうのじゃなくてマジ助かるっていうか! バンバン聞いちゃってよ、キモオくん♡」


 今回は【その『性処理人形(オナホ・ドール)』は恋をする♡』~アニオタ趣味のスクールカースト上位スーパー美少女ギャル、スクールカースト最底辺のキモオタくんとラブラブえっち♡~】という作品である。あなたは喜多川海夢が非常に気に入っている。様々な演技をさせることもあるが、基本的に映研の作品はこのように女優そのままの姿を映すことが多い。だからこそ、多くの女性は自分もこのような立場になれるのではと妄想して、のめり込んでしまうのだ。


「喜多川海夢。学年は一年だけどクラスはハーレムクラスに入ってまーす。キモオくんは学年では先輩だけど、ハーレムクラスなのでクラスは一緒。変な制度だよねー♡ わたしはキモオくんと一緒にべんきょー出来るから超嬉しいけどっ♡」


 海夢はベッドに腰掛けながら、カメラを構えるあなたに向けて微笑んで語り始めた。アダルトビデオでのお約束にもなっている女優インタビューである。ちなみに、カメラはあなたが持つハンディカメラとは別に映研に所属する部員カメラマンも撮影している、二カメラ体制であった。


「えー、スリーサイズまで言うの……♡ あ、うんうんっ♡ 全然いいよー♡ 上から86、58、84♡ ハーレムクラスのみんなめっちゃおっぱい大きい子多いから貧乳側なの♡ 今までずっとおっぱい大きい側だったのにマジぴえん♡ 身長は164センチで体重は秘密っ♡ 股下は79.2センチで、バストポイント間……わかる? 乳首と乳首の間の距離は20センチっ♡」


 そう言いながら、両手を胸の下に差し込んで胸を持ち上げ、そして、乳頭を見せつけるようにしている。


「うん。わたし趣味がコスでさ、そのために色々と採寸してるの。二の腕の腕周りとか、膝周りとか? そういうところもしっかり記録してるの。スマホに送ろっか?」


 海夢はポチポチとスマホを操作すると、あなたのスマホがぴろりんと音を立てる。

 そこには喜多川海夢の身体情報が事細かに記されていた。


「測ったの数ヶ月前だし、ちょっと微差あるかもしれないけどだいたいそんな感じ。でも、ホームページとかSNSで公表するのはNGお願いしたいかなー、スリーサイズならまだしもここまでみんなに知られちゃうのはなんか恥ずいし」


 ケラケラと陽気に笑いながら語る海夢。あなたは、一つの疑問を口にした。


「うん? ごじょーくんっていうの。ハーレムクラスに入るまでは一緒のクラスだった男の子。実家が雛人形のお店やってて、わたしにコス作ってくれてんの。採寸してくれたのもその男子だよ。ごじょーくんの部屋で水着になって────むぅぅっ♡」


 採寸した相手がいる、それも男子。コスチュームの作成のためという名目があり、今の海夢はあなたにガチ恋しているギャルとは言え、あなたの狭量な心に激しい嫉妬の炎が生まれたのだ。あなたは、海夢のリップで整えられている若い唇へと貪りついた。


「んむぅっっ♡ んちゅっ♡ ちゅぅぅ……れろぉっ♡ ちゅっ、ちゅぅっっ♡」


 じゅるぅ、ちゅぅ、れろぉぉ♡ ちゅぅぅ♡ じゅるる、ちゅぅ、ちゅっ♡


 突然唇に貪りついたあなたを拒絶することはなく、海夢はあなたの肩に手を置いて舌を蠢かしてラブラブベロチューを行う。

 あなたはこの状態に手慣れているのか、ハンディカメラを持つ腕を器用に動かして自分と海夢のベロチュー姿をカメラへと収めていく。


「ちゅぅるぅ♡ んっ、ちゅぅぅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぱぁ……れろぉぉぉっ♡ ちゅるぅ、ちゅぷぅ♡ ふふ、どうしたの~? なんでいきなりキスしたくなったのかな、キモオくん♡」


 海夢との濃厚なベロチューも終わり、海夢が特徴的な愛らしい笑みを浮かべながらあなたへと至近距離で語りかける。なにかからかわれているかのような、逆になだめられているような、海夢独特の喋り方であった。

 あなたはギャル好きである、特に優しいギャルが好きだ。スクールカースト上位の人物に相応しい余裕を持った、排他的ではないギャルが好きだ。そのため、海夢や和泉愛依(アイドルマスターシャイニーカラーズ)のようなキャラクターは大の好みなのだ。


「え? わたしがごじょーくんの話したから嫌になっちゃったの? えー、なに、なにそれっ♡ 嫉妬しちゃったの♡ めっちゃうれしー♡ しゅきぴに男友達と話しただけで嫉妬されちゃうとかサイコーのシチュなんですけど♡」


 あなたは素直に自分の気持ちを口にする。五条新菜(その着せ替え人形は恋をする)との活動が嫌だと伝えると、海夢は一瞬だけキョトンとした表情を作るものの、すぐに顔を紅潮して嬉しそうに頬を抑えながらくねくねと身体を動かし始めた。


「うーん、しゅきぴからの嫉妬は嬉しいけど本気で怒らせてフラれるのだけは勘弁だからなー……どうしたら許してくれるのかな、キモオくん♡」


 海夢が真っ赤な顔で問いかけてきたため、あなたは邪悪に顔を歪めながら口を開いた。


「……わかった♡ もうごじょーくんとお話しないね♡ あっ、でもコスの衣装とかどうしようか……え? 知り合いを紹介してくれるの? ありがとー、キモオくんー♡」


 五条新菜との関係を断つこと。その言葉に、海夢はやはりいつもの笑みを浮かべながらスマホを操作していった。


「じゃあ~……はいっ♡ ごじょーくんのアドレスをアドレス帳から消したし、アカウントもブロックしたよ~♡ 学校で話しかけられてもガン無視するし、これでごじょーくんとわたしは完全に他人になっちゃった♡」


 そして、簡単に友人でありかつては好意を抱いていた男の子を切り捨てる。本来の喜多川海夢という少女ならば、絶対に行わない行為である。もちろん、あなたに言われなければこのようなことは絶対に行わない。ただ、あなたが関わったからこそこのようなあなたにだけは最高の女である、最低の女になってしまうのだ。


「ねっ、ねっ♡ 『そんなこと』よりはやくセックスしよ~♡ ベロチューだけでめっちゃ濡れちゃったし、もうすぐにセックスできちゃうからさ~♡ セックスしちゃおうよ~♡」


 五条新菜のことなど忘れてしまったかのように、彼のことを『そんなこと』と言い捨てて、その86センチの美乳をあなたの身体に押し付ける。しかも、自分自身でパンティーを脱ぎ始めているではないか。


「ほらっ♡ こんなにぐしょぐしょになっちゃってるんだよっ♡ キモオくんっていうしゅきぴと一日中ずぅっと同じ教室にいて、めっちゃかっこいい姿をずぅっと見てるんだからみんなこんなに濡れちゃうんだよ~♡」


 パンツであやとりをするかのように広げて見せる海夢。そのショーツは黒の布面積の小さなものであったが、クロッチ部分が湿りで明らかに色を変えてしまっている。さらに、そのあやとりショーツの奥には海夢の愛らしくも淫らな笑顔が広がっている。この島でもっとも性的な経験を持っていると言っても過言ではないあなたは、まるで童貞のように首を上下に激しく動かしていく。


「やった♡ っていうかキモオくんマジで必死じゃんっ♡ そんなにわたしとセックスしたかったの♡ わたしもだよ~♡ ほら、寝ちゃって寝ちゃって♡」


 海夢はあなたの肩を押してベッドに寝転がせる。そして、するすると自身の制服を脱ぎ捨てていく。


「えっ、エロい……? うわ、ちょ、ちょっとそれ卑怯だって♡ キモオくんにそんなこと言われたら、女の子は嬉しすぎて普通じゃいられなくなっちゃうって♡」


 そのほっそりとしつつも確かに女性らしい丸みを帯びている、男女ともに理想だと思うような見事な体型にあなたがポツリと言葉を漏らすと、海夢は真っ赤な顔をさらに赤くして照れ隠しのように笑う。

 しかし、その言葉で非常に気を良くしたようで、あなたのデカチンポを握りながらゆっくりと騎乗位の体位になる。


 ずぶずぶずぶぅぅぅぅぅ、じゅるっ、ずぶずぶぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡♡


「あぁぁぁんっ♡♡♡♡♡♡ おっ、きぃいぃぃぃっ♡♡♡♡♡」


 あなたの巨根が容易く海夢のオマンコに飲み込まれていく。海夢は心地よさそうに目を細めながら、あなたのオチンポで拡張されていくオマンコの感覚を味わっていった。


「わたしの処女を奪ってくれたオチンポ、最高すぎぃっ♡ キモオくんってチンポまでイケメンだよねっ♡ ふふ、腰振るからオタクギャルのキモオくん専用オマンコでた~っぷり気持ちよくなってね♡」


 じゅぶじゅぶっ、ずるぅぅぅぅぅ、ばしぃいぃんっ♡ ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ♡ ずぶちゅっ、ぱんっ♡


 海夢は騎乗位の体勢のまま腰を振っていく。その顔にはやはりいつもの嗜虐的にも見える魅力的な笑みが浮かんでおり、その瞳にはあなたへの愛情に満ちている。

 海夢の処女を奪ったのはあなただ。海夢はキスも処女も全てあなたに捧げている、あなた以外の男というものを知らないのだ。だが、海夢の腰はまるで熟練の娼婦のように動いていく。


「あんっ♡ あんっ♡ はぁ、ふぅぅっ♡ あっ、しゅきっ♡ キモオくん、しゅきっ♡ もうっ♡ 気持ちよさそうにしてる顔もかっこよすぎっ♡ かわいいのにかっこいいって卑怯すぎっ♡ ほ~ら♡ ギャルオマンコっ♡ レイヤーオマンコっ♡ キモオくんだけのもんだよ~♡ レイヤーギャルのコス姿が他の男に見られてキモオくんが嫌な気持ちになるなら、コスイベにも参加しないよっ♡ 他の男は視聴禁止の、喜多川海夢のコス姿はキモオくんだけのものだよ~♡」


 腰を振りながら海夢はあなたに媚びるように言葉を連ねる。あなただけの女であることを必死にアピールする。海夢はあなたのお気に入りマンコのためにハーレムクラスでもさらに上位のオマンコだが、それでも捨てられてしまったらという恐怖があるのだ。それを拭うために、あなたに媚びてくるのである。

 そして、あなたはその媚びをさらに求めた。


「んっ、きゅぅぅっ♡ えっ、あっ、うんっ♡ わかったっ♡ わかったってばっ♡ 『まりん』のコス姿は、みんなに見せるよっ♡ 露出度のエグいちょ~セクシーなコスもっ♡ きっちりした可愛い系のコスもっ♡ 全部みんなに見せちゃうっ♡ でもっ♡ でもっ♡ セックスはキモオくんだけっ♡ もちろんキスもね♡ 写真はOKだけどお触りはNGで~す♡ 当たり前かっ♡ キモオくんは例外だけどね♡」


 ぱんっ、ぱんっ♡ ずぶぅぅぅぅぅ……ぱんっ♡ じゅぶ、じゅぶっ、ぱんっ♡


 海夢のお尻があなたの股間に打ち付けられる音を聞きながら、あなたは快感に身を任せる。きもちよさそうに目を細めているあなたを見て、海夢はさらに嬉しそうに言葉を続けていく。


「ごじょーくん、見てる~♡ いきなりブロックしてごめんねっ♡ でもねっ、これからはごじょーくんと一緒にコス活できないんだっ♡ ごじょーくんとはめっちゃ仲良かったから、逆にキモオくんが嫌がっちゃったんだ♡ これからは廊下であっても挨拶しなくていいよ♡ わたしとごじょーくんはもう他人なんだし♡ クラスメイトですらないもんね♡ ごじょーくんさ、わたしのおっぱいとお尻とか、おへそとかガン見してたけど……やっぱりエッチしたかった♡ ごめんね~♡ わたしの身体はもう全部キモオくんのものだから、それ駄目なの♡ 男の子だからエロい目向けてくるのは許してあげるけど、間違ってもわたしと関わってこないでね♡ あっ、おシコり応援なら嬉しいかもっ♡ いっぱい右手でシコってね~♡ ごじょーくんの大好きなお人形さんに勝てるぐらいの、め~っちゃえっちな姿をいっぱい撮っちゃうからね♡」


 その媚びの矛先は友人であり、片思いの相手であった五条新菜へと向かった。相変わらずの笑顔で、今まで絶対に口にすることのなかった言葉が飛び出していく。傍から見ているあなたとしてはたまらなくエロいが、これを向けられる方となってはたまらないだろう。恐らく、性癖が捻り曲がってしまうはずだ。

 自分以外のリア充のような輝く青春を送っていたであろう男子を踏みつけにする快感は、射精欲求へとすぐに結びついた。あなたのデカチンポがビクビクと海夢のギャルマンコの中で蠢いてしまう。


「あっ♡ びくってした♡ 出したいの♡ いいよ、いいよ~♡ びゅ~っていっぱい出しちゃって♡ わたしはキモオくんの『性処理人形(オナホ・ドール)』なんだから、いつでも好きなときに射精、をぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅるるるるぅぅぅぅぅぅぅ!!! びゅぅぅぅぅう! びゅっ! びゅっ! びゅううう、びゅるるるるるるぅ!!!


 それがあまりにもあなた好みのエロさであったために、あなたは簡単に射精をしてしまった。

 海夢は不意打ち射精に思わず深いアクメをキメてしまい、その真っ白な喉をあなたに見せつけるように天を仰ぎながら嬌声を発していく。


「おぅ、おぉぉぉっ♡ おほぉぉぉっ♡ や、やばあぁっ♡ キモオくん、射精もすごすぎっ♡ なんでザーメンをビュッびゅってするだけで女の子をイカせられるの♡ 強すぎなんだけどっ♡ んっ♡ ちゅっ♡ もっと、もっとキスしよぅ♡ まだまだ射精したいと思うけど、まずはキスしちゃおっ♡」


 海夢は騎乗位の体勢のままゆっくりとあなたの胸へと倒れ込んでくる。そのまま唇をあなたと重ね合わせながら、一度、海夢のギャルマンコからあなたのデカチンポを抜いていく。


 ずぷずぷずぷぅぅぅ、すぅぅ、じゅぽっ♡ ぼろ~んっ……♡


「ふふ、い~っぱい汚れちゃったね~♡ でもまだまだおっきい♡ 本当キモオくんすごすぎ♡」


 一度射精をしたというのにまだまだ固く反り立っている巨根を見て、海夢はニカリと笑う。


「それじゃジュジュ様っ♡ 心寿ちゃんっ♡ キモオくんのお掃除フェラ、よろしくね~♡ んっ、ちゅぅぅ♡」


 海夢はカメラの方向へと視線を向け、今回、特別にスタッフとして体験活動をしていた二人の美少女へと声をかける。


「わ、わかってるわ……♡ せっかく他校交流活動で来てるんだし、たっぷり、体験するわよ……♡」

「そ、それじゃ、失礼します……♡」


 海夢が『ちゅっ♡ ちゅっ♡』とあなたの唇にバードキスを繰り返していると、近隣の女子校から交流活動で訪れていて、カメラマンなどのスタッフ役を体験していた乾紗寿叶(その着せ替え人形は恋をする)と乾心寿(その着せ替え人形は恋をする)の凸凹姉妹がお掃除フェラチオを行っていく。

 三人のそれぞれタイプの異なる美少女から奉仕を受けながら、あなたはデュフデュフと不快な笑みを漏らしてこの都合のいい世界を満喫していた。


 これがあなたのハーレムクラスでの一日である。

 この一日は永遠に続いていく。

 あなたのために、あなただけのために、何の伸展性もなく続いていくのだ。

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